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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-07
(45)【発行日】2025-01-16
(54)【発明の名称】アンテナ装置
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/12 20060101AFI20250108BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20250108BHJP
   F28D 15/02 20060101ALI20250108BHJP
【FI】
H01Q1/12 Z
H01Q1/12 C
H05K7/20 R
F28D15/02 L
F28D15/02 101L
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022572973
(86)(22)【出願日】2021-12-10
(86)【国際出願番号】 JP2021045614
(87)【国際公開番号】W WO2022145205
(87)【国際公開日】2022-07-07
【審査請求日】2023-06-23
(31)【優先権主張番号】P 2020219127
(32)【優先日】2020-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大川 佳英
(72)【発明者】
【氏名】山元 泉太郎
【審査官】岸田 伸太郎
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第04620593(US,A)
【文献】中国実用新案第210745840(CN,U)
【文献】特開2018-064205(JP,A)
【文献】特開2019-198009(JP,A)
【文献】特開2003-158465(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/12
H05K 7/20
F28D 15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナ部と、
第1ベース部材と、
第2ベース部材と、
支柱と、
第1固定部材と
筐体と
を備え、
前記支柱、前記第ベース部材、前記第ベース部材および前記アンテナ部が、この順に配列しており、前記第1ベース部材および前記第2ベース部材は互いに離間されて、前記第1固定部材を介して連結されており、
前記筐体は、第1支持部材と、第2支持部材と、湾曲支持部とを有し、前記第2支持部材と前記第1支持部材との間に前記湾曲支持部が配置されており、
前記第2支持部材が前記支柱と前記第2ベース部材との間に取り付けられ、前記第1支持部材が前記第1ベース部材と前記アンテナ部との間に取り付けられ、前記第2支持部材および前記第1支持部材は前記筐体の両端に位置している
アンテナ装置。
【請求項2】
前記筐体は、金属製である
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
第1支持部材および第2支持部材は、銅製であり、
前記湾曲支持部は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
アンテナ部と、
第1ベース部材と、
第2ベース部材と、
支柱と、
第1固定部材と
を備え、
前記アンテナ部、前記第1ベース部材、前記第2ベース部材および前記支柱が、この順に配列しており、前記第1ベース部材および前記第2ベース部材は互いに離間されて、前記第1固定部材を介して連結されており、
前記アンテナ部は、第1基板と、第2基板と、導体部と、素子部とを備え、
前記第1基板は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔を有しており、
前記第2基板は、前記第1基板の前記貫通孔にはめ込まれるように位置しており、
前記第2基板の側面は、前記貫通孔の壁面と離れて位置している
アンテナ装置。
【請求項5】
前記第1基板および前記第2基板の厚みは、同じである
請求項4に記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記第1基板および前記第2基板の厚みは、異なっている
請求項4に記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記アンテナ部は、インターポーザをさらに備え、
前記第1基板と前記第2基板とは、前記インターポーザを介して接続されており、
前記第1基板と前記インターポーザとの間、前記第2基板と前記インターポーザとの間は、それぞれ柱状の接続部材により接続されている
請求項4に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記第1ベース部材は、前記第2ベース部材に対向する第1面と、該第1面の反対に位置する第2面と、前記第1面と前記第2面とのそれぞれに繋がる第1端面とを有し、
