(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-03
(45)【発行日】2025-02-12
(54)【発明の名称】ミリ波用の平面アンテナ
(51)【国際特許分類】
H01Q 13/08 20060101AFI20250204BHJP
H01Q 21/06 20060101ALI20250204BHJP
【FI】
H01Q13/08
H01Q21/06
(21)【出願番号】P 2022080080
(22)【出願日】2022-05-16
【審査請求日】2024-08-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000004695
【氏名又は名称】株式会社SOKEN
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】520124752
【氏名又は名称】株式会社ミライズテクノロジーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】弁理士法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】牛越 大樹
(72)【発明者】
【氏名】車 承佑
(72)【発明者】
【氏名】泉 博之
【審査官】白井 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-023698(JP,A)
【文献】特開平03-055904(JP,A)
【文献】国際公開第2014/073355(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/208362(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 13/08
H01Q 21/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミリ波用の平面アンテナ(100)であって、
誘電体を含む基板(10)と、
前記基板の表面に配置された第1パッチ部(20)と、
前記第1パッチ部の中心から、前記基板の板厚方向と直交する第1方向に予め定められた距離ずれた位置において前記第1パッチ部と接続し、前記基板の板厚方向に延びるビア導体(30)と、
前記基板の内部において前記ビア導体と接続し、前記基板の板厚方向と直交する方向であって、前記第1方向と交差する方向である第2方向に延びる伝送線路(40)と、
前記基板の内部において前記第1パッチ部と対向するように前記第1パッチ部と前記伝送線路との間に配置され、前記ビア導体が挿通する貫通孔を備える第1地板(50)と、
前記基板の表面のうち、前記第1パッチ部が配置された面とは反対側の面に配置された第2地板(60)と、
前記第1方向と前記第2方向とが交差することに起因して発生する円偏波を打ち消す位相の円偏波を発生させるように前記第1パッチ部に形成された摂動素子(21)と、
を備える、
平面アンテナ。
【請求項2】
請求項1に記載の平面アンテナであって、
前記ビア導体と前記伝送線路との接続部の周囲に互いに間隔を空けて配置され、前記第1地板と前記第2地板とを接続する複数の短絡素子(31)をさらに備える、
平面アンテナ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の平面アンテナであって、
前記第1方向と、前記第2方向と、が互いに直交する、
平面アンテナ。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の平面アンテナであって、
前記摂動素子は、前記第1パッチ部の中心を原点として、前記第1方向に平行な軸を第1軸、前記第2方向に平行な軸を第2軸とした場合に、前記第1パッチ部の頂点のうち、第2象限および第4象限に位置する頂点において形成される、
平面アンテナ。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の平面アンテナであって、
前記第1パッチ部と、
前記基板の表面に配置され、前記摂動素子を備えない第2パッチ部(20B)と、
をそれぞれ複数備え、
前記第2パッチ部の一辺の長さは、前記第1パッチ部の一辺の長さよりも大きい、
平面アンテナ。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の平面アンテナであって、
前記摂動素子は、等辺の長さが、前記平面アンテナの動作周波数の電波の波長を前記誘電体の実効誘電率の平方根で除して得られる電気長波長の0.04倍よりも大きく0.05倍未満の範囲に含まれる直角二等辺三角形を、前記第1パッチ部の頂点から除去した平面視形状を有する、
