(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-28
(45)【発行日】2025-02-05
(54)【発明の名称】注射針先端ふらつき防止シート
(51)【国際特許分類】
A61M 5/42 20060101AFI20250129BHJP
【FI】
A61M5/42 520
(21)【出願番号】P 2024129724
(22)【出願日】2024-08-06
【審査請求日】2024-08-06
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505339841
【氏名又は名称】梶田 壽義
(72)【発明者】
【氏名】梶田 壽義
【審査官】星名 真幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-144096(JP,A)
【文献】特開2011-206407(JP,A)
【文献】特開2003-079724(JP,A)
【文献】特開2001-245875(JP,A)
【文献】特開平07-250902(JP,A)
【文献】米国特許第05911707(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0206438(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0367085(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0027429(US,A1)
【文献】国際公開第2021/020185(WO,A1)
【文献】国際公開第2023/114755(WO,A1)
【文献】米国特許第11712527(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 5/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一辺が8mm、高さ2mmの頂点を下にした正四角錐の前記頂点に注射針を傾けても挿入出来る
注射針挿入穴を設けたパーツを3行3列のメッシュ状に配置、成形した透明な硬質塩ビ製の
シートであって、
前記3行3列のメッシュ状に配置したシートのエリア上に、注射針先端を乗せる事により
前記頂点を下にした正四角錐の傾斜による案内効果で注射針先端を乗せた位置に近い注射針挿入穴に
案内され注射針先端がふらつく事なく注射が打てる事を特徴とする注射針先端ふらつき防止シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドとしての一案。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-058838号
【文献】特開2002-016346号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高齢者への注射医療時に手のふらつき等に対する不安が増えている。
この課題を解決するための簡単な対策用具が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一辺が8mm、高さ2mmの頂点を下にした正四角錐の前記頂点に注射針を傾けても挿入出来る
注射針挿入穴を設けたパーツを3行3列のメッシュ状に配置、成形した透明な硬質塩ビ製の
シートであって、
前記3行3列のメッシュ状に配置したシートのエリア上に、注射針先端を乗せる事により
前記頂点を下にした正四角錐の傾斜による案内効果で注射針先端を乗せた位置に近い注射針挿入穴に
案内され注射針先端がふらつく事なく注射が打てる様にした。
【発明の効果】
【0006】
一連の注射による医療行為がやり易くなると共に患者さんの不安が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドを使用して注射をしている時の側断面図
【
図2】
図2は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの止血、消毒用のカット綿をあてがう行為の第一段階の断面図
【
図3】
図3は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの止血、消毒用のカット綿をあてがう行為の第二段階の断面図
【
図4】
図4は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの止血、消毒用のカット綿をあてがう行為完了時の断面図
【
図5】
図5はパーツ9個をメッシュ状に配置した硬質塩ビ透明シートのエリアの詳細図
【
図6】
図6は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの側断面図
【
図7】
図7は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの正面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
【0009】
図1は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドを使用して注射をしている時の側面図である。
【0010】
図2は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの止血、消毒用のカット綿をあてがう行為の第一段階の断面図である。
【0011】
図3は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの止血、消毒用のカット綿をあてがう行為の第二段階の断面図である。
【0012】
図4は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの止血、消毒用のカット綿をあてがう行為完了時の断面図である。
【0013】
図5はパーツ9個をメッシュ状に配置した硬質塩ビ透明シートのエリアの詳細図である。
【0014】
図6は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの側断面図である。
【0015】
図7は注射針先端ふらつき防止用折りたたみ式パッドの正面図である。
【実施例】
【0016】
【産業上の利用可能性】
【0017】
一連の注射による医療行為がやり易くなる安全対策用製品として製造、販売。
【符号の説明】
【0018】
1 注射針挿入穴
2 空洞の四角錐の頂点を下にした時の上になった下底線
3 空洞の四角錐の頂点を下にした時の内側の谷の線
4 パーツ9個をメッシュ状に配置した外周の縁
5 剥がす事が出来る医療用両面テープ
6 パーツ9個をメッシュ状に配置した硬質塩ビ透明シートのエリア
7 空洞の四角錐の頂点を下にした時の内側の谷の面
8 止血、消毒用のカット綿
9 注射針
10 止血、消毒用カット綿の取り付けシート
11 パーツ9個をメッシュ状に配置した固定用シート
12 腕
【要約】
【課題】
高齢者に注射を打つ時に手のふらつき等に対する不安が増えている。
この課題を解決するための簡単な対策用具が求められている。
【解決手段】
四角錐の頂点を下にして窪んだ中心に注射針の挿入穴を設け、前記パーツ9個をメッシュ状に配置した
四角錐の案内効果で注射針先端を乗せた位置に近い注射針挿入穴に案内され、注射針先端がふらつく事なく
注射が打てる。前記カット綿で注射完了後、前記剥がすことができる医療用両面テープを剥がし、
肌にあてがい固定出来る方向に、前記折り代を使用し折りたたみ、再び、前記テープを使用し
固定し、止血、消毒が出来る様にした。
【選択図】
図7