前記第2ベース部材は、前記第1端面に沿う第2端面を有し、
前記第1端面および前記第2端面が前記第1固定部材により連結されている
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項9】
前記第1ベース部材および前記第2ベース部材を連結する第2固定部材をさらに備え、
前記第1ベース部材は、前記第1端面とは反対側に位置する第3端面を有し、
前記第2ベース部材は、前記第2端面とは反対側に位置する第4端面を有し、
前記第2固定部材は、前記第3端面と前記第4端面とに固定される
請求項に記載のアンテナ装置。
【請求項10】
前記第1固定部材および前記第2固定部材のうちの少なくとも一方は、中空部を有する管状体である
請求項に記載のアンテナ装置。
【請求項11】
前記第1固定部材および前記第2固定部材のうちの少なくとも一方は、前記中空部に冷却媒体を有するヒートパイプである
請求項10に記載のアンテナ装置。
【請求項12】
前記第1ベース部材および前記第2ベース部材のうち少なくとも一方は、前記冷却媒体が流通する空洞を有する
請求項11に記載のアンテナ装置。
【請求項13】
前記第1固定部材および前記第2固定部材のうちの少なくとも一方は、前記第1ベース部材と前記第2ベース部材との間をそれぞれ連結する複数の固定部材により構成される
請求項に記載のアンテナ装置。
【請求項14】
前記第2ベース部材に対向する前記第1ベース部材の第1面に位置する電源部を有する
請求項1に記載のアンテナ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基板にアンテナ部が実装された構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】再表2018/168391号公報
【発明の概要】
【0004】
実施形態の一態様に係るアンテナ装置は、アンテナ部と、第1ベース部材と、第2ベース部材と、支柱と、第1固定部材とを備える。前記アンテナ部、前記第1ベース部材、前記第2ベース部材および前記支柱が、この順に配列している。前記第1ベース部材および前記第2ベース部材は互いに離間されて、前記第1固定部材を介して連結されている。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1図1は、実施形態に係るアンテナ装置本体を示す斜視図である。
図2図2は、実施形態に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。
図3図3は、実施形態に係るアンテナ装置が有するアンテナ部の概略を示す平面図である。
図4図4は、図3のIV-IV断面図である。
図5図5は、実施形態の第1変形例に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。
図6図6は、実施形態の第2変形例に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。
図7図7は、実施形態の第3変形例に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。
図8図8は、実施形態の他の態様のアンテナ装置本体を示す斜視図である。
図9図9は、図8に示すアンテナ装置本体を備えるアンテナ装置の概略を示す断面図である。
図10図10は、実施形態の他の態様のアンテナ装置の概略を示す断面図である。
図11図11は、実施形態の他の態様のアンテナ装置本体を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、本願の開示するアンテナ装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0007】
[実施形態]
実施形態に係るアンテナ装置の構成について、図1図2を用いて説明する。図1は、実施形態に係るアンテナ装置本体を示す斜視図である。図2は、実施形態に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。
【0008】
図2に示すように、アンテナ装置100は、アンテナ部1と、筐体17と、レドーム18と、第1ベース部材20と、第2ベース部材30と、第1固定部材40と、支柱50とを備える。アンテナ装置100は、アンテナ装置本体100aと、筐体17と、支柱50とを備える。
【0009】
図1に示すアンテナ装置本体100aは、アンテナ部1と、第1ベース部材20と、第2ベース部材30と、第1固定部材40とを有する。
【0010】
アンテナ部1は、第1基板2と、第2基板4とを備える。なお、図2では、アンテナ部1およびその近傍に位置する構成については図示を省略している。アンテナ部1の詳細については後述する。
【0011】
