(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-04
(45)【発行日】2025-02-13
(54)【発明の名称】電力節約のための起動行動指示
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20250205BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20250205BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W72/232
(21)【出願番号】P 2022507839
(86)(22)【出願日】2020-08-14
(86)【国際出願番号】 US2020046267
(87)【国際公開番号】W WO2021034626
(87)【国際公開日】2021-02-25
【審査請求日】2023-07-18
(32)【優先日】2019-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】ナム、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
(72)【発明者】
【氏名】アング、ピーター・プイ・ロク
(72)【発明者】
【氏名】ガール、ピーター
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ワンシ
(72)【発明者】
【氏名】アブデルガッファール、ムハンマド・サイード・カイリー
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0135150(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0332533(US,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated,PDCCH-based power saving channel design[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1907294,2019年05月17日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1907294.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信の方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)によって、基地局(BS)から不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信することと、
起動信号(WUS)機会中に、前記UEによって、前記BSからのWUSを監視することと、
前記UEによって、前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されなかったと決定することと、
前記UEによって、前記デフォルト起動構成に基づいて、
前記WUS機会に関連する持続時間の間物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすること、または、
前記WUS機会に関連する前記持続時間の間PDCCH監視を実施すること、
のうちの少なくとも1つを実施することと、
を備
え、
前記デフォルト起動構成は、前記WUS機会中に前記WUSを受信しないことに基づいて、前記WUS機会に関連する前記持続時間中の前記UEのPDCCH監視動作を指示する、方法。
【請求項2】
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数のDRXオン持続時間を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を受信すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという指示を有する前記デフォルト起動構成を受信すること、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEによって、第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作することと、
前記UEによって、第2の時間期間の間前記第2の起動構成を使用して動作することと、
をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して前記動作することは、
前記UEによって、タイマーに基づいて前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作すること、
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を受信すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
ユーザ機器(UE)に、基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信させるためのコードと、
前記UEに、起動信号(WUS)機会中に、前記BSからのWUSを監視させるためのコードと、
前記UEに、前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかを決定させるためのコードと、
前記UEに、前記デフォルト起動構成に基づいて、
前記WUS機会に関連する持続時間の間物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすること、または、
前記WUS機会に関連する前記持続時間の間PDCCH監視を実施すること、
のうちの少なくとも1つを実施させるためのコードと、
を備
え、
前記デフォルト起動構成は、前記WUS機会中に前記WUSを受信しないことに基づいて、前記WUS機会に関連する前記持続時間中の前記UEのPDCCH監視動作を指示する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項9】
装置であって、
基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信するための手段と、
起動信号(WUS)機会中に、前記BSからのWUSを監視するための手段と、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたのかどうかを決定するための手段と、
前記デフォルト起動構成に基づいて、
前記WUS機会に関連する持続時間の間物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視をスキップすること、または、
前記WUS機会に関連する前記持続時間の間PDCCH監視を実施すること、
のうちの少なくとも1つを実施するための手段と、
を備
え、
前記デフォルト起動構成は、前記WUS機会中に前記WUSを受信しないことに基づいて、前記WUS機会に関連する前記持続時間中の前記UEのPDCCH監視動作を指示する、装置。
【請求項10】
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数のDRXオン持続時間を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を受信するための手段、
を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという指示を有する前記デフォルト起動構成を受信するための手段、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作するための手段と、
第2の時間期間の間前記第2の起動構成を使用して動作するための手段と
をさらに備える、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作するための前記手段は、 タイマーに基づいて前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作するための手段、
を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を受信するための手段、
を含む、請求項9に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、参照によりその全体が以下に完全に記載されるかのようにすべての適用可能な目的で本明細書に組み込まれる、2020年8月13日に出願された米国特許出願第16/947,715号および2019年8月16日に出願された米国仮特許出願第62/888,352号の優先権および利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
[0002]本出願は、ワイヤレス通信システムに関し、詳細には、不連続受信(DRX)動作中を含む電力節約のための起動行動(wake-up behavior)を扱うための方法(ならびに関連するデバイスおよびシステム)に関する。
【背景技術】
【0003】
序論
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、ユーザ機器(UE)とも呼ばれることのある複数の通信デバイスについての通信をそれぞれ同時にサポートするいくつかの基地局(BS)を含み得る。
【0004】
