(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-27
(45)【発行日】2025-02-04
(54)【発明の名称】操作入力装置
(51)【国際特許分類】
B60Q 3/82 20170101AFI20250128BHJP
B60Q 3/74 20170101ALI20250128BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20250128BHJP
【FI】
B60Q3/82
B60Q3/74
B60R16/02 630Z
(21)【出願番号】P 2021013006
(22)【出願日】2021-01-29
【審査請求日】2024-01-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベアミツミ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100122426
【氏名又は名称】加藤 清志
(72)【発明者】
【氏名】川元 聡
【審査官】塩治 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-237384(JP,A)
【文献】実開昭62-079626(JP,U)
【文献】特開2015-092452(JP,A)
【文献】特開2005-297827(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 3/00-3/88
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作パネルと、
該操作パネルへの手指の接近を検出する接近検出部と、
該操作パネルに設けられ操作を入力するスイッチ部と、
該スイッチ部に設けられたシンボルマークと、
該シンボルマークを照明する光源と、
前記接近検出部によって、前記手指の接近が検出されると、消灯状態の前記光源を点灯させる制御部と、
を備え、
前記スイッチ部は、オン状態のときに前記シンボルマークが点灯し、オフ状態のときに前記シンボルマークが消灯する第1スイッチ部であり、
前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、オフ状態の前記第1スイッチ部の前記シンボルマークを点灯し、前記接近検出部において前記手指の接近の検出が解除されたときには、オン状態の前記第1スイッチ部の前記シンボルマークの点灯を維持し、オフ状態の前記第1スイッチ部の前記シンボルマークを消灯することを特徴とする操作入力装置。
【請求項2】
前記スイッチ部は、オフ状態のときに前記シンボルマークが点灯し、オン状態のときに前記シンボルマークが消灯する第2スイッチ部であり、
前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを点灯し、前記接近検出部において前記手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークの点灯を維持し、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを消灯することを特徴とする請求項1に記載の操作入力装置。
【請求項3】
操作パネルと、
該操作パネルへの手指の接近を検出する接近検出部と、
該操作パネルに設けられ操作を入力するスイッチ部と、
該スイッチ部に設けられたシンボルマークと、
該シンボルマークを照明する光源と、
前記接近検出部によって、前記手指の接近が検出されると、消灯状態の前記光源を点灯させる制御部と、
を備え、
前記スイッチ部は、オフ状態のときに前記シンボルマークが点灯し、オン状態のときに前記シンボルマークが消灯する第2スイッチ部であり、
前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを点灯し、前記接近検出部において前記手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークの点灯を維持し、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを消灯することを特徴とする操作入力装置。
【請求項4】
前記光源は第1の色を発色する第1光源と、第2の色を発色する第2光源とを備え、前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、前記第1光源を点灯し、前記第1光源が点灯した状態で前記スイッチ部が操作されスイッチ部の状態(オン、オフ)が変更された場合、前記第1光源に変えて前記第2光源を点灯させる、または、前記第1光源とともに前記第2光源を点灯させることを特徴とする
請求項1から3のいずれか1項に記載の操作入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両室内の天井に配置されるオーバーヘッドコンソールには、照明ランプ、照明ランプ用のスイッチ等、が備えられている。
そして、そのスイッチには操作対象を示すシンボルマークが、昼夜問わず照明されているために、運転者は容易にスイッチの位置等を認識することができる。
この種の車室内照明装置におけるスイッチ位置の認識技術、視認性改善に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述した車室内照明装置のスイッチには、タッチスイッチが用いられ、シンボルマークが表示された発光部をタッチして操作する装置が提案されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シンボルマークが表示された発光部をタッチして操作する装置では、例えば、夜間の運転中にルームミラーで後方確認を行う際に、運転者の視界に発光したシンボルマークが入りこむ場合があり、目障りになるという課題があった。
