(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-09
(45)【発行日】2025-01-20
(54)【発明の名称】自動目玉焼き機
(51)【国際特許分類】
A47J 43/14 20060101AFI20250110BHJP
A47J 37/10 20060101ALI20250110BHJP
A23L 15/00 20160101ALI20250110BHJP
【FI】
A47J43/14
A47J37/10 301
A23L15/00 E
(21)【出願番号】P 2023208103
(22)【出願日】2023-12-08
【審査請求日】2023-12-08
(31)【優先権主張番号】202310011226.0
(32)【優先日】2023-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523432841
【氏名又は名称】東莞市玉偉食品機械科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】周 玉建
【審査官】根本 徳子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2022/0192410(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0159624(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第115316866(CN,A)
【文献】特表2009-527232(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 43/14
A47J 37/10
A23L 15/00
A47J 29/02
A23J 1/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動目玉焼き機であって、
内部に卵開き装置(6)及び調理装置(7)が設けられる本体フレーム(1)と、
フライパンを少なくとも含む調理装置(7)と、
卵支持部(61)、トリガー部(62)及び卵ナイフ(63)を含む卵開き装置(6)と、
卵受け位置a、卵割り位置b、卵開き位置c及び殻捨て位置eを含むトリガー部(62)と、
前記卵開き装置(6)の一方側に移動装置が設けられ、移動装置によって、前記卵開き装置(6)が1つの方向に沿って卵受け、側面からの卵割り、卵開き、及び殻捨て動作を完了させることを実現する、ことを特徴とする自動目玉焼き機。
【請求項2】
前記卵支持部(61)は、卵ホルダー(611)を含み、前記卵ホルダー(611)の一方側には卵ホルダー(611)を開閉させるダブルロッド式プッシュロッド(612)が固定して設けられ、前記ダブルロッド式プッシュロッド(612)の一方側には第1のローラ(613)が設けられ、前記卵ホルダー(611)の間には第4のばね(65)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の自動目玉焼き機。
【請求項3】
前記卵ナイフ(63)は、前記卵支持部(61)の上方に配置され、前記卵ナイフ(63)の一端には「L」字型ブラケット(631)が固定して設けられ、2つの前記「L」字型ブラケット(631)の間には第3のばね(64)が設けられ、前記「L」字型ブラケット(631)の一端には係止溝(633)が固定して設けられ、前記係止溝(633)の一端には第2のローラ(634)が固定して設けられ、前記係止溝(633)の一方側には係止溝(633)に対応する係止フック(632)が設けられ、前記係止フック(632)の一端には第3のローラ(635)が固定して設けられ、前記係止フック(632)を前記係止溝(633)から離脱させることで、前記「L」字型ブラケット(631)は、前記卵ナイフ(63)を鶏卵へ移動させ且つ側面から殻を割る、ことを特徴とする請求項1に記載の自動目玉焼き機。
【請求項4】
前記ダブルロッド式プッシュロッド(612)には数が2つの斜面バンプ(614)が固定して設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の自動目玉焼き機。
【請求項5】
前記トリガー部(62)の殻捨て位置eの上方には前記卵ナイフ(63)のリセットをトリガーするナイフリセット位置dが設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の自動目玉焼き機。
【請求項6】
