IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-27
(45)【発行日】2025-02-04
(54)【発明の名称】エッジサービス構成
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20250128BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20250128BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20250128BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W88/18
H04W28/084
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022540671
(86)(22)【出願日】2020-12-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-13
(86)【国際出願番号】 US2020065702
(87)【国際公開番号】W WO2021138069
(87)【国際公開日】2021-07-08
【審査請求日】2023-12-11
(31)【優先権主張番号】62/955,506
(32)【優先日】2019-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/018,582
(32)【優先日】2020-05-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ムラディン、カタリナ
(72)【発明者】
【氏名】スターシニック、マイケル
(72)【発明者】
【氏名】リー、チュアン
(72)【発明者】
【氏名】リー、ホンクン
(72)【発明者】
【氏名】ニンレク、チーワン
(72)【発明者】
【氏名】シード、デイル
【審査官】小林 正明
(56)【参考文献】
【文献】3GPP TR 23.758 V17.0.0(2019-12),3GPP,2019年12月,pages:19-23,61-63
【文献】3GPP TR 33.839 V0.4.0(2021-01),3GPP,2021年01月,pages;13,14,36,37
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エッジイネーブラクライアント、EECをホストするワイヤレス送信/受信ユニット、すなわち、WTRUであって、前記WTRUが、プロセッサと、ネットワークに接続された通信回路と、メモリと、を備え、前記メモリが、前記プロセッサによって実行されるときに、前記WTRUに、
前記ネットワークに、エッジデータネットワーク構成サーバ、EDNCS、発見要求指示を含む非アクセス層、NAS、要求を送信することであって、前記EDNCS発見要求指示が、前記UEが前記ネットワークのエッジコンピューティングリソースにアクセスすることを望むことを示す、送信することと、
前記ネットワークから、EDNCS発見情報を含むNAS応答を受信することと、を行わせる、コンピュータ実行可能命令を含む、WTRU
【請求項2】
前記EDNCS発見情報が、EDNCSの少なくとも1つの識別子を含む、請求項に記載のWTRU
【請求項3】
前記EDNCSの前記識別子が、完全修飾ドメイン名である、請求項に記載のWTRU
【請求項4】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、PDUセッションを確立するように決定することを更に行わせる、請求項に記載のWTRU
【請求項5】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、エッジサービスを取得するように決定することを更に行わせる、請求項に記載のWTRU
【請求項6】
ネットワーク機能、NF、をホストするサーバであって、前記サーバが、プロセッサと、ネットワークに接続された通信回路と、メモリと、を備え、前記メモリが、前記プロセッサによって実行されるときに、前記サーバに、
ワイヤレス送信/受信ユニット、すなわち、WTRUから、エッジデータネットワーク構成サーバ、EDNCS、発見要求指示を含むNAS要求を受信することであって、前記EDNCS発見要求指示が、前記NFに、前記WTRUが前記ネットワークのエッジコンピューティングリソースにアクセスすることを望むことを示す、受信することと、
前記WTRUに、EDNCS発見情報を含むNAS応答を送信することと、を行わせる、コンピュータ実行可能命令を含む、サーバ。
【請求項7】
前記EDNCS発見情報が、EDNCSの少なくとも1つの識別子を含む、請求項に記載のサーバ。
【請求項8】
前記識別子が、完全修飾ドメイン名、FQDNである、請求項に記載のサーバ。
【請求項9】
前記命令が、前記NFに、前記WTRUの加入情報から前記EDNCS発見情報を導出することを更に行わせる、請求項に記載のサーバ。
【請求項10】
前記識別子が、インターネットプロトコル、IP、アドレスである、請求項7に記載のサーバ。
【請求項11】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、PDUセッションを確立するように決定することを更に行わせる、請求項2に記載のWTRU。
【請求項12】
前記EDNCSの前記識別子が、インターネットプロトコル、IP、アドレスである、請求項2に記載のWTRU。
【請求項13】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、PDUセッションを確立するように決定することを更に行わせる、請求項12に記載のWTRU。
【請求項14】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、PDUセッションを確立するように決定することを更に行わせる、請求項3に記載のWTRU。
【請求項15】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、エッジサービスを取得するように決定することを更に行わせる、請求項2に記載のWTRU。
【請求項16】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、エッジサービスを取得するように決定することを更に行わせる、請求項3に記載のWTRU。
【請求項17】
前記命令が、前記WTRUに、前記EDNCS発見情報に少なくとも部分的に基づいて、エッジサービスを取得するように決定することを更に行わせる、請求項12に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、「Edge Services Configuration」と題された2019年12月31日に出願された米国特許出願第62/955,506号、及び「Edge Services Configuration」と題された2020年5月1日に出願された米国特許出願第63/018,582号の利益を主張するものであり、それらの内容は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)は、コーデック、セキュリティ、及びサービス品質に関する作業を含む、無線アクセス、コア移送ネットワーク、及びサービス能力を含む、セルラ電気通信ネットワーク技術の技術標準を開発している。最近の無線アクセス技術(radio access technology、RAT)標準には、WCDMA(一般に3Gと呼ばれる)、LTE(一般に4Gと呼ばれる)、LTE-Advanced標準、及び「5G」とも称されるNew Radio(NR)が含まれる。3GPP NR標準の開発は、継続し、次世代無線アクセス技術(新しいRAT)の定義を含むと予想され、これは、7GHz未満の新しいフレキシブル無線アクセスの提供、及び7GHzを超える新しいウルトラモバイルブロードバンド無線アクセスの提供を含むと予想される。フレキシブル無線アクセスは、7GHz未満の新しいスペクトルにおける新しい非後方互換性無線アクセスからなると予想され、同じスペクトルで一緒に多重化されて、分岐要件を有する一連の広範な3GPP NRの使用事例に対処することができる異なる動作モードを含むことが予想される。ウルトラモバイルブロードバンドは、例えば、屋内用途及びホットスポットのためのウルトラモバイルブロードバンドアクセスの機会を提供するセンチメートル波及びミリ波スペクトルを含むと予想される。特に、ウルトラモバイルブロードバンドは、センチメートル波及びミリ波固有のデザイン最適化を用いて、7GHz未満のフレキシブル無線アクセスと共通のデザインフレームワークを共有することが予想される。
【0003】
3GPPは、NRがサポートすることが予想される様々な使用事例を識別し、データ転送速度、待ち時間、及びモビリティのための多種多様なユーザ経験要件をもたらす。使用事例としては、以下の一般的なカテゴリ:強化されたモバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)、超信頼性低遅延通信(ultra-reliable low-latency Communication、URLLC)、大量機械型通信(massive machine type communications、mMTC)、ネットワーク動作(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、マイグレーション、及びインターワーキング、エネルギー節約)、並びに車車間通信(Vehicle-to-Vehicle Communication、V2V)、車両対インフラストラクチャ通信(Vehicle-to-Infrastructure、V2I)、車両対ネットワーク通信(Vehicle-to-Network Communication、V2N)、車両対歩行者通信(Vehicle-to-Pedestrian Communication、V2P)、及び他のエンティティとの車両通信のうちのいずれかを含み得る、強化されたビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything、eV2X)通信が挙げられる。これらのカテゴリにおける特定のサービス及び用途には、数例を挙げると、例えば、監視及びセンサネットワーク、デバイスリモート制御、双方向リモート制御、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、無線クラウドベースのオフィス、第1対応者の接続性、自動車用eコール、災害警報、リアルタイムのゲーム、多人数テレビ電話、自律走行、拡張現実、触覚インターネット、仮想現実、ホームオートメーション、ロボット、及び空中ドローンが含まれる。これらの使用事例などの全てが本明細書で企図される。
【発明の概要】
【0004】
本明細書に開示される態様は、外部AF/ASがエッジデータネットワーク構成に関して5GCに情報を提供することを可能にする方法について説明する。本明細書に開示される更なる態様は、1)エッジを認識していないアプリケーションクライアントがエッジサービスを利用することを可能にするために、EECをホストしていないUEがEDN情報のプロビジョニングを要求することを可能にするメカニズムであって、このようなメカニズムが、UE登録手順、並びにURSPルールのプロビジョニング及び使用に基づき得る、メカニズム、2)UEによってホストされたEECが、構成サーバとのIP接続性を確立するためのURSPルールを使用することによってエッジ構成情報を取得することを可能にするメカニズム、及び3)UEによってホストされたEECが、登録中にエッジデータネットワーク構成情報を取得することを可能にするメカニズムなどの、エッジサービスの有効化のためのUEプロビジョニングに対処するメカニズムについて説明する。
【0005】
本明細書に開示される追加の態様は、1)AFが、NEFを介してイベント監視露出に加入し、最適化された報告(例えば、待ち時間が少ない)又はUEを介した配信を報告するための選好を要求することを可能にするメカニズム、2)集中型NFからの加入及びポリシーを、UEを介して、UEの経路に沿ってエッジ又はローカルの展開に配信することを可能にするメカニズム、並びに3)UEを介して、待ち時間が少なく、集中型NFからエッジサーバへのイベント監視の露出を可能にするメカニズムなど、エッジにおいて待ち時間が少なく、ネットワーク情報の露出を可能にする方法について説明する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
より詳細な理解は、以下の説明から、例示として添付の図面と併せて与えられ得る。
図1A】例示的な通信システムを例示する。
図1B】例示的なRAN及びコアネットワークのシステム図である。
図1C】例示的なRAN及びコアネットワークのシステム図である。
図1D】例示的なRAN及びコアネットワークのシステム図である。
図1E】別の例示的な通信システムを例示する。
図1F】WTRUなどの例示的な装置又はデバイスのブロック図である。
図1G】例示的なコンピューティングシステムのブロック図である。
図2】UE上のV2X ACによるエッジ及びクラウドV2Xアプリケーションサーバの使用を例示する。
図3】エッジアプリケーションを可能にするための3GPP定義のアーキテクチャを例示する。(エッジアプリケーションv1.0.0(2019-09)を可能にするためのアプリケーションアーキテクチャに関する研究3GPP TR 23.758を参照されたい)。
図4A】例示的な強化登録手順(EEC事例なし)のコールフローを示す。
図4B】例示的な強化登録手順(EEC事例なし)のコールフローを示す。
図4C】例示的な強化登録手順(EEC事例なし)のコールフローを示す。
図5A】例示的な強化UE要求PDUセッション確立のコールフローを示す。
図5B】例示的な強化UE要求PDUセッション確立のコールフローを示す。
図6A】例示的な強化登録手順(EECベースの事例)のコールフローを示す。
図6B】例示的な強化登録手順(EECベースの事例)のコールフローを示す。
図7】ネットワーク機能を備えた例示的なコアネットワークアーキテクチャのシステム図である。
図8】エッジ展開のための例示的な最適化されていないネットワーク露出報告経路の一例である。
図9】集中型ネットワーク機能からの例示的な最適化された報告経路の一例である。
図10】集中型ネットワーク露出機能からのエッジ報告加入の転送の一例のコールフローである。
図11】UEを介したエッジ監視ポリシーの例示的なルーティング/配信のコールフローである。
図12】UEを介した集中型NFからの例示的な報告ルーティングのコールフローである。
図13A】UEが監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信することを可能にする、例示的な強化登録手順のコールフローを示す。
図13B】UEが監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信することを可能にする、例示的な強化登録手順のコールフローを示す。
図13C】UEが監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信することを可能にする、例示的な強化登録手順のコールフローを示す。
図13D】UEが監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信することを可能にする、例示的な強化登録手順のコールフローを示す。
図13E】UEが監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信することを可能にする、例示的な強化登録手順のコールフローを示す。
図14】ローカルで展開されたNFからの最適化された報告経路の一例を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1Aは、本明細書に記載及び特許請求されるシステム、方法、及び装置が使用され得る例示的な通信システム100を例示する。通信システム100は、無線送/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)102a、102b、102c、102d、102e、102f、及び/又は102gを含み得、これらは一般的又は集合的にWTRU102又は複数のWTRU102と称され得る。通信システム100は、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)103/104/105/103b/104b/105b、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108、インターネット110、他のネットワーク112、及びネットワークサービス113を含み得る。ネットワークサービス113は、例えば、V2Xサーバ、V2X機能、ProSeサーバ、ProSe機能、IoTサービス、ビデオストリーミング、及び/又はエッジコンピューティングなどを含み得る。
【0008】
本明細書に開示される概念は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素と共に使用され得ることが理解されよう。WTRU102の各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された任意のタイプの装置又はデバイスであり得る。図1Aの例では、WTRU102の各々は、ハンドヘルド無線通信装置として図1A図1Eに図示されている。無線通信のために企図される多種多様な使用事例では、各WTRUは、単なる例として、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定若しくは移動加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレット、ネットブック、ノートパソコン、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電気機械器具、スマートウォッチ若しくはスマートクロージングなどのウェアラブルデバイス、医療若しくはeヘルスデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、自動車、バス、若しくはトラックなどの車両、又は飛行機などを含む無線信号を送信及び/又は受信するように構成された任意のタイプの装置又はデバイスを含むか、又はこれらに含まれ得ることが理解される。
