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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-09
(45)【発行日】2025-01-20
(54)【発明の名称】シートシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20250110BHJP
   A47C 7/62 20060101ALI20250110BHJP
【FI】
G06Q50/10
A47C7/62 Z
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020160776
(22)【出願日】2020-09-25
(65)【公開番号】P2022053891
(43)【公開日】2022-04-06
【審査請求日】2023-09-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000220066
【氏名又は名称】テイ・エス テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116034
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 啓輔
(74)【代理人】
【識別番号】100144624
【弁理士】
【氏名又は名称】稲垣 達也
(74)【代理人】
【識別番号】100195224
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 宏憲
(72)【発明者】
【氏名】郭 裕之
【審査官】原 忠
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/235462(WO,A1)
【文献】登録実用新案第3194304(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
A47C 7/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人が座るシート本体と、
前記シート本体に座った人を検知する複数のセンサであって、第1センサと、前記第1センサとは異なる位置に配置された第2センサとを含むセンサと、
前記センサの検知結果に基づいて前記シート本体に人が座ったか否かを判定する着座判定部と、
前記着座判定部の判定結果に基づいて時間を計測する時間計測部と、を備え、
前記着座判定部は、
前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知し、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知したことを条件として、前記シート本体に人が座ったと判定し、
前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知しなくなり、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知しなくなってから第1時間が経過した場合に、前記シート本体から人が立ち上がったと判定し、
前記時間計測部は、
前記着座判定部が前記シート本体に人が座ったと判定した場合に着座時間の計測を開始し、
着座時間の計測を開始してから所定の時間が経過した場合に前記シート本体に座る人に立ち上がることを促すための所定の動作を実行し、
前記着座判定部が前記シート本体から人が立ち上がったと判定した場合に前記所定の動作を停止するとともに、着座時間をリセットすることを特徴とするシートシステム。
【請求項2】
前記第1センサおよび前記第2センサは、圧力センサであり、
前記着座判定部は、
前記第1センサの測定値が第1着座閾値以上となり、かつ、前記第2センサの測定値が第2着座閾値以上となったことを条件として、前記シート本体に人が座ったと判定し、
前記第1センサの測定値が前記第1着座閾値より小さい第1起立閾値以下となり、かつ、前記第2センサの測定値が前記第2着座閾値より小さい第2起立閾値以下となったことを条件として、前記シート本体から人が立ち上がったと判定することを特徴とする請求項1に記載のシートシステム。
【請求項3】
前記シート本体は、人が座る座部を有し、
前記第1センサは、前記座部に座る人の臀部に対応する位置に配置され、
前記第2センサは、前記座部に座る人の大腿部に対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のシートシステム。
【請求項4】
前記第1センサは、少なくとも1つの右の第1センサと、少なくとも1つの左の第1センサとを含み、
前記第2センサは、少なくとも1つの右の第2センサと、少なくとも1つの左の第2センサとを含むことを特徴とする請求項3に記載のシートシステム。
【請求項5】
前記所定の動作は、音楽を含む、所定の音を流す動作であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシートシステム。
【請求項6】
