(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-10
(45)【発行日】2025-01-21
(54)【発明の名称】装着具、ウェアラブルデバイス及び充電システム
(51)【国際特許分類】
G02B 27/02 20060101AFI20250114BHJP
H04R 1/00 20060101ALI20250114BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20250114BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20250114BHJP
H02J 7/00 20060101ALN20250114BHJP
【FI】
G02B27/02 Z
H04R1/00 328Z
H04R1/00 318Z
H04N5/64 511A
G06F1/16 312A
H02J7/00 301B
(21)【出願番号】P 2023557216
(86)(22)【出願日】2022-12-14
(86)【国際出願番号】 CN2022139084
(87)【国際公開番号】W WO2023142745
(87)【国際公開日】2023-08-03
【審査請求日】2023-09-15
(31)【優先権主張番号】202220234875.8
(32)【優先日】2022-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202220235575.1
(32)【優先日】2022-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202220233925.0
(32)【優先日】2022-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202220234921.4
(32)【優先日】2022-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202220235624.1
(32)【優先日】2022-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521104171
【氏名又は名称】シェンチェン ショックス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フー シン
(72)【発明者】
【氏名】リン ペイペイ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ ジーチン
(72)【発明者】
【氏名】シャオ シン
(72)【発明者】
【氏名】ユエ ゴン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ジェン
(72)【発明者】
【氏名】ファン サンジエ
【審査官】近藤 幸浩
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第203720476(CN,U)
【文献】特表2009-527134(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0052954(US,A1)
【文献】特開2006-139113(JP,A)
【文献】特表2021-526005(JP,A)
【文献】登録実用新案第3229497(JP,U)
【文献】特開2017-212474(JP,A)
【文献】特開2019-113839(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/02
G02B 27/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着具であって、
第1の接続部分と、前記第1の接続部分の一端に接続され、装着状態で
開口部から見て下方向に深まる凹みが形成された下凹部分とを含むハウジングと、
少なくとも一部が前記下凹部分に設置された電子部品と、を含
み、
前記下凹部分は、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部の頂壁に前記凹みが形成され、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部に接続され、
前記電子部品は、回路基板を含み、前記回路基板は、第1の剛性板を含み、前記第1の剛性板は、前記第1の折り曲げ部内に設置されて、前記第1の折り曲げ部とともに、折り曲げ抵抗支持を形成し、
電池及びスピーカーをさらに含み、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部内に設置されて、前記第2の折り曲げ部に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、前記電池は、前記第1の接続部分に設置されて、前記第1の接続部分に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、前記電池及び前記スピーカーは、いずれも前記第1の剛性板に電気的に接続され、
前記凹みの底部に収音孔が設置され、前記装着具は、ノイズ低減部材及び収音部材をさらに含み、前記ノイズ低減部材は、前記第1の折り曲げ部内に設置され、前記ノイズ低減部材のノイズ低減通路の一端は、前記収音孔と連通し、前記ノイズ低減通路の他端は、前記収音部材と連通し、前記ノイズ低減部材は、前記スピーカーと前記第1の剛性板との間に位置し、前記ノイズ低減部材の両端は、それぞれ前記第1の折り曲げ部の頂壁と底壁に当接する、ことを特徴とする、装着具。
【請求項2】
前記第1の剛性板は、主表面を有し、前記主表面は、前記第1の折り曲げ部の側壁に対向して設置され、前記第1の剛性板の前記主表面に隣接する少なくとも1つの側縁は、前記第1の折り曲げ部の頂壁又は底壁に当接する、ことを特徴とする、請求項
1に記載の装着具。
【請求項3】
コントローラをさらに含み、前記コントローラは、前記第1の折り曲げ部に設置され、前記主表面に重ね合わせられるとともに、前記コントローラと前記第1の剛性板とは、前記第1の折り曲げ部の第1の側壁及び第2の側壁にそれぞれ当接する、ことを特徴とする、請求項
2に記載の装着具。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記第2の折り曲げ部に接続された第2の接続部分をさらに含み、前記第1の接続部分と前記第2の接続部分とは、互いに離れる一側に延在し、
前記装着具は、可撓性スリーブをさらに含み、前記可撓性スリーブは、前記第2の接続部分に外嵌され、前記第2の接続部分は、装着状態でユーザーの頭部に締め付けられるように、延在方向に徐々に湾曲する、ことを特徴とする、請求項
1~
3のいずれか一項に記載の装着具。
【請求項5】
前記ハウジングは、第2の接続部分をさらに含み、前記第1の接続部分と前記第2の接続部分とは、それぞれ前記下凹部分の対向する両端に接続され、
前記電子部品は、スピーカーを含み、前記スピーカーは、前記下凹部分に設置され、
前記装着具は、電池をさらに含み、前記電池は、前記第1の接続部分に設置され、前記スピーカーに給電し、
前記第1の接続部分の前記第2の接続部分から離れる一端は、可視部材に接続され、前記可視部材は、鼻筋に掛けられ、前記第2の接続部分は、耳介に掛けられる、ことを特徴とする、請求項
1~
3のいずれか一項に記載の装着具。
【請求項6】
前記下凹部分は、折り曲げて接続された第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び前記第2の折り曲げ部の頂壁が係合して前記凹みを形成し、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部の前記第2の折り曲げ部から離れる一端に接続され、前記第2の接続部分は、前記第2の折り曲げ部の前記第1の折り曲げ部から離れる一端に接続され、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部に設置される、ことを特徴とする、請求項
5に記載の装着具。
【請求項7】
前記第1の折り曲げ部に設置されるとともに、前記電池及び前記スピーカーに電気的に接続されたコントローラをさらに含む、ことを特徴とする、請求項
6に記載の装着具。
【請求項8】
前記装着具は、
前記ハウジング内に設置された回路基板と、
前記第1の接続部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続されたプッシュ部材と、
前記第1の接続部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続された電池と、をさらに含み、
前記電子部品は、前記下凹部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続された指示部材を含み、前記電池は、前記プッシュ部材と前記指示部材との間に位置する、ことを特徴とする、請求項1に記載の装着具。
【請求項9】
前記ハウジングは、第2の接続部をさらに含み、前記第1の接続部分と第2の接続部分とは、それぞれ前記下凹部分の両端に接続されるとともに、反対方向に延在し、
前記電子部品は、充電部材を含み、前記装着具は、磁気吸着部材をさらに含み、前記充電部材及び前記磁気吸着部材は、前記第2の接続部分と前記下凹部分との接続領域に設置され、前記磁気吸着部材は、前記充電部材に給電する充電器を磁気吸着する、ことを特徴とする、請求項1に記載の装着具。
【請求項10】
前記磁気吸着部材の数は、少なくとも2つであり、少なくとも2つの前記磁気吸着部材の磁極方向は、互いに反対方向に設定される、ことを特徴とする、請求項
9に記載の装着具。
【請求項11】
前記下凹部分は、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部の頂壁には、