【0009】
通信システム100はまた、基地局114a、及び基地局114bを含み得る。図1Aの例では、各基地局114a及び114bは、単一の要素として図示されている。実際には、基地局114a及び114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得る。基地局114aは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、及び102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。同様に、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、他のネットワーク112、及び/又はネットワークサーバ113などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、リモート無線ヘッド(Remote Radio Head、RRH)118a、118b、送信及び受信点(Transmission and Reception Point、TRP)119a、119b、及び/又は路側ユニット(Roadside Unit、RSU)120a及び120bのうちの少なくとも1つと有線でかつ/又は無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。RRH118a、118bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102、例えば、WTRU102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。
【0010】
TRP119a、119bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。RSU120a及び120bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、他のネットワーク112、及び/又はネットワークサービス113などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102e又は102fのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ノードB、eNode B、ホームノードB、ホームeNode B、次世代ノードB(Next Generation Node-B、gNode B)、衛星、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであってもよい。
【0011】
基地局114aは、基地局コントローラ(Base Station Controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN103/104/105の一部であり得る。同様に、基地局114bは、BSC、RNC、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN103b/104b/105bの一部であり得る。基地局114aは、セル(図示せず)と称され得る、特定の地理的領域内で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。同様に、基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、特定の地理的領域内で有線及び/又は無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。セルは更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、例えば、基地局114aは、3つのトランシーバ、例えば、セルの各セクタについて1つのトランシーバを含み得る。基地局114aは、多重入力多重出力(Multiple-Input Multiple Output、MIMO)技術を用い得、したがって、例えば、セルの各セクタについて複数のトランシーバを利用し得る。
【0012】
基地局114aは、エアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、及び102gのうちの1つ以上と通信し得、これらは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光、センチメートル波、ミリ波、など)であり得る。エアインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
【0013】
基地局114bは、有線又はエアインターフェース115b/116b/117bを介して、RRH118a及び118b、TRP119a及び119b、及び/又はRSU120a及び120bのうちの1つ以上と通信し得、これは、任意の好適な有線(例えば、ケーブル、光ファイバなど)又は無線通信リンク(例えば、RF、マイクロ波、IR、UV、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得る。エアインターフェース115b/116b/117bは、任意の好適なRATを使用して確立され得る。
【0014】
RRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a、120bは、エアインターフェース115c/116c/117cを介して、WTRU102c、102d、102e、102fのうちの1つ以上と通信し得、これは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、RF、マイクロ波、IR、紫外線UV、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得る。エアインターフェース115c/116c/117cは、任意の好適なRATを使用して確立され得る。
【0015】
WTRU102は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、RF、マイクロ波、IR、紫外線UV、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得るサイドリンク通信などの直接エアインターフェース115d/116d/117dを介して互いに通信し得る。エアインターフェース115d/116d/117dは、任意の好適なRATを使用して確立され得る。
【0016】
通信システム100は、複数のアクセスシステムであり得、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN103/104/105における基地局114a、並びにWTRU102a、102b、102c、又はRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a、120b、並びにWTRU102c、102d、102e、及び102fは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cをそれぞれ確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0017】
RAN103/104/105における基地局114a、並びにWTRU102a、102b、102c、及び102g、又はRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a及び118b、TRP119a及び119b、並びに/又はRSU120b及び120b、並びにWTRU102c、102dは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、例えば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)を使用して、エアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cをそれぞれ確立し得る。エアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cは、3GPP NR技術を実装し得る。LTE及びLTE-A技術は、LTE D2D及び/又はV2X技術、並びにインターフェース(サイドリンク通信など)を含み得る。同様に、3GPP NR技術は、NR V2X技術、及びインターフェース(サイドリンク通信など)を含み得る。
【0018】
RAN103/104/105における基地局114a、並びにWTRU102a、102b、102c、及び102g、又はRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a及び118b、TRP119a及び119b、並びに/又はRSU120a及び120b、並びにWTRU102c、102d、102e、及び102fは、IEEE802.16(例えば、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1x、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(Interim Standard、IS-95)、暫定規格856(Interim Standard、IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0019】
図1Aの基地局114cは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeNode B、又はアクセスポイントであってもよく、事業所、家庭、車両、列車、空中、衛星、工場、キャンパスなどの局所的エリアにおける無線接続性を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。基地局114c及びWTRU102、例えば、WTRU102eは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)を確立し得る。同様に、基地局114c及びWTRU102、例えば、WTRU102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。基地局114c及びWTRU102、例えば、WTRU102eは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示されるように、基地局114cは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114cは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0020】
RAN103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105bは、コアネットワーク106/107/109と通信し得、これは、音声、データ、メッセージング、認可及び認証、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(Voice Over Internet Protocol、VoIP)サービスをWTRU102のうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。例えば、コアネットワーク106/107/109は、コール制御、請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、パケットデータネットワーク接続性、イーサネット接続性、ビデオ配信などを提供し得、かつ/又はユーザ認証などの、高レベルセキュリティ機能を実行し得る。
【0021】
図1Aには示されていないが、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105b並びに/又はコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105bと同じRAT、又は異なるRATを採用する他のRANと直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、E-UTRA無線技術を利用し得るRAN103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105bに接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM又はNR無線技術を用いて別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0022】
コアネットワーク106/107/109はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102のためのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、旧来の電話サービス(Plain Old Telephone Service、POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)、及びインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得る。他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105bと同じRAT、又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された任意のタイプのパケットデータネットワーク(例えば、IEEE802.3イーサネットネットワーク)又は別のコアネットワークを含み得る。
【0023】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102d、102e、及び102fのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含んでもよく、例えば、WTRU102a、102b、102c、102d、102e、及び102fは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る。例えば、図1Aに示されるWTRU102gは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114cと通信するように構成され得る。
【0024】
図1Aには示されていないが、ユーザ機器は、ゲートウェイへの有線接続を行い得ることが理解されよう。ゲートウェイは、レジデンシャルゲートウェイ(Residential Gateway、RG)であってもよい。RGは、コアネットワーク106/107/109への接続性を提供し得る。本明細書に含まれるアイデアの多くは、ネットワークに接続するために有線接続を使用するWTRU及びUEであるUEに等しく適用され得ることが理解されよう。例えば、無線インターフェース115、116、117、及び115c/116c/117cに適用されるアイデアは、有線接続に等しく適用され得る。
【0025】
図1Bは、例示的なRAN103及びコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103は、UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信し得る。図1Bに示されるように、RAN103は、ノードB140a、140b、及び140cを含み得、これらは各々、エアインターフェース115を介して、WTRU102a、102b、及び102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。ノードB140a、140b、及び140cは各々、RAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けられ得る。RAN103はまた、RNC142a、142bを含み得る。RAN103は、任意の数のノードB及び無線ネットワークコントローラ(RNC)を含み得ることが理解されよう。
【0026】
図1Bに示されるように、ノードB140a、140bは、RNC142aと通信することができる。更に、ノードB140cは、RNC142bと通信することができる。ノードB140a、140b、及び140cは、Iubインターフェースを介して、それぞれのRNC142a及び142bと通信することができる。RNC142a及び142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信することができる。RNC142a及び142bの各々は、それが接続されるそれぞれのノードB140a、140b、及び140cを制御するように構成され得る。加えて、RNC142a及び142bの各々は、外部ループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行又はサポートするように構成され得る。
【0027】