[0004]音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、および他の通信に関連するワイヤレス通信デバイスに対する電力により、可能な場合はデバイス構成要素の使用を制限し、電力を節約したいという要望がある。DRXは、UEが一定の時間期間の間スリープモードに入り、別の時間期間の間起動モードに入り得る技法である。スリープモードにより、UEは、いくつかの無線構成要素を電源切断すること、またはいくつかの無線構成要素をアクティブ状態よりも低い電力状態に少なくとも切り替えることが可能になる。したがって、DRXの使用は、UEにおける電力節約を与えることができる。同様に、不連続送信(DTX)は、いくつかの状況において信号を送信することを控えるためにUEによって利用され得る技法である。UEがDTXを使用して信号を送信することを控えるとき、UEは、いくつかの無線構成要素を電源切断すること、アクティブ状態よりも低い電力状態にいくつかの無線構成要素を切り替えること、あるいはUEの電力需要を低減することが可能である。同様のDRXおよび/またはDTX技法は、電力および/または他のシステムリソースを節約するためにBSに適用され得る。さらに、DTXを使用して信号を送信することを控えることによって、ネットワークトラフィックおよび潜在的な干渉が低減され得る。UEおよび/またはBSがDRXおよびDTXモードで動作する状態では、電力節約および延長されたバッテリー寿命をも与えながら、予想されるレベルの通信レイテンシおよびスループットをユーザに与える方式でデバイスが通信することを保証する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
[0005]以下で、説明する技術の基本的理解を与えるために、本開示のいくつかの態様を要約する。本概要は、本開示のすべての企図される特徴の広範な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を概要の形で提示することである。
【0006】
[0006]本開示の態様は、不連続受信(DRX)および不連続送信(DTX)動作に関連する電力節約の利益を同時に保持しながら、起動信号(WUS:wake-up signal)が基地局(BS)から受信されないときにユーザ機器(UE)がどのように起動を実施すべきかについての解決策を提供する。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、WUSがWUS機会中にBSから受信されていないときにUEによって利用される。この点について、デフォルト起動構成は、UEに、WUS機会に関連するオン持続時間中にPDCCH監視をスキップさせ得る(たとえば、スリープモードにとどまらせ得る)。代替的に、デフォルト起動構成は、UEに、WUS機会に関連するオン持続時間中にPDCCH監視をアクティブに実施させ得る。デフォルト起動構成は、UEがWUS機会に関連するオン持続時間中にPDCCH監視をスキップすべきかまたはそれをアクティブに実施すべきかを選択するように動的におよび/または半静的に構成され得る。
【0007】
[0007]本開示の一態様では、ワイヤレス通信の方法は、ユーザ機器(UE)によって、基地局(BS)から不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信することと、起動信号(WUS)機会中にUEによって、BSからのWUSを監視することと、UEによって、WUSがWUS機会中にBSから受信されたのかどうかを決定することと、UEによって、デフォルト起動構成とWUSがWUS機会中にBSから受信されたのかどうかとに基づいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施することと、を含む。
【0008】
[0008]本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信の方法は、基地局(BS)によって、ユーザ機器(UE)に不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信することと、BSによって、トラフィック負荷に基づいてWUS機会中にUEに起動信号(WUS)を送信すべきかどうかを決定することと、BSによって、WUS機会に関連する持続時間中に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信することと、を含む。
【0009】
[0009]本開示の追加の態様では、ユーザ機器(UE)は、基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信することと、起動信号(WUS)機会中に、BSからのWUSを監視することとを行うように構成されたトランシーバと、トランシーバと通信しているプロセッサとを含み、プロセッサは、WUSがWUS機会中にBSから受信されたかどうかを決定することと、デフォルト起動構成とWUSがWUS機会中にBSから受信されたかどうかとに基づいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施することと、を行うように構成される。
【0010】
[0010]本開示の追加の態様では、基地局は、ユーザ機器(UE)に、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信することと、起動信号(WUS)機会に関連する持続時間中に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信することとを行うように構成されたトランシーバと、トランシーバと通信しているプロセッサとを含み、プロセッサは、トラフィック負荷に基づいてWUS機会中にUEにWUSを送信すべきかどうかを決定することを行うように構成される。
【0011】
[0011]本開示の追加の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、記録されたプログラムコードを有し、プログラムコードは、ユーザ機器(UE)に、基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信させるためのコードと、UEに、起動信号(WUS)機会中にBSからのWUSを監視させるためのコードと、UEに、WUSがWUS機会中にBSから受信されたかどうかを決定させるためのコードと、UEに、デフォルト起動構成とWUSがWUS機会中にBSから受信されたかどうかとに基づいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施させるためのコードとを含む。
【0012】
[0012]本開示の追加の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、記録されたプログラムコードを有し、プログラムコードは、基地局(BS)に、ユーザ機器(UE)に、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信させるためのコードと、BSに、トラフィック負荷に基づいてWUS機会中にUEに起動信号(WUS)を送信すべきかどうかを決定させるためのコードと、BSに、WUS機会に関連する持続時間中に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信させるためのコードとを含む。
【0013】
[0013]本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を添付の図と併せて検討すれば、当業者には、本発明の他の態様、特徴、および利点が明らかになろう。本発明の特徴が、以下のいくつかの例および図に関連して説明され得るが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で説明する有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態が、いくつかの有利な特徴を有するものとして論じられることがあるが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で論じられる本発明の様々な他の実施形態に従って使用され得る。同様に、例示的な実施形態が、以下ではデバイス、システム、または方法の実施形態として説明され得るが、そのような例示的な実施形態は、様々なデバイス、システム、および方法で実装され得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】[0014]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信ネットワークを示す図。
【
図2】[0015]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成を示す図。
【
図3】[0016]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のメッセージ構造を示す図。
【
図4】[0017]本開示のいくつかの態様による、ユーザ機器(UE)のブロック図。
【
図5】[0018]本開示の態様による、例示的な基地局(BS)のブロック図。
【
図6】[0019]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成を示す図。
【
図7A】[0020]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成を示す図。
【
図7B】[0021]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成を示す図。
【
