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特許7624266情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-22
(45)【発行日】2025-01-30
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20250123BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024209653
(22)【出願日】2024-12-02
(62)【分割の表示】P 2024154192の分割
【原出願日】2024-09-06
【審査請求日】2024-12-02
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518343213
【氏名又は名称】Tebiki株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】貴山 敬
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 和暁
(72)【発明者】
【氏名】中村 翔平
(72)【発明者】
【氏名】富山 幸
(72)【発明者】
【氏名】中西 努
(72)【発明者】
【氏名】日笠 陽仁
(72)【発明者】
【氏名】中屋 杏野
(72)【発明者】
【氏名】清田 潤
(72)【発明者】
【氏名】松本 友也
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特許第7509482(JP,B1)
【文献】特許第6797388(JP,B1)
【文献】特開2014-238476(JP,A)
【文献】特開2024-003624(JP,A)
【文献】特開2007-206106(JP,A)
【文献】特開2022-027460(JP,A)
【文献】特開2023-148633(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業工程に関連付けられるスキル項目情報、作業者情報、各作業者に関連付けられる評価者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び前記作業工程に関する動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備え、
前記スキル評価情報は、前記作業者が動画マニュアルを閲覧した度合に応じて変動するマニュアル習得度情報と、前記作業者の評価レベルを示す評価レベル情報と、を含む、情報処理システム。
【請求項2】
前記制御部は、作業者ごとの前記動画マニュアルの閲覧履歴情報を取得し、前記閲覧履歴情報に基づいて前記スキル評価情報を更新する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記スキルマップ画面において、スキル項目と作業工程が関連付けて表示される、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記作業者を評価する評価者からの入力情報に基づいて、前記スキル評価情報を更新する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記作業者のマニュアル習得度が予め定められた数値以上となったことを条件として、前記作業者を評価する評価者による評価レベルの変更入力が可能となる、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記作業者を評価する評価者のユーザ端末の表示部に表示されるスキルマップ画面において、前記評価者に関連付けられる複数の作業者の前記マニュアル習得度情報と前記評価レベル情報とが作業者ごとに関連付けて表示される、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記制御部は、所定のユーザからのスキル項目の内容変更に関する入力情報に基づいて、前記スキル項目情報を更新する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項8】
作業工程に関連付けられるスキル項目情報、作業者情報、各作業者に関連付けられる評価者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び前記作業工程に関する動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備え、
前記スキル評価情報は、前記作業者が動画マニュアルを閲覧した度合に応じて変動するマニュアル習得度情報と、前記作業者の評価レベルを示す評価レベル情報と、を含む、情報処理装置。
【請求項9】
作業工程に関連付けられるスキル項目情報、作業者情報、各作業者に関連付けられる評価者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び前記作業工程に関する動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を制御部が実行し、
