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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-07
(45)【発行日】2025-01-16
(54)【発明の名称】風力ブレード点検装置
(51)【国際特許分類】
   F03D 80/50 20160101AFI20250108BHJP
   F03D 13/20 20160101ALI20250108BHJP
   E04G 3/30 20060101ALI20250108BHJP
【FI】
F03D80/50
F03D13/20
E04G3/30 303H
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022069236
(22)【出願日】2022-04-20
(65)【公開番号】P2023159523
(43)【公開日】2023-11-01
【審査請求日】2023-03-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000220893
【氏名又は名称】東光鉄工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110537
【弁理士】
【氏名又は名称】熊谷 繁
(72)【発明者】
【氏名】虻川 東雄
【審査官】北村 一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0056801(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0071138(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0282099(US,A1)
【文献】国際公開第2021/043948(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0228881(US,A1)
【文献】国際公開第2020/126860(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/204626(WO,A1)
【文献】独国特許出願公開第102005025646(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03D 1/00-80/80
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状のタワーと、該タワーの上に搭載したナセルと、該ナセルに回転自在に設けたブレードと、からなる水平軸型風力発電装置において、前記ナセルの背上面に固定された巻上げ機構は、下面をナセルの背上面の形状に合わせて固定されたラック案内筒部材と、該ラック案内筒部材の上面に固定された巻上げ機および巻上げドラムと、前記ラック案内筒部材内に嵌合挿入される伸縮ガイド棒と、該伸縮ガイド棒の上面に形成されたラックに噛み合うピニオンと、該ピニオンを駆動する油圧モーターと、からなり、前記巻上げ機構のブレード側に伸縮自在に設けた伸縮ガイド棒の先端に設けた一対の滑車と、前記巻上げ機構の巻上げドラムから前記滑車間を介してブレード側に吊下げられた牽引ロープと、該牽引ロープの先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラと、を備えることを特徴とする風力ブレード点検装置。
【請求項2】
前記メンテナンス用ゴンドラは、矩形の網状のゴンドラ駕籠で、タワー側の左右両側に揺れ止め伸縮棹を設けて、該揺れ止め伸縮棹の先端にブレードの円弧に沿うように先端揺動する吸引キャップを設け、伸縮シリンダーにより前記揺れ止め伸縮棹を伸縮自在とすることを特徴とする請求項1記載の風力ブレード点検装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、風力発電装置のブレードの外周面の塗装、修理等のメンテナンス作業を行うことができる風力ブレード点検装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、風力発電装置は、風を受けるブレードとハブを組み合わせたローターと、このローターの回転を受ける装置が入ったナセルと、このナセルを支持する垂直に高いタワー等で構成されている。
風力発電装置のメンテナンスは、機器の状態を正常に保つために不可欠な作業であり、このメンテナンス作業には日常的に行う点検や実施時期を決めて行う定期点検、損傷や故障・劣化などが確認された際に行う修理・補修などがある。
風力発電装置のエネルギー源である風を直接受けるブレードは、その特質上、日射や風雨に曝されるため、他の部品に比べて劣化しやすく、その補修等が特に重要になる。
【0003】
