(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-23
(45)【発行日】2025-01-31
(54)【発明の名称】板材の縁部伸び評価装置
(51)【国際特許分類】
B21D 22/20 20060101AFI20250124BHJP
B21D 22/22 20060101ALI20250124BHJP
B21D 24/00 20060101ALI20250124BHJP
【FI】
B21D22/20
B21D22/22
B21D24/00 B
(21)【出願番号】P 2021118943
(22)【出願日】2021-07-19
【審査請求日】2024-05-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100196346
【氏名又は名称】吉川 貴士
(72)【発明者】
【氏名】沖野 茂樹
【審査官】永井 友子
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-016807(JP,A)
【文献】特開2010-069533(JP,A)
【文献】特開2009-162545(JP,A)
【文献】特開2017-109227(JP,A)
【文献】特表2016-504192(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2011-0108805(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21D 22/00- 26/14
G01N 3/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
凸型と、凹型とを備え、前記凸型と前記凹型との間に配置した板材の縁部を前記凸型の先端に位置する押込み部で押込んで、前記縁部を曲げた際の前記縁部の伸びを評価するための板材の縁部伸び評価装置において、
前記凹型は、前記凸型の前記押込み部を挿通可能な挿通穴を有すると共に、前記挿通穴は切り欠き形状をなし、
前記挿通穴の挿通開始側の周縁部はその全域にわたって凸曲面形状をなすと共に、前記周縁部の曲率が、前記挿通穴の切り欠き部分に近い側で相対的に小さく、前記切り欠き部分から遠い側で相対的に大きいことを特徴とする板材の縁部伸び評価装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材の縁部伸び評価装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば自動車部品の製造工程では、金属製の板材に複数のプレス加工を施すことで、上記板材を所望の形状に成形することが行われている。この際、留意すべき点として、プレス加工時に、板材の縁部に生じる伸びが挙げられる。すなわち、板材縁部の伸びが許容される大きさを超えると、縁部の端面に割れ等の不具合が発生するおそれが高まるため、製品の設計に際してはこの縁部の伸び特性に留意する必要がある。
【0003】
ここで、板材縁部の伸び特性を評価するための手段として、いわゆるバーリング加工を利用した試験が知られている。すなわち、この試験は、特許文献1に記載のように、所定サイズの穴を設けた板材を準備すると共に、この板材の穴に、先端外周に所定角度のテーパ面を設けたパンチを押込むことで、穴の周縁部を全周にわたって曲げると共に、上記穴を押し拡げる。これにより、穴の周縁部に伸びが生じる。そのため、例えば穴の周縁部の端面に割れが生じる限界の伸び量(特許文献1では周縁部の曲げ後高さ)を評価することで、板材縁部の伸び特性を評価可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した板材縁部の伸び特性を評価するに際し、例えばストレート形状もしくは曲率の小さな曲線形状をなす縁部(辺縁部)の伸び特性を評価したいといった要望がある。ここで、特許文献1の如くバーリング加工を利用して伸び特性を評価しようとした場合、例えば
図9及び
図10に示す評価装置50を用いて、ダイ51に設けられたパンチ52の挿通穴53の半分を覆うように板材Wを配置した状態で、パンチ52を板材Wに向けて押込む方法が考えられる。この場合、板材Wの縁部W1を含む半円状の部分Waが所定の伸びを伴って押し曲げられる(
図11を参照)。しかしながら、このような方法では、押し曲げられた部分(半円状の部分Wa)の両端部Wa1に伸び(ひずみ)が集中し、本当に評価したい部分(
図11でいえば、半円状の部分Waの周方向中央の縁部W1)がほとんど伸びないといった問題が生じる。これでは、板材ごとの伸びに差が生じ難くなるため、板材の伸び特性を適正に評価することが難しい。
【0006】
