(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-07
(45)【発行日】2025-01-16
(54)【発明の名称】スクープ型猫トイレ
(51)【国際特許分類】
A01K 1/01 20060101AFI20250108BHJP
【FI】
A01K1/01 801F
(21)【出願番号】P 2022567169
(86)(22)【出願日】2022-06-28
(86)【国際出願番号】 KR2022009176
(87)【国際公開番号】W WO2023224164
(87)【国際公開日】2023-11-23
【審査請求日】2022-11-01
(31)【優先権主張番号】10-2022-0060041
(32)【優先日】2022-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522429022
【氏名又は名称】ヴァリアントクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、テヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ペク、トゥサン
(72)【発明者】
【氏名】パク、スサン
【審査官】伊藤 裕美
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06205954(US,B1)
【文献】米国特許第05671697(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0155071(US,A1)
【文献】米国特許第05226388(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 1/01-1/015
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部空間を形成しペットが出入りできる少なくとも1つの開口が形成されたハウジング、
前記内部空間の下部に備えられて排便砂が積載される排便箱
、
前記ハウジングの向かい合う
第1側面と第2側面の
内面に
それぞれ形成された
第1レールと第2レール、
前記
第1レールに沿って移動する
第1ギア部と、
前記第2レールに沿って移動する第2ギア部と、前記第1ギア部と前記第2ギア部に連結されて前記排便箱の排便砂に混ざっている排泄物をスク―ピングして移送させる
スクープ形態のレーキを形成したレーキ部を含むスクーパを含む収去部、および
前記収去部によって移送された排泄物を収容する収去箱を含み、
前記第1レールと前記第2レールは、
それぞれ前記内部空間の
前記開口が形成された側である前方から
前記収去箱側である後方に長さを形成する第1直線部、前記第1直線部から延長
にあり、前記内部空間
において、前記第1側面と前記第2側面の内面に沿って第1曲率を形成
して上方に向かうように構成される第1曲率部、前記第1曲率部から延長形成される第2直線部、前記第2直線部から延長
にあり、前記内部空間
において、前記第1側面と前記第2側面の内面に沿って第2曲率を形成
して前記後方に向かうように構成される第2曲率部で形成され
、
前記ハウジングおよび前記排便箱は、スライディング拡張可能な多段構造の拡張部をさらに含み、
前記ハウジングおよび前記排便箱のスライディング拡張時に、前記ハウジングの前記第1側面と前記第2側面の拡張部内面にそれぞれ結合され、前記第1レールと前記第2レールがそれぞれ延長されるように前記第1レールと一端が嵌合される第1追加レールと、前記第2レールと一端が嵌合される第2追加レールをさらに含む、
スクープ型猫トイレ。
【請求項2】
前記第1曲率は、
前記第2曲率よりも
大きく形成される請求項1に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項3】
前記
第1レールと前記第2レールは、
それぞれ長さ方向に沿って第1レーンと第2レーンに区分された上段およびラックギアで形成された下段を含む、請求項1に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項4】
前記第1ギア部と前記第2ギア部は、
それぞれ前記
第1レールと前記第2レールの長さ方向に互いに離隔配置され、前記第1レーンに沿って移動する第1ローラおよび前記第2レーンに沿って移動する第2ローラ、
前記ラックギアに噛み合うピニオンギア、および
前記第1ローラ、第2ローラ、ピニオンギアのそれぞれに対してベアリング結合されるギアボックスを含む、
請求項
3に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項5】
内部空間を形成しペットが出入りできる少なくとも1つの開口が形成されたハウジング、
前記内部空間の下部に備えられて排便砂が積載される排便箱、
前記ハウジングの向かい合う第1側面と第2側面の内面にそれぞれ形成された第1レールと第2レール、
前記第1レールに沿って移動する第1ギア部と、前記第2レールに沿って移動する第2ギア部と、前記第1ギア部と前記第2ギア部に連結されて前記排便箱の排便砂に混ざっている排泄物をスク―ピングして移送させるスクープ形態のレーキを形成したレーキ部を含むスクーパを含む収去部、および
