(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-24
(45)【発行日】2025-02-03
(54)【発明の名称】無線通信のための曝露検出及び報告
(51)【国際特許分類】
H04W 52/30 20090101AFI20250127BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20250127BHJP
H04W 52/38 20090101ALI20250127BHJP
【FI】
H04W52/30
H04W24/10
H04W52/38
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023146914
(22)【出願日】2023-09-11
(62)【分割の表示】P 2022556683の分割
【原出願日】2021-03-18
【審査請求日】2023-09-11
(32)【優先日】2020-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-04-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518272407
【氏名又は名称】コムキャスト ケーブル コミュニケーションズ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョウ, ホア
(72)【発明者】
【氏名】ディナン, エスマエル ヘジャージ
(72)【発明者】
【氏名】イー, ユンジュン
(72)【発明者】
【氏名】シリック, アリ チャガタイ
(72)【発明者】
【氏名】シュイ, カイ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン, ヒョンスク
(72)【発明者】
【氏名】パーク, ジョンヒョン
【審査官】石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0021421(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0022093(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0261289(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0167897(US,A1)
【文献】国際公開第2019/126264(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4,6
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
無線デバイスにより、少なくとも1つの最大許容曝露(MPE)閾値を含む曝露報告構成を受信することと、
曝露要件を満たすためのアップリンク送信電力低減値を判定することと、
前記MPE閾値を満たす前記閾値に基づいて、電力ヘッドルーム報告(PHR)を送信することと、を含み、
前記電力ヘッドルーム報告(PHR)は、
セルに関連付けられたPHR値を示す第1のフィールドと、
前記アップリンク送信電力低減値を示す第2のフィールドと、
最大送信電力を示す第3のフィールドと、を含む、方法。
【請求項2】
前記アップリンク送信電力低減値を判定することは、
前記セルの第1のパネルに関連付けられた参照信号受信電力、
前記第1のパネルを介した送信のための送信信号形式、または
前記第1のパネルに関連付けられた近接検出のうちの少なくとも一つに基づいて前記アップリンク送信電力低減値を判定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PHRは、
前記セルの第1のパネルに関連付けられたPHR値、
前記第1のパネルのインデックス、
前記第1のパネルに関連付けられた送信電力の最大低減量、
前記第1のパネルに関連付けられた送信電力の最大出力量、または
前記第1のパネルに関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
送信電力の最大低減量(MPR)に基づいて前記セルの第1のパネルに関連付けられたPHR値を判定することをさらに含み、前記MPRは変調順序または帯域幅のうちの少なくとも一つに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
基地局によって示された許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)、または
前記
セルの第1のパネルの近接検出に関連付けられた電源制御によるMPR(P-MPR)のうちの少なくとも一つに基づいて、前記セルの第1のパネルに関連付けられたPHR値を判定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記PHRは、複数のオクテットを含む媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)であり、
前記第1のフィールドは、前記複数のオクテットのうちの第1のオクテットの6ビットに対応する電力ヘッドルーム(PH)フィールドであり、
前記第2のフィールドは、前記複数のオクテットのうちの第2のオクテットの2ビットを含み、
前記第3のフィールドは、前記複数のオクテットのうちの前記第2のオクテットの前記残りの6ビットに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記PHRは、電力状態を示す第4のフィールドをさらに含み、
前記第4のフィールドは、前記複数のオクテットのうちの前記第1のオクテットの前記残りの2ビットのうちの1ビットに対応する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第4のフィールドの第1の値は電力状態を示し、前記アップリンク送信電力低減値は前記電力状態の電力バックオフ値に対応する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記PHRを送信することは、
前記MPE閾値よりも大きい前記アップリンク送信電力低減値に基づいて、前記PHRをトリガすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記PHRを送信した後に、前記トリガされたPHRをキャンセルすることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記PHRは、MACサブヘッダの論理チャネル識別子(LCID)値に関連付けられたシングルエントリPHR媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
MPE報告に関連付けられた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを含む構成を受信することと、
前記PUCCHリソースを介して、スケジューリング要求を送信することと、
前記スケジューリング要求に基づいて、前記PHRの送信のためのアップリンクグラントを受信することと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
無線デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
実行されると請求項1~12のいずれか一項に記載の前記方法を前記無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【請求項14】
システムであって、
請求項1~12のいずれか一項に記載の前記方法を実施するように構成された無線デバイスと、
前記曝露報告構成を送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【請求項15】
コンピュータ可読媒体であって、実行されると請求項1~12のいずれか一項に記載の前記方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年3月18日に出願された米国仮特許出願第62/991,102号、2020年4月3日に出願された米国仮特許出願第63/004,688号、及び、2020年4月20日に出願された米国仮特許出願第63/012,342号の利益を主張する。上記各出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
無線通信では、高周波電磁場への曝露が生じる可能性がある。電力制限など、曝露に関する制限が無線デバイスに課せられることがある。
【発明の概要】
【0003】
以降の概要では、所定の特徴の簡略化された概要を提示する。この概要は、広範囲の概説ではなく、主要な又は重要な要素を特定することは意図していない。
【0004】
無線通信では、送信及び/又は受信のための1つ以上のデバイスを使用し得る。送信及び/又は受信のためのデバイスの数量を増やしたり、送受信される無線通信量を増やしたり、かつ/あるいは、送受信のために電力量(及び/又は使用される光線量)を増やしたりすると、高周波電磁場への潜在的に有害であり、かつ/あるいは、望ましくない曝露のリスクが高まることがある。報告(例えば、最大電力曝露(maximum power exposure,MPE)報告)及び/又は係る曝露を低減し得る関連操作など、1つ以上の安全措置が無線通信デバイスに対して実施可能であり、かつ/あるいは、要求されることがある。安全措置は、正確な実施が困難であることがあり、かつ/あるいは、デバイス性能を低下させる可能性のある曝露限度の均衡が求められることがある。例えば、電力が低下すると、送信に失敗することがあり、かつ/あるいは、報告に対する要求が高まると、電力使用が増えることがある。無線通信は、例えば、1つ以上の安全措置と関連付けられる不要な報告及び/又は他の操作を最小限に抑えながら、当該安全措置を実施することにより改善することが可能である。時間窓を用いて、曝露インスタンスの量を検出してもよい。例えば、不要な報告及び/又は他の操作を削減し、かつ、安全措置を満たすことができるよう、閾値を満たす時間窓の間の曝露イベントの量に基づき、曝露を示すメッセージを送信してもよい。報告において無線デバイスと基地局との同期を改善するために、曝露検出と、セルのアクティブ化、帯域部分(bandwidth part,BWP)又は他の無線リソースのアクティブ化及び/又は切替え、並びに/若しくは、間欠受信(discontinuous reception,DRX)又は他の状態遷移などのための1つ以上のメッセージとに基づき報告を送信してもよい。曝露報告は、報告においてシグナリングオーバーヘッドを低減させるために、パネル固有の報告が電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)で送信されるまで保留の状態のまま維持されるよう、PHRを用いたパネル当たり毎であってもよい。
【0005】
これらの及び他の特徴及び利点は、以下でより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
いくつかの特徴は、添付の図面において、限定としてではなく、例として示されている。図面において、同様の数字は類似の要素を参照する。
【
図4A】ユーザプレーン構成のための例示的なダウンリンクデータフローを示す。
【
図4B】MACプロトコルデータユニット(PDU)における媒体アクセス制御(MAC)サブヘッダの例示的なフォーマットを示す。
【
図5A】ダウンリンクチャネルのための例示的なマッピングを示す。
【
図5B】アップリンクチャネルのマッピング例を示す。
【
図6】例示的な無線リソース制御(RRC)状態及びRRC状態遷移を示す。
【
図8】1つ以上のキャリアの例示的なリソース構成を示す。
【
図10A】成分キャリアに基づくキャリアアグリゲーション構成の例を示す。
【
図11A】1つ以上の同期信号/物理ブロードキャストチャネル(SS/PBCH)ブロックのマッピングの例を示す。
【
図11B】1つ以上のチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)のマッピングの例を示す。
【
図13A】例示的な4ステップランダムアクセス手順を示す。
【
図13B】例示的な2ステップランダムアクセス手順を示す。
【
図13C】例示的な2ステップランダムアクセス手順を示す。
【
図14A】制御リソースセット(CORESET)構成の一例を示す。
【
図14B】制御チャネル要素対リソース要素グループ(CCE-to-REG)マッピングの一例を示す。
【
図15A】無線デバイスと基地局との間の通信の例を示す。
【
図15B】本明細書に記載の様々なデバイスのいずれかを実装するために使用され得る演算デバイスの例示的な要素を示す図である。
【
図16A】アップリンク及びダウンリンク信号送信の例を示す。
【
図16B】アップリンク及びダウンリンク信号送信の例を示す。
【
図16C】アップリンク及びダウンリンク信号送信の例を示す。
【
図16D】アップリンク及びダウンリンク信号送信の例を示す。
【
図21A】例示的なSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを示す。
【
図21B】例示的なSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを示す。
【
図23】セルの構成パラメータを備える例示的なメッセージを示す。
【
図24】探索空間のための構成パラメータを備えるメッセージの例を示す。
【
図25】制御リソースセット(CORESET)のための構成パラメータを備えるメッセージの例を示す。
【
図26】複数の送受信ポイント(TRP)及び/又は複数のパネルを使用する無線通信の一例を示す。
【
図27A】複数のTRP及び/又は複数のパネルを使用する無線通信の一例を示す。
【
図28】曝露検出及び/又は報告のための例示的な方法を示す。
【
図29】無線通信のための曝露インスタンス検出の例を示す。
【
図30】カバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和のための例示的な方法を示す。
【
図31】カバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和のための例示的な方法を示す。
【
図32】カバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和のための例示的な方法を示す。
【
図33】カバレッジロスに基づく構成許可を介した送信のための例示的な方法を示す。
【
図34】P-MPR及び/又はPHR報告の例を示す。
【
図36】P-MPR及び/又はPHR報告の例を示す。
【
図37】アップリンク光線報告及び/又はBWPスイッチングの一例を示す。
【
図38】SCellのためのアップリンク光線報告の一例を示す。
【
図41A】DRX構成に関連付けられた節電の例を示す。
【
図41B】DRX構成に関連付けられた節電の例を示す。
【
図43A】DRXを使用したアップリンク光線報告の例を示す。
【
図43B】DRXを使用したアップリンク光線報告の例を示す。
【
図44】DRXを使用するアップリンク光線報告の一例を示す。
【
図45】節電状態における例示的な方法のアップリンク光線報告を示す。
【
図46】PHR手順をトリガするための方法の例を示す。
【
図49】マルチエントリPHR MAC CEフォーマットの例を示す。
【
図50】SCellビーム障害回復(BFR)のための例示的な方法を示す。
【
図51A】BFR MAC CEフォーマットの例を示す。
【
図51B】BFR MAC CEフォーマットの例を示す。
【
図52】論理チャネルの優先順位付けの一例を示す。
【
図54】電力状態報告をトリガするための条件の一例を示す。
【
図55】電力状態報告のための例示的な方法を示す。
【
図56A】パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの例を示す。
【
図56B】パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの例を示す。
【
図57】パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの一例を示す。
【
図59】SCell BFR手順及び/又は電力状態報告のための例示的な方法を示す。
【
図60】パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
添付の図面及び説明は、例を提供する。図面に示されている及び/又は説明されている例は非排他的であり、示されて説明されている特徴は他の例で実施されてもよいことを理解すべきである。マルチキャリア通信システムの技術分野において使用され得る無線通信システムの動作のための例が提供される。より詳細には、本明細書で開示される技術は、無線通信曝露検出及び/又は報告に関し得る。
【0008】
図1Aは、例示的な通信ネットワーク100を示す。通信ネットワーク100は、移動通信ネットワークを含むことができる。通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレータによって操作/管理/運営される公衆陸上移動網(PLMN)を含むことができる。通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、及び/又は、無線デバイス106のうちの1つ以上を備え得る。通信ネットワーク100は、1つ以上のデータネットワーク(DN)108を含むことができ、及び/又は通信ネットワーク100内のデバイスは、(例えば、CN 102)と通信することができる。無線デバイス106は、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの、1つ以上のDN 108と通信することができる。無線デバイス106は、RAN 104及び/又はCN
102を介して、1つ以上のDN 108と通信することができる。CN 102は、無線デバイス106に、1つ以上のDN 108に対する1つ以上のインターフェースを提供/構成することができる。インターフェース機能の一部として、CN 102は、無線デバイス106と1つ以上のDN 108との間のエンドツーエンド接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供/構成することなどができる。
【0009】
無線デバイス106は、エアインターフェースによる無線通信を介してRAN 104と通信し得る。RAN 104は、様々な通信(例えば、有線通信及び/又は無線通信)を介してCN 102と通信することができる。無線デバイス106は、RAN 104を介してCN 102との接続を確立し得る。RAN 104は、例えば、無線通信の一部として、スケジューリング、無線リソース管理、及び/又は再送信プロトコルを提供/構成することができる。エアインターフェースにわたる/を介したRAN 104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンク通信方向及び/又はダウンリンク通信方向と称され得る。無線デバイス106からエアインターフェースを介してRAN 104への通信方向は、アップリンク通信方向及び/又はアップリンク通信方向と称され得る。ダウンリンク送信は、例えば、周波数分割2重(FDD)、時分割2重(TDD)、任意の他の2重化スキーム、及び/又はそれらの1つ以上の組み合わせのうちの少なくとも1つに基づいて、アップリンク送信から分離及び/又は区別され得る。
【0010】
全体を通して使用されるように、用語「無線デバイス」は、モバイルデバイス、無線通信が構成又は使用可能である固定(例えば、非可動)デバイス、演算デバイス、ノード、無線通信が可能なデバイス、又は信号を送信及び/又は受信することが可能な任意の他のデバイスのうちの1つ以上を含むことができる。非限定的な例として、無線デバイスは、例えば、電話、携帯電話、Wi-Fi電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサ、メータ、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ホットスポット、セルラリピータ、車両道路側ユニット(RSU)、リレーノード、自動車、無線ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器(UE))、ユーザ端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、ハンドセット、無線送受信ユニット(WTRU)、無線通信デバイス、及び/又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0011】
RAN 104は、1つ以上の基地局(図示せず)を備え得る。全体を通して使用される「基地局」という用語は、基地局、ノード、ノードB(NB)、進化型ノードB(eNB)、gNB、ng-eNB、リレーノード(例えば、統合アクセス及びバックホール(IAB)ノード)、ドナーノード(例えば、ドナーeNB、ドナーgNBなど)、アクセスポイント(例えば、Wi-Fiアクセスポイント)、送信及び受信ポイント(TRP)、演算デバイス、無線通信可能なデバイス、又は信号を送信及び/又は受信することができる任意の他のデバイスのうちの1つ以上を含むことができる。基地局は、上に列挙された各要素のうちの1つ以上を備え得る。例えば、基地局は1つ以上のTRPを含み得る。他の非限定的な例として、基地局は、例えば、ノードB(例えば、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)及び/又は第3世代(3G)規格に関連付けられる)、エボルブドノードB(eNB)(例えば、エボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)及び/又は第4世代(4G)規格に関連付けられる)、遠隔無線ヘッド(RRH)、1つ以上の遠隔無線ヘッド(RRH)に接続されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又はリレーノード、次世代エボルブドノードB(ng-eNB)、生成ノードB(gNB)(例えば、NR及び/又は第5世代(5G)規格に関連する)、アクセスポイント(AP)(例えば、例えば、Wi-Fi又は任意の他の適切な無線通信規格に関連付けられる)、任意の他の世代の基地局、及び/又は、これら任意の組み合わせのうちの1つ以上を備え得る。基地局は、少なくとも1つの基地局中央機器(例えば、gNB中央ユニット(gNB-CU))及び少なくとも1つの基地局分散機器(例えば、gNB分散ユニット(gNB-DU))などの1つ以上のデバイスを含むことができる。
【0012】
基地局(例えば、RAN 104において)は、無線デバイス106と無線で(例えば、エアインターフェースを介して)通信するためのアンテナの1つ以上のセットを備え得る。1つ以上の基地局は、複数のセル又はセクタ(例えば、3つのセル、3つのセクタ、任意の他の数のセル、又は任意の他の数のセクタ)をそれぞれ制御するためのアンテナのセット(例えば、3セット又は任意の他の数のセット)を備え得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)がセル内で動作している送信機(例えば、無線デバイス送信機)からの送信を正常に受信し得る範囲によって決定され得る。基地局(例えば、単独で、又は他のセルと組み合わせて)のうちの1つ以上のセルは、無線デバイスの移動をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106へ無線カバレッジを提供/設定し得る。3つのセクタ(例えば、又はnセクタであり、nは任意の数nを指す)を備える基地局は、3セクタサイト(例えば、又はnセクタサイト)又は3セクタ基地局(例えば、nセクタ基地局)と称され得る。
【0013】
1つ以上の基地局(例えば、RAN 104において)は、3つより多い又は少ないセクタを有するセクタ化されたサイトとして実装され得る。RAN 104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、いくつかのRRHに結合されたベースバンド処理デバイス/ユニットとして、及び/又はノード(例えば、ドナーノード)のカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理デバイス/ユニットは、例えば、ベースバンド処理デバイス/ユニットがベースバンド処理デバイス/ユニットのプールに集中され得る、又は仮想化され得る、集中型又はクラウドRANアーキテクチャの一部であり得る。リピータノードは、ドナーノードから受信された無線信号を増幅して送信(例えば、送信、再送信、再ブロードキャストなど)することができる。リレーノードは、リピータノードと実質的に同じ/類似の機能を果たし得る。リレーノードは、例えば、無線信号を増幅して送信する前に、ノイズを除去するために、ドナーノードから受信された無線信号をデコーディングし得る。
【0014】
RAN 104は、類似のアンテナパターン及び/又は類似の高レベル送信電力を有する基地局(例えば、マクロセル基地局)の均一ネットワークとして配備され得る。RAN
104は、基地局(例えば、異なるアンテナパターンを有する異なる基地局)のヘテロジニアスなネットワークとして配置され得る。ヘテロジニアスネットワークでは、スモールセル基地局を使用して、小さなカバレッジエリア、例えば、他の基地局(例えば、マクロセル基地局)によって提供/構成された比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアを提供/構成することができる。小さなカバレッジエリアは、高いデータトラフィックを有するエリア(又はいわゆる「ホットスポット」)又は弱いマクロセルカバレッジを有するエリアに提供/構成され得る。スモールセル基地局の例は、カバレッジエリアの減少順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局を含み得る。
【0015】
本明細書に記載された例は、様々なタイプの通信で使用され得る。例えば、通信は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))(例えば、通信ネットワーク100のネットワーク要素と同様の1つ以上のネットワーク要素)による通信、電気電子技術者協会(IEEE)による通信、国際電気通信連合(ITU)による通信、国際標準化機構(ISO)による通信などであり得る。3GPPは、複数世代のモバイルネットワーク、すなわち、UMTSとして知られる3Gネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)及びLTEアドバンスト(LTE-A)として知られる4Gネットワーク、並びに5Gシステム(5GS)及びNRシステムとして知られる5Gネットワークの仕様を生み出している。3GPPは、通信ネットワークの更なる世代(例えば、6G及び/又は任意の他の世代の通信ネットワーク)のための仕様を生成し得る。例は、次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる3GPP 5Gネットワーク、又は3GPPネットワーク及び/又は非3GPPネットワークなどの任意の他の通信ネットワークの1つ以上の要素(例えば、RAN)に関連して説明することができる。本明細書で説明される例は、3G及び/又は4Gネットワーク、並びにまだ最終決定/指定されていない(例えば、3GPP 6Gネットワーク)通信ネットワーク、衛星通信ネットワーク、及び/又は任意の他の通信ネットワークなどの他の通信ネットワークに適用可能であり得る。NG-RANは、NRと呼ばれる5G無線アクセス技術を実装及び更新し、4G無線アクセス技術及び/又は他の3GPP及び/又は非3GPP無線アクセス技術などの他の無線アクセス技術を実装するようにプロビジョニングされ得る。
【0016】
図1Bは、例示的な通信ネットワーク150を示す。通信ネットワークは移動通信ネットワークを含んでもよい。通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレータによって操作/管理/実行されるPLMNを備え得る。通信ネットワーク150は、CN
152(例えば、5Gコアネットワーク(5G-CN))、RAN 154(例えば、NG-RAN)、及び/又は無線デバイス156A及び156B(まとめて無線デバイス156)のうちの1つ以上を備え得る。通信ネットワーク150は、1つ以上のデータネットワーク(DN)170を含むことができ、及び/又は通信ネットワーク150内のデバイスは、(例えば、CN 152)と通信することができる。これらの構成要素は、
図1Aに関して説明した対応する構成要素と実質的に同じ又は同様の方法で実装及び動作することができる。
【0017】
CN 152(例えば、5G-CN)は、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの、1つ以上のDN 170に対する1つ以上のインターフェースを無線デバイス156に提供/構成することができる。インターフェース機能の一部として、CN 152(例えば、5G-CN)は、無線デバイス156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンド接続をセットアップし、無線デバイス156を認証し、及び/又は充電機能を提供/構成することができる。CN 152(例えば、5G-CN)は、他のCN(例えば、3GPP 4G CNなど)とは異なり得るサービスベースのアーキテクチャであり得る。CN 152のノードのアーキテクチャ(例えば、5G-CN)は、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義されてもよい。CN 152のネットワーク機能(例えば、5G CN)は、いくつかの方法で、例えば、専用又は共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用又は共有ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、及び/又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として実装されてもよい。
【0018】
CN 152(例えば、5G-CN)は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)デバイス158A及び/又はユーザプレーン機能(UPF)デバイス158Bを備えてもよく、これらは別個の構成要素又は単一の構成要素AMF/UPFデバイス158であってもよい。UPFデバイス158Bは、RAN 154(例えばNG-RAN)と1つ以上のDN 170との間のゲートウェイとして機能することができる。UPFデバイス158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシー規則施行、トラフィック使用報告、1つ以上のDN 170へのトラフィックフローのルーティングをサポートするためのアップリンク分類、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及び/又はダウンリンクデータ通知トリガなどの機能を果たすことができる。UPFデバイス158Bは、無線内/無線間アクセス技術(RAT)モビリティのためのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続する外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又はマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能することができる。無線デバイス156は、無線デバイスとDNとの間の論理接続であり得るPDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
【0019】
AMFデバイス158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリング終端、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング(例えば、3GPPアクセスネットワーク及び/又は非3GPPネットワーク)、アイドルモード無線デバイス到達可能性(例えば、ページング再送信の制御及び実行のためのアイドルモードUE到達可能性)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(例えば、サブスクリプション及びポリシー)、ネットワークスライシングサポート、及び/又はセッション管理機能(SMF)選択などの機能を果たすことができる。NASは、CNと無線デバイスとの間で動作する機能を指すことができ、ASは、無線デバイスとRANとの間で動作する機能を指すことができる。
【0020】
CN 152(例えば、5G-CN)は、
図1Bに示されていないかもしれない1つ以上の追加のネットワーク機能を備え得る。CN 152(例えば、5G-CN)は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク公開機能(NEF)、統合データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、認証サーバ機能(AUSF)、及び/又は、任意の他の機能のうちの少なくとも1つを実装する1つ以上のデバイスを備えてもよい。
【0021】
RAN 154(例えばNG-RAN)は、無線通信(例えば、エアインターフェース)を介して無線デバイス156と通信し得る。無線デバイス156は、RAN 154を介してCN 152と通信し得る。RAN 154(例えばNG-RAN)は、1つ以上の第1のタイプの基地局(例えば、gNB 160A及びgNB 160Bを含むgNB(まとめてgNB 160))及び/又は1つ以上の第2のタイプの基地局(例えば、ng-eNB 162A及びng-eNB 162Bを含むng eNB(まとめてng eNB 162))を備え得る。RAN 154は、任意の数のタイプの基地局のうちの1つ以上を備え得る。gNB 160及びng eNB 162は、基地局と称されてもよい。基地局(例えば、gNB 160及びng eNB 162)は、無線デバイス156と無線で(例えば、エアインターフェース)通信するためのアンテナの1つ以上のセットを備え得る。1つ以上の基地局(例えば、gNB 160及び/又はng eNB 162)は、複数のセル(又はセクタ)をそれぞれ制御するために、複数のアンテナ・セットを備え得る。基地局(例えば、gNB 160及びng-eNB 162)のセルは、無線デバイスの移動をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス156へ無線カバレッジを提供し得る。
【0022】
基地局(例えば、gNB 160及び/又はng-eNB 162)は、第1インターフェース(例えば、NGインターフェース)を介してCN 152(例えば、5G CN)に接続され、第2インターフェース(例えば、Xnインターフェース)を介して他の基地局に接続されてもよい。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基礎となるトランスポートネットワークを介した直接物理接続及び/又は間接接続を使用して確立することができる。基地局(例えば、gNB 160及び/又はng-eNB 162)は、第3のインターフェース(例えば、Uuインターフェース)を介して無線デバイス156と通信し得る。基地局(例えば、gNB 160A)は、Uuインターフェースを介して無線デバイス156Aと通信し得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられてもよい。インターフェースに関連付けられたプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するために、
図1Bに示すネットワーク要素によって使用され得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわちユーザプレーン及びコントロールプレーンを含み得る。任意の他の数の平面を使用することができる(例えば、プロトコルスタック内)。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心のあるデータを処理することができる。制御プレーンは、ネットワーク要素に関心のあるシグナリングメッセージを処理することができる。
【0023】
1つ以上の基地局(例えば、gNB 160及び/又はng-eNB 162)は、1つ以上のインターフェース(例えば、NGインターフェース)を介して、AMF/UPF
158などの1つ以上のAMF/UPFデバイスと通信することができる。基地局(例えば、gNB 160A)は、NGユーザプレーン(NG-U)インターフェースを介してAMF/UPF 158のUPF 158Bと通信し、及び/又はUPF 158Bに接続されてもよい。NG-Uインターフェースは、基地局(例えば、gNB 160A)とUPFデバイス(例えば、UPF 158B)との間のユーザプレーンPDUの配信(例えば、保証されていない配送)を提供/実行することができる。基地局(例えば、gNB 160A)は、NG制御プレーン(NG-C)インターフェースを介してAMFデバイス(例えば、AMF 158A)と通信し、及び/又はAMFデバイスに接続することができる。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、無線デバイスコンテキスト管理(例えば、UEコンテキスト管理)、無線デバイスモビリティ管理(例えば、UEモビリティ管理)、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理、構成転送、及び/又は警告メッセージ送信を提供/実行することができる。
【0024】
無線デバイスは、ユーザプレーン構成及び制御プレーン構成のために、インターフェース(例えば、Uuインターフェース)を介して基地局にアクセスすることができる。基地局(例えば、gNB 160)は、Uuインターフェースを介して、無線デバイス156に向かって、ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、gNB 160A)は、第1のプロトコルスタックに関連付けられたUuインターフェースを介して、無線デバイス156Aに向かって、ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。基地局(例えば、ng-eNB 162)は、エボルブドUMTS地上無線アクセス(E UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を、Uuインターフェース(例えば、E UTRAは、3GPP 4G無線アクセス技術を指し得る)を介して無線デバイス156に提供することができる。基地局(例えば、ng-eNB 162B)は、第2のプロトコルスタックに関連付けられたUuインターフェースを介して、無線デバイス156Bに向けてUTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供することができる。ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端は、例えば、NRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端、4Gユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端などを含み得る。
【0025】
CN 152(例えば、5G-CN)は、(例えば、NR、4G、及び/又は任意の他の無線アクセス)1つ以上の無線アクセスを処理するように構成され得る。NRネットワーク/デバイス(又は任意の第1のネットワーク/デバイス)が非スタンドアロンモード(例えば、非スタンドアロン動作)で4Gコアネットワーク/デバイス(又は任意の第2のネットワーク/デバイス)に接続することも可能であり得る。非スタンドアロンモード/動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及び/又はページング)を提供(又は少なくともサポート)することができる。
図1Bには1つのAMF/UPF 158のみが示されているが、例えば、冗長性を提供するために、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって負荷分散を行うために、1つ以上の基地局(例えば、1つ以上のgNB及び/又は1つ以上のng-eNB)が複数のAMF/UPFノードに接続されてもよい。
【0026】
ネットワーク要素(例えば、
図1Bに示すネットワーク要素)間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及び/又はNGインターフェース)は、ネットワーク要素がデータ及びシグナリングメッセージを交換するために使用することができるプロトコルスタックと関連付けることができる。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわちユーザプレーン及びコントロールプレーンを含み得る。任意の他の数の平面を使用することができる(例えば、プロトコルスタック内)。ユーザプレーンは、ユーザに関連するデータ(例えば、ユーザにとって関心のあるデータ)を処理することができる。制御プレーンは、1つ以上のネットワーク要素(例えば、ネットワーク要素に関心のあるメッセージをシグナリングする)と関連付けられたデータを処理し得る。
【0027】
図1Aの通信ネットワーク100及び/又は
図1Bの通信ネットワーク150は、例えば、演算デバイス、無線デバイス、モバイルデバイス、ハンドセット、タブレット、ラップトップ、モノのインターネット(IoT)デバイス、ホットスポット、セルラリピータ、演算デバイス、及び/又は、より一般的には、ユーザ機器(例えば、UE)などの任意の数/量及び/又はタイプのデバイスを備えることができる。本明細書では、上記のタイプのデバイスのうちの1つ以上を参照することができるが(例えば、UE、無線デバイス、演算デバイスなど)、本明細書の任意のデバイスは、上記のタイプのデバイス又は同様のデバイスのうちの任意の1つ以上を含むことができることを理解すべきである。通信ネットワーク、及び本明細書で参照される任意の他のネットワークは、LTEネットワーク、5Gネットワーク、衛星ネットワーク、及び/又は無線通信(例えば、任意の3GPPネットワーク及び/又は任意の非3GPPネットワーク)用の任意の他のネットワークを含むことができる。本明細書に記載された装置、システム、及び/又は方法は、一般に、1つ以上のネットワーク内の1つ以上のデバイス(例えば、無線デバイス、基地局、eNB、gNB、演算デバイスなど)に実装されるものとして説明され得るが、1つ以上の特徴及びステップは、任意のデバイス及び/又は任意のネットワークに実装され得ることが理解され得る。
【0028】
図2Aは、ユーザプレーン構成の一例を示す。ユーザプレーン構成は、例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタックを含むことができる。
図2Bは、例示的な制御プレーン構成を示す。制御プレーン構成は、例えば、NR制御プレーンプロトコルスタックを含み得る。ユーザプレーン構成及び/又は制御プレーン構成のうちの1つ以上は、無線デバイス210と基地局220との間にあり得るUuインターフェースを使用し得る。
図2A及び
図2Bに示されたプロトコルスタックは、例えば、
図1Bに示された無線デバイス156Aと基地局160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと実質的に同じ又は同様であり得る。
【0029】
ユーザプレーン構成(例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタック)は、無線デバイス210及び基地局220(例えば、
図2Aに示すように)において実装される複数の層(例えば、5つの層又は任意の他の数の層)を備え得る。プロトコルスタックの最下部において、物理層(PHY)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供することができ、開放型システム間相互接続(OSI)モデルの層1に対応することができる。PHY 211の上位のプロトコル層は、媒体アクセス制御層(MAC)212、無線リンク制御層(RLC)213、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・層(PDCP)214、及び/又はサービス・データ・アプリケーション・プロトコル・層(SDAP)215を備え得る。PHY 221の上位のプロトコル層は、媒体アクセス制御層(MAC)222、無線リンク制御層(RLC)223、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・層(PDCP)224、及び/又はサービス・データ・アプリケーション・プロトコル・層(SDAP)225を備え得る。PHY 211の上の4つのプロトコル層のうちの1つ以上は、OSIモデルの層2又はデータリンク層に対応し得る。PHY 221の上の4つのプロトコル層のうちの1つ以上は、OSIモデルの層2又はデータリンク層に対応し得る。
【0030】
図3は、プロトコル層の一例を示す。プロトコル層は、例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層を含み得る。1つ以上のサービスがプロトコル層間で提供され得る。SDAP(例えば、
図2A及び
図3に示すSDAPS 215及び225)は、サービス品質(QoS)フロー処理を実行することができる。無線デバイス(例えば、無線デバイス106、156A、156B、及び210)は、無線デバイスとDNとの間の論理接続であり得るPDU sessionを介して/それを介してサービスを受信し得る。PDU sessionは、1つ以上のQoSフロー310を有することができる。CNのUPF(例えば、UPF 158B)は、例えば、1つ以上のQoS要件(例えば、遅延、データレート、誤り率、及び/又は任意の他の品質/サービス要件に関して)に基づいて、IPパケットをPDUセッションの1つ以上のQoSフローにマッピングすることができる。SDAP215及び225は、(例えば、データ無線ベアラ)1つ以上のQoSフロー310と1つ以上の無線ベアラ320との間のマッピング/デマッピングを実行することができる。1つ以上のQoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピング/デマッピングは、基地局220のSDAP225によって決定されてもよい。無線デバイス210のSDAP215は、基地局220から受信した反射マッピング及び/又は制御シグナリングを介して、QoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピングを通知され得る。反射マッピングの場合、基地局220のSDAP225は、1つ以上のQoSフロー310と無線ベアラ320との間のマッピング/デマッピングを決定するために、無線デバイス210のSDAP215によって監視/検出/識別/指示/観察され得るQoSフローインジケータ(QFI)でダウンリンクパケットをマークすることができる。
【0031】
PDCP(例えば、
図2A及び
図3に示すPDCP214及び224)は、例えば、エアインターフェースを介して(例えば、送信される)送信される必要があり得るデータの量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアインターフェースを介して(例えば、送信される)送信されるデータの不正なデコーディングを防止するための暗号化/解読、及び/又は、完全性保護を(例えば、制御メッセージが意図されたソースから発生することを確保するために)実行し得る。PDCP214及び224は、例えば、ハンドオーバ(例えば、gNB内ハンドオーバ)に起因して、配信されないパケットの再送信、順次配信及びパケットの並べ替え、及び/又は重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、例えば、パケットが受信される可能性を改善するために、パケット複製を実行し得る。受信機は、パケットを重複して受信し、重複するパケットを除去し得る。パケット複製は、高い信頼性を必要とするサービスなどの特定のサービスに有用であり得る。
【0032】
PDCP層(例えば、PDCP214及び224)は、分割無線ベアラとRLCチャネル(例えば、RLCチャネル330)との間のマッピング/デマッピングを実行することができる(例えば、デュアルコネクティビティシナリオ/構成において)。2重接続は、無線デバイスが、複数のセル(例えば、2つのセル)、又は、より一般的には、マスタセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)を含む複数のセルグループと通信することを可能にする技術を指し得る。例えば、単一の無線ベアラ(例えば、PDCP214及び224によってSDAP215及び225へのサービスとして提供/構成される無線ベアラのうちの一方など)がデュアルコネクティビティにおいてセルグループによって処理される場合、分割ベアラが構成及び/又は使用され得る。PDCP214及び224は、セルグループに属する分割無線ベアラとRCLチャネル330との間でマッピング/デマッピングすることができる。
【0033】
RCL層(例えば、RCL213及び223)は、自動反復要求(ARQ)を介してセグメント化、再送信、及び/又はMAC層(それぞれ、MAC212及び222)から受信された複製データユニットの除去を実行し得る。RLC層(例えば、RLC 213及び223)は、複数の送信モード(例えば、3つの送信モード:透過モード(TM);非確認モード(UM);及び確認モード(AM))をサポートし得る。RLC層は、例えば、RLC層が動作している送信モードに基づいて、記載された機能のうちの1つ以上を実行することができる。RLC構成は論理チャネル毎であり得る。RLC構成は、ヌメロロジー及び/又は送信時間間隔(TTI)持続時間(又は他の持続時間)に依存しなくてもよい。RLC層(例えば、RLC 213及び223)は、
図3に示すように、PDCP層(例えば、それぞれPDCP214及び224)にサービスとしてRLCチャネルを提供/構成することができる。
【0034】
MAC層(例えば、MAC 212及び222)は、論理チャネルの多重化/逆多重化及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行することができる。多重化/逆多重化は、PHY層(例えば、それぞれPHY 211及び221)へ/から配信されるトランスポートブロック(TB)へ/から、1つ以上の論理チャネルに属するデータユニット/データ部分を多重化/逆多重化することを含み得る。基地局(例えば、MAC 222)のMAC層は、動的スケジューリングを介して無線デバイス間でスケジューリング、スケジューリング情報報告、及び/又は優先度処理を実行するように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク/又はアップリンクのために基地局(例えば、MAC 222における基地局220)によって実行され得る。MAC層(例えば、MAC212及び222)は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合のキャリア当たりの1つのHARQエンティティ)を介して、論理チャネル優先順位付け及び/又はパディングを介して無線デバイス210の論理チャネル間の優先順位処理を行うように構成され得る。MAC層(例えば、MAC 212及び222)は、1つ以上のヌメロロジー及び/又は送信タイミングをサポートすることができる。論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限は、論理チャネルがどのヌメロロジー及び/又は送信タイミングを使用することができるかを制御することができる。MAC層(例えば、MAC 212及び222)は、論理チャネル340をサービスとしてRLC層(例えば、RLC 213及び223)に提供/構成することができる。
【0035】
PHY層(例えば、PHY 211及び221)は、例えば、情報を(例えば、エアインターフェースを介して)送信及び/又は受信するために、物理チャネル及び/又はデジタル及びアナログ信号処理機能へのトランスポートチャネルのマッピングを実行することができる。デジタル及び/又はアナログ信号処理機能は、例えば、コーディング/デコーディング及び/又は変調/復調を含むことができる。PHY層(例えば、PHY211及び221)は、マルチアンテナマッピングを実行することができる。PHY層(例えば、PHY211及び221)は、1つ以上のトランスポートチャネル(例えば、トランスポートチャネル350)を、サービスとしてMAC層(例えば、それぞれMAC212及び222)に提供/構成することができる。
【0036】
図4Aは、ユーザプレーン構成のための例示的なダウンリンクデータフローを示す。ユーザプレーン構成は、例えば、
図2Aに示すNRユーザプレーンプロトコルスタックを含むことができる。1つ以上のTBは、例えば、ユーザプレーンプロトコルスタックを介したデータフローに基づいて生成することができる。
図4Aに示すように、NRユーザプレーンプロトコルスタックを介した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローは、(例えば、基地局220における)2つのTBを生成することができる。NRユーザプレーンプロトコルスタックを介したアップリンクデータフローは、
図4Aに示されたダウンリンクデータフローと同様であり得る。3つのIPパケット(n、n+1、及びm)は、例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタックを介したアップリンクデータフローに基づいて、2つのTBから決定され得る。第1のパケット数(例えば、3つ又は任意の他の量)は、第2のTB数(例えば、2つ又は別の量)から決定され得る。
【0037】
ダウンリンクデータフローは、例えば、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケット(又は他の数のIPパケット)を受信し、3つのパケット(又は他の数のパケット)を無線ベアラ(例えば、無線ベアラ402及び404)にマッピングする場合に開始することができる。SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングすることができる。SDAP PDUを生成するために、SDAPヘッダ(
図4Aに示す各SDAP SDUの前に「H」でラベル付けされている)をIPパケットに追加することができ、これをPDCP SDUと呼ぶことができる。上位プロトコル層との間で転送されるデータユニットは、下位プロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と呼ばれる場合があり、下位プロトコル層との間で転送されるデータユニットは、上位プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と呼ばれる場合がある。
図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、下位プロトコル層PDCP224のSDU(例えば、PDCP SDU)であってもよく、SDAP225のPDU(例えば、SDAP PDU)であってもよい。
【0038】
各プロトコル層(例えば、
図4Aに示すプロトコル層)又は少なくともいくつかのプロトコル層は、それ自体の機能(例えば、
図3に関して説明した各プロトコル層の1つ以上の機能)を果たし、対応するヘッダを追加し、及び/又はそれぞれの出力を次の下位層(例えば、そのそれぞれの下層)に転送することができる。PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び/又は暗号化を実行することができる。PDCP224は、その出力(例えば、RLC SDUであるPDCP PDU)をRLC 223に転送することができる。RLC 223は、任意選択的にセグメント化を実行してもよい(例えば、
図4AのIPパケットmについて示されているように)。RLC 223は、その出力(例えば、2つのSDUセグメント(SDU Segs)にそれぞれのサブヘッダを追加することによって生成された、2つのMAC SDUである2つのRLC PDU)をMAC 222に転送し得る。MAC 222は、多数のRLC PDU(MAC SDU)を多重化し得る。MAC222は、MACサブヘッダをRCL PDU(MAC SDU)に取り付けて、TBを形成することができる。MACサブヘッダは、MAC PDUにわたって分散され得る(例えば、
図4Aに示すNR構成において)。MACサブヘッダは、完全にMAC
PDUの先頭(例えば、LTE構成において)に位置し得る。NR MAC PDU構造は、例えば、完全なMAC PDUを組み立てる前にMAC PDUサブヘッダが計算される場合、処理時間及び/又は関連する待ち時間を短縮することができる。
【0039】
図4Bは、MAC PDU内のMACサブヘッダの例示的なフォーマットを示す。MAC PDUは、MACサブヘッダ(H)及びMAC SDUを含み得る。1つ以上のMACサブヘッダのそれぞれは、MACサブヘッダが対応するMAC SDUの長さ(例えば、バイト単位)を示すためのSDU長さフィールド;逆多重化プロセスを支援するためにMAC SDUが発信された論理チャネルを識別/示す論理チャネル識別子(LCID)フィールド;SDU長フィールドのサイズを示すフラグ(F);及び将来の使用のための予約ビット(R)フィールドを含んでもよい。
【0040】
MAC 223又はMAC 222などのMAC層によって、MAC PDUに1つ以上のMAC制御要素(CE)を追加又は挿入することができる。
図4Bに示すように、2つのMAC PDUの前に2つのMAC CEが挿入/追加され得る。MAC CEは、ダウンリンク送信のためにMAC PDUの先頭に挿入/追加され得る(
図4Bに示すように)。1つ以上のMAC CEは、アップリンク送信のためにMAC PDUの最後に挿入/追加され得る。MAC CEは、帯域制御シグナリングに使用され得る。例示的なMAC CEは、バッファ状態報告及び電力ヘッドルーム報告などのスケジューリング関連MAC CE;アクティブ化/非アクティブ化MAC CE(例えば、PDCP重複検出のアクティブ化/非アクティブ化のためのMAC CE、チャネル状態情報(CSI)報告、サウンディング参照信号(SRS)送信、及び事前構成された構成要素);間欠受信(DRX)関連MAC CE;タイミングアドバンスMAC CE;及びランダムアクセス関連MAC CEを含んでもよい。MAC CEは、MAC SDUのMACサブヘッダについて説明したのと同様のフォーマットを有するMACサブヘッダによって先行されてもよく、対応するMAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールド内の予約値で識別されてもよい。
【0041】
図5Aは、ダウンリンクチャネルのための例示的なマッピングを示す。アップリンクチャネルのマッピングは、ダウンリンクのためのチャネル(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル)間のマッピングを含み得る。
図5Bは、アップリンクチャネルのマッピング例を示す。アップリンクチャネルのマッピングは、アップリンクのためのチャネル(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル)間のマッピングを含み得る。情報は、プロトコルスタック(例えば、NRプロトコルスタック)のRLC層とMAC層とPHY層との間のチャネルを介して/経由して渡され得る。論理チャネルは、RLC層とMAC層との間で使用され得る。論理チャネルは、制御及び/又は構成情報を搬送することができる制御チャネルとして(例えば、NR制御プレーンにおいて)、又はデータを搬送することができるトラフィックチャネルとして(例えば、NRユーザプレーンにおいて)分類/指示され得る。論理チャネルは、特定の無線デバイスに専用であり得る専用論理チャネルとして、及び/又は、2つ以上の無線デバイス(例えば、無線デバイスのグループ)によって使用され得る共通論理チャネルとして分類/示され得る。
【0042】
論理チャネルは、それが搬送する情報のタイプによって定義され得る。論理チャネル(例えば、NR構成において)のセットは、後述する1つ以上のチャネルを備え得る。ページング制御チャネル(PCCH)は、その位置がセルレベルでネットワークに知られていない無線デバイスをページングするために使用される1つ以上のページングメッセージを含み/送信し得る。ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)は、マスタ情報ブロック(MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態のシステム情報メッセージを含む/搬送することができる。システム情報メッセージは、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかに関する情報を取得するために、無線デバイスによって使用され得る。共通制御チャネル(CCCH)は、ランダムアクセスとともに制御メッセージを備え/送信し得る。専用制御チャネル(DCCH)は、構成情報を用いて無線デバイスを構成するために、特定の無線デバイスとの間で制御メッセージを含み/送信し得る。専用トラフィックチャネル(DTCH)は、特定の無線デバイスとの間でユーザデータを含み/送信し得る。
【0043】
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され得る。トランスポートチャネルは、それらが搬送する情報がどのように(例えば、エアインターフェースを介して)送信/伝送されるかによって定義され得る。輸送チャネルのセット(例えば、NR構成又は任意の他の構成によって定義され得る)は、以下のチャネルのうちの1つ以上を含むことができる。ページングチャネル(PCH)は、PCCHから生じたページングメッセージを含み/送信し得る。ブロードキャストチャネル(BCH)は、BCCHからMIBを含む/搬送することができる。ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)は、BCCHからのSIBを含むダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージを含む/搬送することができる。アップリンク共有チャネル(UL-SCH)は、アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを含む/搬送することができる。ランダムアクセス・チャネル(RACH)は、事前にスケジューリングすることなく、無線デバイスにネットワークへのアクセスを提供し得る。
【0044】
PHY層は、PHY層の処理レベル間で情報を受け渡し/転送するために、物理チャネルを使用し得る。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を搬送するための時間周波数リソースの関連するセットを有することができる。PHY層は、PHY層の低レベル動作をサポートするための制御情報を生成し得る。PHY層は、物理制御チャネル(例えば、L1/L 2制御チャネルと呼ばれる)を介して、制御情報を、PHY層の下位レベルへ提供/転送し得る。物理チャネル及び物理制御チャネル(例えば、NR構成又は任意の他の構成によって定義され得る)のセットは、以下のチャネルのうちの1つ以上を備え得る。物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、BCHからMIBを含む/搬送することができる。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを含む/搬送することができる。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得るダウンリンク制御情報(DCI)を含み/搬送し得る。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、後述するように、UL-SCHからのアップリンクデータ及びシグナリングメッセージ、場合によってはアップリンク制御情報(UCI)を含む/搬送することができる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、HARQアクノレッジメント、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、及びスケジューリング要求(SR)を備え得るUCIを備え得る/送信し得る。ランダムアクセスのために、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)が使用され得る。
【0045】
物理層は、物理制御チャネルと同様であり得る、物理層の低レベル動作をサポートするための物理信号を生成することができる。
図5A及び
図5Bに示されているように、物理層信号(例えば、NR構成又は任意の他の構成によって定義され得る)は、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、復調参照信号(DM-RS)、サウンディング参照信号(SRS)、位相トラッキング参照信号(PT RS)、及び/又は、その他任意の信号を含み得る。
【0046】
1つ以上のチャネル(例えば、論理チャネル、トランスポートチャネル、物理チャネルなど)を使用して、制御計画プロトコルスタック(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)に関連する機能を実行することができる。
図2Bは、例示的なコントロールプレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)を示す。
図2Bに示すように、制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)は、例示的なユーザプレーン構成(例えば、NRユーザプレーンプロトコルスタック)と実質的に同じ/類似の1つ以上のプロトコル層(例えば、PHY 211及び221、MAC 212及び222、RLC 213及び223、並びにPDCP214及び224)を使用することができる。同様の4つのプロトコル層は、PHY 211及び221、MAC 212及び222、RLC 213及び223、並びにPDCP214及び224を含み得る。制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンスタック)は、例えば、SDAP215及び225を有する代わりに、制御プレーン構成(例えば、NR制御プレーンプロトコルスタック)の最上部に無線リソース制御(RRC)216及び226並びにNASプロトコル217及び237を有してもよい。制御プレーン構成は、NASプロトコル237を含むAMF 230を含み得る。
【0047】
NASプロトコル217及び237は、無線デバイス210とAMF 230(例えば、AMF 158A又は任意の他のAMF)との間、及び/又は、より一般的には、無線デバイス210とCN(例えば、CN 152又は任意の他のCN)との間の制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して無線デバイス210とAMF 230との間の制御プレーン機能を提供することができる。無線デバイス210とAMF 230との間には、NASメッセージが送信され得るダイレクトなパスが存在しない場合があり得る。NASメッセージは、Uuインターフェース及びNGインターフェースのASを使用して転送され得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、セッション管理、及び/又は任意の他の機能などの制御プレーン機能を提供することができる。
【0048】
RRC 216及び226は、無線デバイス210と基地局220との間、及び/又は、より一般的には、無線デバイス210とRANとの間(例えば、基地局220)で、制御プレーン機能を提供/設定し得る。RRC層216及び226は、RRCメッセージと称され得るシグナリングメッセージによって、無線デバイス210と基地局220との間で制御プレーン機能を提供/設定し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ並びに同じ/類似のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間で送信/伝送され得る。MAC層は、制御プレーン及びユーザプレーンデータを同じTBに多重化することができる。RRC層216及び226は、以下の機能、すなわち、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト;CN又はRANによって開始されるページング;無線デバイス210とRANとの間のRRC接続の確立、維持、及び解放(例えば、基地局220);鍵管理を含むセキュリティ機能;シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、維持及び解放;移動機能;QoS管理機能;無線デバイス測定報告(例えば、無線デバイス測定報告)及び報告の制御;無線リンク障害(RLF)の検出及び無線リンク障害からの回復;及び/又はNASメッセージ転送、のうちの1つ以上などの制御プレーン機能を提供/構成することができる。RRC接続を確立する一部として、RRC層216及び226はRRCコンテキストを確立することができ、これは、無線デバイス210とRAN(例えば、基地局220)との間の通信のためのパラメータを設定することを含み得る。
【0049】
図6は、例示的なRRC状態及びRRC状態遷移を示す。無線デバイスのRRC状態は、別のRRC状態(例えば、無線デバイスのRRC状態遷移)に変更され得る。無線デバイスは、無線デバイス106,210、又は任意の他の無線デバイスと実質的に同じ又は類似であり得る。無線デバイスは、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル606(例えば、RRC_IDLE)、及びRRC非アクティブ604(例えば、RRC_INACTIVE)を含む3つのRRC状態などの複数の状態のうちの少なくとも1つにあり得る。RRC非アクティブ604は、RRC接続されているが非アクティブであり得る。
【0050】
無線デバイスのためにRRC接続が確立され得る。例えば、これはRRC接続状態中であり得る。RRC接続状態中に(例えば、RRC接続602中に)、無線デバイスは、確立されたRRCコンテキストを有し、基地局との少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、1つ以上の基地局(例えば、
図1Aに示すRAN 104の1つ以上の基地局、
図1Bに示すgNB 160若しくはng-eNB 162のうちの1つ、
図2A及び
図2Bに示す基地局220、又は任意の他の基地局)のうちの1つと同様であり得る。無線デバイスが接続されている基地局(例えば、RRC接続を確立している)は、無線デバイスのためのRRCコンテキストを有し得る。無線デバイスコンテキスト(例えば、UEコンテキスト)と称され得るRRCコンテキストは、無線デバイスと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータは、例えば、ASコンテキスト;無線リンク構成パラメータ;ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関する);セキュリティ情報;及び/又は層構成情報(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報)、のうちの1つ以上を含み得る。RRC接続状態(例えば、RRC接続602)の間、無線デバイスのモビリティは、RAN(例えば、RAN 104又はNG RAN 154)によって管理/制御され得る。無線デバイスは、サービングセル及び近隣のセルから送信された1つ以上の信号に基づいて、受信信号レベル(例えば、参照信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質、受信信号強度インジケータなど)を測定し得る。無線デバイスは、これら測定値を、サービングしている基地局(例えば、無線デバイスに現在サービングしている基地局)へ報告し得る。無線デバイスのサービング基地局は、例えば、報告された測定値に基づいて、近隣の基地局のうちの1つのセルへのハンドオーバを要求し得る。RRC状態は、接続解放手順608を介してRRC接続状態(例えば、RRC接続602)からRRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)に遷移してもよい。RRC状態は、接続非アクティブ化手順610を介してRRC接続状態(例えば、RRC接続602)からRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)に遷移し得る。
【0051】
RRCコンテキストは、無線デバイスのために確立されない場合があり得る。例えば、これはRRCアイドル状態の間であり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスのためにRRCコンテキストが確立されない場合があり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスは基地局とのRRC接続を有していない場合がある。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)の間、無線デバイスは、大部分の時間、スリープ状態にあり得る(例えば、バッテリ電力を節約するために)。無線デバイスは、周期的に(例えば、全ての間欠受信(DRX)サイクルに1回)ウェイクアップして、ページングメッセージ(例えば、RANから設定されたページングメッセージ)を監視することができる。無線デバイスの移動性は、セル再選択の手順を介して無線デバイスによって管理され得る。RRC状態は、ランダムアクセス手順を含み得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)に遷移し得る。
【0052】
無線デバイスのために、以前に確立されたRRCコンテキストが維持され得る。例えば、これはRRC非アクティブ状態の間であり得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、以前に確立されたRRCコンテキストは、無線デバイス及び基地局において維持され得る。RRCコンテキストの維持は、RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減された、RRC接続状態(例えば、RRC接続602)への高速遷移を可能/可能にし得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、無線デバイスはスリープ状態となることができ、無線デバイスのモビリティは、セル再選択を介して無線デバイスによって管理/制御され得る。RRC状態は、接続再開手順614を介してRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)からRRC接続状態(例えば、RRC接続602)に遷移し得る。RRC状態は、接続解放手順608と同じか又は同様とすることができる接続解放手順616を介してRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)からRRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)に遷移することができる。
【0053】
RRC状態は、モビリティ管理メカニズムに関連付けられ得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)及びRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間、モビリティは、セル再選択を介して無線デバイスによって管理/制御され得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)又はRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間のモビリティ管理の目的は、モバイル通信ネットワーク全体にわたってページングメッセージをブロードキャストする必要なく、ネットワークがページングメッセージを介して無線デバイスにイベントを通知することを可能にする/許容することであり得る。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)又はRRCアイドル状態(例えば、RRC非アクティブ604)の間に使用されるモビリティ管理メカニズムは、例えば、ページングメッセージが、無線デバイスが現在存在するセルグループのセルを介してブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベルで無線デバイスを追跡することを可能に/許容し得る(例えば、移動通信ネットワーク全体にわたってページングメッセージを送信する代わりに)。RRCアイドル状態(例えば、RRCアイドル606)及びRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)のためのモビリティ管理メカニズムは、セルグループレベルで無線デバイスを追跡することができる。モビリティ管理メカニズムは、例えば、異なる粒度のグループ化を使用して追跡を行うことができる。複数のレベルのセルグループ化粒度(例えば、3つのレベルのセルグループ化粒度、すなわち、個々のセル;RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル;トラッキングエリアと呼ばれてトラッキングエリア識別子(TAI)によって識別される、RANエリアのグループ内のセル)があり得る。
【0054】
トラッキングエリアは、無線デバイスをトラッキングするために使用され得る(例えば、CNレベルで無線デバイスの位置を追跡する)。CN(例えば、CN 102、5G CN 152、又は任意の他のCN)は、無線デバイス登録エリア(例えば、UE登録エリア)に関連付けられたTAIのリストを無線デバイスに送信することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、UE登録エリアに関連付けられたTAIのリストに含まれない可能性があるTAIに関連付けられたセルに(例えば、セル再選択を介して)移動する場合、CNが無線デバイスの位置を更新し、新しいUE登録エリアを無線デバイスに提供することを可能にするためにCNで登録更新を実行することができる。
【0055】
RANエリアは、無線デバイス(例えば、RANレベルにおける無線デバイスの位置)を追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)の無線デバイスの場合、無線デバイスは、RAN通知エリアを割当られ/提供され/設定され得る。RAN通知領域は、1つ以上のセル識別情報(例えば、RAIのリスト及び/又はTAIのリスト)を含み得る。基地局は1つ以上のRAN通知領域に属し得る。セルは1つ以上のRAN通知領域に属し得る。例えば、無線デバイスが、無線デバイスに割当られた/提供された/構成されたRAN通知エリアに含まれていないセルに移動する(例えば、セル再選択を介して)場合、無線デバイスは、無線デバイスのRAN通知エリアを更新するために、RANで通知エリア更新を実行し得る。
【0056】
無線デバイスのRRCコンテキストを格納する基地局、又は無線デバイスの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と呼ばれる場合がある。アンカー基地局は、少なくとも無線デバイスがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まる期間中、及び/又は無線デバイスがRRC非アクティブ状態(例えば、RRC非アクティブ604)に留まる期間中、無線デバイスのRRCコンテキストを維持し得る。
【0057】
基地局(例えば、
図1BのgNB 160又は任意の他の基地局)は、2つの部分、すなわち、中央ユニット(例えば、gNB CUなどの基地局中央ユニット)と、1つ以上の分散ユニット(例えば、gNB DUなどの基地局分散ユニット)とに分割され得る。基地局中央ユニット(CU)は、F 1インターフェース(例えば、NR構成で定義されたF 1インターフェース)を使用して1つ以上の基地局分散ユニット(DU)に結合され得る。基地局CUは、RRC層、PDCP層、及びSDAP層を含むことができる。基地局分散ユニット(DU)は、RLC層、MAC層、及びPHY層を備え得る。
【0058】
物理信号及び物理チャネル(例えば、
図5A及び
図5Bに関して説明した)は、1つ以上のシンボル(例えば、NR構成における直交周波数分割多重(OFDM)シンボル又は任意の他のシンボル)にマッピングされ得る。OFDMは、F個の直交サブキャリア(又はトーン)を介してデータを送信/伝送するマルチキャリア通信スキームである。データは、例えば、データの送信前に、ソースシンボルと呼ばれる一連の複素シンボル(例えば、M-直交振幅変調(M-QAM)シンボル又はM-位相シフトキーイング(M PSK)シンボル又は任意の他の変調シンボル)にマッピングされ、F個の並列シンボルストリームに分割され得る。F個の並列シンボルストリームは、それらが周波数領域にあるかのように扱われ得る。F個のパラレルシンボルは、それらを時間領域に変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用することができる。IFFTブロックは、F個の並列シンボルストリームのそれぞれから1つずつ、1度にF個のソースシンボルを取り込むことができる。IFFTブロックは、各ソースシンボルを使用して、F個の直交サブキャリアに対応するF個の正弦基底関数のうちの1つの振幅及び位相を変調することができる。IFFTブロックの出力は、F個の直交サブキャリアの総和を表すF個の時間領域サンプルであってもよい。F個の時間領域サンプルは、単一のOFDMシンボルを形成することができる。IFFTブロックによって提供/出力されるOFDMシンボルは、例えば、1つ以上のプロセス(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後に、キャリア周波数でエアインターフェースを介して送信/伝送され得る。F個の並列シンボルストリームは、例えば、IFFTブロックによって処理される前に高速フーリエ変換(FFT)ブロックを使用して混合され得る。この動作は、離散フーリエ変換(DFT)プリコードされたOFDMシンボルを生成し、ピーク対平均電力比(PAPR)を低減するために、アップリンクにおける1つ以上の無線デバイスによって使用され得る。ソースシンボルにマッピングされたデータを復元するために、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボルに対して逆処理を実行することができる。
【0059】
図7は、フレームの構成例を示す。フレームは、例えば、OFDMシンボルがグループ化され得るNR無線フレームを備え得る。フレーム(例えば、NR無線フレーム)は、システムフレーム番号(SFN)又はその他任意の値によって識別/示され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返すことができる。1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であってもよく、持続時間が1msである10個のサブフレームを含み得る。サブフレームは、1つ以上のスロットに分割され得る(例えば、ニューメロロジー及び/又は異なるサブキャリア間隔に応じて)。1つ以上のスロットのそれぞれは、例えば、スロットあたり14個のOFDMシンボルを含むことができる。任意の時間間隔にわたって任意の数のシンボル、スロット、又は持続時間を使用することができる。
【0060】
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジーに依存し得る。例えば、様々な展開(例えば、1GHz未満のキャリア周波数を有するセルからミリ波範囲のキャリア周波数を有するセルまで)に対応するために、柔軟なニューメロロジーをサポートすることができる。柔軟なニューメロロジーは、例えば、NR構成又は任意の他の無線構成でサポートされ得る。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔及び/又はサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗でスケールアップされ得る。サイクリックプレフィックス持続時間は、例えば、NR構成又は任意の他の無線構成におけるヌメロロジーについて、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2のべき乗で縮小され得る。ヌメロロジーは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせ、すなわち、15kHz/4.7μs;30kHz/2.3μs;60kHz/1.2μs;120kHz/0.59μs;240kHz/0.29μs、及び/又は任意の他のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせ、で定義され得る。
【0061】
スロットは、固定数/固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有することができる。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジーは、より短いスロット持続時間及びサブフレーム当たりより多くのスロットを有し得る。数値依存スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット送信構造の例を
図7に示す(240kHzのサブキャリア間隔を有するニューメロロジーは
図7には示されていない)。サブフレーム(例えば、NR構成において)は、数に依存しない時間基準として使用され得る。スロットは、アップリンク送信及びダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。スケジューリング(例えば、NR構成において)は、スロット持続時間から分離され得る。スケジューリングは、任意のOFDMシンボルで開始することができる。スケジューリングは、例えば、低レイテンシをサポートするために、送信に必要な数のシンボルにわたって続くことができる。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信又はサブスロット送信と称され得る。
【0062】
図8は、1つ以上のキャリアの例示的なリソース構成を示す。このリソース構成は、NRキャリア又は任意の他のキャリアのための時間及び周波数領域におけるスロットを含み得る。スロットは、リソース要素(RE)及びリソースブロック(RB)を備え得る。リソース要素(RE)は、最小の物理リソース(例えば、NR構成において)であってもよい。REは、例えば
図8に図示されるように、周波数領域における1つのサブキャリアによって、時間領域における1つのOFDMシンボルに及び得る。RBは、例えば
図8に図示されるように、周波数領域において12の連続したREに及び得る。キャリア(例えば、NRキャリア)は、ある数量のRB及び/又はサブキャリア(例えば、275 RB又は275×12=3300サブキャリア)の幅に制限され得る。そのような制限が使用される場合、サブキャリア間隔に基づいてキャリア(例えば、NRキャリア)周波数を制限することができる(例えば、それぞれ15、30、60、及び120kHzのサブキャリア間隔に関して50,100,200、及び400MHzのキャリア周波数)。400MHz帯域幅は、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づいて設定され得る。任意の他の帯域幅は、キャリア毎の帯域幅制限に基づいて設定され得る。
【0063】
単一のヌメロロジーが、キャリアの帯域幅全体にわたって使用され得る(例えば、
図8に示すようなNR)。他の構成例では、複数のニューメロロジーが同じキャリア上でサポートされてもよい。NR及び/又は他のアクセス技術は、広いキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔の場合、最大400MHz)をサポートすることができる。全ての無線デバイスが全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限及び/又は異なる無線デバイス能力に起因して)。全キャリア帯域幅を受信及び/又は利用することは、例えば、無線デバイスの電力消費に関して、禁止的であり得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが受信するようにスケジュールされているトラフィック量に基づいて、無線デバイスの受信帯域幅のサイズを適応させ得る(例えば、電力消費を低減するために、及び/又は他の目的のため)。このような適応は、帯域幅適応と称され得る。
【0064】
1つ以上の帯域部分(BWP)の構成は、全キャリア帯域幅を受信することができない1つ以上の無線デバイスをサポートすることができる。BWPは、例えば、全キャリア帯域幅を受信することができないそのような無線デバイスのための帯域幅適応をサポートすることができる。BWP(例えば、NR構成のBWP)は、キャリア上の連続したRBのサブセットによって定義され得る。無線デバイスは、サービングセルあたり1つ以上のダウンリンクBWP及びサービングセルあたり1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセルあたり最大4つのダウンリンクBWP及びサービングセルあたり最大4つのアップリンクBWP)で構成され得る(例えば、RRC層を介して)。サービングセルのために構成されたBWPのうちの1つ以上は、例えば所定の時点でアクティブであり得る。1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと呼ばれてもよい。サービングセルは、例えばサービングセルがセカンダリアップリンクキャリアで構成される場合、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWPを有し、セカンダリアップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
【0065】
構成されたダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPは、構成されたアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクされてもよい(例えば、対応のないスペクトルの場合)。ダウンリンクBWPとアップリンクBWPとは、例えば、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスとが同じである場合にリンクされてもよい。無線デバイスは、ダウンリンクBWPの中心周波数が、アップリンクBWPの中心周波数と同じであることを期待し得る(例えば、対応のないスペクトルの場合)。
【0066】
基地局は、少なくとも1つの探索空間のための1つ以上の制御リソースセット(CORESET)を用いて無線デバイスを設定し得る。基地局は、例えば、プライマリセル(PCell)又はセカンダリセル(SCell)上の設定されたダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPに関して、1つ以上のCORESETSを用いて無線デバイスを設定し得る。探索空間は、無線デバイスが制御情報を監視/発見/検出/識別し得る時間領域及び周波数領域における位置のセットを備え得る。探索空間は、無線デバイス固有探索空間(例えば、UE固有の探索空間)又は共通探索空間であり得る(例えば、複数の無線デバイス又は無線ユーザデバイスのグループによって潜在的に使用可能である)。基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell又はプライマリセカンダリセル(PSCell)上で、共通探索空間を有する無線デバイスのグループを構成することができる。
【0067】
基地局は、1つ以上のPUCCH送信のための、例えば、構成されたアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPのための1つ以上のリソースセットを用いて無線デバイスを構成することができる。無線デバイスは、例えば、ダウンリンクBWP用に構成されたヌメロロジー(例えば、構成されたサブキャリア間隔及び/又は構成されたサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWPにおいてダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受けることができる。無線デバイスは、例えば、構成されたニューメロロジー(例えば、アップリンクBWPのための構成されたサブキャリア間隔及び/又は構成されたサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWPでアップリンク送信(例えば、PUCCH又はPUSCH)を送信/伝送することができる。
【0068】
1つ以上のBWPインジケータフィールドが、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供/備えられ得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されたBWPのセット内のどのBWPが1つ以上のダウンリンク受信のためのアクティブダウンリンクBWPであるかを示すことができる。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク送信のためのアクティブなアップリンクBWPを示すことができる。
