(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-20
(45)【発行日】2025-01-28
(54)【発明の名称】心臓サルコメア阻害剤の経口用製剤
(51)【国際特許分類】
A61K 31/4245 20060101AFI20250121BHJP
A61K 9/20 20060101ALI20250121BHJP
A61P 9/00 20060101ALI20250121BHJP
A61K 47/26 20060101ALI20250121BHJP
A61K 47/38 20060101ALI20250121BHJP
A61K 47/20 20060101ALI20250121BHJP
A61K 47/12 20060101ALI20250121BHJP
【FI】
A61K31/4245
A61K9/20
A61P9/00
A61K47/26
A61K47/38
A61K47/20
A61K47/12
(21)【出願番号】P 2022502218
(86)(22)【出願日】2020-07-16
(86)【国際出願番号】 US2020042389
(87)【国際公開番号】W WO2021011808
(87)【国際公開日】2021-01-21
【審査請求日】2023-07-14
(32)【優先日】2019-07-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504236628
【氏名又は名称】サイトキネティックス, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】チャオ, チュンシェン
【審査官】川合 理恵
(56)【参考文献】
【文献】特表2021-511331(JP,A)
【文献】国際公開第2014/205234(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K
A61P
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)充填剤;
(iii)結合剤;
(iv)崩壊剤;
(v)界面活性剤;および
(vi)滑沢剤
を含む、製剤。
【請求項2】
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩が、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドである、請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
(a)前記充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(b)前記結合剤が、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(c)前記崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(d)前記界面活性剤が、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(e)前記滑沢剤が、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(f)前記製剤が、
(i
)1重量%
~80重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii
)15重量%
~90重量%の前記充填剤;
(iii
)0.1重量%
~10重量%の前記結合剤;
(iv
)1重量%
~10重量%の前記崩壊剤;
(v
)0.1重量%
~10重量%の前記界面活性剤;および
(vi
)0.1重量%
~10重量%の前記滑沢剤;
を含む、請求項1または2に記載の製剤。
【請求項4】
前記製剤が、
(i)1重量%~50重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(ii)40重量%~80重量%の前記充填剤;
(iii)0.5重量%~5重量%の前記結合剤;
(iv)2重量%~8重量%の前記崩壊剤;
(v)0.5重量%~5重量%の前記界面活性剤;および
(vi)0.5重量%~5重量%の前記滑沢剤;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項5】
前記製剤が、
(i)10重量%~30重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(ii)60重量%~80重量%の前記充填剤;
(iii)1重量%~3重量%の前記結合剤;
(iv)4重量%~6重量%の前記崩壊剤;
(v)1重量%~3重量%の前記界面活性剤;および
(vi)0.5重量%~1.5重量%の前記滑沢剤;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項6】
前記製剤が、
(i)1重量%~10重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(ii)70重量%~90重量%の前記充填剤;
(iii)1重量%~3重量%の前記結合剤;
(iv)4重量%~6重量%の前記崩壊剤;
(v)1重量%~3重量%の前記界面活性剤;および
(vi)0.5重量%~1.5重量%の前記滑沢剤;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項7】
前記製剤が、
(i)1重量%~50重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(ii-1)10重量%~60重量%のマンニトール;
(ii-2)5重量%~45重量%の結晶セルロース;
(iii)0.1重量%~10重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)1重量%~10重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)0.1重量%~10重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)0.1重量%~10重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項8】
前記製剤が、
(i)10重量%~30重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(ii-1)40重量%~50重量%のマンニトール;
(ii-2)20重量%~35重量%の結晶セルロース;
(iii)1重量%~3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)4重量%~6重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)1重量%~3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)0.5重量%~1.5重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項9】
前記製剤が、
(i)1重量%~10重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(ii-1)50重量%~60重量%のマンニトール;
(ii-2)25重量%~35重量%の結晶セルロース;
(iii)1重量%~3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)4重量%~6重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)1重量%~3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)0.5重量%~1.5重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項10】
(a)前記製剤が、
(i)約20重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約70重量%の前記充填剤;
(iii)約2重量%の前記結合剤;
(iv)約5重量%の前記崩壊剤;
(v)約2重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約1重量%の前記滑沢剤;
を含む、
(b)前記製剤が、
(i)約10重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約80重量%の前記充填剤;
(iii)約2重量%の前記結合剤;
(iv)約5重量%の前記崩壊剤;
(v)約2重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約1重量%の前記滑沢剤;
を含む、
(c)前記製剤が、
(i)約5重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約85重量%の前記充填剤;
(iii)約2重量%の前記結合剤;
(iv)約5重量%の前記崩壊剤;
(v)約2重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約1重量%の前記滑沢剤;
を含む、
(d)前記製剤が、
(i)約20重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約44重量%のマンニトール;
(ii-2)約26重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、
(e)前記製剤が、
(i)約10重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約50重量%のマンニトール;
(ii-2)約30重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、あるいは、
(f)前記製剤が、
(i)約5重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約54重量%のマンニトール;
(ii-2)約31重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項11】
前記製剤が、経口投与向けのものである、そして/あるいは、
前記製剤が、1日1回、投与するためのものである、請求項1~
10のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項12】
(i)コアであって、
(a)
(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)粒内充填剤;
(a-iii)粒内結合剤;
(a-iv)粒内崩壊剤;および
(a-v)粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)粒外充填剤;
(b-ii)粒外崩壊剤;および
(b-iii)粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分
を含む全コア重量を有する前記コア
を含む錠剤。
【請求項13】
(a)前記粒内充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(b)前記粒内結合剤が、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(c)前記粒内崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(d)前記粒内界面活性剤が、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(e)前記粒外充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(f)前記粒外崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、そして/あるいは、
(g)前記粒外滑沢剤が、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、請求項
12に記載の錠剤。
【請求項14】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量
の1%
~80%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)前記全コア重量
の10%
~80%の前記粒内充填剤;
(a-iii)前記全コア重量
の0.1%
~10%の前記粒内結合剤;
(a-iv)前記全コア重量
の0.1%
~5%の前記粒内崩壊剤;および
(a-v)前記全コア重量
の0.1%
~5%の前記粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量
の5%
~15%の前記粒外充填剤;
(b-ii)前記全コア重量
の0.1%
~5%の前記粒外崩壊剤;および
(b-iii)前記全コア重量
の0.1%
~5%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項
12または
13に記載の錠剤。
【請求項15】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の1%~50%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(a-ii)前記全コア重量の40%~80%の前記粒内充填剤;
(a-iii)前記全コア重量の1%~5%の前記粒内結合剤;
(a-iv)前記全コア重量の1%~5%の前記粒内崩壊剤;および
(a-v)前記全コア重量の1%~5%の前記粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の5%~15%の前記粒外充填剤;
(b-ii)前記全コア重量の1%~5%の前記粒外崩壊剤;および
(b-iii)前記全コア重量の0.1%~2%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12~14のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項16】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の10%~30%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(a-ii)前記全コア重量の50%~70%の前記粒内充填剤;
(a-iii)前記全コア重量の1%~3%の前記粒内結合剤;
(a-iv)前記全コア重量の2%~4%の前記粒内崩壊剤;および
(a-v)前記全コア重量の1%~3%の前記粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の5%~15%の前記粒外充填剤;
(b-ii)前記全コア重量の1%~3%の前記粒外崩壊剤;および
(b-iii)前記全コア重量の0.1%~1.5%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12~14のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項17】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の1%~10%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(a-ii)前記全コア重量の60%~80%の前記粒内充填剤;
(a-iii)前記全コア重量の1%~3%の前記粒内結合剤;
(a-iv)前記全コア重量の2%~4%の前記粒内崩壊剤;および
(a-v)前記全コア重量の1%~3%の前記粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の5%~15%の前記粒外充填剤;
(b-ii)前記全コア重量の1%~3%の前記粒外崩壊剤;および
(b-iii)前記全コア重量の0.1%~1.5%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12~14のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項18】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の1%~50%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の40%~60%のマンニトール;
(a-ii-1)前記全コア重量の10%~30%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の1%~5%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の1%~5%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の1%~5%のラウリル硫酸ナトリウム;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の5%~15%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の1%~5%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の0.1%~2%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12または13に記載の錠剤。
【請求項19】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の10%~30%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の40%~50%のマンニトール;
(a-ii-1)前記全コア重量の10%~20%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の1%~3%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の2%~4%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の1%~3%のラウリル硫酸ナトリウム;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の5%~15%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の1%~3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の0.1%~1.5%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12、13および18のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項20】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の1%~10%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の50%~60%のマンニトール;
(a-ii-1)前記全コア重量の15%~25%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の1%~3%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の2%~4%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の1%~3%のラウリル硫酸ナトリウム;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の5%~15%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の1%~3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の0.1%~1.5%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12、13および18のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項21】
(A)前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約20%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の約44%のマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約15%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、粒外構成成分
を含む、
(B)前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約10%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の約50%のマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約19%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、あるいは、
(C)前記コアが、
(a)
(a-i)約5重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;
(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;
(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11重量%の結晶セルロース;
(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1重量%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項
12、13および18のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項22】
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約10%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の約50%のマンニトール;
(a-ii-1)前記全コア重量の約19%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項12、13、18および21のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項23】
5mg、10mg、または20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む、請求項12~22のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項24】
コーティング剤を含むコーティング層を含み、例えば、
前記コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025、Opadry IおよびOpadry IIからなる群から選択され、例えば、
前記コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、請求項
12~
23のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項25】
(A)前記コアが、
(a)
(a-i)約2.5mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約27mgのマンニトール;
(a-ii-2)約10mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約5.5mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.5mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、
(B)前記コアが、
(a)
(a-i)約20mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の約44mgのマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約15mgの結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、
(C)前記コアが、
(a)
(a-i)約5mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約54mgのマンニトール;
(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;
(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、
(D)前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約40mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)前記全コア重量の約88mgのマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約30mgの結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約2mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、
(E)前記コアが、
(a)
(a-i)約10mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約108mgのマンニトール;
(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;
(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約2mgのステアリン酸マグネシウムを含む、
粒外構成成分;
を含む、
(F)前記コアが
(a)
(a-i)約7mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約35mgのマンニトール;
(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1.4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.7mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、あるいは、
(G)前記コアが、
(a)
(a-i)約40mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約200mgのマンニトール;
(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;
(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約44mgの結晶セルロース;
(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約4mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、請求項
12~
14のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項26】
請求項
12~
25のいずれか一項に記載の錠剤を作製する方法であって、前記方法が、
(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;
(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む前記顆粒をミル粉砕して、前記粒内構成成分を形成するステップ;
(3)前記粒内構成成分と前記粒外充填剤、前記粒外崩壊剤および前記粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;
(4)前記最終ブレンド混合物を圧縮して、前記コアを形成するステッ
プ
を含み、
例えば、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが湿式造粒工程を含み、例えば、前記湿式造粒工程が、湿式ミル粉砕工程をさらに含む、方法。
【請求項27】
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが、前記顆粒を乾燥するステップをさらに含む、請求項
26に記載の方法。
【請求項28】
前記コア
をコーティング層によりコーティングするステップを含む、請求項
26または
27に記載の方法。
【請求項29】
心臓疾患を処置することを必要とする対象の心臓疾患を処置することにおける使用のための、請求項1~
11のいずれか一項に記載の製剤、または請求項
12~
25のいずれか一項に記載の錠剤。
【請求項30】
前記心臓疾患が、肥大型心筋症(HCM)である、請求項
29に記載の使用のための製剤または錠剤。
【請求項31】
前記HCMが、閉塞性もしくは非閉塞性であるか、またはサルコメアおよび/もしくは非サルコメア変異と関連する、請求項
30に記載の使用のための製剤または錠剤。
【請求項32】
前記心臓疾患が、駆出分画が保たれた心不全(HFpEF)である、請求項
