(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-15
(45)【発行日】2025-01-23
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0835 20230101AFI20250116BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20250116BHJP
【FI】
G06Q10/0835
G06Q30/0601
(21)【出願番号】P 2022004099
(22)【出願日】2022-01-14
【審査請求日】2024-01-08
(31)【優先権主張番号】P 2021009430
(32)【優先日】2021-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521036034
【氏名又は名称】石川 遼
(72)【発明者】
【氏名】石川 遼
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特許第6792099(JP,B2)
【文献】特開2007-316763(JP,A)
【文献】特開2015-203929(JP,A)
【文献】特開2000-181968(JP,A)
【文献】特開2015-194910(JP,A)
【文献】特開2021-006985(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、物品または役務に関する取引を管理するシステムとして機能させるプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
前記取引についてのリクエストを第1ユーザから受け付けるステップと、
前記リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知するステップと、
前記オファーへの諾否に関するレスポンスを第2ユーザから受け付けるステップと、
前記リクエストおよび前記レスポンスの少なくとも1つに付随して、前記取引における第1ユーザの役割である第1パートと第2ユーザの役割である第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップと、
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが前記第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定するためのオファーを1以上のユーザに通知するステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記プログラムは、
前記第3パートを前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップにおいて、
兼任するか否かの選択肢を、前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが使用する端末の画面に表示させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが前記第3パートを兼任しない場合に、前記第3ユーザを選定するためのオファーとして、前記第3ユーザの募集についての情報を1以上のユーザに送信させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが前記第3パートを兼任しない場合に、前記第3ユーザを選定するためのオファーとして、当該第3パートとしての業務を予め定められたユーザに発注させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第1ユーザが前記第3パートを兼任する場合、前記レスポンスには前記第3パートを兼任するか否かの情報は含まれない、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記取引は、物品の配送に関する取引である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記第1パートは、前記物品を発送する役割であり、
前記第2パートは、前記物品を受け取る役割であり、
前記第3パートは、前記物品を配送する役割である、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記取引は、物品の修理に関する取引である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記第1パートは、前記物品の修理を依頼する役割であり、
前記第2パートは、前記物品を修理する役割であり、
前記第3パートは、前記物品を修理するための資材または施設を提供する役割である、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記取引は、前記第1パート、前記第2パート、および前記第3パートのいずれとも異なる第4以降のパートを必要とし、
前記リクエストおよび前記レスポンスの少なくとも1つには、第3以降のパートの少なくとも1つを兼任するか否かの情報が含まれる、請求項1~請求項9のいずれかに記載のプログラム。
【請求項11】
前記第1ユーザが前記第3以降のパートのいずれか1つを兼任する場合、前記レスポンスには前記第1ユーザが兼任するパートを兼任するか否かの情報は含まれない、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
