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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-08
(45)【発行日】2025-01-17
(54)【発明の名称】スケジュール共有方法、装置及び機器
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/109 20230101AFI20250109BHJP
【FI】
G06Q10/109
【請求項の数】 23
(21)【出願番号】P 2023577421
(86)(22)【出願日】2022-06-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-30
(86)【国際出願番号】 CN2022098071
(87)【国際公開番号】W WO2022267902
(87)【国際公開日】2022-12-29
【審査請求日】2023-12-14
(31)【優先権主張番号】202110687687.0
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ヂャオイー
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,ダンヤン
(72)【発明者】
【氏名】グオ,チャンユー
(72)【発明者】
【氏名】チェン,シンルン
(72)【発明者】
【氏名】フー,ガン
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ヂョン
(72)【発明者】
【氏名】チュ,ハオフゥイ
(72)【発明者】
【氏名】リュ,シィアンジュン
【審査官】佐藤 敬介
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-259188(JP,A)
【文献】馬渕 充啓 Mitsuhiro Mabuchi,ケーパビリティに基づくアクセス制御を持つスケジュール管理アプリケーションの構想 Towards a Schedule Management Application with Capability-based Access Control,情報処理学会研究報告 Vol.2006 No.44 IPSJ SIG Technical Reports,日本,社団法人情報処理学会 Information Processing Society of Japan,2006年05月12日,第2006巻,p9-16
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実行されるスケジュール共有方法であって、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するステップと、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールを、アクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページであるターゲットオブジェクトに共有するステップと、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記第2ユーザの権限情報にマッチングする操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現するステップであって、前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられるステップとを含むことを特徴とするスケジュール共有方法。
【請求項2】
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記第2ユーザの権限情報にマッチングする操作コントロールを表示する前記ステップは、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールの参加者ではないことを示すことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に第1操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記第1操作コントロールをトリガすることにより前記共有すべきスケジュールへの参加を申請するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記第2ユーザの権限情報にマッチングする操作コントロールを表示する前記ステップは、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールの参加者であることを示すことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に第2操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記第2操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールに返答するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2操作コントロールは、前記共有すべきスケジュールを受け付けるための第1コントロール、前記共有すべきスケジュールを拒否するための第2コントロール、及び保留コントロールの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記第2ユーザのターゲットコントロールに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページで前記ターゲットコントロールに対応するコンテンツを更新するステップであって、前記ターゲットコントロールは前記第2操作コントロールのうちのいずれかのコントロールであるステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示する前記ステップは、
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有することに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記共有すべきスケジュールに関する詳細情報を含む第1スケジュール情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示する前記ステップは、
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有さないことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記共有すべきスケジュールに関する要約情報を含む第2スケジュール情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定する前記ステップは、
第1ユーザによって前記ターゲットオブジェクト内にトリガされた挿入操作に応答し、前記第1ユーザによって入力されたスケジュール識別子を受信し、前記スケジュール識別子を含む1つ又は複数のスケジュールを表示するステップと、
前記第1ユーザの前記1つ又は複数のスケジュールにおける選択操作に応答し、選定された共有スケジュールを共有すべきスケジュールとして決定するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する前記ステップは、
前記第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する確認操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをスケジュールカードの形で前記ターゲットオブジェクトに挿入するステップを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールの表示モードを切り替えるステップであって、前記表示モードはスケジュールカード及びルート情報のうちの1つを含み、前記ルート情報は前記共有すべきスケジュールを取得するルートを示すステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定する前記ステップは、
前記第1ユーザのスケジュールページでの選択操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するステップであって、前記スケジュールページは前記共有すべきスケジュールを含むステップを含み、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する前記ステップは、
第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに追加するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに追加する前記ステップは、
前記第1ユーザの前記スケジュールページの共有アッセンブリに対するトリガ操作に応答し、前記ターゲットオブジェクトを含むページを表示するステップと、
前記第1ユーザの前記ページでの前記ターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報をターゲットオブジェクトに送信するステップとを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに追加する前記ステップは、
前記第1ユーザの前記スケジュールページのルート情報コピーアッセンブリに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を取得するステップと、
前記第1ユーザのターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに追加するステップとを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記ルート情報は前記共有すべきスケジュールに対応するリンクであることを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報に対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報の中から前記共有すべきスケジュールに対応する識別子及び前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する権限情報を取得するステップと、
前記識別子及び前記権限情報に基づいてカレンダーサーバ側から前記共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報及びインタラクション情報を取得するステップであって、前記カレンダーサーバ側には前記共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報が記憶され、前記インタラクション情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールとインタラクションできるコンテンツを示すステップと、
前記スケジュール情報及び前記インタラクション情報を利用して前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報をスケジュールカードとしてレンダリングし、前記スケジュールカード内に前記スケジュール情報及び前記インタラクション情報を表示するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ターゲットオブジェクトは共有ドキュメントであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記ターゲットオブジェクトに呈示される前記共有すべきスケジュールは、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有プラットフォームを介して前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを取得し、前記スケジュールブロックは、スケジュールサーバが前記共有プラットフォームのデータ基準に基づいて生成したものであり、前記データ基準は前記スケジュールブロックで表示する必要があるフィールドを示すことに用いられることと、