29に記載の使用のための製剤または錠剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2019年7月17日出願の米国仮特許出願第62/875,358号の優先利益を請求し、その開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
分野
心臓サルコメア阻害剤である(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む製剤、そのような製剤を作製する方法、ならびにそのような製剤を用いて様々な心臓疾患および状態を処置する方法が本明細書において提供される。
【背景技術】
【0003】
背景
心臓サルコメアは、心臓における筋肉収縮の基本単位である。心臓サルコメアは、心筋ミオシン、アクチンおよび一連の調節タンパク質からなる、高度に配列した細胞骨格構造体である。心筋ミオシンは、心筋細胞における細胞骨格モータータンパク質である。心筋ミオシンは、化学エネルギーの機械力への変換を直接、担い、心筋収縮をもたらす。心臓サルコメアは、心筋機能を調節する収縮性の構造タンパク質の網目構造から構成される。心臓サルコメアの構成成分は、例えば、収縮性を増大するか、または完全な弛緩を促進して、それぞれ収縮機能および拡張機能をモジュレートすることによって、様々な心臓疾患および状態を処置するための標的を提示する。心筋収縮の力および速度は、臓器機能の主要決定因子であり、アクチンおよびミオシンの周期的相互作用によってモジュレートされる。アクチンとミオシンの結合の調節は、筋フィラメント調節タンパク質の網目構造および細胞内Ca2+のレベルによって決定される。トロポニン複合体およびトロポミオシンは、アクチン結合部位の利用性を支配する細いフィラメントタンパク質であり、必須軽鎖および調節軽鎖、ならびにミオシン結合タンパク質Cは、ミオシンの位置および機械特性をモジュレートする。
【0004】
心臓サルコメアの異常は、様々な心臓疾患および状態、例えば肥大型心筋症(HCM)および駆出分画が保たれた心不全(HFpEF)の推進原因として特定されている。サルコメアのタンパク質における変異は、心筋を、「高」または「低」収縮のいずれかにすることによって疾患を引き起こす。心臓サルコメアのモジュレーターは、収縮性のバランスを取り戻し、疾患経過を停止または逆行させるために使用することができる。
【0005】
心臓サルコメアを標的にする現在の薬剤、例えば変力物質(心臓の収縮能を増大する薬物)は、心臓組織に対する選択性が低く、認識されている有害効果をもたらし、それにより使用が制限される。これらの有害効果には、変力的に刺激された心筋における細胞質Ca++およびサイクリックAMP濃度の上昇から生じ得る、エネルギー消費率の増大、弛緩異常の増悪、および潜在的な不整脈原性副作用によって引き起こされた細胞損傷が含まれる。現在の薬剤の限界を考慮すると、HCMおよびHFpEFにおいて心臓機能を改善するための新しい手法が必要である。
【0006】
新しい作用機序を活用し、短期間および長期間の両方にわたって、症状の軽減、安全性、および対象死亡率に関してより良好なアウトカムを有することができる薬剤への必要性は、まだ非常に大きい。現在の薬剤を上回る改善された治療指数を有する新しい薬剤は、これらの臨床アウトカムを達成するための手段を提供する。心臓サルコメアを対象とする(例えば、心臓ミオシンを標的にすることによって)薬剤の選択性は、この治療指数の改善を達成するための重要な手段として特定されている。
【0007】
新規に開発された心臓サルコメア阻害剤が、参照により本明細書に組み込まれている、国際公開第2019/144041号として公開された、国際出願第PCT/US2019/014344号に記載されている。具体的には、国際出願第PCT/US2019/014344は、以下の構造:
【化1】
を有する、化合物(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含めた、同族の化合物を記載している。
本開示は、心臓サルコメア阻害剤(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む製剤を提供する。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドは、平滑筋ミオシンに対してほとんどまたは全く影響を及ぼさない、心臓ミオシンの選択的なアロステリック阻害剤である。この化合物の利点には、幅広い治療指数、心臓弛緩に及ぼす影響が低いこと、ならびに有利な薬物動態プロファイルおよび安全性プロファイルが挙げられる。本開示はまた、化合物(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む製剤を作製する方法、ならびに例えばHCMおよびHFpEFを含めた心不全を処置する方法などの、そのような製剤を用いて様々な心臓疾患および状態を処置する方法を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
概要
一態様では、(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)充填剤;(iii)結合剤;(iv)崩壊剤;(v)界面活性剤;および(vi)滑沢剤を含む製剤が提供される。
【0010】
別の態様では、(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)充填剤;(iii)結合剤;(iv)崩壊剤;(v)界面活性剤;および(vi)滑沢剤を含む製剤が提供される。
【0011】
別の態様では、(i)コアであって、(a)(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)粒内充填剤;(a-iii)粒内結合剤;(a-iv)粒内崩壊剤;および(a-v)粒内界面活性剤を含む粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)粒外充填剤;(b-ii)粒外崩壊剤;および(b-iii)粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;および必要に応じて(ii)コーティング剤を含むコーティング層を含む錠剤が提供される。
【0012】
さらに別の態様では、(i)コアであって、(a)(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)粒内充填剤;(a-iii)粒内結合剤;(a-iv)粒内崩壊剤;および(a-v)粒内界面活性剤を含む粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)粒外充填剤;(b-ii)粒外崩壊剤;および(b-iii)粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;および必要に応じて(ii)コーティング剤を含むコーティング層を含む錠剤が提供される。
【0013】
さらに別の態様では、(i)コアであって、(a)(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)粒内充填剤;(a-iii)粒内結合剤;(a-iv)粒内崩壊剤;および(a-v)粒内界面活性剤を含む粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)粒外充填剤;(b-ii)粒外崩壊剤;および(b-iii)粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;および(ii)コーティング剤を含むコーティング層を含む錠剤を作製する方法であって、(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕して、粒内構成成分を形成するステップ;(3)粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;(4)最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップ;および(5)コアをコーティング層によりコーティングするステップを含む方法が提供される。
【0014】
さらに別の態様では、(i)コアであって、(a)(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)粒内充填剤;(a-iii)粒内結合剤;(a-iv)粒内崩壊剤;および(a-v)粒内界面活性剤を含む粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)粒外充填剤;(b-ii)粒外崩壊剤;および(b-iii)粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;および(ii)コーティング剤を含むコーティング層を含む錠剤を作製する方法であって、(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕して、粒内構成成分を形成するステップ;(3)粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;(4)最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップ;および(5)コアをコーティング層によりコーティングするステップを含む方法が提供される。
【0015】
さらに他の態様では、心臓疾患の処置を必要とする対象において、心臓疾患を処置する方法であって、対象に本明細書に記載されている製剤または本明細書に記載されている錠剤を投与するステップを含む方法が提供される。一部の実施形態では、心臓疾患は、肥大型心筋症(HCM)である。一部の実施形態では、HCMは、閉塞性もしくは非閉塞性であるか、またはサルコメアおよび/もしくは非サルコメア変異によって引き起こされる。一部の実施形態では、心臓疾患は、駆出分画が保たれた心不全(HFpEF)である。一部の実施形態では、心臓疾患は、拡張機能障害、原発性または続発性拘束型心筋症、心筋梗塞および狭心症、ならびに左心室流出路閉塞からなる群から選択される。一部の実施形態では、心臓疾患は、高血圧性心臓疾患、先天性心臓疾患、心虚血、冠状動脈性心臓疾患、糖尿病性心臓疾患、うっ血性心不全、右心不全、心腎症候群、または浸潤性心筋症である。一部の実施形態では、心臓疾患は、心臓老化および/または加齢に起因する拡張機能障害である状態、またはそれに関係する状態である。一部の実施形態では、心臓疾患は、左心室肥大および/または求心性左心室リモデリングである状態、またはそれに関係する状態である。
【0016】
他の態様では、HCMと関連する疾患または状態を処置することを必要とする対象におけるHCMと関連する疾患または状態を処置する方法であって、対象に、本明細書に記載されている製剤または本明細書に記載されている錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、疾患または状態は、ファブリー病、ダノン病、ミトコンドリア心筋症およびヌーナン症候群からなる群から選択される。
【0017】
一部の態様では、続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態を処置することを必要とする対象における続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態を処置する方法であって、対象に、本明細書に記載されている製剤または本明細書に記載されている錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、疾患または状態は、高血圧、心臓弁膜症(例えば、大動脈弁狭窄および僧帽弁逆流)、メタボリック症候群(糖尿病、肥満)、末期腎疾患、強皮症、睡眠時無呼吸、アミロイドーシス、ファブリー病、フリードライヒ運動失調、ダノン病、ヌーナン症候群およびポンペ病からなる群から選択される。
【0018】
他の態様では、小左心室内腔および内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、心筋虚血または心臓線維症と関連する疾患または状態を処置する方法であって、対象に、本明細書に記載されている製剤または本明細書に記載されている錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。同様に、筋ジストロフィー(例えば、デュシェンヌ型筋ジストロフィー)または糖原病を処置する方法が提供される。
【0019】
同様に、心臓サルコメアを阻害することを必要とする対象における心臓サルコメアを阻害する方法であって、対象に、本明細書に記載されている製剤または本明細書に記載されている錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、本明細書に記載されている製剤の調製における単位操作を例示するフローチャートを表す。
【0021】
【
図2】
図2は、本明細書に記載されている非コート錠剤の調製における単位操作を例示するフローチャートを表す。
【0022】
【
図3】
図3は、本明細書に記載されているコート錠剤の調製における単位操作を例示するフローチャートを表す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
詳細な説明
定義
本明細書において使用する場合、以下の語および言い回しは、一般に、それらが使用される文脈が他を示す程度を除いて、以下に示される通りの意味を有することが意図されている。
【0024】
用語「a」、「an」などの使用は、本明細書において使用する場合、特に明確に示されない限り、1つまたはそれより多くを指す。
【0025】
本明細書における「約」の値またはパラメーターへの言及は、その値またはパラメーター自体を対象とする実施形態を含む(および記載する)。例えば、「約X」と述べている説明は、「X」の説明を含む。
【0026】
用語「薬学的に許容される塩」とは、非毒性であることが知られており、医薬品の文献に一般に使用されている、本明細書における化合物のいずれかの塩を指す。一部の実施形態では、化合物の薬学的に許容される塩は、本明細書に記載されている化合物の生物学的有効性を保持しており、かつ生物学的にまたは他に望ましくないものではない。薬学的に許容される塩の例は、Berge et al., Pharmaceutical Salts, J. Pharmaceutical Sciences, January 1977, 66(1), 1-19に見いだすことができる。薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸および有機酸と共に形成され得る。塩を誘導することができる無機酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸およびリン酸が含まれる。塩を誘導することができる有機酸には、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、2-ヒドロキシエチルスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、ステアリン酸およびサリチル酸が含まれる。薬学的に許容される塩基付加塩は、無機塩基および有機塩基と形成され得る。塩を誘導することができる無機塩基には、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガンおよびアルミニウムが含まれる。塩を誘導することができる有機塩基には、例えば、一級、二級および三級アミン、天然置換アミンを含む置換アミン、環式アミンならびに塩基性イオン交換樹脂が含まれる。有機塩基の例には、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミンおよびエタノールアミンが含まれる。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩基付加塩は、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウムおよびマグネシウムの塩から選択される。
【0027】
本明細書に記載される化合物が、酸付加塩として得られる場合、遊離塩基は、酸塩の溶液を塩基性にすることによって得ることができる。それとは逆に、化合物が遊離塩基である場合、付加塩、特に薬学的に許容される付加塩は、塩基化合物から酸付加塩を調製するための従来の手順に従って、遊離塩基を適切な有機溶媒に溶解させ、その溶液を酸で処理することによって生成することができる(例えば、Berge et al., Pharmaceutical Salts, J. Pharmaceutical Sciences, January 1977, 66(1), 1-19を参照されたい)。当業者は、薬学的に許容される付加塩を調製するために使用することができる様々な合成法を認識されよう。
【0028】
「溶媒和物」は、溶媒と化合物との相互作用によって形成される。適切な溶媒には、例えば、水およびアルコール(例えば、エタノール)が含まれる。溶媒和物には、水に対して任意の比の化合物を有する水和物、例えば一水和物、二水和物および半水和物が含まれる。
【0029】
用語「水和物」とは、例えば、半水和物、一水和物、二水和物、三水和物などを含めた、水および化合物の相互作用によって形成される化学実体を指す。
【0030】
本明細書で使用する場合、用語「多形」または「多形形態」とは、化合物の結晶形態を指す。異なる多形は、例えば、結晶格子中の分子もしくはイオンの配列または立体構造の結果として、融解温度、融解熱、溶解度、溶解速度および/または振動スペクトルなどの異なる物理特性を有することがある。多形によって示される物理特性の差異は、医薬パラメーター、例えば、保管安定性、圧縮性、密度(製剤化および製品の製造において重要である)および溶解速度(バイオアベイラビリティにおける重要因子である)に影響を及ぼすことがある。安定性の差異は、化学反応性の変化(例えば、ある剤形が、1つの多形から構成される場合に、別の多形から構成される場合よりも迅速に変色するような酸化の差異)、機械的変化(例えば、速度論的に有利な多形が、熱力学的に一層安定な多形に変換すると、保管時に錠剤が砕ける)、またはそれらの両方(例えば、1つの多形の錠剤は、高湿度時に分解を一層、受けやすい)から生じ得る。極端な場合、溶解度/溶解の差異の結果として、いくつかの多形遷移が、効力の欠如、または他の極端な場合では、毒性をもたらす恐れがある。さらに、結晶形態の物理特性は、処理において重要となることがある;例えば、1つの多形は溶媒和物を形成する可能性が一層高いか、または濾過して不純物不含になるよう洗浄するのは困難である(例えば、粒子形状およびサイズ分布は、多形間で異なることがある)。
【0031】
本明細書で使用される場合、用語「対象」は、動物、例えば哺乳動物、鳥または魚を指す。一部の実施形態では、対象は哺乳動物である。哺乳動物には、例えば、マウス、ラット、イヌ、ネコ、ブタ、ヒツジ、ウマ、ウシおよびヒトが含まれる。一部の実施形態では、対象は、ヒト、例えば、処置、観察または実験の対象となっているか、または対象となる予定であるヒトである。本明細書に記載される製剤、錠剤および方法は、ヒトの治療および獣医学的適用の両方において有用となり得る。
【0032】
本明細書で使用される場合、「治療的」という用語は、心臓サルコメアをモジュレートする能力を指す。本明細書で使用される場合、「モジュレーション」は、化学実体がない状態の活性と比較した、本明細書に記載される通りの化学実体の存在に対する直接的または間接的応答としての活性の変化を指す。変化は、活性の増大または活性の低減であってよく、化学実体と標的との直接的な相互作用に起因し得るか、または化学実体と、次いで、標的の活性に影響を及ぼす他の1つもしくはそれより多くの因子との相互作用に起因し得る。例えば、化学実体の存在は、例えば、標的との直接的な結合によって、別の因子に標的活性を(直接的または間接的に)増大もしくは低減させることによって、または細胞もしくは生物中に存在する標的の量を(直接的または間接的に)増大もしくは低減することによって、標的活性を増大または低減することができる。
【0033】
「治療有効量」または「有効量」という用語は、このような処置を必要とする対象に投与される場合、本明細書で定義される通り処置を行うのに十分な、本明細書に開示および/または記載される化合物の量を指す。化合物の治療有効量は、心臓サルコメアのモジュレーションに対して応答性の疾患を処置するのに十分な量であり得る。治療有効量は、例えば、処置される対象および疾患状態、対象の体重および年齢、疾患状態の重症度、特定の化合物、従うべき投薬レジメン、投与のタイミング、投与方式に応じて変わることになるが、それらはすべて、当業者によって容易に決定され得る。治療有効量は、例えば化学実体の血液濃度をアッセイすることによって実験的に、またはバイオアベイラビリティを算出することによって理論的に、確認することができる。
【0034】
「処置」(および関連用語、例えば「処置する」、「処置される」、「処置すること」)には、疾患もしくは障害を予防すること(すなわち、疾患または障害の臨床症候が発症しないようにする)、疾患もしくは障害を阻止すること、疾患もしくは障害の臨床症候の発症を緩徐または停止すること、および/あるいは疾患もしくは障害を緩和すること(すなわち、臨床症候からの緩和または退縮を引き起こすこと)のうちの1つまたはそれより多くが含まれる。この用語は、疾患または障害が、対象によって既に経験されている状況、および疾患または障害が、現在、経験されていないが、発生することが予期される状況を包含する。この用語は、状態もしくは障害の完全なおよび部分的な低減または予防、ならびに疾患もしくは障害の臨床症候の完全なまたは部分的な低減の両方を網羅する。したがって、本明細書に記載および/または開示される化合物は、既存の疾患もしくは障害が悪化するのを防止し、疾患もしくは障害の管理を助け、または疾患もしくは障害を低減または排除することができる。本明細書に開示および/または記載されている化合物は、予防的に使用される場合、疾患もしくは障害が発症するのを予防することができるか、または発症する恐れがある疾患または障害の程度を低下させることができる。
【0035】
「ATPアーゼ」は、ATPを加水分解する酵素を指す。ATPアーゼには、ミオシンなどの分子モーターを含むタンパク質が含まれる。
【0036】
本明細書において図示されている化合物は、塩が図示されていない場合でも塩として表されていることがあり、本明細書において提供される製剤、錠剤および方法は、当業者によって十分に理解されている通り、ここで図示されている化合物の塩および溶媒和物のすべて、ならびに該化合物の非塩形態および非溶媒和物形態を包含することが理解される。一部の実施形態では、本明細書において提供されている化合物の塩は、薬学的に許容される塩である。
製剤
【0037】
(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)充填剤;(iii)結合剤;(iv)崩壊剤;、(v)界面活性剤;、および(vi)滑沢剤を含む製剤が本明細書において提供される。
【0038】
一部の実施形態では、(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)充填剤;(iii)結合剤;(iv)崩壊剤;(v)界面活性剤;および(vi)滑沢剤を含む製剤が提供される。
【0039】
一部の実施形態では、充填剤は、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ(corn starch)、トウモロコシデンプン(maize starch)、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート(dextrates)、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0040】
一部の実施形態では、結合剤は、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0041】
一部の実施形態では、崩壊剤は、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0042】
一部の実施形態では、界面活性剤は、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0043】
一部の実施形態では、滑沢剤は、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー(polaxamer)、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0044】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約80重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約15重量%~約90重量%の充填剤;(iii)約0.1重量%~約10重量%の結合剤;(iv)約1重量%~約10重量%の崩壊剤;(v)約0.1重量%~約10重量%の界面活性剤;および(vi)約0.1重量%~約10重量%の滑沢剤を含む。
【0045】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約80重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約15重量%~約90重量%の充填剤;(iii)約0.1重量%~約10重量%の結合剤;(iv)約1重量%~約10重量%の崩壊剤;(v)約0.1重量%~約10重量%の界面活性剤;および(vi)約0.1重量%~約10重量%の滑沢剤を含む。
【0046】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約50重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約40重量%~約80重量%の充填剤;(iii)約0.5重量%~約5重量%の結合剤;(iv)約2重量%~約8重量%の崩壊剤;(v)約0.5重量%~約5重量%の界面活性剤;および(vi)約0.5重量%~約5重量%の滑沢剤を含む。
【0047】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約50重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約40重量%~約80重量%の充填剤;(iii)約0.5重量%~約5重量%の結合剤;(iv)約2重量%~約8重量%の崩壊剤;(v)約0.5重量%~約5重量%の界面活性剤;および(vi)約0.5重量%~約5重量%の滑沢剤を含む。
【0048】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%~約30重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約60重量%~約80重量%の充填剤;(iii)約1重量%~約3重量%の結合剤;(iv)約4重量%~約6重量%の崩壊剤;、(v)約1重量%~約3重量%の界面活性剤;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%の滑沢剤を含む。
【0049】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%~約30重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約60重量%~約80重量%の充填剤;(iii)約1重量%~約3重量%の結合剤;(iv)約4重量%~約6重量%の崩壊剤;(v)約1重量%~約3重量%の界面活性剤;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%の滑沢剤を含む。
【0050】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約20重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約70重量%の充填剤;(iii)約2重量%の結合剤;(iv)約5重量%の崩壊剤;(v)約2重量%の界面活性剤;および(vi)約1重量%の滑沢剤を含む。
【0051】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約20重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約70重量%の充填剤;(iii)約2重量%の結合剤;(iv)約5重量%の崩壊剤;(v)約2重量%の界面活性剤;および(vi)約1重量%の滑沢剤を含む。
【0052】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約70重量%~約90重量%の充填剤;(iii)約1重量%~約3重量%の結合剤;(iv)約4重量%~約6重量%の崩壊剤;(v)約1重量%~約3重量%の界面活性剤;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%の滑沢剤を含む。
【0053】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約70重量%~約90重量%の充填剤;(iii)約1重量%~約3重量%の結合剤;(iv)約4重量%~約6重量%の崩壊剤;(v)約1重量%~約3重量%の界面活性剤;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%の滑沢剤を含む。
【0054】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約85重量%の充填剤;(iii)約2重量%の結合剤;(iv)約5重量%の崩壊剤;(v)約2重量%の界面活性剤;および(vi)約1重量%の滑沢剤を含む。
【0055】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約85重量%の充填剤;(iii)約2重量%の結合剤;、(iv)約5重量%の崩壊剤;(v)約2重量%の界面活性剤;および(vi)約1重量%の滑沢剤を含む。