なお、説明を分かりやすくするために、図1図2には、複数の第2基板4の配列方向をそれぞれX軸、Y軸とし、XY平面に交差する方向をZ軸とする3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示している。また、以下の説明では、便宜的に、Z軸正方向側を「上」、Z軸負方向側を「下」と呼称する場合がある。また、図1に示すアンテナ装置本体100aおよび図2に示すアンテナ装置100と同様の構成については同じ符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
【0012】
筐体17は、第1支持部材15、第2支持部材16および湾曲支持部17Aを有している。筐体17は、略球体状の外表面を有している。湾曲支持部17Aは、かかる球体をXY平面で切断したときに円形状を有している。
【0013】
図2に示す第1支持部材15は、筐体17のうち、アンテナ部1および第1ベース部材20に接している平坦な部分である。第2支持部材16は、筐体17のうち、第2ベース部材30および支柱50に接している平坦な部分である。湾曲支持部17Aは、筐体17のうち、第1支持部材15および第2支持部材16を除いた部分である。
【0014】
第1支持部材15および第2支持部材16の材料は、例えば銅などの金属であってよい。また、筐体17のうち、第1支持部材15および第2支持部材16を除く部分(湾曲支持部17A)の材料は、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの金属であってよい。
【0015】
第1支持部材15および第2支持部材16は、筐体17の高さ方向(Z軸方向)の両端に位置している。第1支持部材15および第2支持部材16のうち、Z軸負方向側に位置する第1支持部材15には、アンテナ部1および第1ベース部材20が取り付けられている。また、筐体17のZ軸正方向側の端部に位置する第2支持部材16には、第2ベース部材30および支柱50が取り付けられている。
【0016】
レドーム18は、第1支持部材15からZ軸負方向側に球冠状に突出している。レドーム18は、例えばポリテトラフルオロエチレンなど、アンテナ部1の後述する導体部5(図4参照)を覆うとともにアンテナ部1から発信される電波の透過を妨げない材料により構成される。
【0017】
ここで、筐体17(湾曲支持部17A)の曲率半径とレドーム18の曲率半径とは同じであるのがよい。筐体17(湾曲支持部17A)の曲率半径とレドーム18の曲率半径とが同じであると、筐体17およびレドーム18の外面に突出した部分、急に曲がった部分、凹んだ部分が存在しないため、外から受ける衝撃などの外圧に対する耐性が高くなる。これにより、筐体17は耐久性が高くなる。
【0018】
第1ベース部材20は、アンテナ部1と第2ベース部材30との間に位置している。第1ベース部材20は、第2ベース部材30と向かい合う第1面21と、アンテナ部1と向かい合う第2面22とを有している。
【0019】
第1ベース部材20は、第1支持部材15の上方(Z軸正方向側)に位置している。地表面を基準面としたときに、アンテナ部1は、第1支持部材15を挟んで第1ベース部材20の下方に位置している。第1ベース部材20の下方にアンテナ部1が位置することから、熱は高い温度になるほど上昇しやすいという性質に起因する対流作用により、例えば、アンテナ部1で発生した熱が第1ベース部材20に伝わりやすくなる。このため、第1ベース部材20は、アンテナ部1で発生した熱を効率よく放熱させることができることから、アンテナ装置100の放熱性を向上することができる。
【0020】
また、第1ベース部材20は、Y軸負方向(第1方向)の端部に位置する第1端面23を有している。第1端面23には、第1固定部材40が固定されている。第1端面23は、第1ベース部材20における端面の一例として示している。
【0021】
第2ベース部材30は、第1ベース部材20と支柱50との間に位置している。第2ベース部材30は、支柱50と向かい合う第3面31と、第1ベース部材20と向かい合う第4面32とを有している。第1ベース部材20の第1面21と第2ベース部材30の第4面32とは、面同士が向かい合う構成となっている。
【0022】
第2ベース部材30は、第2支持部材16の下方(Z軸負方向側)に位置している。支柱50の下方に第2ベース部材30が位置することにより、例えば、アンテナ部1側から第1固定部材40および筐体17内の空間を経て第2ベース部材30に伝達された熱が支柱50に伝わりやすくなり、効率よく放熱することができることから、アンテナ装置100の放熱性を向上することができる。
【0023】
また、第2ベース部材30は、Y軸負方向(第1方向)の端部に位置する第2端面33を有している。第2端面33には、第1固定部材40が固定されている。第2ベース部材30には、第1固定部材40の2つの端部のうち、第1ベース部材20へ連結される端部とは反対側の端部が連結されている。第1固定部材40の2つの端部のうち第1ベース部材20へ連結される端部を第1端部41とする。第1固定部材40の2つの端部のうち第2ベース部材30へ連結される端部を第2端部42とする。第2端面33は、第2ベース部材30における端面の一例として示している。