前記収去部によって移送された排泄物を収容する収去箱を含み、
前記第1レールと前記第2レールは、それぞれ前記内部空間の前記開口が形成された側である前方から前記収去箱側である後方に長さを形成する第1直線部、前記第1直線部から延長にあり、前記内部空間において、前記第1側面と前記第2側面の内面に沿って第1曲率を形成して上方に向かうように構成される第1曲率部、前記第1曲率部から延長形成される第2直線部、前記第2直線部から延長にあり、前記内部空間において、前記第1側面と前記第2側面の内面に沿って第2曲率を形成して前記後方に向かうように構成される第2曲率部で形成され、
前記第1レールと前記第2レールは、
それぞれ長さ方向に沿って第1レーンと第2レーンに区分された上段およびラックギアで形成された下段を含み、
前記第1ギア部と前記第2ギア部は、
それぞれ前記第1レールと前記第2レールの長さ方向に互いに離隔配置され、前記第1レーンに沿って移動する第1ローラおよび前記第2レーンに沿って移動する第2ローラ、
前記ラックギアに噛み合うピニオンギア、および
前記第1ローラ、第2ローラ、ピニオンギアのそれぞれに対してベアリング結合されるギアボックスを含み、
前記第1レールと前記第2レールは、
それぞれ内部に固定子コイルを含む延長レーンをさらに含み、
前記ギアボックスは、前記延長レーンが離隔挿入される陥没部が形成され、
前記固定子コイルと対面する陥没部の上部および下部に磁石をさらに含み、
前記ピニオンギアは、
それぞれ磁気誘導方式で
前記第1レールと前記第2レールに沿って移動する
、
スクープ型猫トイレ。
【請求項6】
内部空間を形成しペットが出入りできる少なくとも1つの開口が形成されたハウジング、
前記内部空間の下部に備えられて排便砂が積載される排便箱、
前記ハウジングの向かい合う第1側面と第2側面の内面にそれぞれ形成された第1レールと第2レール、
前記第1レールに沿って移動する第1ギア部と、前記第2レールに沿って移動する第2ギア部と、前記第1ギア部と前記第2ギア部に連結されて前記排便箱の排便砂に混ざっている排泄物をスク―ピングして移送させるスクープ形態のレーキを形成したレーキ部を含むスクーパを含む収去部、および
前記収去部によって移送された排泄物を収容する収去箱を含み、
前記第1レールと前記第2レールは、それぞれ前記内部空間の前記開口が形成された側である前方から前記収去箱側である後方に長さを形成する第1直線部、前記第1直線部から延長にあり、前記内部空間において、前記第1側面と前記第2側面の内面に沿って第1曲率を形成して上方に向かうように構成される第1曲率部、前記第1曲率部から延長形成される第2直線部、前記第2直線部から延長にあり、前記内部空間において、前記第1側面と前記第2側面の内面に沿って第2曲率を形成して前記後方に向かうように構成される第2曲率部で形成され、
前記第1レールと前記第2レールは、
それぞれ長さ方向に沿って第1レーンと第2レーンに区分された上段およびラックギアで形成された下段を含み、
前記第1ギア部と前記第2ギア部は、
それぞれ前記第1レールと前記第2レールの長さ方向に互いに離隔配置され、前記第1レーンに沿って移動する第1ローラおよび前記第2レーンに沿って移動する第2ローラ、
前記ラックギアに噛み合うピニオンギア、および
前記第1ローラ、第2ローラ、ピニオンギアのそれぞれに対してベアリング結合されるギアボックスを含み、
前記第1レールと前記第2レールは、
それぞれ前記第1レーンの第1曲率部に形成された第1曲面陥没部および前記第2レーンの第1曲率部に形成された第2曲面陥没部をさらに含み、
前記第1曲面陥没部および第2曲面陥没部は、前記第1曲率部で前記ラックギアの内側曲率に応じた第1曲率円に沿って
第1ローラおよび第2ローラが移動するようにガイドし、前記第1曲率円の互いに異なる位置に形成され、
前記第1ローラおよび第2ローラは、
それぞれ同時点に対応する
第1曲面陥没部および第2曲面陥没部を移動する
、
スクープ型猫トイレ。
【請求項7】
前記第1ローラと第2ローラの中心間の距離は、前記第1曲率円の直径よりも小さく、前記第1ローラの中心と前記第1曲率円の中心間の距離は、前記第2ローラの中心と前記第1曲率円の中心間の距離と同一である、請求項
6に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項8】
前記ラックギアの内部曲率に応じた第1曲率円、ラックギアの外部曲率に応じた第2曲率円およびスクーパに備えられた
前記レーキ部の移動経路に対応する曲率に応じた第3曲率円の中心が1つの同一の中心点を基準にして形成されるとき、前記排便箱の内部曲率は、前記第3曲率円の内部曲率よりも既定の値の大きい値で形成される、請求項
6に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項9】
第1曲率部を経由するピニオンギアは、前記第1ローラと第2ローラ対比駆動速度が加速される請求項
6に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項10】