前記凹みが形成され、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部に接続されるとともに、前記第2の折り曲げ部から離れる一側に延在し、前記第2の接続部分は、前記第2の折り曲げ部に接続されるとともに、前記第1の折り曲げ部から離れる一側に延在し、
前記装着具は、スピーカーをさらに含み、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部内に設置され、前記充電部材及び磁気吸着部材は、前記スピーカーの外側壁と前記第2の折り曲げ部の頂壁との間に位置する、ことを特徴とする、請求項
9に記載の装着具。
【請求項12】
前記スピーカーは、矩形となるように接続された第1の長辺側壁、第1の短辺側壁、第2の長辺側壁及び第2の短辺側壁を含み、前記頂壁は、順に折り曲げて接続された第1の頂面、第2の頂面及び第3の頂面を含み、前記第1の頂面は、前記第1の折り曲げ部に位置し、前記第2の頂面及び第3の頂面は、前記第2の折り曲げ部に位置し、前記第1の頂面及び前記第2の頂面は、係合して前記凹みを形成し、
前記第1の長辺側壁と前記第2の頂面とは、隣接して設置され、前記第1の短辺側壁と前記第3の頂面とは、隣接して設置され、前記充電部材及び磁気吸着部材の少なくとも一部は、前記第2の頂面、前記第3の頂面及び前記第1の短辺側壁により限定された領域内に位置する、ことを特徴とする、請求項
11に記載の装着具。
【請求項13】
可視部材と、前記可視部材に接続された装着具と、を含み、前記装着具は、
第1の接続部分と、前記第1の接続部分の一端に接続され、装着状態で
開口部から見て下方向に深まる凹みが形成された下凹部分とを含むハウジングと、
少なくとも一部が前記下凹部分に設置された電子部品と、を含
み、
前記下凹部分は、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部の頂壁に前記凹みが形成され、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部に接続され、
前記電子部品は、回路基板を含み、前記回路基板は、第1の剛性板を含み、前記第1の剛性板は、前記第1の折り曲げ部内に設置されて、前記第1の折り曲げ部とともに、折り曲げ抵抗支持を形成し、
電池及びスピーカーをさらに含み、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部内に設置されて、前記第2の折り曲げ部に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、前記電池は、前記第1の接続部分に設置されて、前記第1の接続部分に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、前記電池及び前記スピーカーは、いずれも前記第1の剛性板に電気的に接続され、
前記凹みの底部に収音孔が設置され、前記装着具は、ノイズ低減部材及び収音部材をさらに含み、前記ノイズ低減部材は、前記第1の折り曲げ部内に設置され、前記ノイズ低減部材のノイズ低減通路の一端は、前記収音孔と連通し、前記ノイズ低減通路の他端は、前記収音部材と連通し、前記ノイズ低減部材は、前記スピーカーと前記第1の剛性板との間に位置し、前記ノイズ低減部材の両端は、それぞれ前記第1の折り曲げ部の頂壁と底壁に当接する、ことを特徴とする、ウェアラブルデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、ウェアラブルデバイスの技術分野に関し、特に装着具、ウェアラブルデバイス及び充電システムに関する。
【0002】
[参照による援用]
本願は、2022年1月27日に提出された、出願番号がそれぞれ202220234875.8、202220235575.1、202220234921.4及び202220235624.1であり、発明の名称が「ウェアラブルデバイス及びその装着具」の中国特許出願の優先権を主張するものであり、それらの全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとし、そして、本願は、2022年1月27日に提出された、出願番号202220233925.0、発明の名称「充電器及び充電システム」の中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとする。
【背景技術】
【0003】
2012年にグーグル社が初めてグーグルグラスを発表して以来、スマートグラスなどのウェアラブルデバイスの概念が一般に浸透しつつあり、現在では、より成熟したウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、VR/ARヘッドマウントディスプレイ及びスマートグラスなどを含む。
【0004】
スマートグラスは、外形が一般的な近眼鏡又はサングラスなどと類似するため、各電子部品を取り付けるための空間が限られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、スマートグラスの電子部品を取り付けるための空間が不十分であるという課題を解決するために、主に装着具、ウェアラブルデバイス及び充電システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、本願が用いる技術手段は、装着具を提供することである。前記装着具は、第1の接続部分と、前記第1の接続部分の一端に接続され、装着状態で下に向く凹みが形成された下凹部分とを含むハウジングと、少なくとも一部が前記下凹部分に設置された電子部品と、を含む。
【0007】
いくつかの実施例では、前記下凹部分は、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部の頂壁に装着状態で下に向く凹みが形成され、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部に接続され、
前記電子部品は、回路基板を含み、前記回路基板は、第1の剛性板を含み、前記第1の剛性板は、前記第1の折り曲げ部内に設置されて、前記第1の折り曲げ部とともに、折り曲げ抵抗支持を形成する。
【0008】
いくつかの実施例では、前記第1の剛性板は、主表面を有し、前記主表面は、前記第1の折り曲げ部の側壁に対向して設置され、前記第1の剛性板の前記主表面に隣接する少なくとも1つの側縁は、前記第1の折り曲げ部の頂壁又は底壁に当接する。
【0009】
いくつかの実施例では、前記第1の剛性板の前記主表面に隣接する2つの側縁は、それぞれ、前記第1の折り曲げ部の頂壁と底壁に当接する。
【0010】
いくつかの実施例では、前記第1の剛性板は、前記第1の折り曲げ部の折り曲げ抵抗強度が少なくとも20%向上するように設置される。
【0011】
いくつかの実施例では、前記装着具は、コントローラをさらに含み、前記コントローラは、前記第1の折り曲げ部に設置され、前記主表面に重ね合わせられるとともに、前記コントローラと前記第1の剛性板とは、前記第1の折り曲げ部の第1の側壁及び第2の側壁にそれぞれ当接する。
【0012】
いくつかの実施例では、前記装着具は、電池及びスピーカーをさらに含み、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部内に設置されて、前記第2の折り曲げ部に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、前記電池は、前記第1の接続部分に設置されて、前記第1の接続部分に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、前記電池及び前記スピーカーは、いずれも前記第1の剛性板に電気的に接続される。
【0013】
いくつかの実施例では、前記凹みの底部に収音孔が設置され、前記装着具は、ノイズ低減部材及び収音部材をさらに含み、前記ノイズ低減部材は、前記第1の折り曲げ部内に設置され、前記ノイズ低減部材のノイズ低減通路の一端は、前記収音孔と連通し、前記ノイズ低減通路の他端は、前記収音部材と連通し、前記ノイズ低減部材は、前記スピーカーと前記第1の剛性板との間に位置し、前記ノイズ低減部材の両端は、それぞれ前記第1の折り曲げ部の頂壁と底壁に当接する。
【0014】
いくつかの実施例では、前記第2の折り曲げ部に位置決め壁が設置され、前記位置決め壁は、前記スピーカーと前記ノイズ低減部材との間に位置し、前記ノイズ低減部材の位置を限定する。
【0015】
いくつかの実施例では、前記ハウジングは、前記第2の折り曲げ部に接続された第2の接続部分をさらに含み、前記第1の接続部分と前記第2の接続部分とは、互いに離れる一側に延在し、
前記装着具は、可撓性スリーブをさらに含み、前記可撓性スリーブは、前記第2の接続部分に外嵌され、前記第2の接続部分は、装着状態でユーザーの頭部に締め付けられるように、延在方向に徐々に湾曲する。
【0016】
いくつかの実施例では、前記ハウジングは、第2の接続部分をさらに含み、前記第1の接続部分と前記第2の接続部分とは、それぞれ前記下凹部分の対向する両端に接続され、
前記電子部品は、スピーカーを含み、前記スピーカーは、前記下凹部分に設置され、
前記装着具は、電池をさらに含み、前記電池は、前記第1の接続部分に設置され、前記スピーカーに給電し、
前記第1の接続部分の前記第2の接続部分から離れる一端は、可視部材に接続され、前記可視部材は、鼻筋に掛けられ、前記第2の接続部分は、耳介に掛けられる。
【0017】
いくつかの実施例では、前記下凹部分は、折り曲げて接続された第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び前記第2の折り曲げ部の頂壁が係合して前記凹みを形成し、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部の前記第2の折り曲げ部から離れる一端に接続され、前記第2の接続部分は、前記第2の折り曲げ部の前記第1の折り曲げ部から離れる一端に接続され、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部に設置される。
【0018】
