(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-03
(45)【発行日】2025-02-12
(54)【発明の名称】杭打機
(51)【国際特許分類】
E02D 7/20 20060101AFI20250204BHJP
【FI】
E02D7/20
(21)【出願番号】P 2021130825
(22)【出願日】2021-08-10
【審査請求日】2024-07-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000004617
【氏名又は名称】日本車輌製造株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100128358
【氏名又は名称】木戸 良彦
(74)【代理人】
【識別番号】100086210
【氏名又は名称】木戸 一彦
(72)【発明者】
【氏名】武藤 啓志
(72)【発明者】
【氏名】白石 静香
【審査官】山口 剛
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-096133(JP,U)
【文献】実開昭60-172852(JP,U)
【文献】特開昭59-233020(JP,A)
【文献】特開昭58-195624(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0168421(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02D 7/00 - 7/30
E02D 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースマシンの前部に設けられたリーダブラケットに支持される固定リーダと、該固定リーダ上に同軸で回動可能に立設される回転リーダと、該回転リーダに対して回転力を付与するリーダ回転装置とを備えている杭打機において、
前記リーダ回転装置は、回転機構と、前記固定リーダの内部に縦方向に設けられた一対の油圧シリンダと、該一対の油圧シリンダの往復直線運動を前記回転機構の正逆回転運動に変換するベベルギア機構とを備え、
前記回転機構は、前記固定リーダの上面に取り付けられる固定ベースと、前記回転リーダの下面に取り付けられ、前記固定ベースにベアリングを介して回転自在に支持される回転ベースとを有し、
前記ベベルギア機構は、前記回転ベースに同軸で設けられる傘歯車と、該傘歯車の両側でそれぞれ噛合し、前記固定リーダに設けられた支軸に枢支される一対の扇歯車と、両扇歯車のそれぞれに一体をなして設けられ、前記一対の油圧シリンダの伸縮動作に従って両扇歯車を互いに反対方向に往復回動させる一対のシリンダ連結腕とを有していることを特徴とする杭打機。
【請求項2】
前記支軸は、一本のシャフトからなる共通支軸であり、
前記扇歯車と前記シリンダ連結腕とは、前記共通支軸の軸方向に整合して設けられていることを特徴とする請求項1記載の杭打機。
【請求項3】
前記固定リーダの内部は、前記傘歯車及び前記扇歯車の互いに直交する回動軸線上を通る境界面で2つの空間に区画され、
前記一対の油圧シリンダは、前記2つの空間のうちの一方の空間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭打機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、杭打機に関し、詳しくは、ベースマシンの前部に立設したリーダを回転可能に支持する三点支持式の大型杭打機に関する。
【背景技術】
【0002】
三点支持式の大型杭打機では、掘削位置の変更や掘削装置の切替えのために、リーダを中心軸まわりに回転させる回転リーダを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような回転式のリーダは、リーダブラケットに支持される固定リーダと、該固定リーダ上に回動可能に立設される回転リーダとからなり、回転リーダの上部がホルダを介して後方から2本のバックステーにて支持されている。
【0003】
固定リーダの内部には、駆動用の一対の油圧シリンダが配置され、一方の油圧シリンダを伸長した際に、他方の油圧シリンダを縮小してベベルギアを回転させ、回転リーダを固定リーダに対して、例えば、90度回動できるようにしている。こうしたリーダ回転装置は、歯車部が露出なく配置できる固定リーダの内部空間を利用してコンパクトに収納され、ベベルギアを構成する1枚の傘歯車と1枚の扇歯車とを噛合させて油圧シリンダの往復直線運動(推力)をリーダの正逆回転運動(回転力)に変換するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年の大型杭打機では、杭施工の長尺化に伴い、長さが40m以上の長尺リーダを装着することが行われている。長尺リーダが装着されると、その分、重量が一般的な長さのリーダに比べて増加し、リーダを回転させる際に必要な回転力も大きくなる。しかしながら、従来技術で、より大きな回転力を得ようとした場合、リーダ回転装置の歯車強度が十分に確保できない問題が生じる。そうだからといって、構成部品を大型化するのではスペース的に限界があり、点検や保守を行うための作業条件も厳しくなる。また、リーダの大きさに合わせて歯車の大きさを変えると部品の共通化が出来ずコストアップしてしまう。
