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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-09
(45)【発行日】2025-01-20
(54)【発明の名称】動物の排泄物の収集及び保管システム
(51)【国際特許分類】
   A01K 27/00 20060101AFI20250110BHJP
   A01K 15/02 20060101ALI20250110BHJP
   A01K 23/00 20060101ALI20250110BHJP
【FI】
A01K27/00 D
A01K15/02 A
A01K15/02 Z
A01K23/00 M
【請求項の数】 20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020036487
(22)【出願日】2020-03-04
(65)【公開番号】P2021126104
(43)【公開日】2021-09-02
【審査請求日】2023-03-03
(31)【優先権主張番号】16792859
(32)【優先日】2020-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520075753
【氏名又は名称】タナー,トレエ
【氏名又は名称原語表記】Tanner, Trae
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】タナー,トレエ
【審査官】坂田 誠
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第8573160(US,B1)
【文献】特表2002-524095(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0180016(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0197820(US,A1)
【文献】登録実用新案第3140332(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 27/00
A01K 15/02
A01K 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
引き込み可能縄システムであって、
筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含む、筐体と、
第1のコンテナ内部空洞及び第1のコンテナ開放端を画定し、前記第1のコンテナ開放端に固定可能な第1のコンテナキャップを含む、第1のコンテナと、
第2のコンテナ内部空洞及び第2のコンテナ開放端を画定し、前記第2のコンテナ開放端及び前記第1のコンテナキャップに係合可能であるように構成される第2のコンテナキャップを含む、第2のコンテナと、
を備える、引き込み可能縄システム。
【請求項2】
前記第1のコンテナキャップは第1の側面及び第2の側面を含み、前記第2の側面は前記第2の側面内に凹部を画定する、請求項1に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項3】
前記第2のコンテナキャップは前記第2のコンテナキャップの第1の側面から延在するポストを含み、前記ポストは前記凹部のねじ山と係合可能なねじ山を含む、請求項2に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項4】
前記第2のコンテナは、さらに、前記第2のコンテナ内部空洞内に延在するシャフトを備え、前記シャフトはバッグのロールを回転可能に支持するように構成される、請求項3に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項5】
前記第1のコンテナ内部空洞は前記第1のコンテナを貫通して画定される空洞であり、前記第1のコンテナキャップは第1のコンテナキャップ内部空洞を画定するカップ形であり、前記第1のコンテナキャップの前記第2の側面は前記第1の側面よりも大きいサイズを有するフランジ端であり、前記第1の側面は前記第1のコンテナキャップ内部空洞と連通し、前記空洞の第1の端内に受容可能に構成される開放端である、請求項2に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項6】
第1の端及びフランジ端を含む第1のコンテナ後端キャップをさらに備え、前記第1の端は前記空洞の第2の端内に及び前記第1のコンテナキャップの前記開放端内に受容されるように構成され、前記フランジ端は前記第1のコンテナ後端の前記第1の端よりも大きいサイズを有する、請求項5に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項7】
前記第1のコンテナキャップの前記フランジ端は第1の密閉部に関連付けられ、前記第1のコンテナ後端キャップの前記フランジ端は第2の密閉部に関連付けられ、前記第1のコンテナキャップ及び前記第1のコンテナ後端キャップが前記空洞内で組み立てられるとき、前記第1の密閉部は前記第1のコンテナの第1の側面に接触するように構成され、前記第2の密閉部は前記第1のコンテナの第2の側面に接触するように構成される、請求項6に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項8】
第1の端及びボール受容端を含むボール投げ器をさらに備え、前記ボール投げ器の前記第1の端は、前記第2のコンテナキャップが前記第2のコンテナ開放端から取り外されるとき、前記第2のコンテナ開放端のねじ山と係合するように構成されるねじ山を含む、請求項1に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項9】
第3のコンテナをさらに備え、前記第3のコンテナは、第3のコンテナ内部空洞及び第3のコンテナ開放端を画定し、前記第3のコンテナ開放端に固定可能な第3のコンテナキャップを含む、請求項1に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項10】
前記第1のコンテナ、前記第2のコンテナ、及び前記第3のコンテナは円筒形である、請求項9に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項11】
前記第1のコンテナの円筒形側壁の一部及び前記第3のコンテナの円筒形側壁の一部の両方は、前記筐体の一部と一体化され、これにより、前記第1のコンテナ及び前記第3のコンテナの縦軸は平行である、請求項10に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項12】
前記第2のコンテナの端壁の一部は前記筐体の第2の部と一体化され、これにより、前記第2のコンテナの縦軸は、前記第1のコンテナ及び前記第3のコンテナの前記縦軸と異なる、請求項11に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項13】
引き込み可能縄システムであって、
筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含む、筐体と、
第1のコンテナを貫通する空洞を画定する、第1のコンテナと、
第1のコンテナキャップ内部空洞を画定し、前記第1のコンテナキャップ内部空洞と連通する第1のコンテナキャップ開放端と、フランジ閉鎖端とを含む、第1のコンテナキャップであって、前記第1のコンテナキャップ開放端は前記空洞の第1の端内で受容可能である、第1のコンテナキャップと、
第1の端及びフランジ状の第2の端を含む第1のコンテナ後端キャップであって、前記第1の端は、前記空洞の第2の端を通って、前記第1のコンテナキャップ開放端内で受容可能である、引き込み可能縄システム。
【請求項14】
第2のコンテナ内部空洞及び第2のコンテナ開放端を画定し、前記第2のコンテナ開放端に固定可能になるように構成される第2のコンテナキャップを含む、第2のコンテナをさらに備える、請求項13に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項15】
前記第2のコンテナキャップは前記第2のコンテナキャップの第1の側面から延在するポストを含み、前記ポストは、前記第1のコンテナキャップの前記フランジ閉鎖端内に画定される凹部のねじ山と係合可能であるねじ山、または前記第1のコンテナ後端キャップの前記フランジ状の第2の端内に画定される凹部のねじ山を含む、請求項14に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項16】
第1の端及びボール受容端を含むボール投げ器をさらに備え、前記ボール投げ器の前記第1の端は、前記第2のコンテナキャップが前記第2のコンテナ開放端から取り外されるとき、前記第2のコンテナ開放端のねじ山と係合するように構成されるねじ山を含む、請求項14に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項17】
第3のコンテナをさらに備え、前記第3のコンテナは、第3のコンテナ内部空洞及び第3のコンテナ開放端を画定し、前記第3のコンテナ開放端に固定可能な第3のコンテナキャップを含む、請求項14に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項18】