【0056】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii)約80重量%の充填剤;(iii)約2重量%の結合剤;(iv)約5重量%の崩壊剤;(v)約2重量%の界面活性剤;および(vi)約1重量%の滑沢剤を含む。
【0057】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii)約80重量%の充填剤;(iii)約2重量%の結合剤;、(iv)約5重量%の崩壊剤;(v)約2重量%の界面活性剤;および(vi)約1重量%の滑沢剤を含む。
【0058】
一部の実施形態では、充填剤はマンニトールを含む。一部の実施形態では、充填剤は、結晶セルロースを含む。一部の実施形態では、充填剤は、マンニトールおよび結晶セルロースからなる。一部の実施形態では、結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロースである。一部の実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。一部の実施形態では、界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。一部の実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
【0059】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約50重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii-1)約10重量%~約60重量%のマンニトール;(ii-2)約5重量%~約45重量%の結晶セルロース;(iii)約0.1重量%~約10重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約1重量%~約10重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約0.1重量%~約10重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約0.1重量%~約10重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0060】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約50重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii-1)約10重量%~約60重量%のマンニトール;(ii-2)約5重量%~約45重量%の結晶セルロース;(iii)約0.1重量%~約10重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約1重量%~約10重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約0.1重量%~約10重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約0.1重量%~約10重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0061】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%~約30重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii-1)約40重量%~約50重量%のマンニトール;(ii-2)約20重量%~約30重量%の結晶セルロース;(iii)約1重量%~約3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約4重量%~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約1重量%~約3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0062】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%~約30重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii-1)約40重量%~約50重量%のマンニトール;(ii-2)約20重量%~約30重量%の結晶セルロース;(iii)約1重量%~約3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約4重量%~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約1重量%~約3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0063】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii-1)約50重量%~約60重量%のマンニトール;(ii-2)約25重量%~約35重量%の結晶セルロース;(iii)約1重量%~約3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約4重量%~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約1重量%~約3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0064】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約1重量%~約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii-1)約50重量%~約60重量%のマンニトール;(ii-2)約25重量%~約35重量%の結晶セルロース;(iii)約1重量%~約3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約4重量%~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約1重量%~約3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約0.5重量%~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0065】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約20重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii-1)約44重量%のマンニトール;(ii-2)約26重量%の結晶セルロース;(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0066】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約20重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii-1)約44重量%のマンニトール;(ii-2)約26重量%の結晶セルロース;(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0067】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii-1)約50重量%のマンニトール;(ii-2)約30重量%の結晶セルロース;(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0068】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii-1)約50重量%のマンニトール;(ii-2)約30重量%の結晶セルロース;(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0069】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(ii-1)約54重量%のマンニトール;、(ii-2)約31重量%の結晶セルロース;(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0070】
一部の実施形態では、本製剤は、(i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(ii-1)約54重量%のマンニトール;(ii-2)約31重量%の結晶セルロース;(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
【0071】
本明細書に開示されている組成物の投与は、限定されるものではないが、経口、舌下、皮下、非経口、鼻内、局所、経皮、腹腔内、筋肉内、肺内、膣内、直腸または眼内投与を含めた、固体製剤および半固体製剤向けに許容される任意の投与様式によるものであり得る。一部の実施形態では、本製剤は、経口または舌下投与向けである。一部の実施形態では、本製剤は、経口投与向けである。
【0072】
一部の実施形態では、本製剤は、1日1回の投与向けである。一部の実施形態では、本製剤は、1日2回の投与向けである。一部の実施形態では、本製剤は、1日3回の投与向けである。一部の実施形態では、本製剤は、1日4回の投与向けである。一部の実施形態では、本製剤は、1日5回の投与向けである。
【0073】
一部の実施形態では、本製剤は、丸剤、カプセル剤または錠剤の形態をとる。一部の実施形態では、本製剤は錠剤である。
錠剤
【0074】
(i)コアであって、(a)(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)粒内充填剤;(a-iii)粒内結合剤;(a-iv)粒内崩壊剤;および(a-v)粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;および(b)(b-i)粒外充填剤;(b-ii)粒外崩壊剤;および(b-iii)粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;および必要に応じて(ii)コーティング剤を含むコーティング層を含む錠剤が本明細書において提供される。
【0075】
一部の実施形態では、(i)コアであって、(a)(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)粒内充填剤;(a-iii)粒内結合剤;(a-iv)粒内崩壊剤;および(a-v)粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;および(b)(b-i)粒外充填剤;(b-ii)粒外崩壊剤;および(b-iii)粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;および必要に応じて(ii)コーティング剤を含むコーティング層を含む錠剤が提供される。
【0076】
一部の実施形態では、粒内充填剤は、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0077】
一部の実施形態では、粒内結合剤は、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0078】
一部の実施形態では、粒内崩壊剤は、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0079】
一部の実施形態では、粒内界面活性剤は、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0080】
一部の実施形態では、粒外充填剤は、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0081】
一部の実施形態では、粒外崩壊剤は、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0082】
一部の実施形態では、粒外滑沢剤は、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。
【0083】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約80%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約10%~約80%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約0.1%~約10%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約0.1%~約5%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約0.1%~約5%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約0.1%~約5%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0084】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約80%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約10%~約80%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約0.1%~約10%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約0.1%~約5%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約0.1%~約5%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約0.1%~約5%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0085】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約40%~約80%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約1%~約5%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約1%~約5%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約1%~約5%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約1%~約5%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0086】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約40%~約80%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約1%~約5%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約1%~約5%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約1%~約5%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約1%~約5%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0087】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約50%~約70%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0088】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約50%~約70%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0089】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約60%~約80%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0090】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約60%~約80%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0091】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約5%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約74%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む。
【0092】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約5%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約74%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む。
【0093】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約69%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む。
【0094】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約69%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む。
【0095】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii)全コア重量の約59%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む。
【0096】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii)全コア重量の約59%の粒内充填剤;(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤を含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む粒外構成成分を含む。
【0097】
一部の実施形態では、粒内充填剤は、マンニトールを含む。一部の実施形態では、粒内充填剤は、結晶セルロースを含む。一部の実施形態では、粒内充填剤は、マンニトールおよび結晶セルロースからなる。一部の実施形態では、粒内結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロースである。一部の実施形態では、粒内崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。一部の実施形態では、粒内界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。一部の実施形態では、粒外充填剤は、結晶セルロースである。一部の実施形態では、粒外崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。一部の実施形態では、粒外滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
【0098】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約40%~約60%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10%~約30%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約5%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約5%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0099】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約40%~約60%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10%~約30%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約5%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約5%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0100】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約40%~約60%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10%~約30%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約5%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約5%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0101】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約40%~約50%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10%~約20%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0102】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約40%~約50%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10%~約20%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0103】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約40%~約50%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10%~約20%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0104】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1重量%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約50%~約60%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15%~約25%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0105】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1重量%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約50%~約60%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15%~約25%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0106】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約1重量%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約50%~約60%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15%~約25%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0107】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約44%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0108】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約44%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0109】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約44%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0110】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約50%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約19%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0111】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約50%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約19%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0112】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約50%のマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約19%の結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0113】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約11重量%の結晶セルロース;(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約1重量%の粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。
【0114】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約11重量%の結晶セルロース;(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0115】
一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約11重量%の結晶セルロース;(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。
【0116】
一部の実施形態では、本錠剤は、コーティング剤を含むコーティング層を備える。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025、Opadry IおよびOpadry IIからなる群から選択される。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約0.5%~約10%のコーティング剤を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約1%~約5%のコーティング剤を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約2%~約4%のコーティング剤を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約3%のコーティング剤を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約0.5%~約10%のOpadry QX White 21A180025を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約1%~約5%のOpadry QX White 21A180025を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約2%~約4%のOpadry QX White 21A180025を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、全コア重量の約3%のOpadry QX White 21A180025を含む。
【0117】