コンピュータを、物品または役務に関する取引を管理するシステムとして機能させる方法であって、
前記方法は、前記コンピュータが、
前記取引についてのリクエストを第1ユーザから受け付けるステップと、
前記リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知するステップと、
前記オファーへの諾否に関するレスポンスを第2ユーザから受け付けるステップと、
前記リクエストおよび前記レスポンスの少なくとも1つに付随して、前記取引における第1ユーザの役割である第1パートと第2ユーザの役割である第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップと、
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが前記第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定するためのオファーを1以上のユーザに通知するステップと、を含む方法。
【請求項13】
プロセッサを備え、物品または役務に関する取引を管理する情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
前記取引についてのリクエストを第1ユーザから受け付けるステップと、
前記リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知するステップと、
前記オファーへの諾否に関するレスポンスを第2ユーザから受け付けるステップと、
前記リクエストおよび前記レスポンスの少なくとも1つに付随して、前記取引における第1ユーザの役割である第1パートと第2ユーザの役割である第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップと、
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが前記第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定するためのオファーを1以上のユーザに通知するステップと、を実行する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ間で行われる所定の取引の管理機能を有する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、物品に関する取引において、様々なサービスが提供されている。例えば、特許文献1には、貸主と借主を結びつけ、賃貸借契約を成立させる賃貸借システムが開示されている。当該技術によれば、賃貸借サーバを運営する賃貸借業者は、通信網を介して広範囲に渡って貸主を募集し、多くのリース物件を集めることができ、同時に、通信網を介して広範囲に渡って借主を募集することで、互いの要望が最も適合した貸主と借主を容易に結びつけて賃貸借契約を成立させることができる。
【0003】
そして、上述したような製品について、その流通分野においては、差出人から受取人への配送物の配送を管理する配送管理装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献2)。特許文献2に記載の技術によれば、例えば、ネットオークションにより出品者と落札者との間で成立した落札商品を、落札者の希望する場所まで他のユーザに配送させることを特長としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-76926号公報
【文献】特開2015-3778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献に記載の技術においては、取引に参加する者は予め決められた役割しか担当することができず、よりユーザのニーズに合ったサービスを提供する点で改善の余地があった。
【0006】
本開示の目的は、ユーザがより多様な態様で取引に参加することができ、物品に関する取引をより柔軟かつ円滑に行うことが可能となるシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の情報処理装置は、取引についてのリクエストを第1ユーザから受け付けるステップと、リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知するステップと、オファーへのレスポンスを第2ユーザから受け付けるステップと、リクエストおよびレスポンスの少なくとも1つに付随して、取引における第1ユーザの役割である第1パートと第2ユーザの役割である第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、第1ユーザまたは第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップと、第1ユーザまたは第2ユーザが第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定するためのオファーを1以上のユーザに通知するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【0008】