【0069】
基地局は、PCellに関連付けられた設定されたダウンリンクBWPのセット内で、デフォルトのダウンリンクBWPを用いて無線デバイスを準静的に設定することができる。デフォルトのダウンリンクBWPは、例えば、基地局が無線デバイスに対してデフォルトのダウンリンクBWPを提供/構成しない場合、初期アクティブダウンリンクBWPであってもよい。無線デバイスは、例えば、PBCHを用いて取得されたCORESETコンフィギュレーションに基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを判定し得る。
【0070】
基地局は、PCell用のBWP非アクティビティタイマ値を用いて無線デバイスを構成することができる。無線デバイスは、任意の適切な時間に、BWP非アクティビティタイマを開始又は再開し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の条件が満たされた場合、BWP非アクティビティタイマを開始又は再開し得る。1つ以上の条件は、無線デバイスが、ペアになったスペクトル演算のためのデフォルトのダウンリンクBWP以外のアクティブなダウンリンクBWPを示すDCIを検出すること;無線デバイスが、アンペアスペクトル演算のためのデフォルトのダウンリンクBWP以外のアクティブなダウンリンクBWPを示すDCIを検出すること;及び/又は無線デバイスが、アンペアスペクトル動作のためのデフォルトのアップリンクBWP以外のアクティブなアップリンクBWPを示すDCIを検出すること、のうちの少なくとも1つを含むことができる。例えば、無線デバイスが、ある時間インタバル(例えば、1ms又は0.5ms)の間、DCIを検出しない場合、無線デバイスは、タイムアウトに向かって、BWP非アクティビティタイマを起動/実行し得る(例えば、0からBWPアクティビティタイマ値までインクリメントするか、又はBWP非アクティビティタイマ値から0までデクリメントする)。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマが終了した場合、アクティブなダウンリンクBWPからデフォルトのダウンリンクBWPに切り換わり得る。
【0071】
基地局は、1つ以上のBWPを用いて無線デバイスを準静的に設定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに基づいて(例えば、受信した後又は受信することに応じて)アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替えることができる。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替えることができる。
【0072】
ダウンリンクBWPの切り替えは、アクティブダウンリンクBWPを第1のダウンリンクBWPから第2のダウンリンクBWP に切り替えることを指すことができる(例えば、第2のダウンリンクBWPがアクティブ化され、第1のダウンリンクBWPが非アクティブ化される)。アップリンクBWPの切り替えは、アクティブなアップリンクBWPを第1のアップリンクBWPから第2のアップリンクBWPに切り替えることを指すことができる(例えば、第2のアップリンクBWPがアクティブ化され、第1のアップリンクBWPが非アクティブ化される)。ダウンリンクBWP及びアップリンクBWPの切り替えは、独立して実行されてもよい(例えば、対になったスペクトル/スペクトルにおいて)。ダウンリンクBWP及びアップリンクBWPの切り替えは、同時に実行されてもよい(例えば、対をなさないスペクトル/スペクトルにおいて)。構成されたBWP間の切り替えは、例えば、RRCシグナリング、DCIシグナリング、BWP非アクティビティタイマのタイムアウト、及び/又はランダムアクセスの開始に基づいて行われ得る。
【0073】
図9は、構成されたBWPの一例を示す。複数のBWP(例えば、NRキャリア用の3つの構成されたBWP)を使用する帯域幅適応が利用可能であり得る。複数のBWP(例えば、3つのBWP)で構成された無線デバイスは、切り替えポイントであるBWPから別のBWPに切り替えることができる。BWPは、40MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリア間隔を有するBWP 902;10MHzの帯域幅及び15kHzのサブキャリア間隔を有するBWP 904;及び20MHzの帯域幅及び60kHzのサブキャリア間隔を有するBWP 906を含むことができる。BWP 902は初期アクティブBWPであってもよく、BWP 904はデフォルトBWPであってもよい。無線デバイスは、切り替えポイントにおいてBWPを切り替え得る。無線デバイスは、切り替えポイント908において、BWP 902からBWP 904に切り替え得る。切り替えポイント908での切り替えは、任意の適切な理由で行われてもよい。切り替えポイント908での切り替えは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了(例えば、デフォルトBWPへの切り替えを指示する)に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)行われてもよい。切り替えポイント908での切り替えは、例えば、アクティブBWPとしてBWP 904を示すDCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)行われてもよい。無線デバイスは、例えば、BWP 906を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後又は受信に応じて、切り替えポイント910でアクティブBWP 904からBWP 906に切り替えることができる。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)、切り替えポイント912でアクティブBWP 906からBWP 904に切り替えることができる。無線デバイスは、例えば、BWP 904を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後又は受信に応じて、切り替えポイント912でアクティブBWP 906からBWP 904に切り替えることができる。無線デバイスは、例えば、BWP 904を新しいアクティブBWPとして示すDCIを受信した後又は受信に応じて、切り替えポイント914でアクティブBWP 902からBWP 902に切り替えることができる。
【0074】
セカンダリセル上のBWPを切り替えるための無線デバイス手順は、例えば、無線デバイスが、設定されたダウンリンクBWPのセット内のデフォルトのダウンリンクBWP及びタイマ値を有するセカンダリセルに対して設定されている場合、プライマリセル上の手順と同じ/類似であり得る。無線デバイスは、無線デバイスがプライマリセルのタイマ値及び/又はデフォルトBWPを使用するのと同じ/同様の方法で、セカンダリセルのタイマ値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用することができる。タイマ値(例えば、BWP非アクティビティタイマ)は、例えば、RRCシグナリング又は任意の他のシグナリングを介して、セル毎に(例えば、1つ以上のBWPについて)構成され得る。1つ以上のアクティブBWPは、例えば、BWP非アクティビティタイマのタイムアウトに基づいて、別のBWPに切り替えることができる。
【0075】
2つ以上のキャリアがアグリゲートされ、キャリアアグリゲーション(CA)を用いて、同じ無線デバイスとの間でデータが同時に送信/伝送され得る(例えば、データレートを増大させるために)。CAにおけるアグリゲートされたキャリアは、成分キャリア(CC)と称され得る。例えば、CAが設定/使用される場合、無線デバイス(例えば、CCのための1つのサービングセル)のためのサービングセルの数/量が存在し得る。CCは、周波数領域において複数の構成を有し得る。
【0076】
図10Aは、CCに基づく例示的なCA構成を示す。
図10Aに示すように、3つのタイプのCA構成は、バンド内(連続)構成1002、バンド内(不連続)構成1004、及び/又はバンド間構成1006を含み得る。バンド内(隣接)構成1002では、2つのCCは、同じ周波数帯域(周波数帯域A)に集約され、周波数帯域内で互いに直接隣接して配置され得る。バンド内(不連続)構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯域(周波数帯域A)に集約され得るが、ギャップによって周波数帯域において互いに分離され得る。帯域間構成1006では、2つのCCは、異なる周波数帯域(例えば、それぞれ周波数帯域A及び周波数帯域B)に位置し得る。
【0077】
ネットワークは、集約され得るCCの最大数を設定し得る(例えば、最大32個のCCがNRで集約されてもよく、又は任意の他の量が他のシステムで集約されてもよい)。アグリゲートされたCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は2重化スキーム(TDD、FDD、又は任意の他の2重化スキーム)を有し得る。CAを用いる無線デバイスのためのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。1つ以上のアップリンクCCが、サービングセル(例えば、FDDの場合)のためにオプションで設定され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲートする能力は、例えば、無線デバイスが、アップリンクにおけるよりもダウンリンクにおけるより多くのデータトラフィックを有している場合に有用であり得る。
【0078】
無線デバイスの集約されたセルのうちの1つは、例えば、CAが設定されている場合、プライマリセル(PCell)と称され得る。PCellは、例えば、RRC接続確立、RRC接続再確立、及び/又はハンドオーバ中に、又はRRC接続確立、RRC接続再確立、及び/又はハンドオーバにおいて、無線が最初に接続又はアクセスするサービングセルであり得る。PCellは、NASモビリティ情報及びセキュリティ入力を無線デバイスに提供/構成することができる。無線デバイスは、異なるPCellを有し得る。ダウンリンクの場合、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリCC(DL
PCC)と呼ばれ得る。アップリンクの場合、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリCC(UL PCC)と呼ばれる場合がある。無線デバイスのためのその他の集約セル(例えば、DL PCC及びUL PCC以外のCCに関連付けられる)は、セカンダリセル(SCell)と称され得る。SCellは、例えば、PCellが無線デバイス用に構成された後に構成されてもよい。SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクの場合、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリCC(DL SCC)と呼ばれ得る。ダウンリンクの場合、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリCC(UL SCC)と呼ばれ得る。
【0079】
無線デバイス用に構成されたSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル条件に基づいてアクティブ化又は非アクティブ化され得る。SCellの非アクティブ化は、無線デバイスに、SCellでのPDCCH及びPDSCH受信、並びにSCellでのPUSCH、SRS、及びCQI送信を停止させることができる。構成されたSCellは、例えば、MAC CE(例えば、
図4Bに関して説明したMAC CE)を使用してアクティブ化又は非アクティブ化され得る。MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCellあたり1ビット)を使用して、無線デバイスの(例えば、構成されたSCellのサブセットにおける)どのSCell がアクティブ化又は非アクティブ化されるかを示すことができる。構成されたSCellは、例えば、SCell非アクティブ化タイマのタイムアウトに基づいて(例えば、タイムアウト後又はタイムアウトに応じて)非アクティブ化され得る(例えば、SCell毎に1つのSCell非アクティブ化タイマが構成されてもよい)。
【0080】
DCIは、セルのスケジューリング割当及びスケジューリング許可などの制御情報を含むことができる。DCIは、スケジューリング割当及び/又はスケジューリング許可に対応するセルを介して送信/伝送されてもよく、これは自己スケジューリングと呼ばれてもよい。セルの制御情報を含むDCIは、クロスキャリアスケジューリングと呼ばれ得る別のセルを介して送信/伝送され得る。アップリンク制御情報(UCI)は、例えば、集約されたセルのためのHARQアクノレッジメント及びチャネル状態フィードバック(例えば、CQI、PMI、及び/又はRI)のような制御情報を備え得る。UCIは、PCellのアップリンク制御チャネル(例えば、PUCCH)又は特定のSCell(例えば、PUCCHで構成されたSCell)を介して送信/伝送され得る。より多くの集約されたダウンリンクCCの場合、PCellのPUCCHは過負荷になり得る。セルは、複数のPUCCHグループに分割され得る。
【0081】
図10Bは、例示的なセルグループを示す。凝集したセルは、1つ以上のPUCCHグループに構成され得る(例えば、
図10Bに示すように)。1つ以上のセルグループ又は1つ以上のアップリンク制御チャネルグループ(例えば、PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050)は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。PUCCHグループ1010は、1つ以上のダウンリンクCC、例えば、PCelL1011(例えば、DL PCC)、SCelL1012(例えば、DL SCC)、及びSCelL1013(例えば、DL SCC)の3つのダウンリンクCCを含むことができる。PUCCHグループ1050は、1つ以上のダウンリンクCC、例えば、PUCCH
SCell(又はPSCell)1051(例えば、DL SCC)、SCelL1052(例えば、DL SCC)、及びSCelL1053(例えば、DL SCC)の3つのダウンリンクCCを含むことができる。PUCCHグループ1010の1つ以上のアップリンクCCは、PCelL1021(例えば、UL PCC)、SCelL1022(例えば、UL SCC)、及びSCelL1023(例えば、UL SCC)として構成され得る。PUCCHグループ1050の1つ以上のアップリンクCCは、PUCCH
SCell(又はPSCell)1061(例えば、UL SCC)、SCelL1062(例えば、UL SCC)、及びSCelL1063(例えば、UL SCC)として設定されてもよい。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示される、PUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するUCIは、PCell1021のアップリンクを介して(例えば、PCell1021のPUCCHを介して)送信/送信され得る。UCI 1071、UCI 1072、及びUCI 1073として示される、PUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するUCIは、PUCCH SCell(又はPSCell)1061のアップリンクを(例えば、PUCCH SCelL1061のPUCCHを介して)介して送信/伝送され得る。単一のアップリンクPCellは、例えば、
図10Bに示す集約セルがPUCCHグループ1010とPUCCHグループ1050とに分割されていない場合、6つのダウンリンクCCに関連するUCIを送信/伝送するように構成され得る。PCelL1021は、例えば、UCI 1031、1032、1033、1071、1072、及び1073がPCelL1021を介して送信/伝送される場合、過負荷になる可能性がある。PCelL1021とPUCCH SCell(又はPSCell)1061との間のUCIの送信を分割することにより、過負荷が防止及び/又は低減され得る。
【0082】
PCellは、ダウンリンクキャリア(例えば、PCelL1011)及びアップリンクキャリア(例えば、PCelL1021)を備え得る。SCellは、ダウンリンクキャリアのみを含み得る。ダウンリンクキャリア及び任意選択でアップリンクキャリアを含むセルは、物理セルID及びセルインデックスを割当られ得る。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用されるコンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを示す/識別することができる。物理セルIDは、例えば、ダウンリンクコンポーネントキャリアによって送信/伝送された同期信号(例えば、PSS及び/又はSSS)を用いて決定され得る。セルインデックスは、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して決定され得る。物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。第1のダウンリンクキャリアの第1の物理セルIDは、第1のダウンリンクキャリアを含むセルの第1の物理セルIDを指すことができる。実質的に同じ/類似の概念が、例えばキャリア活性化に適用され得る。第1のキャリアの活性化は、第1のキャリアを備えるセルの活性化を称し得る。
【0083】
PHY層のマルチキャリア特性は、MAC層に公開/指示され得る(例えば、CA構成において)。HARQエンティティは、サービングセルで動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル毎の割当/許可毎に生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
【0084】
ダウンリンクの場合、基地局は、1つ以上の無線デバイスへ、1つ以上の参照信号(RS)(例えば、PSS、SSS、CSI-RS、DM-RS、及び/又はPT-RS)を送信/伝送し得る(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)。アップリンクの場合、1つ以上の無線デバイスは、基地局(例えば、DM-RS、PT-RS、及び/又はSRS)へ1つ以上のRSを送信/伝送し得る。PSS及びSSSは、基地局によって送信/伝送され、1つ以上の無線デバイスを基地局と同期させるために1つ以上の無線デバイスによって使用され得る。同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックは、PSS、SSS、及びPBCHを備え得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信/伝送することができ、これはSSBと称され得る。
【0085】
図11Aは、1つ以上のSS/PBCHブロックのマッピングの例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、
図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を備え得る。バーストは、定期的に(例えば、2フレーム毎、20ms毎、又は任意の他の持続時間)送信/伝送され得る。バーストは、半フレーム(例えば、5msの持続時間を有する第1の半フレーム)に制限され得る。このようなパラメータ(例えば、バースト毎のSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信/伝送されるセルのキャリア周波数;セルのヌメロロジー又はサブキャリア間隔;ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する);及び/又は任意の他の適切な因子、のうちの少なくとも1つに基づいて構成され得る。無線デバイスは、例えば、無線ネットワークが異なるサブキャリア間隔をとるように無線デバイスを構成しない限り、監視されているキャリア周波数に基づいてSS/PBCHブロックのサブキャリア間隔をとることができる。
【0086】
SS/PBCHブロックは、時間領域において1つ以上のOFDMシンボルに及ぶことができ(例えば、
図11Aに示すように4つのOFDMシンボル又は任意の他の数/量のシンボル)、周波数領域において1つ以上のサブキャリアに及ぶことができる(例えば、240個の連続したサブキャリア、又は任意の他の数/量のサブキャリア)。PSS、SSS、及びPBCHは、共通の中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信/伝送されてもよく、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにまたがってもよい。SSSは、PSS(例えば、2シンボル後)の後に送信/伝送されてもよく、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアに及んでもよい。PBCHは、(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)PSSの後に送信/伝送されてもよく、また、(例えば、
図11Aに示すような第2及び第4のOFDMシンボルにおいて)240のサブキャリアに及び/又は(例えば、
図11Aに示すような第3のOFDMシンボルにおいて)240未満のサブキャリアに及び得る。
【0087】
時間領域及び周波数領域におけるSS/PBCHブロックの位置は、無線デバイスに知られていない場合がある(例えば、無線デバイスがセルを探索している場合)。無線デバイスは、例えば、セルを見つけて選択するために、PSSのためのキャリアを監視し得る。無線デバイスは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。無線デバイスは、例えば、ある持続時間(例えば、20ms)後にPSSが発見されない場合、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを探索し得る。無線デバイスは、例えば、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを探索し得る。無線デバイスは、例えば、PSSが時間領域及び周波数領域における位置で発見された場合、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であってもよい。プライマリセルは、CD-SSBに関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に位置してもよい。セル選択/探索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づいてもよい。
【0088】
SS/PBCHブロックは、セルの1つ以上のパラメータを決定するために、無線デバイスによって使用され得る。無線デバイスは、例えば、PSS及びSSSのシーケンスにそれぞれ基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信/伝送されたことを示すことができる。送信パターンにおけるSS/PBCHブロックは、フレーム境界(例えば、1つ以上のネットワーク、1つ以上の基地局、及び1つ以上の無線デバイス間のRAN構成のための事前定義された距離)から既知の距離であり得る。
【0089】
PBCHは、QPSK変調及び/又は前方誤り訂正(FEC)を使用し得る。FECは、ポーラコーディングを使用してもよい。PBCHが及ぶ1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のための1つ以上のDM-RSを備える/搬送することができる。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの指示を含むことができる。これらのパラメータは、基地局への無線デバイスの時間同期を容易にし得る。PBCHは、無線デバイスへ1つ以上のパラメータを送信/伝送するために使用されるMIBを備え得る。MIBは、セルに関連付けられた残りの最小システム情報(RMSI)を見つけるために無線デバイスによって使用され得る。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、無線デバイスがセルにアクセスするための情報を備え得る。無線デバイスは、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用することができ、これは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る。PDSCHはSIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供/含まれるパラメータを使用してデコーディングすることができる。PBCHは、SIB1が存在しないことを示し得る。無線デバイスは、例えば、SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づいて、周波数を指し示され得る。無線デバイスは、無線デバイスが示されている周波数でSS/PBCHブロックを探索し得る。
【0090】
無線デバイスは、同じSS/PBCHブロックインデックスを用いて送信/伝送された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準コロケートである(QCLed)(例えば、実質的に同じ/類似のドップラースプレッド、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを有すること)と仮定し得る。無線デバイスは、異なるSS/PBCHブロックインデックスを有するSS/PBCHブロック送信のためにQCLを仮定しない場合があり得る。SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内のもの)は、空間方向で(例えば、セルのカバレッジエリアにまたがる異なる光線を使用して)送信/伝送され得る。第1のSS/PBCHブロックは、第1の光線を使用して第1の空間方向に送信/伝送されてもよく、第2のSS/PBCHブロックは、第2の光線を使用して第2の空間方向に送信/伝送されてもよく、第3のSS/PBCHブロックは、第3の光線を使用して第3の空間方向に送信/伝送されてもよく、第4のSS/PBCHブロックは、第4の光線を使用して第4の空間方向に送信/伝送されてもよい、などである。
【0091】
基地局は、例えば、キャリアの周波数スパン内で、複数のSS/PBCHブロックを送信/伝送し得る。複数のSS/PBCHブロックのうちの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックのうちの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIと異なっていてもよい。異なる周波数位置で送信/伝送されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なっていても、実質的に同じであってもよい。
【0092】
CSI-RSは、基地局によって送信/伝送され、チャネル状態情報(CSI)を取得/取得/決定するために無線デバイスによって使用され得る。基地局は、チャネル推定又はその他任意の適切な目的のために、1つ以上のCSI-RSを用いて無線デバイスを設定し得る。基地局は、同じ/類似のCSI-RSのうちの1つ以上を用いて無線デバイスを設定し得る。無線デバイスは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又は、CSI報告を生成し得る。無線デバイスは、基地局へCSI報告を送信/伝送し得る(例えば、周期的なCSI報告、半永続的なCSI報告、及び/又は非周期的なCSI報告に基づく)。基地局は、リンクアダプテーションを実行するために、無線デバイス(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)によって提供されたフィードバックを使用し得る。
【0093】
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットを用いて無線デバイスを準静的に構成することができる。CSI-RSリソースは、時間及び周波数領域における位置及び周期性に関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的にアクティブ化及び/又は非アクティブ化することができる。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースがアクティブ化及び/又は非アクティブ化されていることを無線デバイスに示すことができる。
【0094】
基地局は、CSI測定値を報告するように無線デバイスを設定し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSI報告を提供するように無線デバイスを設定し得る。周期的なCSI報告の場合、無線デバイスは、複数のCSI報告のタイミング及び/又は周期性を用いて設定され得る。非周期的なCSI報告の場合、基地局は、CSI報告を要求し得る。基地局は、設定されたCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSI報告を提供するように無線デバイスに命令することができる。半永続的CSI報告の場合、基地局は、周期的に送信/伝送し、周期的報告を選択的にアクティブ化又は非アクティブ化する(例えば、1つ以上のアクティブ化/非アクティブ化MAC CE及び/又は1つ以上のDCIを介して)ように無線デバイスを構成することができる。基地局は、例えば、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSI報告を用いて無線デバイスを構成することができる。
【0095】
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポート(又は任意の他の数のアンテナポート)を示す1つ以上のパラメータを含み得る。例えば、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLedであり、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられたリソース要素がCORESETのために構成された物理リソースブロック(PRB)の外側にある場合、無線デバイスは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETのために同じOFDMシンボルを使用/使用するように構成され得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられたリソース要素がSS/PBCHブロックのために構成されたPRBの外側にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックのために同じOFDMシンボルを使用/使用するように構成され得る。
【0096】
ダウンリンクDM-RSは、基地局によって送信/伝送され、チャネル推定のために無線デバイスによって受信/使用され得る。ダウンリンクDM-RSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調のために使用され得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、データ復調のための1つ以上の可変及び/又は構成可能なDM-RSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDM-RS構成は、フロントロードDM-RSパターンをサポートし得る。フロントロードDM-RSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッッピングされ得る。基地局は、PDSCHのためのフロントロードDM-RSシンボルの数/量(例えば、最大数/量量)を用いて無線デバイスを準静的に設定し得る。DM-RSコンフィギュレーションは、1つ以上のDM-RSポートをサポートし得る。DM-RSコンフィギュレーションは、無線デバイス(例えば、シングルユーザMIMOの場合)毎に最大8つの直交ダウンリンクDM-RSポートをサポートし得る。DM-RSコンフィギュレーションは、無線デバイス(例えば、マルチユーザMIMOの場合)毎に最大4つの直交ダウンリンクDM-RSポートをサポートし得る。無線ネットワークは、ダウンリンク及びアップリンクのための共通のDM-RS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに関して)サポートし得る。DM-RS位置、DM-RSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じであっても異なっていてもよい。基地局は、例えば、同じプリコーディング行列を使用して、ダウンリンクDM-RS及び対応するPDSCHを送信/伝送することができる。無線デバイスは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために、1つ以上のダウンリンクDM-RSを使用し得る。
【0097】
送信機(例えば、基地局の送信機)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダ行列を使用することができる。送信機は、第1の帯域幅のための第1のプリコーダ行列及び第2の帯域幅のための第2のプリコーダ行列を使用することができる。第1のプリコーダ行列及び第2のプリコーダ行列は、例えば、第1の帯域幅が第2の帯域幅と異なることに基づいて異なり得る。無線デバイスは、PRBのセットにわたって同じプリコーディング行列が使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として決定され/例示され/識別され/示され得る。
【0098】
PDSCHは、1つ以上の層を含むことができる。無線デバイスは、DM-RSを伴う少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCH(例えば、PDSCHのための最大3つのDMRS)のための1つ以上のDM-RSを設定し得る。ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信/伝送され、例えば、位相雑音補償のために無線デバイスによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するか否かは、RRC構成に依存し得る。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、例えば、RRCシグナリングの組み合わせ及び/又はDCIによって示され得る他の目的(例えば、変調コーディング方式(MCS))に使用され/用いられる1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、無線デバイス固有のベースで構成され得る。ダウンリンクPT-RSの動的な存在は、構成されている場合、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータと関連付けられ得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、時間領域及び/又は周波数領域で定義された複数のPT-RS密度をサポートすることができる。周波数領域密度(構成されている/存在する場合)は、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。無線デバイスは、DM-RSポート及びPT-RSポートのために同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数/量は、スケジュールされたリソース内のDM-RSポートの数/量より少なくてもよい。ダウンリンクPT-RSは、無線デバイスのためのスケジュールされた時間/周波数持続時間において設定/割当/制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、例えば、受信機における位相追跡を容易にするために、シンボルを介して送信/伝送され得る。
【0099】
無線デバイスは、例えば、チャネル推定のために、基地局へアップリンクDM-RSを送信/伝送し得る。基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDM-RSを使用することができる。無線デバイスは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDM-RSを送信/伝送し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられた周波数の範囲と同様の周波数の範囲に及び得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDM-RSコンフィギュレーションを用いて無線デバイスを設定し得る。少なくとも1つのDM-RS構成は、フロントロードDM-RSパターンをサポートし得る。フロントロードDM-RSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にわたってマッピングされ得る。1つ以上のアップリンクDM-RSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで送信/伝送するように構成され得る。基地局は、PUSCH及び/又はPUCCHのためのフロントロードされたDM-RSシンボルの数/量(例えば、最大数/量)を用いて無線デバイスを準静的に設定することができ、これは、無線デバイスが、単一シンボルDM-RS及び/又は2重シンボルDM-RSをスケジュールするために使用し得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、ダウンリンク及びアップリンクのための共通のDM-RS構造をサポートし得る(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)の場合)。DM-RS位置、DM-RSパターン、及び/又はDM-RSのスクランブリングシーケンスは、実質的に同じであっても異なっていてもよい。
【0100】
PUSCHは、1つ以上の層を含むことができる。無線デバイスは、PUSCHの1つ以上の層の層に存在するDM-RSとともに、少なくとも1つのシンボルを送信/伝送し得る。上位層は、PUSCHのために、1つ以上のDM-RS(例えば、最大3つのDMRS)を設定し得る。アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、例えば、無線デバイスのRRC構成に応じて存在してもしなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、例えば、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る他の目的(例えば、MCS)のために構成/採用された1つ以上のパラメータの組み合わせによって、無線デバイス固有ベース(例えば、UE固有のベース)で構成され得る。アップリンクPT-RSの動的存在は、構成されている場合、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数領域で定義された複数のアップリンクPT-RS密度をサポートすることができる。周波数領域密度(構成されている/存在する場合)は、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。無線デバイスは、DM-RSポート及びPT-RSポートのために同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数/量は、スケジュールされたリソース内のDM-RSポートの数/量より少なくてもよい。アップリンクPT-RSは、無線デバイスのスケジュールされた時間/周波数持続時間内に構成/アルロケート/制限され得る。
【0101】
1つ以上のSRSは、例えば、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンクアダプテーションをサポートするためのチャネル状態推定のために、無線デバイスによって基地局に送信/伝送され得る。無線デバイスによって送信/伝送されるSRSは、基地局が、1つ以上の周波数におけるアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局におけるスケジューラは、無線デバイスのためのアップリンクPUSCH送信のための1つ以上のリソースブロックを割当てるために、推定されたアップリンクチャネル状態を使用され/用いられ得る。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いて無線デバイスを準静的に設定し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いて無線デバイスを設定し得る。SRSリソースセット適用可能性は、例えば、上位層(例えば、RRC)パラメータによって構成され得る。1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同じ/類似の時間領域挙動、周期的、非周期的などを伴う)のSRSリソースセット内のSRSリソースは、例えば、上位層パラメータが光線管理を示す場合、ある時点(例えば、同時に)で送信/伝送され得る。無線デバイスは、SRSリソースセットで、1つ以上のSRSリソースを送信/伝送し得る。ネットワーク(例えば、NRネットワーク)は、非周期的、周期的、及び/又は半永続的なSRS送信をサポートし得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のトリガタイプに基づいて、SRSリソースを送信/伝送し得る。1つ以上のトリガタイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含むことができる。少なくとも1つのDCIフォーマットは、無線デバイスが1つ以上の設定されたSRSリソースセットのうちの少なくとも1つを選択するために使用/採用され得る。SRSトリガタイプ0は、上位層シグナリングに基づいてトリガされるSRSを指すことができる。SRSトリガタイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づいてトリガされるSRSを指すことができる。無線デバイスは、例えば、PUSCH及びSRSが同じスロットで送信/伝送される場合、PUSCH及び対応するアップリンクDM-RSの送信後に、SRSを送信/伝送するように構成され得る。基地局は、以下、すなわち、SRSリソース構成識別子;SRSポートの数;SRSリソース構成の時間領域挙動(例えば、周期的SRS、半永続的SRS、又は非周期的SRSの指示);スロット、ミニスロット、及び/又はサブフレームレベルの周期性;周期的SRSリソース及び/又は非周期的SRSリソースのオフセット;SRSリソース内のOFDMシンボルの数;SRSリソースの開始OFDMシンボル;SRS帯域幅;周波数ホッピング帯域幅;巡回シフト;及び/又はSRSシーケンスID、のうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いて無線デバイスを準静的に構成することができる。
【0102】
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように決定/定義され得る。受信機は、例えば、第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上で送信/伝送される場合、アンテナポート上で第1のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上で第2のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェージング利得、マルチパス遅延など)を推測/決定することができる。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、例えば、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが搬送されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポート上の第2のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、擬似コロケート(QCLed)と呼ばれ得る。1つ以上の大規模特性は、以下、すなわち、遅延スプレッド;ドップラースプレッド;ドップラーシフト;平均利得;平均遅延;及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0103】
ビームフォーミングを使用するチャネルは、光線管理を必要とする場合がある。光線管理は、光線測定、光線選択、及び/又は光線指示を含むことができる。光線は、1つ以上の参照信号に関連付けられ得る。光線は、1つ以上の光線形成された参照信号によって識別することができる。無線デバイスは、例えば、1つ以上のダウンリンク参照信号(例えば、CSI-RS)に基づいてダウンリンク光線測定を実行し、光線測定報告を生成することができる。無線デバイスは、例えば、基地局とのRRC接続がセットアップされた後に、ダウンリンク光線測定手順を実行し得る。
【0104】
図11Bは、1つ以上のCSI-RSのマッピングの例を示す。CSI-RSは、時間領域及び周波数領域にマッピングされ得る。
図11Bに示された各矩形ブロックは、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)に対応し得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信/伝送することができる。パラメータのうちの1つ以上は、CSI-RSリソース構成のために、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって構成され得る。パラメータのうちの1つ以上は、CSI-RSリソース構成識別情報、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、無線フレームにおけるサブフレーム位置、オフセット、及び周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重(CDM)タイプパラメータ、周波数密度、送信コム、準コロケーション(QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0105】
1つ以上の光線は、無線デバイス固有の構成で無線デバイスのために構成され得る。
図11Bには3つの光線(光線#1、光線#2、光線#3)が示されているが、より多くの又はより少ない光線が構成されてもよい。光線#1には、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信/伝送され得るCSI-RS 1101が割当られ得る。光線#2には、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信/伝送され得るCSI-RS 1102が割当られ得る。光線#3には、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信/伝送され得るCSI-RS 1103が割当られ得る。基地局は、同じRB(例えば、CSI-RS 1101を送信/伝送するために使用されないもの)内の他のサブキャリアを使用して、例えば、周波数分割多重(FDM)を使用することによって、別の無線デバイス用の光線に関連付けられた別のCSI-RSを送信することができる。無線デバイスのために使用される光線は、例えば、時間領域多重(TDM)を用いることによって、無線デバイスのための光線が、他の無線デバイスの光線によって使用されるシンボルとは異なるシンボルを使用するように構成され得る。無線デバイスは、例えば、TDMを使用することによって、直交シンボル(例えば、重複シンボルなし)の光線でサービングされ得る。
【0106】
CSI-RS(例えば、CSI-RS 1101,1102,1103)は、基地局によって送信/伝送され、1つ以上の測定値のために無線デバイスによって使用され得る。無線デバイスは、設定されたCSI-RSリソースのRSRPを測定し得る。基地局は、報告構成を用いて無線デバイスを構成することができ、無線デバイスは、報告構成に基づいてネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)RSRP測定値を報告することができる。基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの参照信号を含む1つ以上の送信設定指示(TCI)状態を決定することができる。基地局は、1つ以上のTCI状態を無線デバイスに示すことができる(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。無線デバイスは、1つ以上のTCI状態に基づいて決定されたRx光線を用いてダウンリンク送信を受信し得る。無線デバイスは、光線対応の能力を有していても、有していなくてもよい。無線デバイスが光線対応の能力を有する場合、無線デバイスは、例えば、対応するRx光線の空間領域フィルタに基づいて、送信(Tx)光線の空間領域フィルタを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが光線対応の能力を有していないのであれば、Tx光線の空間領域フィルタを決定するために、アップリンク光線選択手順を実行し得る。無線デバイスは、例えば、基地局によって無線デバイスに構成された1つ以上のサウンディング参照信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンク光線選択手順を実行し得る。基地局は、例えば、無線デバイスによって送信/伝送された1つ以上のSRSリソースの測定値に基づいて、無線デバイスのためのアップリンク光線を選択及び指示することができる。
【0107】
無線デバイスは、例えば光線管理手順において、1つ以上の光線対リンクのチャネル品質を決定/評価(例えば、測定)することができる。光線対リンクは、基地局のTx光線及び無線デバイスのRx光線を含み得る。基地局のTx光線はダウンリンク信号を送信/伝送することができ、無線デバイスのRx光線はダウンリンク信号を受信することができる。無線デバイスは、例えば評価/判定に基づいて、光線測定報告を送信/伝送することができる。光線測定報告は、1つ以上の光線識別情報(例えば、光線インデックス、参照信号インデックスなど)、RSRP、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)のうちの少なくとも1つを含む1つ以上の光線ペア品質パラメータを示すことができる。
【0108】
図12Aは、ダウンリンク光線管理手順の例を示す。1つ以上のダウンリンク光線管理手順(例えば、ダウンリンク光線管理手順P1、P2、及びP3)が実行されてもよい。手順P1は、TRP(又は複数のTRP)のTx光線に対する測定(例えば、無線デバイス測定)を可能にすることができる(例えば、1つ以上の基地局Tx光線及び/又は無線デバイスRx光線の選択をサポートするために)。基地局のTx光線及び無線デバイスのRx光線は、それぞれP1の最上段及びP1の最下段に楕円として示されている。光線形成(例えば、TRPで)は、光線のセットのためのTx光線スイープを含むことができる(例えば、P1及びP2の最上段に示されている光線スイープは、破線の矢印によって示されている反時計回りの方向に回転した楕円として示されている)。光線形成(例えば、無線デバイスにおいて)は、光線のセットのためのRx光線スイープを含むことができる(例えば、P1及びP3の最下段に示されている光線スイープは、破線の矢印によって示されている時計回りの方向に回転した楕円として示されている)。手順P2は、TRP(P2の最上段に、破線の矢印によって示される反時計回りの方向に回転した楕円として示されている)のTx光線の測定(例えば、無線デバイス測定)を可能にするために使用され得る。無線デバイス及び/又は基地局は、例えば、手順P1で使用される光線のセットよりも小さい光線のセットを使用して、又は手順P1で使用される光線よりも狭い光線を使用して、手順P2を実行することができる。手順P2は、光線精緻化と称されてもよい。無線デバイスは、例えば、基地局の同じTx光線を用い、無線デバイスのRx光線を掃引することによって、Rx光線決定のための手順P3を実行し得る。
【0109】
図12Bは、アップリンク光線管理手順の例を示す。1つ以上のアップリンク光線管理手順(例えば、アップリンク光線管理手順U1、U2、及びU3)が実行され得る。手順U1は、基地局が無線デバイスのTx光線に対する測定を実行することを可能にするために使用され得る(例えば、無線デバイスの1つ以上のTx光線及び/又は基地局のRx光線の選択をサポートするために)。無線デバイスのTx光線及び基地局のRx光線は、それぞれU1の最上段及びU1の最下段に楕円として示されている)。ビームフォーミング(例えば、無線デバイスにおいて)は、1つ以上の光線スイープ、例えば、光線のセットからのTx光線スイープを含むことができる(U1及びU3の最下段に、破線の矢印によって示される時計回りの方向に回転した楕円として示されている)。ビームフォーミング(例えば、基地局において)は、1つ以上の光線スイープ、例えば、光線のセットからのRx光線スイープを含むことができる(破線の矢印によって示される反時計回りの方向に回転した楕円としてU1及びU2の最上段に示される)。例えば、無線デバイス(例えば、UE)が固定Tx光線を使用する場合、基地局がそのRx光線を調節できるようにするために、手順U2が使用され得る。無線デバイス及び/又は基地局は、例えば、手順P1で使用される光線のセットよりも小さい光線のセットを使用して、又は手順P1で使用される光線よりも狭い光線を使用して、手順U2を実行することができる。手順U2は、光線精緻化と称されてもよい。無線デバイスは、例えば、基地局が固定Rx光線を使用する場合、そのTx光線を調節するために手順U3を実行し得る。
【0110】
無線デバイスは、例えば、光線障害を検出することに基づいて、光線障害回復(BFR)手順を開始/開始/実行し得る。無線デバイスは、例えば、BFR手順を開始することに基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CEなど)を送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、関連付けられた制御チャネルの光線対リンクの品質が不十分である(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号電力閾値よりも低い受信信号電力、タイマのタイムアウトなどを有すること)という判定に基づいて、光線障害を検出し得る。
【0111】
無線デバイスは、例えば、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上のDM-RSを備える1つ以上の参照信号(RS)を使用して、光線ペアリンクの品質を測定し得る。光線対リンクの品質は、ブロック誤り率(BLER)、RSRP値、信号対干渉雑音比(SINR)値、RSRQ値、及び/又はRSリソース上で測定されたCSI値のうちの1つ以上に基づくことができる。基地局は、RSリソースがチャネルの1つ以上のDM-RSとQCLされることを示すことができる(例えば、制御チャネル、共有データチャネルなど)。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDM-RSは、例えば、RSリソースを介した無線デバイスへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、空間Rxパラメータ、フェージングなど)が、チャネルを介した無線デバイスへの送信からのチャネル特性と類似又は同じである場合、QCLされ得る。
【0112】
ネットワーク(例えば、gNB及び/又はng-eNBを含むNRネットワーク)及び/又は無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。RRCアイドル(例えば、RRC_IDLE)状態及び/又はRRC非アクティブ(例えば、RRC_INACTIVE)状態の無線デバイスは、ネットワークへの接続セットアップを要求するためにランダムアクセス手順を始動/実行することができる。無線デバイスは、RRC接続(例えば、RRC_CONNECTED)状態から、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合のSRのアップリンク送信のために)要求するため、及び/又は、アップリンクタイミングを取得/取得/決定する(例えば、アップリンク同期状態が非同期である場合)ために、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。無線デバイスは、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3などの他のシステム情報ブロック)を要求するために、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。無線デバイスは、光線障害回復要求のためのランダムアクセス手順を開始/始動/実行し得る。ネットワークは、例えば、ハンドオーバのために、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するために、ランダムアクセス手順を開始/始動/実行することができる。
【0113】
図13Aは、例示的な4ステップランダムアクセス手順を示す。4ステップランダムアクセス手順は、4ステップ競合ベースランダムアクセス手順を含み得る。基地局は、例えば、ランダムアクセス手順を開始する前に、構成メッセージ1310を無線デバイスに送信/伝送することができる。4ステップランダムアクセス手順は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)、及び第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を含む4つのメッセージの送信を含むことができる。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、プリアンブル(又は、ランダムアクセスプリアンブル)を備え得る。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、プリアンブルと称され得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)として備え得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、RARと称され得る。
【0114】
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して送信/伝送され得る。1つ以上のRRCメッセージは、1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを無線デバイスへ示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順(例えば、RACH-configGeneral)のための一般的なパラメータ;セル特異的パラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon);及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)、のうちの少なくとも1つを備え得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上の無線デバイスに送信/伝送(例えば、ブロードキャスト又はマルチキャスト)することができる。1つ以上のRRCメッセージは無線デバイス固有であり得る。無線デバイス固有の1つ以上のRRCメッセージは、例えば、RRC接続(例えば、RRC_CONNECTED)状態及び/又はRRC非アクティブ(例えば、RRC_INACTIVE)状態で無線デバイスに送信/伝送される専用RRCメッセージであり得る。無線デバイスは、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信のための時間-周波数リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)及び第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定し得る。
【0115】
構成メッセージ1310に提供/構成/含まれる1つ以上のRACHパラメータは、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の送信のために利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、予め定義され得る(例えば、1つ以上の基地局を備えるネットワークによって)。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会(例えば、prach-ConfigIndex)の1つ以上の利用可能なセットを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の参照信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の参照信号との間の関連付けを示し得る。1つ以上の参照信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマップされたSS/PBCHブロックの数/量、及び/又は、SS/PBCHブロックにマップされたプリアンブルの数/量を示し得る。
【0116】
構成メッセージ1310に提供/構成/含まれる1つ以上のRACHパラメータは、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のアップリンク送信電力を決定するために使用され得る。1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信の受信目標電力及び/又は初期電力)のための基準電力を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットが存在し得る。1つ以上のRACHパラメータは、電力ランプステップ;SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット;第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)と第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信間の電力オフセット;及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値、を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、例えば、これに基づいて、無線デバイスが、少なくとも1つの参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、通常のアップリンク(NUL)キャリア及び/又は補足アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得る1つ以上の閾値を示し得る。
【0117】
第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、1つ以上のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信及び1つ以上のプリアンブル再送信)を備え得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、Aグループ及び/又はBグループ)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。無線デバイスは、例えば、パス損失測定値及び/又は第3のメッセージのサイズ(例えば、Msg 3 1313)に基づいて、プリアンブルグループを決定し得る。無線デバイスは、1つ以上の参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値を上回るRSRPを有する少なくとも1つの参照信号(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの参照信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成されているのであれば、1つ以上の参照信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられた少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
【0118】
無線デバイスは、例えば、設定メッセージ1310に提供/設定/含まれる1つ以上のRACHパラメータに基づいて、プリアンブルを決定し得る。無線デバイスは、例えば、パス損失測定値、RSRP測定値、及び/又は、第3のメッセージ(例えば、Msg 3
1313)のサイズに基づいて、プリアンブルを決定し得る。1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット;プリアンブル送信の最大数;及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、Aグループ及びBグループ)を決定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のRACHパラメータを使用して、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けを用いて無線デバイスを設定し得る。無線デバイスは、例えば、関連付けが設定されているのであれば、関連付けに基づいて、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)に含まれるべきプリアンブルを決定し得る。第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局へ送信/伝送され得る。無線デバイスは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の決定のために、1つ以上の参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-Occasionリスト)は、PRACH機会と1つ以上の参照信号との間の関連付けを示し得る。
【0119】
無線デバイスは、例えば、(例えば、RARを監視するための監視窓のような期間にわたって)プリアンブル送信に基づいて(例えば、送信後又は送信に応じて)応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。無線デバイスは、プリアンブル再送信のためのアップリンク送信電力を増大させ得る。無線デバイスは、例えば、パス損失測定値及び/又はネットワークによって設定されたターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。無線デバイスは、プリアンブルを再送信/再送信することを決定し、アップリンク送信電力をランプアップし得る。無線デバイスは、プリアンブル再送信のためのランプステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分的増大量であり得る。例えば、無線デバイスが、前のプリアンブル送信と同じ参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を決定した場合、無線デバイスは、アップリンク送信電力をランプアップし得る。無線デバイスは、例えば、カウンタパラメータ(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を用いて、プリアンブル送信及び/又は再送信の数/量をカウントし得る。無線デバイスは、例えば、プリアンブル送信の量/数が、成功した応答(例えば、RAR)を受信することなく、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって設定された閾値を超えた場合、ランダムアクセス手順が失敗して完了したと判定し得る。
【0120】
第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)(例えば、無線デバイスによって受信される)は、RARを備え得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、複数の無線デバイスに対応する複数のRARを備え得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)の送信/伝送に基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)受信され得る。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、DL-SCH上でスケジュールされてもよく、例えば、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA RNTI)を使用してPDCCHによって示されてもよい。第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)が基地局によって受信されたことを示すことができる。第2のメッセージ(例えば、Msg 2
1312)は、無線デバイスの送信タイミングを調節するために無線デバイスによって使用され得る時間アライメントコマンド、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信のためのスケジューリング許可、及び/又は、テンポラリセルRNTI(TC-RNTI)を備え得る。無線デバイスは、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)を送信/伝送した後、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)のためにPDCCHを監視するための時間窓(例えば、ra-ResponseWindow)を決定/開始し得る(例えば、プリアンブル)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)(例えば、プリアンブル)を送信/伝送するために使用するPRACH機会に基づいて、時間窓の開始時間を決定し得る。無線デバイスは、プリアンブル(例えば、プリアンブル送信を含む第1のメッセージを(例えば、Msg 1 1311)が完了したシンボル、又はプリアンブル送信の最後から第1のPDCCH機会において)備える第1のメッセージ(例えば、Msg
1 1311)の最後のシンボルの後の1つ以上のシンボルを、時間窓において開始し得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジーに基づいて決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通探索空間(例えば、タイプ1-PDCCH共通探索空間)にマッピングされ得る。無線デバイスは、例えば、RNTIに基づいて、RARを識別/決定し得る。無線ネットワーク一時識別子(RNTI)は、ランダムアクセス手順を開始/開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。無線デバイスは、例えば、ランダムアクセス又はその他任意の目的に関連付けられた1つ以上の通信のために、RA-RNTIを使用し得る。RA-RNTIは、無線デバイスがプリアンブルを送信/伝送するPRACH機会に関連付けられ得る。無線デバイスは、例えば、OFDMシンボルインデックス;スロットインデックス;周波数領域インデックス;及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータ、のうちの少なくとも1つに基づいて、RA-RNTIを決定し得る。例示的なRA-RNTIは、以下のように決定することができる。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックス(例えば、0≦s_id<14である)とすることができ、t_idは、システムフレームにおけるPRACH機会の第1のスロットのインデックス(例えば、0≦t_id<80である)とすることができ、f_idは、周波数領域におけるPRACH機会のインデックス(例えば、0≦f_id<8である)とすることができ、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリア(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1である)とすることができる。
【0121】
無線デバイスは、例えば、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)の受信の成功に基づいて(例えば、受信の成功後又は受信の成功に応じて)、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)を送信/伝送し得る(例えば、Msg 2 1312で識別されたリソースを使用する)。第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)は、例えば、競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。複数の無線デバイスは、同じプリアンブルを基地局へ送信/伝送することができ、また、基地局は、無線デバイスに対応するRARを送信/伝送し得る。例えば、複数の無線デバイスが、RARを、自身に対応するものとして解釈した場合、衝突が生じ得る。競合解決(例えば、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)及び第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を用いる)は、無線デバイスが別の無線デバイスの識別情報を誤って使用しない可能性を高めるために使用され得る。無線デバイスは、例えば、競合解決を実行するために、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)にデバイス識別子を含み得る(例えば、割当られている場合はC-RNTI、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)に含まれるTC RNTI、及び/又は任意の他の適切な識別子)。
【0122】
第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)は、例えば、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の送信/伝送に基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)受信され得る。基地局は、例えば、C-RNTIが第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に含まれていた場合、C-RNTIを使用してPDCCH上で無線をアドレス指定することができる(例えば、基地局は、PDCCHを無線デバイスへ送信し得る)。ランダムアクセス手順は、例えば、無線デバイスの固有のC RNTIがPDCCH上で検出された場合(例えば、PDCCHはC-RNTIによってスクランブルされる)、正常に完了したと判定され得る。例えば、TC RNTIが第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)に含まれている場合(例えば、無線デバイスがRRCアイドル(例えば、RRC_IDLE)状態にあるか、そうでなければ基地局に接続されていない場合)、TC RNTIに関連付けられたDL-SCHを用いて第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)を受信することができる。例えば、MAC PDUのデコーディングに成功し、MAC PDUが、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)で送信/伝送されたCCCH SDUと一致するか、又は別の形で対応する無線デバイス競合解決識別情報MAC CEを含む場合、無線デバイスは、競合解決が成功したと判定することができ、及び/又は無線デバイスは、ランダムアクセス手順が正常に完了したと判定することができる。
【0123】
無線デバイスは、SULキャリア及び/又はNULキャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス)は、アップリンクキャリアを介してサポートされ得る。基地局は、複数のRACHコンフィギュレーション(例えば、2つの別々のRACHコンフィギュレーションであって、一方がSULキャリア用であり、他方がNULキャリア用である、2つの別々のRACHコンフィギュレーション)を用いて無線デバイスを設定し得る。SULキャリアで構成されたセルにおけるランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリアを使用するか(NUL又はSUL)を示し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上の参照信号(例えば、NULキャリアに関連付けられた1つ以上の参照信号)の測定された品質が、ブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを使用することを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313))のアップリンク送信は、選択されたキャリアに留まり得るか、又は、選択されたキャリアを介して実行され得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順中(例えば、Msg 1
1311とMsg 3 1313との間)に、アップリンクキャリアを切り替え得る。無線デバイスは、例えば、チャネルクリア評価(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づいて、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び/又は第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)のためのアップリンクキャリアを決定及び/又は切り替えることができる。
【0124】
図13Bは、2ステップランダムアクセス手順を示す。2ステップランダムアクセス手順は、2ステップ競合なしランダムアクセス手順を含み得る。4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320を無線デバイスに送信/伝送することができる。構成メッセージ1320は、いくつかの点で構成メッセージ1310と類似していてもよい。
図13Bに示す手順は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)と第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)の2つのメッセージの送信を含むことができる。第1のメッセージ(例えば、Msg
1 1321)及び第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)は、いくつかの点で、それぞれ第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1311)及び第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)に類似している場合がある。2ステップ競合なしランダムアクセス手順は、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)及び/又は第4のメッセージ(例えば、Msg 4 1314)に類似するメッセージを含まなくてもよい。
【0125】
2ステップ(例えば、競合なし)ランダムアクセス手順は、光線障害回復、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバのために構成/開始され得る。基地局は、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)のために使用されるべきプリアンブルを無線デバイスへ示し得るか、割当得る。無線デバイスは、基地局から、PDCCH及び/又はRRCを介して、プリアンブルを示す指示を受信し得る(例えば、ra-PreambleIndex)。
【0126】
無線デバイスは、例えば、プリアンブルを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、RARのためのPDCCHを監視するために、時間窓(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される探索空間内の別個の時間窓及び/又は別個のPDCCHなどの1つ以上の光線障害回復パラメータを用いて無線デバイスを構成することができる。基地局は、例えば、光線障害回復要求に関連して、1つ以上の光線障害回復パラメータを構成することができる。PDCCH及び/又はRARを監視するための別個の時間窓は、光線障害回復要求)を送信/伝送した後に開始するように構成され得る(例えば、窓は、光線障害回復要求を送信/伝送した後に任意の数のシンボル及び/又はスロットを開始することができる)。無線デバイスは、探索空間上のセルRNTI(C-RNTI)にアドレス指定されたPDCCH送信を監視することができる。2ステップ(例えば、競合なし)ランダムアクセス手順の間、無線デバイスは、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg 1 1321)を送信/伝送し、対応する第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)を受信することに基づいて(例えば、受信した後又は受信に応じて)ランダムアクセス手順が成功したと判定し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCH送信が対応するC-RNTIにアドレス指定されている場合、ランダムアクセス手順が正常に完了したと判定することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、無線デバイスによって送信/伝送されたプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を備えるRARを受信した場合、及び/又は、RARが、プリアンブル識別子を備えたMACサブPDUを備える場合、ランダムアクセス手順が正常に完了したと判定し得る。無線デバイスは、この応答を、SI要求に対するアクノレッジメントの指示として判定し得る。
【0127】
図13Cは、例示的な2ステップランダムアクセス手順を示す。
図13A及び
図13Bに示されたランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、無線デバイスへ設定メッセージ1330を送信/伝送し得る。構成メッセージ1330は、いくつかの点で構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に類似していてもよい。
図13Cに図示される手順は、複数のメッセージ(例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)と第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)とを含む2つのメッセージ)の送信を含み得る。
【0128】
Msg A 1320は、無線デバイスによるアップリンク送信で送信/伝送され得る。Msg A 1320は、プリアンブル1341の1つ以上の送信及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の送信を含んでもよい。トランスポートブロック1342は、第3のメッセージ(例えば、Msg 3 1313)の内容(例えば、
図13Aに示す)と類似及び/又は等価の内容を含んでもよい。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACKなど)を含むことができる。無線デバイスは、例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)を送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を受信し得る。第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)は、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1312)の内容(例えば、
図13Aに示すRAR)、第2のメッセージ(例えば、Msg 2 1322)の内容(例えば、
図13Bに示すRAR)、及び/又は第4のメッセージ(例えば、Msg
4 1314)の内容(例えば、
図13Aに示す)と類似及び/又は同等の内容を含むことができる。
【0129】
無線デバイスは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルのための2ステップランダムアクセス手順(例えば、
図13Cに示す2ステップランダムアクセス手順)を開始/始動し得る。無線デバイスは、1つ以上の要因に基づいて、2ステップランダムアクセス手順を開始/始動するか否かを判定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NRなど);無線デバイスが有効なTAを有するかどうか;セルサイズ;無線デバイスのRRC状態;スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされているかライセンスされていないか);及び/又は任意の他の適切な要因、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0130】
無線デバイスは、構成メッセージ1330に含まれる2段階RACHパラメータに基づいて、プリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342のための無線リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る(例えば、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)に含まれる)。RACHパラメータは、プリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342のMCS、時間周波数リソース、及び/又は電力制御を示すことができる。プリアンブル1341の送信のための時間-周波数リソース(例えば、PRACH)及びトランスポートブロック1342の送信のための時間-周波数リソース(例えば、PUSCH)は、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、無線デバイスが、第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を監視及び/又は受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
【0131】
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、無線デバイスの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、国際モバイル加入者識別情報(IMSI))を含み得る。基地局は、第1のメッセージ(例えば、Msg
A 1331)に対する応答として第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)を送信/伝送することができる。第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)は、プリアンブル識別子;タイミングアドバンスコマンド;電力制御コマンド;アップリンク許可(例えば、無線リソース割当及び/又はMCS);無線デバイス識別子(例えば、競合解決のためのUE識別子);及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)、のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、例えば、第2のメッセージ(例えば、Msg B 1332)内のプリアンブル識別子が、無線デバイスによって送信/伝送されたプリアンブル及び/又は第2のメッセージ(例えば、Msg B
1332)内の無線デバイスの識別子に対応するか、又は一致する、あるいは、第1のメッセージ(例えば、Msg A 1331)内の無線デバイスの識別子に対応するか、又は一致する倍、2ステップランダムアクセス手順が正常に完了したと判定することができる(例えば、トランスポートブロック1342)。
【0132】
無線デバイスと基地局とは、制御シグナリング(例えば、制御情報)を交換し得る。制御シグナリングは、L1/L 2制御シグナリングと称されてもよく、無線デバイス又は基地局のPHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)から生じ得る。制御シグナリングは、基地局から無線デバイスへ送信/伝送されるダウンリンク制御シグナリング、及び/又は、無線デバイスから基地局へ送信/伝送されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
【0133】
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割当;アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを指示するアップリンクスケジューリング許可;スロットフォーマット情報;プリエンプション指示;電力制御コマンド;及び/又は任意の他の適切なシグナリング、のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、PDCCHを介して基地局によって送信/伝送されたペイロードにおいてダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCHを介して送受信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称されてもよい。PDCCHは、無線デバイスのグループに共通のグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。GC-PDCCHは、グループ共通RNTIによってスクランブルされてもよい。
【0134】
基地局は、例えば、送信エラーの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに付加することができる。基地局は、例えば、DCIが無線デバイス(又は無線デバイスのグループ)を対象としている場合、CRCパリティビットを無線デバイスの識別子(又は無線デバイスのグループの識別子)でスクランブルし得る。CRCパリティビットを識別子でスクランブルすることは、識別子値とCRCパリティビットとのモジュロ2加算(又は排他的OR演算)を含むことができる。識別子は、RNTIの16ビット値を含み得る。
【0135】
DCIは、異なる目的のために使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示すことができる。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示すことができる。SI-RNTIは、16進数で「FFFF」として事前定義されてもよい。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示すことができる。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的にスケジュールされたユニキャスト送信及び/又はPDCCH順序付きランダムアクセスのトリガを示すことができる。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決(例えば、
図13Aに示すMsg 3 1313に類似のMsg 3)を示すことができる。基地局によって無線デバイスのために構成された他のRNTIは、構成されたスケジューリングRNTI(CS RNTI)、送信電力制御PUCCH RNTI(TPC PUCCH-RNTI)、送信電力制御PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、送信電力制御SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、中断RNTI(INT-RNTI)、スロットフォーマット指示RNTI(SFI-RNTI)、半永続的CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、変調及びコーディング方式セルRNTI(MCS-C RNTI)などを含み得る。