【0005】
そこで本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、夜間でも運転の目障りになることなく、スイッチ操作時にはスイッチの位置を容易に認識することができる操作入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、操作パネルと、該操作パネルへの手指の接近を検出する接近検出部と、該操作パネルに設けられ操作を入力するスイッチ部と、該スイッチ部に設けられたシンボルマークと、該シンボルマークを照明する光源と、前記接近検出部によって、手指の接近が検出されると、消灯状態の前記光源を点灯させる制御部と、を備え、前記スイッチ部は、オン状態のときに前記シンボルマークが点灯し、オフ状態のときに前記シンボルマークが消灯する第1スイッチ部であり、前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、オフ状態の前記第1スイッチ部の前記シンボルマークを点灯し、前記接近検出部において前記手指の接近の検出が解除されたときには、オン状態の前記第1スイッチ部の前記シンボルマークの点灯を維持し、オフ状態の前記第1スイッチ部の前記シンボルマークを消灯することを特徴とする操作入力装置を提案している。
【0007】
本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置は、操作パネルと、操作者の手指の接近を検出する接近検出部と、光源により照明されるシンボルマークが設けられたスイッチ部と、光源の点灯と消灯を制御する制御部と、を備えている。制御部は、接近検出部において手指の接近が検出されると、消灯している光源を点灯させる。
すなわち、本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置では、操作者の手指が操作パネルに接近したときに、シンボルマークが点灯される。
そのため、運転中はシンボルマークが消灯されるため、夜間運転時の目障りになることを防止することができる。
また、手指を操作パネルに接近させたときには、シンボルマークが点灯するため、操作対象スイッチおよびタッチ位置を容易に認識することができる。
操作入力装置は、オン状態のときにシンボルマークが点灯し、オフ状態のときにシンボルマークが消灯する第1スイッチ部を備えている。
そして、制御部は、手指の接近が検出されたときには、シンボルマークを点灯し、手指の接近の検出が解除されたときには、オン状態の第1スイッチ部のシンボルマークの点灯を継続し、さらに、オフ状態の第1スイッチ部のシンボルマークを消灯する。
すなわち、本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置では、操作パネルから手指を離したときには、オン状態のスイッチ部のシンボルマークが点灯する。
そのため、手指が操作パネルから離れた状態であっても、スイッチのオン状態を認識することができる。また、接近検出部において手指の接近が検出されたときには、オフ状態のスイッチのシンボルマークも点灯されるため、オフ状態のスイッチをオン状態にする操作が容易にできる。
【0008】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態では、前記スイッチ部は、オフ状態のときに前記シンボルマークが点灯し、オン状態のときに前記シンボルマークが消灯する第2スイッチ部であり、前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを点灯し、前記接近検出部において前記手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークの点灯を維持し、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを消灯することを特徴とする操作入力装置を提案している。
【0009】
本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置は、オフ状態のときにシンボルマークが点灯し、オン状態のときにシンボルマークが消灯する第2スイッチ部を備えている。
そして、制御部は、手指の接近を検出したときには、シンボルマークを点灯し、手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の第2スイッチ部のシンボルマークの点灯を継続し、さらに、オン状態の第2スイッチ部のシンボルマークを消灯する。
すなわち、本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置では、操作パネルから手指を離したときには、オフ状態のスイッチ部のシンボルマークのみが点灯する。
そのため、手指が操作パネルから離れた状態であっても、スイッチのオフ状態を認識することができる。
また、接近検出部において手指の接近が検出されたときには、オン状態のスイッチのシンボルマークも点灯されるため、オン状態のスイッチをオフ状態にする操作が容易にできる。
【0010】
