(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-22
(45)【発行日】2025-01-30
(54)【発明の名称】検索パス提供のためのサービス提供装置および検索パスを提供する方法
(51)【国際特許分類】
G06F 16/332 20250101AFI20250123BHJP
【FI】
G06F16/332
(21)【出願番号】P 2023129992
(22)【出願日】2023-08-09
【審査請求日】2023-08-09
(31)【優先権主張番号】10-2022-0102659
(32)【優先日】2022-08-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521182995
【氏名又は名称】アセントコリア カンパニーリミテッド
【氏名又は名称原語表記】Ascent Korea Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】ホン ギジュ
【審査官】酒井 恭信
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-013688(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2022/0004589(US,A1)
【文献】国際公開第2012/160693(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0285457(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00 - 16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーワードに一連の文字を相異なるように追加しながら前記キーワードと文字が結合した一つ以上の基本検索ワードを自動生成して、予め設定した検索エンジンを介して前記基本検索ワードと関連する関連検索ワードを一つ以上獲得する検索ワード拡張部と;
前記関連検索ワードを入力検索ワード
として前記検索エンジンに
検索ワード保存DBを検索させて、
前記検索エンジンからの応答である検索結果リスト情報を基に、前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する
前記検索結果リスト情報における一つ以上の応答結果各々から一つ以上の後続の検索ワードを抽出した後、後続の検索ワードに対応する応答結果内
での当該後続の検索ワードの露出順位
と当該応答結果の機能の種類
に予め設定した優先順位とを乗じた値である前記入力検索ワードと後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出する距離算出方式で、一つ以上の後続の検索ワード別に前記入力検索ワードと
後続の検索ワードとの距離における関係情報を生成して、検索ワード関係DBに保存する検索情報抽出部と;
前記検索ワード関係DBに保存された複数の関係情報を基に、
前記入力検索ワードおよび前記一つ以上の後続の検索ワードの各検索ワードをノードと設定して、ノード間の距離を設定した有向加重グラフを生成した後、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって決定した開始ノードと終了ノードとの間を連結する一つ以上の検索パス別に検索パス情報を生成して、前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワード
の各々について取得された予め設定した項目別の統計量を平均した統計情報を生成した後、前記検索パス情報
と当該統計情報とをマッチングして、検索パスDBに保存する検索パス抽出部
と;
ユーザー端末から要請検索ワードおよびランキング条件を含む要請情報を受信する時、前記要請検索ワードを含む一つ以上の検索パス情報を前記ランキング条件および統計情報を基に、並べ替えた薦めリスト情報を生成して、前記ユーザー端末に提供する最適パス薦め部とを含む
検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項2】
前記関連検索ワードは、前記基本検索ワードを基に前記検索エンジンが生成するオートコンプリート検索ワードであることを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項3】
前記検索情報抽出部は、
前記後続の検索ワードに対応する
応答結果の機能の種類
に予め設定した優先順位
と前記後続の検索ワードに対応する応答結果内
での当該後続の検索ワード
の露出順位
とを乗じて、前記加重値を算出し、前記算出した加重値を前記後続の検索ワードと前記入力検索ワードとの間の前記距離として設定することを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項4】
前記検索情報抽出部は、
前記後続の検索ワードを別の入力検索ワードで前記検索エンジンに適用して、返還された検索結果リスト情報を基に、前記距離算出方式によって前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上のテキストを各々前記後続の検索ワードに対応する追加後続の検索ワードとして抽出した後、前記追加後続の検索ワードに対応する応答結果内の追加後続の検索ワードの露出順位および応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと追加後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出し、前記一つ以上の追加後続の検索ワード別に前記後続の検索ワードである入力検索ワードとの距離における関係情報を生成して、前記検索ワード関係DBに保存することを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項5】
前記検索パス抽出部は、
前記開始ノードを変更しながら前記アルゴリズムによって前記開始ノードに対応する一つ以上の終了ノードを確認して、前記開始ノードと終了ノードとを連結する検索パスのうち、検索パスの距離が短い順に予め設定したK個の検索パスを算出した後、前記算出した検索パス別に前記検索パス情報を生成することを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項6】
前記検索パス抽出部は、
ページランク(Pagerank)アルゴリズムに基づいて前記開始ノードとの相対的重要度の高い順に予め設定した個数の終了ノードを決定することを特徴とする
請求項5に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項7】
前記検索パス抽出部は、
前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける検索量、広告単価および競争指数のうち、少なくとも一つの項目別の統計量の平均値を含む統計情報を算出した後、前記統計情報に対応する検索パス情報とマッチングして、前記検索パスDBに保存することを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項8】
前記最適パス薦め部は、
前記ユーザー端末から前記要請情報を受信する時、前記要請情報に含まれた要請検索ワードに対応する一つ以上の検索パス情報および一つ以上の統計情報を検索パスDBから抽出して、前記抽出した一つ以上の統計情報を対象にして前記要請情報に含まれたランキング条件による一つ以上の項目別に予め設定した点数の算出基準によって点数を算出して、点数順に前記抽出した一つ以上の統計情報を並べ替えた後、前記並べ替えられた一つ以上の統計情報と各々対応する一つ以上の検索パス情報のうち、予め設定した基準順位以上である統計情報に対応する検索パス情報を一つ以上選択して、前記選択した一つ以上の検索パス情報を含む薦めリスト情報を前記ユーザー端末に提供することを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項9】
前記最適パス薦め部は、
前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報各々に対応できるように検索パス情報に対応する統計情報、検索パス情報に含まれた複数の検索ワード各々における項目別の統計量を含む検索量情報および前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードと各々対応する応答結果の機能の種類における機能の種類情報のうち、少なくとも一つを薦めリスト情報に含ませた後、前記薦めリスト情報をUI、または、APIの形で前記ユーザー端末に提供することを特徴とする
請求項1に記載の検索パス提供のためのサービス提供装置。
【請求項10】
サービス提供装置
が検索パス
を提供する方法であって、
キーワードに一連の文字を相異なるように追加しながら前記キーワードと文字が結合した一つ以上の基本検索ワードを自動生成して、予め設定した検索エンジンを介して前記基本検索ワードと関連する関連検索ワードを一つ以上獲得する段階と;
前記関連検索ワードを入力検索ワード
として前記検索エンジンに
検索ワード保存DBを検索させて、