前記着座判定部は、前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知し、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知してから第2時間が経過した場合に、前記シート本体に人が座ったと判定することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のシートシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人が座るシート本体と、シート本体に座った人を検知するセンサとを備えるシートシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、椅子の座部に人が座っているか否かを検知するセンサを設け、このセンサを時間計測装置に接続した構成で、時間を計測するシステムが知られている(特許文献1)。この技術では、センサにより、人が椅子から立ち上がって離れた状態を検知し、この検知信号により時間計測装置によりタイム測定を開始し、椅子に座った状態を検知し、この検知信号により時間計測装置によりタイム測定を終了し、この間の時間を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-115362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のシステムは、1つのセンサを用いて人が座っているか否かを検知していたので、着座と起立を精度よく判定することができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、着座と起立を精度よく判定することができるシートシステムを提供することを目的とする。
また、時間を精度よく計測することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した目的を達成するためのシートシステムは、人が座るシート本体と、前記シート本体に座った人を検知する複数のセンサであって、第1センサと、前記第1センサとは異なる位置に配置された第2センサとを含むセンサと、前記センサの検知結果に基づいて前記シート本体に人が座ったか否かを判定する着座判定部と、を備え、前記着座判定部は、前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知し、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知したことを条件として、前記シート本体に人が座ったと判定し、前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知しなくなり、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知しなくなったことを条件として、前記シート本体から人が立ち上がったと判定することを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、複数のセンサを用いて着座と起立を判定するので、着座と起立を精度よく判定することができる。
【0008】
前記したシートシステムにおいて、前記第1センサおよび前記第2センサは、圧力センサであり、前記着座判定部は、前記第1センサの測定値が第1着座閾値以上となり、かつ、前記第2センサの測定値が第2着座閾値以上となったことを条件として、前記シート本体に人が座ったと判定し、前記第1センサの測定値が前記第1着座閾値より小さい第1起立閾値以下となり、かつ、前記第2センサの測定値が前記第2着座閾値より小さい第2起立閾値以下となったことを条件として、前記シート本体から人が立ち上がったと判定する構成とすることができる。
【0009】
前記したシートシステムにおいて、前記シート本体は、人が座る座部を有し、前記第1センサは、前記座部に座る人の臀部に対応する位置に配置され、前記第2センサは、前記座部に座る人の大腿部に対応する位置に配置されている構成とすることができる。
【0010】
これによれば、シート本体に人が座った場合に大きい圧力がかかる位置にセンサが配置されることになるので、着座と起立をより精度よく判定することができる。
【0011】
前記したシートシステムにおいて、前記第1センサは、少なくとも1つの右の第1センサと、少なくとも1つの左の第1センサとを含み、前記第2センサは、少なくとも1つの右の第2センサと、少なくとも1つの左の第2センサとを含む構成とすることができる。
【0012】
これによれば、より多くのセンサを用いて着座と起立を判定することができるので、着座と起立を一層精度よく判定することができる。
【0013】
前記したシートシステムは、前記着座判定部の判定結果に基づいて時間を計測する時間計測部を備え、前記時間計測部は、前記着座判定部が前記シート本体から人が立ち上がったと判定した場合に時間の計測を開始し、前記着座判定部が前記シート本体に人が座ったと判定した場合に時間の計測を終了し、時間の計測を開始してから時間の計測を終了するまでの経過時間を算出する構成とすることができる。
【0014】
これによれば、着座と起立を精度よく判定できることで、人がシート本体から立ち上がってからシート本体に座るまでの時間を精度よく計測することができる。
【0015】
前記したシートシステムは、前記着座判定部の判定結果に基づいて時間を計測する時間計測部を備え、前記時間計測部は、前記着座判定部が前記シート本体に人が座ったと判定した場合に時間の計測を開始し、時間の計測を開始してから所定の時間が経過した場合に前記シート本体に座る人に立ち上がることを促すための所定の動作を実行し、前記着座判定部が前記シート本体から人が立ち上がったと判定した場合に前記所定の動作を停止する構成とすることができる。
【0016】
これによれば、着座と起立を精度よく判定できることで、人がシート本体に座ってからの時間を精度よく計測することができる。これにより、正確なタイミングで所定の動作を実行することができる。そして、所定の動作の実行によってシート本体に座っていた人が立ち上がることで、人が長時間座り続けるのを防止することができる。
【0017】
前記したシートシステムにおいて、前記所定の動作は、一例として、音楽を含む、所定の音を流す動作である。
【0018】
前記したシートシステムは、前記着座判定部の判定結果に基づいて時間を計測する時間計測部を備え、前記時間計測部は、前記着座判定部が前記シート本体に人が座ったと判定した場合に時間の計測を開始し、前記着座判定部が前記シート本体から人が立ち上がったと判定した場合に時間の計測を終了し、時間の計測を開始してから時間の計測を終了するまでの経過時間を算出する構成とすることができる。