図1Bに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(media gateway、MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(Mobile Switching Center、MSC)146、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)148、及び/又はゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)150を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0028】
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続され得る。MSC146は、MGW144に接続され得る。MSC146及びMGW144は、WTRU102a、102b、及び102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。
【0029】
RAN103内のRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続され得る。SGSN148は、GGSN150に接続され得る。SGSN148及びGGSN150は、WTRU102a、102b、及び102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。
【0030】
コアネットワーク106はまた、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112に接続され得る。
【0031】
図1Cは、例示的なRAN104及びコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信し得る。
【0032】
RAN104は、eNode-B160a、160b、及び160cを含み得るが、RAN104が、任意の数のeNode-Bを含み得ることが理解されよう。eNode-B160a、160b、及び160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。例えば、eNode-B160a、160b、及び160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を伝送し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。
【0033】
eNode-B160a、160b及び160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示されるように、eNode-B160a、160b、及び160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0034】
図1Cに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(Mobility Management Gateway、MME)162、サービングゲートウェイ164、及びパケットデータネットワーク(Packet Data Network、PDN)ゲートウェイ166を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク107の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0035】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode-B160a、160b及び160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、及び102c、ベアラアクティブ化/非アクティブ化のユーザを認証し、WTRU102a、102b、及び102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択するなどの役割を果たし得る。MME162はまた、RAN104と、GSM又はWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間の交換のための制御プレーン機能を提供し得る。
【0036】
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B160a、160b、及び160cの各々に接続され得る。サービングゲートウェイ164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、及び102cに/WTRU102a、102b、及び102cからルーティング及び転送し得る。サービングゲートウェイ164はまた、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、及び102cに利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、及び102cのコンテキストを管理及び記憶することなど、他の機能を実行し得る。
【0037】
サービングゲートウェイ164はまた、PDNゲートウェイ166に接続され得、PDNゲートウェイ166は、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にし得る。
【0038】
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク107は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供して、WTRU102a、102b、及び102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0039】
図1Dは、例示的なRAN105及びコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース117を介してWTRU102a及び102bと通信し得る。RAN105はまた、コアネットワーク109と通信し得る。非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Interworking Function、N3IWF)199は、非3GPP無線技術を用いて、エアインターフェース198を介してWTRU102cと通信し得る。N3IWF199はまた、コアネットワーク109と通信し得る。
【0040】
RAN105は、gNode-B180a及び180bを含み得る。RAN105は、任意の数のgNode-Bを含み得ることが理解されよう。gNode-B180a及び180bは各々、エアインターフェース117を介してWTRU102a及び102bと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。統合アクセス及びバックホール接続が使用されるとき、同じエアインターフェースが、WTRUとgNode-Bとの間で使用され得、このエアインターフェースは、1つ又は複数のgNBを介したコアネットワーク109であってもよい。gNode-B180a及び180bは、MIMO、MU-MIMO、及び/又はデジタルビームフォーミング技術を実装し得る。したがって、gNode-B180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつWTRU102aから無線信号を受信し得る。RAN105は、eNode-Bなどの他のタイプの基地局を用い得ることを理解されたい。また、RAN105は、2つ以上のタイプの基地局を採用してもよいことも理解されたい。例えば、RANは、eNode-B及びgNode-Bを用い得る。
【0041】
N3IWF199は、非3GPPアクセスポイント180cを含み得る。N3IWF199は、任意の数の非3GPPアクセスポイントを含み得ることが理解されよう。非3GPPアクセスポイント180cは、エアインターフェース198を介してWTRU102cと通信するための、1つ以上のトランシーバを含み得る。非3GPPアクセスポイント180cは、802.11プロトコルを使用して、エアインターフェース198を介してWTRU102cと通信し得る。
【0042】
eNode-B180a及び180bの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示されるように、gNode-B180a及び180bは、例えば、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0043】
図1Dに示されるコアネットワーク109は、5Gコアネットワーク(5G core network、5GC)であってもよい。コアネットワーク109は、無線アクセスネットワークによって相互接続されている顧客に多数の通信サービスを提供し得る。コアネットワーク109は、コアネットワークの機能性を実行するいくつかのエンティティを含む。本明細書で使用されるとき、「コアネットワークエンティティ」又は「ネットワーク機能」という用語は、コアネットワークの1つ以上の機能を実行する任意のエンティティを指す。そのようなコアネットワークエンティティは、無線及び/若しくはネットワーク通信のために構成された装置、又は図1Gに例示されるシステム90などのコンピュータシステムのメモリに記憶された、及びこれらのプロセッサで実行されるコンピュータ実行可能命令(ソフトウェア)の形態で実装される論理エンティティであり得ることが理解される。
【0044】
図1Dの例では、5Gコアネットワーク109は、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)172、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)174、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)176a及び176b、ユーザデータ管理機能(User Data Management Function、UDM)197、認証サーバ機能(Authentication Server Function、AUSF)190、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function、NEF)196、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)184、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Interworking Function、N3IWF)199、ユーザデータリポジトリ(User Data Repository、UDR)178を含み得る。前述の要素の各々は、5Gコアネットワーク109の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。また、5Gコアネットワークは、これらの要素の全てからなるとは限らず、追加の要素からなる場合があり、これらの要素の各々の複数の実例からなる場合があることも理解されるであろう。図1Dは、ネットワーク機能が互いに直接接続することを示しているが、これらが直径ルーティングエージェント又はメッセージバスなどのルーティングエージェントを介して通信し得ることを理解されたい。
【0045】
図1Dの例では、ネットワーク機能間の接続性は、一組のインターフェース又は基準点を介して達成される。ネットワーク機能は、他のネットワーク機能又はサービスによって呼び出されるか、又はコールされる一組のサービスとしてモデル化されるか、記載されるか、又は実装され得ることが理解されよう。ネットワーク機能サービスの呼び出しは、ネットワーク機能間の直接接続、メッセージバス上のメッセージングの交換、ソフトウェア機能の発呼などを介して達成され得る。
【0046】
AMF172は、N2インターフェースを介してRAN105に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF172は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、アクセス認証、アクセス認可の役割を果たし得る。AMFは、ユーザプレーントンネル構成情報を、N2インターフェースを介してRAN105に転送する役割を果たし得る。AMF172は、ユーザプレーントンネル構成情報を、N11インターフェースを介してSMFから受信し得る。AMF172は、一般に、NASパケットを、N1インターフェースを介して、WTRU102a、102b、及び102cに/からルーティングし、転送し得る。N1インターフェースは、図1Dに示されていない。
【0047】
SMF174は、N11インターフェースを介してAMF172に接続され得る。同様に、SMFは、N7インターフェースを介してPCF184に、かつN4インターフェースを介してUPF176a及び176bに接続され得る。SMF174は、制御ノードとして機能し得る。例えば、SMF174は、セッション管理、WTRU102a、102b、及び102cのIPアドレス割り当て、UPF176a及びUPF176bにおけるトラフィックステアリングルールの管理及び構成、並びにAMF172へのダウンリンクデータ通知の生成の役割を果たし得る。
【0048】
UPF176a及びUPF176bは、WTRU102a、102b、及び102cと他のデバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケットデータネットワーク(PDN)へのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。UPF176a及びUPF176bはまた、他のタイプのパケットデータネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。例えば、他のネットワーク112は、イーサネットネットワーク、又はデータのパケットを交換する任意のタイプのネットワークであってもよい。UPF176a及びUPF176bは、N4インターフェースを介して、SMF174からトラフィックステアリングルールを受信し得る。UPF176a及びUPF176bは、パケットデータネットワークをN6インターフェースと接続することによって、又はN9インターフェースを介して互いに若しくは他のUPFに接続することによって、パケットデータネットワークへのアクセスを提供し得る。パケットデータネットワークへのアクセスを提供することに加えて、UPF176は、パケットルーティング及び転送、ポリシールールの施行、ユーザプレーントラフィックのサービス処理品質、ダウンリンクパケットバッファリングの役割を果たし得る。
【0049】
AMF172はまた、N3IWF199に、例えば、N2インターフェースを介して接続され得る。N3IWFは、例えば、3GPPによって定義されていない無線インターフェース技術を介して、WTRU102cと5Gコアネットワーク170との間の接続を容易にする。AMFは、RAN105と相互作用するのと同じ又は同様の様式で、N3IWF199と相互作用し得る。
【0050】
PCF184は、N7インターフェースを介してSMF174に接続され、N15インターフェースを介してAMF172に接続され、N5インターフェースを介してアプリケーション機能(Application Function、AF)188に接続され得る。N15及びN5インターフェースは、図1Dには示されていない。PCF184は、AMF172及びSMF174などの制御プレーンノードにポリシールールを提供してもよく、制御プレーンノードがこれらのルールを施行することを可能にする。PCF184は、AMFがN1インターフェースを介してWTRU102a、102b、及び102cにポリシーを送達することができるように、WTRU102a、102b、及び102cのためにAMF172にポリシーを送信することができる。次いで、ポリシーは、WTRU102a、102b、及び102cにおいて施行又は適用され得る。
【0051】
UDR178は、認証証明書及び加入情報のためのリポジトリとして機能し得る。UDRは、ネットワーク機能に接続してもよく、その結果、ネットワーク機能は、リポジトリ内にあるデータに追加し、そのデータを読み取り、かつこのデータを修正することができる。例えば、UDR178は、N36インターフェースを介してPCF184に接続してもよい。同様に、UDR178は、N37インターフェースを介してNEF196に接続してもよく、UDR178は、N35インターフェースを介してUDM197に接続してもよい。
【0052】
UDM197は、UDR178と他のネットワーク機能との間のインターフェースとして機能し得る。UDM197は、UDR178のアクセスに対するネットワーク機能を認可し得る。例えば、UDM197は、N8インターフェースを介してAMF172に接続してもよく、UDM197は、N10インターフェースを介してSMF174に接続してもよい。同様に、UDM197は、N13インターフェースを介してAUSF190に接続してもよい。UDR178とUDM197とは、緊密に統合されてもよい。
【0053】
AUSF190は、認証関連動作を実行し、N13インターフェースを介してUDM178に、及びN12インターフェースを介してAMF172に接続する。
【0054】
NEF196は、5Gコアネットワーク109における能力及びサービスをアプリケーション機能(AF)188に露出する。露出は、N33 APIインターフェースで発生し得る。NEFは、N33インターフェースを介してAF188に接続してもよく、5Gコアネットワーク109の能力及びサービスを露出させるために、他のネットワーク機能に接続してもよい。
【0055】
アプリケーション機能188は、5Gコアネットワーク109内のネットワーク機能と相互作用してもよい。アプリケーション機能188とネットワーク機能との間の相互作用は、直接インターフェースを介してもよいし、又はNEF196を介して発生してもよい。アプリケーション機能188は、5Gコアネットワーク109の一部と見なされてもよいし、又は5Gコアネットワーク109の外部にあり、モバイルネットワークオペレータと取引関係を有する企業によって展開されてもよい。
