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<図1>
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-30
(45)【発行日】2025-02-07
(54)【発明の名称】プログラム及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/79 20140101AFI20250131BHJP
   A63F 13/58 20140101ALI20250131BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20250131BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20250131BHJP
【FI】
A63F13/79 520
A63F13/58
A63F13/69
A63F13/792
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2024093700
(22)【出願日】2024-06-10
【審査請求日】2024-09-05
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509070463
【氏名又は名称】株式会社コロプラ
(74)【代理人】
【識別番号】100085660
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 均
(74)【代理人】
【識別番号】100149892
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 弥生
(74)【代理人】
【識別番号】100185672
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 雅人
(72)【発明者】
【氏名】山崎 聡士
【審査官】西村 民男
(56)【参考文献】
【文献】特開2024-055875(JP,A)
【文献】特開2024-002880(JP,A)
【文献】NFTマーケットプレイスおすすめランキング!選び方から注意点、手数料比較まで徹底解説,株探[online],2024年06月06日,インターネット URL https://kabutan.jp/hikaku/cc-nft-marketplace/,[2024年12月27日検索]
【文献】[インタビュー]「De:Lithe Last Memories」はソーシャルゲームとして高品質のものを目指し,キャラクターを一人の人間として描いていく,4gamer.net[online],2024年04月13日,インターネット URL https://www.4gamer.net/games/719/G071938/20240402040/,[2024年11月30日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24,13/00-13/98
G06Q 20/00-20/42,30/00-30/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め定められた契機で、オブジェクトに関連付けられた第1パラメータを更新し、
予め定められた契機で、前記オブジェクトに関連付けられた第2パラメータを更新し、
前記第1パラメータおよび前記第2パラメータが更新された状態の前記オブジェクトが他のユーザに移転される際に、前記第1パラメータを所定値に変更可能である一方で、前記第2パラメータを維持可能にする
制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記オブジェクトは、移転可能な期間において予め定められた移転条件が成立すると、他のユーザへ移転され、
前記オブジェクトの前記第1パラメータは、前記期間の開始時点の前後において維持され、
前記制御手段は、
前記オブジェクトを移転可能な前記期間において、前記第1パラメータの現在値を当該オブジェクトの所有者に通知可能とし、
前記移転条件が成立する前に、前記オブジェクトの所有者が予め定められた終了操作を実行した場合、当該オブジェクトを移転可能な前記期間を終了可能であり、
前記移転条件が成立した後に、前記オブジェクトの前記第1パラメータを前記所定値に変更可能である
プログラム。
【請求項2】
前記コンピュータを、
前記期間における前記オブジェクトの前記第1パラメータが前記所定値とは異なる場合であっても、当該オブジェクトの前記第1パラメータが前記所定値であると他ユーザに報知可能にする報知制御手段
として機能させる請求項に記載のプログラム。
【請求項3】
コンピュータを、ユーザが所有する特定状態のオブジェクトが、他のユーザへ移転される際に、当該オブジェクトの状態を所定状態に変更可能である状態制御手段として機能させ、
前記オブジェクトは、移転可能な期間において予め定められた移転条件が成立すると、他のユーザへ移転され、
前記オブジェクトの前記状態は、前記期間の開始時点の前後においては維持され、
前記状態制御手段は、前記移転条件が成立した後に、前記オブジェクトの前記状態を前記所定状態に変更可能であり、
前記コンピュータを、前記期間における前記オブジェクトの前記状態が前記特定状態である場合であっても、当該オブジェクトが前記所定状態であると他ユーザに報知可能にする報知制御手段
として機能させるプログラム。
【請求項4】
予め定められた契機で、オブジェクトに関連付けられた第1パラメータを更新し、
予め定められた契機で、前記オブジェクトに関連付けられた第2パラメータを更新し、
前記第1パラメータおよび前記第2パラメータが更新された状態の前記オブジェクトが他のユーザに移転される際に、前記第1パラメータを所定値に変更可能である一方で、前記第2パラメータを維持可能にする制御手段を具備し、
前記オブジェクトは、移転可能な期間において予め定められた移転条件が成立すると、他のユーザへ移転され、
前記オブジェクトの前記第1パラメータは、前記期間の開始時点の前後において維持され、
前記制御手段は、
前記オブジェクトを移転可能な前記期間において、前記第1パラメータの現在値を当該オブジェクトの所有者に通知可能とし、
前記移転条件が成立する前に、前記オブジェクトの所有者が予め定められた終了操作を実行した場合、当該オブジェクトを移転可能な前記期間を終了可能であり、
前記移転条件が成立した後に、前記オブジェクトの前記第1パラメータを前記所定値に変更可能である
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、オブジェクトを他のユーザへ移転可能な技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第7464452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、サービスの興趣性の向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のプログラムは、予め定められた契機で、オブジェクトに関連付けられた第1パラメータを更新し、予め定められた契機で、オブジェクトに関連付けられた第2パラメータを更新し、第1パラメータおよび第2パラメータが更新された状態のオブジェクトが他のユーザに移転される際に、第1パラメータを所定値に変更可能である一方で、第2パラメータを維持可能にする制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、オブジェクトは、移転可能な期間において予め定められた移転条件が成立すると、他のユーザへ移転され、オブジェクトの第1パラメータは、期間の開始時点の前後において維持され、制御手段は、オブジェクトを移転可能な期間において、第1パラメータの現在値を当該オブジェクトの所有者に通知可能とし、移転条件が成立する前に、オブジェクトの所有者が予め定められた終了操作を実行した場合、当該オブジェクトを移転可能な期間を終了可能であり、移転条件が成立した後に、オブジェクトの第1パラメータを所定値に変更可能である予め定められた契機で、オブジェクトに関連付けられた第1パラメータを更新し、予め定められた契機で、オブジェクトに関連付けられた第2パラメータを更新し、第1パラメータおよび第2パラメータが更新された状態のオブジェクトが他のユーザに移転される際に、第1パラメータを所定値に変更可能である一方で、第2パラメータを維持可能にする制御手段としてコンピュータを機能させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、サービスの興趣性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】情報処理システムの各構成を説明するための図である。
図2】情報処理システムのハードウェア構成図である。
図3】情報処理システムの機能ブロック図である。
図4】プレイ画面の具体例の模擬図である。
図5】情報処理システムの動作の具体例を説明するための図である。
図6】アイテム情報の具体例を説明するための図である。
図7】回復処理が実行される時期の具体例を説明するための図である。
図8】管理画面の具体例の模擬図である。
図9】強化画面の具体例の模擬図である。
図10】回復画像の具体例の模擬図である。
図11】ショップ画面の具体例の模擬図である。
図12】情報処理システムにおける各処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、情報処理システム1000の各構成を説明するための図である。情報処理システム1000は、サーバ装置100、端末装置200およびブロックチェーンシステム300を含んで構成される。図1に示す通り、以上の各構成は、ネットワークIを介して通信可能である。ネットワークIとしては、例えば、インターネットが想定される。
【0009】
サーバ装置100は、ゲーム運営者(例えば、ゲームの運営を行う企業)により管理され、端末装置200において所謂NFT(Non-Fungible Token)ゲームを実行可能にする。詳細には後述するが、本実施形態のNFTゲームは、端末装置200により表示された仮想空間Svにおいて進行される。なお、図1においては、サーバ装置100が1個のサーバ装置で構成される例を示すが、サーバ装置100を複数個のサーバ装置(システム)で構成してもよい。
【0010】
端末装置200は、サーバ装置100から各種の情報を取得し、NFTゲームを進行させる。端末装置200としては、例えば、パーソナルコンピュータが採用され得る。なお、図1においては、端末装置200としてディスクトップ型のパーソナルコンピュータを例示するが、ノート型のパーソナルコンピュータまたはタブレット型のパーソナルコンピュータを端末装置200として採用してもよい。また、端末装置200として、スマートフォンまたは携帯ゲーム機を採用してもよい。
【0011】
端末装置200には、表示装置201および操作装置202が接続される。表示装置201は、例えば、有機EL(Electro Luminescence)で構成されるフラットディスプレイを含んで構成される。表示装置201は、端末装置200により制御され、仮想空間Svを含む各種の画像を表示する。操作装置202は、例えば、キーボートおよびポインティングディバイス(マウス)が想定される。ユーザは、操作装置202を適宜に操作することで、NFTゲームを進行可能である。
【0012】
ブロックチェーンシステム300は、複数個のノード装置301を含んで構成される。各ノード装置301は、P2P(Peer to Peer)の通信方式により相互に通信可能である。また、各ノード装置301は、ブロックチェーンプロトコルを稼動させることで、データベースとしての共通のブロックチェーンを記憶(更新)する。ブロックチェーンプロトコルとしては、公知のプロトコルが採用され得る。例えば、イーサリアムプロトコルが好適に採用され得る。また、ブロックチェーンシステム300は、公知のスマートコントラクト機能を具備し、各種の取引を自動で成立可能に構成される。
【0013】
NFTゲームでは、各種のアイテム(デジタルアセット)がユーザに付与される。本実施形態では、各アイテムのうちNFTが発行されたアイテムを「NFTアイテム」と記載する場合がある。NFTを発行する場合、サーバ装置100または端末装置200のウォレットからNFT発行要求がブロックチェーンシステム300に送信される。NFT発行要求が送信されると、アイテムのインデックスデータがブロックチェーンに記憶される。以上のインデックスデータには、ブロックチェーンにおける当該インデックスデータの識別情報、NFTアイテムの所有者(アドレス)、および、当該NFTアイテムのメタデータの保存先を示す情報が含まれる。