前記第1のコンテナキャップの前記フランジ閉鎖端は、前記空洞の幅または直径よりも大きい幅または直径を有し、前記第1のコンテナ後端キャップの前記フランジ状の第2の端は、前記空洞の前記幅または直径よりも大きい幅または直径を有する、請求項13に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項19】
前記第1のコンテナキャップの前記フランジ閉鎖端は第1の密閉部に関連付けられ、前記第1のコンテナ後端キャップの前記フランジ状の第2の端は第2の密閉部に関連付けられ、前記第1のコンテナキャップ及び前記第1のコンテナ後端キャップが前記空洞内で組み立てられるとき、前記第1の密閉部は前記第1のコンテナの第1の側面に接触するように構成され、前記第2の密閉部は前記第1のコンテナの第2の側面に接触するように構成される、請求項18に記載の引き込み可能縄システム。
【請求項20】
引き込み可能縄システムであって、
筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含む、筐体と、
第1のコンテナを貫通する空洞を画定する、第1のコンテナと、
第1のコンテナキャップ内部空洞を画定し、前記第1のコンテナキャップ内部空洞と連通する第1のコンテナキャップ開放端と、フランジ閉鎖端とを含む、第1のコンテナキャップであって、前記第1のコンテナキャップ開放端は前記空洞の第1の端内で受容可能である、第1のコンテナキャップと、
第1の端及びフランジ状の第2の端を含む第1のコンテナ後端キャップであって、前記第1の端は、前記空洞の第2の端を通って、前記第1のコンテナキャップ開放端内で受容可能である、第1のコンテナ後端キャップと、
第2のコンテナ内部空洞及び第2のコンテナ開放端を画定する、第2のコンテナと、
前記第2のコンテナ開放端に、及び前記第1のコンテナキャップまたは前記第1のコンテナキャップ後端キャップ内に画定される凹部に、固定可能であるように構成される、第2のコンテナキャップと、
第3のコンテナ内部空洞及び第3のコンテナ開放端を画定し、前記第3のコンテナ開放端に固定可能な第3のコンテナキャップを含む、第3のコンテナと、
第1の端及びボール受容端を含むボール投げ器であって、前記ボール投げ器の前記第1の端は、前記第2のコンテナキャップが前記第2のコンテナ開放端から取り外されるとき、前記第2のコンテナ開放端に固定可能である、ボール投げ器と、
を備える、引き込み可能縄システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、全体として参照することによって本明細書に組み込まれる同時係属の米国特許出願公開第16/281,361号明細書(2019年2月21日に出願)に基づいた、35U.S.C.120に基づく一部継続出願である。
【0002】
本発明の技術は、動物の排泄物を収集及び保管することに関連して使用される動物の排泄物の収集及び保管システムに関する。より具体的には、そのシステムは、バッグ式容器及び取り外し可能保管コンテナと組み合わせられた引き込み可能動物縄デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
長い間、散歩中にペットを操る及び保持するための、またはペットを物体に縛るための縄が存在している。ペットまたは動物が縛られた地点または人から歩き回ることができる距離を抑制、制御、及び制限するためのデバイスは、当技術分野で周知されている。一般的に、これらのデバイスは、動物を拘束する、または操ることの1つの単一の目的を有する。係るデバイスに関連付けられる1つの問題は、縄がユーザの少なくとも1つの手によって占められ、これにより、ユーザに有用または必要である可能性がある他のアイテムを容易に運ぶことができない。したがって、ボール投げ器、排泄物バッグ式容器、及び/または保管コンテナ等のペット付属アイテムは取り残され得る。したがって、ある人がペットを散歩している間、あるアイテムは、非常に緊急に必要であるが、手元にない傾向がある。
【0004】
ペットの飼い主は、そのペットを散歩させるために、公園に連れ出す。一般的に、表に出るとき、動物が排便し得、同伴する人はいずれかの糞便の収集及び廃棄に責任を持つことになる。さらに、いくつかの地方自治体は動物を同伴する人がいずれかの糞便を収集し、適切に廃棄することを要求する規則があることが留意される。これらの規則に従わないと、違反切符または罰金が発生し得る。したがって、多くのペットの飼い主は、そのペットにより公共空間に堆積する排泄物の収集及び廃棄に対する法則及び/または個人の責任の良識に従う。
【0005】
ペットの排泄物を拾うことは面倒であり、有害なタスクになる可能性があり、ペットの飼い主は、その排泄物と一緒にバッグを持っていき、次に、排泄物で満たされたバッグを運ぶ必要がある。ペットの排泄物を収集するプロセスは、一般的に、手で行われ、手をバッグの内側に置き、バッグで覆われた手を使用して、排泄物を掴むことと、排泄物を包囲するようにバッグを転がすこととを含む。排泄物をバッグ内に収集した後、次に、ペットの飼い主は、排泄物の適切な廃棄のために適切なごみ箱を置く必要がある。この時間中、ペットの飼い主は、ペットの排泄物を含有するバッグを運ぶことが要求され、その際、バッグは断裂する場合があり、それによって、ペットの飼い主、ペット、地面にわたって、または車内にペットの排泄物が漏れる。
【0006】
加えて、ペットの飼い主は、ボールをペットに投げ、ペットがそのボールを追いかけ、取り戻し、そのボールで遊ぶことを好み、それによって、訓練をペットに提供する。多くのペットの飼い主は、その環境に応じて犬がうろつくことができる距離を変える引き込み可能縄を使用することを好み、そのペットの飼い主は、ボール投げ器を使用して、ボールを繰り返して投げることによってその腕を張らないで、ボールを長距離にわたって投げることを好む。片手に引き込み可能ペット縄及び他の手にボール投げ器を持つと、結果として自由な手がなくなり、したがって、組み合わせされた機能とペット縄との組み合わせの必要性がある。
【0007】
ペットを縛るために設計された他の縄デバイスが存在する。これらの縄デバイスが、それらが設計された目的に適切であり得るが、それらは、これまで説明した本発明の技術の目的に適切ではないであろう。
【0008】
したがって、引き込み可能縄、排泄物バッグ式容器、取り外し可能な使い捨てバッグ保管コンテナ、及び取り付け可能ボール投げ器を組み合わせるデバイスを提供することが望ましい。
【0009】
したがって、動物の排泄物を収集及び保管するために使用されることができる新しい及び新規の動物の排泄物の収集及び保管システムの必要性が存在する。これに関連して、本発明の技術は、実質的に、この必要性を満たすものである。この点において、本発明の技術による動物の排泄物の収集及び保管システムは、実質的に、先行技術の従来の概念及び設計から逸脱し、これによって、主に、動物の排泄物を収集及び保管する目的のために開発された装置を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
現在の先行技術に存在する既知の種類のペット縄システムに内在する前述の不利点を考慮して、本発明の技術は、新規の動物の排泄物の収集及び保管システムを提供し、先行技術の上述の不利点及び欠点を克服する。したがって、続いてさらに詳細に説明される本発明の技術の全般的な目的は、新しい及び新規の動物の排泄物の収集及び保管のシステム及び方法を提供することであり、当該システム及び方法は、これまでに言及した先行技術の全ての利点と、先行技術によって、予期されない、明らかに表されない、示唆されない、またはさらに暗示されない、単独でまたはそれらの任意の組み合わせのいずれかによって、動物の排泄物の収集及び保管システムをもたらす多くの新規特徴とを有する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
一態様に従って、本発明の技術は、筐体、第1のコンテナ、及び第2のコンテナを備える、引き込み可能縄システムを含み得る。筐体は、筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含み得る。第1のコンテナは、第1のコンテナ内部空洞及び第1のコンテナ開放端を画定することができ、第1のコンテナ開放端に固定可能な第1のコンテナキャップを含み得る。第2のコンテナは、第2のコンテナ内部空洞及び第2のコンテナ開放端を画定することができ、使用中の位置で第2のコンテナ開放端に及び第2のコンテナ内部の保管位置で第1のコンテナキャップに係合可能であるように構成される第2のコンテナキャップを含み得る。
【0012】
別の態様に従って、本発明の技術は、筐体、第1のコンテナ、第1のコンテナキャップ、及び第1のコンテナ後端キャップを備える、引き込み可能縄システムを含み得る。筐体は、筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含み得る。第1のコンテナは、第1のコンテナを通る孔を画定することができる。第1のコンテナキャップは、第1のコンテナ内部空洞を画定することができ、第1のコンテナ内部空洞と連通する第1のコンテナ開放端と、フランジ閉鎖端とを含み得る。第1のコンテナ開放端は孔の第1の端内で受容可能であり得る。第1のコンテナ後端キャップは、第1の端及びフランジ状の第2の端を含み得る。第1の端は、孔の第2の端を通って及び第1のコンテナキャップの第1のコンテナ開放端内で受容可能であり得る。
【0013】