前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを表示することと、によって生成されることを特徴とする請求項1~14、17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
共有プラットフォームを介して前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを取得する前記ステップは、
共有プラットフォームに前記共有すべきスケジュールの識別子を含むスケジュールの挿入要求を送信することで、前記共有プラットフォームが前記共有すべきスケジュールの識別子に基づいてローカルから前記スケジュールブロックを検索するか、又は前記スケジュールサーバに前記スケジュールブロックを要求するステップと、
前記共有プラットフォームによって送信された前記スケジュールブロックを受信するステップと、を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記方法は、
前記共有プラットフォームによって送信された更新メッセージを受信するステップであって、前記更新メッセージは前記スケジュールブロックの識別子を含み、前記更新メッセージは前記スケジュールサーバから前記共有プラットフォームに送信されるステップと、
前記識別子に基づいて前記第2ユーザの前記スケジュールブロックに対する権限情報を決定するステップと、
前記権限情報に基づいて前記共有プラットフォームに更新要求を送信するステップであって、前記更新要求は前記権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を要求することに用いられるステップと、
前記共有プラットフォームによって送信された、前記権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を受信し、前記更新されたスケジュール情報を表示するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
スケジュール共有装置であって、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するための決定ユニットと、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールを、アクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページであるターゲットオブジェクトに共有するための共有ユニットと、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記第2ユーザの権限情報にマッチングする操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現するための表示ユニットであって、前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられる表示ユニットとを含むことを特徴とするスケジュール共有装置。
【請求項22】
電子機器であって、
命令やコンピュータプログラムを記憶することに用いられメモリと、
前記メモリ内の前記命令又はコンピュータプログラムを実行し、前記電子機器に請求項1~14、17のいずれか1項に記載の方法を実行させることに用いられることプロセッサと、を含むことを特徴とする電子機器。
【請求項23】
コンピュータ可読記憶媒体であって、命令を含み、それがコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータに前記請求項1~14、17のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2021年6月21日に提出された出願番号が202110687687.0であり、出願の名称が「スケジュール共有方法、装置及び機器」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容は引用によって本願に組み込まれる。
[技術分野]
【0002】
本願はコンピュータ処理技術に関し、具体的にスケジュール共有方法、装置及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の継続的な発展に伴い、人々のニーズを満たしやすくするアプリケーションプログラムがますます増えている。スケジュールアプリケーションは人々の仕事の重要なアシスタントとなっている。スケジュールを作成することにより、自分が特定の仕事に参加したり、特定の仕事を行ったりすることを思い出させることができる。また、スケジュールを関係者間で共有し、スケジュールアクティビティに参加するように関係者に通知したり、関係者に自分の日程を知らせたりすることもできる。しかしながら、現在では、ページ又はウェブページでスケジュール共有を行うときに、スケジュール情報の表示のみを実現することができ、これに基づいてインタラクションを実現することができないため、ユーザの使用体験に影響を与えている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
これに鑑みて、本願の実施例は、スケジュール情報を表示できるだけでなく、ユーザのスケジュールに対する操作をサポートし、ユーザの使用体験を向上させることができることを実現するためのスケジュール共有方法、装置及び機器を提供する。
【0005】
上記目的を実現するために、本願の実施例に係る技術的解決手段は以下のとおりである。
【0006】
本願の実施例の第1態様はスケジュール共有方法を提供し、前記方法は、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するステップと、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールを、アクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページであるターゲットオブジェクトに共有するステップと、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現するステップであって、前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられるステップとを含む。
【0007】
1つの具体的な実現形態では、第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示する前記ステップは、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールの参加者ではないことを示すことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に第1操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記第1操作コントロールをトリガすることにより前記共有すべきスケジュールへの参加を申請するステップを含む。
【0008】
1つの具体的な実現形態では、第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示する前記ステップは、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールの参加者であることを示すことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に第2操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記第2操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールに返答するステップを含む。
【0009】
1つの具体的な実現形態では、前記第2操作コントロールは、前記共有すべきスケジュールを受け付けるための第1コントロール、前記共有すべきスケジュールを拒否するための第2コントロール、及び保留コントロールの少なくとも1つを含む。
【0010】
1つの具体的な実現形態では、前記方法は、
前記第2ユーザのターゲットコントロールに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページで前記ターゲットコントロールに対応するコンテンツを更新するステップであって、前記ターゲットコントロールは前記第2操作コントロールのうちのいずれかのコントロールであるステップをさらに含む。
【0011】
1つの具体的な実現形態では、前記方法は、
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示するステップをさらに含む。
【0012】
1つの具体的な実現形態では、前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示する前記ステップは、
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有することに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記共有すべきスケジュールに関する詳細情報を含む第1スケジュール情報を表示するステップを含む。
【0013】
1つの具体的な実現形態では、前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示する前記ステップは、
前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有さないことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記共有すべきスケジュールに関する要約情報を含む第2スケジュール情報を表示するステップを含む。
【0014】
1つの具体的な実現形態では、第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定する前記ステップは、
第1ユーザによって前記ターゲットオブジェクト内にトリガされた挿入操作に応答し、前記第1ユーザによって入力されたスケジュール識別子を受信し、前記スケジュール識別子を含む1つ又は複数のスケジュールを表示するステップと、
前記第1ユーザの前記1つ又は複数のスケジュールにおける選択操作に応答し、選定された共有スケジュールを共有すべきスケジュールとして決定するステップとを含む。
【0015】
1つの具体的な実現形態では、前記第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する前記ステップは、
前記第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する確認操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをスケジュールカードの形で前記ターゲットオブジェクトに挿入するステップを含む。
【0016】
1つの具体的な実現形態では、前記方法は、
前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールの表示モードを切り替えるステップであって、前記表示モードはスケジュールカード及びルート情報のうちの1つを含むステップをさらに含む。