【0019】
これによれば、着座と起立を精度よく判定できることで、人がシート本体に座ってからシート本体から立ち上がるまでの時間を精度よく計測することができる。
【0020】
前記したシートシステムにおいて、前記着座判定部は、前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知しなくなり、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知しなくなってから第1時間が経過した場合に、前記シート本体から人が立ち上がったと判定する構成とすることができる。
【0021】
これによれば、人がきちんと立ち上がった状態になってからシート本体から人が立ち上がったと判定するので、起立をより精度よく判定することができる。
【0022】
前記したシートシステムにおいて、前記着座判定部は、前記第1センサが前記シート本体に座った人を検知し、かつ、前記第2センサが前記シート本体に座った人を検知してから第2時間が経過した場合に、前記シート本体に人が座ったと判定する構成とすることができる。
【0023】
これによれば、人がきちんと座った状態になってからシート本体に人が座ったと判定するので、着座をより精度よく判定することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、着座と起立を精度よく判定することができる。
【0025】
また、圧力センサである、第1センサを臀部に対応する位置に配置し、第2センサを大腿部に対応する位置に配置することで、着座と起立をより精度よく判定することができる。
【0026】
また、臀部に対応する第1センサを左右に設け、大腿部に対応する第2センサを左右に設けることで、着座と起立を一層精度よく判定することができる。
【0027】
また、人が立ち上がったと判定した場合に時間の計測を開始し、座ったと判定した場合に時間の計測を終了することで、人がシート本体から立ち上がってからシート本体に座るまでの時間を精度よく計測することができる。
【0028】
また、人が座ったと判定した場合に時間の計測を開始することで、人がシート本体に座ってからの時間を精度よく計測することができる。また、計測開始から所定の時間が経過した場合に所定の動作を実行し、立ち上がったと判定した場合に所定の動作を停止することで、人が長時間座り続けるのを防止することができる。
【0029】
また、人が座ったと判定した場合に時間の計測を開始し、立ち上がったと判定した場合に時間の計測を終了することで、人がシート本体に座ってからシート本体から立ち上がるまでの時間を精度よく計測することができる。
【0030】
また、各センサがシート本体に座った人を検知しなくなってから第1時間が経過した場合に、シート本体から人が立ち上がったと判定することで、起立をより精度よく判定することができる。
【0031】
また、各センサがシート本体に座った人を検知してから第2時間が経過した場合に、シート本体に人が座ったと判定することで、着座をより精度よく判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】実施形態に係るシートシステムの全体構成を示す図である。
図2】第1実施形態に係るシートシステムのブロック図である。
図3】第1実施形態における端末の処理の一例を示すフローチャートである。
図4】第2実施形態に係るシートシステムのブロック図である。
図5】第2実施形態における端末の処理の一例を示すフローチャートである。
図6】第3実施形態における端末の処理の一例を示すフローチャートである。
図7】変形例のシートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
[第1実施形態]
次に、発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書において、前後、左右、上下は、シートに座る人から見た、前後、左右、上下を基準とする。
【0034】
図1に示すように、シートシステムSYSは、シートCと、端末Mとを備えている。
シートCは、人が座るシート本体C0と、複数の検知センサS1~S10と、通信制御部CNとを備える。
シート本体C0は、人が座る座部CAと、背もたれCBとを有している。
【0035】
検知センサS1~S10は、シート本体C0に座った人を検知するセンサである。本実施形態において、検知センサS1~S10は、シート本体C0に座った人からの圧力の測定値を取得する圧力センサである。以下では、検知センサS1の圧力の測定値はP1、検知センサS2の圧力の測定値はP2、検知センサS3の圧力の測定値はP3のように、検知センサSnの圧力の測定値はPnと示す。
【0036】
検知センサS1~S10は、シート本体C0に設けられている。検知センサS1~S10は、シート本体C0に座る人に対向する位置に配置されている。
詳しくは、検知センサS1~S6は、シート本体C0の座部CAに設けられている。検知センサS1~S3と、検知センサS4~S6は、シート本体C0の左右の中心に対して左右対称に配置されている。
【0037】
検知センサS1,S2,S4,S5は、座部CAの後部、具体的には、座部CAに座る人の臀部に対応する位置に配置されている。詳しくは、検知センサS1,S4は、座部CAに座る人からの荷重が最も大きくかかる、座部CAに座る人の坐骨の最下部の下の位置に配置されている。また、検知センサS2,S5は、検知センサS1,S4の少し前の位置に配置されている。検知センサS1,S2,S4,S5は、座部CAに座る人の臀部からの圧力の測定値P1,P2,P4,P5を取得する。以下では、座部CA(シート本体C0)に座る人を「着座者」とも称する。
【0038】
