(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-27
(45)【発行日】2025-02-04
(54)【発明の名称】防護カバーを有する接続ケーブル
(51)【国際特許分類】
H01R 13/52 20060101AFI20250128BHJP
H01R 13/639 20060101ALI20250128BHJP
【FI】
H01R13/52 302A
H01R13/639 Z
(21)【出願番号】P 2023198405
(22)【出願日】2023-11-22
【審査請求日】2023-12-07
(32)【優先日】2023-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】518263597
【氏名又は名称】昆山安費諾正日電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】KUNSHAN AMPHENOL ZHENGRI ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.62, DaTong Road, Development Zone, Kunshan City, JiangSu Province, 215333 China
(73)【特許権者】
【識別番号】518263601
【氏名又は名称】安費諾亮泰企業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】AMPHENOL LTW TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】5F.-3, NO.51, SEC. 4, ZHONGYANG RD., TUCHENG DIST., NEW TAIPEI CITY 23675, TAIWAN
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】弁理士法人武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼商艷
(72)【発明者】
【氏名】周梅▲き▼
【審査官】高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-092160(JP,A)
【文献】特開平06-349543(JP,A)
【文献】特開2007-305537(JP,A)
【文献】特開2003-346996(JP,A)
【文献】特開2020-140779(JP,A)
【文献】特開平11-162583(JP,A)
【文献】特開2002-170627(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R13/40-13/533
H01R13/56-13/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
防護カバーを有する接続ケーブルであって、相手コネクタに嵌挿接続するために用いられ、
挿入溝と導通開口とが成型されている本体を含み、当該導通開口が当該挿入溝と連通するとともに、当該本体の底側に位置する絶縁座と、
基板と、当該基板上に配置された複数の導通部とを含み、当該基板が当該挿入溝内に挿設されており、これらの導通部が当該導通開口から露出する回路基板と、
当該本体に摺動可能に結合されているとともに、当該導通開口を被覆する防護カバーと、
一端が当該本体に当接し、他端が当該防護カバーに固定されているスプリングと、を備え、
当該防護カバーは、前記相手コネクタに押し止められて当該スプリングを圧縮するとともに、当該導通開口を露出させ、当該スプリングの弾性復元力により初期位置に復帰
し、
当該防護カバーは、遮蔽板と、当該遮蔽板に接続されている2つの枠アームとを含み、各当該枠アームは、当該遮蔽板の片側から湾曲延伸して嵌挿接続空間を形成し、当該本体の両サイド部はそれぞれ当該嵌挿接続空間に挿設され、
各当該枠アームは、当該遮蔽板に接続されている側板と、当該側板から湾曲延伸する頂板とを含み、当該側板の一端にフック部が設けられており、当該フック部は当該本体と係止し、
各当該枠アームは、当該頂板から当該嵌挿接続空間の方向に延伸するスペーサ部を有し、かつ当該スペーサ部と当該頂板との間に挿入溝が形成されており、当該挿入溝には当該スプリングが挿設されている接続ケーブル。
【請求項2】
当該本体は、弾性アームと、当該弾性アームに配置された突起部とを含み、前記相手コネクタにはクリップ溝が設けられており、前記接続ケーブルは、当該突起部が当該クリップ溝に係合することにより前記相手コネクタに結合される請求項1に記載の接続ケーブル。
【請求項3】
当該基板は可撓性基板であ
る請求項1に記載の接続ケーブル。
【請求項4】
各当該枠アームは、当該頂板から当該挿入溝を離れる方向に湾曲延伸する阻止部を有し、当該阻止部は、当該本体の外面に当接する請求項
1に記載の接続ケーブル。
【請求項5】
当該本体はストッパ部を有し、当該ストッパ部は当該挿入溝に挿設されている請求項
1に記載の接続ケーブル。
【請求項6】
当該防護カバーは、スプリング挿入ピンを有し、当該スプリングの一端は当該ストッパ部に当接し、他端は当該スプリング挿入ピンに外嵌されている請求項
