(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-27
(45)【発行日】2025-02-04
(54)【発明の名称】線路上足場
(51)【国際特許分類】
E04G 1/24 20060101AFI20250128BHJP
E04G 1/20 20060101ALI20250128BHJP
【FI】
E04G1/24 301B
E04G1/24 302F
E04G1/20 A
E04G1/20 B
(21)【出願番号】P 2024103105
(22)【出願日】2024-06-26
【審査請求日】2024-06-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591244007
【氏名又は名称】仙建工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】592192907
【氏名又は名称】日建リース工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】香月 健一
(72)【発明者】
【氏名】吉田 尚史
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康宏
(72)【発明者】
【氏名】関山 正勝
(72)【発明者】
【氏名】和田 壮平
【審査官】山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-370644(JP,A)
【文献】特開2005-076348(JP,A)
【文献】特開2017-106274(JP,A)
【文献】実開昭49-058101(JP,U)
【文献】実開平06-056317(JP,U)
【文献】特開2019-130965(JP,A)
【文献】特開2005-016180(JP,A)
【文献】特開2011-006891(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109515457(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 1/24
E04G 1/20
B61D 15/00
B60M 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道駅のホームの線路上で高所作業を行うための線路上足場であって、
線路上を走行可能な、台車と、
前記台車の上に設置し、楔緊結式の足場部材を枠状に組み立ててなる、構台と、
前記構台に乗り入れ自在な、高所作業装置と、
を少なくとも具備し、
前記構台が、
前記台車の上部に位置する、第1のフレームと、
前記第1のフレームの前記ホーム側と楔緊結によって連結する、第2のフレームと、
前記第1のフレームの前記ホームの反対側と楔緊結によって連結する、第3のフレームと、
前記高所作業装置の足場床を構成する、床版と、
前記第2のフレームと連結し、前記ホームから控えを取るよう構成した、第1の支持具と、
前記第3のフレームと連結し、前記線路内の路盤から控えを取るよう構成した、第2の支持具と、
前記第3のフレームと連結し、前記路盤上を走行可能な、キャスターと、
を少なくとも備えてなることを特徴とする、
鉄道駅のホーム用の線路上足場。
【請求項2】
前記第1の支持具が、
前記第
2のフレームと連結するブラケットと、
前記ブラケットに装着自在であって、前記ホーム上に設置するジャッキベースと、
を少なくとも含むことを特徴とする、
請求項
1に記載の鉄道駅のホーム用の線路上足場。
【請求項3】
前記ブラケットは、
主支柱と、
前記主支柱から横方向に張り出した位置で前記構台の構成部材と連結する、把持部と、
前記
主支柱から横方向に張り出した位置で下端に前記ジャッキベースを装着可能な、副支柱と、
を少なくとも有することを特徴とする、
請求項
2に記載の鉄道駅のホーム用の線路上足場。
【請求項4】
前記鉄道駅が、新幹線駅である、
請求項1乃至
3のうち何れか1項に記載の鉄道駅のホーム用の線路上足場。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道駅のホームの線路上で高所作業を行うための線路上足場に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道の駅のホーム(「プラットホーム」ともいう。)で使用する移動足場装置として、以下の特許文献1に記載の装置が知られている。
この装置は、鉄道の線路(「軌道」ともいう。)に沿って移動可能な台車作業床と、台車作業車のホーム側に連結する張出床と、張出床を支持するサポート装置を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-159232号公報
【文献】特開2007-126120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載する移動足場装置には、例えば以下に記載する事項のうち少なくとも何れか1つの事項で改善の余地が残されている。