一部の実施形態では、全コア重量は、約50mgである。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約2.5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、(a-ii-1)全コア重量の約27mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5.5mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.5mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約2.5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約27mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5.5mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.5mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約2.5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約27mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約10mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約1mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約5.5mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約0.5mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、約1.5mgのコーティング剤を含む。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。
【0118】
一部の実施形態では、全コア重量は、約100mgである。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約44mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約44mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約44mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約15mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約11mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約1mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約54mgのマンニトール;(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約11mgの結晶セルロース;(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約1mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約54mgのマンニトール;(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約11mgの結晶セルロース;(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約1mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)約54mgのマンニトール;(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約11mgの結晶セルロース;(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約1mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、約3mgのコーティング剤を含む。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。
【0119】
一部の実施形態では、全コア重量は、約200mgである。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約88mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約30mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約22mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約2mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)全コア重量の約88mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約30mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約22mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約2mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)全コア重量の約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)全コア重量の約88mgのマンニトール;(a-ii-2)全コア重量の約30mgの結晶セルロース;(a-iii)全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)全コア重量の約22mgの結晶セルロース;(b-ii)全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)全コア重量の約2mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約10mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約108mgのマンニトール;(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約22mgの結晶セルロース;(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約2mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約10mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約108mgのマンニトール;(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約22mgの結晶セルロース;(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約2mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約10mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)約108mgのマンニトール;(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約22mgの結晶セルロース;(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約2mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、約6mgのコーティング剤を含む。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。
【0120】
一部の実施形態では、全コア重量は、約70mgである。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約7mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約35mgのマンニトール;(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約1.4mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約0.7mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約7mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約35mgのマンニトール;(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約1.4mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約0.7mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約7mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)約35mgのマンニトール;(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約1.4mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約0.7mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、約2.1mgのコーティング剤を含む。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。
【0121】
一部の実施形態では、全コア重量は、約400mgである。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約200mgのマンニトール;(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約44mgの結晶セルロース;(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約4mgの粒外滑沢剤を含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;(a-ii-1)約200mgのマンニトール;(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約44mgの結晶セルロース;(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約4mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、コアは、(a)(a-i)約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;(a-ii-1)約200mgのマンニトール;(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウムを含む、粒内構成成分;ならびに(b)(b-i)約44mgの結晶セルロース;(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および(b-iii)約4mgのステアリン酸マグネシウムを含む、粒外構成成分を含む。一部の実施形態では、本錠剤は、約12mgのコーティング剤を含む。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。
充填剤
【0122】
充填剤は、所望の重量を達成するため、製剤化、例えば錠剤化されることになる物質のバルク重量を増加させるために、医薬組成物または製剤の構成成分に添加することができる物質である。充填剤には、限定されるものではないが、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリンなどが含まれる。一部の実施形態では、充填剤は、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、充填剤は、結晶セルロース、マンニトール、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、充填剤はマンニトールを含む。一部の実施形態では、充填剤は、結晶セルロースを含む。一部の実施形態では、充填剤は、結晶セルロースおよびマンニトールを含む。
結合剤
【0123】
結合剤とは、粉末、顆粒および医薬組成物または製剤に含まれる他の乾燥成分を一緒に結合させるための接着剤として作用させるため、医薬組成物または製剤の構成成分に添加することができる物質であって、医薬組成物または製剤に所望の機械的強度を付与する物質のことである。結合剤には、限定されるものではないが、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプンなどが含まれる。一部の実施形態では、結合剤は、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、結合剤は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロースである。
崩壊剤
【0124】
崩壊剤とは、医薬組成物または製剤の解凝集を手助けするため、それらの構成成分に添加することができる物質のことである。崩壊剤は、水分に接触すると、固形の医薬組成物または製剤の迅速な崩壊をもたらすよう製剤化され得る。崩壊剤には、限定されるものではないが、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物が含まれる。一部の実施形態では、崩壊剤は、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。
界面活性剤
【0125】
界面活性剤とは、2種の液体間、または固体と液体との間の表面張力を低下させるため、医薬組成物または製剤の構成成分に添加することができる物質であって、溶解度を向上させる物質のことである。界面活性剤には、限定されるものではないが、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリドなどが含まれる。一部の実施形態では、界面活性剤は、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
滑沢剤
【0126】
滑沢剤とは、単位用量形態(doss form)を生成するために使用される装置への固形製剤による付着を低減するために、本発明の組成物の構成成分に添加することができる物質のことである。滑沢剤には、限定されるものではないが、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウムなどが含まれる。一部の実施形態では、滑沢剤は、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される。一部の実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
コーティング剤
【0127】
コーティング剤とは、医薬組成物または製剤の構成成分を取り囲む外側層として添加することができる物質のことである。界面活性剤には、限定されるものではないが、Opadry QX White 21A180025、Opadry I、Opadry IIなどが含まれる。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025、Opadry IおよびOpadry IIからなる群から選択される。一部の実施形態では、コーティング剤は、Opadry QX White 21A180025である。
追加作用剤
【0128】
経口剤形(例えば、錠剤およびカプセル剤)の調製向けの医薬組成物または製剤は、薬学的に洗練された口当たりのよい調製物を得るため、甘味剤、着香剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される、1つまたはそれより多くの作用剤をさらに含有してもよい。
方法
【0129】
同様に、(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕して、粒内構成成分を形成するステップ;(3)粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;(4)最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップ;(5)必要に応じて、コアをコーティング層によりコーティングするステップを含む、本明細書に記載されている錠剤を作製する方法が本明細書において提供される。
【0130】
一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップは、湿式造粒工程を含む。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、高せん断造粒器を用いて行われる。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、流動床造粒器を用いて行われる。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、造粒器ドラムを用いて行われる。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、湿式ミル粉砕工程をさらに含む。一部の実施形態では、湿式ミル粉砕工程は、コニカルミルを用いて行われる。一部の実施形態では、湿式ミル粉砕工程は、ターボミルまたはハンマーミルを用いて行われる。一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップは、顆粒を乾燥するステップをさらに含む。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、流動床乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、トレイ式乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、ベルト式乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、真空トレイ式乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、回転式乾燥器で行われる。
【0131】
一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕するステップは、コニカルミルを用いて行われる。一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕するステップは、ターボミルまたはハンマーミルを用いて行われる。
【0132】
一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、V-ブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、八角形ブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、マスブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、ダブルコーンブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、縦型ブレンダーにおいて行われる。
【0133】
一部の実施形態では、最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップは、回転式打錠器を用いて行われる。一部の実施形態では、最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップは、シングルパンチ打錠器を用いて行われる。
【0134】
一部の実施形態では、本方法は、コアをコーティング層によりコーティングするステップを含む。一部の実施形態では、コアをコーティング層によりコーティングするステップは、従来のコーティング用パン、例えば、Pelligriniパン、浸漬ソード型パンまたは浸漬管型パンを使用して行われる。一部の実施形態では、コアをコーティング層によりコーティングするステップは、穴付きコーティング用パン、例えば、Accela-Cotaパン、ハイコーター、ドリアコーター、Glattパンコーティング装置、HuttlinバタフライパンまたはDumoulinコーティング装置を使用して行われる。
【0135】
一部の実施形態では、(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕して、粒内構成成分を形成するステップ;(3)粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;(4)最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップ;(5)必要に応じて、コアをコーティング層によりコーティングするステップを含む、本明細書に記載されている錠剤を作製する方法が提供される。
【0136】
一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップは、湿式造粒工程を含む。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、高せん断造粒器を用いて行われる。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、流動床造粒器を用いて行われる。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、造粒器ドラムを用いて行われる。一部の実施形態では、湿式造粒工程は、湿式ミル粉砕工程をさらに含む。一部の実施形態では、湿式ミル粉砕工程は、コニカルミルを用いて行われる。一部の実施形態では、湿式ミル粉砕工程は、ターボミルまたはハンマーミルを用いて行われる。一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップは、顆粒を乾燥するステップをさらに含む。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、流動床乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、トレイ式乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、ベルト式乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、真空トレイ式乾燥器で行われる。一部の実施形態では、顆粒を乾燥するステップは、回転式乾燥器で行われる。
【0137】
一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕するステップは、コニカルミルを用いて行われる。一部の実施形態では、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕するステップは、ターボミルまたはハンマーミルを用いて行われる。
【0138】
一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、V-ブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、八角形ブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、マスブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、ダブルコーンブレンダーにおいて行われる。一部の実施形態では、粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップは、縦型ブレンダーにおいて行われる。
【0139】
一部の実施形態では、最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップは、回転式打錠器を用いて行われる。一部の実施形態では、最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップは、シングルパンチ打錠器を用いて行われる。
【0140】
一部の実施形態では、本方法は、コアをコーティング層によりコーティングするステップを含む。一部の実施形態では、コアをコーティング層によりコーティングするステップは、従来のコーティング用パン、例えば、Pelligriniパン、浸漬ソード型パンまたは浸漬管型パンを使用して行われる。一部の実施形態では、コアをコーティング層によりコーティングするステップは、穴付きコーティング用パン、例えば、Accela-Cotaパン、ハイコーター、ドリアコーター、Glattパンコーティング装置、HuttlinバタフライパンまたはDumoulinコーティング装置を使用して行われる。
使用方法
【0141】
本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、対象における疾患もしくは状態を処置または予防するために使用されてもよい。
【0142】
理論に拘泥するものではないが、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドは、ミオシンを阻害することによって作用すると考えられる。この阻害は、潜在的に、アクチンフィラメントと相互作用する独立なミオシン頭部の数を減少させて、収縮量を低減する。心筋収縮の低減は、過剰収縮が問題となる心臓疾患の処置にとって重要となり得る。一部の実施形態では、対象における心臓疾患を処置または防止する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、心臓疾患を処置または防止することを必要とする対象における心臓疾患を処置または防止する方法であって、対象に、治療有効量の本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、心臓疾患を処置することを必要とする対象における心臓疾患を処置する方法であって、対象に、治療有効量の本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、確立または診断された心臓疾患を処置することを必要とする対象における確立または診断された心臓疾患を処置する方法であって、対象に、治療有効量の本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、心臓疾患を防止することを必要とする対象における心臓疾患を防止する方法であって、対象に、治療有効量の本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。
【0143】
また本明細書では、対象における心臓疾患を処置するための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。一部の態様では、治療によってヒトまたは動物の身体を処置する方法において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、治療によってヒトまたは動物の身体を処置する方法において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、心臓疾患の処置または防止に使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、心臓疾患の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、確立または診断された心臓疾患の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において他の実施形態では、心臓疾患の防止に使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、HCMと関連する疾患または状態の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、心臓疾患と関連する症候の寛解に使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、心臓疾患と関連する症候のリスクの低減に使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、小左心室内腔、内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、左心室から出る血流の閉塞、心肥大、心拍出量の減少、左心室の弛緩不全、高左心室充満圧、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、小左心室内腔および内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、筋ジストロフィーの処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、糖原病の処置において使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、心臓サルコメアのモジュレート、例えば心臓サルコメアの阻害に使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。本明細書において一部の実施形態では、心臓ミオシンの増強に使用するための、本明細書に記載される製剤または錠剤が提供される。
【0144】
一部の実施形態では、対象は、哺乳動物である。一部の実施形態では、対象は、マウス、ラット、イヌ、ネコ、ブタ、ヒツジ、ウマ、ウシ、またはヒトである。一部の実施形態では、対象は、ヒトである。一部の実施形態では、対象は、確立または診断された心臓疾患を有する。一部の実施形態では、対象は、確立または診断された肥大型心筋症(HCM)を有する。一部の実施形態では、対象は、心臓疾患を発症するリスクがある。一部の実施形態では、対象は、心臓疾患のリスクを増大する変異を有する。一部の実施形態では、対象は、肥大型心筋症(HCM)のリスクを増大する変異を有する。一部の実施形態では、変異は、サルコメア変異である。一部の実施形態では、変異は、ミオシン重鎖β(MHC-β)、心筋トロポニンT(cTnT)、トロポミオシンアルファ-1鎖(TPM1)、ミオシン結合タンパク質C心臓型(MYBPC3)、心臓トロポニンI(cTnI)、ミオシン必須軽鎖(ELC)、タイチン(TTN)、ミオシン調節軽鎖2心室/心筋アイソフォーム(MLC-2)、心筋アルファアクチン、筋肉LIMタンパク質(MLP)、またはタンパク質キナーゼAMP活性化非触媒サブユニットガンマ2(PRKAG2)における変異である。一部の実施形態では、変異は、MHC-βにおける変異である。一部の実施形態では、対象は、確認されている遺伝的病因が存在しない、確立または診断された肥大型心筋症を有する。