前記検索エンジンからの応答である検索結果リスト情報を基に、前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する
前記検索結果リスト情報における一つ以上の応答結果各々から一つ以上の後続の検索ワードを抽出した後、後続の検索ワードに対応する応答結果内
での当該後続の検索ワードの露出順位
と当該応答結果の機能の種類
に予め設定した優先順位とを乗じた値である前記入力検索ワードと後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出する距離算出方式で、一つ以上の後続の検索ワード別に前記入力検索ワードと
後続の検索ワードとの距離における関係情報を生成して検索ワード関係DBに保存する段階と;
前記検索ワード関係DBに保存された複数の関係情報を基に、
前記入力検索ワードおよび前記一つ以上の後続の検索ワードの各検索ワードをノードと設定して、ノード間の距離を設定した有向加重グラフを生成した後、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって決定した開始ノードと終了ノードとの間を連結する一つ以上の検索パス別に検索パス情報を生成して、前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワード
の各々について取得された予め設定した項目別の統計量を平均した統計情報を生成した後、前記検索パス情報
と当該統計情報とをマッチングして、検索パスDBに保存する段階;および
ユーザー端末から要請検索ワードおよびランキング条件を含む要請情報を受信する時、前記要請検索ワードを含む一つ以上の検索パス情報を前記ランキング条件および統計情報を基に、並べ替えた薦めリスト情報を生成して、前記ユーザー端末に提供する段階とを含む
検索パスを提供する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索パス提供のためのサービス提供装置およびその方法に関する。より詳しくは、ユーザーが要請する検索ワードと関連する他の検索ワードなどと検索ワードとの間の関係を距離として把握することのできる検索パスを提供して、ユーザーの要請検索ワードに到達するまでもっとも関連性の高い関連検索ワードを容易に選別して、マーケティングに利用することができるように支援するための検索パス提供のためのサービス提供装置およびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、商品やサービスを広報するための様々な戦略が開発されていて、インターネットの発展とともに、こういう戦略のうち、キーワード検索は、デジタル広告/マーケティング戦略に必需的な要素になっている。
【0003】
特に、電子商取引で広告に効率的なキーワードを一つ発見することがマーケティング全般における成果を左右するほど、大きな役割を果たしていることもある。
【0004】
また、検索ユーザーは、ある製品やサービス等を検索するとしたら、探索と評価の過程を繰り返して進行した後、最終的に行為(加入、購買など)を決定する。
例えば、購買のための検索はたびたび包括的なキーワードから始まって、細部的なブランドや製品キーワードへ移動しながら、レビューや順位をみるか、製品群内の競争社を比べるなどのジャーニーを経て購買へ転換することができる。ここで、転換に最終的に寄与する検索ワードは、その自体比較的に高い検索量や転換率を有するため、発見することが容易であるが、広告単価が高いため、広告効率の側面で適合ではないこともある。
【0005】
しかし、転換段階の周辺の探索と評価の過程にある検索ワードは、比較的に検索量が低いか、広告競争がひどくない場合が多くて広告単価が低廉で、故に広告効率の側面でさらに適合であることがある。
【0006】
前述のように、広告効率を考えて広告およびマーケティングに適合である検索ワードを確保することはとても重要であるが、転換段階の周辺の探索と評価の過程にある検索ワードは、比較的に発見しにくいロングテールキーワードである場合が多いため、こういうキーワード等を用いてマーケティング戦略を立てるか、広告を最適化しにくい問題がある。
【0007】
既存の様々な検索エンジンで広告単価の高い検索ワードと関連する関連検索ワードを提供しているが、単純関連検索ワードを提示することのみでとどまり、関連検索ワードがとても様々であって、マーケッターや販売者等が求める検索ワードまで到達するまで効率の高い関連検索ワードを仕分けることが難しく、広告効率を高めることのできる検索ワードを選定しにくいことがある。
【0008】
即ち、ユーザーのサーチジャーニー中に転換段階(商品およびサービスにおけるユーザーのニーズ、製品群内の比較項目、購買前後に必要とする情報)の周辺でマーケティング戦略を立てるか、広告最適化に必要なキーワード等が多数存在するにもかかわらず、一般企業やユーザーがこれを発見して活用するのが容易ではないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、キーワードにおいて、相異なる字を追加しながら基本検索ワードを生成した後、該基本検索ワードにおいて、検索エンジンで提供する関連検索ワードを追加して検索ワードを拡張し、前記関連検索ワードを入力検索ワードで検索エンジンを介して検索した検索結果を基に得た後続の検索ワードと関連検索ワードとの間の関係を、前記検索結果を基に、距離として表示したパスを生成して、こういうパスを様々な検索ワード別に生成して、ユーザーが要請する検索ワードと関連するパスリストを提供することによって、ユーザーの要請検索ワードに到達するまでもっとも関連性の高い関連検索ワードを容易に選別して、マーケティングに利用することができるように支援することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の実施例による検索パス提供のためのサービス提供装置は、キーワードに一連の文字を相異なるように追加しながら前記キーワードと文字が結合した一つ以上の基本検索ワードを自動生成して、予め設定した検索エンジンを介して前記基本検索ワードと関連する関連検索ワードを一つ以上獲得する検索ワード拡張部と、前記関連検索ワードを入力検索ワードで前記検索エンジンに適用して、返還された検索結果リスト情報を基に、前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上の後続の検索ワードを抽出した後、後続の検索ワードに対応する応答結果内の後続の検索ワードの露出順位および応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出する距離算出方式で、一つ以上の後続の検索ワード別に前記入力検索ワードとの距離における関係情報を生成して、検索ワード関係DBに保存する検索情報抽出部と、前記検索ワード関係DBに保存された複数の関係情報を基に、複数の検索ワード各々をノードと設定して、ノード間の距離を設定した有向加重グラフを生成した後、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって決定した開始ノードと終了ノードとの間を連結する一つ以上の検索パス別に検索パス情報を生成して、前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける予め設定した項目別の統計量を平均した統計情報を生成した後、前記検索パス情報とマッチングして、検索パスDBに保存する検索パス抽出部およびユーザー端末から要請検索ワードおよびランキング条件を含む要請情報を受信する時、前記要請検索ワードを含む一つ以上の検索パス情報を前記ランキング条件および統計情報を基に、並べ替えた薦めリスト情報を生成して、前記ユーザー端末に提供する最適パス薦め部を含むことができる。
【0012】
本発明に関する一例として、前記関連検索ワードは、前記基本検索ワードを基に前記検索エンジンが生成するオートコンプリート検索ワードであることを特徴とすることができる。
【0013】
本発明に関する一例として、前記検索情報抽出部は、前記後続の検索ワードに対応する機能の種類において、予め設定した優先順位および前記後続の検索ワードに対応する応答結果内の前記後続の検索ワードにおける露出順位を乗じて、前記加重値を算出し、前記算出した加重値を前記後続の検索ワードと前記入力検索ワードとの間の前記距離として設定することを特徴とすることができる。
【0014】
本発明に関する一例として、前記検索情報抽出部は、前記後続の検索ワードを別の入力検索ワードで前記検索エンジンに適用して、返還された検索結果リスト情報を基に、前記距離算出方式によって前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上のテキストを各々前記後続の検索ワードに対応する追加後続の検索ワードとして抽出した後、前記追加後続の検索ワードに対応する応答結果内の追加後続の検索ワードの露出順位および応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと追加後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出し、前記一つ以上の追加後続の検索ワード別に前記後続の検索ワードである入力検索ワードとの距離における関係情報を生成して、前記検索ワード関係DBに保存することを特徴とすることができる。
