(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-07
(45)【発行日】2025-01-16
(54)【発明の名称】半導体装置及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
H10D 30/01 20250101AFI20250108BHJP
H10D 30/66 20250101ALI20250108BHJP
H10D 62/10 20250101ALI20250108BHJP
H10D 8/50 20250101ALI20250108BHJP
H10D 8/01 20250101ALI20250108BHJP
H01L 21/322 20060101ALI20250108BHJP
【FI】
H01L29/78 658H
H01L29/78 652K
H01L29/78 652P
H01L29/06 301F
H01L29/06 301V
H01L29/78 653C
H01L29/78 652M
H01L29/78 658F
H01L29/91 J
H01L29/91 L
H01L29/91 D
H01L29/91 B
H01L29/78 658A
H01L21/322 L
(21)【出願番号】P 2021045548
(22)【出願日】2021-03-19
【審査請求日】2023-02-02
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】317011920
【氏名又は名称】東芝デバイス&ストレージ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004026
【氏名又は名称】弁理士法人iX
(72)【発明者】
【氏名】大麻 浩平
【審査官】戸川 匠
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0203513(US,A1)
【文献】国際公開第2018/110703(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/036015(WO,A1)
【文献】特開2020-072137(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/336
H01L 29/78
H01L 29/06
H01L 29/861
H01L 21/329
H01L 21/322
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部電極と、
下部電極と、
前記上部電極と前記下部電極との間に位置するn型の基板と、
前記基板と前記上部電極との間に位置し、ゲート電極を有する埋め込み電極部と、
前記基板と前記上部電極との間に位置し、前記基板に接するn型のドリフト層を有するシリコン層であって、前記埋め込み電極部に隣接し、前記ドリフト層の一部
と、前記ドリフト層の前記一部上に設けられたp型のベース層とを含むメサ部と、前記メサ部と前記基板との間に位置し、前記ドリフト層に含まれ
、前記ベース層から離れて位置し、下端が前記基板と接する又は前記基板よりも上方に位置する第1領域と、前記埋め込み電極部と前記基板との間に位置し、前記ドリフト層に含まれる第2領域とを有し、前記第1領域と前記第2領域とは、前記埋め込み電極部と前記メサ部とが隣接する方向において連続し、前記ドリフト層の結晶欠陥密度のピークは前記第1領域にある、シリコン層と、
を備える半導体装置。
【請求項2】
前記第1領域の水素濃度は、前記第2領域の水素濃度よりも高い請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2領域に結晶欠陥がない請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1領域と前記上部電極との間に、前記埋め込み電極部が位置しない請求項1~3のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項5】
基板上に、ゲート電極を有する埋め込み電極部と、前記埋め込み電極部に隣接するメサ部とを有するシリコン層とを形成する工程と、
前記メサ部の上に位置する第1部分と、前記埋め込み電極部の上に位置し、前記第1部分よりも厚い第2部分とを有する上部電極を前記埋め込み電極の上及び前記シリコン層の上に形成する工程と、
前記上部電極をマスクにして、前記上部電極側からエネルギー粒子を照射して、前記シリコン層における前記メサ部の下の領域に前記エネルギー粒子を到達させる工程と、