【0006】
そこで本発明は、コンパクトな構成でありながら、大きな回転力を得ることができるリーダ回転装置を備えた杭打機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の杭打機は、ベースマシンの前部に設けられたリーダブラケットに支持される固定リーダと、該固定リーダ上に同軸で回動可能に立設される回転リーダと、該回転リーダに対して回転力を付与するリーダ回転装置とを備えている杭打機において、前記リーダ回転装置は、回転機構と、前記固定リーダの内部に縦方向に設けられた一対の油圧シリンダと、該一対の油圧シリンダの往復直線運動を前記回転機構の正逆回転運動に変換するベベルギア機構とを備え、前記回転機構は、前記固定リーダの上面に取り付けられる固定ベースと、前記回転リーダの下面に取り付けられ、前記固定ベースにベアリングを介して回転自在に支持される回転ベースとを有し、前記ベベルギア機構は、前記回転ベースに同軸で設けられる傘歯車と、該傘歯車の両側でそれぞれ噛合し、前記固定リーダに設けられた支軸に枢支される一対の扇歯車と、両扇歯車のそれぞれに一体をなして設けられ、前記一対の油圧シリンダの伸縮動作に従って両扇歯車を互いに反対方向に往復回動させる一対のシリンダ連結腕とを有していることを特徴としている。
【0008】
また、前記支軸は、一本のシャフトからなる共通支軸であり、前記扇歯車と前記シリンダ連結腕とは、前記共通支軸の軸方向に整合して設けられていることを特徴としている。さらに、前記固定リーダの内部は、前記傘歯車及び前記扇歯車の互いに直交する回動軸線上を通る境界面で2つの空間に区画され、前記一対の油圧シリンダは、前記2つの空間のうちの一方の空間に設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の杭打機によれば、リーダ回転装置に備わるベベルギア機構が、リーダ回転軸と同軸に設けた傘歯車の両側で噛合する一対の扇歯車を有しているので、噛み合い歯面の接触面積を従来品の2倍に増すことが可能となり、より大きな回転力に対して十分な歯車強度を確保することができる。しかも、互いに向き合う扇歯車によって歯車の分離力が相殺され、傘歯車に対して純粋な回転力のみを付与できることから、特別の補強や構造の強化を必要としないコンパクトなリーダ回転装置を達成することができる。
【0010】
また、一本のシャフトからなる共通支軸で一対の扇歯車を枢支しているので、扇歯車の相互間の同軸性が良好に維持され、歯面の噛み合いや、扇歯車と支軸との摺動を適正に保つことができる。すなわち、ベベルギア機構の動力伝達効率を高めることができる。しかも、シャフトを支持する軸受構造が簡単な両端支持になるため、傘歯車に対応して組み込まれる扇歯車を無理なく配置することができる。とりわけ、扇歯車とシリンダ連結腕とを共通支軸の軸方向に整合して設けているので、油圧シリンダの推力を扇歯車に効果的に作用させることができる。
【0011】
さらに、固定リーダの内部をベベルギア機構の直交回動軸線上の境界面で2つの空間に区画し、そのうちの一方の空間に一対の油圧シリンダを設けているので、油圧シリンダの無い他方の空間を点検や保守のためのスペースとして活用することができる。すなわち、固定リーダの下部開口を通じてアクセスすれば、通常外部から視認できない内部構造の点検が容易かつ安全に行え、作業に従事する者の負担軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一形態例を示す杭打機の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1乃至
図5は、本発明の杭打機の一形態例を示すものである。杭打機11のベースマシン12は、
図1に示すように、クローラを備えた下部走行体13の上部に、旋回ベアリングを介して上部旋回体14を旋回可能に設けるとともに、該上部旋回体14の前部には、リーダ15及びフロントジャッキ16,16が取り付けられるリーダブラケット17が設けられ、上部旋回体14の後端部には、リアジャッキ18,18が取り付けられるアウトリガボックス19と、該アウトリガボックス19上に搭載されるカウンタウエイト20とが設けられている。さらに、上部旋回体14には、機体フレーム上に運転室21と、油圧ポンプなどを搭載する動力部22とが設けられ、上部旋回体14の後部上方には、起伏可能なガントリ23が設けられている。
【0014】