【0136】
基地局は、例えば、DCIの目的及び/又は内容に応じて、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを送信/伝送することができる。DCIフォーマット0_0は、セルにおけるPUSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマット(例えば、コンパクトなDCIペイロードで)であってもよい。DCIフォーマット0_1は、セル(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)におけるPUSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、セルにおけるPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマット(例えば、コンパクトなDCIペイロードで)であってもよい。DCIフォーマット1_1は、セル(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)におけるPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット2_0は、無線デバイスのグループにスロットフォーマット指示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、無線デバイスのグループに物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルを通知/通知するために使用することができ、無線デバイスのグループは、無線デバイスのグループへの送信が意図されていないと仮定することができる。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCHのための送信電力制御(TPC)コマンドの送信のために使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上の無線デバイスによるSRS送信のためのTPCコマンドのグループの送信のために使用され得る。新しい機能のDCIフォーマットは、将来のリリースで定義される可能性がある。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有してもよいし、同じDCIサイズを共有してもよい。
【0137】
基地局は、例えば、DCIをRNTIでスクランブルした後に、チャネルコーディング(例えば、ポーラコーディング)、レートマッチング、スクランブリング、及び/又はQPSK変調でDCIを処理することができる。基地局は、コーディング及び変調されたDCIを、PDCCHのために使用及び/又は構成されたリソース要素にマッピングすることができる。基地局は、例えば、DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づいて、いくつかの連続した制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信/伝送することができる。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと呼ばれる)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の適切な数であり得る。CCEは、いくつか(例えば、6)のリソース要素グループ(REG)を含むことができる。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを備え得る。リソース要素に対するコーディング及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREG(例えば、CCEからREGへのマッピング)のマッピングに基づくことができる。
【0138】
図14Aは、CORESET構成の一例を示す。CORESET構成は、帯域部分又は任意の他の周波数帯域のためのものであり得る。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上でPDCCHを介してDCIを送信/伝送することができる。CORESETは、無線デバイスが1つ以上の探索空間を用いてDCIのデコーディングを試みる/試みる時間-周波数リソースを備え得る。基地局は、時間-周波数領域におけるCORESETのサイズ及び位置を構成し得る。第1のCORESET 1401及び第2のCORESET 1402は、スロット内の第1シンボルで発生してもよく、又は設定/構成されてもよい。第1のCORESET 1401は、周波数領域において第2のCORESET 1402と重複してもよい。第3のCORESET 1403は、スロット内の第3のシンボルにおいて生じてもよく、又は設定/構成されてもよい。第4のCORESET 1404は、スロット内の第7のシンボルにおいて生じてもよく、又は設定/構成されてもよい。CORESETは、周波数領域において異なる数のリソースブロックを有し得る。
【0139】
図14Bは、CCEからREGへのマッピングの例を示す。CCEからREGへのマッピングは、CORESET及びPDCCH処理によるDCI送信のために実行され得る。CCEからREGへのマッピングは、インタリーブドマッピング(例えば、周波数ダイバーシティを提供する目的で)又は非インタリーブドマッピング(例えば、制御チャネルの干渉調整及び/又は周波数選択送信を容易にする目的で)であり得る。基地局は、異なるCORESETに対して異なる又は同じCCEからREGへのマッピングを実行し得る。CORESETは、CCE-REGマッピングに(例えば、RRC構成によって)関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポートQCLパラメータで構成され得る。アンテナポートQCLパラメータは、CORESETを介したPDCCH受信のためのDM-RSのQCL情報を示し得る。
【0140】
基地局は、無線デバイスへ、1つ以上のCORESET及び1つ以上の探索空間セットの構成パラメータを備える1つ以上のRRCメッセージを送信/伝送し得る。構成パラメータは、探索空間セットとCORESETとの間の関連付けを示し得る。探索空間セットは、CCE(例えば、所定のアグリゲーションレベルで)によって形成されたPDCCH候補のセットを備え得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベル毎に監視されるべきPDCCH候補の数、;PDCCH監視周期及びPDCCH監視パターン;無線デバイスによって監視されるべき1つ以上のDCIフォーマット;及び/又は探索空間セットが共通探索空間セットであるか無線デバイス固有探索空間セット(例えば、UE固有の探索空間セット)であるかどうか、のうちの少なくとも1つを示し得る。共通探索空間セット内のCCEのセットは、予め定義され、無線デバイスに知られていてもよい。無線デバイス固有探索空間セット(例えば、UE固有の探索空間セット)内のCCEのセットは、例えば、無線デバイス(例えば、C-RNTI)の識別情報に基づいて構成され得る。
【0141】
図14Bに図示されるように、無線デバイスは、1つ以上のRRCメッセージに基づいて、CORESETのための時間-周波数リソースを決定し得る。無線デバイスは、例えば、CORESETの構成パラメータに基づいて、CORESETのためのCCEからREGへのマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のRRCメッセージに基づいて、CORESETのために設定された探索空間セットの数(例えば、最大10)を決定し得る。無線デバイスは、探索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。無線デバイスは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESETにおけるPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従ってPDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補をデコーディングすることを含むことができる。監視は、可能な(又は構成された)PDCCHロケーション、可能な(又は構成された)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数、共通探索空間内のPDCCH候補の数、及び/又は無線デバイス固有探索空間内のPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成された)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCIコンテンツをデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。無線デバイスは、例えば、CRCチェック(例えば、RNTI値と一致するDCIのCRCパリティビットのためのスクランブルビット)に基づいて(例えば、CRCチェック後又はCRCチェックに応じて)、DCIが無線デバイスに対して有効であると判定し得る。無線デバイスは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割当、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット指示、ダウンリンクプリエンプションなど)を処理し得る。
【0142】
無線デバイスは、基地局へアップリンク制御シグナリング(例えば、UCI)を送信/伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信されたDL-SCHトランスポートブロックのためのHARQアクノレッジメントを備え得る。無線デバイスは、例えば、DL-SCHトランスポートブロックを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、HARQアクノレッジメントを送信/伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すCSIを備え得る。無線デバイスは、基地局へCSIを送信/伝送し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及び光線形成方式を含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。無線デバイスは、基地局への送信のためにアップリンクデータが利用可能であることを示すSRを送信/伝送し得る。無線デバイスは、PUCCH又はPUSCHを介してUCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSI報告、SRなど)を送信/伝送し得る。無線デバイスは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを用いて、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信/伝送し得る。
【0143】
複数のPUCCHフォーマット(例えば、5つのPUCCHフォーマット)が存在し得る。無線デバイスは、例えば、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数/量及びUCIビットの数)に基づいて、PUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有することができ、2つ以下のビットを備えることができる。無線デバイスは、例えば、送信が1つ又は2つのシンボル上/経由であり、正又は負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数/量(HARQ-ACK/SRビット)が1又は2である場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースを介してUCIを送信/伝送することができる。PUCCHフォーマット1は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4から14 OFDMシンボルの間)を占有することができ、2ビット以下を含むことができる。無線デバイスは、例えば、送信が4つ以上のシンボル上/経由であり、HARQ-ACK/SRビットの数が1又は2である場合、PUCCHフォーマット1を使用することができる。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し、3つ以上のビットを備え得る。無線デバイスは、例えば、送信が1つ又は2つのシンボルの上/経由であり、UCIビットの数/量が2以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4から14 OFDMシンボルの間)を占有することができ、3つ以上のビットを備えることができる。無線デバイスは、例えば、送信が4シンボル以上であり、UCIビットの数/量が2以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコード(OCC)を備えていない場合。PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、いくつかのOFDMシンボル(例えば、4から14 OFDMシンボルの間)を占有することができ、3つ以上のビットを備えることができる。無線デバイスは、例えば、送信が4シンボル以上であり、UCIビットの数/量が2以上であり、PUCCHリソースがOCCを備える場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
【0144】
基地局は、例えば、RRCメッセージを用いて、複数のPUCCHリソースセットのための構成パラメータを無線デバイスへ送信/伝送し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、NRにおける最大4セット、又は他のシステムにおける最大任意の他の数のセット)は、セルのアップリンクBWPにおいて設定され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又は、無線デバイスがPUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを用いて送信/伝送し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)を用いて設定され得る。無線デバイスは、例えば、複数のPUCCHリソースセットを用いて設定されているのであれば、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が2以下である場合、「0」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が2より大きく、第1の設定値以下である場合、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が第1の設定値より大きく、第2の設定値以下である場合、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。無線デバイスは、例えば、UCI情報ビットの総ビット長が第2の設定値より大きく、第3の値(例えば、1406、1706、又は任意の他のビット数)以下である場合、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
【0145】
無線デバイスは、例えば、複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)送信のためにPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCHで/PDCCHを介して受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又は1_1のDCIを伴う)におけるPUCCHリソースインジケータに基づいて、PUCCHリソースを決定し得る。DCI内のnビット(例えば、3ビット)PUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の複数(例えば、8)のPUCCHリソースのうちの1つを示すことができる。無線デバイスは、例えば、PUCCHリソースインジケータに基づいて、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)を送信/伝送することができる。
【0146】
図15Aは、無線デバイスと基地局との間の通信の例を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、
図1Aに図示される通信ネットワーク100、
図1Bに図示される通信ネットワーク150、又はその他任意の通信ネットワークのような通信ネットワークの一部であり得る。通信ネットワークは、
図15Aに示されたものと実質的に同じ又は類似の構成を有する、2つ以上の無線デバイス及び/又は2つ以上の基地局を備え得る。
【0147】
基地局1504は、エアインターフェース(又は無線インターフェース)1506を介した無線通信を介して、無線デバイス1502をコアネットワーク(図示せず)に接続することができる。エアインターフェース1506を介した基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクと呼ばれる場合がある。無線デバイス1502からエアインターフェースを介して基地局1504への通信方向は、アップリンクと称され得る。ダウンリンク送信は、例えば、様々な複信スキーム(例えば、FDD、TDD、及び/又は、複信技術のいくつかの組み合わせ)を用いて、アップリンク送信から分離され得る。
【0148】
ダウンリンクの場合、基地局1504から無線デバイス1502へ送信されるべきデータは、基地局1504の処理システム1508へ提供/転送/送信され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供/転送/送信され得る。アップリンクの場合、無線デバイス1502から基地局1504へ送信されるべきデータは、無線デバイス1502の処理システム1518へ提供/転送/送信され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、送信のためにデータを処理するために層3及び層2 OSI機能を実装することができる。層2は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、及び
図4Aに関して説明した、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含むことができる。層3は、例えば、
図2Bに関して説明したRRC層を含むことができる。
【0149】
無線デバイス1502へ送信されるべきデータは、例えば、処理システム1508によって処理された後に、基地局1504の送信処理システム1510へ提供/転送/送信され得る。基地局1504へ送信されるべきデータは、例えば、処理システム1518によって処理された後に、無線デバイス1502の送信処理システム1520へ提供/転送/送信され得る。送信処理システム1510及び送信処理システム1520は、層1 OSI機能を実装することができる。層1は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、及び
図4Aに関連して記載されたPHY層を備え得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの前方誤り訂正コーディング、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多入力多出力(MIMO)又はマルチアンテナ処理等を実行し得る。
【0150】
基地局1504の受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。基地局1504の受信処理システム1512は、1つ以上のTRPを備えてもよい。無線デバイス1502の受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502の受信処理システム1522は、1つ以上のアンテナパネルを備え得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1 OSI機能を実装することができる。層1は、例えば、
図2A、
図2B、
図3、及び
図4Aに関連して説明されたPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、誤り検出、前方誤り訂正デコーディング、デインタリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理などを実行し得る。
【0151】
基地局1504は、複数のアンテナ(例えば、複数のアンテナパネル、複数のTRPなど)を備え得る。無線デバイス1502は、複数のアンテナ(例えば、複数のアンテナパネルなど)を備え得る。複数のアンテナは、空間多重(例えば、シングルユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、送信/受信ダイバーシティ、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実行するために使用され得る。無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一のアンテナを有し得る。
【0152】
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524に関連付けられ得る。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、機能(例えば、本明細書に記載の1つ以上の機能、並びに一般的なコンピュータ、プロセッサ、メモリ、及び/又は他の周辺機器の他の機能)のうちの1つ以上を実行するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によってそれぞれ実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納することができる。送信処理システム1510及び/又は受信処理システム1512は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行することができるコンピュータプログラム命令又はコードを記憶するメモリ1514及び/又は別のメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合することができる。送信処理システム1520及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行することができるコンピュータプログラム命令又はコードを記憶するメモリ1524及び/又は別のメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合することができる。
【0153】
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを備えることができる。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号コーディング/処理、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又は、無線デバイス1502及び/又は基地局1504が無線環境において動作することを可能にし得るその他任意の機能のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0154】
処理システム1508は、1つ以上の周辺機器1516に接続されてもよい。処理システム1518は、1つ以上の周辺機器1526に接続されてもよい。1つ以上の周辺機器1516及び1つ以上の周辺機器1526は、例えば、スピーカ、マイクロフォン、キーパッド、ディスプレイ、タッチパッド、電源、衛星トランシーバ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤ、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、自動車用)、及び/又は1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイ損失コープ、温度センサ、レーダセンサ、ライダセンサ、超音波センサ、光センサ、カメラなど)などの機能及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェアを備えてもよい。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺機器1516及び/又は1つ以上の周辺機器から入力データ(例えば、ユーザ入力データ)を受信し、及び/又は1つ以上の周辺機器1526に出力データ(例えば、ユーザ出力データ)を提供してもよい。無線デバイス1502における処理システム1518は、電源から電力を受信し、及び/又は、この電力を、無線デバイス1502におけるその他の構成要素へ分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、電池、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。処理システム1508は、全地球測位システム(GPS)チップセット1517に接続することができる。処理システム1518は、全地球測位システム(GPS)チップセット1527に接続することができる。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報をそれぞれ決定及び提供するように構成され得る。
【0155】
図15Bは、例えば、基地局160A、160B、162A、162B、220、及び/又は1504、無線デバイス106、156A、156B、210、及び/又は1502、又は本明細書に記載の任意の他の基地局、無線デバイス、AMF、UPF、ネットワークデバイス、若しくは演算デバイスを含む、本明細書に記載の様々なデバイスのいずれかを実装するために使用され得る演算デバイスの例示的な要素を示す。演算デバイス1530は、ランダムアクセスメモリ(RAM)1533、リムーバブルメディア1534(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、コンパクトディスク(CD)若しくはデジタル多用途ディスク(DVD)、又はフロッピーディスクドライブ)、又は任意の他の所望の記憶媒体に記憶された命令を実行することができる、1つ以上のプロセッサ1531を含むことができる。また、命令は、取り付けられた(又は内部の)ハードドライブ1535に記憶されてもよい。また、演算デバイス1530は、セキュリティプロセッサ(図示せず)を含むことができ、セキュリティプロセッサは、プロセッサ1531上で実行されるプロセス、並びに演算デバイス1530の任意のハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素(例えば、ROM 1532、RAM 1533、リムーバブルメディア1534、ハードドライブ1535、デバイスコントローラ1537、ネットワークインターフェース1539、GPS 1541、Bluetoothインターフェース1542、WiFiインターフェース1543などである)へのアクセスを要求する任意のプロセスを監視するために、1つ以上のコンピュータプログラムの命令を実行することができる。演算デバイス1530は、ディスプレイ1536(例えば、画面、表示デバイス、モニタ、テレビなど)などの1つ以上の出力デバイスを含むことができ、ビデオプロセッサなどの1つ以上の出力デバイスコントローラ1537を含むことができる。また、リモートコントローラ、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクロフォンなどのような、1つ以上のユーザ入力デバイス1538があってもよい。演算デバイス1530は、有線インターフェース、無線インターフェース、又はこれらの組み合わせであってもよい、ネットワークインターフェース1539などの1つ以上のネットワークインターフェースを含んでもよい。ネットワークインターフェース1539は、演算デバイス1530がネットワーク1540(例えば、RAN、又は任意の他のネットワーク)と通信するためのインターフェースを提供することができる。ネットワークインターフェース1539は、モデム(例えば、ケーブルモデム)を含むことができ、外部ネットワーク1540は、通信リンク、外部ネットワーク、家庭内ネットワーク、プロバイダの無線、同軸、ファイバ、若しくはハイブリッドファイバ/同軸分配システム(例えば、DOCSISネットワーク)、又は任意の他の所望のネットワークを含むことができる。更に、演算デバイス1530は、全地球測位システム(GPS)マイクロプロセッサ1541などの位置検出デバイスを含むことができ、これは、全地球測位信号を受信して処理し、外部サーバ及びアンテナからの可能な支援を用いて、演算デバイス1530の地理的位置を決定するように構成することができる。
【0156】
図15Bの例はハードウェア構成であってもよいが、示された構成要素はソフトウェアとして実装されてもよい。所望に応じて、演算デバイス1530の構成要素を追加、除去、結合、分割などするための変更を行うことができる。更に、構成要素は、基本的な演算デバイス及びコンポーネントを使用して実装されてもよく、同じ構成要素(例えば、プロセッサ1531、ROM記憶装置1532、ディスプレイ1536など)を使用して、本明細書に記載の他の演算デバイス及び構成要素のいずれかを実装することができる。例えば、本明細書に記載の様々な構成要素は、
図15Bに示すように、コンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するプロセッサなどの構成要素を有する演算デバイスを使用して実施することができる。本明細書に記載のエンティティの一部又は全ては、ソフトウェアベースであってもよく、共通の物理プラットフォームに共存してもよい(例えば、要求エンティティは、従属エンティティからの別個のソフトウェアプロセス及びプログラムであってもよく、それらの両方は、共通の演算デバイス上のソフトウェアとして実行されてもよい)。
【0157】
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを表すベースバンド信号の処理は、1つ以上の機能を備える/実行することができる。1つ以上の機能は、スクランブリング;複素値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調;1つ以上の送信層への複素値変調シンボルのマッピング;複素数値シンボルを生成するためにプリコーディングを変換する;複素数値シンボルのプリコーディング;プリコーディングされた複素値シンボルのリソース要素へのマッピング;複素値時間領域シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、アンテナポート用のCP-OFDM信号、又は任意の他の信号の生成、のうちの少なくとも1つを含み得る。アップリンク送信のためのSC-FDMA信号は、例えば、変換プリコーディングがイネーブルされる場合に生成されてもよい。アップリンク送信のためのCP-OFDM信号は、例えば、変換プリコーディングがイネーブルされていない場合に生成され得る(例えば、
図16Aに示すように)。これらの機能は例であり、アップリンク送信のための他のメカニズムが実装されてもよい。
【0158】
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバートのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素SC-FDMA、CP-OFDMベースバンド信号(又は他の任意のベースバンド信号)、及び/又は複素物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であってもよい。フィルタリングは、例えば、送信前に実行/使用することができる。
【0159】
図16Cは、ダウンリンク送信のための構造例を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号の処理は、1つ以上の機能を備える/実行することができる。1つ以上の機能は、物理チャネル上で/物理チャネルを介して送信/伝送されるべきコードワード内のコーディングビットのスクランブリング;複素値変調シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調;1つ以上の送信層への複素値変調シンボルのマッピング;アンテナポート上での送信のための層上の複素値変調シンボルのプリコーディング;アンテナポートの複素値変調シンボルのリソース要素へのマッピング;アンテナポートのための複素値時間領域OFDM信号の生成など、を含み得る。これらの機能は例であり、ダウンリンク送信のための他のメカニズムが実装されてもよい。
【0160】
図16Dは、ベースバンド信号の変調及びキャリア周波数へのアップコンバートのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素値OFDMベースバンド信号又は任意の他の信号であってもよい。フィルタリングは、例えば、送信前に実行/使用することができる。
【0161】
無線デバイスは、基地局から、複数のセル(例えば、プライマリセル、1つ以上のセカンダリセル)の構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、デュアルコネクティビティにおける2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを設定するためのPHY、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含み得る。構成パラメータは、PHY及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含み得る。構成パラメータは、PHY、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層、及び/又は通信チャネルのタイマの値を示すパラメータを含み得る。
【0162】
タイマは、例えば、開始されると動作を開始し、停止するまで、又は終了するまで動作を継続することができる。タイマは、例えば、作動していない場合に始動されてもよく、作動している場合に再始動されてもよい。タイマは、値に関連付けられ得る(例えば、タイマは、値から開始若しくは再開されてもよく、又は0から開始されて値に達すると終了してもよい)。タイマの持続時間は、例えば、タイマが停止又は終了するまで更新されなくてもよい(例えば、BWPの切り替えに起因する)。タイマを使用して、プロセスの期間/窓を測定することができる。1つ以上のタイマ又は他のパラメータに関連する実装及び/又は手順に関して、1つ以上のタイマ又は他のパラメータを実装する複数の方法があり得ることが理解され得る。タイマを実装するための複数の方法のうちの1つ以上を使用して、処置の期間/窓を測定することができる。ランダムアクセス応答窓タイマは、ランダムアクセス応答を受信するための時間窓を測定するために使用され得る。2つのタイムスタンプ間の時間差は、例えば、ランダムアクセス応答窓タイマを開始し、タイマのタイムアウトを判定する代わりに使用されてもよい。時間窓を測定するためのプロセスは、例えば、タイマが再開された場合に再開され得る。他の例示的な実装形態は、時間窓の測定を再開するように構成/提供されてもよい。
【0163】
基地局は、無線ネットワーク(例えば、通信ネットワーク)を介して無線デバイスと通信し得る。通信は、1つ以上の無線技術(例えば、新しい無線技術、レガシー無線技術、及び/又はそれらの組み合わせ)を使用/用いることができる。1つ以上の無線技術は、物理層に関連する1つ以上の技術;媒体アクセス制御層に関連する1つ以上の技術;及び/又は無線リソース制御層に関連する1つ以上の技術、のうちの少なくとも1つを備え得る。本明細書に記載された1つ以上の強化された無線技術は、無線ネットワークのパフォーマンスを改善し得る。例えば、本明細書に記載された1つ以上の構成に基づいて、システムスループット、無線ネットワークの送信効率、及び/又は、データレートが改善され得る。無線デバイスのバッテリ消費は、例えば、本明細書に記載された1つ以上の構成に基づいて低減され得る。例えば、本明細書に記載された1つ以上の構成に基づいて、基地局と無線デバイスとの間のデータ送信のレイテンシが改善され得る。無線ネットワークのネットワークカバレッジは、例えば、本明細書に記載された1つ以上の構成に基づいて増大し得る。
【0164】
基地局は、1つ以上のMAC PDUを無線デバイスに送信/伝送することができる。MAC PDUは、長さがバイト単位に揃えられた(例えば、8ビットの倍数である)ビット列であり得る。ビット列は、最上位ビットがテーブルの最初の行の左端のビットであってもよく、最下位ビットがテーブルの最後の行の右端のビットであってもよい1つ以上のテーブルによって表され得る。ビット列は、左から右へ、次にラインの読み出し順(例えば、テーブルの最上段からテーブルの最下段まで)で読み出されてもよい。MAC PDU内のパラメータフィールドのビット順序は、左端のビットの最初の最上位ビット及び右端のビットの最後の最下位ビットで表すことができる。
【0165】
MAC SDUは、長さがバイト単位に揃えられた(例えば、8ビットの倍数である)ビット列であり得る。MAC SDUは、第1のビット以降からMAC PDUに含まれてもよい。MAC CEは、長さがバイト単位で揃えられた(例えば、8ビットの倍数である)ビット列であってもよい。MACサブヘッダは、長さがバイト単位で揃えられた(例えば、8ビットの倍数である)ビット列であり得る。MACサブヘッダは、対応するMAC SDU、MAC CE、又はパディングの直前に配置され得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、ダウンリンク(DL)MAC PDUにおける予約ビットの値を無視し得る。
【0166】
MAC PDUは1つ以上のMAC subPDUを含み得る。1つ以上のMAC subPDUのMAC subPDUは、MACサブヘッダのみ(パディングを含む);MACサブヘッダ及びMAC SDU;MACサブヘッダ及びMAC CE;及び/又はMACサブヘッダ及びパディングを含み得る。MAC SDUは、可変サイズであってもよい。MACサブヘッダは、MAC SDU、MAC CE、又はパディングに対応し得る。
【0167】
MACサブヘッダは、1ビット長を有するRフィールド;1ビット長のFフィールド;マルチビット長のLCIDフィールド;及び/又は、例えば、MACサブヘッダがMAC
SDU、可変サイズMAC CE、又はパディングに対応する場合、複数ビット長のLフィールドを含み得る。
【0168】
図17Aは、MACサブヘッダの一例を示す。MACサブヘッダは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、及び/又はLフィールドを含み得る。LCIDフィールドは、長さが6ビット(又は任意の他のビット数)であってもよい。Lフィールドは、8ビット長(又は任意の他のビット数)であり得る。Rフィールド及びFフィールドのそれぞれは、長さが1ビット(又は任意の他のビット数)であってもよい。
図17Bは、MACサブヘッダの一例を示す。MACサブヘッダは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、及び/又はLフィールドを含み得る。
図17Aに示すMACサブヘッダと同様に、LCIDフィールドは、長さが6ビット(又は他の任意のビット数)であってもよく、Rフィールドは、長さが1ビット(又は他の任意のビット数)であってもよく、Fフィールドは、長さが1ビット(又は他の任意のビット数)であってもよい。Lフィールドは、長さが16ビット(又は16ビットを超える長さなどの任意の他のビット数)であり得る。MACサブヘッダは、例えば、MACサブヘッダが固定サイズのMAC CE又はパディングに対応する場合、2ビット長(又は他の任意のビット数)のRフィールド及び/又は多ビット長(又は単一ビット長)のLCIDフィールドを含むことができる。
図17 CはMACサブヘッダの一例を示す。
図17 Cに示す例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、長さが6ビット(又は他の任意のビット数)であってもよく、Rフィールドは、長さが2ビット(又は他の任意のビット数)であってもよい。
【0169】
図18Aは、MAC PDU(例えば、DL MAC PDU)の一例を示す。
図18Aに示すMAC CE 1及び2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる(例えば、同じMAC PDU内に位置する)。MAC CEを含むMAC subPDUは、MAC SDUを含むMAC subPDU又はパディングを含むMAC subPDUの前に配置され得る(例えば、MAC PDU内に位置する)。MAC CE 1は、第1のタイプのMACサブヘッダに続く固定サイズのMAC CEであり得る。第1のタイプのMACサブヘッダは、Rフィールド及びLCIDフィールドを備え得る(例えば、
図17 Cに示すMAC CEと同様である)。MAC CE 2は、第2のタイプのMACサブヘッダに続く可変サイズのMAC CEであり得る。第2のタイプのMACサブヘッダは、Rフィールドと、Fフィールドと、LCIDフィールドと、Lフィールドとを備え得る(例えば、
図17A又は
図17Bに示すMAC CEと同様である)。第2のタイプのMACサブヘッダに続くMAC SDUのサイズは変化し得る。
【0170】
図18Bは、MAC PDU(例えば、UL MAC PDU)の一例を示す。
図18Bに示すMAC CE 1及び2などの複数のMAC CEを1緒に配置することができる(例えば、同じMAC PDU内に位置する)。MAC CEを含むMAC subPDUは、MAC SDUを含む全てのMAC subPDUの後に配置され得る(例えば、MAC PDU内に位置する)。MAC CEを含むMAC subPDU及び/又はMAC subPDUは、パディングを含むMAC subPDUの前に配置され得る(例えば、MAC PDU内に位置する)。
図18Bに示すMAC CE 1は、
図18Aに示すMAC CEと同様に、第1のタイプのMACサブヘッダに続く固定サイズのMAC CEであり得る。第1のタイプのMACサブヘッダは、Rフィールド及びLCIDフィールドを備え得る(例えば、
図17 Cに示すMAC CEと同様である)。
図18Bに示すMAC CE 2は、
図18Aに示すMAC CEと同様に、第2のタイプのMACサブヘッダに続く可変サイズのMAC CEであり得る。第2のタイプのMACサブヘッダは、Rフィールドと、Fフィールドと、LCIDフィールドと、Lフィールドとを備え得る(例えば、
図17A又は
図17Bに示すMAC CEと同様である)。第2のタイプのMACサブヘッダに続くMAC SDUのサイズは変化し得る。
【0171】
基地局(例えば、基地局のMACエンティティ)は、1つ以上のMAC CEを無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)に送信/伝送することができる。
図19は、例示的なLCID値を示す。LCID値は、1つ以上のMAC CEに関連付けることができる。LCID値は、DL-SCHなどのダウンリンクチャネルに関連付けられ得る。1つ以上のMAC CEは、半永続的ゼロ電力CSI-RS(SP ZP CSI-RS)リソースセットのアクティブ化/非アクティブ化MAC CE、PUCCH空間関係アクティブ化/非アクティブ化MAC CE、SP SRSアクティブ化/非アクティブ化MAC CE、PUCCHアクティブ化/非アクティブ化MAC CEについて報告するSP CSI、無線デバイス固有(例えば、UE固有)PDCCH MAC CEのTCI状態指示、無線デバイス固有(例えば、UE固有)PDSCH MAC CEのTCI状態指示、非周期的CSIトリガ状態部分選択MAC CE、SP CSI-RS/CSI干渉測定(CSI-IM)リソースセットのアクティブ化/非アクティブ化MAC CE、無線デバイス(例えば、UE)競合解決識別情報MAC CE、タイミングアドバンスコマンドMAC CE、DRXコマンドMAC CE、ロングDRXコマンドMAC CE、MACセルアクティブ化/非アクティブ化CE(例えば、1オクテット)、SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CE(例えば、4オクテット)、及び/又は重複アクティブ化/非アクティブ化MAC CEのうちの少なくとも1つを含み得る。基地局(例えば、基地局のMACエンティティ)によって無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)に送信/伝送されるMAC CEなどのMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダ内のLCIDと関連付けられ得る(例えば、前記LCIDに対応し得る)。異なるMAC CEは、対応するMAC CEに対応するMACサブヘッダ内の異なるLCIDに対応し得る。MACサブヘッダ内のインデックス値「111011」を有するLCIDは、MACサブヘッダに関連付けられたMAC CEが、例えば、ダウンリンクに関連付けられたMAC CEのための長いDRXコマンドMAC CEであることを示すことができる。
【0172】
無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、1つ以上のMAC CEを基地局(例えば、基地局のMACエンティティ)に送信/伝送することができる。
図20は、1つ以上のMAC CEに関連付けられ得る例示的なLCID値を示す。LCID値は、UL-SCHなどのアップリンクチャネルに関連付けられ得る。1つ以上のMAC CEは、ショートバッファステータス報告(BSR)MAC CE、ロングBSR
MAC CE、C-RNTI MAC CE、構成許可確認MAC CE、シングルエントリ電力ヘッドルーム報告(PHR)MAC CE、マルチエントリPHR MAC CE、短い切り捨てられたBSR、及び/又は長い切り捨てられたBSRのうちの少なくとも1つを含み得る。MAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダ内のLCIDと関連付けられ得る(例えば、前記LCIDに対応し得る)。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダ内の異なるLCIDに対応し得る。MACサブヘッダ内にインデックス値「111011」を有するLCIDは、MACサブヘッダに関連付けられたMAC CEが、例えば、アップリンクに関連付けられたMAC CEのための短い切り捨てられたコマンドMAC CEであることを示すことができる。
【0173】
キャリアアグリゲーション(CA)のように、2又はそれ以上の成分キャリア(CC)がアグリゲーションされ得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイス(例えば、CAの技術を用いて)の能力に依存して、1つ以上のCCによって、データを同時に受信及び/又は送信し得る。無線デバイスは、連続したCC及び/又は不連続なCCのためにCAをサポートし得る。CCは、セルに組織化され得る。CCは、1つのPCellと1つ以上のSCellとに編成され得る。
【0174】
無線デバイスは、例えば、無線デバイスがCAで構成されている場合、ネットワークとのRRC接続(例えば、1つのRRC接続)を有し得る。RRC接続確立/再確立/ハンドオーバ中、NASモビリティ情報を提供/送信/構成するセルはサービングセルであり得る。RRC接続再確立/ハンドオーバ手順中、セキュリティ入力を提供/送信/構成するセルはサービングセルであり得る。サービングセルはPCellであってもよい。基地局は、例えば、無線デバイスの能力に応じて、複数のSCellの構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに送信/伝送することができる。
【0175】
基地局及び/又は無線デバイスは、例えば、CAで構成されている場合、SCellのアクティブ化/非アクティブ化メカニズムを使用する/用いることができる。基地局及び/又は無線デバイスは、例えば、無線デバイスのバッテリ使用及び/又は電力消費を改善するために、SCellのアクティブ化/非アクティブ化メカニズムを使用する/用いることができる。基地局は、例えば、無線デバイスが1つ以上のSCellで構成されている場合、1つ以上のSCellの少なくとも1つをアクティブ化又は非アクティブ化することができる。SCellは、例えば、SCellを設定した後に、SCellに関連付けられたSCell状態が起動状態(例えば、「activated」)又は休止状態(例えば、「dormant」)に設定されない限り、非アクティブ化され得る。
【0176】
無線デバイスは、SCellをアクティブ化/非アクティブ化し得る。無線デバイスは、例えばSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信することに基づいて、(例えば、受信後又は受信に応じて)、セルをアクティブ化/非アクティブ化することができる。SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、1つ以上のSCellのアクティブ化又は非アクティブ化を示すために、それぞれ1つ以上のSCellに関連付けられた1つ以上のフィールドを含み得る。SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、例えば、集約されたセルが8つ未満のSCellを有する場合、それぞれ最大7つのSCellに関連付けられた7つのフィールドを含む1オクテットに対応し得る。SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、Rフィールドを含み得る。SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、例えば、集約されたセルが7つを超えるSCellを有する場合、7つを超えるSCellに関連付けられた7つを超えるフィールドを含む複数のオクテットを含み得る。
【0177】
図21Aは、1オクテットの例示的なSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC
CEを示す。第1のLCID(例えば、
図19に示す「111010」)を含む第1のMAC PDUサブヘッダは、1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを示す/識別することができる。1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、固定サイズを有し得る。1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、単一のオクテットを含み得る。単一のオクテットは、第1の数/量のCフィールド(例えば、7個又は任意の他の数/量)及び第2の数/量のRフィールド(例えば、1つ又は任意の他の数/量)を備え得る。
【0178】
図21Bは、4オクテットの例示的なSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC
CEを示す。第2のLCID(例えば、
図19に示す「111001」)を含む第2のMAC PDUサブヘッダは、4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを示す/識別することができる。4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは固定サイズを有し得る。4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、4オクテットを含み得る。4オクテットは、第3の数/量のCフィールド(例えば、31又は任意の他の数/量)及び第4の数/量のRフィールド(例えば、1又は任意の他の数/量)を備え得る。
【0179】
図21A及び/又は
図21Bに示すように、例えば、SCellインデックスiを有する/SCellインデックスiに対応するSCellが構成されている場合、Ciフィールドは、SCellインデックスiを有する/SCellインデックスiに対応するSCellのアクティブ化/非アクティブ化状態を示すことができる。例えば、Ciフィールドが1に設定されている場合、SCellインデックスiを有するSCellがアクティブ化され得る。SCellインデックスiを有するSCellは、例えば、Ciフィールドが0に設定されている場合、非アクティブ化され得る。無線デバイスは、例えば、SCellインデックスiで構成されたSCellがない場合、Ciフィールドを無視することができる。Rフィールドは、予約ビットを示し得る。Rフィールドは、0又は任意の他の値に設定され得る(例えば、他の目的のために)。
【0180】
基地局は、SCellタイマ(例えば、sCellDeactivationTimer)を含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、SCellタイマの終了に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)、SCellを非アクティブ化することができる。アップリンク制御チャネル(例えば、PUCCH SCell)で構成されるSCellは、SCellタイマで構成されなくてもよい。他のSCell(例えば、アップリンク制御チャネルを用いて構成されたSCellを除く)は、SCellタイマを実行してもよい。
【0181】
例えば、無線デバイスがSCellをアクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信した場合、無線デバイスはSCellをアクティブ化することができる。無線デバイスは、例えば、SCellのアクティブ化に基づいて(例えば、アクティブ化後又はアクティブ化に応じて)、1つ以上の第1の動作を実行することができる。1つ以上の第1の動作は、SCellでの/SCellを介したSRS送信;SCell用のCQI/PMI/RI/CSI-RSリソースインジケータ(CRI)報告;SCell上/SCellを介したPDCCH監視;SCellのPDCCH監視(例えば、PCell又は別のSCell上/経由);及び/又はSCellでの/SCellを介したPUCCH送信、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0182】
無線デバイスは、例えば、SCellのアクティブ化に基づいて(例えば、アクティブ化後又はアクティブ化に応じて)、SCellに関連付けられた第1のSCellタイマ(例えば、sCellDeactivationTimer)を開始又は再開することができる。無線デバイスは、例えば、SCellをアクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEが受信されたスロット内の第1のSCellタイマを開始又は再開することができる。無線デバイスは、例えば、SCellのアクティブ化に基づいて(例えば、アクティブ化後又はアクティブ化に応じて)、格納された設定に従って、SCellに関連付けられた構成許可(例えば、構成許可タイプ1)の1つ以上の中断された設定されたアップリンク許可を(再)初期化することができる。無線デバイスは、例えば、SCellのアクティブ化に基づいて(例えば、アクティブ化後又はアクティブ化に応じて)、PHRをトリガし得る。
【0183】
無線デバイスは、例えば、無線デバイスがSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信した場合、アクティブ化されたSCellを非アクティブ化し得る。無線デバイスは、例えば、アクティブ化されたSCellに関連付けられた第1のSCellタイマ(例えば、sCellDeactivationTimer)が終了した場合、アクティブ化されたSCellを非アクティブ化することができる。無線デバイスは、例えば、アクティブ化されたSCellの非アクティブ化に基づいて(例えば、非アクティブ化後又は非アクティブ化に応じて)、アクティブ化されたSCellに関連付けられた第1のSCellタイマを停止することができる。無線デバイスは、例えば、アクティブ化されたSCellの非アクティブ化に基づいて(例えば、非アクティブ化後又は非アクティブ化に応じて)、アクティブ化されたSCellに関連付けられた構成許可(例えば、構成されたアップリンク許可タイプ2)の1つ以上の構成されたダウンリンク割当及び/又は1つ以上の構成されたアップリンク許可をクリアすることができる。無線デバイスは、例えば、アクティブ化されたSCelの非アクティブ化に基づいて(例えば、非アクティブ化後又は非アクティブ化に応じて)、アクティブ化されたSCellに関連付けられた構成されたアップリンク許可(例えば、構成されたアップリンク許可タイプ1)の1つ以上の構成されたアップリンク許可を一時停止し、及び/又はアクティブ化されたSCellに関連付けられたHARQバッファをフラッシュし得る。
【0184】
無線デバイスは、例えば、SCellが非アクティブ化されている場合、1つ以上の第2の動作を実行しない場合があり得る。1つ以上の第2の動作は、SCellで/SCellを介してSRSを送信/伝送すること;SCell用のCQI/PMI/RI/CRIの報告;SCell上で/SCellを介してUL-SCHを送信/伝送すること;SCell上で/SCellを介してRACHを送信/伝送すること;前記SCellにおいて/前記SCellを介して少なくとも1つの第1のPDCCHを監視すること;SCellの少なくとも1つの第2のPDCCHを監視すること(例えば、PCell又は別のSCell上/経由);及び/又はSCell上で/SCellを介してPUCCHを送信/伝送すること、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0185】
例えば、アクティブ化されたSCellの少なくとも1つの第1のPDCCHがアップリンク許可又はダウンリンク割当を示す場合、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられた第1のSCellタイマ(例えば、sCellDeactivationTimer)を再起動することができる。無線デバイスは、例えば、アクティブ化されたSCellをスケジューリングするサービングセル(例えば、PUCCHで構成されたPCell又はSCell、すなわち、PUCCH SCell)上の/を介した少なくとも1つの第2のPDCCHが、アクティブ化されたSCellのアップリンク許可又はダウンリンク割当を示す場合、アクティブ化されたSCellに関連付けられた第1のSCellタイマ(例えば、sCellDeactivationTimer)を再開することができる。無線デバイスは、例えば、SCellが非アクティブ化されている場合、及びSCellに進行中のランダムアクセスプロシージャが存在する場合、SCell上で進行中のランダムアクセスプロシージャを中止することができる。
【0186】
基地局は、例えば、PCellでの帯域幅適応(BA)を可能にするために、アップリンク(UL)帯域部分(BWP)及び/又はダウンリンク(DL)BWPを用いて無線デバイスを構成することができる。基地局は、例えば、無線デバイスのためにキャリアアグリゲーションが設定されている場合、SCellでBAをイネーブルするために、少なくともDL BWP(例えば、ULにUL BWPが存在しない可能性がある)を用いて無線デバイスを更に設定し得る。PCellの場合、初期アクティブBWPは、初期アクセスに使用される第1のBWPであり得る。SCellの場合、第1のアクティブBWPは、SCellがアクティブ化されると、無線デバイスがSCell上で動作するように構成された第2のBWPであり得る。
【0187】
基地局及び/又は無線デバイスは、例えば、ペアのスペクトル(例えば、FDD)において、DL BWP及び/又はUL BWPを独立して切り替えることができる。基地局及び/又は無線デバイスは、例えば、ペアになっていないスペクトル(例えば、TDD)において、DL BWP及びUL BWPを同時に切り替え得る。
【0188】
基地局及び/又は無線デバイスは、例えば、DCI又はBWP非アクティビティタイマに基づいて、構成されたBWP間でBWPを切り替えることができる。基地局及び/又は無線デバイスは、例えば、BWP非アクティブタイマがサービングセルのために設定されているのであれば、サービングセルに関連付けられたBWP非アクティビティタイマの終了に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)、アクティブなBWPをデフォルトのBWPに切り替え得る。デフォルトBWPは、ネットワークによって(例えば、1つ以上のRRCメッセージを介して)構成されてもよい。
【0189】
各アップリンクキャリアの1つのUL BWP及び1つのDL BWPは、例えばBAで構成されている場合、FDDシステムの場合、アクティブサービングセルにおいて一度にアクティブであり得る。1つのDL/UL BWP対は、例えばTDDシステムの場合、アクティブサービングセルにおいて一度にアクティブであり得る。1つのUL BWP及び1つのDL BWP(又は1つのDL/ULペア)で動作することにより、無線デバイスのバッテリ消費効率を改善することができる。1つのアクティブUL BWP及び1つのアクティブDL BWP以外のBWP(例えば、無線デバイスのために構成され、及び/又は、無線デバイスが動作し得る)は、非アクティブ化されてもよい。無線デバイスは、非アクティブ化されたBWP上で/非アクティブ化されたBWPを介してPDCCHを監視せず、及び/又は、非アクティブ化されたBWP、PUCCH、PRACH、及び/又はUL-SCH上で/非アクティブ化されたBWPを介して送信/伝送しない場合があり得る。サービングセルは、最大で第1の数/量(例えば、4つ又は任意の他の数/量)のBWPで構成され得る。例えば、活性化されたサービングセルについて、任意の時点で1つのアクティブBWPが存在し得る。
【0190】
サービングセルのBWP切り替えを使用して、非アクティブBWPをアクティブ化し、及び/又はアクティブBWPを一度に非アクティブ化することができる。BWPの切り替えは、ダウンリンク割当及び/又はアップリンク許可を示すPDCCHによって制御され得る。BWPの切り替えは、BWP非アクティビティタイマ(例えば、bwp-InactivityTimer)によって制御されてもよい。BWPの切り替えは、例えば、ランダムアクセス手順の開始に基づいて(例えば、開始後又は開始に応じて)、基地局及び/又は無線デバイス(例えば、基地局及び/又は無線デバイスのMACエンティティ)によって制御されてもよい。BWPは、例えば、SpCellの追加又はSCellのアクティブ化後に、ダウンリンク割当又はアップリンク許可を示すPDCCHを受信することなく最初にアクティブであり得る。サービングセルのアクティブBWPは、RRCメッセージ及び/又はPDCCHによって示されてもよい。DL BWPは、UL BWPとペアリングされてもよく、BWPの切り替えは、例えば、ペアリングされていないスペクトルの場合、ULとDLの両方で共通であってもよい。
【0191】
図22は、BWP管理の一例を示す。BWP管理は、BWP切り替え(例えば、SCellのスイッチ)を含み得る。無線デバイスは、SCellのパラメータ及びSCellに関連付けられた1つ以上のBWP構成を含む1つ以上のRRCメッセージ2210を受信することができる。1つ以上のRRCメッセージ2210は、RRC接続再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration);RRC接続再確立メッセージ(例えば、RRCRestablishment);及び/又はRRC接続セットアップメッセージ(例えば、RRCSetup)、のうちの少なくとも1つを含み得る。1つ以上のBWPのうち、少なくとも1つのBWPが第1のアクティブBWP(例えば、
図22に示すBWP1)として構成され、1つのBWPがデフォルトBWP(例えば、
図22に示すBWP 0)として構成されてもよい。無線デバイスは、SCellを(例えば、第nスロット中に)アクティブ化するために、アクティブ化指示2220(例えば、コマンド、MAC CE)を受信し得る。無線デバイスは、SCell非アクティブ化タイマ(例えば、sCellDeactivationTimer)を開始し、SCellのCSI関連動作を開始し、及び/又はSCellの第1のアクティブBWPのCSI関連動作を開始することができる。無線デバイスは、例えば、SCellのアクティブ化に基づいて(例えば、アクティブ化後又はアクティブ化に応じて)、BWP1上の/BWP1を介したPDCCHの監視を開始することができる。
【0192】
無線デバイスは、例えば、BWP1におけるDL割当を示すDCI 2230を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、BWP非アクティビティタイマを(例えば、bwp-InactivityTimer)(例えば、m番目のスロット中に)開始又は再開し得る。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマが終了する(例えば、s番目のスロット中)場合、アクティブBWPとしてデフォルトBWP(例えば、BWP 0)に切り換わり得る。無線デバイスは、例えば、sCellDeactivationTimerが終了した場合、SCellを非アクティブ化し、及び/又はBWP非アクティビティタイマを停止することができる。
【0193】
BWP非アクティビティタイマを使用すると、例えば、無線デバイスが複数のセル及び/又は広い帯域幅(例えば、1GHz)を有する1つ以上のセルで構成されている場合、無線デバイスの電力消費を更に削減することができる。無線デバイスは、例えば、アクティブなBWPにアクティビティがない場合、PCell又はSCellで狭帯域幅BWP(例えば、5MHz)を介してのみ送信/伝送又は受信することができる。無線デバイスは、BWP非アクティブタイマの終了を判定し得る(例えば、s番目のスロット中)。無線デバイスは、例えば、BWP非アクティビティタイマの終了に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)、アクティブBWP(例えば、BWP1)をデフォルトBWP(例えば、BWP 0)に切り替えることができる。
【0194】
無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、BWPを用いて構成された、アクティブ化されたサービングセルのためのアクティブなBWPに、通常の動作を適用し得る。通常動作は、UL-SCH上で/UL-SCHを介して送信/伝送すること;RACH上で送信すること/RACHを介して送信すること;PDCCHを監視すること;PUCCHを送信/伝送すること;及び/又はDL-SCHの受信すること;及び/又はもしあれば、格納された構成に従って、構成許可(例えば、構成許可タイプ1)の保留中の構成されたアップリンク許可を(再)初期化すること、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0195】
無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、例えば、BWPを用いて構成されたアクティブ化された各サービングセルのために、非アクティブなBWPで/非アクティブなBWPを介して、1つ以上の動作を実行しない場合があり得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)によって実行されない1つ以上の動作は、UL-SCHで/を介して送信/伝送すること;RACH上で送信すること/RACHを介して送信すること;PDCCHを監視すること;PUCCHを送信/伝送すること;SRSを送信/伝送し、DL-SCHを受信すること;構成許可の任意の構成ダウンリンク割当及び/又は構成アップリンク許可をクリアすること(例えば、構成許可タイプ2);及び/又は構成許可の任意の構成アップリンク許可を保留すること(例えば、構成されたタイプ1)、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0196】
無線デバイスは、例えば、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)が、このサービングセルに関連付けられたランダムアクセス手順が進行中ではない時間において、サービングセルのBWP切換えのためのPDCCH送信を受信した場合、PDCCH送信(例えば、DCI、PDCCH順序など)によって示されるBWPへのBWP切換えを実行し得る。帯域部分インジケータフィールド値は、例えば、帯域部分インジケータフィールドがDCIフォーマット1_1で構成されている場合、DL受信のために、構成されたDL BWPセットからアクティブなDL BWPを示すことができる。帯域部分インジケータフィールド値は、例えば、帯域部分インジケータフィールドがDCIフォーマット0_1で構成されている場合、UL送信のために、構成されたUL BWPセットからアクティブなUL BWPを示すことができる。
【0197】
無線デバイスは、例えば、プライマリセル及び/又はセカンダリセルのために、上位層パラメータ(例えば、デフォルト-DL-BWP)によって、構成されたDL BWPのうちのデフォルトDL BWPを提供され得る。デフォルトDL BWPは、例えば、無線デバイスが上位層パラメータ(例えば、デフォルト-DL-BWP)によってデフォルトDL BWPを提供されない場合、初期アクティブDL BWPであり得る。
【0198】
無線デバイスは、上位層パラメータ(例えば、bwp-InactivityTimer)によって、プライマリセルのタイマ値を提供され得る。無線デバイスは、(動作している場合)構成されたタイマを、例えば、周波数範囲1については1ミリ秒の間隔毎に、周波数範囲2については0.5ミリ秒毎に、又は別の周波数範囲については任意の他の間隔毎にインクリメントし得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがペアのスペクトル動作のためのDCIフォーマット1_1を検出しない場合、又は無線デバイスが間隔中にペアのないスペクトル動作のためのDCIフォーマット1_1又はDCIフォーマット0_1を検出しない場合、構成されたタイマをインクリメントし得る。無線デバイスは、1つ以上のSCellを非アクティブ化するための非アクティブ化指示2240(例えば、コマンド、MAC CE)を受信することができる。無線デバイスは、例えば、非アクティブ化指示2240を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、BWP非アクティビティタイマを停止し、及び/又は1つ以上のSCellを非アクティブ化することができる。
【0199】
セカンダリセル上の無線デバイス手順は、例えば、無線デバイスが、構成されたDL BWPのうちのデフォルトDL BWPを示す上位層パラメータ(例えば、デフォルト-DL-BWP)を用いてセカンダリセルに対して構成され、かつ/又は無線デバイスが、タイマ値を示す上位層パラメータ(例えば、bwp-InactivityTimer)を用いて構成されている場合、プライマリセル上の無線デバイス手順と同じ又は同様であり得る。無線デバイスは、例えば、セカンダリセルのタイマ値及び/又はセカンダリセルのデフォルトDL BWPを使用して、同じ又は類似の手順を実行することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、上位層パラメータ(例えば、Active-BWP-DL-SCell)によって、第1のアクティブDL BWPと、上位層パラメータ(例えば、Active-BWP-UL-SCell)によって、セカンダリセル又はキャリア上の第1のアクティブUL BWPとで構成されている場合、セカンダリセル上の指示されたDL BWP及び指示されたUL BWPを、セカンダリセル又はキャリア上のそれぞれの第1のアクティブDL BWP及び第1のアクティブUL BWPとして使用することができる。
【0200】
図23は、セルの構成パラメータを備える例示的なメッセージを示す。メッセージは、RRCメッセージを含み得る。メッセージは、サービングセル構成情報要素を備え得る。構成パラメータは、TDD構成パラメータ(例えば、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated、TDD-UL-DL-ConfigDedicated)、初期BWP ID、複数のDL BWP、複数のUL BWP、第1のアクティブBWP、BWP非アクティブタイマ、SCell非アクティビティタイマ、及び/又はクロスキャリアスケジューリング構成情報要素(例えば、CrossCarrierSchedulingConfig)のうちの少なくとも1つを含み得る。メッセージは、ServingCellConfig情報要素及び/又はCrossCarrierSchedulingConfig情報要素を決定するための1つ以上のアルゴリズム(例えば、コンピュータコード又はサブルーチン)を含むことができる。情報要素ServingCellConfig(例えば、ServingCellConfigIE)は、サービングセルを有する無線デバイスを構成(例えば、追加又は修正)するために使用され得る。サービングセルは、MCG又はSCGのSpCell及び/又はSCellであってもよい。構成パラメータは、無線デバイスに固有であり得るか、及び/又は、セルに固有であり得る。PUCCHとPUCCHless SCellとの間の再構成は、例えば、SCell release及びaddを使用してサポートされ得る。例えば、セルでクロスキャリアスケジューリングが使用される場合、情報要素CrossCarrierSchedulingConfigを使用して構成パラメータを指定することができる。構成パラメータは、第1のセルの1つ以上のPDCCH構成パラメータ及び/又は第2のセルの1つ以上のPDCCH構成パラメータを含み得る。PDCCH構成パラメータは、制御リソースセット、(SearchSpace IEにおいて構成された)探索空間、ダウンリンクプリエンプション指示、PUSCH電力制御パラメータ、PUCCH電力制御パラメータ、及び/又はSRS電力制御パラメータのうちの1つ以上を備え得る。
【0201】
図24は、探索空間のための構成パラメータを備えるメッセージの例を示す。メッセージは、RRCメッセージを含み得る。探索空間情報要素(例えば、SearchSpace IE)は、PDCCH候補を探索する方法及び/又は場所を定義/指示し得る。各探索空間は、少なくとも1つのControlResourceSetに関連付けられ得る。nrofCandidatesを除く、クロスキャリアスケジューリングを使用するスケジューリングされたセルの場合、
図24に示す任意選択のフィールドは存在しなくてもよい。探索空間の1つ以上の探索空間構成パラメータは、探索空間ID(searchSpaceId)、制御リソースセットID(controlResourceSetId)、監視スロット周期性及びオフセットパラメータ(monitoringSlotPeriodicityAndOffset)、探索空間持続時間値(duration)、監視シンボル指示(monitoringSymbolsWithinSlot)、アグリゲーションレベル2445の候補の数/量(nrofCandidates)、及び/又は共通SSタイプ若しくは無線デバイス固有(例えば、UE固有)SSタイプ(searchSpaceType)を示すSSタイプのうちの少なくとも1つを含み得る。監視スロット周期性及びオフセットパラメータは、PDCCH監視のためのスロット(例えば、無線フレームにおいて)及び/又はスロットオフセットを(例えば、無線フレームの開始に関連して)示すことができる。監視シンボル指示は、無線デバイスがSS上でPDCCHを監視し得るスロットのシンボルを示し得る。制御リソースセットIDは、SSが位置することができる制御リソースセットを識別/示すことができる。searchSpaceId 2420は、探索空間(例えば、監視する無線デバイスのためのPDCCH候補のセット)を識別/示すことができる。各探索空間は、1つ以上のアグリゲーションレベルでデコーディングすべき候補の数/量を決定し得る異なるアグリゲーションレベルにおける制御要素のセットを備え得る。条件SearchSpaceIdが0に等しい場合、PBCH(MIB)又はServingCellConfigCommonを介して構成され得る及びSearchSpace IEで使用され得ないsearchSpaceZeroを識別/示すことができる。searchSpaceIdは、サービングセルのBWP間で固有であり得る。スケジューリングされたセル及びスケジューリングセル(例えば、クロスキャリアスケジューリングのために)内の同じsearchSpaceIdを有する探索空間は、互いにリンクされてもよい。無線デバイスは、例えば、リンクされた探索空間がスケジューリングセル及びスケジュールされたセルの両方で構成されているDL BWPがアクティブである場合、スケジュールされたセルに探索空間を適用することができる。
【0202】
図25は、制御リソースセット(CORESET)の構成パラメータを含むメッセージの一例を示す。このメッセージは、RRCメッセージを備え得る。基地局は、無線デバイスへ、CORESETの1つ以上の構成パラメータを送信/伝送し得る。情報要素ControlResourceSetを使用して、DCIを探索する時間/周波数CORESETを構成することができる。構成パラメータは、CORESETを識別/示すCORESET ID、周波数リソース指示、CORESETのシンボルの数/量を示す持続時間パラメータ、CCE-REGマッピングタイプインジケータ(
図25には示されない)、複数のTCI状態(例えば、tci-StatesPDCCH-ToAddList)、TCIがDCI内に存在するかどうかを示すインジケータ(例えば、tci-PresentinDCI)などのうちの少なくとも1つを含むことができる。controlResourceSetId値0は、MIB及び/又はServingCellConfigCommon(controlResourceSetZero)に構成された共通CORESETを識別/示すことができる。maxNrofControlResourceSets-1を通じた値は、専用シグナリング及び/又はSB 1で構成されたCORESETを識別/示すことができる。controlResourceSetIdは、サービングセルのBWP間で固有であり得る。ビット数/ビット量(例えば、45ビット又は任意の他のビット数)を含む周波数リソース指示は、周波数領域リソースを示すことができる。指示マットの各ビットは、例えば、グループ化がセル(例えば、SpCell、SCell)のBWP内の第1のRBグループから始まる状態で、6 RBのグループ(及び/又は任意の他の数のRB)に対応する。第1の(例えば、最左/最上位)ビットは、BWP内の第1のRBグループなどに対応し得る。1に設定されたビットは、そのビットに対応するRBグループがCORESETの周波数領域リソースに属することを示し得る。CORESETが構成されるBWPに完全に含まれていないRBのグループに対応するビットは、0に設定され得る。持続時間パラメータは、層1パラメータCORESET-持続時間に対応してもよく、及び/又は1からmaxCoReSetDurationに及ぶ整数範囲を使用してCORESETのシンボルの数/量で連続した持続時間を定義/示すことができる。CCE-REGマッピングタイプインジケータは、制御チャネル要素(CCE)からリソース要素グループ(REG)へのマッピング方法の選択を提供し得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数/量(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを備え得る。リソース要素に対するコーディング及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCEからREGへのマッピング)に基づくことができる。tci-StatesPDCCH-ToAddListパラメータは、ControlResourceSetが属するサービングセル及び/又はDL BWPに対応するBWP-DownlinkDedicatedに含まれ得る、pdsch-Configで定義/指示されるTCI状態のサブセットを含み得る。TCI状態のサブセットは、1つのRSセット(例えば、TCI-State)におけるDL参照信号(RS)とPDCCH DMRSポートとの間のQCL関係を提供するために使用され得る。ネットワークは、maxNrofTCI-StatesPDCCHエントリを(例えば、最大で)構成することができる。tci-PresentinDCIパラメータは、TCIフィールドがDL関連DCIに存在するか否かを示すことができる。このフィールドが存在しない場合、無線デバイスは、TCIが存在しない/ディセーブルされていると考慮/判定し得る。ネットワークは、スケジューリングセルにおけるクロスキャリアスケジューリングに使用されるControlResourceSetに対してTCIフィールドを有効に設定することができる(例えば、クロスキャリアスケジューリングが使用される場合)。
【0203】
無線デバイスは、PDCCH候補のセットを監視し得る。PDCCH候補のセットは、PDCCH探索空間セットに関して定義され得る。探索空間セットは、CSSセット及び/又はUSSセットを含み得る。無線デバイスは、以下の探索空間セット、すなわち、タイプ0-PDCCH CSSセット、タイプ0A-PDCCH CSSセット、タイプ1-PDCCH CSSセット、タイプ2-PDCCH CSSセット、タイプ3-PDCCH CSSセット、USSセット、及び/又は任意の他のタイプのCSSセット及び/又はUSSセットのうちの1つ以上のPDCCH候補を監視し得る。タイプ0-PDCCH CSSセットは、例えば、MCGのプライマリセル上のSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットのために、MIB内のpdcch-ConfigSIB1によって、及び/又はPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceSIB1によって、及び/又はPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceZeroによって構成され得る。タイプ0A-PDCCH CSSセットは、例えば、MCGのプライマリセル上のSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットの場合、PDCCH-ConfigCommon内のserchSpaceOtherSystemInformationによって構成され得る。タイプ1-PDCCH CSSセットは、例えば、プライマリセル上のRA-RNTI又はTC-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットの場合、PDCCH-ConfigCommon内のra-SearchSpaceによって構成され得る。タイプ2-PDCCH CSSセットは、例えば、MCGのプライマリセル上のP-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットの場合、PDCCH-ConfigCommon内のpagingSearchSpaceによって構成され得る。タイプ3-PDCCH CSSセットは、例えば、INT-RNTI、SFI-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、及び/又はTPC-SRS-RNTI(例えば、プライマリセルに対してのみ、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又はCS-RNTI)によってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットの場合、searchSpaceType=commonでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成され得る。USSセットは、例えば、C-RNTI、MCS-C-RNTI、SP-CSI-RNTI、又はCS-RNTI(複数可)によってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットの場合、searchSpaceType=ue-SpecificでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成され得る。
【0204】
無線デバイスは、PDCCHモニタリング機会を決定し得る。無線デバイスは、例えば、アクティブなDL BWPにおいて、PDCCH監視機会を決定し得る。無線デバイスは、スロット内のPDCCH監視周期、PDCCH監視オフセット、及び/又はPDCCH監視パターンを含む1つ以上のPDCCH構成パラメータに基づいてPDCCH監視機会を決定し得る。探索空間セット(SS s)の場合、無線デバイスは、例えば、
【0205】
【数1】
であれば、番号n
fのフレームにおける番号
【0206】
【数2】
のスロットに、PDCCHモニタリング機会が存在すると判定し得る。
【0207】
【数3】
は、ヌメロロジーμが構成されている場合、フレーム内のスロットの数/量を示すことができる。o
sは、例えば、PDCCH構成パラメータに示されるスロットオフセットを示すことができる。k
sは、例えばPDCCH構成パラメータに示されるPDCCH監視周期性を示すことができる。無線デバイスは、スロット
【0208】
【数4】
から始まるT
s個の連続するスロットのための探索空間セットのPDCCH候補を監視し、次のk
s-T
s個の連続するスロットのための探索空間セットsのPDCCH候補を監視しない場合があり得る。CCEアグリゲーションレベルL∈{1,2,4,8,16}におけるUSSは、CCEアグリゲーションレベルLのPDCCH候補のセットによって定義され得る。
【0209】
無線デバイスは、CCEインデックスを決定し得る。無線デバイスは、CORESETpに関連付けられた探索空間セットsについて、キャリア指示フィールド値nCIに対応するサービングセルのアクティブなDL BWPに関するスロット
【0210】
【0211】
【数6】
に対応するアグリゲーションレベルLにおけるCCEインデックスを、
【0212】
【数7】
として決定してもよく、
ここで、任意のCSSについて
【0213】
【0214】
【0215】
【数10】
p mod 3=0に関して、A
p=39827、p mod 3=1に関して、A
p=39829、p mod 3=2に関して、A
p=39839、及びD=65537;i=0,・・・、L-1;N
CCE,pは、CORESETpにおける0からN
CCE,p-1まで番号付けされたCCEの数/量を示し得る;n
CIは、例えば、無線デバイスが、PDCCHが監視されているサービングセルのためのCrossCarrierSchedulingConfigによってキャリアインジケータフィールドで構成されている場合、キャリアインジケータフィールド値を示すことができる。そうでない場合、任意のCSSについて、n
CI=0を含み;
【0216】
【0217】
【数12】
は、無線デバイスが、n
CIに対応するサービングセルのための探索空間セットsのアグリゲーションレベルLを監視するように構成され得るPDCCH候補の数/量であり;任意のCSSについて、
【0218】
【0219】
【数14】
は、探索空間セットsのCCEアグリゲーションレベルLについて全ての構成されたn
CI値にわたって
【0220】
【数15】
の最大値を示すことができ、;及び/又はn
RNTIに使用されるRNTI値はC-RNTIを示すことができる。
【0221】
無線デバイスは、1つ以上の構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。構成パラメータは、複数の探索空間(SS)を含む探索空間セットのためのものであり得る。無線デバイスは、いくつかのDCIメッセージのうちの1つを検出するために、1つ以上のCORESETにおけるPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従ってPDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補をデコーディングすることを含むことができる。監視は、可能な(及び/又は構成された)PDCCHロケーション、可能な(及び/又は構成された)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数/量、共通SS内のPDCCH候補の数/量、及び/又はUE固有のSS内のPDCCH候補の数/量)、及び/又は可能な(及び/又は構成された)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCIコンテンツをデコーディングすることを含むことができる。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。
【0222】
図26は、複数の送受信ポイント(TRP)及び/又は複数のパネルを使用する無線通信の一例を示す。本明細書で使用される場合、TRPは、任意の送信機/受信機デバイスを指すことができる(例えば、基地局及び/又は任意の他の演算デバイスにおいて)。本明細書で使用される場合、パネル及び/又はアンテナパネルは、任意の送信機/受信機デバイスを指すことができる(例えば、無線デバイス及び/又は任意の他の演算デバイスにおいて)。基地局2610は、複数のTRP(例えば、TRP1 2615及びTRP2
2620)を備え得る。TRP1は、第1のCORESETプールインデックスによって識別されてもよく、TRP2は、第2のCORESETプールインデックスによって識別されてもよい。無線デバイス2625は、2つ以上のパネル(例えば、パネル1 2630及びパネル2 2635)を装備し得る。複数のTRP及び/又は複数のパネルによる送信及び受信は、高周波(例えば、6GHz超)における無線通信のためのシステムスループット及び/又は送信ロバスト性を改善することができる。
図26に示すように、基地局2610は、複数のTRP2615及び2620を備えてもよい。基地局2610は、セル(又はセルのBWP)上の複数のCORESETの構成パラメータを含むTRP1
2615又はTRP2 2620 RRCメッセージを介して無線デバイス2625に送信/伝送することができる。複数のパネル(例えば、パネル1 2630及びパネル2
2635)を有する無線デバイス2625は、TRP1への近接2640及びTRP2への近接2645内に存在する。複数のCORESETのそれぞれは、CORESETインデックスで識別され、CORESETプール(又はグループ)インデックスに関連付けられ(又は構成され)得る。同じCORESETプールインデックスを有する複数のCORESETのうちの1つ以上のCORESETは、CORESET上で受信されたDCIが基地局2610の複数のTRPのうちの同じTRPから送信/伝送されることを示すことができる。無線デバイス2625は、TCI指示(例えば、DCI)と、DCIのCORESETに関連付けられたCORESETプールインデックスとに基づいて、PDCCH/PDSCHのための受信光線(又は空間領域フィルタ)を決定し得る。
【0223】
基地局の複数のTRPのTRPは、TRP識別子(ID)、セルインデックス、及び/又は参照信号インデックスのうちの少なくとも1つによって識別/指示され得る。TRPのTRP IDは、制御リソースセット上で基地局からDCIが送信/伝送される制御リソースセットグループの制御リソースセットグループ(及び/又はプール)インデックス(例えば、CORESETPoolIndex)を含み得る。TRPのTRP IDは、DCIに示されるTRPインデックスを含み得る。TRPのTRP IDは、TCI状態グループのTCI状態グループインデックスを含み得る。TCI状態グループは、無線デバイスがダウンリンクTBを受信する、及び/又は基地局がダウンリンクTBを送信/伝送する少なくとも1つのTCI状態を含み得る。
【0224】
無線デバイスは、時間領域及び周波数領域において、完全に/部分的に/オーバーラップしていないPDSCHをスケジューリングする1つ以上のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、第1のCORESETプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)値及び/又は第2のCORESETプールインデックスを(例えば、ControlResourceSet IEにおいて)備える1つ以上のRRCメッセージ(例えば、PDCCH-Config IE)を受信し得る。無線デバイスは、例えば、2つのPDSCHをスケジュールするPDCCHが、CORESETプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)の異なる値を備える異なる制御リソースセット(例えば、ControlResourceSet)に関連付けられている場合、時間領域において、フル/部分的にオーバーラップしたPDSCHの受信を判定し得る。
【0225】