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態では、操作パネルと、該操作パネルへの手指の接近を検出する接近検出部と、該操作パネルに設けられ操作を入力するスイッチ部と、該スイッチ部に設けられたシンボルマークと、該シンボルマークを照明する光源と、前記接近検出部によって、前記手指の接近が検出されると、消灯状態の前記光源を点灯させる制御部と、を備え、前記スイッチ部は、オフ状態のときに前記シンボルマークが点灯し、オン状態のときに前記シンボルマークが消灯する第2スイッチ部であり、前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを点灯し、前記接近検出部において前記手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークの点灯を維持し、オン状態の前記第2スイッチ部の前記シンボルマークを消灯することを特徴とする操作入力装置を提案している。
【0011】
本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置は、操作パネルと、操作者の手指の接近を検出する接近検出部と、光源により照明されるシンボルマークが設けられたスイッチ部と、光源の点灯と消灯を制御する制御部と、を備えている。
制御部は、接近検出部において手指の接近が検出されると、消灯している光源を点灯させる。
すなわち、本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置では、操作者の手指が操作パネルに接近したときに、シンボルマークが点灯される。
そのため、運転中はシンボルマークが消灯されるため、夜間運転時の目障りになることを防止することができる。
また、手指を操作パネルに接近させたときには、シンボルマークが点灯するため、操作対象スイッチおよびタッチ位置を容易に認識することができる。
操作入力装置は、オフ状態のときにシンボルマークが点灯し、オン状態のときにシンボルマークが消灯する第2スイッチ部を備えている。そして、制御部は、手指の接近を検出したときには、シンボルマークを点灯し、手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の第2スイッチ部のシンボルマークの点灯を継続し、さらに、オン状態の第2スイッチ部のシンボルマークを消灯する。
すなわち、本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置では、操作パネルから手指を離したときには、オフ状態のスイッチ部のシンボルマークのみが点灯する。
そのため、手指が操作パネルから離れた状態であっても、スイッチのオフ状態を認識することができる。
また、接近検出部において手指の接近が検出されたときには、オン状態のスイッチのシンボルマークも点灯されるため、オン状態のスイッチをオフ状態にする操作が容易にできる。
【0012】
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記光源は第1の色を発色する第1光源と、第2の色を発色する第2光源とを備え、前記制御部は、前記接近検出部において前記手指の接近が検出されたときには前記第1光源を点灯し、前記第1光源が点灯した状態で前記スイッチ部が操作されスイッチ部の状態(オン、オフ)が変更された場合、前記第1光源に変えて前記第2光源を点灯させる、または、前記第1光源とともに前記第2光源を点灯させることを特徴とする操作入力装置を提案している。
【0013】
本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置は、それぞれ色の異なる第1光源と第2光源とを備えている。そして、制御部は、接近検出部において手指の接近が検出されたときには、第1光源を点灯させる。さらに、スイッチ部の操作によりスイッチ部の状態が変更された場合には、制御部は、第1光源を消灯し第2光源を点灯させる、または、第1光源と第2光源とを点灯させる。
すなわち、本発明の1またはそれ以上の実施形態における操作入力装置では、スイッチのオン状態とオフ状態とによって、シンボルマークの照明の色が変化する。
そのため、スイッチ操作が有効に認識されたかどうかを確認することが可能であり、また、現在のスイッチのオン状態とオフ状態とを容易に認識することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、夜間でも運転の目障りになることなく、スイッチ操作時にはスイッチの位置を容易に認識することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施形態に係る操作入力装置の全体構成を示す分解斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る操作入力装置の操作パネルを示した図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る操作入力装置の制御基板の構成を示した図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る操作入力装置の制御回路構成を示した図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る操作入力装置の処理を説明するフロー図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る操作入力装置の表示パネルの表示を例示した図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る操作入力装置の点灯制御処理を説明するフロー図である。
【