平面アンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ミリ波用の平面アンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両等に搭載されて、電波を送受信して障害物を検出するレーダ装置がある。特許文献1に記載のレーダ装置に用いられるアンテナ装置は、共振素子を備えることにより、アンテナ装置とカバー部材との間で発生する電波の多重反射を抑制し、検知性能の低下を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、ミリ波帯の電波を直線偏波として送受信する平面アンテナにおいては、主偏波方向と交差する方向から給電を行う場合、円偏波が発生することを見出した。この場合、直線偏波としての利得が低下し検知性能が低下するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
本開示の一形態によれば、ミリ波用の平面アンテナ(100)が提供される。この平面アンテナは、ミリ波用の平面アンテナであって、誘電体を含む基板(10)と、前記基板の表面に配置された第1パッチ部(20)と、前記第1パッチ部の中心から、前記基板の板厚方向と直交する第1方向に予め定められた距離ずれた位置において前記第1パッチ部と接続し、前記基板の板厚方向に延びるビア導体(30)と、前記基板の内部において前記ビア導体と接続し、前記基板の板厚方向と直交する方向であって、前記第1方向と交差する方向である第2方向に延びる伝送線路(40)と、前記基板の内部において前記第1パッチ部と対向するように前記第1パッチ部と前記伝送線路との間に配置され、前記ビア導体が挿通する貫通孔を備える第1地板(50)と、前記基板の表面のうち、前記第1パッチ部が配置された面とは反対側の面に配置された第2地板(60)と、前記第1方向と前記第2方向とが交差することに起因して発生する円偏波を打ち消す位相の円偏波を発生させるように前記第1パッチ部に形成された摂動素子(21)と、を備える。
【0007】
この形態の平面アンテナによれば、第1パッチ部とビア導体との接続位置の第1パッチ部の中心からのずれ方向と伝送線路の延設方向とが交差することに起因して発生する円偏波を打ち消す位相の円偏波を発生させるように設けられた摂動素子を備えるので、直線偏波成分の低下を抑制でき、平面アンテナの直線偏波としての利得の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態の平面アンテナの概略構成を表す平面図である。
【
図3】第2実施形態の平面アンテナの概略構成を表す断面図である。
【
図5】第3実施形態の平面アンテナの概略構成を表す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
A-1.装置構成:
本実施形態の平面アンテナ100は、例えば車両に搭載されて用いられ、電波の受信と送信との少なくともいずれか一方を行う。本実施形態では、平面アンテナ100は、ミリ波帯の電波を直線偏波として送受信するミリ波用の平面アンテナである。平面アンテナ100は、車両に限らず、飛行体などの移動体に搭載されて用いられてもよい。また、平面アンテナ100は、防犯システムや監視システムの構成要素として用いられてもよい。
【0010】
図1および
図2に示すように、平面アンテナ100は、基板10と、パッチ部20と、ビア導体30と、伝送線路40と、第1地板50と、第2地板60とを備える。平面アンテナ100はプリント基板に構成されており、基板10は、プリント基板の絶縁基材に相当する。また、パッチ部20と、ビア導体30と、伝送線路40と、第1地板50と、第2地板60とは、プリント基板の導体要素に相当する。
【0011】
図1には、互いに直交する3つの座標軸であるX,Y,Z軸を表す矢印が示されている。X軸は、基板10の長手方向と平行である。また、Y軸は基板10の短手方向と平行である。また、Z軸は基板10の板厚方向と平行である。以下の説明において、向きを特定する場合には、矢印の指し示す方向である正の方向を「+」、矢印の指し示す方向とは反対の方向である負の方向を「-」として、方向表記に正負の符合を併用する。なお、X,Y,Z軸を表す矢印が指し示す方向は、
図1以降の各図においても同様である。
【0012】
基板10は、樹脂等の誘電体により形成されている板状部材である。本実施形態では、基板10を形成する誘電体の実効誘電率は、3.15である。基板10は、樹脂に限定されず、樹脂とガラス布、不織布などとを組み合わせたもの、セラミックを含むものなどによって形成されてもよい。
【0013】
パッチ部20は、銅等の導体により形成されている、正方形形状を有する板状部材である。パッチ部20は、正方形の1組の向かい合う頂点を切り欠いて形成された摂動素子21を備える。パッチ部20における摂動素子21の位置および形状については後ほど詳しく説明する。パッチ部20は、基板10の表面に配置されている。パッチ部20は、本開示における「第1パッチ部」に相当する。
【0014】