【0015】
本発明に関する一例として、前記検索パス抽出部は、前記開始ノードを変更しながら前記アルゴリズムによって前記開始ノードに対応する一つ以上の終了ノードを確認して、前記開始ノードと終了ノードとを連結する検索パスのうち、検索パスの距離が短い順に予め設定したK個の検索パスを算出した後、前記算出した検索パス別に前記検索パス情報を生成することを特徴とすることができる。
【0016】
本発明に関する一例として、前記検索パス抽出部は、ページランク(Pagerank)アルゴリズムに基づいて前記開始ノードとの相対的重要度の高い順に予め設定した個数の終了ノードを決定することを特徴とすることができる。
【0017】
本発明に関する一例として、前記検索パス抽出部は、前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける検索量、広告単価および競争指数のうち、少なくとも一つの項目別の統計量の平均値を含む統計情報を算出した後、前記統計情報に対応する検索パス情報とマッチングして、前記検索パスDBに保存することを特徴とすることができる。
【0018】
本発明に関する一例として、前記最適パス薦め部は、前記ユーザー端末から前記要請情報を受信する時、前記要請情報に含まれた要請検索ワードに対応する一つ以上の検索パス情報および一つ以上の統計情報を検索パスDBから抽出して、前記抽出した一つ以上の統計情報を対象にして前記要請情報に含まれたランキング条件による一つ以上の項目別に予め設定した点数の算出基準によって点数を算出して、点数順に前記抽出した一つ以上の統計情報を並べ替えた後、前記並べ替えられた一つ以上の統計情報と各々対応する一つ以上の検索パス情報のうち、予め設定した基準順位以上である統計情報に対応する検索パス情報を一つ以上選択して、前記選択した一つ以上の検索パス情報を含む薦めリスト情報を前記ユーザー端末に提供することを特徴とすることができる。
【0019】
本発明に関する一例として、前記最適パス薦め部は、前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報各々に対応できるように検索パス情報に対応する統計情報、検索パス情報に含まれた複数の検索ワード各々における項目別の統計量を含む検索量情報および前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードと各々対応する応答結果の機能の種類における機能の種類情報のうち、少なくとも一つを薦めリスト情報に含ませた後、前記薦めリスト情報をUI、または、APIの形で前記ユーザー端末に提供することを特徴とすることができる。
【0020】
本発明の実施例によるサービス提供装置の検索パス提供のためのサービス提供方法は、キーワードに一連の文字を相異なるように追加しながら前記キーワードと文字が結合した一つ以上の基本検索ワードを自動生成して、予め設定した検索エンジンを介して前記基本検索ワードと関連する関連検索ワードを一つ以上獲得する段階と、前記関連検索ワードを入力検索ワードで前記検索エンジンに適用して、返還された検索結果リスト情報を基に、前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上の後続の検索ワードを抽出した後、後続の検索ワードに対応する応答結果内の後続の検索ワードの露出順位および応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出する距離算出方式で、一つ以上の後続の検索ワード別に前記入力検索ワードとの距離における関係情報を生成して、検索ワード関係DBに保存する段階と、前記検索ワード関係DBに保存された複数の関係情報を基に、複数の検索ワード各々をノードと設定して、ノード間の距離を設定した有向加重グラフを生成した後、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって決定した開始ノードと終了ノードとの間を連結する一つ以上の検索パス別に検索パス情報を生成して、前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける予め設定した項目別の統計量を平均した統計情報を生成した後、前記検索パス情報とマッチングして、検索パスDBに保存する段階およびユーザー端末から要請検索ワードおよびランキング条件を含む要請情報を受信する時、前記要請検索ワードを含む一つ以上の検索パス情報を前記ランキング条件および統計情報を基に、並べ替えた薦めリスト情報を生成して、前記ユーザー端末に提供する段階とを含むことができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、キーワードにおいて、相異なる文字を追加しながら得られる基本検索ワードごとに検索エンジンに適用して、基本検索ワードと関連する関連検索ワードを獲得して検索ワードを拡張し、前記拡張された検索ワードを入力検索ワードで検索エンジンに適用して、検索エンジンを介して検索した検索結果を基に得た一つ以上の後続の検索ワードと入力検索ワードとの間の関連度を検索エンジンで把握した入力検索ワードの検索意図および後続の検索ワードの露出順位に従って距離として獲得し、こういう検索ワード等の間の距離に基づいて距離が存在する検索ワード等を相互連結して検索パスを生成した後、ユーザーが要請する要請検索ワードおよびユーザーが重視する広告属性と関連する薦め検索パスリストを提供することによって、こういう薦め検索パスリストを介してユーザーの要請検索ワードに到達するためのパス上に位置する検索ワード等のうち、ユーザーの要請検索ワードともっとも関連性が高くて、広告効率の高い関連検索ワードを容易に選別して、マーケティングに利用することができるように支援する効果がある。
【0022】
また、本発明は、ユーザーが要請した要請検索ワードに対応する最適の検索パスをUI、または、APIの形で提供することによって、ユーザーが広告/マーケティングに適合である検索ワードの目録と、検索ワードにおける検索情報(検索量、広告単価、広告競合度など)および機能の種類情報を容易く獲得することができるように支援する効果がある。
【0023】
加えて、本発明は、検索パスに基づいて生成したワードネットワークUIを介して単純に関連する検索ワードを提供することを超えて、検索ワード間の連結関係を表現することによって商品やサービスにおいてユーザー等の主要サーチジャーニーを把握できるように提供することができるのみならず、ユーザーが何を求めるのか、何と比べるのかなどにおけるユーザーのニーズをより直観的に把握できるように支援する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の実施例による検索パス提供のためのサービス提供装置の構成図である。
【
図2】本発明の実施例によるサービス提供装置の動作例示図である。
【
図3】本発明の実施例によるサービス提供装置の関連検索ワードの獲得過程における例示図である。
【
図4】本発明の実施例によるサービス提供装置のSERP Feature(機能の種類)型定義における例示図である。
【
図5】本発明の実施例によるサービス提供装置の後続の検索ワード検出例示図である。
【
図6】本発明の実施例によるサービス提供装置の検索ワード関係グラフ生成例示図である。
【
図7】本発明の実施例によるサービス提供装置の検索パス生成における例示図である。
【
図8】本発明の実施例によるサービス提供装置の薦め検索パスを含むAPI基盤の薦めリスト情報提供における例示図である。
【
図9】本発明の実施例によるサービス提供装置の薦め検索パスワードネットワークUI提供における例示図である。
【
図10】本発明の実施例によるサービス提供装置の薦め検索パスワードネットワークUIでノードハイライト機能における例示図である。
【
図11】本発明の実施例による検索パス提供のためのサービス提供方法におけるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参考して本発明の詳細実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による検索パス提供のためのサービス提供装置(以下、サービス提供装置)の構成図である。
【0026】
図示のように、本発明の実施例によるサービス提供装置(100)は、通信部(120)、保存部(130)および制御部(110)等を含めて構成することができて、これに限定されずに様々な構成部を含めて構成することができる。
【0027】
まず、前記通信部(120)は、通信網を介して一つ以上のユーザー端末および各種の外部サーバーと通信することができる。
【0028】