図8】本発明の変形例に係る操作入力装置の操作パネルを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<実施形態>
図1~
図7を用いて、本実施形態に係る操作入力装置1について説明する。
【0017】
<操作入力装置1の構造および構成>
本実施形態に係る操作入力装置1は、例えば、車室内の照明ランプと、その照明の操作を行う操作スイッチと、を備えた装置であって、車両室内の天井部前方に配置されている。
図1に示されるように、操作入力装置1は、操作パネル10と、フレーム20と、意匠パネル30と、制御基板40と、カバー50と、を含んで構成されている。
操作パネル10はフレーム20とともに、意匠パネル30の開口部30Aに組み込まれている。
また、制御基板40は意匠パネル30の背面に取り付けられている。
さらに、操作入力装置1の筐体の一部であるカバー50が、制御基板40を覆うように、意匠パネル30に締結されている。
【0018】
操作パネル10には、
図2に示されるように、操作位置を指し示す、複数のシンボルマーク11(本実施の形態では4箇所:12A、12B、12C、13)が設けられている。
また、操作パネル10は、遮光性の材料により成形されているが、操作位置を指し示すシンボルマーク11は透光性の材料により成形されている。
つまり、操作パネル10の背面側に配設された光源を点灯することにより、操作パネル10にシンボルマークを表示することができる。
【0019】
フレーム20は、操作パネル10のシンボルマーク11に上述した光源の光を導光するための構造を有し、操作パネル10の背面に配設され、操作パネル10とともに、意匠パネル30に固定されている。
【0020】
意匠パネル30は、照明ランプの光を出射する照明部31C、31Lおよび31Rと、を備えている。
照明部31Cには、図示しない照明レンズが配設され、意匠パネル30の背面に配設された照明用光源の光が出射される。
例えば、照明部31Cからは車室内を照明する光が出射される。
また、照明部31Lおよび31Rには、図示しない照明レンズが配設され、意匠パネル30の背面に配設された照明用光源の光が出射される。
例えば、照明部31Lおよび31Rからは、運転席、助手席等を部分的に照明するスポット照明の光が出射される。
【0021】
図3および
図4を用いて、制御基板40について説明する。
図3に示されるように、制御基板40には、照明用光源部41と、スイッチ部42と、手指接近センサ49と、CPU100と、が少なくとも配設されている。
【0022】
照明用光源部41は、光源41A~41Dと、光源41Lと、光源41Rと、を含んで構成されている。
ここで、光源41A~41Dは、上述した照明部31Cから出射される室内照明の光源である。
また、光源41Lは、上述した照明部31Lから出射されるスポット照明の光源である。
さらに、光源41Rは、上述した照明部31Rから出射されるスポット照明の光源である。
なお、光源41A~41Dと、光源41Lと、光源41Rと、には、例えば、高輝度の白色LEDが用いられている。
【0023】
スイッチ部42は第1スイッチ部43と、第2スイッチ部46と、を含んで構成されている。
【0024】
操作入力装置1における、第1スイッチ部43は、車内照明の点灯と消灯とを操作する操作部材である。
第1スイッチ部43は、スイッチ部44と、光源部45と、を含んで構成されている。
スイッチ部44は、スイッチ44A~44Cを含んで構成されている。
また、光源部45は、光源45A~45Cを含んで構成されている。
図4に示されるように、スイッチ44A~44Cは制御基板40に設けられたタッチセンサであり、操作パネル10に配置されたシンボルマーク12A~12Cのそれぞれの背面に配置されている。
そして、スイッチ44A~44Cの出力はCPU100に接続され、CPU100は、シンボルマーク12A~12Cへのタッチ操作を検出する。
光源45A~45Cは、シンボルマーク12A~12Cをそれぞれ表示させるための光源である。
なお、光源45A~45Cには、例えば、白色LEDが用いられ、シンボルマークが白色に表示される。
【0025】
CPU100により、シンボルマーク12Aへのタッチ操作が検出されると、CPU100は、光源41Lを点灯する。そして、これ以降、シンボルマーク12Aへのタッチ操作が検出される毎に光源41Lの消灯と点灯とが繰り返される。すなわち、照明部31Lの照明のオフとオンとが繰り返される。
また、CPU100により、シンボルマーク12Bへのタッチ操作が検出されると、CPU100は、光源41A~41Dを点灯する。そして、これ以降、シンボルマーク12Bへのタッチ操作が検出される毎に光源41A~41Dの消灯と点灯とが繰り返される。すなわち、照明部31Cの照明のオフとオンとが繰り返される。
さらに、CPU100により、シンボルマーク12Cへのタッチ操作が検出されると、CPU100は、光源41Rを点灯する。そして、これ以降、シンボルマーク12Cへのタッチ操作が検出される毎に光源41Rの消灯と点灯とが繰り返される。すなわち、照明部31Rの照明のオフとオンとが繰り返される。
【0026】
図3に示されるように、第2スイッチ部46は、スイッチ部47と、光源部48と、を含んで構成されている。
スイッチ部47はスイッチ47Aを含んで構成されている。
また、光源部48は、第1光源48Aと、第2光源48Bと、を含んで構成されている。
図4に示されるように、スイッチ47Aは制御基板40に設けられたタッチセンサであり、操作パネル10に配置されたシンボルマーク13の背面に配置されている。
また、スイッチ47Aの出力は、CPU100に接続され、CPU100は、シンボルマーク13へのタッチ操作を検出する。