別の態様に従って、本発明の技術は、筐体、第1のコンテナ、第1のコンテナキャップ、第1のコンテナ後端キャップ、第2のコンテナ、第2のコンテナキャップ、第3のコンテナ、及びボール投げ器を備える、引き込み可能縄システムを含み得る。筐体は、筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含み得る。保管コンテナは、保管コンテナを通る孔を画定することができる。第1のコンテナキャップは、第1のコンテナキャップ内部空洞を画定することができ、第1のコンテナキャップ内部空洞と連通する第1のコンテナ開放端と、フランジ閉鎖端とを含み得る。第1のコンテナキャップ開放端は孔の第1の端内で受容可能であり得る。第1のコンテナ後端キャップは、第1の端及びフランジ状の第2の端を含み得る。第1の端は、孔の第2の端を通って及び第1のコンテナ開放端内で受容可能であり得る。第2のコンテナは、第2のコンテナ内部空洞及び第2のコンテナ開放端を画定することができる。第2のコンテナキャップは、使用中の位置で第2のコンテナ開放端に固定可能であり、保管位置にあるときに第1のコンテナキャップまたは第1のコンテナキャップ後端キャップ内に画定される凹部に固定可能であるように構成され得る。第3のコンテナは、第3のコンテナ内部空洞及び第3のコンテナ開放端を画定することができ、第3のコンテナ開放端に固定可能な第3のコンテナキャップを含み得る。ボール投げ器は、第1の端及びボール受容端を含み得る。ボール投げ器の第1の端は、第2のコンテナキャップが第2のコンテナ開放端から取り外されるとき、第2のコンテナ開放端に固定可能であり得る。
【0014】
別の態様に従って、本発明の技術は、筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含む、筐体を備える、引き込み可能縄システムを含み得る。保管コンテナは、内部空洞及び開放端を画定する。保管コンテナは、保管コンテナの開放端に固定可能なコンテナキャップを含み得る。バッグコンテナは、バッグコンテナ内部空洞及びバッグコンテナ開放端を画定する。バッグコンテナは、バッグコンテナ開放端及びコンテナキャップ内に画定される凹部に固定可能に構成されるバッグコンテナキャップを含み得る。バッグコンテナ内部空洞は、その中に少なくとも1つのバッグまたはバッグロールを保管するように構成され、バッグコンテナから、バッグ、またはバッグロールからバッグの取り外しを可能にするように構成され得る。
【0015】
さらに別の態様に従って、本発明の技術は、筐体から外に延在する縄の引き込みをもたらすように構成される縄引き込み機構を含む、筐体を備える、引き込み可能縄システムを含み得る。保管コンテナは、内部空洞及び開放端を画定する。保管コンテナは、保管コンテナの開放端に固定可能なコンテナキャップを含み得る。バッグコンテナは、バッグコンテナ内部空洞及びバッグコンテナ開放端を画定する。バッグコンテナは、バッグコンテナ開放端及びコンテナキャップ内に画定される凹部に固定可能に構成されるバッグコンテナキャップを含み得る。バッグコンテナ内部空洞は、その中に少なくとも1つのバッグまたはバッグロールを保管するように構成され、バッグコンテナから、バッグ、またはバッグロールからバッグの取り外しを可能にするように構成され得る。ボール投げ器は、第1の端及びボール受容端を含む。ボール投げ器の第1の端は、バッグコンテナキャップがバッグコンテナ開放端から取り外されるとき、バッグコンテナ開放端のねじ山と係合するように構成されるねじ山を含み得る。
【0016】
さらに別の態様に従って、本発明の技術は、筐体及び保管コンテナを備える縄システムを含み得る。筐体は、筐体から外に延在する縄の引き込み運動をもたらすように構成される縄引き込み機構と、バッグ供給区分とを含み得る。バッグ供給区分は、その中に少なくとも1つのバッグを保管するように構成され、バッグ供給区分からバッグの取り外しを可能にするように構成され得る。保管コンテナは、保管コンテナの内部へのアクセスを可能にする開位置と、閉位置との間で筐体と取り付け可能であり得る。
【0017】
さらに別の態様に従って、本発明の技術は、筐体及び保管コンテナを備える縄システムを含み得る。筐体は、筐体から外に延在する縄の移動を制御するように構成される縄引き込み機構と、筐体を横断する基部と、基部に関連付けられるバッグ供給区分とを含み得る。バッグ供給区分は、その中に少なくとも1つのバッグを保管するように構成され、バッグ供給区分からバッグの取り外しを可能にするように構成され得る。基部は、筐体の反対方向に基部から外向きに延在する壁を含み得る。壁は、付属アイテムの一部を取り外し可能に受容及び保持するように構成される付属品受容区分を含み得る。保管コンテナは、保管コンテナの内部へのアクセスを可能にする開位置と、閉位置との間で筐体と摺動可能に取り付け可能であり得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、第1のまたは保管コンテナキャップは第1の側面及び第2の側面を含み得、第2の側面は第2の側面内に凹部を画定することができる。
【0019】
いくつかの実施形態では、第2のまたはバッグコンテナキャップは第2のコンテナキャップの第1の側面から延在するポストを含み得る。ポストは、凹部のねじ山と係合可能なねじ山を含み得る。
【0020】
いくつかの実施形態では、第2のまたはバッグコンテナは、さらに、第2のコンテナ内部空洞内に延在するシャフトを含み得る。シャフトは、バッグのロールを回転可能に支持するように構成され得る。
【0021】
いくつかの実施形態では、第1のまたは保管コンテナ内部空洞は、第1のまたは保管コンテナを通って画定される孔であり得る。第1のまたは保管コンテナキャップは、第1のまたは保管コンテナキャップ内部空洞を画定するカップ形であり得る。第1のまたは保管コンテナキャップの第2の側面は、第1の側面よりも大きいサイズを有するフランジ端であり得る。第1の側面は、第1のまたは保管コンテナキャップ内部空洞と連通し、孔の第1の端内に受容可能に構成される開放端であり得る。
【0022】
本発明の技術のいくつかの実施形態は、第1の端及びフランジ端を含む第1のまたは保管コンテナ後端キャップを含み得る。第1の端は、孔の第2の端内に及び第1のまたは保管コンテナキャップの開放端内に受容されるように構成され得る。フランジ端は、第1のまたは保管コンテナ後端キャップの第1の端よりも大きいサイズを有し得る。
【0023】
いくつかの実施形態では、第1のまたは保管コンテナキャップのフランジ端は第1の密閉部に関連付けられ得、第1のまたは保管コンテナ後端キャップのフランジ端は第2の密閉部に関連付けられ得る。第1のまたは保管コンテナキャップ及び第1のまたは保管コンテナ後端キャップが孔内で組み立てられるとき、第1の密閉部は第1のまたは保管コンテナの第1の側面に接触するように構成され得、第2の密閉部は第1のまたは保管コンテナの第2の側面に接触するように構成される。
【0024】
本発明の技術のいくつかの実施形態は、第1の端及びボール受容端を含むボール投げ器を含み得る。ボール投げ器の第1の端は、第2のまたはバッグコンテナキャップが第2のまたはバッグコンテナ開放端から取り外されるとき、第2のまたはバッグコンテナ開放端のねじ山と係合するように構成されるねじ山を含み得る。
【0025】
本発明の技術のいくつかの実施形態は、第3のコンテナを含み得る。第3のコンテナは、第3のコンテナ内部空洞及び第3のコンテナ開放端を画定することができ、第3のコンテナ開放端に固定可能な第3のコンテナキャップを含み得る。
【0026】
いくつかの実施形態では、第1の、第2の、第3の、保管及び/またはバッグコンテナは円筒形であり得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、第1のコンテナの円筒形側壁の一部及び第3のコンテナの円筒形側壁の一部の両方は、筐体の一部と一体化されることができ、これにより、第1のコンテナ及び第3のコンテナの縦軸は平行である。
【0028】
いくつかの実施形態では、第2のコンテナの端壁の一部はハンドルの第2の部と一体化されることができ、これにより、第2のコンテナの縦軸は、第1のコンテナ及び第3のコンテナの縦軸と異なる。
【0029】
いくつかの実施形態では、第1のまたは保管コンテナの円筒形側壁の一部は筐体の一部と一体化されることができ、これにより、第1のまたは保管コンテナの縦軸は筐体のハンドルの縦軸に垂直である。
【0030】
いくつかの実施形態では、第2のまたはバッグコンテナの端壁の一部はハンドルの一部と一体化されることができ、これにより、第2のまたはバッグコンテナの縦軸は、保管コンテナの縦軸に垂直である。
【0031】
本発明の技術のいくつかの実施形態では、筐体は一対のレールを含み得、保管コンテナは、各々、レールと摺動可能に係合するように構成される一対のライダを含み得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、筐体は、筐体を横断する基部を含み得、バッグ供給区分は基部の第1の端に関連付けられる。
【0033】
本発明の技術のいくつかの実施形態は、基部に枢動可能に取り付けられるドアを含み得る。
【0034】
いくつかの実施形態では、保管コンテナのライダが基部のレールと係合するとき、保管コンテナは、それぞれ基部の縁と同一平面にある構成を有する一対の対向側壁を含み得る。
【0035】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのライダは、側壁のそれぞれに関連付けられ得る。ライダのそれぞれはチャネル及びガイドレッジを画定することができ、チャネルは、各々、レールのフランジを摺動可能に受容するように構成され得る。