前記ピニオンギアは、前記ギアボックスにベアリング結合され、
前記第1ギア部と前記第2ギア部は、
それぞれ前記ギアボックスからベアリングを弾性支持するスプリングダンパーをさらに含む、請求項
4に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項11】
前記スクーパは、
前記ハウジングの
前記第1側面から
前記第2側面方向に長さを形成して両端が両側の
前記第1ギア部と前記第2ギア部と結合された本体、
前記本体から下方
に形成した
前記レーキ部、および
前記レーキ部の上部両端から前記ハウジングの後方に一定の長さを形成した
第1蓋オープンバーと第2蓋オープンバーを含む、請求項1に記載のスクープ型猫トイレ。
【請求項12】
前記収去箱は、
前記内部空間の後方に設けられ、前記ハウジングの
前記第1側面と前記第2側面に固定結合される上段部および上段部の下部に設けられて着脱可能な収去筒を含み、
前記上段部および収去筒は排泄物を収容する閉鎖空間を形成し、前記上段部にはヒンジ結合される蓋が備えられ、
前記蓋は、
前記第1ギア部と前記第2ギア部の移動に伴って移動する
前記第1蓋オープンバーと前記第2蓋オープンバーによって前記収去箱を開放または閉鎖させる、請求項
11に記載のスクープ型猫トイレ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクープ(scoop)型猫トイレに関する。より詳細には、猫が排便できる内部空間を設け、排泄物の発生時にスクーパがレールに沿って移動し、排泄物をスクーピングして収去箱に排出させることができるスクープ型猫トイレに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、猫は砂を掘って大小便をし、砂を再び被せる習性を持つ。これによって、家庭で猫を飼っている人々は、ほとんどが上面が開放された容器に砂を積載した形態のいわゆる猫トイレを設けてやることになる。
【0003】
このような猫トイレに溜まっていく猫の排泄物は、ほとんどの使用者がシャベルなどの道具を用いて排泄物と砂を共に掬い取って別体からなる網体で篩って取り除くか、砂が抜け落ちる網体が一体に設けられたシャベルを用いて排泄物と共に砂を掬い取って残された排泄物を取り除いている実情である。
【0004】
このような過程は、使用者が排泄物をいちいち探さなければならない煩わしい不便さと作業時間が多くかかる問題点を持っている。また、猫の排泄物は時間が経つと臭いがひどくなって、使用者が直接シャベルで取り除くとき、非常に不快感を感じることになる。
【0005】
また、排泄物を探す過程で、使用者の手が排泄物に汚染された砂と接触し得、砂とほこりが空中に飛ばされて呼吸器を介して細菌が浸透し得るなどの様々な衛生上の問題点が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】韓国特許出願公開第10-2021-0142426号(2021.11.25.公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前述した技術的問題に対応するために案出されたものであって、本発明の目的は、猫が排便できる内部空間を設け、排泄物の発生時にスクーパがレールに沿って移動し、排泄物をスクーピングして収去箱に排出させることができるスクープ型猫トイレに関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述の課題を解決するために、本発明の一実施形態によるアセンブリモジュールは、相互結合時にオープン前述したような課題を解決するために、本発明の一実施形態によるスクープ型猫トイレは、内部空間を形成しペットが出入りできる少なくとも1つの開口が形成されたハウジング、前記内部空間の下部に備えられて排便砂が積載される排便箱、前記ハウジングの向かい合う両側面の内側面に形成されたレール、前記レールに沿って移動するギア部と、前記ギア部に連結されて前記排便箱の排便砂に混ざっている排泄物をスクーピングして移送させるスクーパを含む収去部および前記収去部によって移送された排泄物を収容する収去箱を含むことができる。
【0009】
このとき、前記レールは、前記内部空間の前方から後方に長さを形成する第1直線部、前記第1直線部から延長形成されて前記内部空間の上方に第1曲率を形成する第1曲率部、前記第1曲率部から延長形成される第2直線部、前記第2直線部から延長形成されて前記内部空間の後方に第2曲率を形成する第2曲率部で形成されることができる。
【0010】
また、前記第1曲率は、第2曲率よりも小さく形成されることができる。
【0011】
また、前記ハウジングおよび排便箱は、スライディング拡張可能な多段構造の拡張部をさらに含むことができる。また、前記猫トイレは、前記ハウジングおよび排便箱のスライディング拡張時に、前記ハウジングの両側面の拡張部内側面に結合され、対応するレールに延長されるように前記対応するレールと一端が嵌合される追加レールをさらに含むことができる。
【0012】
また、前記レールは、長さ方向に沿って第1レーンと第2レーンに区分された上段およびラックギアで形成された下段を含むことができる。