前記スキル評価情報は、前記作業者が動画マニュアルを閲覧した度合に応じて変動するマニュアル習得度情報と、前記作業者の評価レベルを示す評価レベル情報と、を含む、情報処理方法。
【請求項10】
作業工程に関連付けられるスキル項目情報、作業者情報、各作業者に関連付けられる評価者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び前記作業工程に関する動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を制御部に実行させ、
前記スキル評価情報は、前記作業者が動画マニュアルを閲覧した度合に応じて変動するマニュアル習得度情報と、前記作業者の評価レベルを示す評価レベル情報と、を含む、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、多くの従業員を抱える企業が適切に仕事を配分するために、従業員一人一人の能力を把握し、管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。引用文献1の技術によれば、企業に所属する従業員の能力、技能、資格あるいは研修に関するスキル情報を収集して編集し直し、企業内での照会を可能にすることで従業員のスキル情報を活用できる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-018433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、作業者のスキル評価と、スキル向上の両立を図るシステムはこれまで実現していなかった。
【0005】
そこで、本開示は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スキル評価情報の管理と、スキル向上の両立を実現可能な利便性の高い情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備える情報処理システムが提供される。
【0007】
また、本開示によれば、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備える情報処理装置が提供される。
【0008】
また、本開示によれば、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を制御部が実行する、情報処理方法が提供される。
【0009】
また、本開示によれば、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を制御部に実行させる、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、スキル評価情報の管理と、スキル向上の両立を実現可能な利便性の高い情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2】同実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図3】同実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。
図4】同実施形態に係る一連の制御に係るフローチャート図である。
図5】同実施形態に係るスキルマップの一例を示す図である。
図6】同実施形態に係るスキルマップの他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の概要を示す。本システム1は、システム管理サーバとしての情報処理装置10と、本システム1を用いたサービスの利用者であるユーザが使用するユーザ端末20とを備える。情報処理装置10と、複数のユーザ端末20とは、各々、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、固定電話回線、携帯電話回線等、またはこれらの組み合わせにより構成される。なお、本システムを構成するユーザ端末は1つのみでもよいし、2以上でもよい。
【0014】
また、本例では複数のユーザ(評価担当者、作業担当者等)が各自のユーザ端末20(20a、20b)を介して情報処理装置10との通信を行う構成としているが、これに限られず、情報処理装置10の入力部、出力部を介して各ユーザが本システムを利用するようにしてもよい。すなわち、本システム1は、ユーザ端末及びネットワークを含めずに情報処理装置10単独でも機能し得る。あるいは、情報処理装置10の全ての機能をユーザ端末に実装することで、ユーザ端末単独で機能させることもできる。
【0015】
図2は、情報処理装置10の機能上の構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、システム管理者等が各種サービスを運営・管理する際に利用する装置であり、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティング技術によって論理的に実現されてもよい。