図8A】[0022]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のプロトコル図。
【
図8B】[0023]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のプロトコル図。
【
図9】[0024]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のプロトコル図。
【
図10】[0025]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のプロトコル図。
【
図11】[0026]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のプロトコル図。
【
図12】[0027]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法の流れ図。
【
図13】[0028]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法の流れ図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[0029]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与えるための特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることが、当業者には明らかとなるであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造および構成要素がブロック図形式で示される。
【0016】
[0030]本開示は、概して、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれるワイヤレス通信システムに関する。様々な実施形態では、本技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTE(登録商標)ネットワーク、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))ネットワーク、第5世代(5G)または新無線(NR)ネットワーク、ならびに他の通信ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。本明細書で説明される「ネットワーク」および「システム」という用語は互換的に使用され得る。
【0017】
[0031]OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、電気電子技術者協会(IEEE)802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。特に、ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))と称する団体から提供されている文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は知られているかまたは開発されている。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、グローバルに適用可能な第3世代(3G)モバイルフォン仕様を定義することを目的とする電気通信協会のグループ間のコラボレーションである。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、UMTSモバイルフォン規格を改善することを目的とされた3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。本開示は、新しいおよび異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースの集合を使用した、ネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスを伴う、LTE、4G、5G、NR、およびそれ以降からのワイヤレス技術の発展に関係する。
【0018】
[0032]特に、5Gネットワークは、OFDMベースの統合されたエアインターフェースを使用して実装され得る多様な展開、多様なスペクトル、ならびに多様なサービスおよびデバイスを企図する。これらの目標を達成するために、LTEおよびLTE-Aのさらなる拡張が、5G NRネットワークのための新無線技術の開発に加えて考慮される。5G NRは、(1)超高密度(たとえば、約100万個のノード/km2)と、超低複雑度(たとえば、約数十ビット/秒)と、超低エネルギー(たとえば、約10年以上のバッテリー寿命)と、困難なロケーションに達する能力をもつディープカバレージとをもつ大規模モノのインターネット(IoT)へのカバレージを、(2)機密性の高い個人情報、金融情報、または機密情報を保護するための強いセキュリティと、超高信頼性(たとえば、約99.9999%信頼性)と、超低レイテンシ(たとえば、約1ms)と、広い範囲のモビリティをもつかまたはそれがないユーザとを伴うミッションクリティカルな制御を含めて、(3)極度の高い容量(たとえば、約10Tbps/km2)と、極度のデータレート(たとえば、マルチGbpsレート、100Mbps以上のユーザ経験レート)と、高度発見および最適化に対するディープアウェアネスとを含む拡張モバイルブロードバンドを伴って、提供するためにスケーリングが可能である。
【0019】
[0033]5G NRは、スケーラブルなヌメロロジーおよび送信時間間隔(TTI)を伴い、サービスおよび特徴を、動的低レイテンシ時分割複信(TDD)/周波数分割複信(FDD)設計と効率的に多重化するための共通のフレキシブルフレームワークを有し、大規模多入力多出力(MIMO)、ロバストミリメートル波(mmWave)送信、高度チャネルコーディング、およびデバイス中心モビリティなど、高度ワイヤレス技術を伴う、最適化されたOFDMベース波形を使用するために実装され得る。サブキャリア間隔のスケーリングを伴う、5G NRにおけるヌメロロジーのスケーラビリティは、多様なスペクトルおよび多様な展開にわたる多様なサービスを動作させることに効率的に対処し得る。たとえば、3GHz未満のFDD/TDD実装の様々な屋外およびマクロカバレージ展開では、サブキャリア間隔は、たとえば5、10、20MHzなどの帯域幅(BW)上で15kHzで起こり得る。3GHzよりも大きいTDDの他の様々な屋外およびスモールセルカバレージ展開では、サブキャリア間隔は、80/100MHzのBW上で30kHzで起こり得る。5GHz帯域の無認可部分上でTDDを使用する、他の様々な屋内広帯域実装では、サブキャリア間隔は、160MHzのBW上で60kHzで起こり得る。最後に、28GHzのTDDにおいてmmWave成分を用いて送信する様々な展開では、サブキャリア間隔は、500MHzのBW上で120kHzで起こり得る。
【0020】
[0034]5G NRのスケーラブルヌメロロジーは、多様なレイテンシおよびサービス品質(QoS)要件のためのスケーラブルTTIを容易にする。たとえば、より短いTTIが低レイテンシおよび高信頼性のために使用され得、より長いTTIがより高いスペクトル効率のために使用され得る。長いTTIと短いTTIとの効率的な多重化は、送信がシンボル境界上で開始することを可能にする。5G NRはまた、同じサブフレーム中でのアップリンク/ダウンリンクスケジューリング情報、データ、および確認応答を伴う自己完結型統合サブフレーム(self-contained integrated subframe)設計を企図する。自己完結型統合サブフレームは、無認可または競合ベース共有スペクトル、現在のトラフィックニーズを満たすためにアップリンクとダウンリンクとの間で動的に切り替えるようにセルごとにフレキシブルに構成され得る適応アップリンク/ダウンリンクにおける通信をサポートする。
【0021】
[0035]本開示の様々な他の態様および特徴が以下でさらに説明される。本明細書の教示は多種多様な形態で実施され得、本明細書で開示される特定の構造、機能、またはその両方は代表的なものにすぎず、限定するものではないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様は他の態様から独立して実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つまたはそれ以上は様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本明細書に記載される態様のうちの1つまたは複数に加えて、あるいはそれら以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装され得、またはそのような方法が実施され得る。たとえば、方法は、システム、デバイス、装置の一部として実装され、および/あるいはプロセッサまたはコンピュータ上での実行のためにコンピュータ可読媒体に記憶された命令として実装され得る。さらに、1つの態様は、1つの請求項の少なくとも1つの要素を備え得る。
【0022】
[0036]ワイヤレス通信ネットワークにおいて、DRXは、UEが一定の時間期間の間スリープモードに入り、別の時間期間の間起動モードに入り得る技法である。起動期間中に、UEは、サービングBSからのPDCCHを監視し、BSから受信されたPDCCHを復号し得る。スリープ期間中に、UEは、PDCCHを監視しないことがある。スリープモードは、UEが、いくつかの無線構成要素を電源切断すること、またはいくつかの無線構成要素をアクティブ状態よりも低い電力状態に少なくとも切り替えること、を可能になる。したがって、DRXの使用は、UEにおける電力節約を与えることができる。同様に、不連続送信(DTX)は、いくつかの状況において信号を送信することを控えるためにBSによって利用され得る技法である。BSがDTXを使用して信号を送信することを控えるとき、BSは、いくつかの無線構成要素を電源切断すること、アクティブ状態よりも低い電力状態にいくつかの無線構成要素を切り替えること、あるいはBSの電力需要を低減することが可能である。さらに、DTXを使用して信号を送信することを控えることによって、ネットワークトラフィックおよび潜在的な干渉が低減され得る。