【0014】
情報処理システム1000(例えば、サーバ装置100)は、各アイテムを表す画像データ(コンテンツデータ)、および、当該アイテムのメタデータを記憶する。以上のメタデータには、例えば、アイテムを表す画像データのURL(Uniform Resource Locator)、当該アイテムの名称、概要、パラメータ(特徴や性質)が含まれる。なお、以下において、アイテムのNFTを発行することを「アイテムをNFT化する」と記載する場合がある。
【0015】
ブロックチェーン(インデックスデータ)は改ざんが実質的に不可能である。したがって、インデックスデータがブロックチェーンに記憶されたNFTアイテムは、実質的に非代替性のデジタルアセットとして機能する。なお、サーバ装置100自体がブロックチェーンシステム300のノード装置として機能する構成としてもよい。
【0016】
図2は、情報処理システム1000のハードウェア構成図である。上述した通り、情報処理システム1000は、サーバ装置100、端末装置200およびブロックチェーンシステム300を含む。サーバ装置100は、図2に示す通り、処理装置101、記憶装置102および通信装置103を含んで構成される。以上の各構成は、システムバスを介して通信可能に接続される。
【0017】
処理装置101は、サーバ装置100の全体を制御する。以上の処理装置101は、単数または複数のプロセッサで構成され得る。具体的には、処理装置101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の1種類以上のプロセッサで構成され得る。
【0018】
記憶装置102は、基本プログラムおよびアプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶する。記憶装置102としては、例えば半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体が採用され得る。また、記憶装置102を1個の記録媒体で構成してもよいし、複数個の記録媒体で構成してもよい。記憶装置102が記憶するアプリケーションプログラムには、上述のウォレット機能を実現するためのアプリケーションプログラムが含まれる。
【0019】
なお、ウォレット機能を実現するためのアプリケーションプログラムとしては、公知のアプリケーションプログラムが適宜に採用される。サーバ装置100は、ウォレット機能により、上述のブロックチェーンを更新するための各要求をブロックチェーンシステム300に送信する。通信装置103は、ネットワークIを介して端末装置200およびブロックチェーンシステム300(各ノード装置301)と通信する。
【0020】
サーバ装置100の記憶装置102は、NFTゲームで用いられる各種のデータをユーザの識別情報に対応させて記憶する。例えば、ユーザが所持するアイテム、当該ユーザ(後述のユーザキャラクタ)のレベル、各アイテムのパラメータを含む各種のデータがサーバ装置100に記憶される。また、サーバ装置100は、上述のNFTアイテムを表すコンテンツデータ(画像データ)、および、当該NFTアイテムのメタデータを記憶する。
【0021】
ただし、以上のNFTアイテムの各データ(コンテンツデータ、メタデータ)をサーバ装置100以外が記憶する構成としてもよい。例えば、複数のノードから構成される公知のIPFS(InterPlanetary File System)に以上の各データが記憶される構成としてもよい。また、コンテンツデータおよびメタデータの双方または一方がブロックチェーン(ノード装置301)に記憶される構成としてもよい。
【0022】
端末装置200は、処理装置203、記憶装置204および通信装置205を含んで構成される。また、端末装置200には、上述の表示装置201および操作装置202が接続される。端末装置200の処理装置203は、端末装置200の全体を制御する。例えば、端末装置200の処理装置203は、上述のサーバ装置100の処理装置101と同様に、単数または複数のプロセッサで構成され得る。具体的には、処理装置203は、例えばCPU、GPU、DSP、FPGAまたはASIC等の1種類以上のプロセッサで構成され得る。
【0023】
記憶装置204は、基本プログラムおよびアプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶する。例えば、端末装置200の記憶装置204はWebブラウザ(アプリケーションプログラム)を記憶する。端末装置200は、Webブラウザにより、NFTゲームを実行するための各種のデータ(HTMLファイル、画像データなど)をサーバ装置100から取得する。また、端末装置200(記憶装置204)が記憶するアプリケーションプログラムには、上述のウォレット機能を実現するためのアプリケーションプログラムが含まれる。
【0024】
ユーザは、端末装置200のウォレット機能により、暗号資産の取引所でユーティリティトークンを購入できる。以上のユーティリティトークンは、例えば、予め定められたNFTアイテム(後述の掘削用アイテムGp)を取得する場合に使用される。端末装置200のウォレット機能により、ブロックチェーン上にあるユーティリティトークンの所有者(アドレス)を当該ユーザ自身に変更可能である。以下、説明を簡単にするため、ブロックチェーン上にあるユーティリティトークンの所有者をユーザに変更することを「ユーティリティトークンを当該ユーザのウォレットに入れる」等と記載する場合がある。
【0025】
また、ユーザは、NFTゲームで取得したNFTアイテム(後述の宝石アイテムGj、掘削用アイテムGp)を他のユーザのユーティリティトークンと交換可能である。具体的には、端末装置200のウォレット機能により、ブロックチェーン上にあるNFTアイテムの所有者を他のユーザに変更可能である。同様に、ユーザは、自身が所有するユーティリティトークンと、他のユーザが所有するNFTアイテムとを交換可能である。以上のNFTアイテムの取引は、後述のマーケットプレイスMpを介して実施される。以下、説明のため、ブロックチェーン上にあるNFTアイテムの所有者を他のユーザに変更することを「NFTアイテムを当該ユーザのウォレットに入れる」等と記載する場合がある。
【0026】
端末装置200の記憶装置204としては、例えば、半導体記録媒体および磁気記録媒体等の公知の記録媒体が採用され得る。なお、記憶装置204を1個の記録媒体で構成してもよいし、複数個の記録媒体で構成してもよい。通信装置205は、ネットワークIを介してサーバ装置100およびブロックチェーンシステム300と通信する。
【0027】
上述した通り、ブロックチェーンシステム300は、複数個のノード装置301を含んで構成される。以上の各ノード装置301は、上述した通り、P2Pの通信方式により相互に通信可能である。また、各ノード装置301においては、共通のブロックチェーンプロトコルが稼働する。
【0028】
ノード装置301の各々は、処理装置302、記憶装置303および通信装置304を含んで構成される。ノード装置301の処理装置302は、当該ノード装置301の全体を制御する。以上の処理装置302は、上述のサーバ装置100の処理装置101と同様に、単数または複数のプロセッサで構成され得る。
【0029】
記憶装置303は、基本プログラムおよびアプリケーションプログラムを含む各種のプログラムを記憶する。また、各ノード装置301の各記憶装置303は、共通のブロックチェーンを記憶する。以上のブロックチェーンは、複数個のブロックで構成される。ブロックチェーンの各ブロックには、上述のインデックスデータを含むNFTアイテム等の取引データ(トランザクションデータ)が含まれる。
【0030】
サーバ装置100または端末装置200から取引データが各ノード装置301にブロードキャストされる。以上の取引データには、当該取引データを生成した主体の署名が含まれる。取引データにおける署名は、当該取引データを生成した主体が管理する秘密鍵により生成される。当該取引データに基づいて生成されたブロックが、公知のコンセンサスプログラムを用いて、ブロックチェーンに新たに追加されていく。ノード装置301の通信装置304は、サーバ装置100、端末装置200および他のノード装置301との通信を可能にする。
【0031】
図3は、情報処理システム1の機能ブロック図である。図3に示す通り、本実施形態の情報処理システム1は、管理装置10、端末装置20およびブロックチェーンシステム30を含んで構成される。例えば、上述のサーバ装置100がプログラムを実行することで、管理装置10として機能する。また、上述の端末装置200がプログラムを実行することで、端末装置20として機能する。同様に、各ノード装置301がプログラム(スマートコントラクト)を実行することで、ブロックチェーンシステム300がブロックチェーンシステム30として機能する。以上の各構成は、ネットワークIを介して通信可能である。
【0032】
管理装置10は、状態制御手段11および報知制御手段12を含んで構成される。ただし、以上の各構成(機能)の一部または全部を端末装置20が具備する構成としてもよい。また、以上の各構成の一部または全部をブロックチェーンシステム30が具備する構成としてもよい。
【0033】
状態制御手段11は、特定状態(後述の耐久値Ddが初期値Viより減少した状態)のオブジェクト(掘削用アイテムGp)が、ユーザへ移転される際に、当該オブジェクトの状態を所定状態(耐久値Ddが初期値Viの状態)に変更可能である。具体的には、状態制御手段11は、対応づくパラメータ(後述の耐久値Dd)が所定値(初期値Vi)ではない特定値の状態(例えば、Dd<Viの状態)のオブジェクト(掘削用アイテムGp)が、ユーザへ移転される際に、オブジェクトのパラメータを、特定値から、所定値に変動(回復)するよう制御する(後述の図6参照)。以上の所定値は、例えば、オブジェクトが最初のユーザに付与された際(ゲーム運営者から購入した際)のパラメータの初期値Vi(100パーセント)である。また、オブジェクトは、ブロックチェーン技術により代替不可能なデジタル資産(NFTアイテム)として取引可能である。
【0034】
具体的には、本実施形態では、ユーザは自身が所持するオブジェクトをアイテムショップSpに出品可能である(後述の図11(a)参照)。また、アイテムショップSpに出品されたオブジェクトは、他ユーザが購入可能である。ただし、ユーザが出品する時点において、オブジェクトのパラメータ(耐久値Dd)が初期値Viより減少している場合がある。本実施形態では、オブジェクトのパラメータ(耐久値Dd)が初期値Viより減少している場合であっても、他ユーザが購入する際に、当該オブジェクトのパラメータが初期値Viに回復される。
【0035】
仮に、ユーザから他ユーザにオブジェクトが移転される際に、当該オブジェクトのパラメータが回復しない構成(以下「対比例」)を想定する。以上の対比例では、例えばパラメータが初期値Vi以上のオブジェクトを希望するユーザ(客)は、アイテムショップSpに出品された各オブジェクトからパラメータが初期値Vi以上のオブジェクトを探し出す必要がある。本実施形態によれば、例えば以上の対比例と比較して、パラメータが初期値Vi以上のオブジェクトを探し出す手間を省略できるという利点がある。
【0036】
また、上述の対比例において、オブジェクトのパラメータが減少しているほど、ゲームにおいて使用できる期間が少ない構成(例えば、本実施形態)を採用した場合を想定する。以上の場合、パラメータの残量が少ない(例えば、0パーセント)のオブジェクトを購入したユーザは、当該オブジェクトをゲームで使用する前に、パラメータを回復する必要がある。すなわち、オブジェクトを購入したとしても、当該オブジェクトを直ちにはゲームで使用できないという不都合が生じ得る。本実施形態によれば、以上の不都合が抑制されるという利点がある。
【0037】
本実施形態では、オブジェクトをアイテムショップSpへ出品した後の期間において、他ユーザが当該オブジェクトを購入する以前であれば、当該オブジェクトの出品を取消し可能である。以上の構成において、仮に、アイテムショップSpに出品された時点で、オブジェクトのパラメータが回復する構成を想定する。すなわち、オブジェクトの出品を取消し可能な期間において、当該オブジェクトのパラメータが既に回復している構成を想定する。以上の構成では、アイテムショップSpへオブジェクトを出品し、直ちに出品を取消すことで、当該オブジェクトのパラメータを不正に回復する行為の余地がある。