【0024】
また、第2ベース部材30の第4面32と対向する第1ベース部材20の第1面21は、第1面21と向かい合う第2ベース部材30の第4面32と離れて位置している。これにより、第1ベース部材20および第2ベース部材30は、例えば、第1ベース部材20と第2ベース部材30との間を移動する外気によって放熱される。第1ベース部材20、第2ベース部材30は、例えば、銅などの金属製の部材であってよい。
【0025】
第1固定部材40は、第1ベース部材20と第2ベース部材30との間に位置しており、第1ベース部材20および第2ベース部材30に架け渡されている。言い換えると、第1ベース部材20と第2ベース部材30とは、第1固定部材40を介して連結されている。
【0026】
第1固定部材40は、例えば、中実の棒状体である。また、第1固定部材40は、上述したように、第1端部41と第2端部42とを有している。第1端部41は、第1ベース部材20の第1端面23に接続されている。第2端部42は、第2ベース部材30の第2端面33に接続されている。
【0027】
また、第1固定部材40は、第1ベース部材20の第1面21および第2ベース部材30の第4面32を所定の間隔で向かい合わせる位置決め機能を有するとともに、放熱に寄与する。例えば、第1ベース部材20側で発生した熱は、第1固定部材40を介して第2ベース部材30へ伝達される。このように、第1固定部材40は、互いに離れて位置する第1ベース部材20および第2ベース部材30に架け渡されるように固定されることにより、アンテナ部1で発生した熱を効率よく放熱することができる。このことから、アンテナ装置本体100aの放熱性を向上することができる。第1固定部材40は、例えば、銅などの金属製の部材であってよい。
【0028】
支柱50は、第2支持部材16の上方(Z軸正方向側)に位置している。支柱50は、例えば、Z軸方向に長い四角柱形状を有している。支柱50は、例えば、アルミニウム合金その他の金属製の部材であってもよい。また、支柱50の内部をZ軸方向に延びる複数の貫通孔を設けて、アンテナ装置100の放熱性を高めてもよい。また、支柱50の外側に突出する図示しないフィン部材を位置させてもよい。
【0029】
また、アンテナ装置100は、電源部60を有してもよい。電源部60は、アンテナ部1への給電を行う。電源部60は、図示しない外部電源から出力された電力を、必要に応じて所定の電力値に変換し、アンテナ部1に供給する。電源部60は、例えば、第1ベース部材20の第1面21に位置する。このように電源部60を第1ベース部材20の第1面21に接触するように位置させることにより、給電に伴い電源部60で発生した熱を効率よく放熱することができることから、アンテナ装置100の放熱性を向上することができる。
【0030】
地表面を基準面にし、Z軸正方向を上空側としたときに、図2に示すアンテナ装置100では、支柱50が第2支持部材16の上方に位置することになる。これにより、アンテナ部1は、支柱50よりも下方に位置することとなる。このようにアンテナ部1を支柱50よりも下方に位置させてアンテナ装置100を使用することにより、アンテナ部1の放熱性を高めることができる。
【0031】
<アンテナ部>
次に、アンテナ部1の一例について、図3図4を用いて説明する。図3は、実施形態に係るアンテナ装置が有するアンテナ部の概略を示す平面図である。図4は、図3のIV-IV断面図である。
【0032】
図3図4に示すように、アンテナ部1は、第1基板2と、第2基板4と、導体部5と、素子部10とを備える。
【0033】
ここで、図4に示した第1基板2および第2基板の各面を以下のように定義する。第1基板2のZ軸負方向(下向き)の主面を第5面2aとする。第1基板2のZ軸正方向(上向き)の主面を第6面2bとする。第2基板4のZ軸負方向(下向き)の主面を第7面4aとする。第2基板4のZ軸正方向(上向き)の主面を第8面4bとする。
【0034】
第1基板2は、厚み方向(Z軸方向)に貫通する複数の貫通孔2cを有している。貫通孔2cは、例えば、四角柱状を有しており、第1基板2の厚み方向(Z軸方向)の両端に位置する第5面2aおよび第6面2bに開口している。ここで、第1基板2は、貫通孔2cを形成している各辺のうち最小の長さの辺の長さよりも短い厚みの貫通孔2cを有してもよく、かかる場合にも四角柱状の貫通孔2cと称してよい。四角柱状以外の構造として示している六角柱状などの貫通孔2cについても同様である。貫通孔2cの辺とは、貫通孔2cの第1基板2をZ軸方向に平面視したときの形状が、上記の場合、四角形状であったときの1辺である。貫通孔2cの辺は第1基板2の第5面2a、第6面2bに沿う開口部の辺である。第1基板2の第5面2aの開口部から第6面2bの開口部にわたる面を内壁とする。
【0035】