前記移動装置は、移動コンポーネント(4)であり、前記移動コンポーネント(4)は、駆動部材(41)と、スライドロッド(42)と、スライドロッド(42)にスライドして設けられるスライドブロック(43)とを含み、前記卵開き装置(6)は、前記スライドブロック(43)に固定して設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の自動目玉焼き機。
【請求項7】
前記本体フレーム(1)の上方側には卵置き装置(2)が設けられ、前記卵置き装置(2)は、卵投入口(21)と、傾斜した揺動板(22)とを含み、前記揺動板(22)の下端には揺動板(22)の揺動をトリガーする揺動板トリガー部(34)が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の自動目玉焼き機。
【請求項8】
前記本体フレーム(1)内には卵輸送装置(3)が設けられ、前記卵輸送装置(3)は、前記揺動板(22)の下端面に位置し、前記卵輸送装置(3)は、コンベア(31)と、自在に回転する複数本の卵回転棒(32)と、駆動プーリ(33)とを含む、ことを特徴とする請求項7に記載の自動目玉焼き機。
【請求項9】
前記調理装置(7)は、前記卵置き装置(2)の斜め下に配置され、前記調理装置(7)は、フライパンと固定板(74)とを含み、前記フライパンは、上フライパン(71)と下フライパン(72)とを含み、前記上フライパン(71)の一方側には第1の出口(711)が設けられ、前記下フライパン(72)の一方側には第2の出口(721)が設けられ、前記上フライパン(71)の第1の出口(711)は、前記下フライパン(72)の直上に配置され、前記上フライパン(71)と前記下フライパン(72)の下方には鶏卵を加熱する加熱管(73)が設けられる、ことを特徴とする請求項7に記載の自動目玉焼き機。
【請求項10】
前記調理装置(7)の上方には油止め部(8)が設けられ、前記油止め部(8)は、バッフル板(81)と、油受け溝(82)と、油煙吸引機(83)とを含み、前記固定板(74)にはスライド溝(744)、油切り溝(743)が設けられ、前記バッフル板(81)の一端には突起(811)が設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載の自動目玉焼き機。
【請求項11】
前記固定板(74)の他方側には卵押し装置(5)が設けられ、前記卵押し装置(5)は、移動ブロック(51)と、駆動エアシリンダ(56)と、上へら(52)と、下へら(53)とを含み、前記固定板(74)には第1の長尺穴(741)及び第2の長尺穴(742)が設けられ、前記上へら(52)の一方側には第1のリフト装置(54)が設けられ、前記下へら(53)の一方側には第2のリフト装置(55)が設けられ、前記上へら(52)は、前記上フライパン(71)内に配置され、前記下へら(53)は、前記下フライパン(72)内に配置される、ことを特徴とする請求項10に記載の自動目玉焼き機。
【請求項12】
前記第1のリフト装置(54)と前記第2のリフト装置(55)とは、構造が同じであり、前記第1のリフト装置(54)は、逃がし板(541)と、スイングアーム(546)と、弾性シート(542)とを含み、前記逃がし板(541)には逃がし溝(543)が設けられ、前記逃がし溝(543)の両側にはそれぞれガイド面(548)、逃がし斜面(547)及び第2の切欠き(545)が設けられ、前記逃がし斜面(547)と前記弾性シート(542)との間には第1の切欠き(544)を形成することができ、前記スイングアーム(546)の一端には第4のローラ(521)が設けられる、ことを特徴とする請求項11に記載の自動目玉焼き機。
【請求項13】
前記第1のリフト装置(54)の一方側には移動ブロック(51)に固定接続される第1のばね(57)が設けられ、前記第2のリフト装置(55)の一方側には前記移動ブロック(51)に固定接続される第2のばね(58)が設けられる、ことを特徴とする請求項12に記載の自動目玉焼き機。
【請求項14】
前記本体フレーム(1)には、殻捨て位置eの直下に位置する、卵の殻を受けることができる殻受けスライド溝(100)、卵取り出し口(200)、殻受けスライド溝(100)の扉板を開いて形成する洗浄口(300)及び前記下フライパン(72)から自然に落下した目玉焼きを受けるための回転受け皿装置(400)がさらに設けられる、ことを特徴とする請求項9に記載の自動目玉焼き機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目玉焼き機の分野、具体的に自動目玉焼き機に属する。
【背景技術】
【0002】
目玉焼きは、口当たりがよく、栄養が豊富で、価格が手頃であるため、ずっと人々の好きな食品であり、多くの飲食業界、例えば学校の食堂などで目玉焼きに対して巨大な需要量があり、従来技術では、主に自動目玉焼き機で鳥の卵を自動的に輸送して卵を開いて目玉焼きを焼くことによって、その需要量を満たして、その中で、鳥の卵の殻を割るのは、卵開きモジュールを介して行われ、目玉焼きを焼く過程で非常に重要な一環であり、従来の目玉焼き機には次の問題がある。
