(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-20
(45)【発行日】2025-01-28
(54)【発明の名称】寄せポンチホルダー
(51)【国際特許分類】
B25H 3/00 20060101AFI20250121BHJP
【FI】
B25H3/00 Z
(21)【出願番号】P 2023118961
(22)【出願日】2023-07-21
【審査請求日】2023-08-24
(73)【特許権者】
【識別番号】591007468
【氏名又は名称】モトコマ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100066821
【氏名又は名称】庄司 建治
(74)【代理人】
【識別番号】100180149
【氏名又は名称】庄司 修
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 慶子
【審査官】山本 忠博
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-241230(JP,A)
【文献】特開2022-061922(JP,A)
【文献】実開平06-017672(JP,U)
【文献】実開昭49-095595(JP,U)
【文献】登録実用新案第3164886(JP,U)
【文献】登録実用新案第3134515(JP,U)
【文献】登録実用新案第3152079(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25H 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着者の作業ベルトに装着自在な装着体と、第1回動部と、第2回動部とを備えた寄せポンチのホルダーであって、
(a)前記第1回動部は、前記装着体によって装着者の側方部位に装着された状態で、前記装着者の前後方向にスイングして回動自在に前記装着体に取り付けられていること、
前記第2回動部は、寄せポンチの取り外しが自在な筒状体に形成され、前記筒状体内の寄せポンチのホールド状態で、前記第1回動部の方向にもスイングして回動自在に前記第1回動部に取り付けられていること、
(b)前記第1回動部は、縦長の板状体に形成され、その上端部が前記装着体に回動可能にピン連結されていると共に、その下部には支持部材が設けられ、
前記第2回動部は、その上部の外周面に、前記第1回動部との間で介在する介在部材の下部が接続され、前記介在部材の上端部が前記第1回動部の支持部材に回動可能に支持されており、
前記第2回動部たる筒状体に寄せポンチがホールドされた状態で、前記第2回動部は垂直姿勢を保持し、前記第2回動部内の寄せポンチの下部が障害物に当接すると、前記寄せポンチは、抜け落ちることなく前記装着者の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第2回動部と共に前記介在部材を介して前記第1回動部の方向へ回動して逃げる構成であること、
(c)前記介在部材は、
その上端部が前記第1回動部の前記支持部材に回動自在に内包される水平部と、
前記水平部につづいてその両端が下方に垂下する第1垂直部と、
前記第1垂直部につづいてその下方が外方に突き出る突出部と、
前記突出部につづいてその先端が下方に更に垂下する第2垂直部とで構成され、
前記介在部材の第2垂直部が、前記第2回動部たる筒状体の上部の外周面に接続されており、
前記介在部材の突出部の長さ分だけ前記第2回動部は前記第1回動部から離れた位置に配設され、
前記第2回動部にホールドされた寄せポンチが前記第1回動部から離れた状態で、前記介在部材の第1垂直部が前記第1回動部に当接して前記第2回動部は垂直姿勢を保持し、
前記第2回動部内の寄せポンチの下方部が障害物に当接すると、前記第1回動部から離れた前記第2回動部内の寄せポンチは、前記装着者の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第1回動部の方向へ回動して逃げる構成であること、
を特徴とす
る、寄せポンチホルダー。
【請求項2】
前記第2回動部たる筒状体には、
その上部の内側面に、前記寄せポンチが挿入された際に抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体が設けられていること、
を特徴とする、請求項1に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項3】
前記第2回動部が2つ並列状態で、前記第1回動部に取り付けられていること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項4】
前記筒状体に形成された2つの第2回動部は、内径がそれぞれ異なって形成されていること、
を特徴とする、
請求項3に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項5】
前記2つの第2回動部は、互いに干渉しないように若干離れて前記第1回動部に取り付けられていること、
を特徴とする、
請求項3に記載した寄せポンチホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寄せポンチホルダーに関し、さらに言えば、装着者が作業ベルトに装着したホルダーに寄せポンチを挿入して作業する移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが容易に落下しない安全設計の寄せポンチホルダーの技術分野に属するものである。