【0038】
以上の不正行為を抑制する手段として、例えば、アイテムショップSpへの出品を取消した場合にオブジェクトのパラメータを出品時の数値に戻す処理を設ける手段が考えられる。しかし、以上の手段を採用した場合、オブジェクトの出品を取消す際の処理負担が大きくなるという新たな不都合が生じ得るという事情がある。
【0039】
以上の事情を考慮して、本実施形態は、オブジェクトは、移転可能な期間(アイテムショップSpに出品中の期間)において予め定められた移転条件が成立すると、他のユーザへ移転され、オブジェクトの状態(耐久値Dd)は、移転可能な期間の開始時点(出品された時点)の前後においては維持され、状態制御手段11は、移転条件が成立した後に(実際に他ユーザがオブジェクトを購入した後に)、オブジェクトの状態を所定状態に変更可能(耐久値Ddを初期値Viに回復可能)である。また、オブジェクトの状態は、当該オブジェクトが他ユーザへ移転されずに上述の期間が終了した時点(出品が取消された時点)の前後において維持される。以上の構成によれば、上述の不正行為を抑制しつつ、出品が取消されたオブジェクトのパラメータを出品時の数値に戻す処理が省略できる。
【0040】
ただし、仮に、オブジェクトが移転可能状態(出品中の状態)において、当該オブジェクトの購入を希望する他ユーザに対して、当該オブジェクトのパラメータの現在値(回復する前の数値)が報知される構成を想定する。以上の構成では、オブジェクトを購入した場合にパラメータが回復する旨を知らないユーザ(特に、初心者)は、当該オブジェクトの購入を躊躇する不都合が想定される。
【0041】
以上の不都合を抑制するため、本実施形態の報知制御手段12は、移転可能なオブジェクトの状態(耐久値Dd)が特定状態(初期値Viより減少した状態)である場合であっても、当該オブジェクトが所定状態(耐久値Ddが初期値Vi)であると他ユーザに報知可能にする(後述の図11(a)参照)。以上の構成によれば、上述の不都合が抑制される。
【0042】
図4(a)は、本実施形態のプレイ画面Mpの具体例を説明するために図である。プレイ画面Mpには、仮想空間SvおよびユーザキャラクタGuが表示される。ユーザキャラクタGuは、仮想空間Svにおけるユーザを表す。
【0043】
プレイ画面Mpは、移動モードおよび掘削モードの何れかに切替えて表示される。例えば、図4(a)の具体例は、移動モードのプレイ画面Mpを想定する。ユーザキャラクタGuは、上述の操作装置202(例えば、キーボード)の操作に応じて仮想空間Svを移動する。ユーザキャラクタGuが仮想空間Svを移動する期間において、プレイ画面Mpが移動モードで表示される。
【0044】
仮想空間Svには、鉱山オブジェクトGmが含まれる。以上の鉱山オブジェクトGmは、複数個の掘削可能領域を含む。鉱山オブジェクトGmの掘削可能領域は、掘削用アイテムGpにより掘削可能な領域である。ユーザは、各掘削可能領域のうちの何れかへユーザキャラクタGuを移動させ、予め定められた操作(以下「掘削操作」)をすることで、掘削用アイテムGpにより鉱山オブジェクトGmを掘削可能である。以上の掘削操作としては、例えば、マウス(操作装置202)の左クリックが採用され得る。
【0045】
鉱山オブジェクトGmを掘削することで、鉱石オブジェクトGо(後述の図4(b)参照)が発掘される場合がある。なお、操作装置202の操作(例えば、マウスの右クリック)に応じて、鉱山オブジェクトGmにおける掘削可能領域が報知される構成としてもよい。プレイ画面Mpが移動モードで表示される期間において、掘削操作が実行されると、プレイ画面Mpが掘削モードに切替わる。
【0046】
図4(b)は、掘削モードのプレイ画面Mpの具体例である。掘削モードのプレイ画面Mpでは、上述の移動モードのプレイ画面Mpと比較して、鉱山オブジェクトGmが拡大して表示される。上述した通り、掘削モードのプレイ画面Mpが表示される期間において、掘削操作が実行されると、鉱山オブジェクトGmが掘削される。具体的には、図4(b)に示す通り、掘削モードのプレイ画面Mpには掘削位置Pが設定される。掘削操作が実行されると、掘削位置Pに位置する掘削可能領域の一部分が掘削用アイテムGpにより掘削される(崩れ落ちる)。
【0047】
ユーザは、掘削可能領域に対して掘削操作を繰返し実行することで、当該掘削可能領域の全体を掘削可能である。鉱山オブジェクトGmの掘削可能領域の内部からは、図4(b)に示す通り、鉱石オブジェクトGоが発掘される場合がある。ただし、掘削可能領域によっては、鉱石オブジェクトGоが発掘されない場合がある。掘削可能領域における掘削が完了した場合、ユーザは、他の掘削可能領域を掘削するため、ユーザキャラクタGuを移動させる。本実施形態では、1個の仮想空間Svから約30個の鉱石オブジェクトGоを発掘可能である。
【0048】
詳細には後述するが、掘削操作が実行される毎に掘削用アイテムGpの耐久値Ddが減少する。また、掘削用アイテムGpは、耐久値Ddが「0パーセント」まで減少した場合、その後、鉱山オブジェクトGmを掘削不可能になる。ただし、掘削用アイテムGpの耐久値Ddは、回復することが出来る(後述の図10(a)および図10(b)参照)。なお、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが減少するほど、1回の掘削操作で掘削される鉱山オブジェクトGоの範囲(掘削量)が減少する構成としてもよい。
【0049】
図4(b)に示す通り、鉱石オブジェクトGоの内部には、輝石アイテムGsまたは宝石アイテムGjの何れかが隠れている。以上の構成では、鉱石オブジェクトGоを発見した時点では、当該鉱石オブジェクトGоに輝石アイテムGsが含まれているのか宝石アイテムGjが含まれているのかをユーザに秘匿できる。
【0050】
ユーザは、鉱石オブジェクトGоを掘削することで、輝石アイテムGsまたは宝石アイテムGjを当該鉱石オブジェクトGоから入手できる。以上の鉱石オブジェクトGоは、鉱山オブジェクトGmと区別可能な態様で表示される。例えば、鉱山オブジェクトGmの色彩は自然な岩または土の色彩(茶色)である一方、鉱石オブジェクトGоの色彩は青色である。
【0051】
宝石アイテムGjは、NFT化可能なアイテムである。以上の宝石アイテムGjは、NFT化した後に、後述のマーケットプレイスMpにおいて、他のユーザのユーティリティトークンと交換可能である。上述した通り、1個の仮想空間Svからは約30個の鉱石オブジェクトGоが発掘される。本実施形態では、約30個の鉱石オブジェクトGоのうち、宝石オブジェクトGjが含まれる鉱石オブジェクトGоは約3個であり、残りの鉱石オブジェクトGоには輝石アイテムGsが含まれる。すなわち、宝石アイテムGjは、輝石アイテムGsより希少なアイテムである。
【0052】
輝石アイテムGsは、予め定められたユーティリティトークン(以下「トークンT」)と交換可能である。具体的には、予め定められた時刻(例えば、午後3時)において、ユーザが所持している輝石アイテムGsの個数に応じたトークンTが、当該輝石アイテムGsと引換えに当該ユーザのウォレットへ自動で送信される。なお、輝石アイテムGsと交換にトークンTが自動でウォレットへ送信される構成に替えて、ユーザが手動で任意な時期に輝石アイテムGsとトークンTを交換可能な構成としてもよい。また、本実施形態では、輝石アイテムGsをNFT化できない構成を採用したが、輝石アイテムGsをNFT化できる構成を採用してもよい。
【0053】
図5は、本実施形態の動作の具体例を説明するための図である。図5に示す通り、本実施形態では、ゲーム運営者Mcから仮想空間Svが各ユーザに提供(リリース)される(図5のS1)。また、ゲーム運営者Mcから掘削用アイテムGpがアイテムショップSpに出品(リリース)される(図5のS2)。具体的には、仮想空間Svおよび掘削用アイテムGpは、所定の期間ごと(例えば、約6カ月ごと)にリリースされる。ゲーム運営者Mcにより出品された時点では、掘削用アイテムGpの耐久値Ddは「100パーセント」(初期値Vi)になる。
【0054】
各ユーザUは、アイテムショップSpに出品された掘削用アイテムGpを購入できる(図5のS3)。具体的には、自身のウォレットWにおけるトークンTを用いて、掘削用アイテムGpを購入可能である。上述した通り、ユーザUは、輝石アイテムGsと交換にトークンTを取得可能である。ただし、公知の暗号資産の取引所においてもトークンTを取得できる。例えば、本実施形態のゲームを最初に開始するユーザは、輝石アイテムGsを所持していないため、取引所において法定通貨を用いてトークンTを取得し、当該トークンTと交換に掘削用アイテムGpを取得する。
【0055】
掘削用アイテムGpを所持するユーザUaは、仮想空間Svでゲームを進行可能になる(図5のS4)。すなわち、掘削用アイテムGpを取得することで、ユーザは宝石アイテムGjの採掘に参加できる。仮想空間Svにおいて、鉱山オブジェクトGmが掘削用アイテムGpにより掘削され、宝石アイテムGjおよび輝石アイテムGsが取得される(図5のS5)。
【0056】
本実施形態では、宝石アイテムGjが取得された時点において、当該宝石アイテムGjはNFT化されていない。ユーザは、宝石アイテムGjを取得した後に、当該宝石アイテムGjをNFT化するための手続きを実行可能である。例えば、マーケットプレイスMpに出品される際に、宝石アイテムGjがNFT化される。宝石アイテムGjがNFT化されると、当該宝石アイテムGjがユーザのウォレットWに送られる(図5のS6)。
【0057】
仮想空間Svで取得したNFTアイテム(取得後にNFT化したアイテムを含む)は、マーケットプレイスMpに出品可能である。ユーザは、マーケットプレイスMpに出品する際に、NFTアイテムと交換可能なトークンTの個数を設定可能である(値付け可能である)。ただし、オークション方式でNFTアイテムと交換可能なトークンTの個数が変動し得る構成としてもよい。マーケットプレイスMpは、ゲーム運営者Mcにより管理される。ただし、ゲーム運営者Mc以外により管理される公知のマーケットプレイス(以下「外部マーケットプレイス」)にNFTアイテムを出品可能な構成としてもよい。
【0058】
ユーザは、外部マーケットプレイスにおいて、他のユーザが出品したNFTアイテムを購入可能である。ユーザが購入したNFTアイテムは、当該ユーザのウォレットに送付される。また、外部マーケットプレイスで購入したNFTアイテムは、本実施形態のゲームにインポート可能である。インポートされたNFTアイテム(例えば、掘削用アイテムGp)は、当該ゲームにおいて使用可能になる。
【0059】
各ユーザは、自身が所持する掘削用アイテムGpを、アイテムショップSpに出品可能である。具体的には、上述した通り、掘削用アイテムGpの耐久値Ddは、掘削操作が実行される毎に減少する。本実施形態では、耐久値Ddが減少した掘削用アイテムGpであっても、アイテムショップSpに出品可能である。例えば、図5の具体例は、耐久値Ddが初期値Viより減少した掘削用アイテムGpをユーザUaが出品した場合を想定する(図5のS8)。
【0060】
以上の説明から理解される通り、本実施形態では、ゲーム運営者Mcが出品した掘削用アイテムGp(新品)に加え、ユーザUが出品した掘削用アイテムGp(中古品)をアイテムショップSpにおいて購入可能である。また、ユーザUが出品した中古の掘削用アイテムGpは、耐久値Ddが初期値Viより減少している場合がある。ただし、本実施形態では、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Viより減少している場合、当該掘削用アイテムGpが他ユーザへ移転される際に、耐久値Ddを回復するための回復処理が実行される。したがって、新品であるか中古品であるかによらず、オブジェクトの耐久値Ddは初期値Vi以上になる。
【0061】
例えば、図5の具体例では、上述のステップS4において仮想空間Svで使用した掘削用アイテムGpをユーザUaがアイテムショップSpに出品した場合を想定する(図5のS8)。以上の場合、アイテムショップSpに出品された時点において、掘削アイテムGpの耐久値Ddは購入時(上述のS3の時点)の「100パーセント」(初期値Vi)から減少している。また、図5の具体例では、以上の掘削用アイテムGpがユーザUbにより購入される場合を想定する。以上の場合、耐久値Ddが回復処理により「100パーセント」に回復され(図5のS9)、当該掘削用アイテムGpがユーザUbへ移転される(図5のS10)。