このような構成とすることにより、取引をリクエストした第1ユーザ、またはリクエストに応じた第2ユーザは、状況に応じて第1ユーザの役割である第1パートおよび第2ユーザの役割である第2パートのいずれとも異なる第3パートを兼任することが可能となる。これにより、ユーザがより多様な態様で取引に参加することができ、物品に関する取引をより柔軟かつ円滑に行うことが可能となる
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1実施形態における情報処理システムの概略構成を示す図である。
【
図2】第1実施形態における、情報処理システムに含まれるサーバの構成要素をより詳細に示すとともに、サーバと通信を行うユーザ端末の構成要素を示した図である。
【
図3】第1実施形態における情報システムの提供するサービスの概要を説明する図である。
【
図4】第1実施形態における情報処理システムの動作の流れを例示する第1の図である。
【
図5】第1実施形態における情報処理システムの動作の流れを例示する第2の図である。
【
図6】第1パートを担うユーザが使用するユーザ端末の画面例を説明する図である。
【
図7】第2パートを担うユーザが使用するユーザ端末の画面例を説明する図である。
【
図8】第2実施形態における情報システムの提供するサービスの概要を説明する図である。
【
図9】第2実施形態における情報処理システムの動作の流れを例示する第1の図である。
【
図10】第2実施形態における情報処理システムの動作の流れを例示する第2の図である。
【
図11】第3実施形態における情報システムの提供するサービスの概要を説明する図である。
【
図12】第3実施形態における情報処理システムの動作の流れを例示する第1の図である。
【
図13】第3実施形態における情報処理システムの動作の流れを例示する第2の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
【0011】
<1.第1実施形態>
(1―1.システムの概要)
第1実施形態における情報処理システムの概要について、
図1および
図2を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における情報処理システムの概略構成を示す図である。本実施形態に係る情報処理システム100は、家具の配送サービスを提供する情報処理システムであって、ネットワーク200と、サーバ300と、ユーザ端末400と、を含んで構成される。ここで、サーバ300は、ユーザ間で行われる家具の配送サービスに関する取引を管理する。
【0012】
ネットワーク200は、例えばインターネットなどのIPネットワークである。ネットワーク200は、IPネットワークであれば、無線であっても有線であっても無線と有線の組み合わせであってもよく、例えば、無線による通信であれば、ユーザ端末400は、無線LANアクセスポイント(不図示)にアクセスし、LANやWANを介してサーバ300と通信してもよい。また、ネットワーク200は、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網や、光回線、ADSL回線、衛星通信網などであってもよい。
【0013】
サーバ300は、ネットワーク200を介して、ユーザ端末400と接続される。なお、
図1において、説明を簡単にするために、サーバ300は1台、ユーザ端末400は4台示してあるが、これらに限定されないことは言うまでもない。
【0014】
サーバ300は、データの取得、生成、更新等の演算処理及び加工処理のための処理能力のあるコンピュータ機器であればどの様な電子機器でもよく、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、メインフレーム、その他電子機器であってもよい。すなわち、サーバ300は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。なお、リムーバブルメディアは、例えば、USBメモリ、あるいは、CDやDVDのようなディスク記録媒体であってもよい。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納されている。
【0015】
また、サーバ300は、本実施形態に係る情報処理システム100専用のソフトウェアやハードウェア、OS等を設けずに、クラウドサーバによるSaaS(Software as a Service)、Paas(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)を適宜用いてもよい。
【0016】
ユーザ端末400は、情報処理システム100を利用するユーザが保有する携帯端末等の電子機器であればよく、例えば、携帯端末、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末、パーソナルコンピュータ等、その他端末機器であってもよい。
【0017】
図3を参照して、情報処理システム100が提供する配送サービス(以下、本サービスともいう)について説明する。本サービスでは、配送物Pの配送依頼者の役割(第1パート)であるユーザAが配送のリクエストを行うと、当該リクエストに基づくオファーが配送物Pの発送者の役割(第2パート)であるユーザBに送信される。
【0018】
ユーザBは、配送物Pの配送者の役割(第3パート)を兼任するか否かを選択することができる。ユーザBが配送者の役割(第3パート)を兼任しない場合には、
図3Aに示すように、当該第3パートを担うユーザCが選定される。一方、ユーザBが配送者の役割(第3パート)を兼任する場合には、