(1)特許文献1に記載の移動足場装置は、ホーム上にホーム柵を設置する作業を線路側から実施することを想定しており、線路上方の高所作業に使用することは想定していない。仮に特許文献1に記載の移動足場装置に基づいて、線路上方の高所作業を行うとした場合、さらに足場を上方に延伸構築していく必要があるため、列車が運行されていない夜間の限られた作業時間の中では、足場の構築・撤去作業に占める割合が多くなり、作業効率が低下する。
(2)特許文献1に記載の移動足場装置は、足場に乗り入れる対象として作業員を想定しており、足場部分について、高所作業車などの重量の大きな装置を乗り入れ可能な強度を確保することは想定していない。
(3)ホームと線路の間の路盤にホームからの人や物の落下を検知する手段(特許文献2における転落検出手段(20)など)を設けている場合、足場を支持するためのサポート装置を路盤上に設置することができない場合がある。
【0005】
よって、本発明は、鉄道駅の線路上での高所作業をより効率良く実施することが可能な手段を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべくなされた本発明は、鉄道駅のホームの線路上で高所作業を行うための線路上足場であって、線路上を走行可能な、台車と、前記台車の上に設置し、楔緊結式の足場部材を枠状に組み立ててなる、構台と、前記構台に乗り入れ自在な、高所作業装置と、を少なくとも具備し、前記構台が、前記台車の上部に位置する、第1のフレームと、前記第1のフレームの前記ホーム側と楔緊結によって連結する、第2のフレームと、前記第1のフレームの前記ホームの反対側と楔緊結によって連結する、第3のフレームと、前記高所作業装置の足場床を構成する、床版と、前記第2のフレームと連結し、前記ホームから控えを取るよう構成した、第1の支持具と、前記第3のフレームと連結し、前記線路内の前記路盤から控えを取るよう構成した、第2の支持具と、前記第3のフレームと連結し、前記路盤上を走行可能な、キャスターと、を少なくとも備えた構成としてもよい。
また、本発明は、前記第1の支持具を、前記第3のフレームと連結するブラケットと、前記ブラケットに装着自在であって、前記ホーム上に設置するジャッキベースと、を少なくとも含むよう構成してもよい。
また、本発明は、前記ブラケットを、主支柱と、前記主支柱から横方向に張り出した位置で前記構台の構成部材と連結する、把持部と、前記主支柱から横方向に張り出した位置で下端に前記ジャッキベースを装着可能な、副支柱と、を少なくとも有するよう構成してもよい。
また、本発明は、前記鉄道駅が新幹線駅であるよう構成してもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る線路上足場によれば、鉄道駅の線路上での高所作業をより効率良く実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明に係る線路上足場の全体構成を示す概略正面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0010】
<1>全体構成(
図1)
本発明に係る線路上足場は、鉄道駅のホームの線路上での高所作業(駅舎の屋根内側の回収作業など)を行うために、線路上に設置される足場である。
本発明に係る線路上足場は、
図1に示すように、台車A、構台Bおよび高所作業装置Cからなる。
線路D上での高所作業を実施する際には、送電の停止後、線路D上で台車Aと構台Bを構築し、その後、ホームEから高所作業装置Cを構台Bに移動させて使用する。反対に、高所作業の完了時には、高所作業装置CをホームEに移動させ、構台Bの解体と台車Aの撤去を行ったのち、送電を再開する。
【0011】
<2>台車(
図1)
台車Aは、本発明に係る線路上足場を、線路D上で移動させるための要素である。
本発明において、台車Aの形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、台車Aとしてトロ台車を用いている。
【0012】
<3>構台(
図1,
図2)
構台Bは、本発明に係る線路上足場において、高所作業装置Cを線路D上に乗り入れする際の土台部分となる要素である。
本発明において、構台Bの形状、構造は特段限定しないが、特に、乗り入れる高所作業装置Cの重量に耐えられる範囲で、構築作業および撤去作業の時間を短縮化できる構造であることが好ましい。
図1または
図2に示すように、本実施例に係る構台Bは、第1のフレーム10、第2のフレーム20、第3のフレーム30、床版40、第1の支持具50、第2の支持具60およびキャスター70を少なくとも具備して構成し、その他、第1のフレーム10、第2のフレーム20および第3のフレーム30からなる枠組ユニットを線路Dの進行方向に間隔を空けて設けるための繋ぎ材や、床版40の周囲を取り囲むように立設する安全手すりなどを設けて構成する。
以下、各部の詳細について説明する。
【0013】
<3.1>第1のフレーム(
図3)
第1のフレーム10は、台車A上に設置する部材である。