また、複数の貫通孔2cは、X軸およびX軸に交差するY軸に沿うように所定の間隔で並んで位置している。貫通孔2cの形状は、四角柱状に限らず、例えば、六角柱状、八角柱状その他の角柱状であってもよく、円柱状、楕円柱状といった任意の柱状であってもよい。また、第1基板2が有する複数の貫通孔2cの配列は、図3に示すように矩形格子状であってもよく、例えば、斜方格子状、三角格子状、または六角格子状など、任意の配列であってもよい。また、複数の貫通孔2cは、不規則に並んでもよい。
【0036】
第2基板4は、第1基板2の貫通孔2cにはめ込まれるように位置している。第2基板4は、四角柱状を有しており、第2基板4の厚み方向(Z軸方向)の両端に位置する第7面4aおよび第8面4bと、第7面4aおよび第8面4bの間に位置する側面4cとを有している。第2基板4の側面4cは、貫通孔2cの壁面と向かい合って位置している。
【0037】
第2基板4は、平面視したときの形状が四角形状である。第2基板4は、Z軸方向に所定の厚みを有する。なお、第2基板4の厚みが第2基板4の各辺のうち最も短い辺の長さよりも短い場合、第2基板4は、平面視したときの形状が四角形状(または矩形状)の平板状ということもある。図3では、第2基板4について平面視したときの形状を例示したが、第2基板4の形状は、角の部分に丸みを持たせている形状であってもよい。以下に示す六角柱状など他の形状も同様に角の部分が丸くなっていてもよい。
【0038】
第2基板4の側面4cは、貫通孔2cとの間に隙間を有し、貫通孔2cと向かい合って位置している。言い換えると、第2基板4の側面4cは、貫通孔2cの壁面と離れて位置している。このように第1基板2と第2基板4とが互いに離れて位置することにより、第1基板2と第2基板4との隙間を介した空気の流通が可能となる。このため、アンテナ部1で発生した熱を効率よく放熱することができることから、アンテナ装置100の放熱性を向上することができる。ここで、第2基板4の側面4cと貫通孔2cとの間隔は、例えば0.5mm程度とすることができる。
【0039】
第1基板2および第2基板4は、例えば、配線基板である。第1基板2および第2基板4は、例えば、XY平面に沿うように位置し、有機樹脂を絶縁層とする各層がZ軸方向に積層された多層配線基板であってもよい。また、第2基板4は、例えば、誘電体材料を含む誘電体基板であってよい。また、第2基板4は、AIP(Antenna In Package)であってよい。なお、第1基板2および第2基板4の厚みは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0040】
第2基板4は、第1基板2に固定される。第2基板4を第1基板2に固定する方法としては、例えば、第1基板2の第5面2aに、貫通孔2c内に張り出すようにプレート板を貼り付けておく方法を挙げることができる。
【0041】
また、第2基板4の形状は、四角柱状に限らず、例えば、六角柱状、八角柱状その他の角柱状、円柱状、楕円柱状であってもよい。また、第2基板4は、側面4cと貫通孔2cとが全体にわたり等間隔となるように位置してもよく、例えば、X軸方向の間隔と、Y軸方向の間隔とが互いに異なるように位置してもよい。
【0042】
導体部5は、第2基板4の第7面4aに位置している。導体部5は、例えば、パッチであり、例えば、銅などの導電材料を材料とする導体膜であってよい。導体部5は、導体の材料として、例えば、銅を、銅箔または銅めっき等を有してもよい。
【0043】
図4に示すように、アンテナ装置100の実使用時には、導体部5は、素子部10の後述する回路部7よりも下方に位置している。導体部5で発生した熱は、第1基板2と第2基板4との隙間を介した空気の流通に伴い放熱される。これにより、アンテナ装置100における熱輸送能力を高めることができる。
【0044】
素子部10は、第2基板4の第8面4bに実装されている。素子部10は、回路部7と、第1放熱体8と、放熱部材9とを備える。
【0045】
回路部7は、例えば、集積回路である。回路部7は、例えば、RFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)などを含んでよい。回路部7は、後述する第1接続部材11を介して第2基板4と電気的に接続されている。RFICは、例えば、HEMT(High Electron Mobility Transistor)またはHBT(Heterojunction Bipolar Transistor)であってもよい。
【0046】
第1接続部材11は、第2基板4の第8面4b上に位置している。第1接続部材11は、第2基板4の厚み方向に所定の高さを有しており、第2基板4と回路部7とを接続する。第1接続部材11は、例えば、柱状のバンプであってよい。第2基板4と回路部7との間に第1接続部材11を位置させることにより、回路部7で発生した熱は、第2基板4よりも第1放熱体8に伝わりやすくなる。このため、第1接続部材11を介さずに第2基板4と回路部7とを接触させた場合と比較して放熱性を高めることができる。第1接続部材11は、接続部材の一例として示している。なお、第1接続部材11は、いわゆるはんだボールであってもよい。