【背景技術】
【0002】
寄せポンチと呼ばれる位置合わせ治具を用いて、2つの鉄骨の丸穴を位置合わせする手法は、下記特許文献1や特許文献2に記載のように公知である。
また、そのような治具のホルダーとして例えば下記特許文献3も存する。同文献3の請求項1には、ベースになる皮に甲皮を一巻きし、甲皮の繋ぎ目は、靴紐のように、皮と皮に対面するように穴を明け靴紐で絞し、パイプ状になった甲側にベースの皮を差し込み、入れる道具に都合のよい太さになるよう靴紐の絞り具合を加減し、金具で一部を固定し、工具ホルダーの甲皮をパイプ状にして、繋ぎ目を靴紐のように縛り、ベースの皮に差し込む構造にした事を特徴とする旨の工具ホルダーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-74897号公報
【文献】特開2019-138045号公報
【文献】特開2017-24157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献3の工具ホルダーは、その
図10に記載あるように工具ホルダーにハンマーを収納した状態で作業をし、移動中に装着者が姿勢を斜めにしたり、当該ハンマーの下端が足場等の障害物に引っ掛かったりすると、工具ホルダーが装着者の体(ベルト)にしっかりと固定されているがために、工具ホルダー自体の動きが制限され、体が持っていかれて危ない。最悪の場合は、ハンマーが工具ホルダーから抜け落ちて危険であるという問題点があり、これが解決すべき課題となっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、装着したホルダーに寄せポンチを挿入して作業する移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが容易に落下することなく、体を持っていかれにくくした安全設計の寄せポンチホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、装着者1の作業ベルト8に装着自在な装着体2と、第1回動部3と、第2回動部4とを備えた寄せポンチ5のホルダーであって、
(a)前記第1回動部3は、前記装着体2によって装着者1の側方部位10に装着された状態で、前記装着者1の前後方向Sにスイングして回動自在に前記装着体2に取り付けられていること、
前記第2回動部4は、寄せポンチ5の取り外しが自在な筒状体に形成され、前記筒状体4内の寄せポンチ5のホールド状態で、前記第1回動部3の方向Kにもスイングして回動自在に前記第1回動部3に取り付けられていること、
前記第2回動部たる筒状体4には、
その上部40の内側面41に、前記寄せポンチ5が挿入された際に抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体7が設けられていること、
(b)前記第1回動部3は、縦長の板状体に形成され、その上端部30が前記装着体2に回動可能にピン31で連結されていると共に、その下部32には支持部材33が設けられ、
前記第2回動部4は、その上部40の外周面42に、前記第1回動部3との間で介在する介在部材6の下部64が接続され、前記介在部材6の上端部61が前記第1回動部3の支持部材33に回動可能に支持されており、
前記第2回動部たる筒状体4に寄せポンチ5がホールドされた状態で、前記第2回動部4は垂直姿勢を保持し、前記第2回動部4内の寄せポンチ5の下部51が障害物Pに当接すると、前記寄せポンチ5は、抜け落ちることなく前記装着者1の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第2回動部4と共に前記介在部材6を介して前記第1回動部3の方向Kへ回動して逃げる構成であること、
(c)前記介在部材6は、
その上端部61が前記第1回動部3の前記支持部材33に回動自在に内包される水平部60と、
前記水平部60につづいてその両端が下方に垂下する第1垂直部62と、
前記第1垂直部62につづいてその下方が外方に突き出る突出部63と、
前記突出部63につづいてその先端が下方に更に垂下する第2垂直部64とで構成され、
前記介在部材6の第2垂直部64が、前記第2回動部たる筒状体4の上部40の外周面42に接続されており、
前記介在部材6の突出部63の長さ分だけ前記第2回動部4は前記第1回動部3から離れた位置に配設され、
前記第2回動部4にホールドされた寄せポンチ5が前記第1回動部3から離れた状態で、前記介在部材6の第1垂直部62が前記第1回動部3に当接して前記第2回動部4は垂直姿勢を保持し、
前記第2回動部4内の寄せポンチ5の下方部51が障害物Pに当接すると、前記第1回動部3から離れた前記第2回動部4内の寄せポンチ5は、前記装着者1の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第1回動部3の方向へ回動して逃げる構成であること、
を特徴とする、寄せポンチホルダー。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記第2回動部たる筒状体4には、
その上部40の内側面41に、前記寄せポンチ5が挿入された際に抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体7が設けられていること、
