(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-27
(45)【発行日】2025-02-04
(54)【発明の名称】振動分離装置
(51)【国際特許分類】
B07B 1/28 20060101AFI20250128BHJP
B07B 1/46 20060101ALI20250128BHJP
B29C 64/379 20170101ALI20250128BHJP
B33Y 40/20 20200101ALI20250128BHJP
A61K 9/20 20060101ALN20250128BHJP
【FI】
B07B1/28 Z
B07B1/46 E
B29C64/379
B33Y40/20
A61K9/20
(21)【出願番号】P 2023117227
(22)【出願日】2023-07-19
【審査請求日】2023-07-19
(32)【優先日】2023-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】521244949
【氏名又は名称】水星生醫股分有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】弁理士法人湘洋特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】蔡 志佳
(72)【発明者】
【氏名】呉 永シュン
【審査官】奥隅 隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-104424(JP,A)
【文献】実開平07-025976(JP,U)
【文献】特開2010-234371(JP,A)
【文献】実開昭63-098781(JP,U)
【文献】特開2020-131176(JP,A)
【文献】実開平03-066679(JP,U)
【文献】特開昭53-116564(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07B 1/28-1/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
錠剤の残留粉末を除去する振動分離装置において、
ベース台と、弾性支持部品と、少なくとも1つのハウジングアセンブリと、スクリーンと、排出口と、開口部品とを含み、
前記弾性支持部品の一端が
前記ベース台上に対応して配置され、
前記ハウジングアセンブリは、互いに連通する第1空間と第2空間を有し、
前記錠剤を収容することができ、
前記ハウジングアセンブリ
は、下部
が前記弾性支持部品の他端と対応して結合され
て前記ベース台に揺動可能に接続され、
前記弾性支持部品により左右に揺動することができ、
前記スクリーンは、
前記第1
空間および
前記第2空間を分離するために
前記ハウジングアセンブリ内に対応して配置され、
前記ハウジングアセンブリに取り外し可能に組み立てられ、
前記ハウジングアセンブリは、着脱可能な組み合わせで互いに対応する第1ハウジングと第2ハウジングとを備え、前記第1ハウジングが前記第1空間を形成し、前記第2ハウジングが前記第2空間を形成し、前記スクリーンが前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの間に配置され、
前記排出口は、前記ハウジングアセンブリの外周側に形成され、前記第1空間に連通し
て前記錠剤を外部に排出し、
前記開口部品
は、前記ハウジングアセンブリの上方に対応して配置され
て前記第1空間および
前記第2空間と連通し、
前記錠剤は
前記開口部品を通って
前記ハウジングアセンブリ内に入れられ
、
前記開口部品の上方に供給アセンブリがさらに設けられ、前記供給アセンブリが縁の一部が上方に延びて延長部を形成し、前記錠剤の拡散を防止し、前記ハウジングアセンブリへの前記錠剤の流れを加速するために用いられる、振動分離装置。
【請求項2】
前記第1ハウジングの外周縁は外側に突出して第1フランジを形成し、前記第2ハウジングの外周縁はさらに外側に突出して第2
フランジを形成し
、バッファ部品が前記第1
フランジ及び
前記第2フランジにクランプされる、請求項
1に記載の振動分離装置。
【請求項3】