【0036】
いくつかの実施形態では、ガイドレッジは、その対応する側壁に対して内部に補正されることができる。
【0037】
いくつかの実施形態は、各々、基部の対向端に関連付けられるレールを含み得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、基部は、筐体の幅よりも大きい幅を有し得る。
【0039】
いくつかの実施形態では、保管コンテナはラッチ機構の第1の部分を含み、基部はラッチ機構の第2の部分を含み得る。ラッチ機構の第1の部分及び第2の部分は、保管コンテナが閉位置にあるとき、相互に係合可能であり得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、保管コンテナは、保管コンテナが閉位置にあるとき、保持区分とバッグ供給区分との間のバッグ供給区分を受容するように構成される離間関係において一対の保持区分を含み得る。
【0041】
いくつかの実施形態は、保持区分と、ポスト及び凹部の配置によって取り外し可能に係合可能であるバッグ供給区分とを含み得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、筐体は、筐体の反対方向に基部から外向きに延在する壁を伴う基部を含み得る。壁は、保管コンテナが閉位置にあるとき、保持区分間に受容されるように構成され得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、壁は、付属アイテムの一部を取り外し可能に受容及び保持するように構成される物体受容区分を含み得る。
【0044】
本発明の技術のいくつかの実施形態は物体を含み得、付属アイテムは、ボール投げ器、ステッキ、道具、傘、スコップ、またはシャベル、フラッシュ装置、または追加のペット縄アセンブリであり得る。
【0045】
いくつかの実施形態では、保管コンテナは、保管コンテナが閉位置にあるとき、壁の物体受容区分の少なくとも一部を受容するように構成されるへこみ領域を特徴付ける後壁を含み得る。
【0046】
いくつかの実施形態では、保管コンテナは、ユーザの手の少なくとも1つの指を受容するように構成されるスロットを画定することができる。
【0047】
したがって、以下に続くその「発明を実施するための形態」を良好に理解し得るために、及び当技術分野への本発明の貢献が良好に認識され得るために、かなり広義に、本発明の技術の特徴が概説されている。
【0048】
本発明の技術は、また、(追加の要素及び特徴の簡単な説明)を含み得る。当然ながら、以下に説明され、添付の「特許請求の範囲」の主題を形成する、本発明の技術の追加特徴が存在する。
【0049】
本発明の技術のいくつかの目的、特徴、及び利点は、付随の図面と併せて検討するとき、本発明の技術の以下の「発明を実施するための形態」、だが例証的である本発明の技術の実施形態を読むとき、当業者にすぐに明らかになるであろう。
【0050】
したがって、当業者は、本開示が基づく概念は、本発明の技術のいくつかの目的を実施するための他の構造、方法、及びシステムの設計の基礎として容易に利用され得ることを認識するであろう。したがって、「特許請求の範囲」は、それが本発明の技術の主旨及び範囲から逸脱しない範囲において、係る同等の構成を含むものとして見なされる。
【0051】
したがって、本発明の技術の目的は、先行技術のペット縄の全ての利点と、不利点がないものとをもたらす、新しい及び新規の動物の排泄物の収集及び保管システムを提供することである。
【0052】
本発明の技術の別の目的は、容易及び効率的に製造及び販促され得る新しい及び新規の動物の排泄物の収集及び保管システムを提供することである。
【0053】
本発明の技術のさらなる追加の目的は、材料及び作業の両方に関して低コストの製造をもたらす新しい及び新規の動物の排泄物の収集及び保管システムを提供することであり、したがって、その結果、一般消費者への低価格の販売が可能であり、それによって、係る動物排泄物の収集及び保管システムを一般購買者に経済的に利用可能にする。
【0054】
本発明の技術のさらに別の目的は、同時に、通常、先行技術と関連付けられる不利点の一部を克服しながら、先行技術の装置及び方法で、先行技術の利点の一部を提供する新しい動物の排泄物の収集及び保管システムを提供することである。
【0055】
本発明の技術のまたさらに別の目的は、バッグを供給し、保管コンテナ内に排泄物で満たされたバッグを保管するための縄システムを提供することである。これは、本発明の技術のユーザが、排泄物で満たされたバッグを手で運ばないで、またはバッグを散らかすさないで、いずれかのペットの排泄物を収集し、後で廃棄するために排泄物で満たされたバッグを衛生的に保管することを可能にする。
【0056】
これらは、本発明の技術を特徴付ける様々な特徴の新規性に加えて本発明の技術の他の目的と一緒に、本開示に添付される「特許請求の範囲」における詳細事項が指摘され、本開示の一部を形成する。本発明の技術、その動作中の利点及びその使用によって達成される具体的な目的を良好に理解するために、本発明の技術の実施形態が示される存在する付随の図面及び記述される内容を参照されたい。
【0057】
本発明の技術は良好に理解され、以下の「発明を実施するための形態」を考慮するとき、上記に説明したもの以外の目的は明らかになる。係る説明は添付図を参照にする。
【図面の簡単な説明】
【0058】
図1】本発明の技術に原理に従って構築され、仮想線が環境構造を示し、要求される本発明の技術の一部でないものを形成する、動物の排泄物の収集及び保管システムの実施形態の左側斜視図である。
図2】本発明の技術の動物の排泄物の収集及び保管システムの右側斜視図である。
図3図2の線3-3に沿って取られた、動物の排泄物の収集及び保管システムの断面図である。
図4】本発明の技術の保管コンテナの後面斜視図である。
図5図4の線5-5に沿って取られた、保管コンテナの断面図である。
図6図1の線6-6に沿って取られた、縄用筐体と一緒に組み立てられた保管コンテナの断面図である。
図7】縄用筐体と係合するとき、保管コンテナのラッチアセンブリの断面図である。
図8】本発明の技術に原理に従って構築される、動物の排泄物の収集及び保管システムの代替の実施形態の左側斜視図である。
図9】代替の縄用筐体と係合するとき、代替の保管コンテナのラッチアセンブリの断面図である。
図10】仮想線が環境構造を示し、要求される本発明の技術の一部でないものを形成する、本発明の技術の動物の排泄物の収集及び保管の代替の実施形態の左側平面図である。
図11】本発明の技術の代替の実施形態の右側平面図である。
図12】本発明の技術の代替の実施形態の前面平面図である。
図13】コンテナキャップ及びバッグキャップが分解されている、本発明の技術の代替の実施形態の後面平面図である。
図14】本発明の技術の代替の実施形態の上面立面図である。
図15】本発明の技術の代替の実施形態の底面立面図である。
図16】コンテナキャップがコンテナに組み立てられ、バッグキャップがコンテナに対して分解されている、本発明の技術の代替の実施形態の断面図である。
図17】バッグキャップ及び周辺デバイスがバッグコンテナに対して分解されている、本発明の技術の代替の実施形態の断面図である。
図18】ボール投げ器が使用中の向きのバッグ式容器に取り付けられている、本発明の技術の代替の実施形態の左側平面図である。
図19】本発明の技術の代替の実施形態の保管コンテナ及びキャップアセンブリの断面図である。
図20】本発明の技術の代替の実施形態の保管コンテナ及びキャップアセンブリの分解断面図である。
図21】バッグコンテナキャップが分解されている、本発明の技術の代替の実施形態の保管コンテナ及びキャップの断面図である。
図22】第2の保管コンテナを含む、本発明の技術の別の代替の実施形態の右側平面図である。
図23】第2のコンテナキャップが組立位置及び分解位置にある、図22の代替の実施形態の保管コンテナ及びキャップの前面平面図である。
図24図22の線24-24に沿って取られた、組み立てられた第2のコンテナキャップを伴う第2の保管コンテナの断面図である。
【0059】
同じ参照数字は様々な図の全体を通して同じ部分を指す。
【発明を実施するための形態】
【0060】
ここで、図面、具体的には、図1図24を参照すると、本発明の技術の動物の排泄物の収集及び保管システムの実施形態が示され、総体的に参照数字10によって示される。
【0061】
図1図3を参照すると、動物の排泄物を収集及び保管するための本発明の技術の新しい及び新規の動物の排泄物の収集及び保管システム10が示され及び説明されている。より具体的には、動物の排泄物の収集及び保管システム10は、バッグ2を供給することが可能であるバッグ式容器またはバッグ供給区分40を特徴付ける縄筐体12と、縄筐体12に取り外し可能に取り付け可能である保管コンテナ50と、縄筐体12に取り外し可能に取り付けられた付属アイテム80とを含む。
【0062】