無線デバイスは、制御リソースセット(例えば、ControlResourceSet)が、コリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)をレーシングすることなく/レーシングすることなく、制御リソースセット(例えば、ControlResourceSet)の0(又は任意の他の値)としてのコリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)を割当られていると判定するように構成され得る。PDSCH送信を受信するためのスケジューリング情報は、例えば、無線デバイスが時間領域及び周波数領域においてフル/部分的/非オーバーラップPDSCHでスケジュールされている場合、対応するPDCCHによって指示及び/又は搬送され得る。無線デバイスは、同じアクティブなBWP及び同じSCSでスケジュールされることが期待され得る。例えば、無線デバイスが、時間及び周波数領域において、完全に/部分的にオーバーラップしたPDSCHでスケジュールされる場合、無線デバイスは、複数のコードワード(例えば、2つ、又は最大数2などの任意の他の数)で同時にスケジュールされ得る。
【0226】
無線デバイスは、例えば、2つのPDSCHをスケジュールするPDCCH送信が、コリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)の異なる値を有する異なる制御リソースセット(例えば、ControlResourceSet)に関連付けられている場合、以下の動作のうちの1つ以上を実行することを許可され得る。例えば、所定のスケジュールされたセル内の任意の2つのHARQプロセスIDについて、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、シンボルiで終了するコリセットプールインデックス(例えば、CORESETpoolIndex)の値に関連付けられたPDCCH送信によってシンボルjで開始する第1のPDSCH送信の受信を開始するようにスケジュールされる場合、シンボルiよりも遅く終了するコリセットプールインデックス(例えば、CORESETpoolIndex)の異なる値に関連付けられたPDCCH送信を用いて、第1のPDSCH送信の終了よりも早く開始するPDSCH送信を受信するようにスケジュールされ得る。無線デバイスは、スロットiで、対応するHARQ-ACKがスロットjで送信/伝送されるように割当られた第1のPDSCH送信と、スロットjの前のスロットで送信/伝送されるように割当られた対応するHARQ-ACKが割当られた第1のPDSCH送信よりも遅く開始する、第1のPDSCH送信とは異なるコリセットプールインデックス(例えば、CORESETpoolIndex)の値に関連付けられた第2のPDSCH送信とを受信(例えば、所定のスケジュールされたセルにおいて)し得る。
【0227】
上位層パラメータ(例えば、PDCCH-Config)によって構成された無線デバイスは、例えば、TCI指示(例えば、tci-PresentInDCI)がイネーブルされている(例えば、tci-PresentInDCIは「有効」に設定される)場合、及び/又はTCI指示(例えば、tci-PresentInDCI)がRRC接続モードで構成されていない場合、制御リソースセット(例えば、ControlResourceSet)内のコリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)の2つの異なる値を含み得る。無線デバイスが、サービングセルのコリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)の値に関連付けられたPDSCHのDM-RSポートがQCLパラメータに関してRSと擬似的に同じ場所にあると仮定/判断し得る場合、例えば、DL DCIの受信と対応するPDSCH送信との間のオフセットが閾値(例えば、timeDurationForQCL未満である場合。QCLパラメータは、CORESETの中で最も低いCORESET-IDを有する監視されている探索空間に関連付けられたCORESETのPDCCH擬似コロケーション指示のために使用され得る。CORESETは、PDSCHが送信するPDCCH送信スケジューリングと同じ値のコリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)で構成される。PDCCH送信は、サービングセルのアクティブBWP内のPDSCH送信が無線デバイスによって監視されるPDCCH送信スケジューリングと同じ値のコリセットプールインデックス(例えば、CORESETPoolIndex)に関連付けられた1つ以上のCORESETが最新のスロットでPDSCH送信をスケジューリングする。DL DCIの受信と対応するPDSCH送信との間のオフセットは、閾値(例えば、timeDurationForQCL)未満であってもよく、スケジュールされたPDSCHのサービングセルについての少なくとも1つの構成されたTCI状態は、QCLタイプ(例えば、’QCL-TypeD)を含み得る。無線デバイスは、例えば、少なくとも1つのTCIコードポイントが2つのTCI状態を示す場合、サービングセルのPDSCHのDM-RSポートが、TCI状態に関連付けられたQCLパラメータに関してRSと擬似的に同じ場所にあると判定するように構成され得る。TCI状態は、2つの異なるTCI状態を含むTCIコードポイントのうちの最も低いコードポイントに対応し得る。
【0228】
無線デバイス(例えば、複数のパネルで構成されている場合)は、基地局の複数のTRPのうちの1つから送信/伝送されたダウンリンク信号/チャネルを受信するために、複数のパネルのうちの少なくとも1つをアクティブ化する(又は選択する)ことを決定することができる。複数のパネルのうちの少なくとも1つのアクティブ化/選択は、アクティブ化/選択を示すダウンリンクシグナリングの受信に基づくことができる。アクティブ化/選択は、基地局から送信/伝送された1つ以上の参照信号のダウンリンクチャネル品質の測定に基づいて実行され得る(例えば、自動的に実行され得る)。無線デバイスは、複数のパネルのパネルから基地局の複数のTRPのうちの1つに送信/伝送するために空間領域フィルタを適用することができる。パネル及び/又は空間領域フィルタは、DCIのUL TCI指示、DCI内のパネルID、DCIのSRI指示、DCIを受信するためのCORESETのCORESETプールインデックスなどのうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。
【0229】
無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、アップリンク許可を示すDCIを受信した場合、パネル及び/又はパネル上の送信光線(及び/又は空間領域送信フィルタ)を決定し得る。パネルは、DCIに含まれるパネルIDによって示され得る(例えば、明示的に示され得る)。パネルは、SRSID(及び/又はSRSグループ/プールインデックス)、アップリンク送信のためのULTCIのULTCIプールインデックス、及び/又はDCIを受信するためのCORESETのCORESETプールインデックスによって示され得る(例えば、暗黙的に示される)。
【0230】
無線デバイスは、基地局と通信するために、複数のパネルのうちの少なくとも1つを使用し得る。無線デバイスは、例えば、(例えば、6GHz超、又は任意の他の周波数/周波数)高い周波数/周波数範囲を使用する場合、複数のパネルのうちの少なくとも1つを使用し得る。無線デバイスは、適用可能なRF曝露要件に準拠することを要求され得る。RF曝露要件は、周波数及び/又は周波数範囲に関連する1つ以上の最大許容曝露(MPE)パラメータを含むことができる。周波数/周波数範囲に関連する1つ以上のMPEパラメータは、V/mの単位の最大(又は許容される)電界強度値(E)、A/mの単位の最大(又は許容される)磁界強度値(H)、mW/cm2の単位の最大(又は許容される)電力密度値(S)、及び/又は分の単位の平均時間値を含むことができる。1つ以上のMPEパラメータには、任意の他の変数、及び任意の他の測定単位を使用することができる。RF曝露要件は、68/f1.05分にわたって平均化された許容電力密度として定義/示され、fは、GHz単位のキャリア周波数の値(例えば、FR2の周波数)である。平均化期間は、28GHzでは約2分、及び/又は39GHzでは約1.45分であり得る。任意の平均化期間を使用することができる。任意の許容される電力密度平均は、任意の持続時間にわたって、及び/又は任意の搬送周波数で使用されてもよい。
【0231】
図27Aは、複数のTRP及び/又は複数のパネル(例えば、アンテナ、アンテナパネルなど)を使用する無線通信の一例を示す。1つ以上のデバイス(例えば、TRP及び/又はパネルを使用する)は、アップリンクカバレッジロス及び/又は最大電力曝露(MPE)関連問題を検出するように構成され得る。無線通信システム2700は、少なくとも1つの基地局2710、1つ以上のTRP(例えば、TRP1 2715及びTRP2 2720)、及び/又は少なくとも1つの無線デバイス2725を備えてもよい。無線デバイス2725は、(例えば、パネル1 2730及びパネル2 2735)1つ以上のパネルを備え得る。無線デバイスは、無線デバイス2725の第1のパネル2730(例えば、パネル1)に近接して(例えば、閾値距離内及び/又は送信/受信のための光線のパス内)人体(又は柔らかい物体、生きている生物など)2740が存在し得ることを判定/検出/検知し得る。無線は、無線デバイス2725の第2のパネル2735(例えば、パネル2)に近接して(例えば、閾値距離内及び/又は送信/受信のための光線のパス内)人体2740が存在しないことを判定/検出/感知し得る(及び/又は、人体の存在を判定/検出/感知しない)。無線デバイス2725は、(例えば、無線デバイス2725にインストールされ得る)1つ以上のセンサを用いて、人体の近接を判定/検出/検知し得る。無線デバイス2725は、例えば、別の無線デバイス又は基地局(例えば、基地局2710)の1つ以上の指示に基づいて、人体2740の近接を判定/検出/検知し得る。無線デバイス2725は、例えば、動作周波数/周波数における1つ以上のMPEパラメータに基づく1つ以上のRF曝露要件に準拠するために、第1のパネル2730を介した送信電力(例えば、最大送信電力)を(例えば、自動的に、又は1つ以上の条件に基づいて)低減し得る。送信電力(例えば、最大送信電力)を低減することは、アップリンクカバレッジロスをもたらし得る。例えば、無線デバイス2725が、基地局2710のカバレッジ領域(例えば、セル縁部又はその付近)の端部又はその近傍に位置している場合、アップリンクカバレッジロス損失は、特に望ましくない場合があり得る。無線デバイス2725は、(例えば、RF曝露要件に適合するために、第1のパネル2730を介した送信電力(例えば、最大送信電力)を低減する代わりに)基地局2710へアップリンク信号/チャネルを送信/伝送するために、第2のパネル2735(例えば、パネル2)を使用し得る。無線デバイス2725は、例えば、第2のパネル2735が人体2740に近接していないのであれば、第2のパネル2735を使用し得る。第2のパネル2735を介した送信は、1つ以上のRF曝露要件を遵守するための送信電力制限を緩和し(例えば、送信電力制限の要件を減らし)てもよい。例えば、第2のパネル2735を使用することにより、無線デバイス2725は、(例えば、最大送信電力を使用することによって)送信電力を低下させることなく、(例えば、TRP2 2720を介して)基地局2710へメッセージを送信/伝送することができてもよい。無線デバイス2725は、第1アクティブパネル(例えば、パネル1 2730)に近接する物体(例えば、人体)が検出されたこと、及び/又は、第2のパネル(例えば、パネル2 2735)に近接する物体(例えば、人体)が検出されないことを示してもよい(例えば、基地局2710へ)。無線デバイス2725は、例えば、1つ以上のRF曝露要件に準拠した結果としてのアップリンクカバレッジロスを回避するために、1つ以上のオブジェクトが、1つ以上のパネル(例えば、アクティブパネル、非アクティブパネルなどである)に近接していることを示し得る。基地局2710は、例えば、第1のパネル(例えば、パネル1 2730)から第2のパネル(例えば、パネル2 2735)へのアクティブパネル切り替えを指示するメッセージ/コマンドを送信/伝送してもよい。基地局2710は、例えば、無線デバイス2725(例えば、1つ以上のオブジェクトが無線デバイス2725に関連付けられた1つ以上のパネルに近接していることを示す)からの1つ以上の指示を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、メッセージ/コマンドを送信/伝送し得る。
【0232】
無線デバイスは、近接検出に基づくRF曝露要件に準拠することによって、基地局へ信号又はチャネルを送信/伝送するための最大出力電力を自動的に低減し得る。RF曝露要件に従うことによる最大出力電力低減量は、送信電力の最大低減量(P-MPR)と称され得る。無線デバイスは、様々な例のために、サービングセルcのキャリアfのためにP-MPRf,cを適用し得る。例えば、無線デバイスは、サービングセルcのキャリアfのためのP-MPR P-MPRf,cを適用して、適用可能な電磁電力密度曝露要件への適合を保証すること(及び/又は、その可能性を高めること)を支援し、及び/又は、例えば、複数のRAT(例えば、1つ以上の3GPP RAN仕様の範囲内であってもなくてもよい条件の場合)における同時送信に基づいて、不要な放射及び/又は自己防衛要件に対処し得る。無線デバイスは、サービングセルcのキャリアfのためにP-MPR P-MPRf,cを適用して、例えば、より低い最大出力電力を必要とし得る要件に対処するために使用されている近接検出に基づいて、適用可能な電磁電力密度曝露要件への準拠を保証する(及び/又はその可能性を高める)ことを支援し得る。P-MPRf,cは、例えば、無線デバイス適合性試験のために、0dBであり得る。
【0233】
無線デバイスは、変調順序に起因して出力電力(例えば、最大出力電力)を低減し得る。無線デバイスは、帯域幅コンフィギュレーション、波形タイプ、及び/又は、1つ以上の割当(例えば、狭い割当)を送信/伝送し得る。変調順序、帯域幅、及び/又は波形タイプなどを実施することによる出力電力低減(例えば、最大出力電力低減)の量は、最大電力低減(MPR)と呼ぶことができる。上記の例では、MPRの原因は、P-MPRの原因とは異なっていてもよい。
【0234】
無線デバイスは、1つ以上の(例えば、更なる)エミッション要件を用いて基地局によってシグナルされ得る。各排出要件(及び/又は各追加排出要件)は、固有のネットワークシグナリング(NS)値に関連付けられ得る。NS値は、適用可能な動作帯域の周波数帯域(例えば、NR周波数帯域番号又は任意の他の周波数帯域指示)によってシグナリング(例えば、RRCシグナリング)で示され得る。NS値は、フィールドに(例えば、additionalSpectrumEmissionフィールドに示される関連値として)示されてもよい。無線デバイスは、例えば、1つ以上の要件(例えば、各排出要件)を満たすために、電力を低減し得る。この低減された電力は、許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)と称され得る。
【0235】
無線デバイスは、サービングセル(例えば、サービングセルc)のキャリア(例えば、キャリアf)の最大出力電力(例えば、PCMAX,f,c)を設定し得る。無線デバイスは、例えば、P-MPR、MPR、A-MPR、無線デバイスの電力クラスの電力値、及び/又は無線デバイスの最大実効等方放射電力(EIRPmax)のうちの1つ以上に基づいて最大出力電力を構成することができる。PCMAX,f,cは、上位層フィルタリングされたRSRP測定の基準点に対応する所定の送信機ブランチの基準点に利用可能な出力電力として定義され得る。無線デバイスは、対応する測定されたピークEIRP PUMAX,f,cが以下の境界内にあるように、サービングセル(例えば、サービングセルc)のキャリア(例えば、キャリアf)の最大出力電力(例えば、PCMAX,f,c)を設定し得る。
P電力クラス-MAX(MAX(MPRf,c,A-MPRf,c)+ΔMBP,n,P-MPRf,c)-
MAX{T(MAX(MPRf,c,A-MPRf,c)),T(PMPRf,c)}≦PUMAX,f,c≦EIRPmaxである。
対応する測定総放射電力(例えば、PTMAX,f,c)は、PTMAX、f、c≦TRPmaxによって制限されてもよい。変数P電力クラスは、無線デバイスの電力クラスに対応する電力値を示し得る。EIRPmaxは、適用可能な最大EIRPを示すことができる。MPRf,cは、セルc上の周波数fに関連する変調順序、帯域幅、及び/又は波形タイプに適用可能なMPRを示すことができる。A-MPRf,cは、基地局によって示された許容可能な送信電力の最大低減量を示し得る。ΔMBP,nは、ピークEIRP緩和を示し得る。TRPmaxは、無線デバイスの電力クラスの最大総放射電力を示すことができる。
【0236】
無線デバイスは、電磁電力密度曝露要件を容易にするために、能力パラメータ(例えば、UEのためのmaxUplinkDutyCycle-FR2)を示す1つ以上のRRCメッセージを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、電力低減指示(例えば、MPR、A-MPR及び/又はP-MPR)に加えて、能力パラメータを示す1つ以上のメッセージを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスの能力パラメータフィールド(例えば、maxUplinkDutyCycle-FR2)が存在する場合、及び/又は、ある持続時間(例えば、任意の1秒の評価期間内)内に送信/伝送されたアップリンクシンボルの割合が閾値(例えば、maxUplinkDutyCycle-FR2)より大きい場合、アップリンクスケジューリングに従い、及び/又は、P-MPRf,cを適用し得る。例えば、無線デバイスの能力パラメータ(例えば、maxUplinkDutyCycle-FR2)のためのフィールドが存在しない場合、電力密度をスケールダウンすることによって、及び/又は、その他の動作によって、電磁電力密度曝露要件の遵守が保証され得る。
【0237】
無線通信は、送信及び/又は受信のために1つ以上のデバイスを使用し得る。例えば、無線デバイスは、無線通信の送信及び/又は受信のために、1つ以上のアンテナパネル及び/又はその他任意のデバイスを使用し得る。基地局は、無線通信の送信及び/又は受信のために1つ以上のTRP及び/又は任意の他のデバイスを使用することができる。送信/受信のためのデバイスの数を増やすこと、送信/受信される無線通信の量を増やすこと、及び/又は、送信/受信のための電力量(及び/又は、使用される光線量)を増やすことは、無線周波数(RF)電磁場への潜在的に有害な及び/又は望ましくない曝露のリスクを高め得る。例えば、潜在的に有害及び/又は望ましくないRF電磁場への曝露の量/可能性を低減するために、無線通信デバイスに対して1つ以上の安全措置が実施及び/又は必要とされ得る。最大電力曝露(MPE)及び/又は曝露に関する任意の他の制限が、実施及び/又は要求されてもよい(例えば、連邦通信委員会(FCC)及び/又は任意の他の規制機関若しくは標準化機関)。そのような曝露制限及び/又は制限は、周波数範囲(例えば、MHz、GHzなどである)、電界強度(例えば、V/m単位)、磁界強度(例えば、A/m単位)、電力密度(例えば、mW/cm2などのmW/面積)、及び/又は無線送信の任意の組み合わせのうちの1つ以上に基づくことができる。例えば、MPE要件は、ある持続時間にわたる人間(及び/又は任意の他の生物)へのミリ波(mmWave)放射線曝露の量に基づくことができる。例えば、そうでなければMPE要件/制限(例えば、MPEを超える可能性のあるレベルの光線を介して無線信号を送信する無線デバイス上のアンテナパネル)を超える可能性がある送信機/受信機に人間が近接している(例えば、閾値範囲内)場合、送信電力を低減する必要があり得る。
【0238】
図27Bは、曝露に基づく電力低減の一例を示す。無線デバイス(及び/又は基地局、IoTデバイス、コアネットワークデバイスなどの任意の他のデバイス)は、MPE(又はその他の曝露要件/限界)が識別されない送信のための最大送信電力2701(例えば、最大UE Tx電力)を有し得る。この最大送信電力は、P
CMAX及び/又は最大送信電力(例えば、最大許容送信電力)の任意の他の指示に対応し得る。無線デバイス送信電力は、2701B(例えば、UE Tx電力)として示される第1のメッセージ(例えば、データ送信)に割当られた電力と、2701Aとして示される残余/残余電力(例えば、無線デバイスの最大送信電力と、アップリンク送信のための推定電力との間の差)とを含み得る。無線デバイスは、1つ以上のMPEインスタンスを決定することができ、これは、例えば、1つ以上のMPEインスタンスに起因する最大電力低減(MPR)2702のような、送信電力の低減の要件をもたらし得る。MPR 2702は、第1レベル2702A(例えば、最大送信電力2701又はその付近)から第2レベル2702Bへの送信電力の低減を含み得る。残留(又は残留)電力2711A(例えば、低減された最大送信電力2702Bとアップリンク送信のための推定電力との間の差)2711Bは、MPE検出に起因して低減され得る。無線デバイスは、MPE指示に基づいて、例えば、MPEが識別/示されない送信のための最大送信電力2711よりも小さくなり得る最大送信電力2701(例えば、最大UE Tx電力)まで、送信電力をMPR 2702の量だけ低減することを要求され得る。曝露指示に基づく電力低減、及び/又は、曝露に関する報告は、無線デバイス(及び/又は基地局、IoTデバイス、コアネットワークデバイスなどの任意の他のデバイス)のパフォーマンスを低下させ得る。例えば、電力低減に基づいて、1つ以上のメッセージが正常に送信/受信されない場合がある。複数のアンテナパネルを用いて構成された無線デバイス(又は、その他任意のタイプの複数の送信/受信デバイス)は、別のパネル(又は、別の送信/受信デバイス)への/からの切り替えをトリガすることができ、これは、レイテンシの増大、無線デバイスによる電力消費の増大、及び/又は、その他の無線送信(例えば、他の無線デバイスによって)との干渉の増大をもたらし得る。無線デバイスは、例えば、曝露報告(例えば、曝露指示を報告するための追加メッセージ)のための要件に基づいて、電力消費量を増大させ得る。
【0239】
P-MPRは、例えば、高周波数条件において、MPR又はA-MPRよりも大きくてもよい。RF曝露要件に準拠するためにP-MPRによって最大出力電力を低減することは、アップリンクカバレッジを低減し得る。アップリンク送信のための最大出力電力を低減することは、ダウンリンクカバレッジにインパクトを与え得ない。ダウンリンクカバレッジとアップリンクカバレッジとの不一致は、例えば、1つ以上のMPE要件に準拠しているために発生し得る。MPE要件に準拠することに基づくアップリンクカバレッジロスは、一般に、MPE関連問題と称され得る。少なくともいくつかの無線デバイスは、例えば、MPE検出(例えば、無線デバイスが、人体が無線デバイスの第1のパネルの近傍にある(又は、柔らかい物体がある)ことを検知した場合)に基づく最大出力電力の低下を回避するために、第1のパネルから第2のパネルに切り替える(例えば、自動的に切り替える)ように構成されてもよい。無線デバイスは、MPE関連の問題の基地局による処理を容易にするために、光線毎及び/又はパネル電力ヘッドルーム(PHR)毎のMAC CE報告を基地局へ送信/伝送し得る。基地局は、例えば、光線毎及び/又はパネル毎のPHR報告に基づいて、第1のパネルから第2のパネルに切り替える指示/コマンドを無線デバイスへ送信し得る。無線デバイスは、例えば、MPE関連の問題に起因する、第1のパネルにおけるアップリンクカバレッジ問題を示す指示を、基地局へ送信し得る。無線デバイスは、第2のパネルが第1のパネルよりも良好であることを示す指示を、基地局へ送信し得る(例えば、適用可能な電力削減の観点から)。少なくともいくつかの無線デバイスは、例えば、ある領域(例えば、無線デバイスのパネルの閾値近傍内)における人体の動的な存在に起因して、第1のパネルと第2のパネルとの間で早期に前後に切り替わる可能性がある。このような無線デバイスは、アップリンクカバレッジの損失をもたらし得るエリア(例えば、無線デバイスのパネルの閾値近傍内)における人体の存在(例えば、動的存在)に応答し、かつ/又は、対処するための処理時間を増大させ得る。このような無線デバイスは、基地局へ、シグナリングオーバーヘッドを増大させ、及び/又は、無線デバイスによる電力消費を増大させ得るMPE関連問題を、不必要に、及び/又は、頻繁に報告し得る。
【0240】
本明細書で説明するように、例えば、不要な報告(例えば、MPE報告)及び/又は安全措置に関連する他の動作(例えば、MPR電力低減)を最小限に抑えながら、1つ以上の安全措置(例えば、MPE報告、MPRの適用など)を実施することによって、改善を達成することができる。時間窓を使用して、曝露インスタンスの量(例えば、MPE指示)を検出することができる。量は、例えば、1つ以上の安全措置が実施されなければならないかどうかを判定するために、閾値と比較されてもよい(例えば、MPE報告、MPRの適用)。基地局は、無線デバイスへ、時間窓及び/又は閾値の1つ以上の指示(例えば、構成パラメータ)を備えるメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信し得る。不要な報告及び/又は他の動作を減らすことができ、安全措置を満たすことができるように、例えば、閾値(例えば、時間窓の間に閾値を超えるMPE曝露指示の量)を満たす時間窓中の曝露イベントの量に基づいて、曝露を示すメッセージを送信(例えば、MPE報告)してもよい。1つ以上の曝露(例えば、MPE(複数可))の検出に基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、無線デバイスは、プリアンブル(例えば、特定のアンテナパネルのMPE報告に関連付けられたRACHリソースを介して)、スケジューリング要求(例えば、特定のアンテナパネルのMPE報告に関連付けられたPUCCHリソースを介して)、サウンディング参照信号(例えば、特定のパネルのMPE報告に関連付けられた専用SRSを介して)、及び/又は任意の他のメッセージ(例えば、PUCCHを介して)のうちの1つ以上を含む送信における曝露指示(例えば、MPE報告)を基地局に送信/伝送することができる。
【0241】
無線デバイスは、1つ以上のMPE要件に準拠するように構成され得る。無線デバイスは、信頼できるカバレッジ(例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクの場合)を維持しながら、1つ以上のMPE要件に準拠し得る。無線デバイスは、無線通信による送信及び/又は受信のための1つ以上のパネル(例えば、アンテナパネル、アンテナなど)を備えることができる。基地局は、1つ以上の無線デバイスのための1つ以上のMPE検出窓(及び/又はMPE検出タイマ)を設定/決定し得る。基地局は、MPE検出のための1つ以上の閾値を構成/決定し得る。基地局は、1つ以上のMPE検出窓及び/又は1つ以上の閾値を示す1つ以上の指示を含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに送信することができる。無線デバイスは、1つ以上のMPE検出窓及び/又は1つ以上の閾値を決定し得る(例えば、MPE発生の検出のため)。無線デバイスは、例えば、MPE検出窓内のMPEインスタンスの数/量、MPE検出タイマが実行中である、及び/又は終了していないこと、及び/又はMPE検出窓中のMPEインスタンスの検出数/量が閾値を満たす(例えば、閾値以上である)ことのうちの少なくとも1つを検出することに基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、アップリンクカバレッジ回復信号送信をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、1つ以上のパネルのP-MPR値、1つ以上のパネルのデューティサイクル、及び/又は1つ以上のパネルのそれぞれのP-MPRとRSRPとの組み合わせ値に基づいて、MPEインスタンスを検出することができる。無線通信システムは、アップリンクカバレッジ回復のために専用RACHリソースを用いる基地局と、専用RACHリソースを介してRACH手順をトリガする無線デバイスとを備え得る。無線デバイスは、例えば、MPEインスタンスの数/量を検出すること(例えば、閾値を満たすこと)に基づいて、RACH手順をトリガ/開始し得る。基地局は、アップリンクカバレッジ回復のための専用SRリソースを設定し得る。無線デバイスは、例えば、MPEインスタンスの数/量(例えば、閾値を満たすこと)を検出することに基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、専用SRリソースを介してSRをトリガ/送信し得る。基地局は、アップリンクカバレッジ回復のための専用SRSを構成することができる。無線デバイスは、例えば、MPEインスタンスの数/量(例えば、閾値を満たす)を検出することに基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、専用SRSの送信をトリガ/送信することができる。無線デバイスは、(例えば、UE支援メッセージ)RRCメッセージの送信をトリガ/送信し得る。支援メッセージは、無線デバイスの複数のパネルのうちの第1のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じている(又は生じた)ことを示し得る。メッセージは、無線デバイスが第1のパネル(例えば、閾値を満たす)上でMPEインスタンスの数/量を検出することに基づいてもよい(例えば、検出後又は検出に応じて送信されてもよい)。基地局は、アップリンクカバレッジ回復(及び/又はアップリンクカバレッジロス軽減)のための専用の構成許可を送信/構成することができる。無線デバイスは、専用の構成許可を介した送信反復及び/又はMPEインスタンスの数/量を検出すること(例えば、閾値を満たすこと)に基づくことができる(例えば、検出後又は検出に応じて送信され得る)送信電力低減を用いて、アップリンクTBを送信/伝送することができる。本明細書に記載されるように、アップリンクカバレッジは、例えば、MPE検出及び/又は報告(例えば、無線デバイスの近くに人体が動的に存在することに起因して)に基づいて改善され得る。
【0242】
図28は、曝露検出及び/又は報告のための例示的な方法を示す。本方法は、カバレッジロス軽減を含むことができる。本方法は、MPE検出及び/又は報告を改善することができる。基地局2810は、無線デバイス2815へ、構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ2820(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)を送信/伝送し得る。構成パラメータは、MPE検出2825及び/又はアップリンクカバレッジ回復、及び/又はアップリンクカバレッジロス軽減のためのものであり得る。構成パラメータは、MPE検出(又は測定)窓2830の長さ(例えば、持続時間)及び/又は閾値(例えば、アップリンクカバレッジ回復信号送信をトリガするために)のうちの1つ以上を含むことができる。MPE検出窓2830の長さは、ミリ秒、秒、又は分の単位;ミニスロット、スロット又はフレーム単位;又は任意の他の期間(例えば、任意の持続時間量)にあってもよい。閾値は、1以上の数/量(又は任意の他の数/量)であり得る。アップリンクカバレッジ回復(及び/又はアップリンクカバレッジロス軽減)の構成パラメータは、本明細書で説明される
図31、
図32、及び/又は
図33の例に基づいて実施することができる。無線デバイス2815は、1つ以上のMPE検出に関連付けられた構成パラメータに基づいて、第1のMPEインスタンス2835の検出を開始し得る。MPEインスタンスは、本明細書に記載された
図29の1つ以上の例に基づいて検出され得る。本明細書で言及されるように、MPEインスタンスは、任意の曝露検出を含むことができる。曝露検出は、例えば、許容可能な曝露検出(例えば、測定における閾値未満の曝露検出及び/又は持続時間)、許容不可能な曝露検出(例えば、測定及び/又は持続時間における閾値よりも大きい曝露検出)、及び/又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。MPE検出窓2830は、固定窓サイズ(及び/又は1つ以上の条件に基づく可変窓サイズ)で構成、事前定義、及び/又は事前構成することができる。検出窓2830の幅は、第1のMPEインスタンス2835の検出及び/又は閾値2840より大きいMPEインスタンスの数/量の検出によって定義/指示され得る。アップリンクカバレッジ回復信号送信2845をトリガするための閾値は、固定値(及び/又は1つ以上の条件に基づく可変値)で構成、事前定義、及び/又は事前構成することができる。値は、1であってもよく、1より大きい任意の数/量であってもよい。1つ以上の構成メッセージ2820は、アップリンクカバレッジ回復信号2845の構成パラメータを含み得る。
【0243】
無線デバイスは、第1のMPEインスタンスを検出し得る。無線デバイスは、例えば、第1のMPEインスタンスの検出に基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、MPE検出窓を開始することができる。無線デバイスは、例えば、第1のMPEインスタンスを検出しないことに基づいて(例えば、非検出後又は非検出に応じて)、MPE検出窓を開始しない場合がある。無線デバイスは、MPE検出窓内/中にMPEインスタンスの数/量を検出することができる。MPEインスタンスの数/量は連続していてもよい。連続するMPEインスタンスは、連続する測定(及び/又は検出)間隔で発生するMPEインスタンスとして定義/指示され得る。連続したMPEインスタンスは、固定時間間隔、例えば、前のMPEインスタンスの後の固定時間間隔で発生し得る。例えば、第3の連続MPEインスタンスは、第1の連続MPEインスタンスの後に発生する第2の連続MPEインスタンスの時間間隔に対して、第2の連続MPEインスタンスの後に同じ時間間隔で発生し得る。連続したMPEインスタンスは、不連続なMPEインスタンスよりも短い時間間隔の間に発生し得る。連続するMPEインスタンスの時間窓/間隔は、100秒などの任意の持続時間であってもよく、その間、連続するMPEインスタンスは、100秒の時間窓/間隔の1秒毎(又は他の任意の持続時間)など、その周期部分で検出され得る。連続したMPEインスタンスを検出することは、無線デバイスの近傍(例えば、閾値距離/面積内)に人体が常に存在することを示し得る。無線デバイスは、例えば、MPE検出窓内の/MPE検出窓中のMPEインスタンスの数/量を検出することに基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、及び/又は閾値を満たす(例えば、閾値より大きい)数/量に基づいて、アップリンクカバレッジ回復信号の送信をトリガすることができる。アップリンクカバレッジ回復信号は、本明細書に記載された
図31、
図33、及び/又は
図34の例に基づいて実施され得る。
【0244】
無線デバイスは、例えば、人体が無線デバイスの近くで移動する場合に、散発的なMPEインスタンスを検出することができる。散発的なMPEインスタンスを検出することは、MPE要件に基づいて、必ずしもアップリンクカバレッジロスを引き起こすとは限らない(例えば、MPE要件に準拠することに起因する)。閾値及び/又は評価窓を定義することによって、無線デバイスは、アップリンクカバレッジ回復プロセスを不必要にトリガすることを回避し得る。閾値及び/又は評価窓を実装及び/又は利用することによって、無線デバイスは、電力消費効率の向上、アップリンクスループットの向上、及び/又は、アップリンク送信レイテンシの低減といった利点を達成し得る。
【0245】
図29は、無線通信のための曝露インスタンス検出の例を示す。曝露インスタンス検出は、基地局と通信するために複数のTRP及び/又は複数のパネルを使用する無線デバイス用であり得る。表2900は、第1のパネル2915及び少なくとも第2のパネル2910を含む複数のパネル(例えば、アンテナパネル、アンテナ、送受信デバイスなど)を使用する無線デバイス2910の無線通信のための最大電力曝露(MPE)インスタンス検出の例を示す。表2900に例が示されているが、MPEインスタンス及び対応する閾値条件は、表2900に示されているもの以外を使用することができる。第1のパネル2915及び/又は第2のパネル2920を作動させてもよい。無線デバイス2910は、例えば、第1のパネル2915が起動された場合、第1の期間中、第1のパネル2915を介してアップリンク信号を送信/伝送し得る。無線デバイス2910は、例えば、第2のパネルが起動された場合、第2の期間中、第2のパネル2920を介してアップリンク信号を送信/伝送し得る。無線デバイス2910は、第1のパネル2915及び/又は第2のパネル2920の測定値に基づいてMPEインスタンスを検出してもよい。表2900は、検出され得るMPEインスタンス条件(例えば、2901A、2902A、2903A、及び2904A)と、無線デバイス2910による検出のための対応する閾値条件(例えば、2901B、2902B、2903B、及び2904B)との複数の例を示す。表2900の要素は、セルのアップリンクデューティサイクルに基づく。セルのアップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中にセルを介して送信/伝送されるアップリンクシンボルのパーセンテージ又は数として定義/指示することができる(例えば、ミリ秒、秒、又は任意の他の持続時間又は期間)。アップリンクデューティサイクルは、例えば、無線デバイス2910が、第1のパネル2915と第2のパネル2920との間でアップリンク送信を切り替える場合、パネル毎に評価され得る。第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中に第1のパネルを介して送信/伝送されるアップリンクシンボルの割合又は数として定義/指示され得る。第2のパネル2920の第2アップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中に第2のパネルを介して送信/伝送されるアップリンクシンボルのパーセンテージ又は数として定義/指示されてもよい。
【0246】
無線デバイス2910は、第1のパネル2915の第1アップリンクデューティサイクルと、第2のパネル2920の第2アップリンクデューティサイクルとに基づいて、MPEインスタンスを検出し得る(例えば、2901A)。例えば、以下の閾値条件、すなわち、第1のパネル2915で評価された第1アップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいこと、及び/又は第2のパネル2920で評価された第2アップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいことが発生した場合(例えば、2901B)、MPEインスタンス(例えば、2901A)を効率的に検出及び/又は解決することができる。
【0247】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルと、少なくとも第2のパネルの第2のアップリンクデューティ・サイクルとの共同評価に基づいて、P-MPR値を適用するか否かを判定し得る。無線デバイス2910は、例えば、第1のパネル2915の第1のP-MPRと、第2のパネル2920の第2のP-MPRとに基づいて、MPEインスタンスを検出し得る(例えば、2902A)。例えば、以下の閾値条件、すなわち、第1のパネル2915を介したP-MPRが閾値よりも大きいこと、及び/又は第2のパネル2920を介したP-MPRが閾値よりも小さいこと(例えば、2902B)が発生した場合(例えば、2902B)、MPEインスタンスを効率的に検出及び/又は解決することができる。第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルは、同じ評価期間において評価され得る。無線デバイス2910は、第1アップリンクデューティサイクルと第2アップリンクデューティサイクルとの合計が閾値(例えば、maxUplinkDutyCycle-PC 2-FR1、maxUplinkDutyCycle-FR2等)よりも大きいことに基づいて、P-MPR値を適用することを決定し得る。無線デバイス2910は、第1アップリンクデューティサイクル及び第2アップリンクデューティサイクルのうちの閾値よりも大きいものに基づいて、P-MPR値を適用することを決定し得る。無線デバイス2910は、第1アップリンクデューティサイクル、第2アップリンクデューティサイクル、第1アップリンクデューティサイクル及び第2アップリンクデューティサイクルのうちの最大値、及び/又は、第1アップリンクデューティサイクル及び第2アップリンクデューティサイクルのうちの少なくとも1つに基づいて、P-MPRを適用し得る。無線デバイス2910は、設定情報(例えば、1つ以上のRRCメッセージ、DCI、MAC CEなど)によって提供された少なくとも1つ以上の条件に基づいてP-MBPを適用し得る、及び/又は、この1つ以上の条件は予め定義され得る(例えば、無線デバイス2910において事前設定される)。
【0248】
無線デバイス2910は、第1のパネル2915(例えば、評価期間内/評価期間中)で評価された第1アップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいと判定することに基づいて(例えば、判定後又は判定に応じて)、及び/又は、少なくとも第2のパネル2920(例えば、評価期間内/評価期間中)で評価された第2アップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいと判定することに基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。閾値は、無線デバイス2910に関連付けられた能力パラメータに基づいて決定されたパラメータであり得る。無線デバイス2910は、閾値を備える1つ以上の能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイス2910は、例えば、基地局から、能力問い合わせ(例えば、UECapabilityEnquiry IE)を示す1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の能力メッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信/伝送し得る。閾値は、デューティサイクルパラメータ(例えば、UECapabilityInformationのmaxUplinkDutyCycle)によって示すことができる。デューティサイクルパラメータ(例えば、maxUplinkDutyCycle)は、例えば、アップリンク送信のためにスケジュールされ得る評価期間(例えば、1秒又は任意の他の持続時間)中のシンボルの割合又は量(例えば、最大割合又は量)を示すことができ、これは、適用可能な電磁電力密度曝露要件(例えば、1つ以上の規制機関、標準化機関などによって提供される)への準拠を保証するのに役立ち得る。無線デバイス2910は、例えば、第1のパネル2915の第1アップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きい場合、第1のパネル2915でアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。アップリンクカバレッジロスは、(例えば、第1のパネルの近くの、又は第1のパネルの方向の近接検出に基づいて)第1のパネル2915におけるP-MPRの適用から生じ得る。無線デバイス2910は、例えば、第2のパネル2920の第2アップリンクデューティサイクルが閾値未満である場合、第1のパネル2915よりも第2のパネル2920でアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低いと判定し得る。無線デバイスは、例えば第1のパネル2915で評価された第1アップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネル2920で評価された第2アップリンクデューティサイクル(例えば、評価期間内/評価期間中)が閾値よりも小さいことに基づいて(例えば、小さいことの後に又は小さいことに応じて)、MPEインスタンスを検出(又は宣言)し得る。
【0249】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRと、少なくとも第2のパネルの第2のP-MPRとに基づいて、MPEインスタンスを検出/判定し得る。無線デバイス2910は、適用可能な電磁電力密度曝露要件への適合、及び/又は、複数のRAT(例えば、3GPP RAN仕様又は他の要件の範囲を超える可能性がある条件の場合)における同時送信に基づく不要な放射/自己防衛要件への対処、及び/又は、より低い最大出力電力を必要とする1つ以上の要件に対処するために使用される近接検出に基づく、適用可能な電磁電力密度曝露要件への適合、の2つの要件のうちの少なくとも一方の要件に基づいて、P-MPRを決定し得る。無線デバイス2910は、例えば、無線デバイス2910が、第1のパネル2915を介した送信を決定するのであれば、第1のパネル2915に適用される2つの要件に基づいて、第1のパネル2915の第1のP-MPRの第1の値を決定してもよい。無線デバイス2910は、例えば、無線デバイス2910が、第2のパネル2920を介した送信を決定する場合、例えば、第2のパネル2920に適用される2つの要件に基づいて、第2のパネル2920の第2のP-MPRの第2の値を決定し得る。無線デバイス2910は第1のパネル2915の第1のP-MPRが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネル2920の第2のP-MPRが閾値よりも小さいことに基づいて(例えば、小さいことの後に又は小さいことに応じて)、MPEインスタンスを検出(及び/又は宣言/指示)し得る。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定され得る電力低減値であり得る。
【0250】
無線デバイスは、閾値(例えば、1つ以上のMPEインスタンスに関連付けられる)を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば、基地局から能力問い合わせ/要求(例えば、UECapabilityEnquiry IE)を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を介して能力を送信/伝送し得る。閾値は、P-MPR値を示し得る。無線デバイスは、例えば、適用されたP-MPR値が閾値よりも大きい場合、(例えば、近接検出に基づく1つ以上のMPE要件への準拠に起因して)パネルにおいてアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、例えば、適用されたP-MPR値が閾値未満である場合、アップリンクカバレッジロスがパネルで生じている可能性がないと判定し得る。
【0251】
無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のP-MPRが閾値よりも大きいと判定した場合、及び/又は、無線デバイスが、第2のパネルの第2のP-MPRが閾値よりも小さいと判定した場合、アップリンクカバレッジロスが第1のパネルで生じ得る、及び/又は、第2のパネルで生じないと判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRと第2のパネルの第2のP-MPRとの間の比較に基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のP-MPRが第2のパネルの第2のP-MPRよりも高いと判定した場合、無線デバイスは、アップリンクカバレッジロスが、第2のパネルよりも第1のパネルにおいて生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第1のパネル又は第2のパネルで(例えば、
図28に関して説明したような検出窓内で)発生しているMPEインスタンスの数/量を検出した場合、アップリンクカバレッジ回復信号(例えば、
図31、
図32及び/又は
図33に関して説明した例に基づく)の送信をトリガ/開始し得る。
【0252】
無線デバイス2910は、第1のパネルの第1のP-MPRの変化と、第2のパネルの第2のP-MPRの変化とに基づいて、MPEインスタンスを検出し得る(例えば、2903A)。P-MPRの変更は、パネル毎に決定されてもよい。無線デバイス2910は、(例えば、最新のアップリンク送信の前/前)最新の(又は、現在の)アップリンク送信のために決定されたP-MPRと、以前のアップリンク送信のために決定されたP-MPRとの比較に基づいて、パネルのP-MPRの変化を決定し得る。無線デバイス2910は、第1のP-MPR値の変化が閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のP-MPR値の変化が閾値よりも小さいことに基づいて(例えば、小さいことの後に又は小さいことに応じて)、MPEインスタンスを検出し得る(例えば、2903B)。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定され得る電力低減値であり得る。
【0253】
無線デバイスは、閾値(例えば、MPEインスタンスに関連付けられている)を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、機能の要求(例えば、UECapabilityEnquiry IE)を示す1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、機能メッセージを送信/伝送し得る。閾値は、P-MPR変更値を示し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスによって適用されたP-MPR変化が閾値よりも大きい場合、(例えば、近接検出に基づくMPE要件への準拠に起因して)パネルにおいてアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスによって適用されたP-MPR変化が閾値未満である場合、(例えば、近接検出に基づくMPE要件への準拠に起因して)パネルにおいてアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性がないと判定し得る。
【0254】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化と、第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化との間の比較に基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化が、第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化よりも大きいと判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルにおいて、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第1のパネル又は第2のパネルで発生するMPEインスタンスの数/量を検出/判定する場合(例えば、
図28に関して説明したような検出窓内で)、アップリンクカバレッジ回復信号(例えば、
図31、
図32及び/又は
図33に関して説明した例に基づく)の送信をトリガ/開始し得る。
【0255】
無線デバイス2910は、第1のパネル2915の第1のP-MPR及び第1のRSRPと、第2のパネル2920の第2のP-MPR及び第2のRSRPとに基づいてMPEインスタンスを検出/決定し得る(例えば、2904A)。P-MPRは、本明細書に記載された1つ以上の例に基づいて決定され得る。RSRPは、設定された参照信号機会における測定周波数帯域幅内のRSRP測定のために設定された参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を搬送するアンテナポートのリソース要素の電力寄与に対する線形平均として定義/指示され得る。RSRPのための第1の周波数範囲(例えば、FR
1)基準点は、無線デバイス2910のアンテナコネクタであり得る。第2の周波数範囲(例えば、FR2)のRSRPは、受信ブランチ(例えば、指示された受信ブランチ)に対応するアンテナ素子からの合成信号に基づいて測定されてもよい。第1のパネル2915の第1のRSRPは、第1のパネル2915を介して受信されたRSで測定されてもよい。第2のパネル2920の第2のRSRPは、第2のパネル2920を介して受信されたRSで測定され得る。第1のRSRPは、第2のRSRPと同じであっても異なっていてもよい。無線デバイス2910は、第1のパネル2915の第1のP-MPRと第1のRSRPとの組み合わせ値が閾値よりも小さいこと、及び/又は、第2のパネル2920の第2のP-MPRと第2のRSRPとの組み合わせ値が閾値よりも大きいこと(例えば、2904B)に基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。RSRPとP-MPRとの組み合わせ値は、RSRPの値からP-MPRの値を引いたものとして決定されてもよい(例えば、P-MPRの値が0以上である場合)。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定され得る。
【0256】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、機能の要求(例えば、UECapabilityEnquiry IE)を示す1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、機能メッセージを送信/伝送し得る。閾値は、組み合わされたRSRP及びP-MPR値を示し得る。無線デバイスは、例えば、パネルにおける測定されたRSRP値と適用されたP-MPR値との組み合わせ値が閾値未満である場合、(例えば、近接検出に基づくMPE要件への準拠に起因して)パネルにおいてアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネル上の測定されたRSRP値と適用されたP-MPR値との組み合わせ値が閾値よりも大きい場合、パネル上でアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性がないと判定し得る。
【0257】
無線デバイスは、第1のP-MPRと第1のパネルの第1のRSRPとの第1の組み合わせ値と、第2のP-MPRと第2のパネルの第2のRSRPとの第2の組み合わせ値との比較に基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1の組み合わせ値が第2のパネルの第2の組み合わせ値よりも小さいと判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第1のパネル又は第2のパネルで発生するMPEインスタンスの数/量を検出/判定する場合(例えば、
図28に関して説明したような検出窓内で)、アップリンクカバレッジ回復信号(例えば、
図31、
図32及び/又は
図33に関して説明した例に基づく)の送信をトリガ/開始し得る。
【0258】
図29を参照して説明された1つ以上の例は、MPEインスタンスを検出するために組み合わされてもよい。無線デバイスは、パネル上のアップリンクデューティサイクル、P-MPR、及び/又はRSRPのうちの1つ以上の共同評価に基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。無線デバイスは、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルが第1の閾値よりも大きいこと、及び/又は、第1のパネルの第1のP-MPRが第2の閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルが第1の閾値よりも小さいこと、及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPRが第2の閾値よりも小さいこと、のうちの少なくとも1つに基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。無線デバイスは、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルが第1の閾値より大きいこと、及び/又は、第1のP-MPRと第1のパネルの第1のRSRPとの組み合わせ値が第2の閾値より大きいこと、及び/又は、第2のパネルの第2のアップリンク・デューティ・サイクルが第1の閾値未満であること、及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPRと第2のRSRPとの組み合わせ値が第2の閾値未満であることのうちの少なくとも1つに基づいて、MPEインスタンスを検出し得る。
【0259】
図30は、カバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和のための例示的な方法を示す。方法3000は、アップリンクカバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和を含むことができる。ステップ3010において、無線デバイスは、カバレッジ回復を初期化することに基づいて、検出タイマ(例えば、MPE検出タイマ)を開始し得る。ステップ3015において、無線デバイスは、曝露インスタンス(例えば、MPEインスタンス)が検出されたか否かを判定し得る。曝露インスタンスが検出されない場合(例えば、ステップ3020)、無線デバイスは、ステップ3015を繰り返すことができる。ステップ3025では、無線デバイスは、カバレッジ回復カウンタをインクリメントし得る。ステップ3030において、無線デバイスは、CRカウンタがある量よりも大きいかどうか、及び/又はCRタイマが動作しているかどうかを判定することができる。量は、基地局又は別の無線デバイスから受信した1つ以上の構成パラメータで事前設定、事前格納、及び/又は提供することができる。CRカウンタが量よりも大きくない場合(例えば、ステップ3035)、無線デバイスは、ステップ3015を繰り返して、曝露インスタンスが検出されているか否かを判定してもよい。ステップ3040において、無線デバイスは、CRカウンタをリセットし、及び/又は、検出タイマを停止し得る。ステップ3050では、無線デバイスは、CR信号の送信をトリガ/開始/送信し得る。CR信号は、1つ以上のMPE指示の報告に関連付けられ得る。
【0260】
基地局は、アップリンクカバレッジ回復のための構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を無線デバイスに送信/送信することができる。構成パラメータは、MPE検出タイマのタイマ値及び/又はアップリンクカバレッジ回復信号送信をトリガするための数/量を含むことができる。無線デバイスは、タイマ値を用いてMPE検出タイマを開始し得る。無線デバイスは、第1のMPEインスタンスを検出することに基づいてMPE検出タイマを開始し得る。無線デバイスは、第1のMPEインスタンスを検出することに基づいて、MPE検出カウンタを第1の値(例えば、0又は1)に設定し得る。無線デバイスは、(例えば、
図29に関して説明したように)1つ以上の条件sに基づいて、第1のMPEインスタンスを検出し得る。MPE検出タイマ及び/又は数/量は、BFRタイマ及び/又はBFR手順をトリガするための数/量から別々に及び/又は独立して構成されてもよい。
【0261】
無線デバイスは、第2のMPEインスタンスが検出されたか否かを判定し得る。第2のMPEインスタンスが検出されたかどうかに基づいて、無線デバイスは、値(例えば、1又は任意の他の値)だけMPE検出カウンタをインクリメントすることができる。無線デバイスは、例えば、第2のMPEインスタンスが検出されない場合、次の測定期間にMPEインスタンスを検出し続けることができる。無線デバイスは、例えば、第2のMPEインスタンスが検出されない場合、MPE検出カウンタをインクリメントしなくてもよい。無線デバイスは、例えば、MPE検出タイマが起動していて第2のMPEインスタンスの検出に基づいている場合、MPE検出カウンタが数/量子(例えば、1つ以上のRRCメッセージによって構成され得る)以上であるか否かを判定することができる。無線デバイスは、例えば、MPE検出カウンタが数/量以上でない場合、及び/又はMPE検出タイマが動作している場合、次の測定期間において(例えば、
図29に関して説明した例に基づいて)1つ以上のMPEインスタンスを検出し続けることができる。無線デバイスは、例えば、MPE検出カウンタが数/量以上でない場合、及び/又はMPE検出タイマが終了した場合、次の測定期間において(例えば、
図29に関して説明した例に基づいて)MPEインスタンスの検出を継続し、及び/又はMPE検出タイマ及び/又はMPE検出カウンタをリセットすることができる。無線デバイスは、例えば、MPE検出カウンタが数/量以上である場合、及び/又はMPE検出タイマが動作している場合、アップリンクカバレッジ回復信号送信をトリガ/開始/停止し得る。アップリンクカバレッジ回復信号送信は、
図31、
図32及び/又は
図33に関して記載された例に基づいて実施され得る。
【0262】
図31は、カバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和のための例示的な方法を示す。アップリンクカバレッジ回復及び/又はアップリンクカバレッジロス緩和のためにランダムアクセスチャネル(RACH)を使用することができる。無線デバイス3115によって、1つ以上のアップリンクカバレッジ回復信号送信が送信/伝送され得る。無線デバイス3115は、アップリンクカバレッジロスを検出及び/又は緩和し得る1つ以上のパネル(例えば、アンテナパネル、アンテナ、送受信デバイスなど)を用いて設定され得る。カバレッジロスは、1つ以上のMPE要件に準拠した結果であり得る。アップリンクカバレージ回復信号送信は、RACHリソースを介したプリアンブルの1つ以上の送信を備え得る。
【0263】
基地局3110は、無線デバイス3115へ、アップリンクカバレッジ回復のためのRACHリソースの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)3120を送信/伝送し得る。アップリンクカバレッジ回復手順のためのRACHリソースは、ランダムアクセス手順のためのRACHリソース(例えば、初期アクセス、光線障害回復、及び/又はハンドオーバ)から別々に又は独立して構成され得る。RACHリソースは、BWP毎に構成されてもよく、セル毎に構成されてもよい。RACHリソースの1つ以上の構成パラメータは、PRACH構成インデックス、1つ以上の周波数領域割当パラメータ、プリアンブル送信の最大数/量、電力ランピングステップ、RA応答窓、1つ以上のプリアンブル、RACH機会当たりのSSBの数/量、SSB当たりのプリアンブルに基づく競合の数/量、サブキャリア間隔インジケータ、PRACHルートシーケンスインデックス、RSRP閾値、競合解決タイマ、CSI-RSインデックス、及び/又はSSBインデックスのうちの少なくとも1つを含むことができる。ランダムアクセス手順のためのRACHリソースからアップリンクカバレッジ回復手順のためのRACHリソースを別々に又は独立して構成することは、アップリンクカバレッジ回復手順のための第1のRACHリソース及びランダムアクセス手順のための第2のRACHリソースを含むメッセージ(例えば、RRCメッセージ)によって実施することができる。アップリンクカバレッジ回復手順のためのRACHリソースは、無線デバイス専用の競合なしのRACHリソースであり得る。アップリンクカバレッジ回復手順のためのRACHリソースは、無線デバイスのための競合ベースのRACHリソースであり得る。
【0264】
1つ以上のメッセージは、アップリンクカバレッジ回復手順のためのパネル固有のRACHリソースを設定し得る。1つ以上のメッセージは、無線デバイス3115に関連付けられた複数のパネルのうちの第1のパネルに関連付けられた第1のRACHリソースと、無線デバイス3115に関連付けられた複数のパネルのうちの第2のパネルに関連付けられた第2のRACHリソースとの構成パラメータを含み得る。無線デバイス3115は、例えば、MPEインスタンスの数/量を(例えば、時間窓3125の間に)検出することに基づいて、第1のRACHリソースを介して、かつ/又は第2のRACHリソースを介して、アップリンクカバレッジ回復信号/メッセージ3135を送信/伝送することを決定し得る。アップリンクカバレージ回復信号/メッセージ3135は、第1のRACHリソース及び/又は第2のRACHリソースのプリアンブルを備え得る。
【0265】
無線デバイス3115は、例えば、
図28、
図29及び/又は
図30に関連して記載された例に基づいて、MPEインスタンスの数/量を(例えば、時間窓3125の間に)検出し得る。ステップ3130において、無線デバイス3115は、アップリンクカバレッジ回復手順のために設定されたRACHリソースに基づいて、RACH手順をトリガ/開始し得る。無線デバイス3115は、例えば、MPEインスタンスの数/量を検出することに基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、RACH手順をトリガ/開始し得る。無線デバイスは、RACHリソースを介して、アップリンクカバレッジ回復情報(例えば、3135)を示すプリアンブルを送信/伝送し得る。アップリンクカバレッジ回復情報は、第1の(又は最新の使用中の)アクティブパネルで発生するアップリンクカバレッジロス及び/又は第2の(又は最新ではない使用中の)アクティブパネルで発生しないアップリンクカバレッジロスを含み得る。
【0266】
無線デバイス3115は、例えば、無線デバイス3115が、複数のRACHリソースを用いて設定されている場合、複数のパネルのうちの1つで検出されているMPEインスタンスの数/量に基づいて、RACH手順をトリガし得る。ここで、各RACHリソースは、複数のパネルの対応するパネルに関連付けられ得る。無線デバイス3115は、複数のRACHリソースから、RACHリソースを選択し得る。選択されたRACHリソースは、無線デバイス3115がMPEインスタンスを検出しないか、又は無線デバイス3115がMPEインスタンスの数/量(例えば、数/量は、基地局3110によって指示された構成に基づいて閾値より小さくてもよい)を検出することができる、複数のパネルのうちの、アクティブなパネルに関連付けられ得る。選択されたRACHリソースは、無線デバイス3115が(例えば、数/量は、基地局3110によって示された構成に基づいて閾値より大きくてもよい)MPEインスタンスの数/量を検出し得る、複数のパネルのうちの、アクティブなパネルに関連付けられ得る。無線デバイス3115は、選択されたRACHリソースに関連付けられたプリアンブルを送信/伝送し得る。選択されたRACHリソースを介して送信/伝送されるプリアンブルは、第1のアクティブパネルがアップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠していることに起因する)を有すること、及び/又は第2のアクティブパネルがアップリンクカバレッジロスを有しないことを示し得る。
【0267】
ステップ3145において、無線デバイス3115は、PDCCHを監視し得る。無線デバイス3115は、プリアンブルを送信/伝送することに関連する応答(例えば、3135)を受信するために、PDCCHを監視し得る。無線デバイス3135は、応答3140を受信し得る。応答3140は、PDCCHを介して、制御リソースセット上及び/又は探索空間上のDCIを含み得る。応答3140は、プリアンブルに対する応答であってもよい。探索空間及び/又は制御リソースセット(例えば、
図24及び/又は
図25に関して説明した例に基づく)は、アップリンクカバレッジ回復のために基地局3110によって構成され得る。アップリンクカバレッジ回復手順のための探索空間及び/又は制御リソースセットは、他の目的のための探索空間及び/又は制御リソースセット(例えば、ダウンリンク/アップリンクスケジューリング、BFR手順、電力制御、スロットフォーマット指示、プリエンプション指示など)から別々に及び/又は独立して構成され得る。無線デバイス3115は、応答3140を受信し得る。応答3140(例えば、DCI)は、最新のアクティブパネルとは異なる可能性があるパネルを示すことができる。応答3140に示されたパネルを使用することによって、無線デバイスは、(例えば、近接検出に基づく)アップリンクカバレッジロスを回避及び/又は最小化/低減し得る。応答3140(例えば、DCI)を受信することに基づいて、無線デバイスは、RACH手順を除去し得る(例えば、これはステップ3130で開始されていてもよい)。無線デバイス3115は、選択されたRACHリソースを介して、アップリンクカバレッジ回復信号/メッセージ3135(例えば、プリアンブル)の送信/伝送を繰り返し、及び/又は、プリアンブルを再送信/再送信し、及び/又は、例えば、無線デバイス3115が応答(例えば、応答3140)を受信しないのであれば、応答(例えば、3145)のためにPDCCHをモニタリングすることを繰り返し得る。無線デバイス3115は、アップリンクカバレッジロス(例えば、無線デバイスが、無線デバイスに近接した人体を検出した場合、MPE要件に準拠していることに起因する)を検出することに基づいて、RACHリソースを介してプリアンブルを送信/伝送することによって、アップリンクカバレッジロス情報を示し得る。無線デバイス3115は、無線デバイスの第1のパネルでアップリンクカバレッジロスを検出することに基づいて、及び/又は、無線デバイス3115の第2のパネルでアップリンクカバレッジロスを検出しないことに基づいて、RACHリソースを介してプリアンブルを送信/伝送することによって、アップリンクカバレッジロス情報を示し得る。基地局3110は、例えば、アップリンクカバレッジ回復手順のための専用RACHリソースを介してプリアンブルを受信することに基づいて、(無線デバイスの複数のパネルのうちの1つでの)アップリンクカバレッジロスを認識することができる(例えば、判定することができる)。基地局は、例えば、RACHリソースを介してプリアンブルを受信することに基づいて、アップリンクカバレッジロスを有する第1のパネルからアップリンクカバレッジロスのないパネルへのパネル切り替えを指示するメッセージ(例えば、DCI)を対応して送信/伝送することができる。本明細書に記載された手順は、例えば、近接検出に基づくMPE要件に準拠するために、アップリンクカバレッジを適時に改善し得る。
【0268】
図32は、カバレッジ回復及び/又はカバレッジロス緩和のための例示的な方法を示す。スケジューリング要求(SR)は、アップリンクカバレッジ回復及び/又はアップリンクカバレッジロス軽減に使用され得る。アップリンクカバレッジ回復信号送信は、PUCCHリソースを介したスケジューリング要求(SR)の1つ以上の送信を備え得る。基地局3210は、複数のSRコンフィギュレーションの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ3220(例えば、RRCメッセージ)を、無線デバイス3215へ送信/伝送し得る。各SR構成は、SR IDに関連付けられ(又は識別され/示され)得る。SR構成の1つ以上の構成パラメータは、SR ID、SR禁止タイマ、及び/又は最大SR送信数/量のうちの少なくとも1つを含み得る。SRコンフィギュレーションに関連付けられたPUCCHリソースは、メッセージ(例えば、SchedulingRequestResourceConfig IEにおいて)で示され得る。メッセージ(例えば、SchedulingRequestResourceConfig IE)は、SRリソースID、SR ID、周期性及び/又はオフセットパラメータ、及び/又はPUCCHリソースIDのうちの少なくとも1つを備え得る。PUCCHリソースIDは、無線デバイス3215が少なくとも1つのSRを送信/伝送し得るPUCCHリソースを識別/示し得る。複数のSR構成のうちの1つ以上は、アップリンク許可要求のためのものであり得る。少なくとも1つのSR構成は、アップリンクカバレッジ回復専用であり得る。少なくとも1つの専用SR構成は、アップリンクカバレッジ回復手順の構成パラメータにおいて示され得る。少なくとも1つの専用SR構成は、BWP毎、セル毎、及び/又は周波数/周波数毎に構成されてもよい。
【0269】
1つ以上のメッセージ3220は、アップリンクカバレッジ回復のために構成されたパネル固有のSRを構成し得る。無線デバイスが複数のパネルを装備している場合、1つ以上のRRCメッセージは、複数のパネルのうちの第1のパネルに関連付けられた第1のSR構成と、複数のパネルのうちの第2のパネルに関連付けられた第2のSR構成との構成パラメータを含み得る。無線デバイス3215は、第1のSR構成の第1のPUCCHリソース又は第2のSR構成の第2のPUCCHリソースを介してアップリンクカバレッジ回復信号3235を送信/伝送することを決定し得る。
【0270】
無線デバイス3215は、MPEインスタンスの数/量を(例えば、時間窓3225の間に)検出/決定し得る。無線デバイス3225は、例えば、
図28、
図29、及び/又は
図30に関して記載された例に基づいて、MPEインスタンスの数/量を決定/決定し得る。ステップ3230において、無線デバイス3215は、アップリンクカバレッジ回復のために設定されたSRコンフィギュレーションに基づいて、SR手順をトリガ/開始し得る。無線デバイス3215は、例えば、MPEインスタンスの数/量を(例えば、時間窓3225の間に)検出することに基づいて、SR手順をトリガ/開始し得る。無線デバイス3215は、アップリンクカバレッジ回復情報を示すSR 3235(例えば、正のSR)を、PUCCHリソースを介して送信/伝送し得る。アップリンクカバレッジ回復情報は、第1の(又は使用中の最新の)アクティブパネルで発生するアップリンクカバレッジ問題及び/又は第2の(又は使用中の最新ではない)アクティブパネルで発生しないアップリンクカバレッジ問題を含み得る。
【0271】
無線デバイスは、例えば、無線デバイス3215が複数のSR構成で構成されている場合、複数のパネルのうちの1つで検出されているMPEインスタンスの数/量に基づいて、SR手順を(例えば、3230において)トリガし得る。各SR構成は、複数のパネルのうちの対応するパネルに関連付けられ得る。無線デバイス3215は、複数のSRコンフィギュレーションから、SRコンフィギュレーションを選択し得る。選択されたSR構成は、無線デバイスがMPEインスタンスを検出しない、又は無線デバイスがMPEインスタンスの数/量(例えば、前記数/量は、閾値を下回ることができる)を検出/決定する、複数のパネルのうちのアクティブなパネルに関連付けられ得る。選択されたSR構成は、無線デバイスがMPEインスタンスの数/量(例えば、前記数/量は閾値より大きくてもよい)を検出/決定する、複数のパネルのうちのアクティブなパネルに関連付けられ得る。無線デバイスは、選択されたSRコンフィギュレーションに関連付けられたPUCCHリソースを介してSR 3235を送信/伝送し得る。選択されたSR構成のPUCCHリソースを介して送信/伝送されているSRは、第1のアクティブパネルがアップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠することに起因する)を有すること、及び/又は、第2のアクティブパネルがアップリンクカバレッジロスを有さないことを示し得る。
【0272】
無線デバイス3215は、PDCCHを(例えば、SR 3235を送信することに基づいて又は送信した後で)監視し得る。無線デバイスは、例えば、SRへの応答3240を受信するために、PDCCHを監視し得る。応答3240は、DCIを含み得る。無線デバイス3215は、専用の制御リソースセット及び/又は専用の探索空間で、PDCCHを介して、応答3240を受信し得る。応答3240(例えば、DCI)は、最新のアクティブパネルとは異なる可能性があるパネルを示すことができる。無線デバイス3215は、例えば、示されたパネルを(例えば、応答3240を受信した後に)用いることによって、アップリンクカバレッジロス(例えば、近接検出に基づく)を回避及び/又は低減/最小化し得る。ステップ3245において、無線デバイス3215は、例えば、応答3240を受信することに基づいて、トリガされたSRを除去し得る(例えば、SR 3235の設定された/スケジュールされた再送信をキャンセルする)。無線デバイス3215は、例えば、応答3240 を(例えば、SR 3235に応答してDCIを受信しないことに基づいて)受信しないことに基づいて、選択されたSRコンフィギュレーションのPUCCHリソースを介してSRを送信/伝送すること、及び/又は、応答を求めてPDCCHを監視することを反復し得る。無線デバイス3215は、例えば、アップリンクカバレッジロスを(例えば、無線デバイスが、無線デバイスに近接した人体を検出した場合、MPE要件に準拠していることに起因して)検出することに基づいて、PUCCHリソースを介してSRを送信/伝送することによって、アップリンクカバレッジロス情報を示し得る。無線デバイス3215は、例えば、無線デバイスの第1のパネルでアップリンクカバレッジロスを検出し、無線デバイスの第2のパネルでアップリンクカバレッジロスを検出しないことに基づいて、PUCCHリソースを介してSRを送信/伝送することによって、アップリンクカバレッジロス情報を示し得る。基地局3210は、例えば、アップリンクカバレッジ回復のための専用のSR構成のPUCCHリソースによってSRを受信することに基づいて、アップリンクカバレッジロス(例えば、無線デバイスの複数のパネルのうちの1つにおいて)を認識し得る(例えば、判定し得る)。基地局3210は、例えば、PUCCHリソースを介したSRの受信に基づいて、アップリンクカバレッジロスを有する第1のパネルからアップリンクカバレッジロスのない第2のパネルへのパネル切り替えを指示するメッセージ(例えば、DCI、RRC、MAC CEなど)を対応して送信/伝送することができる。本明細書で説明されるように、改善は、アップリンクカバレッジ回復シグナリング及び/又は待ち時間(例えば、近接検出に基づくMPE要件に準拠する事に起因する)をもたらし得る。
【0273】
基地局3210は、複数のSRSリソース(又はSRSリソース・セット)の構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ3220(例えば、RRCメッセージ)を、無線デバイス3215へ送信/伝送し得る。SRSリソースの1つ以上の構成パラメータは、SRS ID、SRSポートの数、1つ以上の送信コムパラメータ、リソースマッピングインジケータ、1つ以上の周波数領域パラメータ、リソースタイプインジケータ、SRSシーケンスID、及び/又は1つ以上のSRS空間関係情報パラメータ(例えば、参照信号インデックス、BWP ID、及びセルID)のうちの少なくとも1つを含むことができる。1つ以上のSRSリソースは、アップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠していることに起因する)に基づくアップリンク送信のために専用であり得る。アップリンクカバレッジロスに基づくアップリンク送信のための専用SRSリソースは、セル毎に、及び/又は、周波数/周波数毎に、設定されたBWP毎に設定され得る。アップリンク送信のための専用SRSリソース(又はリソースセット)は、通常のアップリンク送信のためのSRS(例えば、アップリンクカバレッジロスを伴わない)の周波数無線リソースよりも小さい周波数無線リソースで設定され得る。アップリンク送信のための専用SRSリソース(又はリソースセット)は、通常のアップリンク送信のためのSRS(例えば、アップリンクカバレッジロスを伴わない)よりも少ない数/量のアンテナポートを用いて設定され得る。アップリンク送信のための専用SRSリソース(又はリソースセット)は、通常のアップリンク送信のためのSRS(例えば、アップリンクカバレッジロスを伴わない)よりも少ない数/量のアンテナポートを用いて設定され得る。
【0274】
無線デバイス3215は、例えば、
図28、
図29、及び/又は
図30に関連して記載された例に基づいて、MPEインスタンスの数/量を(例えば、時間widnwo 3225の間に)検出/決定し得る。無線デバイス3215は、例えば、(例えば、MPEインスタンスの数/量の検出/決定の後又はそれに応じて)に基づいて、アップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠していることに起因する)に基づいて、アップリンク送信のために設定された第1のSRS 3235を送信/伝送し得る。第1のSRSの送信は、無線デバイス3215でアップリンクカバレッジロスが生じたことを示し得る。無線デバイス3215は、例えば、第2のSRSの送信と時間的にオーバーラップする第1のSRSの送信に基づいて、第2のSRSよりも第1のSRS送信を優先し得る(例えば、DCIによってトリガされる非周期的SRS、又はCSI取得若しくは光線管理のための周期的SRS、又はMAC CEによってトリガされる半永続的SRS)。第2のSRSにわたって第1のSRS送信に優先順位を付けることは、第2のSRSの送信電力を低減すること、第2のSRSの送信をドロップすること、及び/又は第1のSRSを送信/伝送することを含み得る。
【0275】
無線デバイス3215は、例えば、無線デバイスが複数のSRSリソースで構成されている場合、複数のパネルのうちの1つ以上で検出/決定されているMPEインスタンスの数/量に基づいて、複数のSRSリソースのうちの1つ以上を送信/伝送し得る。各SRSリソースは、複数のパネルのうちの対応するパネルに関連付けられ得る。無線デバイス3215は、複数のSRSリソースから、SRSを選択し得る。選択されたSRSリソースは、無線デバイス3215が1つ以上のMPEインスタンスを検出しない、又は無線デバイス3215がMPEインスタンスの数/量(例えば、前記数/量は閾値未満であってもよい)を検出する、複数のパネルのうちのアクティブなパネルに関連付けられ得る。選択されたSRSリソースは、無線デバイス3215がMPEインスタンスの数/量(例えば、前記数/量は閾値より大きくてもよい)を検出/決定することができる複数のパネルのうちの、アクティブなパネルに関連付けられ得る。無線デバイス3215は、選択されたSRSリソースを介してSRSを送信/伝送し得る。選択されたSRSリソースを介して送信/伝送されるSRSは、第1のアクティブパネルがアップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠していることに起因する)を有すること、及び/又は第2のアクティブパネルがアップリンクカバレッジロスを有しないことを示し得る。基地局3210は、例えば、SRS 3235を受信することに基づいて、アクティブパネルで発生するアップリンクカバレッジロスを認識し得る(例えば、判定し得る)。基地局3210は、例えばSRS 3235を受信することに基づいて、アクティブパネル切り替えを指示するメッセージ/コマンドを送信/伝送することができる。
【0276】
無線デバイスは、アップリンクカバレッジロス情報を備える支援情報の送信をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、MPEインスタンスの数/量(例えば、
図28、
図29及び/又は
図30に関して説明した例に基づく)を検出/決定することに基づいて、アップリンクカバレッジロス情報を含む支援情報の送信をトリガし得る。無線デバイスは、支援情報(例えば、UEAssistanceInformation IE)及びアップリンクカバレッジロス情報を含むメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信/伝送し得る。アップリンクカバレッジロス情報は、アップリンクカバレッジロスを有するパネルを指示する第1のID、アップリンクカバレッジロスを有さないパネルを指示する第2のID、現在のアクティブパネルのP-MPR値、現在のアクティブパネルのP-MPRとRSRPとの結合値、アップリンクカバレッジロスを有するBWPを指示するBWP ID、アップリンクカバレッジロスを有するセルを指示するセルIDのうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、例えば、無線デバイスから支援情報(例えば、UEAssistanceInformation IE)を受信することに基づいて、アクティブパネル切り替えを指示するメッセージ/コマンド(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCI)を送信/伝送することができる。アップリンクカバレッジロス情報は、第1のパネルを識別する第1のID、第1のパネルに関連付けられたP-MPR値、第1のパネルに関連付けられたRSRP値、第1のパネルのP-MPRの接合値及びRSRP値、少なくとも第2のパネルを識別する少なくとも第2のID、少なくとも第2のパネルに関連付けられたP-MPR値、少なくとも第2のパネルに関連付けられたRSRP値、P-MPRの接合値、及び少なくとも第2のパネルのRSRP値のうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、例えば、無線デバイスから支援情報(例えば、UEAssistanceInformation IE)を受信することに基づいて、アクティブパネル切り替えを指示するメッセージ/コマンド(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はDCI)を送信/伝送することができる。
【0277】
図33は、カバレッジロスに基づく構成許可を介した送信のための例示的な方法を示す。無線デバイス3315が、アップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠していることに起因する)を検出し得る場合、基地局3310は、無線デバイス3315へ、(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)1つ以上のメッセージ3320を送信/伝送し得る。1つ以上のメッセージ3320は、アップリンクカバレッジ回復(CR)のために複数の構成許可(CG)の構成パラメータを含み得る。各CGは、CG IDと関連付けられてもよく、及び/又はCG IDによって識別/指示されてもよい。CGの1つ以上の構成パラメータは、周波数ホッピングインジケータ、DMRS構成、MCSテーブル及び送信フォームプリコーダのインジケータ、PUSCH構成上のUCI、リソース割当指示、RBGサイズ、電力制御ループインジケータ、HARQプロセスの数/量、繰り返しの数/量、繰り返しのRVのシーケンス、周期性、1つ以上の時間領域リソース、1つ以上の周波数領域リソースなどのうちの少なくとも1つを含み得る。複数のCGのうちの1つ以上は、アップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠していることに起因する)に基づくアップリンク送信専用であり得る。アップリンクカバレッジロスに基づくアップリンク送信のための専用CGは、BWP毎、セル毎、及び/又は周波数/周波数毎に構成され得る。アップリンク送信のための専用CGは、通常のアップリンク送信のためのCGよりも大きい繰り返し数/量で構成され得る(例えば、アップリンクカバレッジロスを伴わない)。アップリンク送信専用のCGは、通常のアップリンク送信用のCG(例えば、アップリンクカバレッジロスを伴わない)よりも低いMCSレベルで構成されてもよい。アップリンク送信専用のCGは、通常のアップリンク送信用のCG(例えば、アップリンクカバレッジロスを伴わない)よりも少ない周波数無線リソースで構成されてもよい。
【0278】
無線デバイス3315は、
図28、
図29、及び/又は
図30に関して記載された例に基づいて、MPEインスタンスの数/量を検出し得る。無線デバイス3315は、第1のTBの送信のためのアップリンク許可(例えば、動的許可及び/又は構成許可)の指示3325を受信し得る。指示3325はDCIを含み得る。ステップ3330(例えば、これは任意選択であってもよい)において、無線デバイス3315は、例えば、MPEインスタンスの数/量を検出/判定することに基づいて、第1のTBの送信のために専用CGを(例えば、指示3325によって指示されるアップリンク許可の代わりに)使用することを任意選択的に選択/判定してもよい。無線デバイス3315は、例えば、専用CGに基づいて、専用CGのPUSCHリソースを介して第1のTBを送信/伝送し得る。無線デバイス3315は、例えば、専用CGに基づいて、指示3325によって示されたアップリンク許可の反復回数/反復回数よりも多い反復回数/反復回数3335で第1のTBを送信/伝送することができる。無線デバイス3315は、例えば、専用CGに基づいて、指示3325によって示されたアップリンク許可のMCSレベルよりも低いMCSレベルで第1のTBを送信/伝送し得る。無線デバイス3315は、例えば、専用CGに基づいて、指示3325によって示されたアップリンク許可の周波数リソースよりも小さい周波数リソースを使用して第1のTBを送信/伝送することができる。無線デバイス3315は、TBの送信のために、アップリンク送信フォーマット(例えば、MCSレベル、周波数無線リソース、送信繰り返し、アンテナポートの数/量、時間無線リソースなど)を調整し得る。無線デバイスは、アップリンクカバレッジロス(例えば、MPE要件に準拠することに起因する)のために構成された専用の構成許可に従って、TBの送信を調節し得る。このような調整は、アップリンクカバレッジロスを検出することに基づき得る。無線デバイス3315は、例えば、アップリンクカバレッジロスを検出することに基づいて(例えば、検出後又は検出に応じて)、TBの送信のために、指示3325に示された動的アップリンク許可を使用しない場合があり得る。本明細書に記載されるように、1つ以上のMPE要件に準拠することに起因して、アップリンク送信スループット及び/又はアップリンクカバレッジロスにおいて改善が達成され得る。
【0279】
無線デバイスは、基地局から、第1の数/量及び/又はMPE報告(及び/又はアップリンクカバレッジロス報告)をトリガするための検出窓の1つ以上の指示を備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、検出窓内/中に、第1のアップリンクパネルに関連付けられたMPEインスタンスの第2の数/量を検出することができる。無線デバイスは、例えば、第2の数/量が第1の数/量以上であることに基づいて、MPE報告の送信をトリガ/開始/送信し得る。MPE報告は、第1のアップリンクパネルを示す第1のフィールド及び/又は第1のアップリンクパネルの送信電力低減値を示す第2のフィールドを含み得る。MPE報告は、第1のパネルでアップリンクカバレッジロスが発生/発生したことを示し得る。1つ以上のメッセージは、第1のアップリンクパネルを含む複数のパネルの構成パラメータを含む。各パネルは、アップリンク送信設定指示(TCI)状態及び/又は空間関係情報(SRI)状態のグループに関連付けられ得る。各パネルは、パネルIDに関連付けられ得る。
【0280】
1つ以上のメッセージは、MPEインスタンス検出のための時間窓を備える。無線デバイスは、MPEインスタンス検出窓内/中にMPEインスタンスの第2の数/量を検出することができる。MPEインスタンスの数/量は、連続したMPEインスタンスを含み得る。連続したMPEインスタンスは、連続した検出間隔で発生する1つ以上のMPEインスタンスを含む。無線デバイスは、RACHリソースを介してMPE報告を送信/伝送し得る。RACHリソースは、MPE報告のために、1つ以上のメッセージで設定され得る。無線デバイスは、SRコンフィギュレーションのPUCCHリソースを介してMPE報告を送信/伝送し得る。SR構成は、MPE報告のために1つ以上のメッセージにおいて構成され得る。無線デバイスは、支援情報(例えば、UEAssistanceInformation IE)を備えるメッセージでMPE報告を送信/伝送し得る。無線デバイスは、第2の数/量のMPEインスタンスを検出することに基づいて支援情報の送信をトリガ/開始/送信することができる。無線デバイスは、第1のパネルのアップリンクデューティサイクル値に基づいて、MPEインスタンスの第2の数/量を検出/決定し得る。無線は、アップリンクデューティサイクル値が閾値よりも大きいことに基づいて、第2の数のMPEインスタンスのうちの少なくとも1つを検出/判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルのP-MRP値及び/又はRSRP値に基づいて、MPEインスタンスの第2の数/量を検出/決定し得る。
【0281】
無線デバイスは、例えば、第1のパネルにおけるRS(例えば、SSB/PBCH、及び/又はCSI-RS)の測定値に基づいて、第1のパネルのRSRP値を決定し得る。無線デバイスは、MPE報告の送信に対する応答として、メッセージ(例えば、DCI)を受信し得る。メッセージ(例えば、DCI)は、アップリンク送信のための第1のパネルから第2のパネルへの切り替えを指示することができる。無線デバイスは、第1のパネルのP-MPR値に基づいて、MPEインスタンスの第2の数/量を検出し得る。無線デバイスは、P-MPR値が閾値よりも大きいことに基づいて、第2の数/量のMPEインスタンスのうちの少なくとも1つを検出/決定し得る。
【0282】
無線デバイスは、基地局から、MPE情報の報告に関連付けられたRACHの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、第1のアップリンクパネルに関連付けられたMPEインスタンスの数/量を検出/決定し得る。無線デバイスは、MPEインスタンスの数/量を検出/決定することに基づいて、第1のアップリンクパネル上のMPEインスタンスの数/量の検出を示す、RACHリソースに関連付けられたプリアンブルを送信/伝送し得る。RACHリソースを介したプリアンブルの送信/伝送は、第1のアップリンクパネルでアップリンクカバレッジロスが発生したことを示し得る。