前記バッファ部品と
前記スクリーンとが単体又は非一体構造状態である、請求項
2に記載の振動分離装置。
【請求項4】
前記ハウジングアセンブリは、第1固定部品をさらに有し、前記ベース台と
前記第2ハウジングとが
前記第1固定部品を介して固定される、請求項
1に記載の振動分離装置。
【請求項5】
前記ハウジングアセンブリは、第2固定部品をさらに有し、前記バッファ部品と
前記第1
ハウジングおよび
前記第2ハウジングとが
前記第2固定部品を介して固定される、請求項
2に記載の振動分離装置。
【請求項6】
前記ベース台内部に圧力調整弁がさらに設けられ、該圧力調整弁は圧力調整装置に接続することができる、請求項1に記載の振動分離装置。
【請求項7】
前記ベース台内部に、
前記ハウジングアセンブリを振動させる振動装置がさらに設けられ、前記ハウジングアセンブリ内の
前記錠剤を振動させて選別できる、請求項1に記載の振動分離装置。
【請求項8】
さらに可動部品を有し、前記ベース台は、
前記可動部品に前後にスライドして取り付けられる、請求項1に記載の振動分離装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離装置であって、特に製造プロセスを大幅に短縮することができる振動分離装置に関する。
【背景技術】
【0002】
「積層製造」としても知られる3Dプリンティング技術は、コンピューター制御の下で原材料を絶えず追加および積層するプロセスである。科学技術の進歩と発展に伴い、過去10年間で、3Dプリンティングは、食品、衣類、住宅、交通から人文科学や芸術、家庭用アクセサリーから環境再建、自動車部品からロケットシェルまで、多くの分野で徐々に応用されるようになった。利点は、生産が速く、製造プロセスの時間とコストが大幅に削減されることである。最近では、3Dプリンティングは、移植臓器、デバイス、医薬品の製造などの医療分野にも応用されている。
【0003】
従来の機械的に加圧で錠剤を作成するのとは異なり、3Dプリンターは積層の概念を使用して、最初に薬の粉末の層を印刷し、次に薬の粉末の粘着成分の層を印刷し、次に重ねて薬の粉末の層を印刷し、類推すると、錠剤は層ごとに形成される。この技術によって製造された薬物は、多孔質の内部構造を有し、内部表面積が大きいため、少量の水で短時間で溶けることができる。水を少し一口飲むだけで錠剤を素早く分散させることができるため、飲み込みにくい人にとっては非常にありがたいことである。
【0004】
さらに、3Dプリンティングプロセスでは、印刷ステップの層の間にさまざまなフレーバー補正剤を追加できるため、従来よりも豊富で多様なフレーバー補正製品を提供できる。さらに、3Dプリンティング技術により、患者の状態に応じて薬の投与量を調整することも可能となり、個別化医療の分野における大きな進歩といえる。
【0005】
しかし、3Dプリンティングプロセスで錠剤を形成する過程では、粉末の層と粉末の粘着成分の層が絡み合って錠剤を形成するため、製造プロセスで多くの残留粉末が発生し、残留粉末は、ブラシなどで錠剤から払い落とされるが、かなりの時間がかかり、製造コストが増加する。
【0006】
したがって、上記の一般的な問題と欠点をどのように解決するかが、この業界に従事する関連メーカーが研究し、改善する方向である。
【発明の概要】
【0007】
したがって、上記の問題を効果的に解決するために、本発明の主な目的は、製造プロセスを大幅に短縮できる振動分離装置を提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、錠剤への損傷を回避する振動分離装置を提供することにある。
【0009】
本発明の第3の目的は、振動分離装置の振動振幅を低減する振動分離装置を提供することにある。
【0010】
本発明の第4の目的は、周辺環境及び周辺装置に影響を与えない振動分離装置を提供することにある。
【0011】
本発明の第5の目的は、迅速な分解と交換効果を達成できる振動分離装置を提供することにある。
