(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-03
(45)【発行日】2025-02-12
(54)【発明の名称】管継手の水圧試験装置
(51)【国際特許分類】
G01M 3/28 20060101AFI20250204BHJP
【FI】
G01M3/28 P
(21)【出願番号】P 2021024131
(22)【出願日】2021-02-18
【審査請求日】2023-09-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000142595
【氏名又は名称】株式会社栗本鐵工所
(74)【代理人】
【識別番号】100130513
【氏名又は名称】鎌田 直也
(74)【代理人】
【識別番号】100074206
【氏名又は名称】鎌田 文二
(74)【代理人】
【識別番号】100130177
【氏名又は名称】中谷 弥一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100187827
【氏名又は名称】赤塚 雅則
(72)【発明者】
【氏名】藤田 弘司
(72)【発明者】
【氏名】小仲 正純
(72)【発明者】
【氏名】魚津 颯二郎
【審査官】佐々木 崇
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-281521(JP,A)
【文献】特開2008-045944(JP,A)
【文献】特開2013-040866(JP,A)
【文献】特開2003-004581(JP,A)
【文献】特表2013-541719(JP,A)
【文献】実開昭63-000240(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01M 3/00- 3/40
G01N 3/00- 3/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部(2)と、
連結された管体(3)の継手部の内面に沿って環状に配置され、前記本体部(2)によって管体(3)の径方向に移動可能に支持される複数の押さえ板(4)と、
前記押さえ板(4)の外周側に掛け渡され、前記押さえ板(4)の径方向外向きの移動に伴って前記内面に押し当てられる環状の弾性体からなる止水部材(5)と、
前記止水部材(5)を管軸中心側に引き込む引き込み部材(6)と、
を有
し、前記引き込み部材(6)が前記止水部材(5)に直接接続されている管継手の水圧試験装置。
【請求項2】
前記引き込み部材(6)が、
自重による垂れ下がりが生じる前記止水部材(5)の
下部に設けられている請求項1に記載の管継手の水圧試験装置。
【請求項3】
前記管体(3)の管軸方向に沿って前記本体部(2)を移動可能とする車輪(12)をさらに有する請求項1または2に記載の管継手の水圧試験装置。
【請求項4】
前記複数の押さえ板(4)のうち一部の押さえ板(4)が他の押さえ板(4)よりも径方向内向きに移動し、前記引き込み部材(6)によって、前記一部の押さえ板(4)に掛け渡されている前記止水部材(5)を、前記他の押さえ板(4)から構成される円弧よりも内径側に引き込むことが可能な請求項1から3のいずれか1項に記載の管継手の水圧試験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、管継手の水圧試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ダクタイル鉄管等で構築された上下水道や工業用水等の管路においては、管体同士の接続作業の完了後に、継手部の健全性(水密性)を確認するために、この継手部に水圧を負荷する試験が実施される。水圧の負荷方法として、管径が小口径の場合は、管路に直接充水する方法が採用される一方で、呼び径が900以上の大口径の場合(呼び径が800、700の場合もある)は、作業者が管路に入って環状の止水部材を継手部内面に押し付け、止水部材と継手部内面の隙間に加圧充水(例えば0.5MPaに加圧)する方法が採用されることが多い。
【0003】
例えば、特許文献1に係る水圧試験装置においては、まず、管継手部1の内面に周方向断面がコ字形のシール材5(止水部材)を配置し、その内面に止水板8をあてがう。次に、押ねじ22の操作によって管径方向外向きに繰り出される反力板20、21によって止水板8を外向きに押圧し、この押圧力によってシール材5の舌状部7を受口2および挿口3の内面に密着させ、加圧充水するための環状の密閉空間33を管継手部1に形成している(特許文献1の第1図、第7図(b)等参照)。
【0004】
また、
図9に示すように、押さえ板50の外周側に止水部材としてのゴムリング51を保持するゴムリング保持部材52を溶接等で固定した上で、各ゴムリング保持部材52にゴムリング51を予め掛け渡しておき、このゴムリング51をより簡便に継手部の内面に当接可能とした構成を採用した水圧試験装置も提案されている。ゴムリング保持部材52は、周方向断面がコ字形の部材であって、その周方向端部が隣り合うゴムリング保持部材52とスライド自在に重なり合っている。また、ゴムリング51とゴムリング保持部材52は、周方向に相対滑り可能となっている。
