(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-04
(45)【発行日】2025-02-13
(54)【発明の名称】収納システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20250205BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2021035122
(22)【出願日】2021-03-05
【審査請求日】2024-03-04
(73)【特許権者】
【識別番号】521095097
【氏名又は名称】野村 忠司
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】野村 忠司
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-142572(JP,A)
【文献】特開2009-048430(JP,A)
【文献】特開2015-060318(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の衣類のそれぞれに取り付けられ、該衣類の種類に関する情報が記憶されるタグと、前記複数種類の衣類を種類別に収納する複数の収納箱のそれぞれに取り付けられ、収納される衣類の情報を前記タグから読み取るための読取手段と、前記衣類を手に持って該衣類を収納すべき前記収納箱への収納を開始してから収納が完了するまでの間に該衣類を撮像する撮像手段と、該撮像手段にて撮像した衣類の情報及び前記読取手段にて読み取った情報が入力される制御部と、を備え、
前記制御部は、前記読取手段にて情報を読み取った衣類が該読取手段を備える前記収納箱に収納されるべき衣類であるかどうかを判別する衣類収納判別手段と、該衣類収納判別手段にて間違えた衣類の情報と間違えた回数とを関連付けて集計する集計手段と、第1所定期間内において前記集計手段にて集計した衣類の中で間違えた回数の最も多い衣類を最誤衣類として特定する誤衣類特定手段と、前記第1所定期間の終了後の次の第2所定期間内において特定された前記最誤衣類を前記撮像手段にて撮像したときに、表示又は音声による注意喚起を行うための注意喚起出力手段と、前記第1所定期間内及び前記第2所定期間内のそれぞれにおいて前記収納箱に正しく衣類が収納された正解率又は誤って衣類が収納された誤り率を演算する率演算手段と、該率演算手段にて演算した前記第1所定期間内における正解率又は誤り率と前記第2所定期間内における正解率又は誤り率とを比較して改善されている場合に、前記第2所定期間の終了後の次の第3所定期間において、改善されている旨を報知する報知手段と、を備えていることを特徴とする収納システム。
【請求項2】
前記撮像手段が、衣類を手に持って該衣類を収納すべき前記収納箱への収納を開始してから収納が完了するまでの撮像時間を該衣類の収納時間として計測する収納時間計測手段を備え、
前記制御部は、前記収納時間計測手段からの収納時間に基づいて前記第1所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類があるかどうかを判定する衣類判定手段と、該衣類判定手段により前記収納時間が最も多くかかった衣類があると判定した場合に、前記第2所定期間において前記収納時間が最も多くかかった衣類を前記撮像手段により撮像した時に、表示又は音声により収納すべき収納箱へ誘導する誘導手段と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の収納システム。
【請求項3】
前記制御部は、収納すべき衣類の枚数を記憶する枚数記憶手段と、該枚数記憶手段に記憶されている枚数の衣類が所定時間内に収納されたかどうかを判別する未収納判別手段と、を備え、該未収納判別手段にて未収納であると判別された場合に、前記報知手段により報知することを特徴とする請求項1又は2に記載の収納システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、子育てを支援するための収納システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、子育て家庭を支援するために、子育て家庭に対して各種の優待サービスを提供するものが提案されている。これは、子育て家庭に対して、都道府県や市町村などの地方公共団体から会員証に相当する優待カードが付与され、その優待カードをサービス提供箇所に提示することにより、例えば商品の割引や粗品進呈等の各種の優待サービスが受けられるようになっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、子供を養育している世帯の家計をサポートしていくものであって、子供の子育てを支援するものではない。要するに、子供の子育てを支援するシステムが存在しない。
【0005】
