IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オリエンタル白石株式会社の特許一覧

特許7619780天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法
<>
  • 特許-天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法 図1
  • 特許-天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法 図2
  • 特許-天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法 図3
  • 特許-天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法 図4
  • 特許-天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-14
(45)【発行日】2025-01-22
(54)【発明の名称】天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法
(51)【国際特許分類】
   B28B 1/29 20060101AFI20250115BHJP
   B28B 11/08 20060101ALI20250115BHJP
【FI】
B28B1/29 A
B28B11/08
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020170142
(22)【出願日】2020-10-07
(65)【公開番号】P2022061893
(43)【公開日】2022-04-19
【審査請求日】2023-09-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000103769
【氏名又は名称】オリエンタル白石株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100120868
【弁理士】
【氏名又は名称】安彦 元
(74)【代理人】
【識別番号】100198214
【弁理士】
【氏名又は名称】眞榮城 繁樹
(72)【発明者】
【氏名】檜垣 誠
(72)【発明者】
【氏名】高橋 英介
【審査官】末松 佳記
(56)【参考文献】
【文献】特開平04-041204(JP,A)
【文献】特開2005-138360(JP,A)
【文献】特開平04-044803(JP,A)
【文献】特開昭49-022417(JP,A)
【文献】実開平04-098957(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B28B 1/08-1/10
B28B 1/29
B28B 11/08-11/10
E04G 21/06-21/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
PCa製品の型枠にコンクリートを打設して天端となる表面を平滑に仕上げるPCa製品の製造方法であって、
前記型枠にコンクリートを打設するとともに一般的な棒状バイブレータを用いてコンクリートを締め固めた後、前記型枠の短辺長さより長い平滑な平滑底板が振動装置に接続された天端バイブレータを前記型枠の上に短辺方向に沿って架け渡し、前記天端バイブレータを前記振動装置で振動させてコンクリートを締め固めながら、前記天端バイブレータの前記平滑底板を前記型枠の長辺方向に沿って移動させることで、コンクリートの締め固めと天端となる表面を平滑に仕上げることを同時に行こと
を特徴とする天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法。
【請求項2】
前記型枠に高強度コンクリートを打設した後、前記天端バイブレータを用いて、高強度コンクリートの締め固めと表面の均しを同時に行うこと
を特徴とする請求項1に記載の天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートを締め固めると同時に天端を平滑に均して仕上げることができる天端バイブレータ及びそれを用いたPCa製品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
PCa床版などのPCa(プレキャスト)製品は、工場などにおいて型枠に必要な配筋を施した後、コンクリートが打設されてバイブレータ等で締め固められた上、一定時間経過後コンクリートが硬化することによりPCa製品となる。また、PCa製品は、コンクリートがある程度硬化した後、完全に硬化する前に、天端である表面を鏝で均して平滑にする必要がある。
【0003】