【0003】
例えば、特許番号CN202010812196.Xでは、卵受け、卵割り、卵開き及び殻捨ての動作を実現するために、卵開き機構には、卵開きと殻捨て動作を実現する卵開きコンポーネントと殻捨てコンポーネントが設けられ、卵開き機構の設計発明は、構造がすべて複雑で、組み立てが煩雑で、占有する本体フレームの空間が大きく、製作コストが高いとともに、目玉焼きを焼く全過程の作動効率が低いという問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】中国特許出願番号CN202010812196.X
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術の不足に対して、本発明の目的は、鳥の卵の輸送を実現し、1つの移動コンポーネントによって、1つの方向において鳥の卵に対して卵受け、側面からの卵割り、卵開き、殻捨ての4つの動作及び調理を順に行うように卵開き装置を制御し、全過程で手動操作を必要とせず、作動効率を向上させる全過程自動目玉焼き機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術課題を解決するために、本発明は、このような自動目玉焼き機を提供し、該自動目玉焼き機は、本体フレームを含み、前記本体フレーム内には卵開き装置及び調理装置が設けられ、調理装置は、フライパンを少なくとも含み、卵開き装置は、卵支持部、トリガー部及び卵ナイフを含み、トリガー部は、卵受け位置a、卵割り位置b、卵開き位置c及び殻捨て位置eを含み、前記卵開き装置の一方側には移動装置が設けられ、移動装置によって、前記卵開き装置が1つの方向に沿って卵受け、側面からの卵割り、卵開き、及び殻捨て動作を完了させることを実現する。
【発明の効果】
【0007】
従来技術に比べて、本発明の有益な効果は、以下のとおりである。
【0008】
1、本発明による自動目玉焼き機は、各ステップの動作に対する手動制御をできるだけ減少させ、完全な機械動作を多用し、目玉焼き機の耐久性を高め、鶏卵から目玉焼きまでの自動焼き過程を実現し、誤操作による目玉焼き機の停止を回避し、該自動目玉焼き機は、操作が簡単で、使いやすいなどの特徴を持ち、しかも調理時間を下げ、作り効率を高め、手動で鶏卵を卵置き装置に順に入れ、そして回転受け皿装置に位置する目玉焼きを取り出せばよく、調理中に両手を解放し、大幅に効率を高める。
【0009】
2、該自動目玉焼き機は、小型に設計され且つ構造が簡単で合理的で、組み立てが便利で、全体の敷地面積が小さく、運搬が便利で、時間と手間を省く。
【0010】
3、本体フレームには殻受けスライド溝、卵取り出し口、洗浄口及び回転受け皿装置が設けられ、鶏卵の殻は、殻受けスライド溝に落下することができ、卵取り出し口によって、目玉焼きの焼き具合を観察することができ、鶏卵が調理中に焦げて、栄養が流失することを効果的に防止し、目玉焼きの口当たりと栄養価値を向上させるとともに、外観がより美しく、目玉焼きに対する食欲を刺激するのに有利であり、回転受け皿装置は、一定の角度だけ回転して環状アレイ状で卵を受けるように構成されてもよく、手動で卵を頻繁に取ることを回避し、目玉焼きを受ける数を増やし、手動で卵を取る間隔時間を伸ばし、洗浄口を洗浄調理装置に直接入れることができ、操作が簡単で便利である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の目玉焼き機の斜視構造図のその1であるである。
【
図2】本発明の目玉焼き機の斜視構造図のその2であるである。
【
図4】本発明の卵輸送装置の斜視構造及び卵回転棒が揺動板の揺動をトリガーする概略図である。
【
図5】本発明の卵支持部及び卵ナイフの斜視構造図である。
【
図8】本発明卵ナイフがトリガー部の卵受け位置aに位置する概略図である。
【
図9】本発明卵支持部がトリガー部の卵受け位置aに位置する概略図である。
【
図10】本発明の卵ナイフが卵割り位置bに位置する概略図である。
【
図11】本発明の卵支持部が卵開き位置cに位置する概略図である。
【
図12】本発明の卵ナイフがナイフリセット位置dに位置する概略図である。
【
図13】本発明の卵支持部が殻捨て位置eに位置する概略図である。
【
図14】本発明の調理装置と卵押し装置の斜視構造図のその1であるである。
【
図15】本発明の調理装置と卵押し装置の斜視構造図のその2であるである。
【
図16】本発明の第4のローラが弾性シートの上端面を移動する過程の概略図のその1であるである。
【
図17】本発明の第4のローラが弾性シートの下端面を移動する過程の概略図のその2であるである。