【0023】
[0037]本開示は、DRXおよびDTX動作に関連する電力節約の利益を同時に保持しながら起動信号(WUS)が基地局(BS)から受信されていないときにユーザ機器(UE)がどのように起動を実施すべきかを指示する方法、システム、およびデバイスを提供する。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、WUSがWUS機会中にBSから受信されていないときにUEによって利用される。この点について、デフォルト起動構成は、UEに、WUS機会に関連するオン持続時間中にPDCCH監視をスキップさせ得る(たとえば、スリープモードにとどまらせ得る)。代替的に、デフォルト起動構成は、UEに、WUS機会に関連するオン持続時間中にPDCCH監視をアクティブに実施させ得る。デフォルト起動構成は、UEがWUS機会に関連するオン持続時間中にPDCCH監視をスキップすべきかまたはそれをアクティブに実施すべきかを選択するように動的におよび/または半静的に構成され得る。
【0024】
[0038]本開示のこれらのおよび他の態様は、いくつかの利益を提供することができる。たとえば、UEが、接続モードDRX(C-DRX)を含むDRX動作の一部としてスリープモードで費やすことができる時間量を増加して、電力消費量を低減し、バッテリー寿命を増加させることができる。この点について、PDCCHを不必要に監視する代わりにUEをスリープ状態にとどまらせることは、UEが、PDCCH信号を受信、復号、および/あるいは処理することに関連するUEの1つまたは複数の構成要素を電源切断または電源遮断することを容易にする。同様に、BSがDTX動作の一部として信号を送信することを控えることができる時間量を増加して、BSの電力消費量を低減すること、ネットワークトラフィックを低減すること、システムリソースを保存すること、および潜在的な干渉を低減することを行うことができる。本開示の追加の特徴および利益を以下の説明に記載する。
【0025】
[0039]
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ネットワーク100は、5Gネットワークであり得る。ネットワーク100は、(105a、105b、105c、105d、105e、および105fと個々に標示された)いくつかの基地局(BS)105と他のネットワークエンティティとを含む。BS105は、UE115と通信する局であり得、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(gNB)、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。各BS105は、特定の地理的エリアに通信カバレージを与え得る。3GPPでは、「セル」という用語は、その用語が使用されるコンテキストに応じて、BS105のこの特定の地理的カバレージエリアおよび/またはそのカバレージエリアをサービスするBSサブシステムを指すことがある。
【0026】
[0040]BS105は、マクロセル、あるいは、ピコセルまたはフェムトセル、および/または他のタイプのセルなど、スモールセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは一般には比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルなどのスモールセルは、概して、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルなどのスモールセルは、概して、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスをも可能にし得る。マクロセルについてのBSはマクロBSと呼ばれることがある。スモールセルのためのBSは、スモールセルBS、ピコBS、フェムトBS、またはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示されている例では、BS105dおよび105eは通常のマクロBSであるが、BS105a~105cは、3次元(3D)MIMO、全次元(FD)MIMO、または大規模MIMOのうちの1つが可能なマクロBSであり得る。BS105a~105cは、カバレージおよび容量を増加させるために仰角と方位角の両方のビームフォーミングにおける3Dビームフォーミングを活用するために、それらのより高い次元のMIMO能力を利用し得る。BS105fは、ホームノードまたはポータブルアクセスポイントであり得るスモールセルBSであり得る。BS105は、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
【0027】
[0041]ネットワーク100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、BSは同様のフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、BSは異なるフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は時間的に整合されないことがある。
【0028】
[0042]UE115はワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され、各UEは固定または移動であり得る。UE115は、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。一態様では、UE115は、ユニバーサル集積回路カード(UICC)を含むデバイスであり得る。別の態様では、UEは、UICCを含まないデバイスであり得る。いくつかの態様では、UICCを含まないUE115は、IoTデバイスまたはすべてのインターネット(IoE)デバイスと呼ばれることもある。UE115a~115dは、ネットワーク100にアクセスするモバイルスマートフォンタイプのデバイスの例である。UE115は、マシンタイプ通信(MTC)、拡張MTC(eMTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)などを含む接続された通信のために特別に構成された機械でもあり得る。UE115e~115kは、ネットワーク100にアクセスする、通信のために構成された様々な機械の例である。UE115は、マクロBSなのか、スモールセルなのかなどにかかわらず、任意のタイプのBSと通信することが可能であり得る。
図1において、稲妻(たとえば、通信リンク)は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UE115と、そのUE115をサービスするように指定されたBSであるサービングBS105との間のワイヤレス送信、あるいはBS間の所望の送信、およびBS間のバックホール送信を示す。
【0029】
[0043]動作中、BS105a~105cは、3Dビームフォーミングと、多地点協調(CoMP)またはマルチ接続性など、協調空間技法とを使用して、UE115aおよび115bをサービスし得る。マクロBS105dは、BS105a~105c、ならびにスモールセル、BS105fとのバックホール通信を実施し得る。マクロBS105dはまた、UE115cおよび115dにサブスクライブされ、UE115cおよび115dによって受信されるマルチキャストサービスを送信し得る。そのようなマルチキャストサービスは、モバイルテレビジョンまたはストリームビデオを含み得るか、あるいは、気象緊急事態、またはアンバーアラートもしくはグレーアラートなどのアラートなど、コミュニティ情報を提供するための他のサービスを含み得る。
【0030】
[0044]BS105はまた、コアネットワークと通信し得る。コアネットワークは、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。(たとえば、gNBまたはアクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る)BS105のうちの少なくともいくつかは、バックホールリンク(たとえば、NG-C、NG-Uなど)を通じてコアネットワークとインターフェースし得、UE115との通信のために無線構成およびスケジューリングを実施し得る。様々な例では、BS105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク(たとえば、X1、X2など)を介して、互いに直接的または間接的に(たとえば、コアネットワークを通じて)通信し得る。
【0031】