筐体12は、縄引き込み機構14を包囲する本体を有する。筐体12を通って、縄引き込み機構14を作動及び制御するために、縄アクティブ化ボタン16は動作可能である。筐体12は、筐体を形成するために一緒に接合される少なくとも2つの半分部から形成されることができる。縄引き込み機構14は、限定ではないが、筐体12内に及びスプールの周囲にコード18の縄、リード、または長さを引き込むように構成されるばね付勢歯止めスプールを含み得る。ユーザによって動作するとき、ボタン16が、縄引き込み機構14が動作または回転することを防止し、ひいては、縄引き込み機構14を適所にロックする。ロックピンは、ボタン16に関連付けられ、ボタン16と係合可能に動作することができ、ユーザによってアクティブになるとき、ボタン16を動作位置にロックし、それによって、ユーザがロックピンをボタン16から離すまで、ボタン16が縄引き込み機構14と係合することを維持する。ボタン16の一部は、ユーザによって動作するように、筐体12から外に延在する。ボタン16は、ボタンを縄引き込み機構14から離れる位置に押すように、ばね(図示しない)を含み得る。
【0063】
例示では、ボタン16は、上下に移動することができる要素を含み得るロック解除機構を動作させることができる。この移動は、ばねの抵抗に対して行われる。ロック解除機構の要素は、縄引き込み機構14に関連付けられる開口部、スロット、またはラチェット歯の中で受容されることができる。要素がラチェット歯の1つに受容される一方、縄引き込み機構14は回転に耐えながら保持される。
【0064】
ボタン16の圧力を解放すること、またはボタンが縄引き込み機構14から離れて移動することを可能にすることは、要素がラチェット歯との係合から外れて移動することをもたらするだろう。それによって、縄引き込み機構14が引き込むことを可能にし、その結果、縄を筐体12内に引き込む。
【0065】
2つ以上の縄引き込み機構14、ボタン16、及び縄18は、本発明の技術に組み込まれることができ、それによって、ユーザが同時に2匹以上の動物を散歩させることを可能にすることを認識することができる。また、ショック吸収手段は、縄に取り付けられた動物から急増している牽引力または急に引っ張る力を和らげるために、縄引き込み機構14または縄18と係合するように動作し得ることを認識することができる。
【0066】
縄18は、筐体12内に形成される、または筐体12に取り付けられる、ハンドル22の反対側に位置する孔を通って筐体12から出る。孔は、縄18がその孔を通ることを可能にする任意の形状または構成を有し得ることを認識することができる。縄18の一端は、任意の適切な手段によって、スプールまたは縄引き込み機構14に固定される一方、自由端は、筐体12の外部にあり、クリップ20またはペットの首輪を含む、またはクリップ20またはペットの首輪に取り付け可能である。
【0067】
ハンドル22は、ユーザの手及び/またはユーザの手の指を受けるように構成され及び人間工学的に成形された開口部24を画定する。ハンドル22及び開口部24は、限定ではないが、筐体の縦軸に対して傾斜している等の異なる形状及び構成を有し得る。加えて、ハンドル22は、ユーザがハンドル22を把持すること、または本発明を動作させることを補助するパッド要素または連絡要素を含み得る。さらに、ハンドル22は、凹部を受ける指を含み得る、及び/または人間工学的構成を有し得る。
【0068】
筐体12は、さらに、筐体12を横断する基部26を含み得る。基部26は、縄引き込み機構14及びハンドル22を含む筐体12の区分を横断することができ、それによって、露出平面を生じさせる。筐体12の縦方向の長さと平行であり得る基部26の反対側に、摺動レール28が位置する。摺動レール28のそれぞれは、図5に最良に示されるレッジまたはフランジ30を含む。レール28のフランジ30は、相互に対面することができる。
【0069】
凹部または孔を画定することができるラッチまたはロックタブ32は、基部26の受容端に位置する。
【0070】
縄引き込み機構14及びハンドル22の反対側に基部26から延在する壁34がある。壁34は、少なくとも1つの孔38を特徴付ける付属品受容区分36を含む。図2及び図3に最良に示されるように、受容区分36は、取り付け可能付属アイテム80の一部を摺動可能に受容するように構成され得、付属アイテム80の付勢部材またはボタン82は、付属アイテム80が受容区分36内で受容されるとき、孔38を通って受容可能である。付属アイテム80を受容区分36から取り外すために、ボタン82は押し下げられ、それによって、付属アイテム80が受容区分36から外に自由に進行することを可能にする。付属アイテム80は、限定ではないが、ボール投げ器、ステッキ、道具、傘、スコップまたはシャベル、フラッシュ装置、追加のペット縄アセンブリ、または受容区分36内で受容可能な部材を有する任意の他のデバイスであり得る。
【0071】
図2に最良に示されるように、ボタン16が付属アイテム80の反対側に位置するため、ユーザは、付属アイテム80を使用しながら、ボタン16及び縄引き込み機構14を偶然に動作させない。複数の付属アイテム80は、筐体12に交換可能に取り付けられ、筐体12とともに使用され得ることを認識することができる。
【0072】
本実施形態では、ユーザは、随意に、筐体12に取り付けられた付属アイテム80がない標準的な引き込みが可能な動物縄として、筐体12を使用し得、それによって、いずれかの使用の障害を生じさせる付属アイテム80がない、より自由に操作可能な筐体12を提供する。次に、ユーザは、ユーザが付属アイテムを使用することを望むとき、付属アイテム80を筐体12に取り付け得る。これは、排泄物収集バッグと、排泄物で満たされたバッグを保管するための保管コンテナとへのアクセスを提供しながら、本発明の技術を使用する際に、ユーザに柔軟性を提供する。
【0073】
受容端の反対側の基部26の供給端において、バッグ2のロールまたはスタックに対応する構成を有し得るバッグ供給区分40がある。開口部42は、バッグ供給区分40を通して画定され、バッグ2を、開口部42を通して引っ張ることを可能にする。バッグ供給区分40は、基部26または壁34から延在する一対の平行側面区分と、開口部42を特徴付ける上面区分とを含み得る。側面区分は、側面区分との間に横断して延在し、部分的にその側面区分に続く、上面区分を伴う弓状または湾曲状の自由端を特徴付けることができる。バッグ供給区分40の一方の側に、そこから外に延在するポスト44が位置する。
【0074】
フラップまたはドア46は、バッグ供給区分40に枢動可能に取り付けられ、バッグ供給区分40の内部に画定されるチャンバへのアクセスを提供する。ドア46は、チャンバにアクセスすることを可能にする開位置と、閉位置との間で枢動することができる。閉位置では、間隔は、ドア46の遠位縁とバッグ供給区分40の遠位縁との間に画定されることができる。留め金式ロックまたはドアラッチ部材48は、ドア46を開けるためにユーザによってアクティブになるまで、ドア46を閉位置に保持するために、バッグ供給区分40及びドア46に関連付けられ得る。
【0075】
代替として、ドアは、チャンバを画定する連続壁によって形成されるバッグ供給区分40が省かれ得る。この構成では、アクセスパネルは、バッグ供給区分40の側面に取り外し可能に取り付けられることができる。例えば、このアクセスパネルは、ねじ止め可能に、または枢動可能に取り付けられることができ、ポスト44はアクセスパネルに関連付けられ得る。
【0076】
チャンバは、バッグ2のロールまたは段を受容するように構成される。ポストまたはシャフトは、バッグ2のロールを回転可能に支持するためにチャンバに関連付けられ得る。バッグ2のロールまたはスタックは、使用するために開口部42を通って引っ張られることができる複数の分離可能な相互接続バッグを含み得る。
【0077】
ここで図1図4、及び図5を参照すると、保管コンテナ50は、一対の対向側壁52、前壁51、後壁68、及び底壁69を伴う略開放ボックス構成を有し得る。コンテナ50は、限定ではないが、排泄物を含有する使用済バッグ、ボール、玩具、パーソナルアイテム等のアイテムを保管するように構成され得る。例示では、ユーザがペットを散歩させ、ペットが排便しているときのものが示される。ユーザは、バッグ2の1つを取り外し、ペットの排泄物をバッグ内に収集し、後で廃棄するために、排泄物で満たされたバッグをコンテナ50内に設置し得る。
【0078】
側壁52のそれぞれは、その対応する側壁の縁に隣接するトラックまたはライダ54を含み得る。図5に最良に示されるように、ライダ54のそれぞれは、コンテナ50の内部空間と連通するチャネル56と、ガイドレッジ58とを画定する。ガイドレッジ58は、その対応する側壁52の遠位縁に移行することができ、ガイドレッジ58は、その対応する側壁52から内部に補正されることができる。
【0079】
図1及び図4に最良に示されるように、ライダ54のそれぞれのチャネル56は、閉じられることができ、または前壁51に隣接する、もしくは前壁51の近くにある、閉鎖端を有し得、ライダ54のそれぞれのチャネル56は、開くことができる、または後壁68に隣接するもしくは後壁68の近くに開放端を有し得る。チャネル56及びその開放端は、コンテナ50が筐体12と摺動可能に係合するとき、対応するレール28のフランジ30を摺動可能に受容するように構成され、これにより、後壁68は壁34に向かって位置付けられる。コンテナ50が基部26と係合している間、ガイドレッジ58は、その対応するレール28のウェブ部を横方向に受容することができる。この配置は、コンテナ50をレール28に沿って移動させながら、安定性及び誘導を提供することができ、チャネル56内に受容されるフランジ30は、基部26に対してコンテナ50を保持することができる。図6に最良に示されるように、ガイドレッジ58の内部に補正される配置は、側壁52の外部表面が基部26の縁と同一平面にあり得るように構成され得る。
【0080】