5に記載の接続ケーブル。
【請求項7】
当該スプリング挿入ピンは、当該頂板の一端から湾曲延伸して当該挿入溝内に伸び込む請求項
6に記載の接続ケーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続ケーブルに関し、特に防護カバーを有する接続ケーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
接続ケーブルは、異なる部品、装置またはシステムを接続するために用いられる機械または電子コンポネントである。また、接続ケーブルを対接に用いることで、異なる装置、システムまたはコンポネント間の電子的、電気的またはデータ等の接続を実現でき、現代の科学技術と通信においては重要な役割を果たしている。
【0003】
さらに、特殊な設計の電力用ケーブルや接続ケーブルとして、可撓性回路基板(FPC,Flexible Printed Circuit)を用いて製作されたフラットケーブルが市販されており、狭い空間での接続、または柔軟性や屈曲耐性が必要な場合に使用することができる。
【0004】
上記の可撓性回路基板を有する接続ケーブルの金属導通部(ゴールデンフィンガ)が絶縁座の底側に露出し、対接時の導通を行う。然し、外部に露出する金属導通部は、使用者の不用意な接触によって損傷する可能性がある。また、基板側のコネクタとの嵌合時、同様に接触破損の恐れがある。
【0005】
これを鑑み、本発明者は、上記の従来技術について研究に没頭し、学理の運用に合わせて上記の問題点の解決に努めることを本発明者の改良の目標とした。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的の1つは、接続ケーブルの導通部の接触損傷を防止し、接続ケーブルの信頼性、耐久性および安全性を向上させる、防護カバーを有する接続ケーブルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するための、本発明の内容は、絶縁座と、回路基板と、防護カバーと、スプリングとを備える、防護カバーを有する接続ケーブルである。絶縁座は本体を含む。本体には、挿入溝および導通開口が成型されており、導通開口は、挿入溝に連通するとともに、本体の底側に位置する。回路基板は、基板と、基板上に配置された複数の導通部とを含み、基板が挿入溝内に挿設されており、導通部が導通開口から露出する。防護カバーは、本体に摺動可能に結合されるとともに、導通開口を被覆する。スプリングの一端は本体に当接し、他端は防護カバーに固定されている。ここで、防護カバーは、相手コネクタに押し止められてスプリングを圧縮するとともに、導通開口を露出させ、また、スプリングの弾性復元力により初期位置に復帰する。
【0008】
本発明の1つの実施例では、本体は、弾性アームと、弾性アームに配置された突起部とを含み、相手コネクタにはクリップ溝が設けられており、接続ケーブルは、突起部がクリップ溝に係止することにより相手コネクタに結合される。
【0009】
本発明の1つの実施例では、基板は可撓性基板である。
【0010】
本発明の1つの実施例では、防護カバーは、遮蔽板と、遮蔽板に接続されている2つの枠アームとを含み、各枠アームは、遮蔽板の片側から湾曲延伸して嵌挿接続空間を形成し、本体の両サイド部はそれぞれ嵌挿接続空間に挿設されている。
【0011】
本発明の1つの実施例では、各枠アームは、遮蔽板に接続されている側板と、側板から湾曲延伸する頂板とを含み、側板の一端にフック部が設けられており、フック部は本体と係止する。
【0012】
本発明の1つの実施例では、各枠アームは、頂板から嵌挿接続空間の方向に延伸するスペーサ部を有し、かつスペーサ部と頂板との間に挿入溝が形成されており、挿入溝にはスプリングが挿設されている。
【0013】
本発明の1つの実施例では、各枠アームは、頂板から挿入溝を離れる方向に湾曲延伸する阻止部を有し、阻止部は、本体の外面に当接する。
【0014】
本発明の1つの実施例では、本体はストッパ部を有し、ストッパ部は挿入溝に挿設されている。
【0015】
本発明の1つの実施例では、防護カバーは、スプリング挿入ピンを有し、スプリングの一端はストッパ部に当接し、他端はスプリング挿入ピンに外嵌されている。
【0016】
本発明の1つの実施例では、スプリング挿入ピンは、頂板の一端から湾曲延伸して挿入溝内に伸び込む。
【発明の効果】
【0017】
従来技術と比較して、本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの導通部は、絶縁座の底側の導通開口から露出し、かつ防護カバーは本体に摺動可能に結合されるとともに導通開口を被覆することにより、接続ケーブルの導通部の接触損傷を防止し、また、接続ケーブルが相手コネクタに差し込まれると、防護カバーが押し止められて導通部を露出させ、相手コネクタの端子と互いに導通し、電子的、電気的またはデータ接続の目的を実現する。また、接続ケーブルが相手コネクタから引き抜かれると、防護カバーがスプリングの弾性復元力により導通部を再び遮蔽し、接続ケーブルの信頼性、耐久性および安全性を向上させ、本発明の実用性を高める。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの嵌挿接続概略図である。