【0047】
第1放熱体8は、放熱部材9と回路部7との間に位置している。第1放熱体8は、例えば、TIM(Thermal Interface Material)であってよい。第1放熱体8は、例えば、炭素を含む。第1放熱体8が炭素を含むと、炭素を含まない場合と比較して熱伝導性を高くすることができる。また、第1放熱体8は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などの有機樹脂を含んでもよい。
【0048】
また、第1放熱体8は、表面が接着性を有してもよい。第1放熱体8の表面が接着性を有すると、例えば接着材その他の別部材を介さずに回路部7と放熱部材9とを接着することができる。かかる第1放熱体8は、放熱部材9と向かい合う回路部7の全面にわたって位置してもよい。放熱部材9と向かい合う回路部7の全面にわたって第1放熱体8が位置すると、放熱部材9と回路部7とを隙間なく接合することが可能となり、伝熱面積が拡大する。これにより、熱輸送能力を高めることができる。
【0049】
また、第1放熱体8は、層状の構造を有してもよい。第1放熱体8が層状とは、例えば、弾性率の異なる有機樹脂の膜が、厚み方向(Z軸方向)に積層されたものであってもよい。例えば、回路部7や放熱部材9に面する表面が接着性を有し、内部が高強度の第1放熱体8を用いると、例えば、第1放熱体8の剥離や破損が生じにくく、高強度のアンテナ装置100を得ることができる。この場合、第1放熱体8は、表面の素材と内部の素材とが異なる成分を有していてもよい。
【0050】
放熱部材9は、回路部7を収容する。放熱部材9は、例えば、第2基板4との間に回路部7を封止し、回路部7の露出を抑える。放熱部材9は、例えば、回路部7の周囲を覆う蓋形状を有してもよい。また、放熱部材9は、例えば、回路部7の速やかな放熱を促すヒートスプレッダであってもよい。放熱部材9の材料は、例えば、アルミニウム合金その他の金属とすることができる。また、放熱部材9の材料は、例えば、熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂といった樹脂であってもよい。放熱部材9は、例えば、機械的強度、耐熱性、熱伝導性の観点から、金属製の部材とすることができる。
【0051】
放熱部材9は、単層構造であってもよく、例えば、金属板と有機樹脂膜(有機樹脂板)とが積層された構造であってもよい。また、放熱部材9は、例えば、周囲の温度への感度を低くするという点から、外側を金属、内側を有機樹脂とすることができる。
【0052】
また、アンテナ部1は、インターポーザ12と、第2放熱体14とをさらに備える。
【0053】
インターポーザ12は、第1基板2と第2基板4とを接続する。インターポーザ12は、後述する第2接続部材13を介して第1基板2および第2基板4がそれぞれ有する配線と電気的に接続されている。
【0054】
第2接続部材13は、第1基板2の第6面2b上および第2基板4の第8面4b上にそれぞれ位置している。第2接続部材13は、第2基板4の厚み方向に所定の高さを有しており、第1基板2および第2基板4と、インターポーザ12とを接続する。第2接続部材13は、接続部材の一例として示している。第2接続部材13は、例えば、柱状のバンプであってよい。
【0055】
第1基板2とインターポーザ12との間、第2基板4とインターポーザ12との間に第2接続部材13をそれぞれ位置させることにより、第1基板2と第2基板4との隙間を介した空気の流通が可能となる。このため、実施形態に係るアンテナ装置100によれば、アンテナ部1、特に導体部5で発生した熱を効率よく放熱することができることから、放熱性を向上することができる。なお、第2接続部材13は、いわゆるはんだボールであってもよい。また、第2接続部材13は、第1接続部材11と同じ形状および/または材料であってもよく、異なっていてもよい。
【0056】
第2放熱体14は、放熱部材9と第1支持部材15との間に位置している。第2放熱体14は、例えば、TIM(Thermal Interface Material)であってよい。第2放熱体14の材料および特性は、例えば、上記した第1放熱体8と同じであってよい。
【0057】
第1支持部材15は、アンテナ部1を支持する。第1支持部材15は、第2放熱体14を介して放熱部材9に固定されている。第1支持部材15の材料は、例えば、銅やアルミニウムなどの金属材料であってよい。また、第1支持部材15は、筐体17(図2参照)の一部であってよい。
【0058】
[第1変形例]
次に、図5図11を用いて、アンテナ装置100の変形例について説明する。図5は、実施形態の第1変形例に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。
【0059】
以下に示すアンテナ装置本体およびアンテナ装置において、上述したアンテナ装置100と同様の配置である部材については、便宜上、同様の符号を用いるようにした。
【0060】