検知センサS3,S6は、検知センサS1,S2,S4,S5とは異なる位置、具体的には、検知センサS1,S2,S4,S5から前方に離れた位置に配置されている。より具体的には、検知センサS3,S6は、座部CAに座る人の大腿部に対応する位置に配置されている。詳しくは、検知センサS3,S6は、着座者の大腿部の下の位置に配置されている。より詳しくは、検知センサS3は、着座者の右の大腿部の下の位置に配置され、検知センサS6は、着座者の左の大腿部の下の位置に配置されている。検知センサS3,S6は、着座者の大腿部からの圧力の測定値P3,P6を取得する。
【0039】
検知センサS7~S10は、シート本体C0の背もたれCBに設けられている。検知センサS7,S8と、検知センサS9,S10は、シート本体C0の左右の中心に対して左右対称に配置されている。
【0040】
検知センサS7,S9は、着座者の腰部に対応する位置に配置されている。詳しくは、検知センサS7,S9は、着座者の腰部の後ろの位置に配置されている。検知センサS7,S9は、着座者の腰部からの圧力の測定値P7,P9を取得する。
【0041】
検知センサS8,S10は、検知センサS7,S9から上方に離れた位置、具体的には、着座者の背中の上部に対応する位置に配置されている。詳しくは、検知センサS8,S10は、着座者の背中の上部の後ろの位置に配置されている。検知センサS8,S10は、着座者の背中の上部からの圧力の測定値P8,P10を取得する。
【0042】
本実施形態においては、検知センサS1,S2,S4,S5が「第1センサ」に相当し、検知センサS3,S6が「第2センサ」に相当する。すなわち、検知センサS1~S10は、第1センサとしての検知センサS1,S2,S4,S5と、第2センサとしての検知センサS3,S6とを含む。また、検知センサS1,S2,S4,S5は、2つの右の検知センサS1,S2と、2つの左の検知センサS4,S5とを含む。また、検知センサS3,S6は、1つの右の検知センサS3と、1つの左の検知センサS6とを含む。
【0043】
通信制御部CNは、検知センサS1~S10と接続されている。通信制御部CNは、ネットワーク20を介して端末Mと通信可能であり、検知センサS1~S10が取得した圧力の測定値P1~P10を端末Mに送信する。通信制御部CNは、例えば、座部CAの下面や、背もたれCBの内部などに配置されている。ネットワーク20は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)などである。なお、ネットワーク20を介した通信制御部CNと端末Mとの通信は、無線の通信であってもよいし、有線の通信であってもよい。
【0044】
端末Mは、CPU、ROM、RAMなどを備えるコンピュータである。具体的には、端末Mは、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどである。端末Mは、ディスプレイDSPを有している。図2に示すように、端末Mは、着座判定部11と、時間計測部12と、記憶部19とを備える。記憶部19は、計算や処理などに必要なデータを記憶している。端末Mは、所定のプログラムを導入し、実行することによって着座判定部11などの機能を実現する。
【0045】
着座判定部11は、検知センサS1~S10の検知結果に基づいてシート本体C0に人が座ったか否かを判定する。詳しくは、本実施形態において、着座判定部11は、検知センサS1~S6の検知結果に基づいて、シート本体C0に人が座ったこと(以下、「着座」とも称する。)と、シート本体C0から人が立ち上がったこと(以下、「起立」とも称する。)を判定する。
【0046】
着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5がシート本体C0に座った人を検知し、かつ、検知センサS3,S6がシート本体C0に座った人を検知したことを条件として、シート本体C0に人が座ったと判定する。具体的には、着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5の各測定値P1,P2,P4,P5が第1着座閾値Pth1以上となり、かつ、検知センサS3,S6の各測定値P3,P6が第2着座閾値Pth2値以上となったことを条件として、シート本体C0に人が座ったと判定する。
【0047】
より詳しくは、本実施形態において、着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5がシート本体C0に座った人を検知し、かつ、検知センサS3,S6がシート本体C0に座った人を検知してから第2時間T2が経過した場合に、シート本体C0に人が座ったと判定する。具体的には、着座判定部11は、各測定値P1,P2,P4,P5が第1着座閾値Pth1以上となり、かつ、各測定値P3,P6が第2着座閾値Pth2値以上となってから、第2時間T2が経過した場合に、着座したと判定する。
【0048】
第2時間T2は、予め設定された時間であり、記憶部19に記憶されている。第2時間T2は、例えば、各測定値P1~P6が着座閾値Pth1,Pth2以上となった時点から、人がきちんと座った状態となるまでの時間に設定されている。
【0049】
第1着座閾値Pth1および第2着座閾値Pth2は、予め設定された閾値であり、記憶部19に記憶されている。第1着座閾値Pth1および第2着座閾値Pth2は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。また、第1着座閾値Pth1は、検知センサS1,S2,S4,S5ごとに、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。第2着座閾値Pth2も同様である。一例として、第1着座閾値Pth1および第2着座閾値Pth2は、すべて10である。
【0050】