【
図2】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの外観斜視概略図である。
【
図3】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの両側からの斜視分解概略図である。
【
図4】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの両側からの斜視分解概略図である。
【
図5】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの組み合わせ断面図である。
【
図6】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルと相手コネクタとの対接概略図である。
【
図7】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルと相手コネクタとの対接後の両側からの断面図である。
【
図8】本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルと相手コネクタとの対接後の両側からの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に関する具体的な説明および技術内容について、図面を参照しながら以下の如く説明するが、添付図面は参考と説明のために用いられており、本発明を限定するものではない。
【0020】
図1および
図2を参照すると、本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの嵌挿接続概略図および外観斜視概略図が示されている。本発明は、スナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブル1であり、相手コネクタ2を嵌挿接続するために用いられている。また、実際に実施する際に、当該相手コネクタ2は回路基板に配置することができるが、これに限定されることはない。
【0021】
本実施例では、当該接続ケーブル1は、絶縁座10と、回路基板20と、防護カバー30とを含む。当該回路基板20は、基板21と、当該基板21に配置された複数の導通部22とを含む。当該基板21は、当該絶縁座10に結合されている。当該導通部22は、当該絶縁座10の底部に露出する。
【0022】
また、当該防護カバー30は当該絶縁座10に結合されるとともに、当該絶縁座10の底部の導通部22を遮蔽する。
【0023】
本発明の1つの実施例では、当該絶縁座10は、本体11と、弾性アーム12と、当該弾性アーム12に配置された突起部13とを含む。一方、当該相手コネクタ2にはクリップ溝3が設けられている。これによって、当該接続ケーブル1が当該相手コネクタ2に嵌挿接続されると、当該接続ケーブル1は、当該突起部13が当該クリップ溝3に係合することにより、当該相手コネクタに結合される。
【0024】
また、
図3乃至
図5を参照すると、本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルの両側からの斜視分解概略図および組み合わせ断面図が示されている。本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブル1は、絶縁座10と、回路基板20と、防護カバー30と、スプリング40とを備える。当該絶縁座10は本体11を含む。当該本体11には挿入溝110と、導通開口111とが成型されている。当該導通開口111は当該挿入溝110に連通するとともに、当該本体11の底部に位置する。さらに、当該本体11は、弾性アーム12と、当該弾性アーム12に配置された突起部13とを含む。
【0025】
当該回路基板20は、基板21と、当該基板21に配置された複数の導通部22とを含む。当該基板21は当該挿入溝110内に挿設されている。これらの導通部22は、当該導通開口111から露出する。本実施例では、当該基板21は可撓性基板であり、また、各導通部22はゴールデンフィンガとして設けられているが、これに限定されない。
【0026】
さらに、当該防護カバー30は、当該本体11に摺動可能に結合されているとともに、当該導通開口111を被覆する。当該スプリング40の一端は当該本体11に当接し、他端は当該防護カバー30に固定されている。
【0027】
なお、本実施例では、当該基板21に2列の導通部22が間隔をあけて配置されている。また、当該防護カバー30が当該導通開口111を被覆すると、これらの導通部22の大部分を遮蔽し、導通部22の末端のみを露出する。
【0028】
具体的には、当該防護カバー30は、遮蔽板31と、当該遮蔽板31に接続されている2つの枠アーム32とを含む。各枠アーム32は、当該遮蔽板31の片側から湾曲延伸して嵌挿接続空間320を形成している。当該本体11の両サイド部はそれぞれ当該嵌挿接続空間320に挿設されている。なお、当該防護カバー30は、使用ニーズに応じて金属またはプラスチック材で製作することができる。
【0029】
また、各当該枠アーム32は、当該遮蔽板31に接続されている側板321と、当該側板321から湾曲延伸する頂板322とを含む。当該側板321の一端にフック部323が設けられている。また、当該フック部323は当該本体11と係止する。