【0013】
また、前記ギア部は、互いに離隔配置され、前記第1レーンに沿って移動する第1ローラおよび前記第2レーンに沿って移動する第2ローラ、前記ラックギアに噛み合うピニオンギアおよび前記第1ローラ、第2ローラ、ピニオンギアのそれぞれに対してベアリング結合されるギアボックスを含むことができる。
【0014】
また、前記レールは、内部に固定子コイルを含む延長レーンをさらに含み、
前記ギアボックスは、前記延長レーンが離隔挿入される陥没部が形成され、前記固定子コイルと対面する陥没部の上部および下部に磁石をさらに含むことができる。
【0015】
このとき、前記ピニオンギアは、磁気誘導方式で前記レールに沿って移動することができる。
【0016】
また、前記レールは、前記第1レーンの第1曲率部に形成された第1曲面陥没部および前記第2レーンの第1曲率部に形成された第2曲面陥没部をさらに含み、前記第1曲面陥没部および第2曲面陥没部は、前記第1曲率部で前記ラックギアの内側曲率に応じた第1曲率円に沿って該当ローラが移動するようにガイドし、前記第1曲率円の互いに異なる位置に形成されることができる。
【0017】
このとき、第1ローラおよび第2ローラは、同時点に該当曲面陥没部を移動することができる。
【0018】
また、前記第1ローラと第2ローラの中心間の距離は、前記第1曲率円の直径よりも小さく、前記第1ローラの中心と前記第1曲率円の中心間の距離は、前記第2ローラの中心と前記第1曲率円の中心間の距離と同一であり得る。
【0019】
また、前記ラックギアの内部曲率に応じた第1曲率円、ラックギアの外部曲率に応じた第2曲率円およびスクーパに備えられたレーキ部の移動経路に対応する曲率に応じた第3曲率円の中心が1つの同一の中心点を基準にして形成されるとき、前記排便箱の内部曲率は、前記第3曲率円の内部曲率または前記第3曲率円の内部曲率よりも既定の値の大きい値で形成されることができる。
【0020】
また、第1曲率部を経由するピニオンギアは、前記第1ローラと第2ローラ対比駆動速度が加速されることができる。
【0021】
前記ピニオンギアは、前記ギアボックスにベアリング結合され、前記ギア部は、前記ギアボックスからベアリングを弾性支持するスプリングダンパーをさらに含むことができる。
【0022】
また、前記スクーパは、前記ハウジングの第1側面から第2側面方向に長さを形成して両端が両側のギア部と結合された本体、前記本体から下方にスクープ形態のレーキを形成したレーキ部および前記レーキ部の上部両端から前記ハウジングの後方に一定の長さを形成した蓋オープンバーを含むことができる。
【0023】
また、前記収去箱は、前記内部空間の後方に設けられ、前記ハウジングの両側面に固定結合される上段部および上段部の下部に設けられて着脱可能な収去筒を含み、前記上段部および収去筒は排泄物を収容する閉鎖空間を形成し、前記上段部にはヒンジ結合される蓋が備えられ、前記蓋は、前記ギア部の移動に伴って移動する蓋オープンバーによって前記収去箱を開放または閉鎖させることができる。
【0024】
他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0025】
したがって、本発明によれば、スクープ型猫トイレは、猫が排便できる内部空間を設け、排泄物の発生時にスクーパがレールに沿って移動して排泄物をスクーピングして収去箱に排出させることができる。これによって、使用者が直接排泄物処理過程を経ずに、収去箱に収去された排泄物のみを取り除けばよいので、使用が容易で衛生上清潔を維持することができる。
【0026】
また、スクーピング構造によって、排泄物と砂を分離させた後、内部空間と区分された収去箱に排泄物のみを排出させることができ、分離された収去箱に排泄物収去の動作時にのみオープンされる蓋を備えるため、排泄物による臭いを防止することができる。
【0027】
また、排便箱および収去筒は、着脱可能に設えられて排便箱の砂交換および収去筒の排泄物処理を容易にすることができ、収去筒には袋を挿入および交換して用いることができるため、排泄物処理がさらに容易である。
【0028】
本発明による効果は、以上で例示した内容によって限定されず、さらに様々な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の実施形態に係る猫トイレを示す斜視図である。
【
図2】
図1の猫トイレのスライディング拡張構造を説明するための図である。
【
図3】
図1の排便箱および収去筒の着脱を説明するための図である。
【
図4】
図1のレール構造を説明するための図である。
【
図6】
図4のレールに形成された第1曲面陥没部および第2曲面陥没部を説明するための図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係るレールの第1曲率部および排便箱の曲率を説明するための図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係るギアボックスのスプリングダンパーを説明するための図である。
【
図9】