CPU100により、シンボルマーク13へのタッチ操作が検出されると、ドア開閉と連動して車内照明を点灯させる機能のオンとオフとが切替えられる。そして、CPU100は、シンボルマーク13へのタッチ操作が検出される毎に機能のオフとオンとを切替える。
【0027】
第1光源48Aと第2光源48Bとは、シンボルマーク13を表示させるための光源である。
ここで、第1光源48Aと、第2光源48Bとは、それぞれ発光色が異なる光源であり、例えば、第1光源48Aには白色LED、第2光源48Bには赤色LEDが用いられている。
なお、第1光源48Aおよび第2光源48Bの点灯制御の詳細については、後述する。
【0028】
図4に示されるように、手指接近センサ49は、制御基板40に配設されている。
手指接近センサ49は、操作パネル10への手指の接近を検出するセンサであり、手指接近センサ49のセンサ出力は、CPU100に接続されている。
【0029】
図3に示されるように、CPU100は、接近検出部200と、制御部300と、を含んで構成されている。
なお、接近検出部200と、制御部300とは、図示しない周知のRAM、ROMおよびI/Oバス等を備えたCPU100の一部の機能である。
そして、CPU100では、ROMに格納された制御プログラムにしたがって、操作入力装置1全体の制御が実行される。
例えば、CPU100では、車両のアクセサリ電源の状態、ドアの解錠状態等が監視され、その監視情報にもとづいて、操作入力装置1の処理が開始または終了される。
【0030】
接近検出部200では、手指接近センサ49のセンサ出力にもとづいて、操作パネル10に手指が接近されたか否かが検出される。
そして、接近検出部200の検出結果は、制御部300に転送される。
【0031】
制御部300では、接近検出部200の検出結果と、スイッチ部44およびスイッチ部47の検出結果とにもとづいて、照明用光源部41と、光源部45と、光源部48との点灯制御が行われる。
なお、制御部300において実行される点灯制御の処理については、後述する。
【0032】
<操作入力装置1の処理フロー>
図5~
図7を用いて、CPU100、接近検出部200および制御部300において実行される操作入力装置1の処理フローについて説明する。
【0033】
図5に示されるように、CPU100では、車両のドアが解錠されたか否かが判定される(ステップS10)。
CPU100において、車両のドアが解錠されたと判定された場合(ステップS10の「YES」)には、処理がステップS20に移行される。
一方、CPU100において、車両のドアが解錠されていないと判定された場合(ステップS10の「NO」)には、処理がステップS10に戻され、待機モードに移行する。
【0034】
接近検出部200では、操作パネル10に対する手指の接近が検出されたか否かが判定される(ステップS20)。
接近検出部200において、手指の接近が検出されたと判定された場合(ステップS20の「YES」)には、処理がステップS30に移行される。
一方、接近検出部200において、手指の接近が検出されていないと判定された場合(ステップS20の「NO」)には、処理がステップS20に戻され、待機モードに移行する。
なお、
図6の(1)に示されるように、ステップS20では、操作パネル10には何も表示されていない状態である。
【0035】
ステップS20において手指の接近が検出された場合には、制御部300が、光源45A~45Cおよび第1光源48Aを点灯させる(ステップS30)。
つまり、ステップS30の処理が実行されると、
図6の(2)に示されるように、手指の近接が検出されたときには、操作パネル10に設けられた、すべてのシンボルマークが表示される。
なお、ここで示された表示例は、ドア開閉に連動して車内照明を点灯させる機能がオンされている場合の表示例である。
【0036】
次に、CPU100では、スイッチ44A~44Cの出力と、スイッチ47Aの出力と、にもとづいて、操作パネル10のシンボルマーク11へのタッチ操作が行われたか否かが判定される(ステップS40)。
CPU100において、シンボルマーク11へのタッチ操作が行われたと判定された場合(ステップS40の「YES」)には、処理がステップS50に移行される。
一方、CPU100において、シンボルマーク11へのタッチ操作が行われていないと判定された場合(ステップS40の「NO」)には、処理がステップS60に移行される。
【0037】
CPU100において、シンボルマーク11へのタッチ操作が行われたと判定された場合(ステップS40の「YES」)には、制御部300において、照明用光源部41、光源部45および光源部48の点灯制御が行われる。(ステップS50)。
なお、ステップS50において実行される光源の点灯制御の詳細については、後述する。
【0038】
CPU100において、シンボルマーク11へのタッチ操作が行われていないと判定された場合(ステップS40の「NO」)には、接近検出部200において、手指の接近の検出が解除されたか否かが判定される(ステップS60)。
つまり、操作パネル10に一度近づいた手指が遠ざかったか否かが判定される。
接近検出部200において、手指の接近の検出が解除されたと判定された場合(ステップS60の「YES」)には、処理がステップS70に移行される。
一方、接近検出部200において、手指の接近の検出が解除されていないと判定された場合(ステップS60の「NO」)には、処理をステップS40に戻し、処理が継続される。
【0039】