【0145】
一部の実施形態では、対象は、進行性症状の高いリスクを有する。一部の実施形態では、対象は、心房細動、心室頻脈性不整脈、脳卒中、および/または急死の高いリスクを有する。一部の実施形態では、対象は、運動能力の低減を有する。一部の実施形態では、運動能力の低減は、同齢の対照集団と比較したものである。一部の実施形態では、対象は、心臓疾患を処置するための外科的介入または経皮的アブレーションに適格である。
【0146】
一部の実施形態では、心臓疾患は、肥大型心筋症(HCM)である。一部の実施形態では、心臓疾患は、閉塞性HCMである。一部の実施形態では、心臓疾患は、非閉塞性HCMである。一部の実施形態では、HCMは、サルコメア変異と関連する。一部の実施形態では、HCMは、非サルコメア変異と関連する。一部の実施形態では、心臓疾患は、サルコメアおよび/または非サルコメア変異によって引き起こされた閉塞性または非閉塞性HCMである。一部の実施形態では、サルコメア変異は、ミオシン重鎖β(MHC-β)、心筋トロポニンT(cTnT)、トロポミオシンアルファ-1鎖(TPM1)、ミオシン結合タンパク質C心臓型(MYBPC3)、心臓トロポニンI(cTnI)、ミオシン必須軽鎖(ELC)、タイチン(TTN)、ミオシン調節軽鎖2心室/心筋アイソフォーム(MLC-2)、心筋アルファアクチン、または筋肉LIMタンパク質(MLP)における変異である。一部の実施形態では、サルコメア変異は、MHC-βにおける変異である。一部の実施形態では、非サルコメア変異は、タンパク質キナーゼAMP活性化非触媒サブユニットガンマ2(PRKAG2)における変異である。
【0147】
本明細書において一部の実施形態では、HCMと関連する疾患または状態を処置する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、疾患または状態は、ファブリー病、ダノン病、ミトコンドリア心筋症、およびヌーナン症候群である。
【0148】
また本明細書では、HCMと関連する疾患または状態を処置するための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0149】
一部の実施形態では、心臓疾患は、駆出分画が保たれた心不全(HFpEF)である。一部の実施形態では、心臓疾患は、拡張機能障害である。一部の実施形態では、心臓疾患は、心筋症である。一部の実施形態では、心臓疾患は、原発性または続発性拘束型心筋症である。一部の実施形態では、心臓疾患は、冠動脈疾患によって引き起こされた状態または症状である。一部の実施形態では、心臓疾患は、心筋梗塞または狭心症である。一部の実施形態では、心臓疾患は、左心室流出路閉塞である。一部の実施形態では、心臓疾患は、高血圧性心臓疾患である。一部の実施形態では、心臓疾患は、先天性心臓疾患である。一部の実施形態では、心臓疾患は、心虚血および/または冠状動脈性心臓疾患である。一部の実施形態では、心臓疾患は、糖尿病性心臓疾患である。他の実施形態では、心臓疾患は、うっ血性心不全である。一部の実施形態では、心臓疾患は、右心不全である。他の実施形態では、心臓疾患は、心腎症候群である。一部の実施形態では、心臓疾患は、浸潤性心筋症である。一部の実施形態では、心臓疾患は、心臓老化または加齢に起因する拡張機能障害であるか、またはそれに関係する状態である。一部の実施形態では、心臓疾患は、左心室肥大および/または求心性左心室リモデリングであるか、またはそれに関係する状態である。
【0150】
一部の実施形態では、対象における続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態を処置する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、疾患は、高血圧、心臓弁膜症(大動脈弁狭窄、僧帽弁逆流)、メタボリック症候群(糖尿病、肥満)、末期腎疾患、強皮症、睡眠時無呼吸、アミロイドーシス、ファブリー病、フリードライヒ運動失調、ダノン病、ヌーナン症候群、またはポンペ病である。
【0151】
また本明細書では、続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態を処置するための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0152】
一部の実施形態では、対象における心臓疾患と関連する症候を寛解させる方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含み、症候が、心臓の弾力性の不良または低減、拡張期左心室弛緩の不良または低減、左心房圧異常(例えば、異常に高い左心房圧)、発作性または永久的心房細動、左心房および肺毛細血管楔入圧の増大、左心室拡張期圧の増大、失神、拡張期中の心室弛緩、心室線維症、左心室肥大、左心室腫瘤、左心室壁厚の増大、左心室中部内腔(mid-cavity)閉塞、僧帽弁の収縮期前方運動の増大、左心室流出路閉塞、胸痛、労作時呼吸困難、失神寸前状態、運動能力異常、ならびに疲労から選択される1つまたはそれより多くである、方法が提供される。
【0153】
一部の実施形態では、心臓疾患に関連する症候のリスクを低減することを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、対象における心臓疾患に関連する症候のリスクを低減する方法であって、症候が、心臓性突然死、心臓の弾力性の不良または低減、拡張期左心室弛緩の不良または低減、左心房圧異常(例えば、異常に高い左心房圧)、発作性または永久的心房細動、左心房および肺毛細血管楔入圧の増大、左心室拡張期圧の増大、失神、拡張期中の心室弛緩、心室線維症、左心室肥大、左心室腫瘤、左心室壁厚の増大、左心室中部内腔閉塞、僧帽弁の収縮期前方運動の増大、左心室流出路閉塞、胸痛、労作時呼吸困難、失神寸前状態、運動能力異常ならびに疲労から選択される1つまたはそれより多くである、方法が提供される。
【0154】
一部の実施形態では、個体または対象における小左心室内腔、内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、左心室から出る血流の閉塞、心肥大、心拍出量の減少、左心室の弛緩不全、高左心室充満圧、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態を処置する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。
【0155】
一部の実施形態では、対象における小左心室内腔および内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態を処置する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。
【0156】
また本明細書では、小左心室内腔および内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態を処置するための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0157】
一部の実施形態では、対象における筋ジストロフィー(例えば、デュシェンヌ型筋ジストロフィー)を処置する方法であって、それを必要とする対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。また本明細書では、筋ジストロフィー(例えば、デュシェンヌ型筋ジストロフィー)を処置するための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0158】
一部の実施形態では、対象における糖原病を処置する方法であって、それを必要とする個体または対象に、本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。また本明細書では、糖原病を処置するための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0159】
また、対象における心臓サルコメアをモジュレートするための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。一部の実施形態では、心臓サルコメアを阻害する方法であって、心臓サルコメアを、本明細書に記載される製剤または錠剤と接触させるステップを含む、方法が提供される。さらに本明細書では、対象の心臓サルコメアの阻害のための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0160】
また、対象における心臓ミオシンを増強するための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の本明細書に記載される製剤または錠剤を投与するステップを含む、方法が提供される。さらに本明細書では、個体または対象における心臓ミオシンの増強のための医薬の製造における、本明細書に記載される製剤または錠剤の使用が提供される。
【0161】
一部の実施形態では、本明細書で提供される方法は、処置の有効性をモニタリングするステップをさらに含む。指標の例として、限定されるものではないが、以下の、ニューヨーク心臓病学会(NYHA)機能分類、運動能力、心臓の弾力性、拡張期左心室弛緩、左心房圧、発作性または永久的心房細動、左心房および肺毛細血管楔入圧、左心室拡張期圧、失神、拡張期中の心室弛緩、心室線維症、左心室肥大、左心室腫瘤、左心室壁厚、左心室中部内腔閉塞 僧帽弁の収縮期前方運動、左心室流出路閉塞、胸痛、労作時呼吸困難、失神寸前状態、運動能力異常、および疲労の1つまたはそれより多くの改善が挙げられる。これらの指標は、自己報告、歩行時ECGを含むECG、心エコー検査、心臓MRI、CT、生検、心肺運動負荷試験(CPET)、およびアクティグラフィーを含む、当技術分野で公知の技術によってモニタリングすることができる。
【0162】
一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、心筋細胞の収縮性を低減する。一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、心筋細胞の収縮性を、40%超、例えば45%超、50%超、60%超、70%超、80%超、または90%超低減する。一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、心筋細胞の収縮性を、40%~90%、例えば40%~80%、40~70%、50%~90%、50%~80%または50%~70%低減する。一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、心筋細胞におけるカルシウムトランジェントを著しく変えない。一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、心筋細胞におけるATPアーゼ活性を低減する。収縮性、ATPアーゼ活性、およびカルシウムトランジェントを測定する方法は、当技術分野で公知であり、例えば、カルシウム標識化、電気生理学的記録、および顕微鏡的イメージングによるものである。一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、チトクロムP450(CYP)タンパク質を、著しく阻害も誘導もしない。
【0163】
一部の実施形態では、対象は、処置前に、正常よりも厚い左心室壁を有する。一部の実施形態では、対象は、処置前に、15mm超、例えば18mm超、20mm超、22mm超、25mm超、または30mm超の左心室壁厚を有する。一部の実施形態では、左心室壁厚は、処置後に、5%超、例えば8%超、10%超、12%超、15%超、20%超、または30%超低減される。左心室壁厚は、当技術分野で公知の方法によって、例えば心エコー検査、CTスキャン、または心臓MRIによって測定することができる。
【0164】
一部の実施形態では、対象は、処置前に、異常心臓線維症を有する。一部の実施形態では、異常心臓線維症は、処置後に、5%超、例えば8%超、10%超、12%超、15%超、20%超、または30%超低減される。心臓線維症は、当技術分野で公知の方法によって、例えば生検または心臓MRIによって測定することができる。
【0165】
一部の実施形態では、対象は、処置前に、運動能力の低減を有する。一部の実施形態では、対象の運動能力は、処置後に、5%超、例えば8%超、10%超、12%超、15%超、20%超、または30%超増大する。一部の実施形態では、運動能力は、心肺運動負荷試験(CPET)によって測定される。CPETは、酸素消費の変化(VO2最大値)を測定する。CPETおよびVO2最大値を測定する方法は、当技術分野で周知である(Malhotra et al., JACC:Heart Failure, 2016, 4(8):607-616、Guazzi et al., J Amer College Cardiol, 2017, 70 (13):1618-1636、Rowin et al., JACC:Cariovasc Imaging, 2017, 10(11):1374-1386)。一部の実施形態では、VO2最大値は、処置後に、1mL/kg/m2超、例えば1.2mL/kg/m2超、1.4mL/kg/m2超、1.5mL/kg/m2超、1.7mL/kg/m2超、2mL/kg/m2超、2.2mL/kg/m2超、2.5mL/kg/m2超、3mL/kg/m2超、3.2mL/kg/m2超、または3.5mL/kg/m2超改善される。
【0166】
一部の実施形態では、対象は、処置前に、II、III、またはIVのニューヨーク心臓病学会(NYHA)機能分類を有する。一部の実施形態では、対象は、処置前に、IIIまたはIVのニューヨーク心臓病学会(NYHA)機能分類を有する。一部の実施形態では、対象は、処置前に、IVのニューヨーク心臓病学会(NYHA)機能分類を有する。一部の実施形態では、対象は、処置後に、同じNYHA機能分類を維持するか、またはNYHA機能分類が低減する。
【0167】
一部の実施形態では、VO2最大値は、処置後に、1mL/kg/m2超、例えば1.2mL/kg/m2超、1.4mL/kg/m2超、1.5mL/kg/m2超、1.7mL/kg/m2超、または2mL/kg/m2超改善され、対象は、NYHA機能分類が低減する。一部の実施形態では、VO2最大値は、処置後に、2.5mL/kg/m2超、3mL/kg/m2超、3.2mL/kg/m2超、または3.5mL/kg/m2超改善され、対象は、同じNYHA機能分類を維持するか、またはNYHA機能分類が低減する。
【0168】
一部の実施形態では、対象の毎日の機能および/または活性レベルは、処置後に改善される。毎日の機能および/または活性レベルの改善は、例えば、ジャーナル処理またはアクティグラフィー、例えばFITBIT(登録商標)またはFITBIT(登録商標)様モニターによって測定することができる。
【0169】
一部の実施形態では、対象は、処置後に、息切れの低減、胸痛の低減、不整脈の負荷、例えば心房細動および心室不整脈の低減、心不全の発生率の低減、ならびに心室流出路閉塞の低減の1つまたはそれより多くを有する。
キット
【0170】
また、本明細書に提供される製剤または錠剤のいずれかを含む製造品およびキットが提供される。製造品は、ラベル付きの容器を含むことができる。適切な容器には、例えば、ボトル、バイアル、および試験管が含まれる。容器は、ガラスまたはプラスチックなどの様々な材料から形成することができる。容器は、本明細書で提供される医薬組成物を保持することができる。容器上のラベルは、医薬組成物が、本明細書に記載される状態を防止、処置または抑制するために使用されることを示すことができ、in vivoまたはin vitroのいずれかで使用するための指示を示すこともできる。
【0171】
一態様では、本明細書に記載される製剤または錠剤、および使用するための使用説明書を含むキットが本明細書で提供される。キットは、心臓疾患の処置を必要とする対象における心臓疾患の処置において使用するための使用説明書を含むことができる。キットは、無菌パッケージングを含むこともできる。
組合せ物
【0172】
本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、単独で、または前述の障害、疾患もしくは状態の処置において有用な他の治療薬および/もしくは治療剤と組み合わせて投与することができる。
【0173】
本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、心臓疾患、例えばHCMまたはHFpEFを処置するための他の1つまたはそれより多くの治療薬と組み合わせることができる。一部の実施形態では、1つまたはそれより多くの治療薬には、心臓の神経ホルモン刺激を下方調節することによって心不全の進行を遅延させ、心臓リモデリングを防止することを試みる治療薬(例えば、ACE阻害剤、アンギオテンシン受容体遮断薬(ARB)、β-遮断薬、アルドステロン受容体アンタゴニスト、または神経エンドペプチダーゼ阻害剤)が含まれる。一部の実施形態では、1つまたはそれより多くの治療薬には、心臓収縮性を刺激することによって心臓機能を改善する治療薬(例えば、陽性変力剤、例えば、β-アドレナリンアゴニストであるドブタミンまたはホスホジエステラーゼ阻害剤であるミルリノン)が含まれる。他の実施形態では、1つまたはそれより多くの治療薬には、心臓前負荷を低減する治療薬(例えば、利尿剤、例えばフロセミド)または後負荷を低減する治療薬(それに限定されるものではないが、カルシウムチャネル遮断薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、エンドセリン受容体アンタゴニスト、レニン阻害剤、または平滑筋ミオシンモジュレーターを含む任意のクラスの血管拡張薬)が含まれる。
【0174】
本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、HCMまたはHFpEFを処置するための他の1つまたはそれより多くの治療薬と組み合わせることができる。一部の実施形態では、本明細書に記載および/または開示される製剤または錠剤は、β-遮断薬、ベラパミル、および/またはジソピラミドと組み合わせることができる。
列挙された実施形態
【0175】
実施形態1.
(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)充填剤;
(iii)結合剤;
(iv)崩壊剤;
(v)界面活性剤;および
(vi)滑沢剤
を含む、製剤。
【0176】
実施形態2.
充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態1の製剤。
【0177】
実施形態3.
結合剤が、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態1または2の製剤。
【0178】
実施形態4.
崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態1~3のいずれか1つの製剤。
【0179】
実施形態5.
界面活性剤が、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態1~4のいずれか1つの製剤。
【0180】
実施形態6.
滑沢剤が、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態1~5のいずれか1つの製剤。
【0181】
実施形態7.
製剤が、
(i)約1重量%~約80重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約15重量%~約90重量%の充填剤;
(iii)約0.1重量%~約10重量%の結合剤;
(iv)約1重量%~約10重量%の崩壊剤;
(v)約0.1重量%~約10重量%の界面活性剤;および
(vi)約0.1重量%~約10重量%の;
を含む、実施形態1~6のいずれか1つの製剤。
【0182】
実施形態8.
製剤が、
(i)約1重量%~約50重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約40重量%~約80重量%の充填剤;
(iii)約0.5重量%~約5重量%の結合剤;
(iv)約2重量%~約8重量%の崩壊剤;
(v)約0.5重量%~約5重量%の界面活性剤;および
(vi)約0.5重量%~約5重量%の;
を含む、実施形態1~7のいずれか1つの製剤。
【0183】
実施形態9.
製剤が、
(i)約10重量%~約30重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約60重量%~約80重量%の充填剤;
(iii)約1重量%~約3重量%の結合剤;
(iv)約4重量%~約6重量%の崩壊剤;
(v)約1重量%~約3重量%の界面活性剤;および
(vi)約0.5重量%~約1.5重量%の;
を含む、実施形態1~8のいずれか1つの製剤。
【0184】
実施形態10.
製剤が、
(i)約20重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約70重量%の充填剤;
(iii)約2重量%の結合剤;
(iv)約5重量%の崩壊剤;
(v)約2重量%の界面活性剤;および
(vi)約1重量%の滑沢剤;
を含む、実施形態1~9のいずれか1つの製剤。
【0185】
実施形態11.
製剤が、
(i)約1重量%~約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約70重量%~約90重量%の充填剤;
(iii)約1重量%~約3重量%の結合剤;
(iv)約4重量%~約6重量%の崩壊剤;
(v)約1重量%~約3重量%の界面活性剤;および
(vi)約0.5重量%~約1.5重量%の;
を含む、実施形態1~8のいずれか1つの製剤。
【0186】
実施形態12.
製剤が、
(i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約85重量%の充填剤;
(iii)約2重量%の結合剤;
(iv)約5重量%の崩壊剤;
(v)約2重量%の界面活性剤;および
(vi)約1重量%の滑沢剤;
を含む、実施形態1~8および11のいずれか1つの製剤。
【0187】
実施形態13.
製剤が、
(i)約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii)約80重量%の充填剤;
(iii)約2重量%の結合剤;
(iv)約5重量%の崩壊剤;
(v)約2重量%の界面活性剤;および
(vi)約1重量%の滑沢剤;
を含む、実施形態1~9および11のいずれか1つの製剤。
【0188】
実施形態14.
充填剤が、マンニトールを含む、実施形態1~13のいずれか1つの製剤。
【0189】
実施形態15.
充填剤が、結晶セルロースを含む、実施形態1~14のいずれか1つの製剤。
【0190】
実施形態16.
充填剤が、マンニトールおよび結晶セルロースからなる、実施形態1~15のいずれか1つの製剤。
【0191】
実施形態17.
結合剤が、ヒドロキシプロピルセルロースである、実施形態1~16のいずれか1つの製剤。
【0192】
実施形態18.
崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウムである、実施形態1~17のいずれか1つの製剤。
【0193】
実施形態19.
界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムである、実施形態1~18のいずれか1つの製剤。
【0194】
実施形態20.
滑沢剤が、ステアリン酸マグネシウムである、実施形態1~19のいずれか1つの製剤。
【0195】
実施形態21.
製剤が、
(i)約1重量%~約50重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約10重量%~約60重量%のマンニトール;
(ii-2)約5重量%~約45重量%の結晶セルロース;
(iii)約0.1重量%~約10重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約1重量%~約10重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約0.1重量%~約10重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約0.1重量%~約10重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、実施形態1~8のいずれか1つの製剤。
【0196】
実施形態22.
製剤が、
(i)約10重量%~約30重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約40重量%~約50重量%のマンニトール;
(ii-2)約20重量%~約30重量%の結晶セルロース;
(iii)約1重量%~約3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約4重量%~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約1重量%~約3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約0.5重量%~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、実施形態1~8および21のいずれか1つの製剤。
【0197】
実施形態23.
製剤が、
(i)約1重量%~約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約50重量%~約60重量%のマンニトール;
(ii-2)約25重量%~約35重量%の結晶セルロース;
(iii)約1重量%~約3重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約4重量%~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約1重量%~約3重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約0.5重量%~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、実施形態1~8および21のいずれか1つの製剤。
【0198】
実施形態24.
製剤が、
(i)約20重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約44重量%のマンニトール;
(ii-2)約26重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、実施形態1~8、21および22のいずれか1つの製剤。
【0199】
実施形態25.
製剤が、
(i)約10重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約50重量%のマンニトール;
(ii-2)約30重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、実施形態1~8、21~23のいずれか1つの製剤。
【0200】
実施形態26.
製剤が、
(i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(ii-1)約54重量%のマンニトール;
(ii-2)約31重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、実施形態1~8、21および23のいずれか1つの製剤。
【0201】
実施形態27.
製剤が、経口投与向けのものである、前記実施形態のいずれかの製剤。
【0202】
実施形態28.
製剤が、1日1回、投与するためのものである、前記実施形態のいずれかの製剤。
【0203】
実施形態29.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩が、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドである、前記実施形態のいずれかの製剤。
【0204】
実施形態30.
(i)コアであって、
(a)
(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)粒内充填剤;
(a-iii)粒内結合剤;
(a-iv)粒内崩壊剤;および
(a-v)粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)粒外充填剤;
(b-ii)粒外崩壊剤;および
(b-iii)粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分
を含む全コア重量を有するコア;
ならびに必要に応じて、
(ii)コーティング剤を含むコーティング層
を含む錠剤。
【0205】
実施形態31.
粒内充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30の錠剤。
【0206】
実施形態32.
粒内結合剤が、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30または31の錠剤。
【0207】
実施形態33.
粒内崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30~32のいずれか1つの錠剤。
【0208】
実施形態34.
粒内界面活性剤が、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30~33のいずれか1つの錠剤。
【0209】
実施形態35.