【0062】
なお、本実施形態の掘削用アイテムGpは、ゲーム運営者McによりアイテムショップSpへ出品される以前にNFT化されている。また、掘削用アイテムGpのブロックチェーンにおける所有者は、当該掘削用アイテムGpがゲーム外へエクスポートされるまで(外部マーケットプレイスへ出品可能になるまで)、ゲーム運営者Mcになる。具体的には、掘削用アイテムGpのゲーム内での所有権(ゲームで使用する権利)は、当該掘削用アイテムGpをアイテムショップSpで購入したユーザにある。ゲーム内での所有権を有するユーザは、掘削用アイテムGpをエクスポートすることができる(後述の図9参照)。
【0063】
ユーザが掘削用アイテムGpをエクスポートすると、当該掘削用アイテムGpのブロックチェーンにおける所有者が当該ユーザに変更され、当該掘削用アイテムGpが当該ユーザのウォレットへ送信される。また、掘削用アイテムGpがゲーム内へインポートされた場合、当該掘削用アイテムGpのブロックチェーンにおける所有者はゲーム運営者Mcに戻される。ただし、ユーザが掘削用アイテムGpをゲーム内へインポートした場合、ゲーム内における当該掘削用アイテムGpの所有権は当該ユーザに付与される。
【0064】
以上の構成では、アイテムショップSp(ゲーム内)において掘削用アイテムGpが移転(ゲーム運営者Mcからユーザへの移転、ユーザから他ユーザへの移転)された場合であっても、当該掘削用アイテムGpのブロックチェーンにおける所有者は変化しない。ただし、アイテムショップSpにおいて掘削用アイテムGpが移転されたことに伴い、ブロックチェーンにおける当該掘削用アイテムGpの所有者が変更される構成としてもよい。以上の説明から理解される通り、本発明における「オブジェクトの移転」とは、当該オブジェクトをゲームにおいて使用可能なユーザが変更されること、および、当該オブジェクトのブロックチェーン上の所有者が変更されることの双方を含む概念である。
【0065】
図6は、アイテム情報Dの具体例を説明するための図である。本実施形態の情報処理システム1は、アイテム情報Dを記憶する。以上のアイテム情報Dは、掘削用アイテムGp毎に設けられる。例えば、管理装置10は、掘削用アイテムGpの上述のメタ情報としてアイテム情報Dを記憶する。
【0066】
掘削用アイテムGpのアイテム情報Dは、例えば、識別情報Dp、所有者情報Du、耐久値Dd、耐久レベルLvd、速度レベルLvsおよび状態情報Dsを含んで構成される。識別情報Dpは、掘削用アイテムGpを識別するための情報である。例えば、掘削用アイテムGp毎に付与されるアイテムIDが識別情報Dpとして採用され得る。所有者情報Duは、掘削用アイテムGpの所有者(ゲーム内で使用可能なユーザ)を識別するための情報である。例えば、ユーザ毎に付与されるユーザIDが所有者情報Duとして採用され得る。
【0067】
アイテム情報Dの耐久値Ddは、掘削用アイテムGpの耐久値の現在値を示す。具体的には、ゲーム運営者McがアイテムショップSpに掘削用アイテムGpを出品する時点において、当該掘削用アイテムGpの耐久値Dd(初期値Vi)は「100パーセント」になる。また、ユーザが掘削用アイテムGpを掘削に用いると耐久値Ddは減少し、耐久値Ddが「0パーセント」に達すると当該掘削用アイテムGpが使用不可能になる。
【0068】
ただし、ユーザは、減少した耐久値Ddを回復できる。具体的には、後述の回復操作(図10(a)のボタンBr1~4の操作)を端末装置20が受付けると、掘削用アイテムGpの耐久値Ddに「100パーセント」が加算される(回復する)。例えば、掘削用アイテムGpの耐久値が「50パーセント」の時点において、回復操作が実行されると、当該掘削用アイテムGpの耐久値が「150パーセント」になる。なお、本実施形態では、耐久値Ddに上限(1000パーセント)を設けたが、耐久値Ddに上限が実質的に設けられない構成としてもよい。また、耐久値Ddが「100パーセント」以上の掘削用アイテムGpは、回復操作により耐久値Ddを回復する対象として選択不可能な構成としてもよい。
【0069】
アイテム情報Dの耐久レベルLvdは、掘削用アイテムGpの耐久レベルの現在値を示す。本実施形態では、ゲーム運営者McがアイテムショップSpに掘削用アイテムGpを出品する時点において、当該掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdは「Lv1」になる(初期レベル=1)。詳細には後述するが、ユーザは、掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdを最大でLv5まで強化できる(図9参照)。
【0070】
掘削用アイテムGpは、耐久レベルLvdが高いほど、耐久値Ddが0パーセントに達するまでに多くの鉱山オブジェクトGmを掘削できる。具体的には、掘削用アイテムGpで鉱山オブジェクトGmを掘削すると、当該掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdに応じた数値(以下「減少量」)が耐久値Ddから減算される。以上の減少量は、掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdが高いほどに小さくなる。
【0071】
アイテム情報Dの速度レベルLvsは、掘削用アイテムGpの速度レベルの現在値を示す。本実施形態では、ゲーム運営者McがアイテムショップSpに掘削用アイテムGpを出品する時点において、当該掘削用アイテムGpの速度レベルLvsは「Lv1」になる(初期レベル=1)。詳細には後述するが、ユーザは、掘削用アイテムGpの速度レベルLvsを最大でLv5まで強化できる。
【0072】
本実施形態では、速度レベルが高い掘削用アイテムGpほど、鉱山オブジェクトGmを短期間に掘削できる。具体的には、掘削操作が受付けられてから実際に鉱山オブジェクトGmが掘削されるまでにモーション期間が設けられる。以上のモーション期間においては、掘削用アイテムGpを振り下ろすユーザキャラクタGuが表示される。また、モーション期間においては、新たな掘削操作が受付けられない。以上のモーション期間は、掘削用アイテムGpの速度レベルLvsが高いほどに短くなる。以上の構成では、掘削用アイテムGpの速度レベルLvsが高いほど、鉱山オブジェクトGmを掘削可能な時間間隔が短くなり、鉱山オブジェクトGmを短期間に掘削できる。なお、速度レベルLvs以外のパラメータに応じてモーション期間が変化する構成としてもよい。例えば、耐久値Ddが減少するほどモーション期間が長くなる構成としてもよい。
【0073】
アイテム情報Dの状態情報Dsは、掘削用アイテムGpが他ユーザへ移転可能な状態であるか否かを特定するための情報である。具体的には、上述した通りアイテムショップGpに出品中の掘削用アイテムGpは、他ユーザへ移転可能である。以上のアイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpの状態情報Dsは「移転可」に更新される。一方、掘削用アイテムGpは、アイテムショップSpに出品されていない状態では、他ユーザへ移転できない(ただし、当該掘削用アイテムGpをエクスポートした場合を除く)。掘削用アイテムGpの状態情報Dsは、当該掘削用アイテムGpがアイテムショップGpに出品されていない場合、「使用中」に更新される。
【0074】
状態情報Dsが「移転可」(アイテムショップSpに出品中)の掘削用アイテムGpは、耐久レベルLvdを強化できない。同様に、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpは、速度レベルLvsを強化できない。すなわち、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsは、出品時の数値で維持される。
【0075】
また、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpは、仮想空間Svで使用できない(鉱山オブジェクトGmの掘削に使用できない)。したがって、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddは減少しない。また、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddは、回復操作によっては回復できない。すなわち、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddは、出品時の数値で維持される。ただし、掘削用アイテムGpが購入された際に、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが回復処理により回復される場合がある。以上の構成について、図7を用いて以下で詳細に説明する。
【0076】
図7は、回復処理が実行される時期の具体例を説明するための図である。図7には、掘削用アイテムGpがユーザUaからユーザUbへ移転されるまでの各時点におけるアイテム情報Dの具体例が示される。具体的には、図7の上側部分には、ユーザUa(出品者)が掘削用アイテムGpを所持する期間におけるアイテム情報Dの具体例が示される。図7の中央部分には、アイテムショップSpに掘削用アイテムGpが出品されている期間におけるアイテム情報Dの具体例が示される。図7の下側部分には、掘削用アイテムGpがユーザUb(購入者)へ移転された直後におけるアイテム情報Dの具体例が示される。
【0077】
図7の具体例では、掘削用アイテムGpが出品される直前において、耐久値Ddが「50.2パーセント」の場合を想定する。すなわち、耐久値Ddが初期値Vi「100パーセント」より少ない掘削用アイテムGpが出品される場合を想定する。また、図7の具体例では、掘削用アイテムGpが出品される直前において、耐久レベルLvdが「Lv2」の場合を想定する。すなわち、耐久レベルLvdが初期レベル「Lv1」より高い掘削用アイテムGpが出品される場合を想定する。図7に示す通り、掘削用アイテムGpが出品される以前の期間において、状態情報Dsは「使用中」になる。
【0078】
本実施形態では、掘削用アイテムGpが出品される前後において、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddは変化しない。例えば、図7の具体例は、上述した通り耐久値Ddが「50.2パーセント」の掘削用アイテムGpが出品された場合を想定する。以上の場合、掘削用アイテムGpが出品される前後において、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddは「50.2パーセント」で維持される。
【0079】
また、掘削用アイテムGpが出品される前後において、当該掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdは変化しない。例えば、図7の具体例は、上述した通り耐久レベルLvdが「Lv2」の掘削用アイテムGpが出品された場合を想定する。以上の場合、掘削用アイテムGpが出品される前後において、当該掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdは「Lv2」で維持される。なお、速度レベルLvsについても同様に、掘削用アイテムGpが出品される前後において維持される。
【0080】
図7に示す通り、掘削用アイテムGpがアイテムショップSpに出品されると、状態情報Dsが「使用中」から「移転可」に変更される。上述した通り、出品中の掘削用アイテムGpは、仮想空間Svにおける使用、耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsの強化、および、耐久値Ddの回復が制限される。したがって、アイテム情報Dに含まれる掘削用アイテムGpの以上の各パラメータは、当該掘削用アイテムGpが出品中の期間において更新されない。
【0081】
図7に示す通り、掘削用アイテムGpが購入されると、所有者情報Duが変更される。例えば、図7の具体例では、所有者情報Duが示すユーザがユーザUaからユーザUbに変更される。また、掘削用アイテムGpが購入されると、状態情報Dsが「移行可」から「使用中」に変更され、購入者であるユーザUbが当該掘削用アイテムGpをゲームで使用可能になる。掘削用アイテムGpが購入されると、当該掘削用アイテムGpはアイテムショップSpから削除される。
【0082】