接近検出部200において、手指の接近の検出が解除されたと判定された場合(ステップS60の「YES」)には、制御部300では、現時点でオン状態とされている第1スイッチ部43のスイッチのシンボルマークを継続して点灯表示させ、現時点でオフ状態とされている第1スイッチ部43のスイッチのシンボルマークを消灯させる(ステップS70)。
さらに、制御部300は、現時点でオフ状態とされている第2スイッチ部46のスイッチ47Aのシンボルマーク13を継続して点灯表示させ、現時点でオン状態とされている第2スイッチ部46のスイッチ47Aのシンボルマーク13の表示を消灯させる(ステップS70)。
【0040】
ステップS70の処理が実行されると、
図6の(4)に示されるように、例えば、スイッチ44Aの操作が行われ、光源41Lが現時点で点灯している場合(オン状態)には、光源45Aの点灯が継続され、シンボルマーク12Aの表示が継続表示される。
また、ステップS70の処理が実行されると、
図6の(4)に示されるように、例えば、スイッチ44Bおよび44Cの操作が行われずに、現時点において光源41A~41Dおよび光源41Rが消灯している場合(オフ状態)には、光源45Bおよび光源45Cが消灯され、シンボルマーク12B,12Cの表示が消灯される。
【0041】
また、ステップS70の処理が実行されると、
図6の(5)に示されるように、例えば、第2スイッチ部46のスイッチ47Aの操作が行われ、ドア開閉に連動して車内照明を点灯しない設定にされた場合(オフ状態)には、第2光源48Bの点灯が継続され、シンボルマーク13の赤色表示が継続される。
つまり、第2スイッチ部46のスイッチ47Aの操作が行われ、ドア開閉に連動して車内照明を点灯する設定にされている場合(オン状態)には、第2光源48Bは消灯され、シンボルマーク13の表示が消灯される。
【0042】
ステップS70の処理が終了されると、CPU100では、車両のアクセサリ電源がオフ状態、かつ、ドアが施錠されているか否かが判定される(ステップS80)。
CPU100において、車両のアクセサリ電源がオフ状態、かつ、ドアが施錠されていると判定された場合(ステップS80の「YES」)には、処理が終了される。
一方、CPU100において、車両のアクセサリ電源がオフ状態、かつ、ドアが施錠されていないと判定された場合(ステップS80の「NO」)には、処理をステップS20に戻し、処理が継続される。
【0043】
<ステップS50の点灯制御処理>
以下に、
図7を用いて、ステップS50において実行される、点灯制御処理について説明する。
【0044】
CPU100において、操作パネル10のシンボルマーク11へのタッチ操作が行われたと判定された場合(ステップS40の「YES」)には、タッチ操作されたスイッチが第1スイッチ部43のスイッチか否かが判定される(ステップS100)。
CPU100において、タッチ操作されたスイッチが第1スイッチ部43のスイッチであると判定された場合(ステップS100の「YES」)には、処理がステップS110に移行される。
一方、CPU100において、タッチ操作されたスイッチが第1スイッチ部43のスイッチではないと判定された場合(ステップS100の「NO」)には、処理がステップS140に移行される。
【0045】
CPU100において、タッチ操作されたスイッチが第1スイッチ部43のスイッチであると判定された場合(ステップS100の「YES」)には、制御部300では、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態であるか否かが判定される(ステップS110)。
制御部300において、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態であると判定された場合(ステップS110の「YES」)には、処理がステップS120に移行される。
一方、制御部300において、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態ではないと判定された場合(ステップS110の「NO」)には、処理がステップS130に移行される。
なお、上記したオフ状態とは、照明用光源部41の光源が消灯されている状態を指し、オン状態とは、照明用光源部41の光源が点灯している状態を指す。
【0046】
制御部300において、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態であると判定された場合(ステップS110の「YES」)には、制御部300は、タッチ操作されたスイッチに対応する照明用光源を点灯させる(ステップS120)。
例えば、スイッチ44Aのタッチ操作が検出された場合には、スイッチ44Aに対応した光源41Lが点灯される。
【0047】
一方、制御部300において、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態ではないと判定された場合(ステップS110の「NO」)には、制御部300は、タッチ操作されたスイッチに対応する照明用光源を消灯させる(ステップS130)。
例えば、スイッチ44Aのタッチ操作が検出された場合には、スイッチ44Aに対応した光源41Lが消灯される。
【0048】
CPU100において、タッチ操作されたスイッチが第1スイッチ部43のスイッチではないと判定された場合(ステップS100の「NO」)には、制御部300では、操作されたスイッチ47Aの状態が現在オフ状態であるか否かが判定される(ステップS140)。
つまり、スイッチ47Aをタッチ操作することにより設定される機能がオフしているか否かが判定される。