[0045]ネットワーク100は、ドローンであり得るUE115eなど、ミッションクリティカルなデバイスのための超高信頼および冗長リンクを用いたミッションクリティカルな通信をもサポートし得る。UE115eとの冗長通信リンクは、マクロBS105dおよび105eからのリンク、ならびにスモールセルBS105fからのリンクを含み得る。UE115f(たとえば、温度計)、UE115g(たとえば、スマートメーター)、およびUE115h(たとえば、ウェアラブルデバイス)など、他のマシンタイプデバイスは、ネットワーク100を通して、スモールセルBS105fおよびマクロBS105eなどのBSと直接、または、UE115fがスマートメーターUE115gに温度測定情報を通信し、それが、次いでスモールセルBS105fを通してネットワークに報告されることなど、ネットワークにそれの情報を中継する別のユーザデバイスと通信することによるマルチホップ構成においてのいずれかで、通信し得る。ネットワーク100はまた、車両間(V2V)においてなど、動的低レイテンシTDD/FDD通信を通して追加のネットワーク効率を提供し得る
[0046]いくつかの実装形態では、ネットワーク100は、通信のためにOFDMベースの波形を利用する。OFDMベースのシステムは、システムBWを、一般にサブキャリア、トーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに区分し得る。各サブキャリアはデータで変調され得る。いくつかの例では、隣接するサブキャリア間のサブキャリア間隔は固定され得、サブキャリアの総数(K)はシステムBWに依存し得る。システムBWはまた、サブバンドに区分され得る。他の例では、サブキャリア間隔および/またはTTIの持続時間は、スケーラブルであり得る。
【0032】
[0047]一実施形態では、BS105は、ネットワーク100内でのダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)送信のために(たとえば、時間-周波数リソースブロック(RB)の形の)送信リソースを割り当てるまたはスケジューリングすることができる。DLは、BS105からUE115への送信方向を指すのに対して、ULは、UE115からBS105への送信方向を指す。通信は無線フレームの形態であり得る。無線フレームは、複数、たとえば約10個のサブフレームまたはスロットに分割され得る。各スロットは、ミニスロットにさらに分割され得る。FDDモードでは、同時ULおよびDL送信が異なる周波数帯域で行われ得る。たとえば、各サブフレームは、UL周波数帯内のULサブフレームと、DL周波数帯域内のDLサブフレームとを含む。TDDモードでは、ULおよびDL送信が、同一の周波数帯域を使用して異なる時間期間で行われる。たとえば、無線フレーム内のサブフレーム(たとえば、DLサブフレーム)のサブセットがDL送信のために使用され得、無線フレーム内のサブフレーム(たとえば、ULサブフレーム)の別のサブセットがUL送信のために使用され得る。
【0033】
[0048]DLサブフレームおよびULサブフレームは、いくつかの領域に分割され得る。たとえば、各DLまたはULサブフレームは、基準信号、制御情報、およびデータの送信のための事前定義された領域を有し得る。基準信号は、BS105とUE115との間の通信を容易にする所定の信号である。たとえば、基準信号は、特定のパイロットパターンまたは構造を有し得、パイロットトーンは、動作BWまたは周波数帯域にわたって広がり得、事前定義された時間および事前定義された周波数にそれぞれ配置される。たとえば、BS105は、UE115がDLチャネルを推定することを可能にするように、セル固有基準信号(CRS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を送信し得る。同様に、UE115は、BS105がULチャネルを推定することを可能にするように、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。制御情報はリソース割当てとプロトコル制御とを含み得る。データはプロトコルデータおよび/または動作データを含み得る。いくつかの実施形態では、BS105およびUE115は自己完結型サブフレームを使用して通信し得る。自己完結型は、DL通信のための部分と、UL通信のための部分とを含み得る。自己完結型サブフレームは、DL中心またはUL中心であり得る。DL中心サブフレームは、UL通信のためよりもDL通信のためにより長い持続時間を含み得る。UL中心サブフレームは、UL通信のためよりもUL通信のためにより長い持続時間を含み得る。
【0034】
[0049]一実施形態では、ネットワーク100は、認可スペクトルを介して展開されるNRネットワークであり得る。BS105は、同期を容易にするためにネットワーク100中で(たとえば、1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを含む)同期信号を送信することができる。BS105は、最初のネットワークアクセスを容易にするために(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)と、残存システム情報(RMSI)と、他のシステム情報(OSI)とを含む)ネットワーク100に関連するシステム情報をブロードキャストすることができる。いくつかの例では、BS105は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を介して同期信号ブロック(SSB)の形態でPSS、SSS、および/またはMIBをブロードキャストし得、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介してRMSIおよび/またはOSIをブロードキャストし得る。
【0035】
[0050]一実施形態では、ネットワーク100にアクセスすることを試みるUE115は、BS105からのPSSを検出することによって初期セル探索を実施し得る。PSSは、期間タイミングの同期を可能にし得、物理レイヤ識別値を示し得る。UE115は、次いで、SSSを受信し得る。SSSは、無線フレーム同期を可能にし得、セルを識別するための物理レイヤ識別値と組み合わされ得るセル識別値を与え得る。PSSとSSSとは、キャリアの中央部分またはキャリア内の任意の好適な周波数に位置し得る。
【0036】
[0051]PSSとSSSとを受信した後に、UE115は、MIBを受信し得る。MIBは、初期ネットワークアクセスのためのシステム情報とRMSIおよび/またはOSIのためのスケジューリング情報とを含み得る。MIBを復号した後に、UE115は、RMSIおよび/またはOSIを受信し得る。RMSIおよび/またはOSIは、ランダムアクセスチャネル(RACH)プロシージャに関係する無線リソース制御(RRC)情報と、ページングと、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視のための制御リソースセット(CORESET)と、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、電力制御と、SRSとを含み得る。
【0037】
[0052]MIB、RMSIおよび/またはOSIを取得した後、UE115は、BS105との接続を確立するためにランダムアクセスプロシージャを実施することができる。いくつかの例では、ランダムアクセスプロシージャは、4ステップランダムアクセスプロシージャであり得る。たとえば、UE115は、ランダムアクセスプリアンブルを送信し得、BS105は、ランダムアクセス応答で応答し得る。ランダムアクセス応答(RAR)は、ランダムアクセスプリアンブルに対応する検出されたランダムアクセスプリアンブル識別子(ID)、タイミングアドバンス(TA)情報、UL許可、一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)、および/またはバックオフインジケータを含み得る。ランダムアクセス応答を受信すると、UE115は、BS105に接続要求を送信し得、BS105は、接続応答で応答し得る。接続応答は、競合解消を示し得る。いくつかの例では、ランダムアクセスプリアンブル、RAR、接続要求、および接続応答は、それぞれ、メッセージ1(MSG1)、メッセージ2(MSG2)、メッセージ3(MSG3)、およびメッセージ4(MSG4)と呼ばれることがある。いくつかの例では、ランダムアクセスプロシージャは、2ステップのランダムアクセスプロシージャであり得、ここで、UE115は、単一の送信中でランダムアクセスプリアンブルと接続要求とを送信し得、BS105は、単一の送信中でランダムアクセス応答と接続応答とを送信することによって応答し得る。2ステップのランダムアクセスプロシージャ中の組み合わされたランダムアクセスプリアンブルと接続要求とは、メッセージA(MSG A)と呼ばれることがある。2ステップのランダムアクセスプロシージャ中の組み合わされたランダムアクセス応答と接続応答とは、メッセージB(MSG B)と呼ばれることがある。
【0038】
[0053]接続を確立した後に、UE115は、ネットワーク100との初期ネットワーク接続プロシージャを開始し得る。UE115がネットワーク接続後にBS105とのアクティブデータ通信を有しないとき、UE115は、アイドル状態(たとえば、RRCアイドルモード)に戻り得る。代替的に、UE115とBS105とは、動作データが交換され得る動作状態またはアクティブ状態に入ることができる(たとえば、RRC接続モード)。たとえば、BS105は、ULおよび/またはDL通信についてUE115をスケジュールし得る。BS105は、PDCCHを介してUE115にULおよび/またはDLスケジューリング許可を送信し得る。BS105は、DLスケジューリング許可に従ってPDSCHを介してUE115にDL通信信号を送信し得る。UE115は、ULスケジューリング許可に従ってPUSCHおよび/またはPUCCHを介してBS105にUL通信信号を送信し得る。いくつかの実施形態では、BS105とUE115とは、信頼性を改善するために通信のためにハイブリッド自動要求(HARQ)技法を採用し得る。さらに、UE115および/またはBS105は、以下でより詳細に説明されるように(たとえば、RRC接続モード中での)接続モードDRX(C-DRX)および/またはDTX動作モードを含め、(たとえば、RRCアイドルモード中での)DRXを利用することができる。