そこで、風力発電装置の円柱形状のタワーの上部に配置したナセルから、メンテナンス用のゴンドラを吊下げてブレードを保守点検することが考えられている。
円柱形状の鉄塔(タワー)の上部に配置しているナセルの近傍にフレーム本体を固定し、このフレーム本体にワイヤーを介して円形ゴンドラを吊設することにより、極めて画一的な作業を実現して、作業時間の短縮、作業労力の削減を図った水平軸型発電システムに用いられる円柱形状の鉄塔のメンテナンス用ゴンドラ吊り機構が知られている(特許文献1を参照)。
【0004】
この公知技術は、ナセル本体の壁面に孔を設けてワイヤー等の吊り機構を配置することにより、ナセルに吊設されたフレーム本体と、このフレーム本体に吊設されたゴンドラと、から成ることから、鉄塔にゴンドラを配置する際に極めて画一的な作業を実現して、作業時間の短縮、作業労力の削減を図ることができる。
【0005】
また、昇降機と牽引ロープのみでゴンドラを昇降させるブレードメンテナンス用のゴンドラ装置が開発されている(特許文献2を参照)。
この公知技術は、ナセルから吊り下げた三本の牽引ロープで吊下げられたゴンドラ装置が、この牽引ロープを巻き付けたゴンドラ装置の昇降機を介して、地上の位置から上方の位置まで昇降させ、ブレードの外周面の塗装、修理等のメンテナンス作業を行うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2007-120286号公報
【文献】特開2017-125363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、風力発電装置のブレードの外周面の塗装、修理等のメンテナンス作業を行うことができる風力ブレード点検装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の風力ブレード点検装置は、円柱状のタワーと、該タワーの上に搭載したナセルと、該ナセルに回転自在に設けたブレードと、からなる水平軸型風力発電装置において、前記ナセルの背上面に固定された巻上げ機構と、該巻上げ機構の伸縮ガイド棒の先端に設けた一対の滑車と、前記巻上げ機構の巻上げドラムから前記滑車間を介して吊下げられた牽引ロープと、該牽引ロープの先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラと、から構成される。
前記巻上げ機構は、ナセルの背上面の形状に合わせて固定されたラック案内筒部材と、該ラック案内筒部材の上面に固定された巻上げ機および巻上げドラムと、前記ラック案内筒部材内に嵌合挿入される伸縮ガイド棒と、該伸縮ガイド棒の上面に形成されたラックに噛み合うピニオンと、該ピニオンを駆動する油圧モーターと、から構成される。
前記メンテナンス用ゴンドラは、矩形の網状のゴンドラ駕籠で、タワー側の左右両側に揺れ止め伸縮棹を設けて、該揺れ止め伸縮棹の先端にブレードの円弧に沿うように先端揺動する吸引キャップを設け、伸縮シリンダーにより前記揺れ止め伸縮棹を伸縮自在とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の風力ブレード点検装置は、ナセルの背上面に固定された巻上げ機構と、該巻上げ機構の伸縮ガイド棒の先端に設けた一対の滑車と、前記巻上げ機構の巻上げドラムから前記滑車間を介して吊下げられた牽引ロープと、該牽引ロープの先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラと、から構成されるため、風力発電装置のブレードの外周面の塗装、修理等のメンテナンス作業を簡易な構造で短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例1の風力ブレード点検装置の拡大省略右側面図である。
図2】本発明の実施例1の風力ブレード点検装置の拡大省略平面図である。
図3】本発明の実施例1の風力ブレード点検装置の拡大省略正面図である。
図4】本発明の実施例2の風力ブレード点検装置の拡大省略右側面図である。
図5】本発明の実施例2の風力ブレード点検装置の拡大省略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の風力ブレード点検装置の実施例1を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の拡大省略右側面図に示すように、円柱状のタワー1と、該タワー1の上に搭載したナセル2と、該ナセル2に回転自在に設けたブレード3と、からなる水平軸型風力発電装置において、本発明の風力ブレード点検装置は、前記ナセル2の背上面に固定された巻上げ機構4と、該巻上げ機構4の伸縮ガイド棒5の先端に設けた一対の滑車6と、前記巻上げ機構4の巻上げドラム7から前記滑車6間を介して吊下げられた牽引ロープ8と、該牽引ロープ8の先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラ9と、から構成される。
【0012】