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明は、ベース台、弾性支持部品、少なくとも1つのハウジングアセンブリ、スクリーン、排出口および開口部品を含む振動分離装置を提供する。弾性支持部品の一端がベース台に対応し、ハウジングアセンブリは、互いに接続された第1空間と第2空間を有し、篩分け物を収容することができ、ハウジングアセンブリの下部は、弾性支持部品の他端に対応して結合され、その結果、ハウジングアセンブリは、ベース台に揺動可能に接続され、スクリーンは、第1空間と第2空間とを隔てるようにハウジングアセンブリ内に配置され、ハウジングアセンブリに着脱可能に組み付けられる。
排出口はハウジングアセンブリの外周に形成され、第1空間と連通しており、篩分け物が排出口を介して外部に排出されるように、開口部品は、ハウジングアセンブリの上方に配置されており、第1空間と第2空間とが接続されており、篩分け物は開口部品を介してハウジングアセンブリに入れられる。
【0013】
一実施形態において、ハウジングアセンブリは、着脱可能な組み合わせで互いに対応する第1ハウジングと第2ハウジングとをさらに備え、第1空間は第1ハウジングの内部に形成され、第2空間は第2ハウジングの内部に形成され、スクリーンは、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に配置される。
【0014】
一実施形態では、第1ハウジングの外周縁が外側に突出して第1フランジを形成し、第2ハウジングの外周縁がさらに外側に突出して第2フランジを形成し、それに対応してバッファ部品が第1フランジと第2フランジにクランプされる。
【0015】
一実施形態において、バッファ部品およびスクリーンは、単体または非一体構造状態である。
【0016】
一実施形態において、ハウジングアセンブリは、第1固定部品をさらに有し、それによって、ベース台および第2ハウジングは、第1固定部品を介して固定される。
【0017】
一実施形態では、ハウジングアセンブリはさらに第2固定部品を有し、バッファ部品と第1および第2ハウジングは第2固定部品を介して互いに固定される。
【0018】
一実施形態では、供給アセンブリが開口部品の上に設けられ、供給アセンブリは上方に延びて延長部を形成し、この延長部は、篩分け物の広がりを防止し、ハウジングアセンブリへの篩分け物の流入を促進するために使用される。
【0019】
一実施形態では、ベース台の内部に圧力調整弁がさらに設けられ、圧力調整弁は圧力調整装置と接続することができる。
【0020】
一実施形態では、ベース台には、ハウジングアセンブリを振動させる振動装置が設けられているため、ハウジングアセンブリ内の篩分け物を振動させて分離することができる。
【0021】
一実施形態では、可動部品があり、ベース台は前後にスライドできるように可動部品に取り付けられる。
【0022】
したがって、本発明のこの構造の設計により、作業者が篩分け物(錠剤)をハウジングアセンブリに入れ、振動装置を起動して第1と第2ハウジングを振ると、このとき、第1と第2ハウジングは弾性支持部品の構造により左右に振動し、第1と第2ハウジングが左右に揺れる間に、篩分け物(錠剤)は、振動する過程でその上の残留粉末の除去効果が得られ、製プロセスが大幅に短縮できる。また、ハウジングアセンブリが左右に振動するため、錠剤の上下跳ねによる損傷を回避できる。弾性支持部品の設計によりクッション効果が得られ、振動分離装置の振動振幅を大幅に低減でき、製薬工場の周囲環境や周辺機器に影響を与えない。
【0023】
また、可動部品の構造設計により、ベース台は前後にスライドできるように可動部品に取り付けることができる。製薬工場での錠剤の分離プロセス際に粉詰まりがよくある問題であり、また、この設計は医薬品規制に対応して設計されており、可動部品を介して振動分離装置をワークステーションの外側にスライドさせた後、振動分離装置を直接分解して洗浄し、新しいハウジング、スクリーンなどと交換して、モジュール化することで作業効率が大幅に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、本発明の振動分離装置の第1実施形態の立体分解図である。
【
図2】
図2は、本発明の振動分離装置の第1実施形態の側面分解図である。
【
図3】
図3は、本発明の振動分離装置の第1実施形態の立体組み立て図である。
【
図4】