いくつかの実施例では、前記装着具は、前記第1の折り曲げ部に設置されるとともに、前記電池及び前記スピーカーに電気的に接続されたコントローラをさらに含む。
【0019】
いくつかの実施例では、前記装着具は、前記第1の接続部分及び前記下凹部分内に設置された回路基板をさらに含み、前記スピーカー、前記電池及び前記コントローラは、いずれも前記回路基板に電気的に接続される。
【0020】
いくつかの実施例では、前記装着具は、プッシュ部材及び指示部材をさらに含み、前記プッシュ部材は、前記第1の接続部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続され、前記指示部材は、前記下凹部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続され、前記指示部材は、前記プッシュ部材の操作情報をフィードバックし、前記電池は、前記プッシュ部材と前記指示部材との間に位置する。
【0021】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、第1の剛性板と、第2の剛性板と、前記第1の剛性板と前記第2の剛性板との間に接続された第1の可撓性板とを含み、前記第1の剛性板は、前記第1の折り曲げ部に設置され、前記コントローラは、前記第1の剛性板に電気的に接続されるとともに、積層して設置され、前記第1の可撓性板は、前記第1の接続部分に設置され、前記電池と前記第1の可撓性板とは、積層して設置され、前記第2の剛性板は、前記電池の前記第1の折り曲げ部から離れる一端に設置され、
前記指示部材と前記電池とは、いずれも前記第1の剛性板に直接電気的に接続され、前記プッシュ部材は、前記第2の剛性板に電気的に接続される。
【0022】
いくつかの実施例では、前記第1の剛性板はまた、前記第1の折り曲げ部の頂壁及び底壁と折り曲げ抵抗支持を形成する。
【0023】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、第2の可撓性板をさらに含み、前記第2の可撓性板は、前記第1の剛性板の前記第1の可撓性板から離れる一側に接続され、前記第2の可撓性板は、前記第2の折り曲げ部に設置され、前記スピーカーと前記第2の可撓性板とは、電気的に接続されるとともに、積層して設置される。
【0024】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、第3の剛性板及び第3の可撓性板をさらに含み、前記第3の剛性板は、前記第2の可撓性板の前記第1の剛性板から離れる一側に接続され、前記第3の可撓性板は、前記第2の可撓性板の一側に接続されるとともに、前記第2の可撓性板に対して折り曲げて設置され、
前記装着具は、第1の収音部材及び第2の収音部材をさらに含み、前記第1の収音部材は、前記第1の折り曲げ部に設置され、前記第3の可撓性板に電気的に接続され、前記第2の収音部材は、前記第2の折り曲げ部に設置されるとともに、前記第3の剛性板に電気的に接続される。
【0025】
いくつかの実施例では、前記装着具は、
前記ハウジング内に設置された回路基板と、
前記第1の接続部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続されたプッシュ部材と、
前記第1の接続部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続された電池と、をさらに含み、
前記電子部品は、前記下凹部分に設置されるとともに、前記回路基板に電気的に接続された指示部材を含み、前記電池は、前記プッシュ部材と前記指示部材との間に位置する。
【0026】
いくつかの実施例では、前記下凹部分は、折り曲げて接続された第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び前記第2の折り曲げ部の頂壁が互いに係合して前記凹みを形成し、前記指示部材は、前記第1の折り曲げ部の前記頂壁から離れる底壁に設置され、
前記ハウジングは、第2の接続部分をさらに含み、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部の前記第2の折り曲げ部から離れる一端に接続され、前記第2の接続部分は、前記第2の折り曲げ部の前記第1の折り曲げ部から離れる一端に接続され、第2の接続部分は、ユーザーの耳介に掛けられる。
【0027】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、第1の剛性板と、第2の剛性板と、前記第1の剛性板と前記第2の剛性板との間に設置された第1の可撓性板とを含み、前記第1の剛性板は、前記第1の折り曲げ部に設置され、前記第1の可撓性板は、前記第1の接続部分に設置され、前記電池と前記第1の可撓性板とは、積層して設置され、前記第2の剛性板は、前記電池の前記第1の折り曲げ部から離れる一端に設置され、
前記指示部材と前記電池とは、いずれも前記第1の剛性板に電気的に接続され、前記プッシュ部材は、前記第2の剛性板に電気的に接続される。
【0028】
いくつかの実施例では、前記第2の剛性板の主表面は、前記電池の端面に重ね合わせられる。
【0029】
いくつかの実施例では、前記装着具は、コントローラをさらに含み、前記コントローラは、前記第1の折り曲げ部に設置され、前記第1の剛性板に電気的に接続されるとともに、積層して設置される。
【0030】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、前記第1の剛性板の前記第1の可撓性板から離れる一側に接続されるとともに、前記第2の折り曲げ部に設置された第2の可撓性板をさらに含み、
前記装着具は、前記第2の折り曲げ部に設置され、前記第2の可撓性板に電気的に接続されるとともに、積層して設置されたスピーカーをさらに含み、
前記コントローラと前記第1の剛性板との積層方向は、前記スピーカーと前記第2の可撓性板との積層方向と同じである。
【0031】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、前記第2の可撓性板の一側に接続されるとともに、前記第2の可撓性板に対して折り曲げて設置された第3の可撓性板をさらに含み、
前記装着具は、第1の収音部材をさらに含み、前記第1の収音部材と前記第3の可撓性板とは、電気的に接続されるとともに、積層して設置され、前記第1の収音部材は、前記コントローラと前記スピーカーとの間に位置する。
【0032】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、前記第2の折り曲げ部に位置するとともに、前記第2の可撓性板の前記第1の剛性板から離れる一端に接続された第3の剛性板をさらに含み、
前記装着具は、第2の収音部材をさらに含み、前記第2の収音部材と前記第3の剛性板とは、電気的に接続されるとともに、積層して設置され、前記第2の収音部材と前記スピーカーとは、位置ずれして設置される。
【0033】
いくつかの実施例では、前記回路基板は、前記第2の折り曲げ部に位置するとともに、前記第2の可撓性板の前記第1の剛性板から離れる一端に接続された第3の剛性板をさらに含み、
前記第3の剛性板に充電部材がさらに設置され、前記充電部材は、前記電池を充電する。
【0034】
いくつかの実施例では、前記ハウジングは、第2の接続部をさらに含み、前記第1の接続部分と第2の接続部分とは、それぞれ前記下凹部分の両端に接続されるとともに、反対方向に延在し、
前記電子部品は、充電部材を含み、前記装着具は、磁気吸着部材をさらに含み、前記充電部材及び前記磁気吸着部材は、前記第2の接続部分と前記下凹部分との接続領域に設置され、前記磁気吸着部材は、前記充電部材に給電する充電器を磁気吸着する。
【0035】
いくつかの実施例では、前記磁気吸着部材の数は、少なくとも2つであり、少なくとも2つの前記磁気吸着部材の磁極方向は、互いに反対方向に設定される。
【0036】
いくつかの実施例では、前記下凹部分は、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部を含み、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部の頂壁には、装着状態で下に向く凹みが形成され、前記第1の接続部分は、前記第1の折り曲げ部に接続されるとともに、前記第2の折り曲げ部から離れる一側に延在し、前記第2の接続部分は、前記第2の折り曲げ部に接続されるとともに、前記第1の折り曲げ部から離れる一側に延在し、
前記装着具は、スピーカーをさらに含み、前記スピーカーは、前記第2の折り曲げ部内に設置され、前記充電部材及び磁気吸着部材は、前記スピーカーの外側壁と前記第2の折り曲げ部の頂壁との間に位置する。
【0037】
いくつかの実施例では、前記スピーカーは、矩形となるように接続された第1の長辺側壁、第1の短辺側壁、第2の長辺側壁及び第2の短辺側壁を含み、前記頂壁は、順に折り曲げて接続された第1の頂面、第2の頂面及び第3の頂面を含み、前記第1の頂面は、前記第1の折り曲げ部に位置し、前記第2の頂面及び第3の頂面は、前記第2の折り曲げ部に位置し、前記第1の頂面及び前記第2の頂面は、係合して前記凹みを形成し、
前記第1の長辺側壁と前記第2の頂面とは、隣接して設置され、前記第1の短辺側壁と前記第3の頂面とは、隣接して設置され、前記充電部材及び磁気吸着部材の少なくとも一部は、前記第2の頂面、前記第3の頂面及び前記第1の短辺側壁により限定された領域内に位置する。
【0038】
いくつかの実施例では、前記充電部材及び磁気吸着部材の一部は、前記第2の長辺側壁の前記第1の長辺側壁から離れる一側に位置する。
【0039】
いくつかの実施例では、折り曲げて接続された前記第2の頂面及び前記第3の頂面は、回転角構造を形成し、前記回転角構造は、前記充電器を位置決めする。
【0040】
いくつかの実施例では、前記磁気吸着部材は、第1の磁石及び第2の磁石を含み、前記充電部材は、第1の充電電極及び第2の充電電極を含み、前記第1の充電電極、前記第1の磁石及び前記スピーカーは、前記第2の頂面に沿って分布し、前記第1の充電電極、前記第1の磁石、前記第2の充電電極及び前記第2の磁石は、さらに前記第3の頂面に沿って分布する。