また、本発明で説明する通信網は、有/無線通信網を含むことができて、こういった無線通信網の一例として、無線LAN(Wireless LAN:WLAN)、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)、ワイブロ(Wireless Broadband:Wibro)、ワイマックス(World Interoperability for Microwave Access:Wimax)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access 2000)、EV-DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、IEEE 802.16、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE(登録商標))、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)、広帯域無線移動通信サービス(Wireless Mobile Broadband Service:WMBS)、5G移動通信サービス、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、LoRa(登録商標)(Long Range)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)、近距離無線通信(Near Field Communication:NFC)、超音波通信(Ultra Sound Communication:USC)、可視光通信(Visible Light Communication:VLC)、ワイファイ(Wi-Fi)、ワイファイダイレクト(Wi-Fi Direct)などが含まれる。また、有線通信網としては、有線LAN(Local Area Network)、有線WAN(Wide Area Network)、電力線通信(Power Line Communication:PLC)、USB通信、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、シリアル通信(serial communication)、光/同軸ケーブルなどが含まれる。
【0029】
また、前記保存部(130)は、各種の情報を保存することができて、前記保存部(130)は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などのような様々な形で構成することができて、一つ以上のDBを含めて構成することもできる。
【0030】
一例として、前記保存部(130)は、前記サービス提供装置(100)の動作に必要な複数のDBを含めて構成することができて、複数の相異なるキーワードが保存されるキーワードDB(101)、検索ワード間の関係における関係情報が保存される検索ワード関係DB(102)、検索ワードに対応する機能の種類と関連する情報が保存される機能の種類DB(103)、検索ワードに対応する検索パスおよび統計における情報が保存される検索パスDB(104)、検索ワード別に予め設定した項目別の統計量を含む検索量情報が保存される検索量DB(105)などのような様々なDBが含まれることができる。
【0031】
ここで、前記保存部(130)に含まれた複数のDBは各々別途のデータベースサーバーで構成することができて、前記サービス提供装置(100)は、複数の相異なるデータベースサーバーと通信網を介して通信しながら連動することができる。
【0032】
また、前記制御部(110)は、前記サービス提供装置(100)の全般的な制御機能を行い、前記制御部(110)は、RAM、ROM、CPU、GPU、バスを含むことができて、RAM、ROM、CPU、GPUなどは、バスを介して互いに連結することができる。
【0033】
また、前記通信部(120)および保存部(130)は、前記制御部(110)に含まれて構成することもできる。
ここで、前記制御部(110)および前記制御部(110)を構成する様々な構成部のうち、少なくとも一つは前記通信部(120)を介して前記ユーザー端末および外部サーバーと通信することができて、以下では、前記通信部(120)を通じた通信構成は省略する。
【0034】
また、図示のように、前記制御部(110)は、検索ワード拡張部(111)と、検索情報抽出部(112)と、検索パス抽出部(113)および最適パス薦め部(114)とを含めて構成することができる。
ここで、前記制御部(110)を構成する複数の構成部は、データ処理のできるプロセッサーなどによって具現することができて、各々が分離されて相異なるプロセッサーによって具現することも、一つのプロセッサー内で機能的に分離されることもできる。
【0035】
前述の構成に基づいて、サービス提供装置(100)の詳細動作構成を以下の図面を参考して説明する。
【0036】
図2は、本発明の実施例によるサービス提供装置(100)の詳細動作構成図であり、前記サービス提供装置(100)の実質的な制御機能を行う制御部(110)の構成を中心に説明する。
【0037】
図示のように、検索ワード拡張部(111)は、企業、ブランド、商品、サービス、カテゴリーなどにおける複数の相異なるキーワードが保存されたキーワードDB(101)からキーワードを抽出することができて、前記キーワードに一連の文字を相異なるように追加しながら前記キーワードと文字が結合した前記キーワードと一つ以上の文字が結合した一つ以上の検索ワードを各々基本検索ワードとして自動生成することができる。
【0038】
ここで、前記検索ワード拡張部(111)は、オンライン電子辞書を提供する外部知識サーバーと通信して、前記外部知識サーバーから前記キーワードを収集することができて、前記キーワードを前記キーワードDB(101)に保存することができる。こういう外部知識サーバーの一例として、DBPEDIAやウィキペディア(登録商標)等を提供するサーバーを含むことができる。
【0039】
一例として、前記検索ワード拡張部(111)は、前記外部知識サーバーに接続して、ページ名、または、ナレッジパネルのタイトルを前記キーワードとして抽出して保存することができる。
【0040】
また、前記検索ワード拡張部(111)は、予め設定した検索エンジンを介して前記基本検索ワードと関連する関連検索ワードを一つ以上獲得することができる。
【0041】
これを、
図3を参考にして説明すると、前記検索ワード拡張部(111)は、キーワードDB(101)に保存されたキーワードである「国民銀行」を抽出して、前記キーワードに「ガ」を追加して、「国民銀行ガ」のような基本検索ワードを生成して、前記キーワードに「ナ」を追加して、「国民銀行ナ」のような基本検索ワードを生成することができる。
【0042】
他にも前記検索ワード拡張部(111)は、「国民銀行」のキーワードに「ダ」から「ハ」までの字(または文字)を順繰りに追加して、追加された各字に対応する基本検索ワードを生成することができて、前記の例示の他にも前記キーワードに「ガン」のような終声のある字を追加するか、「A」のような外国語を追加するか、「ガガ」、「AA」などのような複数の字を追加することもできる。
【0043】
また、前記検索ワード拡張部(111)がキーワードに追加できる字は、空白文字や特殊文字等を含むことができる。
【0044】
また、前記検索ワード拡張部(111)は、前述のように生成された検索ワードである「国民銀行ガ」を前記サービス提供装置(100)に予め設定した検索エンジンや外部サーバーとの通信を介して外部サーバーから提供する検索エンジンに適用して、前記検索エンジンから前記「国民銀行ガ」と関連する関連検索ワードを獲得することができる。
【0045】
こういった検索エンジンの一例として、「NAVER」(登録商標)や「GOOGLE」(登録商標)の検索エンジンを用いることができて、前記検索エンジンが前記サービス提供装置(100)に含まれた場合、前記サービス提供装置(100)の保存部(130)に前記検索エンジン関連の実行データが保存されることができる。
【0046】
また、前記関連検索ワードは、前記検索エンジンが基本検索ワードを入力されて、意味のある検索ワード(または、問い合わせ言語)でオートコンプリートしたオートコンプリート検索ワード(または、オートコンプリート問い合わせ言語)で構成することもできる。
【0047】
一例として、前記検索エンジンは、前記検索ワード拡張部(111)から基本検索ワードに前記「国民銀行ガ」が入力されると、「国民銀行ガ」で始まるか、前記基本検索ワードを含むオートコンプリート検索ワードである「国民銀行仮想口座」、「国民銀行家計簿」などのような関連検索ワードを自動生成し、検索ワード拡張部(111)は、検索エンジンから一つの基本検索ワードにおいて、一つ以上の関連検索ワードを獲得することができる。
【0048】
また他の一例として、前記検索エンジンは、前記検索ワード拡張部(111)から基本検索ワードに「アイフォンガ」が入力されると、「アイフォンガ」で始まるか、前記基本検索ワードを含むオートコンプリート検索ワードである「アイフォン価額」、「アイフォン強制終了」などのような関連検索ワードを自動生成することができる。
【0049】
または、前記検索エンジンは、前記基本検索ワードを基に前記検索エンジンを提供する(含む)外部サーバーに含まれて、様々な検索ワードが保存されるDBを検索して前記基本検索ワードで始まるか、該基本検索ワードが含まれた関連検索ワードを獲得した後、前記検索ワード拡張部(111)に提供することもできる。
【0050】
また、前記検索エンジンは、基本検索ワードを基に前記検索エンジンを提供する外部サーバーに含まれて、様々な検索ワードが保存された前記DBを検索して文章で関連検索ワードを生成するか、前記DBから前記基本検索ワードが含まれた前記文章を抽出して関連検索ワードに前記検索ワード拡張部(111)に提供することもできる。