図4は、本発明の振動分離装置の第1実施形態の側面組み立て図である。
【
図5】
図5は、本発明の振動分離装置の第2実施形態の側面組み立て図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の上記の目的およびその構造的と機能的特徴を、添付図面のより良い実施形態に従って説明する。
【0026】
以下、本発明の振動分離装置の構成及び技術内容について、様々な応用例を列挙し、添付の図面を参照して詳細に説明するが、本発明がこれらに限定されない。これらの実施形態、図面、または詳細な説明は、単なる参考のためのものである。
【0027】
さらに、この技術に詳しい人には、列挙された実施例および添付の図面は、参照と例示に過ぎない、本発明を制限するために使用されるものではない;また、これらの記録に基づいて容易に修正できる発明も、発明の精神及び意図を逸脱しないものとみなし、当然そのような発明も本発明の特許出願の範囲に含まれる。
【0028】
さらに、以下の実施形態で言及された方向用語、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」などは、単に図面の方向のみを指す。したがって、使用される方向性の用語は、例示するものであり、本発明を限定するものではない。さらに、以下の実施形態では、同一または類似の構成要素には、同一または類似の構成要素番号が使用される。
【0029】
図1、
図2及び
図3を参照して、本発明の振動分離装置の第1の実施形態の三次元分解図と三次元組み立て圖である。振動分離装置1は、ベース台10と、弾性支持部品11と、少なくとも1つのハウジングアセンブリ12と、スクリーン15と、排出口122と、開口部品13を含む。
本実施形態では、この振動分離装置1は製薬工場に設置され、かつ製薬工場のワークステーション内に可動部品8があり、可動部品8には、スライドレールやローラーなどの移動機能を達成できる任意の部品が含まれるが、これに限定されず、ベース台10は可動部品8に取り付けられる。製薬工場における錠剤の分離工程で粉詰まりが発生することがよくある問題であり、医薬品規制に対応した設計となっているため、可動部品8を介して振動分離装置1をワークステーションの外部にスライドさせた後、振動分離装置1を直接分解して清掃し、同時に新しいハウジングアセンブリ12、スクリーン15等と交換されることにより、モジュール化することで、作業効率を大幅に高める。
【0030】
弾性支持部品11はさらに、第1の端部110および第2の端部111を有する。弾性支持部品11は、スプリングガスダンピング(spring gas damping)またはゴム弾性部品または他の同等物であり得る。第1の端部110は、ベース台10上に位置する、第2の端部111は、ハウジングアセンブリ12がベース台10に揺動可能に接続されるように、ハウジング12と対応して結合される。
【0031】
ハウジングアセンブリ12は、着脱可能な組み合わせで互いに対応する第1ハウジング120と第2ハウジング121とをさらに備え、第1ハウジング120の内部には第1空間1200が形成され、第2ハウジング121はさらに第2空間1210に形成される。第1及び第2空間1200、1210は互いに連結されており、スクリーン15は、第1及び第2ハウジング120、121に対応して、第1及び第2空間1200、1210を分離するように着脱可能に配置される。
【0032】
また、
図4を参照して、第1ハウジング120の外周は外側に突出して第1フランジ1201を形成し、第2ハウジング121の外周はさらに外側に突出して第2フランジ1211を形成している。さらに、バッファ部品2とスクリーン15とは、一体的に形成されていてもよいし、非一体的に形成されていてもよく、すなわち、第2ハウジング121の第2フランジ1211の周囲に溝(図示せず)が形成されており、バッファ部品2を設置することにより、外部汚染防止と、第1ハウジング120と第2ハウジング121との間の密閉効果が得られ、篩分け物4(錠剤)の粉末が外部への粉飛びが防止される。
【0033】