【0041】
いくつかの実施例では、前記第1の充電電極は、前記第2の頂面、前記第3の頂面及び前記第1の磁石により限定された領域内に設置され、前記第2の充電電極は、前記第1の磁石、前記第2の磁石、前記スピーカー及び前記第3の頂面により囲まれた領域内に位置する。
【0042】
いくつかの実施例では、前記スピーカーと前記第2の折り曲げ部の第1の側壁との間に共振キャビティが形成され、前記第2の折り曲げ部には、前記共振キャビティと連通する放音孔がさらに設置され、前記第2の折り曲げ部の第2の側壁に消音孔が設置され、前記スピーカーは、前記第2の側壁に貼着されるとともに、前記消音孔を覆い、前記消音孔は、前記放音孔と係合してダイポールを形成する。
【0043】
上述した技術的課題を解決するために、本願が用いる別の技術手段は、ウェアラブルデバイスを提供することである。該ウェアラブルデバイスは、可視部材と上述した装着具と、を含み、前記装着具は、前記可視部材に接続される。
【0044】
上述した技術的課題を解決するために、本願が用いるさらに別の技術手段は、充電システムを提供することである。前記充電システムは、充電器と、上述したウェアラブルデバイスと、を含み、前記ウェアラブルデバイスの装着具は、磁気吸着部材を含み、前記充電器は、接合面が設置されたスタンドと、前記スタンドに設置されたストッパと、前記スタンドに設置され、前記装着具の磁気吸着部材と磁気吸着して係合する磁性部材と、を含み、前記磁性部材と前記磁気吸着部材との間の磁気吸着力は、前記装着具を前記接合面に貼り付ける第1の成分と、前記装着具と前記ストッパに位置制限を形成させる第2の成分とを有し、前記磁気吸着部材と前記磁性部材とは、磁気吸着して係合することにより、前記接合面が前記装着具に貼着され、前記装着具と前記ストッパが位置制限を形成する。
【0045】
いくつかの実施例では、前記ストッパは、半包囲構造のストッパ壁であり、前記第2の成分は、前記装着具を前記ストッパ壁に当接させるように設置される。
【0046】
いくつかの実施例では、前記ストッパ壁は、前記接合面に垂直なストッパ面を有し、前記第2の成分は、前記装着具を前記ストッパ面に当接させるように設置される。
【0047】
いくつかの実施例では、前記ストッパ壁は、角度をなすように設置された第1のサブ壁及び第2のサブ壁を含み、前記第1のサブ壁及び前記第2のサブ壁は、前記装着具の回転角構造と位置制限して係合される。
【0048】
いくつかの実施例では、前記磁性部材の数は、少なくとも2つであり、少なくとも2つの前記磁性部材の磁極方向は、互いに反対方向に設定される。
【0049】
いくつかの実施例では、前記スタンドは、本体部、カバー部、電気接続部材及び給電板を含み、前記磁性部材と前記給電板とは、積層して設置されるとともに、いずれも前記本体部及び前記カバー部が係合して形成された収容空間内に位置し、前記電気接続部材は、前記給電板に電気的に接続されるとともに、前記本体部の取付孔から露出する。
【0050】
いくつかの実施例では、前記スタンドには、係止壁がさらに設置され、前記係止壁と前記ストッパとが係合して係止口が形成されて、前記装着具を係止する。
【0051】
いくつかの実施例では、前記ストッパは、前記スタンドの接合面に設置された突起又は溝であり、前記突起又は前記溝は、前記装着具を位置決めする。
【0052】
いくつかの実施例では、前記充電器は、電気接続コネクタをさらに含み、前記スタンドの数は、2つであり、各前記スタンドには、いずれも前記ストッパ及び前記磁性部材が対応して設置され、前記電気接続コネクタは、導線により2つの前記スタンドに電気的に接続される。
【0053】
本願の有益な効果は、以下のとおりである。従来技術とは異なり、本願は、装着具、ウェアラブルデバイス及び充電システムを開示する。ハウジングが第1の接続部分及び下凹部分を含み、下凹部分に下に向く凹みが形成され、電子部品の少なくとも一部が該下凹部分に設置されるように限定することにより、下凹部分を利用して電子部品を取り付け、装着具内の取付空間を十分に利用することができ、電子部品のレイアウトがより合理的であり、装着具の小型化及び空間利用率の向上に役立つ。
【0054】
本願の実施例又は従来技術における技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に説明される図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要しない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【
図1】本願に係るウェアラブルデバイスの一実施例の概略構成図である。
【
図2】
図1に示すウェアラブルデバイスの分解構造を示す概略図である。
【
図3】
図2に示すウェアラブルデバイスの装着具の軸側の概略構成図である。
【
図4】
図3に示す装着具の別の軸側の概略構成図である。
【
図5】
図3に示す装着具の分解構造を示す概略図である。
【
図6】
図5に示す装着具の回路基板の概略構成図である。
【
図7】
図5に示す装着具のノイズ低減部材の概略構成図である。
【
図8】
図3中のスピーカー、充電部材及び磁気吸着部材が第2の折り曲げ部に組み立てられた場合の概略構成図である。
【
図9】
図3に示す装着具のさらに別の軸側の概略構成図である。
【
図10】
図3に示す装着具の断面の概略構成図である。
【
図11】本願に係る充電器の一実施例の概略構成図である。
【
図12】
図11に示す充電器のスタンド、ストッパ及び磁性部材が組み立てられた場合の概略構成図である。
【
図13】
図12に示すスタンド、ストッパ及び磁性部材の分解構造を示す概略図である。
【
図14】本願に係る充電システムの一実施例の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0056】
以下、本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例における技術手段を明確かつ完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要しない前提で得られる全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に含まれる。
【0057】
本願の実施例における用語「第1の」、「第2の」、「第3の」は、説明の目的のためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示又は暗示するか、又は示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解すべきではない。そのため、「第1の」、「第2の」、「第3の」で限定される特徴は、少なくとも1つの該特徴を含むことを明示的又は黙示的に示すことができる。本願の説明において、別途に明確かつ具体的な限定がない限り、「複数」は、少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどを意味する。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図するものである。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、列挙されているステップ又はユニットに限定されず、好ましくは、列挙されていないステップ又はユニットをさらに含み、或いは、好ましくは、これらのプロセス、方法、製品又は装置に固有のその他のステップ又はユニットをさらに含む。
【0058】
本明細書における「実施例」への言及は、実施例に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が、本願の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。本明細書の各箇所における該フレーズは、必ずしも同じ実施例を意味するものではなく、他の実施例と相互排他的に独立するもの又は代替実施例ではない。当業者であれば、本明細書で説明される実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明示的及び暗黙的に理解することができる。
【0059】
本願は、ウェアラブルデバイス100を提供し、
図1及び
図2に示すように、
図1は、本願に係るウェアラブルデバイスの一実施例の概略構成図であり、
図2は、
図1に示すウェアラブルデバイスの分解構造を示す概略図である。
【0060】
ウェアラブルデバイス100は、メガネ、スマートブレスレット、イヤホン、補聴器、スマートヘルメット、スマートウォッチ、スマート衣類、スマートバックパック、スマートアクセサリなど、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、ウェアラブルデバイス100は、機能型の近視用メガネ、老眼鏡、サイクリンググラス又はサングラスなどであってもよく、イヤホン機能を有するオーディオメガネなどのスマート化メガネであってもよく、ヘルメット、拡張現実(Augmented Reality、AR)装置又は仮想現実(Virtual Reality、VR)装置などのヘッドマウント装置であってもよい。
【0061】
いくつかの実施例では、拡張現実装置又は仮想現実装置は、仮想現実ヘルメット、仮想現実メガネ、拡張現実ヘルメット、拡張現実メガネなど、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、仮想現実装置及び/又は拡張現実装置は、Google Glass(登録商標)、Oculus Rift、Hololens(登録商標)、Gear VR(登録商標)などを含んでもよい。
【0062】
該ウェアラブルデバイス100は、可視部材10、クイックリリースアセンブリ20及び装着具30を含み、可視部材10及び装着具30は、それぞれクイックリリースアセンブリ20の両端に接続されるとともに、いずれもクイックリリースアセンブリ20から迅速に取り外すことができ、また、装着具30は、クイックリリースアセンブリ20と一般的な接続構造又は一体構造になるように設置することができる。