本発明において、第1のフレーム10の形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、第1のフレーム10を、二本の縦材11、二本の横材12、一本の束材13、二本の斜材14でもってトラス状に形成している。各縦材11および束材13には、楔緊結に用いるディスク上のフランジ14を設けている。
第1のフレーム10は、
図1に示すように、台車A上に設置したジャッキベース(符号省略)に、各縦材11の下端を差し込んで使用する。
【0014】
<3.2>第2のフレーム(
図4)
第2のフレーム20は、第1のフレーム10に対し、当該第1のフレーム10のホームE側に楔緊結によって取り付ける部材である。
本発明において、第2のフレーム20の形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、第2のフレーム20を、一本の縦材、二本の横材、一本の束材、一本の斜材でもってトラス状に形成している。縦材および束材には、楔緊結に用いるディスク上のフランジ15を設けている。
また、第2のフレーム20では、各横材の一端に、第1のフレーム10との楔緊結機構を設けておく。
本実施例では、二本の横材のうち、上側の横材に、
図2に示した第1のフレーム10のフランジ15aに設けた貫通孔に挿入可能な係止具21を設けており、下側の横材の端部に、同じく第1のフレーム10のフランジ15bに設けた貫通孔に楔緊結可能な緊結具22を設けている。
【0015】
<3.3>第3のフレーム(
図5)
第3のフレーム30は、第1のフレーム10に対し、当該第1のフレーム10のホームE側とは反対側に楔緊結によって取り付ける部材である。
本発明において、第3のフレーム30の形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、第3のフレーム30を、二本の縦材、二本の横材、一本の束材、二本の斜材でもってトラス状に形成している。
また、第3のフレーム30では、各横材の一端に、第1のフレーム10との楔緊結機構を設けておく。
各縦材には、楔緊結に用いるディスク上のフランジを設けている。
本実施例では、二本の横材のうち、上側の横材に、
図2に示した第1のフレーム10のフランジ15cに設けた貫通孔に挿入可能な係止具を設けており、下側の端部に、同じく第1のフレーム10のフランジ15dに設けた貫通孔に楔緊結可能な緊結具を設けている。
また、本実施例では、各縦材の下端に、後述する第2の支持具60や、キャスター70に繋がる単管を連結するための嵌合部33を設けている。
【0016】
<3.4>床版(
図2)
床版40は、構台Bに乗り入れる高所作業装置Cの足場床となる部材である。
本発明において、床版40の形状、構造は特段限定しないが、運搬に重機を要さず、人力での敷設、撤去ができるものであることが好ましい。
本実施例では、床版40を合板で構成しており、1枚あたりの重量を20kg~25kg程度に設計している。その結果、鋼製床版40のように重機での運搬を要することなく、人力での床版40の敷設および撤去を可能としている。
【0017】
<3.5>第1の支持具(
図6)
第1の支持具50は、構台Bに生じる荷重に対し、ホームEから控えを取るための部材である。
本発明において、第1の支持具50の形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、第1の支持具50を、一本の主支柱51、主支柱51から延びる腕部の解放端側に設けた把持部52、主支柱51から延びる横材および斜材の解放端側に設けた副支柱53でもって構成したブラケットと、前記副支柱の下端に装着するジャッキベース(
図6において図示省略)でもって構成している。
【0018】
<3.5.1>主支柱(
図6)
主支柱51は、上方に副支柱53、下方に把持部52を設けるための連絡材となる部材である。
本発明において、主支柱51の形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、主支柱51を単管部材で構成し、主支柱51の下方側では横方向に張り出すように取り付けた腕部を二箇所設け、主支柱51の上方側では、間隔を開けて横材および斜材を設けている。
【0019】
<3.5.2>把持部(
図6)
把持部52は、構台Bを構成する部材を把持することで、第1の支持具50を構台Bに連結するための部材である。
本実施例では、主支柱に設けた二箇所の腕部の解放端に設けた単管クランプでもって把持部52を構成しており、この把持部52を
図4に示す第2のフレーム20の縦材に把持させている。
【0020】
<3.5.3>副支柱(
図6)
副支柱53は、ホームE上に設置するジャッキベースを装着するための部材である。
本実施例では、副支柱53をやや短い単管で構成し、主支柱51から延びる横材および斜材の解放端を繋いでいる。
また、副支柱52の下端は、ジャッキベースを装着可能に構成している。
【0021】
<3.5.4>第1の支持具の向き(
図2)
本発明において、第1の支持具50の設置向きは特段限定せず、ホームEから適切に控えを取れる範囲で適宜決定することができる。
なお、本実施例では、