【
図18】本発明の油止め部、卵押し装置及び調理装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、本発明の実施例における図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭で完全に記述し、
図1-19を参照すると、
明確にするために、
図1に示すように、図において「0-X」、「0-Y」、「0-Z」を用いて各部品と装置の移動方向を区別する。
図3に示すように、図においてR-R軸を用いて調理装置7と卵輸送装置3とが位置をずらして設けられることを示す。
【0013】
図1-3に示すように、本発明の実施例は、本体フレーム1と、卵置き装置2と、卵輸送装置3と、移動コンポーネント4と、卵押し装置5と、卵開き装置6と、調理装置7と、回転受け皿装置400とを含む自動目玉焼き機を提供し、なお、手動で又は他の装置によって、鶏卵を卵開き装置6に置くことを実現することができるが、本実施例では、鶏卵を卵開き装置6に輸送する卵輸送装置3が設けられ、卵置き装置2は、本体フレーム1の上方側に設けられ、卵輸送装置3は、本体フレーム1内の、卵置き装置2に近い下方に設けられ、卵開き装置6は、本体フレーム1の内部の上方に設けられ且つ調理装置7と互いに協動し、卵開き装置6の上方には、卵開き装置6を0-Y方向に沿って往復移動させることができるように、卵開き装置6を移動させる移動コンポーネント4が設けられ、調理装置7は、卵置き装置2の斜め下に設けられ、調理装置7と卵輸送装置3とは、調理装置7の油煙が卵輸送装置3の部品に直接付着して腐食しないように、R-R軸上で位置をずらし、卵輸送装置3の使用寿命を伸ばす。
図2に示すように、装置の使用中に、鶏卵を卵置き装置2に手動で順に入れ、卵輸送装置3によって鶏卵を卵開き装置6に送り、卵開き装置6が順に鶏卵を受け、側面から卵を割り且つ鶏卵液を調理装置7に流し、調理装置7によって加熱して焼き、卵押し装置5が焼き上がった目玉焼きを目玉焼き機の回転受け皿装置400に押し、最後にタイミングして回転受け皿装置400における目玉焼きを取り出すればよく、調理中に両手を解放し、目玉焼きの効率を大幅に向上させる。
【0014】
図3及び
図4に示すように、卵置き装置2は、卵投入口21と揺動板22とを含み、揺動板22の上端は、卵投入口21に固定され且つ傾斜して設けられ、揺動板22の下端には揺動板22の揺動をトリガーする揺動板トリガー部34が設けられ、卵輸送装置3は、揺動板22の下端面に位置し、卵輸送装置3は、コンベア31と、卵回転棒32と、駆動プーリ33とを含み、鶏卵を手で持って又は鶏卵を他の装置で持って卵投入口21から入れることができ、鶏卵が卵回転棒32において卵開き装置6の方向へ移動する時、揺動板トリガー部34は、卵回転棒32をトリガーし、卵回転棒32は、揺動板トリガー部34を持ち上げ、さらに揺動板22を持ち上げて揺動を生じさせ、下方の隣接する2つの卵回転棒32の間に落下するように鶏卵を調整し、それによって卵の輸送を自動的に開始する。
【0015】
具体的には、自在に回転可能な複数の卵回転棒32は、コンベア31に固定され、卵回転棒32は、コンベア31に従ってある位置に移動すると、駆動プーリ33に接触して回転することができ、鶏卵に接触する隣接する卵回転棒32は、同期して回転し、卵回転棒32は、中央部が狭くて両側が広い中空式ドラムであり、コンベア31は、チェーンコンベア31であり、駆動プーリ33は、コンベア31の中空箇所に配置され、コンベア31に固定される卵回転棒32が駆動プーリ33に対応する位置に移動すると、卵回転棒32は、駆動プーリ33と接触面を生じさせ、卵回転棒32が自在に回転可能であるため、駆動プーリ33が回転して卵回転棒32との接触面部位と摩擦を生じさせ、それによって卵回転棒32を回転させ、鶏卵は、揺動板22上から隣接する2つの卵回転棒32の間まで転動し、コンベア31は、回転して、鶏卵を卵回転棒32と同期して移動させ、対応する駆動プーリ33の位置での卵回転棒32が駆動プーリ33により回転される時、該卵回転棒32に接触する卵は、回転され、卵類は楕円形であり、即ち両端が狭くて中央部が広い特性を持つため、鶏卵は、転動中に、2つの隣接する卵回転棒32の間の隙間に適応することができ、卵回転棒32上に位置するすべての鶏卵の姿勢と向きが一致するように調整し、卵支持部61が鶏卵をよりよく受けやすい。
【0016】
図3に示すように、移動コンポーネント4は、駆動部材41と、スライドロッド42と、スライドロッド42にスライドして設けられるスライドブロック43とを含み、卵開き装置6は、スライドブロック43に固定して設けられ、駆動部材41が起動すると、スライドブロック43は、卵開き装置6をスライドロッド42に沿って直線往復運動させることができ、スライドロッド42は、さらにスライドレール、ギアベルトなど、卵開き装置6を支持し且つ移動することができる装置であればよく、ここでは説明しない。