【0056】
ネットワークスライシングは、モバイルネットワークオペレータが使用して、オペレータのエアインターフェースの後ろの、1つ以上の「仮想」コアネットワークをサポートすることができるメカニズムである。これは、コアネットワークを1つ以上の仮想ネットワークに「スライス」して、単一のRAN全体で実行される、異なるRAN又は異なるサービスタイプをサポートすることを含む。ネットワークスライシングにより、オペレータは、例えば、機能性、性能、及び分離の領域において、多様な要件を必要とする異なる市場シナリオのための最適化された解決策を提供するようにカスタマイズされたネットワークを作成することを可能にする。
【0057】
3GPPは、ネットワークスライシングをサポートするために5Gコアネットワークを設計している。ネットワークスライシングは、ネットワークオペレータが、非常に多様でときには極端な要件を必要とする5Gの使用事例の多様なセット(例えば、大規模なIoT、重要な通信、V2X、及び強化されたモバイルブロードバンド)をサポートするために使用することができる良好なツールである。ネットワークスライシング技術を使用することなく、ネットワークアーキテクチャは、各使用事例が自らの特定の組の性能、スケーラビリティ、及び可用性要件を有するときに必要な、より広範囲の使用事例を効率的にサポートするのに十分な柔軟性及び拡張性がない可能性が高い。更に、新しいネットワークサービスの導入をより効率的にするべきである。
【0058】
再び図1Dを参照すると、ネットワークスライシングシナリオでは、WTRU102a、102b、又は102cは、N1インターフェースを介してAMF172に接続してもよい。AMFは、1つ以上のスライスの論理的に一部であり得る。AMFは、WTRU102a、102b、又は102cの、1つ以上のUPF176a及び176b、SMF174、並びに他のネットワーク機能との接続又は通信を調整してもよい。UPF176a及び176b、SMF174、並びに他のネットワーク機能の各々は、同じスライス又は異なるスライスの一部であってもよい。それらが異なるスライスの一部であるとき、それらは、異なるコンピューティングリソース、セキュリティ証明書などを利用し得るという意味で、互いに分離され得る。
【0059】
コアネットワーク109は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク109は、5Gコアネットワーク109とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバなどのIPゲートウェイを含み得るか、又はこれと通信し得る。例えば、コアネットワーク109は、ショートメッセージサービスを介して通信を容易にするショートメッセージサービス(short message service、SMS)サービスセンターを含むか、又はこれと通信し得る。例えば、5Gコアネットワーク109は、WTRU102a、102b、及び102cとサーバ又はアプリケーション機能188との間の非IPデータパケットの交換を容易にし得る。加えて、コアネットワーク170は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0060】
本明細書に記載され、図1A図1C図1D、及び図1Eに例示されるコアネットワークエンティティは、特定の既存の3GPP仕様においてそれらのエンティティに与えられる名前によって識別されるが、将来のそれらのエンティティ及び機能は、他の名前によって識別され得、将来の3GPP NR仕様を含む、3GPPによって公開された将来の仕様において、特定のエンティティ又は機能が組み合わされ得ることが理解される。したがって、図1A図1B図1C図1D、及び図1Eに記載及び例示される特定のネットワークエンティティ及び機能は、ほんの一例として提供されており、本明細書に開示及び特許請求される主題は、現在定義されているか又は将来定義されるかにかかわらず、任意の同様の通信システムで具体化又は実装され得ることが理解される。
【0061】
図1Eは、本明細書に記載のシステム、方法、装置が使用され得る例示的な通信システム111を例示する。通信システム111は、無線送/受信ユニット(WTRU)A、B、C、D、E、F、基地局gNB121、V2Xサーバ124、及び路側ユニット(RSU)123a及び123bを含み得る。実際には、本明細書に提示される概念は、任意の数のWTRU、基地局gNB、V2Xネットワーク、及び/又は他のネットワーク要素に適用され得る。1つ又は複数の、又は全てのWTRUA、B、C、D、E、及びFは、アクセスネットワークのカバレッジ131の範囲外であってもよい。WTRU A、B、及びCはV2Xグループを形成し、このときWTRU Aはグループリードであり、WTRU B及びCはグループメンバーである。
【0062】
WTRU A、B、C、D、E、及びFは、それらがアクセスネットワークのカバレッジ131内にある場合、gNB121を介してUuインターフェース129を介して互いに通信し得る。図1Eの例では、WTRU B及びFは、アクセスネットワークのカバレッジ131内に示されている。WTRU A、B、C、D、E、及びFは、それらがアクセスネットワークのカバレッジ131の下に、又はアクセスネットワークのカバレッジ131の外側にあるかどうかにかかわらず、インターフェース125a、125b、又は128などのサイドリンクインターフェース(例えば、PC5又はNR PC5)を介して互いに直接通信してもよい。例えば、図1Eの例では、アクセスネットワークのカバレッジ131の外側にあるWRTU Dは、カバレッジ131内にあるWTRU Fと通信する。
【0063】
WTRUA、B、C、D、E、及びFは、車両対ネットワーク通信(V2N)133又はサイドリンクインターフェース125bを介してRSU123a又は123bと通信し得る。WTRU A、B、C、D、E、及びFは、車両対インフラストラクチャ通信(V2I)インターフェース127を介してV2Xサーバ124に通信し得る。WTRU A、B、C、D、E、及びFは、車両対人間通信(V2P)インターフェース128を介して別のUEに通信し得る。
【0064】
図1Fは、図1A図1B図1C図1D、又は図1EのWTRU102などの、本明細書に記載のシステム、方法、及び装置による無線通信及び動作のために構成され得る、例示的な装置又はデバイスWTRU102のブロック図である。図1Fに示されるように、例示的なWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、前述の要素の任意の二次組み合わせを含み得ることが理解されよう。また、基地局114a及び114b、並びに/又は基地局114a及び114bは、限定されないが、トランシーバ局(BTS)、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノードB、進化型ホームノード-B(evolved home node-B、eNodeB)、ホーム進化型ノード-B(home evolved node-B、HeNB)、ホーム進化型ノード-Bゲートウェイ、次世代ノードB(gNode-B)、及びプロキシノードなどを表してもよく、数ある中でも、図1Fに図示され、本明細書に記載される要素のうちのいくつか又は全てを含んでもよい。
【0065】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、送/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Fは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成要素として図示しているが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップ内に一緒に統合され得ることが理解されよう。
【0066】
UEの送/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して、基地局(例えば、図1Aの基地局114a)に信号を送信するか、若しくは基地局(例えば、図1Aの基地局114a)から信号を受信するか、又はエアインターフェース115d/116d/117dを介して、別のUEに信号を送信するか、若しくは別のUEから信号を受信するように構成され得る。例えば、送/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。送/受信要素122は、例えば、IR、UV、又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。送/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び受信するように構成され得る。送/受信要素122は、無線又は有線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0067】
加えて、送/受信要素122は、単一の要素として図1Fに図示されているが、WTRU102は、任意の数の送/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介して無線信号を送信及び受信するための2つ以上の送/受信要素122(例えば、多重アンテナ)を含み得る。
【0068】
トランシーバ120は、送/受信要素122によって送信される信号を変調し、送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が、複数のRAT、例えば、NR及びIEEE802.11若しくはNR及びE-UTRAを介して通信すること、又は異なるRRH、TRP、RSU、又はノードへの複数のビームを介して同じRATと通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0069】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)ディスプレイユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)ディスプレイユニットに結合され得、それらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128に出力し得る。更に、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。プロセッサ118は、クラウド又はエッジコンピューティングプラットフォーム又はホームコンピュータ(図示せず)でホストされるサーバ上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリから情報にアクセスし、そのメモリにデータを記憶し得る。
【0070】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得、WTRU102における他のコンポーネントに電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾式セル電池、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0071】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。WTRU102は、任意の好適な位置決定方法によって場所情報を取得し得ることが理解されよう。
【0072】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、及び/又は有線若しくは無線接続性を提供する、1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、生体認証(例えば、指紋認証)センサ、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真又はビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、又は他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュールなどの様々なセンサを含み得る。
【0073】
WTRU102は、センサ、家庭用電気機械器具、スマートウォッチ若しくはスマートクロージングなどのウェアラブルデバイス、医療若しくはeヘルスデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、自動車、トラック、列車などの車両、又は飛行機などの他の装置又はデバイスに含まれ得る。WTRU102は、周辺機器138のうちの1つを含み得る相互接続インターフェースなどの1つ以上の相互接続インターフェースを介して、そのような装置又はデバイスの他の構成要素、モジュール、又はシステムに接続することができる。
【0074】
図1Gは、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、他のネットワーク112、又はネットワークサービス113における、特定のノード又は機能エンティティなどの、図1A図1C図1D、及び図1Eに例示される通信ネットワークのうちの1つ以上の装置が具体化され得る、例示的なコンピューティングシステム90のブロック図である。コンピューティングシステム90は、コンピュータ又はサーバを含み得、主にコンピュータ可読命令によって制御され得、これは、ソフトウェアの形態であり得るか、又はそのようなソフトウェアが格納又はアクセスされるあらゆる手段であり得る。そのようなコンピュータ可読命令は、プロセッサ91内で実行されて、コンピューティングシステム90を作業させることができる。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ91は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はコンピューティングシステム90が通信ネットワークで動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。コプロセッサ81は、メインプロセッサ91とは異なる任意選択のプロセッサであり、追加の機能を実行し得るか、又はプロセッサ91を支援し得る。プロセッサ91及び/又はコプロセッサ81は、本明細書に開示される方法及び装置に関連するデータを受信、生成、及び処理することができる。
【0075】
動作中、プロセッサ91は、命令をフェッチ、復号、及び実行し、コンピューティングシステムのメインデータ転送経路、システムバス80を介して他のリソースに情報を伝送する。そのようなシステムバスは、コンピューティングシステム90内の構成要素を接続し、データ交換のための媒体を定義する。システムバス80は、典型的には、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、及び割り込みを送信し、システムバスを動作させるための制御ラインを含む。そのようなシステムバス80の例は、PCI(周辺構成要素相互接続)バスである。
【0076】
システムバス80に結合されたメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)82及び読み取り専用メモリ(ROM)93を含む。そのようなメモリは、情報が記憶及び取り出されることを可能にする回路を含む。ROM93は一般に、容易に修正することができない記憶されたデータを含む。RAM82に記憶されたデータは、プロセッサ91又は他のハードウェアデバイスによって読み取られるか、又は変更され得る。RAM82及び/又はROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御され得る。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換機能を提供することができる。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを分離し、システムプロセスをユーザプロセスから分離するメモリ保護機能を提供し得る。したがって、第1のモードで実行されるプログラムは、それ自体のプロセス仮想アドレス空間によってマッピングされたメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることができない。
【0077】
加えて、コンピューティングシステム90は、プリンタ94、キーボード84、マウス95、及びディスクドライブ85などの、プロセッサ91から周辺機器に命令を通信する役割を果たす周辺機器コントローラ83を含み得る。
【0078】
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成された視覚的出力を表示するために使用される。そのような視覚的出力は、テキスト、グラフィック、アニメーショングラフィック、及びビデオを含み得る。視覚的出力は、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)の形態で提供され得る。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、又はタッチパネルで実装され得る。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要な電子部品を含む。
【0079】
更に、コンピューティングシステム90は、コンピューティングシステム90を、図1A図1B図1C図1D、及び図1EのRAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、WTRU102、又は他のネットワーク112などの外部通信ネットワーク若しくはデバイスに接続するために使用され得る、例えば、無線若しくは有線ネットワークアダプタ97などの通信回路を含み得、コンピューティングシステム90が、それらのネットワークの他のノード又は機能的エンティティと通信することを可能にする。通信回路は、単独で、又はプロセッサ91と組み合わせて、本明細書に記載の特定の装置、ノード、又は機能エンティティの伝送及び受信ステップを実行するために使用され得る。