粒外充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30~34のいずれか1つの錠剤。
【0210】
実施形態36.
粒外崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30~35のいずれか1つの錠剤。
【0211】
実施形態37.
粒外滑沢剤が、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、実施形態30~36のいずれか1つの錠剤。
【0212】
実施形態38.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1%~約80%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約10%~約80%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約0.1%~約10%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約0.1%~約5%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約0.1%~約5%の粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約0.1%~約5%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約5%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~37のいずれか1つの錠剤。
【0213】
実施形態39.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約40%~約80%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約1%~約5%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約1%~約5%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約1%~約5%の粒内界面活性剤
を含む粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約1%~約5%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~38のいずれか1つの錠剤。
【0214】
実施形態40.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約50%~約70%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約1%~約3%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約2%~約4%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約1%~約3%の粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約1%~約3%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39のいずれか1つの錠剤。
【0215】
実施形態41.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約60%~約80%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約1%~約3%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約2%~約4%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約1%~約3%の粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約1%~約3%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39のいずれか1つの錠剤。
【0216】
実施形態42.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約5%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約74%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39、および41のいずれか1つの錠剤。
【0217】
実施形態43.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約69%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~41のいずれか1つの錠剤。
【0218】
実施形態44.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)全コア重量の約59%の粒内充填剤;
(a-iii)全コア重量の約2%の粒内結合剤;
(a-iv)全コア重量の約3%の粒内崩壊剤;および
(a-v)全コア重量の約2%の粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の粒外充填剤;
(b-ii)全コア重量の約2%の粒外崩壊剤;および
(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~40のいずれか1つの錠剤。
【0219】
実施形態45.
粒内充填剤が、マンニトールを含む、実施形態30~44のいずれか1つの錠剤。
【0220】
実施形態46.
粒内充填剤が、結晶セルロースを含む、実施形態30~45のいずれか1つの錠剤。
【0221】
実施形態47.
粒内充填剤が、マンニトールおよび結晶セルロースからなる、実施形態30~46のいずれか1つの錠剤。
【0222】
実施形態48.
粒内結合剤が、ヒドロキシプロピルセルロースである、実施形態30~47のいずれか1つの錠剤。
【0223】
実施形態49.
粒内崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウムである、実施形態30~48のいずれか1つの錠剤。
【0224】
実施形態50.
粒内界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムである、実施形態30~49のいずれか1つの錠剤。
【0225】
実施形態51.
粒外充填剤が、結晶セルロースである、実施形態30~50のいずれか1つの錠剤。
【0226】
実施形態52.
粒外崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウムである、実施形態30~51のいずれか1つの錠剤。
【0227】
実施形態53.
粒外滑沢剤が、ステアリン酸マグネシウムである、実施形態30~52のいずれか1つの錠剤。
【0228】
実施形態54.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約40%~約60%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約10%~約30%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約1%~約5%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約1%~約5%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39および45~52のいずれか1つの錠剤。
【0229】
実施形態55.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1%~約50%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約40%~約60%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約10%~約30%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約1%~約5%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約1%~約5%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約1%~約5%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約2%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39および45~53のいずれか1つの錠剤。
【0230】
実施形態56.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約40%~約50%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約10%~約20%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~40、45~52および54のいずれか1つの錠剤。
【0231】
実施形態57.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約10%~約30%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約40%~約50%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約10%~約20%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~40、45~56のいずれか1つの錠剤。
【0232】
実施形態58.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1重量%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約50%~約60%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約15%~約25%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39、41、45~52および54のいずれか1つの錠剤。
【0233】
実施形態59.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約1重量%~約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約50%~約60%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約15%~約25%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約1%~約3%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約2%~約4%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約1%~約3%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約5%~約15%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約1%~約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約0.1%~約1.5%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39、41、45~55のいずれか1つの錠剤。
【0234】
実施形態60.
コアが、
(a)
(a-i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;
(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;
(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11重量%の結晶セルロース;
(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1重量%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39、41、42、45~52、54および58のいずれか1つの錠剤。
【0235】
実施形態61.
コアが、
(a)
(a-i)約5重量%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;
(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;
(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11重量%の結晶セルロース;
(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1重量%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~39、41、42、45~55、58および59のいずれか1つの錠剤。
【0236】
実施形態62.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約50%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約19%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~41、45~52、54、56および58のいずれか1つの錠剤。
【0237】
実施形態63.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約10%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約50%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約19%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~41、および45~59のいずれか1つの錠剤。
【0238】
実施形態64.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約44%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約15%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約1%の粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~40、44~52、54および56のいずれか1つの錠剤。
【0239】
実施形態65.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約20%の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約44%のマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約15%の結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態30~40、44~57のいずれか1つの錠剤。
【0240】
実施形態66.
コーティング層を含む、実施形態30~65のいずれか1つの錠剤。
【0241】
実施形態67.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025、Opadry IおよびOpadry IIからなる群から選択される、実施形態30~66のいずれか1つの錠剤。
【0242】
実施形態68.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、実施形態30~67のいずれか1つの錠剤。
【0243】
実施形態69.
錠剤が、全コア重量の約0.5%~約10%のコーティング剤を含む、実施形態30~68のいずれか1つの錠剤。
【0244】
実施形態70.
錠剤が、全コア重量の約1%~約5%のコーティング剤を含む、実施形態30~69のいずれか1つの錠剤。
【0245】
実施形態71.
錠剤が、全コア重量の約2%~約4%のコーティング剤を含む、実施形態30~71のいずれか1つの錠剤。
【0246】
実施形態72.
錠剤が、全コア重量の約3%のコーティング剤を含む、実施形態30~71のいずれか1つの錠剤。
【0247】
実施形態73.
全コア重量が、約50mgである、実施形態30~72のいずれか1つの錠剤。
【0248】
実施形態74.
コアが、
(a)
(a-i)約2.5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約27mgのマンニトール;
(a-ii-2)約10mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約5.5mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.5mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態73の錠剤。
【0249】
実施形態75.
コアが、
(a)
(a-i)約2.5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約27mgのマンニトール;
(a-ii-2)約10mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約5.5mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.5mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態73または74の錠剤。
【0250】
実施形態76.
錠剤が、約1.5mgのコーティング剤を含む、実施形態73~75のいずれか1つの錠剤。
【0251】
実施形態77.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、実施形態76の錠剤。
【0252】
実施形態78.
全コア重量が、約100mgである、実施形態30~72のいずれか1つの錠剤。
【0253】
実施形態79.
コアが、
(a)
(a-i)約5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約54mgのマンニトール;
(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;
(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態78の錠剤。
【0254】
実施形態80.
コアが、
(a)
(a-i)約5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約54mgのマンニトール;
(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;
(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
および
(b)
(b-i)約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態78または79の錠剤。
【0255】
実施形態81.
コアが、
(a)
(a-i)約20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約44mgのマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約15mgの結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約1mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態78の錠剤。
【0256】
実施形態82.
コアが、
(a)
(a-i)約20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約44mgのマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約15mgの結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約1mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態78または81の錠剤。
【0257】
実施形態83.
錠剤が、約3mgのコーティング剤を含む、実施形態78~82のいずれか1つの錠剤。
【0258】
実施形態84.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、実施形態83の錠剤。
【0259】
実施形態85.
全コア重量が、約200mgである、実施形態30~72のいずれか1つの錠剤。
【0260】
実施形態86.
コアが、
(a)
(a-i)約10mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約108mgのマンニトール;
(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;
(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約2mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態85の錠剤。
【0261】
実施形態87.
コアが、
(a)
(a-i)約10mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約108mgのマンニトール;
(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;
(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約2mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態85または86の錠剤。
【0262】
実施形態88.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約88mgのマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約30mgの結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約2mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態85の錠剤。
【0263】
実施形態89.
コアが、
(a)
(a-i)全コア重量の約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)全コア重量の約88mgのマンニトール;
(a-ii-2)全コア重量の約30mgの結晶セルロース;
(a-iii)全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)全コア重量の約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)全コア重量の約2mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態85または88の錠剤。
【0264】
実施形態90.
錠剤が、約6mgのコーティング剤を含む、実施形態85~89のいずれか1つの錠剤。
【0265】
実施形態91.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、実施形態90の錠剤。
【0266】
実施形態92.
全コア重量が、約70mgである、実施形態30~72のいずれか1つの錠剤。
【0267】
実施形態93.
コアが
(a)
(a-i)約7mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約35mgのマンニトール;
(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1.4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.7mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態92の錠剤。
【0268】
実施形態94.
コアが、
(a)
(a-i)約7mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約35mgのマンニトール;
(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1.4mgのラウリル硫酸ナトリウム;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.7mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態92または93の錠剤。
【0269】
実施形態95.
錠剤が、約2.1mgのコーティング剤を含む、実施形態92~94のいずれか1つの錠剤。
【0270】
実施形態96.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、実施形態95の錠剤。
【0271】
実施形態97.
全コア重量が、約400mgである、実施形態30~72のいずれか1つの錠剤。
【0272】
実施形態98.
コアが、
(a)
(a-i)約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約200mgのマンニトール;
(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;
(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約44mgの結晶セルロース;
(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約4mgの粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態97の錠剤。
【0273】
実施形態99.
コアが、
(a)
(a-i)約40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii-1)約200mgのマンニトール;
(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;
(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約44mgの結晶セルロース;
(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約4mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、実施形態97または98の錠剤。
【0274】
実施形態100.
錠剤が、約12mgのコーティング剤を含む、実施形態97~98のいずれか1つの錠剤。
【0275】
実施形態101.
コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、実施形態100の錠剤。
【0276】
実施形態102.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩が、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドである、実施形態30~101のいずれか1つの錠剤。
【0277】
実施形態103.
実施形態30~102のいずれか1つの錠剤を作製する方法であって、方法が、
(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;
(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕して、粒内構成成分を形成するステップ;
(3)粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;
(4)最終ブレンド混合物を圧縮して、コアを形成するステップ;
(5)必要に応じて、コアをコーティング層によりコーティングするステップ
を含む、方法。
【0278】
実施形態104.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが湿式造粒工程を含む、実施形態102の方法。
【0279】
実施形態105.
湿式造粒工程が、高せん断造粒器を用いて行われる、実施形態104の方法。
【0280】
実施形態106.
湿式造粒工程が、湿式ミル粉砕工程をさらに含む、実施形態104または105の方法。
【0281】
実施形態107.
湿式ミル粉砕工程が、コニカルミルを用いて行われる、実施形態106の方法。
【0282】
実施形態108.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが、顆粒を乾燥するステップをさらに含む、実施形態103~107のいずれか1つの方法。
【0283】
実施形態109.
顆粒を乾燥するステップが、流動床乾燥器で行われる、実施形態108の方法。
【0284】
実施形態110.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕するステップが、コニカルミルを用いて行われる、実施形態103~109のいずれか1つの方法。
【0285】
実施形態111.
粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップが、V-ブレンダーにおいて行われる、実施形態103~110のいずれか1つの方法。
【0286】
実施形態112.
最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップが、回転式打錠器を用いて行われる、実施形態103~111のいずれか1つの方法。
【0287】
実施形態113.
コアをコーティング層でコーティングするステップを含む、実施形態103~112のいずれか1つの方法。
【0288】
実施形態114.
従来のコーティング用パンを使用して、コアをコーティング層でコーティングするステップを含む、実施形態103~113のいずれか1つの方法。
【0289】
実施形態115.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩が、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドである、実施形態103~114のいずれか1つの方法。
【0290】
実施形態116.
(i)コアであって、
(a)
(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩;
(a-ii)粒内充填剤;
(a-iii)粒内結合剤;
(a-iv)粒内崩壊剤;および
(a-v)粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)粒外充填剤;
(b-ii)粒外崩壊剤;および
(b-iii)粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分を含む全コア重量を有するコア;
ならびに
(ii)コーティング剤を含むコーティング層
を含む錠剤を作製する方法であって、方法が、
(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;
(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕して、粒内構成成分を形成するステップ;
(3)粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;
(4)最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップ;
(5)コアをコーティング層によりコーティングするステップ
を含む、方法。
【0291】
実施形態117.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが、湿式造粒工程を含む、実施形態116の方法。
【0292】
実施形態118.
湿式造粒工程が、高せん断造粒器を用いて行われる、実施形態117の方法。
【0293】
実施形態119.
湿式造粒工程が、湿式ミル粉砕工程をさらに含む、実施形態117または118の方法。
【0294】
実施形態120.
湿式ミル粉砕工程が、コニカルミルを用いて行われる、実施形態119の方法。
【0295】
実施形態121.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが、顆粒を乾燥するステップをさらに含む、実施形態116~120のいずれか1つの方法。
【0296】
実施形態122.
顆粒を乾燥するステップが、流動床乾燥器で行われる、実施形態121の方法。
【0297】
実施形態123.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩、粒内充填剤、粒内結合剤、粒内崩壊剤および粒内界面活性剤を含む顆粒をミル粉砕するステップが、コニカルミルを用いて行われる、実施形態116~122のいずれか1つの方法。
【0298】
実施形態124.
粒内構成成分と粒外充填剤、粒外崩壊剤および粒外滑沢剤とをブレンドするステップが、V-ブレンダーにおいて行われる、実施形態116~123のいずれか1つの方法。
【0299】
実施形態125.
最終ブレンド混合物を圧縮してコアを形成するステップが、回転式打錠器を用いて行われる、実施形態116~124のいずれか1つの方法。
【0300】
実施形態126.コアをコーティング層でコーティングするステップを含む、実施形態116~125のいずれか1つの方法。
【0301】
実施形態127.
コーティング用パンを用いて、コアをコーティング層でコーティングするステップを含む、実施形態116~126のいずれか1つの方法。
【0302】
実施形態128.
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、またはその水和物、溶媒和物、多形もしくは薬学的に許容される塩が、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドである、実施形態116~127のいずれか1つの方法。
【0303】
実施形態129.
心臓疾患を処置することを必要とする対象の心臓疾患を処置する方法であって、実施形態1~29のいずれか1つの製剤、または実施形態30~102のいずれか1つの錠剤を対象に投与するステップを含む、方法。
【0304】
実施形態130.
心臓疾患が、肥大型心筋症(HCM)である、実施形態129の方法。
【0305】
実施形態131.
HCMが、閉塞性もしくは非閉塞性であるか、またはサルコメアおよび/もしくは非サルコメア変異と関連する、実施形態130の方法。
【0306】
実施形態132.
心臓疾患が、駆出分画が保たれた心不全(HFpEF)である、実施形態129の方法。
【0307】
実施形態133.
心臓疾患が、拡張機能障害、原発性または続発性拘束型心筋症、心筋梗塞および狭心症、左心室流出路閉塞、高血圧性心臓疾患、先天性心臓疾患、心虚血、冠状動脈性心臓疾患、糖尿病性心臓疾患、うっ血性心不全、右心不全、心腎症候群、ならびに浸潤性心筋症からなる群から選択される、実施形態129の方法。
【0308】
実施形態134.