また、アイテムショップSpにおける掘削用アイテムGpが購入される場合、ゲーム運営者Mc(管理装置10)側において、回復処理が実行される場合がある。具体的には、耐久値Ddが初期値Vi「100パーセント」未満の掘削用アイテムGpが購入された場合、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが回復処理により初期値Vi「100パーセント」に回復される。
【0083】
例えば、図7の具体例では、耐久値Ddが初期値Vi「100パーセント」より小さい「50.2パーセント」の掘削用アイテムGpが購入された場合を想定する。以上の場合、耐久値Ddを「50.2パーセント」から初期値Vi「100パーセント」へ回復したうえで、掘削用アイテムGpがユーザUbへ移転される。
【0084】
仮に、ユーザが掘削用アイテムGpを購入した時点において、当該掘削用アイテムGpの耐久値Dpが約「0パーセント」の場合がある構成を想定する。以上の構成では、購入した掘削用アイテムGpが直ちには使用できないという不都合が生じ得る。本実施形態では、以上の不都合が抑制される。なお、上述した通り、掘削用アイテムGpの耐久値Ddは初期値Viより大きくなる場合がある。以上の場合、掘削用アイテムGpがユーザから他ユーザへ移転される前後において、掘削用アイテムGpの耐久値Ddは維持される。すなわち、耐久値Ddが初期値Viより大きいままで掘削用アイテムGpが移転される。
【0085】
また、本実施形態では、掘削用アイテムGpが移転される前後において、当該掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdが維持される。例えば、図7の具体例では、掘削用アイテムGpを出品する前に、ユーザUaが耐久レベルLvdを初期レベル「Lv1」から「Lv2」へ強化した場合を想定する。以上の場合、購入者であるユーザUbは、耐久レベルLvbが「Lv2」の掘削用アイテムGpを入手できる。速度レベルLvsについても同様に、掘削用アイテムGpが移転される前後において維持される。
【0086】
以上の構成では、掘削用アイテムGpを出品する前に、耐久レベルLvbおよび速度レベルLvsを強化することで、当該掘削用アイテムGpのアイテムショップSpにおける価値を向上させることができる。また、詳細には後述するが、耐久レベルLvbおよび速度レベルLvsは、トークンTを消費することで強化できる(図9参照)。したがって、耐久レベルLvbおよび速度レベルLvsを強化することで掘削用アイテムGpのアイテムショップSpにおける価値が向上する構成では、トークンTの消費が促されるという利点もある。
【0087】
図7に示す通り、掘削用アイテムGpの出品が取消された場合、アイテム情報Dの状態情報Dsが「移転可」から「使用中」に変更される。また、掘削用アイテムGpの出品が取消された場合、耐久値Ddは、出品中の状態で維持される。上述した通り、掘削用アイテムGpの耐久値Ddは、アイテムショップSpに出品された時点では回復されず、出品前の数値で維持される。以上の構成では、掘削用アイテムGpの出品が取消された場合、耐久値Ddを出品前の数値に戻す処理を省略できるという利点がある。
【0088】
図8図9図10(a)(b)、図11(a)(b)は、端末装置20により表示される各画面(管理画面Mkなど)の具体例の模擬図である。端末装置20は、以上の各画面を介して、掘削用アイテムGpをアイテムショップSpに出品するための操作、耐久レベルLvdまたは速度レベルLvsを強化するための操作、および、上述の回復操作を受付け可能である。
【0089】
図8は、管理画面Mkの具体例の模擬図である。例えば、操作装置202が適宜に操作されると、管理画面Mkが表示装置201に表示される。管理画面Mkは、ユーザが所持する掘削用アイテムGpを管理するための画面である。
【0090】
図8に示す通り、管理画面Mkは、各カード画像Gx(1、2…)を含んで構成される。各カード画像Gxは、ユーザが所持する各掘削用アイテムGpに対応する。管理画面Mkには、ユーザが所持する各掘削用アイテムGpのうち状態情報Dsが「使用中」の各掘削用アイテムGpに対応する各カード画像Gxが表示される。すなわち、管理画面Mkには、アイテムショップSpに出品中の掘削用アイテムGpは表示されない。ただし、出品中の掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gxが管理画面Mkに表示され得る構成としてもよい。
【0091】
カード画像Gxは、当該カード画像Gxに対応する掘削用アイテムGpの各種の情報を表示する。例えば、カード画像Gxは、当該カード画像Gxに対応する掘削用アイテムGpの画像を表示する。また、カード画像Gxは、当該カード画像Gxに対応する掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsを表示する。図8の具体例では、各カード画像Gx(1、2…)のうちカード画像Gx1に対応する掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdが「Lv1」であり、速度レベルLvsが「Lv1」である場合を想定する。また、カード画像Gx2に対応する掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdが「Lv2」であり、速度レベルLvsが「Lv3」である場合を想定する。
【0092】
図8に示す通り、カード画像Gxは、耐久値画像Gdを含む。カード画像Gxの耐久値画像Gdは、当該カード画像Gxに対応する掘削用アイテムGpの耐久値Dd(現在値)を表示する。また、管理画像Mkに表示されるカード画像Gxの順序は入替え可能である。図8の具体例では、ユーザが入手した順序が早い掘削用アイテムGpに対応するほど左側に位置する順序でカード画像Gxが表示される。なお、対応する掘削アイテムGpの耐久値Ddが大きい順に各カード画像Gxを表示可能な構成としてもよいし、耐久レベルLvdが高い順に各カード画像Gxを表示可能な構成としてもよいし、速度レベルLvsが高い順に各カード画像Gxを表示可能な構成としてもよい。
【0093】
ユーザは、図8に示すポインタpをカード画像Gxへ移動し、操作装置202(マウス)を適宜に操作(マウスクリック)することで、当該カード画像Gxを選択可能である。カード画像Gxが選択されると、当該カード画像Gxに対応する掘削用アイテムGpを強化するための強化画面Me(後述の図9参照)が表示される。
【0094】
図9は、強化画面Meの具体例の模擬図である。上述した通り、強化画面Meは、カード画像Gxが選択されると表示される。以上の強化画面Meには、選択されたカード画像Gxに対応する掘削用アイテムGpの各種の情報が表示される。例えば、掘削用アイテムGpの画像および名称を含む各種の情報が強化画面Meに表示される。また、ユーザは、強化画面Meを適宜に操作することで、表示中の掘削用アイテムGpの各レベルLv(耐久レベルLvd、速度レベルLvs)を強化できる。
【0095】
図9に示す通り、強化画面Meは、耐久値画像Gd、回復ボタンBr、出品ボタンBs、エクスポートボタンBt、振分ボタンBvおよび強化実行ボタンBeを含んで構成される。ユーザは、振分ボタンBvを適宜に操作した後に、強化実行ボタンBeを操作することで、掘削用アイテムGpの各レベルLvを強化できる。
【0096】
具体的には、本実施形態では、振分ポイントを用いて掘削用アイテムGpの各レベルLvを強化できる。また、1個の掘削用アイテムGpに対して合計で8ptの振分ポイントを使用できる。図9に示す通り、強化画面Meには、耐久レベルLvdの現在値(図9の例ではLv1)および速度レベルLvsの現在値(図9の例ではLv1)が表示される。また、各レベルLv(d、s)に対応する各領域に各振分ボタンBvが表示される。
【0097】
ユーザは、振分ボタンBvを適宜に選択操作することで、当該振分ボタンBvに対応するレベルLvに仮付与する振分ポイントを増減できる。レベルLvに振分ポイントが仮付与された状態で、強化実行ボタンBeが選択されると、仮付与され振分ポイントを消費して当該レベルLvが強化される。具体的には、強化実行ボタンBeが選択されると、確認画像が表示される。以上の確認画像には、消費される振分ポイントの数量、強化後のレベルLv、および、確認ボタンが表示される。確認画像の確認ボタンが操作されると、当該確認画像に表示された数量の振分ポイントを消費してレベルLvが強化される。
【0098】
例えば、図9の具体例は、各レベルLvのうち耐久レベルLvdに振分ポイントが2ptだけ仮付与された場合を想定する。以上の場合、強化実行ボタンBeが選択されると、耐久レベルLvdが「Lv1」から「Lv3」に強化される。なお、掘削用アイテムGpの各パラメタを強化するための構成は以上の例に限定されない。例えば、掘削用アイテムGpを使用するほど、当該掘削用アイテムGpの各レベルLvが強化される構成としてもよい。また、仮想空間Svで獲得したアイテム(例えば、輝石アイテムGs)を使用して、掘削用アイテムGpの各レベルLvが強化できる構成としてもよい。
【0099】
本実施形態では、掘削用アイテムGpの各レベルLvを強化する際に、トークンT(a、b)を要する場合がある。図9に示す通り、振分ポイントが仮付与されると、レベルLvを強化するのに要するトークンTの数量が表示される。レベルLvを強化するのに要するトークンTの数量は、当該レベルLvに仮付与された振分ポイント(レベルの上昇幅)が多いほど多くなる。
【0100】
なお、本実施形態では、トークンTのうちトークンTaまたはトークンTbを用いてレベルLvを強化できる。トークンTaは、例えば、ゲーム運営者Mcが発行するユーティリティトークンである。また、トークンTbは、例えば、ゲーム運営者Mc以外が発行するユーティリティトークンである。以上の各トークンTは、共通のブロックチェーンに登録されてもよいし、相違するブロックチェーンに登録されてもよい。
【0101】
図9に示す通り、強化画面Meには、レベルLvを強化するのに要するトークンTaの数量、および、レベルLvを強化するのに要するトークンTbの数量の双方が表示される。本実施形態では、強化実行ボタンBeの操作に応じて表示される上述の確認画像を介して、レベルLvの強化に使用するトークンTの種類をユーザが選択可能である。
【0102】
以上の確認画像の確認ボタンが選択操作されると、ユーザが選択したトークンTを消費して、掘削用アイテムGpのレベルLvが強化される。具体的には、確認ボタンが選択操作されると、管理装置10が記憶するアイテム情報Dの耐久レベルLvdまたは速度レベルLvsが更新される。また、確認ボタンが選択操作されると、ユーザのウォレットWからゲーム運営者McのウォレットへトークンTが送付される(ブロックチェーンシステムにおいてトラザクションが処理される)。
【0103】
強化画面Meの出品ボタンBsが選択されると、当該強化画面Meに表示された掘削用アイテムGpがアイテムショップSpに出品可能になる。なお、掘削用アイテムGpがアイテムショップSpに出品された場合、当該掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gxが上述の管理画面Mkから非表示になる。
【0104】
また、強化画面MeのエクスポートボタンBtが選択されると、当該強化画面Meに表示された掘削用アイテムGpがゲーム外へエクスポートされる。具体的には、掘削用アイテムGpのブロックチェーンに登録された所有者がゲーム運営者Mcからユーザに変更され、当該掘削用アイテムGpが当該ユーザのウォレットWへ送られる。なお、掘削用アイテムGpがエクスポートされた場合、当該掘削用アイテムGpのメタ情報(耐久値Ddを含む)は更新不可能になる。したがって、掘削用アイテムGpがエクスポートされた後に、外部マーケットプレイスにおいて売買された場合であっても、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するための回復処理は実行されない。
【0105】
図9に示す通り、回復ボタンBrは、掘削用アイテムGpの耐久値Dd(現在値)を示す耐久値画像Gdの近傍に表示される。回復ボタンBrが選択されると、強化画面Meに表示された掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するための回復画像Gr(後述の図10(a)参照)が表示される。
【0106】