【0051】
また、前記検索ワード拡張部(111)は、前記検索エンジンを介して獲得した前記関連検索ワードをキーワードとして前記キーワードDB(101)に保存することができる。
【0052】
一方、前記検索情報抽出部(112)は、前記検索ワード拡張部(111)と連動して、前記基本検索ワードに対応する前記一つ以上の関連検索ワードを各々入力検索ワードで前記検索エンジンに適用して、前記検索エンジンを介して前記入力検索ワードに対応する一つ以上の検索結果を含む検索結果リスト情報を獲得することができる。
【0053】
また、本発明で説明する検索結果は、前記検索エンジンが生成する検索結果情報であることがあって、前記検索結果情報は、検索言語、検索地域、検索エンジンの名前、検索結果ポジション(順位)、ドメイン、機能の種類(SERP Feature)、タイトル、本文等を含むことができて、テキスト基盤の文書で構成することができる。
【0054】
また、前記検索エンジンは、入力検索ワードにおいて、ウェブサイトやウェブページにおける文書基盤の検索結果を提供することの他にも検索エンジンで入力検索ワードの検索意図を把握して、検索エンジンで提供する一つ以上の相異なる固有応答の機能のうち、前記把握された検索意図に対応する応答の機能を用いて直接応答結果を生成した後、前記検索結果として提供することができる。
【0055】
一例として、
図4に図示のように、検索エンジンは、SERP(Search Engine Result Page=検索エンジン結果ページ)を介して一つ以上の応答の機能別の応答結果を検索結果として提供し、SERPを介して提供される応答結果のうち、入力検索ワードの検索意図を把握して、検索意図に対応してキーワード広告(AD)、広告カルーセル(AD Carousel)、アプリケーション(Application)、強調スニペット(Featured Snippets)、イメージ(Image)、採用検索(Job Search)、ナレッジパネル(Knowledge panel)、他の人はこちらも検索(People also search for)、関連検索ワード(Related Searches)などのような前記検索エンジンに予め設定した複数の相異なる応答機能別の機能の種類のうち、検索意図に対応する機能の種類(SERP feature)による応答結果を生成して、提供している。
【0056】
例えば、
図5に図示のように、検索エンジンは、入力検索ワードが入力されると、該入力検索ワードの検索意図を把握して、検索ワードとともに検索した別の検索ワード等の集めにおける応答の機能である「他の人はこちらも検索(People also search for)」、検索ワードと関連する他の検索ワード等の集めにおける応答の機能である「関連検索ワード」などと各々対応する複数の応答結果を生成することができて、こういう応答結果には応答結果に対応する機能の種類(応答の機能)の識別子、前記応答の機能を介して得られた応答処理結果(または、応答内容)等を含むことができる。
【0057】
即ち、検索エンジンは、「女性香水薦め」における入力検索ワードが入力されると、入力検索ワードの検索意図を把握して、把握された検索意図によって「他の人はこちらも検索(People also search for)」の応答の機能を用いて「女性香水順位2021」、「20代女性香水順位2021」などのような一つ以上の後続の検索ワードが含まれた応答結果を算出するか、前記「関連検索ワード」の応答の機能を用いて「オリーブヤング女性香水薦め」、「女性香水プレゼント」などのような一つ以上の後続の検索ワードが含まれた応答結果を算出し、該応答結果を検索結果として返還することができる。
【0058】
また、前記検索情報抽出部(112)は、前記検索結果リスト情報を確認して、何も検索されない関連検索ワードを削除するか除外させて、前記キーワードDB(101)(102)に保存しないことがある。即ち、前記検索情報抽出部(112)は、検索ボリューム(search volume)が0である関連検索ワードを前記キーワードDB(101)に保存しないで除外、または、削除させることができる。
【0059】
また、前記検索情報抽出部(112)は、前記基本検索ワードに対応する一つ以上の関連検索ワードと各々対応する一つ以上の検索結果リスト情報各々において、検索結果リスト情報に一つ以上の応答結果が含まれた場合、一つ以上の応答結果各々から機能の種類を識別して、前記識別された機能の種類および前記識別された機能の種類別の出現頻度数を含む機能の種類情報を生成することができて、前記生成された機能の種類情報と対応する関連検索ワードとマッチングして前記生成された機能の種類情報を機能の種類DB(103)に保存することができる。
【0060】
また、前記検索情報抽出部(112)は、前記入力検索ワードにおいて、検索エンジンが返還した検索結果リスト情報を基に、前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上のテキストを各々後続の検索ワードとして抽出し、特定の後続の検索ワードに対応する応答結果内の特定の後続の検索ワードの露出順位および特定の後続の検索ワードに対応する応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出する距離算出方式で(距離算出方式によって)前記抽出した一つ以上の後続の検索ワード別に前記入力検索ワードとの距離における関係情報を生成することができる。
【0061】
ここで、前記検索情報抽出部(112)は、前記後続の検索ワードに対応する機能の種類において、予め設定した優先順位および前記後続の検索ワードに対応する応答結果内の前記後続の検索ワードにおける露出順位(または、配置順位)を乗じて、前記加重値を算出し、前記算出した加重値を前記後続の検索ワードと前記入力検索ワードとの間の前記距離として設定することができる。
【0062】
これにおける一例として、前記検索情報抽出部(112)は、入力検索ワードである「女性香水薦め」の検索結果リスト情報に含まれた複数の応答結果(検索結果)と各々対応する機能の種類である「他の人はこちらも検索」および「関連検索ワード」を識別することができる。
【0063】
ここで、前記検索情報抽出部(112)には、前記検索エンジンが提供する複数の機能の種類のうち、後続の検索ワードの抽出で対象である一つ以上の機能の種類が予め設定した設定情報が予め設定されることができて、前記後続の検索ワードの抽出で対象である機能の種類においてのみ後続の検索ワードを抽出することができる。
【0064】
また、前記設定情報には、前記後続の検索ワードの抽出で対象である一つ以上の機能の種類の相互間に相異なる優先順位が予め設定されることができる。
【0065】
それによって、前記検索情報抽出部(112)は、前記設定情報によって前記入力検索ワード「女性香水薦め」に対応する前記検索リスト情報で識別された複数の機能の種類である「他の人はこちらも検索」および「関連検索ワード」各々の優先順位値を各々1と2と付与して、前記機能の種類内の後続の検索ワードの順位に従って露出順位(または、露出順位加重値)を付与して、[「女性香水順位2021」、優先順位1、露出順位1、距離1]、[「20代女性香水順位2021」、優先順位1、露出順位2、距離2]、[「オリーブヤング女性香水薦め」、優先順位2、露出順位1、距離2]、[「女性香水プレゼント」、優先順位2、露出順位2、距離4]などのように複数の応答結果各々から一つ以上の後続の検索ワードを抽出し、前記抽出した一つ以上の後続の検索ワード別に優先順位と露出順位とを乗じた値である加重値を演算した後、該加重値を入力検索ワードとの距離(距離加重値)で算出することができる。
【0066】
ここで、前記検索情報抽出部(112)は、前記応答結果から後続の検索ワード別に後続の検索ワードの配置順位を識別(検出)することができて、前記配置順位に従って後続の検索ワードの露出順位を決定することができる。
【0067】
また、前記優先順位は、優先順位加重値として定義されることができて、前記露出順位は、露出順位加重値として定義されることができて、前記優先順位加重値と露出順位加重値とを乗じた値として算出される前記距離は、距離加重値として定義されることもできる。
【0068】
また、前記検索情報抽出部(112)は、入力検索ワードに対応する一つ以上の後続の検索ワード各々において、入力検索ワードを基準として後続の検索ワードにおいて、算出した距離と後続の検索ワードおよび入力検索ワードを含む関係情報を生成することができて、前記関係情報を検索ワード関係DB(102)に保存することができる。
【0069】
前述の構成から、前記検索情報抽出部(112)は、前記後続の検索ワードを別の入力検索ワードで前記検索エンジンに適用することができて、それを介して後続の検索ワードを入力検索ワードで検索エンジンに適用して、返還された検索結果リスト情報を基に、前記距離算出方式によって前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上のテキストを各々前記後続の検索ワードに対応する追加後続の検索ワードとして抽出した後、前記追加後続の検索ワードに対応する応答結果内の追加後続の検索ワードの露出順位および追加後続の検索ワードに対応する応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと追加後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出し、前記一つ以上の追加後続の検索ワード別に前記後続の検索ワードである入力検索ワードとの距離における関係情報を生成して、前記検索ワード関係DB(102)に保存することができる。