リーダ15は、リーダブラケット17に対して軸支される円筒状の固定リーダ24と、複数のリーダ部材25aを連結し、固定リーダ24上に同軸で回動可能に立設される円筒状の回転リーダ25とからなり、中間部には回転リーダ25を回動可能に保持するホルダ26が設けられ、このホルダ26の後部にリアジャッキ18のアーム上面に立設される左右一対のバックステー27,27の先端が連結されている。バックステー27,27は、それぞれの下端側にステーシリンダ28,28を備えており、リーダ15を後方から支持した状態で、ステーシリンダ28,28の伸縮動作によってリーダ15を前後方向あるいは左右方向(車幅方向)に傾き調整することが可能である。傾きが調整されたリーダ15は、起立状態となって、その鉛直性が確保される。
【0015】
リーダブラケット17は、前端部に固定リーダ24を保持する左右一対のリーダ保持部(図示せず)を有し、
図2などに示すように、支持ピン29によってリーダ保持部と固定リーダ24のピン孔ブロック30,30とが係合状態になっている。また、ピン孔ブロック30のピン孔30aは、固定リーダ24の軸方向(上下方向)に延びた長孔状に形成されている。これにより、リーダ15は、支持ピン29を中心に前後方向に揺動自在に設けられ、さらには、支持ピン29とピン孔30aとの間に設けられた上下方向の隙間によって、そのガタ分だけ左右方向への傾きが許容されている。
【0016】
図2乃至
図5は、回転リーダ25に対して回転力を付与するためのリーダ回転装置31及びその取付構造を示している。リーダ回転装置31は、回転機構32と、固定リーダ24の内部に縦方向に設けられた一対の油圧シリンダ33,33と、該一対の油圧シリンダ33,33の往復直線運動を回転機構32の正逆回転運動に変換するベベルギア機構34とを備えている。
【0017】
回転機構32は、入れ子状に組み合わせた内外輪を相対回転可能に保持するベアリング構造を備え、固定リーダ24のフランジ上面に取り付けられる固定ベース35と、回転リーダ25(25a)のフランジ下面に取り付けられ、固定ベース35にベアリング36を介して回転自在に支持される回転ベース37とを有している。
【0018】
固定ベース35は、
図3からも見てとれるように、固定リーダ24の前部側(
図3の左側)に備わる左右一対のガイドパイプ(作業装置案内部)24a,24aを避けて扇状のフランジ35aが設けられており、該フランジ35aには、作業装置(図示せず)が正面を向いた中立位置に対応する1つの係止孔h1と、その両側に45度間隔で位置した2つの係止孔h2,h3との合計3つの係止孔が設けられている。一方、回転ベース37は、円板形状の縁部にて、各係止孔h1,h2,h3に対して選択的に合致される係止孔突片37aが設けられている。
【0019】
作業装置を正面に装備した状態で、固定ピン(図示せず)を係止孔h1から抜くと、フランジ35aと係止孔突片37aとの係止状態が解除される。そして、回転機構32の作動によって、例えば、回転リーダ25を右45度回動させた状態で、係止孔h3を使用してピン固定がなされる。こうして、トルク受け片38の脱着(特許文献1参照)を含む一連の作業を経て、固定リーダ24と回転リーダ25との間の位相が所定角度になるように変更される。
【0020】
ベベルギア機構34は、回転ベース37の下面側に同軸で設けられる傘歯車39と、該傘歯車39の両側でそれぞれ噛合し、固定リーダ24に設けられた支軸40に枢支される一対の扇歯車41,41と、両扇歯車41,41のそれぞれに一体をなして設けられ、一対の油圧シリンダ33,33の伸縮動作に従って両扇歯車41,41を互いに反対方向に往復回動させる一対のシリンダ連結腕42,42とを有している。
【0021】
支軸40は、
図5に示すように、一本の大径シャフトからなる共通支軸40であり、固定リーダ24の幅方向(
図5の上下方向)の両側部に設けた一対のボス43,43に支持されている。共通支軸40は、互いに向き合う両扇歯車41,41の回動基部41a,41aを貫通した状態で、ボス43,43間において扇歯車41,41を前後方向(
図5の左右方向)に回動可能に支持している。こうして、対向配置された両扇歯車41,41により、
図2にも示すように、傘歯車39との間で、幅方向及び上下方向に整合した噛み合い歯面が形成される。歯車同士の噛み合いは、必要なリーダ回動角の範囲内において、換言すれば、往復回動リンクを構成する油圧シリンダ33のストローク範囲内において維持されている。
【0022】
シリンダ連結腕42は、扇歯車41の回動基部41aに固着された二股形状の部材であり、共通支軸40と同じ高さ位置で前方に向けて延び、その腕の長さは油圧シリンダ33の推力の作用点として相応の長さを有している。また、固定リーダ24の内部は、傘歯車39及び扇歯車41,41の互いに直交する回動軸線Cz,Cy上を通る境界面で、前部空間SFと後部空間SRとの2つの空間に区画されており、一対のシリンダ連結腕42,42が同一向きに配置されることで、これに対応する一対の油圧シリンダ33,33は、両方とも前部空間SFに設けられている(
図2,
図5)。
【0023】
さらに、
図5から見てとれるように、扇歯車41とシリンダ連結腕42とは、共通支軸40の軸方向に整合して設けられている。これにより、