図5に示すように、第1変形例に係るアンテナ装置100Aは、第1固定部材40が中空部44を有する点で図2に示した実施形態に係るアンテナ装置100と相違する。第1固定部材40としては、中空部44を有する管状体であってよい。このように第1固定部材40が中空部44を有する管状体であっても、第1固定部材40を有さない場合と比較してアンテナ装置100Aの放熱性を高めることができる。
【0061】
[第2変形例]
図6は、実施形態の第2変形例に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。図6に示すように、第2変形例に係るアンテナ装置100Bは、第1固定部材40が中空部44に冷却媒体45を封入したヒートパイプである点で図5に示すアンテナ装置100Aと相違する。第1固定部材40は、中空部44を有する管状体であってよい。冷却媒体45は、第1固定部材40が熱せられることにより気化し、冷却されることにより凝縮する。第1固定部材40の材料は、例えば、銅であってもよい。また、冷却媒体45は、例えば、水であってもよく、代替フロン(例えば、HFC-134a)であってもよい。このように第1固定部材40をヒートパイプとすることにより、アンテナ装置100Bは放熱性がさらに高まる。また、第2ベース部材30と比較して高温になりやすい第1ベース部材20を第2ベース部材30よりも下方に位置させると、冷却媒体45の気化に伴う上昇と凝縮に伴う下降が円滑に行われることから、熱輸送能力をさらに高めることができる。
【0062】
[第3変形例]
図7は、実施形態の第3変形例に係るアンテナ装置の概略を示す断面図である。図7に示すように、第3変形例に係るアンテナ装置100Cは、第1ベース部材20および第2ベース部材30の内部に位置する空洞20a,30aをそれぞれ有する点で図5に示すアンテナ装置100Aと相違する。空洞20a,30aには、冷却媒体45が流通する。このように冷却媒体45を第1ベース部材20および第2ベース部材30の内部にまで流通可能とすることにより、アンテナ装置100Cは放熱性がさらに高まる。
【0063】
なお、図7では、第1固定部材40の中空部44と空洞20a,30aとを連通させる例について示したが、これに限られない。例えば、第1固定部材40の第1端部41および第2端部42を第1ベース部材20および第2ベース部材30の内部にそれぞれ位置させてもよい。また、第1ベース部材20および第2ベース部材30のうち、一方の内部のみに冷却媒体45を流通させてもよい。
【0064】
[第4変形例]
図8は、実施形態の他の態様のアンテナ装置本体を示す斜視図である。図9は、図8に示すアンテナ装置本体を備えるアンテナ装置の概略を示す断面図である。
【0065】
図8に示すアンテナ装置本体100bおよび図9に示すアンテナ装置100Dは、第2固定部材46をさらに有する点で、図1に示したアンテナ装置本体100a、および図2に示したアンテナ装置100と相違する。第2固定部材46は、第1ベース部材20の第3端面24と第2ベース部材30の第4端面34との間に位置しており、第1ベース部材20および第2ベース部材30に架け渡されている。
【0066】
第3端面24は、Y軸方向に沿って第1ベース部材20の第1端面23とは反対側の端部に位置している。また、第4端面34は、Y軸方向に沿って第2ベース部材30の第2端面33とは反対側の端部に位置している。
【0067】
このように、第1端面23および第2端面33に固定される第1固定部材40と、第3端面24および第4端面34に固定される第2固定部材46とを有することにより、第1固定部材40のみを有する場合と比較して放熱経路が増大する。これにより、アンテナ装置100Dの放熱性をさらに高めることができる。
【0068】
[第5変形例]
図10は、実施形態の他の態様のアンテナ装置本体の概略を示す断面図である。図10に示すように、アンテナ装置100Eは、第1固定部材40および第2固定部材46がヒートパイプである点で、図8に示したアンテナ装置本体100b、図9に示したアンテナ装置100Dと相違する。
【0069】
第1固定部材40および第2固定部材46はそれぞれ、中空部44,47を有する管状体であってよい。また、第1ベース部材20および第2ベース部材30の内部には、例えば、冷却媒体45が流通する空洞20a,30aがそれぞれ位置していてもよい。空洞20a,30aは、中空部44,47に連通している。冷却媒体45は、空洞20a、中空部44、空洞30a、中空部47で構成される環状の流路に封入されている。冷却媒体45は、流通する部材の温度に応じて気化と凝縮を繰り返すことにより、アンテナ装置100Eを放熱させることができる。また、第2ベース部材30と比較して高温になりやすい第1ベース部材20を第2ベース部材30よりも下方に位置させると、冷却媒体45の気化に伴う上昇と凝縮に伴う下降が円滑に行われることから、熱輸送能力をさらに高めることができる。
【0070】