ところで、近年の家庭においては、夫婦共働きの家庭が非常に増えており、掃除、洗濯、料理、子育て(育児)等の家事の多くは母親の負担になり、特に、子育てにおいては母親の言うことに反発する子供が多く、子育てが大きな負担となることがあり、早期改善が望まれている。
【0006】
本発明は前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、子育てを支援することで母親の負担を軽減することができる収納システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の収納システムは、前述の課題解決のために、複数種類の衣類のそれぞれに取り付けられ、該衣類の種類に関する情報が記憶されるタグと、前記複数種類の衣類を種類別に収納する複数の収納箱のそれぞれに取り付けられ、収納される衣類の情報を前記タグから読み取るための読取手段と、前記衣類を手に持って該衣類を収納すべき前記収納箱への収納を開始してから収納が完了するまでの間に該衣類を撮像する撮像手段と、該撮像手段にて撮像した衣類の情報及び前記読取手段にて読み取った情報が入力される制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取手段にて前記タグから情報を読み取った衣類が該読取手段を備える前記収納箱に収納されるべき衣類であるかどうかを判別する衣類収納判別手段と、該衣類収納判別手段にて間違えた衣類の情報と間違えた回数とを関連付けて集計する集計手段と、第1所定期間内において前記集計手段にて集計した衣類の中で間違えた回数の最も多い衣類を最誤衣類として特定する誤衣類特定手段と、前記第1所定期間の終了後の次の第2所定期間内において特定された前記最誤衣類を前記撮像手段にて撮像したときに、表示又は音声による注意喚起を行うための注意喚起出力手段と、前記第1所定期間内及び前記第2所定期間内のそれぞれにおいて前記収納箱に正しく衣類が収納された正解率又は誤って衣類が収納された誤り率を演算する率演算手段と、該率演算手段にて演算した前記第1所定期間内における正解率又は誤り率と前記第2所定期間内における正解率又は誤り率とを比較して改善されている場合に、前記第2所定期間の終了後の次の第3所定期間において、改善されている旨を報知する報知手段と、を備えていることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、誤衣類特定手段にて第1所定期間内において集計手段にて集計した衣類の中で間違えた回数の最も多い衣類を最誤衣類として特定すると、制御部は、第2所定期間において特定された最誤衣類を撮像手段にて撮像したときに、注意喚起出力手段を作動させて表示又は音声による注意喚起を行う。この注意喚起により、第2所定期間内における衣類の正解率又は誤り率が第1所定期間内における衣類の正解率又は誤り率よりも改善されている場合には、制御部は、第2所定期間の終了後の次の第3所定期間において、報知手段を作動させて、表示又は音声により改善されている旨を報知することにより、衣類の収納に対するやる気を幼児や子供に起こさせることができる。これにより、収納システムを通して子育てを行うことができ、母親の子育ての負担を軽減することができる。
【0009】
又、本発明の収納システムは、前記撮像手段が、衣類を手に持って該衣類を収納すべき前記収納箱への収納を開始してから収納が完了するまでの撮像時間を該衣類の収納時間として計測する収納時間計測手段を備え、前記制御部は、前記収納時間計測手段からの収納時間に基づいて前記第1所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類があるかどうかを判定する衣類判定手段と、該衣類判定手段により前記収納時間が最も多くかかった衣類があると判定した場合に、前記第2所定期間において前記収納時間が最も多くかかった衣類を前記撮像手段により撮像した時に、表示又は音声により収納すべき収納箱へ誘導する誘導手段と、を備えていてもよい。
【0010】
上記のように、制御部は、判定手段を作動させて計測手段からの収納時間に基づいて第1所定期間における収納時間が最も多くかかった衣類があるかどうかを判定し、判定手段により収納時間が最も多くかかった衣類があると判定した場合に、誘導手段を作動させて第1所定期間の終了後の次の第2所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類を撮像手段により撮像した時に、表示又は音声により収納すべき収納箱へ誘導することによって、衣類の収納がOKとなる収納率を高めて子育て支援を更に加速させることができる。
【0011】
又、本発明の収納システムは、前記制御部は、収納すべき衣類の枚数を記憶する枚数記憶手段と、該枚数記憶手段に記憶されている枚数の衣類が所定時間内に収納されたかどうかを判別する未収納判別手段と、を備え、該未収納判別手段にて未収納であると判別された場合に、前記報知手段により報知してもよい。
【0012】