【0016】
本例の情報処理装置10は、制御部11、記憶部12、入力部13、出力部14、及び通信部15を有する。情報処理装置10は、入力部13から、または、通信部15を介して外部装置から、各種の入力情報を受け付ける。そして、制御部11において入力情報に応じたプログラムによる処理を実行し、プログラムの処理結果(例えば、画像や音声等)が出力部14から出力されるか、または、通信部15を介して外部の情報処理装置等に送信される。なお、上記プログラムの一部は、他の情報処理装置(例えばユーザ端末、他のサーバ等)に送信されて他の情報処理装置上で実行されてもよい。この場合、他の情報処理装置は、例えば、スマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等とすることができ、インターネット等のネットワークを介して情報処理装置10に無線又は有線で接続される。
【0017】
制御部11は、各部間の情報の受け渡しを行うとともに、情報処理装置10全体の制御を行うものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはGPU(Graphics Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行すること等によって実現される。
【0018】
制御部11は、例えば、各種情報の記憶、更新(変更や削除を含む)等の処理を行う情報記憶処理部111、ユーザ端末にスキルマップ画面を表示させるスキルマップ表示処理部112、ユーザ端末からの入力情報を受け付ける選択受付処理部113、及び、動画マニュアルをユーザ端末に表示させるマニュアル表示処理部114を含む。
【0019】
記憶部12は、各種情報を記憶する。記憶部12は、各種制御処理や制御部11内の各機能を実行するためのプログラム、入力情報等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、その他のストレージ等の1つあるいはそれらの任意の組み合わせによって構成される。プログラムは、記憶部12を構成するこれらの記憶媒体のうち非揮発性記憶媒体に記憶されることが好ましい。
【0020】
入力部13は、ユーザ(システム管理者、評価者、作業者等)が上述のような各種情報を入力するためのものであり、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、マイク等によって実現される。
【0021】
出力部14は、制御部11で生成された情報や通信部を介して受信した情報を出力することができる。出力部14は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、タッチパネル等の画像出力部と、スピーカー等の音声出力部を含むことができる。制御部11からの指令に基づいて各種情報を出力することができる。あるいは、出力部14は、通信部15を介して他の情報処理装置(ユーザ端末)等に各種情報を出力する(送信する)ようにしてもよい。
【0022】
通信部15は、他の情報処理装置との間で通信を行うためのものであり、他の情報処理装置等から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、制御部11の指令に応じて各種データや信号を他の情報処理装置等へ送信する送信部としての機能を有している。
【0023】
制御部11は、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、選択された動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行することができる。
【0024】
記憶部12には、スキル項目情報、作業者情報、評価者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報、それらの情報に関連する各種情報が記憶される。記憶部12の情報は、予め定めた一定期間ごとに、または、ユーザからの入力情報に基づいて更新されるようにしてもよい。
【0025】
スキル項目情報は、具体的なスキル(技術)の項目名(スキルA、スキルB、スキルC・・等)を含む。スキル項目は、現場作業等の工程(工程1,工程2,工程3・・)に関連付けられていてもよい。1つの工程に対して複数のスキル項目が関連付けられていてもよいし、1つのスキル項目が、複数の工程に関連付けられていてもよい。
【0026】
作業者情報は、現場等の作業者に関する情報である。作業者名、作業者固有の識別情報(作業者ID)、年齢や性別等の属性情報、住所や電話番号との連絡先情報、作業履歴、経験期間(勤続年数等の勤務期間、各作業の経験期間、スキルを習得してから現在までの期間など、)、マニュアルの習得度、評価レベル等の情報が関連付けられてもよい。作業者情報には、当該作業者を評価する権限が付与された評価者情報が関連付けられてもよい。評価者情報は、評価者名、評価者固有の識別情報(評価者ID)、年齢や性別等の属性情報、住所や電話番号との連絡先情報、評価履歴(いつ、誰を、どのように評価したかの履歴)、経験期間(勤続年数等の勤務期間、評価の経験期間など)、評価する権限が付与された作業者情報等が関連付けられてもよい。