【0080】
本明細書に記載の装置、システム、方法、及びプロセスのいずれか又は全ては、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令(例えば、プログラムコード)の形態で具体化され得、その命令は、プロセッサ118又は91などのプロセッサによって実行されるときに、プロセッサに、本明細書に記載のシステム、方法、及びプロセスを実行及び/又は実装させることが理解される。具体的には、本明細書に記載のステップ、動作、又は機能のいずれかは、無線及び/又は有線ネットワーク通信のために構成された装置又はコンピューティングシステムのプロセッサ上で実行される、そのようなコンピュータ実行可能命令の形態で実装され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、任意の非一時的な(例えば、有形又は物理的)方法又は技術で実装される、情報を記憶するための、揮発性及び不揮発性、リムーバブル及び非リムーバブルな媒体を含むが、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、信号を含まない。コンピュータ可読記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(digital versatile disks、DVD)又は他の光ディスク記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、若しくは他の磁気記憶デバイス、又は所望の情報を記憶するために使用され得、コンピューティングシステムによってアクセスされ得る任意の他の有形若しくは物理媒体が含まれる。
【0081】
以下は、以下の説明に出現し得る頭字語のリストである。別段の指定がない限り、本明細書で使用される頭字語は、下記に列挙される対応する用語を指す。
【0082】
5GC 5Gコアネットワーク
AF アプリケーション機能
AMF アクセス管理機能
API アプリケーションプログラミングインターフェース
AS アプリケーションサーバ
AC アプリケーションクライアント
BS 結合機能
CN コアネットワーク
DNN データネットワーク名
DNS ドメイン名サーバ
EAS エッジアプリケーションサーバ
EDN エッジデータネットワーク
ECSP エッジコンピューティングサービスプロバイダ
EDNCS エッジデータネットワーク構成サーバ
EES エッジイネーブラサーバ
EEC エッジイネーブラクライアント
EHE エッジホスティング環境
EMRP エッジ監視ルーティングポリシー
FQDN 完全修飾ドメイン名
GMLC ゲートウェイ移動体位置センター
GUI グラフィカルユーザインターフェース
LADN ローカルエリアデータネットワーク
NEF ネットワーク露出機能
NF ネットワーク機能
PDU プロトコルデータユニット
SMF セッション管理機能
UDM 一元データ管理
UE ユーザ機器
UP ユーザプレーン
アプリケーションサーバ-アプリケーションクライアントにサービスを提供するネットワークノード上に展開されたエンティティ。
【0083】
アプリケーションクライアント-アプリケーションサーバのサービスにアクセスするエンティティ。
【0084】
エッジアプリケーションサーバ-エッジノード又はエッジホスティング環境にホストされているアプリケーションサービスを提供するサーバ。
【0085】
エッジノード-エッジネットワーク内に展開され、エッジベースのアプリケーション及びサービスをホストする仮想又は物理エンティティ。
【0086】
エッジデータネットワーク-エッジホスティング環境の配信展開をサポートするローカルデータネットワーク。本開示では、エッジデータネットワークという用語は、エッジホスティング環境という用語と互換的に使用され得る。例えば、エッジデータネットワーク内にある本明細書に記載のサーバは、対応するエッジホスティング環境で実行される。
【0087】
エッジイネーブラサーバ-エッジネットワーク中心サービスをエッジイネーブラクライアント及びエッジアプリケーションサーバに提供するエッジネットワーク内に展開されるエンティティ。いくつかの3GPP仕様では、エッジイネーブラサーバは、エッジアプリケーションサーバと機能的に区別されず、「エッジアプリケーションサーバ」という用語は、両方に適用され得る。
【0088】
エッジイネーブラクライアント-エッジネットワーク中心サービスを、デバイスにホストされているアプリケーションクライアントに提供するデバイス上に展開される。
【0089】
エッジデータネットワーク構成サーバ-エッジデータネットワークによって提供されたサービスを可能にするために、エッジイネーブラクライアント及びエッジイネーブラサーバを構成するネットワーク内のエンティティ。また、エッジデータネットワーク構成サーバは、エッジ構成サーバと呼ばれることもある。
【0090】
エッジホスティング環境-エッジアプリケーションサーバの実行に必要なサポートを提供する環境。
【0091】
エッジアプリケーションの展開。
【0092】
アプリケーションサーバ(Application Server、AS)を、クラウドではなく、3GPPシステムのエッジに展開する利点は、アクセスする待ち時間の低減、及びこれらのASによって提供されるサービスにアクセスするアプリケーションクライアント(Application Client、AC)の信頼性の増加を含み得る。加えて、ネットワークオペレータはまた、この展開モデルが負荷を分散し、(例えば、ACとASとの間の局所的な通信を可能にすることによって)ネットワークの混雑レベルを低減することができ得るため、ネットワークのエッジにおけるASの展開から利益を得ることができる。
【0093】
例えば、図2は、自律型車両の使用事例を例示している。車両はUEをホストし、UEにホストされているのは、車両の自律走行制御システムによって使用されるV2X ACである。V2X ACは、3GPPシステム(例えば、隊列走行サービス、協調走行サービス、又は衝突回避サービス)に展開されたV2Xサービスと通信する。V2Xサービスは、エッジノード(例えば、路側ユニット又はセルタワー)上に、並びにクラウドに展開されたV2X ASの組み合わせとして、システム全体に配信される様式で展開され得る。
【0094】
増強性能(例えば、アクセスする待ち時間が低減され、信頼性がより高い)のために、V2X ACによるV2Xサービスにアクセスするための好ましい方法は、クラウドを介してV2X ASにアクセスするのではなく、典型的には、車両に近接しているシステム内のエッジネットワークに展開されるV2X ASを介してもよい。エッジにおいてV2X ASにアクセスするときに、車両内のUEにホストされているV2X ACは、他の車両、並びに車道及び交通状況に関して、よりタイムリーでより信頼性の高い情報を利用してもよい。その結果として、車両は、より高速で、他の車両に対してより近い距離に移動することができる。車両はまた、安全性を犠牲にすることなく、より頻繁に効果的にレーンを変更することができ得る。対照的に、クラウドのV2X ASにアクセスするとき、車両は、タイムリーな情報の利用可能性の減少により、より保守的な動作モードに戻らなければならない場合がある。これは、典型的には、車両の速度の低下、車両と他の車両との間の距離の増加、及び/又は最適なレーン変更に満たないという結果になり得る。
【0095】
車両が車道を移動するとき、車両に最も近接している異なるエッジノードにホストされているV2X As間のV2X ACのハンドオーバが調整されなければならない場合がある。同様に、エッジノードにホストされているV2X ASとクラウドにホストされているV2X ASとの間のV2X ACのハンドオーバはまた、エッジネットワークのカバレッジが車両の行程中にフェードイン及びフェードアウトする場合についても調整されなければならない場合がある。そのようなシナリオでは、シームレスの(待ち時間が少なく信頼性のある)、エッジノード並びにクラウドの両方にホストされているAS間のV2X ACハンドオーバは、このタイプのV2Xの使用事例並びにV2Xと同様の要件を有する他のタイプの使用事例の成功した展開に重要不可欠であり得る。
【0096】
エッジアプリケーションを可能にするための3GPPアーキテクチャ。
エラー!参照元が見つからない。これは、エッジアプリケーションを可能にするための3GPP定義のアーキテクチャを示す。エッジアプリケーションを可能にするためのフレームワークは、UEにホストされているエッジイネーブラクライアント及びアプリケーションクライアント、及びエッジデータネットワークにホストされたエッジイネーブラサーバを含み得る。エッジデータネットワーク構成サーバを使用して、エッジイネーブラクライアント及びエッジイネーブラサーバを構成し得る。エッジイネーブラクライアント及びサーバは、アプリケーションクライアント及びサーバにエッジ中心能力をそれぞれ提供し得る。エッジイネーブラサーバ及びエッジデータネットワーク構成サーバはまた、3GPPネットワークと相互作用し得る。
【0097】
ネットワーク露出のための3GPPアーキテクチャ。
図7は、下記に説明するように、ネットワーク機能を備えたコアネットワークアーキテクチャのシステム図である。5GSにおける現在のネットワーク露出メカニズムは、NEF及び他の制御プレーンNF、例えば、AMF、SMF、又はPCFに基づいて設計され得る。NEF(3GPP TS 23.501、5Gシステムのシステムアーキテクチャ、ステージ2、V16.3.0(2019-12)に記載されているように)は、以下の機能性を含み得る。
・第三者、アプリケーション機能などのための、能力及びイベントの安全な露出。
・NEFは、標準化されたインターフェース(Nudr)を使用して、統一データリポジトリ(Unified Data Repository、UDR)に、情報を構造化されたデータとして記憶する/これを取り出す。
・外部アプリケーションから3GPPネットワークへの情報の安全なプロビジョニング。これは、3GPPネットワークに情報、例えば、予想されるUE挙動、5GLANグループ情報、又はサービス固有情報を安全に提供するためのアプリケーション機能のための手段を提供する。その場合、NEFは、アプリケーション機能のスロットルを認証、認可、及び支援してもよい。
・内部外部情報の変換。変換は、AFと交換された情報と内部ネットワーク機能と交換された情報との間で行われる。例えば、変換は、AFサービス識別子と、DNN、又はS-NSSAIなどの内部5Gコア情報との間で行われ得る。
・具体的には、NEFは、ネットワークポリシーに従って、ネットワークのマスキング及びユーザの保護必要情報を外部AFに処理する。
・ネットワーク露出機能は、(他のネットワーク機能の露出能力に基づいて)他のネットワーク機能から情報を受信する。NEFは、標準化されたインターフェースを使用して、統一データリポジトリ(UDR)に、受信された情報を構造化されたデータとして記憶する。記憶された情報は、NEFによって、他のネットワーク機能及びアプリケーション機能にアクセス及び「再露出」され、分析などの他の目的のために使用されることができる。
・NEFは、UDR内のPFDを記憶及び取り出し、PFDを、SMF(プルモード)の要求又はNEF(プッシュモード)からのPFD管理の要求により、SMFに提供することによって、パケットフロー記述機能をサポートし得る。
・NEFはまた、5GLANグループ管理機能をサポートし得る。
・分析の露出。NWDAF分析は、TS 23.288で指定されたように、外部当事者のNEFによって安全に露出され得る。
・NWDAFによる、外部当事者からのデータの取り出し。外部当事者によって提供されるデータは、分析生成目的のためにNEFを介してNWDAFによって収集され得る。NEFは、TS 23.288で指定されたように、NWDAFとAFとの間の要求及び通知を処理し、転送する。
【0098】
特定のNEFの実例は、上述の機能性のうちの1つ以上をサポートし得、その結果、個々のNEFは、能力露出のために指定されたAPIのサブセットをサポートし得る。NEFは、NEFと同じPLMNに位置され得るUDRにアクセスすることができる。特定のUEに関連するサービスの外部露出の場合、NEFは、HPLMNに存在し得る。オペレータの合意に応じて、HPLMN内のNEFは、VPLMN内のNFを有するインターフェースを有し得る。
【0099】
問題の記述。
SA6は、エッジコンピューティングアプリケーション層アーキテクチャを設計している。このアーキテクチャでは、UE上のアプリケーションクライアントは、UE上のエッジイネーブラクライアントのサービスにアクセスし得る。UE上のアプリケーションクライアントはまた、エッジアプリケーションサーバと通信し得る。エッジアプリケーションサーバは、エッジデータネットワークに存在し得る。エッジのサーバは、機能性及びネットワークによって露出された情報にアクセスするために、5GSと相互作用し得る。現在、露出は、再配置を回避するために一元的に展開される可能性が高い、制御プレーンNF、例えば、NEF又はPCFを介して提供され得る。UE上のアプリケーションクライアントがSA6定義の手順及びAPIを使用してエッジイネーブラクライアントにアクセスする場合、「エッジを認識している」と言われる。
【0100】
SA6アーキテクチャでは、エッジイネーブラクライアントは、N6-LANでホストされ得るEDN構成サーバと通信し得る(すなわち、EDN構成サーバは、エッジに展開されない場合がある)。エッジイネーブラクライアントは、所与の位置でどのエッジデータネットワークが利用可能であるか、又はどのエッジアプリケーションサーバが利用可能であるかなどの情報を取得するために、EDN構成サーバと通信し得る。したがって、エッジイネーブラクライアントは、EDN構成サーバとの通信を確立し、アプリケーションクライアントにサービスを提供することができる前に、構成情報を取得しなければならない場合がある。3GPPは、EDN構成サーバを発見するためのエッジイネーブラクライアントの手段を定義していない。
【0101】
他のシナリオでは、UE上のアプリケーションクライアントは、「エッジを認識して」いない場合がある。したがって、例えば、これらは、エッジイネーブラクライアントと通信せず、3GPPアプリケーション層プロトコルに従わない。
【0102】
アプリケーションクライアントは「エッジを認識して」いないが、UE上のアプリケーションがエッジサービスを使用することができるシナリオでは、3GPPは、エッジコンピューティングが可能になったときに、UEプロトコルスタックがアプリケーションデータをどこに送信するかをどのように知り得るのかを定義していない。言い換えれば、UEが独立して(アプリケーションの補助なしに)、いつエッジにデータをルーティングするのかを決定するための方法はない。例えば、スマートフォンがエッジを認識していないアプリケーションをホストしている事例を考慮する。スマートフォンは、ユーザがエッジコンピューティングを可能にすることを望むアプリケーションをユーザが示すことができるGUIを表示し得る。「エッジを認識して」いない場合、UEプロトコルスタックが、示されたアプリケーションのエッジコンピューティングを可能にするための方法はない。
【0103】
エッジサービスがNEFからのネットワーク露出情報(例えば、報告)に依存するとき、ネットワークからエダーサーバに移動する報告における長い遅延により、エッジサーバに到達する時間によって情報が時代遅れのものになる場合がある。これは、次に、古いネットワーク情報に基づいて、アプリケーションの挙動変更(例えば、ビデオストリーム解像度を調整すること又は走行自動化のレベルを切り替えること)を引き起こす可能性がある。したがって、対処する必要がある問題の1つは、ネットワーク露出情報(例えば、報告)が、よりタイムリーに又は最適化された様式でエッジサーバにどのように配信されることができるかである。新しくてより効率的な露出メカニズムが定義される場合、それらはまた、複数のメカニズムがシステム内に同時存在し得るように、どの露出メカニズムを使用するかを決定する5Gシステムのための方法を含むべきである。この問題は、下記で更に考察され、図8に示される。
【0104】
エッジサービスの有効化のためのプロビジョニング
エッジサービスの有効化のためのプロビジョニングを説明するにあたり、以下の仮説又は慣例が使用され得る。
【0105】
UEは、エッジサービスを認識しているか、又は認識していない場合がある。
【0106】
エッジを認識しているUEは、エッジで提供されるサービスの明示的な要求をトリガすることができる。エッジを認識しているUEを実装するために2つの方法が利用可能であり得る。エッジを認識しているUEを実装する第1の様式は、SA6アーキテクチャに記載されているように、エッジサービスをエッジイネーブラサーバ及びエッジイネーブラ構成サーバなどのネットワークエンティティと一緒にすることを可能にする、UEでホストされるエッジイネーブラクライアントをプロビジョニングすることによる。本開示は、これらのエンティティのためのSA6学名を使用するが、同等のエンティティを有する非SA6ベースの実装が想定され得ることに留意されたい。例えば、エッジイネーブラクライアントは、サービス層又は共通サービスエンティティと呼ばれる場合がある。エッジを認識しているUEを実装する第2の様式は、エッジイネーブラクライアントがUEでホストされることはないが、特殊なプロトコルスタック及び構成エッジ機能性を有する。例えば、UEは、特定のアプリケーションがエッジサービスへのアクセスを許可されるべきであることをユーザが示すことができるGUIを提供してもよい。この場合、UEプロトコルスタックは、エッジコンピューティングが可能であるときにアプリケーションデータを送信する方法を知るために、UEを可能にする必要がある。
【0107】