例えば、PCa製品の製造方法としては、特許文献1に、コンクリート打設空間の底面を構成するテーブルバイブレータ上に、水硬性セメント、カラー骨材、顔料及び水を含むコンクリート原料を混練してなる混合物を打設し、テーブルバイブレータの振動締固め作用の下でテーブルバイブレータのテーブル上に前記混合物を流し延べて、比重2.3以上のコンクリート硬化体の表層部分を成形する工程と、前記テーブルバイブレータを停止して所定の乾燥硬化時間が経過した後、前記表層部分の上に軽量コンクリートを更に打設して比重2.1以下のコンクリート硬化体の裏層部分を前記表層部分の背後層として成形する工程と、前記表層部分及び裏層部分の複層構造を有するコンクリート成形体を脱型した後、前記表層部分の外装表面に表面処理を施して前記カラー骨材の一部を外装表面に露出せしめるPCパネル製造方法が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0020]~[0035]、図面の図1図4等参照)。
【0004】
しかし、特許文献1に記載のPCパネル製造方法は、意匠性の高い複層構造のPCパネルを製造するためのPCパネル製造方法であり、型枠と接しない天端の表面をサンドブラスト処理ではなく平滑に仕上げる場合は、鏝で均して平滑にする必要があることには変わりはなかった。
【0005】
また、コンクリ―トを締め固めるバイブレータとしては、通常の棒状のバイブレータの他、特許文献2に、通常の棒状バイブレータに多数の孔が穿設されたパンチングメタルを取り付けてコンクリートを締め固めることが開示されている(特許文献2の図面の第4図~第6図等参照)。
【0006】
しかし、特許文献2に記載のバイブレータは、コンクリートを締め固めることはできても均すことはできないため、別途、コンクリートの硬化具合を見極めながら、左官工などの熟練した作業員がコンクリートの天端の表面を鏝で均して平滑にする必要があった。
【0007】
特に、打設するコンクリートが高強度コンクリートの場合は、骨材が沈み込まないため、木鏝で押さえ付けて骨材を沈み込ませた上、金鏝で再度平滑に仕上げる必要があり、手間がかかる上、熟練した作業員しか仕上げることができないという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特開2009-196333号公報
【文献】実公平4-54268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、コンクリートを締め固めると同時に天端を平滑に均して仕上げることができる天端バイブレータ及びそれを用いたPCa製品の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法は、PCa製品の型枠にコンクリートを打設して天端となる表面を平滑に仕上げるPCa製品の製造方法であって、前記型枠にコンクリートを打設するとともに一般的な棒状バイブレータを用いてコンクリートを締め固めた後、前記型枠の短辺長さより長い平滑な平滑底板が振動装置に接続された天端バイブレータを前記型枠の上に短辺方向に沿って架け渡し、前記天端バイブレータを前記振動装置で振動させてコンクリートを締め固めながら、前記天端バイブレータの前記平滑底板を前記型枠の長辺方向に沿って移動させることで、コンクリートの締め固めと天端となる表面を平滑に仕上げることを同時に行うことを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法は、請求項1に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法において、前記型枠に高強度コンクリートを打設した後、前記天端バイブレータを用いて、高強度コンクリートの締め固めと表面の均しを同時に行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1~に係る発明によれば、PCa製品を製造する際に、コンクリートを締め固めるとともに、天端となる表面を平滑に仕上げることができる。このため、熟練した作業員がコンクリートの打設に立ち合いながらコンクリートの硬化具合を見極め、コンクリートの天端の表面を鏝で均して平滑にする必要がなくなり、作業員不足を解消することができるとともに、PCa製品の製造コストを低減することができる。
【0015】
特に、請求項2に係る発明によれば、高強度コンクリート特有の骨材が沈み込みにくいという問題を、コンクリートの表面に均等に振動をかけることで解消して締め固めることができるだけでなく、同時に天端表面を仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の実施形態に係る天端バイブレータを示す側面図である。
図2図2は、同上の天端バイブレータの使用状態を示すPCa製品の型枠の鉛直断面図である。
図3図3は、本実施形態に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法の型枠組立工程を示す工程説明図である。
図4図4は、同上の天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法の配筋工程を示す工程説明図である。