【0017】
図5-13に示すように、卵開き装置6は、卵支持部61と、トリガー部62と、卵ナイフ63とを含み、トリガー部62は、卵受け位置a、卵割り位置b、卵開き位置c及び殻捨て位置e(トリガー部62の各トリガー点は、
図3及び
図6に示されており、
図3におけるトリガー点の区間と
図6におけるトリガー点の区間とは、対応する)を含み、本発明の実施例では、卵支持部61は、トリガー部62の卵受け位置aに位置する時、鶏卵を受けることができ、そして卵割り位置bまで移動する時、鶏卵の殻を側面から割るように卵ナイフ63をトリガーし、卵開き位置cまで移動する時、卵支持部61を卵ナイフ63とともに開くようにトリガーし(同時に卵割り位置bと卵開き位置cまで移動してもよく、卵ナイフが卵を割って一瞬にしてその中に入り、この時、直ちに卵ナイフ63に衝撃して開くように卵支持部61をトリガーし)、鶏卵に小さな口を開けて卵白と卵液を卵の殻から流出させ、この時、卵支持部61は、さらに鶏卵を支持し、3-5秒止まって、鶏卵液がほとんど流れ終わるまで待つことができる。卵支持部61が最後に殻捨て位置eまで移動し、卵の殻を支持できなくなるまで開きを継続するように卵支持部61をトリガーし、それを落下させて殻捨て動作を完了させ、1つの移動装置によって、卵開き装置6が1つの方向に沿って卵受け、卵割り、卵開き、及び殻捨て動作を完了させることを実現する。
【0018】
図5-7に示すように、卵支持部61は、卵ホルダー611を含み、前記卵ホルダー611の間には第4のばね65が設けられ、卵ホルダー611の一方側には卵ホルダー611を開閉させるダブルロッド式プッシュロッド612が固定して設けられ、ダブルロッド式プッシュロッド612の一方側には第1のローラ613が設けられ、卵ナイフ63は、卵支持部61の上方に配置され、前記卵ナイフ63の一方側には「L」字型ブラケット631が設けられ、2つの「L」字型ブラケット631の間には第3のばね64が設けられ、前記「L」字型ブラケット631の一方側には係止溝633が設けられ、係止溝633の一方側には第2のローラ634が設けられ、係止溝633の一方側には係止溝633に対応する係止フック632が設けられ、前記係止フック632の一方側には第3のローラ635が設けられ、前記ダブルロッド式プッシュロッド612には数が2つの斜面バンプ614が固定して設けられ、前記「L」字型ブラケット631の下端面には前記斜面バンプ614に対応する斜面凹溝(図示せず)が設けられ、
具体的には、
図8及び
図9に示すように、この時、卵支持部61及び卵ナイフ63は、トリガー部62の卵受け位置aに位置し、卵輸送装置3から輸送された鶏卵を受け、
図9及び
図10に示すように、この時、卵支持部61及び卵ナイフ63がトリガー部62の卵割り位置bへ移動し且つ通過する時、第3のローラ635は、卵割り位置bの上方を転動し、係止フック632は、外へ回転して係止溝633を解放することによって、「L」字型ブラケット631は、卵ナイフ63を鶏卵の方向へ移動させ、鶏卵の殻を側面から割り、「L」字型ブラケット631には斜面凹溝(図示せず)が設けられ、斜面凹溝(図示せず)は、ダブルロッド式プッシュロッド612における斜面バンプ614に適応し、卵ナイフ63が鶏卵の方向へ移動して卵を割る時、斜面凹溝(図示せず)は、ダブルロッド式プッシュロッド612における斜面バンプ614と係着し、
図11に示すように、卵支持部61及び卵ナイフ63は、トリガー部62の卵開き位置cまで移動を継続し、第1のローラ613は、卵開き位置cを転動し、この時、ダブルロッド式プッシュロッド612の0-Y方向に沿う両側は、わずかに開き、斜面凹溝(図示せず)が斜面バンプ614に密着して係着するため、ダブルロッド式プッシュロッド612は、卵ホルダー611と卵ナイフ63をともにわずかに開き、さらに鶏卵の殻をわずかに開いて鶏卵液を流出させ、直下の調理装置7内に落下させ、
図12に示すように、卵ナイフ63が殻捨ての操作を阻止する可能性があることを回避するために、トリガー部62には卵ナイフ63のリセットをトリガーするナイフリセット位置dが設けられ、第2のローラ634がナイフリセット位置dを転動する時、卵ナイフ63を鶏卵の反対方向に移動させ、同時に第3のばね64は、「L」字型ブラケット631を閉じさせて卵ナイフ63を閉じさせることによって、係止フック632を係止溝633の弧形側面からスライドさせて係止溝633内に係止させ、卵ナイフ63をリセットさせ、卵ナイフ63による卵の殻に対するバリアを減らすことで、卵ホルダー611が殻をよりよく捨てやすい。
【0019】