【0039】
[0054]一実施形態では、ネットワーク100は、システムBWまたはコンポーネントキャリア(CC)BW上で動作し得る。ネットワーク100は、システムBWを複数のBWP(たとえば、部分)に区分し得る。BS105は、あるBWP(たとえば、システムBWのある部分)上で動作するようにUE115を動的に割り当て得る。割り当てられたBWPは、アクティブBWPと呼ばれることがある。UE115は、BS105からのシグナリング情報についてアクティブBWPを監視し得る。BS105は、アクティブBWP中のULまたはDL通信についてUE115をスケジュールし得る。いくつかの例では、BS105は、ULおよびDL通信のためにUE115にCC内のBWPのペアを割り当て得る。たとえば、BWPペアは、UL通信のための1つのBWPとDL通信のための1つのBWPとを含み得る。いくつかの例では、BS105は、1つのBWPから別のBWPに、たとえば、電力節約のために広帯域BWPから狭帯域BWPに、または通信のために狭帯域BWPから広帯域BWPにUE115を動的に切り替え得る。
【0040】
[0055]BS105は、BWP中の1つまたは複数のCORESETを用いてUE115をさらに構成し得る。CORESETは、時間的にいくつかのシンボルにわたる周波数リソースのセットを含み得る。BS105は、CORESETに基づいてPDCCH監視のために1つまたは複数の探索空間を用いてUE115を構成し得る。UE115は、BSからのDL制御情報を探索するために探索空間中でブラインド復号を実施し得る。BS105は、異なるタイプのPDCCH監視(たとえば、DL/ULスケジュールおよび/または起動情報)のために様々な異なるCORSETおよび/または探索空間を用いてUE115を構成し得る。一例では、BS105は、RRC構成を介してBWP、CORESET、および/またはPDCCH探索空間を用いてUE115を構成し得る。
【0041】
[0056]一実施形態では、BS105は、(たとえば、1次周波数キャリアを介して)1次セル(PCell)中のUE115とのRRC接続を確立し得、その後、2次セル(SCell)を介して(たとえば、2次周波数キャリアを介して)通信するようにUE115を構成し得る。一実施形態では、BS105は、BS105によって送信されたチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)に基づいてチャネル情報を報告するようにUE115をトリガし得る。いくつかの例では、トリガは、非周期であり得、これは、非周期CSI-RS(A-CSI-RS)トリガと呼ばれることがある。
【0042】
[0057]ネットワーク100は、たとえば、約3.5ギガヘルツ(GHz)、サブ6GHzまたはmmWave帯域中のより高い周波数で共有周波数帯域または無認可周波数帯域上で動作し得る。ネットワーク100は、周波数帯域を、たとえば、それぞれ、約20メガヘルツ(MHz)を占有する複数のチャネルに区分し得る。BS105とUE115とは、複数のネットワークが共有通信媒体中のリソースを共有するエンティティを動作することによって動作され得、通信のために共有媒体中のチャネル占有時間(COT)を取得し得る。COTは、時間的に非連続であり得、ワイヤレスノードがワイヤレス媒体を求める競合に勝利したときにそれがフレームを送ることができる時間量を指し得る。各COTは、複数の送信スロットを含み得る。COTは、送信機会(TXOP)と呼ばれることもある。
【0043】
[0058]
図2は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成200を示す。図示のように、
図2は、本開示に従ってDRXモードおよび/またはC-DRXモードで動作するUEを示す。DRXモードおよび/またはC-DRXモードは、アクティブ/オン期間または非アクティブ/スリープ期間をもつあるデューティサイクルを有し得る。210において、UEは、スリープ状態にある。起動信号(WUS)機会220において、WUS222は、BSによって送信される。UEは、WUS機会220中にWUS222を監視することができる。WUS機会220を含むWUS監視機会を定義する探索空間セットが構成され得る。探索空間セットは、起動探索空間セットとして専用であり得る。いくつかの例では、起動探索空間セットは、(たとえば、BWP、キャリア、地理的ロケーション、優先度、サービス、サブスクリプションなどに基づいて)UEの特定のグループに専用である。他の例では、起動探索空間は、UEの複数のグループにわたって共有される。いくつかの例では、UEは、ネットワークおよび/またはBSから受信されたWUS構成に基づいてWUSを監視する。この点について、WUS構成は、WUS機会、WUSフォーマットなどに関連するリソース(たとえば、時間および周波数リソースを含む探索空間、周期、チャネル、BWP、周波数キャリアなど)をUEに示すことができる。
【0044】
[0059]WUS機会220の後にオフセット230が続き、UEはスリープ状態に戻ることができる。オフセット230は、オン持続時間240からWUS機会220を離間させる。オン持続時間240は、WUS機会220に関連付けられる。図示の例では、単一のオン持続時間240が示されている。しかしながら、複数のオン持続時間(たとえば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つなど)がWUS機会に関連付けられ得ることを理解されたい。オン持続時間240中に、UEは、アクティブ状態にあり、UL/DL通信ブロック242によって示されるように、BSからのPDCCHもしくは他の信号を監視し、および/またはBSにULデータを送信し得る。この点について、いくつかの例では、UEは、WUS222中で受信された情報に基づいてオン持続時間240中にPDCCH監視を実施する。たとえば、WUS222は、UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数を実行するように命令し得る。
【0045】
[0060]
図2に示されているように、この同じプロセスは、スリープ状態250にあるUEで繰り返し、その後、WUS262が送信される別のWUS機会260が続く。オフセット270は、DL/UL通信282が行われる関連するオン持続時間280からWUS機会260を離間させる。
【0046】
[0061]
図3は、本開示のいくつかの態様による、メッセージ構造300を示す。メッセージ構造300は、いくつかの例では、
図2のWUS222または262のために使用され得る。この点について、メッセージ構造300は、UEまたはUEのグループに起動ダウンリンク制御情報(DCI)を与えるのに好適である。この点について、起動DCIは、UEごとにUEのグループごとに与えられ得る。いくつかの例では、UEは、BWP、キャリア、地理的ロケーション、優先度、サービス、サブスクリプション、および/または他のファクタに基づいてグループ化される。いくつかの例では、起動DCIは、UEに関連する識別子(たとえば、C-RNTI)またはUEのグループに関連する識別子(たとえば、電力節約無線ネットワーク一時識別子(PS-RNTI)によってスクランブルされる巡回冗長検査(CRC)と一緒に送られる。この点について、同じグループ中のUEは、共通の識別子(たとえば、PS-RNTI)で構成され、起動DCIのために同じ探索空間セットを利用し得る。
【0047】
[0062]
図3に示されているように、メッセージ構造300は、UEまたはUEのグループごとに起動インジケータと起動フィールド情報とを含む。より詳細には、図示の例では、UE1のための起動インジケータ310および起動フィールド情報312と、UE2のための起動インジケータ320および起動フィールド情報322と、UE3のための起動インジケータ330および起動フィールド情報332とをもつメッセージ構造が示されている。この点について、起動インジケータ310、320、330は、起動DCIが送信されるWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にスリープ状態にとどまるべきであるのかまたはアクティブ状態に入るべきであるのかを関連するUEまたはUEのグループに示すことができる。たとえば、起動インジケータフィールド中の1の値は、UEが次のオン持続時間中に起動し監視することを示すことができ、一方、起動インジケータフィールド中の0の値は、UEが次のオン持続時間をスキップし、スリープ状態にとどまらなければならないことを示すことができる。起動フィールド情報312、322、332は、UEがアクティブ状態に入ることになっている場合(たとえば、起動インジケータが1であるとき)、関連するオン持続時間中にUEがどのようにPDCCH監視を実施しなければならないのかに関する詳細を関連するUEまたはUEのグループに示すことができる。たとえば、起動フィールド情報312、322、332は、UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数を実行するように命令し得る。さらに、起動フィールド情報312、322、332は、対応するWUSに関連する起動オン持続時間中のPDCCH監視のためにPDCCH監視持続時間、PDCCH監視周期、PDCCHブラインド復号のためのいくつかの候補などのPDCCH監視パラメータを含み得る。