排出口122は、ハウジングアセンブリ12の外周側に形成され、第1空間1200と連通し、開口部品13は、ハウジングアセンブリ12の上方に設けられ、第1及び第2空間1200、1210と連通し、篩分け物4は、開口部品13を通ってハウジングアセンブリ12に入れられ、排出口122を通って外部に排出される。本発明において、篩分け物4は、3Dプリンティング成形された錠剤によって説明される。
【0034】
続き、
図2及び
図4を参照し、ベース台10の内部には振動装置6が設けられており、振動装置6にはモーターが含まれるがこれに限定されず、ハウジング内の篩分け物4を振動させて分離する。
【0035】
さらに、ハウジングアセンブリ12は第1固定部品30と第2固定部品31をさらに有し、ベース台10と第2ハウジング121は第1固定部品30を介して固定される。バッファ部品2と第1及び第2ハウジング120、121とは、第2固定部品31を介して固定される。
【0036】
さらに、開口部品13の上には供給アセンブリ14がさらに設けられ、供給アセンブリ14は上方に延びて延長部140を形成し、これは篩分け物4の広がりを防止し、篩分け物4をハウジングアセンブリ12への流入を促進するために使用される。
【0037】
また、ベース台10の内部には圧力調整弁5があり、圧力調整弁5は圧力調整装置(図示せず)に接続されている。圧力調整装置は、送風機または排気ファンを含むが、これらに限定されない。送風機が使用されている場合、第1ハウジング120に配置され、生成された空気流は篩分け物4を下方に吹き付けて、ふるい速度を速める。排気ファンが使用されている場合、第2ハウジング121に配置され、スクリーニング速度を加速するために、上の空気が吸引によって下方に抽出される。
【0038】
したがって、本発明のこの構造の設計では、作業者が篩分け物4(錠剤)をハウジングアセンブリ12に入れた後、振動装置6を作動させて第1および第2ハウジング120、121を振る。このとき、弾性支持部品11の構造により第1及び第2のハウジング120、121が左右に揺動する間に、篩分け物4(錠剤)は、振動のプロセス中にその上に残っている粉末をふるいにかけて、残留粉末を除去する効果を達成する。その結果、製造プロセスを大幅に短縮することができ、また、ハウジングアセンブリ12が左右に揺動するため、錠剤の上下の跳ね返りによる損傷を回避することができる。また、弾性支持部品11の設計により、振動分離装置1の振動振幅を大幅に低減でき、緩衝効果が得られる。製薬工場の周辺環境や周辺設備に影響を与えない。
【0039】
さらに、本発明のハウジングアセンブリ12は、少なくとも1つの回収ボックス7にさらに接続され、篩分け物4(錠剤)は、排出口122を通って回収ボックスに排出され、ハウジングアセンブリ12の構造は偏心状態を示すように設計されているため、振動選別装置1のスクリーニングプロセス中に篩分け物4(錠剤)が単独で回収箱7に流入できるように、回収に便利である。
【0040】
最後に、
図5を参照し、また
図2を参照して、本発明の振動分離装置の第2実施形態の3次元組み立て図である。振動分離装置の一部の構成要素と構成要素との間の対応関係は、前述の振動分離装置と同じであるため、ここでは繰り返さないが、前述の振動分離装置との主な違いは、本発明の振動分離装置1が第3ハウジング123を有することであり、換言すれば、作業者は、篩分け物4の詳細な要件に応じて、ハウジングアセンブリ12の積層数を増減することができ、モジュール化の効果が達成される。
【0041】
要約すると、本発明は従来のものと比較して以下の利点を有する。
1.製造プロセスを大幅に短縮する。
2.錠剤への損傷を避ける。
3.振動分離装置の振動振幅を小さくする。
4.周囲環境や周辺機器に影響を与えない。
5.素早い交換効果が得られる。
【符号の説明】
【0042】
1 振動分離装置
10 ベース台
11 弾性支持部品
110 第1の端部
111 第2の端部
12 ハウジングアセンブリ
120 第1ハウジング
1200 第1空間
1201 第1フランジ
121 第2ハウジング
1210 第2空間
1211 第2フランジ
122 排出口
123 第3ハウジング
13 開口部品
14 供給アセンブリ
140 延長部
15 スクリーン
2 バッファ部品
30 第1固定部品
31 第2固定部品
4 篩分け物
5 圧力調整弁
6 振動装置
7 回収ボックス
8 可動部品