【0017】
1つの具体的な実現形態では、第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定する前記ステップは、
前記第1ユーザのスケジュールページでの選択操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するステップであって、前記スケジュールページは前記共有すべきスケジュールを含むステップを含み、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する前記ステップは、
第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに送信するステップを含む。
【0018】
1つの具体的な実現形態では、第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに送信する前記ステップは、
前記第1ユーザの前記スケジュールページの共有アッセンブリに対するトリガ操作に応答し、前記ターゲットオブジェクトを含むページを表示するステップと、
前記第1ユーザの前記ページでの前記ターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報をターゲットオブジェクトに送信するステップとを含む。
【0019】
1つの具体的な実現形態では、第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに送信する前記ステップは、
前記第1ユーザの前記スケジュールページのルート情報コピーアッセンブリに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を取得するステップと、
前記第1ユーザのターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに送信するステップとを含む。
【0020】
1つの具体的な実現形態では、前記ルート情報は前記共有すべきスケジュールに対応するリンクである。
【0021】
1つの具体的な実現形態では、前記方法は、
前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報に対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報の中から前記共有すべきスケジュールに対応する識別子及び前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する権限情報を取得するステップと、
前記識別子及び前記権限情報に基づいてカレンダーサーバ側から前記共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報及びインタラクション情報を取得するステップであって、前記カレンダーサーバ側には前記共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報が記憶されるステップと、
前記スケジュール情報及び前記インタラクション情報を利用して前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報をスケジュールカードとしてレンダリングし、前記スケジュールカード内に前記スケジュール情報及び前記インタラクション情報を表示するステップとをさらに含む。
【0022】
1つの具体的な実現形態では、前記ターゲットオブジェクトは共有ドキュメントである。
【0023】
1つの具体的な実現形態では、前記ターゲットオブジェクトに呈示される前記共有すべきスケジュールは、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有プラットフォームを介して前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを取得し、前記スケジュールブロックは、スケジュールサーバが前記共有プラットフォームのデータ基準に基づいて生成したものであり、前記データ基準は前記スケジュールブロックで表示する必要があるフィールドを示すことに用いられることと、
前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを表示することと、によって生成される。
【0024】
1つの具体的な実現形態では、共有プラットフォームを介して前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを取得する前記ステップは、
共有プラットフォームに前記共有すべきスケジュールの識別子を含むスケジュールの挿入要求を送信することで、前記共有プラットフォームが前記共有すべきスケジュールの識別子に基づいてローカルから前記スケジュールブロックを検索するか、又は前記スケジュールサーバに前記スケジュールブロックを要求するステップと、
前記共有プラットフォームによって送信された前記スケジュールブロックを受信するステップとを含む。
【0025】
1つの具体的な実現形態では、前記方法は、
前記共有プラットフォームによって送信された更新メッセージを受信するステップであって、前記更新メッセージは前記スケジュールブロックの識別子を含み、前記更新メッセージは前記スケジュールサーバから前記共有プラットフォームに送信されるステップと、
前記識別子に基づいて前記第2ユーザの前記スケジュールブロックに対する権限情報を決定するステップと、
前記権限情報に基づいて前記共有プラットフォームに更新要求を送信するステップであって、前記更新要求は前記権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を要求することに用いられるステップと、
前記共有プラットフォームによって送信された、前記権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を受信し、前記更新されたスケジュール情報を表示するステップとをさらに含む。
【0026】
本願の実施例の第2態様はスケジュール共有装置を提供し、前記装置は、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するための決定ユニットと、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールを、アクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページであるターゲットオブジェクトに共有するための共有ユニットと、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現するための表示ユニットであって、前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられる表示ユニットとを含む。
【0027】
本願の実施例の第3態様は電子機器を提供し、前記機器はプロセッサと、メモリとを含み、
前記メモリは命令又はコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリ内の前記命令又はコンピュータプログラムを実行し、前記電子機器に第1態様に記載の方法を実行させることに用いられる。
【0028】
本願の実施例の第4態様はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、命令を含み、それがコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータに第1態様に記載の方法を実行させる。
【0029】
本願の実施例の第5態様はコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラム/命令を含み、前記コンピュータプログラム/命令はプロセッサによって実行されるときに第1態様に記載の方法を実現する。
【0030】
上記から分かるように、本願の実施例は以下の有益な効果を有する。
【0031】
本願の実施例に係る技術的解決手段は、第1ユーザのトリガ操作を検出した後に、共有すべきスケジュールを決定する。第1ユーザによってトリガされた共有操作に基づいて、共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに送信する。ターゲットオブジェクトはアクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページである。ターゲットオブジェクトを介して共有すべきスケジュールのスケジュール情報を確認する第2ユーザが存在するときに、該第2ユーザの共有すべきスケジュールに対する権限情報を取得し、該権限情報に基づいて共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示し、それにより第2ユーザは該操作コントロールを介して共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現する。つまり、本願の実施例に係る解決手段により、第2ユーザは、共有すべきスケジュールのスケジュール情報を確認できるだけでなく、インタラクションを実現し、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1図1は本願の実施例に係るスケジュール共有方法のフローチャートである。
図2a図2aは本願の実施例に係る共有すべきスケジュールを決定する模式図である。
図2b図2bは本願の実施例に係る別の共有すべきスケジュールを決定する模式図である。
図2c図2cは本願の実施例に係る共有すべきスケジュールのカード表示を示す模式図である。
図2d図2dは本願の実施例に係る別の共有すべきスケジュールのカード表示を示す模式図である。
図2e図2eは本願の実施例に係るさらに別の共有すべきスケジュールのカード表示を示す模式図である。
図3a図3aは本願の実施例に係る共有すべきスケジュールのリンク表示を示す模式図である。
図3b図3bは本願の実施例に係る共有すべきスケジュールの操作コントロールの表示を示す模式図である。
図3c図3cは本願の実施例に係る別の共有すべきスケジュールの操作コントロールの表示を示す模式図である。
図3d図3dは本願の実施例に係るさらに別の共有すべきスケジュールの操作コントロールの表示を示す模式図である。
図3e図3eは本願の実施例に係るインタラクション効果の模式図である。
図4a図4aは本願の実施例に係る表示モードの調整を示す模式図である。
図4b図4bは本願の実施例に係る別の表示モードの調整を示す模式図である。
図5図5は本願の実施例に係るスケジュールブロックのトランスポートインタラクションを示す図である。
図6図6は本願の実施例に係るスケジュール共有装置の構造図である。
図7図7は本願の実施例に係る電子機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本願の上記目的、特徴及び利点をより分かりやすくするために、以下、図面及び具体的な実施形態を参照しながら、本願の実施例についてさらに詳細に説明する。理解できるように、ここで説明される具体的な実施例は本願を解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではない。また、説明する必要があるように、説明の便宜上、図面には、全部の構造ではなく本願に関連する部分のみが示されている。
【0034】
現在、共有ドキュメントなどのページ又はウェブページにスケジュールを挿入するときに、共有ドキュメントにはスケジュールの一部の情報しか表示されないため、ユーザはスケジュールの詳細情報を確認することができず、スケジュールブロックを基礎としてインタラクションを行うこともできない。また、従来のスケジュール挿入はスケジュールの一部の情報のみを静的に表示し、スケジュールの情報が更新されるときに、スケジュール情報の変更を監視することができず、ユーザの使用体験に影響を与える。