図2や
図4、
図5に示すように、油圧シリンダ33は、チューブ側が固定リーダ24の底板に設けた二股部44に、ロッド側がシリンダ連結腕42に上下の連結ピン45,46で連結されると、扇歯車41を回動させる力を回動基部41aに局所的に、すなわち、扇歯車41とシリンダ連結腕42との2部材間で直接的に伝達することが可能となる。
【0024】
このように形成された杭打機11を使用して掘削位置の変更を行うには、一対の油圧シリンダ33,33に対して圧油の給排制御を行い、一方の油圧シリンダ33を伸長した際に、他方の油圧シリンダ33を縮小し、ベベルギア機構34を介して回転機構32を、例えば、左に45度回動をさせる。このとき、一対の扇歯車41,41は、互いに力の大きさが等しく、かつ、反対方向に向いていることから、両扇歯車41,41との噛み合いによって傘歯車39に作用したトルクは、純粋な回転力となる。こうして、重量のある回転リーダ25が固定リーダ24上で円滑に回動される。
【0025】
このように、本発明の杭打機11によれば、リーダ回転装置31に備わるベベルギア機構34が、リーダ回転軸と同軸に設けた傘歯車39の両側で噛合する一対の扇歯車41,41を有しているので、噛み合い歯面の接触面積を従来品の2倍に増すことが可能となり、より大きな回転力に対して十分な歯車強度を確保することができる。しかも、互いに向き合う扇歯車41,41によって歯車の分離力が相殺され、傘歯車39に対して純粋な回転力のみを付与できることから、特別の補強や構造の強化を必要としないコンパクトなリーダ回転装置31を達成することができる。
【0026】
また、一本のシャフトからなる共通支軸40で一対の扇歯車41,41を枢支しているので、扇歯車41,41の相互間の同軸性が良好に維持され、歯面の噛み合いや、扇歯車41,41と支軸40との摺動を適正に保つことができる。すなわち、ベベルギア機構34の動力伝達効率を高めることができる。しかも、シャフトを支持する軸受構造が簡単な両端支持になるため、傘歯車39に対応して組み込まれる扇歯車41,41を無理なく配置することができる。とりわけ、扇歯車41とシリンダ連結腕42とを共通支軸40の軸方向に整合して設けているので、油圧シリンダ33の推力を扇歯車41に効果的に作用させることができる。
【0027】
さらに、固定リーダ24の内部をベベルギア機構34の直交回動軸線Cz,Cy上の境界面で2つの空間に区画し、そのうちの一方の空間に一対の油圧シリンダ33,33を設けているので、油圧シリンダ33の無い他方の空間を点検や保守のためのスペースとして活用することができる。すなわち、固定リーダ24の下部開口を通じてアクセスすれば、通常外部から視認できない内部構造の点検が容易かつ安全に行え、作業に従事する者の負担軽減を図ることができる。
【0028】
加えて、実施形態のように、一対の油圧シリンダ33,33を前部空間SFに配置すれば、
図2などからも想像できるように、固定リーダ24に設けた複数の作業開口のうち、側部作業開口24b,24cを通じて、例えば、油圧シリンダ33の脱着や各部の給脂などの作業が容易に行え、後部空間SRの内外を連通する下部作業開口24dを通じて、固定リーダ24の内部の点検、特に回転機構32の固定状態(ボルトのゆるみ)の点検をより確実に行うことが可能となり、杭打機11の信頼性向上に寄与するものである。
【0029】
なお、本発明は、前記形態例に限定されるものではなく、リーダの長さや基本断面の形状、回動角の範囲は杭打機の仕様毎に適宜変更を加えることができる。この場合、リーダ回転装置では、従来から備わるベベルギア機構を巧みに用いたことにより、リーダが大きくなっても歯車の種類を増やさずに要求強度を満足できることから、コストや品質などの面においても有利である。また、スペース的に余裕があれば、2本の油圧シリンダを任意に配置でき、縦型以外の取付態様も考えられる。さらに、ベベルギア機構を構成する扇歯車の支軸についても1本のシャフトでなく、各扇歯車に対応した2本のシャフトで構成することができる。
【符号の説明】
【0030】
11…杭打機、12…ベースマシン、13…下部走行体、14…上部旋回体、15…リーダ、16…フロントジャッキ、17…リーダブラケット、18…リアジャッキ、19…アウトリガボックス、20…カウンタウエイト、21…運転室、22…動力部、23…ガントリ、24…固定リーダ、24a…ガイドパイプ、24b,24c…側部作業開口、24d…下部作業開口、25…回転リーダ、25a…リーダ部材、26…ホルダ、27…バックステー、28…ステーシリンダ、29…支持ピン、30…ピン孔ブロック、30a…ピン孔、31…リーダ回転装置、32…回転機構、33…油圧シリンダ、34…ベベルギア機構、35…固定ベース、35a…フランジ、36…ベアリング、37…回転ベース、37a…係止孔突片、38…トルク受け片、39…傘歯車、40…共通支軸、41…扇歯車、41a…回動基部、42…シリンダ連結腕、43…ボス、44…二股部、45,46…連結ピン