制御部300において、操作されたスイッチの状態が現在オフ状態であると判定された場合(ステップS140の「YES」)には、処理がステップS150に移行される。
一方、制御部300において、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態ではないと判定された場合(ステップS140の「NO」)には、処理がステップS170に移行される。
【0049】
制御部300において、操作されたスイッチの状態が現在オフ状態であると判定された場合(ステップS140の「YES」)には、制御部300は、第1光源48Aを点灯し、第2光源48Bを消灯する(ステップS150)。
ステップS150の処理が実行されると、
図6の(2)に示されるように、ドア開閉に連動して車内照明を点灯させる機能がオン状態に設定されることにより、第1光源48Aが点灯され、シンボルマーク13は白色に表示されている。
【0050】
そして、CPU100は、ドア開閉に連動して車内照明を点灯させる機能をオン状態に設定する(ステップS160)。
【0051】
制御部300において、タッチ操作されたスイッチの状態が現在オフ状態ではないと判定された場合(ステップS140の「NO」)には、制御部300は、第1光源48Aを消灯し、第2光源48Bを点灯する(ステップS170)。
ステップS170の処理が実行されると、
図6の(3)に示されるように、ドア開閉に連動して車内照明を点灯させる機能がオフ状態に設定されることにより、第2光源48Bが点灯し、シンボルマーク13は赤色に表示されている。
【0052】
次に、CPU100は、ドア開閉に連動して車内照明を点灯させる機能をオフ状態に設定する(ステップS180)。
なお、ステップS170では、点灯させる光源を、第1光源48Aから第2光源48Bに変更させることにより、シンボルマーク13の表示色を変化させたが、第1光源48Aおよび第2光源48Bを同時に点灯させ、シンボルマーク13の表示色を変更してもよい。
以上、上述したステップS50における点灯制御処理が終了すると、処理がステップS60に移行される。
【0053】
<作用・効果>
以上、説明したように、本実施形態に係る操作入力装置1は、操作パネル10と、操作パネル10への手指の接近を検出する接近検出部200と、操作パネル10に設けられ操作を入力するスイッチ部42と、スイッチ部42に設けられたシンボルマーク11と、シンボルマーク11を照明する光源部45および光源部48と、接近検出部200によって手指の接近が検出されると消灯状態の光源を点灯させる制御部300と、を備えている。
【0054】
本実施形態に係る操作入力装置1では、操作パネル10と、操作者の手指の接近を検出する接近検出部200と、光源部45および光源部48により照明されるシンボルマーク11が設けられたスイッチ部42と、光源の点灯と消灯を制御する制御部300と、を備えている。制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されると、消灯している光源を点灯させる。
すなわち、操作入力装置1では、操作者の手指が操作パネルに接近したときに、シンボルマーク11が点灯される。
そのため、運転中はシンボルマーク11が消灯されるため、夜間運転時の目障りになることを防止することができる。
また、手指を操作パネル10に接近させたときには、シンボルマーク11が点灯するため、操作対象スイッチおよびタッチ位置を容易に認識することができる。
【0055】
本実施形態に係る操作入力装置1では、スイッチ部42がオン状態のときにシンボルマーク12が点灯し、オフ状態のときにシンボルマーク12が消灯する第1スイッチ部43であり、制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されたときには、オフ状態の第1スイッチ部43のシンボルマーク12を点灯し、接近検出部200において手指の接近の検出が解除されたときには、オン状態の第1スイッチ部43のシンボルマーク12の点灯を維持し、オフ状態の第1スイッチ部43のシンボルマーク12を消灯する。
【0056】
本実施形態における操作入力装置1は、オン状態のときにシンボルマーク12が点灯し、オフ状態のときにシンボルマーク12が消灯する第1スイッチ部43を備えている。そして、制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されたときには、シンボルマーク12を点灯し、接近検出部200において手指の接近の検出が解除されたときには、オン状態の第1スイッチ部43のシンボルマーク12の点灯を継続し、さらに、オフ状態の第1スイッチ部43のシンボルマーク12を消灯する。
すなわち、操作入力装置1では、手指が操作パネル10から離れたときには、オン状態とされているスイッチのシンボルマークのみが点灯される。
そのため、手指が操作パネル10から離れた状態であっても、どのスイッチがオン状態に設定されているかを容易に認識することができる。
【0057】
本実施形態に係る操作入力装置1では、スイッチ部42がオフ状態のときにシンボルマーク13が点灯し、オン状態のときにシンボルマーク13が消灯する第2スイッチ部46であり、制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されたときには、オン状態の第2スイッチ部46のシンボルマーク13を点灯し、接近検出部200において手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の第2スイッチ部46のシンボルマーク13の点灯を維持し、オン状態の第2スイッチ部46のシンボルマーク13を消灯する。
【0058】