図3Bに示すように、ユーザBが配送物Pの配送を行う。このように、情報処理システム100が提供する配送サービスでは、ユーザは取引における複数の役割を兼任するか否かの選択を行うことができ、よりユーザのニーズに沿った多様なサービスを提供することが可能となる。以下、詳細に説明する。
【0019】
(1-2.機能構成)
次に、
図2および
図3に基づいて、主にサーバ300の構成要素の詳細な説明を行う。
図2は、第1実施形態における、情報処理システム100に含まれるサーバ300の構成要素をより詳細に示すとともに、サーバ300と通信を行うユーザ端末400の構成要素を示した図である。
【0020】
サーバ300は、機能部として通信部301、記憶部302、制御部303を有しており、補助記憶装置に格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各機能部等が制御されることによって、各機能部における所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
【0021】
ここで、通信部301は、サーバ300をネットワーク200に接続するための通信インタフェースである。通信部301は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路を含んで構成される。サーバ300は、通信部301を介して、ユーザ端末400やその他の外部装置と通信可能に接続される。
【0022】
記憶部302は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部303によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部303において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。また、記憶部302は、ユーザ端末400等から送信されたデータを記憶する。なお、サーバ300は、通信部301を介してユーザ端末400等から送信されたデータを取得する。
【0023】
制御部303は、サーバ300が行う制御を司る機能部である。制御部303は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。制御部303は、更に、受付部3031と、オファー通知部3032と、判定部3033と、選定部3034と、の4つの機能部を有して構成される。各機能部は、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
【0024】
受付部3031は、家具の配送に関するリクエストを要求するユーザの役割として定義される第1パートを担う第1ユーザからのリクエストを受け付ける。また、受付部3031は、上記のリクエストに応答するユーザの役割として定義される第2パートを担う第2ユーザからのレスポンスを受け付ける
【0025】
本実施形態におけるユーザ端末400は、機能部として通信部401、入出力部402、記憶部403を有している。通信部401は、ユーザ端末400をネットワーク200に接続するための通信インタフェースであり、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路を含んで構成される。入出力部402は、通信部401を介して外部から送信されてきた情報等を表示させたり、通信部401を介して外部に情報を送信する際に当該情報を入力したりするための機能部である。記憶部403は、サーバ300の記憶部302と同様に主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。
【0026】
入出力部402は、更に、表示部4021、操作入力部4022を有している。表示部4021は、各種情報を表示する機能を有し、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等により実現される。操作入力部4022は、ユーザからの操作入力を受け付ける機能を有し、具体的には、タッチパネル等のソフトキーあるいはハードキーにより実現される。
【0027】
サーバ300の制御部303が有するオファー通知部3032は、上記の取引に参加するユーザに対して、リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知する。判定部3033は、ユーザのオファーに対するレスポンスに含まれる、取引における第1パートと第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、第1ユーザまたは第2ユーザが兼任するか否かについての情報を判定する。選定部3034は、第1ユーザまたは前記第2ユーザが前記第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定する。
【0028】
このように、制御部303が、受付部3031、オファー通知部3032、判定部3033、および選定部3034の処理を実行することで、本開示に係る制御部として機能する。
【0029】
(1-3.処理の流れ)
図4および
図5を参照して、本実施形態における情報処理システム100の動作の流れについて説明する。ステップS411において、ユーザ端末400から配送の取引についてのリクエストが送信される。当該リクエストには、ユーザAが配送者としての第3パートを兼任するか否かの情報(以下、兼任情報ともいう)が含まれ得る。ステップS421において、サーバ300の受付部3031は、リクエストを受け付ける。