心臓疾患が、心臓老化、加齢に起因する拡張機能障害、左心室肥大および求心性左心室リモデリングからなる群から選択される1つまたはそれより多くの状態であるか、またはそれに関係する、実施形態129の方法。
【0309】
実施形態135.
HCMと関連する疾患または状態を処置することを必要とする対象における、肥大型心筋症と関連する疾患または状態を処置する方法であって、実施形態1~29のいずれか1つの製剤、または実施形態30~102のいずれか1つの錠剤を対象に投与するステップを含む、方法。
【0310】
実施形態136.
疾患または状態が、ファブリー病、ダノン病、ミトコンドリア心筋症、およびヌーナン症候群からなる群から選択される、実施形態135の方法。
【0311】
実施形態137.
続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態を処置することを必要とする対象における、続発性左心室壁肥厚と関連する疾患または状態を処置する方法であって、実施形態1~29のいずれか1つの製剤、または実施形態30~102のいずれか1つの錠剤を対象に投与するステップを含む、方法。
【0312】
実施形態138.
疾患または状態が、高血圧、心臓弁膜症、メタボリック症候群、末期腎疾患、強皮症、睡眠時無呼吸、アミロイドーシス、ファブリー病、フリードライヒ運動失調、ダノン病、ヌーナン症候群、およびポンペ病からなる群から選択される、実施形態137の方法。
【0313】
実施形態139.
小左心室内腔および内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態を処置することを必要とする対象における、小左心室内腔および内腔閉塞、運動過多性左心室収縮、心筋虚血、または心臓線維症と関連する疾患または状態を処置する方法であって、実施形態1~29のいずれか1つの製剤、または実施形態30~102のいずれか1つの錠剤を対象に投与するステップを含む、方法。
【0314】
実施形態140.
筋ジストロフィーおよび糖原病から選択される疾患または状態を処置することを必要とする対象における、筋ジストロフィーおよび糖原病から選択される疾患または状態を処置する方法であって、実施形態1~29のいずれか1つの製剤、または実施形態30~102のいずれか1つの錠剤を対象に投与するステップを含む、方法。
【0315】
実施形態141.
心臓サルコメアを阻害する方法であって、心臓サルコメアを、実施形態1~29のいずれか1つの製剤、または実施形態30~102のいずれか1つの錠剤と接触させるステップを含む、方法。
【実施例】
【0316】
以下の実施例は、限定されるものではないが、本明細書において提示されている組成物、使用および方法を例示するために提示されている。
【0317】
以下の略称が、本実施例全体を通じて使用される:TEA(トリメチルアミン)、DCM(ジクロロメタン)、(Boc)
2O(ジ-tert-ブチルジカーボネート)、EA(酢酸エチル)、PE(石油エーテル)、DMF(N,N-ジメチルホルムアミド)、DIEA(N-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン)、HATU(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート)、HOAt(1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール)、HOBt(ヒドロキシベンゾトリアゾール)、EDCI(1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)、MeOH(メタノール)、EtOH(エタノール)、iPrOH(プロパン-2-オール)、ACN(アセトニトリル)、TFA(トリフルオロ酢酸)、DPPA(ジフェニルホスホリルアジド)、DBU(1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ-7-エン)、THF(テトラヒドロフラン)、PPh
3(トリフェニルホスファン)、SM(出発原料)、Hex(ヘキサン)、NCS(N-クロロスクシンイミド)、r.t.(室温)、DCE(ジクロロエタン)、FA(ギ酸)、CHCl
3(クロロホルム)、BnBr(臭化ベンジル)、HCl(塩化水素)、equiv(当量)、DSC(ビス(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)カーボネート)、RH(相対湿度)、QL(定量限界)、RRT(相対保持時間)、RS(関連物質)。
(実施例1)
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの合成
(i)中間体Aの合成
【化2】
【0318】
tert-ブチルN-[(1R)-5-(N-ヒドロキシカルバムイミドイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルバメート(16g、54.9mmol、1.0当量)のジオキサン(300mL)溶液に、プロパン酸プロパノイル(8.4g、64.5mmol、1.2当量)を加えた。この混合物を105℃で8時間、撹拌し、室温まで冷却して減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(EA/PE、1/9)によって精製すると、17.5g(97%)のtert-ブチルN-[(1R)-5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルバメートが白色固体として得られた。
(ii)中間体Bの合成
【化3】
【0319】
tert-ブチルN-[(1R)-5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル]カルバメート(17.6g、53.4mmol、1.0当量)のDCM(120mL)溶液に、TFA(24mL)を加えた。この混合物を室温で一晩、撹拌し、減圧下で濃縮した。次に、この混合物をエタノール(50mL)および水(5mL)に注ぎ入れて、pHを水酸化ナトリウム溶液(2N)により12に調節した。次に、この混合物をジクロロメタン(200mL)により3回、抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、減圧下で濃縮すると、11.2gの(1R)-5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-アミンが褐色油状物として得られた。
(iii)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの合成:
【化4】
【0320】
1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(6.1g、48.4mmol、1.0当量)のDMF(300mL)溶液に、DIEA(12.6g、97.5mmol、2.0当量)、HOAt(19.8g、145.8mmol、3.0当量)およびEDCI(28g、146.1mmol、3.0当量)を加えた。この混合物を15分間、撹拌し、次に、(1R)-5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-アミン(11.2g、48.9mmol、1.0当量)を加えた。次に、この混合物を3時間、撹拌してDCMにより希釈し、NH4Cl溶液により3回、洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮してシリカゲルクロマトグラフィー(EA/PE、74/26)によって精製すると、中間生成物が得られた。中間生成物をEAとPEとの混合物(1/10)により摩砕して、14.5g(88%)の(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを白色固体として得た。LRMS (ES) m/z 338 (M+H). 1H-NMR: (DMSO, 300MHz, ppm): δ 8.41 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.16 (1H, s), 7.91-7.79 (3H, m), 7.34 (1H, d, J = 7.9 Hz), 5.53 (1H, q, J = 8.3 Hz), 3.84 (3H, s), 3.13-2.81 (4H, m), 2.44 (1H, dd, J = 7.9, 4.7 Hz), 1.95 (1H, m), 1.33 (3H, t, J = 7.5 Hz).
(実施例2)
例示的な製剤の調製
【0321】
図1は、本明細書に記載されている製剤の調製における、単位操作を例示するフローチャートを表す。
【0322】
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、結晶セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびラウリル硫酸ナトリウムを手ふるいで細かくした。ステアリン酸マグネシウムを手ふるいで細かくした。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、結晶セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびラウリル硫酸ナトリウムを高せん断造粒器中で混合し、湿式造粒工程、次いで、湿式ミル粉砕、乾燥および乾式ミル粉砕を行った。得られた固体混合物を結晶セルロースおよびクロスカルメロースナトリウムとブレンドした。最後に、得られた混合物をステアリン酸マグネシウムとブレンドし、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む製剤を得た。
(実施例3)
非コート錠剤の調製
【0323】
図2は、本明細書に記載されている非コート錠剤の調製における、単位操作を例示するフローチャートを表す。
【0324】
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、結晶セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびラウリル硫酸ナトリウムを手ふるいで細かくした。ステアリン酸マグネシウムを手ふるいで細かくした。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、結晶セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびラウリル硫酸ナトリウムを高せん断造粒器中で混合し、湿式造粒工程、次いで、湿式ミル粉砕、乾燥および乾式ミル粉砕を行った。得られた固体混合物を結晶セルロースおよびクロスカルメロースナトリウムとブレンドした。得られた混合物をステアリン酸マグネシウムとブレンドする。次に、この最終混合物を錠剤に圧縮し、非コート錠剤を得る。
(実施例4)
コート錠剤の調製
【0325】
図3は、本明細書に記載されているコート錠剤の調製における、単位操作を例示するフローチャートを表す。
【0326】
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、結晶セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびラウリル硫酸ナトリウムを手ふるいで細かくした。ステアリン酸マグネシウムを手ふるいで細かくした。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、結晶セルロース、マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびラウリル硫酸ナトリウムを高せん断造粒器中で混合し、湿式造粒工程、次いで、湿式ミル粉砕、乾燥および乾式ミル粉砕を行った。得られた固体混合物を結晶セルロースおよびクロスカルメロースナトリウムとブレンドした。得られた混合物をステアリン酸マグネシウムとブレンドする。次に、この最終混合物を錠剤に圧縮し、非コート錠剤を得る。次に、これらの非コート錠剤をOpadry White QXでコーティングし、コート錠剤を得る。
(実施例5)
2.5mg製剤
【0327】
5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表1】
(実施例6)
5mg製剤
【0328】
5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表2】
(実施例7)
10mg製剤
【0329】
10mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表3】
(実施例8)
20mg製剤
【0330】
20mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表4】
(実施例9)
40mg製剤
【0331】
40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表5】
(実施例10)
7mg製剤
【0332】
7mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表6】
(実施例11)
40mg製剤
【0333】
40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤を、実施例4の方法に従い調製し、この方法のフローチャートが
図3に示される。以下の成分および量を本方法に使用した。
【表7】
(実施例11)
5mg製剤の長期安定性
【0334】
実施例6に記載されている、5mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤。この錠剤を、インダクションシールおよび28mmのSecurxキャップ、SG-75Mライナーを備える白色の30cc丸型広口HDPEボトルにパッケージした。各ボトルに40錠を入れた。この錠剤を30℃+/-2℃および65% RH+/-5% RHで12か月間、保管した。12か月の期間後、錠剤の外観、効力、未知化合物の存在、溶解時に活性成分を放出する能力および水分含量を分析した。結果が表8に示される。
【表8】
(実施例12)
40mg製剤の長期安定性
【0335】
実施例9に記載されている、40mgの(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを含む錠剤。この錠剤を、インダクションシールおよび28mmのSecurxキャップ、SG-75Mライナーを備える白色の30cc丸型広口HDPEボトルにパッケージした。各ボトルに40錠を入れた。この錠剤を30℃+/-2℃および65% RH+/-5% RHで12か月間、保管した。12か月の期間後、錠剤の外観、効力、未知化合物の存在、溶解時に活性成分を放出する能力および水分含量を分析した。結果が表9に示される。
【表9】
(生物学的実施例B-1)
筋原線維アッセイ
【0336】
未変性サルコメアの状況において、全長心臓ミオシンのATPアーゼ活性に対する(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの効果を評価するために、除膜筋原線維アッセイを実施した。トリトンX-100などの洗浄剤の存在下でウシの心臓の左心室組織をホモジナイズすることによって、ウシ心臓筋原線維を得た。このような処置により、膜および可溶性細胞質タンパク質の大部分は除去されるが、心臓サルコメアアクトミオシン装置は無傷で残される。筋原線維調製物は、Ca
2+調節方式でATPを加水分解する能力を保持する。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの存在下および非存在下における、このような筋原線維調製物のATPアーゼ活性を、定義された最大率分画(すなわち、25%、75%)まで活性化するCa
2+濃度でアッセイした。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを、ウシ心臓筋原線維の定常状態のATPアーゼ活性を阻害するそれらの能力について、ピルビン酸キナーゼおよび乳酸デヒドロゲナーゼ(PK/LDH)共役酵素系を使用してアセスメントした。このアッセイは、NADHを酸化して340nmでの吸光度変化をもたらすことによって、ミオシンによって生成されたADPをATPに再生する。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを試験する前に、ウシ心臓筋原線維を、それらのカルシウム応答性についてアセスメントし、筋原線維系の50%(pCa
50)または75%(pCa
75)活性化のいずれかを達成するカルシウム濃度を、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの阻害活性をアセスメントするための最終的な条件として選択した。すべての酵素活性を、12mMのPIPES(ピペラジン-N,N’-ビス(2-エタンスルホン酸)、pH6.8の2mM塩化マグネシウムを含有する緩衝溶液(PM12緩衝剤)中で測定した。最終的なアッセイ条件は、1mg/mLのウシ心臓筋原線維、4U/mLのピルビン酸キナーゼ、6U/mLの乳酸デヒドロゲナーゼ、50μMのATP、0.1mg/mLのBSA(ウシ血清アルブミン)、10ppmの消泡剤、1mMのDTT、0.5mMのNADH、1.5mMのPEP、0.6mMのEGTA、および筋原線維ATPアーゼ活性の50%または75%活性化のいずれかを達成するのに十分な量のCaCl
2であった。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの結果を表Aに提供する。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを、本明細書に記載の合成手順に従い調製した。
【表1A】
(生物学的実施例B-2)
筋細胞アッセイ
(i)ラット成体心室筋細胞の調製:
【0337】
成体雄性Sprague-Dawleyラットを麻酔し、心臓を速やかに切除し、すすぎ、上行大動脈をカニューレ処置した。60cmH2Oの灌流圧力で、連続的な逆行性灌流を心臓に対して開始した。最初に心臓を、名目的にCa2+を含まない以下の組成の改変クレブス溶液で灌流した。113mMのNaCl、4.7mMのKCl、0.6mMのKH2PO4、0.6mMのNa2HPO4、1.2mMのMgSO4、12mMのNaHCO3、10mMのKHCO3、30mMのタウリン、5.5mMのグルコースおよび10mMのHepes(すべてSigma)。この培地は再循環させず、95%O2/5%CO2混合物を用いて絶えず曝気する。およそ3分後、心臓を、コラゲナーゼ(Worthington)および12.5μMの最終カルシウム濃度を補充した改変クレブス緩衝剤で灌流した。心臓の外観が白く、軟らかく見えた後、心臓をカニューレから除去した。心房および血管を除去し、心室を、鉗子を用いて慎重により小さい切片に解剖した。組織を、ピペット研和の反復によってホモジナイズし、コラゲナーゼ反応を、10%仔ウシ血清(BCS)によって停止させ、沈殿させ、5%BCSおよび12.5uMのCaCl2を含有する灌流緩衝剤に再懸濁させた。CaCl2溶液を最終濃度1.2mMまで段階的に添加することによって、筋細胞をカルシウム耐性にした。次に、細胞を洗浄し、タイロード緩衝剤(137mMのNaCl、3.7mMのKCl、0.5mMのMgCl、11mMのグルコース、4mMのHepes、および1.2mMのCaCl2、pH7.4)に再懸濁させた。細胞を、実験を開始する前に37℃で60分間維持し、単離して5時間以内に使用した。細胞調製物は、細胞が最初に、標準(基底の>150%)およびイソプロテレノール(ISO、基底の>250%)処置に対する収縮応答を実証することによってQC基準に合格した場合のみ使用した。さらに、基底収縮性が3~8%の間であった細胞だけを、化合物を用いるその後の実験で使用した。
(ii)成体心室筋細胞収縮実験:
【0338】
タイロード緩衝剤中一定分量の筋細胞を、加熱プラットフォームを備えた灌流チャンバ(シリーズ20 RC-27NE、Warner Instruments)に入れた。筋細胞を接着させ、チャンバを37℃に加熱し、細胞を37℃のタイロード緩衝剤で灌流させた。筋細胞に、白金電極(閾値を20%上回る)で1Hzにおいてフィールド刺激を与えた。ペーシングの前に明らかな条線を有し、無活動であった細胞だけを、収縮性実験のために使用した。基底収縮性を決定するために、筋細胞を、40倍対物レンズによって画像化した。可変フレーム率(60~240Hz)の電荷結合デバイスカメラを使用し、画像をデジタル化し、240Hzのサンプリング速度でコンピュータースクリーンにディスプレイした(IonOptix Milton、MA)。細胞収縮が経時的に安定になったら、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド(0.01~15μM)を、チャンバ内に筋細胞上で5分間灌流させた。次に、筋細胞の収縮性、ならびに収縮および弛緩の速度を、エッジ検出を使用して記録した。
(iii)収縮性分析:
【0339】
2つまたはそれよりも多い異なる筋細胞調製物から5個またはそれよりも多い個々の筋細胞を試験した。細胞ごとに、基底における(化合物注入の1分前と定義される)および化合物を添加した後の(出発化合物を灌流して5分後と定義される)、20またはそれを超える収縮性トランジェントを平均化し、比較した。これらの平均トランジェントを、IonWizardソフトウェア(IonOptix)を使用して分析して、拡張期の長さおよび短縮率の変化を決定した。短縮率は、((静止時の長さ-収縮ピーク時の長さ)割る静止時の長さ)として算出した。ベースラインからの短縮率の変化パーセントは、((投薬後の短縮率/基底の短縮率)×100)として算出した。ベースラインからの短縮率の低減パーセントは、(100-ベースラインからの短縮率の変化パーセント)として算出した。最大収縮および弛緩速度(um/秒)も決定した。個々の細胞からの結果を平均化し、SEMを算出した。
【0340】
筋細胞の短縮率(FS)に及ぼす(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの効果を表Bに示す。
【表1B】
FS%=各細胞の(ベースライン後のピーク高さパーセント/ベースライン前のピーク高さパーセント)×100の平均
(生物学的実施例B-3)
ラット心臓収縮性における急性薬力学的効果の心エコー検査アセスメント
【0341】
心エコー検査によるin vivo心臓機能のアセスメントを、イソフルラン(1~3%)麻酔下の雄性Sprague Dawleyラットで実施した。左心室の2-D M-モード画像を、連続的IV注入または経口胃管栄養法による(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの投与前、投与中、および投与後に、傍胸骨長軸図で取得した。in vivo短縮率を、M-モード画像分析によって、以下の算出を用いて決定した。((拡張終期径-収縮終期径)/拡張終期径×100)。連続的IV注入実験では、3つの投薬前ベースラインのM-モード画像を、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの注入前に1分間隔で得た。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを、50%プロピレングリコール(PG):16%Captisol:10%ジメチルアセトアミド(DMA)中で製剤化し、頸静脈カテーテルを介して1mL/kg/時の速度で送達した。注入中、M-モード画像を、5分間隔で得た。短縮率がベースラインから最大で60%低減した時点で点滴を停止した。血液試料を採取して、(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの血漿濃度を決定した。データは、短縮率が投薬前ベースライン収縮性の50%となる濃度である、推定IC
50値として報告した。IC
50の結果は、表Cにまとめてある。
【表1C】
【0342】
経口投薬研究では、3つの投薬前ベースラインのM-モード画像を、化合物の投与前に1分間隔で得た。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドを、0.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910(HPMC2910):0.1%Tween80懸濁液中で製剤化し、単回用量(5mL/kg)として経口胃管栄養法によって送達した。24時間の期間にわたる選択した時間点において、M-モード心エコー検査測定のために、ラットを軽く麻酔した。(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドに対して、様々な用量レベルを評価した。評価した最高用量における心臓短絡率に及ぼす化合物の効果を、ベースライン短縮率(=100%)の低減パーセントとして表Dに示す。
【表1D】
【0343】