【0027】
スキル評価情報は、例えば、評価レベル、マニュアル習得度の情報を含む。評価レベルは、評価者が当該作業者を評価した情報である。評価者は、ユーザ端末を用いて、自分が担当する作業者に対する評価を入力する。評価は、「1,2,3・・」等の数値、「A,B,C・・」等で段階的に表現される。あるいは、評価レベルは、評価者の入力情報ではなく、マニュアル習得度の情報に応じて自動的に決定されるようにしてもよい。つまり、マニュアルを閲覧してマニュアル習得度の数値が上昇すると、自動的に評価レベルも上昇するようにしてもよい。このような、評価レベルの変動条件は、システム管理者や評価者等によって予め設定され、記憶部に記憶することができる。同様に、マニュアル習得度の変動条件も予め設定され、記憶部に記憶することができる。マニュアル習得度は、各スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの閲覧状況に応じて、自動的に数値が決定され、更新される。例えば、一のスキル項目に関連付けられた動画マニュアルを全く閲覧していない作業者は、マニュアル習得度が0(%)であり、全て閲覧した作業者は100(%)になるようにしてもよい。なお、レベル評価、マニュアル習得度の情報は、作業者自身が入力した情報(自己評価情報)と、評価者が入力した情報(他者評価)の組み合わせ(予め定めた加算乗除の条件を含む)に基づいて決定してもよい。例えば、マニュアル習得度の情報を決定する際に、動画マニュアルを作業者が閲覧し、且つ、評価者が承認した場合に、マニュアル習得度が上昇するようにしてもよい。その場合、動画マニュアルを作業者が閲覧していても、評価者が承認していない場合にはマニュアル習得度が上昇しない(もしくは上昇度合が所定割合だけ小さくなる)ようにしてもよい。
【0028】
動画マニュアル情報は、それぞれのスキル項目に関連する動画(映像)情報を含み、作業者が閲覧したり、問題に解答したりすることで、作業スキルの習得を図るための情報である。動画マニュアル情報は、1つのスキル項目に対して、1つの動画マニュアル(動画コンテンツ)が関連付けられていてもよいし、複数の動画マニュアルが関連付けられていてもよい。例えば、複数の動画マニュアルで構成される1つのコースが、1つのスキル項目に関連付けられていてもよいし、複数のコースが1つのスキル項目に関連付けられていてもよい。
【0029】
複数の動画マニュアルを含む場合も、作業者の閲覧度合い、習得度合いに応じてマニュアル習得度が決定される。制御部は、作業者がそれぞれの動画マニュアルを閲覧したか否か、また、どの程度閲覧したか(閲覧度合い)の情報を取得することができ、当該情報に基づいて、マニュアル習得度を判定することができる。具体的には、例えば、1つのコースに含まれる全ての動画マニュアルを閲覧した場合、(もしくは習得したと判定された場合)、当該コースのマニュアル習得度が100%となる。閲覧度合いは、1つのコースを構成する全ての動画マニュアルのうち、いくつの動画マニュアルを閲覧し終えたか、また、各動画マニュアルをどの程度(閲覧割合)閲覧したか、によって決定される。制御部は、動画マニュアルをユーザ端末に表示させたか否かで、各ユーザが閲覧したか否かを判定することができる。また、閲覧度合いは、同一の動画マニュアルを繰り返し閲覧した閲覧回数、各動画マニュアルを表示させた時間に関する閲覧時間に関する情報を取得したり、記憶したり、ユーザ端末のスキルマップ画面、または、動画マニュアル表示画面に共に表示したりするようにしてもよい。
【0030】
ユーザ端末20は、本システム1によって提供されるサービスを利用してサイト閲覧等を行うユーザが使用する。ユーザ端末20は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置とすることができる。
【0031】
図3は、図1のユーザ端末20を示す機能ブロック構成図である。ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、入力部23、出力部24、及び通信部25を有する。制御部21は、上述の制御部11と同様に、各部間の情報の受け渡しを行うとともに、ユーザ端末20全体の制御を行うものであり、例えば、CPU、MPU、またはGPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行すること等によって実現される。記憶部22は、上述の記憶部12と同様に、各種制御処理や制御部21内の各機能を実行するためのプログラム、入力情報等を記憶するものであり、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、SSD、その他のストレージ等の1つあるいはそれらの任意の組み合わせによって構成される。