上記のように、未収納判別手段を作動させて収納すべき枚数の衣類が所定時間内に収納されていない未収納であると判別すると、制御部は、報知手段により報知することによって、収納し忘れた衣類を確実に収納させることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、集計手段にて集計した衣類の中で間違えた回数の最も多い衣類を第2所定期間において収納する際に注意喚起を行うことによって、第2所定期間内において正しく衣類が収納された正解率又は誤って衣類が収納された誤り率を改善させることができる。しかも、次回の第3所定期間において、正解率又は誤り率が改善されている場合に、改善されている旨を報知することによって、収納に対するやる気を幼児や子供に起こさせることで更に子育てを促進することができる。よって、子育てを支援することで母親の負担を軽減することができる収納システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図2】本発明の収納システムの基本構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1に、本発明の収納システムの概略構成を示している。この収納システムは、子育てを支援することで母親の負担を軽減することができるシステムである。
【0016】
具体的には、子育てが必要な幼児や子供に対して衣類の収納を通して子育てを行うことを目的としている。衣類は、複数種類のもの、この実施形態では、例えば、したぎ(パンツ)、Tシャツ、ズボン、くつした、ジャケット、たいそうふく(うえ、した)の6種類を対象としているが、おもちゃ等の遊び道具、文房具や計算機やノート等の学習道具等、子供が扱う他の物も含む。
図1では、洗濯された多数の衣類が折り畳まれてテーブル1の上に置かれているが、新しい衣類であってもよい。各衣類には、衣類の情報が記憶され、発信用アンテナ(図示せず)を備える無線で通信可能なタグ2が取り付けられている。このタグ2は、貼り付け可能なシールタグから構成されているが、ICタグから構成されていてもよい。前記タグ2は、衝撃吸収性を有するゲル状部材で挟み込まれ、該ゲル状部材を更に上下から挟み込む防水用フィルム部材が設けられていて、タグ2の衝撃吸収性と防水性とを高めることができる。衣類の情報は、色、衣類の名称、サイズ等であり、例えばTシャツであれば、黄色(色)、Tシャツ(名称)、Sサイズ(サイズ)が記憶されている。
【0017】
幼児は、衣類を持って後述する収納箱3A,3B,3C,3D,3E,3Fまで歩いて行くことができる1歳半位から6歳未満であり、子供は、6歳から12歳までである。ここでは、幼児及び子供を対象にしているが、幼児及び子供に加えて、中学生、高校生、大学生、夫、お爺さん、お祖母さん等も対象としてもよい。
【0018】
そして、複数種類の衣類を種類別に収納する複数(この実施形態では6個)の収納箱3A,3B,3C,3D,3E,3Fを3段棚4に収容している。
図1では、一段に2個の収納箱(例えば3A,3B)を収容している。各収納箱3Aは、上端のみが開放されたボックス型に構成されている。また、各収納箱3Aの前面には、収納箱3Aを前方に引き出すための取っ手5が取り付けられている。また、各収納箱3Aの前面には、収納される衣類の名称がプリントされた第1シール6及び衣類の形がプリントされた第2シール7が貼り付けられている。また、各収納箱3Aの前面には、衣類にそれぞれ備えたタグ2の情報を読み取る送受信可能な非接触(無線)ICタグのリーダライタ(読取手段)8が取り付けられている。
【0019】
3段棚4の上部には、送受信可能なアンテナ9を備えた制御部10を備えている。また、天井11には、衣類を持って該当する収納箱3Aへの収納を開始してから収納が完了するまで衣類のみを撮像するための撮像手段であるカメラ(例えばCCDカメラ、IRカメラ、CMOSカメラ等)12が設置されている。カメラ12には、撮像した衣類の画像を分析するための人工知能装置(図示せず)が接続されており、衣類のみを確実に認識して撮像するようにしている。また、前記人工知能装置には、収納対象となる全ての衣類それぞれの特徴部分(色、首部分、折り畳んだ時の衣類の画像等)を予め登録することにより、登録されている特徴部分に基づいて、人工知能装置で分析した衣類の色、名称、サイズ等の衣類の情報を制御部10へ送信するための送信装置(図示せず)が接続されている。また、カメラ(撮像手段)12は、収納箱3A,3B,3C,3D,3E,3Dの近傍に移動してきた子供(幼児)が手に持った最初の衣類を撮像した時点から所定時間経過するまで撮像する。所定時間は、後述するタイマーにより最初の衣類を撮像した時点が開始時間とし、その開始時間から所定時間、例えば10分(子供(幼児)が衣類を収納する平均収納時間よりも多い時間)経過した時間としてもよいし、カメラ12で子供(幼児)が収納している衣類を撮像しなくなってから、数分(例えば2分)経過した時間としてもよい。尚、カメラ12は、1台のみ設けてもよいし、設ける場所はどちらでもよい。また、カメラ12を収納箱毎に設けてもよい。