一方、着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5がシート本体C0に座った人を検知しなくなり、かつ、検知センサS3,S6がシート本体C0に座った人を検知しなくなったことを条件として、シート本体C0から人が立ち上がったと判定する。具体的には、着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5の各測定値P1,P2,P4,P5が第1起立閾値Pth3以下となり、かつ、検知センサS3,S6の各測定値P3,P6が第2起立閾値Pth4以下となったことを条件として、シート本体C0から人が立ち上がったと判定する。
【0051】
第1起立閾値Pth3および第2起立閾値Pth4は、予め設定された閾値であり、記憶部19に記憶されている。第1起立閾値Pth3は、第1着座閾値Pth1より小さい値であり、第2起立閾値Pth4は、第2着座閾値Pth2より小さい値である。第1起立閾値Pth3および第2起立閾値Pth4は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。また、第1起立閾値Pth3は、検知センサS1,S2,S4,S5ごとに、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。第2起立閾値Pth4も同様である。一例として、第1起立閾値Pth3および第2起立閾値Pth4は、すべて5である。
【0052】
本実施形態において、着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5がシート本体C0に座った人を検知しなくなり、かつ、検知センサS3,S6がシート本体C0に座った人を検知しなくなってから第1時間T1が経過した場合に、シート本体C0から人が立ち上がったと判定する。具体的には、着座判定部11は、各測定値P1,P2,P4,P5が第1起立閾値Pth3以下となり、かつ、各測定値P3,P6が第2起立閾値Pth4値以下となってから、第1時間T1が経過した場合に、起立したと判定する。
【0053】
第1時間T1は、予め設定された時間であり、記憶部19に記憶されている。第1時間T1は、例えば、各測定値P1~P6が起立閾値Pth3,Pth4以下となった時点から、人がきちんと立ち上がった状態となるまでの時間に設定されている。第1時間T1および第2時間T2は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0054】
時間計測部12は、着座判定部11の判定結果に基づいて時間を計測する。具体的には、時間計測部12は、シート本体C0に着座していた人が立ち上がって着座判定部11が起立したと判定した場合に時間の計測を開始し、人がシート本体C0に再び着座して着座判定部11が着座したと判定した場合に時間の計測を終了する。そして、時間計測部12は、時間の計測を開始してから時間の計測を終了するまでの経過時間Tを算出する。具体的には、時間計測部12は、時間の計測を開始した時刻と、時間の計測を終了した時刻とに基づいて経過時間Tを算出する。時間計測部12は、計測結果、すなわち、算出した経過時間Tを端末MのディスプレイDSPに表示する。
【0055】
本実施形態のシートシステムSYSは、例えば、TUGテスト(Timed Up and Go Test)の測定に利用することができる。TUGテストとは、椅子から立ち上がり、3m先の目印(コーン)を回って、再び椅子に座るまでの時間を測定することで、高齢者などの身体機能を評価するためのテストである。本実施形態のシートシステムSYSをTUGテストに用いることで、ストップウォッチを用いることなく、椅子から立ち上がり、再び椅子に座るまでの時間を計測することができる。
【0056】
次に、第1実施形態における端末Mの処理の一例について説明する。
本実施形態において、端末Mは、まず、シート本体C0に人が座っているか否かを判定する。具体的には、図3に示すように、検知センサS1~S6の測定値P1~P6のすべてが着座閾値10(Pth1,Pth2)以上であるか否かを判定する(S101)。測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上である場合(S101,Yes)、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上となってから第2時間T2が経過したか否かを判定する(S102)。測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上となってから第2時間T2が経過した場合(S102,Yes)、端末Mは、シート本体C0に人が座っている(着座した)と判定する(S103)。
【0057】
次に、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5(Pth3,Pth4)以下であるか否かを判定する(S111)。測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下である場合(S111,Yes)、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となってから第1時間T1が経過したか否かを判定する(S112)。測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となってから第1時間T1が経過した場合(S112,Yes)、端末Mは、起立したと判定し(S113)、時間の計測を開始する(S114)。
【0058】
次に、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上であるか否かを判定する(S121)。測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上である場合(S121,Yes)、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上となってから第2時間T2が経過したか否かを判定する(S122)。測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上となってから第2時間T2が経過した場合(S122,Yes)、端末Mは、着座したと判定し(S123)、時間の計測を終了する(S124)。