【0030】
ステップS422において、サーバ300のオファー通知部3032は、受付部3031が受け付けたリクエストに基づいて、発送者の役割である第2パートを担当するユーザBにオファーを通知する。ステップS431において、ユーザBのユーザ端末400は、オファーを受信する。
【0031】
ステップS432において、ユーザBのユーザ端末400は、受信したオファーへのレスポンスを送信する。当該レスポンスには、ユーザBが配送者としての第3パートを兼任するか否かの兼任情報が含まれ得る。ステップS423において、サーバ300の受付部3031は、レスポンスを受け付ける。
【0032】
ステップS424において、サーバ300の判定部3033は、リクエストおよび/またはレスポンス内に含まれている兼任情報を判定する。兼任情報を判定した結果、ユーザAまたはユーザBが第3パートを兼任しない場合、ステップS425~ステップS412が行われる。
【0033】
ステップS425において、サーバ300の選定部3034は、第3パートを担う第3ユーザを選定する。具体的には、例えば予め登録されている配送業者であるユーザCのユーザ端末400に配送を発注する。ステップS441において、ユーザCのユーザ端末400は発注を受信する。
【0034】
ステップS442において、ユーザCのユーザ端末400はレスポンスとして受注を送信する。ステップS426において、サーバ300はレスポンスを受信する。
【0035】
ステップS427において、サーバ300はリクエストがマッチングしたことの連絡を送信する。ステップS412において、ユーザAのユーザ端末400はマッチングの連絡を受信する。
【0036】
一方、ステップS424において、兼任情報を判定した結果、ユーザBが第3パートを兼任する場合、
図5におけるステップS525~ステップS512が行われる。
【0037】
ステップS525において、サーバ300はリクエストがマッチングしたことの連絡をユーザAのユーザ端末400へ送信する。ステップS512において、ユーザAのユーザ端末400はマッチングの連絡を受信する。
【0038】
(1-4.画面例)
図6は、第1パートを担うユーザAから取引に関して行うリクエストを受け付けるリクエスト受付画面50を示す図である。
【0039】
ユーザ端末400は、ユーザがリクエストアイコン51を選択することにより、配送物の配送に関するリクエストを受け付ける。一例として、
図6に示すように、配送依頼者としての役割である第1パートを担うユーザが、配送者としての役割である第3パートを兼任する場合には、リクエストアイコン51aが押下される。また、第1パートを担うユーザが第3パートを兼任しない場合には、リクエストアイコン51bが押下される。このように、リクエスト受付画面50には、第1パートを担うユーザが第3パートを兼任するか否かの選択肢が表示される。
【0040】
図7は、第2パートを担うユーザBからレスポンス受付画面60を示す図である。
【0041】
ユーザ端末400は、ユーザがレスポンスアイコン61を選択することにより、サーバ300からのオファーに対するレスポンスを受け付ける。一例として、
図7Aに示すように、発送者としての役割である第2パートを担うユーザが配送者としての役割である第3パートを兼任しない場合には、レスポンスアイコン61aが押下される。また、第2パートを担うユーザが第3パートを兼任する場合には、レスポンスアイコン61bが押下される。このように、レスポンス受付画面60には、第2パートを担うユーザが第3パートを兼任するか否かの選択肢が表示される。
【0042】
また、
図7Bに示すように、配送依頼者としての役割である第1パートを担うユーザが配送者としての役割である第3パートを担う場合には、レスポンス受付画面60には、レスポンスアイコン61aのみが表示される。すなわち、第3パートは第1パートを担うユーザによって兼任されることが決定しているため、レスポンス受付画面60には、第2パートを担うユーザが第3パートを兼任するか否かの選択肢が表示されない。このような構成とすることにより、第2パートを担うユーザは必要がある場合のみ第3パートを兼任するか否かの選択を行うことが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
【0043】
以上のようにして、本実施形態における情報処理システム100は、取引についてのリクエストを第1ユーザから受け付けるステップと、リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知するステップと、オファーへのレスポンスを第2ユーザから受け付けるステップと、リクエストおよびレスポンスの少なくとも1つに付随して、取引における第1ユーザの役割である第1パートと第2ユーザの役割である第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、第1ユーザまたは第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップと、第1ユーザまたは第2ユーザが第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定するためのオファーを1以上のユーザに通知するステップを実行する。
【0044】
このような構成とすることにより、ユーザがより多様な態様で取引に参加することができ、物品に関する取引をより柔軟かつ円滑に行うことが可能となる。
【0045】