【0035】
これに基づき、本願の実施例はスケジュール共有方法を提供し、第1ユーザが挿入を必要とする共有すべきスケジュールを選択した後に、第1ユーザの共有操作に応答し、共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する。第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスするときに、第2ユーザの権限情報に基づいてマッチングする操作コントロールを決定することで、共有すべきスケジュールに対応するページ内に該操作コントロールを表示し、さらに第2ユーザが操作コントロールを介して共有すべきスケジュールとインタラクションを行うことができる。第2ユーザの権限情報は第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられる。
【0036】
また、共有すべきスケジュールのスケジュール情報が更新されるときに、ターゲットオブジェクト内の共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報をリアルタイムに更新し、それによりユーザはリアルタイムなスケジュール情報を確認することができる。
【0037】
理解の便宜上、以下、図面を参照しながら、本願の実施例に係る技術的解決手段について説明する。
【0038】
図1を参照すると、該図は本願の実施例に係るスケジュール共有方法のフローチャートであり、図1に示すように、該方法は以下のS101~S103を含むことができる。
【0039】
S101、第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定する。
【0040】
本実施例では、第1ユーザがターゲットオブジェクトに共有すべきスケジュールを挿入しようとするときに、第1ユーザのトリガ操作に応答し、まず共有すべきスケジュールを決定する。ターゲットオブジェクトはアクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページである。例えば、ターゲットオブジェクトは共有ドキュメントである。ここでは、共有ドキュメントとは、例えば、ユーザが割り当てられたユーザ権限でアクセス及び操作することをサポートするオンラインドキュメントを指してもよい。例えば、ユーザは、共有ドキュメントを閲覧及び/又はリアルタイムに編集する権限を有することができる。模式的には、ユーザが共有ドキュメントをリアルタイムに編集する権限を有する場合、その編集効果は、該共有ドキュメントにアクセスしており、且つ該共有ドキュメントへのアクセス権限を有する他のユーザのページにリアルタイムに同期される。
【0041】
第1ユーザが共有すべきスケジュールを決定することは、以下の方式によって実現され得る。
【0042】
1つは、ターゲットオブジェクト側で共有すべきスケジュールを決定することである。具体的には、第1ユーザによってターゲットオブジェクト内にトリガされた挿入操作に応答し、第1ユーザによって入力されたスケジュール識別子を受信し、該スケジュール識別子を含む1つ又は複数のスケジュールを表示し、第1ユーザの1つ又は複数のスケジュールにおける選択操作に応答し、選定されたスケジュールを共有すべきスケジュールとして決定する。例えば、第1ユーザはターゲットオブジェクト内に挿入コントロールをクリックし、スケジュールカードオプションを含むメニューを表示する。第1ユーザはスケジュールカードオプションをトリガし、検索入力ボックスをポップアップし、第1ユーザは、検索入力ボックス内に挿入しようとするスケジュールの検索キーワード(例えば、スケジュールのテーマ、参加者の名前、スケジュールの開始時間、スケジュールの終了時間のうちの1つ又は複数)を入力することができ、ターゲットオブジェクトに対応するサーバは、第1ユーザによって入力された検索キーワードに基づいてスケジュールアプリケーションに対応するサーバに該検索キーワードを含む1つ又は複数のスケジュールを要求し、さらに検索入力ボックスの下方に該検索キーワードを含む1つ又は複数のスケジュールを表示することができる。第1ユーザは、表示された1つ又は複数のスケジュールの中から挿入しようとするスケジュールを選択することができる。例えば、図2aに示すように、第1ユーザは、共有ドキュメント内に、対応するトリガ操作により、スケジュールカード選択を含むメニュー201を呼び出すことができる。第1ユーザのメニュー201内のスケジュールカード2011に対するトリガ操作に応答し、スケジュール検索入力ボックス202を表示する。第1ユーザがスケジュールカードに対応する検索入力ボックス内にスケジュールの検索キーワード「特許コミュニケーション」を入力する場合、検索入力ボックスの下方に、スケジュールテーマが、「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」、「第2プロジェクトの特許コミュニケーション」及び「第3プロジェクトの特許コミュニケーション」など、「特許コミュニケーション」を含む複数のスケジュールを表示することができる。第1ユーザが「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」を選択する場合、スケジュール「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」は共有すべきスケジュールである。
【0043】
もう1つは、第1ユーザがスケジュール側で共有すべきスケジュールを決定することである。具体的には、第1ユーザのスケジュールページでの選択操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定し、スケジュールページは共有すべきスケジュールを含む。例えば、第1ユーザはカレンダーアプリケーションにアクセスすることができ、該カレンダーアプリケーションには作成された1つ又は複数のスケジュールを呈示することができ、第1ユーザはカレンダーアプリケーション内に共有を必要とするスケジュールを選択し、選定されたスケジュールを共有すべきスケジュールとして用いることができる。図2bに示すように、カレンダーアプリケーションには「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」、「第2プロジェクトの特許コミュニケーション」及び「第3プロジェクトの特許コミュニケーション」という作成された3つのスケジュールを表示し、第1ユーザは共有を必要とするスケジュールを選択する。
【0044】
S102、第1ユーザの共有操作に応答し、共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する。
【0045】
本実施例では、第1ユーザは共有すべきスケジュールを決定した後に、第1ユーザの共有操作に応答し、共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに共有する。ターゲットオブジェクトはアクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページである。
【0046】
具体的には、共有すべきスケジュールがターゲットオブジェクト側で第1ユーザによって決定されるときに、第1ユーザの共有すべきスケジュールに対する確認操作に応答し、共有すべきスケジュールをスケジュールカードの形でターゲットオブジェクトに挿入する。例えば、図2cに示すように、第1ユーザは「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」のスケジュールを選択した後に、共有ドキュメント1内に「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」のスケジュール情報をスケジュールカードの形で表示する。
【0047】
ターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報をスケジュールカードの形で表示するときに、第1ユーザの権限情報に基づいて表示する。図2cに示すように、第1ユーザが共有すべきスケジュールへの確認権限を有するときに、ターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールの第1スケジュール情報を表示し、該第1スケジュール情報は共有すべきスケジュールの詳細情報を含み、例えばスケジュールテーマ、スケジュール時間、スケジュールの主催者、スケジュールの参加者、各参加者のスケジュールに対する返答コンテンツなどを含む。第1ユーザが共有すべきスケジュールへの確認権限を有さないときに、ターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールの第2スケジュール情報を表示し、該第2スケジュール情報は共有すべきスケジュールの要約情報を含み、例えばスケジュールテーマ、スケジュール時間及びスケジュールの主催者のみを含む。例えば、図2dに示すように、第1ユーザが「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」への確認権限を有さないときに、スケジュールテーマ、スケジュール時間及びスケジュールの主催者のみを表示する。
【0048】
説明する必要があるように、実際の応用時には、ターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールのスケジュール情報をスケジュールカードの形で表示するときに、アクセス権限を有するユーザはスケジュールの全ての情報を確認できるため、ターゲットオブジェクトでの表示及びユーザの確認を容易にするために、スケジュールカード内にスケジュールの一部の情報、及び「より多くのスケジュール詳細を確認する」コントロールのみを表示し、ユーザの該コントロールに対するトリガ操作に応答し、詳細ページを表示し、該詳細ページでスケジュールに関するより多くの情報を確認することができる。例えば、図2eに示すように、第1ユーザが「第1プロジェクトの特許コミュニケーション」への確認権限を有し、共有ドキュメント1内に該スケジュールのカードを表示するときに、スケジュールテーマ、スケジュール時間及びスケジュールの主催者、及びより多くのスケジュール詳細を確認するコントロール203を表示することができる。第1ユーザは、「より多くのスケジュール詳細を確認する」コントロール203をクリックすることにより共有すべきスケジュールに関するスケジュール情報を確認することができる。
【0049】
いくつかの応用シナリオでは、第1ユーザがPC側のターゲットオブジェクトにスケジュールを挿入するときに、ユーザの「より多くのスケジュール詳細を確認する」コントロールに対するトリガ操作に応答し、詳細ページを直接表示してスケジュール詳細情報を表示することができる。別のいくつかの応用シナリオでは、第1ユーザがモバイル側のターゲットオブジェクトにスケジュールを挿入するときに、ユーザの「より多くのスケジュール詳細を確認する」コントロールに対するトリガ操作に応答し、カレンダーページにジャンプし、カレンダーページでスケジュール詳細情報を表示することができる。
【0050】