前記巻上げ機構4は、図2の拡大省略平面図に示すように、前記ナセル2の背上面の形状に合わせ、上面を平坦としたラック案内筒部材10と、該ラック案内筒部材10の上面に固定された巻上げ機11と、該巻上げ機11の回転軸に固定された傘歯車12と、該傘歯車12を介して駆動される巻上げドラム7とから構成される。
図1の番号13は、前記ナセル2にラック案内筒部材10を固定するための取付金具である。
【0013】
前記伸縮ガイド棒5は、前記ラック案内筒部材10内に嵌合挿入され、該ラック案内筒部材10の上面に固定された油圧源14から油圧モーター15を介してピニオン16を回転し、前記伸縮ガイド棒5の上面に形成されたラック17に前記ピニオン16が噛み合い、前記伸縮ガイド棒5が伸縮する。
【0014】
前記一対の滑車6は、前記ラック案内筒部材10内を伸縮する伸縮ガイド棒5の先端に設けられ、互いに対向するように配置し、前記牽引ロープ8が両者間を通るように設けられる。
【0015】
前記牽引ロープ8は、図3の拡大省略正面図に示すように、前記巻上げドラム7から前記滑車6間を介して吊下げられた牽引ロープ8の主ロープ18と、該主ロープ18の先端に連結された支えロープ19とからなり、該支えロープ19は、メンテナンス用ゴンドラ9の四隅にそれぞれ固定されてゴンドラ駕籠20を安定的に支える。
【0016】
前記メンテナンス用ゴンドラ9は、図1に示すように、矩形の網状のゴンドラ駕籠20で、ブレード3側の左右両側に揺れ止め伸縮棹21を設けて、該揺れ止め伸縮棹21の先端にブレード3の円弧に沿うように先端揺動する吸引キャップ22を設け、伸縮シリンダー23により前記揺れ止め伸縮棹21を伸縮自在とする。
また、ゴンドラ駕籠20内部には、空圧制御装置24を配置し、前記伸縮シリンダー23の駆動を制御する。
【0017】
次に、本発明の風力ブレード点検装置の実施例1の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
通常時の風力発電装置の運転時には、牽引ロープ8を地上まで引き延ばして主ロープ18から支えロープ19を外して、メンテナンス用ゴンドラ9は地上に設置又は保管しておく。
一方、図2に示す巻上げドラム7により主ロープ18を一対の滑車6まで巻上げ、ピニオン16を回転して伸縮ガイド棒5を後退させて一対の滑車6がブレード3の回転の妨げにならない位置まで後退させて置く。
【0018】
メンテナンス作業時には、ピニオン16を回転して伸縮ガイド棒5を前進させて一対の滑車6がブレード3の点検可能位置まで前進させ、巻上げドラム7を回転させて一対の滑車6を介して主ロープ18を巻き戻して吊下げ、地上付近まで主ロープ18を吊下げる。
地上に設置又は保管しておいたゴンドラ駕籠20の四隅に設けた支えロープ19を主ロープ18の先端に連結し、巻上げドラム7を回転させてブレード3の点検位置まで上昇させる。
ブレード点検位置では、前記ゴンドラ駕籠20に設けた伸縮シリンダー23により前記揺れ止め伸縮棹21を伸ばしてブレード3の円弧面に接合させ、吸引カップ22を円弧面に吸着させてゴンドラ駕籠20の揺れを防止する。
【0019】
ブレード点検が終わる度に、吸引カップ22の吸引を止め、揺れ止め伸縮棹21を縮め、巻上げドラム7を回転させて上方のブレード3の点検位置まで上昇させる。
この動作を繰り返してブレード3の点検を行うが、ブレード3は3枚あるので、1枚が終わると、ゴンドラ駕籠20を地上まで降ろして、牽引ロープ8の主ロープ18から支えロープ19を外して、巻上げドラム7により主ロープ18を一対の滑車6まで巻上げ、ピニオン16を回転して伸縮ガイド棒5を後退させて一対の滑車6がブレード3の回転の妨げにならない位置まで後退させる。
【0020】
その後、ブレード3を回転させて新たなブレード3を垂直姿勢の状態にし、以下同様にして、新たなメンテナンス作業に入る。
このように、本発明の風力ブレード点検装置は、ナセル2の背上面に固定された巻上げ機構4と、該巻上げ機構4の伸縮ガイド棒5の先端に設けた一対の滑車6と、前記巻上げ機11の巻上げドラム7から前記滑車6間を介して吊下げられた牽引ロープ8と、該牽引ロープ8の先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラ9と、から構成されるため、風力発電装置のブレード3の外周面の塗装、修理等のメンテナンス作業を簡易な構造で短時間に行うことができる。
【0021】
つぎに、本発明の風力ブレード点検装置の実施例2を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図4の拡大省略右側面図に示すように、円柱状のタワー1と、該タワー1の上に搭載したナセル2と、該ナセル2に回転自在に設けたブレード3と、からなる水平軸型風力発電装置において、本発明のメンテナンス用ゴンドラ巻上げ機構は、前記ナセル2の背上面に固定された巻上げ機構4と、該巻上げ機構4の伸縮ガイド棒5の先端に設けた一対の滑車6と、前記巻上げ機構4の巻上げ機11の巻上げドラム7から前記滑車6間を介して吊下げられた牽引ロープ8と、該牽引ロープ8の先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラ9と、から構成される。