なお、上記説明はあくまで一例であり、例えば第3パートを担うユーザの選定においては、複数の業者にオファーを通知して逆オークション形式(値段が低い方が落札)での競売を行う等の方法を採用してもよい。
【0046】
また、上記説明では、兼任情報はリクエストまたはレスポンスに含まれているが、受付部3031はリクエストまたはレスポンスとは違うタイミングで、第1ユーザまたは第2ユーザから兼任情報を受け付ける仕様としてもよい。すなわち、受付部3031は、リクエストまたはレスポンスに付随して兼任情報を受け付ける仕様であればよい。
【0047】
<2.第2実施形態>
以下、
図8~
図10を参照し、本開示の第2実施形態における情報処理システム100を説明する。なお、上記実施形態との差異を中心に説明し、同様の構成についての説明は繰り返さない。
【0048】
(2-1.概要)
第2実施形態では、物品の修理を依頼する役割(第1パート)であるユーザAが修理のリクエストを行うと、当該リクエストに基づくオファーが修理担当者の役割(第2パート)であるユーザBに送信される。
【0049】
ユーザBは、修理に必要な工具を提供する役割(第3パート)を兼任するか否かを選択することができる。ユーザBが工具を提供する役割(第3パート)を兼任しない場合には、
図8Aに示すように、当該第3パートを担うユーザCが選定される。一方、ユーザBが第3パートを兼任する場合には、
図8Bに示すように、ユーザBが必要な工具を提供する。このように、第2実施形態における情報処理システム100が提供する修理サービスにおいても、ユーザは取引における複数の役割を兼任するか否かの選択を行うことができ、よりユーザのニーズに沿った多様なサービスを提供することが可能となる。
【0050】
(2-2.処理の流れ)
図9および
図10を参照して、本実施形態における情報処理システム100の動作の流れについて説明する。ステップS911において、ユーザ端末400から修理の取引についてのリクエストが送信される。ステップS921において、サーバ300の受付部3031は、リクエストを受け付ける。
【0051】
ステップS922において、サーバ300のオファー通知部3032は、受付部3031が受け付けたリクエストに基づいて、修理担当者の役割である第2パートを担当するユーザBにオファーを通知する。ステップS931において、ユーザBのユーザ端末400は、オファーを受信する。
【0052】
ステップS932において、ユーザBのユーザ端末400は、受信したオファーへのレスポンスを送信する。当該レスポンスには、修理担当者としての第2パートを担当するユーザBが工具提供者としての第3パートを兼任するか否かの兼任情報が含まれ得る。ステップS923において、サーバ300の受付部3031は、レスポンスを受け付ける。
【0053】
ステップS924において、サーバ300の判定部3033は、レスポンス内に含まれている兼任情報を判定する。兼任情報を判定した結果、ユーザBが第3パートを兼任しない場合、ステップS925~ステップS912が行われる。
【0054】
ステップS925において、サーバ300の選定部3034は、第3パートを担う第3ユーザを選定する。具体的には、例えば予め登録されている工具提供業者であるユーザCのユーザ端末400に工具の提供を発注する。ステップS941において、ユーザCのユーザ端末400は発注を受信する。
【0055】
ステップS942において、ユーザCのユーザ端末400はレスポンスとして受注を送信する。ステップS926において、サーバ300はレスポンスを受け付ける。
【0056】
ステップS927において、サーバ300はリクエストがマッチングしたことの連絡を送信する。ステップS912において、ユーザAのユーザ端末400はマッチングの連絡を受信する。
【0057】
一方、ステップS924において、兼任情報を判定した結果、ユーザBが第3パートを兼任する場合、
図10におけるステップS1025~ステップS1012が行われる。
【0058】
ステップS1025において、サーバ300はリクエストがマッチングしたことの連絡をユーザAのユーザ端末400へ送信する。ステップS1012において、ユーザAのユーザ端末400はマッチングの連絡を受信する。
【0059】
以上のようにして、第2実施形態では、物品の修理を依頼するサービスにおいて、本開示の技術的思想を適用することができ、物品に関する取引をより柔軟かつ円滑に行うことが可能となる。これにより製品の循環を促進し、その循環の中で製品の有効活用を図ることができる。
【0060】
<3.第3実施形態>
以下、
図11~
図13を参照し、本開示の第3実施形態における情報処理システム100を説明する。なお、上記実施形態との差異を中心に説明し、同様の構成についての説明は繰り返さない。
【0061】
(3-1.概要)
第3実施形態では、第2実施形態における物品の修理を依頼するサービスにおいて、作業場を提供する役割(第4パート)がさらに追加されている。修理を依頼する第1パートのユーザおよび(/または)修理を担当する第2パートのユーザは、工具を提供する役割(第3パート)および作業場を提供する役割(第4パート)について兼任するか否かを選択することができる。
【0062】
一例として、
図11Aに示すように、修理を担当する役割である第2パートを担うユーザBは修理に必要な工具を提供する役割(第3パート)を兼任することを選択することができる。または、