備える半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記エネルギー粒子は、プロトンまたは電子である請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)には、MOSFET動作部とは別に内蔵ダイオードが存在する。その内蔵ダイオードの逆回復特性を改善することで回路の効率に貢献することができる。内蔵ダイオードの逆回復特性を改善する方法として、高エネルギー粒子を照射し、ドリフト層中のキャリアのライフタイムをコントロールすることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、内蔵ダイオードの逆回復特性を向上させつつ、信頼性の高い半導体装置及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、半導体装置は、上部電極と、下部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間に位置するn型の基板と、前記基板と前記上部電極との間に位置し、ゲート電極を有する埋め込み電極部と、前記基板と前記上部電極との間に位置し、前記基板に接するn型のドリフト層を有するシリコン層であって、前記埋め込み電極部に隣接し、前記ドリフト層の一部と、前記ドリフト層の前記一部上に設けられたp型のベース層とを含むメサ部と、前記メサ部と前記基板との間に位置し、前記ドリフト層に含まれ、前記ベース層から離れて位置し、下端が前記基板と接する又は前記基板よりも上方に位置する第1領域と、前記埋め込み電極部と前記基板との間に位置し、前記ドリフト層に含まれる第2領域とを有し、前記第1領域と前記第2領域とは、前記埋め込み電極部と前記メサ部とが隣接する方向において連続し、前記ドリフト層の結晶欠陥密度のピークは前記第1領域にある、シリコン層と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
【
図3】逆回復電荷量Qrrのライフタイムコントロール領域の幅に対する依存性のシミュレーション結果を表すグラフである。
【
図4】(a)はプロトンの照射エネルギーと透過範囲との関係を示すグラフであり、(b)は電子の照射エネルギーと透過範囲との関係を示すグラフである。
【
図5】逆回復電荷量Qrrのライフタイムコントロール領域の縦方向の位置に対する依存性のシミュレーション結果を表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。以下の実施形態では第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明するが、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。
【0008】
図1は、実施形態の半導体装置1の模式断面図である。
【0009】
半導体装置1は、上部電極50と、下部電極60と、上部電極50と下部電極60との間に位置する基板10と、基板10と上部電極50との間に位置し、ゲート電極31を有する埋め込み電極部30と、基板10と上部電極50との間に位置するシリコン層20とを備える。半導体装置1は、ゲート電極31の制御により、上部電極50と下部電極60とを結ぶ方向(縦方向)に電流が流れる縦型半導体装置である。
【0010】
基板10上にシリコン層20が設けられている。基板10の裏面に下部電極60が設けられている。基板10はシリコン基板である。シリコン層20に複数のトレンチが形成され、そのトレンチ内に埋め込み電極部30が設けられる。シリコン層20は、埋め込み電極部30に隣接する複数のメサ部11aを有する。シリコン層20にトレンチを形成することで、そのトレンチに隣接するメサ部11aも形成される。トレンチは、基板10には達しない。
【0011】
埋め込み電極部30及びメサ部11aは、例えば
図1において紙面を貫く方向にストライプ状に延びている。または、埋め込み電極部30(トレンチ)は、円柱や六角柱形状であってもよい。
【0012】
シリコン層20は、基板10上に設けられたドリフト層11と、ベース層12と、ソース層13とを有する。基板10及びドリフト層11の導電型はn型である。ドリフト層11のn型不純物濃度は、基板10のn型不純物濃度よりも低い。
【0013】
メサ部11aは、ドリフト層11の一部と、このドリフト層11の一部上に設けられたp型のベース層12と、ベース層12の表面に設けられたn型のソース層13とを含む。ソース層13のn型不純物濃度は、ドリフト層11のn型不純物濃度よりも高い。
【0014】
また、ドリフト層11は、メサ部11aと基板10との間に位置する第1領域11bと、埋め込み電極部30と基板10との間に位置する第2領域11cとを有する。第1領域11bはメサ部11aの下方に位置し、第2領域11cは埋め込み電極部30の下方に位置する。第1領域11bと第2領域11cは、埋め込み電極部30とメサ部11aとが隣接する方向(横方向)において連続している。
図1において、説明の便宜上、破線で第1領域11bと第2領域11cとの境界を表す。
【0015】
1つの埋め込み電極部30に例えば2つのゲート電極31が設けられている。ゲート電極31は、ゲート絶縁膜42を介して、ベース層12の側面に対向している。ゲート絶縁膜42は、ベース層12の側面とゲート電極31との間に設けられている。
【0016】