本実施形態に係る操作入力装置1は、オフ状態のときにシンボルマーク13が点灯し、オン状態のときにシンボルマーク13が消灯する第2スイッチ部46を備えている。そして、制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されたときには、シンボルマーク13を点灯し、接近検出部200において手指の接近の検出が解除されたときには、オフ状態の第2スイッチ部46のシンボルマーク13の点灯を継続し、さらに、オン状態の第2スイッチ部のシンボルマーク13を消灯する。
すなわち、操作入力装置1では、手指が操作パネル10から離れたときには、オフ状態とされているスイッチのシンボルマークのみが点灯する。
そのため、手指が操作パネル10から離れた状態であっても、どのスイッチがオフ状態に設定されているかを容易に認識することができる。
一般に、ドア開閉に連動し車内照明を点灯させる機能等は、その機能をオン状態で使用される頻度が非常に高いため、機能がオン状態のときにはシンボルマークが点灯されず、機能がオフ状態のときに、シンボルマークが点灯される。
そのため、機能がオン状態ではシンボルマークが消灯されるため、夜間運転時の目障りになることを防止することができる。
また、機能がオン状態のときにはシンボルマークが表示されないが、操作パネル10に手指を接近させたときにはシンボルマークが表示されるため、スイッチ操作するときには、スイッチ位置を容易に認識することができる。
【0059】
本実施形態に係る操作入力装置1では、光源部48は第1の色を発色する第1光源48Aと、第2の色を発色する第2光源48Bとを備え、制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されたときには、第1光源48Aを点灯し、第1光源48Aが点灯した状態でスイッチ47Aが操作されスイッチ47Aの状態(オン、オフ)が変更された場合、第1光源48Aに変えて第2光源48Bを点灯させる、または、第1光源48Aとともに第2光源48Bを点灯させる。
【0060】
本実施形態における操作入力装置1は、それぞれ色の異なる第1光源48Aと第2光源48Bとを備えている。そして、制御部300は、接近検出部200において手指の接近が検出されたときには、第1光源48Aを点灯させる。さらに、スイッチ47Aの操作によりスイッチ47Aの状態が変更された場合には、制御部300は、第1光源48Aを消灯し第2光源48Bを点灯させる、または、第1光源48Aと第2光源48Bとを点灯させる。
すなわち、操作入力装置1では、スイッチのオン状態とオフ状態とによって、シンボルマークの表示色が変化する。
そのため、スイッチのオン状態とオフ状態とを容易に認識することができる。
また、操作パネル10をタッチ操作し、スイッチの状態を変更させたときには、シンボルマークの色が変化するため、タッチ操作の入力が受け付けられたか否かを容易に認識することができる。
【0061】
<変形例>
図8に示されるように、操作パネル10には、シートベルト、エアバッグ等のテルテール60が合わせて表示されてもよい。
この種の表示は警告表示であるため、確実に運転者に気づいてもらう必要がある。
しかし、シンボルマーク11が同時に表示されると、警告表示とシンボルマークとが混在し、運転者が警告表示を認識しづらくなる可能性があった。
しかし、上述した操作入力装置1では、運転中にはシンボルマーク11が消灯され、警告表示のみが表示されるため、運転者に対し、警告表示を明示することができる。
また、手指を操作パネル10に接近させたときには、シンボルマーク11が点灯するため、操作対象スイッチおよびタッチ位置を容易に認識することができる。
【0062】
また、上述した操作入力装置1では、スイッチ44A~44Cと、スイッチ47Aとには、タッチセンサが用いられ、スイッチ操作を検出したが、メカニカルスイッチを用いて、スイッチ操作を検出してもよい。
【0063】
また、上述した操作入力装置1では、操作パネル10のタッチ操作が制御基板40に配設されたタッチセンサにより検出されているが、液晶パネルとタッチパネルとにより、タッチ操作を検出してもよい。
つまり、液晶パネルにシンボルマークを表示し、タッチパネルによりタッチ操作を検出する方法であってもよい。
【0064】
なお、CPU100、接近検出部200および制御部300の処理をコンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをCPU100、接近検出部200および制御部300に読み込ませ、実行することによって本発明の操作入力装置1を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
【0065】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)、電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0066】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0067】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0068】
1;操作入力装置
10;操作パネル
11;シンボルマーク
20;フレーム
30;意匠パネル
40;制御基板
41;照明用光源部
42;スイッチ部
43;第1スイッチ部
44;スイッチ部
45;光源部
46;第2スイッチ部
47;スイッチ部
48;光源部
49;手指接近センサ
50;カバー
100;CPU
200;接近検出部
300;制御部