図10(a)は、回復画像Grの具体例の模擬図である。ユーザは、回復画像Grを介して、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。図10に示す通り、回復画像Grは、各回復ボタンBr(1~4)を含んで構成される。また、回復画像Grには、掘削用アイテムGpの耐久値Dd(現在値)を示す耐久値画像Gdが表示される。さらに、回復画像Grには、掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsが示される。
【0107】
本実施形態では、予め定められたアイテムを使用することで掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。例えば、上述の輝石アイテムGsを用いて掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。また、トークンTaまたはトークンTbを消費することで掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。
【0108】
さらに、ユーザは1日(24時間に)1回に限り無料で掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。具体的には、午後3時から翌日の午後3時の直前までの24時間の期間において、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを1回に限り無料で回復できる。ただし、ユーザが複数個の掘削用アイテムGpを所持する場合であっても、当該期間において耐久値Ddを無料で回復できるのは何れか1個の掘削用アイテムGpである。
【0109】
例えば、各回復ボタンBr(1~4)のうち回復ボタンBr1が選択されると、アイテムを用いて掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。また、回復ボタンBr2が選択されると、トークンTaを消費して掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。同様に、回復ボタンBr3が選択されると、トークンTbを消費して掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。回復ボタンBr4が選択操作されると、無料で掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。
【0110】
図10(a)に示す通り、回復ボタンBr2の下側近傍には、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するのに要するトークンTaの数量が表示される。また、回復ボタンBr3の下側近傍には、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するのに要するトークンTbの数量が表示される。ただし、回復画像Grに表示されるトークンT(a、b)の数量には、いわゆるガス代(ノード装置301の運営者への報酬としての暗号資産)は含まれない。
【0111】
各回復ボタンBr(1~3)が選択されると、以下の図10(b)に示す確認画像Grkが表示される。以上の確認画像Grkには、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するのに要するトークンTの詳細な数量、または、消費するアイテムの数量が表示される。ただし、各回復ボタンBrのうち回復ボタンBr4が選択された場合、確認画像Grkが表示されず、直ちに掘削用アイテムGpの耐久値Ddが無料で回復される。
【0112】
図10(b)は、確認画像Grkの具体例の概念図である。図10(b)に示す通り、確認画像Grkは、耐久値画像Gd、実行ボタンBk1およびキャンセルボタンBk2を含んで構成される。確認画像Grkにおける耐久値画像Gdは、回復が実行されたと仮定した場合の耐久値Ddを示す態様で表示される。例えば、図10(b)の具体例では、回復前の耐久値Ddが「50.2パーセント」の場合を想定する。以上の場合、確認画像Grkにおける耐久値画像Gdは、回復後の耐久値Ddである「150.2パーセント」を示す態様で表示される。
【0113】
図10(b)の具体例は、回復ボタンBr2が選択された場合を想定する。すなわち、掘削用アイテムGpの耐久値DdをトークンTaにより回復する場合を想定する。以上の場合の確認画像Grkには、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するのに要するトークンTaの数量が表示される。また、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するのに要するトークンTaをゲーム運営Mcのウォレットへ送付するために要するガス代の見積が確認画像Grkに表示される。さらに、確認画像Grkには、ユーザが所持するトークンTaの数量が表示される。
【0114】
確認画像Grkの実行ボタンBk1が選択されると、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが回復される。具体的には、実行ボタンBk1が選択されると、管理装置10が記憶するアイテム情報Dの耐久値Ddが「100パーセント」加算される。また、実行ボタンBk1が選択されると、ユーザのウォレットWからゲーム運営者McのウォレットへトークンTが送付される。キャンセルボタンBk2が選択されると、耐久値Ddを回復することなく、確認画像Grkが非表示になる。確認画像Grkが非表示になると、上述の強化画面Meに切替わる。
【0115】
図11(a)は、ショップ画面Msの具体例の概念図である。例えば、操作装置202が適宜に操作されると、ショップ画面Msが表示装置201に表示される。ユーザは、ショップ画面Msを介して、アイテムショップSpに出品された掘削用アイテムGpを購入できる。また、ユーザは、ショップ画面Msを介して、アイテムショップSpに出品されている自身の掘削用アイテムGpを取下げることができる。
【0116】
図11(a)に示す通り、ショップ画面Msは、各カード画像Gy(1、2…)および操作領域Rを含んで構成される。各カード画像Gyは、アイテムショップSpに出品中の各掘削用アイテムGpに対応する。具体的には、カード画像Gyは、上述の図8で説明した管理画面Mkに表示されるカード画像Gxと同様に、当該カード画像Gyが対応する掘削用アイテムGpの各種の情報を表示する。
【0117】
例えば、カード画像Gyは、当該カード画像Gyに対応する掘削用アイテムGpの画像を表示する。また、カード画像Gyは、当該カード画像Gyに対応する掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsの現在値を表示する。上述した通り、掘削用アイテムGpの各レベルLvは、初期値Viから強化された場合、強化された後のレベルLvで出品される。
【0118】
図11(a)に示す通り、各カード画像Gyは、当該カード画像Gyに対応する掘削用アイテムGpの販売価格を表示する。具体的には、ユーザは、アイテムショップSpに掘削用アイテムGpを出品する際に、当該掘削用アイテムGpを購入する際に利用できるトークンTの種類(販売通貨)および数量(販売価格)を設定する。本実施形態では、トークンTaまたはトークンTbの何れかを販売通貨に設定可能である。例えば、図11(a)の具体例では、カード画像Gy1に対応する掘削用アイテムGpはトークンTaが販売通貨に設定され、カード画像Gy2に対応する掘削用アイテムGpはトークンTbが販売通貨に設定された場合を想定する。
【0119】
ショップ画面Msの操作領域Rは、アイテムショップSpに出品中の各掘削用アイテムGpのうちの一部を抜粋して表示する際に操作される。例えば、操作領域Rを適宜に操作することで、出品中の各掘削用アイテムGpのうち出品者がゲーム運営者Mcである新品の掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyを表示させることができる。同様に、操作領域Rを適宜に操作することで、出品中の各掘削用アイテムGpのうち出品者がユーザである中古の掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyを表示させることができる。
【0120】
また、操作領域Rを適宜に操作することで、出品中の各掘削用アイテムGpのうち販売通貨がトークンTaの掘削用アイテムGpを表示させることができる。同様に、販売通貨がトークンTbの掘削用アイテムGpを表示させることができる。さらに、操作領域Rをユーザが適宜に操作することで、掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdの範囲(1~5)および速度レベルLvsの範囲(1~5)を設定できる。ショップ画面Msには、出品中の各掘削用アイテムGpのうち、各レベルLvが設定された範囲内である掘削用アイテムGpのカード画像Gyが表示される。
【0121】
ところで、上述した通り、掘削用アイテムGpを他ユーザが購入する場合、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが回復する場合がある。具体的には、掘削用アイテムGpが出品された時点において、耐久値Ddが「100パーセント」(初期値Vi)より減少している場合、当該掘削用アイテムGpが購入された時点で耐久値Ddが「100パーセント」に回復する。以上の構成では、耐久値Ddが「100パーセント」の掘削用アイテムGpが他ユーザへ移転されるものの、出品中の期間においては、耐久値Ddが「100パーセント」未満の場合がある。
【0122】
仮に、出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddが「100パーセント」未満の場合、ショップ画面Msにおいて、実際の耐久値Ddが報知される構成を想定する。以上の構成では、掘削用アイテムGpを購入した場合に耐久値Ddが回復する旨を知らないユーザ(特に、初心者)は、当該掘削用アイテムGpの購入を躊躇する不都合が想定される。以上の事情を考慮して、本実施形態では、出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddが「100パーセント」未満の場合であっても、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが「100パーセント」であると仮定して報知可能な構成を採用した。
【0123】
具体的には、ショップ画面Msのカード画像Gy1が表示する耐久値画像Gdは、実際の耐久値Ddが「100パーセント」未満である場合であっても、耐久値Ddが「100パーセント」である場合の態様で表示される。例えば、図11(a)の具体例では、カード画像Gy1に対応する掘削アイテムGpの耐久値Dd(以下「Dd1」)が「100パーセント」未満の場合を想定する。以上の場合であっても、カード画像Gy1の耐久値画像Gdは、耐久値Dd1が「100パーセント」である場合の態様で表示される。以上の本実施形態によれば、上述の不都合が抑制される。
【0124】
また、本実施形態では、掘削アイテムGpの耐久値Ddが「100パーセント」(初期値Vi)を超える場合がある。耐久値Ddが「100パーセント」を超えた掘削アイテムGpが出品される場合、実際の耐久値Ddがショップ画面Msにおいて報知される。例えば、図11(a)の具体例では、カード画像Gy2に対応する掘削アイテムGpの耐久値Dd(以下「Dd2」)が「150.9パーセント」の場合を想定する。以上の場合、カード画像Gy2の耐久値画像Gdは、実際の耐久値Dd2を報知する態様で表示される。以上の構成によれば、例えば耐久値Ddが初期値Viより多い旨が明確に報知されない構成と比較して、掘削アイテムGpが購入され易くなる。
【0125】
ショップ画面Msには、出品中の掘削用アイテムGpのうち、他者(他ユーザまたはゲーム運営者Mc)が出品した掘削用アイテムGpに加え、ユーザ自身が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyが表示される。また、ユーザ自身が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyと他者が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyとは、区別可能な態様で表示される。具体的には、ユーザ自身が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyには、「Listing」という文字列が表示される。
【0126】