【0283】
無線デバイスは、基地局から、MPE情報の報告に関連付けられたSRコンフィギュレーションの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、第1のアップリンクパネルに関連付けられたMPEインスタンスの数/量を検出/決定し得る。無線デバイスは、MPEインスタンスの数/量を検出/決定することに基づいて、第1のアップリンクパネル上のMPEインスタンスの数/量を検出/決定することを示すSR構成に基づくSRを送信/伝送することができる。SR構成に基づくSRの送信/伝送は、第1のアップリンクパネルでアップリンクカバレッジロスが発生したことを指示し得る。
【0284】
無線デバイスは、1つ以上のRF曝露要件に準拠するために、アップリンク送信電力を低減し得る。無線デバイスは、例えば、人体(又は、その他の生物)の少なくとも一部が、無線デバイスの近傍で検出された場合、アップリンク送信電力を低減し得る。アップリンク送信電力を低減することは、アップリンクカバレッジロスをもたらし得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のRF曝露要件に準拠することに起因するアップリンクカバレッジロスを回避/最小化/低減する試みにおいて、第1のアクティブパネルの近接が検出され、及び/又は第2のパネルの近接が検出されないことを基地局に示すことができる。基地局は、例えば、指示の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じ)、第1のパネルから第2のパネルへのアクティブパネルの切り替えを指示するコマンドを送信することができる(例えば、伝送することができる)。無線デバイスは、近接検出の指示を備えるアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、アップリンク光線報告を非周期的及び/又は周期的に送信(例えば、伝送)し得る。
【0285】
図34は、P-MPR及び/又はPHR報告の例を示す。P-MPR及び/又はPHR報告は、近接検出の1つ以上の指示を備える、アップリンク光線報告の非周期的な送信(例えば、伝送)を含み得る。基地局3410は、アップリンク光線報告の第1構成パラメータ及び/又はチャネル状態情報(CSI)報告の第2構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ3420(例えば、RRCメッセージ)を無線デバイス3415へ送信(例えば、送信する)し得る。CSI報告は、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、CSI-RSリソースインジケータ(CRI)、SS/PBCHブロックリソースインジケータ(SSBRI)、層インジケータ(LI)、ランクインジケータ(RI)、層1参照信号受信電力(L1-RSRP)、及び/又は層1信号対干渉雑音比(L1-SINR)のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイス3415は、基地局3410から無線デバイス3415へ送信(例えば、送信される)された1つ以上のRSのダウンリンクチャネル品質を示すCSI報告の1つ以上の量を、基地局3410へ送信(例えば、送信する)し得る。CSI報告の第2の構成パラメータは、報告構成ID、サービングセルインデックス、1つ以上のCSI-RSリソース構成インデックス、報告構成タイプインジケータ、報告数インジケータ、1つ以上の報告周波数構成パラメータ、チャネル及び/又は干渉測定の時間制限の指示、コードブック構成、グループベースの光線報告指示、CQIテーブルなどのうちの少なくとも1つを含み得る。報告構成タイプインジケータは、CSI報告が報告スロット構成及びPUCCHリソースで構成された定期報告であることを示すことができる。報告構成タイプインジケータは、CSI報告が報告スロット構成及び/又はPUCCHリソースで構成された半永続的報告(例えば、PUCCHを介して)であることを示すことができる。報告構成タイプインジケータは、CSI報告が、報告スロット構成、報告スロットオフセット構成、及び/又は開ループ電力制御パラメータ(例えば、P 0及びアルファ)で構成された(例えば、PUSCHを介した)半永続的報告であることを示すことができる。報告構成タイプインジケータは、CSI報告が報告スロットオフセット構成で構成された非周期的報告であることを示すことができる。報告数インジケータは、無線デバイスがCSI報告で送信(例えば、伝送)し得るCRI-RI-PMR-CQI、CRI-RI-L1、CRI-RI-L1-CQI、CRI-RI-CQI、CRI-RSRP、SSB-Index-RSRP、及び/又はCRI-RI-LI-PMI-CQIのうちの少なくとも1つ(いずれの1つであるか)を示し得る。
【0286】
無線デバイス3415は、アップリンク光線報告3435を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告3435は、複数のパネルのうちの第1のパネル(例えば、パネル1)を有する人体(又は他の生物)3440への近接が無線デバイス3415によって検出されること、及び/又は、複数のパネルのうちの少なくとも第2のパネル(例えば、パネル2)について人体(又は他の生物)への近接(例えば、3440)が検出されないことを示し得る。アップリンク光線報告3435は、CSI報告と同じであっても異なっていてもよい。アップリンク光線報告3435は、第1のパネル(例えば、パネル1)を識別/示す第1インデックス、少なくとも第2のパネル(例えば、パネル2)を識別/示す第2インデックス、第1のパネルを介して送信(例えば、伝送)するための第1P-MPR値、第2のパネルを介して送信(例えば、伝送)するための第2P-MPR値、第1のパネルを介して送信(例えば、伝送)するための第1PHR値、第2のパネルを介して送信(例えば、伝送)するための第2PHR値、第1のパネルを介して送信(例えば、伝送)するための第1最大出力電力、及び/又は第2のパネルを介して送信(例えば、伝送)するための第2最大出力電力のうちの少なくとも1つを含み得る。P-MPRは、アップリンク送信のための送信電力低減値を備え得る/示し得る。無線デバイス3415は、近接検出に起因する1つ以上のRF曝露要件への準拠に基づいて、P-MPRを決定し得る。PUCCHリソースを介して、アップリンク光線報告3435で送信(例えば、伝送)されたPHRは、L1-PHRと称され得る。無線デバイス3415は、L1-PHRの値を、パネルに関連付けられたパス損失RSのL1-RSRP、パネルのP-MPR、及び/又は、その他の電力パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定し得る。
【0287】
CSI報告は、ダウンリンクCSI報告及び/又はアップリンク光線報告を含むように定義(又は再定義)され得る。CSI報告は、ダウンリンクCSI報告だけでなく、アップリンク光線報告(例えば、近接検出及び/又はアップリンクカバレッジロスを示す)も含むように定義(又は再定義)され得る。基地局は、無線デバイスへ、構成パラメータ(例えば、CSI報告の)を備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信(例えば、送伝送)し得る。構成は、CQI、PMI、CRI、SSBRI、LI、RI、L1-RSRP、L1-SINR、P-MPR、及び/又はL1-PHRのうちの少なくとも1つを含み得る。CSI報告の構成パラメータの報告数タイプは、CSI報告で送信(例えば、伝送)され得るCQI、PMI、CRI、SSBRI、LI、RI、L1-RSRP、L1-SINR、P-MPR、及び/又はL1-PHRのうちの少なくとも1つ(例えば、いずれの1つであるか)を示し得る。
【0288】
無線デバイス3415は、第1のパネル(例えば、パネル1)及び少なくとも第2のパネル(例えば、パネル2)を備える複数のパネルを装備してもよい。第1のパネルを作動させることができる。第2のパネルを作動させることができる。第1のパネル及び第2のパネルの両方を作動させることができる。無線デバイス3415は、例えば、第1のパネルがアクティブ化されている期間中、第1のパネルを介してアップリンク信号を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3415は、例えば、第2のパネルが起動されている期間中、第2のパネルを介してアップリンク信号を送信(例えば、伝送)し得る。
【0289】
無線デバイスは、複数のパネルのうちのパネルから基地局の少なくとも1つのTRP(例えば、複数のTRPのうちの1つ)に送信する(例えば、伝送する)ために空間領域フィルタを使用することができる(例えば、適用することができる)。パネル及び/又は空間領域フィルタは、DCIのUL TCI指示、DCI内のパネルID、DCIのSRI指示、DCIを受信するためのCORESETのCORESETプールインデックスなどのうちの少なくとも1つに基づいて決定され得る。
【0290】
無線デバイスは、例えば、無線デバイスがアップリンク許可を示すDCIを受信した場合、パネル及び/又は送信光線(及び/又は空間領域送信フィルタ)をパネル上で決定し得る。パネルは、パネルIDによって示されてもよい(例えば、明示的に示される)。DCIはパネルIDを含み得る。パネルは、SRS ID(及び/又はSRSグループ/プールインデックス)、アップリンク送信用のUL TCIのUL TCIプールインデックス、及び/又は(例えば、DCIを受信するための)CORESETのCORESETプールインデックスによって示され得る(例えば、暗黙的に示され得る)。
【0291】
ステップ3425において、無線デバイス3425は、パネル1及び/又はパネル2などの1つ以上のパネル(例えば、複数のパネル)に対して近接検出を実行することができる。任意の数のパネルが、無線デバイス3415によって使用され得る。無線デバイス3415は、P-MPR及び/又はPHR(及び/又はL1-PHR)に基づいて、近接検出を実行し得る。ステップ3430において、無線デバイス3415は、P-MPR及び/又はPHR(例えば、測定されたP-MBR及び/又は測定されたPHR)に基づいて、アップリンク光線報告3435の送信をトリガ/開始/送信し得る。アップリンク光線報告3435は、1つ以上の近接検出の指示を含むことができる(例えば、3440)。無線デバイスは、例えば、
図35に関して記載されたように、アップリンク光線報告のアップリンク送信をトリガし得る。無線デバイス3415は、アップリンク光線報告3435の構成パラメータ(例えば、第1の構成パラメータ)に基づいて、アップリンクチャネル(例えば、PUCCH及び/又はPUSCH)を介してアップリンク光線報告3435を送信(例えば、伝送)し得る。
【0292】
図35は、アップリンク光線報告の例を示す。無線デバイス3515のために、1つ以上のアップリンク光線報告がトリガされ得る。無線デバイス3515は、更なるパネル(例えば、1つ以上のパネル)で構成され得る。無線デバイス3515は、第1のパネル及び少なくとも第2のパネルを備える複数のパネルで構成されてもよい。第1のパネルを作動させることができる。第2のパネルを作動させることができる。第1のパネル及び第2のパネルの両方を作動させることができる。無線デバイス3515は、例えば、パネルが起動されている期間中、パネルを介してアップリンク信号を送信(例えば、伝送)し得る。
【0293】
無線デバイス3515は、アップリンク光線報告をトリガし得る。アップリンク光線報告は、近接検出の1つ以上の指示を含むことができる。近接検出は、第1のパネルのアップリンクデューティサイクル及び/又は第2のパネルのアップリンクデューティサイクルに基づくことができる。セルのアップリンクデューティサイクルは、評価期間(例えば、ミリ秒、秒、又は任意の他の持続時間)内/評価期間中に、セルを介して送信された(例えば、伝送された)アップリンクシンボルのパーセンテージ又は量として定義/示され得る。アップリンクデューティサイクルは、パネル毎に評価され得る。アップリンクデューティサイクルは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルと第2のパネルとの間でアップリンク送信を切り替える場合、パネル毎に評価され得る。第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中に第1のパネルを介して送信される(例えば、伝送される)アップリンクシンボルのパーセンテージ又は数として定義/指示され得る。第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中に第2のパネルを介して送信される(例えば、伝送される)アップリンクシンボルのパーセンテージ又は数として定義/指示され得る。
【0294】
無線デバイスは、P-MPR値を使用する(例えば、適用する)か否かを判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクル及び/又は第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルの共同評価に基づいて、P-MPR値を使用する(例えば、適用する)か否かを判定し得る。第1のアップリンクデューティサイクル及び/又は第2のアップリンクデューティサイクルは、同じ評価期間で評価され得る。無線デバイスは、例えば、第1のアップリンクデューティサイクルと第2のアップリンクデューティサイクルとの合計が閾値(例えば、maxUplinkDutyCycle-PC 2-FR1、maxUplinkDutyCycle-FR2等)よりも大きいことに基づいて、P-MPR値を使用する(例えば、適用する)ことを決定し得る。無線デバイスは、第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルのうちの少なくとも1つが閾値よりも大きいことに基づいて、P-MPR値を使用する(例えば、適用する)ことを決定し得る。少なくとも1つのデューティサイクルは、第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルのうちの小さい方又は大きい方であってもよく、これは構成によって決定されてもよく、及び/又は定義/事前定義されてもよい。
【0295】
無線デバイスは、第1のパネル(例えば、評価期間内)で評価された第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネル(評価期間内)で 評価された第2のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいことに基づいて(例えば、小さいこと後に又は小さいことに応じて)、PUCCH(又はPUSCH)を介してアップリンク光線報告をトリガし得る。閾値は、無線デバイスの能力に基づいて決定されたパラメータであり得る。
【0296】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、基地局から、機能問い合わせ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)のための1つ以上のメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の機能メッセージを送信(例えば、伝送)し得る。閾値は、デューティサイクル指示(例えば、UECapabilityInformationのmaxUplinkDutyCycle)によって示すことができる。デューティサイクル指示(例えば、maxUplinkDutyCycle)は、例えば、アップリンク送信のために(例えば、1つ以上の規制機関、標準化機関などによって提供される適用可能な電磁電力密度曝露要件への適合を確保するために)スケジュールされ得る評価期間(例えば、1秒又は任意の他の持続時間)中のシンボルのパーセンテージ又は量(例えば、シンボルの最大パーセンテージ又は最大数)を示し得る。
【0297】
無線デバイスは、第1のパネルにおけるP-MPRの使用(例えば、用途)に起因して(例えば、第1のパネルの近く(又はその方向)の近接検出に起因して)、第1のパネルにおいて、アップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きい場合、第1のパネルにおけるP-MPRの使用(例えば、用途)に起因して(例えば、第1のパネルの近く(又はその方向)の近接検出に起因して)、第1のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルよりも第2のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルが閾値未満である場合、第1のパネルよりも第2のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低いと判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルで評価された第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネル(例えば、評価期間内)で評価された第2のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいことに基づいて、アップリンクカバレッジロスを検出(又は予測)し得る。
【0298】
無線デバイス3515は、アップリンク光線報告(例えば、3501A)をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルで評価された第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きい、及び/又は、第2のパネル(例えば、評価期間内)で評価された第2のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいことを、及び/又は、第1のパネルでの近接検出(例えば、3501B)に基づいて、無線デバイスが判定した場合、アップリンク光線報告をトリガし得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルを識別する第1のインデックス、第1のアップリンクデューティサイクル、第2のパネルを識別する第2のインデックス、及び/又は第2のアップリンクデューティサイクルのうちの少なくとも1つを含み得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルでアップリンクカバレッジロスが発生していることを示すことができる。
【0299】
無線デバイス3515は、第1のパネルの第1のP-MPRと第2のパネルの第2のP-MPRとに基づいて、アップリンク光線報告(例えば、近接検出を含む)をトリガし得る(例えば、3502A)。無線デバイス3515は、適用可能な電磁電力密度曝露要件の遵守を保証すること、及び/又は、複数のRATでの同時送信(例えば、3GPP RAN又は他の仕様の範囲内であってもなくてもよい)のための不要な放射/自己防衛要件に対処すること、及び/又は、適用可能な電磁電力密度曝露要件の遵守を保証すること(例えば、より低い最大出力電力を必要とするような要件に対処するために近接検出が使用される場合)、のうちの少なくとも1つに基づいて、P-MPRを決定し得る。無線デバイス3515は、例えば、無線デバイスが、第1のパネルを介した送信を決定するのであれば、第1のパネルの第1の適用可能なP-MPRの第1の値を(例えば、上記の要件のうちの1つ以上に基づいて)決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第2のパネルを介した送信を決定するのであれば、第2のパネルの第2の適用可能なP-MPRの第2の値を(例えば、上記の要件のうちの1つ以上に基づいて)決定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のP-MPRが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPRが閾値よりも小さいことに基づいて、第1のパネルのアップリンクカバレッジロスを判定(及び/又は予測)し得る(例えば、3502B)。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定された電力低減値であり得る。
【0300】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、基地局から、機能問い合わせ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)のための1つ以上のメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の機能メッセージを送信(例えば、伝送)し得る。閾値は、P-MPR値を示し得る。無線デバイスは、パネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因して)。無線デバイスは、例えば、パネルのために使用されている(例えば、適用される)P-MPR値が閾値よりも大きい場合、アップリンクカバレッジロスがパネルで(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因して)生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、パネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得ることが不可能である(例えば、可能性が低い)と判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネルのために使用された(例えば、適用される)P-MPR値が閾値未満である場合、パネルにおいてアップリンクカバレッジロスが生じ得ることが可能ではない(例えば、可能性が低い)と判定し得る。
【0301】
無線デバイスは、アップリンクカバレッジロスが、第1のパネルで生じ得る、及び/又は、第2のパネルで生じないと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のP-MPRが閾値よりも大きい、及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPRが閾値よりも小さいと判定した場合、アップリンクカバレッジロスが、第1のパネルで生じ得る、及び/又は、第2のパネルで生じないと判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRと第2のパネルの第2のP-MPRとの間の比較に基づいて、アップリンクカバレッジロスを判定(又は予測)し得る。無線デバイスは、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のP-MPRが第2のパネルの第2のP-MPRよりも大きいと無線デバイスが判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルにおいて、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、PUCCH(又はPUSCH)によって、アップリンク光線報告をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のP-MPRが第2のパネルの第2のP-MPRよりも大きいと無線デバイスが判定した場合、PUCCH(又はPUSCH)によって、アップリンク・光線・報告をトリガし得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルを識別する第1のインデックス、第1のP-MPR値、第1のパネルで決定された第1のPCMAX、第2のパネルを識別する第2のインデックス、第2のP-MPR値、及び/又は第2のパネルで決定された第2のPCMAXのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0302】
無線デバイス3515は、第1のパネルの第1のP-MPRの変更と、第2のパネルの第2のP-MPRの変更とに基づいて、アップリンク光線報告(例えば、近接検出の指示を含む)をトリガし得る(例えば、3503A)。P-MPRの変化は、パネル毎に決定されてもよい。無線デバイスは、最新の(又は、現在の)アップリンク送信のために決定されたP-MPRと、例えば、最新のアップリンク送信前の、以前のアップリンク送信のために決定されたP-MPRとの比較に基づいて、パネルのP-MPRの変化を決定し得る。無線デバイスは、第1のP-MPRの変化が閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のP-MPRの変化が閾値よりも小さいこと(例えば、3503B)に基づいて(例えば、そのようなことの後に又はそのようなことに応じて)、アップリンクカバレッジロスを検出(又は予測)し得る。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定された電力低減値であり得る。
【0303】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、基地局から、機能問い合わせ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージ)のための1つ以上のメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の機能メッセージを送信(例えば、伝送)し得る。閾値は、P-MPR変更値を示し得る。無線デバイスは、パネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因する)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスによってパネルのために使用される(例えば、適用される)P-MPR変化が閾値よりも大きい場合、パネルにおいて(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得ることが可能であると判定し得る。無線デバイスは、パネルで(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得ることが不可能である(例えば、可能性が低い)と判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネルのために使用されるP-MPR変化(例えば、適用される)が閾値未満である場合、パネルにおいて(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得ることが可能ではない(例えば、可能性が低い)と判定し得る。
【0304】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化と、第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化との間の比較に基づいて、パネルのアップリンクカバレッジロスを検出(又は予測)し得る。無線デバイスは、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化が第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化よりも大きいと無線デバイスが判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルにおいて、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、PUCCH(又はPUSCH)によって、アップリンク光線報告をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化が第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化よりも大きいと無線デバイスが判定した場合、PUCCH(又はPUSCH)によって、アップリンク光線報告をトリガし得る。アップリンク報告は、第1のパネルを識別する第1のインデックス、第1のP-MPRの第1の変更、第1のパネルで決定された第1のPCMAX、第2のパネルを識別する第2のインデックス、第2のP-MPRの第2の変更、及び/又は第2のパネルで決定された第2のPCMAXのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0305】
無線デバイス3515は、第1のパネルの第1のP-MPR及び第1のRSRP、及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPR及び第2のRSRPに基づいて、アップリンク光線報告(例えば、近接検出の指示及び/又はアップリンクカバレッジロスの指示を含む)をトリガし得る(例えば、3504A)。P-MPRは、本明細書に記載された例のうちの1つ以上に基づいて決定され得る。RSRPは、構成済み参照信号発生における測定周波数帯域幅内のRSRP測定のために構成された参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を搬送するアンテナポートのリソース要素の電力寄与に対する線形平均として定義され得る。RSRPの基準点は、無線デバイスのアンテナコネクタであり得る(例えば、FR 1などの第1の周波数範囲の場合)。RSRPは、所定の受信ブランチに対応するアンテナ素子からの合成信号に基づいて測定され得る(例えば、FR2などの第2の周波数範囲の場合)。第1のパネルの第1のRSRPは、第1のパネルを介して受信されたRSで測定され得る。第2のパネルの第2のRSRPは、第2のパネルを介して受信されたRSで測定され得る。第1RSRPは第2RSRPと同じであっても異なっていてもよい。無線デバイス3515は、第1のパネルの第1P-MPRと第1RSRPとの組み合わせ値が閾値よりも小さいこと、及び/又は、第2のパネルの第2P-MPRと第2RSRPとの組み合わせ値が閾値よりも大きいことに基づいて、アップリンク光線報告をトリガし得る(例えば、3504B)。RSRPとP-MPRとを組み合わせ値は、RSRPの値からP-MPRの値を引いたものとして決定されてもよい(例えば、P-MPRの値が0以上である場合)。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定され得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルを識別する第1のインデックス、第1のP-MPR、第1のRSRP、第1のP-MPRと第1のRSRPとの組み合わせ値、第1のパネル上で構成された第1のPCMAX、第2のパネルを識別する第2のインデックス、第2のP-MPR、第2のRSRP、第2のP-MPRと第2のRSRPとの組み合わせ値、及び/又は第2のパネル上で構成された第2のPCMAXのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0306】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、基地局から、機能問い合わせ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)のための1つ以上のメッセージを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の機能メッセージを送信(例えば、伝送)し得る。閾値は、組み合わされたRSRP及びP-MPR値を示し得る。無線デバイスは、パネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因する)。無線デバイスは、例えば、パネルにおける測定されたRSRP値と適用可能なP-MPR値との組み合わせ値が閾値よりも小さい場合、パネルにおいて(例えば、近接検出に関連するMPE要件への準拠に起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、パネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得ることが不可能である(例えば、可能性が低い)と判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネル上の測定されたRSRP値と適用可能なP-MPR値との組み合わせ値が閾値よりも大きい場合、パネル上でアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性がない(例えば、可能性が低い)と判定し得る。
【0307】
無線デバイスは、第1のP-MPRと第1のパネルの第1のRSRPとの第1の組み合わせ値と、第2のP-MPRと第2のパネルの第2のRSRPとの第2の組み合わせ値との比較に基づいて、アップリンク光線報告をトリガし得る。無線デバイスは、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1の組み合わせ値が第2のパネルの第2の組み合わせ値よりも小さいと無線デバイスが判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。
【0308】
無線デバイス3515は、第1のパネルの第1のPHR(例えば、L1-PHR)と、第2のパネルの第2のPHR(例えば、L1-PHR)とに基づいて、アップリンク光線報告(例えば、近接検出の指示及び/又はアップリンクカバレッジロスの指示を含む)をトリガし得る(例えば、3504A)。PHRは、実際のPUSCH送信又は基準PUSCH送信に基づくタイプ1 PHRであり得る。PHRは、PUCCH送信に基づくタイプ2 PHRであり得る。PHRは、実際のSRS送信に基づくタイプ3 PHRであり得る。無線デバイスは、活性化されたサービングセルのタイプ1 PHRが、実際のPUSCH送信に基づいていると判定し得る。サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるPUSCH送信機会iの場合、無線デバイスは、タイプ1 PHRを
【0309】
【0310】
【数17】
は、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるPUSCH送信機会iのためのリソースブロックの数で表されたPUSCHリソース割当の帯域幅であり得る。α
b,f,c(j)は基地局によって構成された電力補償係数であってもよい。ΔT
F,b,f,c(i)はPUSCHの送信フォーマットのための電力調整の値であってもよい。f
b,f,c(i,l)はサービングセルcのキャリアfのアクティブUL
BWP bのためのPUSCH電力制御調整状態lであってもよい。P
O_PUSCH,b,f,c(j)は基地局によって構成されたターゲットPUSCH受信電力であってもよい。PL
b,f,c(q
d)=referenceSignalPower-RSRP、ここで、referenceSignalPowerは、基地局によって提供され、RSRPは、リファレンスサービングセルにおいて測定され得る。RSRPは、基地局によって構成されたフィルタ構成に基づいてフィルタリングなしのL1-RSRPであり得る。RSRPは、基地局によって構成されたフィルタ構成に基づくフィルタリングを伴うL 3-RSRPであり得る。無線デバイスは、前述した例を実施することによって、P-MPR、MPR、A-MPR、無線デバイスの電力クラスの電力値、及び/又は無線デバイスの最大実効等方放射電力(EIRP
max)のうちの少なくとも1つに基づいて値P
CMAX,f,c(i)を決定することができる。
【0311】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのためのタイプ1 PHRが、基準PUSCH送信に基づいていると判定し得る。サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるPUSCH送信機会iの場合、無線デバイスは、タイプ1 PHRを、
【0312】
【0313】
【数19】
は、MPR=0dB、A-MPR=0dB、P-MPR=0dBと仮定して計算され得る。ΔT
C=0dB。MPR、A-MPR、P-MPR、及びΔT
Cは、本明細書に記載の例に基づいて決定される。P
O_PUSCH,b,f,c(j)及びα
b,f,c(j)は、P
O_NOMINAL_PUSCH,f,c(0)及びp0-PUSCH-AlphaSetId=0を用いて得られる。PL
b,f,c(q
d)はpusch-PathlossReferenceRS-Id=0及びl=0を用いて取得することができる。
【0314】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのためのタイプ3 PHRが、実際のSRS送信に基づいていると判定し得る。無線デバイスは、タイプ3 PHRを
【0315】
【数20】
[dB]として計算/決定し得る。無線デバイスは、例えば、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWPbにおけるSRS送信機会iの場合、及び、無線デバイスが、サービングセルcのキャリアfにおけるPUSCH送信のために設定されていない場合、タイプ3 PHRを、
【0316】
【数21】
[dB]として計算/決定し得る。M
SRS,b,f,c(i)は、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるSRS送信機会iのためのリソースブロックの数で表されるSRS帯域幅であってもよい。α
SRS,b,f,c(q
s)は、基地局によって構成された電力補償係数であってもよい。h
b,f,c(i)は、サービングセルcのキャリアfのアクティブUL BWP bのためのSRS電力制御調整状態lであり得る。P
O_SRS,b,f,c(q
s)は、基地局によって構成された目標SRS受信電力であってもよい。無線デバイスは、前述した例を実施することによって、P-MPR、MPR、A-MPR、無線デバイスの電力クラスの電力値、及び/又は無線デバイスの最大実効等方放射電力(EIRP
max)のうちの少なくとも1つに基づいて値P
CMAX,f,c(i)を決定することができる。
【0317】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのためのタイプ3 PHRが、基準SRS送信に基づいていると判定し得る。無線デバイスは、タイプ3 PHRを
【0318】
【数22】
[dB]として計算/決定し得る。無線デバイスは、例えば、サービングセルcのキャリアfのUL BWP bにおけるSRS送信機会iの場合、及び、無線デバイスが、サービングセルcのキャリアfのUL BWP bにおけるPUSCH送信のために設定されていない場合、タイプ3 PHRを、
【0319】
【数23】
[dB]として計算/決定し得る。q
sは、UL BWP b,P
O_SRS,b,f,c(q
s)、α
SRS,f,c(q
s)、PL
b,f,c(q
d)、及びh
b,f,c(i)についてはSRS-ResourceSetId=0に対応するSRSリソースセットであってもよく、UL BWP bについてはSRS-ResourceSetId=0から取得されてもよい。
【0320】
【数24】
は、MPR=0dB、A-MPR=0dB、P-MPR=0dB、及びΔT
C=0dBと仮定して計算/決定することができる。
【0321】
PHRは、L1-PHR及びL 2-PHRのうちの少なくとも1つを備え得る。L1-RSRPに基づいて評価されるPHRは、L1-PHRと称され得る。アップリンク光線報告(例えば、UCIに含まれるか、又はPUCCHで送信(例えば、伝送)される)で送信された(例えば、伝送された)PHRは、L1-PHRと称され得る。L 3-RSRPに基づいて評価され、PHR MAC CEで送信(例えば、伝送)される既存のPHRは、L 2-PHRと称され得る。
【0322】
無線デバイス3515は、第1のパネルの第1のPHRが閾値よりも小さいこと、及び/又は、第2のパネルの第2のPHRが閾値よりも大きいことに基づいて、アップリンク光線報告をトリガし得る(例えば、3505B)。無線デバイスは、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定(又は予測)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のPHRが閾値よりも小さく、及び/又は、第2のパネルの第2のPHRが閾値よりも大きいと判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定(又は予測)し得る。閾値は、例えば、本明細書に記載の例を実施することによって基地局によって構成されてもよく、又は固定値に事前構成されてもよい。アップリンク光線報告は、第1のパネルを識別する第1のインデックス、第1のPHR、第1のP-MPR値、第1のパネルに設定された第1のPCMAX、第2のパネルを識別する第2のインデックス、第2のPHR、第2のP-MPR値、及び/又は第2のパネルに設定された第2のPCMAXのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0323】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のPHRと、第2のパネルの第2のPHRとの比較に基づいて、アップリンク光線報告をトリガし得る。無線デバイスは、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定(又は予測)し得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のPHRが第2のパネルの第2のPHRよりも少ない(例えば、絶対値で)と無線デバイスが判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定(又は予測)し得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルを識別する/示す第1のインデックス、第1のPHR、第1のP-MPR値、第1のパネルに設定された第1のPCMAX、第2のパネルを識別する第2のインデックス、第2のPHR、第2のP-MPR値、及び/又は、第2のパネルに設定された第2のPCMAX、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0324】
図35に関して説明された1つ以上の例は、アップリンク光線報告をトリガすることを決定するために組み合わせることができる。無線デバイスは、パネルにおけるアップリンクデューティサイクル、P-MPR、P-MPRの変化、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つの共同評価に基づいて、アップリンク光線報告をトリガし得る。
図34及び
図35に図示されるように、無線デバイスは、アップリンクデューティサイクル、P-MPR、P-MPRの変更、RSRP、及び/又はPHRのうちの1つ以上に基づいて、アップリンク光線報告をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、
図35に関して記載された例に基づいて、1つ以上の条件が満たされた場合、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告の送信は非周期的であり得る。アップリンク光線報告の非周期的な送信は、アップリンクシグナリングオーバーヘッドを低減し、及び/又は近接検出による基地局アップリンクカバレッジ問題を適時に通知することができる。
【0325】
図36は、P-MPR及び/又はPHR報告の例を示す。P-MPR及び/又はPHR報告は、定期的であり得る。無線デバイス3615は、定期的なアップリンク光線報告を送信/伝送し得る(例えば、近接検出及び/又はアップリンクカバレッジロスを示すために)。基地局3610は、無線デバイス3615へ、アップリンク光線報告の構成パラメータ3620を含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信(例えば、伝送)し得る。構成パラメータ3620は、
図35に関して説明された1つ以上の例を実施することによって送信され(例えば、伝送され)得る。
【0326】
ステップ3625において、無線デバイス3615は、P-MPR及び/又はPHR を(例えば、
図35に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)測定し得る。無線デバイス3615は、(例えば、
図35に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)第1のパネル及び少なくとも第2のパネルを含む複数のパネルを装備/構成してもよい。
【0327】
無線デバイス3615は、アップリンク光線報告の構成パラメータ3620に基づいて、1つ以上の定期的なアップリンク光線報告3630、3640を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3615は、例えば、無線デバイス3515が1つ以上の定期的なアップリンク光線報告3630,3640を送信/伝送することに基づいて、無線デバイス3615と異なり得る。無線デバイス3615は、複数のパネルにおける連続的な測定値3625(例えば、L1-RSRP、L 3-RSRP、P-MPR、及び/又はPHR)に基づいて、1つ以上の周期的なアップリンク光線報告3630、3640を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3615は、構成パラメータ3620に示された送信周期3635で、1つ以上のアップリンク光線報告3630、3640を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3615は、構成パラメータ3620に示されたPUCCHリソースを介して、1つ以上のアップリンク光線報告3630、3640を送信(例えば、伝送)し得る。1つ以上のアップリンク光線報告3630、3640は、第1のパネルを示す第1インデックス、第1のパネルと関連付けられた第1P-MPR値、第1のパネルと関連付けられた第1PHR値、第1のパネルと関連付けられた第1RSRP値、第1のパネルで決定された第1PCMAX、第2のパネルを示す第2インデックス、第2のパネルと関連付けられた第2P-MPR値、第2のパネルと関連付けられた第2PHR値、第2のパネルと関連付けられた第2RSRP値、及び/又は第2のパネルで決定された第2PCMAXのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0328】
無線デバイス3615は、アクティブなパネルのP-MPR/RSRP/PHR値を示す、1つ以上の定期的なアップリンク光線報告3630,3640を送信(例えば、伝送)し得る。アクティブなパネルについて周期的に示されるP-MPR/RSRP/PHR値に基づいて、基地局3610は、もしあれば、どのパネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得るのかを予測し得る。基地局3610は、この予測に基づいて、(例えば、アップリンクカバレッジロスを回避するために)アップリンク送信のためのアクティブパネルスイッチングを示すコマンドを無線デバイス3615へ送信(例えば、伝送)し得る。1つ以上のアップリンク光線報告3630、3640の定期的な送信は、アップリンクカバレッジロスの実際の発生を低減することができる。
【0329】
無線デバイスは、複数のパネル(例えば、
図34及び/又は
図36に関連して説明したようなもの)のP-MPR及び/又はPHR(例えば、L1-PHR)を備える1つ以上の周期的又は非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、複数のパネルで構成され、高周波数(例えば、30GHz、50GHz、又は任意の他の周波数)で動作する場合、複数のパネルのP-MPR及び/又はPHR(例えば、L1-PHR)を備える1つ以上の周期的又は非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。1つ以上のアップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの少なくとも1つの近接検出、アップリンクカバレッジロス、及び/又はP-MPR/PHRを示すことができる。無線デバイスは、基地局から無線デバイスへ送信(例えば、伝送)された1つ以上の参照信号のダウンリンクチャネル品質を示す1つ以上のCSI報告を、基地局へ送信(例えば、伝送)し得る。1つ以上のアップリンク光線報告は、1つ以上のCSI報告とは異なり得る。1つ以上のアップリンク光線報告は、複数のパネルからの第2のパネル又は第2のパネルの光線がアップリンク送信に適していることを示すことができる。1つ以上のアップリンク光線報告は、例えば、近接が第1のパネルで検出され、及び/又はアップリンクカバレッジロスが第1のパネルで発生している場合、複数のパネルからの第2のパネル又は第2のパネルの光線がアップリンク送信に適していることを示すことができる。基地局は、例えば、アップリンク光線報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、アップリンク送信(例えば、PUCCH/PUSCH/SRS)のために第2のパネルに変更するように無線デバイスに命令し得る(例えば、指示し得る)。CSI報告は、L1-RSRP及び/又はL1-SINRを含むことができ、及び/又はダウンリンク送信を受信するためのダウンリンク光線及び/又はダウンリンクTRPを示すことができる。基地局は、例えば、CSI報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、ダウンリンク送信(例えば、PDCCH/PDSCH/CSI-RS)のためのダウンリンク送信光線を決定することができる。PMI/CRI/RI等を備えるCSI報告は、基地局から無線デバイスへの無線伝搬チャネルの空間特性(例えば、ランク、プリコーディング重みインデックスなど)の量を示し得る。基地局は、例えば、CSI報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、PDSCH上の送信フォーマット(例えば、MCS、PDCCH/PDSCHのリソース割当、MIMO送信フォーマットなど)を決定し得る。
【0330】
少なくともいくつかの無線デバイスは、MPE報告を送信/伝送する時期及び/又は場所を効率的及び/又は正確に決定することができない場合がある。そのような無線デバイスは、複数のパネルで構成されてもよく、アクティブパネルの近くで人体を検出するように構成されてもよい。そのような無線デバイスは、MPEインスタンスに基づいてMPE報告を送信/伝送することを決定し得る。しかしながら、そのような無線デバイスは、誤ったセルを介して、及び/又は誤ったBWP又は他の無線リソースを介して、非常に頻繁に、非常にまれにMPE報告を送信する可能性がある。例えば、無線デバイスは、SCellがアクティブ化された場合、セルのBWPがアクティブ化された場合、及び/又はSCellが休止状態に遷移した場合、1つ以上のCSI報告を送信(例えば、伝送)することができる。CSI報告に基づいて、基地局は、ダウンリンク光線を決定するために使用され得るダウンリンクチャネル品質又はダウンリンク光線情報、又はダウンリンクデータ送信のためのダウンリンク送信フォーマットを取得することができる。無線デバイスが複数のパネルで構成されている場合、無線デバイスは、アクティブパネルの近くで人体を検出することができる。基地局は、例えば、無線デバイスが近接検出を示す前に、無線デバイスにおける近接検出を認識しない場合がある。基地局は、アクティブパネルを介してアップリンク送信を指示し続ける(例えば、指示する)ことができる。これは、アップリンクカバレッジロスをもたらし得る。アップリンクカバレッジロス(例えば、近接検出に関連するRF曝露要件に準拠することに起因する)を低減するために、例えば、基地局がアップリンク送信をスケジュールする前に、及び/又は無線デバイスがアップリンク送信のためにスケジュール/構成されている場合に、(例えば、送信する)タイムリーなアップリンク光線報告を送信することが有益であり得る。例えば、無線デバイスが複数のセル及び/又は複数のBWP(又は複数の他の無線リソース)で構成されている場合、無線デバイスは、アップリンク光線報告をいつ送信する(例えば、伝送する)か及び/又はアップリンク光線報告をどこに送信する(例えば、伝送する)かを決定することができない場合がある。基地局は、アップリンク光線報告をいつ及び/又はどこから(例えば、どのセルを介して、どのBWPを介して、又はどの他の無線リソースを介して)受信するかを知らない場合がある。十分なMPE報告がないアップリンクスケジューリングは、アップリンク送信の中断/失敗、及び/又はアップリンク送信スループットの低下などの問題をもたらす可能性がある。
【0331】
本明細書に記載されるように、無線デバイスは、改善されたMPE報告を用いて構成され得る。無線デバイスは、1つ以上のパネルのための1つ以上のパネル固有の電力バックオフ値を備含むMPE報告を送信/伝送し得る。無線デバイスは、セルのアクティブ化に基づいて(例えば、アクティブ化の後又はアクティブ化に応じて)、MPE報告を送信/伝送し得る。無線デバイスは、セルのBWP(又は他の無線リソース、周波数範囲など)のための1つ以上のパネル固有の電力バックオフ値を含むMPE報告を送信/伝送し得る。無線デバイスは、アクティブなBWPをMPE報告を送信するために使用されるBWPの切り替え(又は別の第1の無線リソースをMPE報告を送信するために使用される第2の無線リソースの切り替え)に基づいて(例えば、切り替えの後又は切り替えに応じて)MPE報告を送信/伝送することができる。無線デバイスは、DRXアクティブ時間 への遷移(及び/又は任意の他の状態遷移)に基づいて(例えば、遷移後又は遷移に応じて)、BWP、セル、及び/又は任意の無線リソース(例えば、周波数範囲など)の1つ以上のパネル固有の電力バックオフ値を含むMPE報告を送信/伝送することができる。基地局は、例えば、セルをアクティブ化し、BWP(又は他の無線リソース)をアクティブ化又は切り替えし、及び/又は無線デバイスをDRXアクティブ時間に遷移する(及び/又は任意の他の状態遷移)ために1つ以上のメッセージを送信することに基づいて(例えば、送信後又は送信に応じて)、MPE報告を受信するように構成され得る。本明細書に記載された改善されたMPE報告は、送信失敗の低減、アップリンク送信スループットの増大、遅延の低減、及び/又は無線デバイスと基地局との間の同期の増大などの利点を提供し得る。
【0332】
図37は、アップリンク光線報告及び/又はBWPスイッチングの一例を示す。アップリンク光線報告及び/又はBWPスイッチングは、P-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを含み得る。BWPの切り替えは、例えば、無線デバイス3715がセル内の複数のBWPで構成されている場合に実行され得る。基地局3710は、無線デバイス3715へ、セルの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ3720(例えば、RRCメッセージ)を送信(例えば、伝送)し得る。セルは、PCell又はPSCellであってもよい。セルは、複数のBWPを含み得る。無線デバイス3715は、第1のパネル及び少なくとも第2のパネルを(例えば、
図35に関して説明したように)備える複数のパネルを装備/構成してもよい。
【0333】
無線デバイス3715は、複数のBWPのうちの第1のBWP(例えば、BWP1)のアクティブ化を示す第1のDCI 3725を受信することができる。第1のBWPは、アップリンクBWPであってもよい。第1のBWPは、ダウンリンクBWPであってもよい。第1のDCI 3725は、DCIフォーマット1_1/1_2、又はDCIフォーマット0_1/0_2に基づくことができる。第1のDCI 3725は、第1のBWPを指示するBWP指示フィールドを含んでもよい。第1のDCI 3725は、第1のBWPにおけるアップリンク許可又は第1のBWPにおけるダウンリンクリソース割当を含み得る。ステップ3740において、無線デバイス3715は、第1のDCI 3725に基づいて(例えば、第1のDCI 3725の後又は第1のDCI 3725に応じて)、第1のBWPに関するアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、例えば、第1のBWPがアクティブ状態にある場合、第1のBWPに関するアップリンク光線報告を送信し得る。アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの1つ以上のパネル(例えば、パネル1及び/又はパネル2)のためのP-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを含み得る。アップリンク光線報告は、非周期的アップリンク光線報告(例えば、
図34及び/又は
図35に関連して説明した1つ以上の例に基づく)として実装され得る。アップリンク光線報告は、周期的アップリンク光線報告として(例えば、
図36に関して説明したような1つ以上の例に基づいて)実装され得る。無線デバイス3715は、PCell又はPUCCH SCellのPUCCHリソースを介して、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、PUCCHリソースを介して、アップリンク光線報告を備える1つ以上のUCIビットを送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、例えば、無線デバイス3715が、第2のパネルに近接する人体を検出したのであれば、第1のパネルの第1のP-MPRが、第2のパネルの第2のP-MPRよりも小さいこと、第1のパネルの第1のRSRPが、第2のパネルの第2のRSRPよりも大きいこと、及び/又は、第1のパネルの第1のPHRが、第2のパネルの第2のPHRよりも大きいこと、のうちの少なくとも1つを決定し得る。
【0334】
基地局3710は、無線デバイス3715から、1つ以上のパネルのためのP-MPR、RSRP、及び/又は、PHRのうちの少なくとも1つを含むアップリンク光線報告を受信し得る。基地局3710は、例えば、アップリンク光線報告に基づいて、第1のパネル(例えば、パネル1)のPUSCHリソースを介してアップリンク送信を示す第2DCI 3730を送信(例えば、伝送)してもよい。基地局3710は、第1のパネルの第1のP-MPRが第2のパネルの第2のP-MPRよりも小さいこと、第1のパネルの第1のRSRPが第2のパネルの第2のRSRPよりも大きいこと、及び/又は第1のパネルの第1のPHRが第2のパネルの第2のPHRよりも大きいこと、のうちの少なくとも1つを指示するアップリンク光線報告に基づいて、第1のパネルを介してアップリンク送信を指示してもよい。ステップ3745において、無線デバイス3715は、第2のDCIに基づいて、第1のパネルのPUSCHリソースを介して、1つ以上のアップリンクデータパケット(例えば、トランスポートブロック)を送信(例えば、伝送)し得る。
【0335】
基地局3710は、第1のBWPから第2のBWPへのアクティブなBWPの切り替えを示す第3のDCI 3735を無線デバイス3715に送信(例えば、伝送)し得る(例えば、BWP2)。第2のBWPは、アップリンクBWPであってもよい。第2のBWPは、ダウンリンクBWPであってもよい。無線デバイス3715は、例えば、第3のDCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、第2のBWPをアクティブ化し、及び/又は第1のBWPを非アクティブ化し得る。ステップ3750では、無線デバイス3715は、例えば、第2のBWPをアクティブ化することに基づいて、第2のBWPで測定された1つ以上のパネルのP-MPR/RSRP/PHRを含むアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、例えば、第1のBWPを非アクティブ化することに基づいて、第1のBWPに関するアップリンク報告の送信(例えば、伝送)を停止し得る。
【0336】
無線デバイス3715は、例えば、第1のDCI及び/又は第3のDCIを受信した後、一度にアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)ことを要求され得る。無線デバイス3715は、例えば、アクティブなBWPを切り替える場合、例えば、基地局3710と無線デバイス3715とを揃えるために、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告が送信/伝送されるべき時間は、基地局3710によって設定値に基づいて決定され得る。無線デバイス3715は、例えば、無線デバイスの能力のパラメータに基づいて決定された時点で、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、例えば、基地局3710から無線デバイス3715能力問い合わせメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、パラメータを含む無線デバイス3715能力メッセージ(RRCメッセージ)を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、所定の値に基づいて決定された時間に、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。
【0337】
図37に関して説明したアップリンク光線報告及び/又はBWPスイッチングは、半永続的アップリンク光線報告に拡張され得る。PUCCHを介した半永続的アップリンク光線報告は、半永続的アップリンク光線報告(例えば、SPアップリンク光線報告有効化/無効化MAC CE)のアクティブ化/非アクティブ化を示すMAC CEによってトリガされ得る。PUSCHを介した半永続的アップリンク光線報告は、半永続的アップリンク光線報告のアクティブ化/非アクティブ化を示すDCIによってトリガされ得る。
【0338】
無線デバイス3715は、近接検出に関連する1つ以上のパラメータ(例えば、P-MPR、RSRP、及び/又はPHR)、及び/又は、RF曝露要件に準拠することに起因するアップリンクカバレッジロスを含む1つ以上のアップリンク光線報告(例えば、周期的、非周期的、及び/又は半永続的)を基地局3710へ(例えば、セルのBWPの活性化に基づいて)送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3715は、1つ以上のアップリンク光線報告の送信(例えば、伝送)を(例えば、セルのBWPを不活性化することに基づいて)停止し得る。本明細書に記載された動作は、アップリンク送信カバレッジを改善し、アップリンクのロバスト性を高め、及び/又は、無線デバイス3715の電力消費を低減し得る。
【0339】
図38は、SCellのための例示的なアップリンク光線報告を示す。基地局3810は、無線デバイス3815へ、セルの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ3820(例えば、RRCメッセージ)を送信(例えば、伝送)し得る。セルはSCellであってもよい。セルは、1つ以上(例えば、複数の)のBWPを含み得る。BWPは、デフォルトBWP(例えば、BWP 0)としての第1のBWP、第1のアクティブBWP及び/又は初期アクティブBWP(例えば、BWP1)としての第2のBWP、及び/又は休止BWP(例えば、BWP3)としての第3のBWPを含み得る。無線デバイス3815は、(例えば、
図35に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)第1のパネル及び第2のパネルを備える複数のパネルを装備/構成され得る。
【0340】
無線デバイス3815は、セルのアクティブ化を示す第1コマンド3825を受信し得る。第1のコマンドは、(例えば、
図21A及び/又は
図21Bに示すように)SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CE であってもよい。第1のコマンドは、第1の値(例えば、「アクティブ」)に設定されているセルのSCell状態パラメータを含むRRCメッセージであり得る。第1のコマンドは、セルのアクティブ化を示すDCIであってもよい。第1のコマンドは、SCellの休止から非休止への遷移を示すDCIであってもよい。無線デバイス3815は、セルの活性化を示す第1コマンドを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、セルを活性化し得る。無線デバイス3815は、セルのアクティブ化に基づいて、第1のアクティブBWP又は初期アクティブBWPをアクティブ化し得る。ステップ3845において、無線デバイス3815は、第1のアクティブBWP(又は初期アクティブBWP)について、複数のパネルのうちの1つ以上のパネルのアップリンク光線報告(例えば、P-MPR、RSRP、及び/又はPHR)を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの1つ以上のパネル(例えば、パネル1及び/又はパネル2)のための第1のアクティブBWP(及び/又は初期アクティブBWP)のP-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを含み得る。アップリンク光線報告は、(例えば、
図34及び/又は
図35に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)非周期的アップリンク光線報告として実装され得る。アップリンク光線報告は、(例えば、
図36に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)周期的アップリンク光線報告として実装され得る。無線デバイス3815は、PCellのPUCCHリソースを介して、及び/又はPUCCH SCellを介して、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3815は、PUCCHリソースを介して、アップリンク光線報告を含む1つ以上のUCIビットを送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3815は、例えば、無線デバイス3815が第2のパネルに近接する人体を検出した場合、第1のパネルの第1のP-MPRが、第2のパネルの第2のP-MPRよりも小さいこと、第1のパネルの第1のRSRPが、第2のパネルの第2のRSRPよりも大きいこと、及び/又は、第1のパネルの第1のPHRが、第2のパネルの第2のPHRよりも大きいこと、のうちの少なくとも1つを決定し得る。
【0341】
基地局3810は、第2のBWP(例えば、BWP2)へのアクティブなBWPの切り替えを示す第1のDCI 3830を無線デバイス3815に送信(例えば、伝送)し得る。第2のBWPは、アップリンクBWPであってもよい。第2のBWPは、ダウンリンクBWPであってもよい。無線デバイス3815は、例えば、第1のDCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)第2のBWP(例えば、BWP2)をアクティブ化し、及び/又は第1のBWP(例えば、BWP1)を非アクティブ化し得る。ステップ3850では、無線デバイス3815は、例えば、第2のBWPをアクティブ化することに基づいて、第2のBWP(例えば、BWP2)で測定された1つ以上のパネルのP-MPR、RSRP、及び/又は、aPHRのうちの少なくとも1つを備えるアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3815は、例えば、第1のBWP(例えば、BWP1)を非アクティブ化することに基づいて、第1のBWP(例えば、BWP1)に関するアップリンク報告を送信(例えば、伝送)することを停止し得る。
【0342】
無線デバイス3815は、セルのための休止指示を含む第2のDCI 3835を受信し得る。無線デバイス3815は、休止指示を受信することに基づいて(例えば受信後又は受信に応じて)、第2のBWP(例えば、BWP2)から休止BWP(例えば、BWP3)に切り替わり得る。ステップ3855において、無線デバイス3815は、例えば、休止BWP(例えば、BWP3)への切り替えに基づいて(例えば、切り替え後又は切り替えに応じて)、休止BWP(例えば、BWP3)上で測定された1つ以上のパネルのP-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを含むアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。
【0343】
無線デバイス3815は、例えば、無線デバイス3815がセルを休止状態に遷移した場合、休止BWP(例えば、BWP3)のためのアップリンク光線報告(例えば、1つ以上のパネルのP-MPR/RSRP/PHR)を送信する(例えば、伝送する)か否かを判定し得る(例えば、基地局3810から送信(例えば、伝送)されたRRCメッセージで構成された指示に基づいて)。無線デバイス3815は、基地局3810から、休止 BWP(例えば、BWP3)のアップリンク光線報告が有効であるか無効であるかを示す指示を含む、1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイス3815は、例えば、(例えば、無線デバイス3815が、セルを休止状態に遷移させる場合に)休止BWP(例えば、BWP3)のアップリンク光線報告が有効であることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、休止BWP(例えば、BWP3)のアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3815は、例えば、(例えば、無線デバイス3815が、セルを休止状態に遷移させる場合に)休止BWP(例えば、BWP3)のアップリンク光線報告が無効にされることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、休止BWP(例えば、BWP3)のアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。
【0344】
無線デバイス3815は、基地局3810から、休止BWPのための周期的なアップリンク光線報告(例えば、1つ以上のパネルのP-MPR、RSRP、及び/又はPHR)が有効であるか無効であるかを示す指示を含む、1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイス3815は、(例えば、無線デバイス3815が、セルを休止状態に遷移させる場合に)例えば休止BWPの周期的なアップリンク光線報告が有効であることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、休止BWPの周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3815は、例えば、無線デバイス3815がセルを休止状態に遷移した場合、休止BWPのための非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。無線デバイス3815は、例えば、(例えば、無線デバイス3815がセルを休止状態に遷移させる場合に)休止BWPの周期的なアップリンク光線報告が無効にされていることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、休止BWPの周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。
【0345】
無線デバイス3815は、基地局3810から、休止BWPの非周期的アップリンク光線報告(例えば、1つ以上のパネルのP-MPR、RSRP、及び/又はPHR)が有効であるか無効であるかを示す指示を含む、1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイス3815は、例えば、(例えば、無線デバイス3815がセルを休止状態に遷移させる場合に)、休止BWPの非周期的アップリンク光線報告が有効であることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)休止BWPの非周期的アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス3815は、例えば、無線デバイス3815がセルを休止状態に遷移した場合、休止BWPのための定期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。無線デバイス3815は、例えば、(例えば、無線デバイス3815がセルを休止状態に遷移させる場合に)休止BWPの非周期的アップリンク光線報告が無効であることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、休止BWPの非周期的アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。
【0346】
無線デバイス3815は、セルの非活性化を示す第2コマンド3840を受信し得る(例えば、SCell)。第2コマンド3840は、(例えば、
図21A及び/又は
図21Bに示すように)SCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEであってもよい。無線デバイス3815は、セルを非活性化し得る。ステップ3860において、無線デバイス3815は、例えば、セルの非アクティブ化に基づいて(例えば、非アクティブ化後又は非アクティブ化に応じて)、1つ以上のパネルのアップリンク光線報告(例えば、P-MPR/RSRP/PHRを含む)を停止し得る。
【0347】
図38に関して説明されたアップリンク光線報告は、半永続的アップリンク光線報告に拡張され得る。PUCCHを介した半永続的アップリンク光線報告は、半永続的アップリンク光線報告(例えば、SPアップリンク光線報告有効化/無効化MAC CE)のアクティブ化/非アクティブ化を示すMAC CEによってトリガされ得る。PUSCHを介した半永続的アップリンク光線報告は、半永続的アップリンク光線報告のアクティブ化/非アクティブ化を示すDCIによってトリガされ得る。
【0348】
無線デバイス3815は、(例えば、周期的、非周期的、及び/又は半永続的)1つ以上のアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)するか否かを判定し得る。無線デバイス3815は、例えば、SCellの状態(例えば、アクティブ状態、休止状態、又は非アクティブ状態)に基づいて、1つ以上のアップリンク光線報告を送信するか否かを判定し得る。1つ以上のアップリンク光線報告は、近接検出、及び/又はRF曝露要件に準拠することによるアップリンクカバレッジロスに関連する1つ以上のパラメータ(例えば、P-MPR、RSRP、及び/又はPHR)を含むことができる。本明細書で説明される動作は、例えば、SCellを介した無線デバイス3815と基地局3810との間の通信のために、アップリンク送信カバレッジ及び/又はアップリンク堅牢性を改善することができる。
【0349】
DRX動作は、例えば電力消費量の低減及び/又はバッテリ寿命の延長のような様々な利点のために、無線デバイスによって使用され得る。DRXが設定されている場合、無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH及び/又はEPDCCH)を不連続に監視し得る。基地局は、DRXパラメータのセット(例えば、RRC構成を使用する)を使用してDRX動作を構成することができる。DRXパラメータのセットは、無線デバイスが電力及び/又はリソース消費を低減し得るように、アプリケーションタイプに基づいて選択/決定され得る。無線デバイスは、例えば、DRXが設定/アクティブ化されていることに基づいて(例えば、設定/アクティブ化されや後又は設定/アクティブ化されていることに応じて)、拡張遅延を用いてデータパケットを受信し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスにデータが到着した時点で無線デバイスがDRXスリープ/オフ状態にある場合、及び無線デバイスがDRXオン状態に遷移するまで基地局が待機する場合、拡張遅延を使用してパケットを受信することができる。
【0350】
DRXモードにある無線デバイスは、例えば、受信されるべきパケットが存在しない場合、その回路の大部分の電源を落とし得る。無線デバイスは、DRXモードにおいて、PDCCHを不連続に監視し得る。無線デバイスは、PDCCHを継続的に監視し得る。無線デバイスは、例えば、DRX動作が設定されていない場合、PDCCHを継続的に監視し得る。DRXモードでは、無線デバイスがダウンリンク(DL)をリッスンする(又はPDCCHを監視する)持続時間は、DRXアクティブ(例えば、DRXオン)状態と呼ばれる場合があり、無線デバイスがPDCCHをリッスン及び/又は監視しない持続時間は、DRXスリープ(例えば、DRXオフ)状態と呼ばれる場合がある。
【0351】
図39は、DRXサイクルの一例を示す。基地局は、DRXサイクル3920の1つ以上のDRXパラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信(例えば、伝送)し得る。1つ以上のパラメータは、第1のパラメータ及び/又は第2のパラメータを含むことができる。第1のパラメータは、DRXサイクル3920のDRXアクティブ状態(例えば、DRXオン持続時間)3925の第1の時間値を指示してもよい。第2のパラメータは、DRXサイクル3920のDRX Sleep状態(例えば、DRXオフ持続時間)3930の第2の時間を指示し得る。1つ以上のパラメータは、DRXサイクル3920の持続時間を更に含むことができる。DRXアクティブ状態の無線デバイスは、サービングセルにおける1つ以上の量のDCIを検出するためにPDCCHを監視し得る。DRX Sleep状態3930にある無線デバイスは、サービングセルにおけるPDCCHのモニタリングを停止し得る。無線デバイスは、DRXアクティブ状態3925において、複数のセルにおける(又は、複数のセルのための)全てのPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、例えば、複数のセルがアクティブ状態にある場合、DRXアクティブ状態3925における複数のセルの全てのPDCCH(又は、そのためのPDCCH)を監視し得る。無線デバイスは、例えば、DRXオフ3930持続時間中、複数のセル上の(又は複数のセルのための)全てのPDCCHの監視を停止し得る。無線デバイスは、1つ以上のDRXパラメータに従ってDRX動作を繰り返すことができる。
【0352】
DRXは、基地局にとって有益であり得る。無線デバイスは、例えば、DRXが設定されていない場合、定期的なCSI及び/又はSRSを頻繁に(例えば、構成に基づいて)送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、例えば、DRXオフ3930期間中、周期的なCSI及び/又はSRSを送信(例えば、伝送)しなくてもよい。基地局は、改善されたリソース利用効率などの利点を提供するために、これらのリソースを他の無線デバイスに割当てることができる。
【0353】
無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、MACエンティティの複数のRNTIに対するアクティビティを監視する無線デバイスのダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)を制御するDRX機能を有するRRCによって構成され得る。複数のRNTIは、C-RNTI;CS-RNTI;INT-RNTI;SP-CSI-RNTI;SFI-RNTI;TPC-PUCCH-RNTI;TPC-PUSCH-RNTI;半永続スケジューリングC-RNTI;eIMTA-RNTI;SL-RNTI;SL-V-RNTI;CC-RNTI;及び/又はSRS-TPC-RNTI、のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、例えば、RRC_CONNECTEDであることに基づいて(例えば、RRC_CONNECTEDであることの後又はRRC_CONNECTEDであることに応じて)、DRX動作を用いてPDCCHを不連続的に監視し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、例えば、(例えば、DRXが構成される場合)RRC_CONNECTEDであることに基づいて(例えば、RRC_CONNECTEDであることの後又はRRC_CONNECTEDであることに応じて)、DRX動作を用いてPDCCHを不連続的に監視し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、PDCCHを継続的に監視し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、例えば、DRXが設定されていない場合、PDCCHを継続的に監視し得る。
【0354】
RRCは、複数のタイマを構成することによってDRX動作を制御することができる。複数のタイマは、DRXオン持続時間タイマ(例えば、drx-onDurationTimer);DRX非アクティビティタイマ(例えば、drx-InactivityTimer);ダウンリンクDRX HARQ RTTタイマ(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDL);アップリンクDRX HARQ RTTタイマ(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerUL);ダウンリンク再送信タイマ(例えば、drx-RetransmissionTimerDL);アップリンク再送信タイマ(例えば、drx-RetransmissionTimerUL);ショートDRX構成(例えば、drx-ShortCycle及び/又はdrx-ShortCycleTimer)の1つ以上のパラメータ;及び/又は長いDRX構成(例えば、drx-LongCycle)の1つ以上のパラメータを含み得る。DRXタイマの時間粒度は、PDCCHサブフレーム(例えば、DRX構成ではpsfとして示される)に関して、又はミリ秒若しくは任意の他の持続時間に関するものであってもよい。
【0355】
アクティブ時間は、例えば、DRXサイクル3920が構成されていることに基づいて(例えば、構成されていることの後又は構成されていることに応じて)、少なくとも1つのタイマが実行されている時間を含むことができる。少なくとも1つのタイマは、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、及び/又はmac-ContentionResolutionTimerのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0356】
drx-InactivityTimerは、例えば、新しい送信(UL又はDL又はSL)を示すPDCCHのデコーディングに成功した後に、無線デバイスがアクティブであり得る持続時間を指定/示すことができる。このタイマは、新たな送信(UL又はDL又はSL)のためのPDCCHを受信すると再開され得る。無線デバイスは、このタイマの終了に基づいて(例えば、終了の後又は終了に応じて)、(例えば、短いDRXサイクル又は長いDRXサイクルを使用して)DRXモードに遷移し得る。drx-ShortCycleは、例えば、無線デバイスがDRXモードに入る場合に従う必要がある第1のタイプのDRXサイクル(例えば、構成されている場合)であり得る。DRX-Config IEは、短サイクルの長さを示すことができる。drx-ShortCycleTimerは、短いDRXサイクルの倍数として表現され得る。タイマは、例えば、長いDRXサイクルに入る前に、短いDRXサイクルに続く最初のDRXサイクルの数/量を示すことができる。drx-onDurationTimerは、例えば、DRXサイクル3920(例えば、DRXオン)の開始時に持続時間を指定/示すことができる。drx-onDurationTimerは、例えば、スリープモード(DRX Off)に入る前の持続時間を示すことができる。drx-HARQ-RTT-TimerDLは、新しい送信が受信されてから、例えば、無線デバイスが同じパケットの再送信を予期する前の最小持続時間を指定/示すことができる。1つ以上のタイマ(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDLタイマ)は、固定されてもよく、及び/又はRRCによって構成されなくてもよい。drx-RetransmissionTimerDLは、無線デバイスがPDCCHを監視している可能性がある最大持続時間を示し得る。drx-RetransmissionTimerDLは、例えば、基地局からの再送信が無線デバイスによって予想される場合、無線デバイスがPDCCHを監視している可能性がある最大持続時間を示すことができる。
【0357】
アクティブ時間は、例えば、スケジューリング要求がPUCCHを介して送信され得る時間を含むことができ、例えば、DRXサイクル3920が構成されていることに基づいて(例えば、構成されていることの後又は構成されていることに応じて)保留中である。アクティブ時間は、例えば保留中のHARQ再送信のためのアップリンク許可が発生することができ且つ例えばDRXサイクル3920が構成されていることに基づいて(例えば、構成されていることの後又は構成されていることに応じて)同期HARQプロセスのための対応するHARQバッファにデータがある時間を含み得る。アクティブ時間は、例えば、(例えば、無線デバイス/MACエンティティによって選択されていないプリアンブルに関するランダムアクセス応答の受信が成功した後で)DRXサイクル3920が構成されていることに基づいて(例えば、構成されていることの後又は構成されていることに応じて)、MACエンティティのC-RNTIにアドレス指定された新しい送信を示すPDCCHが受信されていない時間を含み得る。
【0358】
DL HARQ RTTタイマがサブフレーム内で期限切れになる場合があり、対応するHARQプロセスのデータが正常にデコーディングされない場合がある。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、対応するHARQプロセスのためにdrx-RetransmissionTimerDLを開始し得る。UL HARQ RTTタイマは、サブフレーム内で期限切れになり得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、対応するHARQプロセスのためにdrx-RetransmissionTimerULを開始し得る。DRXコマンドMAC制御要素又はロングDRXコマンドMAC制御要素が受信され得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、drx-onDurationTimerを停止し、drx-InactivityTimerを停止することができる。drx-InactivityTimerが期限切れになる場合があり、又はDRXコマンドMAC制御要素がサブフレームで受信される。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、drx-ShortCycleTimerを起動又は再開することができ、例えば、設定されているShort DRXサイクルに基づいて、Short DRX Cycleを使用することができる。MACエンティティは、例えば、ショートDRXサイクルが構成されていないことに基づいて、ロングDRXサイクルを使用することができる。
【0359】
drx-ShortCycleTimerは、サブフレーム内で期限切れになり得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、ロングDRXサイクルを使用し得る。ロングDRXコマンドMAC制御要素が受信され得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、drx-ShortCycleTimerを停止し、ロングDRXサイクルを使用し得る。
【0360】
無線デバイスは、例えば、ショートDRXサイクルが使用され、[(SFN*10)+サブフレーム番号]modulo(drx-ShortCycle)=(drxStartOffset)modulo(drx-ShortCycle)である場合、drx-onDurationTimerを開始し得る。無線デバイスは、例えば、ロングDRXサイクルが使用され、[(SFN*10)+サブフレーム番号]モジュロ(drx-longCycle)=drxStartOffsetである場合、drx-onDurationTimerを開始し得る。
【0361】
図40は、DRX構成の一例を示す。基地局は、DRX動作の構成パラメータを含むRRCメッセージを送信(例えば、伝送)することができる。ステップ4020では、基地局は、PDCCHを介して、ダウンリンクリソース割当(例えば、割当)のためのDCIを無線デバイスへ送信(例えば、伝送)し得る。ステップ4025において、無線デバイスは、drx-InactivityTimerを開始し、PDCCHを監視することができる。ステップ4030において、無線デバイスは、HARQ RTTタイマ(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDL)を開始し得る。ステップ4030において、無線デバイスは、送信ブロック(TB)を受信し得る。ステップ4035において、無線デバイスは、HARQ RTTタイマ(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDL)を開始し得る。無線デバイスは、例えば、送信ブロック(TB)を受信した後に、例えば、drx-InactivityTimerが動作している間に、HARQ RTT Timer(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDL)を開始することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがTBの受信に失敗したときに基地局にNACKを送信(例えば、伝送)した後に、HARQ RTTタイマ(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDL)を開始することができる。無線デバイスは、PDCCHのモニタリングを停止し得る。無線デバイスは、例えば、ステップ4040において、HARQ RTTタイマが動作している場合、PDCCHの監視を停止し得る。ステップ4045において、HARQ RTTタイマが終了することができる。ステップ4045において、無線デバイスは、HARQ再送信タイマ(例えば、drx-RetransmissionTimerDL)を開始し得る。4055において、無線デバイスは、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、例えば、HARQ RTTタイマが終了したときに、PDCCHの監視を開始し、HARQ再送信タイマ(例えば、drx-RetransmissionTimerDL)を開始し得る。4050において、無線デバイスは、TBの再送信のためのDL許可を示す第2のDCIを受信することができる。無線デバイスは、例えば、HARQ再送信タイマが動作している間に、TBの再送信のためのDL許可を示す第2のDCIを受信することができる。ステップ4060において、無線デバイスは、PDCCHのモニタリングを停止し得る。無線デバイスは、例えば、HARQ再送信タイマが終了する前に無線デバイスが第2のDCIを受信しない場合、PDCCHの監視を停止することができる。ステップ4065では、無線デバイスは、DRXの影響を受けたRNTIのためにPDCCHを監視しない場合があり得る。
【0362】