図2に示すように、第1の支持具50を、構台Bの両側にそれぞれに設けつつ、各ジャッキベース間の離隔長が構台Bの幅長よりも広くなるように、やや角度をつけて設置している。当該配置形態とすることにより、控えとしての安定性を維持しつつ、第1の支持具50が高所作業装置Cの移動の干渉要因となることを軽減させている。
【0022】
<3.5.5>ホームから控えを取る理由(
図1)
前述の通り、構台BのホームE側に設ける第1の支持具50は、路盤Fからではなくホームから控えをとるよう構成している。
これは、ホームEから線路Dまでの間の路盤Fには、人や物の落下を検知するための手段(
図1における「落下検知マットG」)を配備していることがあり、構台BのホームE側で路盤Fから控えを取ろうとした場合に、この落下検知マットGが控えと干渉する場合があるためである。
また、第1の支持具50はホームEから目視が可能であるため、高所作業装置Cの構台Bにへの乗り入れに伴う荷重負荷に伴う第1の支持具50の状態確認が容易である点でもメリットがある。
【0023】
<3.6>第2の支持具(
図1)
第2の支持具60は、構台Bに生じる荷重に対し、線路D上の路盤Fから控えを取るための部材である。
本発明において、第2の支持具60の形状、構造は特段限定しない。
本実施例では、第2の支持具60を、
図5に示した第3のフレーム30を構成する縦材の嵌合部33bに嵌合可能な単管と、当該単管の下端に差し込むジャッキベースで構成している。
【0024】
<3.7>キャスター(
図1)
キャスター70は、本発明に係る線路上足場を線路D上で移動する際の補助輪として機能させるための部材である。
本発明において、キャスター70は必須の要素ではない。例えば、線路上足場を移動させるにあたって台車A単体での走行で足りる場合には、キャスター70を省略することができる。
また、本発明において、キャスター70の形状、構造も特段限定しない。
本実施例では、キャスター70を、
図5に示した第3のフレーム30を構成する縦材の嵌合部33aに嵌合可能な単管と、当該単管の下端に差し込んだ車輪で構成している。
本実施例に係る構成では、第1の支持具50および第2の支持具60のそれぞれに設けたジャッキベースを緩めて路盤やホームに接触させない状態とすることで、台車Aとキャスター70による走行でもって線路上足場を作業員による人力移動させることができる。
【0025】
<4>高所作業装置(
図1,
図2)
高所作業装置Cは、構台Bに乗り入れることで、線路Dの上方での高所作業を行うための装置である。
本発明において、高所作業装置Cの種類は特段限定しない。
本実施例では、高所作業装置Cとして、垂直昇降型のクローラなどを用いることができる。
高所作業装置Cは、予めホームEの隅に配備させておき、夜間の送電停止後、構台Bの構築作業と並行して構台B近くまで移動させておくことが好ましい。
【0026】
<5>まとめ(
図1)
以上説明したように、本実施例に係る移動式足場によれば、以下に記載する効果を得ることができる。
(1)高所作業を行う場所まで構台Bを構築する必要がなく、ホームEから高所作業装置Cの乗り入れが可能な高さまで構台Bを構築すれば足りるため、足場の構築時間および撤去時間をより短縮化することができる。
(2)第1の支持具50でもってホームEから控えをとることができるため、ホームEと線路Dの間の路盤FにホームEからの人や物の落下を検知する手段を配備している現場にも本発明に係る移動式足場を適用できる。
(3)第1の支持具50および第2の支持具60でもって、ホームEと路盤Fの両方から控えをとることができるため、高所作業装置Cの乗り入れに対する構台Bの安定性が高い。
【実施例2】
【0027】
本発明に係る線路上足場は、前記した台車Aおよび構台Bでもって、隣りあうホームE間を連絡可能な仮設通路として使用することもできる。
この場合、ホームE間の離隔距離に応じて、線路上足場の使用台数や、各フレームの長さ、その他の部材(構台B間をつなぐ連絡板など)の有無などは適宜設定すればよい。
【符号の説明】
【0028】
A :台車
B :構台
C :高所作業装置
D :線路
E :ホーム
F :路盤
G :落下検知マット
10:第1のフレーム
11:縦材
12:横材
13:斜材
14:フランジ
20:第2のフレーム
21:係止具
22:緊結具
30:第3のフレーム
31:係止具
32:緊結具
33:嵌合部
40:床版
50:第1の支持具
51:主支柱
52:把持部
53:副支柱
60:第2の支持具
70:キャスター
【要約】
【課題】線路上での高所作業をより効率良く実施すること。
【解決手段】鉄道駅のホームE内の線路D上で高所作業を行うための線路上足場であって、線路D上を走行可能な台車Aと、台車Aの上に設置し、楔緊結式の足場部材を枠状に組み立ててなる構台Bと、構台Bに乗り入れ自在な高所作業装置Cと、を少なくとも具備し、構台を、路盤Fと、ホームEの両方から控えを取るよう構成することで、高所作業装置Cの乗り入れ時の安定性を確保しつつ、高所作業場所まで構台Bの延伸構築を省略することで、夜間の限られた時間の中での足場の構築・撤去時間の短縮化を実現した。
【選択図】
図1