入力部23は、上述の入力部13と同様に、ユーザが上述のような各種情報を入力するためのものであり、例えばタッチパネル、キーボードやマウス、マイク等によって実現される。出力部24は、上述の出力部14と同様に、制御部21で生成された情報や通信部を介して受信した情報を出力することができ、例えば、液晶ディスプレイ、タッチパネル等の画像出力部(表示部)と、スピーカー等の音声出力部を含むことができる。通信部25は、上述の通信部15と同様に、他の情報処理装置との間で通信を行うためのものであり、他の情報処理装置等から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、制御部21の指令に応じて各種データや信号を他の情報処理装置等へ送信する送信部としての機能を有している。ユーザは、各ユーザが使用するユーザ端末20の入力部23を介して各種情報を入力し、通信部25を介して入力情報をサーバ装置としての情報処理装置10に送信する。また、情報処理装置10から出力された処理結果を受信して、出力部24を介して確認する。
【0032】
図4は、本システムで実行される情報処理方法の一例を示すフロー図である。情報処理方法は、制御部11が実行する情報記憶処理(S1)と、スキルマップ表示処理(S2)と、選択受付処理(S3)と、動画表示処理(S4)と、データ更新処理(S5)と、を含む。
【0033】
制御部11の記憶処理部111は、情報記憶処理を実行する(S1)。記憶処理部111は、システム管理者、評価者、作業者等の何れかのユーザの入力情報に基づいて、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報と、動画マニュアル情報と、それらの情報に関連する各種情報を記憶部12に記憶する。スキル項目情報、作業者情報、スキル評価情報、動画マニュアル情報は、ユーザの入力情報に基づいて、任意のタイミングで更新され得る。
【0034】
制御部11のスキルマップ表示処理部112は、スキル評価情報をユーザ端末の表示部に表示させる(S2)。スキルマップ表示処理部112は、評価者等のユーザからユーザ端末を介してスキルマップ表示要求の信号を受信すると、ユーザ端末に対してその時点のスキル評価情報等を送信して、ユーザ端末の画面にスキルマップ画面を表示させることができる。スキルマップ表示処理部112は、スキルマップ表示要求に含まれるユーザの識別情報に基づいて、ユーザごとに選択されるスキルマップ画面を表示させることができる。その場合、ユーザは、所定のログイン操作を行うことにより、ユーザごとの情報の授受をユーザ端末と情報処理装置との間で行うことができる。
【0035】
図5は、評価者が閲覧可能なスキルマップ画面の一例である。評価者は、ユーザ端末を介してユーザID及びパスワードを入力、または、生体認証機能を用いた認証操作等のログイン操作により、各評価者固有のページを閲覧することができる。当該評価者の閲覧画面には、予め定められた1以上の作業者(作業者X,作業者Y,作業者Z)のスキル評価情報を確認することができる。また、評価者は、それぞれの作業者の評価レベルを評価する入力を実行することができる。例えば、評価者は、作業者XのスキルAのレベル(評価レベル情報)項目を選択して、レベルを「2」から「3」等に更新することができる。このように、評価者の画面においては、作業者のスキル評価情報の入力操作が可能である。また、評価者は、リンクを選択することにより、各スキル項目に関連づけられた動画マニュアルを閲覧することができる。さらに、評価者は、作業者の追加、削除、スキル評価項目の変更(編集、追加、削除を含む)、動画マニュアルの変更(編集、追加、削除を含む)等を行うことができる。
【0036】
図6は、それぞれの作業者が閲覧可能なスキルマップ画面の一例である。作業者も、予め定められたログイン操作により、各作業者固有のページを閲覧することができる。当該作業者の閲覧画面には、自分のスキル評価情報のみが表示され、他の作業者のスキル評価情報が表示されない。なお、場合によっては、自分のデータに加えて、所定の他者のデータが閲覧できるようにしてもよい。例えば、一の作業者と同一グループに属する他の作業者のデータが閲覧できるようにしてもよいし、全員の作業者のデータが閲覧できるようにしてもよい。このような閲覧範囲の制限条件は記憶部に記憶され、システム管理者や評価者が設定したり、変更したりすることができるようにしてもよい。
【0037】
制御部11の選択受付処理部113は、ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける(S3)。例えば、評価者が図5のスキルマップ画面において、スキルAのスキル項目と同一の行の動画マニュアルのリンクアイコン(テキスト、図等)を選択すると、選択受付処理部113は、当該選択の入力情報を受け付ける。また、図6のスキルマップ画面においても、作業者が任意のスキル項目に関連付けられたリンクアイコンを選択することも可能である。
【0038】