【0063】
本実施例では、該ウェアラブルデバイス100は、ヘッドマウント装置であり、可視部材10は、レンズ、ディスプレイ、又はレンズの効果を備えたディスプレイであってもよく、レンズ及びその補助部材、又はディスプレイ及びその補助部材であってもよく、該補助部材は、クイックリリースアセンブリ20に相互接続されるように、メガネフレーム又はフレームなどであってもよい。
【0064】
好ましくは、可視部材10は、表示機能を有する文字盤構造であってもよい。
【0065】
本実施例では、ウェアラブルデバイス100は、メガネであり、可視部材10は、レンズであり、装着具30は、テンプルであり、該ウェアラブルデバイス100は、1つの可視部材10と、2組のクイックリリースアセンブリ20と、2組の装着具30とを含み、2組のクイックリリースアセンブリ20は、可視部材10の両端に設置され、2組の装着具30は、それぞれ対応する1組のクイックリリースアセンブリ20に接続される。
【0066】
好ましくは、装着具30は、ヘッドバンド又は腕時計バンドなどであってもよく、装着具30の両端は、それぞれ対応する1組のクイックリリースアセンブリ20に接続されてもよく、装着具30は、一端が1組のクイックリリースアセンブリ20に接続され、他端が可視部材10に直接接続されてもよい。
【0067】
他の実施形態では、該ウェアラブルデバイス100は、クイックリリースアセンブリ20を含まなくてもよく、それにより、可視部材10の両端に装着具30が接続されてもよい。
【0068】
換言すれば、装着具30は、可視部材10に対して、直接接続されてもよく、クイックリリースアセンブリ20により間接的に接続されてもよい。
【0069】
図3~
図5に示すように、
図3は、
図2に示すウェアラブルデバイスの装着具の軸側の概略構成図であり、
図4は、
図3に示す装着具の別の軸側の概略構成図であり、
図5は、
図3に示す装着具の分解構造を示す概略図である。
【0070】
該装着具30は、ハウジング31及び電子部品310を含み、ハウジング31は、第1の接続部分311及び下凹部分312を含み、下凹部分312は、第1の接続部分311の一端に接続され、下凹部分312には、装着状態で下に向く凹み314が形成され、該電子部品310の少なくとも一部は、下凹部分312に設置される。該電子部品310は、回路基板32、指示部材35、充電部材36、スピーカー37、第1の収音部材38及び第2の収音部材39のうちの少なくとも1つを含む。
【0071】
該装着具30は、ハウジング31、回路基板32、プッシュ部材33、電池34、指示部材35及びスピーカー37を含み、回路基板32は、ハウジング31内に設置され、プッシュ部材33は、第1の接続部分311に設置されるとともに、回路基板32に電気的に接続され、電池34は、第1の接続部分311に設置されるとともに、回路基板32に電気的に接続され、指示部材35は、下凹部分312に接続されるとともに、回路基板32に電気的に接続され、指示部材35は、プッシュ部材33の操作情報をフィードバックし、電池34は、プッシュ部材33と指示部材35との間に位置し、スピーカー37は、下凹部分312に設置されるとともに、回路基板32に電気的に接続される。
【0072】
具体的には、ハウジング31は、第2の接続部分313をさらに含み、第1の接続部分311、下凹部分312及び第2の接続部分313は、順に接続され、第1の接続部分311の下凹部分312から離れる一端は、クイックリリースアセンブリ20にヒンジ接続され、クイックリリースアセンブリ20は、可視部材10に接続され、可視部材10は、鼻筋に掛けられ、第2の接続部分313は、ユーザーの耳介に掛けられる。
【0073】
該ウェアラブルデバイス100は、スマートグラスであり、可視部材10、その両側の装着具30及びユーザーの頭部が3点支持を形成し、装着状態で、スピーカー37及び電池34などの重量の大きい電気部品が、鼻筋と耳介の2つの支持点の間に設置されることにより、該ウェアラブルデバイス100がより安定的に装着することができ、ウェアラブルデバイス100の前後方向の無重力を回避することができる。
【0074】
ユーザーが該ウェアラブルデバイス100を装着している場合を例として、装着状態で、下凹部分312に下に向く凹み314が形成され、すなわち、下凹部分312が耳道口に向かって延在することにより、下凹部分312に設置された放音孔が耳道口に近接して、ユーザーへの音声伝達に役立つ。
【0075】
本実施例では、下凹部分312は、折り曲げて接続された第1の折り曲げ部3121及び第2の折り曲げ部3122を含み、第1の折り曲げ部3121及び第2の折り曲げ部3122の頂壁315は、互いに係合して凹み314を形成し、換言すれば、凹み314は、略V字形である。第1の接続部分311は、第1の折り曲げ部3121の第2の折り曲げ部3122から離れる一端に接続され、第2の接続部分313は、第2の折り曲げ部3122の第1の折り曲げ部3121から離れる一端に接続される。
【0076】
折り曲げて接続されるとは、第1の折り曲げ部3121と第2の折り曲げ部3122の延在方向が異なり、或いは第1の折り曲げ部3121と第2の折り曲げ部3122とが角度をなすように設置されることであると理解することができる。
【0077】
なお、本明細書における第1の折り曲げ部3121及び第2の折り曲げ部3122の頂壁315は、装着具30の頂壁315の、第1の折り曲げ部3121及び第2の折り曲げ部3122にそれぞれ位置する部分である。
【0078】
本実施例では、下凹部分312は、略V字形である。好ましくは、下凹部分312は、U字形又はW字形などの形状であってもよく、本願では、これを具体的に限定しない。
【0079】
第1の接続部分311及び下凹部分312は、中空部分であり、それらの内部に複数の電気部品が取り付けられてもよい。回路基板32は、第1の接続部分311及び下凹部分312内の各電気部品に電気的に接続されるように、ハウジング31の第1の接続部分311及び下凹部分312内に設置される。
【0080】
好ましくは、回路基板32は、下凹部分312内のみに設置されてもよく、第1の接続部分311の各電気部品は、フラットケーブル又は導線などにより該回路基板32に電気的に接続されてもよい。
【0081】
プッシュ部材33は、該ウェアラブルデバイス100における機能、例えば、オン/オフ、音量調節、又は再生、一時停止などの機能を調節する。例えば、プッシュ部材33を1回押すことは、音量を大きくすることを示し、プッシュ部材33を2回連続して押すことは、音量を小さくすることを示す。
【0082】
指示部材35は、表示ランプであってもよく、該表示ランプは、点滅又は表示する異なる色により、プッシュ部材33によってトリガーされた操作情報を示すことができる。
【0083】
指示部材35は、振動部材であってもよく、振動部材は、振動時間の長さ又は振動力の大きさにより、プッシュ部材33によってトリガーされた操作情報を示す。
【0084】
指示部材35は、第1の折り曲げ部3121の頂壁315から離れる底壁316に設置され、プッシュ部材33は、第1の接続部分311の第1の折り曲げ部3121から離れる一端に設置され、電池34は、長尺状で第1の接続部分311内に収容されるとともに、プッシュ部材33と指示部材35との間に位置し、プッシュ部材33も第1の接続部分311の底壁316に設置され、第1の接続部分311の底壁316と第1の折り曲げ部3121の底壁316とは、接続されることにより、プッシュ部材33を誤って押すというリスクを低減することができる。
【0085】
図5及び
図6に示すように、
図6は、
図5に示す装着具の回路基板の概略構成図である。
【0086】
回路基板32は、第1の剛性板321と、第2の剛性板322と、第1の剛性板321と前記第2の剛性板322との間に設置された第1の可撓性板323とを含み、第1の剛性板321は、第1の折り曲げ部3121に設置され、第1の可撓性板323は、第1の接続部分311に設置され、電池34と第1の可撓性板323とは、積層して設置され、第2の剛性板322は、電池34の第1の折り曲げ部3121から離れる一端に設置され、指示部材35と電池34とは、いずれも第1の剛性板321に電気的に接続され、プッシュ部材33は、第2の剛性板322に電気的に接続される。
【0087】
すなわち、回路基板32を第1の剛性板321、第2の剛性板322及び第1の可撓性板323とすることで、第1の折り曲げ部3121に位置するように第1の剛性板321を設置し、第1の接続部分311に位置するように第2の剛性板322及び第1の可撓性板323を設置することができ、第1の可撓性板323は、可撓性を有し、かつ薄いため、容易に第1の接続部分311に設置されて電池34の一側に積層されるとともに、電池34を超えて第2の剛性板322が電池34の第1の剛性板321から離れる一端に位置することができ、それにより、第1の接続部分311の延在方向における空間を利用して第2の剛性板322を取り付けることができ、第1の接続部分311が厚すぎたり、広すぎたりすることを回避することができ、第1の接続部分311の延在方向における空間がより十分に利用され、プッシュ部材33は、ユーザーによるコントロールがより便利になるように、より可視部材10に近接する。
【0088】
具体的には、第1の剛性板321は、第1の折り曲げ部3121の形状に適合する長尺状であり、第1の折り曲げ部3121内に設置され、指示部材35は、第1の剛性板321の一側面に電気的に接続され、電池34は、第1の接続部分311の形状に適合する長尺状であり、一端が第1の剛性板321に直接電気的に接続され、第1の可撓性板323も第1の接続部分311の形状に適合する長尺状であり、電池34の一側に重ね合わせられて電池34を越え、電池34の第1の剛性板321から離れる一端まで延在して、第2の剛性板322に電気的に接続され、第2の剛性板322は、プッシュ部材33に電気的に接続され、プッシュ部材33は、その動作特性により、剛性に支持される必要があり、また、第2の剛性板322は、プッシュ部材33に押圧され、プッシュ部材33が押圧されてトリガーされるように、プッシュ部材33に押圧力を与える。