図13に示すように、卵支持部61及び卵ナイフ63は、殻捨て位置eまで移動を継続し、殻捨て位置eの弧度は、卵開き位置dの弧度よりはるかに大きく、この時、ダブルロッド式プッシュロッド612の、0-Y方向に沿う両側は、引き続き開き、卵ホルダー611と卵ナイフ63をともに開き、且つ卵ホルダー611が鶏卵の殻を支持できなくなるまで開き、鶏卵の殻は、重力の作用で自然に落下し、殻捨て動作を完了させ、卵ホルダー611がリセットすると、第4のばね65自体の弾性力により卵ホルダー611を閉じさせる。
【0020】
図14及び
図15に示すように、調理装置7は、フライパンと固定板74とを含み、固定板74は、トリガー部62の卵受け位置aの下方に位置し(
図3のR-R線に示すのは、固定板74の位置であり)、フライパンは、上フライパン71と下フライパン72とを含み、上フライパン71と下フライパン72は、固定板74の一方側に固定して設けられ、上フライパン71の一方側には第1の出口711が設けられ、下フライパン72の一方側には第2の出口721が設けられ、上フライパン71の第1の出口711は、下フライパン72の直上に配置され、上フライパン71の底部と下フライパン72の底部には加熱管73が設けられ、固定板74の一方側には卵押し装置5が設けられ、卵押し装置5は、O-X方向に沿って往復運動する移動ブロック51と、駆動エアシリンダ56と、上へら52と、下へら53とを含み、固定板74には第1の長尺穴741及び第2の長尺穴742が設けられ、上へら52の一端は、第1の長尺穴741を貫通し、下へら53の一端は、第2の長尺穴742を貫通し、上へら52及び下へら53の両方は、移動ブロック51に固定され、上へら52は、上フライパン71内に配置され、下へら53は、下フライパン72内に配置され、駆動エアシリンダ56が起動して移動ブロック51を0-X方向に沿って往復移動させる時、上へら52と下へら53をともに移動させる。
【0021】
具体的には、第1の長尺穴741と第2の長尺穴742は、調理装置7に向かって傾斜する坂状を呈しており、調理装置7における油煙が卵押し装置5に漂うのをできるだけ減らし、油煙の腐食を減らし、清掃回数を効果的に減らし、卵押し装置5の使用寿命を伸ばす。
【0022】
卵押し装置5の一方側には、前記上フライパン71内に油を入れるための油ポンピング部(図示せず)がさらに設けられてもよく、油ポンピング部(図示せず)は、卵を焼くたびに、固定された油量を上フライパン71にポンピングすることができ、上フライパン71に対する自動油入れを実現する。
【0023】
図15に示すように、下へら53は、リセット中に、下フライパン72内に置かれた目玉焼きを逆に押し、目玉焼きに失敗してしまうため、一般的には、モーターでリフトさせるなどの従来技術によって、目玉焼きを逃がすように下へら53を構成することができ、下へら53がリフトして逃がすことを実現すればよい。本発明の実施例では、上へら52が設けられる側には第1のリフト装置54が設けられ、下へら53の一方側には第2のリフト装置55が設けられ、第1のリフト装置54と第2のリフト装置55とは、構造が同じであり、上へら52と下へら53とが同期してリフトして逃がす形態により、同期する卵押及びリセットを実現し、上へら52の動作原理を詳細に説明するため、下へら53の動作原理をここで説明しない。
【0024】
図16に示すように、前記第1のリフト装置54は、逃がし板541と、スイングアーム546と、弾性シート542とを含み、前記逃がし板541には逃がし溝543が設けられ、前記逃がし溝543の両側にはそれぞれガイド面548、逃がし斜面547及び第2の切欠き545が設けられ、前記逃がし斜面547と前記弾性シート542との間には第1の切欠き544を形成することができ、前記スイングアーム546の一端には第4のローラ521が設けられ、なお、弾性シート542は、やや弾性的に曲がることができ、静止時、前記第4のローラ521は、第2の切欠き545のガイド面548の上端に位置し、上へら52の下端面と下フライパン72の目玉焼き面とは、一定の高さを維持し、上へら52が下フライパン72の目玉焼きを待つ時、高温目玉焼き面と接触していないことを確保し、上へら52の使用寿命を大幅に伸ばす。前記逃がし溝543と前記弾性シート542との間にレールが形成され、駆動エアシリンダ56を起動することによって、移動ブロック51は、上へら52を0->X方向に沿って移動させ、第4のローラ521は、レール内を移動し、この過程で、第2のばね58の張力により上へら52の下端面を上フライパン71の弧形目玉焼き面とより密着させ且つ卵を押し、第4のローラ521が逃がし斜面547と接触し且つ逃がし斜面547に沿って転動する時、前記第4のローラ521は、弾性シート542を下へ押して第1の切欠き544に変形させ、この時、上へら52は、逃がし斜面547を回転点として反時計回りに回転し、上へら52を持ち上げ、上へら52の下端面を下フライパン72の目玉焼き面6から離れさせ、卵押し動作を完了させ、完全な卵押しを実現する。