【0005】
継手部において本体部53に設けられたボルト54をねじ込むと、ゴムリング保持部材52が押さえ板50とともに径方向外側に押し出される。すると、ゴムリング保持部材52に掛け渡されたゴムリング51が継手部内面に押し付けられて、加圧充水するための環状の密閉空間が形成される。この本体部53には車輪(本願の実施形態を示す
図1等に記載の車輪12を参照)が設けられており、管軸に沿って移動させながら各継手部で試験を行うことができる。
【0006】
図9に示す構成においては、継手部内面とゴムリング51との間にその全周に亘って10~20mm程度の隙間が確保されるように、この継手部の内径よりも20~40mm程度小さな外径のゴムリング51が採用されることが多い。このようにすると、継手部内面とゴムリング51の接触を防止しつつ、水圧試験装置を自在に管軸方向に沿って移動させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図9に示す構成においては、ボルト54のねじ込みによって、継手部内面とゴムリング51との間の隙間の分だけゴムリング51を拡径させる必要がある。この拡径はゴムリング51の弾性力に抗するため、相当の力でボルト54をねじ込む必要があるとともに、ねじ込みのための作業時間も必要となる。このねじ込み作業を軽減するために、継手部内面とゴムリング51との間の隙間を小さくする、すなわち、外径の大きいゴムリング51を採用することによって、ゴムリング51を拡径させる際のボルト54のねじ込み力を軽減するとともにねじ込みの作業時間を短縮することもできる。しかしながら、ゴムリング51の外径を大きくすることにより、その自重によってゴムリング51が垂れ下がり、水圧試験装置を管軸方向に移動する際に管内底面Bとゴムリング51が擦れる問題がある(
図9中に破線で示すゴムリング51を参照)。
【0009】
そこで、この発明は、止水部材の垂れ下がりを防止しつつ、スムーズにこの止水部材の拡径を可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、この発明では、
本体部と、
連結された管体の継手部の内面に沿って環状に配置され、前記本体部によって管体の径方向に移動可能に支持される複数の押さえ板と、
前記押さえ板の外周側に掛け渡され、前記押さえ板の径方向外向きの移動に伴って前記内面に押し当てられる環状の弾性体からなる止水部材と、
前記止水部材を管軸中心側に引き込む引き込み部材と、
を有する管継手の水圧試験装置を構成した。
【0011】
このように、引き込み部材によって止水部材を管軸中心側に引き込むことによって、自重で止水部材が垂れ下がるのを防止することができ、この水圧試験装置を管軸方向に沿って移動させる際に管内底面と止水部材が擦れるのを防止することができる。しかも、止水部材の周長を長くすることができるため、止水部材を拡径させる際のボルトのねじ込み力を軽減するとともに、ねじ込みの作業時間を短縮することもできる。
【0012】
前記構成においては、前記引き込み部材が、前記止水部材の下端側に設けられているのが好ましい。
【0013】
このようにすると、止水部材の下端における垂れ下がりを確実に防止することができる。
【0014】
前記各構成においては、前記管体の管軸方向に沿って前記本体部を移動可能とする車輪をさらに有するのが好ましい。
【0015】
このようにすると、この水圧試験装置を管軸方向に沿って自在に移動することができるため、各継手部の水密試験をスムーズに行うことができる。
【0016】
前記各構成においては、前記複数の押さえ板のうち一部の押さえ板が他の押さえ板よりも径方向内向きに移動し、前記引き込み部材によって、前記一部の押さえ板に掛け渡されている前記止水部材を、前記他の押さえ板から構成される円弧よりも内径側に引き込むことが可能とするのが好ましい。
【0017】
このようにすると、止水部材の掛け渡し経路が長くなるため、周長の長い止水部材の弛みを確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0018】
この発明では、止水部材を引き込み部材で管軸中心側に引き込む構成としたので、止水部材がその自重で垂れ下がって管内底面と止水部材が擦れるのを防止することができるとともに、止水部材を拡径させる際のボルトのねじ込み力を軽減してねじ込みの作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】この発明に係る管継手の水圧試験装置の一実施形態を示す断面図
【
図2】
図1に示す管継手の水圧試験装置の作用を示す断面図
【
図5】押さえ板とゴムリング保持部材を一体化した第一部材を示し、(a)は正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA方向矢視図
【
図6】押さえ板とゴムリング保持部材を一体化した第二部材を示し、(a)は正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA方向矢視図
【