制御部11のマニュアル表示処理部114は、選択された動画マニュアルをユーザ端末に表示させる(S4)。マニュアル表示処理部114は、スキルマップ画面に動画マニュアルの再生画面を重畳表示させてもよいし、スキルマップ画面から動画マニュアルの再生画面に遷移させるようにしてもよい。動画マニュアルは、作業工程を行う映像と、作業やスキル(技術)の説明の文章、図表等を含むことができる。ユーザは、動画マニュアルの画面において、再生、停止、速度の変更、質問への回答等の入力を行うことができる。1つのスキル項目に複数の動画マニュアルが関連付けられている場合、ユーザが再生する動画マニュアルを選択することができる。また、予め定められた順番通りに、マニュアル表示処理部114が動画マニュアルを再生させるようにしてもよい。
【0039】
情報記憶処理部111は、データ更新処理を行う(S5)。例えば、情報記憶処理部111は、マニュアル動画の表示状況(どのマニュアルをどの程度表示させたか)に応じて、記憶部の閲覧履歴情報を更新する。そして、情報記憶処理部111は、マニュアル動画の表示状況に応じて、マニュアル習得度の情報を更新する。ユーザは、図5図6に示すスキルマップ画面にて、マニュアル習得度を確認することができる。なお、マニュアル習得度の変化に応じて、情報記憶処理部111が評価レベルの情報を更新するようにしてもよい。情報記憶処理部111は、評価者の入力情報に基づいて評価レベルの数値を変更するようにしてもよい。例えば、図5の画面で評価者が各作業者のマニュアル習得度の数値を確認して、評価レベルを変更するようにしてもよい。また情報記憶処理部111は、マニュアル習得度の情報と、評価者の入力情報との組み合わせに基づいて、評価レベルの数値を変更するようにしてもよい。例えば、図5の画面で各作業者のマニュアル習得度の数値が予め定められた数値以上となった場合に評価者が評価レベルの変更操作が可能となるようにしてもよい。
【0040】
上述の通り、作業者又は評価者は、スキルマップ画面において自身が選択した動画マニュアルを閲覧することができる。制御部11は、動画マニュアルがユーザ端末に表示された時間、回数、表示された動画マニュアルの割合、等の情報を取得し、記憶部に閲覧履歴として記憶することができる。作業者が動画マニュアルを表示させた度合に応じて、制御部は、マニュアル習得度の数値を変動(上昇)させる。つまり、作業者が動画マニュアルを閲覧すると、自動的にマニュアル習得度が上昇する。あるいは、制御部は、作業者がマニュアル習得した後に、どの程度マニュアル習得したかを選択したり、数値等を入力したりできる画面をユーザ端末に表示させ、作業者にマニュアル習得度の自己申告としての入力情報を受け付けるようにしてもよい。また、動画マニュアルの閲覧度合いを自動的に変更するとともに、マニュアルの習得度を自己申告させるようにしてもよい。
【0041】
以上の通り、本実施形態の情報処理システムは、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備えることを特徴とする。このような構成により、スキルマップ画面においてスキル項目に関連付けられた動画マニュアルを選択して閲覧することが可能となる。また、スキル情報と動画マニュアル情報とが別々に管理されるのではなく、関連付けられているため、スキル評価情報の管理と、スキル向上の両立を実現可能な利便性の高い情報処理システムを提供することができる。また、本実施形態によれば、利便性の高いスキルマップ管理サービスを提供することができる。
【0042】
また、本実施形態において、制御部は、作業者ごとの前記動画マニュアルの閲覧履歴情報を取得し、前記閲覧履歴情報に基づいて前記スキル評価情報を更新するようにしてもよい。これによれば、動画マニュアルの閲覧状況に応じたスキル評価を効率的に行うことができる。
【0043】
また、本実施形態において、スキル項目情報は、特定の作業工程情報に関連付けられており、スキルマップ画面において、スキル項目と作業工程が関連付けて表示されるようにしてもよい。これによれば、どの作業工程にどのスキルが必要かをユーザが容易に理解することができる。
【0044】
また、本実施形態において、制御部は、前記作業者を評価する評価者からの入力情報に基づいて、前記スキル評価情報を更新するようにしてもよい。これによれば、評価者の入力をスキルマップに反映させることができる。
【0045】
また、本実施形態において、制御部は、作業者自身が入力したマニュアル習得度合いに関する入力情報に基づいて、前記スキル評価情報を更新するようにしてもよい。これによれば、作業者自身の入力をスキルマップに反映させることができる。
【0046】
また、本実施形態において、制御部は、所定のユーザからの動画マニュアルの内容変更に関する入力情報に基づいて、前記動画マニュアル情報を更新するようにしてもよい。これによれば、ユーザ操作に応じた動画マニュアルの編集が可能となる。
【0047】
また、本実施形態において、制御部は、所定のユーザからのスキル項目の内容変更に関する入力情報に基づいて、前記スキル項目情報を更新するようにしてもよい。これによれば、ユーザ操作に応じたスキル項目情報の編集が可能となる。
【0048】