図11Bに示すように、ユーザBは第3パートおよび第4パートをともに兼任することを選択することもできる。このように、第3実施形態における情報処理システム100が提供する修理サービスでは、取引におけるより多くの役割を兼任するか否かの選択を行うことができ、上記実施形態と比較してユーザのニーズに沿ったより多様なサービスを提供することが可能となる。
【0063】
(2-2.処理の流れ)
図12および
図13を参照して、本実施形態における情報処理システム100の動作の流れについて説明する。ステップS1211において、ユーザ端末400から修理の取引についてのリクエストが送信される。ステップS1221において、サーバ300の受付部3031は、リクエストを受け付ける。
【0064】
ステップS1222において、サーバ300のオファー通知部3032は、受付部3031が受け付けたリクエストに基づいて、修理担当者の役割である第2パートを担当するユーザBにオファーを通知する。ステップS1231において、ユーザBのユーザ端末400は、オファーを受信する。
【0065】
ステップS1232において、ユーザBのユーザ端末400は、受信したオファーへのレスポンスを送信する。当該レスポンスには、修理担当者としての第2パートを担当するユーザBが工具提供者としての第3パートおよび作業場提供者としての第4パートを兼任するか否かの兼任情報が含まれ得る。ステップS1223において、サーバ300の受付部3031は、レスポンスを受け付ける。
【0066】
ステップS1224において、サーバ300の判定部3033は、レスポンス内に含まれている兼任情報を判定する。兼任情報を判定した結果、ユーザBが第3パートおよび第4パートを兼任しない場合、ステップS1225~ステップS1212が行われる。
【0067】
ステップS1225において、サーバ300の選定部3034は、第3パートを担う第3ユーザおよび第4パートを担う第4ユーザを選定する。具体的には、例えば予め登録されている業者のユーザ端末400に工具および作業場の提供を求めるオファーを通知する。ステップS1241において、ユーザCおよびユーザDのユーザ端末400はオファーを受信する。
【0068】
ステップS1252において、ユーザDのユーザ端末400はレスポンスとして受注を送信する。一例として当該レスポンスには、ユーザDが第3パートおよび第4パートを兼任するか否かの兼任情報が含まれ得る。ステップS1226において、サーバ300はレスポンスを受け付ける。
【0069】
ステップS1227において、サーバ300の判定部3033は、レスポンス内に含まれている兼任情報を判定する。ステップS1228において、サーバ300はリクエストがマッチングしたことの連絡を送信する。ステップS1212において、ユーザAのユーザ端末400はマッチングの連絡を受信する。
【0070】
一方、ステップS1224において、兼任情報を判定した結果、ユーザBが第3パートをおよび第4パートを兼任する場合、
図13におけるステップS1325~ステップS1312が行われる。
【0071】
ステップS1325において、サーバ300はリクエストがマッチングしたことの連絡をユーザAのユーザ端末400へ送信する。ステップS1312において、ユーザAのユーザ端末400はマッチングの連絡を受信する。
【0072】
以上のようにして、第3実施形態では、取引におけるより多くの役割を兼任するか否かの選択を行うことができる。なお、上記説明はあくまで一例であり、例えば物品の修理を依頼するサービスにおいて、修理のための資材(建材、鋼材等)を提供する役割である第5パートをさらに設定してもよい。
【0073】
<4.その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。なお、上記の実施形態では、製品として家具を例にして説明したが、本開示の製品はこれに限定されず、例えば、家電製品や革バッグ、自転車、バイクであってもよい。また、製品には、製品材料などのあらゆる有体物である物品を含む。
【0074】
また、本開示は、技術・製品・サービスを提供する取引において、需要者、支払者、提供者、提案者、仲介者、評価者などの内から、需要者と提供者を含む3つ以上の役割を選択可能な情報処理として捉えることができる。上述した情報処理システム100の動作を通して、上記の役割に応じて付与された権限を用いて、処理手順に参加者間の取引を仲介させる。
【0075】
例えば、上記の取引が製品の貸借取引である場合には、需要者が製品の使用権を付与される役割であり、提供者が製品の所有権を有する役割であり、支払者が製品使用料の支払い権を有する役割であり、提案者が製品をコーディネートやキュレーティングによる提案権を持つ役割であり、仲介者が製品の配送権や、画像や文章によって製品への情報付加権を持つ役割であり、評価者が製品や各ユーザへの評価権を持つ役割である。
【0076】
また、上記の取引が製品の売買取引である場合には、需要者が製品の所有権を付与される役割であり、提供者が製品の所有権を売却する役割であり、支払者が製品の支払い権を有する役割であり、提案者が製品をコーディネートやキュレーティングによる提案権を持つ役割であり、仲介者が製品の配送権や、画像や文章によって製品への情報付加権を持つ役割であり、評価者が製品や各ユーザへの評価権を持つ役割である。
【0077】
また、上記の取引が製品の配送取引である場合には、需要者が製品の受取権を持つ役割であり、提供者が製品の発送権を持つ役割であり、支払者が配送料の支払い権を有する役割であり、提案者が配送手段の提案権を持つ役割であり、仲介者が配送権や、検品権を持つ役割であり、評価者が配送手段や各ユーザへの評価権を持つ役割である。
【0078】