【0025】
図17に示すように、駆動エアシリンダ56を起動することによって、移動ブロック51が上へら52をX->0方向に沿って移動させると、この時、第4のローラ521が前記弾性シート542とちょうど接触するまで転動する時、前記逃がし斜面547は、前記弾性シート542の上向き変形を止めるため、第4のローラ521が前記逃がし溝543に戻るのを防止することができ、第4のローラ521が弾性シート542の下端面を転動する過程で、上へら52の下端面と上フライパン71の目玉焼き面との間の高さ距離を維持し、リセット中に上フライパン71から自然に落下した鶏卵を逆に押し戻して、目玉焼きに失敗してしまうことを効果的に回避する。第4のローラ521が弾性シート542の下端面と密着しながら第2の切欠き545の位置まで転動すると、上へら52の下端面の高さを維持し、第2のばね57の張力の作用により、第4のローラ521は、弾性シート542の下端面から第2の切欠き545を通過してガイド面548の上端まで転動し、この時、第4のローラ521は、弾性シート542の上端面と接触しておらず、下へら52のリセットを実現し、次の卵押しを容易にする。
【0026】
具体的には、上フライパン71が鶏卵を焼いた後、上へら52により第1の出口711まで押し、下方の下フライパン72に直接落下させ且つひっくり返し、上へら52と下へら53が同期して移動するため、目玉焼きが落下時に下へら53に落下する心配がなく、そして上へら52と下へら53をリセットさせ、油を入れ、上フライパン71の上方で卵を割り、同時に上フライパン71と下フライパン72内の鶏卵を焼き、鶏卵の焼き加減、口当たりと美しさを確保するとともに、目玉焼きの速度を向上させ、目玉焼きの時間を節約する。
【0027】
図18及び
図19に示すように、調理装置7の上方には油止め部8が設けられ、油止め部8は、バッフル板81と、油受け溝82と、油煙吸引機83とを含み、固定板74にはスライド溝744、油切り溝743が設けられ、バッフル板81の一端には突起811が設けられ、なお、バッフル板81は、油受け溝82に固定接続され、バッフル板81は、上フライパン71と下フライパン72が卵を焼く時に発生する油煙を遮蔽することができ、油受け溝82を油切り溝743に対応させることによって、固定板74に残った油滴の一部が固定板74に沿って油受け溝82に流れることができるとともに、油凝固部75から滴下した油滴を受けることができ、油滴が本体フレーム1の下方に残って洗浄しにくいことを回避する。油煙吸引機83は、油煙を調理装置7から排出する。突起811をスライド溝744に対応させ、回転受け皿装置400の一部の部品を引き出すと、バッフル板81と油受け溝82を本体フレーム1から完全に引き出し、直接外で洗浄することができ、操作が簡単で便利で、洗浄の時間と手間を省く。
【0028】
図1に示すように、前記本体フレーム1には、卵の殻を受ける殻受けスライド溝100、卵取り出し口200、殻受けスライド溝100の扉板を開いた後に形成する洗浄口300、及び、前記下フライパン72から自然に落下した目玉焼きを受けるための回転受け皿装置400がさらに設けられ、なお、殻受けスライド溝100は、殻捨て位置eの直下に位置し、卵開き装置6における鶏卵の殻は、殻受けスライド溝100まで落下することができ、殻受けスライド溝100の殻排出口は、本体フレーム1の外に位置し、殻受けスライド溝100の殻排出口の下方に、鶏卵の殻を入れるためのゴミ箱やゴミ袋を置くことができる。卵取り出し口200は、目玉焼きの焼き具合を観察することができ、卵取り出し口200を介して目玉焼きを本体フレーム1から押し出す。回転受け皿装置400は、卵取り出し口200の下方に係設され、下フライパン72から落下した目玉焼きを受けるために用いられ、回転受け皿装置400は、一定の角度だけ回転して環状アレイ状で卵を受けるように構成されてもよく、手動で卵を頻繁に取ることを回避し、目玉焼きを受ける数を増やし、手動で卵を取る間隔時間を伸ばす。油止め部8を引き出した後、殻受けスライド溝100での扉板を開いて洗浄口300を形成し、油止め部8を卵取り出し口200から引き出す時、直接調理装置7に入れ、調理装置7がある空間部分を洗浄すればよく、操作が簡単で便利である。
【0029】
本実施例における自動目玉焼き機の作動過程は、以下のとおりである。
【0030】