エッジを認識していないUEは、エッジで提供されるサービスの明示的な要求をトリガする能力を有さない。エッジを認識していないUEは、ネットワークによってエッジサービスにルーティングされたトラフィックを有し得るが、UEは、一般にこれを認識しない。
【0108】
エッジを認識しているUEのアプリケーションクライアント(EECの有無にかかわらず)は、エッジサービスを認識しているか、又は認識していない場合がある。
【0109】
エッジを認識しているアプリケーションクライアントは、UE、又はエッジ関連能力及び要件に関する情報を有するUEによってホストされたEECに明示的に提供され得る構成情報を用いて事前にプロビジョニングされる。エッジを認識しているアプリケーションクライアントはまた、エッジで提供されるサービスの明示的な要求をトリガすることができ得る。これらの要求は、ネットワークから要求される前に、UE又はUEにホストされているEECによって処理される。
【0110】
エッジを認識していないアプリケーションクライアントは、エッジサービスの明示的な要求をトリガするための能力を有さないが、そのようなサービスを構成又はトリガするためにUE又はUEにホストされているEECによって使用され得る、エッジを認識していないアプリケーションクライアントの能力及び要件に関する情報を事前にプロビジョニングしてもよい。例えば、UEは、アプリケーションがエッジコンピューティングを可能にすることをユーザが示すことができるGUIを提供し得る。GUIによって可能にされた機能性は、アプリケーションクライアントが事前にプロビジョニングした構成情報を使用してもよいが、アプリケーションクライアント自体は、エッジを認識していない場合がある。
【0111】
エッジデータネットワークは、エッジホスティング環境の配信展開をサポートするローカルデータネットワークである。
【0112】
エッジデータネットワークにおけるサービスは、モバイルネットワークオペレータ(Mobile Network Operator、MNO)と同じであってもなくてもよいエッジコンピューティングサービスプロバイダ(Edge Computing Service Provider、ECSP)によって提供される。
【0113】
エッジデータネットワークは、LADNとして構成され得(例えば、MNOがECSPでもあるとき)、その場合、そのサービスエリアは、既存の5GC手順に基づいて、LADNサービスエリアとして発見され得る。しかしながら、これらの手順は、EDNがLADNとして構成されていない、より一般的な場合では、エッジデータネットワークサービスエリアの発見を可能にしない。以下の説明では、LADNの場合の特定の参照を伴う、より一般的な場合に対処する。
【0114】
エッジデータネットワーク構成サーバは、ECSP又はMNOのいずれかによって展開/管理され、1つ以上のエッジデータネットワークに構成サービスを提供し得る。構成サーバは、一般に、エッジに存在せず、むしろ、MNOのN6-LANの一部である。
【0115】
5GCのEDN情報。5GSは、外部アプリケーションサーバとのインターワーキングのためのネットワーク能力を指定する。これには、NEFを介した露出能力、例えば、外部機能へのプロビジョニング能力の露出が含まれる。また、PLMNがルーティング決定に影響を与える一致を有する第三者に属するアプリケーションサーバの能力も含む。強化を伴うこれらの能力は、ECSPのための手段を提供するために使用されて、EDNに外部管理されたEDN情報を提供し得る。
【0116】
アプリケーションサーバは、UEにサービスを提供するPLMNによって管理されない場合があるエッジデータネットワークのための構成を、1)EDNサービスエリアに関する情報がEDN及びEDNCS発見を支援するために使用されるAMFに、2)トラフィック情報がルーティングに影響を与えるために使用される場合、そのルーティング影響は、EDNCSにアクセスするために、又はエッジサービスの接続性を提供するために使用され得るSMFに、提供し得る。
【0117】
PCFは、対応するポリシーでAMF及びSMFの両方を提供し得ることに留意されたい。下記では、AMF及びSMF構成について個々に詳細に説明する。しかしながら、AFはまた、単一の組のプロビジョニング情報をPCFに提供し得、結果として、対応するポリシーを介してAMF及びSMFの両方にその情報が提供される。
【0118】
AMFは、AMFのサービスエリアの任意の追跡エリアで利用可能である全てのEDNについての任意のEDN関連情報で構成され得、PLMN内の追加のEDNに関する情報でも構成され得る。
【0119】
エッジデータネットワーク情報がAMFにおいて、例えば、一組の追跡エリアとして構成され得る方法に対する異なるアプローチが存在し得る。一例では、情報は、DNNごとに、すなわち、同じDNNを使用してエッジサービスにアクセスする、異なるUEについて構成され、構成されたエッジサービスエリアは、UE加入情報とは無関係に同じである。第2の例では、情報は、EDNCSごとに、すなわち、同じタイプの、又は同じECSPからのエッジサービスにアクセスする、異なるUEについて構成され、構成されたエッジサービスエリアは、UE登録エリアとは無関係に同じである。UE加入情報は、加入されたエッジサービスのタイプを導出するために使用され、これは次に、対応するEDN-CSを導出するために使用される。UEによって提供された異なるDNNは、同じEDN-CSにマッピングしてもよい。
【0120】
上記の両方の例では、AMFにおいて構成されたEDN情報は、UE登録エリア(例えば、モビリティパターン及び許可/非許可エリア)であるかどうかを決定する要因に依存し得る。例えば、同じEDNサービスエリア内にあり、同じサービスに加入された(又は同じDNNを使用する)が、異なるモビリティパターンを有するUEは、異なるEDNCS(又はEDN)にマッピングされ得る。情報は、各EDNについて、EDN識別子、サービスエリア(例えば、対応するTAIのリスト)、DNN若しくは複数のDNN、EDNがLADNとして構成され、発見可能であるかどうかを指定するインジケータ、ECSPと関連付けられたID、各又は複数のDNNに関連付けられたEDN-CSのFQDN、及びDNN(例えば、サービスタイプごと)へのEDNCS関連付けを決定するための条件付きパラメータを含み得る。この情報がAMFによって使用され得る方法は、後述の手順において説明される。
【0121】
SMFは、AFから、PCFを介して、トラフィックルーティング影響の情報を受信する。エッジ構成情報を5GCでプロビジョニングするとき、アプリケーションサーバの要求は、例えば、UEのグループを標的とし得る。そのような要求の場合、情報は、UDRに記憶され得、PCFは、アプリケーションサーバ要求の、対応する通知を受信する。SMFに提供されるトラフィックルーティング影響情報には、1)トラフィック記述子(IPフィルタ又はアプリケーションID)、2)DNAI、3)N6ルーティング情報(IPアドレス、ポートを含み得る)、及び4)EDNCS FQDNが含まれ得る。この情報がSMFによって使用され得る方法は、後で説明される手順において説明される。
【0122】
EECなしのエッジを認識していないUEアプリケーションの処理。本明細書に開示される態様は、EECをホストしていないUEがエッジを認識していないUEアプリケーションにエッジサービスを提供する必要がある場合によく適し得る手順を含む。例えば、UEは、特定のアプリケーションがエッジサービスへのアクセスを許可されるべきであることをユーザが示すことができるGUIを提供してもよい。UEプロトコルスタックは、この指示を使用して、示されたアプリケーションからのトラフィックがエッジデータネットワークにルーティングされるべきであると決定し得る。
【0123】
EECなしのエッジを認識していないUEアプリケーションの処理-登録ベースのUEプロビジョニング。UEは、モビリティ追跡を可能にし、到達可能性を可能にするために、サービスを受信することを認可されるようにネットワークに登録しなければならない場合がある。UEをネットワークに登録するとき、ネットワークのエッジコンピューティングリソースにアクセスすることを望むことを、ネットワークに示すことが提案される。このメカニズムは、UEが、EECをホストしていないが、エッジを認識しておらず、かつユーザがエッジコンピューティングを可能にするアプリケーションを示すことができるGUIを提供するアプリケーションをホストしているシナリオで使用され得る。
【0124】
図4A図4Cは、本開示の一態様による、強化登録手順(EEC事例なし)を示す。図4A図4Cに示される手順は、23.502のセクション4.2.2.2.2に記載されている一般登録手順の強化バージョンである(3GPP TS 23.502、5Gシステムの手順、ステージ2、V16.1.1(2019-09))。一般登録手順の強化は、以下のとおりである。図4Aのステップ1では、UEは、登録タイプ「初期登録」又は「モビリティ登録更新」を使用して登録手順を開始することができ、UEがネットワークのエッジコンピューティングリソースにアクセスすることを望むことを示し得る、フラグ及び追加情報であるEDN情報指示を提供することによって、エッジデータネットワーク情報を取り出すことを要求することができる。EDN情報指示はまた、UE上の特定のアプリケーションがエッジコンピューティングサービスへのアクセスを有するべきであることをネットワークに示すためのアプリケーション記述子(OSId及び/又はOSAppId)を含み得る。EDN情報指示は、図4Aのステップ3のAMFに、及び図4Bのステップ16においてPCFに転送され得る。PCFは、この情報を使用して、どのURSPルールがUEに転送するかを決定し得る。PCFは、UEがエッジコンピューティングを可能にするURSPルールで構成することができるかどうかの指示を用いてAMFに応答してもよい。この指示は、アプリケーション記述子当たりのPCFによって提供され得る。図4Cのステップ21では、PCFからの指示は、AMFによってUEに提供され得る。PCFは、エッジコンピューティングに関連するUEのURSPルールを更新することができるように、UEの位置が変更されるときの通知を受信するためにAMFに更に加入してもよい。
【0125】
EECなしのエッジを認識していないUEアプリケーションの処理-URSPルールの使用。URSPは、PCFによってUEに提供されるポリシーである。これらは、UEによって使用されて、UEからの発信トラフィックをルーティングする方法を決定し得る。トラフィックは、確立されたPDUセッションにルーティングされてもよく、PDUセッションの外側の非3GPPアクセスにオフロードされてもよく、又は新しいPDUセッションの確立をトリガしてもよい。
【0126】
上述の登録手順の強化を使用して、UEは、トラフィックがエッジサービスにルーティングされることから利益を得る場合があるアプリケーションをホストするという指示をPCFに提供し得る。この情報(例えば、アプリケーション記述子)は、PCFによって使用されて、エッジサービスにアクセスするためのURSPルールが必要とされ得ることを決定し得る。その結果として、EDNに特有のURSPルールは、登録受諾応答でUEに返され得る。URSPルールはまた、構成更新手順でUEに提供され得る。この特徴をサポートするために、URSPルールのルート選択構成要素は、新しいエッジ対応指示を含むように修正され得る。この指示を有するルートは、関連付けられたアプリケーション記述子がエッジサービスを可能にするように、UEが(例えば、GUIを介して)構成されている場合にのみ有効であると見なされ得る。RSDは、ルートが有効であると見なすことができる位置(例えば、エッジコンピューティングサービスが利用可能である場所)を更に示し得る。
【0127】
エッジコンピューティングがUE上で可能である場合にのみ、エッジ対応指示を含むルート記述子を有するURSPポリシーが使用され得る。ルート選択検証基準は、必要とされる特定のエッジサービスと関連付けられた位置(及び時間)状況を提供し得る。エッジ対応指示は、エッジ構成目的のPDUセッション確立をエッジサービスにルーティングすることになるURSPルールに使用され得る。エッジ対応指示を有する他のURSPルールは、エッジ構成目的のPDUセッション確立を構成サーバに送信させ得る。
【0128】
エッジ構成サーバのEEC発見(URSPベースのアプローチ)。PDUセッション確立手順は、UEによって5GSで使用されて、EPSからのいくつかのハンドオーバで、又は3GPPの事例と非3GPPの事例との間で、又はネットワークトリガPDUセッション確立手順に続いて、新しいPDUセッションを確立する。この手順は、UEが登録され、AMFがUDMからユーザ加入データを取り出したと仮定してもよい。
【0129】
いくつかのシナリオでは、エッジイネーブラクライアントは、エッジ構成サーバのFQDNで事前にプロビジョニングされた後、又は登録において取得された後に、エッジ構成サーバにIP接続性を確立しようと試みてもよい。例えば、UEは、EDNサービスエリアを発見し、アプリケーションクライアントのうちの1つには、構成サーバにアクセスするために、よく知られているFQDNが事前にプロビジョニングされている。UEのURSPルールは、FQDNが最初にアクセスされるときに、UEに新しいPDUセッションを確立することを試みさせる場合がある。URSPルールは、PDUセッションを使用してエッジ構成データを取得するか、又は一般にオペレータ構成データを取得することをUEに示し得る。このメカニズムはまた、例えば、エッジサービス自体を取得するために、オペレータ又はエッジ構成データを取得すること以外の目的のためにも使用され得る。メカニズムはまた、例えば、URSPルールを介して提供されるのではなく、FQDNが事前に構成されたときに、エッジを認識しているUE又はアプリケーションによって使用され得る。
【0130】
23.502のセクション4.3.2.2.1のPDUセッション確立手順(3GPP TS 23.502、5Gシステムの手順、ステージ2、V16.1.1(2019-09)を参照)は、図5A及び図5Bに示すように、強化され得る。本開示によって導入される手順に対する変更のみが詳述され、他の全てのステップは、本明細書に従って実行されることに留意されたい。
【0131】
図5A及び図5Bは、強化されたUE要求PDUセッション確立のコールフロー例を示す。ここで、図5Aのステップ1では、UEは、エッジ構成要求指示を含む、AMF NASメッセージ(S-NSSAI、DNN、PDUセッションID、要求タイプ、古いPDUセッションID、N1 SMコンテナ(PDUセッション確立要求)を送信してもよい。エッジ構成要求指示を含めることは、PDUセッションが、エッジ構成サーバから構成情報を取り出す目的で使用されることを示し得る。
【0132】
ステップ2では、AMFはSMF選択に進んでもよく、エッジ構成要求インジケータが含まれる場合、EDNCSを決定する。メッセージが既知のEDNCSに対応するDNNを含む場合、AMFは、SMFが、どのDNSサーバアドレスをUEに提供するのかを決定してもよいように、FQDNが、オペレータのECSのIPアドレスに決定されるように、その情報をSMFに転送し得る。DNSサーバアドレスは、単純なリストとして、各DNSアドレスをある位置(例えば、セルID)にマッピングするリストとしてなど、複数の方法で提供され得る。メッセージが既知のEDNCSに対応するDNNを含まない場合には、提供されるS-NSSAIについて、AMFは、1)利用可能なLADNに対応するEDNCS、2)加入されたエッジサービス又は使用されるデフォルトのDNNの相対的な優先度に関するUE加入情報から確立された優先度に基づくEDNCS、又は3)ローカルのOAM構成に基づくEDNCSを選択/決定してもよい。AMFは、存在通知がSMFに送信されるように、「EDNエリア内のUEの存在」に暗黙の加入を作成してもよい。
【0133】
ステップ3では、AMFは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestを、SMFへのエッジ構成選択モードフラグを有する選択されたSMFに送信してもよく、SMFは、この指示を使用して、どのDNSサーバアドレスがPDUセッション確立応答でUEに送信されるべきかを決定してもよい。DNSサーバアドレスは、単純なリストとして、各DNSアドレスをある位置(例えば、セルID)にマッピングするリストとしてなど、複数の方法で提供され得る。また、PDUセッション確立応答を使用して、PDUセッションを使用してエッジ構成サーバに到達し得ることをUEに送信してもよい。
【0134】
ステップ5では、SMFは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext応答をAMFに送信してもよい。応答は、EDNCSのFQDNを含み得るか、又はUEで更新されるEDNCSのDNSサーバアドレスを提供し得る(すなわち、3GPP TS 23.501、5Gシステムのシステムアーキテクチャ、ステージ2、V16.3.0(2019-12)に記載されているように、PDUセッション中に)。ステップ8では、SMFは、EDNCSのFQDNを使用して、適切なUPFを選択してもよい。ステップ10aでは、SMFは、選択されたUPFにN4セッション確立要求を送信してもよく、適切なCNトンネル情報を含んでもよい。次いで、ステップ6から続けて、任意選択の二次認証/認可のような様々な手順は、PDUセッションが構成目的のために使用されることを考慮に入れてもよい。図5Bのステップ12及び13は、応答情報をUEに転送するために使用される。
【0135】
エッジ構成サーバのEEC発見(登録ベースのアプローチ)。UEには、登録中にエッジ構成サーバ情報が提供され得る。一般的な登録手順の強化は、図6A及び図6Bに示されており、以下のように説明される。図6Aのステップ1では、UEは、登録タイプ「初期登録」又は「モビリティ登録更新」を使用して登録手順を開始することができ、UEがネットワークのエッジコンピューティングリソースにアクセスすることを望むことを示す、フラグ及び追加情報であるEDNCS発見要求指示を提供することによって、エッジ構成サーバを発見することを要求することができる。EDNCS発見要求指示はまた、UE上の特定のアプリケーションがエッジコンピューティングサービスへのアクセスを有するべきであることをネットワークに示すためのアプリケーション記述子(OSId及び/又はOSAppId)を含み得る。EDN発見要求指示は、ステップ3でAMFに転送され得る。AMFは、この情報を使用して、どのEDNCS発見情報をUEに転送するかを決定し得る。