【0089】
図5及び
図6に示すように、第2の剛性板322の主表面は、電池34の端面に重ね合わせられて、第1の接続部分311の断面寸法を十分に利用して第2の剛性板322を収容することにより、第2の剛性板322及び電池34により形成された長さ寸法が比較的小さく、さらに第1の接続部分311の長さ要件を低減することができ、比較して言うと、第1の接続部分311がより大きい長さ寸法を有する電池34を収容することができるため、電池34の電気容量をより大きくすることができる。
【0090】
第2の剛性板322の主表面は、第2の剛性板322のプリント回路が設置された表面、又はプリント回路が設置された表面に対向する表面である。第2の剛性板322の主表面は、電池34の端面に重ね合わせられ、換言すれば、第2の剛性板322の厚さ寸法は、電池34の長さ寸法と重なるため、第2の剛性板322の第1の接続部分311の長さ寸法に対する要件が低い。
【0091】
本実施例では、第2の剛性板322の主表面は、第1の可撓性板323の主表面に対して略垂直であり、さらに、第1の可撓性板323及び第2の剛性板322は、電池34の隣接する両側にコンパクトに設置され、第1の接続部分311内の取付空間をより合理的に利用することができ、第1の接続部分311の内壁面に当接することにより、第1の可撓性板323、第2の剛性板322及び電池34の第1の接続部分311における取り付け安定性をより効果的に向上させることができる。
【0092】
好ましくは、電池34の第1の剛性板321から離れる一端が異形面である場合、第2の剛性板322の主表面は、該異形面に重ね合わせられ、例えば、該異形面が傾斜面である場合、第2の剛性板322の主表面と第1の可撓性板323の主表面とは、鋭角又は鈍角をなすように設置されてもよい。
【0093】
装着具30は、コントローラ(図示せず)をさらに含み、コントローラは、第1の折り曲げ部3121に設置され、第1の剛性板321に電気的に接続されるとともに、積層して設置され、コントローラは、プッシュ部材33のトリガー命令に基づいて、対応する機能、例えば、音量調節、再生又は一時停止などの機能を実行するとともに、指示部材35を制御して点滅させるか又は振動させて、プッシュ部材33の操作情報をフィードバックするか又は装着具30自体の状態、例えば、電気量を示すことができ、コントローラは、さらに、ハウジング31内の各電気部品に電気エネルギーを分配して、対応する電気部品を起動して動作させることができる。
【0094】
換言すれば、コントローラは、スピーカー37と電池34との間に設置され、装着状態で、鼻筋と耳介の2つの支持点の間に設置されるため、ウェアラブルデバイス100の装着安定性をさらに向上させることができる。
【0095】
回路基板32は、第2の可撓性板324をさらに含み、第2の可撓性板324は、第1の剛性板321の第1の可撓性板323から離れる一側に接続されるとともに、第2の折り曲げ部3122に設置され、装着具は、スピーカー37をさらに含み、スピーカー37は、第2の折り曲げ部3122に設置され、第2の可撓性板324に電気的に接続されるとともに、積層して設置され、コントローラは、さらに、スピーカー37を振動させて音声を発生させるように制御する。回路基板32、電池34、コントローラ及びスピーカー37などの電気部品がハウジング31内に組み立てられるように、コントローラと第1の剛性板321との積層方向、スピーカー37と第2の可撓性板324との積層方向、及び電池34と第1の可撓性板323との積層方向は、いずれも同じである。
【0096】
スピーカー37は、外形寸法が大きいため、第2の可撓性板324が薄い特性により第2の可撓性板324をスピーカー37の一側に重ね合わせると、スピーカー37が第2の可撓性板324に電気的に接続されやすいだけでなく、第2の折り曲げ部3122内の取付空間に対する要件が低く、第2の折り曲げ部3122の肥大化を回避することができる。
【0097】
回路基板32は、第3の可撓性板325をさらに含み、第3の可撓性板325は、第2の可撓性板324の一側に接続されるとともに、第2の可撓性板324に対して折り曲げて設置され、装着具30は、第1の収音部材38をさらに含み、第1の収音部材38と第3の可撓性板325とは、電気的に接続されるとともに、積層して設置され、第1の収音部材38は、コントローラとスピーカー37との間に位置する。
【0098】
さらに、
図3~
図6に示すように、第1の剛性板321は、第1の折り曲げ部3121内に設置され、第1の折り曲げ部3121とは、折り曲げ抵抗支持を形成する。
【0099】
装着具30の全体構造は、略異形棒状であり、第1の折り曲げ部3121、第2の折り曲げ部3122及び第1の接続部分311は、中空構造であり、装着具30の中空構造の部分は、構造強度及び剛性がいずれも中実構造に比べて弱く、第1の折り曲げ部3121が第2の折り曲げ部3122と第1の接続部分311との間に設置されるため、比較して言うと、第1の折り曲げ部3121の構造強度及び剛性が弱い。
【0100】
本願では、回路基板32の第1の剛性板321を第1の折り曲げ部3121内に設置して、第1の折り曲げ部3121とは、折り曲げ抵抗支持を形成することにより、第1の折り曲げ部3121の構造強度及び剛性などの性能指標を改善することができ、さらにハウジング31の全体構造の折り曲げ抵抗強度の向上に役立ち、すなわち、装着具の折り曲げ抵抗強度を向上させることができる。
【0101】
具体的には、
図4に示すように、ハウジング31は、頂壁315、底壁316、第1の側壁317及び第2の側壁318を有し、第1の側壁317、頂壁315、第2の側壁318及び底壁316は、ハウジング31を構成し、装着状態で、第1の側壁317は、ユーザーの頭部に貼り付けられ、第2の側壁318は、ユーザーの頭部から離れる一側に向かい、頂壁315は、水平に上に向き、底壁316は、水平に下に向く。
【0102】
図4及び
図5に示すように、第1の剛性板321と第1の折り曲げ部3121とは、折り曲げ抵抗支持を形成し、折り曲げ抵抗支持は、第1の剛性板321の両側が第1の折り曲げ部3121の第1の側壁317と第2の側壁318にそれぞれ当接することであってもよく、第1の剛性板321の両側が第1の折り曲げ部3121の頂壁315と底壁316にそれぞれ当接することであってもよく、第1の剛性板321が第1の折り曲げ部3121の頂壁315、底壁316、第1の側壁317及び第2の側壁318のうちのいずれか1つに接続されることであってもよく、いずれの場合でも、第1の折り曲げ部3121を補強する作用を果たす。
【0103】
本実施例では、
図5及び
図6に示すように、第1の剛性板321は、主表面を有し、主表面は、第1の折り曲げ部の第1の側壁317又は第2の側壁318に向かって設置され、第1の剛性板321の主表面に隣接する少なくとも1つの側縁は、第1の折り曲げ部3121の頂壁315又は底壁316に当接する。
【0104】
第1の剛性板321の主表面に隣接する1つの側縁は、頂壁315又は底壁316に当接してもよく、或いは、第1の剛性板321の主表面に隣接する2つの側縁は、それぞれ、頂壁315と底壁316に当接し、それにより、いずれの場合でも、第1の折り曲げ部3121の断面係数を増加させ、さらに第1の折り曲げ部3121の構造の折り曲げ抵抗強度を向上させることができる。
【0105】
第1の折り曲げ部3121には、その頂壁315、底壁316、第1の側壁317又は第2の側壁318に当接する構造が設置されない場合に比べて、第1の折り曲げ部3121内に第1の剛性板321を設置するとともに、第1の剛性板321と第1の折り曲げ部3121とが折り曲げ抵抗支持を形成するようにすることにより、第1の折り曲げ部3121の構造強度を顕著に向上させることができる。
【0106】
さらに、第1の剛性板321は、第1の折り曲げ部3121の折り曲げ抵抗強度が少なくとも20%向上するように設置される。
【0107】
コントローラを、第1の折り曲げ部3121に設置するとともに、第1の剛性板321の主表面に重ね合わせ、さらにコントローラと第1の剛性板321を、それぞれ第1の折り曲げ部3121の第1の側壁317と第2の側壁318に当接させると、第1の折り曲げ部3121の折り曲げ抵抗断面係数をさらに増加させ、すなわち、第1の折り曲げ部3121の折り曲げ抵抗強度を向上させることができる。
【0108】
スピーカー37は、第2の折り曲げ部3122内に設置され、さらに第2の折り曲げ部3122に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、電池34は、第1の接続部分311に設置され、さらに第1の接続部分311に対して折り曲げ抵抗支持を形成し、電池34とスピーカー37とは、いずれも第1の剛性板321に電気的に接続される。
【0109】
電池34の両側は、第1の接続部分311の頂壁315と底壁316にそれぞれ当接してもよく、及び/又は電池34の別の両側は、第1の接続部分311の第1の側壁317と第2の側壁318にそれぞれ当接して、折り曲げ抵抗支持を形成してもよい。
【0110】
好ましくは、電池34は、さらに締め具又は溶接などの方式で第1の接続部分311の頂壁315、底壁316、第1の側壁317及び第2の側壁318に接続されてもよい。
【0111】
スピーカー37の両側は、第2の折り曲げ部3122の頂壁315と底壁316にそれぞれ当接してもよく、及び/又はスピーカー37の別の両側は、第2の折り曲げ部3122の第1の側壁317と第2の側壁318にそれぞれ当接して、折り曲げ抵抗支持を形成してもよい。
【0112】
好ましくは、スピーカー37は、さらに締め具又は溶接などの方式で第2の折り曲げ部3122の頂壁315、底壁316、第1の側壁317及び第2の側壁318に接続されてもよい。
【0113】
本実施例では、
図3及び
図5に示すように、下凹部分312の凹み314に第1の収音孔301が設置され、第1の収音部材38は、第1の収音孔301を介して収音することにより、該凹み314により収音時の風切り音を低減する。
【0114】