以上の事情に鑑み、本明細書では、板材の縁部形状によらず、当該縁部の伸び特性を適正に評価可能とすることを、解決すべき技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題の解決は、本発明に係る板材の縁部伸び評価装置によって達成される。すなわち、この評価装置は、凸型と、凹型とを備え、凸型と凹型との間に配置した板材の縁部を凸型の先端に位置する押込み部で押込んで、縁部を曲げた際の縁部の伸びを評価するための板材の縁部伸び評価装置において、凹型は、凸型の押込み部を挿通可能な挿通穴を有すると共に、挿通穴は切り欠き形状をなし、挿通穴の挿通開始側の周縁部はその全域にわたって凸曲面形状をなすと共に、周縁部の曲率が、挿通穴の切り欠き部分に近い側で相対的に小さく、切り欠き部分から遠い側で相対的に大きい点をもって特徴付けられる。
【0008】
このように、本発明では、凹型に設けられた切り欠き形状をなす挿通穴の周縁部形状に着目し、周縁部をその全域にわたって凸曲面形状にすると共に、周縁部の曲率を周方向で異ならせた。具体的には、周縁部の曲率が、挿通穴の切り欠き部分に近い側で相対的に小さく、遠い側で相対的に大きくなるように周縁部の形状を設定した。この構成によれば、凸型の押込みにより板材が押し曲げられる際、当該押し曲げられる部分の両端部は、凹型に設けられた挿通穴の周縁部のうち曲率の相対的に小さい領域に押し付けられながら変形する。一方で、上記押し曲げられる部分の両端部から離れた部分(例えば押し曲げられる部分の基端側の幅方向中央側)は、挿通穴の周縁部のうち曲率の相対的に大きい領域に押し付けられながら変形する。そのため、パンチの押込みにより板材を容易に押し曲げることができつつも、例えば
図10に示すように、挿通穴53の周縁部54の曲率が周方向で一定な形状である場合と比べて、板材の押し曲げられた部分の両端部に生じる伸びを抑えることができる。これにより、相対的に縁部の両端部以外の領域を伸ばすことができるので、縁部の伸びが特定箇所に集中する事態を回避して、縁部の伸び特性を適正に評価することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明に係る板材の縁部伸び評価装置によれば、板材の縁部形状によらず、当該縁部の伸び特性を適正に評価可能とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に係る板材の縁部伸び評価装置の正面図である。
【
図3】
図1に示す評価装置の挿通穴を矢印Aの向きから見た側面図である。
【
図4】
図2に示す評価装置の(a)B1-B1断面図、(b)B2-B2断面図、及び(c)B3-B3断面図である。
【
図5】
図1及び
図2に示す評価装置を用いた板材の縁部伸び評価方法の一例を説明するための図で、パンチの押込みを開始した直後の板材の(a)A矢視図と、(b)B1-B1断面図である。
【
図6】
図1及び
図2に示す評価装置を用いた板材の縁部伸び評価方法の一例を説明するための図で、パンチの押込みにより板材の一部が押し曲げられている途中の時点における板材の(a)A矢視図と、(b)B1-B1断面図である。
【
図7】
図1及び
図2に示す評価装置を用いた板材の縁部伸び評価方法の一例を説明するための図で、パンチの押込みにより板材の一部が所定位置まで押し曲げられた状態における板材の(a)A矢視図と、(b)B1-B1断面図である。
【
図8】
図7に示す板材の押し曲げられた部分を斜め方向から見た図である。
【
図9】本発明との比較に係る板材の縁部伸び評価装置の正面図である。
【
図11】
図9及び
図10に示す評価装置を用いた場合に得られる板材の押し曲げられた部分を斜め方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態に係る板材の縁部伸び評価装置の内容を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係る板材の縁部伸び評価装置10の正面図を示している。また、
図2は、
図1に示す評価装置10の平面図を示している。これらの図に示すように、この評価装置10は、凸型としてのパンチ11と、凹型としてのダイ12と、パッド13とを具備する。以下、ダイ12の構成を中心に各要素の詳細を説明する。なお、パッド13は、図示された内容の理解を容易にする目的で、
図1以外の図において省略している。
【0013】
また、
図1及び
図2では、パンチ11の押込み態様の均等化を図る目的で、一つのパンチ11につき二つのダイ12を突き合わせて設置し、かつ各ダイ12上に板材Wを配置した状態を例示している。
【0014】
パンチ11は、評価対象となる板材Wを押込んで、押し曲げるためのもので、本実施形態では、断面長円形状をなす本体部14と、本体部14の先端に位置する押込み部15とを一体に有する。ここで、本体部14の外周面は、一対の平坦面14aと、各平坦面14aと連続する半円筒面14bとで構成されると共に、押込み部15は半円筒面15aと、半円筒面15aとその両端で連続する回転楕円面15b,15bとで構成されている。各曲面15a,15bの曲率半径R1,R2(