【0020】
カメラ12は、子供(幼児)が衣類(例えばTシャツ13)を手に持って最初の衣類を収納すべき収納箱(例えば3B)への収納を開始することにより撮像が開始されてから収納すべき全ての衣類の収納が完了するまでの撮像時間を衣類(例えばTシャツ13)の収納時間として計測する収納時間計測手段14を備えている。収納時間計測手段14は、タイマーから構成され、収納を開始して撮像が開始された時点から計測を開始し、収納箱(例えば3B)へ最終の衣類(例えばTシャツ13)が収納されると計測を終了して、収納時間を計測する。この計測した収納時間は、制御部10へ出力され、制御部10の記憶部(図示せず)に記憶される。
【0021】
収納システムは、
図1及び
図2に示すように、各衣類に取り付けられたタグ2と、各収納箱3Aに取り付けられた読取手段8の6個と、撮像手段であるカメラ12と、カメラ12にて撮像した衣類の情報及び読取手段8にて読み取った情報が入力される制御部10と、を備えている。
【0022】
また、制御部10は、読取手段8にて情報を読み取った衣類が読取手段8を備える収納箱(例えば3A)に収納されるべき衣類であるかどうかを判別する衣類収納判別手段22と、衣類収納判別手段22にて間違えた衣類の情報(衣類の色、名称、サイズ等)と間違えた回数とを関連付けて集計する集計手段23と、第1所定期間(例えば今週の月曜日から日曜日までの7日間)内において集計手段23にて集計した衣類の中で間違えた回数の最も多い衣類を最誤衣類として特定する誤衣類特定手段24と、前記第1所定期間の終了後の次の第2所定期間(第1所定期間の次週である来週の月曜日から日曜日までの7日間)内において特定された前記最誤衣類を前記撮像手段12にて撮像したときに、表示又は音声による注意喚起を行うための注意喚起出力手段15と、前記第1所定期間内及び前記第2所定期間内のそれぞれにおいて収納箱に正しく衣類が収納された正解率又は誤って衣類が収納された誤り率を演算する率演算手段25と、率演算手段25にて演算した前記第1所定期間内における第1正解率(又は第1誤り率)と前記第2所定期間内における第2正解率(又は第2誤り率)とを比較して改善されている場合に、前記第2所定期間の終了後の次の第3所定期間(第1所定期間の次々週である再来週の月曜日から日曜日までの7日間)において、改善されている旨を報知する報知手段16と、を備えている。
【0023】
衣類収納判別手段22は、読取手段8で読み取った衣類の情報とカメラ12で撮像した衣類の画像から人工知能装置で特定した衣類の情報が制御部10に入力され、制御部10は、2つの情報が一致しているかどうかを確認する。一致していなければ、正しく収納されなかった衣類として判別し、集計手段23が間違えた衣類の情報と間違えた回数を関連付けて記憶部に記憶する。
【0024】
率演算手段25の第1正解率(%)を演算するには、正しく収納された衣類の数を第1所定期間において衣類を収納した全収納数で割った値に100をかけることになり、率演算手段25の第2正解率(%)を演算するには、正しく収納された衣類の数を第2所定期間において衣類を収納した全収納数で割った値に100をかけることになる。そして、第1正解率(%)及び第2正解率(%)の数値は、最大で100%(全ての衣類の収納がOKとなった最大値)から最小の0%(全ての衣類の収納を間違えてOKにならなかった最小値)までの範囲の数値になる。また、率演算手段25の第1誤り率(%)は、誤って収納された衣類の数を第1所定期間において衣類を収納した全収納数で割った値に100をかけた数値であり、第2誤り率(%)は、誤って収納された衣類の数を第2所定期間において衣類を収納した全収納数で割った値に100をかけた数値であり、最大で0%(全ての衣類の収納がOKとなった最小値)から最小の100%(全ての衣類の収納を間違えてOKにならなかった最大値)までの範囲の数値になる。
【0025】
誤衣類特定手段24は、収納箱への衣類の収納を最も間違えた衣類を特定する手段であり、幼児の持った衣類が収納箱へ収納される度に、制御部10は、ICタグのリーダライタ8から送信される衣類の情報とカメラ12で撮像した衣類の画像から人工知能装置で特定して送信された衣類の情報とを照合し、一致している場合には、衣類の収納が正しく行われたと判断する。また、前記照合した結果、一致していない場合には、制御部10は、収納が誤っていたと判断する。そして、制御部10は、第1~第3所定期間それぞれの7日間において、衣類の種類と衣類の正解率(又は誤り率)とを記憶しておき、収納を間違えた回数が最も多い衣類を最も間違えた衣類を最誤衣類として特定する。例えば、第1所定期間において、Tシャツの収納を2回間違えて間違えた回数が2回となり、たいそうふく(うえ、した)の収納を3回間違えて間違えた回数が3回となり、他の衣類(したぎ、ズボン、くつした、ジャケット)が全く間違えなくて間違えた回数が0回となっている場合には、制御部10は、第1所定期間において、最も間違えた衣類、つまり最誤衣類をたいそうふく(うえ、した)であると特定する。第2所定期間及び第3所定期間も同様に、間違えた回数の最も多い衣類、つまり最誤衣類を最も間違えた衣類であると特定する。