例示では、ラッチまたはロック部材60は、前壁51に関連付けられ、前壁51から延在し、または前壁51を通って延在することができる。図7に最良に示されるように、ロック部材60は、コンテナが筐体12と一緒に組み立てられるとき、ロックタブ32の孔と係合可能であるラッチ62を有し得る。他の保持構造またはアセンブリは、ユーザによって取り外されるまで、コンテナ50を筐体12で保持するために本発明の技術によって利用され得ることを認識することができる。係る他のアセンブリは、限定ではないが、磁石、ロック、ばね付勢部材、回転部材等であり得る。
【0081】
側壁52または後壁68から延在または移行する一対のコンテナ保持区分64がある。保持区分64は、バッグ供給区分40の側面にわたって摺動するように離間され、これにより、保持区分64のそれぞれに画定される孔または凹部66は、コンテナ50が筐体12と一緒に組み立てられるとき、ポスト44の1つを受容することができる。
【0082】
図4に最良に示されるように、後壁68は、壁34の受容区分36に対応する構成、または壁34の受容区分36を受容することが可能である構成を有するへこみ領域70を含み得る。
【0083】
ハンドル部材72は、前壁51に関連付けられる、または前壁51と一体的に取り付けられることができる。ハンドル部材72は、ユーザの手または指をスロット74内に受容することを可能にするように構成される、スロット74を画定することができ、それによって、コンテナ50を引っ張る、押す、または操作するためにグリップホールドを提供する。
【0084】
図8及び図9を参照すると、代替の実施形態筐体12’及びコンテナ50’は、これらの図によって示され及び説明される。筐体12’は、ロックタブを基部26の前縁から省き、適所に、基部26の前縁の近くのレール28の端に隣接する基部26の一方の側に位置する側面ロックタブ100を提供する。側面ロックタブ100のそれぞれは、凹部またはロック孔102を画定する。側面ロックタブ100は、それらの間でライダ54を含有する側壁52の端を受容するために離間されている。
【0085】
コンテナ50’は、ロック部材を前壁51から省かれ、適所に、側面ロック部材104を側壁52のそれぞれに提供する。側面ロック部材104のそれぞれは、コンテナ50’が筐体12’と一緒に組み立てられるとき、対応するロック孔102内に受容されるように構成され、それによって、ユーザによって取り外されるまで、筐体12’でコンテナ50’を保持する。側面ロック部材104は、ロック孔102と整合するまで、その対応する側面ロック部材104の内部側面に対して滑らかな進行を可能にする傾斜表面を含み得る。
【0086】
筐体及び保管コンテナは、限定ではないが、プラスチック、金属、合金、または合成物から作成され得ることを認識することができる。さらに、筐体、基部、及びバッグ供給区分は、単一ユニットとして一体的に形成されることができる。
【0087】
使用時、ユーザは、ここで、クリップ20または縄18を動物の首輪またはハーネスに取り付け、次に動物を散歩に連れていき得ることが理解されることができる。ユーザは、筐体12,12’の縄アクティブ化ボタン16を動作させ、縄18を前進、ロック、または引き込むために、引き込み機構14を制御し得る。筐体を操作するために、ユーザは、ハンドル22を片手で把持し得、それによって、使用するために、他の手を自由にする。
【0088】
動物が排便した場合、ユーザは、バッグ2の1つを開口部42から取り外し、動物の排泄物をバッグ2の内側に収集し得る。次に、ユーザは、閉じたバッグ2を縛り得る。保管コンテナを壁34から離して摺動することによって、保管コンテナ50,50’を開くことができ、それによって、保管コンテナの内部へのアクセスを提供する。ユーザは、閉じた排泄物で満たされたバッグを保管コンテナ内に設置し、次に、凹部66がその対応するポスト44の上側に位置し、凹部66の中に受容されるまで、保管コンテナを壁34に向かって摺動させることによって、保管コンテナを閉じ得る。この位置では、側面ロック部材60,104は、ロックタブ32,100と係合し、さらに、保管コンテナをこの閉位置に保持する。
【0089】
加えて、または代わりに、ユーザは、保管コンテナ内で使用するアイテムを保管し、保管コンテナを摺動させることによってそれを開き、これらのアイテムにアクセスし得る。
【0090】
バッグを補充するために、ユーザは、ドアラッチ部材48を動作させ、次に、ドア46を開放位置に枢動させ得る。次に、バッグの新しいロールまたはスタックは、バッグ供給区分60のチャンバ内に挿入されることができる。次に、ドア46は、バッグをチャンバ内に保持するために、閉じながら枢動することができる。
【0091】
さらに、代替では、付属アイテム80は、付属アイテムの一部を筐体の付属品受容区分36に挿入することによって、筐体に取り付けられ、筐体とともに利用されることができる。例示では、付属アイテム80は、ボール投げ器であり得、ボール投げ器の端が、付勢部材82が孔38内に受容する、または孔38と係合するまで、受容区分36内に挿入される。ユーザは、ボール投げ器が動作可能位置に配向し、ボール投げ器を動作させるためにハンドル22を把持するように、筐体を反転させ得る。筐体と一緒に組み立てられる保管コンテナによって、ボール投げ器の使用を達成し得ることを認識することができる。
【0092】
付属アイテム80は、本明細書によって示され及び説明されるものと異なる手段によって、付属品受容区分36と接合し得ることを認識することができる。係る接合配置は、限定ではないが、ねじ山、ラッチ、付勢部材、スロット及びくさび、磁石、または任意の他の機械的分離接続を利用することができる。
【0093】
ボール投げ器は、端を伴うシャフトを含み得、その端は、付属品受容区分内に受容及び保持されることができる。シャフトは、シャフトの自由遠位端に位置するボール受容端を含み得、ボールをボール受容開口部内に受容するように構成されるボール受容開口部を画定する。シャフトは、シャフトが曲がることを可能にし、ボールをボール受容要素の外に押し、次に、その前の形状及び位置に戻るように、十分な形状記憶及び柔軟性を有する材料から作成されることができる。
【0094】
図10図17を参照すると、動物の排泄物を収集及び保管するための本発明の技術の新しい及び新規の代替の動物の排泄物の収集及び保管システム110が示され及び説明されている。より具体的には、動物の排泄物の収集及び保管システム110は、縄筐体12、保管コンテナ112、バッグコンテナ120を含み得る。保管コンテナ112及び/またはバッグコンテナ120は、筐体12と一体的に形成されることができる、または筐体12に取り外し可能に取り付け可能であり得る。
【0095】
筐体12は、縄引き込み機構を包囲する本体を有し得る。筐体12を通って、縄引き込み機構を作動及び制御するために、縄アクティブ化ボタン16は動作可能であり得る。筐体12は、筐体を形成するために一緒に接合される少なくとも2つの半分部または区分から形成されることができる。縄引き込み機構14は、限定ではないが、筐体12内に及びスプールの周囲にコード18の縄、リード、または長さを引き込むように構成されるばね付勢歯止めスプールを含み得る。ユーザによって動作するとき、ボタン16が、縄引き込み機構が動作または回転することを防止し、ひいては、縄引き込み機構14を適所にロックする。ロックピンは、ボタン16に関連付けられ、ボタン16と係合可能に動作することができ、ユーザによってアクティブになるとき、ボタン16を動作位置にロックし、それによって、ユーザがロックピンをボタン16から離すまで、ボタン16が縄引き込み機構と係合することを維持する。ボタン16の一部は、ユーザによって動作するように、筐体12から外に延在する。ボタン16は、ボタンを縄引き込み機構から離れる位置に押すように、ばね(図示しない)を含み得る。
【0096】
例示では、ボタン16は、上下に移動することができる要素を含み得るロック解除機構を動作させることができる。この移動は、ばねの抵抗に対して行われる。ロック解除機構の要素は、縄引き込み機構に関連付けられる開口部、スロット、またはラチェット歯の中で受容されることができる。要素がラチェット歯の1つに受容される一方、縄引き込み機構14は回転に耐えながら保持される。
【0097】
ボタン16の圧力を解放すること、またはボタンが縄引き込み機構から離れて移動することを可能にすることは、要素がラチェット歯との係合から外れて移動することをもたらすだろう。それによって、縄引き込み機構が引き込むことを可能にし、その結果、縄を筐体12内に引き込む。
【0098】
2つ以上の縄引き込み機構14、ボタン16、及び縄18は、本発明の技術に組み込まれることができ、それによって、ユーザが同時に2匹以上の動物を散歩させることを可能にすることを認識することができる。また、ショック吸収手段は、縄に取り付けられた動物から急増している牽引力または急に引っ張る力を和らげるために、縄引き込み機構または縄18と係合するように動作し得ることを認識することができる。
【0099】
縄18は、筐体12内に形成される、または筐体12に取り付けられる、ハンドル22の反対側に位置する孔を通って筐体12から出ることができる。孔は、縄18がその孔を通ることを可能にする任意の形状または構成を有し得ることを認識することができる。縄18の一端は、任意の適切な手段によって、スプールまたは縄引き込み機構に固定される一方、自由端は、筐体12の外部にあり、クリップまたはペットの首輪を含む、またはクリップまたはペットの首輪に取り付け可能である。
【0100】