図1~
図3を参照)については後述する。
【0015】
ダイ12は、パンチ11の本体部14及び押込み部15を挿通可能な挿通穴16を有する。この挿通穴16は、
図2に示すように、切り欠き形状をなしている。また、この挿通穴16のパンチ11が挿通を開始する側の周縁部17は、その周方向全域にわたって凸曲面形状をなしており、周縁部17の曲率が、挿通穴16の切り欠き部分16aに近い側で相対的に小さく、切り欠き部分16aから遠い側で相対的に大きくなっている。
【0016】
本実施形態では、周縁部17は、
図2に示すように、曲率が一定の曲率一定領域17aと、曲率一定領域17aと連続しかつ曲率一定領域17aよりも切り欠き部分16aに近い側に位置する曲率変動領域17bとで構成される。曲率変動領域17bにおける曲率は、挿通穴16の切り欠き部分16aに近づくにつれて小さくなり、言い換えると、切り欠き部分16aから遠ざかるにつれて大きくなっている。そのため、周縁部17の曲率半径R3~R6は、最も切り欠き部分16aに近い側、すなわち周縁部17の切り欠き側の端部において最大(
図3に示す曲率半径R6)となり、最も切り欠き部分16aから遠い側、ここでは周縁部17の曲率一定領域17aにおいて最小(
図4(a)に示す曲率半径R3)となっている。
【0017】
ここで、パンチ11の押込み部15における各曲面15a,15bの曲率半径R1,R2と、ダイ12の周縁部17における各曲面17a,17bの曲率半径R3~R6との関係について説明する。
【0018】
例えば
図1に示すように、パンチ11の押込み部15に設けられた回転楕円面15bの正面方向から見た場合における輪郭の曲率半径R1と、ダイ12の周縁部17のうち曲率一定領域17aにおける曲率半径R3(
図4(a)を参照)とを比較した場合、R1>R3 となるように、各曲率半径R1,R3の大きさが設定される。
【0019】
また、例えば
図3に示すように、パンチ11の押込み部15に設けられた回転楕円面15bの側面方向から見た場合における輪郭の曲率半径R2と、ダイ12の周縁部17のうち曲率変動領域17bにおける曲率半径の最大値である曲率半径R6とを比較した場合、R2<R6となるように、各曲率半径R2,R6の大きさが設定される。
【0020】
パッド13は、ダイ12の上方でかつパンチ11の外側に配設される。このパッド13は、ダイ12上に載置した板材Wをダイ12に向けて押圧することで、板材Wをダイ12上の所定位置で保持可能としている。
【0021】
次に、上記構成の評価装置10を用いた板材Wの縁部伸び評価方法の一例を、主に
図5~
図7に基づいて説明する。
【0022】
まず
図1に示すように、ダイ12上の所定位置に評価対象となる板材Wを配置して、パッド13により上記位置に板材Wを保持する。然る後、パンチ11を下降させて押込み部15を板材Wに押し当てる。これにより、
図5(a)及び(b)に示すように、板材Wの一部が押込み部15の先端形状(正確には各曲面15a.15bの形状)に倣って変形を開始する。この時点では、板材Wは主にパンチ11の押込み部15(半円筒面15a並びに回転楕円面15b)に押し付けられた状態であり、ダイ12の周縁部17、特に曲率変動領域17bのうち曲率が小さい側(切り欠き部分16aに近い側)には実質的に接していない。言い換えると、板材Wは、周縁部17の曲率が相対的に小さい領域には未だ押し付けられていない状態にある。
【0023】
上述のようにしてパンチ11による板材Wの押し曲げを開始した後、引き続きパンチ11を押込んでいき、板材Wの押し曲げを続行する。
図6(a)及び(b)は、パンチ11押込みを続行して、板材Wを
図5に示す状態からさらに押し曲げた状態を示している。これらの図に示すように、パンチ11がより深く押し込まれるにつれて、板材Wはパンチ11の押込み部15の所定の輪郭に倣った形状に変形していくと共に、押し曲げられた部分Waが徐々に板材Wの非変形部分に対して立設した向きに変化していく。そのため、押し曲げられた部分Waの縁部W1は水平方向から徐々に下方に向けてその姿勢を変化させていく。
図6では、縁部W1は斜め下方を指向した状態にある。この時点では、板材Wは主にパンチ11の押込み部15(半円筒面15a並びに回転楕円面15b)に押し付けられた状態であり、板材Wは、周縁部17の曲率が相対的に小さい領域には未だ押し付けられていない。一方で、周縁部17の曲率が相対的に大きい領域(曲率一定領域17a)には板材Wの一部が押し付けられており、これにより板材Wの押し曲げが比較的容易に進行し得る。
【0024】