【0026】
注意喚起出力手段15は、第1所定期間において最も間違えた最誤衣類(前記のようにたいそうふく(うえ、した))が第2所定期間においてカメラ12で撮像されたときに、図示していないモニター等の表示部に「右の一番下の収納箱3Fに収納しなさい」とのメッセージの表示を行う又は図示していないスピーカーにより「右の一番下の収納箱3Fに収納しなさい」との音声を発して注意喚起を行う。
【0027】
報知手段16は、率演算手段で演算した第2所定期間内における第2正解率(又は第2誤り率)が第1所定期間内における第1正解率(又は第1誤り率)よりも改善されている場合に、第2所定期間の終了後の次の第3所定期間(第1所定期間の次々週である再来週の7日間)において、図示していないモニター等の表示部に改善されている旨の「OK収納率が上がっておりこうさんだね」とのメッセージの表示を行う又は図示していないスピーカーにより「OK収納率が上がっておりこうさんだね」との音声を発することで、衣類の収納に対して子供(幼児)にやる気を起こさせる。これにより収納システムを通して子育てを行うことができ、母親の子育ての負担を軽減することができる。尚、第2所定期間内における衣類の第2正解率(又は第2誤り率)が第1所定期間内における衣類の第1正解率(又は第1誤り率)よりも改善された場合には、前記のように、「OK収納率が上がっておりこうさんだね」とのメッセージの表示を行う(又は音声を発する)と同時に、ご褒美を与えるようにすれば、収納に対するやる気を子供(幼児)に起こさせることができる。
【0028】
また、制御部10は、収納時間計測手段14からの収納時間に基づいて第1所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類があるかどうかを判定する衣類判定手段17と、衣類判定手段17により収納時間が最も多くかかった衣類があると判定した場合に、第2所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類をカメラ12により撮像した時に、表示又は音声により収納すべき収納箱へ誘導する誘導手段18と、を備えている。
【0029】
衣類判定手段17は、第1所定期間において衣類が収納される度に、衣類を収納する時間を計測して記憶する。そして、第1所定期間における全ての衣類の収納時間を比較して、最も多くかかった収納時間の衣類があるかどうかを判定する。例えば一番収納時間が多くかかった衣類、例えばたいそうふく(うえ、した)が20秒かかり、他の衣類が20秒未満かかったとすると、たいそうふく(うえ、した)が、最も多くかかった収納時間の衣類であると判定する。
【0030】
誘導手段18は、6個の収納箱3A~3Fの表面のそれぞれに取り付けたランプ(図示せず)から構成され、第1所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類を第2所定期間でカメラ12により撮像した時に、たいそうふく(うえ、した)を収納する収納箱3Fに取り付けられたランプを点灯又は点滅させることにより、収納すべき収納箱3Fへ誘導する。これに加えて、図示していないスピーカーにより「点灯又は点滅しているランプの収納箱3Fに衣服を入れなさい」という音声を流すことにより、収納時間が更に短くなるようにしてもよい。
【0031】
また、前記制御部10は、収納すべき衣類の枚数を記憶する枚数記憶手段26と、枚数記憶手段26に記憶されている枚数の衣類が所定時間内に収納されたかどうかを判別する未収納判別手段27と、を備え、未収納判別手段27にて未収納であると判別された場合に、前記報知手段16により報知する。枚数記憶手段26は、衣類の収納が開始する前に収納すべき衣類の枚数を予め入力することにより枚数を記憶部に記憶させておく。制御部10は、衣類の収納が開始され、衣類が収納される度に収納された衣類の枚数をカウントし、衣類の収納開始から所定時間が経過すると、枚数記憶手段26に記憶されている衣類の枚数と収納箱に収納された衣類の枚数とを比較し、同一の枚数であれば、報知手段16による報知は行わない。前記枚数が枚数記憶手段26に記憶されている衣類の枚数よりも収納された衣類の枚数が少ない場合に、制御部10は、未収納判別手段により収納すべき枚数の衣類が所定時間内に収納されていない未収納であると判別し、報知手段16により収納し忘れた衣類がある旨を報知することによって、収納し忘れた衣類を確実に収納させることができる。
【0032】
前記収納システムを利用して子供(幼児)が実際に衣類を収納する手順について説明する。
【0033】