具体的には、共有すべきスケジュールがスケジュールページで第1ユーザによって決定されるときに、第1ユーザの共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、共有すべきスケジュールに対応するルート情報をターゲットオブジェクトに送信する。ルート情報は共有すべきスケジュールを取得するルートを示すことに用いられ、共有すべきスケジュールのリンク又は二次元コードであってもよい。一例では、第1ユーザの共有すべきスケジュールに対応するスケジュールページの共有アッセンブリに対するトリガ操作に応答し、ターゲットオブジェクトを含むページを表示し、第1ユーザの上記ページでのターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、共有すべきスケジュールに対応するルート情報をターゲットオブジェクトに送信する。別の例では、第1ユーザのスケジュールページのルート情報コピーアッセンブリに対するトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールに対応するルート情報を取得し、第1ユーザのターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、共有すべきスケジュールに対応するルート情報をターゲットオブジェクトに送信する。図3aに示すように、共有すべきスケジュールに対応するルート情報は共有すべきスケジュールのリンクであり、ユーザは共有ドキュメント1内に共有すべきスケジュールのリンクを挿入する。
【0051】
S103、第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、第2ユーザの権限情報に基づいて共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示することで、第2ユーザが操作コントロールを介して共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現する。
【0052】
本実施例では、第1ユーザは共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに挿入した後に、他の任意のユーザ(第2ユーザ)がターゲットオブジェクトにアクセスするときに、挿入された共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトを介して閲覧することができる。同時に、第2ユーザの権限情報に基づいて共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示することで、第2ユーザが操作コントロールを介して共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現する。第2ユーザの権限情報は第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられる。第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するときに、第2ユーザは共有すべきスケジュールの参加者であってもよく、又は第2ユーザは共有すべきスケジュールが属するカレンダーの協力者であってもよい。第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有さないときに、第2ユーザは共有すべきスケジュールの参加者ではなく、共有すべきスケジュールが属するカレンダーの協力者でもないことが示される。共有すべきスケジュールの参加者とは共有すべきスケジュールの作成者がスケジュールを作成するときに追加した参加者を指す。
【0053】
一例では、第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ第2ユーザの権限は第2ユーザが共有すべきスケジュールの参加者ではないことを示すことに応答し、第2ユーザに表示された共有すべきスケジュールに対応するページ内に第1操作コントロールを表示することで、第2ユーザが第1操作コントロールを介して共有すべきスケジュールへの参加を申請する。具体的には、第2ユーザが共有すべきスケジュールの参加者ではないが、共有すべきスケジュールが属するカレンダーの協力者であるときに、共有すべきスケジュールに対応するページ内にスケジュールテーマ、スケジュール時間、スケジュールの主催者、スケジュールの参加者、第1操作コントロールを表示することができる。図3bに示すように、共有すべきスケジュールに対応するページには参加したスケジュールコントロール301(第1操作コントロール)が含まれる。第2ユーザが共有すべきスケジュールの参加者ではなく、共有すべきスケジュールが属するカレンダーの協力者でもないときに、共有すべきスケジュールに対応するページ内にスケジュールテーマ、スケジュール時間、スケジュールの主催者、第1操作コントロールのみを表示することができる。図3cに示すように、共有すべきスケジュールに対応するページには参加したスケジュールコントロール301(第1操作コントロール)が含まれる。第2ユーザは参加したスケジュールコントロールをトリガすることにより該スケジュールへの参加を申請する。第2ユーザがターゲットオブジェクトに挿入された共有すべきスケジュールに参加できるか否かについては、スケジュールの主催者が設定した権限に基づいて申請者が参加に成功できるか否かを判断する。
【0054】
別の例では、第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ第2ユーザが共有すべきスケジュールの参加者であることに応答し、共有すべきスケジュールに対応するページ内に第2操作コントロールを表示することで、第2ユーザが第2操作コントロールを介して共有すべきスケジュールに返答する。第2操作コントロールは共有すべきスケジュールを受け付けるためのコントロール、共有すべきスケジュールを拒否するためのコントロール、及び保留コントロールの少なくとも1つを含む。例えば、図3dに示すように、共有すべきスケジュールに対応するページには受付コントロール302、拒否コントロール303及び保留コントロール304が表示され、第2ユーザは上記いずれかのコントロールに対してトリガ操作を行うことができる。
【0055】
具体的な実現では、第2ユーザのターゲットコントロールに対するトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールに対応するページでターゲットコントロールに対応するコンテンツを更新する。ターゲットコントロールは第2操作コントロールのうちのいずれかのコントロールである。例えば、図3eに示すように、第2ユーザがコントロール302をトリガするときに、コントロール302は受け付けたと表示され、第2ユーザがコントロール303をトリガするときに、コントロール303は拒否したと表示され、第2ユーザがコントロール304をトリガするときに、コントロール304は保留中と表示される。
【0056】
実際の応用では、第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスすることにより共有すべきスケジュールを閲覧するときに、インタラクション可能なコントロールを表示できるだけでなく、スケジュール情報を表示することもできる。具体的には、第2ユーザの権限情報に基づいて共有すべきスケジュールに対応するページ内に権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示する。1つは、第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有することに応答し、共有すべきスケジュールに対応するページ内に第1スケジュール情報を表示し、該第1スケジュール情報は共有すべきスケジュールに関する詳細情報を含む。共有すべきスケジュールのスケジュール情報の表示形式は図2c及び図2eに示されるものを参照すればよい。もう1つは、第2ユーザがターゲットオブジェクトに挿入された共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有さない場合に、第2ユーザがターゲットオブジェクトにアクセスするときに、共有すべきスケジュールに対応するページ内に第2スケジュール情報を表示し、該第2スケジュール情報は共有すべきスケジュールに関する要約情報を含む。例えば、図2dに示すように、要約情報はスケジュールテーマ、スケジュール時間、スケジュールの主催者を含んでもよい。
【0057】
上記説明から分かるように、第1ユーザのトリガ操作を検出した後に、共有すべきスケジュールを決定する。第1ユーザによってトリガされた共有操作に基づいて、共有すべきスケジュールをターゲットオブジェクトに送信し、ターゲットオブジェクトはアクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページである。ターゲットオブジェクトを介して共有すべきスケジュールのスケジュール情報を確認する第2ユーザが存在するときに、該第2ユーザの共有すべきスケジュールに対する権限情報を取得し、該権限情報に基づいて共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示し、それにより第2ユーザは該操作コントロールを介して共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現する。つまり、本願の実施例に係る解決手段により、第2ユーザは、共有すべきスケジュールのスケジュール情報を確認できるだけでなく、インタラクションを実現し、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0058】
上記説明から分かるように、共有すべきスケジュールのターゲットオブジェクトでの表示モードはスケジュールカード又はルート情報であってもよく、ユーザの使用を容易にするために、ユーザのトリガ操作に基づいて、上記異なる表示モードの間で切り替えることもできる。
【0059】
具体的には、1つの具体的な実現形態では、共有すべきスケジュールがスケジュールカードの形でターゲットオブジェクトに挿入されるときに、第2ユーザの共有すべきスケジュールに対するトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールの表示モードをスケジュールカードからルート情報に調整する。例えば、図4aに示すように、ターゲットオブジェクトにスケジュールカードを挿入し、第2ユーザはトリガ操作によって調整ページを呼び出し、第2ユーザは共有すべきスケジュールの表示モードをリンクとして選択することができる。
【0060】
1つの具体的な実現形態では、共有すべきスケジュールをルート情報の形でターゲットオブジェクトに挿入するときに、第2ユーザの共有すべきスケジュールに対するトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールの表示モードをルート情報からスケジュールカードに調整し、ターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールをスケジュールカードの形で表示する。図4bに示すように、ターゲットオブジェクトに共有すべきスケジュールのリンクを挿入し、第2ユーザはトリガ操作によって調整ページを呼び出し、第2ユーザは共有すべきスケジュールの表示モードをカードとして選択することができる。
【0061】