そして、さらにパンチ11による板材Wの押込みを続行し、パンチ11の先端に位置する押込み部15が板材Wを完全に押込むことで、板材Wが押込み部15から離れ、パンチ11の本体部14の外周面に押し付けられた状態となる。よって、最終的に、板材Wは本体部14の外周面(特に半円筒面14b)に倣った形状に成形されると共に、板材Wの非変形部分に対して直交する向きにまで押し曲げられた状態となる(
図7(b)を参照)。この時点では、押し曲げられた部分Waの縁部W1は下方を指向した状態となるため、水平方向から板材Wの押し曲げられた部分Waを見た場合、縁部W1は見えない状態となる(
図7(a)を参照)。また、この時点では、周縁部17の曲率が相対的に小さい領域にも板材Wが押し付けられた状態となるが、既に板材Wは最終的な状態にまで押し曲げられた状態にあるので、曲率が相対的に小さな領域に押し付けられた部分、ここでは押し曲げられた部分Waの両端部Wa1が大きく伸びることはない。一方で、押し曲げられた部分Waの縁部W1は、
図8に示すように、パンチ11の押込み部15の所定の輪郭に倣って湾曲変形しているため、縁部W1全体としては縁部W1の長手方向に沿って大きく伸びた状態になる。
【0025】
以上述べたように、本実施形態に係る板材の縁部伸び評価装置10によれば、凹型としてのダイ12に設けられた切り欠き形状をなす挿通穴16の周縁部17形状に着目し、周縁部17をその全域にわたって凸曲面形状にすると共に、周縁部17の曲率を周方向で異ならせた。具体的には、周縁部17の曲率が、挿通穴16の切り欠き部分16aに近い側で相対的に小さく、遠い側で相対的に大きくなるように周縁部17の形状を設定した。この構成によれば、パンチ11の押込みにより板材Wが押し曲げられる際、当該押し曲げられる部分Waの両端部Wa1又はこの近傍部分は、ダイ12に設けられた挿通穴16の周縁部17のうち曲率の相対的に小さい領域(ここでは曲率変動領域17bの切り欠き部分16a側)に押し付けられながら変形する。本実施形態でいえば、押込み工程の途中まで実質的に接することなく板材Wの押し曲げが行われる。一方で、上記押し曲げられる部分Waの両端部Wa1から離れた部分は、挿通穴16の周縁部17のうち曲率の相対的に大きい領域に押し付けられながら変形する。そのため、パンチ11の押込みにより板材Wを容易に押し曲げることができつつも、
図9及び
図10に示すように、挿通穴53の周縁部54の曲率が周方向で一定な形状である場合と比べて、板材Wの押し曲げられた部分Waの両端部Wa1に生じる伸びを抑えることができる。これにより、相対的に縁部W1の周方向端部(実質的に押し曲げられた部分Waの両端部Wa1に等しい)以外の領域を伸ばすことができるので、縁部W1の伸びが周方向端部に集中する事態を回避して、縁部W1の伸び特性を適正に評価することが可能となる。
【0026】
また、本実施形態のように、挿通穴16を長穴形状とすることで、挿通穴16の周縁部17もまた長穴に準じた形状となる。これにより、板材Wの押し曲げ(曲げ伸ばし)に必要な寸法を確保して、無理なく板材Wを押し曲げることができるので、縁部W1の伸びが偏る事態をより確実に回避して、縁部W1の伸び特性をより適正に評価することが可能となる。
【0027】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明に係る板材の縁部伸び評価装置及びこの装置を用いた板材の縁部伸び評価方法は、その趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の構成を採ることも可能である。
【0028】
例えば周縁部17の曲率について、本実施形態では、
図2及び
図4に示すように、切り欠き部分16aから遠い周方向の一部領域を曲率一定領域17aとし、切り欠き部分16aに近い周方向の残部領域を曲率変動領域17bとした場合を例示したが、もちろんこれには限られない。例えば、周縁部17の切り欠き部分16aから最も遠い幅方向中央位置を境として、切り欠き部分16aに近づくにつれて曲率が小さくなるように、周縁部17を曲率変動領域17bのみで構成してもよい。
【0029】
また、挿通穴16の形状について、本実施形態では、挿通穴16を、幅方向寸法が一定の部分と、当該部分の両端で連続する半円部分とからなる長穴形状とした場合を例示したが(
図2を参照)、もちろんこれ以外の形状としてもよい。例えば
図10に示すように、挿通穴16を真円形状としてもよい。この場合、パンチ11の本体部14及び押込み部15は、挿通穴16の形状に応じて適当な形状に設定される。
【符号の説明】
【0030】
10 評価装置
11 パンチ
12 ダイ
13 パッド
14 本体部
14a 平坦面
14b 半円筒面
15 押込み部
15a 半円筒面
15b 回転楕円面
16 挿通穴
16a 切り欠き部分
17 周縁部
17a 曲率一定領域
17b 曲率変動領域
50 評価装置
51 ダイ
52 パンチ
53 挿通穴
54 周縁部
R1~R6 曲率半径
W 板材
W1 縁部
Wa 押し曲げられた部分
Wa1 端部