【0136】
UEがEDN発見要求指示を介してEDNCS発見情報を要求するとき、AMFは、登録手順に対する応答を介して提供されるEDNCS発見情報を識別し得る。AMFは、UEがエッジサービス加入を有するサービスを決定するために、加入情報(既存の、又は図6Bのステップ14を介して取得された)を使用してもよい。AMFは、登録エリア内のUEに利用可能なEDN及びEDNCSのリストを、登録受諾においてUEに提供するように作成してもよい(図6Bのステップ21)。UEに提供される情報は、例えば、UEによって発見される基準を満たす各EDNについて、1)EDN識別子、2)EDN上のUEの認可範囲(例えば、サービス又は記憶装置上の)、3)対応するEDNサービスエリア(例えば、対応するTAIのリスト)、4)エッジサービスを取得するために使用される1つ以上のDNNと、5)EDNがLADNとして構成され、発見可能であるかどうかを指定する任意選択のインジケータ、6)条件付きパラメータ(例えば、サービスタイプ又はモビリティパターンごとの)に基づいて決定された、各又は複数のDNNに関連付けられたEDNCSのFQDN、又は7)EDNCS発見情報を含み得る。EDNCS発見情報は、以下の情報:1)EDNCSのFQDN又はIPアドレス、2)どのエッジサービスが提供されることができるかについてのサービスのリスト(例えば、アプリケーション記述子)、又は3)UEがアクセスするためにECDと関連付けられた1つ以上のDNNを含み得る。図6Bのステップ21における「EDN情報」は、上述のこの「EDNCS発見情報」を含むことに留意されたい。
【0137】
上記リスト内の全ての情報がAMFで利用可能であり得るわけではないことに留意されたい。例えば、EDNサービスエリアが構成されてもよいが、EDNCS情報は利用可能ではない場合がある。また、UEがLADN DNN又はLADN情報を要求するインジケータも含んでいた場合、AMFは、LADNとして構成され、発見可能なEDNについてのみ情報を提供し得る。あるいは、UEは、EDNがLADNとして構成され、発見可能であるかどうかを指定する任意選択のインジケータを使用して、この情報を抽出することができる場合がある。
【0138】
UEにおいて利用可能なEDNサービスエリアに基づいて、UEは、エッジサービスのためのPDUセッションを要求し得るかどうかを後で決定してもよい。あるいは、この情報は、UEサービス要求又は構成更新手順で要求され、提供され得る。AMFが、上述のプロセスに基づいて、2つ以上の適用可能なEDNCSが利用可能であると決定する場合、AMFは、提供されるS-NSSAIについて、1)利用可能なLADNに対応するEDNCS、2)加入されたエッジサービス又は使用されるデフォルトのDNNの相対的な優先度に関するUE加入情報から確立された優先度に基づくEDNCS、3)ローカルのOAM構成に基づくEDNCSを選択/決定してもよい。AMFは、存在通知がSMFに送信されるように、「EDNエリア内のUEの存在」に暗黙の加入を作成してもよい。AMFは、選ばれたEDNCSに対応するSMFを決定するか、又はEDNCSを決定することができない場合は、セッション確立要求を拒否してもよい。
【0139】
UEを介した効率的なネットワーク露出及び代替的な経路を可能にする。
監視イベントは、アプリケーション機能(AF)に露出され得る(3GPP TS 23.502のセクション4.15.3、5Gシステムの手順、ステージ2、V16.1.1(2019-09)に記載されているように)。監視イベントがNEFを介してAFに露出されるとき、報告は、イベントを検出したNF(AMF、GMLC、UDM、又はSMF)から、NEFに、及びAF上に送信され得る。イベントを検出し、報告を送信する前に、イベントを検出したNFは、例えば、AMFのTS 23.502のセクション4.15.3.2における手順のうちの1つを監視するように構成され得る。構成は通常、加入動作を呼び出すことからなる。
【0140】
図8は、エッジ展開のための最適化されていないネットワーク露出報告経路の一例である。本明細書に記載される「ローカルの展開」は、ローカルの展開機能が一般に、UEに地理的により近づくように展開されるときに、LADN及び/又はエッジ展開における機能性の有効化に専用であり得るコアネットワーク機能(例えば、UPF又はSMF)を示す。ローカルの展開機能は、サービスが提供されたUEの位置とは独立して展開される「集中型」コアネットワーク機能から独立して図示され得る。
【0141】
エッジホスティング環境は、ローカルの展開及びUEに地理的に近接している場合があるが、機能的には、CN展開の一部ではない。したがって、本開示の一態様では、エッジホスティング環境から分離されるローカルの展開を考慮すると、例えば、ローカルの展開が複数のEHEに役立ち、異なるプロバイダによって管理され得る。しかしながら、これは、単に論理的構成であり、ローカルの展開は、あるいは、5GCの一部と見なされるか、又はEHEなどを含み得る。また、いくつかの3GPP仕様(例えば、3GPP SA2からの)では、このローカルの展開の概念は、「エッジ」又は「エッジ展開」と称され得ることに留意されたい。
【0142】
図8は、エッジアプリケーションサーバと共にエッジホスティング環境(Edge Hosting Environment、EHE)における、又は集中型クラウドにおけるAF展開の2つの可能性を図示する。点線は、AMF又はローカルSMFのいずれかによって生成され得る報告について、AFへの報告経路を例示する。
【0143】
図8は、現在の露出アーキテクチャが、いくつかのエッジ展開で問題を引き起こす可能性がある理由を例示している。監視報告を集中型NEFを通って横断する必要があるという事実は、特にエッジAFに向かう、AFにおけるイベントの発生とイベント報告の受信との間に許容できない遅延を引き起こす場合ある。AMF及びNEFは、「集中型」コアネットワークにあってもよい、すなわち、「エッジ」にはなくてもよいが、互いに近づかない場合があることに留意されたい。例えば、AMF、SMF、及びNEFは、各々異なる/別個の都市であってもよい。
【0144】
本開示の態様は、UEがローカルの展開を介してエッジホスティング環境(EHE)に接続されているときに、イベント報告を送信するために使用され得る新しい報告方法を提案する。一態様では、新たなCN機能「ローカル有効化機能」(Local Enablement Function、LEF)が提案されている。LEFは、監視報告をAFにルーティングするために使用され得る、NEFのタイプであり得る。遅延敏感ではないAFの監視報告構成要求は、集中型コアネットワーク内に存在するNEFに依然として送信され得る。
【0145】
図9は、集中型ネットワーク機能からの最適化された報告経路の一例である。図9は、ローカルの展開に接続されたEHEにおいて、AFに露出するために使用されるローカルの展開のLEFを図示する。点線は、AMF又はローカルSMFのいずれかから、エッジAFへの報告経路を例示する。図示される報告経路は、本明細書に導入される方法に対応している。最適化は、集中型NFと、エッジの地理的に近接したエンティティとの間でメッセージが地理的境界を超える回数を最小化(又は排除)することによって起きる。
【0146】
集中型NEFを介したエッジ報告加入のための方法-加入再標的化を使用する方法。以下は、AFが、集中型NEFを介して監視イベントに加入し得る方法について説明する。UEが移動し、異なるローカルの展開及びEHEに接続するとき、加入は、対応する展開に役立つLEFに転送され得る。
【0147】
図10は、集中型ネットワーク露出機能からのエッジ報告加入の転送を実証するコールフロー例である。図10のフローは、集中型NEFがPCFに転送されるイベント、例えば、ダウンリンク送達データ状態への加入を図示する。フローでは、PCFは、他のタイプのイベントのUDM、例えば、DDN障害後の可用性によって置き換えられ得る。したがって、PCFについて説明された転送機能性及びフローメッセージは、UDMなどの他のNFに適用され得る。
【0148】
集中型NEFを介してイベント監視のためのAF加入を可能にするために、報告要件(例えば、遅延)を満たすために最も好適なNEF又はLEFによって報告露出が提供される一方で、報告要件、AF可用性情報、及びUEルーティング選好インジケータを含む、新たに提案された報告パラメータを含むように、報告加入手順を強化することが提案される。報告要件(例えば、遅延公差)は、各加入のためのものであってもよく、また、提供される報告要件が、いくつかの条件、例えば、UEの位置、UEの到達可能性状態、時刻などに基づいて異なって適用され得るように、修飾子のリストを含んでもよい。AF可用性情報は、例えば、AFの位置パラメータ、又は可用性時間であってもよい。UEルーティング選好インジケータは、報告経路内のUEを含む(又は含むことを好む)ための必須又は任意選択の要件として使用され得る。この特徴は、報告に基づいてAF処理を待機する代わりに、UEが処理のために報告(例えば、QoS変更)を使用し得るときにも使用され得る。報告パラメータを使用して、報告要件を満たすために、どのエンティティ(例えば、NEF又はLEF)が報告露出に最適であることを決定し得る。
【0149】
図10のステップ1では、AFは、Nnef_EventExposure_Subscribe要求を、エッジホスティング環境検出報告、例えば、データ送達状態を要求する集中型NEFに送信し得る。要求は、IPトラフィックフィルタ及び監視イベントを含み得る。ステップ2では、NEFは、Npcf_EventExposure_Subscribe要求をPCFに送信し得る。IPフィルタ情報、ステップ1から受信された監視イベントは、メッセージ、並びに要求AFのエンドポイントに含まれ得る。NEFは、例えば、BSFをクエリすることによって、PDUセッションのための選択されたPCFのアドレスを決定し得る。
【0150】
上記で提案された加入された報告パラメータを使用して、NEFは、加入された報告の露出をサポートするのに最も好適なエンティティを決定し得る。BSFにおいてこの機能性をサポートするために、登録Nbsf管理登録動作は(3GPP TS 23.502の5.2.13.2.2、5Gシステムの手順、ステージ2、V16.1.1(2019-09)に記載されているように)、利用可能なNEF及びLEFに関する情報を含むように強化されることが提案されている。これは、PCFがNbsf_Management_Registerを呼び出すときに、PDUセッション及びPCF idのためのタプル(UEアドレス、SUPI、GPSI、DNN、DN情報(例えば、S-NSSAI)、PCF id)に加えて、例えば、報告要件又はエンドポイント(AF)情報に基づいて、好適なNEF/LEF情報も提供し得ることを意味する。
【0151】
加入されたNEFがこれらの要件を満たすとき、既存の加入/通知手順が適用され得る。以下の説明は、主に、ローカルの展開におけるLEFが最も効率的な報告露出を提供する事例を取り上げる。
【0152】
ステップ3では、PCFは、Nsmf_EventExposure_Subscribe要求メッセージを、IPフィルタ情報に関連するPDUセッションに役立ち得るローカルSMFに送信し得、LEF、並びに要求AFの通知エンドポイントを含み得る。次に、ステップ4では、ローカルSMFは、Nnef_EventExposure_Subscribe要求を、報告の露出を要求する、対応するLEFに送信し得る。この要求は、要求AFのエンドポイントを含み得る。次いで、ステップ5では、LEFは、Nsmf_EventExposure_Subscribe応答をローカルSMFに応答し、ステップ6では、ローカルSMFは、Npcf_EventExposure_Subscribe応答メッセージを、LEF情報を含むPCFに送信し得る。続いて、ステップ7は、PCFが、LEF情報を含むNpcf_EventExposure_Subscribe応答メッセージをNEFに送信し得る。ステップ8では、NEFは、LEF情報を含み得るNsmf_EventExposure_Subscribe応答をAFに送信し得る。ローカルSMFは、ステップ9で、イベント、例えば、ダウンリンク送達状態の変更を検出し得る。また、ステップ10では、SMFは、Nsmf_EventExposure_Notifyを、ダウンリンク送達状態イベントメッセージと共にLEFに送信し得る。
【0153】
LEFと通信するためには、ローカルSMFは、ローカルUPFへの、及びLEFにすでに提案されたNxインターフェースであるローカルUPFからのN4インターフェースを使用し得る。あるいは、新しいインターフェース又はAPIを、ローカルSMFとLEFとの間に定義してもよい。あるいは、新しいサービスベースのインターフェースを、ローカルSMFとLEFとの間で定義してもよく、サービスベースのインターフェースのAPIを使用して報告をLEFに送信してもよい。ステップ11では、LEFは、Nnef_EventExposure_Notifyを、ダウンリンク送達状態イベントメッセージと共にAFに送信し得る。
【0154】
上記の説明におけるステップ4、5、10、11のメッセージは、LEFインターフェースが3GPPによって現在定義されているNEF動作の拡張として実装されると仮定して、Nnef動作を使用し得ることに留意されたい。しかしながら、LEFメッセージングは、3GPPによって現在説明されているNnef動作と同様に実装され得るが、独立して実装され得る。
【0155】
本明細書で提案されたBSF機能性の強化に加えて、本方法は、PCFが対応するローカルSMFを決定することに依存することに留意されたい。これは、UEがローカルの展開Aからローカルの展開Bに移動し、接続を変更するときに、PCFが、ローカルのSMF及びローカルの展開Aに役立つLEFに送信された加入を追跡し、これらをローカルの展開Bに転送し、古い加入を削除する必要があることを意味する。PCFはまた、新しいLEFを有するNEF(ステップ7に対応する)に対する加入応答の更新を送信し得る。加入応答の更新は、NEFによってAF(ステップ8に対応する)に転送される。
【0156】
集中型NEFを介したエッジ報告加入のための方法-UEを介して転送するポリシーを使用する方法。図11は、UEを介したエッジ監視ポリシーのルーティング/配信を実証するコールフロー例である。図11のフローは、AFが、集中型NEFを介して、ローカルの展開でNFによって生成されたイベントを監視するためにどのように加入し得るかを記載している。本方法をサポートするために、以前に提案された報告パラメータを使用して、AF加入手順を強化し得る。報告パラメータは、報告要件、AF可用性情報、及びUEルーティング選好インジケータを含み得る。報告パラメータは、この加入が、例えば、ローカルの展開におけるLEFを介して、最適化された様式で送達されるのに必要なエッジにおけるイベント監視に関連しているかどうかを決定するために使用され得る。UEを介して転送するポリシーを使用する方法を可能にするために、AFの1つ以上のイベント加入を使用して、エッジ監視ポリシー(Edge Monitoring Policy、EMP)を作成し得る。
【0157】
AMFは、NASメッセージにEMPをカプセル化し、それをUEに送信し得る。UEが1つのローカルの展開から別のローカルの展開への接続を変更するとき、事前に構成されたFQDN(又はポリシー自体に提供された)を使用して、ユーザプレーンメッセージングを介して各ローカルSMFにEMPを提供し得る。あるいは、UEは、NAS-SMメッセージング(例えば、PDUセッション確立又はPDUセッション修正メッセージ)を介して、各ローカルSMFにEMPを提供し得る。UPFが事前に構成されたFQDNにアドレス指定されたメッセージを受信するとき、このUPFは、PDUセッションと関連付けられたローカルSMFにそのメッセージを送達し得る。この機能性を可能にするために、UEがポリシー転送をサポートすることを示すことが提案されている。サポートの指示は、様々な手順中に、例えば、コアネットワークに登録するときに、提供され得る。ネットワーク(すなわち、AMF)は、このインジケータを使用して、EMPをUEに送信することが許容されるかどうかを決定し得る。
【0158】
UEからローカルSMFに送信され得るポリシー情報(EMP)を使用して、SMFを構成し得る。また、UEを介してSMFにポリシーを送達する本方法は、SMFがPCFと直接通信することができないか、又はAMFからポリシー情報を受信することができない場合、又はローカルの展開において、集中型NFからNFに他のポリシー又は構成メッセージを送達するためになど、他の事例にも使用されることができる。
【0159】
図11のステップ1では、AFは、Nnef_EventExposure_Subscribe要求を、エッジホスティング環境検出報告、例えば、データ送達状態を要求する集中型NEFに送信し得る。この要求は、IPトラフィックフィルタ及び監視イベントを含み得る。次いで、ステップ2では、NEFは、この要求を対応するNFに、例えば、Npcf_EventExposure_Subscribe要求をPCFに送信し得る。PCFは、いくつかのタイプのイベントのUDM、例えば、DDN障害後の可用性後に置き換えられ得る。IPフィルタ情報、ステップ1から受信された監視イベントは、メッセージ、並びに要求AFのエンドポイントに含まれ得る。NEFは、BSFをクエリすることによって、PDUセッションのための選択されたPCFのアドレスを決定し得る。
【0160】