図1の猫トイレの排便収去動作を説明するための動作図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の内容は、単に発明の原理を例示する。よって、当業者であれば、たとえ本明細書で明確に説明または図示されていなくても、発明の原理を具現し、発明の概念と範囲に含まれた様々な装置を発明することができる。また、本明細書に列挙された全ての条件付き用語および実施形態は、原則的に、発明の概念が理解されるようにするための目的でのみ明確に意図され、このように特別に列挙された実施形態および状態によって制限的ではないものと理解されるべきである。
【0031】
また、以下の説明において、第1、第2などのような序数式表現は、互いに同等で独立した客体を説明するためのものであり、その順序に主(main)/副(sub)または主(master)/従(slave)の意味はないものと理解されるべきである。
【0032】
上述した目的、特徴及び長所は、添付の図面と関連した下記の詳細な説明によってより明らかになり、それによって、発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が発明の技術的思想を容易に実施することができる。
【0033】
本発明の様々な実施形態のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、当業者が十分に理解できるように技術的に様々な連動および駆動が可能であり、各実施形態が互いに対して独立的にも実施可能であり得、関連関係で共にも実施可能であり得る。
【0034】
本発明は、排泄物をスクーピングして収去できるスクープ型猫トイレに関するものであって、
図1~
図9を参照して構造および動作を説明することができる。
【0035】
図1は、本発明の実施形態に係る猫トイレを示す斜視図である。
図2は、
図1の猫トイレのスライディング拡張構造を説明するための図である。
図3は、
図1の排便箱および収去筒の着脱を説明するための図である。
【0036】
図1~
図3を参照すると、本発明の一実施形態に係る猫トイレ100は、ハウジング110、排便箱120、レール130、ギア部145とスクーパ146を含む収去部140および収去箱150を含むことができる。
【0037】
ハウジング110は、第1側面111a、第2側面111b、前面112、上面113を含むことができ、猫が入ることができる内部空間を形成することができる。このとき、下面(図示せず)をさらに含むこともでき、下面なしでハウジング110の下部空間に排便箱120を配置することもできる。
【0038】
すなわち、
図1の実施形態で内部空間は、ハウジング110、ハウジング110の下部空間に配置される排便箱120およびハウジング110の後方空間に配置される収去箱150によって形成されることができる。このとき、ハウジング110は、内部が見える透明プラスチックなどで備えることができ、猫の出入りのための少なくとも1つの開口部110hを備えることができる。
【0039】
排便箱120は、内部空間の下部に備えられ、排便砂(
図9の11)が積載されることができる。開口部110hを介して内部空間に入った猫は、排便箱120で排便をすることができる。
【0040】
ハウジング110と排便箱120は、ハウジング拡張部111a’、111b’、113’および排便箱拡張部120’をスライディング多段構造としてさらに備えることができ、猫が成長して体が大きくなった場合、ハウジング110と排便箱120の拡張部をスライディング拡張させて内部空間を広げることができる。
【0041】
ハウジング拡張部は、第1側面拡張部111a’、第2側面拡張部111b’、上面拡張部113’で備えられることができ、ハウジング110の内側または外側に追加で備えられ、スライディングによって拡張または縮小される構造とすることができ、拡張または縮小するときハウジング110と拡張部は、スライディング構造を固定させることができなければならない。
【0042】
また、排便箱120も排便箱拡張部120’が重畳して、スライディング構造で拡張または縮小されるように形成されることができる。
【0043】
このとき、ハウジング110と排便箱120の拡張時に、レール130の拡張も必要である。本発明においては、拡張した空間に追加レール130’を挿入してレール130を拡張させることができる。このとき、挿入される追加レール130’は、ハウジング110の側面111a、111bに設置されたレール130と相互嵌合などによって結合されることができる。
【0044】
または、スライド拡張型の代わりに、ハウジングおよび排便箱の拡張部を嵌合、ねじ結合などによって追加的に結合させて拡張構造を形成することもできる。
【0045】
レール130は、ハウジング110の向かい合う両側面111a、111bの内側面にそれぞれ形成されることができ、排便箱120に積載された猫の排泄物をスクーパ146がスクーピングして移動するように移動経路をガイドすることができる。本発明の猫トイレは、スクーピング移動経路をガイドするために、
図4のようなレール130構造を含むことができ、具体的な構造は、
図4に対する説明で説明することにする。
【0046】