図11(a)の具体例では、ユーザ自身が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyはカード画像Gy1であり、カード画像Gy2は他者が出品した掘削用アイテムGpに対応する場合を想定する。ユーザは、他者が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyを選択することで、当該掘削用アイテムGpを購入できる。
【0127】
一方、ユーザは、自身が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyを選択することで、当該掘削用アイテムGpの出品を取消すことができる。具体的には、ユーザ自身が出品した掘削用アイテムGpに対応するカード画像Gyが選択されると、当該掘削用アイテムGpの出品を取消すための取消画像Gt(後述の図11(b)参照)が表示される。ユーザは、取消画像Gtを介して掘削用アイテムGpの出品を取消し可能である。
【0128】
図11(b)は、取消画像Gtの具体例の模擬図である。上述した通り、取消画像Gtは、掘削用アイテムGpの出品を取消す際に表示される。図11(b)に示す通り、取消画像Gtには、出品が取消される掘削用アイテムGpの画像、名称、販売価格、耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsが表示される。
【0129】
図11(b)に示す通り、取消画像Gtは、キャンセルボタンB1および取消実行ボタンB2とを含んで構成される。例えば、キャンセルボタンB1が選択操作されると、出品の取消しがキャンセルされ、取消画像Gtが非表示になる。一方、取消実行ボタンB2が選択操作されると、掘削用アイテムGpの出品が取消される。具体的には、取消実行ボタンB2が選択されると、掘削用アイテムGpの状態情報Dsが「移転可」から「使用中」に変更され、掘削用アイテムGpを仮想空間Svで使用可能になる。
【0130】
ところで、上述した通り、出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddが実際には「100パーセント」(初期値Vi)未満であっても、ショップ画面Msにおいては、耐久値画像Gdが「100パーセント」を示す態様で他ユーザ(購入希望者)に表示される。以上の構成において、仮に、取消画像Gtにおいても、出品中の掘削用アイテムGpの耐久値Ddが実際には「100パーセント」未満の場合に耐久値画像Gdが「100パーセント」を示す態様でユーザ(出品者)に表示される構成を想定する。以上の構成では、実際の耐久値Ddを踏まえ、掘削用アイテムGpの出品を取消すか否かを再考し難いという不都合が生じ得る。
【0131】
以上の不都合を抑制するため、本実施形態では、取消画像Gtの耐久値画像Gdは、実際の耐久値Ddを示す態様で表示される。以上の本実施形態によれば、取消画像Gtに表示された実際の耐久値Ddを踏まえ、掘削用アイテムGpの出品を取消すか否かをユーザ(出品者)が再考し易くなるという利点がある。
【0132】
なお、掘削用アイテムGpの出品が取消される契機は以上の例に限定されない。例えば、掘削用アイテムGpが出品されてから予め定められた期間(例えば、2週間)にわたり他ユーザにより購入されない場合(売れ残った場合)、当該掘削用アイテムGpの出品が自動的に取消される構成としてもよい。以上の構成では、掘削用アイテムGpの出品が自動的に取消された旨がユーザに通知される構成が好適である。
【0133】
図12は、管理装置10が実行する処理のフローチャートである。ただし、当該処理に含まれる各ステップの全部または一部が端末装置20側で実行される構成としてもよい。また、各ステップの全部または一部がブロックチェーンシステム30側で実行される構成としてもよい。以上の処理は、上述のショップ画面Msを介して掘削用アイテムGpが購入された場合に実行される。例えば、掘削用アイテムGpの代金(トークンT)が購入者のウォレットから出品者のウォレットへ正常に送付された場合、図12に示す処理が実行される。
【0134】
図12に示す通り、管理装置10は、掘削用アイテムGpが購入されると、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Vi(100パーセント)より大きいか否かを判定する(S101)。掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Vi未満である場合(S101:No)、管理装置10は、回復処理を実行する(S102)。以上の回復処理では、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Viに回復される。
【0135】
回復処理を実行した後に、管理装置10は、掘削用アイテムGpの所有者情報Duを、当該掘削用アイテムGpの購入者のユーザIDに変更し(S103)、状態情報Dsを「移転可」(出品中)から「使用中」に変更して図10に示す処理を終了する。以上の構成では、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Vi未満である場合、耐久値Ddが初期値Viに回復されたうえで、当該掘削用アイテムGpが購入者へ移転される。
【0136】
一方、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Vi以上のである場合(S101:Yes)、管理装置10は、回復処理を省略して、上述のステップS103へ移行する。以上の構成では、耐久値Ddが初期値Viより大きい掘削用アイテムGpが出品された場合、当該掘削用アイテムGpは耐久値Ddが維持された状態で購入者へ移転される。
【0137】
<変形例>
以上の各形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
【0138】
(1)各形態において、他ユーザ(購入者)へ移転されるまでに掘削用アイテムGpの耐久値Ddが少なくとも初期値Vi(100パーセント)以上になれば足り、本発明の具体例は上述の実施形態に限定されない。例えば、出品時の耐久値Ddによらず、他ユーザへ移転される掘削用アイテムGpの耐久値Ddが一律に初期値Viになる構成としてもよい。以上の構成では、例えば、耐久値Ddが初期値Viより大きい掘削用アイテムGpが出品された場合、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが初期値Viに戻され、他ユーザへ移転される。
【0139】
また、掘削用アイテムGpが移転される際に、耐久値Ddに「100パーセント」が一律に加算される構成としてもよい。以上の構成では、例えば、耐久値Ddが「50パーセント」の掘削用アイテムGpが移転される場合、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddが「150パーセント」に加算される。また、以上の各構成において、掘削用アイテムGpが他ユーザへ移転される際に、当該掘削用アイテムGpの耐久レベルLvdおよび速度レベルLvsの何れか一方または双方が初期レベルに戻される構成としてもよい。
【0140】
(2)仮に、1人のユーザが複数個のアカウントを作成し、一方のアカウントで出品した掘削用アイテムGpを他方のアカウントで購入した場合を想定する。以上の場合、当該ユーザは、掘削用アイテムGpの所有権を実質的に移転することなく、当該掘削用アイテムGpの耐久値Ddを無料で不正に回復できる。以上の事情を考慮して、以上の不正行為を抑制可能な構成を採用するのが好適である。
【0141】
例えば、他のアカウントから購入した掘削用アイテムGpは、予め定められた時間にわたり、アイテムショップSpへの出品(転売)が制限される構成が好適である。例えば、上述の実施形態と同様に、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを約24時間毎に無料で回復できる構成を採用した場合を想定する。以上の場合、他のアカウントから購入した掘削用アイテムGpは、約24時間にわたり転売が制限される構成としてもよい。以上の構成では、上述の不正行為の有無によらず、24時間に1回は無料で掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復できる。したがって、上述の不正行為を実行する意味が低減し、当該不正行為が抑制される。
【0142】
アイテムショップSpにおいて掘削用アイテムGpを売買したアカウントを監視可能な構成としてもよい。また、以上の構成において、同じ2個のアカウント間で掘削用アイテムGpが複数回売買された場合、各アカウント間の売買が制限される構成としてもよい。例えば、同じ2個のアカウント間で掘削用アイテムGpが短期間で複数回売買された場合、当該各アカウント間での掘削用アイテムGpの売買が不可能になる構成としてもよい。
【0143】
また、第1のアカウントが出品した掘削用アイテムGpを第2のアカウントが購入した場合、第2のアカウントが出品した掘削用アイテムGpを第1のアカウントが予め定められた制限期間にわたり購入できない構成としてもよい。以上の制限期間は、各アカウントでの売買回数が多いほど長くなる構成としてもよい。さらに、共通のアカウント間での売買回数が多いほど、掘削用アイテムGpを購入した際の耐久値Ddの回復量が減少する構成としてもよい。
【0144】
掘削用アイテムGpが購入された際に、販売価格に基づいて、所定の手数料がゲーム運営者Mcにより徴収される構成としてもよい。例えば、販売価格が過度に安い場合、掘削用アイテムGpの購入時に手数料が徴収される構成としてもよい。以上の構成としては、耐久値Ddを回復するのに要するトークンTより掘削用アイテムGpの販売価格が安い場合、当該トークンTと同等以上の手数料が徴収される構成が好適である。
【0145】
また、掘削用アイテムGpに最低販売価格を設けてもよい。以上の構成では、掘削用アイテムGpの出品者は、予め定められた最低販売価格より安い販売価格を設定できない。以上の最低販売価格としては、例えば、耐久値Ddを回復するのに要するトークンT以上の販売価格が好適である。
【0146】
耐久値Ddが予め定められた閾値以下の掘削用アイテムGpは、アイテムショップSpに出品可能な回数が制限される構成としてもよい。例えば、耐久値Ddが「0パーセント」の掘削用アイテムGpは、1日にN回(Nは自然数)まで出品可能な構成が好適である。同様に、耐久値Ddが初期値Vi未満の掘削用アイテムGpは、1日にN回まで出品可能な構成としてもよい。また、掘削用アイテムGpの耐久値Ddが当該閾値まで減少した場合、予め定められた時間(例えば約24時間)が経過するまでは、当該掘削用アイテムGpを出品できない構成としてもよい。
【0147】
(3)各形態において、掘削用アイテムGpがゲーム外にエクスポートされた場合、回復処理が実行されない構成を採用した。以上の構成に替えて、掘削用アイテムGpがゲーム外にエクスポートされた場合であっても、回復処理が実行され得る構成としてもよい。例えば、上述の第1実施形態において、掘削用アイテムGpがエクスポートされた場合を想定する。以上の場合において、当該掘削用アイテムGpがゲーム内へインポートされた際に、耐久値Ddが初期値Vi(100パーセント)未満の場合、回復処理が実行される構成としてもよい。
【0148】
(4)各形態において、回復処理における耐久値Ddの回復量が可変である構成としてもよい。例えば、ゲーム運営者Mc側がセール期間を設定可能な構成を想定する。以上のセール期間において掘削用アイテムGpが購入された場合、セール期間以外で掘削用アイテムGpが購入された場合と比較して、回復処理における回復量が上昇する構成としてもよい。具体的には、セール期間以外では、上述の実施形態と同様に、100パーセントまで耐久値Ddが回復する構成において、セール期間では、150パーセントまで耐久値Ddが回復する構成としてもよい。以上の変形例によれば、新たな掘削用アイテムGpを購入しようというユーザの意欲を向上できる。
【0149】
(5)各形態において、本発明の「オブジェクト」として「掘削用アイテムGp」を例に挙げたが、本発明の「オブジェクト」は以上の例に限定されない。例えば、仮想空間にモンスターが出現し、ユーザキャラクタが当該モンスターを討伐するゲームを想定する。以上のゲームにおける、モンスターを攻撃するのに使用する武器アイテムを本発明の「オブジェクト」として採用してもよい。以上の構成では、武器アイテム毎に耐久値が設けられ、当該武器アイテムを使用する毎に耐久値が減少し、耐久値が「0パーセント」に達すると当該武器アイテムが使用不可能になる。以上の構成において、武器アイテムが他ユーザへ移転される際に、上述の実施形態において掘削用アイテムGpが他ユーザへ移転される際と同様に、当該武器アイテムの耐久値が回復される構成としてもよい。