【0070】
即ち、前記検索情報抽出部(112)は、前記入力検索ワードに対応する後続の検索ワード抽出する時ごとに前記後続の検索ワードを入力検索ワードで再び検索エンジンに適用して、前記距離算出方式によって後続の検索ワードと関連する他の後続の検索ワードを繰り返し抽出し、前記別の後続の検索ワードと関連する入力検索ワードと前記別の後続の検索ワードとの間の距離関係における関係情報を生成して、前記検索ワード関係DB(102)に保存することができる。
【0071】
一方、前記検索パス抽出部(113)は、前記検索ワード関係DB(102)に保存された複数の関係情報を基に、複数の関係情報に対応する複数の検索ワード各々をノードと設定して、ノード間の距離を設定した有向加重グラフを生成した後、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって決定した開始ノードと終了ノードとの間を連結する一つ以上のパス別にパス情報を算出し、前記検索エンジンを提供する(含む)外部サーバーと連動して、前記パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける予め設定した項目別の統計量を平均した統計情報を生成した後、前記パス情報とマッチングして、検索パスDB(104)に保存することができる。
【0072】
ここで、前記検索パス抽出部(113)は、関係情報を基に、距離値が存在する相異なる複数の検索ワードの相互間の連結関係であると判断することができて、距離値が存在する相異なる複数の検索ワードの相互間を連結線で連結した後、該連結線に距離値を設定して、前記有向加重グラフを生成することができる。
【0073】
また、前記パスは、前記開始ノードから前記終了ノードに到達するための一つ以上の連結線および前記一つ以上の連結線と各々対応するノード等を含むように構成することができて、以下、前記パスを検索パスと指称し、前記パスに対応するパス情報を検索パス情報と指称する。
【0074】
これにおける一例として、
図6に図示のように、前記検索パス抽出部(113)は、検索ワード関係DB(102)に保存された複数の関係情報を基に、複数の関係情報に含まれた複数の検索ワード間の連結関係および距離情報(加重値情報)を抽出し、各検索ワードをノードと設定して、相異なるノードの間の距離(または、相異なるノードの間を連結する検索パス)に前記関係情報による距離(距離値、または、距離加重値)を付与した順方向関係をエッジとする有向加重グラフ(Directed weighted graph)を生成することができる。
【0075】
一例として、前記有向加重グラフは、入力検索ワードと後続の検索ワードを各々ノードで含み、入力検索ワードと後続の検索ワード間の関係を順方向エッジで含み、前記エッジに入力検索ワードと後続の検索ワード間の距離加重値が設定されるように構成することができる。
【0076】
ここで、前記検索パス抽出部(113)は、前記有向加重グラフを前記検索パスDB(104)に保存することができる。
【0077】
また、検索パス抽出部(113)は、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって任意の検索ワードを開始ノードで選択した後、前記予め設定されたアルゴリズムによって前記開始ノードからLホップ以内に順方向に連結されたノードのうち、相対的重要度の高いN個のノードを終了ノードで選択することもできる。
【0078】
また、開始ノードを基準とする相異なる他ノードとの間の相対的重要度は、ウェブドキュメントの重要度を求めるページランク(Pagerank)アルゴリズムを用いることができる。
【0079】
また、検索パス抽出部(113)は、前記有向加重グラフによって前記選択した開始ノードを基準として前記選択した一つ以上の終了ノードの各々において前記開始ノードと終了ノードとを連結する一つ以上の検索パス別に検索パス情報を生成することができる。
【0080】
また、前記検索パス抽出部(113)は、前記開始ノードを変更しながら前記アルゴリズムによって前記開始ノードに対応する一つ以上の終了ノードを確認して、前記開始ノードと終了ノードとを連結する検索パスのうち、検索パスの距離(または、検索パスの全体距離)が短い順に予め設定したK個の検索パスを算出した後、前記算出した検索パス別に前記検索パス情報を生成することができる。
【0081】
また、前記検索パス抽出部(113)は、開始ノードおよび終了ノードが同一である一つ以上の検索パス情報を含むパスリスト情報(検索パスリスト情報)を生成することができる。即ち、前記検索パス抽出部(113)は、開始ノードが第1検索ワードであって、終了ノードが第2検索ワードである一つ以上の検索パス情報の相互間をグルーピングしてパスリスト情報を生成することができる。
【0082】
また、
図7に図示のように、前記検索パス抽出部(113)は、前記パスリスト情報を生成する時、前記検索エンジンを提供する外部サーバーと通信して、前記外部サーバーに前記パスリスト情報に含まれた複数の検索ワード別に予め設定した項目別の統計量を要請することができて、前記外部サーバーから前記複数の検索ワード別に収集された(受信された)項目別の統計量を基に統計量リスト情報を生成することができる。
【0083】
ここで、前記予め設定された項目は、検索量、広告単価、競争指数等を含むことができて、前記検索パス抽出部(113)は、前記複数の検索ワード別に前記外部サーバーから予め設定した項目別の統計量が含まれた検索量情報を受信する時ごとに前記サービス提供装置(100)に含まれた検索量DB(105)に保存することができる。
【0084】
また、前記検索エンジンが前記サービス提供装置(100)に含まれる場合、前記サービス提供装置(100)の制御部(110)は、前記検索エンジンと連動して、前記検索量情報を生成する検索量生成部をさらに含むことができて、前記検索量生成部は、検索エンジンと連動して、複数の検索ワード別に検索量情報を生成する時ごとに前記検索量情報を前記検索量DB(105)に保存することができる。
【0085】
また、前記検索パス抽出部(113)は、前記パスリスト情報に対応する統計量リスト情報および前記パスリスト情報を相互マッチングして、前記検索パスDB(104)に保存することができる。
【0086】
また、前記検索パス抽出部(113)は、相互間の開始ノードと終了ノードが同一である一つ以上の検索パス情報から終了ノードに対応する検索ワードの検索量を確認して、検索量が0である終了ノードに対応する検索パス情報を前記パスリスト情報から除外することができる。
【0087】
また、前記検索パス抽出部(113)は、前記統計量リスト情報を基に、前記パスリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報各々において、検索パス情報に含まれた一つ以上の検索ワード各々の前記予め設定された項目別の統計量を確認した後、前記予め設定された項目別に前記確認された検索ワード別の統計量を平均して、項目別の統計量の平均値を含む統計情報を生成することができる。
【0088】
一例として、前記統計情報には、特定の検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける検索量の平均値、特定の検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける広告単価の平均値、特定のパス情報に含まれた複数の検索ワードにおける競争指数の平均値等を含むことができる。
【0089】
また、前記検索パス抽出部(113)は、前記統計情報を生成する時、前記統計情報に対応する検索パス情報とマッチングして、検索パスDB(104)に保存することができる。
【0090】
ここで、前記検索パス抽出部(113)は、検索パス情報を生成する時、固有識別子を前記検索パス情報に設定することができて、前記検索パス情報とマッチングする統計情報にも該固有識別子を設定して、検索パス情報と統計情報を相互マッチングすることができる。
【0091】
または、前記検索パス抽出部(113)は、前記統計情報を統計情報に対応する検索パス情報に含ませて前記検索パスDB(104)に保存することもできる。
【0092】
これにおける一例を、
図7を参考して説明すると、図示のように、前記検索パス抽出部(113)は、開始ノード(開始検索ワード)で「女性香水薦め」を選択した場合、前記アルゴリズムによって終了ノード(終了検索ワード)で「ほのかな女性香水」を選択して、前記有向加重グラフを基に前記開始ノードと終了ノードとを連結する第1検索パス(「女性香水」→「女性香水薦め順位2021」→「ほのかな女性香水」)および第2検索パス(「女性香水」→「20代女性香水順位2021」→「ほのかな女性香水」)と各々対応する複数の検索パス情報を生成した後、前記複数の検索パス情報を含むパスリスト情報を生成することができる。
【0093】