収去部140は、第1側面111a、第2側面111bにそれぞれ形成されたレール130に沿って移動するギア部145と、ギア部145に連結されて排便箱12の排便砂に混ざっている排泄物をスクーピングして移送するためのスクーパ146を含むことができる。
【0047】
ギア部145は、第1側面111aのレール130と結合される第1ギア部と、第1側面111aのレール130と結合される第2ギア部を含むことができ、2つのギア部145のギアボックス143は、スクーパ146の本体1461の両端にそれぞれ結合されることができる。
【0048】
また、猫が内部空間でレール130およびギア部145に接近できないように、すなわちレール130とギア部145を保護するために、ハウジング110はギアボックス143とスクーパ146の本体1461との間にスクーパ146の移動を邪魔しない空間内にフレーム115をさらに追加で備えることができ、フレーム115もスライディング拡張時に拡張する構造で備えられることができる。
【0049】
スクーパ146は、
図1、
図3および
図9を参照すると、第1側面111aから第2側面111b方向に長さを形成し、両端が両側のギアボックス143とねじ結合(
図5、1461a)などによって結合された本体1461、本体1461から下方にスクープ形態のレーキを形成したレーキ部1462、レーキ部1462上部の両端でハウジング110の後方に一定の長さを形成した蓋オープンバー1463を含むことができる。
【0050】
収去箱150は、第1側面111aおよび第2側面111bに固定結合される上段部151と上段部151の下段に設けられて着脱可能な収去筒152を含むことができる。
【0051】
上段部151と収去筒152は、排泄物を収容する閉鎖空間を形成することができる。このとき、上段部151には蓋151aがヒンジ結合されて、排泄物収去未動作時には蓋151aが収去箱150を閉鎖させ、排泄物収去動作時にはスクーパ146の蓋オープンバー1463が蓋151aをオープンさせる構造で形成されることができる。また、収去筒152には内部に収去袋を入れて固定させることができるクリップ、係止顎などの袋固定部(図示せず)を備え、収去袋に排泄物が収去されたら収去袋のみを交換して排泄物を処理することもできる。
【0052】
また、本発明のスクープ型猫トイレ100は、排便砂の交換および排泄物の排出処理のために排便箱120および収去筒152を着脱可能な形態で備えることができ、装着時に支持固定されるようにハウジング110の下部に支持固定部116a、116b、116cを備えることができる。
【0053】
また、収去箱150の上部に空間114を備えて、電源部(図示せず)を備えることもでき、電源部は交換可能なバッテリーまたは充放電可能なバッテリーなどで備えることもできる。
【0054】
本発明のスクープ型猫トイレ100は、レール130とギア142のラックピニオン構造によってスクーパの移動をガイドすることができ、本発明では
図4のようなレール構造を形成することによって、スクーピング動作を誘導することができる。
【0055】
図4は、
図1のレール構造を説明するための図である。
図5は、
図4のA-A’断面を示す断面図である。
【0056】
図4および
図5を参照すると、本発明の一実施形態に係るレール130は、ハウジング110の内部空間の前方から後方に長さを形成する第1直線部L1、第1直線部L1から延長形成され、内部空間の上方に第1曲率を形成する第1曲率部C1、第1曲率部C1から延長形成される第2直線部L2、第2直線部L2から延長形成され、内部空間の後方に第2曲率を形成する第2曲率部C2で形成されることができる。このとき、第2曲率部C2は、蓋151aの上段の高さに対応する側面111a、111bまで延長されることができる。
【0057】
また、第1曲率部C1の第1曲率は、第2曲率部C2の曲率よりも小さく形成されることができる。また、レール130は、
図4のa部分の拡大図でみると、上段は第1レーン131および第2レーン132に区分され、レール130の下段は鋸歯を備えるラックギア(
図7で133)で形成されることができる。
【0058】
レール130に結合されるギア部145は、第1ローラ141a、第2ローラ141b、ギア142およびギアボックス143を含み、第1ローラ141aは、第1レーン131を経由して移動し、第2ローラ141bは、第2レーン132を経由して移動することができる。すなわち、第1ローラ141aと第2ローラ141bは、段差を形成する互いに異なる長さでギアボックス143にベアリング連結されることができる。このとき、第1ローラ141aと第2ローラ141bは、同一の直径を形成し、重力によってレール130に引っ掛かる状態となることができる。
【0059】
ギア142は、ピニオンギアで形成され、レール130下段のラックギア133と噛み合って回転移動されるようにギアボックス143にベアリング連結されることができ、
図5を参照すると、ギア142は第2レーン132に対応するレール130の下段を経由して移動することができる。
【0060】
このとき、レール130とギア部145は、線形モータを構成して磁気誘導方式で駆動されることができる。