ハンドル22は、ユーザの手及び/またはユーザの手の指を受けるように構成され及び人間工学的に成形された開口部24を画定することができる。ハンドル22及び開口部24は、限定ではないが、筐体の縦軸に対して傾斜している等の異なる形状及び構成を有し得る。加えて、ハンドル22は、ユーザがハンドル22を把持すること、または本発明を動作させることを補助するパッド要素または連絡要素を含み得る。さらに、ハンドル22は、凹部を受ける指を含み得る、及び/または人間工学的構成を有し得る。
【0101】
クリップ部材130は、筐体12及び/または保管コンテナ112から延在することができ、ユーザが、縄18の端を、クリップ部材130または縄18に関連付けられるクリップに取り付けることを可能にする。クリップ部材130は、筐体12から保管コンテナまで延在する形状で湾曲し得、その結果、クリップ部材130と、筐体12または保管コンテナ112との間の開放空間を画定する。クリップ部材130は、筐体12を吊るす、または筐体12から任意の他の物体を吊るすために使用され得ることを認識することができる。さらに、クリップ部材130が代替の動物の排泄物の収集及び保管システム110の任意の他の場所に位置し得ることを認識することができる。
【0102】
図10図16(より具体的には、図16)を参照して、保管コンテナ112は内部空洞114を画定する略開放円筒状構成を有し得、円筒形側壁、閉鎖端壁、及び開放端113を伴う。コンテナ112の内部空洞144は、限定ではないが、排泄物を含有する使用済バッグ、ボール、玩具、パーソナルアイテム等のアイテムを保管するように構成され得る。保管コンテナ112の縦軸は、ハンドル22の縦軸に垂直に、それを横断して、または平行に配向されることができる。
【0103】
コンテナキャップ116は、開放端113に取り付けられ、内部空洞114を閉鎖し、物体を保管コンテナ112内に保管することができる。
【0104】
例示では、ユーザがペットを散歩させ、ペットが排便しているときのものが示される。保管コンテナ112及び/またはコンテナキャップ116は任意の幾何学的形状を有し得る、及び/または保管コンテナ112の閉鎖端は、第2のキャップもしくは他のねじ止め可能な物体を受容するように構成される第2の開放端であり得ることを認識することができる。
【0105】
コンテナキャップ116は、開放端113の内部ねじ山と係合可能な外部ねじ山117を含み得、それによって、コンテナキャップ116が開放端113を閉じ、物体を内部空洞114内に保持することを可能にする。密閉部(図示しない)は、保管コンテナ112に防水及び/または気密をもたらすために、開放端113及び/またはコンテナキャップ116に関連付けられ得る。
【0106】
コンテナキャップ116は、さらに、バッグコンテナキャップ126を受容するように構成されるコンテナキャップ116の側面に画定される凹部118を含み得る。凹部118は、バッグコンテナキャップ126から延在するポストに関連付けられる外部ねじ山128と係合可能である内部ねじ山を含み得る。これは、使用中ではないとき、バッグコンテナキャップ126をコンテナキャップ116で保持することを可能にする。
【0107】
図10図15、及び図17(より具体的には、図17)を参照して、バッグコンテナ120は内部空洞122を画定する略開放円筒状構成を有し得、円筒形側壁、閉鎖端壁、及び開放端124を伴う。バッグコンテナ120の内部空洞122は、限定ではないが、バッグ、またはバッグ2のロール等のアイテムを保管するように構成され得る。バッグコンテナ120は、内部空洞122からのバッグ2の取り外しを可能にするように構成されるバッグコンテナ120を通る開口部またはスロットを画定することができる。バッグコンテナ120の縦軸は、ハンドル22の縦軸または保管コンテナ112の縦軸に実質的に同じ方向に、傾斜して、平行に、または垂直に配向されることができる。
【0108】
シャフト123は、閉鎖端壁から内部空洞122内に延在することができる。シャフト123は、バッグ2のロール内に挿入され、バッグ2のロールが回転し、その結果、1つ以上のバッグを内部空洞122から供給することを可能にするように構成され得る。
【0109】
バッグコンテナキャップ126は、バッグコンテナ120の開放端124に取り付けられ、内部空洞122を閉鎖し、バッグ2をバッグコンテナ120内に保管することができる。
【0110】
バッグコンテナ120及び/またはバッグコンテナキャップ126は任意の幾何学的形状を有し得る、及び/または複数のバッグコンテナ120は、本発明の技術によって利用され得ることを認識することができる。
【0111】
バッグコンテナキャップ126は、バッグコンテナ120の開放端124の内部ねじ山と係合可能であるように構成される外部ねじ山128を含み得、それによって、バッグコンテナキャップ126がバッグコンテナ120の開放端124を閉じ、バッグ2を内部空洞122内に保持することを可能にする。バッグコンテナキャップ126の外部ねじ山128は、また、コンテナキャップ116の凹部118の内部ねじ山と係合可能であるように構成され得、それによって、使用中ではないとき、バッグコンテナキャップ126を固定することを可能にする。
【0112】
密閉部(図示しない)は、バッグコンテナ120に防水及び/または気密をもたらすために、開放端124及び/またはバッグコンテナキャップ126に関連付けられ得る。
【0113】
ユーザは、バッグ2をバッグコンテナ120から外に引っ張りバッグコンテナキャップ126を取り外すことによって、または、バッグコンテナ120を通って画定される開口部またはスロットを通ってバッグ2を引っ張ることのいずれかを行うことによって、バッグ2の1つをバッグコンテナ120から取り外し得る。その後、ユーザは、ペットの排泄物をバッグ内に収集し、次に、コンテナキャップ116を取り外し、後で廃棄するために、排泄物で満たされたバッグを保管コンテナ112の内部空洞114内に設置することができる。
【0114】
代替として、バッグコンテナキャップ126が取り外された状態では、付属アイテム132の端134は、バッグコンテナ120の開放端124、側壁、または内部空洞122と係合可能であり得る。これは、追加アイテムを本発明の技術によって利用することを可能にする。付属アイテムは、限定ではないが、ボール投げ器、ステッキ、道具、傘、スコップまたはシャベル、フラッシュ装置、追加のペット縄アセンブリ、または受容区分36内で受容可能な部材を有する任意の他のデバイスであり得る。
【0115】
図18を参照すると、例示では、周辺アイテムは、ボール投げ器132であり得、ボール投げ器の端は、バッグコンテナ120の開放端124、側壁、または内部空洞122に挿入される及び/または取り付けられる。ユーザは、ボール投げ器132が動作可能な直立位置に配向し、ボール投げ器を動作させるためにハンドル22を把持するように、筐体12を反転させ得る。ボール投げ器132の使用は、バッグコンテナキャップ126を取り外すことによって達成されることができ、ボールコンテナキャップ126を凹部118内に保管するオプションがあることを認識することができる。
【0116】
付属アイテム132は、本明細書によって示され及び説明されるものと異なる手段によって、バッグコンテナ120の開放端124と接合し得ることを認識することができる。係る接合配置は、限定ではないが、ねじ山、ラッチ、付勢部材、スロット及びくさび、磁石、または任意の他の機械的分離接続を利用することができる。代替では、付属アイテム132は、保管コンテナ112の開放端113に接合または取り付けられることができる。
【0117】
ボール投げ器132は、端134を伴うシャフトを含み得、端134は、バッグコンテナ120の開放端124または内部空洞122内に受容及び保持される。シャフトは、シャフトの自由遠位端に位置するボール受容端を含み得、ボールをボール受容開口部内に受容するように構成されるボール受容開口部を画定する。シャフトは、シャフトが曲がることを可能にし、ボールをボール受容要素の外に押す、次に、その前の形状及び位置に戻るように、十分な形状記憶及び柔軟性を有する材料から作成されることができる。
【0118】
図19図20を参照すると、代替の実施形態の保管コンテナ112’及びコンテナキャップアセンブリは、本発明の技術によって利用されることができる。保管コンテナ112’は、それを通って画定される内部空洞または孔114’を含み得る。孔114’は、限定ではないが、円筒、正方形、長方形、三角形、または任意の適切な幾何学的形状であり得る。
【0119】
キャップアセンブリは、カップ形コンテナキャップ140及び後端キャップ150を含み得る。カップ形コンテナキャップ140の一部は、孔114’内に摺動可能に受容されるように構成される幅または直径を有し得る。コンテナキャップ140は、内部空洞142、開放端144、及びフランジ閉鎖端146を含み得る。フランジ閉鎖端146は、開放端114の幅または直径のよりも大きい幅または直径を有し得、孔114’の幅または直径よりも大きい可能性があり、それによって、開放端144が孔114’内に挿入されるとき、保管コンテナ112’の側面に接触することができる停止縁を生じさせる。
【0120】
上記に説明したように、フランジ閉鎖端146は、バッグコンテナキャップ126のねじ式ポスト128とねじで係合するように構成される凹部148を画定することができ、それによって、使用中ではないとき、バッグコンテナキャップ126を保管することを可能にする。
【0121】