本実施例では、第1の収音孔301は、凹み314の底部に設置され、凹み314の底部領域の受ける凹み314外部の風速の影響が最小であるため、その底部に設置された第1の収音孔301から入力される音声の風切り音が最小となる。
【0115】
ユーザーがサイクリング又はランニングなどの運動状態にある場合に、凹み314外部の風速が高いが、凹み314の内部は、下凹部分312によって遮蔽されるため、受ける凹み314外部の気流の影響が小さく、第1の収音孔301を凹み314に設置すると、第1の収音孔301を介して最初に収音するときに取得される音声の風切り音が小さく、取得される音声の品質の向上に役立つ。
【0116】
好ましくは、第1の収音孔301は、凹み314の中央部に設置されてもよい。
【0117】
本実施例では、第1の折り曲げ部3121と第2の折り曲げ部3122との間の回転角接続箇所に第1の収音部材38を設置することにより、換言すれば、第1の剛性板321とスピーカー37との間の隙間に第1の収音部材38を設置することにより、下凹部分312の空間を十分に利用し、装着具30における各電気部品の分布がより合理的であり、レイアウトがよりコンパクトであり、占められた体積が相対的に小さい。
【0118】
コントローラは、第1の収音部材38により取得された音声信号を電気信号に変換し、放音するようにスピーカー37を制御することができ、第2の折り曲げ部3122の耳道口に向かう一端に放音孔が設置される。
【0119】
装着具30は、ノイズ低減部材364をさらに含み、ノイズ低減部材364は、第1の折り曲げ部3121内に設置され、ノイズ低減部材364のノイズ低減通路303の一端は、第1の収音孔301と連通し、ノイズ低減通路303の他端は、第1の収音部材38と連通し、ノイズ低減部材364は、スピーカー37と第1の剛性板321との間に位置し、ノイズ低減部材364の両端は、第1の折り曲げ部3121の頂壁315と底壁316にそれぞれ当接して、第1の折り曲げ部3121の折り曲げ抵抗強度をさらに向上させ、さらに第1の折り曲げ部3121と第2の折り曲げ部3122との接続箇所の折り曲げ抵抗強度を向上させることができる。
【0120】
図7に示すように、
図7は、
図5に示す装着具のノイズ低減部材の概略構成図である。
【0121】
ノイズ低減通路303は、ノイズ低減チャンバー304と、ノイズ低減チャンバー304に接続された伝送通路305とを含み、ノイズ低減チャンバー304のノイズ低減通路303の延在方向に垂直な断面寸法は、伝送通路305の断面寸法より大きく、すなわち、音声がノイズ低減通路303を通過する過程において、伝送通路305からノイズ低減チャンバー304に入った後、音声は、小さい空間から大きい空間に入ると、そのエネルギーが減衰し、さらに、音声伝送による風切り音を低減することができ、第1の収音部材38により取得された音声の質量を向上させることができる。
【0122】
図5に示すように、第2の折り曲げ部3122に位置決め壁3123がさらに設置され、位置決め壁3123は、スピーカー37とノイズ低減部材364との間に位置し、ノイズ低減部材364の位置を限定する。
【0123】
さらに、
図3~
図6に示すように、回路基板32は、第3の剛性板326をさらに含み、第3の剛性板326は、第2の折り曲げ部3122に位置し、第2の可撓性板324の第1の剛性板321から離れる一端に接続される。
【0124】
好ましくは、装着具30は、第2の収音部材39をさらに含み、第2の収音部材39と第3の剛性板326とは、電気的に接続されるとともに、積層して設置され、第2の収音部材39とスピーカー37とは、位置ずれして設置され、すなわち、第2の収音部材39がスピーカー37を避けることにより、第2の収音部材39とスピーカー37との取付位置が重なって、装着具30が厚すぎることを回避し、装着具30の小型化に役立ち、すなわち、装着具30の外形寸法を小さくすることができる。
【0125】
下凹部分312に第2の収音孔307がさらに設置され、第2の収音部材39は、下凹部分312内に設置されるとともに、第2の収音孔307を介して収音し、第2の収音孔307を介して環境ノイズを取得するために、第1の収音孔301の向きとは異なるように第2の収音孔307の向きをすることにより、第1の収音孔301及び第2の収音孔307を介して取得される音声に対して、アルゴリズムによりノイズ低減を行って環境ノイズを除去する。
【0126】
具体的には、第2の折り曲げ部3122の第1の折り曲げ部3121から離れる一端に第2の収音孔307が設置され、装着状態で、第2の収音孔307は、ユーザーの頭部から離れる一側に向かい、第1の収音孔301は、上向きにユーザーの頭のてっぺんに向かう。第1の収音部材38及び第2の収音部材39は、いずれもコントローラに電気的に接続され、コントローラは、第1の収音部材38及び第2の収音部材39のそれぞれが取得した音声信号に基づいてノイズ低減処理を行って、環境ノイズを除去することにより、ユーザーが、より高い通話品質を取得し、該ウェアラブルデバイス100のコントロール性能を音声で制御することができる。
【0127】
好ましくは、第3の剛性板326に充電部材36がさらに設置され、充電部材36は、電池34を充電する。
【0128】
換言すれば、第3の剛性板326に第2の収音部材39及び/又は充電部材36が接続されてもよい。
【0129】
具体的には、装着具30は、充電部材36及び磁気吸着部材308を含み、充電部材36及び磁気吸着部材308は、いずれも第2の接続部分313と下凹部分312との接続領域に設置され、磁気吸着部材308は、充電部材に給電する充電器200を磁気吸着し、充電部材36は、電池34に電気的に接続され、充電部材36は、充電器200に外部接続されて、ハウジング31内の電池34を充電する。
【0130】
図3及び
図5に示すように、第2の接続部分313と下凹部分312との接続領域は、第2の接続部分313と下凹部分312とが接続されて形成された回転角構造であり、充電部材36及び磁気吸着部材308を該回転角構造内に設置することにより、ハウジング31内のきわめて小さい空間を十分に利用して装着具30の充電機能を実現し、ハウジング31内の規則的かつ大きい空間に対して寸法の大きい電気部品を取り付けるように配置することにより、ハウジング31内に取り付けられた各電気部品がより合理的に分布し、よりコンパクトであり、装着具30の小型化に役立ち、装着具30が一般的なメガネのテンプル又は腕時計バンドなどにより似ている。
【0131】
磁気吸着部材308の数は、少なくとも2つであり、少なくとも2つの磁気吸着部材308の磁極方向は、互いに反対方向に設定されるため、充電器200が特定の姿勢で装着具30と結合されて、磁気吸着部材308が充電器200を磁気吸着し、充電器200が充電部材36に電気的に接続することができる。充電器200と装着具30との結合姿勢が正確ではないと、該少なくとも2つの磁気吸着部材308が、充電器200に対して反発する磁力を発生させることにより、充電器200が装着具30に結合されにくくなる。従って、ポカヨケを行うことができ、充電器200と装着具30との電気接続効率を向上させることができる。
【0132】
好ましくは、磁気吸着部材308の数は、少なくとも2つであり、各磁気吸着部材308の磁極分布方式は、いずれも同じであり、磁気吸着部材308は、磁気吸着の作用のみを果たす。
【0133】
図3、
図5及び
図8に示すように、
図8は、
図3中のスピーカー、充電部材及び磁気吸着部材が第2の折り曲げ部に組み立てられた場合の概略構成図である。
【0134】
スピーカー37は、第2の折り曲げ部3122内に設置され、充電部材36及び磁気吸着部材308は、スピーカー37の外側壁と、第2の接続部分313と下凹部分312との接続領域の頂壁315との間に位置し、すなわち、スピーカー37と第2の折り曲げ部3122の頂壁315との間に残された小さい空間を利用して充電部材36及び磁気吸着部材308を配置することができ、さらに第2の折り曲げ部3122の空間を十分に利用し、装着具30の空間利用率を効果的に向上させることができ、ハウジング31内の各電気部品のレイアウトがよりコンパクトであり、それにより、装着具30の小型化に役立ち、装着具30が一般的なメガネのテンプル構造又は腕時計バンド構造などにより似ている。
【0135】
図5及び
図8に示すように、スピーカー37は、略矩形体であり、矩形となるように接続された第1の長辺側壁371、第1の短辺側壁372、第2の長辺側壁373及び第2の短辺側壁374を含み、頂壁315は、順に折り曲げて接続された第1の頂面3151、第2の頂面3152及び第3の頂面3153を含み、第1の頂面3151は、第1の折り曲げ部3121に位置し、第2の頂面3152及び第3の頂面3153は、第2の折り曲げ部3122に位置し、第1の頂面3151及び第2の頂面3152は、係合して凹み314を形成し、第1の長辺側壁371と第2の頂面3152とは、隣接して設置され、第1の短辺側壁372と第3の頂面3153とは、隣接して設置され、充電部材36及び磁気吸着部材308の少なくとも一部は、第2の頂面3152、第3の頂面3153及び第1の短辺側壁372により限定された領域内に位置する。
【0136】
折り曲げて接続された第2の頂面3152及び第3の頂面3153は、回転角構造を形成し、第2の頂面3152、第3の頂面3153及び第1の短辺側壁372により囲んで限定された領域は、略三角形状であり、充電部材36及び磁気吸着部材308の少なくとも一部は、該三角領域内に位置することにより、第2の折り曲げ部3122内のきわめて小さい空間を十分に利用し、装着具30の全体構造のコンパクト性を向上させ、装着具30の小型化に役立つ。
【0137】
さらに、該回転角構造は、さらに、充電器200を位置決めすることにより、その独特な外形構造を利用して充電器200を位置決めして、充電器200の位置合わせ充電により役立つ。
【0138】
図8に示すように、充電部材36及び磁気吸着部材308のうちの一部は、第2の長辺側壁373の第1の長辺側壁371から離れる一側に位置することにより、スピーカー37の第2の接続部分313に向かう一側の空間を十分に利用して充電部材36及び磁気吸着部材308の一部を配置する。
【0139】