図5を参照すると、レール130は内部に固定子コイル134’を含む延長レーン134をさらに含むことができる。ギアボックス143には、延長レーン134が離隔挿入される陥没部143'が形成され、レール130の固定子コイル134’に対応する位置に磁石部144a、144bを備えることができ、互いに異なる極の磁石を配置することができる。一例として、第1磁石部144aはS極、第2磁石部144bはN極で構成することができる。
【0061】
固定子コイル134’に電流が流れると電磁石となり、この電磁石が磁石144a、144bと引力または斥力を受けてギア部145が電磁気力の方向に動くことができるようになる。したがって、固定子コイル134’に流れる電流の方向と強度を調節すると、力Fの強度(すなわち、ギア部145の移動速度)と方向(排泄物収去方向または元の位置の回帰方向)を調節することができる。
【0062】
電磁気力は、磁場の方向と電流の方向に垂直な方向に力を受ける。これによって、固定コイル134’に電源部(図示せず)から電流が印加されると、電流I、磁場Bおよび力Fの方向が決定され、ギア部145はレール130をつたって力Fの方向に移動することができる。
【0063】
または、レール延長部134の構成なしにスクーパ本体1461の内部に一般モータを備え、ピニオンギアを連結して駆動することもできる。
【0064】
また、本発明は、ギア部145がレール130に沿って一定速度で滑らかに移動できるように、ギア部145の運動方向が変更される第1曲率部C1に曲面陥没部131a、132aを形成することができる。
【0065】
すなわち、第1直線部L1、第2直線部L2および第2曲率部C2は、一定の厚さで形成され、第1曲率部C1は、曲面陥没部131a、132aを形成することができる。これによって、ギア部145は、第1直線部L1から直線運動で移動して第1曲率部C1を経由しながら垂直運動に方向が変更される経路に移動するとき、ギア部145が一定速度で安定的に移動できることになる。
【0066】
このとき、第1曲率部C1を経由する第1ローラ141aおよび第2ローラ141bは、同一速度で移動する反面、ギア142は、ラックギア133の外側曲率に沿って移動することによって駆動速度が上がることになる。これによって、ギア部145が安定的に移動することができる。
【0067】
本発明において、曲面陥没部131a、132aの位置および深さは、第1曲率に応じた曲率円に基づいて決定することができる。このとき、曲面陥没部131a、132aは、ラックギア133に影響を与えない深さで形成されなければならない。これについての説明は、
図6および
図7によって説明することができる。
【0068】
図6は、
図4のレールに形成された第1曲面陥没部および第2曲面陥没部を説明するための図である。
図7は、本発明の一実施形態に係るレールの第1曲率部および排便箱の曲率を説明するための図である。
【0069】
曲面陥没部131a、132aは、ラックギア133の鋸歯が維持される範囲内で形成されなければならない。これによって、ピニオンギア142と噛み合う鋸歯を基準として、ラックギア133の内側曲率に応じた第1曲率円Dに沿って第1ローラ141aおよび第2ローラ141bが移動するように曲面陥没部131a、132aを形成することができる。すなわち、第1ローラ141aが移動する経路の曲率に応じた曲率円、第2ローラ141bが移動する経路の曲率に応じた曲率円はすべて中心点oが同一の第1曲率円D上になければならない。
【0070】
また、第1ローラ141aと第2ローラ141bが第1曲率部C1に沿って移動するとき、直線運動から垂直運動に運動方向が急激に変更されるため、経路を離脱することなく安定した移動のために第1ローラ141aと第2ローラ141bは互いに隔離距離を維持しながら移動できる経路が確保されなければならない。このために、本発明においては、レール130を第1レーン131および第2レーン132に区分された二重レールを使用して第1ローラ141aおよび第2ローラ141bが互いに異なるレーン131、132をつたって移動する構造を有することができる。
【0071】
例えば、第1レーン131に沿って第1ローラ141aが移動し、第2レーン132に沿って第2ローラ141bが移動するように第1ローラ141aおよび第2ローラ141bは、ギアボックス143から突出する長さを異なるように適用することができる。
【0072】
図6aを参照すると、本発明のラックギア133の内側曲率に応じた第1曲率円Dに対応する移動経路に沿って第1ローラ141aおよび第2ローラ141bが移動するように、第1レーン131および第2レーン132にそれぞれ曲面陥没部を形成し、第1ローラ141aが第1レーン131の第1曲面陥没部131aに当接する時点に、第2ローラ141bも第2レーン132の第2曲面陥没部132aに当接して曲面陥没部131a、132aでローラ141a、141bが同時点に移動する経路が形成されるように、
図6bに示すように第1曲面陥没部131aおよび第2曲面陥没部132aの位置および深さを決定することができる。
【0073】