後端キャップ150は、開放端144内に摺動可能に受容するように構成される幅または直径を有する一部を含み得、さらに、カップ形コンテナキャップ140の内部空洞142内に受容し得る。後端キャップ150は、内部空洞152、開放端154、及びフランジ閉鎖端156を含み得る。フランジ閉鎖端156は、開放端154の幅または直径よりも大きい幅または直径を有し得、孔114’の幅または直径よりも大きい可能性があり、それによって、開放端154が孔114’内に挿入され、カップ形コンテナキャップ140の開放端144または内部空洞142内に挿入されるとき、保管コンテナ112’の側面に接触することができる停止縁を生じさせる。
【0122】
上記に説明したように、フランジ閉鎖端156は、バッグコンテナキャップ126のねじ式ポスト128とねじで係合するように構成される凹部158を画定することができ、それによって、使用中ではないとき、バッグコンテナキャップ126を保管することを可能にする。
【0123】
図20に最良に示されるように、密閉部またはOリング149は、保管コンテナ112’の側面に接触するカップ形コンテナキャップ140のフランジ閉鎖端146の停止部縁に関連付けられ得る。さらに、密閉部またはOリング160は、保管コンテナ112’の側面に接触するフランジ閉鎖端156の停止部縁に関連付けられ得る。
【0124】
使用中、フランジ閉鎖端146によって画定されるOリング149または停止縁が保管コンテナ112’の第1の側面に接触するまで、ユーザは孔114’を画定する保管コンテナ112’の第1の側面内に保管コンテナキャップ140の開放端144を挿入することができる。次に、フランジ閉鎖端156によって画定されるOリング160または停止縁が孔114’を画定する保管コンテナ112の第2の側面に接触するまで、ユーザは後端キャップ150の開放端154を、孔114’を画定する保管コンテナ112’の第2の側面内に及び保管コンテナキャップ140の開放端144内に挿入することができる。
【0125】
保管コンテナキャップ140の開放端144は、後端キャップ150の開放端154が含まれる外部ねじ山と係合するように構成される内部ねじ山を含み得、それによって、一方または両方が回転するとき、それらが一緒に締め付けられることを可能にする。
【0126】
ユーザは、バッグをバッグコンテナから取り外し、いずれかの動物の排泄物または糞を収集し、次に、バッグを密閉し、または縛り、次に、コンテナキャップ140または後端キャップ150のねじを相互に緩め、次に、糞を含有するバッグをコンテナキャップ140の内部空洞142内に設置し得る。その後、開放端144は、保管コンテナ112’の第1の側面から孔114’内に挿入されることができ、後端キャップ150の開放端154は、保管コンテナ112’の第2の側面から孔114’内に及びコンテナキャップ140の開放端144内に挿入されることができる。次に、ユーザは、コンテナキャップ140及び後端キャップ150を一緒にねじで留めることができ、それによって、フランジ閉鎖端146,156を一緒に締め付ける。この締め付けアクションは、結果的に、Oリング149,160に、保管コンテナ112’のその対応側に対して密閉させることができ、それによって、気密及び/または防水密閉部をもたらす。
【0127】
密閉部保管コンテナ112’、コンテナキャップ140、及び後端キャップ150は、それらの中に保管されるバッグからの糞のいずれかの漏れを封じ込めることができる、及び/または糞の匂いを封じ込めることができる。
【0128】
図21を参照すると、代替の実施形態の保管コンテナ112’’及びコンテナキャップ170は、本発明の技術によって利用されることができる。保管コンテナ112’’は、円筒形側壁、開放端、及び閉鎖端壁によって画定される内部空洞114を画定する略開放円筒状構成を有し得る。ねじ山113は、内部空洞114を画定する側壁の内部表面上に含まれ得、開放端に隣接する。保管コンテナ112’’の縦軸は、ハンドルの縦軸に垂直に、それを横断して、または平行に配向されることができる。
【0129】
保管コンテナの閉鎖端は、閉鎖端の側面内に画定される凹部115を含み得る。凹部115は、バッグコンテナキャップ126を受容するように構成され得る。凹部115は、バッグコンテナキャップ126から延在するポストに関連付けられる外部ねじ山128と係合可能である内部ねじ山を含み得る。これは、使用中ではないとき、バッグコンテナキャップ126をコンテナキャップ112’’で保持することを可能にする。
【0130】
コンテナキャップ170は、円筒形側壁、開放端174、及び閉鎖端壁176によって画定される内部空洞172を画定する略開放カップ形円筒状構成を有し得る。開放端174は、保管コンテナ112’’の内部空洞114内に挿入されることができる。コンテナキャップ170の内部空洞172は、その中にアイテムを保管するように構成され得る。
【0131】
コンテナキャップ170は、閉鎖端176に隣接する内部空洞172を画定する円筒形側壁の外部にある外部ねじ山178を含み得る。外部ねじ山178は、開放端の内部ねじ山113と係合可能であり得、それによって、コンテナキャップ170を内部空洞114内に固定し、その中に物体を保持することを可能にする。
【0132】
凹部180は、閉鎖端176の側面内に画定され、バッグコンテナキャップ126を受容するように構成されることができる。凹部180は、バッグコンテナキャップ126から延在するポストに関連付けられる外部ねじ山128と係合可能である内部ねじ山を含み得る。これは、使用中ではないとき、バッグコンテナキャップ126をコンテナキャップ170で保持することを可能にする。
【0133】
密閉部182は、コンテナキャップ170が保管コンテナ112’’にねじで留められるとき、保管コンテナ112’’に防水及び/または気密をもたらすために、開放端174及び/または閉鎖端176に関連付けられ得る。
【0134】
例示では、ユーザがペットを散歩させ、ペットが排便しているときのものが示される。保管コンテナ112’’及び/またはコンテナキャップ170は任意の幾何学的形状を有し得ることを認識することができる。
【0135】
図22を参照すると、動物の排泄物を収集及び保管するための本発明の技術の代替の実施形態の動物の排泄物の収集及び保管システム110’が示され及び説明されている。システム110’は、筐体12、本発明の技術の保管コンテナ112,112’,112’’のいずれか、及びバッグコンテナ120を含み得る。システム110’は、さらに、筐体12及び/または保管コンテナ112,112’,112’’に取り付け可能である、またはそれと一体である第2の保管コンテナ190を含み得る。第2の保管コンテナ190は、保管コンテナ112,112’,112’’よりも小さいサイズ、幅、または直径であり得る。
【0136】
クリップ部材130は、保管コンテナ112,112’,112’’と第2の保管コンテナ190との間に、または、筐体12と第2の保管コンテナ190との間に延在することができる。
【0137】
保管コンテナ190は、円筒形側壁、開放端196、及び閉鎖端壁194によって画定される内部空洞192を画定する略開放円筒状構成を有し得る。ねじ山は、内部空洞196の内部表面上に含まれ得、開放端に隣接する。第2の保管コンテナ190の縦軸は、保管コンテナ112,112’,112’’の縦軸に垂直に、それを横断して、または平行に配向されることができる。
【0138】
第2の保管コンテナ後端キャップ200は、第2の保管コンテナ190の内部空洞192を閉じるために含まれ得る。外部ねじ山202は、第2の保管コンテナ190の内部ねじ山と係合可能であるように構成される後端キャップ200が含まれ得る。外部ねじ山202は、開放端196の内部ねじ山と係合可能であり得、それによって、コンテナキャップ200を内部空洞190に固定し、その中に物体を保持することを可能にする。
【0139】
例示では、バッグコンテナ120がボール投げ器によって利用されるとき、第2の保管コンテナ190は、その中にバッグを保管するために使用されることができる。
【0140】
第2の保管コンテナ190の開放端196は、保管コンテナ112,112’,112’’の開放端または複数の開放端と同じ方向で、または、第2の保管コンテナ後端キャップ200の取り外しが妨げられないことを可能にするために反対方向で対面し得ることを認識することができる。
【0141】
動物の排泄物の収集及び保管システムの実施形態が詳細に説明されているが、その修正及び変形形態が可能であり、その全ては本発明の技術の真の主旨及び範囲の中に含まれることが明らかなはずである。次に上記の説明に関して、動作、組み立て、及び使用のサイズ、材料、形状、形態、機能、及び様式の変形形態を含む本発明の技術の一部の最適な寸法関係は、容易に当業者に明らか及び自明であると考えられ、図面に示され、本明細書に説明されるものに対する全ての等価関係は、本発明の技術によって包含されることが意図されることを認識されたい。例えば、任意の適切な頑丈な材料は、上述のものの代わりに使用され得る。動物の排泄物を収集及び保管することが説明されているが、本明細書に説明される本発明の技術のシステムは、また、ペット縄と一緒に使用可能なアイテムを保管するのに及び/またはペット縄と一緒に物体を利用するのに適切であることを認識されたい。
【0142】
したがって、前述は、本発明の技術の原理だけの例証と見なされる。さらに、いくつかの修正及び変化が当業者にとって容易に発生するため、示される及び説明される正確な構成及び動作に対して本発明の技術を限定することを望まなく、したがって、全ての適切な修正及び均等物は、本発明の技術の範囲内に含まれるように使われ得る。
図1
図2
図3
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