また、本実施形態において、スキル評価情報は、マニュアル習得度及び評価レベルの情報を含み、制御部は、作業者ごとの前記マニュアル習得度の変化に応じて、前記評価レベルを更新するようにしてもよい。これによれば、マニュアル習得度を自動的に評価レベルに反映させることができる。
【0049】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0050】
本明細書において説明した装置は、単独の装置として実現されてもよく、一部または全部がネットワークで接続された複数の装置(例えばクラウドサーバ)等により実現されてもよい。例えば、情報処理装置10の制御部11等は、互いにネットワークで接続された異なる装置により実現されてもよい。
【0051】
本明細書において説明した装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。本実施形態に係る情報処理装置10の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【0052】
また、本明細書においてフローチャート図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
【0053】
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
【0054】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(項目1)
スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備える情報処理システム。
(項目2)
前記制御部は、作業者ごとの前記動画マニュアルの閲覧履歴情報を取得し、前記閲覧履歴情報に基づいて前記スキル評価情報を更新する、項目1に記載の情報処理システム。
(項目3)

前記スキル項目情報は、特定の作業工程情報に関連付けられており、
前記スキルマップ画面において、スキル項目と作業工程が関連付けて表示される、項目1又は2に記載の情報処理システム。
(項目4)
前記制御部は、前記作業者を評価する評価者からの入力情報に基づいて、前記スキル評価情報を更新する、項目1又は2に記載の情報処理システム。
(項目5)
前記制御部は、作業者自身が入力したマニュアル習得度合いに関する入力情報に基づいて、前記スキル評価情報を更新する、項目1又は2に記載の情報処理システム。
(項目6)
前記制御部は、所定のユーザからの動画マニュアルの内容変更に関する入力情報に基づいて、前記動画マニュアル情報を更新する、項目1又は2に記載の情報処理システム。
(項目7)
前記制御部は、所定のユーザからのスキル項目の内容変更に関する入力情報に基づいて、前記スキル項目情報を更新する、項目1又は2に記載の情報処理システム。
(項目8)
前記スキル評価情報は、マニュアル習得度及び評価レベルの情報を含み、
前記制御部は、作業者ごとの前記マニュアル習得度の変化に応じて、前記評価レベルを更新する、項目1又は2に記載の情報処理システム。
(項目9)
スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備える情報処理装置。
(項目10)
スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を制御部が実行する、情報処理方法。
(項目11)
スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、
前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、
前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、
選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を制御部に実行させる、プログラム。
【符号の説明】
【0055】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 制御部
20 ユーザ端末
111 情報記憶処理部
112 スキルマップ表示処理部
113 選択受付処理部
114 マニュアル表示処理部
【要約】
【課題】スキル評価情報の管理と、スキル向上の両立を実現可能な利便性の高い情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】本開示による情報処理システムは、スキル項目情報、作業者情報、スキル項目ごとの各作業者の評価を示すスキル評価情報、及び動画マニュアル情報を記憶する記憶処理と、前記スキル評価情報を含むスキルマップ画面をユーザ端末の表示部に表示させるスキルマップ表示処理と、前記ユーザ端末を介して、スキル項目に関連付けられた動画マニュアルの選択を受け付ける選択受付処理と、選択された前記動画マニュアルを前記ユーザ端末に表示させる動画表示処理と、を実行する制御部を備える。
【選択図】図1

図1
図2
図3
図4
図5
図6