具体的には、以下の方式によって、ターゲットオブジェクト内の共有すべきスケジュールのリンクをスケジュールカードとしてレンダリングすることを実現できる。第2ユーザの共有すべきスケジュールに対応するルート情報に対するトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールに対応するルート情報の中から共有すべきスケジュールに対応する識別子及び第2ユーザの共有すべきスケジュールに対する権限情報を取得し、共有すべきスケジュールの識別子及び権限情報に基づいてカレンダーサーバ側から共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報及びインタラクション情報を取得し、スケジュール情報及びインタラクション情報を利用して共有すべきスケジュールに対応するルート情報をスケジュールカードとしてレンダリングし、スケジュールカード内にスケジュール情報及びインタラクション情報を表示する。つまり、ターゲットオブジェクトのサーバは、第2ユーザが共有すべきスケジュールの表示モードをリンクからスケジュールカードに調整すると検出したときに、リンクから共有すべきスケジュールの識別子を取得するとともに、第2ユーザの共有すべきスケジュールへのアクセス権限を取得する。ターゲットオブジェクトのサーバは、共有すべきスケジュールの識別子及び第2ユーザの権限情報をカレンダーサーバ側に送信することで、カレンダーサーバ側は共有すべきスケジュールの識別子及び第2ユーザの権限情報に基づいて共有すべきスケジュールに関するスケジュール情報及びインタラクション情報を取得する。カレンダーサーバ側には共有すべきスケジュールに対応する全てのスケジュール情報及びインタラクション情報が記憶される。第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するときに、取得されたスケジュール情報はスケジュール詳細情報を含み、第2ユーザが共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有さないときに、取得されたスケジュール情報は要約情報を含む。カレンダーサーバ側は取得されたスケジュール情報及びインタラクション情報をターゲットオブジェクトのサーバに送信し、ターゲットオブジェクトのサーバはスケジュール情報及びインタラクション情報をターゲットオブジェクトのフロントエンドに返信することで、共有すべきスケジュールのスケジュールリンクをスケジュールカードとしてレンダリングし、それによりターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールをスケジュールカードの形で表示する。インタラクション情報は第2ユーザが共有すべきスケジュールとインタラクションできるコンテンツであり、例えば参加したスケジュールコントロール、受付コントロール、拒否コントロール、保留コントロールなどを含む。
【0062】
1つの具体的な実現形態では、ターゲットオブジェクト内に共有すべきスケジュールを表示するときに、さらに共有すべきスケジュールのスケジュール情報の更新を実現することもでき、それによりユーザは更新されたスケジュール情報を閲覧することができる。具体的には、カレンダーサーバ側は、特定のスケジュールのスケジュール情報が更新されたと検出したときに、該スケジュールが共有されるか否かを判断する。該スケジュールが共有されたと判断された場合に、ターゲットオブジェクトのサーバに更新メッセージを送信し、該更新メッセージは共有すべきスケジュールの識別子を含む。ターゲットオブジェクトのサーバは更新メッセージを受信した後に、共有すべきスケジュールの識別子に基づいて第2ユーザの共有すべきスケジュールに対する権限情報を決定する。第2ユーザの権限情報を決定した後に、該権限情報に基づいてカレンダーサーバ側に更新されたスケジュール情報を要求し、該更新されたスケジュール情報は第2ユーザが確認権限を有するスケジュール情報である。更新されたスケジュール情報を取得した後に、第2ユーザがターゲットオブジェクトを介して共有すべきスケジュールを確認することに応答し、更新されたスケジュール情報を共有すべきスケジュールに対応するページで表示する。
【0063】
ターゲットオブジェクトに呈示される共有すべきスケジュールは以下の方式によって取得され得る。理解の便宜上、図5に示される情報のインタラクション図を参照すると、図5に示すように、該インタラクション過程は以下のS501~S504を含む。
【0064】
S501、第1ユーザのトリガ操作に応答し、ターゲットオブジェクトサーバは共有プラットフォームにスケジュールの挿入要求を送信する。
【0065】
本実施例では、第1ユーザがターゲットオブジェクトにスケジュールを挿入するときに、ターゲットオブジェクトサーバは第1ユーザのトリガ操作を検出した後に、共有プラットフォームにスケジュールの挿入要求を送信し、該スケジュールの挿入要求によって共有すべきスケジュールの情報ブロックを取得する。挿入要求は共有すべきスケジュールの識別子を含む。
【0066】
S502、共有プラットフォームはスケジュールの挿入要求に基づいてスケジュールブロックを取得する。
【0067】
共有プラットフォームは、ターゲットオブジェクトサーバによって送信されたスケジュールの挿入要求を受信した後に、該スケジュールの挿入要求に基づいてスケジュールブロックを取得し、該スケジュールブロックは、スケジュールアプリケーションが共有プラットフォームのデータ基準に基づいて生成したものであり、該データ基準はスケジュールブロックで表示する必要があるフィールドを示すことに用いられる。
【0068】
具体的には、共有プラットフォームはスケジュールの挿入要求内の共有すべきスケジュールの識別子に基づいてローカルからスケジュールブロックを検索するか、又はスケジュールサーバにスケジュールブロックを要求する。スケジュールサーバは、共有プラットフォームが提供したデータ基準に基づいて共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを生成した後に、生成されたスケジュールブロックを共有プラットフォームに送信し、共有プラットフォームに記憶することができる。
【0069】
S503、共有プラットフォームはスケジュールブロックをターゲットオブジェクトサーバに送信する。
【0070】
S504、ターゲットオブジェクトサーバはターゲットオブジェクトを制御してスケジュールブロックを表示する。
【0071】
共有プラットフォームはスケジュールブロックを取得した後に、該スケジュールブロックをターゲットオブジェクトサーバに送信し、ターゲットオブジェクトサーバはターゲットオブジェクトを制御してスケジュールブロックを表示する。
【0072】
つまり、本願の実施例は共有プラットフォームを提供し、スケジュールサーバは、該共有プラットフォームが提供したデータ基準によってトランスポート可能なスケジュールブロックを作成し、共有プラットフォームに提供する。ターゲットオブジェクトがスケジュールブロックを表示するときに、ターゲットオブジェクトに対応するサーバは共有プラットフォームに要求を送信する。共有プラットフォームはスケジュールの挿入要求を受信した後に、要求内の識別子に基づいてスケジュールブロックを取得し、ターゲットオブジェクトサーバに送信することで、ターゲットオブジェクトサーバがターゲットオブジェクトを制御してスケジュールブロックを表示する。
【0073】
さらに、本実施例では、共有プラットフォームは、データの転送プラットフォームとし、データ仕様及び統一カプセル化を提供し、データ提供者及びデータ表示者が該共有プラットフォームにアクセスする限り、任意のデータ提供者が提供したデータをデータ表示者に挿入して表示することができる。そし、データ提供者が提供したデータが更新された場合に、データ表示者がデータを表示するときに、共有プラットフォームは更新されたデータをデータ表示者にタイムリーに提供することで、データ表示者がデータを表示するときに、更新されたデータを表示することができる。例えば、共有ドキュメント内にスケジュールブロックが挿入され、該スケジュールブロックに対応するスケジュール情報が更新されるときに、共有プラットフォームはスケジュールサーバから更新されたスケジュール情報を取得し、該更新されたスケジュール情報を共有ドキュメントのサーバに送信することで、該共有ドキュメントのサーバが該共有ドキュメントを制御して最新のスケジュール情報を表示することができる。
【0074】
また、従来のインスタントメッセージングIMセッションにスケジュールを挿入することに比べて、ウェブページ又はページの伝播自由度が高いため、ウェブページ又はページに共有すべきスケジュールを挿入することにより、共有すべきスケジュールの伝播効率及び伝播範囲を向上させることができ、IMセッションにおけるユーザのみが共有すべきスケジュールを確認できることに制限されなくなる。具体的には、複数のユーザが共有ドキュメントを介してコミュニケーションを行うときに、該共有ドキュメント内でスケジュールの関連情報を同時に理解し、伝播及びコミュニケーション効率を向上させることができる。
【0075】
いくつかの応用シナリオでは、ターゲットオブジェクトに挿入されたスケジュールブロックにはスケジュール情報が更新される場合が存在し、この場合、スケジュールサーバは共有プラットフォームに更新メッセージを送信することができ、さらに共有プラットフォームはターゲットオブジェクトサーバに更新メッセージを送信する。更新メッセージにはスケジュールブロックの識別子が含まれる。ターゲットオブジェクトサーバは更新メッセージを受信した後に、更新メッセージ内の識別子に基づいて第2ユーザのスケジュールブロックに対する権限情報を決定し、該権限情報に基づいて共有プラットフォームに更新要求を送信し、該更新要求は権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を要求することに用いられる。共有プラットフォームは更新要求を受信した後に、該更新要求に基づいてスケジュールサーバに更新されたスケジュール情報を要求し、該更新されたスケジュール情報をターゲットオブジェクトサーバに送信し、さらにターゲットオブジェクトを制御して更新されたスケジュール情報を表示することができる。すなわち、本実施例は、ターゲットオブジェクトに挿入された共有すべきスケジュールの情報更新を実現することができ、それによりユーザが最新のスケジュール情報を閲覧することができる。
【0076】
上記方法実施例に基づき、本願の実施例はスケジュール共有装置をさらに提供し、以下、図面を参照しながら該装置について説明する。
【0077】
図6を参照すると、該図は本願の実施例に係るスケジュール共有装置の構造図であり、図6に示すように、該装置は、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定するための決定ユニット601と、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールを、アクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページであるターゲットオブジェクトに共有するための共有ユニット602と、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現するための表示ユニット603であって、前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられる表示ユニット603とを含む。
【0078】
1つの具体的な実現形態では、前記表示ユニット603は具体的に、第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールの参加者ではないことを示すことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に第1操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記第1操作コントロールをトリガすることにより前記共有すべきスケジュールへの参加を申請することに用いられる。
【0079】
1つの具体的な実現形態では、前記表示ユニット603は具体的に、第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールの参加者であることを示すことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に第2操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記第2操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールに返答することに用いられる。
【0080】
1つの具体的な実現形態では、前記第2操作コントロールは、前記共有すべきスケジュールを受け付けるための第1コントロール、前記共有すべきスケジュールを拒否するための第2コントロール、及び保留コントロールの少なくとも1つを含む。
【0081】
1つの具体的な実現形態では、前記装置は更新ユニットをさらに含み、