図41Aは、ウェイクアップ指示に基づく節電機構の一例を示す。基地局は、ウェイクアップ持続時間4120(例えば、節電持続時間、又は節電チャネル(PSCH)機会)のパラメータを含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに送信(例えば、伝送)することができる。ウェイクアップ持続時間4120は、例えば、DRXサイクルのDRXオン持続時間4125の前に、スロット(又はシンボル)の数/量を割当られ得る(例えば、数/量によって表わせられ得る)。スロット(又はシンボル)の数/量(例えば、ウェイクアップ持続時間4120とDRXオン持続時間4125との間のギャップ)は、1つ以上のRRCメッセージで構成されてもよく、及び/又は固定値として事前定義されてもよい。ギャップは、基地局との同期;参照信号の測定;及び/又はRFパラメータの再調整のうちの少なくとも1つのために使用され得る。ギャップは、無線デバイス及び/又は基地局の能力に基づいて決定され得る。ウェイクアップ持続時間4120のパラメータは、RRC構成なしで事前定義されてもよい。ウェイクアップ機構は、PSCHを介したウェイクアップ指示4130に基づくことができる。ウェイクアップ持続時間4120のパラメータは、PSCHチャネルフォーマット(例えば、ヌメロロジー、DCIフォーマット、PDCCHフォーマット);PSCHの周期性;PSCHの制御リソースセット及び/又は探索空間のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスがウェイクアップ持続時間4120のパラメータで構成されている場合、無線デバイスは、例えば、ウェイクアップ持続時間4120の間、ウェイクアップ信号(例えば、ウェイクアップ指示)4130又はPSCHを監視することができる。無線デバイスがPSCH機会のパラメータを用いて設定されているのであれば、無線デバイスは、例えば、PSCH機会4120の間、覚醒指示4130を検出するためにPSCHを監視し得る。ウェイクアップ指示は、節電RNTI(例えば、PS-RNTI)でスクランブルされたCRCを有するDCIであり得る。PS-RNTIでスクランブルされたCRCを有するDCIは、DCPと呼ばれることがある。ステップ4135において、無線デバイスは、覚醒指示4130を受信し得る。ウェイクアップ信号/チャネル(又はPSCHを介したウェイクアップ指示4130)の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、ステップ4145で、無線デバイスは、DRX構成に従ってPDCCHを監視するためにウェイクアップし得る。PSCHを介して覚醒指示を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、無線デバイスは、DRXアクティブ時間4125(例えば、drx-onDurationTimerが動作しているとき)でPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、スリープに戻り得る。例えば、無線デバイスがDRXアクティブ時間4125においてPDCCHを受信しない場合、無線デバイスは、スリープに戻り得る。ステップ4150において、無線デバイスは、例えば、DRXサイクルのDRXオフ持続時間4130の間、スリープ状態のままであり得る。例えば、(例えば、ステップ4155において)ウェイクアップ持続時間(又はPSCH機会)4120の間に無線デバイスがウェイクアップ信号/チャネル(又はPSCHを介したウェイクアップ指示4130)を受信しない場合、ステップ4160において、無線デバイスは、DRXアクティブ時間4125におけるPDCCHの監視をスキップすることができる。
【0363】
節電機構は、PSCHを介したgo-to-sleep指示に基づくことができる。
図41Bは、スリープ遷移指示4165に基づく節電の一例を示す。ステップ4170において、無線デバイスは、スリープ遷移指示4165を受信し得る。PSCHを介してスリープ遷移指示4165を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、ステップ4175において、無線デバイスは、スリープに戻り、例えば、DRXアクティブ時間4125(例えば、DRXサイクルの次のDRXオン持続時間)の間、PDCCHの監視をスキップすることができる。ステップ4190では、無線デバイスは、DRX動作の構成パラメータに従って、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、例えば、DRX動作の構成パラメータに従って、DRXアクティブ時間4125の間、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、例えば、ウェイクアップ持続時間4120(例えば、ステップ4185)の間、PSCHを介して、スリープ遷移指示4175を受信しない場合、DRXアクティブ時間4125の間、PDCCHを監視し得る。このメカニズムは、例えば、DRXアクティブ時間4125の間、PDCCH監視のための電力消費を低減し得る。
【0364】
図41Aと
図41Bを組み合わせて節電機構を実現してもよい。基地局は、無線デバイスが次のDRXオン持続時間4125の間ウェイクアップするか、又は次のDRXオン持続時間4125をスキップするかを示す節電指示を、例えばPSCHを介してDCIで送信(例えば、伝送)することができる。無線デバイスは、例えば、PSCHを介して、DCIを受信し得る。次のDRXオン持続時間4125の間、無線デバイスがウェイクアップすることを示す節電指示(例えば、覚醒指示4130)に基づいて(例えば、節電指示後又は節電指示に応じて)、無線デバイスは、次のDRXオン持続時間4125の間、ウェイクアップし得る。ステップ4145で、無線デバイスは、例えば、ウェイクアップ指示4130に基づいて(例えば、ウェイクアップ指示4130後又はウェイクアップ指示4130に応じて)、次のDRXオン持続時間4125でPDCCHを監視することができる。次のDRXオン持続時間4125の間、無線デバイスがスキップする(又はスリープに遷移する)ことを示す節電指示(例えば、睡眠導入指示4165)に基づいて(例えば、節電指示後又は節電指示に応じて)、ステップ4175において、無線デバイスは、次のDRXオン持続時間4125の間、スリープに移行するか、スキップすることができる。無線デバイスは、無線デバイスが次のDRXオン持続時間4125のためにスリープに移行すべきであることを示す節電指示に基づいて(例えば、節電指示後又は節電指示に応じて)、次のDRXオン持続時間4125におけるPDCCHの監視をスキップし得る。
【0365】
図42は、DCI指示に基づく節電の一例を示す。基地局4210(例えば、gNB)は、節電チャネル(PSCH)の第1の構成パラメータと、節電(PS)動作の第2の構成パラメータとを含む1つ以上のメッセージ4220(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)を、無線デバイス4215へ送信(例えば、伝送)し得る。PSCHの第1の構成パラメータは、無線デバイス4215がPSCHを監視するための1つ以上の第1の探索空間(SS)及び/又は1つ以上の第1のCORESET、無線デバイス4215がPSCHを監視するための1つ以上の第1のDCIフォーマット、PSCH(例えば、無線デバイス4215のために構成された3GPP既存RNTI値とは異なるPS-RNTI)を監視するための専用の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの少なくとも1つを含み得る。PS動作の第2の構成パラメータは、無線デバイス4215がPS動作においてPDCCHを監視するための1つ以上の第2のSS及び/又は1つ以上の第2のCORESET、無線デバイス4215がPS動作においてPDCCHを監視するための1つ以上の第1のDCIフォーマット、無線デバイス4215がPS動作においてMIMO処理(送信又は受信)を実行するための第1の最大アンテナ数(層、ポート、TRP、パネルなど)を示す1つ以上のMIMOパラメータ、無線デバイス4215がPS動作にある場合にクロススロットスケジューリングが構成されているか否かを示す1つ以上の第1のクロススロットスケジューリングインジケータ、無線デバイス4215がPS動作においてデータパケットを送信(例えば、伝送)又は受信することを示すBWPインデックス、及び/又は無線デバイス4215がPS動作においてデータパケットを送信(例えば、伝送)又は受信することを示すセルインデックスのうちの少なくとも1つを含むことができる。1つ以上のRRCメッセージは、通常機能動作(例えば、全機能、非PSなど)の第3の構成パラメータを更に含み得る。第3の構成パラメータは、無線デバイス4215が非PS動作においてPDCCHを監視する、1つ以上の第3のSS及び/又は1つ以上の第3のCORESET、無線デバイス4215が非PS動作においてPDCCHを監視する、1つ以上の第2のDCIフォーマット、無線デバイス4215が非PS動作においてMIMO処理(送信又は受信)を実行するための第2の最大アンテナ数(層、ポート、TRP、パネルなど)を示す、1つ以上のMIMOパラメータ、無線デバイス4215が非PS動作にある場合にクロススロットスケジューリングが構成されているか否かを示す、1つ以上の第2のクロススロットスケジューリングインジケータ、及び/又はこれらに類似するもののうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイス4215は、クロススロットスケジューリングが構成されていることに基づいて、節電のために、例えば、クロススロットスケジューリングを示すDCIを受信した後で、例えば、DCIに基づいてデータパケットを受信する前に、いくつかの受信機モジュール(例えば、データバッファリング、RFチェーン、チャネル追跡などである)をオフにし得る。1つ以上の第2のSS及び/又は1つ以上の第2のCORESETは、例えば、節電の目的のために、1つ以上の第3のSS及び/又は1つ以上の第3のCORESETよりも小さい無線リソースを占有し得る。第1の最大数は、例えば、節電の目的で、第2の最大数より小さくてもよい。
【0366】
無線デバイス4215は、例えば、(例えば、無線デバイス4215が、PSCH及びPS動作のパラメータを用いて設定されている場合)PSCH監視機会の間、PS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIを検出するために、PSCH(例えば、第1のSS/CORESET)を監視し得る。ステップ4225において、無線デバイス4215は、例えば、PSCHモニタリングに基づいて、PSCHを介して受信されたDCIに含まれるPS指示を検出し得る(例えば、受信する)。DCIは、アクティブなBWP切り替えを更に示すことができる。ステップ4230において、無線デバイス4215は、例えば、PSCHを介したPS指示の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、PS動作のうちの1つ以上の第2の構成パラメータに基づいて、PS動作の実行を開始し得る。1つ以上の第2の構成パラメータに基づいてPS動作を実行することは、第2のPDCCH機会及び第2のSS/CORESETにおいてPDCCHを監視すること、第1のSS/CORESETにおいてPSCHを監視することを控える(例えば、停止)こと、第3のPDCCH機会及び第3のSS/CORESETにおいてPDCCHを監視することを控える(例えば、停止)こと、第1の最大数のアンテナ(層、ポート、TRP、パネルなど)を用いてデータパケットを送信(例えば、伝送)若しくは受信すること、及び/又は1つ以上の第1のクロススロットスケジューリングインジケータに基づいてクロススロットスケジューリングを用いてデータパケットを送信(例えば、伝送)若しくは受信することのうちの少なくとも1つを含むことができる。PS動作を実行することは、1つ以上のセル(例えば、PCell/SCell、又はセルグループ)のアクティブBWPを1つ以上のセルの休止BWPに切り替えることを更に含み得る。無線デバイス4215は、第2のPDCCH機会及び第2のSS/CORESETにおいて、PDCCHを継続的に監視し得る。無線デバイス4215は、例えば、DRX動作が設定されていない場合、第2のPDCCH機会及び第2のSS/CORESETにおいて、PDCCHを継続的に監視し得る。無線デバイス4215は、DRXアクティブ時間(例えば、次のDRXオン持続時間)において不連続に、第2のPDCCH機会及び第2のSS/CORESETにおいてPDCCHを監視し得る。無線デバイス4215は、例えば、DRX動作が設定されているのであれば、DRXアクティブ時間(例えば、次のDRXオン持続時間)において不連続に、第2のPDCCH機会及び第2のSS/CORESETにおいてPDCCHを監視し得る。無線デバイス4215は、2回目のPDCCH機会におけるPDCCHのモニタリングに基づいて、アップリンク許可又はダウンリンク割当を示すDCIの受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、データパケット又はTBを送信(例えば、伝送)又は受信し得る。
【0367】
無線デバイス4215は、SCellの状態遷移を示すPS指示に基づいて(例えば、PSCHを介してPS指示を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて))、SCellをアクティブ状態から休止状態に遷移させることができる。SCellの休止状態は、無線デバイス4215がSCell上の/SCellのためのPDCCHの監視を停止し(例えば、控え)、SCell上のPDSCHの受信を停止し(例えば、控え)、SCell上のアップリンク信号(PUSCH、PUCCH、PRACH、DMRS、及び/又はPRACH)の送信(例えば、伝送)を停止し(例えば、控え)、及び/又はSCellのCSI報告を送信(例えば、伝送)することができる持続時間であり得る。無線デバイス4215は、例えば、無線デバイス4215がSCellの休止状態からアクティブ状態への遷移を示す第2のインジケータを受信するまで、SCellの休止状態を維持し得る。
【0368】
無線デバイス4215は、PSCH(例えば、第1のSS/CORESET)を監視し得る。無線デバイス4215は、例えば、無線デバイス4215がPSCH及びPS動作のパラメータを用いて設定されている場合、かつ、例えば、PSCH監視機会の間、PSCH(例えば、第1のSS/CORESET)を監視し得る。無線デバイス4215は、PSCHを介してPS指示を検出しない場合があり得る。無線デバイス4215は、例えば、無線デバイス4215がフル機能モード又は非PSモードに留まるべきであると基地局4210が判定した場合、PSCHを介してPS指示を検出しない場合があり得る。PSCHを介してPS指示を受信しないことに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、無線デバイス4215は、1つ以上の第3の構成パラメータに基づいて、全機能モードで動作を実行し始めてもよい。基地局4210は、無線デバイス4215がフル機能モードに留まるべきか否かを示すPS指示を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4215は、PSCHを介してPS指示を受信し得る。無線が全機能モードに留まるべきであることを示すPS指示に基づいて(例えば、PS指示後又はPS指示に応じて)、無線デバイス4215は、1つ以上の第3の構成パラメータに基づいて、全機能モードにおける動作の実行を開始し得る。ステップ4235では、基地局4210は、無線デバイス4215へ、非PS動作を示す第2のDCIを送信し得る。ステップ4240において、無線デバイスは、フル機能(例えば、非PS)モードにおける動作の実行を開始し得る。
【0369】
1つ以上の第3の構成パラメータに基づいて全機能モードで動作を実行することは、第3のPDCCH機会及び第3のSS/CORESETでPDCCHを監視すること、第1のSS/CORESETでPSCHを監視することを控える(例えば、停止)こと、第2のPDCCH機会及び第2のSS/CORESETでPDCCHを監視することを控える(例えば、停止)こと、第2の最大数のアンテナ(層、ポート、TRP、パネルなど)を有するデータパケットを送信(例えば、伝送)又は受信すること、同じスロットスケジューリングが構成されていることを示す1つ以上の第2のクロススロットスケジューリングインジケータに基づいて同じスロットスケジューリングを有するデータパケットを送信(例えば、伝送)又は受信することのうちの少なくとも1つを含むことができる。無線デバイス4215は、第3のPDCCH機会及び第3のSS/CORESETにおいて、PDCCHを継続的に監視し得る。無線デバイス4215は、例えば、DRX動作が設定されていない場合、第3のPDCCH機会及び第3のSS/CORESETにおいて、PDCCHを継続的に監視し得る。無線デバイス4215は、DRXアクティブ時間において不連続に、第3のPDCCH機会及び第3のSS/CORESETにおいて、PDCCHを監視し得る。無線デバイス4215は、例えば、DRX動作が設定されているのであれば、DRXアクティブ時間において不連続に、第3のPDCCH機会及び第3のSS/CORESETにおいてPDCCHを監視し得る。無線デバイス4215は、第3のPDCCH機会におけるPDCCHのモニタリングに基づいて、アップリンク許可又はダウンリンク割当を示すDCIの受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、データパケット又はTBを送信(例えば、伝送)又は受信し得る。
【0370】
例えば、無線デバイス4215がDRX動作のアクティブ時間にない場合、無線デバイス4215(例えば、DRX動作で構成されている場合)は、PUCCHでCSI(例えば、CQI/PMI/CRI/SSBRI/L1/RI/L1-RSRP/L1-SINR)を報告することを要求されない場合があり得る。無線デバイス4215は、例えば、無線デバイス4215がDRX動作のアクティブ時間にある場合、PUCCHでCSIを報告することを要求され得る。アクティブ時間は、例えば、競合ベースのRAプリアンブルの中で、MACエンティティによって選択されていないRAプリアンブルのRARの受信に成功した後、例えば、1つ以上のDRXタイマ(例えば、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、ra-ContentionResolutionTimerなど)が動作しており、SRがPUCCHで送信され、ペンディングであり、及び/又は、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)のC-RNTI宛ての新たな送信を示すPDCCHが受信されていない持続時間を含み得る。無線デバイス4215は、最初のシンボルでは、CSI報告(例えば、PUSCHにおけるSP CSI、又はPUCCHを介したCSI報告)を送信(例えば、伝送)しない場合がある。無線デバイス4215は、例えば、無線デバイス4215のMACエンティティがアクティブ時間にないのであれば、第1シンボルで、CSI報告(例えば、PUSCHにおけるSP CSI、又はPUCCHを介したCSI報告)を送信(例えば、伝送)しなくてもよい(例えば、DRXアクティブ時間条件を評価する場合、例えば、第1のシンボルの4ms前までに受信された許可/割当/DRXコマンドMAC CE/ロングDRXコマンドMAC CE及び送信されたスケジューリング要求を考慮する)。
【0371】
基地局4210は、(例えば、
図39に関して説明したように)無線デバイス4215がCSI報告をDRXサイクルのオン持続時間(例えば、drx-onDurationTimerが動作しているとき)に制限するか否かを示すCSIマスキングパラメータ(例えば、ブール値を有するcsi-Mask)を含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイス4215へ送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4215は、CSI報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4215は、例えば、(例えば、drx-onDurationTimerがDRXサイクルで動作している場合)無線デバイス4215がCSI報告をDRXサイクルのオン持続時間に制限することを示すCSIマスキングパラメータに基づいて(例えば、CSIマスキングパラメータの後又はCSIマスキングパラメータに応じて)、CSI報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4215は、最初のシンボルでは、CSI報告(例えば、PUCCHで)を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。無線デバイス4215は、例えば、drx-onDurationTimerが実行されていないのであれば、最初のシンボルで、CSI報告(例えば、PUCCHで)を送信(例えば、伝送)しなくてもよい(例えば、DRXアクティブ時間条件を評価する場合、第1のシンボルの4ms前までに受信された許可/割当/DRXコマンドMAC CE/ロングDRXコマンドMAC CEを考慮する)。
【0372】
無線デバイス4215は、
図34及び/又は
図36に図示されるように、複数のパネルのP-MPR及び/又はPHR(例えば、L1-PHR)を備える周期的又は非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4215は、例えば、無線デバイス4215が、無線デバイス4215において、複数のパネルを用いて設定され、高周波数(例えば、30GHz、50GHz、又は任意の他の周波数)で動作しているのであれば、複数のパネルのP-MPR及び/又はPHR(例えば、L1-PHR)を備える周期的又は非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの1つでの近接検出又はアップリンクカバレッジロスを示すことができる。無線デバイス4215は、基地局4210から無線デバイス4215へ送信(例えば、伝送)された1つ以上の参照信号のダウンリンクチャネル品質を示す1つ以上のCSI報告を、基地局4210へ送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告は、1つ以上のCSI報告とは異なり得る。アップリンク光線報告は、例えば、近接が第1のパネルで検出され、及び/又はアップリンクカバレッジロスが第1のパネルで発生している場合、複数のパネルからの第2のパネル又は第2のパネルの光線が次のアップリンク送信に適していることを示すことができる。基地局4210は、例えば、アップリンク光線報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、アップリンク送信のために第2のパネル(例えば、PUCCH/PUSCH/SRS)に変更するように、無線デバイス4215に指示(例えば、命令)し得る。CSI報告は、ダウンリンク送信を受信するためのダウンリンク光線又はダウンリンクTRPを示すことができる。CSI報告は、例えば、CSI報告がL1-RSRP及び/又はL1-SINRを含む場合、ダウンリンク送信を受信するためのダウンリンク光線又はダウンリンクTRPを示すことができる。基地局4210は、例えば、CSI報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、ダウンリンク送信(例えば、PDCCH/PDSCH/CSI-RS)のためのダウンリンク送信光線を決定することができる。CSI報告は、基地局4210から無線デバイス4215への無線伝搬チャネルの空間特性(例えば、ランク、プリコーディング重みインデックスなど)の量を示し得る。CSI報告は、例えば、CSI報告がPMI/CRI/RIなどを含む場合、基地局4210から無線デバイス4215への無線伝搬チャネルの空間特性(例えば、ランク、プリコーディング重みインデックスなど)の量を示し得る。基地局4210は、例えば、CSI報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、PDSCHにおける送信フォーマット(例えば、MCS、PDCCH/PDSCHのリソース割当、MIMO送信フォーマットなど)を決定し得る。
【0373】
少なくともいくつかの無線デバイスは、例えば、DRX動作が設定されている場合、アップリンク光線報告をいつ及び/又はどこに送信(例えば、伝送)するかを決定することができない。無線デバイスは、アップリンク光線報告(例えば、P-MPR/PHRを備える)を送信する(例えば、伝送する)ことを自律的に決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスのMACエンティティがDRX動作のアクティブ時間にない場合、及び、例えば、DRX動作が無線デバイス4215のために設定されている場合、アップリンク光線報告(例えば、P-MPR/PHRを備える)を送信する(例えば、伝送する)ことを自律的に決定し得る。無線デバイスは、アップリンク光線報告(例えば、P-MPR/PHRを備える)を送信する(例えば、伝送する)ことを自律的に決定し得る。無線デバイスは、例えば、drx-onDurationTimerがDRXサイクルの間実行していないとき、及び例えば、無線デバイスがDRXサイクルを使用する場合、アップリンク光線報告(例えば、P-MPR/PHRを備える)を送信する(例えば、伝送する)ことを自律的に決定することができる。基地局は、DRXオフ時間(例えば、アクティブ時間にない場合、又はdrx-onDurationTimerが実行されていない場合)にアップリンク無線リソースを介してアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)無線デバイスを認識していない場合がある。基地局は、アップリンク送信のために、アップリンク無線リソースを他の無線デバイスに割当てている可能性があり得る。DRX動作のためのアップリンク光線報告上のこのミスアライメントは、アップリンク干渉の増大、アップリンクスループットの低下、及び/又は電力消費の増大をもたらし得る。本明細書で説明されるように、アップリンク光線報告のためのDRX動作は改善され得る。
【0374】
図43Aは、DRXを使用するアップリンク光線報告の一例を示す。無線デバイス4315は、基地局4310から、DRX動作を制御する第1のパラメータと、CSI報告及びアップリンク光線報告の第2のパラメータとのうちの少なくとも一方を含む、1つ以上のメッセージ4320(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。第1のパラメータは、1つ以上のDRXタイマ(例えば、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、ra-ContentionResolutionTimerなど)の1つ以上のタイマ値を含むことができる(例えば、
図39及び/又は
図40に関して説明した1つ以上の例に基づく)。CSI報告及びアップリンク光線報告の第2のパラメータが実装され得る(
図34に関して説明された1つ以上の例に基づく)。
【0375】
ステップ4325において、無線デバイス4315は、例えば、DRX動作のアクティブ時間4330の間、アップリンク光線報告及び/又はCSI報告を送信(例えば、伝送)し得る。CSI報告(
図43Aには示されていない)は、1つ以上の量のCQI、PMI、CRI、SSBRI、LI、RI、L1-RSRP、及び/又はL1-SINRを含み得る。アップリンク光線報告は、無線デバイス4315の1つ以上のパネルのP-MPR及びPHRのうちの1つ以上の量を含み得る。アップリンク光線報告は、
図36に関して説明したような定期的な報告であってもよい。アップリンク光線報告は、
図34及び/又は
図35に関して説明したような非周期的報告であってもよい。無線デバイス4315は、PUCCHリソースを介して、アップリンク光線報告及び/又はCSI報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4315は、PUSCHリソースを介して、アップリンク光線報告及び/又はCSI報告を送信(例えば、伝送)し得る。
【0376】
ステップ4335では、無線デバイス4315は、最初のシンボルで、アップリンク光線報告及びCSI報告(
図43Aには示されていない)を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。無線デバイス4315は、例えば、無線デバイス4315のMACエンティティがアクティブ時間4340にないのであれば、最初のシンボルで、アップリンク光線報告及びCSI報告(
図43Aには示されていない)を送信(例えば、伝送)しなくてもよい(例えば、DRXアクティブ時間条件を評価する場合、例えば、第1のシンボルの4ms前までに受信された許可/割当/DRXコマンドMAC CE/ロングDRXコマンドMAC CE及び送信されたSRを考慮する)。
【0377】
図43Aは、アップリンク光線報告をDRXサイクルのDRXオン持続時間に制限することによって改善され得る。
図43Bは、改善の一例を示す。基地局4310は、報告マスクパラメータ(例えば、csi-Mask、アップリンク光線報告マスクなど)を含む1つ以上のRRCメッセージ4345を無線デバイス4315へ送信(例えば、伝送)し得る。報告マスクパラメータは、無線デバイス4315がアップリンク光線報告をDRXサイクルのDRXオン持続時間に制限するかどうかを示すことができる。例えば、報告マスクパラメータが、無線デバイス4315がアップリンク光線報告をDRXサイクルのDRXオン持続時間に制限することを第1の値(例えば、「真」)で示す場合、ステップ4350において、無線デバイス4315は、例えば、drx-onDurationTimerがDRXサイクルで動作しているとき(例えば、ステップ4355)、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。ステップ4360において、無線デバイス4315は、例えば、drx-onDurationTimerがDRXサイクルにおいて実行していない(例えば、ステップ4365)場合、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。無線デバイス4315がアップリンク光線報告をDRXサイクルのDRXオン持続時間に制限することを報告マスクパラメータが示す場合、無線デバイス4315は、例えば、drx-onDurationTimerが実行されていないとき、最初のシンボルでアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい(例えば、DRXアクティブ時間条件を評価する場合、第1のシンボルの4ms前までに受信された許可/割当/DRXコマンドMAC CE/ロングDRXコマンドMAC CEを考慮する)。
【0378】
図43A及び/又は
図43Bは、他の節電動作(例えば、
図42のDCIベースの節電状態の切り替え)に拡張されてもよい。無線デバイス4315は、
図42に図示されるように、第1のDCIを受信することに基づいて、通常電力状態から節電状態へ切り替わり得る。無線デバイス4315は、低減された/スキップされたPDCCH監視、及び/又は、SCellを休止に遷移することのうちの少なくとも1つを含む 1つ以上の節電動作を(例えば、第1のDCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて))実行し得る。無線デバイス4315は、例えば、DCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、無線デバイス4315の複数のパネルのP-MPR/PHRを備えるアップリンク光線管理を送信すること(例えば、伝送すること)を停止し得る。無線デバイス4315は、(例えば、
図42に関して説明したように)第2のDCI を受信することに基づいて、節電状態から通常電力状態に切り替わり得る。無線デバイス4315は、増大したPDCCHモニタリング、及び/又は、SCellを非休止に遷移させること、のうちの少なくとも1つを含む1つ以上の非PS動作を(例えば、第2のDCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて))実行し得る。無線デバイス4315は、例えば、第2のDCIを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、無線デバイス4315の複数のパネルのP-MPR/PHRを備えるアップリンク光線管理を送信(例えば、伝送)し得る。基地局4310は、節電状態にあるP-MPR/PHRを備えるアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)ことが無線デバイス4315に要求されているか否かを示す指示を含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイス4315へ送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4315は、例えば、無線デバイス4315が節電状態にあるP-MPR/PHRを備えるアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)ことが要求されていることを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、節電状態にあるアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4315は、例えば、無線デバイス4315が節電状態にあるP-MPR/PHRを備えるアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)必要がないことを示す指示に基づいて(例えば、指示後又は指示に応じて)、節電状態にあるアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)ことをスキップし得る。
【0379】
無線デバイス4315及び基地局4310は、(例えば、
図43A及び/又は
図43Bに関して説明したように)アップリンク光線報告においてアライメントし得る。無線デバイス4315及び基地局4310は、例えば、DRX動作が設定されている場合、又は節電動作が設定されている場合、アップリンク光線報告においてアライメントし得る。本明細書に記載された1つ以上の例は、無線デバイス4315のアップリンクスループット及び電力消費量を改善し得る。
【0380】
無線デバイス4315は、(例えば、
図34及び/又は
図36に関して説明したように)複数のパネルのP-MPR及び/又はPHR(例えば、L1-PHR)を備える、周期的又は非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイス4315は、例えば、無線デバイス4315が、無線デバイス4315において、複数のパネルを用いて設定され、高周波数(例えば、30GHz、50GHzなど)で動作しているのであれば、複数のパネルのP-MPR及び/又はPHR(例えば、L1-PHR)を備える周期的又は非周期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの1つでの近接検出、及び/又はアップリンクカバレッジロスを示すことができる。無線デバイス4315は、基地局4310から無線デバイス4315へ送信(例えば、伝送)された1つ以上の参照信号のダウンリンクチャネル品質を示す1つ以上のCSI報告を、基地局4310へ送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告は、1つ以上のCSI報告とは異なり得る。アップリンク光線報告は、例えば、近接が第1のパネルで検出され、及び/又はアップリンクカバレッジロスが第1のパネルで発生している場合、複数のパネルからの第2のパネル又は第2のパネルの光線が次のアップリンク送信に適していることを示すことができる。基地局4310は、例えば、アップリンク光線報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、アップリンク送信のために第2のパネル(例えば、PUCCH/PUSCH/SRS)に変更するように、無線デバイス4315に指示(例えば、命令)し得る。CSI報告は、ダウンリンク送信を受信するためのダウンリンク光線及び/又はダウンリンクTRPを示すことができる。CSI報告は、例えば、CSI報告がL1-RSRP及び/又はL1-SINRを含む場合、ダウンリンク送信を受信するためのダウンリンク光線又はダウンリンクTRPを示すことができる。基地局4310は、例えば、CSI報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、ダウンリンク送信(例えば、PDCCH/PDSCH/CSI-RS)のためのダウンリンク送信光線を決定することができる。CSI報告は、基地局4310から無線デバイス4315への無線伝搬チャネルの空間特性(例えば、ランク、プリコーディング重みインデックスなど)の量を示し得る。CSI報告は、例えば、CSI報告がPMI/CRI/RIなどを含む場合、基地局4310から無線デバイス4315への無線伝搬チャネルの空間特性(例えば、ランク、プリコーディング重みインデックスなど)の量を示し得る。基地局4310は、例えば、第2のCSI報告を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、PDSCHにおける送信フォーマット(例えば、MCS、PDCCH/PDSCHのリソース割当、MIMO送信フォーマットなど)を決定し得る。
【0381】
少なくともいくつかの無線デバイスは、例えば、無線デバイス415が節電動作中である場合、アップリンク光線報告(例えば、P-MPR/PHRを備える)を送信する(例えば、伝送する)か否かを自律的に決定し得る。節電動作は、
図41A、
図41B、及び/又は
図42に関して説明した1つ以上の例に基づいて実施することができる。基地局は、節電モードにおいてアップリンク無線リソースを介してアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)無線デバイスを認識しない場合がある。基地局は、アップリンク送信のために、アップリンク無線リソースを他の無線デバイスに割当てている可能性があり得る。節電動作のためのアップリンク光線報告上のこのミスアライメントは、アップリンク干渉の増大、アップリンクスループットの減少、及び/又は電力消費の増大をもたらし得る。本明細書で説明されるように、アップリンク光線報告のための節電動作が改善され得る。
【0382】
図44は、DRXを使用するアップリンク光線報告の一例を示す。アップリンク光線報告は、節電動作において、P-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを含み得る。基地局4410は、DRX動作の第1の構成パラメータ及び節電動作の第2の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ4420(例えば、RRCメッセージ)を無線デバイス4415へ送信(例えば、伝送)し得る。第1の構成パラメータは、
図43A及び/又は
図43Bに関して説明した1つ以上の例に基づいて実施することができる。第2の構成パラメータは、
図41A及び/又は
図41Bに関して説明した1つ以上の例に基づいて実施することができる。節電動作は、PDCCHで送信された(例えば、送信される)DCIに含まれる節電指示に基づくことができる。DCIは、節電RNTI(例えば、PS-RNTI)によってスクランブルされたCRCを有し得る。PS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIは、DCPと呼ばれることがある。節電動作は、DRX動作に関連付けられてもよい。ステップ4425では、無線デバイス4415は、DRX動作の非アクティブ時間4430において、DCPを受信するためにPDCCHを監視し得る。非アクティブ時間4430は、例えば、無線デバイス4415がDRX動作のアクティブ時間にない持続時間であり得る。アクティブ時間は、例えば、競合ベースのRAプリアンブルの中で、MACエンティティによって選択されていないRAプリアンブルのRARの受信に成功した後、例えば、1つ以上のDRXタイマ(例えば、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimer、drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、ra-ContentionResolutionTimerなど)が動作しており、SRがPUCCHで送信され、保留中であり、及び/又は、MACエンティティのC-RNTI宛ての新たな送信を示すPDCCHが受信されていない持続時間を含み得る。
【0383】
第1の構成パラメータは、例えば、DCPが監視されているが検出されない場合、無線デバイス4415がDCPに関連付けられたdrx-onDurationTimerを開始するかどうかを示す第1の指示(例えば、ps-Wakeup)を含むことができる。第1の構成パラメータは、例えば、drx-onDurationTimerによって示される持続時間の間に、例えば、PS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIが構成されているが、関連付けられたdrx-onDurationTimerが開始されていない場合、無線デバイス4415が周期的アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)するかどうかを示す報告有効化/無効化指示を更に含むことができる。報告有効化/無効化指示は、ps-Periodic_CSI_Transmit又はps-TransmitPeriodicL1-RSRPを含み得る。
【0384】
無線デバイス4415は、drx-onDurationTimerを開始することを示すDCP、例えば、DCPのためのPDCCHのフリン監視を受信し得る。ステップ4435において、無線デバイス4415は、例えば、drx-onDurationTimerを開始することを示す節電指示を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、drx-onDurationTimerを開始し得る。
【0385】
無線デバイス4415は、例えば、PDCCHのモニタリング中、DCPを受信しない場合があり得る。無線デバイス4415は、DCPを受信しないことに基づいて(例えば、受信しないことの後又は受信しないことに応じて)、drx-onDurationTimerを起動し得る。例えば、第1の指示(例えば、ps-Wakeup)が、DCPが監視されているが検出されない場合に無線デバイス4415がDCPに関連付けられたdrx-onDurationTimerを開始することを示す場合、無線デバイス4415は、DCPを受信しないことに基づいて(例えば、受信しないことの後又は受信しないことに応じて)drx-onDurationTimerを開始し得る。
【0386】
ステップ4440において、無線デバイス4415は、例えば、drx-onDurationTimerが動作している場合(例えば、ステップ4445)、1つ以上のアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。ステップ4450において、無線デバイス4415は、アップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)ことを停止し得る。例えば、drx-onDurationTimerが実行していない場合(例えば、ステップ4455)、無線デバイス4415は、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)しなくてもよい。
【0387】
図45は、節電状態におけるアップリンク光線報告の例示的なフローチャートを示す。アップリンク光線報告は、節電状態におけるP-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを報告することを含み得る。方法4500は、無線デバイスによって実行され得る。本明細書で概説するステップは例であり、特定のステップを除外、追加、又は修正する組み合わせを含む、それらの任意の組み合わせで実施することができる。ステップ4501では、無線デバイスは、節電指示に関連付けられたDRXコンフィギュレーションの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を、基地局から受信し得る。節電指示は、節電RNTI(例えば、PS-RNTI)によってスクランブルされたCRCを有するDCIであり得る。PS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIは、DCPと呼ばれる場合がある。構成パラメータは、
図44に関して説明された1つ以上の例に基づいて実装することができる。
【0388】
第1の構成パラメータは、DCPが監視されているが検出されない場合に、無線デバイスがDCPに関連付けられたdrx-onDurationTimerを開始するかどうかを示す第1の指示(例えば、ps-Wakeup)を含むことができる。構成パラメータは、無線デバイスが節電状態で定期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)するか否かを示す指示を含み得る。アップリンク光線報告は、
図34、
図35、及び/又は
図36に関して説明された1つ以上の例に基づいて実装され得る。アップリンク光線報告は、無線デバイスの1つ以上のパネルのP-MPR及び/又はPHRのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0389】
ステップ4502において、無線デバイスは、DCPを受信するためにPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、PDCCHモニタリング中にDCPを受信し得る。DCPを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、無線デバイスは、drx-onDurationTimerを開始し得る。無線デバイスは、例えば、drx-onDurationTimerが動作している場合、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。無線デバイスは、PDCCHモニタリング中にDCPを受信しない場合があり得る。無線デバイスは、第1の指示(例えば、ps-Wakeup)の値に基づいて、drx-onDurationTimerを開始するか否かを判定し得る。ステップ4503では、無線デバイスは、PDCCHのモニタリング及び第1の指示に基づいて、drx-onDurationTimerが開始したか否かを判定し得る。タイマが実行中である場合(4503:はい)、無線デバイスは、ステップ4507において、定期的なアップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。タイマが実行中でない場合(4503:いいえ)、ステップ4504において、無線デバイスは、無線デバイスのMACエンティティがアクティブ時間にあるか否かを判定し得る(例えば、全てのDRXアクティブ時間条件を評価する場合、例えば、最初のシンボルの4ms前までに受信された許可/割当/DRXコマンドMAC CE/ロングDRXコマンドMAC CE及び送信されたスケジューリング要求を考慮する)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスのMACエンティティがアクティブ時間(4504:はい)にある場合、ステップ4507で周期的アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。
【0390】
無線デバイスのMACエンティティがアクティブ時間(4504:いいえ)内にない場合、ステップ4505において、無線デバイスは、節電状態における定期的なアップリンク光線報告の送信がイネーブルされていることを指示が示すか否かを判定し得る。周期的なアップリンク光線報告の送信が有効であることを示す指示(4505:はい)が有効である場合、無線デバイスはステップ4507で周期的なアップリンク光線報告を送信する(例えば、伝送する)ことができる。例えば、drx-onDurationTimerが実行しておらず、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)がアクティブ時間にない場合、無線デバイスは、周期的アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。周期的なアップリンク光線報告の送信が有効になっていないことを示す指示(4505:いいえ)が有効である場合、ステップ4506において、無線デバイスは、例えば、drx-onDurationTimerが実行されておらず、MACエンティティがアクティブ時間にないとき、周期的なアップリンク光線報告の送信(例えば、伝送)を停止することができる。
【0391】
無線デバイス及び基地局は、アップリンク光線報告においてアライメントし得る。無線デバイス及び基地局は、例えば、節電動作が設定されている場合、アップリンク光線報告においてアライメントし得る。本明細書に開示された1つ以上の例は、無線デバイスのアップリンクスループット及び電力消費量を改善し得る。
【0392】
無線デバイスは、基地局から、セル上の複数のパネルのアップリンク光線報告の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、セルを起動し得る。無線デバイスは、セルをアクティブ化することに基づいて、PUCCHリソースを介して、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)することができ、アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの第1のパネルを示す第1のインデックス、第1のパネルに関連付けられた送信電力の最大低減量(P-MPR)、及び/又は、第1のパネルに関連付けられた電力ヘッドルーム報告(PHR)、のうちの少なくとも1つを含む。構成パラメータは、アップリンク光線報告のためのアップリンク制御チャネルリソースを示すことができる。
【0393】
セルはSCellであってもよい。無線デバイスは、セルのアクティブ化を示すSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)セルをアクティブ化することができる。構成パラメータは、複数の送信設定情報(TCI)状態の第1のパラメータを含むことができる。複数のTCI状態は、TCIグループにグループ化され得る。各TCIグループは、複数のパネルのうちの対応する1つに関連付けられ得る。インデックスは、第1のパネルに対応するTCIグループを示すことができる。構成パラメータは、複数のサウンディング参照信号リソース情報(SRI)の第2のパラメータを含み得る。複数のSRIはSRIグループにグループ化されてもよく、各SRIグループは複数のパネルのうちの対応する1つに関連付けられている。インデックスは、第1のパネルに対応するSRIグループを示すことができる。アップリンク制御リソースは、プライマリセル又はPUCCH SCell上にあってもよい。アップリンク光線報告は、周期的な送信であってもよい。
【0394】
無線デバイスは、第1のパネルに関連付けられたP-MPRを、参照信号受信電力、第1のパネルを介した送信のための送信信号形式、及び/又は、第1のパネルにおける近接検出、のうちの少なくとも1つに基づいて決定し得る。無線デバイスは、第1のパネルで受信された参照信号の参照信号受信電力を決定し得る。無線デバイスは、第1のパネルに関連付けられたPHRを、第1のパネルを介した送信の変調順序、帯域幅及び波形タイプに関連付けられた最大電力低減(MPR)、基地局によって示された許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)、及び/又は、第1のパネルにおける近接検出に関連付けられた送信電力の最大低減量MPR(P-MPR)、のうちの少なくとも1つに基づいて決定し得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルに関連付けられた最大出力電力を含み得る。アップリンク光線報告は、第1のパネルを有するアップリンクデューティサイクル値を含むことができる。無線デバイスは、セルの非活性化を示す第2のコマンドを受信し得る。無線デバイスは、第2のコマンドを受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、セルを非活性化し得る。無線デバイスは、セルのアップリンク光線報告を送信すること(例えば、伝送すること)を停止し得る。
【0395】
無線デバイスは、基地局から、複数のBWPを含むセル上の複数のパネルについてのアップリンク光線報告の構成パラメータを含む1つ以上の無線リソース制御メッセージを受信することができる。無線デバイスは、セルを休止状態に遷移させ得る。無線デバイスは、セルを休止状態に遷移させることに基づいて、アップリンク制御チャネルを介して、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)することができ、アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの第1のパネルを示す第1のインデックスと、第1のパネルに関連付けられたP-MPRと、第1のパネルに関連付けられたPHRとのうちの少なくとも1つを含む。
【0396】
無線デバイスは、基地局から、複数のBWPを含むセル上の複数のパネルについてのアップリンク光線報告の構成パラメータを含む1つ以上の無線リソース制御メッセージを受信することができる。無線デバイスは、アクティブBWPとして複数のBWPのうちの第1のBWPに切り替えてもよい。無線デバイスは、切り替えに基づいて、アップリンク制御チャネルを介して、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)することができ、アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの第1のパネルを示す第1のインデックス、第1のパネルに関連付けられたP-MPR、及び/又は、第1のパネルに関連付けられたPHR、のうちの少なくとも1つを含む。
【0397】
無線デバイスは、基地局から、複数のBWPを含むセル上の複数のパネルについてのアップリンク光線報告の構成パラメータを含む1つ以上の無線リソース制御メッセージを受信することができる。無線デバイスは、無線デバイスのMACエンティティがDRXアクティブ時間にあると判定し得る。無線デバイスは、例えば、MACエンティティがDRXアクティブ時間にあることに基づいて、例えば、アップリンク制御チャネルを介して、アップリンク光線報告を送信(例えば、伝送)し得る。アップリンク光線報告は、複数のパネルのうちの第1のパネルを示す第1のインデックス、第1のパネルに関連付けられたP-MPR、及び/又は第1のパネルに関連付けられたPHRのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0398】
無線デバイスは、1つ以上のPHRを基地局へ送信/伝送し得る。1つ以上のPHRは、公称無線デバイス最大送信電力と、アップリンク送信のための推定電力(例えば、PUCCH、PUSCH、SRSなど)との間の1つ以上の差分を示し得る。PHRのタイプは、PUSCH送信に基づくタイプ1 PHR(例えば、タイプ1 PHRは、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるPUSCH送信機会iのために有効である)、PUCCH送信に基づくタイプ2 PHR(例えば、タイプ2 PHRは、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bのPUCCH送信機会iのために有効である)、及び/又は、SRS送信に基づくタイプ3 PHR(例えば、タイプ3 PHRは、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP
bにおけるSRS送信機会iのために有効である)のうちの少なくとも1つを含み得る。タイプ1 PHRは、起動されたサービングセル毎のUL-SCH送信のための推定電力と、公称無線デバイス最大送信電力との間の差分を示し得る。タイプ3 PHRは、起動されたサービングセル毎のSRS送信のための推定電力と、公称無線デバイス最大送信電力との間の差分を示し得る。タイプ2 PHRは、その他のMACエンティティ(例えば、EN-DC、NE-DC、及びNGEN-DCにおけるE-UTRA MACエンティティ)のSpCell上のUL-SCH及びPUCCH送信のための、公称無線デバイス最大送信電力と推定電力との間の差分を示し得る。
【0399】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのためのPHRが、実際の送信に基づくのか、基準フォーマット(例えば、基準送信)に基づくのかを判定し得る。この判定は、例えば、構成許可の上位層シグナリング、周期的/SP SRS送信、及び/又はDCIのうちの少なくとも1つに基づいて行われ得る。この決定は、例えば、無線デバイスがDCIフォーマット0_0及び/又はDCIフォーマット0_1を検出し得るPDCCH監視機会を少なくとも受信するまで、及び/又は、含むまで、無線デバイスが受信し得るDCIに基づき得る。例えば、PHRが、DCIによってトリガされたPUSCHで報告されている場合、DCIは、PHRがトリガされた後、トランスポートブロックの初期送信をスケジュールし得る。無線デバイスは、PHRが、実際の送信に基づくのか、基準フォーマットに基づくのかを判定し得る。無線デバイスは、PHRが、例えば、構成許可及び/又は定期的/SP SRS送信の上位層・シグナリングに基づいて、実際の送信に基づいているのか、基準フォーマットに基づいているのかを判定し得る。無線デバイスは、例えばDCIに基づき、PHRが、実際の送信に基づいているのか、又は、基準フォーマットに基づいているのかを判定することができ、無線デバイスは、設定されたPUSCH送信の第1のアップリンクシンボル-T’proc,2=Tproc,2となるまで、少なくとも受信し得る。Tproc,2は、無線デバイスの能力に基づいて決定することができ、これは、d2,1=1,d2,2=0であるという仮定に基づき得る。例えば、PHRが、構成許可を用いてPUSCHで報告される場合、μDLは、構成許可のためのスケジューリングセルのアクティブなダウンリンクBWPのサブキャリア間隔に対応し得る。
【0400】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのタイプ1 PHRが、実際のPUSCH送信に基づいていると判定し得る。サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL
BWP bにおけるPUSCH送信機会iの場合、無線デバイスは、タイプ1 PHRを
【0401】
【数25】
[dB]として決定し得る(例えば、計算、計算などである)。ここで、
【0402】
【数26】
は、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるPUSCH送信機会iのためのリソースブロックの数で表されたPUSCHリソース割当の帯域幅であり得る。α
b,f,c(j)は、基地局によって構成された電力補償係数であってもよい。Δ
TF,b,f,c(i)は、PUSCHの送信フォーマットのための電力調整の値であってもよい。f
b,f,c(i,l)は、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bのためのPUSCH電力制御調整状態lであってもよい。P
O_PUSCH,b,f,c(j)は、基地局によって構成されたターゲットPUSCH受信電力であってもよい。PL
b,f,c(q
d)=referenceSignalPower-RSRPであり、ここで、referenceSignalPowerは、基地局によって提供され、RSRPは、リファレンスサービングセルにおいて測定され得る。RSRPは、例えば、基地局によって構成されたフィルタ構成に基づくフィルタリングを伴わないL1-RSRPであってもよい。RSRPは、例えば、基地局によって構成されたフィルタ構成に基づくフィルタリングを伴うL 3-RSRPであってもよい。無線デバイスは、本明細書に記載された例を実施することによって、例えば、P-MPR、MPR、A-MPR、無線デバイスの電力クラスの電力値、及び/又は無線デバイスの最大EIRP
maxのうちの少なくとも1つに基づいて値P
CMAX,f,c(i)を決定し得る。
【0403】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのタイプ1 PHRが、基準PUSCH送信に基づいていると判定し得る。サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるPUSCH送信機会iの場合、無線デバイスは、タイプ1 PHRを、
【0404】
【数27】
[dB]として決定し得る(例えば、計算、演算など)。ここで
【0405】
【数28】
は、MPR=0dB、A-MPR=0dB、P-MPR=0dB、及びΔT
C=0dBであると仮定して計算され得る。MPR、A-MPR、P-MPR、及びΔT
Cは、本明細書に記載の例に基づいて決定することができる。P
O_PUSCH,b,f,c(j)及びα
b,f,c(j)は、P
O_NOMINAL_PUSH,f,c(0)及びp0-PUSCH-AlphaSetId=0を使用して取得することができる。P
Lb,f,c(q
d)は、pusch-PathlossReferenceRS-Id=0及びl=0を用いて取得することができる。
【0406】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのためのタイプ3 PHRが、実際のSRS送信に基づいていると判定し得る。サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWPbにおけるSRS送信機会iの場合、及び、無線デバイスが、サービングセルcのキャリアfにおけるPUSCH送信のために設定されていないのであれば、無線デバイスは、タイプ3 PHRを
【0407】
【数29】
[dB]として決定し得る(例えば、計算、演算など)。ここで、M
SRS,b,f,c(i)は、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bにおけるSRS送信機会iのためのリソースブロック数で表されたSRS帯域幅であり得る。α
SRS,b,f,c(q
s)は、基地局h
b,f,c(i)によって構成された電力補償係数であってもよい。は、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP bのためのSRS電力制御調整状態lであってもよい。P
O_SRS,b,f,c(q
s)は、基地局によって構成された目標SRS受信電力であってもよい。無線デバイスは、本明細書に記載された例を実施することによって、例えば、P-MPR、MPR、A-MPR、無線デバイスの電力クラスの電力値、及び/又は無線デバイスの最大EIRP
maxに基づいて値P
CMAX,f,c(i)を決定し得る。
【0408】
無線デバイスは、活性化されたサービングセルのためのタイプ3 PHRが、基準SRS送信に基づいていると判定し得る。サービングセルcのキャリアfのUL BWP bでのSRS送信機会iのために、無線デバイスがサービングセルcのキャリアfのUL BWP bでのPUSCH送信のために構成されていない場合、無線デバイスは、タイプ3 PHRを
【0409】
【数30】
[dB]として決定する(例えば、計算、演算など)ことができ、ここで、q
sは、UL BWP b及びP
O_SRS,b,f,c(q
s)についてのSRS-ResourceSetId=0に対応するSRSリソースセットであり得る。α
SRS,f,c(q
s),P
Lb,f,c(q
d)及び/又h
b,f,c(i)はUL BWP bについてSRS-ResourceSetId=0から取得されてもよい。
【0410】
【数31】
は、MPR=0dB、A-MPR=0dB、P-MPR=0dB、及びΔT
C=0dBと仮定して計算/決定することができる。
【0411】
図46は、PHR手順をトリガするための方法の例を示す。基地局は、PHRの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を、無線デバイスへ送信/伝送し得る。ステップ4610では、無線デバイスは、基地局から、PHRの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージを受信し得る。構成パラメータは、PHR周期タイマのためのPHR周期タイマ(例えば、phr-PeriodicTimer)値、PHR禁止タイマのためのPHR禁止タイマ(例えば、phr-ProhibitTimer)値、パス損失変更閾値(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange)、別のセルのためのPHRタイプ2指示(例えば、phr-Type 2 OtherCell)、別のセル・グループのためのPHRモード指示(例えば、phr-ModeOtherCG)、及び/又は、複数PHR報告指示(例えば、multiplePHR)を含み得る。複数PHR報告指示は、電力ヘッドルームが、シングルエントリPHR MAC CEを用いて報告され得るか、又は、マルチエントリPHR MAC CEを用いて報告され得るかを示し得る。PHRモード指示は、DCが設定されている場合、別のセルグループ(例えば、MCG、SCG)の一部である活性化されたセルのPHRのために、実モードが使用されるのか、仮想モードが使用されるのかを示し得る。PHRタイプ2指示は、無線デバイスが、別のMACエンティティのSpCellを求めてPHRタイプ2を報告し得ることを示すために、真に設定され得る。
【0412】
ステップ4620では、無線デバイスは、パス損失変化が、第1の閾値を満足するか否かを判定し得る。無線デバイスは、例えば、PHR禁止タイマが終了したか、又は、終了したのであれば、パス損失が、第1の閾値(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange dB)を超えて変化したか否かを判定し得る。1つのセルについてのパス損失変化(例えば、変動)は、例えば、現在のパス損失基準で現在の時間において測定されたパス損失と、その時間において使用されている前のパス損失基準でのPHRの前の(例えば、最後)送信の送信時間において測定されたパス損失との間で決定(例えば、評価、計算、演算)され得る(例えば、パス損失基準が以下の間で変化したかどうかにかかわらず)。
【0413】
ステップ4660において、無線デバイスは、PHRをトリガし得る。無線デバイスは、例えば、パス損失が、第1の閾値を超えて変化したと判定することに基づいて、PHRをトリガし得る。無線デバイスは、例えば、MACエンティティが新たな送信のためのULリソースを有している場合、このMACエンティティにおけるPHRの最後の送信以降、パス損失基準として使用される、MACエンティティの少なくとも1つのアクティブ化されたサービングセルについて、パス損失が、閾値(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange dB)を超えて変化したか否かに基づいて、PHRをトリガし得る。無線デバイスは、例えば、(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange dB)閾値よりも大きく変化したパス損失に基づいて(例えば、パス損失後又はパス損失に応じて)、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、PHR手順をトリガすることをスキップすることができる、及び/又は、例えば、パス損失が閾値(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange dB)を超えて変化していないことに基づいて(例えば、変化していないことの後又は変化していないことに応じて)、PHR手順をトリガしないことを決定し得る。
【0414】
ステップ4630では、無線デバイスは、電力バックオフ変化が、第2の閾値を満足するか否かを判定し得る。第2の閾値は、第1の閾値と異なっていてもよい。無線デバイスは、例えば、PHR禁止タイマが終了したか、又は、終了したのであれば、電力バックオフ変更が第2の閾値(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange dB)を満足しているか否かを判定し得る。この判定は、例えば、送信のために割当られたULリソースが存在するか、又は、セルにPUCCH送信が存在し、MACエンティティが、新たな送信のためのULリソースを有しているのであれば、例えば、セルのために必要とされる電力バックオフ(例えば、P-MPRによって許可され得る電源制御に起因する)が、PHRの最後の送信から、第2の閾値を超えて変化したか否かに基づき得る。MACエンティティは、PHRの最後の送信のために、このセルにおける送信又はPUCCH送信のために割当られたULリソースを有し得る。
【0415】
ステップ4660において、無線デバイスは、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、必要な電力バックオフ変更が第2の閾値を満たすことに基づいて、PHR手順をトリガし得る。第2の閾値を満たさない要求された電力バックオフ変更に基づいて(例えば、電力バックオフ変更後又は電力バックオフ変更に応じて)、無線デバイスは、PHR手順をトリガすることをスキップし得る、及び/又は、PHR手順をトリガしないことを決定し得る。例えば、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、例えば、必要な電力バックオフが一時的にしか減少しない場合(例えば、数十ミリ秒までの間)、PHR手順をトリガすることを回避し得る。例えば、PHR手順が、他のトリガ条件によってトリガされた場合、このような一時的なPCMAX、f、c/PHの値の減少の反映を、無線デバイスは回避し得る。
【0416】
ステップ4640で、無線デバイスは、構成されたアップリンクを有するMACエンティティのSCellがアクティブ化されるかどうかを判定することができる。ステップ4660で、無線デバイスは、例えば、構成されたアップリンクを有するMACエンティティのSCellがアクティブ化されたという判定に基づいて、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、PHR手順のトリガをスキップしてもよく、及び/又は、無線デバイスは、例えば、構成されたアップリンクを有するMACエンティティのSCellがアクティブ化されていないという判定に基づいて、PHR手順をトリガしないと判定してもよい。ステップ4650では、無線デバイスは、PSCellが追加されているか否かを判定し得る。例えば、無線デバイスは、PSCellが新たに追加又は変更された(例えば、更新された)かどうかを判定することができる。ステップ4660において、無線デバイスは、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、PHR手順をトリガし得、例えば、PSCellが追加されたという判定に基づいて、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、PHR手順をトリガすることをスキップすることができる、及び/又は、無線デバイスは、例えば、PSCellが追加されていないという判定に基づいて、PHR手順をトリガしないことを判定し得る。
【0417】
ステップ4620、4630、4640、及び/又は4650のいずれかは、他に対して任意の順序で実行されてもよい。ステップ4620、4630、4640、及び/又は4650のいずれかは、ステップ4620、4630、4640、及び/又は4650のうちの他の1つ以上に対して同時に(又は実質的に同時に)実行されてもよい。ステップ4620、4630、4640、及び/又は4650のいずれか1つ以上は、ステップ4620、4630、4640、及び/又は4650のいずれか他の前、最中、又は後に実行されてもよい。PHR手順は、例えば、ステップ4620、4630、4640、及び/又は4650のうちの1つ以上(例えば、全て)が、ステップ4660においてPHRをトリガするために進められない場合、ステップ4670において反復又は終了し得る。
【0418】
無線デバイスは、1つ以上の追加条件又は代替条件に基づいて、PHR手順をトリガし得る。例えば、無線デバイスは、PHR周期タイマ(例えば、phr-PeriodicTimer)が終了したか、又は、終了したかに基づいて、PHR手順をトリガし得る。PHR周期タイマの終了に基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)、無線デバイスは、PHR手順をトリガし得る。PHR周期タイマが終了していないか、又は、終了していないことに基づいて(例えば、終了後又は終了に応じて)、無線デバイスは、PHR手順をトリガすることをスキップし得るか、又は、PHR手順をトリガしないことを決定し得る。
【0419】
無線デバイスは、(例えば、PHR機能をディセーブルするために使用されないために)電力ヘッドルーム報告機能が上部層によって設定及び/又は再設定されているか否かに基づいて、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、電力ヘッドルーム報告機能が設定/再設定されていることに基づいて(例えば、設定/再設定されていることの後又は設定/再設定されていることに応じて)、PHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、電力ヘッドルーム報告機能が設定/再設定されていないことに基づいて(例えば、設定/再設定されていないことの後又は設定/再設定されていないことに応じて)、PHR手順をトリガすることをスキップし得るか、及び/又は、PHR手順をトリガしないことを決定し得る。
【0420】
図47は、PHR手順のための方法の例を示す。基地局は、PHRの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を、無線デバイスへ送信/伝送し得る。ステップ4710では、無線デバイスは、PHRの構成パラメータを備える1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。構成パラメータは、
図46に関して説明した例に基づいて実施することができる。例えば、無線デバイスは、
図46に関して記載された1つ以上の例に基づいて、PHR手順をトリガし得る。
【0421】
ステップ4720では、無線デバイスは、ULリソースが新たなデータのために割当られているか否か、及び/又は、新たなデータのために割当られた最初のULリソースであるか否かを判定し得る。例えば、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、新たな送信のために割当られたアップリンク無線リソース(例えば、PUSCHリソース)を有し得る。無線デバイスは、アップリンク無線リソースが、最後のMACリセット以降に新たな送信のために割当られた最初のULリソースであるか否かを判定し得る。無線デバイスは、アップリンク無線リソースが新たな送信のために割当られた第1のULリソースであることに基づいて(例えば、第1のULリソースであることの後又は第1のULリソースであることに応じて)、PHR周期タイマ(例えば、phr-PeriodicTimer)を開始し得る。ステップ4725において、無線デバイスは、ステップ4720を繰り返すか、又は、PHR手順を終了し得る。
【0422】
ステップ4730では、無線デバイスは、少なくとも1つのPHRがトリガされ、キャンセルされていないか否か、及び/又は、割当られたULリソースが、MACエンティティが送信/伝送するように構成されているPHRのためのMAC CE(例えば、そのサブヘッダに加えて)に対応できるか否かを判定し得る。無線デバイスは、例えば、少なくとも1つのPHRがトリガされてキャンセルされていないことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)、及び/又は、MAC CEを受け入れる割当られたULリソースに基づいて、無線デバイスの物理層から電力ヘッドルーム及びPCMAX,f,cの値を取得し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスの物理層)は、本明細書に記載された例に基づいて、電力ヘッドルームの値及び許容送信電力(例えば、PCMAX,f,c)を決定し得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、例えば、無線デバイスの物理層によって報告される(例えば、物理層から得られる)1つ以上の値に基づいて、PHR MAC CEを生成するために、MACエンティティの多重化及び組み立て手順を指示し得る。無線デバイスは、PHR MAC
CEを送信/伝送し得る。ステップ4735において、無線デバイスは、ステップ4730及び/又はステップ4720を繰り返し得るか、又は、無線デバイスは、PHR手順を終了し得る。
【0423】
無線デバイスは、シングルエントリPHR MAC CE及び/又はマルチエントリPHR MAC CEを使用することを決定し得る。PHR MAC CE(例えば、シングルエントリ及び/又はマルチエントリ)が、
図48A、
図48B、
図48C、及び/又は、
図49に示され得る。例えば、無線デバイスは、multiplePHRが値trueで設定されていることに基づいて(例えば、設定後又は設定に応じて)、マルチエントリPHR MAC CEフォーマットを使用することを決定し得る。マルチエントリPHR MAC CEフォーマットを用いることに基づいて(例えば、用いた後又は用いることに応じて)、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、MACエンティティに関連付けられた、設定されたアップリンクを用いて、アクティブ化された各サービングセルについて、対応するアップリンクキャリアのタイプ1又はタイプ3の電力ヘッドルームの値を取得し得る。無線デバイスは、例えば、マルチエントリPHR MAC CEフォーマットを用いることに基づいて(例えば、用いた後又は用いることに応じて)、(例えば、MACエンティティが、このサービングセルにおける送信のために割当られたULリソースを有している場合)物理層から対応するP
CMAX,f,cフィールドの値を取得し得る。無線デバイスは、他方のMACエンティティ(例えば、構成されている場合)が、このサービングセルにおける送信のために割当られたULリソースを有し、PHRモード(例えば、phr-ModeOtherCG)が値(例えば、実数)に設定(例えば、上層によって)されている場合、MACエンティティに関連付けられた構成されたアップリンクを有するアクティブ化された各サービングセルについて、物理層から、対応するP
CMAX,f,cフィールドの値を取得し得る(例えば、マルチエントリMHR MAC CEフォーマットを使用することに基づいて)。
【0424】
phr-Type 2 OtherCellに値trueが設定され、他方のMACエンティティがE-UTRA MACエンティティである場合、無線デバイスは、他方のMACエンティティ(例えば、E-UTRA MACエンティティ)のSpCellのタイプ2電力ヘッドルームの値を取得し得る(例えば、マルチエントリPHR MAC CEフォーマットを使用することに基づいて)。無線デバイスは、物理層から他のMACエンティティ(例えば、E-UTRA MACエンティティ)のSpCellの対応するPCMAX,f,cフィールドの値を(例えば、マルチエントリPHR MAC CEフォーマットを使用することに基づいて)取得することができ、例えば、値trueを有するphr-Type 2 OtherCellが構成されている場合、他のMACエンティティはE-UTRA MACエンティティであり、phr-ModeOtherCGは上位層によって実数に設定される。
【0425】
無線デバイスは、多重PHRが偽の値で設定されていることに基づいて(例えば、設定後又は設定に応じて)、シングルエントリPHRフォーマットを使用することを決定し得る。無線デバイスは、PCellの対応するアップリンクキャリアの物理層からタイプ1電力ヘッドルームの値及び/又は物理層からの対応するPCMAX,f,cフィールドの値を取得し得る(例えば、シングルエントリPHRフォーマットを用いることに基づいて)。
【0426】
ステップ4740では、無線デバイスは、例えば、物理層によって報告された電力ヘッドルーム値及びPCMAX値に基づいて、PHR MAC CE(例えば、マルチエントリPHR MAC CE及び/又はシングルエントリPHR MAC CE)を送信/送信し得る。ステップ4750では、無線デバイスは、例えば、PHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、タイマ(例えば、phr-PeriodicTimer及び/又はphr-ProhibitTimer)を開始又は再開し得る。ステップ4760では、無線デバイスは、例えば、PHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのPHRを除去し得る。
【0427】
図48Aは、シングルエントリPHR MAC CEフォーマットの例を示す。シングルエントリPHR MAC CEは、LCID値(例えば、
図20に示す111001)を備えるMACサブヘッダによって識別/示され得る。シングルエントリPHR MAC
CEは、固定サイズを有し、1つ以上の予約ビット、電力ヘッドルーム(PH)フィールド、及びP
CMAX,f,cフィールドを備える2オクテットを備え得る。1つ以上の予約ビットは、第1の値(例えば、全て0)に設定され得る。シングルエントリPHR MAC CEフォーマットのPHフィールドは、PHレベルを示し得る。PHフィールドの長さは、6ビット(又は任意の他のビット数)であり得る。
【0428】
図48Bは、報告されたPHと対応するPHレベルとの間のマッピングの例を示す。PHレベルは、例えば、1つ以上の3GPP仕様又は他の規格(例えば、TS 38.133及び/又は任意の変形/他の放出)に基づいて、dB単位で測定されたPH値に対応し得る。シングルエントリPHR MAC CEフォーマットにおけるP
CMAX,f,cフィールドは、シングルエントリPHR MAC CEの先行するPHフィールドの計算に用いられるP
CMAX,f,cを指示し得る。
【0429】
図48Cは、報告されたP
CMAX,f,cと、対応する公称無線デバイス送信電力レベルとの間のマッピングの例を示す。公称無線デバイス送信電力レベルは、例えば、1つ以上の3GPP仕様又は他の規格(例えば、TS 38.133及び/又は任意の変形/他の放出)に基づいて、dBmで測定されたP
CMAX、f、c値に対応することができる。
【0430】
図49は、マルチエントリPHR MAC CEフォーマットの例を示す。例えば、マルチエントリPHR MAC CEフォーマットは、LCID値(例えば、
図20に示す111000)を有するMACサブヘッダによって識別/示され得る。マルチエントリPHR MAC CEは、可変サイズを有してもよく、及び/又は、セル指示用のビットマップ、タイプ2 PHフィールド、及び他方のMACエンティティのSpCell用の関連するP
CMAX,f,cフィールド(報告される場合)を含むオクテット、タイプ1 PHフィールド、及びPCell用の関連するP
CMAX,f,cフィールド(報告される場合)を含むオクテットを含んでもよい。マルチエントリPHR MAC CEは、例えば、ServCellIndexに基づいて昇順で、ビットマップに示されたPCell以外のサービングセルのための関連するP
CMAX,f,cフィールド(報告された場合)を含むタイプX PHフィールド及びオクテットのうちの1つ以上を含み得る。Xは、1又は3のいずれかであってもよい(例えば、3GPP仕様TS 38.213及び/又はTS 36.213に基づく)。他方のMACエンティティのSpCellに対するタイプ2 PHフィールドの存在は、値trueを有するphr-Type 2 OtherCellによって構成され得る。単一のオクテットのビットマップは、例えば、構成されたアップリンクを有するサービングセルの最高のServCellIndexが8未満である場合、サービングセル毎のPHの存在を示し得る。そうでない場合、4オクテットが使用され得る。無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、活性化されたサービングセルのPH値が、実際の送信に基づくか、基準フォーマットに基づくかを判定し得る。無線デバイスは、例えば、受信された、構成許可及び/又はダウンリンク制御情報を考慮/決定することによって、PH値が、実際の送信に基づくのか、基準フォーマットに基づくのかを決定し得る。受信された構成許可及び/又はDCIは、少なくともPDCCH機会まで(及びそれを含む)考慮/決定され得る。PDCCH機会は、例えば、少なくともPHRがトリガされてから(例えば、PHR MAC CEが、PDCCHで受信されたアップリンク許可で報告される場合)、又は、PHR MAC CEが構成許可で報告される場合、PUSCH送信の第1のアップリンクシンボルからPUSCH準備時間(例えば、無線デバイスのUE能力パラメータに基づいて)を引くまで、PHRのためのMAC CE に(例えば、無線デバイスの論理チャネル優先順位付け(LCP)手順の結果として)適応し得る新たな送信のための第1のUL許可が受信されるPDCCH機会であり得る。
【0431】
無線デバイスは、例えば、別のMACエンティティにおけるPCellを除いて、別のMACエンティティにおけるセルにサービングするために、PHフィールド及びPCMAX,f,cフィールドを備えるオクテットを省略し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが動的電力共有をサポートしていない帯域結合の場合には、発振器を省略してもよい。PCellのためのPH及びPCMAX,f,cの報告された値は、無線デバイスの実施態様に基づいて決定され得る。
【0432】
マルチエントリPHR MAC CEは、セルインデックス(例えば、Ci)によって識別/指示されるセルに関連付けられたビット、1つ以上の予約ビット(例えば、R)、PH値が実際の送信に基づくものであるか基準フォーマットに基づくものであるかを指示する第1の指示フィールド(例えば、V)、PHレベルを指示するPHフィールド(例えば、PH)、MACエンティティが電源制御による電力バックオフを適用するかどうかを指示する第2の指示フィールド(例えば、P)(例えば、本明細書に記載された例に基づいてP-MPRcによって許可され得る)、及び/又はPCMAXを指示するPCMAX,f,cフィールド、NRサービングセルについてのPCMAX,f,c値、又はP~CMAX,c値、PHフィールドの計算に使用されるE-UTRAサービングセルについてのc値、のうちの少なくとも1つを含み得る。Ciフィールドは、ServCellIndex iを有するサービングセルのためのPHフィールドの存在を指示し得る。1に設定されたCiフィールドは、ServCellIndexiを有するサービングセルのPHフィールドが報告されることを指示し得る。0に設定されたCiフィールドは、ServCellIndexiを有するサービングセルのPHフィールドが報告されないことを指示し得る。Rフィールドは、固定値(例えば、全てゼロ)に設定され得る。
【0433】
マルチエントリPHR MAC CE内のVフィールドは、PH値が実際の送信に基づくのか、それとも基準フォーマットに基づくのかを示し得る。タイプ1 PHの場合、0に設定されたVフィールドは、PUSCHでの実際の送信を示し、1に設定されたVフィールドは、PUSCH基準フォーマットが使用されることを示し得る。タイプ2 PHの場合、0に設定されたVフィールドは、PUCCHにおける実際の送信を示し、1に設定されたVフィールドは、PUCCH基準フォーマットが使用されることを示し得る。タイプ3 PHの場合、0に設定されたVフィールドは、SRSでの実際の送信を示し、1に設定されたVフィールドは、SRS参照フォーマットが使用されることを示し得る。更に、タイプ1、タイプ2、及びタイプ3 PHの場合、0に設定されたVフィールドは、関連付けられたPCMAX,f,cフィールドを含むオクテットの存在を示すことができ、1に設定されたVフィールドは、関連付けられたPCMAX,f,cフィールドを含むオクテットが省略されていることを示すことができる。
【0434】
マルチエントリPHR MAC CEのPHフィールドは、PHレベルを示し得る。PHフィールドの長さは、6ビット(又は任意の他のビット数)であり得る。報告されたPH及び対応する電力ヘッドルームレベルは、
図48Bの例に基づいてマッピングされ得る。マルチエントリPHR MAC CEのPフィールドは、MACエンティティが電源制御による電力バックオフを適用するか否かを示し得る。MACエンティティは、例えば、対応するP
CMAX,f,cフィールドが、電源制御による電力バックオフが適用されていない場合に異なる値を有していた場合、Pフィールドを1に設定し得る。P
CMAX,f,cフィールドは、存在する場合、NRサービングセルについてのP
CMAX,f,c、及びPHフィールドの計算に使用されるE-UTRAサービングセルについてのP
CMAX,c又はP~
CMAX,cを示すことができる。報告されたP
CMAX,f,c及び対応する公称UE送信電力レベルは、
図48Cに示され得る。
【0435】
図50は、SCell光線障害回復(BFR)のための例示的な方法を示す。無線デバイスは、基地局から、SCellのためのBFR手順の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。構成パラメータは、光線障害検出用の1つ以上の第1のRS及び/又は候補光線検出用の1つ以上の第2のRSを示すことができる。無線デバイスは、1つ以上の第1のRS上の測定に基づいて、SCell上の1つ以上の光線障害インスタンスを検出することができる。無線デバイスは、下位層(例えば、無線デバイスの物理層)からMACエンティティへの光線障害インスタンス指示をカウントすることによって光線障害を判定することができる。ステップ5010において、無線デバイスは、セル上の光線障害インスタンスの数/量を決定し得る(例えば、検出する)。ステップ5020では、無線デバイスは、SCellのためのBFR手順をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、光線障害インスタンスの数が閾値(例えば、beamFailureInstanceMaxCount)を満たす(例えば、より大きい)と判定することに基づいて(例えば、判定後又は判定に応じて)、SCellのBFR手順をトリガすることができる。
【0436】
ステップ5030では、無線デバイスは、アップリンク無線リソース(例えば、PUSCHリソース)が、新たな送信のために利用可能であるか否かを判定し得る。例えば、無線デバイスは、アップリンク無線リソースがSCell BFR MAC CEを送信/伝送するのに利用可能であるかどうか判定することができる。ステップ5040では、無線デバイスは、SCell BFR手順のためのスケジューリング要求(SR)をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、アップリンク無線リソースがSCell BFR MAC CEを送信/伝送するために利用可能ではないことに基づいて(例えば、利用可能ではないことの後又は利用可能ではないことに応じて)、SCell BFR手順のスケジューリング要求(SR)をトリガし得る。無線デバイスは、(例えば、SRをトリガすることに基づいて)PUCCHリソースを介してSRを送信/伝送し得る。ステップ5050では、無線デバイスは、SRのためのアップリンク無線リソース(例えば、UL-SCHリソース)を備えるアップリンク許可を受信し得る。
【0437】
無線デバイスは、SCell BFR MAC CEを送信/伝送するために、アップリンク無線リソース(例えば、PUSCHリソース)が利用可能であると判断することができる。無線デバイスは、SCell BFR MAC CEを生成するために、MACエンティティの多重化及び組み立て手順を命令することができる。無線デバイスは、例えば、アップリンク無線リソースがSCell BFR MAC CEを送信/伝送するために利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)、SCell BFR MAC CEを生成するように、MACエンティティの多重化及び組み立て手順を命令することができる。SCell BFR MAC
CEは、
図51A及び/又は
図51Bに関して説明したMAC CEフォーマットで実装され得る。ステップ5060で、無線デバイスは、例えば、アップリンク無線リソース(例えば、PUSCHリソース)が新しい送信に利用可能であることに基づいて、アップリンク無線リソースを介してSCell BFR MAC CEを送信/伝送することができる。ステップ5070で、無線デバイスは、SCell BFR MAC CEを送信/伝送するための応答を受信することができる。応答は、SCell BFR MAC
CEの送信に使用され得る、新しい送信のためのアップリンク許可がHARQプロセスのために受信されたことを示すC-RNTIにアドレス指定されたPDCCHであり得る。ステップ5080で、無線デバイスは、SCell BFR手順を正常に完了することができる。無線デバイスは、例えば、応答を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、SCell BFR手順を正常に完了し得る。無線デバイスは、応答を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、SCellの全てのトリガされたBFRをキャンセルすることができる。
【0438】
無線デバイスは、例えば、利用可能なアップリンク無線リソースに基づいて、SCell BFR MAC CE及び/又は切り捨てられたSCell BFR MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、UL-SCHリソースが、SCell BFR MAC CE及びそのサブヘッダを(例えば、LCPの結果として)受け入れることができる場合、SCell BFR MAC CEを生成することができる。無線デバイスは、切り捨てられたSCell BFR MAC CEを生成することができる。無線デバイスは、例えば、UL-SCHリソースが切り捨てられたSCell
BFR MAC CE及びそのサブヘッダを(例えば、LCPの結果として)受け入れることに基づいて(例えば、収容した後又は受け入れることに応じて)、切り捨てられたSCell BFR MAC CEを生成することができる。
【0439】
図51A及び
図51Bは、BFR MAC CEフォーマットの例を示す。
図51Aに示すBFR MAC CEは、SCell BFR MAC CEであってもよい。SCell BFR MAC CEは、単一のオクテットのビットマップを含み得る。SCell BFR MAC CEは、8未満(又は任意の他の量)の光線障害検出で構成された無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)のSCellの最高インデックス(例えば、ServCellIndex)を有するSCellに使用される場合、単一のオクテットを含み得る。