【0030】
より詳しく、各当該枠アーム32は、当該頂板322から当該嵌挿接続空間320の方向に延伸するスペーサ部324を有し、かつ当該スペーサ部324と当該頂板322との間に挿入溝325が形成されている。当該挿入溝325には当該スプリング40が挿設されている。さらに、各当該枠アーム32は、当該頂板322から当該挿入溝325を離れる方向に湾曲延伸する阻止部326を有する。また、当該阻止部326は当該本体11の外面に当接する。
【0031】
さらに、当該本体11はストッパ部112を有する。当該ストッパ部112および当該スプリング40は、当該挿入溝325に挿設されている。また、当該防護カバー30は、スプリング挿入ピン33を有する。当該スプリング40の一端は当該ストッパ部112に当接し、他端は当該スプリング挿入ピン33に外嵌されている(
図5を参照)。本実施例では、当該スプリング挿入ピン33は、当該頂板322の一端から湾曲延伸して当該挿入溝325に伸び込む。
【0032】
本発明の1つの実施例では、当該接続ケーブル1は、複数の支持板50と、1枚の補助板60とを備える。これらの支持板50は、それぞれ当該遮蔽板31の両側に配置され、当該遮蔽板31の構造を補強するために用いられている。また、当該補助板60は、当該基板21の当該挿入溝110に挿し込まれる前端に配置され、当該基板21の構造を補強するために用いられている(
図6を参照)。
【0033】
図6乃至
図8を参照すると、本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルと相手コネクタとの接続概略図および接続後の両側からの断面図が示されている。
図6に示されるように、本発明のスナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブル1は、複数の端子4を有する相手コネクタ2に嵌挿接続するために用いられている。当該接続ケーブル1が当該相手コネクタ2に嵌挿接続されると、当該弾性アーム12が当該本体11の方向に押し付けられて移動し、かつ当該突起部13が当該クリップ溝3に係合して当該相手コネクタ2に結合される(
図1を参照)。
【0034】
図7と
図8に示されているように、当該接続ケーブル1の本体11が当該相手コネクタ2に差し込まれると、当該防護カバー30が当該相手コネクタ2に押し止められて当該スプリング40を圧縮するとともに、当該導通開口111を露出させる。この時、当該導通開口111内に位置する導通部22と当該相手コネクタ2の端子4とがお互いに導通し、電子的、電気的またはデータ接続の目的を実現する。
【0035】
また、当該接続ケーブル1の本体11が当該相手コネクタ2から引き抜かれると、当該防護カバー30が当該スプリングの弾性復元力により初期位置に復帰し、当該基板21上の導通部22を再び遮蔽する。
【0036】
なお、当該防護カバー30は、主に当該本体11を覆うとともに、当該回路基板20の導通部22を保護するために用いられている。また、当該防護カバー30は、当該接続ケーブル1が嵌挿接続されていないときに当該回路基板20の導通部22を保護することに加えて、当該接続ケーブル1が当該相手コネクタ2と対接するプロセス中も導通部22を保護し続ける機能を有する。さらに、当該接続ケーブル1は、当該スプリング40を設けることにより、当該相手コネクタ2から引き抜かれると、当該防護カバー30を初期位置に復帰させることができる。
【0037】
上記は、本発明のより良い実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を規定することを意図したものではない。本発明の特許の精神を応用した他の等価な変形は、すべて本発明の特許請求の範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0038】
1 接続ケーブル
2 相手コネクタ
3 クリップ溝
4 端子
10 絶縁座
11 本体
110 挿入溝
111 導通開口
112 ストッパ部
12 弾性アーム
13 突起部
20 回路基板
21 基板
22 導通部
30 防護カバー
31 遮蔽板
32 枠アーム
320 嵌挿接続空間
321 側板
322 頂板
323 フック部
324 スペーサ部
325 挿入溝
326 阻止部
33 スプリング挿入ピン
40 スプリング
50 支持板
60 補助板
【要約】
【課題】接続ケーブルの導通部の接触損傷を防止すること。
【解決手段】本発明は、スナップフィット式の防護カバーを有する接続ケーブルであり、絶縁座と、回路基板と、防護カバーと、スプリングとを備える。絶縁座は本体を含む。本体には、挿入溝および導通開口が形成されており、導通開口は挿入溝に連通しかつ本体の底側に位置する。回路基板は、基板および基板に設けられている複数の導通部を含み、基板は挿入溝内に挿設されており、導通部は導通開口を外部に露出する。防護カバーは、本体に摺動可能に結合されかつ導通開口を被覆する。スプリングの一端は本体に当接され、他端は防護カバーに固定されており、防護カバーは、相手コネクタによって押し止められてスプリングを圧縮し、導通開口を外部に露出させ、また、スプリングの弾性復元力により初期位置に復帰する。
【選択図】
図7