を特徴とする、請求項1に記載した寄せポンチホルダーである。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記第2回動部4が2つ並列状態で、前記第1回動部3に取り付けられていること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載した寄せポンチホルダーである。
【0009】
請求項4に記載した発明は、前記筒状体に形成された2つの第2回動部4は、内径がそれぞれ異なって形成されていること、
を特徴とする、請求項3に記載した寄せポンチホルダーである。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記2つの第2回動部4は、互いに干渉しないように若干離れて前記第1回動部3に取り付けられていること、
を特徴とする、請求項3に記載した寄せポンチホルダーである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の寄せポンチホルダーによれば、第1回動部が、装着体によって装着者の側方部位に装着された状態で、装着者の前後方向にスイングして回動自在に前記装着体に取り付けられ、第2回動部は、寄せポンチの取り外しが自在な筒状体に形成され、筒状体内の寄せポンチのホールド状態で、第1回動部の方向にもスイングして回動自在に前記第1回動部に取り付けられているので、装着したホルダーに寄せポンチを挿入して作業する移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが容易に落下することなく、体を持っていかれにくい安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の寄せポンチホルダーを示した正面図(A)、側面図(B)、平面図(C)である。
【
図2】
図1の寄せポンチホルダーの第2回動部が第1回動部の方向にスイングする状態を示した側面図で、(A)はスイング後の状態、(B)はスイング前の通常の状態を示している。
【
図3】
図2の寄せポンチホルダーの第2回動部に寄せポンチが挿入された状態の側面図で、(A)はスイング後の状態、(B)はスイング前の通常の状態を示している。
【
図4】寄せポンチホルダーの第1回動部と第2回動部が共に前後方向にスイングする状態を示した正面図で、(A)はスイング前の状態、(B)は後方へスイングした状態、(C)は前方へスイングした状態を示している。
【
図5】
図4の寄せポンチホルダーの第2回動部に寄せポンチが挿入された状態の側面図で、(A)はスイング前の状態、(B)は後方へスイングした状態、(C)は前方へスイングした状態を示している。
【
図6】第2回動部に挿入した寄せポンチが弾性体によってホールドされた状態を示した断面図である。
【
図7】第2回動部の弾性体の部分を拡大して示した部分断面図(A)と、(B)は(A)の弾性体を示した側面図である。
【
図8】第2回動部の異なる弾性体の部分を拡大して示した部分断面図である。
【
図9】異なる大きさの第2回動部が2連設けられた寄せポンチホルダーをした正面図(A)、平面図(B)である。
【
図10】寄せポンチホルダーを装着した使用状態を示した正面図である。
【
図11】
図10の使用状態において、寄せポンチが障害物に当接してスイングする様子を示した説明図である。(A)は、第1回動部の方向へのスイング状態、(B)は、装着者の前方向へのスイング状態をそれぞれ示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の寄せポンチホルダーの好適な実施形態を、以下図面にしたがって説明する。
<第1実施例>
図1に示した本実施形態の寄せポンチホルダーは、鉄製又はステンレス製で成り、装着者1の作業ベルト8に装着自在な装着体2と、第1回動部3と、第2回動部4とを備えた構成になっている。
【0014】
装着体2は、矩形状の板状体で形成され、左右の縦方向に長孔20が2箇所形成され、その長孔20に横方向から作業ベルト8を挿通可能となっている。なお、当該板状体の装着体2の裏面に、下向きに開口した湾曲状の引っ掛け部を設けて実施することも可能である(図示は省略)。
【0015】
第1回動部3について説明する。
この第1回動部3は、縦長の板状体に形成されている。その上端部30が前記装着体2の表面の下方位置に回動可能にピン31で連結されている。また、この第1回動部3の下部32には、後述する支持部材33が設けられている。
よって、装着体2によって装着者1の側方部位10に装着された状態で、第1回動部3は装着者1の前後方向S(縦方向ともいう。)にスイングして回動自在となっている(
図11B参照)。
【0016】
次に、前記の第1回動部3と、後述する第2回動部4の上部40の外周面42とが、介在部材6を介して一体化され、介在部材6の上端部61が第1回動部3の支持部材33に回動可能に支持されている。
介在部材6は、水平部60と、第1垂直部62と、突出部63と、第2垂直部64とで構成されている。
すなわち、介在部材6は、その上端部61が第1回動部3の前記支持部材33に回動自在に内包される水平部60と、水平部60につづいてその両端が下方に垂下する第1垂直部62と、第1垂直部62につづいてその下方が外方に突き出る突出部63と、突出部63につづいてその先端が下方に更に垂下する第2垂直部64とで構成されている。