作業者は、卵投入口21に鶏卵を入れ、鶏卵が傾斜した揺動板22から卵輸送装置3の卵回転棒32上までゆっくりと転動し、そして卵輸送装置3のコンベア31の回転により、鶏卵を卵回転棒32とともに移動させ、鶏卵が卵開き装置6の直上まで移動する時(この時、卵開き装置6がトリガー部62の卵受け位置aに位置し)、鶏卵は、移動を継続し且つ卵支持部61の卵ホルダー611上まで落下し、移動コンポーネント4における駆動部材41を起動し、スライドブロック43は、卵ナイフ63と卵支持部61をスライドロッド42においてY->0方向に沿って卵割り位置bまで移動させ、同時に上フライパン71内に油を入れる。この時、第3のローラ635は、卵割り位置bを転動することで、係止フック632を係止溝633から離脱させ、「L」字型ブラケットは、卵ナイフ63を鶏卵の方向へ移動させ、鶏卵の側面から鶏卵の殻を割る。卵ナイフ63と卵支持部61は、移動を継続し、第1のローラ613は、卵開き位置cを転動し、ダブルロッド式プッシュロッド612は、卵ナイフ63を動かして鶏卵の側面から卵を開き、鶏卵液をバッフル板81に残った小さな孔から上フライパン71内に流入し、そして卵ナイフ63と卵支持部61は、移動を継続し、第2のローラ634は、ナイフリセット位置dを転動し、係止フック632を係止溝633の弧形側面からスライドさせ且つ係止溝633内に係止する。卵ナイフ63と卵支持部61は、殻捨て位置eまで移動し、ダブルロッド式プッシュロッドは、開きを継続して卵ホルダー611を開き、鶏卵の殻を殻受けスライド溝100内に自然に落下させ、それとともに、上フライパン71は、目玉焼きの片面を焼いて成形し、卵押し装置5を起動し、移動ブロック51は、上へら52及び下へら53をO->X方向に沿って移動させ、目玉焼きを第1の出口711から下フライパン72に自然に落下させ且つひっくり返し、そして上へら52及び下へら53をリセットさせ、移動ブロック51がO->X方向に沿って移動を継続しる時、上へら52を動かして、上フライパン71内の目玉焼きを第1の出口711から落下させるように押し、同時に下へら53は、下フライパン72内の目玉焼きを第2の出口721から回転受け皿装置400まで落下させるように押し、以上の動作を繰り返すれば、目玉焼きを連続的に作り且つ受け、輸送して販売することができる。
【0031】
本発明が上記例示的な実施例の詳細に限定されるものではなく、本発明の精神的または基本的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で本発明を実現することができることは、当業者にとって明らかである。
【0032】
したがって、いずれの点から見ても、実施例を例示的で非限定的なものとみなすべきであり、本発明の範囲は上記の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって限定されるので、特許請求の範囲の均等要素の意味と範囲内にあるすべての変化を本発明に網羅することを目的とする。特許請求の範囲における任意の符号を、制限に係る特許請求の範囲とみなすべきではない。
【0033】
なお、本明細書は実施形態に従って説明したが、各実施例が1つの独立した技術案のみを含むわけではなく、本明細書のこのような記述形態は単に明確にするためのものにすぎず、当業者は明細書を1つの全体とすべきであり、各実施例の技術案を適切に組み合わせて、当業者が理解できる他の実施例を形成することができることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0034】
1-本体フレーム、2-卵置き装置、21-卵投入口、22-揺動板、3-卵輸送装置、31-コンベア、32-卵回転棒、33-駆動プーリ、34-揺動板トリガー部、4-移動コンポーネント、41-駆動部材、42-スライドロッド、43-スライドブロック、5-卵押し装置、51-移動ブロック、52-上へら、521-第4のローラ、53-下へら、54-第1のリフト装置、541-逃がし板、542-弾性シート、543-逃がし溝、544-第1の切欠き、545-第2の切欠き、546-スイングアーム、547-逃がし斜面、548-ガイド面、55-第2のリフト装置、56-駆動エアシリンダ、57-第1のばね、58-第2のばね、6-卵開き装置、61-卵支持部、611-卵ホルダー、612-ダブルロッド式プッシュロッド、613-第1のローラ、62-トリガー部、63-卵ナイフ、631-「L」字型ブラケット、632-係止フック、633-係止溝、634-第2のローラ、635-第3のローラ、64-第3のばね、65-第4のばね、7-調理装置、71-上フライパン、711-第1の出口、72-下フライパン、721-第2の出口、73-加熱管、74-固定板、741-第1の長尺穴、742-第2の長尺穴、743-油切り溝、744-スライド溝、8-油止め部、81-バッフル板、811-突起、82-油受け溝、83-油煙吸引機、100-殻受けスライド溝、200-卵取り出し口、300-洗浄口、400-回転受け皿装置