心エコー検査測定と同時に、血液試料を摂取して、対応する(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドの血漿濃度を決定した。表E中のデータは、短縮率が、それぞれ投薬前ベースライン収縮性の50%および10%となる濃度である、推定IC
50およびIC
10値をまとめてある。
【表1E】
【0344】
本明細書に引用した書類のすべて、表および図を含めた、本明細書において引用されている特許、特許出願および刊行物を含めたすべての書類は、その全体がすべての目的のため参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0345】
本明細書に記載される化合物、使用、および方法についての前述の記述により、当業者は、本明細書に記載される化合物、使用、および方法を作製し、使用することができるが、当業者は、本明細書の特定の実施形態、方法、および実施例の変形形態、組合せ、および均等物の存在を理解し、認識されよう。したがって、本明細書で提供される化合物、使用、および方法は、前述の実施形態、方法、または実施例によって限定されるべきではなく、むしろ本明細書で提供される化合物、使用、および方法の範囲および趣旨に含まれるあらゆる実施形態および方法を包含する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
(i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii)充填剤;
(iii)結合剤;
(iv)崩壊剤;
(v)界面活性剤;および
(vi)滑沢剤
を含む、製剤。
(項目2)
前記充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目1に記載の製剤。
(項目3)
前記結合剤が、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目1または2に記載の製剤。
(項目4)
前記崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目1~3のいずれか一項に記載の製剤。
(項目5)
前記界面活性剤が、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目1~4のいずれか一項に記載の製剤。
(項目6)
前記滑沢剤が、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目1~5のいずれか一項に記載の製剤。
(項目7)
前記製剤が、
(i)約1重量%~約80重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii)約15重量%~約90重量%の前記充填剤;
(iii)約0.1重量%~約10重量%の前記結合剤;
(iv)約1重量%~約10重量%の前記崩壊剤;
(v)約0.1重量%~約10重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約0.1重量%~約10重量%の前記滑沢剤;
を含む、項目1~6のいずれか一項に記載の製剤。
(項目8)
前記製剤が、
(i)約20重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii)約70重量%の前記充填剤;
(iii)約2重量%の前記結合剤;
(iv)約5重量%の前記崩壊剤;
(v)約2重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約1重量%の前記滑沢剤;
を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の製剤。
(項目9)
前記製剤が、
(i)約10重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii)約80重量%の前記充填剤;
(iii)約2重量%の前記結合剤;
(iv)約5重量%の前記崩壊剤;
(v)約2重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約1重量%の前記滑沢剤;
を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の製剤。
(項目10)
前記製剤が、
(i)約5重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii)約85重量%の前記充填剤;
(iii)約2重量%の前記結合剤;
(iv)約5重量%の前記崩壊剤;
(v)約2重量%の前記界面活性剤;および
(vi)約1重量%の前記滑沢剤;
を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の製剤。
(項目11)
前記製剤が、
(i)約20重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii-1)約44重量%のマンニトール;
(ii-2)約26重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の製剤。
(項目12)
前記製剤が、
(i)約10重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii-1)約50重量%のマンニトール;
(ii-2)約30重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の製剤。
(項目13)
前記製剤が、
(i)約5重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(ii-1)約54重量%のマンニトール;
(ii-2)約31重量%の結晶セルロース;
(iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(iv)約5重量%のクロスカルメロースナトリウム;
(v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム;および
(vi)約1重量%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、項目1~7のいずれか一項に記載の製剤。
(項目14)
前記製剤が、経口投与向けのものである、前記項目のいずれかに記載の製剤。
(項目15)
前記製剤が、1日1回、投与するためのものである、前記項目のいずれかに記載の製剤。
(項目16)
(i)コアであって、
(a)
(a-i)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii)粒内充填剤;
(a-iii)粒内結合剤;
(a-iv)粒内崩壊剤;および
(a-v)粒内界面活性剤
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)粒外充填剤;
(b-ii)粒外崩壊剤;および
(b-iii)粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分
を含む全コア重量を有する前記コア;
ならびに必要に応じて、
(ii)コーティング剤を含むコーティング層
を含む錠剤。
(項目17)
前記粒内充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16に記載の錠剤。
(項目18)
前記粒内結合剤が、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、アルギン酸、コーンスターチ、コポリビドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ベヘン酸グリセリル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒプロメロース、ラクトース、ポリビニルアルコール、ポビドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、バレイショデンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムデンプン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、デンプン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16または17に記載の錠剤。
(項目19)
前記粒内崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16~18のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目20)
前記粒内界面活性剤が、塩化セチルピリジン、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、ポリオキシエチレンステアレート、ノノキシノール9、ノノキシノール10、オクトキシノール9、ソルビタン脂肪酸エステル、Span20、Span40、Span60、Span80、Span85、ポリソルベート、ポリソルベート20、ポリソルベート21、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート61、ポリソルベート65、ポリソルベート80、脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸エステルのナトリウム塩、二オクチルスルホコハク酸ナトリウム、脂肪酸とアルコールとの部分エステル、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリル、脂肪アルコールとポリオキシエチレンとのエーテル、脂肪酸とポリオキシエチレンとのエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー(Pluronic(登録商標))、塩化ベンザルコニウム、エトキシル化トリグリセリド、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16~19のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目21)
前記粒外充填剤が、粉末セルロース、結晶セルロース、ケイ化結晶セルロース、カオリン、コーンスターチ、トウモロコシデンプン、デンプン誘導体、アルファ化デンプン、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、圧縮糖、糖アルコール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、ラクチトール、ラクトース、デキストロース、マルトース、スクロース、グルコース、フルクトース、サッカロース、ラフィノーゼ、デキストレート、トレハロース、マルトデキストリン、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16~20のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目22)
前記粒外崩壊剤が、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、セルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルファ化デンプン、部分加水分解デンプン、ナトリウムカルボキシメチルデンプン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16~21のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目23)
前記粒外滑沢剤が、水素化ヒマシ油、ステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、二ステアリン酸グリセロール、二パルミトステアリン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシル-8グリセリド、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、滑石、ステアリン酸亜鉛、鉱物油、ポリエチレングリコール、ポロキサマー、ラウリル硫酸ナトリウム、および上述のいずれかの混合物からなる群から選択される、項目16~22のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目24)
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約1%~約80%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii)前記全コア重量の約10%~約80%の前記粒内充填剤;
(a-iii)前記全コア重量の約0.1%~約10%の前記粒内結合剤;
(a-iv)前記全コア重量の約0.1%~約5%の前記粒内崩壊剤;および
(a-v)前記全コア重量の約0.1%~約5%の前記粒内界面活性剤;
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約5%~約15%の前記粒外充填剤;
(b-ii)前記全コア重量の約0.1%~約5%の前記粒外崩壊剤;および
(b-iii)前記全コア重量の約0.1%~約5%の前記粒外滑沢剤
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~23のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目25)
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約20%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)前記全コア重量の約44%のマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約15%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム;
を含む、粒外構成成分
を含む、項目16~24のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目26)
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約10%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)前記全コア重量の約50%のマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約19%の結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11%の結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目27)
前記コアが、
(a)
(a-i)約5重量%の前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)約54重量%のマンニトール;
(a-ii-2)約20重量%の結晶セルロース;
(a-iii)約2重量%のヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2重量%のラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11重量%の結晶セルロース;
(b-ii)約2重量%のクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1重量%のステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目28)
コーティング剤を含むコーティング層を含む、項目16~27のいずれか一項に記載の錠剤。
(項目29)
前記コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025、Opadry IおよびOpadry IIからなる群から選択される、項目28に記載の錠剤。
(項目30)
前記コーティング剤が、Opadry QX White 21A180025である、項目28または29に記載の錠剤。
(項目31)
前記コアが、
(a)
(a-i)約2.5mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)約27mgのマンニトール;
(a-ii-2)約10mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約1.5mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約5.5mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.5mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目32)
前記コアが、
(a)
(a-i)約20mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)前記全コア重量の約44mgのマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約15mgの結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約1mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目33)
前記コアが、
(a)
(a-i)約5mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)約54mgのマンニトール;
(a-ii-2)約20mgの結晶セルロース;
(a-iii)約2mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約3mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約2mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約11mgの結晶セルロース;
(b-ii)約2mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約1mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目34)
前記コアが、
(a)
(a-i)前記全コア重量の約40mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)前記全コア重量の約88mgのマンニトール;
(a-ii-2)前記全コア重量の約30mgの結晶セルロース;
(a-iii)前記全コア重量の約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)前記全コア重量の約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)前記全コア重量の約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)前記全コア重量の約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)前記全コア重量の約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)前記全コア重量の約2mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目35)
前記コアが、
(a)
(a-i)約10mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)約108mgのマンニトール;
(a-ii-2)約40mgの結晶セルロース;
(a-iii)約4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約6mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約22mgの結晶セルロース;
(b-ii)約4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約2mgのステアリン酸マグネシウムを含む、
粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目36)
前記コアが
(a)
(a-i)約7mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)約35mgのマンニトール;
(a-ii-2)約13.3mgの結晶セルロース;
(a-iii)約1.4mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約2.1mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約1.4mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約7.7mgの結晶セルロース;
(b-ii)約1.4mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約0.7mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目37)
前記コアが、
(a)
(a-i)約40mgの前記(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド;
(a-ii-1)約200mgのマンニトール;
(a-ii-2)約76mgの結晶セルロース;
(a-iii)約8mgのヒドロキシプロピルセルロース;
(a-iv)約12mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(a-v)約8mgのラウリル硫酸ナトリウム
を含む、粒内構成成分;
ならびに
(b)
(b-i)約44mgの結晶セルロース;
(b-ii)約8mgのクロスカルメロースナトリウム;および
(b-iii)約4mgのステアリン酸マグネシウム
を含む、粒外構成成分;
を含む、項目16~24に記載の錠剤。
(項目38)
項目16~37のいずれか一項に記載の錠剤を作製する方法であって、前記方法が、
(1)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップ;
(2)(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む前記顆粒をミル粉砕して、前記粒内構成成分を形成するステップ;
(3)前記粒内構成成分と前記粒外充填剤、前記粒外崩壊剤および前記粒外滑沢剤とをブレンドして、最終ブレンド混合物を形成するステップ;
(4)前記最終ブレンド混合物を圧縮して、前記コアを形成するステップ;
(5)必要に応じて、前記コアを前記コーティング層によりコーティングするステップを含む、方法。
(項目39)
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが湿式造粒工程を含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記湿式造粒工程が、湿式ミル粉砕工程をさらに含む、項目38または39に記載の方法。
(項目41)
(R)-N-(5-(5-エチル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、前記粒内充填剤、前記粒内結合剤、前記粒内崩壊剤および前記粒内界面活性剤を含む顆粒を調製するステップが、前記顆粒を乾燥するステップをさらに含む、項目38~40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記コアを前記コーティング層によりコーティングするステップを含む、項目38~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
心臓疾患を処置することを必要とする対象の心臓疾患を処置する方法であって、項目1~15のいずれか一項に記載の製剤、または項目16~37のいずれか一項に記載の錠剤を前記対象に投与するステップを含む、方法。
(項目44)
前記心臓疾患が、肥大型心筋症(HCM)である、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記HCMが、閉塞性もしくは非閉塞性であるか、またはサルコメアおよび/もしくは非サルコメア変異と関連する、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記心臓疾患が、駆出分画が保たれた心不全(HFpEF)である、項目43に記載の方法。