図9】従来技術に係る水圧試験装置の要部を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0020】
この発明に係る管継手の水圧試験装置1(以下、水圧試験装置1と略称する。)の一実施形態を
図1から
図6に基づいて説明する。
【0021】
この水圧試験装置1は、本体部2と、連結された管体3(受け側管体3aと挿し側管体3b)の継手部の内面に沿って環状に配置され、本体部2によって管体3の径方向に移動可能に支持される複数の押さえ板4と、押さえ板4の外周側に掛け渡され、押さえ板4の径方向外向きの移動に伴って継手部の内面に押し当てられる環状の弾性体からなる止水部材5としてのゴムリング(以下、止水部材5と同じ符号を付する。)と、ゴムリング5を管軸中心側に引き込む引き込み部材6としてのコイルばね(以下、引き込み部材6と同じ符号を付する。)と、を主要な構成要素としている。
【0022】
本体部2は、
図3等に示すように、鋼製の円環状の部材であって、その周方向に沿って6か所に貫通孔が形成されている。各貫通孔には、その内周面側からボルト7をねじ込むためのナット8が固定されている。各ナット8の近傍には、後で詳述する押さえ板4に設けられたガイド棒9が挿し込まれるガイド穴(図示せず)が形成されている。本体部2の外周縁の左右端部および下端部には、コイルばね6のフックを係止するためのフック穴(図示せず)が形成されている。
【0023】
本体部2の下部にはベース部10が連設されており、このベース部10にはブレーキ11が併設された車輪12が設けられている。この車輪12によって、水圧試験装置1を管軸方向に沿って任意の位置に自在に移動させることができるとともに、継手部の位置でブレーキ11を作動させることで水圧試験装置1を確実にその場所に停止させて試験を行うことができる。
【0024】
押さえ板4は、
図5および
図6に示すように、本体部2と所定の隙間を保ちつつ周方向に湾曲するとともに、管軸方向の両端部に径方向外向きに起立するフランジが形成された板状の基部13と、基部13の内周面側に設けられてこの基部13を補強する略X字形のリブ14と、ボルト7のねじ先端部を相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に保持する、基部13の内周面側に設けられたボルト保持部15と、基部13の内周面側から内向きに起立するガイド棒9と、を有する鋼製の部材である。この実施形態においては、本体部2の全周に亘って6枚の押さえ板4が環状に並ぶように配置されている。なお、
図3、
図4、
図5(a)および
図6(a)においては、ボルト保持部15の近傍におけるリブ14の図示を一部省略している。
【0025】
押さえ板4の基部13の外周面には、ゴムリング5を保持するためのゴムリング保持部材16が設けられている。ゴムリング保持部材16は、その管軸方向の両端に、ゴムリング5の管軸方向のずれを防止するための起立部が径方向外向きに立設された、周方向断面がコ字形の部材である。押さえ板4とゴムリング保持部材16は、溶接や接着等の固定手段によって一体化されている。
【0026】
この実施形態においては、押さえ板4とゴムリング保持部材16の一体化の態様が異なる2種類の形状の部材(第一部材17a、第二部材17b)を採用している。第一部材17aは、
図5(a)(b)(c)に示すように、押さえ板4に設けられたゴムリング保持部材16の周方向一端側をその押さえ板4よりもその周方向一端側に突出させた構成としている。第一部材17aの周方向一端側には、後述する空気抜き管18または充水管19を通すための半円状の切り欠きが形成されている。第二部材17bは、
図6(a)(b)(c)に示すように、周方向両端側においてゴムリング保持部材16の周方向長さを押さえ板4よりも短くして、この押さえ板4の周方向両端部の外周面を露出させた構成としている。
【0027】
図3等に示すように、本体部2の管頂部側から管底部側に向かって、「第一部材17a(管頂部側)-第二部材17b-第一部材17a(管底部側)」の順に各部材が配置されている。このとき、管頂部側および管底部側の第一部材17aのゴムリング保持部材16の突出端部が第二部材17bの押さえ板4の外周面の露出部に両方向から覆い被さることによって、各部材17a、17bが周方向に隙間なく連続している。
【0028】
ゴムリング5は、周方向に切れ目がない周方向断面がコ字形の環状のゴム製部材である。ゴムリング5は、押さえ板4と一体化されたゴムリング保持部材16(第一部材17a、第二部材17b)の外周面に掛け渡されている。
図1等に示すように、ゴムリング5の管軸方向両端には一対の環状のシール部20が形成されており、両シール部20の間には径方向外向きに開放された空間が形成されている。ゴムリング5の管頂部には前記空間に通じる空気抜き管18が、管底部には前記空間に通じる充水管19が設けられている。ゴムリング5のシール部20の下部および両側部の水密に影響を与えない位置に、それぞれ2か所ずつフック穴(図示せず)が形成されている。
【0029】