図3に示されているメッセージ構造330が、UE(またはUEグループ)に基づいて起動情報フィールド312、322、332を起動インジケータ310、320、330にインターリーブしてペアにしているが、すべての起動情報フィールド312、322、332より前に起動インジケータ310、320、330のすべてを持つこと、すべての起動インジケータ310、320、330より前にすべての起動情報フィールド312、322、332を含めること、起動インジケータ310、320、330と起動情報フィールドで先行する起動情報フィールド312、322、332とをインターリービングすることなどを含む任意の好適なメッセージ構造または構成が利用され得ることを理解されたい。
【0048】
[0063]起動インジケータ310、320、330および起動情報フィールド312、322、332の各々は、任意の好適なビット長を有し得る。いくつかの例では、起動インジケータ310、320、330の各々は、1のビット長を有し得る。ネットワークトラフィックが少ないまたはまばらであるとき、起動インジケータ310、320、330は、大部分の時間0のビット値を有し得る。逆に、ネットワークトラフィックが多いまたは密であるとき、起動インジケータ310、320、330は、大部分の時間1のビット値を有し得る。
【0049】
[0064]
図4は、本開示の態様による、例示的なUE400のブロック図である。UE400は、
図1において上記で説明されたUE115であり得る。図示のように、UE400は、プロセッサ402と、メモリ404と、WUS処理および制御モジュール408と、モデムサブシステム412と無線周波数(RF)ユニット414とを含むトランシーバ410と、1つまたは複数のアンテナ416とを含み得る。これらの要素は、たとえば1つまたは複数のバスを介して、互いに直接的または間接的に通信し得る。
【0050】
[0065]プロセッサ402は、中央演算処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を実施するように構成されたそれらの任意の組合せを含み得る。プロセッサ402はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、1つもしくは複数のマイクロプロセッサとDSPコア、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0051】
[0066]メモリ404は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ402のキャッシュメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気抵抗RAM(MRAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、固体メモリデバイス、ハードディスクドライブ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含み得る。一実施形態では、メモリ404は非一時的コンピュータ可読媒体を含む。メモリ404は命令406を記憶または記録し得る。命令406は、プロセッサ402によって実行されたとき、本開示の態様、たとえば、
図2、
図3、
図6~
図12の態様に関してUE115を参照しながら本明細書で説明される動作をプロセッサ402に実施させる命令を含み得る。命令406はプログラムコードと呼ばれることもある。プログラムコードは、たとえば、(プロセッサ402などの)1つまたは複数のプロセッサに、ワイヤレス通信デバイス(またはワイヤレス通信デバイスの特定の構成要素)にそうするように制御または指令させることによってワイヤレス通信デバイス(またはワイヤレス通信デバイスの特定の構成要素)にこれらの動作を実施させるためのものであり得る。「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈されるべきである。たとえば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、手順などを指すことがある。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。
【0052】
[0067]WUS処理および制御モジュール408は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを介して実装され得る。たとえば、WUS処理および制御モジュール408は、プロセッサ、回路、および/またはメモリ404内に記憶され、プロセッサ402によって実行される命令406として実装され得る。いくつかの例では、WUS処理および制御モジュール408は、モデムサブシステム412内に統合され得る。たとえば、WUS処理および制御モジュール408は、モデムサブシステム412内の(たとえば、DSPまたは一般的なプロセッサによって実行される)ソフトウェア構成要素とハードウェア構成要素(たとえば、論理ゲートおよび回路)との組合せによって実装され得る。
【0053】
[0068]WUS処理および制御モジュール408は、本開示の様々な態様、たとえば、
図2、
図3および
図6~
図12の態様のために使用され得る。WUS処理および制御モジュール408は、(たとえば、アイドルモードまたは接続モードのための)不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信すること、起動信号(WUS)機会中にBSからのWUSを監視すること、WUSがWUS機会中にBSから受信されたのかどうかを決定すること、PDCCH監視を実施すること、WUS機会中に(WUS構成を含む)WUSを受信すること、1つまたは複数の起動構成を使用して動作すること、タイマーを開始すること、タイマーが満了したのかどうかを決定すること、タイマーを解除すること、条件が発生したもしくは満たされたのかどうかを決定すること、および/または本開示において説明されるUEの起動プロシージャに関係する他の機能を実施することを行うためにUE400の他の構成要素と通信するように構成される。
【0054】
[0069]図示のように、トランシーバ410は、モデムサブシステム412とRFユニット414とを含み得る。トランシーバ410は、BS105などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム412は、変調およびコーディング方式(MCS)(たとえば低密度パリティチェック(LDPC)コーディングスキーム、ターボコーディングスキーム、畳込みコーディングスキーム、デジタルビームフォーミングスキームなど)に従って、メモリ404および/またはWUS処理および制御モジュール408からのデータを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット414は、(アウトバウンド送信時の)モデムサブシステム412からの変調/符号化データ(たとえば、UL制御情報、ULデータ)、またはUE115またはBS105などの別のソースから発信される送信の変調/符号化データ(たとえば、UL制御情報、ULデータ)を処理する(たとえば、アナログデジタル変換またはデジタルアナログ変換を実施するなど)ように構成され得る。RFユニット414は、デジタルビームフォーミングとともにアナログビームフォーミングを実施するようにさらに構成され得る。トランシーバ410内にともに一体化されるように示されているが、モデムサブシステム412およびRFユニット414は、UE115が他のデバイスと通信することを可能にするようにUE115で互いに結合される別々のデバイスであり得る。
【0055】
[0070]RFユニット414は、1つまたは複数の他のデバイスに送信するために、変調および/または処理済みデータ(たとえば、データパケットまたは、より一般には、1つまたは複数のデータパケットと他の情報とを含み得るデータメッセージ)をアンテナ416に提供し得る。アンテナ416は、他のデバイスから送信されたデータメッセージをさらに受信し得る。アンテナ416は、トランシーバ410での処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。トランシーバ410は、処理のためにWUS処理および制御モジュール408に復調および復号データ(たとえば、デフォルト起動構成、WUS、PDCCH信号、無線リソース制御(RRC)信号、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)信号、DL/ULスケジューリング許可、DLデータなど)を与え得る。アンテナ416は、複数の送信リンクを維持するために、同様の、または相異なる設計の複数のアンテナを含み得る。RFユニット414はアンテナ416を構成し得る。RFユニット414および/またはトランシーバ410は、電力節約のために動的にパワーオンおよび/またはオフであり得る構成要素および/または回路を含み得る。追加または代替として、RFユニット414および/またはトランシーバ410は、電力節約のために1つの電力状態(たとえば、より高い電力状態)から別の電力状態(たとえば、より低い電力状態)に遷移するように構成され得る複数の電力状態をもつ構成要素および/または回路を含み得る。
【0056】
[0071]一実施形態では、UE400は、異なるRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する複数のトランシーバ410を含むことができる。一実施形態では、UE400は、複数のRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する単一のトランシーバ410を含むことができる。一実施形態では、トランシーバ410は、様々な構成要素を含むことができ、ここで、構成要素の異なる組合せは、異なるRATを実装することができる。