また、前記検索パス抽出部(113)は、前記外部サーバーと連動して、前記パスリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報を基に、パスリスト情報に含まれる複数の検索ワードを識別して、前記複数の検索ワード各々における項目別の統計量を収集して、統計量リスト情報を生成することができる。
【0094】
また、前記検索パス抽出部(113)は、前記パスリスト情報に含まれた第1検索パスに対応する第1検索パス情報および前記パスリスト情報に対応する統計量リスト情報を基に、「女性香水」、「女性香水薦め順位2021」および「ほのかな女性香水」を含む複数の検索ワード各々の予め設定した複数の項目別の統計量を確認して検索量の平均値(347)、広告単価の平均値(0.44)および競争指数の平均値(0.95)を算出し、前記算出した検索量の平均値、広告単価の平均値および競争指数の平均値を含む第1統計情報を生成し、前記第1統計情報を前記第1検索パス情報とマッチングして、検索パスDB(104)に保存することができる。
【0095】
同様に、前記検索パス抽出部(113)は、前記パスリスト情報に含まれた第2検索パスに対応する第2検索パス情報および統計量リスト情報を基に、検索量の平均値(373)、広告単価の平均値(0.34)および競争指数の平均値(0.91)を含む第2統計情報を算出した後、前記第2統計情報に対応する第2検索パス情報とマッチングして、前記検索パスDB(104)に保存することができる。
【0096】
一方、最適パス薦め部(114)は、ユーザー端末から要請検索ワードおよびランキング条件を含む要請情報を受信する時、前記要請検索ワードを含む一つ以上の検索パス情報を前記ランキング条件および統計情報を基に、並べ替えた薦めリスト情報(薦めパスリスト情報)を生成して、前記ユーザー端末に提供することができる。
【0097】
ここで、前記サービス提供装置(100)は、ユーザー入力を受信するユーザー入力部を含むことができて、前記制御部(110)に含まれた前記最適パス薦め部(114)は、前記ユーザー入力部を介したユーザー入力を基に、前記要請情報を受信することができる。
【0098】
また、前記ランキング条件は、検索量、広告単価、競争指数、機能の種類の存在可否などのような様々な条件が設定されることができる。
【0099】
即ち、前記最適パス薦め部(114)は、前記ユーザー端末から前記要請情報を受信する時、前記要請情報に含まれた要請検索ワードに対応する一つ以上の検索パス情報および一つ以上の統計情報を検索パスDB(104)から抽出して、前記抽出した一つ以上の統計情報を対象にして前記要請情報に含まれたランキング条件に設定された一つ以上の項目別に予め設定した点数の算出基準によって点数を算出して、点数順に前記抽出した一つ以上の統計情報を並べ替えた後、前記並べ替えられた一つ以上の統計情報と各々対応する一つ以上の検索パス情報のうち、予め設定した基準順位以上である統計情報に対応する検索パス情報を一つ以上選択して、前記選択した一つ以上の検索パス情報を含む薦めリスト情報を前記ユーザー端末に提供することができる。
【0100】
ここで、前記最適パス薦め部(114)は、検索パス情報に対応する統計情報において、算出した点数を別の統計情報(等)の点数と比べて統計情報の順位を算出した後、前記算出した順位を前記統計情報に対応する検索パス情報の順位として決定する順位決定方式で前記要請情報に対応する一つ以上の検索パス情報ごとに順位を決定して並べ替えて、前記要請情報に対応する一つ以上の検索パス情報のうち、予め設定した基準順位以上である検索パス情報を一つ以上選択することができる。
【0101】
前述の構成から、前記最適パス薦め部(114)は、前記要請検索ワードを終了ノードとする一つ以上の検索パス情報のみを前記検索パスDB(104)から抽出して、前記抽出した一つ以上の検索パス情報を対象にして薦めリスト情報を生成することもできる。
【0102】
即ち、前記最適パス薦め部(114)は、前記要請検索ワードに到達するのに必要な一つ以上の検索ワードのみで構成した検索パスを薦め検索パスとして選別して、薦めリスト情報を生成することができる。
【0103】
また、前記最適パス薦め部(114)は、前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報各々に対応できるように検索パス情報に対応する統計情報、検索パス情報に含まれた複数の検索ワード各々における項目別の統計量を含む検索量情報および前記薦め検索パス情報に含まれた複数の検索ワードと各々対応する応答結果の機能の種類における機能の種類情報のうち、少なくとも一つを薦めリスト情報に含ませた後、前記薦めリスト情報をUI、または、APIの形で前記ユーザー端末に提供することもできる。
【0104】
ここで、前記最適パス薦め部(114)は、前記薦めリスト情報を含むとともに、前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報各々において、検索パス情報に対応する統計情報、検索パス情報に含まれた複数の検索ワード各々における項目別の統計量を含む検索量情報および前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードと各々対応する応答結果の機能の種類における機能の種類情報のうち、少なくとも一つを含む分析結果情報をUI、または、APIの形で生成して、前記ユーザー端末に提供することもできる。
【0105】
そのために、前記最適パス薦め部(114)は、前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報と各々対応する一つ以上の統計情報を前記薦めリスト情報に含ませて前記ユーザー端末に提供することができて、それを介してユーザー端末で前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報のうち、ユーザーによって選択した特定の検索パス情報に対応する特定の統計情報が前記特定の検索パス情報とともに表示されるようにすることができる。
【0106】
また、前記最適パス薦め部(114)は、前記外部サーバーに前記薦めリスト情報に含まれた複数の検索ワード別に予め設定した項目別の統計量を要請することができて、前記外部サーバーから前記薦めリスト情報に対応する複数の検索ワード別に収集された(受信された)前記項目別の統計量を基に統計量リスト情報を生成した後、前記薦めリスト情報に含ませて前記ユーザー端末に提供することができる。ここで、前記予め設定された項目は、検索量、広告単価、競争指数等を含むことができる。
【0107】
また、前記最適パス薦め部(114)は、前記検索量DB(105)から前記薦めリスト情報に含まれた複数の検索ワード別の検索量情報を抽出することができて、前記抽出した複数の検索別の検索量情報を基に、前記統計量リスト情報を生成した後、前記薦めリスト情報に含ませて前記ユーザー端末に提供することもできる。
【0108】
それを介して、前記ユーザー端末は、前記薦めリスト情報を受信する時、前記薦めリスト情報に含まれた一つ以上の検索パス情報のうち、ユーザーによって選択した特定の検索パス情報を表示するとともに、前記特定の検索パス情報に含まれた特定の検索ワードがユーザーによって選択した場合、該特定の検索ワードと関連する前記項目別の統計量(または、検索量情報)を表示して提供することができる。
【0109】
前述における一例として、
図8に図示のように、前記最適パス薦め部(114)は、要請情報を受信する時、前記要請情報による要請検索ワードである「安邦グリル」と前記要請情報によるランキング条件である「広告単価(CPC)順」が受信されると、前記要請検索ワード「安邦グリル」と対応する一つ以上の検索パス情報を各々薦め検索パス情報として検索パスDB(104)で獲得した後、前記一つ以上の薦め検索パス情報と各々対応する一つ以上の統計情報を各々関心統計情報として前記検索パスDB(104)から獲得することができる。
【0110】
また、前記最適パス薦め部(114)は、前記一つ以上の関心統計情報を基に、前記一つ以上の薦め検索パス情報をランキング条件である広告単価順に並べ替えた薦めリスト情報をAPI(Application Programming Interface)の形で生成して、返還することができる。
【0111】
一例として、前記薦めリスト情報で最も順位が高い第1薦め検索パスである「grill」→「グリル」→「グリル薦め」「安邦グリル」→「安邦グリル501」→「安邦グリルab301mf」→「魚焼きグリル」から各検索ワード「grill」、「グリル」、「グリル薦め」、「安邦グリル」、「安邦グリル501」、「安邦グリルab301mf」、「魚焼きグリル」のCPC値が2.503594、0.119853、0.127498、0.248646、0、0.118544、0.28である場合、前記第1薦め検索パスに含まれた検索ワード等のCPC値の平均である0.4854を前記第1薦め検索パスの点数で算出(返還)することができて、前記薦めリスト情報に含まれる別の薦め検索パス各々においても、前記第1薦め検索パスの点数の算出方式と同一の方式で算出して、薦めリスト情報に含まれる一つ以上の薦め検索パス等を点数順に並べ替えることができる。
【0112】
ここで、前記最適パス薦め部(114)は、前記第1薦め検索パス情報に対応する統計情報(関心統計情報)で前記第1薦め検索パスに含まれた検索ワード等のCPC値の平均値を確認して、それを点数で算出することができる。