本実施例では、磁気吸着部材308は、第1の磁石331及び第2の磁石332を含み、充電部材36は、第1の充電電極361及び第2の充電電極362を含み、第1の充電電極361、第1の磁石331及びスピーカー37は、第2の頂面3152に沿って分布し、第1の充電電極361、第1の磁石331、第2の充電電極362及び第2の磁石332は、さらに第3の頂面3153に沿って分布することにより、第2の頂面3152及び第3の頂面3153の縦方向寸法を十分に利用する。
【0140】
第1の充電電極361及び第2の充電電極362は、押出ピン構造であり、第1の磁石331及び第2の磁石332は、充電器200に対して良好な磁気吸着力を有することを確保するために、体積が大きく、異形構造であり、それら自体の異形構造は、第2の折り曲げ部3122内の残された角空間に適応し、第2の折り曲げ部3122内の空間利用率を向上させる。
【0141】
さらに、第1の充電電極361は、第2の頂面3152、第3の頂面3153及び第1の磁石331により限定された領域内に設置され、第2の充電電極362は、第1の磁石331、第2の磁石332、スピーカー37及び第3の頂面3153により囲まれた領域内に位置する。
【0142】
【0143】
底壁316は、順に折り曲げて接続された第1の底面3161、第2の底面3162及び第3の底面3163を含み、第1の底面3161は、第1の折り曲げ部3121に位置し、第2の底面3162及び第3の底面3163は、第2の折り曲げ部3122に位置する。
【0144】
スピーカー37と第2の折り曲げ部3122の第1の側壁317との間に共振キャビティ363が形成され、第2の折り曲げ部3122には、共振キャビティ363と連通する放音孔365がさらに設置され、第2の折り曲げ部3122の第2の側壁318に消音孔366が設置され、スピーカー37は、第2の側壁318に貼着されるとともに、消音孔366を覆う。
【0145】
具体的には、放音孔365は、第2の底面3162に設置され、消音孔366は、放音孔365と係合してダイポールを形成する。消音孔366と放音孔365とは、スピーカー37の異なる側面に位置し、装着状態で、消音孔366及び放音孔365からユーザーの耳道口までの距離も異なり、消音孔366から出力される音声と、放音孔365から出力される音声とは、特定の条件(例えば、位相差が約180度である条件)を満たし、擬似ダイポール放射を形成することができ、遠方場では、消音孔366から出力される音声と、放音孔365から出力される音声とは、逆位相で相殺することができるため、スピーカー37の遠方場での音漏れ音量を低減し、スピーカー37から出力される音声が近くの人に聞こえることを防止し、装着具30により高いプライバシー性を備えさせることができる。
【0146】
さらに、第3の底面3163に調音孔364がさらに設置され、調音孔364は、共振キャビティ363と連通し、調音孔364は、共振キャビティ363のキャビティ長さを同等に短くして、共振キャビティ363の共振周波数を向上させ、スピーカー37によって生成される周波数応答曲線をできるだけ平坦にし、共振キャビティ363の共振によるユーザーの装着時の不快感を回避することができる。
【0147】
図5に示すように、装着具30は、可撓性スリーブ306をさらに含み、可撓性スリーブ306は、第2の接続部分313に外嵌され、第2の接続部分313は、装着状態でユーザーの頭部の一側に締め付けられるように、延在方向に徐々に湾曲し、さらに可撓性スリーブ306は、ユーザーの頭部に締め付けられるとともに、ユーザーの頭部に弾性接触し、ユーザーの頭部に与える圧力が小さいため、ユーザーの装着が快適であり、可撓性スリーブ306は、優れた摩擦力を提供して、ウェアラブルデバイス100の装着安定性を向上させることができる。
【0148】
これに基づいて、本願は、充電器200をさらに提供し、
図11及び
図12に示すように、
図11は、本願に係る充電器の一実施例の概略構成図であり、
図12は、
図11に示す充電器のスタンド、ストッパ及び磁性部材が組み立てられた場合の概略構成図である。
【0149】
該充電器200は、スタンド210、ストッパ220及び磁性部材230を含み、スタンド210に接合面211が設置され、ストッパ220は、スタンド210に設置され、磁性部材230は、スタンド210に設置されて、装着具30の磁気吸着部材308と磁気吸着して係合し、磁性部材230と磁気吸着部材308との間の磁気吸着力は、装着具30を接合面211に貼り付ける第1の成分と、装着具30とストッパ220に位置制限を形成させる第2の成分とを有する。
【0150】
換言すれば、充電器200と装着具30とが結合されている場合、磁性部材230と磁気吸着部材308とが互いに引き合う磁気吸着力が発生し、磁気吸着力は、ベクトルであり、第1の成分と第2の成分とに分解することができ、第1の成分は、装着具30を牽引して接合面211に貼り付けることができ、第2の成分は、装着具30とストッパ220を牽引して位置制限を形成させることができるため、ユーザーが充電器200と装着具30との電気接続位置をほぼ合わせるだけで、磁性部材230と磁気吸着部材308とが磁気吸着して係合されている場合に、充電器200及び装着具30を適応的に結合することができ、ユーザーが充電器200を用いて充電しやすい。
【0151】
本実施例では、充電器200と装着具30とが結合された後、少なくとも1つの磁性部材230の幾何学的中心は、対応する磁気吸着部材308の幾何学的中心に対して位置ずれする。また、いくつかの実施例では、該磁性部材230の幾何学的中心からストッパ220までの距離は、該磁気吸着部材308の幾何学的中心から頂壁315までの距離より小さく、遮断されていない条件で、磁性部材230の幾何学的中心と磁気吸着部材308の幾何学的中心とは、合わせて吸引する傾向があり、さらに、充電器200と装着具30とが結合されている場合、磁性部材230と磁気吸着部材308との間の磁気吸着力は、さらに、頂壁315とストッパ220に位置制限関係を形成させる第2の成分を発生する。
【0152】
本実施例では、
図12に示すように、ストッパ220は、半包囲構造のストッパ壁であり、スタンド210の縁部に設置され、第2の成分は、装着具30を該ストッパ壁に当接させるように設置されて、位置制限係合を形成する。ストッパ壁は、接合面211に垂直なストッパ面221を有し、第2の成分は、装着具30を該ストッパ面221に当接させるように設置される。
【0153】
具体的には、ストッパ壁は、角度をなすように設置された第1のサブ壁223及び第2のサブ壁224を含み、第1のサブ壁223及び第2のサブ壁224は、装着具30の回転角構造と位置制限して係合される。
【0154】
好ましくは、ストッパ220は、スタンド210の接合面211に設置された突起又は溝であってもよく、該突起又は溝は、装着具30を位置決めする。装着具30に該突起に適合する溝が設置され、或いは、装着具30に該溝に適合する突起が設置される。
【0155】
本実施例では、磁性部材230の数は、少なくとも2つであり、少なくとも2つの磁性部材230の磁極方向は、互いに反対方向に設定されて、ポカヨケを行って、充電器200と装着具30との不正確な充電姿勢を回避し、充電器200と装着具30との電気接続効率を向上させることができる。
【0156】
図13に示すように、
図13は、
図12に示すスタンド、ストッパ及び磁性部材の分解構造を示す概略図である。
【0157】
スタンド210は、本体部212、カバー部213、電気接続部材214及び給電板215を含み、磁性部材230と給電板215とは、積層して設置されるとともに、いずれも本体部212及びカバー部213が係合して形成された収容空間内に位置し、電気接続部材214は、給電板215に電気的に接続されるとともに、本体部212の取付孔から露出して、装着具30の充電部材36に電気的に接続される。
【0158】
図12に示すように、スタンド210に係止壁216がさらに設置され、係止壁216とストッパ220とが係合して係止口217が形成されて、装着具30を係止し、充電器200と装着具30との接続堅牢性をさらに向上させ、充電安定性を向上させる。
【0159】
図11に示すように、充電器200は、電気接続コネクタ240をさらに含み、スタンド210の数は、2つであり、各スタンド210には、いずれもストッパ220及び磁性部材230が対応して設置され、電気接続コネクタ240は、導線によりこれら2つのスタンド210の給電板215に電気的に接続されることにより、2つのスタンド210は、それぞれ、ウェアラブルデバイス100の2つの装着具30を充電することができる。
【0160】
これに基づいて、本願は、充電システム300をさらに提供し、
図14に示すように、
図14は、本願に係る充電システムの一実施例の概略構成図である。該充電システム300は、上述したウェアラブルデバイス100及び充電器200を含み、充電器200は、該ウェアラブルデバイス100に設置された装着具30の電池34を充電し、ここでは説明を省略する。
【0161】
従来技術とは異なり、本願は、装着具、ウェアラブルデバイス及び充電システムを開示する。ハウジングが第1の接続部分及び下凹部分を含み、下凹部分に下に向く凹みが形成され、電子部品の少なくとも一部が該下凹部分に設置されるように限定することにより、下凹部分を利用して電子部品を取り付け、装着具内の取付空間を十分に利用することができ、電子部品のレイアウトがより合理的であり、装着具の小型化及び空間利用率の向上に役立つ。
【0162】
以上の説明は、本願の実施例に過ぎず、本願の特許範囲を限定するためのものではなく、本願の明細書及び図面の内容に基づいて行った等価構造又は等価プロセス変換、又は他の関連する技術分野への直接又は間接的応用は、全て同様に本願の特許保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0163】
20 クイックリリースアセンブリ
30 装着具
31 ハウジング
32 回路基板
33 プッシュ部材
34 電池
35 指示部材
36 充電部材
37 スピーカー
38 第1の収音部材
39 第2の収音部材
100 ウェアラブルデバイス