図5図5は、同上の天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法のコンクリート打設工程を示す工程説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
先ず、図1図2を用いて、本発明の実施形態に係る天端バイブレータ1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る天端バイブレータ1を示す側面図であり、図2は、本実施形態に係る天端バイブレータ1の使用状態を示すPCa製品の型枠Kの鉛直断面図である。図示、X方向がPCa製品の型枠Kの短辺方向であり、Y方向が長辺方向である。Z方向は、上下方向である(以下同じ)。
【0020】
図1に示すように、本実施形態に係る天端バイブレータ1は、棒状バイブレータ2と、この棒状バイブレータ2に接続されて固定された角形管3など、からなる装置である。この天端バイブレータ1は、型枠Kに打設されたコンクリートC1を締め固めるとともに、天端となる表面を平滑に仕上げる機能を有している。
【0021】
(棒状バイブレータ)
この棒状バイブレータ2は、図1に示すように、柔軟性のある樹脂チューブ部分のない電棒型のハンディータイプの市販の棒状バイブレータである。この棒状バイブレータ2は、振動装置である電動モータ20を有するバイブレータ本体21と、このバイブレータ本体21の先端に取り付けられた棒部22と、バイブレータ本体21の後端に取り付けられた取っ手23など、から構成されている。
【0022】
この棒状バイブレータ2は、電動モータ20で棒部22の振動部24内に設けられた図示しない偏芯錘を回転させて起振力を発生させる振動装置を有している。勿論、棒状バイブレータ2は、ハンディータイプのものに限られず、高周波バイブレータなど起振力を発生させる振動装置を有し、棒部22などの振動する棒状の振動部を有しているものであればよい。
【0023】
(角形管)
本実施形態に係る角形管3は、図1に示すように、長手方向の長さがH1のアルミニウム製の長手方向の直交断面が長方形状の角形管である。この角形管3は、図2に示すように、撓みにくいように長方形状の断面の長辺方向が型枠Kと直交する上下方向Zとなるように棒状バイブレータ2に取り付けられている。また、この角形管3の長さH1は、PCa製品の型枠Kの上に載置して使用することからPCa製品の型枠Kの短辺方向Xの長さH2より長い必要がある。
【0024】
但し、この角形管3は、アルミニウム製の角形管に限られず、通常の鋼材など所定の強度を有する溝形フレームやL形アングルなどの金属の条材とすることができる。即ち、本発明に係るバイブレータの振動装置に接続される部材は、バイブレータの振動をコンクリートに伝達することができる条材であり、コンクリートの天端の表面を均すことができる底面が平滑な平滑底板を有していればよい。
【0025】
また、図1図2に示すように、棒状バイブレータ2と角形管3とは、棒部22と接続金具4で、取っ手23と結束バンド5で、それぞれ強固に接続されて固定され、棒状バイブレータ2で発生させた振動を角形管3に伝達されるように構成されている。
【0026】
なお、天端バイブレータ1として、市販の棒状バイブレータ2にアルミニウム製の角形管3を接続したものを例示して説明した。しかし、天端バイブレータ1は、市販のバイブレータに限られず、起振力を発生させる振動装置に、直接底面が平滑な平滑底板を有して型枠Kの短辺方向Xの長さH2より長い金属の条材が接続されていてもよい。
【0027】
次に、図2図5を用いて、本発明の実施形態に係る天端バイブレータ1を用いたPCa製品の製造方法(以下単にPCa製品の製造方法ともいう。)について説明する。PCa製品として、PCa床版を例示して説明する。勿論、PCa製品は、PCa床版に限られず、予め工場等でコンクリートが打設・硬化され、製造されて現地に搬送されるPCa製品には適用可能である。
【0028】
(1.型枠組立工程)
図3に示すように、本実施形態に係るPCa製品の製造方法では、先ず、PCa床版の平面視長方形状の型枠Kを組み立てる型枠組立工程を行う。図3は、本実施形態に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法の型枠組立工程を示す工程説明図である。
【0029】
(2.配筋工程)
図4に示すように、本実施形態に係るPCa製品の製造方法では、次に、型枠組立工程で組み立てた型枠K内に所定の鉄筋S(異形鋼棒)を配筋する配筋工程を行う。図4は、本実施形態に係るPCa製品の製造方法の配筋工程を示す工程説明図である。
【0030】
(3.コンクリート打設工程)
図5に示すように、本実施形態に係るPCa製品の製造方法では、次に、所定の鉄筋Sが配筋された型枠K内にコンクリートC1を打設するコンクリート打設工程を行う。図5は、本実施形態に係るPCa製品の製造方法のコンクリート打設工程を示す工程説明図である。
【0031】