【0059】
その後、端末Mは、経過時間Tを算出し(S131)、算出した経過時間TをディスプレイDSPに表示して(S132)、処理を終了する。
【0060】
以上説明した第1実施形態によれば、複数の検知センサS1~S6を用いて着座と起立を判定するので、着座と起立を精度よく判定することができる。
【0061】
また、検知センサS1,S2,S4,S5が着座者の臀部に対応する位置に配置され、検知センサS3,S6が着座者の大腿部に対応する位置に配置されているので、シート本体C0に人が座った場合に大きい圧力がかかる位置に検知センサS1~S6が配置されることになる。これにより、検知センサS1~S6を用いて着座と起立をより精度よく判定することができる。
【0062】
また、着座者の臀部に対応する検知センサS1,S2,S4,S5が左右に2つずつ配置され、着座者の大腿部に対応する検知センサS3,S6が左右に1つずつ配置されているので、より多くのセンサを用いて着座と起立を判定することができる。これにより、着座と起立を一層精度よく判定することができる。
【0063】
また、着座と起立を精度よく判定できることで、時間計測部12において、人がシート本体C0から立ち上がってからシート本体C0に座るまでの時間を精度よく計測することができる。
【0064】
また、着座判定部11は、検知センサS1~S6の測定値P1~P6のすべてが起立閾値5(Pth3,Pth4)以下となってから第1時間T1が経過した場合に、起立したと判定するので、人がきちんと立ち上がった状態になってからシート本体C0から人が立ち上がったと判定することができる。これにより、起立をより精度よく判定することができる。
【0065】
また、着座判定部11は、測定値P1~P6のすべてが着座閾値10(Pth1,Pth2)以上となってから第2時間T2が経過した場合に、着座したと判定するので、人がきちんと座った状態になってからシート本体C0に人が座ったと判定することができる。これにより、着座をより精度よく判定することができる。
【0066】
なお、第1実施形態に係るシートシステムSYSは、例えば、シート本体C0から立ち上がり、数m先の目印を回って、再びシート本体C0に座るまでの時間を競うようなゲームに利用することもできる。この場合、シート本体C0に人が座っている状態において、端末Mでゲームのアプリケーションプログラムを起動してゲームを開始すると、カウントダウンが始まり、カウントが0となった時点でシート本体C0から立ち上がることで、時間の計測が開始されるというような設定にすることができる。
【0067】
また、端末Mでゲームのアプリケーションプログラムを起動してゲームを開始した後、シート本体C0に人が座り、検知センサS1~S6の測定値P1~P6が着座閾値10(Pth1,Pth2)以上となってから、例えば、5秒経過した場合に、カウントダウンが始まるように設定してもよい。
【0068】
また、カウントが0となった時点で時間の計測を開始し、その後、シート本体C0から立ち上がり、目印を回って、再びシート本体C0に座った場合(着座と判定した場合)に、時間の計測を終了する構成としてもよい。
また、カウントが0となる前に測定値P1~P6が着座閾値10未満となった場合には、端末MのディスプレイDSPに「フライング」と表示するようにしてもよい。
【0069】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下では、先に説明した実施形態と同様の点については、例えば、同様の構成要素に同一の符号を付すなどして、適宜、説明を省略する。
図4に示すように、端末Mは、着座判定部11と、時間計測部12と、音楽再生部13と、記憶部19とを備える。
【0070】
着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5の各測定値P1,P2,P4,P5が第1着座閾値Pth1以上となり、かつ、検知センサS3,S6の各測定値P3,P6が第2着座閾値Pth2値以上となった場合に、着座したと判定する。一方、着座判定部11は、各測定値P1,P2,P4,P5が第1起立閾値Pth3以下となり、かつ、各測定値P3,P6が第2起立閾値Pth4以下となってから、第1時間T1が経過した場合に、起立したと判定する。
【0071】
時間計測部12は、着座判定部11が着座したと判定した場合に時間(着座時間Ts)の計測を開始する。そして、時間計測部12は、着座時間Tsの計測を開始してから所定の時間Tsthが経過した場合にシート本体C0に座る人に立ち上がることを促すための所定の動作を実行する。所定の動作は、音楽を含む、所定の音を流す動作である。本実施形態においては、所定の動作は、音楽を流す動作である。すなわち、時間計測部12は、着座時間Tsが所定の時間Tsth以上となった場合に、音楽再生部13に音楽を再生させる。
【0072】
所定の時間Tsthは、例えば、30分、あるいは、1時間である。なお、所定の時間Tsthは、シートシステムSYSを使用するユーザが自由に設定できるようにしてもよい。
【0073】
時間計測部12は、所定の動作を実行した後、着座判定部11が起立したと判定した場合に所定の動作を停止する。具体的には、時間計測部12は、音楽再生部13に音楽を再生させた後、着座判定部11が起立したと判定した場合に、音楽再生部13に音楽の再生を停止させる。
【0074】
一方で、時間計測部12は、着座判定部11が着座したと判定した後、着座時間Tsが所定の時間Tsth以上となる前に、着座判定部11が起立したと判定した場合には、所定の動作(音楽の再生)を実行しない。この場合、時間計測部12は、着座時間Tsを0にリセットする。
【0075】