ステップ3では、PCF又はUDMは、対応するEMPを作成してもよいし、又は新しい加入を含むように既存のEMPを修正してもよい。EMPは、例えば、PCFによって作成され、UDMに記憶され得る。EMPはまた、AMFに転送されてもよく、ここで、監視が関連しているUEのNASメッセージにカプセル化される。EMPは、1つ以上の監視イベントに関する情報、及び1つ以上の受信AFを含み得る。本方法を使用して配信され得るEMPは、
・ポリシーのための固有のIDを提供するポリシー識別子と、
・監視ポリシーが適用するUEを識別する方法を提供するUE識別フィルタと、を含み得る。フィルタは、例えば、IPフィルタ又は加入相関ID、
・受信AFのエンドポイント情報と関連付けられた、通知エンドポイントとして表現され得る。これは、2つ以上の受信AFと、
・どの測定値又はメッセージタイプが、ローカルの展開において生成され、ポリシーが適用されるAFに送信されるべきかを決定する測定値又はメッセージタイプの識別子(例えば、ダウンリンク送達データ状態イベントID)と、
・例えば、イベント通知がAFに転送されるべき時間窓を含み得る通知パラメータと、を含み得る。通知基準は、イベント監視を構成するためにローカルSMFによって使用される。通知パラメータは、LEF情報を含み得るか、又はLEF情報は、ローカルSMFにおいて事前に構成され得、
・例えば、地理的エリア、特定のLADN情報などを示すことによって、どのローカルの展開が適用されるべきかを指定するポリシー適用性基準を含み得る。ポリシー適用性基準は、ポリシーを検証するか、又は監視を構成するにあたりローカルSMFによって使用され得、
・UEがEMPをローカルの展開にどのように送達するべきかを定義する他の基準を指定するポリシー送達基準を含み得る。例えば、ポリシー送達基準は、送達をトリガするために、AMFトリガが必要とされることをUEに示し得る。別の例では、基準は、UEが、定期的になど、検出された任意の新しいLADNのEMP送達をトリガするべきであることを示し得る。これらの基準はまた、UEがEMP送達のために事前に構成されたFQDNを使用するべきかどうか、又は別の特定のFQDNを構成してもよいかどうかを示し得る。
【0161】
ステップ4では、AMFは、NASメッセージを使用して、EMPをUEに送信し得る。NASメッセージには、EMP、及びローカルの展開に接続するときに、報告をローカルSMFに送信する方法についての命令が含まれ得る。例えば、上述のポリシー送達基準は、ポリシー自体に含まれる代わりに、NASメッセージに含まれ得る。
【0162】
UEが新しいローカルの展開と接続するとき、図11の後続ステップは、新しいローカルの各展開について繰り返される。ステップ5では、UEは、例えば、新しいLADNを検出することによって、新しいローカルの展開を検出してもよい。あるいは、UEは、ローカルの展開に接続した後、AMFによってトリガされ得る。次いで、ステップ6では、UEは、UPメッセージにカプセル化されたEMPをローカルUPFに送信し得、次いで、このメッセージを、EMPに指定された、又はAMFから受信したNASメッセージに指定されたポリシー送達基準を使用して、ローカルSMFに転送し得る。UEは、EMPをSMFに送信するために使用され得るDNN及び/又はS-NSSAIで構成され得る。UEは、EMPを搬送するトラフィックが特定のDNN及び/又はS-NSSAIに向かってルーティングされるべきであることを示すURSPルールで構成され得る。ステップ7では、ローカルSMFは、ローカルの展開における監視を構成し得る。ローカルSMFは、ローカルの展開(例えば、NWDAF)に実装された他のNFを構成して、監視報告を提供し得る。イベントは、ローカルSMFによってステップ8で検出され得る。あるいは、イベントは、ローカルの展開に実装された他のNFによって検出され得る。ステップ9では、ローカルSMFは、Nsmf_EventExposure_Notifyを、監視されたイベントと共にLEFに送信し得、LEFは、ステップ10で、Nnef_EventExposure_Notifyを、監視されたイベントメッセージ共にAFに送信し得る。
【0163】
集中型NF(すなわち、NEF)を介してAFによって提供される加入情報を配信するための上述の方法は、UEの経路に沿ったローカルの展開において、集中型NFを介してNFに提供される任意のポリシー又は構成情報の配信に使用され得る。本方法はまた、ローカルの展開に接続されたエッジホスティング環境内のサーバに、集中型NFを介して提供されるポリシー又は構成情報を配信するために使用されることができる。
【0164】
エッジサーバに報告するための方法-UEを介した集中型NFイベント報告のための方法。イベントが中央コアネットワーク内で検出され(例えば、図8のAMFにより)、かつAFがエッジにあるとき、NEFを介して報告をエッジに送信することは効率的ではない場合がある。図8に例示されるように、NEFを介して報告を送信することにより、かなりの遅延を引き起こし得る。一態様では、UEがローカルの/エッジ展開、及び報告を受信するべきAFに接続されている場合、AMFは、NASメッセージを使用して、UEを介して報告を送信し得ることが提案されている。NASメッセージは、AFに報告を送信する方法について、イベント報告及び命令(すなわち、アドレス)を含み得る。例えば、以下の情報がUEに送信され得る。
・位置変更、SUPI/PEI関連付けの変更、MICOモード設定の変更、UE到達性報告、もはや(又は再び)満たされることができないQoSターゲット、又はQoS監視パラメータなどの、イベントを説明するイベント報告、
・報告を受信するべきであるLEFのIPアドレス又はFQDN、
・報告をUEに送信するために使用されるPDUセッションと関連付けられて使用されるべきDNN又はS-NSSAI、
・LEFが報告を転送するべきであるAFを識別するAF識別子、及び
・報告を受信するためにAFの早期要求と報告を相関させるように、AFによって使用され得るトランザクション参照ID。
【0165】
本方法は、UEが到達可能であるときに、集中型コアネットワーク内のAMF又は他のNFからの監視報告を転送するために更に使用され得る。本方法はまた、報告パラメータが精密に導入された加入をサポートし得、UEルーティング選好インジケータは、UEルーティングの選好を命令するか、又は示す。これは、QoS監視など、AF動作又はコマンドを待機することなく、報告に直接作用するUEが有益な場合に特に有用である。同時に、AFはまた、最適化された経路を介して報告を通知し得る。
【0166】
図12は、UEを介した集中型NFからの報告ルーティングを実証するコールフロー例である。図12は、UEを介して集中型NF(例えば、AMF)からEHEに位置するAFにルーティングされている報告を監視するための高レベルフロー方法を図示する。
【0167】
UEが図12のステップ2でAMFから監視報告を受信した後、ステップ3で、この監視報告をローカルUPFを介してLEFに送信し得る。UEが監視報告をLEFに送信するとき、UEは、DNN、及び監視報告がUEに送信されたときにAMFによって提供されたS-NSSAIとすでに関連付けられている既存のPDUセッションを使用することを選び得る。あるいは、UEは、DNN、及びAMFによって提供されたS-NSSAIを使用して、新しいPDUセッションを確立し、報告を送信するために新しいPDUセッションを使用し得る。UEはまた、LEFに、AF識別子などの情報を転送し得、その結果、LEFは、どのAFに報告を転送するかを決定することができる。UEはまた、AMFから報告が受信されたときを示すタイムスタンプ、AMFから受信されたトランザクション参照IDなどの他の情報を含み得る。
【0168】
UPFは、ステップ4で、報告をLEFに送信するためにインターフェース又はAPIを使用し得る。例えば、図9のNxインターフェースは、N6ベースのインターフェースであり得、IPベースのルーティングは、報告をNEFに送信するために使用され得る。あるいは、新しいサービスベースのインターフェースを、UPFとLEFとの間で定義してもよく、サービスベースのインターフェースのAPIを使用して報告をLEFに送信してもよい。
【0169】
次に、LEFは、集中型NEF(図9)において使用されるのと同じAPIを使用して、ステップ5で、エッジAFに情報を露出させ得る。Nyインターフェースは、エッジAFをLEFインターフェースにサポートし、TS 29.122で定義されるN33/Nnefインターフェースとして実現され得る。このAPIは、UEがエッジ環境を介してAFに接続されているため、報告がUEを介して届くエッジAFに示すように強化され得る。
【0170】
この機能性を可能にするために、UEが、エッジへの監視報告のルーティングをサポートすることを示すことが提案されている。サポートの指示は、様々な手順中に、例えば、コアネットワークに登録するときに、PDUセッション確立手順の一部として提供され得る。ネットワーク(すなわち、AMF)は、このインジケータを使用して、監視報告をUEに送信することが許容されるかどうかを決定し得る。
【0171】
この機能性を可能にするために、コアネットワークがUEにエッジ監視ルーティングポリシー(Edge Monitoring Routing Policy、EMRP)を提供することも提案されている。UEは、EMRPを使用して監視報告を受信し、それらをLEFにルーティングし得、次に、その情報を要求したエッジAFに露出させ得る。
【0172】
図13A図13Eは、UEが監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信することを可能にする、強化登録手順のコールフロー例を示す。図13A図13Eは、(3GPP TS 23.502、5Gシステムの手順、ステージ2、V16.1.1(2019-09)に記載されているように)一般的な登録手順を図示しており、UEが、LEFに監視報告をルーティングするためにそのサポートを通信できるように強化されている。
【0173】
以下の強化は、UEがLEFへのルーティング監視報告をサポートすることを可能にするために、図13A図13Eに示される手順で提案されている。
【0174】
図13Aのステップ1では、UEは、登録要求内のLEF報告能力インジケータを含み、コアネットワークに、UEが、AMFから監視報告を受信することができ、LEFに監視報告を提供することができることを通知する。この登録要求は、ステップ3で、AMFに転送され得る。
【0175】
図13Cのステップ16では、AMFは、UEのAMポリシー関連付けを確立するときに、PCFへのLEF報告能力インジケータを含む。PCFは、新しいエッジ監視ルーティングポリシー(EMRP)ポリシーを作成するか、又は既存のエッジ監視ルーティングポリシーを更新する。ポリシーを作成/更新するためにPCFによって使用される情報は、UE位置、加入されたサービスエリア制限(UDM情報に基づいてAMFからの)を含み得る。PCFはまた、様々なNF(例えば、AMF、GMLC、UDM)をクエリすることによって、UEが有効にされた監視に関する情報を取得する。PCFは、ネットワーク構成又はポリシーの一部として、利用可能なLEFに関する情報をプロビジョニングされ得る。EMRPポリシーは、
a)ポリシーのための固有のIDを提供するポリシー識別子と、
b)データネットワークを識別するDNNであって、UEが、所与のLEFに監視報告をルーティングするときに接続されている、DNNと、
c)ポリシーが適用されるLEFのIPアドレス又はFQDNと、
d)受信AFのエンドポイント情報と関連付けられた通知エンドポイントと、
e)どの測定値又はメッセージタイプが、ポリシーが適用されるLEFに転送されるべきかを決定する測定値又はメッセージタイプの識別子(例えば、イベントID)と、
f)LEF情報のアプリケーション層レベルの露出のインジケータと、を含み得る。これは、アプリケーション層シグナリングを使用して、UEがLEF情報をAFに送信することができるバイナリインジケータである。これは、接続するべきLEFを発見するために、エッジにおいてAFをサポートするのに有用である。AFは、一般に、集中型NEFに関する情報を事前にプロビジョニングされ得る。しかしながら、エッジ展開の急増によって、ECSPがMNOとは異なるときに、全てのLEFに関する情報を事前にプロビジョニングすることは、実行可能ではない場合がある。代わりに、UEは、受信されたEMRPに基づいて、アプリケーションレベルにおけるこの情報をAFに送信することができる。
【0176】
図13Eのステップ21では、EMRPは、登録受諾メッセージでUEに返される。ステップ1で、UEがLEF報告能力インジケータを含めなかった場合、AMFは、登録受諾メッセージにLEF報告を提供することを望むかどうかをUEに求め得る。
【0177】
ステップ22では、UEがAMFによってそのLEF報告能力を提供するように求められた場合、UEは、登録完了メッセージ内のAMFにインジケータを返す。LEF報告能力インジケータを受信すると、AMFは、EMRPを生成及び送信するために、透過的なUEポリシー送達のためのUE構成更新手順の実行をトリガし得る。EMRPを受信した後、UEは、ポリシーによって指定された監視報告をルーティングし、それらをLEFに送信する。
【0178】
UEは、あるいは、PDUセッション確立手順の一部として、LEF報告能力インジケータを送信してもよい。このシナリオでは、UEは、PDUセッション確立要求にインジケータを含むか、又はPDUセッションを修正するときにこれを含む。SMFは、インジケータを受信し、それをPCFに転送する。EMRPは、PCFによって生成され、PDUセッション確立受諾応答でUEに返される。本方法を使用した既存のタイプのAMF監視報告の例は、UEの到達可能性、位置報告、ダウンリンクデータ通知障害後の可用性などである。
【0179】
本方法を使用した既存のタイプのPCF監視報告の例は、アクセスタイプの変更、シグナリング経路状態、もはや(又は再び)満たされることができないQoSターゲット、QoS監視パラメータである。
【0180】
図8の中央コアネットワークで検出される別のイベントは、進行中のPDUセッション(TS 23.503セクション6.1.3.22)のQoSの変更である。この報告は、SMF及びNASシグナリングを介して送信されることができる。
【0181】
エッジサーバに報告するための方法-エッジ展開されたNFイベントルーティングのための方法。図14は、ローカルで展開されたNFからの最適化された報告経路の一例である。エッジでイベント(例えば、図14のSMFによるダウンリンク送達データ状態)が検出され、AFがエッジにあるとき、エッジから離れない経路を介してAFに報告を送信することが効率的である。
【0182】
ローカルの展開(例えば、NWDAF)で他のNFによって生成された報告については、PCFは、ローカルの展開に接続された全ての(又は一組の)UEに適用可能であり、ローカルSMFに提供されるエッジ監視ポリシー(EMP)を生成し得る。EMPは、DDN障害イベント後の可用性のために、他のNF、例えば、UDMによって生成又は記憶され得る。ローカルSMFに提供されるエッジ監視ポリシーは、
・ポリシーのための固有のIDを提供するポリシー識別子と、
・監視ポリシーが適用するUEを識別する方法を提供するUE識別フィルタであって、フィルタが、例えば、IPフィルタ又は加入相関IDとして表現され得る、UE識別フィルタと、
・2つ以上の受信AFを含み得る、受信AFのエンドポイント情報と関連付けられた通知エンドポイントと、
・どの測定値又はメッセージタイプが、ポリシーが適用されるLEFに転送されるべきかを決定する測定値又はメッセージタイプの識別子(例えば、ダウンリンク送達データ状態イベントID)と、
・ポリシーが適用するLEFのアドレス(例えば、IPアドレス)を含む通知パラメータであって、通知パラメータが、AFに転送するイベント通知のための他の基準(例えば、時間窓)を含み得、そのような通知基準が、イベント監視を構成するために、及び通知ルーティングのためにローカルSMFによって使用され得る、通知パラメータと、
・例えば、地理的エリア、特定のLADN情報などを示すことによって、どのローカルの展開が適用されるべきかを指定するポリシー適用性基準と、を含み得る。ポリシー適用性基準は、ポリシーを検証するか、又は監視を構成するにあたりローカルSMFによって使用され得る。
【0183】
ローカルSMFは、エッジ監視ポリシーを使用して、監視を構成する方法を決定し、監視報告を送信し得る。ローカルSMFは、ローカルの展開(例えば、NWDAF)に実装された他のNFを構成して、監視報告を提供し得る。この構成に基づいて、UE識別フィルタ及び測定又はメッセージタイプ識別子に基づくフィルタリングによって識別された報告が生成され、ポリシーによって示されるLEFに送信される。LEFに対するローカルSMFによって送信されるメッセージはまた、ポリシーによって提供された知エンドポイントも含み、これは、報告を転送する場所を決定するためにLEFによって使用される。
【0184】
多くの場合、ローカルNFによって生成されたイベントを報告するために、既存のインターフェースを再利用することができる。例えば、ローカルSMFは、N4インターフェースをローカルUPFに使用してもよい。ローカルUPFから、報告は、すでに提案されたインターフェース、すなわち、ローカルUPFとLEFとの間のNxインターフェース、及びLEFと(E)AFとの間のNyインターフェースを使用し得る。あるいは、新しいインターフェース又はAPIを、ローカルSMFとLEFとの間に定義してもよい。別の代替例では、新しいサービスベースのインターフェースを、ローカルSMFとLEFとの間で定義してもよく、サービスベースのインターフェースのAPIを使用して報告をLEFに送信してもよい。新しいインターフェース/API又はサービスベースのインターフェースはまた、他のローカルで展開されたNF(例えば、NWDAF)とLEFとの間に定義され得る。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8
図9
図11
図12
図13A
図13B
図13C
図13D
図13E
図14
図10