ゴムリング5の管頂部側および管底部側には保護カバー21がそれぞれ設けられている。この保護カバー21は、周方向に湾曲するとともに、管軸方向の両端部に径方向外向きに起立するフランジが形成された板状の部材である。この保護カバー21には、空気抜き管18または充水管19を挿通するための貫通孔(図示せず)が形成されている。この貫通孔にねじ部が形成された空気抜き管18および充水管19をそれぞれ挿入した上でナット(図示せず)を締め付けると、ゴムリング5に保護カバー21が固定される。ゴムリング5に保護カバー21を固定することにより、ゴムリング5の上下方向位置が確定するため、このゴムリング5が周方向にずれることに起因する損傷を防止することができる。
【0030】
コイルばね6は、両端にフックが形成されており、一方のフックは、本体部2に形成されたフック穴に、他方のフックは、ゴムリング5に形成されたフック穴にそれぞれ係止される。このコイルばね6として、後述するボルト7のねじ込みによるゴムリング5の拡径の際に過剰な負荷とならないように、ゴムリング5の引き込みに必要最小限のばね定数を有するものが選択される。
【0031】
水圧試験装置1を管内で移動させる際には、
図1および
図3に示すように、上下各2本のボルト7を緩めて、第一部材17aを所定位置に移動させるとともに、左右2本のボルト7を上下各2本のボルト7よりもさらに緩めて、第二部材17bを第一部材17aの前記所定位置よりもさらに内径側に移動させる。
【0032】
このとき、ゴムリング5の左右が管軸中心に向かって大きく引き込まれてゴムリング5の掛け渡し経路が長くなるため、周長の長いゴムリング5の弛みを防止することができるとともに、ゴムリング5の下部がコイルばね6によって管軸中心に向かって引き込まれるため、ゴムリング5と管内壁との間には、水圧試験装置1の移動に支障がない程度の隙間(例えば10~20mm)が確実に確保される。このため、ゴムリング5がその自重で垂れ下がって管内底面とゴムリング5が擦れるのを確実に防止することができる。しかも、ゴムリング5の周長を長くすることができるため、ゴムリング5を拡径させる際のボルト7のねじ込み力を軽減するとともにねじ込みの作業時間を短縮することができる。
【0033】
なお、この実施形態においてはゴムリング5を引き込むための引き込み部材6としてコイルばね6を採用したが、弾性ゴムやシリンダ(ジャッキ)のように、ゴムリング5を引き込む作用を有する限りにおいてその他の部材を広く採用することができる。
【0034】
水圧試験装置1が水密試験を行う継手部に到達したら、
図2および
図4に示すように、上下各2本のボルト7と左右2本のボルト7を交互にバランスよく締め付けて、第一部材17aおよび第二部材17bを径方向外向きに移動させる。このとき、第一部材17aおよび第二部材17bに掛け渡されたゴムリング5が拡径して継手部内面に押し付けられ、このゴムリング5と継手部内面との間に密閉空間が形成される。
【0035】
充水管19を通じてこの密閉空間に水を注入しつつ(
図4中の矢印w参照)、空気抜き管18を通じて密閉空間から空気を抜く(
図4中の矢印a参照)ことによって、この密閉空間を所定圧力(例えば0.5MPa)に加圧された水で満たすことができる。所定圧力への加圧後に所定の時間(例えば5分間)保持し、所定の試験水圧(例えば0.4MPa以上)を保持できているか否かによって水密性の合否を判断する。
【0036】
ボルト7のねじ込みに伴って第一部材17aおよび第二部材17bを径方向外向きに変位させると、隣り合う押さえ板4同士の隙間は拡がるが、隣り合う一方の押さえ板4に固定されたゴムリング保持部材16が、隣り合う他方の押さえ板4に覆い被さるように配置されているため、ゴムリング5の内径側には常に押さえ板4またはゴムリング保持部材16の少なくとも一方が存在している。このため、ゴムリング5が周方向の全体に亘ってその内径側から安定的に支持された状態となり、このゴムリング5を継手部内面に確実に押圧することができる。
【0037】
上記においては、ゴムリング5の下部および左右にコイルばね6を設けた構成について説明したが、
図7に示すように、ゴムリング5の下部のみにコイルばね6を設け、左右のコイルばね6を省略した構成、あるいは、
図8に示すように、ゴムリング5の左右のみにコイルばね6を設け、下部のコイルばね6を省略した構成とすることもできる。これらの構成においても、上記と同様に、ゴムリング5がその自重で垂れ下がって管内底面とゴムリング5が擦れるのを防止することができるとともに、ゴムリング5を拡径させる際のボルト7のねじ込み力を軽減してねじ込みの作業時間を短縮することができる。
【0038】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味およびすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0039】
1 管継手の水圧試験装置
2 本体部
3 管体
3a 受け側管体
3b 挿し側管体
4 押さえ板
5 止水部材(ゴムリング)
6 引き込み部材(コイルばね)
7 ボルト
8 ナット
9 ガイド棒
10 ベース部
11 ブレーキ
12 車輪
13 基部
14 リブ
15 ボルト保持部
16 ゴムリング保持部材
17a 第一部材
17b 第二部材
18 空気抜き管
19 充水管
20 シール部
21 保護カバー