ゲート電極31にしきい値以上の電圧を与えることで、ベース層12におけるゲート電極31に対向する部分にn型のチャネル(反転層)を形成することができる。
【0017】
また、埋め込み電極部30は、フィールドプレート電極32を有する。フィールドプレート電極32は、埋め込み電極部30の幅方向(横方向)のほぼ中央に位置する。フィールドプレート電極32は、埋め込み電極部30内を、ゲート電極31よりも下方まで延びている。フィールドプレート電極32の底部は、ゲート電極31の底部よりも、基板10に近い位置にある。なお、本実施形態では、埋め込み電極部30は、ゲート電極31とフィールドプレート電極32とを有するが、フィールドプレート電極32を有せずゲート電極31を有する場合であってもよい。
【0018】
フィールドプレート電極32とドリフト層11との間に絶縁膜41が設けられている。フィールドプレート電極32とゲート電極31との間には絶縁膜43が設けられている。
【0019】
フィールドプレート電極32は、例えば上部電極50と電気的に接続される。または、フィールドプレート電極32は、ゲート電極31と電気的に接続されてもよい。フィールドプレート電極32は、ゲート電極31へのしきい値以上の電圧印加を停止したオフ状態において、ドリフト層11の電界の分布を緩やかにする。
【0020】
上部電極50は、埋め込み電極部30の上及びメサ部11aの上に設けられている。ゲート電極31と上部電極50との間、及びフィールドプレート電極32と上部電極50との間に絶縁膜44が設けられている。上部電極50は、メサ部11aの上面(ソース層13の上面及びベース層12の上面)に接している。または、上部電極50の一部をメサ部11aの上面に形成された凹部内に設け、上部電極50がソース層13の側面に接する構造としてもよい。
【0021】
次に、半導体装置1の製造方法について説明する。
【0022】
基板10上に、シリコン層20と埋め込み電極部30とを形成した後、
図2に示すように、上部電極50を埋め込み電極部30の上及びメサ部11aの上に形成する。このとき、上部電極50は、メサ部11aの上に位置する第1部分51と、埋め込み電極部30の上に位置する第2部分52とを有する。
【0023】
第2部分52の厚さ(埋め込み電極部30の絶縁膜44の上面と第2部分52の上面との間の最短距離)は、第1部分51の厚さ(メサ部11aの上面と第1部分51の上面との間の最短距離)よりも厚い。上部電極50の上面に凹凸が形成される。上部電極50として、例えばCuがメッキ法により形成される。または、上部電極50の材料はAlであってもよい。
【0024】
このような膜厚差をもつ上部電極50をマスクにして、上部電極50側からエネルギー粒子100を照射する。エネルギー粒子100は、プロトンまたは電子である。
【0025】
エネルギー粒子100は、上部電極50の第1部分51及びメサ部11aを透過して、ドリフト層11におけるメサ部11aの下の領域に到達する。これにより、
図1に示すメサ部11aの下の第1領域11bに、電子と正孔の再結合中心となるエネルギー準位(ライフタイムキラー)が形成される。半導体装置1の内蔵ダイオード(ベース層12、ドリフト層11、及び基板10から構成されるPINダイオード)に対して逆バイアスが印加された逆回復動作時には、ドリフト層11に残ったキャリア(電子及び正孔)の一方は第1領域11bに形成されたエネルギー準位に捕獲され、それに他方のキャリアが出会って再結合する。これにより、内蔵ダイオードの逆回復電荷量を低減し、逆回復特性を向上させることができる。第1領域11bは、内蔵ダイオードの逆回復動作時におけるライフタイムコントロール領域として機能する。
【0026】
一方で、埋め込み電極部30の上の上部電極50の第2部分52は第1部分51よりも厚いため、埋め込み電極部30へのエネルギー粒子の到達を抑制することができる。したがって、メサ部11aの下の第1領域11bのエネルギー準位密度は、埋め込み電極部30の下の第2領域11cのエネルギー準位密度よりも高い。エネルギー準位は、例えば、PL(photoluminescence)法で測定可能である。また、第1領域11bのシリコン結晶の欠陥密度は、第2領域11cのシリコン結晶の欠陥密度よりも高い。また、エネルギー粒子としてプロトンを照射した場合には、第1領域11bの水素濃度は、第2領域11cの水素濃度よりも高くなる。
【0027】
高エネルギー粒子が絶縁膜中に照射されると、絶縁膜中に欠陥が形成され、閾値の変動、耐圧の変動、絶縁膜の絶縁信頼性の低下の原因になり得る。これに対して本実施形態によれば、上部電極50の膜厚差を利用し、埋め込み電極部30へのエネルギー粒子の到達を抑制することができる。したがって、埋め込み電極部30のゲート絶縁膜42、絶縁膜41、43、44中の欠陥を抑制することができる。このような本実施形態によれば、内蔵ダイオードの逆回復特性を向上させつつ、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。また、埋め込み電極部30の絶縁膜中の欠陥を修復するために、エネルギー粒子の照射後にアニールを実施する必要がない。これにより、アニールによる特性変動の防止や、工程の削減が可能となる。