まず、収納システムを利用する前提として、全ての衣類に該衣類の情報が記憶されたタグ2を該当する衣類に貼り付ける。次に、各収納箱3A又は3B又は3C又は3D又は3E又は3Fに収納予定の衣類の情報が記憶されているICタグのリーダライタ(読取手段)8を両面テープなどにより貼り付ける。また、各収納箱3A又は3B又は3C又は3D又は3E又は3Fに収納される衣類の名前がプリントされた第1シール6を貼り付けるとともに、衣類の形状がプリントされた第2シール7を貼り付ける。カメラ12に接続されている人工知能装置にも、前述した収納予定の衣類の特徴部分を登録する。
【0034】
前記作業が完了した状態で、第1所定期間(今週の7日間)のうちの第1日目が開始され、
図1に示すように、テーブル1の上に折り畳まれたTシャツ13、くつした19,19、たいそうふく(うえ20A、した20B)20が置かれていて、子供21がTシャツ13を持って収納箱3Bへの収納を開始する状態を示している。このとき、収納箱3Bの近傍に移動することによりカメラ12の撮像が開始され、カメラ12の画像により人工知能装置で衣類の種類の分析(どの衣類であるか)及び衣類の収納時間の計測を開始する。
【0035】
撮像の開始から更に、子供(子育て対象者)21がTシャツ13を持って3段棚4の前まで移動すると、子供21は、衣類の名称を第1シール6で確認するとともに衣類の形状を第2シール7で確認し、右側の一番上の収納箱3Bの取っ手5を掴んで収納箱3Bを手前側へ移動させてから、収納箱3Bへ上方からTシャツ13を収納する。Tシャツ13の収納が終了すると、制御部10は、Tシャツ13のタグ2の情報をICタグのリーダライタ(読取手段)8が受信した時点をTシャツ13の収納終了であると判定し、カメラ12の撮像開始から収納終了(撮像終了)までの時間を衣類収納時間として制御部10に送信するとともに、Tシャツ13を収納した収納箱3Bに取り付けたICタグのリーダライタ(読取手段)8がTシャツ13に貼り付けられたタグ2からの情報を読み取り、読み取った衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)とカメラ12で撮像した衣類の画像から人工知能装置で特定した衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)を制御部10が照合する。制御部10は、照合して一致していると判断すると、正しく収納されたとして、衣類の情報と正しく収納された回数(1回)を関連付けて記憶する。なお、衣類の収納開始時点からカメラ12の撮像により衣類がTシャツ13であること判断し、直ちに制御部10へ衣類の情報(色(例えば青)、名称(Tシャツ)、サイズ(例えばSサイズ)等)を送信することで、第2所定期間において収納される前の衣類の収納箱への収納に対して注意喚起や誘導を行うことができる。
【0036】
次に、子供21がテーブル1まで戻ってテーブル1上の次の衣類であるたいそうふく20のうえ20Aを持って3段棚4への移動を開始する。そして、3段棚4の近傍まで移動すると、前述同様に、カメラ12の撮像が開始され、衣類の分析(どの衣類であるか)及び衣類の収納時間の計測を開始する。子供21が、たいそうふく20のうえ20Aを持って3段棚4の直前の位置まで移動すると、衣類の名称を第1シール6で確認するとともに衣類の形状を第2シール7で確認するのであるが、持ってきたたいそうふく20のうえ20AがTシャツであると間違って子供21が判断し、右側の一番上の収納箱3Bの取っ手5を掴んで収納箱3Bを手前側へ移動させてから、収納箱3Bへ上方からたいそうふく20のうえ20Aを収納する。たいそうふく20のうえ20Aの収納が終了すると、前述したように、カメラ12の撮像開始から撮像終了までの時間を衣類収納時間として制御部10に送信するとともに、Tシャツを収納する収納箱3Bに取り付けたICタグのリーダライタ(読取手段)8が、たいそうふく20のうえ20Aに貼り付けられたタグ2の情報を読み取り、読み取った衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)とカメラ12で撮像した衣類の画像から人工知能装置で特定した衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)を制御部10が照合する。制御部10は、照合して一致していないと判断すると、誤って収納されたと判断し、衣類の情報(たいそうふく20のうえ20A、色、サイズ等)と誤って収納された回数(1回)を関連付けて記憶する。
【0037】