【0150】
また、各形態において、所定のパラメータを回復するための回復アイテムを設けてもよい。例えば、上述の第1実施形態において、掘削用アイテムGpの耐久値Ddを回復するための回復アイテムを設けてもよい。また、上述の武器アイテムの耐久値を回復するための回復アイテムを設けてもよいし、キャラクタの体力を回復するための回復アイテムを設けてもよい。以上の回復アイテムには「残量」が設定され、当該回復アイテムを使用するほど「残量」が初期値から減少する。以上の構成において、回復アイテムが他ユーザへ移転される際に、当該回復アイテムの残量が初期値に回復される構成としてもよい。
【0151】
また、各形態において、ユーザキャラクタGuが装備した場合に当該ユーザキャラクタGuの外観が変更されるアイテム(以下「スキンアイテム」)を設けてもよい。また、以上のスキンアイテムに耐久値を設け、耐久値が減少した場合に、当該スキンアイテムの外観が劣化する構成としてもよい。スキンアイテムの耐久値は、例えば、当該スキンアイテムを装備している期間において、予め定められた時間が経過する毎に減少する。
【0152】
さらに、以上の構成において、スキンアイテムが他ユーザへ移転される際に、上述の実施形態において掘削用アイテムGpが他ユーザへ移転される際と同様に、当該スキンアイテムの耐久値が回復される構成としてもよい。また、ショップ画面Msにスキンアイテムを表示する場合、当該スキンアイテムの耐久値が減少している場合であっても、耐久値が初期値の場合の態様で当該スキンアイテムが表示される構成としてもよい。
【0153】
(6)各形態において、移行可能状態(出品中)のオブジェクトをゲームにおいて使用可能な構成としてもよい。以上の構成において、例えば、移行可能状態のオブジェクトのパラメータが変化した場合、その旨がショップ画面Msに自動で反映される構成としてもよい。例えば、上述の実施形態において、出品中の掘削用アイテムGpをゲームに使用可能な構成としてもよい。また、出品中の掘削用アイテムGpのレベルLvが強化された場合、強化後のレベルLvがショップ画面Msに表示される構成としてもよい。
【0154】
(7)各形態においては、耐久値Ddが「0パーセント」の掘削用アイテムGpであっても、アイテムショップSpに出品可能であり、当該掘削用アイテムGpが購入される際に耐久値Ddを初期値Vi(100パーセント)に回復する構成を採用した。ただし、耐久値Ddが「0パーセント」まで減少してゲームで使用不可能になった掘削用アイテムGpは、アイテムショップSpに出品不可能な構成としてもよい。以上の構成において、耐久値Ddが「0パーセント」まで減少した掘削用アイテムGpは、アイテムショップSpに出品不可能であるがゲーム外へのエクスポート可能である構成としてもよい。
【0155】
(8)各形態において、複数個のオブジェクト(掘削用アイテムGp)のパラメータ(耐久値)をトークンTにより纏めて回復可能な構成としてもよい。例えば、上述の管理画面Mk(図8参照)に「まとめて回復ボタン」を表示し、当該ボタンが選択された場合、管理画面Mkに表示される掘削用アイテムGpの耐久値Ddが纏めて回復可能な構成としてもよい。
【0156】
ところで、上述した通り、オブジェクトのパラメータを回復する場合、ユーザのウォレットからゲーム運営者Mcのウォレットへ代金(トークンT)を送信するトラザクションがブロックチェーンシステム30において処理される。上述の変形例では、複数個のオブジェクトのパラメータを纏めて回復する場合、ブロックチェーンシステム30において当該トラザクションを処理する回数が1回で済む。一方、仮に、複数個のオブジェクトを1個ずつ回復する場合、ブロックチェーンシステム30において当該トラザクションが処理される回数は1回より多くなる。以上の説明から理解される通り、複数個のオブジェクトのパラメータを纏めて回復可能な当該変形例によれば、トークンTの送金に要するガス代を節約し易いという利点がある。
【0157】
(9)各形態において、複数個のオブジェクトをオブジェクトセットとして纏めて出品可能な構成としてもよい。また、オブジェクトセットとして販売された各オブジェクトは、オブジェクトセットとして纏めて購入可能である構成としてもよい。
【0158】
以上の構成において、ユーザは、自身が所持する複数個のオブジェクトからオブジェクトセットに含めるオブジェクト(種類、数量)を任意に選択可能である。また、ゲーム運営者Mcによりオブジェクトセットが出品される構成としてもよい。以上の構成では、出品されたオブジェクトセットに含まれるオブジェクトの種類および数量を含む各種の情報がショップ画面Msに表示される。以上の変形例では、オブジェクトセットが購入された場合、当該オブジェクトセットに含まれる各オブジェクトのパラメータ(例えば、耐久値)が回復される。
【0159】
なお、オブジェクトセットとして複数個のオブジェクトを購入する場合、購入者のウォレットからゲーム運営者Mcのウォレットへ代金(トークンT)を送信するトラザクションをブロックチェーンシステム30において処理する回数が1回で済む。一方、仮に、複数個のオブジェクトを1個ずつ購入する場合、ブロックチェーンシステム30において当該トラザクションが処理される回数は1回より多くなる。以上の説明から理解される通り、複数個のオブジェクトをオブジェクトセットとして購入可能な当該変形例によれば、オブジェクトの代金の送金に要するガス代を節約し易いという利点がある。
【0160】
(10)本発明における「オブジェクトの状態を所定状態に変更可能である」構成は以上の例に限定されない。例えば、上述の実施形態においては、掘削用アイテムGp毎に耐久値Ddを設け、耐久値Ddが「0パーセント」まで減少した場合に当該掘削用アイテムGpが壊れて使用不可能になる構成を採用した。以上の構成に替えて、耐久値Ddを省略してもよい。また、掘削用アイテムGpで掘削した場合、予め定められた確率で当該掘削用アイテムGpが壊れた状態になる構成としてもよい。以上の構成において、壊れた状態(特定状態)の掘削用アイテムGpが他ユーザに移転される場合、当該掘削用アイテムGpを使用可能な状態(所定状態)に回復する構成としてもよい。
【0161】
また、例えば、ユーザキャラクタをアイテムショップSpに出品可能な構成を想定する。以上の構成において、ユーザキャラクタ毎に「体調情報」(「状態」の一例)が設けられる構成としてもよい。以上の体調情報はゲームの進行に応じて「健康」「病気」「怪我」などに変化し、体調情報に応じてゲームの進行し易さが変化する。例えば、ユーザキャラクタの体調情報が「病気」の場合、体調情報が「健康」である場合と比較して、当該ユーザキャラクタの仮想空間における移動速度が遅くなる。以上の構成において、体調情報が「健康」以外のユーザキャラクタが他ユーザに移転される場合、当該ユーザキャラクタの体調情報が「健康」に回復される構成としてもよい。
【0162】
(11)本発明の「オブジェクトは、予め定められた対価と交換可能」という概念には、例えば、「オブジェクト」どうしが交換可能であることに加え、「オブジェクト」と当該「オブジェクト」以外の「対価」とが交換(引換え)可能であることが含まれる。すなわち、本発明の「対価」として本発明の「オブジェクト」以外を採用した構成が含まれる。例えば、当該本発明の構成の具体例として、「オブジェクト」を「トークンT」(「対価」の一例)と交換可能な構成(オブジェクトをトークンTにより購入可能な構成)を上述の各形態に記載した。
【0163】
ただし、共通の「対価」どうしが交換可能な構成を採用してもよい。例えば、他のユーザが所持する「オブジェクト」と自身が所持する「オブジェクト」(「対価」の他の一例)とを交換可能とし、「オブジェクト」が移転される際に当該「オブジェクト」の状態が所定状態に変更される構成としてもよい。また、以上の構成において、種類が共通する「オブジェクト」どうし(例えば、武器アイテムどうし)が交換される構成としてもよいし、他のユーザへ渡す「オブジェクト」の種類(例えば、回復アイテム)と当該他のユーザから受取る「オブジェクト」の種類(例えば、武器アイテム)とが相違し得る構成としてもよい。
【0164】
また、オフチェーンの「ゲーム内トークン」を設ける構成を想定する。以上の「ゲーム内トークン」は、例えば、仮想通貨(トークンTなど)または法定通貨により購入可能である。また、「ゲーム内トークン」は、ゲームを進行させることで付与される。以上の構成において、「ゲーム内トークン」(「対価」の他の一例)と「オブジェクト」とを交換可能な構成としてもよい。
【0165】
(12)各形態では、NFTゲームに適用した本発明の具体例を説明した。しかし、本発明をNFTゲーム以外に適用してもよい。例えば、NFTアイテムが設けられないゲームにおいて本発明を適用してもよい。
【0166】
<付記:本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様のプログラムは、コンピュータ(10、20、30)を、ユーザが所有する特定状態(耐久値Ddが初期値Viより減少した状態)のオブジェクト(掘削用アイテムGp)が、他のユーザへ移転される際に、当該オブジェクトの状態を所定状態(耐久値Ddが初期値Viの状態)に変更可能である状態制御手段(11)として機能させる。本態様によれば、サービスの面白味が向上する。
【0167】
<第2態様および第3態様>
第2態様のプログラムは、オブジェクトは、予め定められた対価と交換可能であり、当該オブジェクトを対価と交換したユーザに所定状態で付与される。第3態様のプログラムは、オブジェクトは、ブロックチェーン技術により代替不可能なデジタル資産として取引可能である。本態様によれば、第1態様と同様に、サービスの面白味が向上する。
【0168】
<第4態様>
本態様のプログラムは、オブジェクトは、移転可能な期間(アイテムショップSpに出品中の期間)において予め定められた移転条件が成立すると(他ユーザが当該オブジェクトを購入する操作を実行すると)、他のユーザへ移転され、オブジェクトの状態は、上述の期間の開始時点の前後においては維持され、状態制御手段は、移転条件が成立した後に、オブジェクトの状態を所定状態に変更可能である。本態様によれば、パラメータを不正に回復する不正行為が抑制される。
【0169】
<第5態様>
本態様のプログラムは、コンピュータを、移転可能なオブジェクトの状態が特定状態である場合であっても、当該オブジェクトが所定状態であると他ユーザに報知可能にする報知制御手(12)として機能させる。本態様によれば、オブジェクトが移転される際にパラメータが回復する旨を知らないユーザであっても、当該オブジェクトを購入し易くなる。
【0170】
<第6態様>
本態様のプログラムは、コンピュータ(10、20、30)を、対応づくパラメータ(耐久値Dd)が所定値(初期値Vi)ではない特定値の状態のオブジェクト(掘削用アイテムGp)が、ユーザへ移転される際に、オブジェクトの前記パラメータを、前記特定値から、前記所定値に変動するよう制御するパラメータ制御手段として機能させる。本態様によれば、第1態様と同様に、サービスの面白味が向上する。
【0171】
<第7態様>
本態様の情報システム(1)は、ユーザが所持する特定状態のオブジェクトが、他のユーザへ移転される際に、オブジェクトの状態を所定状態に変更可能である状態制御手段を具備する。本態様によれば、上述の第1態様と同様な効果が奏せられる。
【0172】
なお、上述のプログラムで構成した課題解決手段(例えば、付記に記載の各構成等)は、適宜、装置、システム、方法、情報記録媒体等に転用することができる。
【符号の説明】
【0173】
10…管理装置、11…状態制御手段、12…報知制御手段、20…端末装置、30…ブロックチェーンシステム。
【要約】
【課題】サービスの面白味を向上させるプログラムを提供する。
【解決手段】コンピュータを、特定状態のオブジェクトが、ユーザへ移転される際に、当該オブジェクトの状態を所定状態に変更可能である状態制御手段として機能させる。また、以上の構成において、上述のオブジェクトは、所定状態で最初のユーザに付与される構成としてもよい。さらに、上述のオブジェクトは、ブロックチェーン技術により代替不可能なデジタル資産として取引可能であってもよい。
【選択図】図7
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12