【0028】
また、本実施形態では、半導体装置1の構成要素の一つである上部電極50に膜厚差をもたせることで、メサ部11aの下の第1領域11bに局所的にエネルギー準位を形成できるので、工程を複雑にしない。
【0029】
エネルギー粒子を照射した後、上部電極50と外部回路との接続を容易にするなどの観点から、上部電極50の上面を平坦化することが望ましい。第1部分51の上面に揃えて平坦化してもよいし、第2部分52の間の凹部に金属材料を埋め込んで平坦化してもよい。または、上部電極50の上面を平坦化せず、上部電極50の上面に、
図2に示すような凹凸が形成されたままにしてもよい。
【0030】
図3は、逆回復電荷量Qrrのライフタイムコントロール領域の幅に対する依存性のシミュレーション結果を表すグラフである。
【0031】
図3のグラフの横軸は、
図2においてメサ部11aの幅方向の中心C1を起点とし、その中心C1から埋め込み電極部30の幅方向の中心C2に向けた方向の幅を表し、中心C1から中心C2までの幅(距離)を1とした場合の相対値を表す。縦軸の逆回復電荷量Qrrは、ライフタイムコントロール領域の幅が0、すなわちドリフト層11にエネルギー準位を形成しなかったときのQrrを1.0とした場合の相対値を表す。
【0032】
図2に示すメサ部11aの中心C1から、埋め込み電極部30の下の領域に入り込まない幅は、
図3のグラフにおいてライフタイムコントロール領域の幅が0.5の場合に相当する。すなわち、埋め込み電極部30の下にエネルギー準位を形成しなくても、メサ部11aの下の領域に局所的にエネルギー準位を形成するだけで、ライフタイムコントロール領域の幅が0の場合に比べて十分なQrrの低減が可能となる。
【0033】
上部電極50の第1部分51の膜厚及び第2部分52の膜厚は、上部電極50を構成する金属の種類、照射するエネルギー粒子の種類、照射エネルギーに応じて決まる。
【0034】
図4(a)は、プロトンの照射エネルギー(横軸)と、透過範囲(縦軸)との関係を示すグラフである。
図4(b)は、電子線の照射エネルギー(横軸)と、透過範囲(縦軸)との関係を示すグラフである。
図4(a)及び(b)の各グラフにおいて、実線はCu中の透過範囲を表し、1点鎖線はSi中の透過範囲を表し、破線はAl中の透過範囲を表す。
【0035】
プロトン及び電子のいずれもSi中の透過範囲とAl中の透過範囲とはほぼ同じである。したがって、上部電極50の材料としてAlを用いた場合には、シリコン層20中におけるプロトンまたは電子を到達させたい深さと同等の膜厚の第2部分52を埋め込み電極部30の上に設けることで、プロトンまたは電子の埋め込み電極部30への到達を抑制することができる。
【0036】
また、プロトン及び電子のいずれもCu中の透過範囲はSi中の透過範囲よりも短い。したがって、上部電極50の材料としてCuを用いた場合には、Alの上部電極50に比べて膜厚が小さい第2部分52でプロトンまたは電子の埋め込み電極部30への到達を抑制することができる。例えば、シリコン層20中における8μmの深さにプロトンを到達させたい場合には、
図4(a)のグラフより、Cuの第2部分52の膜厚を4μm程度にすることができる。
【0037】
図5は、逆回復電荷量Qrrのライフタイムコントロール領域の縦方向の位置に対する依存性のシミュレーション結果を表すグラフである。ライフタイムコントロール領域の幅は、
図2に相当する0.5の場合で計算を実施している。
【0038】
図5のグラフの横軸は、基板10とドリフト層11の境界を基準(0)としたライフタイムコントロール領域の位置を示している。正方向がドリフト層11側で、負方向が基板10側である。また、縦軸はエネルギー準位を形成しなかったときのQrrを1.0とした場合の相対値を表す。
【0039】
図5のグラフにおいて、基板10とドリフト層11の境界を基準として、正方向、すなわちドリフト層11側にライフタイムコントロール領域が形成されるとQrrの低減効果が確認される。つまり、ドリフト層11を含む領域において、エネルギー準位(ライフタイムキラー)を形成することで、内蔵ダイオードの逆回復特性の改善が得られる。
【0040】
なお、ドリフト層11中に伸展する空乏層がエネルギー準位(ライフタイムキラー)に達するとMOSFET動作部のオフ状態で発生するリーク電流の原因になり得る。そのため、ドリフト層11中におけるエネルギー粒子の到達深さは、ドリフト層11に伸展する空乏層が達しない深さにすることが望ましい。
【0041】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0042】
1…半導体装置、10…基板、11…ドリフト層、12…ベース層、13…ソース層、11a…メサ部、11b…第1領域、11c…第2領域、20…シリコン層、30…埋め込み電極部、31…ゲート電極、32…フィールドプレート電極、50…上部電極、51…第1部分、52…第2部分、60…下部電極