続いて、子供21が、テーブル1まで戻ってテーブル1の上の次の衣類であるたいそうふく20のした20Bを持って3段棚4への移動を開始する。このとき、前述同様に、カメラ12の撮像が開始され、衣類の分析(どの衣類であるか)及び衣類の収納時間の計測を開始する。子供21が、たいそうふく20のした20Bを持って3段棚4の前まで移動すると、衣類の名称を第1シール6で確認するとともに衣類の形状を第2シール7で確認するのであるが、たいそうふく20のした20Bをズボンであると間違って判断し、左側の上から2番のズボンの収納箱3Cの取っ手5を掴んで収納箱3Cを手前側へ移動させてから、収納箱3Cへ上方からたいそうふく20のした20Bを収納する。たいそうふく20のした20Bの収納が終了すると、カメラ12の撮像開始から撮像終了までの時間を衣類収納時間として制御部10に送信するとともに、ズボンを収納する収納箱3Cに取り付けたICタグのリーダライタ(読取手段)8がたいそうふく20のした20Bに貼り付けられたタグ2の情報を読み取り、読み取った衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)とカメラ12で撮像した衣類の画像から人工知能装置で特定した衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)を制御部10が照合する。制御部10は、照合して一致していないと判断すると、誤って収納されたと判断し、衣類の情報(たいそうふく20のした20B、色、サイズ等)と誤って収納された回数(1回)を関連付けて記憶する。ここで、誤って収納された回数が前回のものを加えて2回として記憶することになる。前記収納が誤っている場合には、収納ができていないことを警報装置(例えば光を発するランプ)により子供21に知らせるようにしてもよい。具体的には、正しく収納されている時はランプを青色の光に点灯させ、間違って収納された時はランプを青色から赤色に切り替えて点灯(又は点滅)させることにより、収納ができていないことをより明確に子供21に理解させることができるようにしてもよい。また、収納中は、音楽を流して子供21をリラックスさせるようにしてもよい。
【0038】
続いて、子供20がテーブル1まで戻ってテーブル1上の次の衣類であるくつした19,19を持って3段棚4への移動を開始する。このとき、移動の開始後に、前述同様に、カメラ12の撮像が開始され、衣類の分析(どの衣類であるか)及び衣類の収納時間の計測を開始する。
【0039】
子供(子育て対象者)21がくつした19,19を持って3段棚4の直前の位置まで移動すると、衣類の名称を第1シール6で確認するとともに衣類の形状を第2シール7で確認して、右側の上から2番目の収納箱3Dの取っ手5を掴んで収納箱3Dを手前側へ移動させてから収納箱3Dへ上方からくつした19,19を収納する。くつした19,19の収納が終了すると、カメラ12の撮像開始から撮像終了までの時間を衣類収納時間として制御部10に送信するとともに、くつした19,19を収納した収納箱3Dに取り付けたICタグのリーダライタ(読取手段)8がくつした19,19に貼り付けられたタグ2の情報を読み取り、読み取った衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)とカメラ12で撮像した衣類の画像から人工知能装置で特定した衣類の情報(色、衣類の名称、サイズ等)を制御部10が照合する。制御部10は、照合して一致していると判断すると、正しく収納されたと判断して、衣類(くつした19,19、色、サイズ等)の情報と正しく収納された回数(1回)を関連付けて記憶する。ここで、正しく収納された回数が前回のものを加えて2回として記憶することになる。
【0040】
このように衣類の収納が全て終了すると、正しく収納された衣類と誤って収納された衣類の一覧表が母親の携帯に送信されて、1日目の収納が終了する。2日目から7日目まで同様に衣類の収納が行われ、各1日において正しく収納された衣類と誤って収納された衣類の一覧表が母親の携帯に送信される。そして、第1所定期間の7日間が終了すると、制御部10は、第1所定期間の7日間の集計手段23を用いて間違えた衣類と間違えた回数とを関連付けて集計を行う。また、制御部10は、第1所定期間の7日間で収納箱への衣類の収納を最も間違えた回数の衣類(最誤衣類)があるかどうかを確認するとともに、収納時間計測手段14からの収納時間に基づいて第1所定期間において収納時間が最も多くかかった衣類があるかどうかを判定(確認)する。そして、間違えた回数が最も多い衣類(最誤衣類)があれば、例えば、たいそうふく(うえ、した)を最も間違えた衣類に特定する。また、収納時間が最も多くかかった衣類があれば、例えば、たいそうふく(うえ、した)を収納時間が最も多くかかった衣類に特定する。尚、この実施形態では、カメラ(撮像手段)12は、全ての衣類の収納が終了するまで撮像し、衣類の収納が全て終了した場合を想定したが、それとは異なり、未収納判別手段27により一部の衣類が予め設定されている所定時間経過しても未収納であると判別された場合、つまり子供が一部の衣類を収納し忘れた場合に、制御部10は、報知手段16により「収納をし忘れた衣類があります。直ちに衣類の収納をしてください。」という文字又は音声により報知する。この報知手段16により報知することによって、収納し忘れた衣類を確実に収納させることができる。
【0041】