ビア導体30は、銅等の導体により形成されている線状部材である。ビア導体30は、基板10に形成された孔内においてZ方向に沿って延びるように配置されている。ビア導体30の一方の端部は、パッチ部20の中心PCから-Y方向に予め定められた距離ずれた位置において接続している。本実施形態のパッチ部20の中心PCは、パッチ部20の重心に相当する。以下の説明において、ビア導体30とパッチ部20との接続点を「給電点E」とも呼ぶ。パッチ部20の中心PCからの給電点Eのずれ量は、インピーダンス整合を得られるように予め解析等により特定され、設定されている。また、平面アンテナ100が送信する直線偏波の偏波方向(以下、「主偏波方向」とも呼ぶ)は、パッチ部20の中心PCからの給電点Eのずれ方向によって定まり、本実施形態では、主偏波方向はY方向である。以下の説明において、パッチ部20の中心PCからの給電点Eのずれ方向を「オフセット方向」とも呼ぶ。なお、オフセット方向は、本開示における「第1方向」に相当する。
【0015】
伝送線路40は、銅等の導体により形成されている線状部材である。伝送線路40は、基板10の内部において、X方向に沿って延びるように配置されている。伝送線路40の一方の端部は、ビア導体30の両端のうち、パッチ部20の給電点Eとなっていない側の端部と接続する。伝送線路40の他方の端部は図示しない給電回路に接続され、ビア導体30を介してパッチ部20へ高周波電力を供給する。以下の説明において、伝送線路40の延設方向を「給電方向」とも呼ぶ。本実施形態では、上述したオフセット方向と給電方向とは互いに直交する。なお、給電方向は、本開示における「第2方向」に相当する。
【0016】
第1地板50は、銅等の導体により形成されている板状部材である。第1地板50は、基板10の内部において、パッチ部20と対向するようにパッチ部20と伝送線路40との間に配置される。第1地板50は、ビア導体30が挿通する貫通孔を備える。
【0017】
第2地板60は、第1地板50と同様に、銅等の導体により形成されている板状部材である。第2地板60は、基板10の表面のうち、パッチ部20が配置された面とは反対側の面に配置されている。第1地板50および第2地板60は、図示しない給電回路のグラウンド線に接続されて平面アンテナ100における接地電位を提供する。
【0018】
ミリ波帯の電波を直線偏波として送受信する平面アンテナ100においては、上述のようにオフセット方向と給電方向とが交差する場合には、ビア導体30における電流の偏りに起因してパッチ部20上に電位差が発生し、主偏波方向とは異なる方向に流れる電流が発生することにより円偏波が発生することを発明者らは見出した。例えば、
図1に示す構成では、左旋円偏波が発生する。摂動素子21は、かかる左旋円偏波を打ち消す右旋円偏波を発生させるように形成される。より具体的には、摂動素子21は、パッチ部20の中心PCを原点として、オフセット方向に平行な軸を第1軸、給電方向に平行な軸を第2軸とした場合に、パッチ部20の頂点のうち、第2象限および第4象限に位置する2つの頂点において形成される。
【0019】
本実施形態では、摂動素子21は、直角二等辺三角形であって、等辺の長さが、平面アンテナ100の動作周波数の電波の電気長波長の0.04倍よりも大きく0.05倍未満の範囲に含まれる直角二等辺三角形の領域を、パッチ部20の頂点から除去して得られる平面視形状を有する。「電気長波長」は、誘電体の実効誘電率により定まる波長を意味し、平面アンテナ100の動作周波数を、基板10を形成する誘電体の実効誘電率の平方根で除して得られる。本実施形態の摂動素子21の形状は、予め解析を行い、設定された閾値を超える利得が得られる周波数帯が広くなるように決定された形状である。なお、摂動素子21の形状は、上述の形状に限定されない任意の形状であってもよい。
【0020】
以上説明した平面アンテナ100によれば、オフセット方向と給電方向とが交差することに起因して発生する円偏波を打ち消す位相の円偏波を発生させるように設けられた摂動素子21を備えるので、直線偏波成分の低下を抑制でき、平面アンテナ100の直線偏波としての利得の低下を抑制できる。
【0021】
B.第2実施形態:
図3および
図4に示すように、第2実施形態の平面アンテナ100Aは、ビア導体30と伝送線路40との接続部の周囲に配置され、第1地板50と第2地板60とを電気的に接続する複数の短絡素子31を備える点において、第1実施形態の平面アンテナ100と異なる。平面アンテナ100Aのその他の構成は、第1実施形態の平面アンテナ100と同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0022】
短絡素子31は、銅等の導体により形成されている線状部材である。短絡素子31は、基板10の内部において、Z軸方向に沿って延びるように配置されている。短絡素子31は、ビア導体30を中心とする円周上において、伝送線路40と重なる部分を除き、隣り合う他の短絡素子31と一定の間隔を空けて配置されている。隣り合う2つの短絡素子31同士の間隔は、平面アンテナ100Aの動作周波数の電波の波長の1/4以下であることが好ましい。