本工程では、高強度コンクリートC1を打設する。高強度コンクリートとは、土木学会のコンクリート標準示方書では、「設計基準強度50~100N/mmのコンクリート」とされている。背景技術で述べたように、打設するコンクリートが高強度コンクリートの場合は、骨材が沈み込みにくいという問題があった。勿論、本工程において、通常の強度のコンクリートを打設しても構わないことは言うまでもない。
【0032】
一般には、コンクリートを打設する場合、棒状バイブレータ2のようなハンディータイプの電動バイブレータや高周波バイブレータを用いて、コンクリートを打設しながら締め固めを行って、骨材を沈み込ませている。しかし、高強度コンクリートを打設する場合、このような棒状バイブレータだけでは、棒状バイブレータを挿入した部分のごく近傍しか骨材を沈み込ませることはできない。このため、従来の高強度コンクリート打設の際は、棒状バイブレータを挿入した跡を消すためにも木鏝で押さえ付けて骨材を沈み込ませた上、再度、金鏝で平滑に仕上げる必要があった。
【0033】
(4.天端仕上工程)
本実施形態に係るPCa製品の製造方法でも、従来と同様に、コンクリートを打設するとともに、前述の棒状バイブレータ2などの一般的な棒状バイブレータを用いてコンクリートを締め固める。しかし、図2に示すように、本実施形態に係るPCa製品の製造方法では、次に、天端バイブレータ1を用いて、型枠Kに打設された高強度コンクリートを締め固めるとともに、天端となる表面を平滑に仕上げる天端仕上工程を行う。
【0034】
本工程では、天端バイブレータ1の角形管3を型枠Kの上に短辺方向Xに沿って架け渡し、角形管3を振動装置で振動させて打設された高強度コンクリートC1を締め固めながら、角形管3を型枠Kの長辺方向Yに沿って移動させる。このとき、角形管3は、アルミニウム製であるので、軽量で扱い易く、作業員の肉体的負担を軽減して誰でも簡単に表面を仕上げることができる。
【0035】
その上、角形管3は、前述のように、有効断面が開放端のない長方形状の枠体であり、その長辺方向が型枠Kと直交する上下方向Zとなるように載置されている。このため、角形管3軽量であるアルミニウム製であっても撓みにくく、PC床版の天端をうねりや凹凸がない平滑に仕上げることができる。
【0036】
このように、本工程では、打設した高強度コンクリートC1の表面を局所的に天端バイブレータ1で振動させて高強度コンクリートC1の骨材を沈み込ませつつ、角形管3の平らな底面で均すことができる。このため、熟練した作業員がコンクリートの打設に立ち合いながらコンクリートの硬化具合を見極め、コンクリートの天端の表面を鏝で均して平滑にする必要がなくなる。よって、作業員不足を解消することができいるとともに、PCa製品の製造コストを低減することができる。
【0037】
なお、本工程又は終了後において、金鏝などの鏝で再度平坦にして仕上げても構わない。PC床版の天端をさらに平滑に綺麗に仕上げることができるからである。但し、その場合でも、本実施形態に係るPCa製品の製造方法によれば、従来の製造方法と相違して骨材が沈み込まないため、木鏝で押さえ付けて骨材を沈み込ませた上、金鏝で平滑に仕上げるという作業負担が軽減されることは明らかである。
【0038】
以上説明した天端バイブレータ1及び天端バイブレータ1を用いたPCa製品の製造方法によれば、PCa製品を製造する際に、高強度コンクリートであってもコンクリートを確実に締め固めるとともに、天端となる表面を平滑に仕上げることができる。このため、熟練した作業員がコンクリートの打設に立ち合いながらコンクリートの硬化具合を見極め、コンクリートの天端の表面を鏝で均して平滑にする必要がなくなる。よって、本PCa製品の製造方法によれば、作業員不足を解消することができいるとともに、PCa製品の製造コストを低減することができる。
【0039】
また、天端バイブレータ1の角形管3は、アルミニウム製であるので、軽量で扱い易く、作業員の肉体的負担を軽減して誰でも簡単に表面を仕上げることができる。
【0040】
以上、本発明の実施形態に係る天端バイブレータを用いたPCa製品の製造方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
【0041】
特に、PCa製品としてPCa床版を例示したが、PCa床版に限られず、予め工場等でコンクリートが打設・硬化され、製造されて現地に搬送されるPCa製品には適用可能である。但し、本発明は、簡単に表面を仕上げることができるため、PCa床版のような天端の面積が広い板状のPCa製品には、特に有効に適用することができる。
【符号の説明】
【0042】
1:天端バイブレータ
2:棒状バイブレータ
20:電動モータ(振動装置)
21:バイブレータ本体(振動装置)
22:棒部
23:取っ手
24:振動部(振動装置)
3:角形管(平滑底面)
H1:角形管の長手方向の長さ
4:接続金具
5:結束バンド
K:(PCa製品の)型枠
H2:型枠の短辺方向の長さ
S:鉄筋
C1:高強度コンクリート(コンクリート)
図1
図2
図3
図4
図5