【0022】
前記巻上げ機構4は、下面をナセル2の背上面の形状に合わせ、上面を平坦とした調整台座25と、該調整台座25に固定された取付部材26と、該取付部材26に固定されたラック案内筒部材10と、該ラック案内筒部材10の上面に固定された巻上げドラム7およびピニオン16と、から構成される。
番号14は、前記取付部材26に固定されたピニオン16を回転させる油圧モーター15を駆動する油圧源で、番号27は、各部品を固定する取付ボルトである。
【0023】
前記一対の滑車6は、前記ラック案内筒部材10内を伸縮する伸縮ガイド棒5の先端に設けられ、互いに対向するように配置し、前記牽引ロープ8が両者間を通るように設けられる。
前記伸縮ガイド棒5の上面にラック17が形成され、該ラック17に前記ギピニオン16が噛み合い伸縮ガイド棒5が伸縮する。
【0024】
前記牽引ロープ8は、図5の拡大省略正面図に示すように、巻上げ機構4の巻上げドラム7から前記滑車6間を介して吊下げられた1本の主ロープ18と、該主ロープ18の先端に連結された4本の支えロープ19とからなり、該支えロープ19は、メンテナンス用ゴンドラ9の四隅にそれぞれ固定されてゴンドラ駕籠20を安定的に支える。
【0025】
前記メンテナンス用ゴンドラ9は、矩形の網状のゴンドラ駕籠20で、タワー1側の左右両側に揺れ止め伸縮棹21を設けて、該揺れ止め伸縮棹21の先端にタワー1の円弧に沿うように先端揺動する吸引キャップ22を設け、伸縮シリンダー23により前記揺れ止め伸縮棹21を伸縮自在とする。
また、ゴンドラ駕籠20内部には、空圧制御装置24を配置し、前記伸縮シリンダー23の駆動を制御する。
【0026】
次に、本発明の風力ブレード点検装置の実施例2の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
通常時の風力発電装置の運転時には、牽引ロープ8の主ロープ18から支えロープ19を外して、メンテナンス用ゴンドラ9は地上に設置又は保管しておく。
一方、巻上げドラム7により主ロープ18を一対の滑車6まで巻上げ、ピニオン16を回転して伸縮ガイド棒5を後退させて一対の滑車6がブレード3の回転の妨げにならない位置まで後退させる。
【0027】
メンテナンス作業時には、ピニオン16を回転して伸縮ガイド棒5を前進させて一対の滑車6がブレード3の点検可能位置まで前進させ、巻上げドラム7を回転させて一対の滑車6を介して主ロープ18を巻き戻して吊下げ、地上付近まで主ロープ18を吊下げる。
地上に設置又は保管されていたゴンドラ駕籠20の四隅の支えロープ19を主ロープ18の先端に連結し、巻上げドラム7を回転させてブレード3の点検位置まで上昇させる。
ブレード点検位置では、伸縮シリンダー23により前記揺れ止め伸縮棹21を伸ばしてタワー1の円弧面に接合させ、吸引カップ22を円弧面に吸着させてゴンドラ駕籠20の揺れを防止する。
【0028】
ブレード点検が終わる度に、吸引カップ22の吸引を止め、揺れ止め伸縮棹21を縮め、巻上げ機7を回転させて上方のブレード3の点検位置まで上昇させる。
この動作を繰り返してブレード3の点検を行うが、ブレード3は3枚あるので、1枚が終わると、ゴンドラ駕籠20を地上まで降ろして、牽引ロープ8の主ロープ18から支えロープ19を外して、巻上げ機7により主ロープ18を一対の滑車6まで巻上げ、ピニオン16を回転して伸縮ガイド棒5を後退させて一対の滑車6がブレード3の回転の妨げにならない位置まで後退させる。
【0029】
その後、ブレード3を回転させて新たなブレード3を垂直姿勢の状態にし、以下同様にして、新たなメンテナンス作業に入る。
このように、本発明の風力ブレード点検装置は、ナセル2の背上面に固定された巻上げ機構4と、該巻上げ機構4の伸縮ガイド棒5の先端に設けた一対の滑車6と、前記巻上げ機構4の巻上げドラム7から前記滑車6間を介して吊下げられた牽引ロープ8と、該牽引ロープ8の先端に固定されたメンテナンス用ゴンドラ9と、から構成されるため、風力発電装置のブレード3の外周面の塗装、修理等のメンテナンス作業を簡易な構造で短時間に行うことができる。
【符号の説明】
【0030】
1 タワー
2 ナセル
3 ブレード
4 巻上げ機構
5 伸縮ガイド棒
6 滑車
7 巻上げドラム
8 牽引ロープ
9 メンテナンス用ゴンドラ
10 ラック案内筒部材
11 巻上げ機
12 傘歯車
13 取付金具
14 油圧源
15 油圧モーター
16 ピニオン
17 ラック
18 主ロープ
19 支えロープ
20 ゴンドラ駕籠
21 揺れ止め伸縮棹
22 吸引キャップ
23 伸縮シリンダー
24 空圧制御装置
25 調整台座
26 取付部材
図1
図2
図3
図4
図5