【0023】
短絡素子31を備えない形態の平面アンテナでは、ビア導体30と伝送線路40との接続点において電波の放射が発生することにより利得が低下する。平面アンテナ100Aによれば、ビア導体30と伝送線路40との接続点の周囲に配置された複数の短絡素子31がシールド効果を奏することにより、ビア導体30と伝送線路40との接続点における電波の放射が抑制され、直線偏波としての利得の低下をより抑制できる。また、平面アンテナ100Aにおいても、第1実施形態の平面アンテナ100と同様の効果を奏する。
【0024】
C.第3実施形態
図5に示すように、第3実施形態の平面アンテナ100Bは、摂動素子21を備えるパッチ部20と、正方形形状を有し摂動素子21を備えないパッチ部20Bとをそれぞれ複数備える点において、第1実施形態の平面アンテナ100と異なっている。パッチ部20Bは、本開示における「第2パッチ部」に相当する。
【0025】
パッチ部20とパッチ部20Bとは基板10Bの表面にそれぞれ配置され、基板10Bの裏面に配置されて送信電波の位相を制御する移相器70、伝送線路40Bおよびビア導体30を介して、図示しない給電回路から高周波電力の供給を受ける。このような場合において、パッチ部20およびパッチ部20Bと移相器70とをそれぞれ接続する伝送線路40Bは、伝送線路40B同士の距離が近接せず、配線経路がより短くなるように配線されることが好ましい。このような理由からオフセット方向と給電方向とを交差させるべき箇所においては、摂動素子21を備えるパッチ部20を配置すればよいので、必ずしもオフセット方向と給電方向とを一致させる必要がなくなり、伝送線路40Bの配線レイアウトの自由度の低下を抑制できる。
【0026】
また、例えば、車両に搭載される平面アンテナでは、他の車両に搭載されたレーダ装置から送信された電波との干渉を防ぐために、主偏波方向が互いに異なる2つの平面アンテナを搭載することがある。平面アンテナ全体を回転させることにより主偏波方向を変更できるが、給電回路との配置等の制約により平面アンテナ全体を回転させることができない場合がある。このような場合であっても、平面アンテナ100Bでは、摂動素子21の有無、摂動素子21を設ける位置および伝送線路40Bの配線方向のみによっても主偏波方向を変更できるので、平面アンテナ100Bの設計自由度の低下を抑制できる。
【0027】
パッチ部が正方形形状を有する場合には、パッチの動作周波数はパッチの一辺の長さにより定まるが、摂動素子21を備えるパッチ部20の場合、摂動素子21として切り欠いた部分を電流が回り込むように流れることにより、電流の経路が長くなる。この場合、パッチ部20の動作周波数は、摂動素子21を設けない形態に比べて、動作周波数が低くなる。複数のパッチ部が配置された平面アンテナにおいては、動作周波数が互いに異なる平面アンテナが混在すると直線偏波としての利得が低下するので、パッチ部20Bは、一辺の長さを長くすることにより、パッチ部20の動作周波数とパッチ部20Bの動作周波数とが互いに一致するように形成されることが好ましい。このようにパッチ部20Bを形成することにより、パッチ部20の動作周波数とパッチ部20Bの動作周波数とを互いに一致させることができ、利得の低下をより抑制できる。
【0028】
以上説明した第3実施形態の平面アンテナ100Bによれば、第1実施形態の平面アンテナ100と同様の効果を奏する。加えて、平面アンテナ100Bは、複数のパッチ部20およびパッチ部20Bを配置する場合において、オフセット方向と給電方向とを交差させるべき箇所には摂動素子21を備えるパッチ部20を配置すればよい。このため、必ずしもオフセット方向と給電方向とを一致させる必要がなくなり、伝送線路40Bの配線レイアウトの自由度の低下を抑制できる。
【0029】
また、パッチ部20Bの一辺の長さは、パッチ部20の一辺の長さよりも大きくなるように形成されているので、摂動素子21を備えることにより低くなるパッチ部20の動作周波数とパッチ部20Bの動作周波数とを一致させることができ、直線偏波としての利得の低下をより抑制できる。
【0030】
D.他の実施形態:
(D1)上記実施形態において、オフセット方向と給電方向とは互いに直交するが、本開示はこれに限定されない。オフセット方向と給電方向とは、直角でない任意の角度で交差していてもよい。
【0031】
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した形態中の技術的特徴に対応する各実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
【符号の説明】
【0032】
10…基板、20…パッチ部、21…摂動素子、30…ビア導体、40…伝送線路、50…第1地板、60…第2地板、100…平面アンテナ