【0113】
また、前述の構成で前記最適パス薦め部(114)は、前記要請検索ワードに対応する一つ以上の検索パス情報を各々薦め候補パス情報として検索パスDB(104)で獲得して、前記一つ以上の薦め候補パス情報各々において、前述のように点数を算出して、前記点数が予め設定した基準値以上に算出される一つ以上の薦め候補パス情報の各々を薦め検索パス情報として選択して、前記選択した薦め検索パス情報のみを前記薦めリスト情報に含ませて該薦めリスト情報を前記要請情報に対応する最終結果(最終結果情報)として前記ユーザー端末に提供することができる。
【0114】
それによって、前記最適パス薦め部(114)は、要請検索ワードおよびランキング条件との関連性の高い検索パスのみを前記最終結果に含ませて提供して、前記要請検索ワードおよびランキング条件との関連性の低い検索パスが最終結果から排除されるようにすることができる。
【0115】
また、
図9に図示のように、前記最適パス薦め部(114)は、要請検索ワードである「安邦グリル」とランキング条件である「広告単価(CPC)順」が受信されると、前記要請検索ワードに対応して獲得した薦めリスト情報に基づいてワードネットワークUIを図式化して出力することができる。
【0116】
一例として、前記最適パス薦め部(114)は、前記要請情報に対応して獲得した薦めリスト情報に含まれた第1薦め検索パス情報が「grill」→「グリル」→「グリル薦め」→「安邦グリル」→「安邦グリル501」→「安邦グリルab301mf」→「魚焼きグリル」であって、前記薦めリスト情報に含まれた第2薦め検索パス情報が「油がはねないグリル」→「安邦グリル」→「安邦グリル欠点」→「電気グリル欠点」である場合、各検索ワードがボックスで表現され、パス上の要請検索ワードに対応する特定のノードである「安邦グリル」における以前検索ワードを前記特定のノードの左側に配置して、前記特定のノードの後続の検索ワードを前記特定のノードの右側に配置して、前記第1および第2薦め検索パス情報によって相異なるノード(検索ワード)の相互間をエッジで相互連結したフローチャート(Flow diagram)形のUI(User Interface)で構成した薦めリスト情報を生成して、提供することができる。
【0117】
また、前記最適パス薦め部(114)は、各検索ワードの入ってくるエッジ(incoming edge)、あるいは、出ていくエッジ(outgoing edge)の大きさ(または、個数)でボックスの高さを表現するか、パス上検索ワードの情報(検索量、広告単価、競争指数など)でボックスの色を表現することができる。
【0118】
また、
図10に図示のように、前記最適パス薦め部(114)は、前記薦めリスト情報に含まれた複数の検索ワード別に検索ワードと対応する機能の種類情報を前記機能の種類DB(103)から抽出した後、検索ワードとマッチングして前記薦めリスト情報に追加して、ユーザー端末に提供することができて、それを介して前記ユーザー端末で前記薦めリスト情報によるUIを表示する時、ユーザーが選択した特定の機能の種類に対応する一つ以上の検索ワードと各々対応する一つ以上のボックスが強調されて表示されるようにするか、前記特定の機能の種類に対応する一つ以上の検索ワードを除いた残りの検索ワードと各々対応する一つ以上のボックスがフィルタリングされて表示されるようにすることができる。
【0119】
前述のように、本発明は、キーワードにおいて、相異なる文字を追加しながら得られる基本検索ワードごとに検索エンジンに適用して、基本検索ワードと関連する関連検索ワードを獲得して検索ワードを拡張し、前記拡張された検索ワードを入力検索ワードで検索エンジンに適用して、検索エンジンを介して検索した検索結果を基に得た一つ以上の後続の検索ワードと入力検索ワードとの間の関連度を検索エンジンで把握した入力検索ワードの検索意図および後続の検索ワードの露出順位に従って距離として獲得し、こういう検索ワード等の間の距離に基づいて距離が存在する検索ワード等を相互連結して検索パスを生成した後、ユーザーが要請する要請検索ワードおよびユーザーが重視する広告属性と関連する薦め検索パスリストを提供することによって、こういう薦め検索パスリストを介してユーザーの要請検索ワードに到達するためのパス上に位置する検索ワード等のうち、ユーザーの要請検索ワードともっとも関連性が高くて、広告効率の高い関連検索ワードを容易に選別して、マーケティングに利用することができるように支援することができる。
【0120】
また、本発明は、ユーザーが要請した要請検索ワードに対応する最適の検索パスをUI、または、APIの形で提供することによって、ユーザーが広告/マーケティングに適合である検索ワードの目録と、検索ワードにおける検索情報(検索量、広告単価、広告競合度など)および機能の種類情報を容易く獲得することができるように支援することができる。
【0121】
加えて、本発明は、検索パスに基づいて生成したワードネットワークUIを介して単純に関連する検索ワードを提供することを超えて、検索ワード間の連結関係を表現することによって商品やサービスにおいてユーザー等の主要サーチジャーニーを把握できるように提供することができるのみならず、ユーザーが何を求めるのか、何と比べるのかなどにおけるユーザーのニーズをより直観的に把握できるように支援することができる。
【0122】
図11は、本発明の実施例によるサービス提供装置(100)の検索パス提供のためのサービス提供方法におけるフローチャートである。
【0123】
前記サービス提供装置(100)は、キーワードに一連の文字を相異なるように追加しながら前記キーワードと文字が結合した一つ以上の基本検索ワードを自動生成して、予め設定した検索エンジンを介して前記基本検索ワードと関連する関連検索ワードを一つ以上獲得することができる(S1)。
【0124】
また、前記サービス提供装置(100)は、前記関連検索ワードを入力検索ワードで前記検索エンジンに適用して、返還された検索結果リスト情報を基に、前記検索エンジンが前記入力検索ワードの検索意図を把握して用いる一つ以上の応答機能別の機能の種類と各々対応する一つ以上の応答結果各々から一つ以上の後続の検索ワードを抽出した後、後続の検索ワードに対応する応答結果内の後続の検索ワードの露出順位および応答結果の機能の種類による前記入力検索ワードと後続の検索ワードとの間の連結関係における加重値を距離として算出する距離算出方式で、一つ以上の後続の検索ワード別に前記入力検索ワードとの距離における関係情報を生成して、検索ワード関係DB(102)に保存することができる(S2)。
【0125】
また、前記サービス提供装置(100)は、前記検索ワード関係DB(102)に保存された複数の関係情報を基に、複数の検索ワード各々をノードと設定して、ノード間の距離を設定した有向加重グラフを生成した後、前記有向加重グラフで予め設定したアルゴリズムによって決定した開始ノードと終了ノードとの間を連結する一つ以上の検索パス別に検索パス情報を生成して、前記検索パス情報に含まれた複数の検索ワードにおける予め設定した項目別の統計量を平均した統計情報を生成した後、前記検索パス情報とマッチングして、検索パスDB(104)に保存することができる(S3)。
【0126】
また、前記サービス提供装置(100)は、ユーザー端末から要請検索ワードおよびランキング条件を含む要請情報を受信する時(S4)、前記要請検索ワードを含む一つ以上の検索パス情報を前記ランキング条件および統計情報を基に、並べ替えた薦めリスト情報を生成して、前記ユーザー端末に提供することができる(S5)。
【0127】
本発明の実施例らから説明した構成要素は、例えば、メモリーなどの保存部、プロセッサー、コントローラー、ALU(arithmetic logic unit)、デジタルシグナルプロセッサー(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサーなどのハードウェア、コマンドセットを含むソフトウェアないしこれらの組合せ、または、命令(instruction)を実行して応答することのできる他のいかなる装置のように、一つ以上の汎用コンピュータ、または、特殊目的のコンピュータを用いて具現することができる。
【0128】
前述の内容は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であるならば、本発明の本質的な特性から外れない範囲で修正および変形が可能なはずである。従って、本発明に開示された実施例らは、本発明の技術事象を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術事象の範囲が限定されることはない。本発明の保護範囲は、次の特許請求の範囲によって解釈されるべきであって、それと同等な範囲内にある全ての技術事象は、本発明の権利範囲に含まれると解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0129】
100:サービス提供装置
101:キーワードDB
102:検索ワード関係DB
103:機能の種類DB
104:検索パスDB
105:検索量DB
110:制御部
111:検索ワード拡張部
112:検索情報抽出部
113:検索パス抽出部
114:最適パス薦め部
120:通信部
130:保存部