【0017】
第2回動部4について説明する。
この第2回動部4は、寄せポンチ5の取り外しが自在な筒状体(内径が約26.3mm)に形成されており、筒状体4内の寄せポンチ5のホールド状態で、第1回動部3の方向K(横方向ともいう。)にもスイングして回動自在に前記第1回動部3に取り付けられている(
図11A参照)。
そして、筒状体4(第2回動部)の上部40の外周面42に、前記介在部材6の第2垂直部64が一体化されており、介在部材6の突出部63の長さ分だけ第2回動部4は第1回動部3から離れた位置に配設されている(
図1B)。
【0018】
この第2回動部たる筒状体4には、その上部40の内側面41に、前記寄せポンチ5が挿入された際に抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体7が設けられている(
図7)。弾性体7たるこのバネは、適度な弾性力で筒状体4に挿入された寄せポンチ5の下端が障害物Pに当たっても容易に抜け出さないようにされいる(
図6)。
弾性体7の設置例として、
図7Bに示したように側面方向からみて内側に若干湾曲し上方部が折り曲げられたものが、
図7Aのように第2回動部(筒状体)4の上端部の外周面42から内側面41にかけて引っ掛け溶着された形態で好適に実施される。その結果、
図6に示したように、第2回動部(筒状体)4に挿入した寄せポンチ5は当該弾性体7によって第2回動部4内でホールドされる。
但し、
図8のように、第2回動部(筒状体)4の上部40の一部に切り込み43を入れ、その切り込み43に弾性体7を挿し込む形態でも実施可能である。
【0019】
上述した本寄せポンチホルダーによれば、寄せポンチ5が、例えば、全長172mm、頭部50の最大外径が29mm、その直下の最大外径が23.5mmで、前記内径が26.3mmの筒状体の第2回動部4に丁度収納される構成である。
【0020】
したがって、第2回動部4にホールドされた寄せポンチ5が第1回動部3から離れた状態で、介在部材6の第1垂直部62が第1回動部3に当接して第2回動部4は垂直姿勢を保持する。そして、
図11Bに示したように、第2回動部4内の寄せポンチ5の下方部51が障害物Pに当接すると、第1回動部3から離れた第2回動部4内の寄せポンチ5は、抜け落ちることなく通常装着者1の後方(又は前方)に回動して逃げる(
図4、
図5の符号S参照)。更に、装着者1の動きに応じて第2回動部4と共に介在部材6を介して第1回動部3の方向Kへ回動して逃げる(
図2、
図3、
図11Aの符号K参照)。
【0021】
<第2実施例>
前記第1実施例では、第2回動部4(筒状体)が1個を設けた例を示したが、
図9のように第2回動部4を2つ並列状態で、幅広の第1回動部3に取り付ける実施形態も好適に採用可能である。特に、内径の異なる寄せポンチ5、5を同時に第2回動部4、4内で保持し、施工現場での用途に応じて使い分けるのに有用である。
例えば、一方の第2回動部4を、寄せポンチ5が前記のように頭部直下の最大外径が23.5mmのものを挿入可能な内径が前記内径26.3mmの筒状体で形成し、他方の第2回動部4を、寄せポンチ5の頭部直下の最大外径が21.5mmで全長148mmのものを挿入可能な内径が23mmの筒状体で形成して、そのように大きさの異なる2種類の第2回動部(筒状体)4、4で好適に実施される。
このような2つの第2回動部4、4を同時に第1回動部3に取り付けて実施する形態では、各筒状体の第2回動部4が互いに干渉しないように若干離れて前記第1回動部3に取り付けて実施するのが好ましい。
【0022】
以上、実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、寄せポンチの他にラチェットレンチやハンマー等の工具を筒状体に挿入して使用する形態や、3つ以上の第2回動部を第1回動部3に取り付けて使用する形態など当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
【符号の説明】
【0023】
1 装着者
10 側方部位
2 装着体
20 長孔
3 第1回動部
30 上端部
31 ピン
32 下部
33 支持部材
4 第2回動部(筒状体)
40 上部
41 内側面
42 外周面
43 切り込み
5 寄せポンチ
50 頭部
51 下部
6 介在部材
60 水平部
61 上端部
62 第1垂直部
63 突出部
64 第2垂直部(下部)
7 弾性体
8 作業ベルト
S 装着者の前後方向
K 第1回動部の方向
P 障害物
【要約】
【課題】ホルダーに寄せポンチを挿入して作業移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが浮き上がりにくく容易に落下しない安全な寄せポンチホルダーを提供する。
【解決手段】第1回動部3は、装着体2によって装着者1の側方部位10に装着された状態で、装着者1の前後方向Sにスイングして回動自在に装着体2に取り付けられ、第2回動部4は、寄せポンチ5の取り外しが自在な筒状体に形成され、筒状体4内の寄せポンチ5のホールド状態で、第1回動部3の方向Kにもスイングして回動自在に第1回動部3に取り付けられている。筒状体4の上部40の内側面41に、寄せポンチ5の抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体7が設けられている。
【選択図】
図1