本実施形態のシートシステムSYSは、シート本体C0に人が長時間座り続けることを防止したり、シート本体C0に座っている人にある時間になったことを知らせたりするシステムとして利用することができる。
【0076】
次に、第2実施形態における端末Mの処理の一例について説明する。
図5に示すように、端末Mは、検知センサS1~S6の測定値P1~P6のすべてが着座閾値10(Pth1,Pth2)以上であるか否かを判定する(S211)。測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上である場合(S211,Yes)、端末Mは、着座したと判定し(S212)、着座時間Tsの計測を開始する(S213)。
【0077】
次に、端末Mは、着座時間Tsが所定の時間Tsth以上となったか否かを判定する(S221)。そして、着座時間Tsが所定の時間Tsth以上となった場合(S221,Yes)、端末Mは、音楽を再生する(S231)。
【0078】
次に、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5(Pth3,Pth4)以下であるか否かを判定する(S241)。測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下である場合(S241,Yes)、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となってから第1時間T1が経過したか否かを判定する(S242)。測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となってから第1時間T1が経過した場合(S242,Yes)、端末Mは、起立したと判定し(S243)、音楽の再生を停止する(S251)。
【0079】
その後、端末Mは、着座時間Tsをリセットして(S271)、処理を終了する。
【0080】
一方、端末Mは、ステップS221において、着座時間Tsが所定の時間Tsth以上となる前(S221,No)に、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となった場合(S261,Yes)、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となってから第1時間T1が経過したか否かを判定する(S262)。そして、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下となってから第1時間T1が経過した場合(S262,Yes)、端末Mは、起立したと判定し(S263)、音楽の再生を実行することなく、着座時間Tsをリセットして(S271)、処理を終了する。
【0081】
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、複数の検知センサS1~S6を用いて着座と起立を判定するので、着座と起立を精度よく判定することができる。
【0082】
また、着座と起立を精度よく判定できることで、人がシート本体C0に座ってからの時間(着座時間Ts)を精度よく計測することができる。これにより、正確なタイミングで所定の動作(音楽の再生)を実行することができる。そして、所定の動作の実行によってシート本体C0に座っていた人が立ち上がることで、人が長時間座り続けるのを防止することができる。
【0083】
なお、第2実施形態では、所定の動作として音楽を流す動作を例示したが、これに限定されない。例えば、所定の動作は、音楽以外の音、一例として、立ち上がることを促す音声や、警告音、海の波の音、小川のせせらぎの音、鳥のさえずりなどを流す動作であってもよい。また、所定の動作は、音を流す動作に限定されず、例えば、シート本体に設けられた振動発生装置を駆動させてシート本体を振動させる動作などであってもよい。また、所定の動作の実行は、1つの動作の実行に限定されず、複数の動作の実行であってもよい。例えば、所定の音を流す動作と、シート本体を振動させる動作とを同時に実行してもよい。
【0084】
また、第2実施形態に係るシートシステムSYSは、例えば、3分間などの単位時間内に、音楽が再生された回数を競うようなゲームに利用することもできる。この場合、所定の時間Tsthを10秒などに設定する。そして、端末Mでゲームのアプリケーションプログラムを起動してゲームが開始されると、ユーザは、シート本体C0に座る。そうすると、10秒後に音楽が再生されるので、ユーザは、シート本体C0から立ち上がり、音楽の再生を停止させる。ユーザが着座動作や起立動作をすばやく行うことで、単位時間内の音楽が再生される回数を多くすることができる。
【0085】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
図2に示すように、端末Mは、着座判定部11と、時間計測部12と、記憶部19とを備える。
【0086】
着座判定部11は、検知センサS1,S2,S4,S5の各測定値P1,P2,P4,P5が第1着座閾値Pth1以上となり、かつ、検知センサS3,S6の各測定値P3,P6が第2着座閾値Pth2値以上となった場合に、着座したと判定する。一方、着座判定部11は、各測定値P1,P2,P4,P5が第1起立閾値Pth3以下となり、かつ、各測定値P3,P6が第2起立閾値Pth4以下となった場合に、起立したと判定する。
【0087】
時間計測部12は、着座判定部11が着座したと判定した場合に時間の計測を開始し、着座判定部11が起立したと判定した場合に時間の計測を終了する。そして、時間計測部12は、時間の計測を開始してから時間の計測を終了するまでの経過時間Tを算出する。
【0088】
本実施形態のシートシステムSYSは、シート本体C0に座っている時間の計測に利用することができる。本実施形態のシートシステムSYSは、ストップウォッチのように利用することができる。
【0089】
次に、第3実施形態における端末Mの処理の一例について説明する。