更新ユニットは、前記第2ユーザのターゲットコントロールに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページで前記ターゲットコントロールに対応するコンテンツを更新することに用いられ、前記ターゲットコントロールは前記第2操作コントロールのうちのいずれかのコントロールである。
【0082】
1つの具体的な実現形態では、前記表示ユニット603はさらに、前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記権限情報とマッチングするスケジュール情報を表示することに用いられる。
【0083】
1つの具体的な実現形態では、前記表示ユニット603は具体的に、前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有することに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記共有すべきスケジュールに関する詳細情報を含む第1スケジュール情報を表示することに用いられる。
【0084】
1つの具体的な実現形態では、前記表示ユニット603は具体的に、前記第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスし、且つ前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有さないことに応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するページ内に前記共有すべきスケジュールに関する要約情報を含む第2スケジュール情報を表示することに用いられる。
【0085】
1つの具体的な実現形態では、前記決定ユニット601は具体的に、第1ユーザによって前記ターゲットオブジェクト内にトリガされた挿入操作に応答し、前記第1ユーザによって入力されたスケジュール識別子を受信し、前記スケジュール識別子を含む1つ又は複数のスケジュールを表示し、前記第1ユーザの前記1つ又は複数のスケジュールにおける選択操作に応答し、選定された共有スケジュールを共有すべきスケジュールとして決定することに用いられる。
【0086】
1つの具体的な実現形態では、前記共有ユニット602は具体的に、前記第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する確認操作に応答し、前記共有すべきスケジュールをスケジュールカードの形で前記ターゲットオブジェクトに挿入することに用いられる。
【0087】
1つの具体的な実現形態では、前記装置は切り替えユニットをさらに含み、
前記切り替えユニットは、前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールの表示モードを切り替えることに用いられ、前記表示モードはスケジュールカード及びルート情報のうちの1つを含む。
【0088】
1つの具体的な実現形態では、前記決定ユニット601は具体的に、前記第1ユーザのスケジュールページでの選択操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定することに用いられ、前記スケジュールページは前記共有すべきスケジュールを含み、
前記共有ユニット602は具体的に、第1ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに送信することに用いられる。
【0089】
1つの具体的な実現形態では、前記共有ユニット602は具体的に、前記第1ユーザの前記スケジュールページの共有アッセンブリに対するトリガ操作に応答し、前記ターゲットオブジェクトを含むページを表示し、前記第1ユーザの前記ページでの前記ターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報をターゲットオブジェクトに送信することに用いられる。
【0090】
1つの具体的な実現形態では、前記共有ユニット602は具体的に、前記第1ユーザの前記スケジュールページのルート情報コピーアッセンブリに対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を取得し、前記第1ユーザのターゲットオブジェクトに対する選定操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報を前記ターゲットオブジェクトに送信することに用いられる。
【0091】
1つの具体的な実現形態では、前記ルート情報は前記共有すべきスケジュールに対応するリンクである。
【0092】
1つの具体的な実現形態では、前記装置は取得ユニットと、レンダリングユニットとをさらに含み、
前記取得ユニットは、前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報に対するトリガ操作に応答し、前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報の中から前記共有すべきスケジュールに対応する識別子及び前記第2ユーザの前記共有すべきスケジュールに対する権限情報を取得することに用いられ、
前記取得ユニットはさらに、前記識別子及び前記権限情報に基づいてカレンダーサーバ側から前記共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報及びインタラクション情報を取得することに用いられ、前記カレンダーサーバ側には前記共有すべきスケジュールに対応するスケジュール情報が記憶され、
前記レンダリングユニットは、前記スケジュール情報及び前記インタラクション情報を利用して前記共有すべきスケジュールに対応するルート情報をスケジュールカードとしてレンダリングし、前記スケジュールカード内に前記スケジュール情報及び前記インタラクション情報を表示することに用いられる。
【0093】
1つの具体的な実現形態では、前記ターゲットオブジェクトは共有ドキュメントである。
【0094】
1つの具体的な実現形態では、前記装置は取得ユニットをさらに含み、前記ターゲットオブジェクトに呈示される前記共有すべきスケジュールは以下の方式によって生成され、
前記取得ユニットは、第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有プラットフォームを介して前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを取得することに用いられ、前記スケジュールブロックは、スケジュールサーバが前記共有プラットフォームのデータ基準に基づいて生成したものであり、前記データ基準は前記スケジュールブロックで表示する必要があるフィールドを示すことに用いられ、
前記表示ユニット603はさらに、前記共有すべきスケジュールのスケジュールブロックを表示することに用いられる。
【0095】
1つの具体的な実現形態では、前記取得ユニットは具体的に、共有プラットフォームに前記共有すべきスケジュールの識別子を含むスケジュールの挿入要求を送信することで、前記共有プラットフォームが前記共有すべきスケジュールの識別子に基づいてローカルから前記スケジュールブロックを検索するか、又は前記スケジュールサーバに前記スケジュールブロックを要求し、前記共有プラットフォームによって送信された前記スケジュールブロックを受信することに用いられる。
【0096】
1つの具体的な実現形態では、前記装置は受信ユニットと、送信ユニットとをさらに含み、
前記受信ユニットは、前記共有プラットフォームによって送信された更新メッセージを受信することに用いられ、前記更新メッセージは前記スケジュールブロックの識別子を含み、前記更新メッセージは前記スケジュールサーバから前記共有プラットフォームに送信され、
前記決定ユニット601は具体的に、前記識別子に基づいて前記第2ユーザの前記スケジュールブロックに対する権限情報を決定することに用いられ、
前記送信ユニットは、前記権限情報に基づいて前記共有プラットフォームに更新要求を送信することに用いられ、前記更新要求は前記権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を要求することに用いられ、
前記受信ユニットはさらに、前記共有プラットフォームによって送信された、前記権限情報に合致する更新されたスケジュール情報を受信し、前記更新されたスケジュール情報を表示することに用いられる。
【0097】
説明する必要があるように、本実施例における各ユニットの実現は上記方法実施例についての説明を参照すればよく、本実施例はここでは詳細な説明を省略する。
【0098】
図7を参照すると、本開示の実施例を実現するために構成される電子機器700の構造模式図が示される。本開示の実施例における端末機器は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。図7に示される電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限するものではない。
【0099】
図7に示すように、電子機器700は処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックプロセッサなど)701を含んでもよく、読み取り専用メモリ(ROM)702に記憶されたプログラム又は記憶装置708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたプログラムに基づいて様々な適切な動作及び処理を実行することができる。RAM703には、電子機器700の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶される。処理装置701、ROM702及びRAM703はバス704を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インタフェース705もバス704に接続される。
【0100】
通常、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置706、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータなどを含む出力装置707、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置708、及び通信装置709などの装置は、I/Oインタフェース705に接続され得る。通信装置709は、電子機器700が他の機器と無線又は有線通信してデータを交換することを可能にすることができる。図7には様々な装置を有する電子機器700が示されるが、理解されるように、示される全ての装置を実施するか又は備えることが要求されない。より多く又はより少ない装置を代替的に実施するか又は備えることができる。
【0101】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して説明される上記過程はコンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体上に保持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムはフローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置709によってネットワークからダウンロード及びインストールされてもよく、又は記憶装置708からインストールされてもよく、又はROM702からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムは処理装置701によって実行されるときに、本開示の実施例の方法で限定される上記機能を実行する。
【0102】
本開示の実施例に係る電子機器は上記実施例に係るスケジュール共有方法と同一の発明構想に属し、本実施例で詳細に説明されていない技術的詳細は上記実施例を参照すればよく、且つ本実施例は上記実施例と同じ有益な効果を有する。