また、上記の取引が製品の技術取引である場合には、需要者が技術の提供依頼権を持つ役割であり、提供者が製品に関する技術提供権を持つ役割であり、支払者が技術料の支払い権を有する役割であったり、補償金の支払い権を有する役割であったり、廃棄料金の支払い権を有する役割であり、提案者が技術提供者やほかの役割の提案権を持つ役割であり、仲介者が作業場提供権や、資材提供権、配送権、検品権を持つ役割であり、評価者が技術や各ユーザへの評価権を持つ役割である。
【0079】
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。例えば、オファー通知部3032をサーバ300とは別の演算処理装置に形成してもよい。このとき当該別の演算処理装置はサーバ300と好適に協働可能に構成される。また、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
【0080】
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
【0081】
<付記>
以上の各実施の形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
コンピュータを、物品または役務に関する取引を管理するシステムとして機能させるプログラムであって、コンピュータに、取引についてのリクエストを第1ユーザから受け付けるステップ(S421)と、リクエストに基づくオファーを1以上のユーザに通知するステップ(S422)と、オファーへのレスポンスを第2ユーザから受け付けるステップ(S423)と、リクエストおよびレスポンスの少なくとも1つに付随して、取引における第1ユーザの役割である第1パートと第2ユーザの役割である第2パートとのいずれとも異なる役割である第3パートを、第1ユーザまたは第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップ(S423)と、第1ユーザまたは第2ユーザが第3パートを兼任しない場合に、当該第3パートを担う第3ユーザを選定するためのオファー(S425)を1以上のユーザに通知するステップと、を実行させるプログラム。
(付記2)
第3パートを第1ユーザまたは第2ユーザが兼任するか否かについての情報を受け付けるステップにおいて、兼任するか否かの選択肢を、第1ユーザまたは第2ユーザが使用する端末の画面に表示させる、付記1に記載のプログラム。
(付記3)
第1ユーザまたは第2ユーザが第3パートを兼任しない場合に、第3ユーザを選定するためのオファーとして、第3ユーザの募集についての情報を1以上のユーザに送信させる、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記4)
第1ユーザまたは第2ユーザが第3パートを兼任しない場合に、第3ユーザを選定するためのオファーとして、当該第3パートとしての業務を予め定められたユーザに発注させる、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記5)
第1ユーザが第3パートを兼任する場合、レスポンスには第3パートを兼任するか否かの情報は含まれない、付記1~付記4のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記6)
取引は、物品の配送に関する取引である、付記1~付記5のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記7)
第1パートは、物品を発送する役割であり、第2パートは、物品を受け取る役割であり、第3パートは、物品を配送する役割である、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
取引は、物品の修理に関する取引である、付記1~付記5のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記9)
第1パートは、物品の修理を依頼する役割であり、第2パートは、物品を修理する役割であり、第3パートは、物品を修理するための資材または施設を提供する役割である、付記8に記載のプログラム。
(付記10)
取引は、第1パート、第2パート、および第3パートのいずれとも異なる第4以降のパートを必要とし、リクエストおよびレスポンスの少なくとも1つには、第3以降のパートの少なくとも1つを兼任するか否かの情報が含まれる、付記1~付記9のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)
第1ユーザが第3以降のパートのいずれか1つを兼任する場合、レスポンスには第1ユーザが兼任するパートを兼任するか否かの情報は含まれない、付記10に記載のプログラム。
【0082】
以上、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0083】
50:リクエスト受付画面、51:リクエストアイコン、51a:リクエストアイコン、51b:リクエストアイコン、60:レスポンス受付画面、61:レスポンスアイコン、61a:レスポンスアイコン、61b:レスポンスアイコン、100:情報処理システム、200:ネットワーク、300:サーバ、301:通信部、302:記憶部、303:制御部、400:ユーザ端末、401:通信部、402:入出力部、403:記憶部、3031:受付部、3032:オファー通知部、3033:判定部、3034:選定部、4021:表示部、4022:操作入力部。