なお、図10では、第1固定部材40および第2固定部材46の中空部44,47と空洞20a,30aとを連通させる例について示したが、これに限られない。例えば、空洞20a、中空部44、空洞30a、中空部47に相当する環状の中空部に冷却媒体45を封入したヒートパイプの周囲に、第1ベース部材20および第2ベース部材30を位置させてもよい。
【0071】
[第6変形例]
図11は、実施形態の他の態様のアンテナ装置本体を示す斜視図である。図11に示すように、アンテナ装置本体100cは、第1固定部材40および第2固定部材46が、複数の固定部材をそれぞれ有する点で、図8に示したアンテナ装置本体100b、図9に示したアンテナ装置100D、図10に示したアンテナ装置100Eと相違する。
【0072】
アンテナ装置本体100cを構成する第1固定部材40は、厚み方向(Z軸方向)および第1方向(Y軸方向)に交差する第2方向としてのX軸方向に並列する複数の固定部材401~403を有する。また、第2固定部材46は、X軸方向に並列する複数の固定部材461~463を有する。
【0073】
このように、第1固定部材40および第2固定部材46が、それぞれ複数の固定部材を有することにより、放熱経路が増大する。これにより、アンテナ装置本体100cを備えるアンテナ装置の放熱性をさらに高めることができる。なお、第1固定部材40および第2固定部材46は、中実であってもよく、中空であってもよい。また、第1固定部材40および第2固定部材46は、冷却媒体45を封入したヒートパイプであってもよい。また、図11に示す固定部材401~403,461~463の数は例示に過ぎず、その数は必要に応じて変更することができる。また、放熱性を高めるという理由から、固定部材401~403、461~463は、それぞれが離間していてもよい。さらに、第1固定部材40および第2固定部材46のうち、例えば一方を中実体、他方をヒートパイプとしてもよい。
【0074】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【0075】
[実験例]
図10に示すアンテナ装置において、第1固定部材40および第2固定部材46の有無に伴う放熱性の相違について評価した。
【0076】
まず、実験例に係るアンテナ装置として、次に示す材料を使用した。第1基板2は、X軸方向およびY軸方向の寸法をいずれも50mm、厚みを1mmとし、貫通孔2cのX軸方向およびY軸方向の寸法をいずれも5mmとした。第2基板4は、X軸方向およびY軸方向の寸法をいずれも4mm、厚みを1mmとし、第2基板4の側面4cと貫通孔2cとの間隔を0.5mmとした。また、第1基板2の第6面2bからのインターポーザ12の高さを0.5mm、回路部7のX軸方向およびY軸方向の寸法をいずれも2mmとし、供給電力を9Wとした。また、第1放熱体8および第2放熱体14の厚みをいずれも0.1mmとし、第1支持部材15および第2支持部材16の厚みをいずれも2mmとした。
【0077】
また、筐体17の外径を150mmとし、第1ベース部材20および第2ベース部材30の厚みをいずれも10mmとし、支柱50の高さを1mとした。
【0078】
また、第1基板2、第2基板4およびインターポーザ12の熱伝導率を10W/mK(X軸方向およびY軸方向)、1W/mK(Z軸方向)とし、回路部7および第1放熱体8,第2放熱体14の熱伝導率をそれぞれ4.3W/mK、50W/mKとし、第1支持部材15、第2支持部材16、第1ベース部材20および第2ベース部材30の熱伝導率をいずれも385W/mKとし、ヒートパイプとしての第1固定部材40および第2固定部材46の熱伝導率をいずれも50000W/mKとした。試料として図8に示したアンテナ装置本体100bの構成を用いた。
【0079】
一方、参考例に係るアンテナ装置は、第1固定部材40および第2固定部材46を有さないことを除き、上記した実験例に係るアンテナ装置本体100bと同じ材料を使用して作製した。
【0080】
実験例および参考例に係るアンテナ装置につき通電条件を同じにしてそれぞれ評価したところ、実験例に係るアンテナ装置では、導体部5の直下温度が100℃以下となり、用途に適した放熱性を有していることが明らかとなった。これに対し、参考例に係るアンテナ装置では、導体部5の直下温度が100℃を超えた。これにより、第1ベース部材20および第2ベース部材30の間に第1固定部材40および第2固定部材46を位置させることにより、放熱性が向上することが明らかとなった。
【0081】
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0082】
1 アンテナ部
2 第1基板
4 第2基板
5 導体部
7 回路部
8 第1放熱体
9 放熱部材
10 素子部
12 インターポーザ
14 第2放熱体
15 第1支持部材
16 第2支持部材
17 筐体
20 第1ベース部材
30 第2ベース部材
40 第1固定部材
46 第2固定部材
50 支柱
60 電源部
100 アンテナ装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11