図51Bに示すBFR MAC CEは、4オクテットのビットマップを含むSCell BFR MAC CEであってもよく、これは、8(又は他の任意の量)以上の光線障害検出で構成されたこの無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)の SCellの最高インデックス(例えば、ServCellIndex)を有するSCellに使用されてもよい。BFR MAC CEは、SCell BFR MAC CE及び/又は切り捨てられたSCell BFR MAC CEを含み得る。
【0440】
SCell BFR MAC CEは、LCID値(例えば、4オクテットの46)を含むMACサブヘッダによって識別/指示され得る。SCell BFR MAC CEは、可変サイズを有し得る。SCell BFR MAC CEは、ビットマップを含み得る。ビットマップは、例えば、インデックス(例えば、ServCellIndex)及び/又はBFR情報(例えば、ビットマップに示されたSCellの候補光線可用性指示(AC)を含むオクテット)に基づいて、昇順とすることができる。光線障害検出で構成された無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)のSCellの最高インデックス(例えば、最高のServCellIndex)が8(又は他の量)未満である場合、単一のオクテットのビットマップが使用されてもよく、そうでない場合、4オクテット(又は他の量のオクテット)が使用されてもよい。SCell BFR MAC CEは、C
iフィールド、候補RS有無指示フィールド(例えば、
図51A又は
図51BのAC電界)、及び/又は候補RS指示フィールドのうちの少なくとも1つを含み得る。SCell BFR MAC CEのC
iフィールドは、光線障害検出、及びServCellIndexiを有するSCellのACフィールドを含むオクテットの存在を示すことができ、例えば、C
iフィールドが1に設定されている場合、光線障害が検出され、ACフィールドを含むオクテットが、ServCellIndexiを有するSCellに存在し得る。例えば、C
iフィールドが0に設定されている場合、光線障害は検出されず、ACフィールドを含むオクテットは、ServCellIndexiを有するSCellに存在しない可能性がある。ACフィールドを含むオクテットは、ServCellIndexに基づいて昇順で存在し得る。ACフィールドは、オクテット内の候補RS IDフィールドの存在を示すことができる。例えば、candidateBeamRSSCellList内のSSBのうちのrsrp-ThresholdBFRより大きいSS-RSRPを有するSSB、又はcandidateBeamRSSCellList内のCSI-RSのうちのrsrp-ThresholdBFRより大きいCSI-RSRPを有するCSI-RSのうちの少なくとも1つが利用可能である場合、ACフィールドは1に設定され得る。そうでない場合、ACフィールドは0に設定され得る。候補RS IDフィールドは、例えば、ACフィールドが1に設定されている場合に存在し得る。例えば、ACフィールドが0に設定されている場合、Rビットが存在し得る。候補RS指示フィールドは、candidateBeamRSSCellList内のSSBのうちのrsrp-ThresholdBFRを上回るSS-RSRPを有するSSBのインデックス、又はcandidateBeamRSSCellList内のCSI-RSのうちのrsrp-ThresholdBFRを上回るCSI-RSRPを有するCSI-RSのインデックスに設定され得る。候補RS指示フィールドの長さは6ビットであり得る。
【0441】
Ciフィールドは、例えば、切り捨てられたSCell BFR MAC CEについて、ServCellIndex iを有するSCellの光線障害検出を示すことができる。例えば、Ciフィールドが1に設定されている場合、光線障害が検出され、ServCellIndex iを有するSCellのACフィールドを含むオクテットが存在し得る。例えば、Ciフィールドが0に設定されている場合、光線障害は検出されず、ACフィールドを含むオクテットは、ServCellIndexiを有するSCellに存在しない可能性がある。ACフィールドを含むオクテットは、存在する場合、ServCellIndexに基づいて昇順で含まれ得る。含まれるACフィールドを含むオクテットの数/量は最大化されてもよく、利用可能な許可サイズを超えなくてもよい。切り捨てられたSCell BFRフォーマットのACフィールドを含むオクテットの数/量は0であり得る。
【0442】
無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)は、以下のように、論理チャネルにリソースを割当得る(例えば、新しい送信が実行される場合)。Bj>0のUL許可のために選択された論理チャネルは、優先度の高い順にリソースを割当られ得る。MACエンティティは、例えば、論理チャネルのPBRが無限大に設定されている場合、優先度の低い論理チャネルのPBRを満たす前に、論理チャネル上の送信に利用可能な全てのデータにリソースを割当てることができる。無線デバイスは、上記の論理チャネルjに供給され得るMAC SDUの合計サイズだけBjをデクリメントし得る。リソースが残っている場合、選択された全ての論理チャネルは、少なくとも、例えば、その論理チャネルのデータ又はUL grantのいずれかが使い尽くされるまで(例えば、いずれが先に来ても)、厳密に優先度の高い順に(例えば、Bjの値にかかわらず)処理され得る。等しい優先度で構成された論理チャネルは、等しくサービスされ得る。
【0443】
無線デバイス実施は、許可が処理される順序を決定し得る。例えば、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)が、複数のMAC PDUを同時に送信/伝送するように要求された場合、又は、無線デバイス(例えば、無線デバイスのMACエンティティ)が、1つ以上の一致するPDCCH機会(例えば、異なるサービングセルにおいて)内で複数のUL許可を受信した場合、許可がどの順序で処理されるかは、無線デバイス実施態様に基づいて決定され得る。
【0444】
図52は、論理チャネルの優先順位付けの一例を示す。論理チャネルは、以下の順序(例えば、最初に列挙された最高の優先度)、すなわち、C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHからのデータ;CG確認MAC CE又はBFR MAC CE又はマルチエントリCG確認MAC CE;サイドリンク構成許可確認MAC CE;LBT障害MAC CE;優先SL-BSR用のMAC CE;パディングに含まれるBSRを除く、BSR用のMAC CE;シングルエントリPHR MAC CE又はマルチエントリPHR MAC CE;所望のガードシンボル数におけるMAC CE;プリエンプティブBSR用のMAC CE;優先SL-BSR及びパディングに含まれるSL-BSRを除く、SL-BSR用のMAC CE;UL-CCCHからのデータを除く任意の論理チャネルからのデータ;推奨ビットレートクエリのMAC CE;パディングのために含まれるBSR用のMAC CE;及び/又はパディングのために含まれるSL-BSR用のMAC CE、に従って優先順位付けされてもよい。
【0445】
無線デバイスは、アップリンク送信の近接検出(又はMPE発行識別)に適した新しいパネルのパネルインデックスを指示するアップリンク光線/電力報告を含むUCIビット(例えば、層1制御シグナリング)を送信/伝送することができる。アップリンク光線/電力報告は、PUCCHリソース(又はPUSCHリソース)を介してCSI報告送信と同様の方法で送信/伝送され得る。層1制御シグナリング(例えば、PUCCH/PUSCHを介したUCIビット)でアップリンク光線/電力報告を送信/伝送することは、シグナリングオーバーヘッド及び/又は無線デバイスの電力消費を増大させ得る。PUCCHリソースを介した層1制御シグナリング送信は、信頼できない場合がある。層1制御シグナリングにおけるアップリンク光線/電力報告の送信は、報告の配信遅延を増大させ、及び/又はアップリンクカバレッジロスをもたらし得る。アップリンク光線/電力報告は、本明細書で説明されるように改善され得る。
【0446】
無線デバイスは、1つ以上のPHR報告をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、Scellのアクティブ化、閾値よりも大きいパス損失変化、及び/又は、タイマタイムアウト(例えば、報告禁止タイマタイムアウト)のような1つ以上の条件に基づいて、1つ以上のPHR報告をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、PHR報告が送信/伝送されていることに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのPHRを除去し得る。パネル固有のMPE報告は、例えば、(例えば、トリガ条件は異なり得るが)PHR報告手順を再使用することによってトリガされ得る。少なくともいくつかの無線デバイスは、MPE指示(例えば、MPE発行識別/指示)の目的のために、パネル及び/又はパネルに関連付けられたPHRを示すPHR MAC CEを送信/伝送し得る。少なくともいくつかの無線デバイスは、例えば、セル固有のPHR報告のための第1のPHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、パネル固有のPHR報告のための第1のPHRを除去し得る。少なくともいくつかの無線デバイスは、例えば、PHR報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、パネル固有のMPE報告を誤ってキャンセルし得る。(例えば、たとえ無線デバイスが、パネル固有のPHR報告のための第2のPHR MAC CEをまだ送信/伝送していなくても)パネル固有のPHR報告のために、第1のPHRを除去することは、アップリンクカバレッジロスをもたらし得る。例えば、第2のPHR MAC CEは、アクティブパネルでMPE指示(例えば、MPE問題)が生じたことを示すために、基地局へ送信/伝送されることが意図され得る。
【0447】
PHR報告は、例えば、本明細書に記載されるように、パネル毎にMPE指示をアドレスすることによって改善され得る。例えば、第1のPHR報告と少なくとも第2のPHR報告とがトリガされ得る。第1のPHR報告は、セル-PHR報告に関連付けられ、第2のPHR報告は、パネル固有のMPE報告に関連付けられ得る。無線デバイスは、セル固有のPHRを備える第1のPHR報告をキャンセルし、パネル固有のMPE報告を備える第2のPHR報告を保留し続け得る。無線デバイスは、例えば、セル固有PHRをすでに備えているPHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、セル固有PHRを備える第1のPHR報告をキャンセルし、パネル固有MPE報告を備える第2のPHR報告を保留し続け得る。パネル固有のMPE報告は、MPE指示が特定のパネル(例えば、無線デバイスの複数のパネルのうちの1つである)で検出されたことを示すことができる。パネル固有のMPE報告のためのPHR報告のためのトリガを保留し続けることによって、無線デバイスは、例えば、アップリンクリソースが後に利用可能になった場合、MPE報告を送信することができ得る。パネル毎のMPE指示を使用し、(例えば、少なくともリソースが送信/伝送に利用可能になるまで)パネル毎のMPE指示を保留状態に保つことは、シグナリングオーバーヘッドの削減及びMPE報告の改善などの利点を提供することができる。
【0448】
図53は、電力状態報告の一例を示す。電力状態報告は、パネル電力(及び/又は光線)状態報告を含むことができる。基地局5310は、パネル電力状態報告のための第1構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ5320(例えば、RRCメッセージ)を無線デバイス5315へ送信/伝送し得る。構成パラメータは、パネル電力状態報告手順をトリガするための閾値、及び/又はパネル電力状態報告手順をトリガするために使用される第1のタイマのタイマ値のうちの少なくとも1つを含むことができる。1つ以上のメッセージ5320は、PHR手順の第2の構成パラメータを備え得る。第2の構成パラメータは、力率の値(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange)、PHRの第2のタイマ値(例えば、phr-ProhibitTimer)、PHRの第3のタイマ値(例えば、phr-PeriodicTimer)、及び/又はこれらに類似するもののうちの少なくとも1つを含み得る。パネル電力状態報告手順をトリガするための閾値は、力率(例えば、phr-Tx-PowerFactorChange)の値から独立して及び/又は別個に構成されてもよい。パネル電力状態報告手順をトリガする第1のタイマ値は、PHRの第2のタイマ値(例えば、phr-ProhibitTimer)、及び/又はPHRの第3のタイマ値(例えば、phr-PeriodicTimer)から独立して、及び/又は別々に構成されてもよい。
【0449】
無線デバイス5315は、複数のパネルのうちの第1のパネルとの近接性が無線デバイス5315によって検出され、及び/又は近接性が複数のパネルのうちの少なくとも第2のパネルで検出されないことを指示するパネル電力状態報告MAC CE 5360(例えば、パネル固有PHR MAC CE)を送信/伝送してもよい。パネル固有PHR MAC CE 5360は、(例えば、
図48A、
図48B、
図48C及び/又は
図49に関して説明したように)セル固有PHR MAC CE と区別されてもよい。パネル固有PHR MAC CE 5360は、セルについて、複数のパネルのうちのパネルを識別/示す第1のインデックス、パネルを介した送信のための第1のP-MPR値、パネルを介した送信のための第1のPHR値、及び/又はパネルを介した送信のための第1の最大出力電力、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0450】
無線デバイス5315は、P-MPR及び/又はPHR(例えば、5325)を測定し得る。例えば、無線デバイス5315は、複数のパネルに対して近接検出を実行し得る。無線デバイス5315は、P-MPR及び/又はPHR(及び/又はL1-PHR)に基づいて、近接検出を実行し得る。無線デバイス5315は、P-MPR及びPHRに基づいて、パネルにおける近接検出の指示を伴うパネル固有PHR MAC CE 5360を送信/伝送することを備えるパネル電力状態報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、
図54に関して説明したようなパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。
【0451】
無線デバイス5315は、トリガの条件のうちの少なくとも第1条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、第1のパネル電力状態報告手順を(例えば、5330において)トリガしてもよい(例えば、
図54に関して説明した1つ以上の例に基づく)。無線デバイス5315は、少なくとも第1条件が複数のセルのうちの第1セルで満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、第1のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。無線デバイス5315は、トリガの条件のうちの少なくとも第2条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、第2のパネル電力状態報告手順を(例えば、5340において)トリガしてもよい(例えば、
図54に関連して説明した1つ以上の例に基づく)。無線デバイス5315は、少なくとも第2条件が複数のセルのうちの第2セルで満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、第2のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。無線デバイス5315は、少なくとも第1の条件がセルで第1の時間に満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)第1のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。無線デバイス5315は、少なくとも第2条件が第2の時間にセルで満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされている事に応じて)第1のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。第2の時間は、例えば、第1の時間の後のスロット/フレームの数/量(例えば、ミリ秒、秒、又は任意の他の持続時間)であってもよい。
【0452】
無線デバイス5315は、パネル電力状態報告MAC CEを受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であるか否かを判定し得る(例えば、5350において)。無線デバイス5315は、例えば、第1のパネル電力状態報告手順及び/又は第2のパネル電力状態報告手順を含む1つ以上のパネル電力状態報告手順をトリガした後に、パネル電力状態報告MAC CE(例えば、パネル固有PHR MAC CE)を受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判断することができる。無線デバイスは、PUSCHリソース内で/を介して、例えば基地局5310にパネル電力状態報告MAC CEを(例えば、5360において)送信/伝送することができる。無線デバイス5315は、これら1つ以上のパネル状態報告手順をキャンセルし得る(例えば、ステップ5370において)。無線デバイス5315は、PUSCHリソース(例えば、5360において)でパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、1つ以上の状態報告手順(例えば、全てのトリガされたパネル状態報告手順及び保留中のパネル状態報告手順)をキャンセルすることができる。パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、1つ以上のトリガされた保留中のパネル状態報告手順をキャンセルすることにより、無線デバイスの電力消費及び他の無線デバイスへのアップリンク干渉を低減することができる。
【0453】
無線デバイスは、例えば第1のタイマの終了に基づいて、パネル電力状態報告手順をトリガすべきかどうか判定することができる。第1のタイマは、パネル電力状態報告手順をトリガするための1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)で構成することができる。無線デバイスは、(例えば、
図54に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)トリガの条件の少なくとも第1の条件が満たされていること及び/又は第1のタイマ(例えば、パネル電力状態報告手順をトリガするために1つ以上のメッセージで構成された第1のタイマ)が終了する及び/又は終了したことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)、第1のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、(
図54に関連して説明した1つ以上の例に基づいて)トリガの条件の少なくとも第2の条件が満たされていること及び/又は第1のタイマが終了するか終了したことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)第2のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、複数のセルのうちの第1のセルで少なくとも第1の条件が満たされていること及び/又は第1のタイマが終了するか終了したことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)第1のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、複数のセルのうちの第2のセルで少なくとも第2の条件が満たされていること及び/又は第1のタイマが終了する又は終了したことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)第2のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、第1の時間にセルで少なくとも第1の条件が満たされていること及び/又は第1のタイマが終了する又は終了したことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)、第1のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、第1の時間の後のいくつかのスロット/フレーム(例えば、ミリ秒、秒)の第2の時間にセルで少なくとも第2の条件が満たされること及び/又は第1のタイマが終了する又は終了したことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)、第1のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、第1のタイマが動作しており、終了していない場合、パネル電力状態報告手順のトリガをスキップすることができる。
【0454】
無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CEを受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る(例えば、パネル固有PHR MAC CE)。無線デバイスは、例えば、第1のパネル電力状態報告手順及び/又は第2のパネル電力状態報告手順を含む1つ以上のパネル電力状態報告手順をトリガした後で、PUSCHリソースがパネル電力状態報告MAC CEを受け入れるのに利用可能であると判断することができる。無線デバイスは、PUSCHリソースで/を介してパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、PUSCHリソース内で/を介してパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、1つ以上のパネル状態報告手順(例えば、全てのトリガされたパネル状態報告手順及び保留中のパネル状態報告手順)をキャンセルすることができる。無線デバイスは、初期タイマ値で第1のタイマ(例えば、パネル電力状態報告手順をトリガするように構成された第1のタイマ)を開始又は再開し得る。パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)第1のタイマを開始又は再開することは、例えば、パネル電力状態報告MAC CEの頻繁な送信を減らすことによって、無線デバイスの電力消費を改善することができる。
【0455】
図54は、電力状態報告をトリガするための条件の例を示す。1つ以上の条件は、例えば、無線デバイスが複数のパネルを備えている場合、パネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイス5415は、第1のパネル及び少なくとも第2のパネルを備える複数のパネルを装備/構成されてもよい。第1のパネルを作動させることができる。第2のパネルを作動させることができる。第1のパネル及び第2のパネルの両方を作動させることができる。無線デバイスは、パネルが起動されている場合、ある期間中、パネル(例えば、第1のパネル、第2のパネル、又は任意の他の数のパネル)を介してアップリンク信号を送信/伝送し得る。
【0456】
無線デバイスは、第1のパネル及び/又は第2のパネルのアップリンクデューティサイクルに基づいて、パネル電力状態報告手順(例えば、近接検出又はMPE検出又はアップリンクカバレッジロスの指示を報告することを含む)をトリガし得る。セルのアップリンクデューティサイクルは、評価期間(例えば、ミリ秒、秒、又は任意の他の持続時間)内にセルを介して送信/伝送されるアップリンクシンボルのパーセンテージ又は量として定義/示され得る。アップリンクデューティサイクルは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルと第2のパネルとの間でアップリンク送信を切り替える場合、セルのパネル毎に評価され得る。第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中にセル上で第1のパネルを介して送信/伝送されるアップリンクシンボルの割合又は数として定義/指示され得る。第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルは、評価期間内/評価期間中にセル上の第2のパネルを介して送信されるアップリンクシンボルの割合又は数として定義/示され得る。
【0457】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルと、第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルとの共同評価に基づいて、P-MPR値を適用するか否かを判定し得る(例えば、5401A)。第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルは、同じ評価期間において評価され得る。無線デバイスは、第1のアップリンクデューティサイクルと第2のアップリンクデューティサイクルとの合計が閾値(例えば、maxUplinkDutyCycle-PC
2-FR1、maxUplinkDutyCycle-FR2等)よりも大きいことに基づいて、P-MPR値を適用することを決定し得る。無線デバイスは、第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルのうちの1つが閾値よりも大きいことに基づいて、P-MPR値を適用することを決定し得る。第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルのうちの1つは、構成及び/又は事前定義により、第1のアップリンクデューティサイクル及び第2のアップリンクデューティサイクルのうちの少なくとも1つ又は最大の1つであってもよい。無線デバイスは、第1のパネル(例えば、評価期間内)で評価された第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネル(例えば、5401B)で評価された第2のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)、パネル電力状態報告手順をトリガし得る。閾値は、無線デバイスの能力に基づいて決定されたパラメータであり得る。
【0458】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、能力問い合わせのための基地局メッセージ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の無線デバイス能力メッセージを送信し得る。閾値は、デューティサイクル指示(例えば、UECapabilityInformationのmaxUplinkDutyCycle)によって示すことができる。デューティサイクル指示(例えば、maxUplinkDutyCycle)は、アップリンク送信(例えば、規制機関、標準化機関などによって提供される適用可能な電磁電力密度曝露要件への準拠を保証するためのものである)のためにスケジュールされ得る評価期間(例えば、1秒又は任意の他の持続時間)中のシンボルの最大パーセンテージを示し得る。
【0459】
無線デバイスは、特定のパネルにおけるアップリンクカバレッジロスの可能性を判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。アップリンクカバレッジロスは、近接検出が第1のパネルの近くにある(又は第1のパネルの方向にある)場合、例えば、第1のパネルの第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きい場合、第1のパネルにおけるP-MPRの適用から生じ得る。無線デバイスは、例えば、第2のパネルの第2のアップリンクデューティサイクルが閾値未満である場合、第1のパネルよりも第2のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低い(例えば、可能性が低い)と判定し得る。無線デバイスは、第1のパネルで評価された第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネルで評価された第2のアップリンクデューティサイクル(例えば、評価期間内)が閾値よりも小さいことに基づいて、アップリンクカバレッジロスを検出(及び/又は予測)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルで評価された第1のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも大きい、及び/又は(評価期間内/評価期間中に)第2のパネルで評価された第2のアップリンクデューティサイクルが閾値よりも小さいと判断した場合、及び/又は第1のパネルでの近接検出に基づいて、パネル電力状態報告手順をトリガし得る(例えば、5401B)。無線デバイスは、
図53を参照して説明した1つ以上の例に基づいてパネル電力状態報告手順を実施することができる。
【0460】
無線デバイスは、セル上の第1のパネルの第1のP-MPR(又は、電源制御による電力バックオフ)及び/又は、セル上の第2のパネルの第2のP-MPRに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順(例えば、近接検出又はMPE検出又はアップリンクカバレッジロスの指示を報告することを含む)をトリガし得る(例えば、5402A)。無線デバイスは、適用可能な電磁電力密度曝露要件の遵守を保証すること、及び/又は、望ましくない放射/自己防衛要件(例えば、1つ以上の3GPP RAN又は他の仕様の範囲内にある場合もない場合もある複数のRAT及び/又は他のシナリオでの同時送信のために)に対処すること、及び、適用可能な電磁電力密度曝露要件(例えば、より低い最大出力電力を必要とするような要件に対処するために近接検出が使用される場合)の遵守を保証すること、のうちの少なくとも1つに基づいて、P-MPR(又は、電力バックオフ)を決定してもよい。
【0461】
P-MPR(又は電力バックオフ)は、例えば、無線デバイスが複数のパネルを装備/構成されている場合、セルについてパネル毎に評価され得る。パネル毎に評価されるP-MPRは、パネル固有のP-MPRと称され得る。これは、セル固有のP-MPRとは異なり得る。無線デバイスは、例えば、どのパネルでアップリンク送信が生じても、アップリンク送信のためのセル固有のP-MPRを決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルを介した送信を決定するのであれば、本明細書に記載された要件に基づいて、第1のパネルの第1の適用可能なP-MPRの第1の電力バックオフ値を決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第2のパネルを介した送信を決定するのであれば、本明細書に記載された要件に基づいて、第2のパネルの第2の適用可能なP-MPRの第2の電力バックオフ値を決定し得る。
【0462】
無線デバイスは、第1のパネルの第1の電力バックオフが閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のパネルの第2の電力バックオフが閾値よりも小さいこと(例えば、5402B)に基づいて、第1のパネルのアップリンクカバレッジロス及び/又はMPE問題を判定(及び/又は予測)し得る。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定された電力低減値であり得る。無線デバイスは、セルにおける第1のパネルの第1の電力バックオフが閾値よりも大きいこと、及び/又は、セルにおける第2のパネルの第2の電力バックオフが閾値よりも小さいことに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る。
【0463】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、能力問い合わせのための基地局メッセージ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の無線デバイス能力メッセージを送信/伝送し得る。閾値は、P-MPR(又は、電力バックオフ)値を示し得る。無線デバイスは、例えば、パネルに適用されたP-MPR値が閾値よりも大きい場合、パネルで(例えば、近接検出のためのMPE要件に準拠していることに起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネルに適用されたP-MPR値が閾値未満である場合、パネルでアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低い(例えば、可能性が低い)と判定し得る。
【0464】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRと第2のパネルの第2のP-MPRとの間の比較に基づいて、アップリンクカバレッジロス又はMPE問題を判定(及び/又は予測)し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のP-MPR(電力バックオフ)が、第2のパネルの第2のP-MPRよりも大きいと判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルにおいて、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、セルにおける第1のパネルの第1のP-MPRが、セルにおける第2のパネルの第2のP-MPRよりも大きいと判定した場合、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、
図53を参照して説明した1つ以上の例に基づいてパネル電力状態報告手順を実施することができる。
【0465】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRの変更(又は、電力バックオフ)及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPRの変更(例えば、5403A)に基づいて、セルのパネル電力状態報告手順(例えば、近接検出又はMPE検出又はアップリンクカバレッジロスの指示を報告することを含む)をトリガし得る。P-MPRの変化は、セルのパネル毎に決定され得る。無線デバイスは、セルのパネルにおける最新の(又は現在の)アップリンク送信について決定されたP-MPRと、セルのパネルにおける最新のアップリンク送信の前の以前のアップリンク送信について決定されたP-MPRとの比較に基づいて、セルのパネルのP-MPRの変化を決定し得る。無線デバイスは、第1のP-MPRの変化が閾値よりも大きいこと、及び/又は、第2のP-MPRの変化が閾値よりも小さいことに基づいて(例えば、そのようなことの後又はそのようなことに応じて)、アップリンクカバレッジロスを検出(又は予測)し得る。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定された電力低減値であり得る。無線デバイスは、セルにおける、第1のパネルの第1の電力バックオフの変化が閾値よりも大きいこと、及び/又は、セルにおける、第2のパネルの第2の電力バックオフの変化が閾値よりも小さいことに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る(例えば、5403B)。
【0466】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージなど)を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、能力問い合わせのための1つ以上のメッセージ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)を基地局から受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の無線デバイス能力メッセージを送信/伝送し得る。閾値は、P-MPR(又は電力バックオフ)変更値を示し得る。無線デバイスは、無線デバイスによってパネルに適用されたP-MPR変化が閾値よりも大きい場合、パネル上でアップリンクカバレッジロスが生じ得る(例えば、近接検出の場合にはMPE要件に準拠していることに起因する)と判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネルのために適用されたP-MPR変化が閾値未満である場合、パネルで(例えば、近接検出の場合にはMPE要件に準拠していることに起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低いと判定し得る。
【0467】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化と、第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化との間の比較に基づいて、セルのためのアップリンクカバレッジロスを検出(又は予測)し得る(例えば、5403A)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化が、第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化よりも大きいと判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルにおいて、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、セルにおける第1のパネルの第1のP-MPRの第1の変化が、セルにおける第2のパネルの第2のP-MPRの第2の変化よりも大きいと判定した場合、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る(例えば、5403B)。無線デバイスは、
図53を参照して説明した1つ以上の例に基づいてパネル電力状態報告手順を実施することができる。
【0468】
無線デバイスは、第1のパネルの第1のP-MPR及び第1のRSRP、及び/又は、第2のパネルの第2のP-MPR及び第2のRSRP(例えば、5404A)に基づいて、セルのパネル電力状態報告手順(例えば、近接検出又はMPE検出又はアップリンクカバレッジロスの指示を報告することを含む)をトリガし得る。P-MPRは、本明細書に記載された例のうちの1つ以上に基づいて決定され得る。P-MPR(又は電力バックオフ)は、例えば、無線デバイスが複数のパネルを備えている場合、セルについてパネル毎に評価され得る。RSRPは、構成された参照信号機会における測定周波数帯域幅内のRSRP測定のために構成された参照信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を搬送するアンテナポートのリソース要素の電力寄与に対する線形平均として定義され得る。周波数範囲1(FR 1)の場合、RSRPの基準点は無線デバイスのアンテナコネクタであり得る。FR2の場合、RSRPは、所定の受信ブランチに対応するアンテナ素子からの合成信号に基づいて測定され得る。RSRPは、例えば、無線デバイスが複数のパネルを備えている場合、セルについてパネル毎に評価され得る。第1のパネルの第1のRSRPは、第1のパネルを介して受信されたRSで測定され得る。第2のパネルの第2のRSRPは、第2のパネルを介して受信されたRSで測定され得る。第1のRSRPは、第2のRSRPと同じであっても異なっていてもよい。
【0469】
無線デバイスは、セルの第1のパネルの第1のP-MPRと第1のRSRPとの組み合わせ値が閾値よりも小さいこと、及び/又は、セルの第2のパネルの第2のP-MPRと第2のRSRPとの組み合わせ値が閾値よりも大きいことに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る(例えば、5404B)。RSRPとP-MPRとの組み合わせ値は、RSRPの値からP-MPRの値を引いたものとして決定されてもよい(例えば、P-MPRの値が0以上である場合)。閾値は、無線デバイス能力に基づいて決定され得る。
【0470】
無線デバイスは、閾値を備える1つ以上の無線デバイス能力メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE、RRCメッセージ(複数可))を基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、能力問い合わせのための1つ以上のメッセージ(例えば、UECapabilityEnquiry IE、RRCメッセージなど)を基地局から受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上の無線デバイス能力メッセージを送信/伝送し得る。閾値は、パネル電力状態報告手順をトリガするための、組み合わされたRSRP及びP-MPR値を示し得る。無線デバイスは、例えば、パネルにおける測定されたRSRP値と適用されたP-MPR値との組み合わせ値が閾値よりも小さい場合、パネルで(例えば、近接検出のためのMPE要件に準拠していることに起因して)アップリンクカバレッジロスが生じ得ると判定し得る。無線デバイスは、例えば、パネル上の測定されたRSRP値と適用されたP-MPR値との組み合わせ値が閾値よりも大きい場合、パネル上でアップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が低い(例えば、可能性が低い)と判定し得る。
【0471】
無線デバイスは、セル上の第1のP-MPRと第1のパネルの第1のRSRPとの第1の組み合わせ値と、セル上の第2のパネルの第2のP-MPRと第2のRSRPとの第2の組み合わせ値との比較に基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1の組み合わせ値が第2のパネルの第2の組み合わせ値よりも小さいと判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定し得る。無線デバイスは、セル上の第1のパネルの第1のP-MPRと第1のRSRPとの第1の組み合わせ値がセル上の第2のパネルの第2のP-MPRと第2のRSRPとの第2の組み合わせ値より小さいことに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。
【0472】
無線デバイスは、セルにおける第1のパネルの第1のPHRと、セルにおける第2のパネルの第2のPHRとに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順(例えば、近接検出又はMPE検出又はアップリンクカバレッジロスの指示を報告することを含む)をトリガし得る(例えば、5405A)。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、複数のパネルを用いて設定されている場合、セルにおけるパネル毎のPHRを判定し得る。パネル毎に評価又は決定されたPHRは、パネル固有PHRと称されてもよく、これは、セル固有PHRとは異なり得る。無線デバイスは、どのパネルでアップリンク送信が生じても、アップリンク送信のためのセル固有PHRを決定又は計算し得る。無線デバイスは、本明細書に記載された例に基づいて、セル上のパネルのPHRの値を決定し得る。無線デバイスは、本明細書に記載された例に基づいて、及び/又は、パス損失RSのためのパネルにおけるL1-RSRPに基づいて、セルにおけるパネルのPHRの値を決定し得る。無線デバイスは、本明細書に記載された例に基づいて、及び/又は、セルにおけるパネルのP-MPR(又は、電力バックオフ)に基づいて、セルにおけるパネルのPHRの値を決定し得る。
【0473】
無線デバイスは、セルにおける、第1のパネルの第1のPHRが閾値よりも低いこと、及び/又は、セルにおける、第2のパネルの第2のPHRが閾値よりも高いことに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る(例えば、5405B)。例えば、無線デバイスが、第1のパネルの第1のPHRが閾値よりも低く、第2のパネルの第2のPHRが閾値よりも高いと判定した場合、無線デバイスは、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定(又は予測)し得る。閾値は、基地局によって、例えば、本明細書に記載の例を実施することによって構成されてもよく、又は固定値に事前構成されてもよい。
【0474】
無線デバイスは、セルにおける第1のパネルの第1のPHRと、セルにおける第2のパネルの第2のPHRとの比較に基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、例えば、第1のパネルの第1のPHRが、第2のパネルの第2のPHRよりも小さい(例えば、絶対値で)と無線デバイスが判定した場合、第2のパネルよりも第1のパネルで、アップリンクカバレッジロスが生じ得る可能性が高いと判定(又は予測)し得る。無線デバイスは、セルにおける第1のパネルの第1のPHRが、セルにおける第2のパネルの第2のPHRよりも小さいことに基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る。
【0475】
パネル電力状態報告手順をトリガすることを決定するために、
図54に関して説明した1つ以上の例(例えば、条件、要因など)を組み合わせることができる。無線デバイスは、セルのパネルにおけるアップリンクデューティサイクル、P-MPR、RSRP、及び/又はPHRのうちの少なくとも1つの共同評価に基づいて、セルのパネル電力状態報告手順をトリガし得る。
【0476】
図55は、電力状態報告のための例示的な方法を示す。基地局は、無線デバイスへ、パネル電力状態報告手順(例えば、パネル固有のPHR)及び/又はセル固有PHR手順の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信/伝送し得る。ステップ5510では、無線デバイスは、パネル電力状態報告手順及び/又はセル固有PHR手順の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信し得る。構成パラメータは、
図53に関して説明された1つ以上の例に基づいて実装することができる。
【0477】
無線デバイスは、パネル電力状態報告手順とセル固有PHR手順とを別々に、及び/又は独立して実行し得る。ステップ5520では、無線デバイスは、セル固有のPHR手順をトリガする第1の条件が満たされているか否かを判定し得る(例えば、
図46に関して説明した1つ以上の例を実施することによって)。ステップ5530において、無線デバイスは、例えば、第1の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていること後又は満たされていることに応じて)、セル固有のPHR手順をトリガし得る。ステップ5525において、無線デバイスは、ステップ5520を繰り返すか、又は、PHR手順を終了し得る。ステップ5560において、無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガする第2の条件が満たされているかどうか判定することができる(例えば、
図54に関して説明した1つ以上の例を実施することによって)。ステップ5570において、無線デバイスは、例えば、第2の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、パネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。ステップ5565において、無線デバイスは、ステップ5560を繰り返すか、又は、PHR手順を終了し得る。
【0478】
無線デバイスは、トリガされたパネル電力状態報告手順と時間的にオーバラップするように、トリガされたセル固有PHR手順を設定及び/又は決定し得る。トリガされたパネル電力状態報告手順とオーバラップするトリガされたセル固有PHR手順は、トリガされたパネル電力状態報告手順が保留中である場合(例えば、保留の間)、トリガされたPHR手順のためのPHR MAC CEが、PUSCHリソースを介して送信/伝送されていないこと、又は、トリガされたPHR手順が保留中である場合(保留の間)、トリガされたパネル電力状態報告手順のためのパネル電力状態報告MAC CEが、PUSCHリソースを介して送信/伝送されていないことを含み得る。
【0479】
無線デバイスは、PHR MAC CEを受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る(例えば、
図48A、
図48B、
図48C及び/又は
図49に関して説明したように)。ステップ5540では、無線デバイスは、例えば、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)、PHR MAC CEを送信/伝送し得る。ステップ5550では、無線デバイスは、例えば、PHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのセル固有PHR手順を除去し得る。無線デバイスは、例えば、PHR MAC CEの送信/伝送に基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされたパネル電力状態報告手順を保留し続けることができる。
【0480】
無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CE(例えば、
図56A、
図56B、及び/又は
図57に関連して記載されたようなパネル固有PHR MAC CE)を受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る。ステップ5580では、無線デバイスは、例えば、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送し得る。ステップ5590で、無線デバイスは、例えば、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのパネル電力状態報告手順をキャンセルすることができる。無線デバイスは、例えば、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされたセル固有のPHR手順を保留し続け得る。
【0481】
無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CE(例えば、
図56A、
図56B、及び/又は
図57に関して説明したパネル固有PHR MAC CE)及び/又はPHR MAC CEを受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る(例えば、
図48A、
図48B、
図48C及び/又は
図49に関して説明したように)。無線デバイスは、例えば、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)、パネル電力状態報告MAC CE及び/又はPHR MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、パネル電力状態報告MAC CE及び/又はPHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのパネル電力状態報告手順及び/又はトリガされた全てのセル固有PHR手順をキャンセルすることができる。
【0482】
無線デバイスは、パネル電力状態報告手順とセル固有のPHR手順とを別々に、及び/又は、独立して実行し得る。例示的な方法及び/又は実施形態は、アップリンクカバレッジ及びアップリンクスループットを改善し、無線デバイスの送信遅延も低減することができる。
【0483】
無線デバイスは、パネル電力状態報告手順とセル固有のPHR手順とを一緒に実行し得る。例えば、無線デバイスは、セル固有のPHR手順をトリガする第1の条件が満たされているか否かを判定し得る(例えば、
図46に関して説明した1つ以上の例を実施することによって)。無線デバイスは、例えば、第1の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、セル固有のPHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガする第2の条件が満たされているかどうか判定することができる(例えば、
図54に関して説明した1つ以上の例を実施することによって)。無線デバイスは、例えば、第2の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、パネル電力状態報告手順をトリガすることができる。
【0484】
無線デバイスは、トリガされたパネル電力状態報告手順と時間的にオーバラップするように、トリガされたセル固有PHR手順を設定及び/又は決定し得る。無線デバイスは、(例えば、
図48A、
図48B、
図48C及び/又は
図49に関して説明したように)PHR MAC CE及び/又はパネル電力状態報告MAC CE(例えば、
図56A、
図56B、及び/又は
図57に関連して記載されたようなパネル固有PHR MAC CE)を受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る。
【0485】
無線デバイスは、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)、PHR MAC CEを送信/伝送し得る。無線デバイスは、PHR MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのセル固有のPHR手順及び/又はトリガされた全てのパネル電力状態報告手順を除去し得る。
【0486】
無線デバイスは、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)パネル電力状態報告MAC CEを送信/送信することができる。無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされた全てのセル固有PHR手順及び/又はトリガされた全てのパネル電力状態報告手順を除去し得る。本明細書に記載された例を実施することによって、無線デバイスは、パネル電力状態報告手順及びセル固有PHR手順を一緒に実行することができ、これは、アップリンクカバレッジ及び/又はアップリンクスループットを改善し、及び/又は、無線デバイスの電力消費量を低減し得る。
【0487】
図56Aは、パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの一例を示す。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガすることに基づいて(例えば、トリガ後又はトリガに応じて)、例示的なパネル電力状態報告MAC CEフォーマットを用いて、セル(例えば、PCell)のパネル電力状態報告MAC CEを基地局へ送信/伝送することができる。無線デバイスは、
図53、
図54、及び/又は
図55に関連して説明した1つ以上の例に基づいてパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。パネル電力状態報告MAC CEフォーマットは、LCID値に関連付けられたMACサブヘッダを有する固定サイズ(例えば、2オクテット)を有することができる。MAC CEフォーマットは、PHフィールド、最大送信電力(例えば、P
CMAX)フィールド、電源制御のための電力バックオフフィールド(例えば、P-MPR)、及び/又はパネル指示フィールドのうちの少なくとも1つを含むことができる。PHフィールド(例えば、
図48Bに基づいて示される値を有する6ビット)は、セル(例えば、PCell)のパネルのパネル固有PHRを示し得る。P
CMAXフィールドは、セルのパネルのパネル固有のP
CMAX(例えば、
図48Cに基づいて示される値を有する6ビット)を示すことができる。電力バックオフフィールド(例えば、3ビット、4ビット、又は任意の他のビット数)は、電源制御による電力バックオフ値を示すことができる。MAC CEの電力バックフィールドに(例えば、明示的に示される)と示された電力バックオフ値により、基地局は、複数のパネルのうちの1つでアップリンク送信を柔軟にスケジュールすることができる。パネル指示フィールドは、無線デバイスの複数のパネルのうちの1つのパネルを指示し得る。パネル指示フィールドは、例えば、最大で2つのアクティブパネルが構成されている場合、1ビットであってもよい。パネル指示フィールドは、例えば、最大4つのアクティブパネルが構成されている場合、2ビットであってもよい。パネル指示は、任意の数のパネル又はアクティブパネルを示すための任意の数のビットを含むことができる。
【0488】
パネル電力状態報告のMAC CEは、複数のパネルのパネル電力状態報告を指示するように拡張することができる。MAC CEは、第1のパネルの電力状態報告を指示するための第1の2オクテット、第2のパネルの電力状態報告を指示するための第2の2オクテットなどを含む2オクテットより多くを有し得る。各2オクテットは、無線デバイスの複数のパネルのうちの対応するパネルのPH値、PCMAX値、及び/又は電力バックオフ値のうちの少なくとも1つを示し得る。
【0489】
無線デバイスは既存のMAC CEフォーマット(例えば、シングルエントリPHR MAC CE)を再利用して基地局へパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがパネル電力状態を指示するPHR MAC CEを送信/伝送する場合、(
図48Aに示すように)シングルエントリPHR MAC CEの第1の予約ビット(例えば、R 0)を、パネル電力状態報告を指示する第1の値(例えば、1)に設定し得る。無線デバイスは、シングルエントリPHR
MAC CEの1つ以上の第2の予約ビット(例えば、R 1~R 3)を、パネルの電力状態値(例えば、P-MPR値)を示す1つ以上の第2の値(例えば、非ゼロ)に設定し得る。無線デバイスは、シングルエントリPHR MAC CEのPHフィールドを用いてパネルのPH値を指示することができる。無線デバイスは、シングルエントリPHR MAC CEのP
CMAXフィールドを用いて、パネルの最大送信電力(P
CMAX)を示し得る。
【0490】
無線デバイスは既存のMAC CEフォーマット(例えば、PHR MAC CE)を再利用して基地局へパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがパネル電力状態を指示するPHR MAC CEを送信/伝送する場合、(
図48Aに示すように)シングルエントリPHR MAC CEの第1の予約ビット(例えば、R 0)を、パネル電力状態報告を指示する第1の値(例えば、1)に設定し得る。無線デバイスは、シングルエントリPHR MAC CEの1つ以上の第2の予約ビット(例えば、R 1~R 3)を、パネルの電力状態値(例えば、P-MPR値)を示す1つ以上の第2の値(例えば、非ゼロ)に設定し得る。無線デバイスは、シングルエントリPHR MAC CEのPHフィールドを用いて、セル(例えば、PCell)のPH値を示し得る。無線デバイスは、シングルエントリPHR MAC CEのP
CMAXフィールドを用いて、セルの最大送信電力(P
CMAX)を示し得る。
【0491】
図56Bは、パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの一例を示す。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガすることに基づいて(例えば、トリガ後又はトリガに応じて)、例示的なパネル電力状態報告MAC CEフォーマットを有するパネル電力状態報告MAC CEを基地局へ送信/伝送することができる。無線デバイスは、
図53、
図54、及び/又は
図55に関連して説明した1つ以上の例に基づいてパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。
図56Bに示すように、パネル電力状態報告MAC CEフォーマットは、LCID値に関連付けられたMACサブヘッダを有する固定サイズ(例えば、2オクテット)を有することができる。MAC CEフォーマットは、第1のパネル指示フィールド(例えば、P 0及び/又はP1)、第1のパネル送信電力状態報告フィールド、第2のパネル指示フィールド(例えば、P2及び/又はP3)、第2のパネル送信電力報告のうちの少なくとも1つを含むことができる。一例では、パネル送信電力状態報告フィールド(例えば、6ビット)は、セル(例えば、PCell)のパネルのパネル電力状態値(例えば、パネル固有PHR、又はパネル固有P-MPR、又はP-MPRとRSRPとの組み合わせ値)を示すことができる。パネル指示フィールドは、無線デバイスの複数のパネルのうちの1つのパネルを指示し得る。第1/第2のパネル指示フィールドは、例えば、最大で2つのアクティブパネルが構成されている場合、1ビット(例えば、第1のパネル指示フィールドの場合はP 0、第2のパネル指示フィールドの場合はP2)であってもよい。例えば、最大4つのアクティブなパネルが構成されている場合、第1/第2のパネル指示フィールドは2ビットであってもよい。無線デバイスは、セルの複数のパネルの電力状態報告を指示する例示的なMAC CEフォーマットを有するパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。
【0492】
図57は、例示的なパネル電力状態報告MAC CEフォーマットを示す。無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CEを基地局へ送信/伝送し得る。無線デバイスは既存のMAC CEフォーマット(例えば、
図49に関して記載されたようなマルチエントリPHR MAC CE)を再利用してパネル電力状態報告MAC CEを送信することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがパネル電力状態を示すPHR MAC CEを送信/伝送する場合、マルチエントリPHR MAC CEの1つ以上の第1の予約ビット(例えば、
図57に示すように3オクテット目の2つのR)を、第1のセルの第1のパネルを示す第1の値に設定し得る。無線デバイスは、マルチエントリPHR MAC CEの第1のPHフィールド(例えば、第2のオクテットのPHフィールド)を用いて第1のパネルのPH値を指示することができる。無線デバイスは、マルチエントリPHR MAC CEの第1のフィールド(例えば、第3のオクテットのP
CMAXフィールド)を用いて、第1のパネルの最大送信電力(例えば、P
CMAX)を示し得る。無線デバイスは、マルチエントリPHR MAC CEの1つ以上の第2の予約ビット(例えば、
図57に示すように、第5オクテットの2つのR)を、第2のセルの第2のパネルを示す第2の値に設定し得る。無線デバイスは、マルチエントリPHR MAC CEの第2のPHフィールド(例えば、第4のオクテットのPHフィールド)を用いて、第2のセルのための第2のパネルのPH値を示し得る。無線デバイスは、マルチエントリPHR
MAC CEの第2のフィールド(例えば、第5のオクテットのP
CMAXフィールド)を用いて、第2のパネルの最大送信電力(例えば、P
CMAX)を示し得る。無線デバイスは、第3のセルの第3のパネルのために、PH値及びP
CMAXを示すその他のフィールドを(例えば、
図57に示すように)使用し得る。マルチエントリPHR MAC CEのC 1~C 7フィールドは、
図49に関して記載された1つ以上の例に基づいて実施され得る。
【0493】
無線デバイスは、1つ以上のセルの1つ以上のパネルのパネル電力状態を指示するパネル電力状態報告MAC CEを基地局へ送信/伝送することができる(例えば、
図56A、
図56B、
図56C、及び
図57に関して説明した1つ以上の例に基づく)。例示的なMAC CEフォーマットは、無線デバイスのアップリンクシグナリングオーバーヘッド及び電力消費を改善し得る。
【0494】
図58は、電力状態報告のための例示的な方法を示す。電力状態報告は、パネル電力状態報告を含んでもよい。基地局5810は、パネル電力状態報告手順の第1構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ5820(例えば、1つ以上のRRCメッセージ)を無線デバイス5815へ送信/伝送し得る。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順の第1構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ5820を受信してもよい。第1の構成パラメータは、パネル電力状態報告手順をトリガするための閾値、及び/又はパネル電力状態報告手順をトリガするために使用される第1のタイマの第1のタイマ値のうちの少なくとも1つを含むことができる。1つ以上のメッセージ5820は、SCell BFR手順の第2構成パラメータを含んでもよい。第2構成パラメータは、
図50を参照して説明された1つ以上の例に基づいて実装されてもよい。
【0495】
無線デバイス5815は、複数のパネルのうちの第1のパネルとの近接性が無線デバイス5815によって検出され、及び/又は近接性が複数のパネルのうちの少なくとも第2のパネルで検出されないことを指示するパネル電力状態報告MAC CE 5850を送信/伝送することができる。無線デバイス5815は、複数のパネルのうちの第1のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じ、及び/又は複数のパネルのうちの少なくとも第2のパネルでアップリンクカバレッジロスが生じていないことを指示するパネル電力状態報告MAC CE 5850を送信/伝送することができる。パネル電力状態報告MAC
CE 5850は、複数のパネルのうちのパネルを識別する(例えば、指示する)第1のインデックス、パネルを介した送信のための第1のP-MPR値、パネルを介した送信のための第1のPHR値、パネルを介した送信のための第1の最大出力電力、及び/又は第1のアップリンク光線指示(例えば、UL TCI又はSRI指示)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0496】
ステップ5825において、無線デバイス5815は、P-MPR及び/又はPHRを測定し得る。無線デバイス5815は、複数のパネルに対して近接検出を実行し得る。無線デバイス5815は、P-MPR及び/又はPHR(又は、L1-PHR)に基づいて、近接検出を実行し得る。無線デバイスは、P-MPR及び/又はPHRに基づいて、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することを含むパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。無線デバイスは、
図54に関して説明した1つ以上の例を実施することによってパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。
【0497】
ステップ5830で、無線デバイス5815は、トリガの条件の少なくとも第1の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)第1のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい(例えば、
図54に関連して説明した1つ以上の例に基づく)。無線デバイス5815は、トリガの条件のうちの少なくとも第2の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)第2のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい(例えば、
図54に関連して説明した1つ以上の例に基づく)。無線デバイス5815は、複数のセルのうちの第1セルで少なくとも第1の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、第1のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。ステップ5840において、無線デバイス5815は、複数のセルのうちの第2セルで少なくとも第2条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、第2のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。無線デバイス5815は、セルで第1の時間に少なくとも第1の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)第1のパネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。無線デバイスは、第2の時間にセルで少なくとも第2の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)第1のパネル電力状態報告手順をトリガすることができる。第2の時間は、例えば、第1の時間の後のスロット/フレームの数(例えば、ミリ秒、秒)であってもよい。
【0498】
無線デバイス5815は、第1のパネル電力状態報告手順及び/又は第2のパネル電力状態報告手順を含む1つ以上のパネル電力状態報告手順をトリガした後で、パネル電力状態報告MAC CEを受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判断することができる。無線デバイスは、PUSCHリソースでパネル電力状態報告MAC CE
5850を送信/伝送することができる。無線デバイスは、基地局5810から、パネル電力状態報告MAC CEへの応答5860を受信することができる。応答5860は、パネル電力状態報告MAC CEの送信に使用され得る、新しい送信のためのアップリンク許可がHARQプロセスのために受信されたことを示す、C-RNTIにアドレス指定されたPDCCH送信(又はPDCCHを介したDCI)を含み得る。ステップ5870において、無線デバイス5815は、応答5860を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、1つ以上のパネル状態報告手順(例えば、全てのトリガされたパネル状態報告手順及び保留中のパネル状態報告手順)をキャンセルすることができる。全てのトリガされたパネル状態報告手順及び保留中のパネル状態報告手順をキャンセルすることは、無線デバイスの電力消費及び他の無線デバイスへのアップリンク干渉を低減し得る。
【0499】
無線デバイスは、MPE発行識別のために、候補パネル(及び/又は候補パネルに関連付けられたアップリンク光線指示)を示すMAC CE(例えば、SCell BFR MAC CE)を送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、いくつかの既存のSCell光線障害回復(BFR)手順を適用することによって、MAC CEを送信/伝送することができる。候補パネルは、無線デバイスが近接している人体(又は他の生物)を検出せず、及び/又はアップリンクカバレッジロスを検出しない、無線デバイスの複数のパネルのうちのアクティブパネルであってもよい。少なくともいくつかの無線デバイスは、第2の手順(例えば、SCell BFR手順)のためのSCell BFR
MAC CEを送信/伝送するための、基地局からの応答の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、アップリンク候補パネル/アップリンク光線報告手順をキャンセルすることができる。アップリンク候補パネル/アップリンク光線報告手順をキャンセルすることは、無線デバイスが候補パネル/アップリンク光線報告のためのパネル状態/電力報告MAC CEをまだ送信/伝送していない又は無線デバイスが送信/伝送されたパネル状態/電力報告MAC CEの応答をまだ受信していないが、アップリンクカバレッジロスをもたらす可能性がある。SCell BFR手順は、MPE発行指示のためにSCell BFR手順を再使用するときに、パネルのMPE発行指示のために改善され得る。
【0500】
図59は、SCell BFR手順及び/又は電力状態報告のための例示的な方法を示す。電力状態報告は、パネル電力状態報告を含んでもよい。基地局は、SCell BFR手順及び/又はパネル電力状態報告手順(例えば、パネル固有のPHR)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を送信/伝送することができる。ステップ5910で、無線デバイスは、SCell BFR手順及び/又はパネル電力状態報告手順の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを受信することができる。構成パラメータは、
図58に関して説明された1つ以上の例に基づいて実装することができる。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順及びSCell BFR手順を別々に及び/又は独立して行うことができる。ステップ5920では、無線デバイスは、(例えば、
図50の例を実施することによって)SCell BFR手順をトリガする第1の条件が満たされているか否かを判定し得る。ステップ5930において、無線デバイスは、例えば、第1の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、SCell BFR手順をトリガし得る。ステップ5925において、無線デバイスは、ステップ5920を繰り返すか、又は、PHR手順を終了し得る。ステップ5960において、無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガする第2条件が満たされているかどうか判定することができる(例えば、
図54及び/又は
図58に関して説明した1つ以上の例を実施することによって)。ステップ5970において、無線デバイスは、例えば、第2の条件が満たされていることに基づいて(例えば、満たされていることの後又は満たされていることに応じて)、パネル電力状態報告手順をトリガしてもよい。ステップ5965において、無線デバイスは、ステップ5960を繰り返すか、又は、PHR手順を終了し得る。
【0501】
無線デバイスは、トリガされたパネル電力状態報告手順と時間的にオーバーラップするように、トリガされたSCell BFR手順を構成/決定することができる。トリガされたパネル電力状態報告手順と重複するトリガされたSCell BFR手順は、例えば、パネル電力状態報告MAC CEが送信されていない場合(送信されていない間)に、SCell BFR MAC CEが送信/伝送されたこと、及び/又は、例えば、パネル電力状態報告MAC CEが送信/伝送されていない又は送信/伝送されているが確認応答されていない場合に、SCell BFR MAC CEが送信/伝送されており、確認応答されていないこと(例えば、基地局から応答を受信することによって)を含むことができる。
【0502】
無線デバイスは、SCell BFR MAC CE を受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る(例えば、
図51A及び/又は
図51Bに関して説明したように)。ステップ5940で、無線デバイスは、(例えば、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて又はそれに応じて)SCell BFR MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、SCell BFR MAC CEの送信に対する応答を受信することができる。応答は、SCell BFR MAC CEの送信に使用され得る、新しい送信のためのアップリンク許可がHARQプロセスのために受信されたことを示すC-RNTIにアドレス指定されたPDCCHであり得る。ステップ5980で、無線デバイスは、例えば、SCell BFR MAC CEに対する応答を受信したことに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、トリガされた全てのSCell BFR手順をキャンセルすることができる。無線デバイスは、例えば、SCell BFR MAC CEに対する応答の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、トリガされたパネル電力状態報告手順を保留し続けることができる。
【0503】
無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CEを受け入れるためにPUSCHリソースが利用可能であると判定し得る(例えば、
図56A、
図56B及び/又は
図57及び/又は
図60に関して説明したように)。ステップ5980では、無線デバイスは、例えば、PUSCHリソースが利用可能であることに基づいて(例えば、利用可能であることの後又は利用可能であることに応じて)、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送し得る。無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CEの送信に対する応答を受信することができる。応答は、パネル電力状態報告MAC CEの送信に使用され得る、新しい送信のためのアップリンク許可がHARQプロセスのために受信されたことを示すC-RNTI宛てのPDCCHであり得る。ステップ5990で、無線デバイスは、例えば、パネル電力状態報告MAC CEに関する応答を受信したことに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、トリガされた全てのパネル電力状態報告手順をキャンセルすることができる。無線デバイスは、例えば、パネル電力状態報告MAC CEに関する応答を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、トリガされたSCell
BFR手順を保留し続けることができる。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順及びSCell BFR手順を別々に及び/又は独立して(例えば、
図59に関して説明したように)行うことができ、これによりアップリンクカバレッジ及びアップリンクスループットが改善され、及び/又は無線デバイスの送信待ち時間が短縮され得る。
【0504】
図60は、パネル電力状態報告MAC CEフォーマットの一例を示す。パネル電力状態報告MAC CEフォーマットは、光線報告MAC CEを含むことができる。無線デバイスは既存のMAC CEフォーマットを(例えば、
図51A及び/又は
図51Bに示すようなSCell BFR MAC CE)再利用して基地局へパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがパネル電力状態を示すSCell BFR MAC CEを送信/伝送する場合、SCell BFR MAC CEの1つ以上の第1の予約ビット(例えば、
図60に示すように、2番目のオクテットのR 1及び/又はR 2)を、第1のセルの第1のパネルを示す第1の値に設定することができる。無線デバイスは、SCell BFR MAC CEの第1の候補RSフィールド(第2のオクテット)を使用して、第1のパネルの第1のアップリンクTCI状態(例えば、又はアップリンク光線指示)を示すことができる。無線デバイスは、SCell BFR MAC CEの1つ以上の第2の予約ビット(例えば、
図60に示すようにn番目のオクテットのR 1及び/又はR 2)を、第2のセルの第2のパネルを示す第2の値に設定することができる。無線デバイスは、SCell BFR MAC CEの第2の候補RSフィールド(n番目のオクテット)を使用して、第2のパネルの第2のアップリンクTCI状態(例えば、又はアップリンク光線指示)を示すことができる。無線デバイスは、第3のセルの第3のパネルのための第3のパネル及びアップリンクTC状態を示すその他のフィールドを(例えば、
図60に示すように)使用し得る。SCell BFR MAC CEのC1~C7フィールドは、
図51A及び/又は
図51Bに関して説明した1つ以上の例に基づいて実装され得る。
【0505】
図56A、
図56B、
図56C、
図57及び/又は
図60は、1つ以上のセルの1つ以上のパネルのパネル電力及び光線状態報告を示すために組み合わせることができる。
図56A、
図56B、
図56C、
図57、及び
図60の組み合わせに基づくパネル電力/光線状態報告MAC CEは、各セルについて、パネルのパネル指示、パネルのP-MPR値、パネルのP
CMAX、パネルのPHR、及び/又はパネルのUL TCI若しくは光線指示のうちの少なくとも1つを含むことができる。例示的なMAC CEフォーマットは、無線デバイスのアップリンクシグナリングオーバーヘッド及び電力消費を改善し得る。
【0506】
例えば、無線デバイスが送信/伝送されるべきパネル電力及び/又は光線状態報告MAC CEを含む複数のMAC CEを有する場合、少なくともいくつかの無線デバイスは、MAC CEの適切な優先度を考慮せずにパネル電力状態報告MAC CEをドロップし得る。パネル電力状態報告MAC CEを(例えば、適切な優先順位を考慮せずに)ドロップすると、アップリンクカバレッジが失われる可能性がある。例えば、本明細書で説明するように、無線デバイスが送信/伝送すべきペンディングのパネル電力状態報告MAC CEを有する場合、複数のMAC CEの優先度処理を改善することができる。
【0507】
無線デバイスは、MAC CEと同じ優先順位でパネル電力/光線報告MAC CEを決定/指定することができる。MAC CEは、
図52を参照して説明したように、複数のMAC CEのうちの1つであってもよい。複数のMAC CEは、C-RNTI MAC CE及び/又はUL-CCCHからのデータ、CG確認MAC CE又はBFR MAC CE及び/又はマルチエントリCG確認MAC CE、サイドリンク構成許可確認MAC CE、LBT障害MAC CE、優先SL-BSR用MAC CE、BSRにおけるMAC CE(例えば、パディングのために含まれるBSRを除く)、シングルエントリPHR MAC CE及び/又はマルチエントリPHR MAC CE、所望のガードシンボル数におけるMAC CE、プリエンプティブBSRにけるMAC CE、SL-BSRにおけるMAC CE(例えば、優先SL-BSR及びパディングに含まれるSL-BSRを除いて)、任意の論理チャネル(例えば、UL-CCCHからのデータを除く)からのデータ、推奨ビットレートクエリ用MAC CE、パディング用に含まれるBSRにおけるMAC CE、及び/又はパディング用に含まれるSL-BSRにおけるMAC CEのうちの少なくとも1つを含み得る。パネル電力/光線報告MAC CEと同じ優先レベルを有するMAC CEは、(例えば、基地局と無線デバイスとの両方に知られている)定義/事前定義され得る。
【0508】
無線デバイスは、例えば、無線デバイスが送信/伝送すべき複数のMAC CE を(例えば、
図52に示すように)有する場合、セル固有のPHR MAC CEと同じ優先度レベルでパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを決定/指定することができる。無線デバイスは、(例えば、
図52に示すように)所望のガードシンボル数/量について、MAC CEよりもパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを優先させることができる。無線デバイスは、BSR用のMAC CE(例えば、
図52に示すように、パディングに含まれるBSRを除くBSR用のMAC CE)をパネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりも優先し得る。
【0509】
無線デバイスは、セル固有PHR MAC CEよりもパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを優先し得る。無線デバイスは、例えば、パネル電力及び/又は光線報告MAC CEと、送信/伝送されるべきセル固有PHR MAC CEとの両方を有しているのであれば、セル固有PHR MAC CEよりもパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを優先し得る。パネル電力及び/又は光線報告MAC CEをセル固有PHR MAC CEより優先順位付けすることにより、アップリンクカバレッジロス(例えば、近接検出のためのRF要件に準拠することに起因する)を低減することができる。
【0510】
無線デバイスは、パネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりも、セル固有PHR
MAC CEを優先し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、送信/伝送されるべきパネル電力及び/又は光線報告MAC CEと、セル固有PHR MAC CEとの両方を有しているのであれば、パネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりもセル固有PHR MAC CEを優先し得る。パネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりもセル固有PHR MAC CEに優先順位を付けると、アップリンクスループットが向上し得る。
【0511】
無線デバイスは、SCell BFR MAC CEと同じ優先レベルでパネル電力/光線報告MAC CEを決定/指定することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが送信/伝送すべき複数のMAC CE を(例えば、
図52に示すように)有する場合に、SCell BFR MAC CEと同じ優先度レベルを有するパネル電力/光線報告MAC CEを決定/指定することができる。無線デバイスは、サイドリンクCG確認MAC CEよりもパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを優先し得る(例えば、
図52に示すように)。無線デバイスは、パネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりもC-RNTI MAC CE又はUL-CCCHからのデータを(
図52に示すように)優先し得る。
【0512】
無線デバイスは、SCell BFR MAC CEよりもパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを優先し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが送信/伝送されるべきパネル電力及び/又は光線報告MAC CEとSCell BFR MAC CEの両方を有する場合、SCell BFR MAC CEよりもパネル電力及び/又は光線報告MAC CEを優先し得る。SCell BFR MAC CE上でパネル電力及び/又は光線報告MAC CEに優先順位を付けることにより、アップリンクカバレッジロス(例えば、近接検出のためのRF要件に準拠することに起因する)を低減することができる。
【0513】
無線デバイスは、パネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりもSCell BFR MAC CEを優先し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが送信/伝送されるべきパネル電力及び/又は光線報告MAC CEとSCell BFR MAC CEの両方を有する場合、パネル電力及び/又は光線報告MAC CEよりもSCell BFR MAC CEを優先し得る。パネル電力及び/又は光線報告MAC CE上でSCell BFR MAC CEに優先順位を付けることは、例えば、ダウンリンク光線が基地局との接続を維持するために重要である場合、ダウンリンク光線損失を低減することができる。
【0514】
1つ以上のパネルで構成された無線デバイスは、1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。1つ以上のメッセージは、セルに関するパネル電力状態報告の構成パラメータを含み得る。無線デバイスは、パネルのパネルの電力バックオフ値及び/又はパネルの電力ヘッドルーム値のうちの少なくとも1つに基づいてパネル電力状態報告をトリガすることができる。無線デバイスは、トリガに基づいて、パネル、電力バックオフ値、及び/又は電力ヘッドルーム値の指示を含むMAC CEを送信/伝送することができる。MAC CEは、パネルに関連付けられた最大出力電力を含むことができる。無線デバイスは、例えばMAC CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、トリガされたパネル電力状態報告をキャンセルすることができる。無線デバイスは、RSRP、パネルを介した送信のための送信信号形式、及び/又はパネル上の近接検出のうちの少なくとも1つに基づいて、パネルの電力バックオフ値を決定することができる。無線デバイスは、パネルで受信されたRSのRSRPを決定し得る。無線デバイスは、パネルを介した送信の変調順序、帯域幅、及び波形タイプに関連付けられた最大電力低減(MPR)に基づいて、パネルの電力ヘッドルーム値を決定し得る。無線デバイスは、基地局によって示された許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)に基づいて、パネルの電力ヘッドルーム値を決定し得る。無線デバイスは、電源制御MPR(P-MPR)値に基づいて、パネルの電力ヘッドルーム値を決定し得る。構成パラメータは、複数の送信設定情報(TCI)状態の第1のパラメータを含んでもよく、複数のTCI状態はTCIグループにグループ化されてもよく、各TCIグループはパネルの対応する1つに関連付けられ得る。MAC CEの指示は、パネルに対応するTCIグループを示すことができる。構成パラメータは、複数のサウンディング参照信号リソース情報(SRI)の第2のパラメータを含んでもよく、複数のSRIはSRIグループにグループ化されてもよく、各SRIグループはパネルの対応する1つに関連付けられ得る。MAC CEの指示は、パネルに対応するSRIグループを示すことができる。無線デバイスは、媒体アクセス制御制御要素を送信/伝送するための応答を受信し得る。無線デバイスは、応答の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、トリガされたパネル電力状態報告をキャンセルすることができる。構成パラメータは、パネル電力状態報告タイマの初期タイマ値を含むことができる。無線デバイスは、パネル電力状態報告タイマが終了又は期限切れに基づいてパネル電力状態報告をトリガすることができる。無線デバイスは、媒体アクセス制御要素を送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、初期タイマ値に基づいてパネル電力状態報告タイマを開始することができる。無線デバイスは、セルのための電力ヘッドルーム報告手順を、電力ヘッドルーム報告禁止タイマの終了、パス損失、閾値を超えて変化するセルのための電力バックオフ、及び/又は、閾値を超えて変化するセルのための電力バックオフ、のうちの少なくとも1つに基づいてトリガし得る。無線デバイスは、電力ヘッドルーム報告手順をトリガすることに基づいて、セルの電力ヘッドルーム値及び/又はセルの公称送信電力を備えるPHR MAC CEを送信/伝送し得る。無線デバイスは、PHR MAC
CEを送信/伝送することに基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、電力ヘッドルーム報告手順をキャンセルし、パネル電力状態報告を保留し続け得る。
【0515】
1つ以上のパネルで構成された無線デバイスは、セルの電力ヘッドルーム値に基づいて、セルのPHR手順をトリガし得る。無線デバイスは、セル上のパネルの電力バックオフ値に基づいて、パネル電力状態報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、電力ヘッドルーム報告手順をトリガすることに基づいて、PHR MAC CEを送信/伝送し得る。無線デバイスは、例えば送信/伝送に基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、電力ヘッドルーム報告手順をキャンセルし、トリガされたパネル電力状態報告手順を保留し続け得る。無線デバイスは、例えば、トリガされたパネル電力状態報告手順の保留を維持することに基づいて(例えば、維持した後又は維持することに応じて)、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。
【0516】