図6に示すように、端末Mは、検知センサS1~S6の測定値P1~P6のすべてが着座閾値10(Pth1,Pth2)以上であるか否かを判定する(S311)。測定値P1~P6のすべてが着座閾値10以上である場合(S311,Yes)、端末Mは、着座したと判定し(S312)、時間の計測を開始する(S313)。
【0090】
次に、端末Mは、測定値P1~P6のすべてが起立閾値5(Pth3,Pth4)以下であるか否かを判定する(S321)。測定値P1~P6のすべてが起立閾値5以下である場合(S321,Yes)、端末Mは、起立したと判定し(S322)、時間の計測を終了する(S323)。
その後、端末Mは、経過時間Tを算出し(S331)、算出した経過時間TをディスプレイDSPに表示して(S332)、処理を終了する。
【0091】
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態と同様に、複数の検知センサS1~S6を用いて着座と起立を判定するので、着座と起立を精度よく判定することができる。
【0092】
また、着座と起立を精度よく判定できることで、時間計測部12において、人がシート本体C0に座ってからシート本体C0から立ち上がるまでの時間を精度よく計測することができる。
【0093】
以上に発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
【0094】
例えば、前記実施形態では、シートシステムSYSは、検知センサS1~S6がシート本体C0の座部CAに設けられていたが、これに限定されず、シート本体自体に検知センサが設けられていない構成であってもよい。具体的には、図7に示すように、シートシステム(シートC)は、シート本体C0と、シート本体C0の座部CAの上に設置されるシートクッション30とを備え、シートクッション30に検知センサS1~S6が設けられている構成であってもよい。
【0095】
これによれば、シート本体C0自体に検知センサが設けられていなくても、検知センサS1~S6が設けられたシートクッション30を座部CAに設置することで、シートシステムを実現することができる。これにより、例えば、既存の椅子の座部に、検知センサを有するシートクッションを置くことで、簡易にシートシステムを導入することができる。
【0096】
また、前記実施形態では、シートシステムSYSが、1つのシートCと、端末Mとを備える構成であったが、これに限定されない。例えば、シートシステムは、複数のシートと、端末とを備える構成であってもよい。すなわち、シートシステムは、端末が複数のシートと通信可能に接続され、シートごとに、センサから検知結果を取得して、着座と起立の判定や、時間の計測などを実行する構成であってもよい。
【0097】
また、前記実施形態では、着座判定部11がシート本体C0とは別に設けられていたが、これに限定されない。例えば、着座判定部は、センサと同様に、シート本体C0に設けられていてもよい。すなわち、シートシステムは、シートが、シート本体と、センサと、着座判定部とを備える構成であってもよい。時間計測部なども同様である。
【0098】
また、前記実施形態では、第1センサとしての検知センサS1,S2,S4,S5が、2つの右の検知センサS1,S2と、2つの左の検知センサS4,S5とを含む構成であったが、これに限定されない。例えば、右の第1センサは、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。左の第1センサも同様である。また、右の第1センサと左の第1センサは、数が異なっていてもよい。
【0099】
また、前記実施形態では、第2センサとしての検知センサS3,S6が、1つの右の検知センサS3と、1つの左の検知センサS6とを含む構成であったが、これに限定されない。例えば、右の第2センサは、2つ以上であってもよい。左の第2センサも同様である。また、右の第2センサと左の第2センサは、数が異なっていてもよい。
【0100】
また、前記実施形態では、座部CAに設けられた検知センサS1~S6のみを用いて着座と起立を判定したが、これに限定されない。例えば、座部CAに設けられた検知センサS1~S6と、背もたれCBに設けられた検知センサS7~S10の両方を用いて着座と起立を判定してもよい。
【0101】
また、前記実施形態では、第1センサおよび第2センサの両方がシート本体の座部に配置されていたが、これに限定されない。例えば、第1センサが座部に配置され、第2センサが背もたれに配置されていてもよい。一例として、第1センサが着座者の臀部に対応する位置に配置され、第2センサが着座者の腰部に対応する位置に配置されていてもよい。
【0102】
また、前記実施形態では、検知センサS1~S10が圧力センサであったが、これに限定されず、例えば、静電容量センサ、光センサなどであってもよい。また、前記実施形態では、圧力センサのみ(1種類のセンサ)を用いて着座と起立を判定したが、これに限定されず、2種類以上のセンサ(例えば、圧力センサと光センサ)を用いて着座と起立を判定してもよい。なお、シート本体には、シート本体に座った人を検知するセンサ以外のセンサが設けられていても構わない。
【0103】
また、前記実施形態では、シート本体C0が座部CAと背もたれCBを有していたが、これに限定されない。例えば、シート本体は、座部と背もたれに加えて、さらに、ヘッドレストやアームレストなどを有していてもよい。また、例えば、シート本体は、座部のみを有し、背もたれを備えない構成であってもよい。
【0104】
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
【符号の説明】
【0105】
11 着座判定部
12 時間計測部
C0 シート本体
CA 座部
S1~S10 検知センサ
SYS シートシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7