【0103】
本開示の実施例はコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムが記憶され、該プログラムはプロセッサによって実行されるときに上記実施例に係るスケジュール共有方法を実現する。
【0104】
説明する必要があるように、本開示の上記コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ可読記憶媒体、又は上記両方の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又は以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含むか又は記憶する任意の有形媒体であってもよく、該プログラムは命令実行システム、装置又はデバイスによって使用されてもよく、又はそれらと組み合わせて使用されてもよい。本開示では、コンピュータ可読信号媒体は、基底帯域内に又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでもよく、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードが保持される。このように伝播されるデータ信号は、電磁信号、光信号又は上記任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない複数種の形式を用いてもよい。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスが使用するか、又はそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送されてもよく、電線、ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0105】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)などの現在知られている又は将来開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ワールドワイドウェブ(例えば、インターネット)及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、及び現在知られている又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0106】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってもよく、該電子機器に組み込まれずに別個に存在してもよい。
【0107】
上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが保持され、
上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器によって実行されるときに、該電子機器に、
第1ユーザのトリガ操作に応答し、共有すべきスケジュールを決定することと、
第1ユーザの共有操作に応答し、前記共有すべきスケジュールを、アクセス権限を有するユーザがアクセスするページ又はウェブページであるターゲットオブジェクトに共有することと、
第2ユーザが前記ターゲットオブジェクトにアクセスすることに応答し、前記第2ユーザの権限情報に基づいて前記共有すべきスケジュールに対応するページ内にマッチングする操作コントロールを表示することで、前記第2ユーザが前記操作コントロールを介して前記共有すべきスケジュールとのインタラクションを実現することであって、前記第2ユーザの権限情報は前記第2ユーザが前記共有すべきスケジュールへのアクセス権限を有するか否かを示すことに用いられることと、を実行させる。
【0108】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は複数種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで作成されてもよく、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、さらに「C」言語又は同様のプログラミング言語などの通常の手続き型プログラミング言語を含むが、これらに限定されない。プログラムコードはユーザコンピュータ上で完全に実行されてもよく、ユーザコンピュータ上で部分的に実行されてもよく、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、一部がユーザコンピュータ上で実行され、一部がリモートコンピュータ上で実行されてもよく、又はリモートコンピュータ又はサーバ上で完全に実行されてもよい。リモートコンピュータに関連する場合に、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続されてもよく、又は、外部コンピュータに接続されてもよい(例えばインターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続される)。
【0109】
図面におけるフローチャート及びブロック図には、本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作が図示される。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセクション、又はコードの一部を代表することができ、該モジュール、プログラムセクション、又はコードの一部は所定のロジック機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。なお、いくつかの代替の実現では、ブロック内にマークされる機能は図面にマークされる順序とは異なる順序で発生してもよい。例えば、連続的に示される2つのブロックは実際にはほぼ並行して実行されてもよく、場合によっては反対の順序で実行されてもよく、これは関連する機能に応じて決められる。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用のシステムを用いて実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせを用いて実現されてもよい。
【0110】
本開示の実施例に説明される係るユニットはソフトウェアの形態で実現されてもよく、ハードウェアの形態で実現されてもよい。場合によっては、ユニット/モジュールの名称は該ユニット自体を限定するものではない。
【0111】
本明細書では、以上説明された機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジック部材によって実行されてもよい。例えば、制限的でなく使用可能な例示的なハードウェアロジック部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、オンチップシステム(SOC)、及びコンプレックスプログラマブルロジック機器(CPLD)などを含む。
【0112】
本開示のコンテキストでは、機械可読媒体は有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又は機器に使用されるか又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含み又は記憶することができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤーに基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0113】
説明する必要があるように、本明細書の各実施例は漸進的に説明されており、各実施例はいずれも他の実施例との相違点に焦点を合わせており、各実施例間の同じ又は類似の部分を互いに参照すればよい。実施例に開示されているシステム又は装置については、実施例に開示されている方法に対応するため、簡単に説明されるが、関連部分については方法部分の説明を参照すればよい。また、理解できるように、矛盾しない場合に、各実施例を互いに組み合わせることができ、例えば、1つの実施例におけるステップ又は特徴を他の実施例に応用する。
【0114】
理解されるように、本願では、「少なくとも1つ(項)」とは1つ又は複数を指し、「複数」とは2つ又は2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明することに用いられ、3種類の関係が存在することが示され、例えば、「A及び/又はB」は、Aが単独で存在し、Bが単独で存在し、及びAとBが同時に存在するという3種類の状況が存在することを示すことができ、A、Bは単数又は複数であってもよい。符号「/」は、一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを表す。「以下の少なくとも1項(つ)」又はその類似する表現とは、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単一の項目(つ)又は複数の項目(つ)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b又はcのうちの少なくとも1項(つ)は、a、b、c、「aとb」、「aとc」、「bとc」、又は「aとbとc」を表してもよく、a、b、cは単一であってもよく、複数であってもよい。
【0115】
説明する必要があるように、本明細書では、第1及び第2などの関係用語は、1つのエンティティ又は操作と、別のエンティティ又は操作とを区別するためのものに過ぎず、必ずしもこれらのエンティティ又は操作の間に任意のこのような実際の関係又は順序を要求又は暗示するものではない。そし、「含む」、「包含」又はそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、それにより一連の要素を含む過程、方法、物品又は機器がそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙されていない他の要素、又はこのような過程、方法、物品又は機器に固有の要素をさらに含む。これ以上の制限がない場合に、「1つの…を含む」という語句で限定された要素は、前記要素を含む過程、方法、物品又は機器には他の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0116】
本明細書に開示されている実施例を組み合わせて説明される方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又は両方の組み合わせで直接実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセルメモリ(RAM)、内部メモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は技術分野で公知の任意の他の形態の記憶媒体に配置されてもよい。
【0117】
開示されている実施例についての上記説明は、当業者が本願を実現又は使用するようにするものである。これらの実施例に対する複数種の修正は当業者にとって自明なものであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本願の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施例において実現され得る。従って、本願は本明細書に記載されるこれらの実施例に制限されるものではなく、本明細書に開示されている原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に合致すべきものである。
図1
図2a
図2b
図2c
図2d
図2e
図3a
図3b
図3c
図3d
図3e
図4a
図4b
図5
図6
図7