1つ以上のパネルで構成された無線デバイスは、セルの電力ヘッドルーム値に基づいて、セルの電力ヘッドルーム報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、セル上のパネルの電力バックオフ値に基づいて、パネル電力状態報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガすることに基づいてパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、例えば、送信/伝送に基づいて(例えば、送信/伝送後又は送信/伝送に応じて)、パネル電力状態報告手順をキャンセルするか、及び/又は、トリガされた電力ヘッドルーム報告手順を保留し続け得る。無線デバイスは、例えば、トリガされた電力ヘッドルーム報告手順を保留することに基づいて(例えば、保留後又は保留することに応じて)、PHR MAC CEを送信/伝送し得る。
【0517】
無線デバイスは、PHR MAC CEを生成し得る。PHR MAC CEは、電力ヘッドルーム報告手順をトリガすることに基づき得る。無線デバイスは、例えば、1つ以上のパネル、アンテナ、及び/又は、送信及び/又は受信のためのその他任意のデバイスを含む、複数の送信/受信機能を用いて設定され得る。無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガすることに基づいてパネル電力状態報告MAC CEを生成することができる。無線デバイスは、PHR MAC CEよりもパネル電力状態報告MAC CEの送信を優先し得る。無線デバイスは、優先順位付けに基づいて、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC
CEよりもPHR MAC CEの送信を優先し得る。無線デバイスは、優先順位付けに基づいて、PHR MAC CEを送信/伝送し得る。
【0518】
無線デバイスは、例えば、光線障害検出に基づいて、SCellのSCell BFR手順をトリガすることができる。無線デバイスは、セル上のパネルの電力バックオフ値に基づいて、パネル電力状態報告手順をトリガし得る。無線デバイスは、SCell BFR手順をトリガすることに基づいて、SCell BFR MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、基地局から、SCell BFR MAC CEに対する応答を受信し得る。無線デバイスは、例えば、応答を受信することに基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、SCell BFR手順をキャンセルし、トリガされたパネル電力状態報告手順を保留し続け得る。無線デバイスは、例えば、トリガされたパネル電力状態報告手順の保留を維持することに基づいて(例えば、維持した後又は維持することに応じて)、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。
【0519】
無線デバイスは、パネル電力状態報告手順をトリガすることに基づいてパネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは基地局からパネル電力状態報告MAC CEに対する応答を受信することができる。無線デバイスは、例えば応答の受信に基づいて(例えば、受信後又は受信に応じて)、パネル電力状態報告手順をキャンセルし、SCell BFR手順を保留し続けることができる。無線デバイスは、例えば、トリガされたSCell BFR手順の保留を維持することに基づいて(例えば、維持後又は維持することに応じて)、SCell BFR MAC CEを送信/伝送することができる。
【0520】
無線デバイスは、SCell BFR MAC CEよりもパネル電力状態報告MAC
CEの送信を優先し得る。無線デバイスは、優先順位付けに基づいて、パネル電力状態報告MAC CEを送信/伝送することができる。無線デバイスは、パネル電力状態報告MAC CEよりもSCell BFR MAC CEの送信を優先し得る。無線デバイスは、優先順位付けに基づいて、SCell BFR MAC CEを送信/伝送することができる。
【0521】
以下、様々な特徴が、一連の番号付きの条項又は段落で強調されることになる。これらの特徴は、本発明又は本発明の概念を限定するものとして解釈されるべきではないが、そのような特徴の重要性又は関連性の特定の順番を示唆せずに、本明細書に説明されるいくつかの特徴の強調として単に提供される。
【0522】
条項1.無線デバイスにより、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露検出のための時間窓と、曝露インスタンスの量と関連付けられる閾値とを示す、少なくとも1つの構成パラメータを受信することを含む、方法。
【0523】
条項2.時間窓の間、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値に基づき、第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量を判定することを更に含む、条項1に記載の方法。
【0524】
条項3.閾値を満たす第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量に基づき、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示す指示を送信することを更に含む、条項1又は2に記載の方法。
【0525】
条項4.少なくとも1つの構成パラメータが、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのランダムアクセスリソース、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのスケジューリング要求(scheduling request,SR)構成、又は、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのサウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)リソースのうちの少なくとも1つを更に示す、条項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【0526】
条項5.指示を送信することが、第1のアンテナパネルが、許容不可能な曝露と関連付けられていることを示す、ランダムアクセスリソースと関連付けられたプリアンブルを送信すること、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すスケジューリング要求(scheduling request,SR)を送信すること、又は、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すサウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)を送信することのうちの少なくとも1つを含む、条項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【0527】
条項6.指示を送信することが、指示を含む電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)を送信することを含み、方法が、PHRを送信するまで指示の送信を遅らせることを更に含む、条項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【0528】
条項7.少なくとも1つの構成パラメータが、少なくとも1つのアンテナパネルのための少なくとも1つの構成パラメータを含み、少なくとも1つのアンテナパネルの各アンテナパネルが、複数のアップリンク送信設定指示(transmission configuration indication,TCI)状態と関連付けられている、条項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【0529】
条項8.第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量を判定することが、第1のアンテナパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値、電力閾値、又は、第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号受信電力(reference signal received power,RSRP)値のうちの少なくとも1つに基づく、条項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【0530】
条項9.第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示す指示を送信することが、無線デバイスと関連付けられたセルアクティブ化、無線デバイスと関連付けられた帯域部分(bandwidth part,BWP)の切替え、又は、無線デバイスの、間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間への遷移のうちの少なくとも1つに更に基づく、条項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【0531】
条項10.第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号の測定値に基づき、第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号受信電力(reference signal received power,RSRP)値を判定することを更に含む、条項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【0532】
条項11.指示を送信した後、第1のアンテナパネルからアップリンク送信のための第2のアンテナパネルへの切替えを示すダウンリンク制御情報を受信することを更に含む、条項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【0533】
条項12.指示が、第1のアンテナパネルと関連付けられたアップリンクカバレッジロス、第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値、又は、少なくとも1つのアンテナパネルの第2のアンテナパネルと関連付けられた第2の送信電力低減値のうちの少なくとも1つを示す、条項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【0534】
条項13.指示が、許容可能な曝露報告を含む無線デバイス支援情報を含む、条項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【0535】
条項14.曝露インスタンスの量を判定することが、閾値デューティサイクル値よりも大きいアップリンクデューティサイクル値に更に基づく、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【0536】
条項15.少なくとも1つの構成パラメータを受信することが、1以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することを含み、1つ以上のRRCメッセージが少なくとも1つの構成パラメータを含む、条項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【0537】
条項16.第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量が、許容可能な曝露、又は許容不可能な曝露のうちの少なくとも1つを含む、条項1~15のいずれか一項に記載の方法。
【0538】
条項17.第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量が、時間窓の間の許容可能な曝露インスタンスの量、又は、連続した検出間隔の間に発生する許容可能な曝露インスタンスの量のうちの少なくとも1つを含む、条項1~16のいずれか一項に記載の方法。
【0539】
条項18.指示を送信することが、少なくとも1つの構成パラメータに示されたランダムアクセスチャネル(RACH)リソース、又は、少なくとも1つの構成パラメータに示されたスケジューリング要求(SR)構成の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースのうちの少なくとも1つを介して行われる、条項1~17のいずれか一項に記載の方法。
【0540】
条項19.指示を送信することが、指示を含む曝露報告を送信することを含む、条項1~18のいずれか一項に記載の方法。
【0541】
条項20.指示を送信することが、指示を含む無線デバイス支援情報を送信することを含む、条項1~19のいずれか一項に記載の方法。
【0542】
条項21.指示を送信することが、デューティサイクル閾値よりも大きいアップリンクデューティサイクル値に更に基づく、条項1~20のいずれか一項に記載の方法。
【0543】
条項22.第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号の測定値に基づいて受信信号受信電力(RSRP)値を決定することであって、指示を送信することがRSRP値に更に基づく、ことを更に含む、条項1~21のいずれか一項に記載の方法。
【0544】
条項23.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項1~22のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0545】
条項24.条項1~22のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0546】
条項25.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項1~22のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0547】
条項26.無線デバイスにより、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのランダムアクセスリソースを示す少なくとも1つの構成パラメータを受信することを含む方法。
【0548】
条項27.少なくとも1つのアンテナパネルのうちの第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスが閾値を満たすと判定することを更に含む、条項26に記載の方法。
【0549】
条項28.判定に基づいて、ランダムアクセスリソースと関連付けられたプリアンブルを送信することと、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すことと、を更に含む、条項26又は27のいずれか一項に記載の方法。
【0550】
条項29.少なくとも1つの構成パラメータが、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露検出のための時間窓と、閾値と、を示し、閾値は、曝露インスタンスの量と関連付けられる、条項26項~28のいずれか一項に記載の方法。
【0551】
条項30.少なくとも1つの構成パラメータが、少なくとも1つのアンテナパネルのための少なくとも1つの構成パラメータを含み、少なくとも1つのアンテナパネルの各アンテナパネルが、複数のアップリンク送信設定指示(transmission configuration indication,TCI)状態と関連付けられている、条項26~29のいずれか一項に記載の方法。
【0552】
条項31.時間窓の間に、第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値に基づいて、第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスの量を決定することを更に含む、条項26から30のいずれか一項に記載の方法。
【0553】
条項32.プリアンブルを送信した後、第1のアンテナパネルからアップリンク送信のための第2のアンテナパネルへの切替えを示す応答を受信することを更に含む、条項26~31のいずれか一項に記載の方法。
【0554】
条項33.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項26~32のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0555】
条項34.条項26~32のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0556】
条項35.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項26~32のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0557】
条項36.無線デバイスにより、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのスケジューリング要求(SR)構成を示す少なくとも1つの構成パラメータを受信することを含む方法。
【0558】
条項37.少なくとも1つのアンテナパネルのうちの第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスが閾値を満たすと判定することを更に含む、条項36に記載の方法。
【0559】
条項38.判定に基づいて、かつSR構成に基づいて、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すSRを送信することを更に含む、条項36~37のいずれか一項に記載の方法。
【0560】
条項39.少なくとも1つの構成パラメータが、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露検出のための時間窓と、閾値と、を示し、閾値は、曝露インスタンスの量と関連付けられる、条項36~38のいずれか一項に記載の方法。
【0561】
条項40.少なくとも1つの構成パラメータが、少なくとも1つのアンテナパネルのための少なくとも1つの構成パラメータを含み、少なくとも1つのアンテナパネルの各アンテナパネルが、複数のアップリンク送信設定指示(transmission configuration indication,TCI)状態と関連付けられている、条項36~39のいずれか一項に記載の方法。
【0562】
条項41.時間窓の間に、第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値に基づいて、第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスの量を決定することを更に含む、条項36~40のいずれか一項に記載の方法。
【0563】
条項42.SR構成が、第1のアンテナパネルと関連付けられた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを含む、条項36~41のいずれか一項に記載の方法。
【0564】
条項43.少なくとも1つの構成パラメータが、少なくとも1つのアンテナパネルのうちの第2のアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のための第2のSR構成を示す、条項36~42のいずれか一項に記載の方法。
【0565】
条項44.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項36~43のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0566】
条項45.条項36~43のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0567】
条項46.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項36~43のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0568】
条項47.無線デバイスにより、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのリソース構成を示す少なくとも1つのメッセージを受信することを含む方法。
【0569】
条項48.少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルをアクティブ化することを更に含む、条項47に記載の方法。
【0570】
条項49.セルをアクティブ化することに基づき、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を判定することを更に含む、条項47又は48に記載の方法。
【0571】
条項50.リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルを介して、第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することを更に含む、条項47~49のいずれか一項に記載の方法。
【0572】
条項51.セルの第1のアップリンク帯域部分(bandwidth part,BWP)からセルの第2のアップリンクBWPに切り替えることと、切替えに基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することと、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することと、を更に含む、条項47~50のいずれか一項に記載の方法。
【0573】
条項52.第1のアップリンクBWPが休止状態にあり、第2のアップリンクBWPが非休止状態にある、条項47~51のいずれか一項に記載の方法。
【0574】
条項53.間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間に遷移することと、遷移に基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することと、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することと、を更に含む、条項47~52のいずれか一項に記載の方法。
【0575】
条項54.セルをアクティブ化することが、セルのアクティブ化を示す媒体アクセス制御(medium access control,MAC)制御要素(control element,CE)を受信することに基づき、セルが、セカンダリセルである、条項47~53のいずれか一項に記載の方法。
【0576】
条項55.少なくとも1つのメッセージが、第1のパネルと関連付けられた複数の送信設定情報(transmission configuration information,TCI)状態を示す、条項47~54のいずれか一項に記載の方法。
【0577】
条項56.少なくとも1つのメッセージが、第1のパネルと関連付けられた複数のサウンディング参照信号リソースインジケータ(resource indicator,SRI)を示す、条項47~55のいずれか一項に記載の方法。
【0578】
条項57.リソース構成が、プライマリセルのアップリンク制御リソース、又は、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel,PUCCH)セカンダリセル(secondary cell,SCell)のアップリンク制御リソースのうちの少なくとも1つを含むアップリンク制御リソースを示す、条項47~56のいずれか一項に記載の方法。
【0579】
条項58.第1のパネルのアップリンク送信電力低減値が、第1のパネルと関連付けられた参照信号受信電力、第1のパネルを介した送信のための送信信号形式、又は、第1のパネルと関連付けられた近接検出のうちの少なくとも1つに基づき判定される、条項47~57のいずれか一項に記載の方法。
【0580】
条項59.報告が、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(PHR)、第1のパネルのインデックス、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大低減量、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含む、条項47~58のいずれか一項に記載の方法。
【0581】
条項60.送信電力の最大低減量(maximum power reduction,MPR)に基づき、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)を判定することを更に含み、MPRは、変調順序又は帯域幅のうちの少なくとも1つと関連付けられている、条項47~59のいずれか一項に記載の方法。
【0582】
条項61.基地局によって示された許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)、又は、第1のパネルの近接検出と関連付けられた、電源制御によるMPR(power management MPR,P-MPR)のうちの少なくとも1つに基づき、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)を判定することを更に含む、条項47~60のいずれか一項に記載の方法。
【0583】
条項62.少なくとも1つのメッセージが、第1のパネルと関連付けられた送信設定情報(TCI)状態、又は、第1のパネルと関連付けられたサウンディング参照信号リソース情報インジケータ(SRI)グループのうちの少なくとも1つを示すインデックスを含む、条項47~61のいずれか一項に記載の方法。
【0584】
条項63.報告を送信することが、第1のパネルと関連付けられた複数の報告の周期的送信のうちの少なくとも1つを含む、条項47~62のいずれか一項に記載の方法。
【0585】
条項64.第1のパネルと関連付けられた参照信号の測定値に基づいて受信信号受信電力(RSRP)値を決定することであって、報告を送信することがRSRP値に基づく、ことを更に含む、条項47~63のいずれか一項に記載の方法。
【0586】
条項65.報告が、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含む、条項47~64のいずれか一項に記載の方法。
【0587】
条項66.少なくとも1つのメッセージが、リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルリソースの指示を含む、条項47~65のいずれか一項に記載の方法。
【0588】
条項67.報告を送信した後に、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルの非アクティブ化、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルとは異なる別のセルへの切替え、又は、第1のパネルと関連付けられた追加の報告の送信を停止することのうちの少なくとも1つを示すメッセージを受信することを更に含む、条項47~66に記載の方法。
【0589】
条項68.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項47~67のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0590】
条項69.条項47~67のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのメッセージを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0591】
条項70.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項47~67のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0592】
条項71.無線デバイスにより、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのリソース構成を示す少なくとも1つのメッセージを受信することを含む方法。
【0593】
条項72.セルの第1のアップリンク帯域部分(bandwidth part,BWP)からセルの第2のアップリンクBWPに切り替えることを更に含み、セルが少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられている、条項71に記載の方法。
【0594】
条項73.切替えに基づき、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を判定することを更に含む、条項71又は72に記載の方法。
【0595】
条項74.リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルを介して、第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することを更に含む、条項71~73のいずれか一項に記載の方法。
【0596】
条項75.少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた第2のセルをアクティブ化することと、第2のセルのアクティブ化に基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することと、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することと、を更に含む、条項71~74のいずれか一項に記載の方法。
【0597】
条項76.間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間に遷移することと、遷移に基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することと、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することと、を更に含む、条項71~75のいずれか一項に記載の方法。
【0598】
条項77.報告が、第1のパネルのインデックス、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大低減量、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含む、条項71~76のいずれか一項に記載の方法。
【0599】
条項78.第1のアップリンクBWPが休止状態にあり、第2のアップリンクBWPが非休止状態にある、条項71~77のいずれか一項に記載の方法。
【0600】
条項79.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項71~78のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0601】
条項80.条項71~78のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのメッセージを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0602】
条項81.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項71~78のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0603】
条項82.無線デバイスにより、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのリソース構成を示す少なくとも1つのメッセージを受信することを含む方法。
【0604】
条項83.間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間に遷移することを更に含む、条項82に記載の方法。
【0605】
条項84.遷移に基づき、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を判定することを更に含む、条項82又は83に記載の方法。
【0606】
条項85.リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルを介して、第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することを更に含む、条項82~84のいずれか一項に記載の方法。
【0607】
条項86.少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルをアクティブ化することと、セルのアクティブ化に基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することと、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することと、を更に含む、条項82~85のいずれか一項に記載の方法。
【0608】
条項87.セルの第1のアップリンク帯域部分(bandwidth part,BWP)からセルの第2のアップリンクBWPに切り替えることであって、セルが少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられている、ことと、切替えに基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することと、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信することと、を更に含む、条項82~86のいずれか一項に記載の方法。
【0609】
条項88.報告が、第1のパネルのインデックス、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大低減量、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含む、条項82~87のいずれか一項に記載の方法。
【0610】
条項89.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項82~88のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0611】
条項90.条項82~88のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのメッセージを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0612】
条項91.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項82~88のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0613】
条項92.無線デバイスにより、少なくとも1つのセルと関連付けられた電力ヘッドルーム値に基づき、少なくとも1つのセルの第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることを含む、方法。
【0614】
条項93.無線デバイスのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づき、少なくとも1つのセルの第1のセルと関連付けられた曝露報告のための第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることを更に含む、条項92に記載の方法。
【0615】
条項94.第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることに基づき、電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することを更に含む、条項92又は93に記載の方法。
【0616】
条項95.送信することの後、トリガした第1の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることと、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告を保留の状態に保つこととを更に含む、条項92~94のいずれか一項に記載の方法。
【0617】
条項96.トリガした第1の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることの後、アンテナパネル、アンテナパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、又は、アンテナパネルを介して受信された参照信号の参照信号受信電力(reference signal received power,RSRP)のうちの少なくとも1つを示す第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することを更に含む、条項92~95のいずれか一項に記載の方法。
【0618】
条項97.第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することの後、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることを更に含む、条項92~96のいずれか一項に記載の方法。
【0619】
条項98.アンテナパネルと関連付けられた参照信号受信電力、アンテナパネルを介した送信のための送信信号形式、アンテナパネルと関連付けられた近接検出、基地局で示される、許容可能な送信電力の最大低減量(additional maximum power reduction,A-MPR)、又は、アンテナパネルと関連付けられた近接検出と関連付けられた送信電力の最大低減量(power management maximum power reduction,P-MPR)値のうちの少なくとも1つに基づき、アンテナパネルの電力バックオフ値を判定することを更に含む、条項92~97のいずれか一項に記載の方法。
【0620】
条項99.送信電力の最大低減量(maximum power reduction,MPR)に基づき、アンテナパネルの電力バックオフ値を判定することを更に含み、MPRが、変調順序又は帯域幅のうちの少なくとも1つと関連付けられている、条項92~98のいずれか一項に記載の方法。
【0621】
条項100.第1のセルの少なくとも1つの構成パラメータを受信することを更に含み、少なくとも1つの構成パラメータが、アンテナパネルと関連付けられた複数の送信設定情報(transmission configuration information,TCI)状態を示す、条項92~99のいずれか一項に記載の方法。
【0622】
条項101.第1のセルの少なくとも1つの構成パラメータを受信することを更に含み、少なくとも1つの構成パラメータが、アンテナパネルと関連付けられた複数のサウンディング参照信号リソースインジケータ(resource indicator,SRI)を示す、条項92~100のいずれか一項に記載の方法。
【0623】
条項102.電力ヘッドルーム報告メッセージに対する応答を受信することを更に備え、トリガした第1の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることが、応答を受信することに基づく、条項92~101のいずれか一項に記載の方法。
【0624】
条項103.曝露報告と関連付けられたタイマを示す少なくとも1つの構成パラメータを受信することであって、第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることが、曝露報告と関連付けられたタイマのタイムアウトに基づく、ことと、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告と関連付けられた第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することと、第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することに基づき、曝露報告と関連付けられたタイマを起動させることと、を更に含む、条項92~102のいずれか一項に記載の方法。
【0625】
条項104.第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることが、電力ヘッドルーム報告禁止タイマのタイムアウト、パス損失閾値を満たす、少なくとも1つのセルのパス損失の変化、又は、電力閾値を満たす、少なくとも1つのセルの電力バックオフの変化のうちの少なくとも1つに基づき、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム報告イベントを判定することを含む、条項92~103のいずれか一項に記載の方法。
【0626】
条項105.電力ヘッドルーム報告メッセージが、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム値と、少なくとも1つのセルの公称送信電力と含む、条項92~104のいずれか一項に記載の方法。
【0627】
条項106.第1の電力ヘッドルーム報告が第2の電力ヘッドルーム報告よりも優先順位付けされていると判定することを更に含む、条項92~105のいずれか一項に記載の方法。
【0628】
条項107.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項92~106のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0629】
条項108.条項92~106のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、電力ヘッドルーム報告と関連付けられた少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0630】
条項109.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項92~106のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0631】
条項110.無線デバイスにより、少なくとも1つのセルと関連付けられた電力ヘッドルーム値に基づき、少なくとも1つのセルの第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることを含む、方法。
【0632】
条項111.無線デバイスのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づき、少なくとも1つのセルの第1のセルと関連付けられた曝露報告のための第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることを更に含む、条項110に記載の方法。
【0633】
条項112.第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることに基づき、電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することを更に含む、条項110又は111に記載の方法。
【0634】
条項113.送信することの後、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることと、トリガした第1の電力ヘッドルーム報告を保留の状態に保つこととを更に含む、条項110~112のいずれか一項に記載の方法。
【0635】
条項114.トリガした第2の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることの後、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム値、又は少なくとも1つのセルの公称送信電力のうちの少なくとも1つを示す第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することを更に含む、条項110~113のいずれか一項に記載の方法。
【0636】
条項115.電力ヘッドルーム報告メッセージが、アンテナパネル、アンテナパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、又は、アンテナパネルを介して受信された参照信号の参照信号受信電力のうちの少なくとも1つを示す、条項110~114のいずれか一項に記載の方法。
【0637】
条項116.第2の電力ヘッドルーム報告が第1の電力ヘッドルーム報告よりも優先順位付けされていると判定することを更に含む、条項110~115のいずれか一項に記載の方法。
【0638】
条項117.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項110~116のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0639】
条項118.条項110~116のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、電力ヘッドルーム報告と関連付けられた少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0640】
条項119.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項110~116のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0641】
条項120.無線デバイスにより、少なくとも1つのセルと関連付けられた電力ヘッドルーム値に基づき、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム報告をトリガすることを含む、方法。
【0642】
条項121.無線デバイスのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づき、少なくとも1つのセルの第1のセルと関連付けられた曝露報告をトリガすることを更に含む、条項120に記載の方法。
【0643】
条項122.少なくとも1つのアップリンクリソースを示すアップリンクグラントを受信することを更に含む、条項120又は121に記載の方法。
【0644】
条項123.アップリンクグラントに基づき、かつ電力ヘッドルーム報告のための第1のメッセージと、曝露報告のための第2のメッセージとの優先順位付けに基づき、第1のメッセージ又は第2のメッセージのうちの少なくとも1つを送信することを更に含む、条項120~122項のいずれか一項に記載の方法。
【0645】
条項124.第1のメッセージを送信することの後、トリガした電力ヘッドルーム報告をキャンセルし、トリガした曝露報告を保留の状態に保つこと、又は、第2のメッセージを送信した後、トリガした曝露報告をキャンセルし、トリガした電力ヘッドルーム報告を保留の状態に保つことを更に含む、条項120~123のいずれか一項に記載の方法。
【0646】
条項125.第1のメッセージは第1の電力ヘッドルーム報告媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を備え、第2のメッセージは第2の電力ヘッドルーム報告MAC CEを備える、条項120~124のいずれか一項に記載の方法。
【0647】
条項126.送信することが、優先順位付けに基づいて、少なくとも1つのパケットを多重化することを含む、条項120~125のいずれか一項に記載の方法。
【0648】
条項127.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項120~126のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0649】
条項128.条項120~126のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、電力ヘッドルーム報告と関連付けられた少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0650】
条項129.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項120~126のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0651】
条項130.アンテナパネルを用いて構成された無線デバイスにより、セル上のビーム障害検出に基づいて第1のビーム障害回復(BFR)手順をトリガすることを含む、方法。
【0652】
条項131.セル上のパネルのうちのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づいて、パネルの第2のBFR手順をトリガすることを更に含む、条項130に記載の方法。
【0653】
条項132.第1のBFR手順をトリガすることに基づいて、第1のBFR媒体アクセス制御制御要素を送信することを更に含む、条項130又は131に記載の方法。
【0654】
条項133.第1のBFR媒体アクセス制御制御要素に対応する応答を受信することを更に含む、条項130~132のいずれか一項に記載の方法。
【0655】
条項134.応答の受信に応答して、第1のBFR手順をキャンセルすることと、第2のBFR手順を保留し続けることと、を更に含む、条項130~133のいずれか一項に記載の方法。
【0656】
条項135.第2のBFR手順の保留に応答して、アンテナパネルと関連付けられた電力バックオフ値を含む第2のBFR媒体アクセス制御制御要素を送信することを更に含む、条項130~134のいずれか一項に記載の方法。
【0657】
条項136.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項130~135のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0658】
条項137.条項130~135のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、電力ヘッドルーム報告と関連付けられた少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0659】
条項138.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項130~135のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0660】
条項139.パネルを用いて構成された無線デバイスにより、SCell BFR手順をトリガすることに基づいて、セカンダリセルビーム障害回復(SCell BFR)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を生成することを含む、方法。
【0661】
条項140.パネルMPE報告手順をトリガすることに基づいて、パネル最大許容可能曝露(MPE)報告MAC CEを生成することを更に含む、条項139に記載の方法。
【0662】
条項141.SCell BFR MAC CEよりもパネルMPE報告MAC CEの送信を優先することを更に含む、条項139又は140に記載の方法。
【0663】
条項142.優先順位付けに基づいて、パネルMPE報告MAC CEを送信することを更に含む、条項139~141のいずれか一項に記載の方法。
【0664】
条項143.1つ以上のプロセッサと、実行されると条項139~142のいずれか一項に記載の方法を無線デバイスに実施させる命令を記憶するメモリと、を備える、無線デバイス。
【0665】
条項144.条項139~142のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された無線デバイスと、電力ヘッドルーム報告と関連付けられた少なくとも1つの構成パラメータを送信するように構成された演算デバイスと、を備える、システム。
【0666】
条項145.コンピュータ可読媒体であって、実行されると条項139~142のいずれか一項に記載の方法を実施させる命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
【0667】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露検出のための時間窓と、曝露インスタンスの量と関連付けられる閾値とを示す、少なくとも1つの構成パラメータを受信してもよい。無線デバイスは、時間窓の間、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値に基づき、第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量を判定してもよい。無線デバイスは、閾値を満たす第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量に基づき、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示す指示を送信してもよい。少なくとも1つの構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのランダムアクセスリソース、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのスケジューリング要求(scheduling request,SR)構成、及び/又は、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのサウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)リソースのうちの少なくとも1つを更に示すことができる。指示を送信することが、第1のアンテナパネルが、許容不可能な曝露と関連付けられていることを示す、ランダムアクセスリソースと関連付けられたプリアンブルを送信すること、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すスケジューリング要求(scheduling request,SR)を送信すること、及び/又は第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すサウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)を送信することのうちの少なくとも1つを含むことができる。指示を送信することは、指示を含む電力ヘッドルーム報告(PHR)を送信することを含み得る。無線デバイスは、PHRを送信するまで、指示の送信を遅延させることができる。指示を送信することは、無線デバイスと関連付けられたセルアクティブ化、無線デバイスと関連付けられた帯域部分(BWP)切替え、及び/又は無線デバイスの、間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間への遷移のうちの少なくとも1つに基づいてもよい。指示は、第1のアンテナパネルと関連付けられたアップリンクカバレッジロスを示し得る。少なくとも1つの構成パラメータは、少なくとも1つのアンテナパネルのための少なくとも1つの構成パラメータを含み得る。少なくとも1つのアンテナパネルの各アンテナパネルは、複数のアップリンク送信設定指示(TCI)状態と関連付けられ得る。第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量を判定することは、第1のアンテナパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値に基づくことができる。第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量を決定することは、電力閾値及び/又は第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号受信電力(RSRP)値のうちの少なくとも1つに基づくことができる。無線デバイスは、第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号の測定値に基づいて、第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号受信電力(RSRP)値を決定することができる。指示を送信した後、無線デバイスは、第1のアンテナパネルからアップリンク送信のための第2のアンテナパネルへの切替えを示すダウンリンク制御情報を受信し得る。指示は、第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値、及び/又は少なくとも1つのアンテナパネルの第2のアンテナパネルと関連付けられた第2の送信電力低減値のうちの少なくとも1つを示し得る。指示は、許容可能な曝露報告を含む無線デバイス支援情報を含み得る。曝露インスタンスの量を判定することは、閾値デューティサイクル値よりも大きいアップリンクデューティサイクル値に基づくことができる。少なくとも1つの構成パラメータを受信することは、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することを含み得、1つ以上のRRCメッセージは、少なくとも1つの構成パラメータを含み得る。第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量は、許容可能な曝露、及び/又は許容不可能な曝露のうちの少なくとも1つを含み得る。第1のアンテナパネルと関連付けられた曝露インスタンスの量は、時間窓の間の許容可能な曝露インスタンスの量、及び/又は連続した検出間隔の間に発生する許容可能な曝露インスタンスの量のうちの少なくとも1つを含み得る。指示を送信することは、少なくとも1つの構成パラメータに示されるランダムアクセスチャネル(RACH)リソース、又は、少なくとも1つの構成パラメータに示されたスケジューリング要求(SR)構成の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースのうちの少なくとも1つを介して行われる。指示を送信することは、指示を含む曝露報告を送信すること、及び/又は指示を含む無線デバイス支援情報を送信することのうちの少なくとも1つの送信することを含み得る。指示を送信することは、デューティサイクル閾値よりも大きいアップリンクデューティサイクル値に基づくことができる。無線デバイスは、第1のアンテナパネルと関連付けられた参照信号の測定値に基づいて受信信号受信電力(RSRP)値を決定することができ、指示を送信することは、RSRP値に更に基づく。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0668】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのランダムアクセスリソースを示す少なくとも1つの構成パラメータを受信し得る。無線デバイスは、少なくとも1つのアンテナパネルのうちの第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスが閾値を満たすと判定し得る。無線デバイスは、判定に基づいて、ランダムアクセスリソースと関連付けられたプリアンブルを送信し、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示してもよい。少なくとも1つの構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露検出のための時間窓、及び/又は閾値を示してもよく、閾値は、曝露インスタンスの量と関連付けられる。少なくとも1つの構成パラメータが、少なくとも1つのアンテナパネルのための少なくとも1つの構成パラメータを含んでもよく、少なくとも1つのアンテナパネルの各アンテナパネルが、複数のアップリンク送信設定指示(transmission configuration indication,TCI)状態と関連付けられている。無線デバイスは、時間窓の間に、第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値に基づいて、第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスの量を判定することができる。無線デバイスは、プリアンブルを送信した後、アップリンク送信のために第1のアンテナパネルから第2のアンテナパネルへの切替えを示す応答を受信することができる。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0669】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのスケジューリング要求(SR)構成を示す少なくとも1つの構成パラメータを受信してもよい。無線デバイスは、少なくとも1つのアンテナパネルのうちの第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスが閾値を満たすと判定し得る。無線デバイスは、決定することに基づいて、かつSR構成に基づいて、第1のアンテナパネルが許容不可能な曝露と関連付けられていることを示すSRを送信し得る。少なくとも1つの構成パラメータは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露検出のための時間窓、及び/又は閾値を示してもよく、閾値は、曝露インスタンスの量と関連付けられる。少なくとも1つの構成パラメータは、少なくとも1つのアンテナパネルのための少なくとも1つの構成パラメータを含み得る。少なくとも1つのアンテナパネルの各アンテナパネルは、複数のアップリンク送信設定指示(TCI)状態と関連付けられ得る。無線デバイスは、時間窓の間に、第1のアンテナパネルと関連付けられた送信電力低減値に基づいて、第1のアンテナパネルと関連付けられた複数の曝露インスタンスの量を判定することができる。SR構成は、第1のアンテナパネルと関連付けられた物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを含み得る。少なくとも1つの構成パラメータは、少なくとも1つのアンテナパネルのうちの第2のアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のための第2のSR構成を示し得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0670】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのリソース構成を示す少なくとも1つのメッセージを受信し得る。無線デバイスは、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルをアクティブ化することができる。無線デバイスは、セルをアクティブ化することに基づき、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を判定し得る。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルを介して、第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信し得る。無線デバイスは、セルの第1のアップリンク帯域部分(bandwidth part,BWP)からセルの第2のアップリンクBWPに切り替え得る。無線デバイスは、セルの第1のアップリンクBWPからセルの第2のアップリンクBWPへの切替えに基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することができる。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信してもよい。第1のアップリンクBWPは休止状態にあり得、第2のアップリンクBWPは非休止状態にあり得る。無線デバイスは、間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間へ遷移してもよい。無線デバイスは、間欠受信(DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間への遷移に基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することができる。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信してもよい。セルをアクティブ化することは、セルのアクティブ化を示す媒体アクセス制御(medium access control,MAC)制御要素(control element,CE)を受信することに基づいてもよい。セルは、セカンダリセルであり得る。少なくとも1つのメッセージは、記第1のパネルと関連付けられた複数の送信設定情報(transmission configuration information,TCI)状態を示してもよい。少なくとも1つのメッセージは、第1のパネルと関連付けられた複数のサウンディング参照信号リソースインジケータ(resource indicator,SRI)を示してもよい。リソース構成は、プライマリセルのアップリンク制御リソース、及び/又は物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセル(SCell)のアップリンク制御リソースのうちの少なくとも1つを含むアップリンク制御リソースを示すことができる。第1のパネルのアップリンク送信電力低減値は、第1のパネルと関連付けられた参照信号受信電力、第1のパネルを介した送信のための送信信号形式、及び/又は第1のパネルと関連付けられた近接検出のうちの少なくとも1つに基づいて、判定され得る。報告は、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(PHR)、第1のパネルのインデックス、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大低減量、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、及び/又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、送信電力の最大低減量(MPR)に基づいて、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(PHR)を決定することができる。MPRは、変調順序又は帯域幅のうちの少なくとも1つと関連付けられ得る。無線デバイスは、基地局によって示される許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)、及び/又は第1のパネルの近接検出と関連付けられた電源制御MPR(P-MPR)のうちの少なくとも1つに基づいて、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(PHR)を決定することができる。少なくとも1つのメッセージは、第1のパネルと関連付けられた送信設定情報(TCI)状態、及び/又は第1のパネルと関連付けられたサウンディング参照信号リソース情報インジケータ(SRI)グループのうちの少なくとも1つを示すインデックスを含むことができる。報告を送信することは、第1のパネルと関連付けられた複数の報告の周期的送信のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、第1のパネルと関連付けられた参照信号の測定値に基づいて受信信号受信電力(RSRP)値を決定することができ、送信することは、RSRP値に基づく。報告は、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、及び/又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含み得る。少なくとも1つのメッセージは、リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルリソースの指示を含むことができる。無線デバイスは、報告を送信した後、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルの非アクティブ化、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルとは異なる別のセルへの切替え、及び/又は第1のパネルと関連付けられた追加の報告の送信を停止することとのうちの少なくとも1つを示すメッセージを受信してもよい。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0671】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのリソース構成を示す少なくとも1つのメッセージを受信し得る。無線デバイスは、セルの第1のアップリンク帯域部分(BWP)からセルの第2のアップリンクBWPに切り替わり得、セルは、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられている。無線デバイスは、セルの第1のアップリンク帯域部分(BWP)からセルの第2のアップリンクBWPへの切替えに基づいて、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を決定することができる。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルを介して、第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信し得る。無線デバイスは、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた第2のセルをアクティブ化することができる。無線デバイスは、第2のセルをアクティブ化することに基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定し得る。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信してもよい。無線デバイスは、間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間へ遷移してもよい。無線デバイスは、間欠受信(DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間への遷移に基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定することができる。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信してもよい。報告は、第1のパネルのインデックス、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大低減量、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、及び/又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含み得る。第1のアップリンクBWPは休止状態にあり得、第2のアップリンクBWPは非休止状態にあり得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0672】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、無線デバイスの少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられた曝露報告のためのリソース構成を示す少なくとも1つのメッセージを受信し得る。無線デバイスは、間欠受信(discontinuous reception,DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間へ遷移してもよい。無線デバイスは、間欠受信(DRX)非アクティブ時間からDRXアクティブ時間への遷移に基づいて、少なくとも1つのアンテナパネルの第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を決定することができる。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられたアップリンクチャネルを介して、第1のパネルのアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信し得る。無線デバイスは、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられたセルをアクティブ化することができる。無線デバイスは、セルをアクティブ化することに基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定し得る。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信してもよい。無線デバイスは、セルの第1のアップリンク帯域部分(bandwidth part,BWP)からセルの第2のアップリンクBWPに切り替え得る。セルは、少なくとも1つのアンテナパネルと関連付けられ得る。無線デバイスは、切替えに基づいて、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を決定し得る。無線デバイスは、リソース構成と関連付けられた第2のアップリンクチャネルを介して、第1のパネルの第2のアップリンク送信電力低減値を示す報告を送信してもよい。報告は、第1のパネルのインデックス、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大低減量、第1のパネルと関連付けられた電力ヘッドルーム報告(power headroom report,PHR)、第1のパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、及び/又は、第1のパネルと関連付けられたアップリンクデューティサイクル値のうちの少なくとも1つを含み得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0673】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、少なくとも1つのセルと関連付けられた電力ヘッドルーム値に基づいて、少なくとも1つのセルの第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づき、少なくとも1つのセルの第1のセルと関連付けられた曝露報告のための第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることができる。無線デバイスは、第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることに基づいて、電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することができる。電力ヘッドルーム報告メッセージを送信した後、無線デバイスは、トリガした第1の電力ヘッドルーム報告をキャンセルし、及び/又はトリガした第2の電力ヘッドルーム報告を保留の状態に保持することができる。無線デバイスは、トリガした第1の電力ヘッドルーム報告をキャンセルした後、アンテナパネル、アンテナパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、及び/又はアンテナパネルを介して受信された参照信号の参照信号受信電力(RSRP)のうちの少なくとも1つを示す第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することができる。無線デバイスは、第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信した後、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることができる。無線デバイスは、アンテナパネルと関連付けられた参照信号受信電力、アンテナパネルを介した送信のための送信信号形式、アンテナパネルと関連付けられた近接検出、基地局によって示される許容可能な送信電力の最大低減量(A-MPR)、及び/又はアンテナパネルと関連付けられた近接検出と関連付けられた電源制御による送信電力の最大低減量(P-MPR)値のうちの少なくとも1つに基づいて、アンテナパネルの電力バックオフ値を決定することができる。無線デバイスは、送信電力の最大低減量(MPR)に基づいて、アンテナパネルの電力バックオフ値を決定することができる。MPRは、変調順序又は帯域幅のうちの少なくとも1つと関連付けられ得る。無線デバイスは、第1のセルの少なくとも1つの構成パラメータを受信することができる。少なくとも1つの構成パラメータは、アンテナパネルと関連付けられた複数の送信設定情報(TCI)状態を示し得る。無線デバイスは、第1のセルの少なくとも1つの構成パラメータを受信することができる。少なくとも1つの構成パラメータは、アンテナパネルと関連付けられた複数のサウンディング参照信号リソースインジケータ(SRI)を示し得る。無線デバイスは、電力ヘッドルーム報告メッセージに対する応答を受信することができる。トリガされた第1の電力ヘッドルーム報告をキャンセルすることは、応答を受信することに基づき得る。無線デバイスは、曝露報告と関連付けられたタイマを示す少なくとも1つの構成パラメータを受信することができる。第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることは、曝露報告と関連付けられたタイマのタイムアウトに基づくことができる。無線デバイスは、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告と関連付けられた第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することができる。無線デバイスは、第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することに基づき、曝露報告と関連付けられたタイマを起動させてもよい。第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることが、電力ヘッドルーム報告禁止タイマのタイムアウト、パス損失閾値を満たす、少なくとも1つのセルのパス損失の変化、及び/又は電力閾値を満たす、少なくとも1つのセルの電力バックオフの変化のうちの少なくとも1つに基づき、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム報告イベントを判定することを含み得る。電力ヘッドルーム報告メッセージは、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム値、及び/又は少なくとも1つのセルの公称送信電力を含むことができる。無線デバイスは、第1の電力ヘッドルーム報告が第2の電力ヘッドルーム報告よりも優先順位付けされていると判定することができる。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0674】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、少なくとも1つのセルと関連付けられた電力ヘッドルーム値に基づいて、少なくとも1つのセルの第1の電力ヘッドルーム報告をトリガすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づき、少なくとも1つのセルの第1のセルと関連付けられた曝露報告のための第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることができる。無線デバイスは、第2の電力ヘッドルーム報告をトリガすることに基づいて、電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することができる。無線デバイスは、電力ヘッドルーム報告メッセージを送信した後、トリガした第2の電力ヘッドルーム報告をキャンセルし、及び/又はトリガした第1の電力ヘッドルーム報告を保留の状態に保つことができる。無線デバイスは、トリガされた第2の電力ヘッドルーム報告をキャンセルした後、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム値、及び/又は少なくとも1つのセルの公称送信電力のうちの少なくとも1つを示す第2の電力ヘッドルーム報告メッセージを送信することができる。電力ヘッドルーム報告メッセージは、アンテナパネル、アンテナパネルと関連付けられた送信電力の最大出力量、及び/又はアンテナパネルを介して受信された参照信号の参照信号受信電力のうちの少なくとも1つを示すことができる。無線デバイスは、第2の電力ヘッドルーム報告が第1の電力ヘッドルーム報告よりも優先順位付けされていると判定することができる。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0675】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、少なくとも1つのセルと関連付けられた電力ヘッドルーム値に基づいて、少なくとも1つのセルの電力ヘッドルーム報告をトリガすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づき、少なくとも1つのセルのうちの第1のセルと関連付けられた曝露報告をトリガすることができる。無線デバイスは、少なくとも1つのアップリンクリソースを示すアップリンクグラントを受信することができる。無線デバイスは、アップリンクグラントに基づき、かつ電力ヘッドルーム報告のための第1のメッセージと、曝露報告のための第2のメッセージとの優先順位付けに基づき、第1のメッセージ又は第2のメッセージのうちの少なくとも1つを送信してもよい。第1のメッセージを送信した後、無線デバイスは、トリガした電力ヘッドルーム報告をキャンセルし、及び/又はトリガした曝露報告を保留の状態に保つことができる。第2のメッセージを送信した後、無線デバイスは、トリガした曝露報告をキャンセルし、及び/又はトリガした電力ヘッドルーム報告を保留の状態に保つことができる。第1のメッセージは、第1の電力ヘッドルーム報告媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を含むことができ、第2のメッセージは、第2の電力ヘッドルーム報告MAC CEを含む。少なくとも1つのメッセージ又は第2のメッセージを送信することは、優先順位付けに基づいて、少なくとも1つのパケットを多重化することを含み得る。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0676】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、アンテナパネルで構成され得る。無線デバイスは、セル上のビーム障害検出に基づいて、第1のビーム障害回復(BFR)手順をトリガすることができる。無線デバイスは、セル上のパネルのうちのアンテナパネルの電力バックオフ値に基づいて、パネルの第2のBFR手順をトリガすることができる。無線デバイスは、第1のBFR手順をトリガすることに基づいて、第1のBFR媒体アクセス制御制御要素を送信することができる。無線デバイスは、第1のBFR媒体アクセス制御制御要素に対応する応答を受信することができる。応答を受信することに応答して、無線デバイスは、第1のBFR手順をキャンセルすること、及び/又は第2のBFR手順を保留し続けてもよい。無線デバイスは、第2のBFR手順の保留に応答して、アンテナパネルと関連付けられた電力バックオフ値を含む第2のBFR媒体アクセス制御制御要素を送信してもよい。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。基地局は、無線デバイスに関して説明したものと相補的な動作を実行することができる。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0677】
無線デバイスは、複数の動作を含む方法を実行することができる。無線デバイスは、パネルで構成され得る。無線デバイスは、セカンダリセルビーム障害回復(SCell BFR)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を生成することができる。無線デバイスは、例えば、SCell BFR手順をトリガすることに基づいて、SCell BFR MAC CEを生成することができる。無線デバイスは、例えば、パネルMPE報告手順をトリガすることに基づいて、パネル最大許容可能曝露(MPE)報告MAC CEを生成することができる。無線デバイスは、SCell BFR MAC CE上でパネルMPE報告MAC CEの送信を優先してもよい。無線デバイスは、SCell BFR MAC CE上でパネルMPE報告MAC CEを優先順することに基づいて、パネルMPE報告MAC CEを送信することができる。無線デバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、無線デバイスに、記載された方法、追加の動作を実行させ、及び/又は追加の要素を含ませる命令を記憶するメモリと、を含み得る。システムは、記載された方法、追加の動作を実行するように、及び/又は、追加の要素を含むように構成された無線デバイスと、少なくとも1つのリソース割当てを送信するように構成された基地局とを含む。コンピュータ可読媒体は、実行されると、記載された方法の実行、追加の動作を引き起こす命令を格納し、及び/又は追加の要素を含むことができる。
【0678】
本明細書に記載の動作のうちの1つ以上は、条件付きであり得る。例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせ、及び/又は同類のものなどにおいて、特定の基準が満たされる場合、1つ以上の動作を実行することができる。例示的な基準は、無線デバイス及び/又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどの1つ以上の条件に基づき得る。1つ以上の基準が満たされる場合、様々な例が使用され得る。本明細書に記載の実施例の任意の部分を任意の順序で、任意の条件に基づいて実施することが可能であり得る。
【0679】
基地局は、無線デバイスのうちの1つ以上と通信することができる。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートすることができる。無線デバイスは、無線デバイスカテゴリ及び/又は機能(複数可)に応じて、いくつかの特定の機能を有し得る。基地局は、複数のセクタ、セル、及び/又は送信エンティティの一部を含み得る。複数の無線デバイスと通信する基地局は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットと通信する基地局を指し得る。本明細書で言及される無線デバイスは、基地局の所与のセクタ内の所与の機能を有する所与のLTE、5G、又は他の3GPP又は非3GPPリリースと互換性のある複数の無線デバイスに対応し得る。複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセット、及び/又は無線デバイスの任意のグループを指し得る。そのようなデバイスは、本明細書の図面及び/又は説明などに基づいて、又はそれに従って動作、機能、及び/又は実行することができる。例えば、それらの無線デバイス及び/又は基地局が、LTE、5G、又は他の3GPP若しくは非3GPP技術の古いリリースに基づいて機能し得るため、開示された方法に準拠しない場合があるカバレッジエリアに複数の基地局及び/又は複数の無線デバイスが存在し得る。
【0680】
1つ以上のパラメータ、フィールド、及び/又は情報要素(IE)は、1つ以上の情報オブジェクト、値、及び/又は任意の他の情報を含み得る。情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含み得る。少なくともいくつかの(又は全ての)パラメータ、フィールド、IEなどを使用してもよく、文脈に応じて交換可能であってもよい。意味又は定義が与えられる場合、そのような意味又は定義は、対照である。
【0681】
本明細書に記載の実施例の1つ以上の要素は、モジュールとして実装され得る。モジュールは、定義された機能を実行する、及び/又は他の要素への定義されたインターフェースを有する要素であり得る。モジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装されてもよく、これらは全て動作的に等価であってもよい。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(例えば、C、C++、Fortran、Java、Basic、Matlabなど)によって実行されるように構成されたコンピュータ言語で書かれたソフトウェアルーチン、又はSimulink、Stateflow、GNU Octave、若しくはLabVIEWMathScriptなどのモデリング/シミュレーションプログラムとして実装されてもよい。追加的又は代替的に、別個の又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込んだ物理的ハードウェアを使用してモジュールを実装することが可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例は、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD)を含み得る。コンピュータ、マイクロコントローラ及び/又はマイクロプロセッサは、アセンブリ、C、C++などの言語を使用してプログラムすることができる。FPGA、ASIC及びCPLDは、多くの場合、VHSICハードウェア記述言語(VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされ、プログラム可能なデバイス上のより少ない機能で内部ハードウェアモジュール間の接続を構成することができる。上述の技術は、機能モジュールの結果を達成するために組み合わせて使用され得る。
【0682】
本明細書に記載の1以上の特徴は、1つ以上のコンピュータ又は他のデバイスによって実行される、1つ以上のプログラムモジュールなどのコンピュータ使用可能データ及び/又はコンピュータ実行可能命令で実装されてもよい。概して、プログラムモジュールは、コンピュータ又は他のデータ処理デバイス内のプロセッサにより実行されると、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッドステートメモリ、RAMなどの1つ以上のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。プログラムモジュールの機能は、所望に応じて組み合わせられ得るか、又は分散され得る。機能は、全体的又は部分的に、ファームウェア又は集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのハードウェア等価物に実装されてもよい。特定のデータ構造を使用して、本明細書で説明される1つ以上の特徴をより効果的に実装することができ、このようなデータ構造は、本明細書で説明されるコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲に収まると企図される。
【0683】
非一時的な有形コンピュータ可読媒体は、本明細書に記載のマルチキャリア通信の動作を引き起こすように構成された1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。製品は、本明細書に記載のマルチキャリア通信の動作を可能にすることをデバイス(例えば、無線デバイス、無線通信部、無線デバイス、基地局等)に行わせるプログラム可能ハードウェアを可能にするための命令が符号化された非一時的有形コンピュータ可読機械アクセス可能媒体を含むことができる。デバイス、又はシステム内などの1つ以上のデバイスは、1つ以上のプロセッサ、メモリ、インターフェースなどを含むことができる。他の例は、基地局、無線デバイス又はユーザ機器(無線デバイス)、サーバ、スイッチ、アンテナ、及び/又はこれらに類似するもの等のデバイスを備える通信ネットワークを備え得る。ネットワークは、セルラ、無線、WiFi、4G、5G、任意の世代の3GPP又は他のセルラ規格又は推奨、任意の非3GPPネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、無線アドホックネットワーク、無線メトロポリタンエリアネットワーク、無線広域ネットワーク、グローバルエリアネットワーク、衛星ネットワーク、宇宙ネットワーク、及び無線通信を使用する任意の他のネットワークを含むがこれらに限定されない任意の無線技術を含むことができる。任意のデバイス(例えば、無線デバイス、基地局、又は任意の他のデバイス)又はデバイスの組み合わせを使用して、例えば、上記のステップのうちの1つ以上の任意の相補的ステップ又はステップを含む、本明細書に記載の1つ以上のステップの任意の組み合わせを実行することができる。
【0684】
いくつかの例が上述されているが、それらの例の特徴及び/又はステップは、任意の所望の様態で結合、分割、省略、再配置、改変、及び/又は増強され得る。様々な変更、修正、及び改良が当業者には容易に想起されるであろう。そのような変更、修正、及び改良は、本明細書で明示的には述べられていないが、本明細書の一部であることが意図されており、本明細書の記載の趣旨及び範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の説明は、例示に過ぎず、限定的ではない。