また、第1曲率円Dに対応する移動経路を形成するために、第1ローラ141aと第2ローラ141bとの中心間距離Aは、第1曲率円Dの直径Gよりも小さくなければならず、第1ローラ141aの中心と第1曲率円Dの中心o間の距離は、第2ローラ141bの中心と第1曲率円Dの中心o間の距離と同一に設定されることができる。
【0074】
また、
図7を参照すると、排便箱120の内部曲率は、スクーパ146のレーキ部1462の終端の移動経路によって決定されることができる。このとき、ラックギア133の内部曲率、ラックギア133の外部曲率および排便箱120の内部曲率によって形成される各曲率円が1つの同一の中心点oをなすとき、スクーパ146が排泄物をスクーピングして移送させることができる。
【0075】
すなわち、ラックギア133の内部曲率に応じた第1曲率円Dとラックギア133の外部曲率に応じた第2曲率円Eおよびスクーパ146のレーキ部1462の移動経路に対応する曲率に応じた第3曲率円Fの中心が1つの同一の中心点oを基準として形成されることができる。このとき、レーキ部1462が移動する排便箱120の内部曲率は、第3曲率円Fの内部曲率で形成することができる。または、第3曲率円Fの内部曲率よりも既定の値が大きい値に形成して、スクーパ146がギア部145によって移動するとき、排便箱120の摩擦に伴う妨害なしに移動するようにすることもできる。
【0076】
または、レール130の第1直線部L1、第1曲率部C1、第2直線部L2および第2曲率部C2を同一の一定厚さに形成しながら、ギア部145が第1曲率部C1で一定速度で安定的に移動させるための手段として、スプリングダンパー160を用いることができる。
【0077】
図8は、本発明の一実施形態に係るギアボックスのスプリングダンパーを説明するための図である。
図8を参照すると、ピニオンギア142は、ギアボックス143にベアリング142aで結合され、ギア部145は、ギアボックス143からベアリング142aを弾性支持するスプリングダンパー160をさらに含むことができる。
【0078】
これによって、第1曲率部C1を経由するとき、ピニオンギア142と第1ローラ141a、第2ローラ141bとの間の間隔が第1曲率に対応して弛緩することができる。よって、曲面陥没部を形成せずにギア部145を安定的に移動させることができる。
【0079】
このように、本発明のスクープ型猫トイレは、
図1~
図8の構造によって排便箱120の排泄物を収去筒152に移動させることができる。これによるスクープ動作は、
図9によって説明することができる。
【0080】
図9は、
図1の猫トイレの排泄物収去動作を説明するための動作図である。
【0081】
本発明の猫トイレ100は、排便箱120の下部に重さ測定のためのセンサーなどを備えることができ、排便箱120に砂11が積載されたときの重さを第1基準重さに設定し、猫の重さまたは既定の重さを第2基準重さに設定し、第1基準重さよりも大きく第2基準重さよりも小さい重さが感知されたときには、排泄物収去動作が動作するようにすることができる。また、第2基準重さが測定されるときには、猫が排便状態であると判断して電源を遮断することもできる。
【0082】
または、電源ボタンを備えて、特定の時点で使用者の動作制御に応じて排泄物収去動作を行うようにすることもできる。
【0083】
このとき、排泄物収去動作を完了した後、スクーパ146が元の位置に回帰するように回帰動作を行うことができる。
【0084】
具体的に排泄物収去動作をみると、電源部(図示せず)でレール130の固定子コイル134’に電流を印加すると、磁気誘導によってレール130に沿ってギア部145が内部空間の前方から後方に移動することができる。
【0085】
ギア142の移動によってギアボックス143に結合された本体1461が移動しながらレーキ部1462が砂11に混ざっている排泄物11をスクーピングして移動させ、レール130の終端で蓋オープンバー1463が蓋151aの上部を押して収去箱151をオープンさせながら、スクーピングされた排泄物11が収去筒152に落下することになる。
【0086】
また、回帰動作時に電流の方向が変更され、回帰方向に磁気誘導されて蓋オープンバー1463が蓋151aから離隔されることによって蓋151aが収去箱151を閉鎖させ、ギア部145は元の位置に移動することができる。よって、排泄物による臭いが外に漏れることを防止することができる。
【0087】
以上、添付の図面を参照して、本明細書の実施例をさらに詳しく説明したが、本明細書は必ずしもこのような実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想から逸脱しない範囲内で様々に修正実施されることができる。したがって、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。したがって、以上に記述した実施形態はあらゆる面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解されなければならない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって解釈されなければならず、それと均等の範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。