前記第1所定期間の後の第2所定期間が開始すると、第2所定期間(来週の7日間)において子供による衣類の収納が正しく行われているかどうかを確認しながら、制御部10は、注意喚起出力手段15を作動させて、最も間違えた衣類(最誤衣類、この実施形態では、たいそうふく20(うえ20A、した20B)がカメラ12で撮像されたときに、図示していないモニター等の表示部に「右の一番下の収納箱3Fに収納しなさい」とのメッセージの表示を行う又は図示していないスピーカーにより「右の一番下の収納箱3Fに収納しなさい」との音声を発して注意喚起を行う。また、前記たいそうふく20(うえ20A、した20B)は、収納時間が最も多くかかった衣類であるため、誘導手段18を作動させて、収納箱3Fのランプを点灯又は点滅させることにより、収納すべき収納箱3Fへ子供を誘導する。これら注意喚起と誘導により、収納がOKになり易くなり、しかも収納時間も短くなる利点がある。この実施形態では、注意喚起と誘導を行う衣類が同一の衣類(たいそうふく20(うえ20A、した20B))であったため、注意喚起と誘導とを同時に行うことになるが、注意喚起と誘導を行う衣類が異なる場合には、注意喚起と誘導とを特定された衣類に対して行うことになる。
【0042】
第2所定期間が終了すると、制御部10は、注意喚起出力手段15及び誘導手段18により、第2所定期間内での衣類の収納が正しく行われた第2正解率(又は第2誤り率でもよい)が第1所定期間内での衣類の収納が正しく行われた第1正解率(又は第1誤り率でもよい)よりも改善されたかどうかを確認する。改善された場合は、第2所定期間の終了後の次の第3所定期間(第1所定期間の次々週である再来週の7日間)において、子供による衣類の収納が正しく行われているかどうかを確認しながら、改善されたことを報知手段16により表示又は音声により報知する。具体的には、第2所定期間の終了後の次の第3所定期間(第1所定期間の次々週である再来週の7日間)において、図示していないモニター等の表示部に「正解率が上がっておりこうさんだね」とのメッセージの表示を行う又は図示していないスピーカーにより「正解率が上がっておりこうさんだね」との音声を発することで、衣類の収納に対して子供にやる気を起こさせる。これにより収納システムを通して子育てを行うことができ、母親の子育ての負担を軽減することができる。なお、第2所定期間で収納箱への衣類の収納を最も間違えた(NGとなった回数が最も多い)衣類(最誤衣類)がある場合には、第3所定期間において注意喚起出力手段15を作動させて注意喚起を行う。また、第2所定期間で収納時間が最も多くかかった衣類がある場合には、第3所定期間において誘導手段18を作動させて該当する収納箱への誘導を行う。
【0043】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0044】
上記実施形態では、第2所定期間内において衣類が正しく収納された第2正解率が第1所定期間内において衣類が正しく収納された第1正解率よりも上がった場合でも、第2所定期間で収納箱への衣類の収納を最も間違えた(誤って収納された回数が最も多い)衣類(最誤衣類)がある場合には、第3所定期間において注意喚起出力手段15を作動させる構成であったが、第2所定期間内において衣類が正しく収納された第2正解率が第1所定期間内において衣類が正しく収納された第1正解率よりも上がった場合には、第2所定期間で収納箱への衣類の収納を最も間違えた(間違えた回数が最も多い)衣類(最誤衣類)がある場合でも、注意喚起出力手段15を作動させないように構成してもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、第2所定期間内において衣類が正しく収納された第2正解率が第1所定期間内において衣類が正しく収納された第1正解率よりも上がった場合でも、第2所定期間で収納時間が最も多くかかった衣類がある場合には、第3所定期間において誘導手段18を作動させたが、第2所定期間内において衣類が正しく収納された第2正解率が第1所定期間内において衣類が正しく収納された第1正解率よりも上がった場合に、第2所定期間で収納時間が最も多くかかった衣類がある場合でも、第3所定期間において誘導手段18を作動させないように構成してもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、複数の収納箱3A…を3段棚4に収容したが、床面に複数の収納箱を一列状又は円周状等に並べておいてもよい。
【符号の説明】
【0047】
1…テーブル、2…タグ、3A,3B,3C,3D,3E,3F…収納箱、4…3段棚、5…取っ手、6…第1シール、7…第2シール、8…ICタグのリーダライタ(読取手段)、9…アンテナ、10…制御部、11…天井、12…カメラ、13…Tシャツ、14…収納時間計測手段、15…注意喚起出力手段、16…報知手段、17…衣類判定手段、18…誘導手段、19…くつした、20…たいそうふく、20A…たいそうふくのうえ、20B…たいそうふくのした、21…子供、22…衣類収納判別手段、23…集計手段、24…誤衣類特定手段、25…率演算手段、26…枚数記憶手段、27…未収納判別手段