【0057】
[0072]
図5は、本開示の態様による、例示的なBS500のブロック図である。BS500は、
図1において上記で説明されたBS105であり得る。図示のように、BS500は、プロセッサ502と、メモリ504と、WUS処理および制御モジュール508と、モデムサブシステム512とRFユニット514とを含むトランシーバ510と、1つまたは複数のアンテナ516とを含み得る。これらの要素は、たとえば1つまたは複数のバスを介して、互いに直接的または間接的に通信し得る。
【0058】
[0073]プロセッサ502は特定のタイプのプロセッサとしての様々な特徴を有し得る。たとえば、これらは、CPU、DSP、ASIC、コントローラ、FPGAデバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を実施するように構成されたそれらの任意の組合せを含み得る。プロセッサ502はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、1つもしくは複数のマイクロプロセッサとDSPコア、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0059】
[0074]メモリ504は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ502のキャッシュメモリ)、RAM、MRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、固体メモリデバイス、1つもしくは複数のハードディスクドライブ、メモリスタベースのアレイ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含み得る。いくつかの例では、メモリ504は非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ504は命令506を記憶し得る。命令506は、プロセッサ502によって実行されたとき、本明細書で説明される動作、たとえば、
図2、
図3、
図6~
図11、および
図13の態様をプロセッサ502に実施させる命令を含み得る。命令506はコードとも呼ばれることがあり、
図4に関連して上記で論じられたように、コードは、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈され得る。
【0060】
[0075]WUS処理および制御モジュール508は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを介して実装され得る。たとえば、WUS処理および制御モジュール508は、プロセッサ、回路、および/またはメモリ504内に記憶され、プロセッサ502によって実行される命令506として実装され得る。いくつかの例では、WUS処理および制御モジュール508は、モデムサブシステム512内に統合され得る。たとえば、WUS処理および制御モジュール508は、モデムサブシステム512内の(たとえば、DSPまたは一般的なプロセッサによって実行される)ソフトウェア構成要素とハードウェア構成要素(たとえば、論理ゲートおよび回路)との組合せによって実装され得る。
【0061】
[0076]WUS処理および制御モジュール508は、本開示の様々な態様、たとえば、
図2、
図3、
図6~
図11、および
図13の態様のために使用され得る。WUS処理および制御モジュール508は、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信すること、トラフィック負荷に基づいてWUS機会中にWUSを送信すべきかどうかを決定すること、WUS機会に関連する持続時間中に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信すること、WUS機会中にWUSを送信すること、および/または本開示において説明された起動プロシージャに関係するBSの他の機能を実施することを行うように構成され得る。
【0062】
[0077]図示のように、トランシーバ510は、モデムサブシステム512とRFユニット514とを含み得る。トランシーバ510は、UE115および/もしくは400などの他のデバイスならびに/または別のコアネットワーク要素と双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム512は、MCS(たとえばLDPCコーディングスキーム、ターボコーディングスキーム、畳込みコーディングスキーム、デジタルビームフォーミングスキームなど)に従って、データを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット514は、(アウトバウンド送信時の)モデムサブシステム512からの変調/符号化データ(たとえば、デフォルト起動構成、WUS、PDCCH信号、RRC信号、MAC CE信号など)、またはUE115または400などの別のソースから発信される送信の変調/符号化データ(たとえば、デフォルト起動構成、WUS、PDCCH信号、RRC信号、MAC CE信号など)を処理する(たとえば、アナログデジタル変換またはデジタルアナログ変換を実施するなど)ように構成され得る。RFユニット514は、デジタルビームフォーミングとともにアナログビームフォーミングを実施するようにさらに構成され得る。トランシーバ510内にともに一体化されるように示されているが、モデムサブシステム512および/またはRFユニット514は、BS105が他のデバイスと通信することを可能にするようにBS105で互いに結合される別々のデバイスであり得る。
【0063】
[0078]RFユニット514は、1つまたは複数の他のデバイスに送信するために、変調および/または処理済みデータ(たとえば、データパケットまたは、より一般には、1つまたは複数のデータパケットと他の情報とを含み得るデータメッセージ)をアンテナ516に提供し得る。これは、たとえば、本開示の態様による、UE115または400への情報の送信を含み得る。アンテナ516はさらに、他のデバイスから送信されたデータメッセージを受信し、受信したデータメッセージをトランシーバ510での処理および/または復調のために提供し得る。トランシーバ510は、処理のためにWUS処理および制御モジュール508に復調および復号データ(たとえば、RACHメッセージ、WUSのためのACK/NACK、PDCCH信号のためのACK/NACK、ULデータ、DLデータのためのACK/NACKなど)を与え得る。アンテナ516は、複数の送信リンクを維持するために、同様の、または相異なる設計の複数のアンテナを含み得る。
【0064】
[0079]一実施形態では、BS500は、異なるRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する複数のトランシーバ510を含むことができる。一実施形態では、BS500は、複数のRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する単一のトランシーバ510を含むことができる。一実施形態では、トランシーバ510は、様々な構成要素を含むことができ、ここで、構成要素の異なる組合せは、異なるRATを実装することができる。
【0065】
[0080]
図6は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成600を示す。図示のように、スケジューリング/送信構成600は、
図2に関して上記で説明されたスケジューリング/送信構成200にいくつかの点で同様である。しかしながら、
図6のスケジューリング/送信構成600はまた、本開示に従ってDRX/C-DRXモードで動作するUEとともにDTXモードで動作するBSを示す。
【0066】
[0081]610において、UEは、スリープ状態にある。WUS機会620において、WUS622は、BSによって送信される。UEは、(たとえば、起動探索空間セットを使用して)WUS機会620中にWUS622を監視することができる。WUS機会620の後にオフセット630が続き、UEはスリープ状態に戻ることができる。オフセット630は、関連するオン持続時間640からWUS機会620を離間させる。オン持続時間640中に、UEは、アクティブ状態にあり、UL/DL通信ブロック642によって示されるように、BSからのPDCCHもしくは他の信号を監視し、および/またはBSにULデータを送信し得る。この点について、いくつかの例では、UEは、WUS622中で受信された情報に基づいてオン持続時間640中にPDCCH監視を実施する。たとえば、WUS622は、UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数を実行するように命令し得る。さらに、WUS622は、オン持続時間640中にPDCCH監視のためにPDCCH監視持続時間、PDCCH監視周期、PDCCHブラインド復号のためのいくつかの候補などのPDCCH監視パラメータを含み得る。
【0067】
[0082]スケジューリング/送信構成600は、スリープ状態650にあるUEを続け、その後別のWUS機会660が続く。しかしながら、WUS機会660中に、BSは、WUSを送信しない。代わりに、BSは、DTXモードで動作することの部分としてWUSを送信することを控える。いくつかの例では、BSは、トラフィック負荷(たとえば、重いトラフィック負荷またはまばらなトラフィック負荷)に基づいてWUS機会660中にWUSを送信することを控える。オフセット670は、DL/UL通信682が行われる関連するオン持続時間680からWUS機会660を離間させる。オン持続時間680中に、UEは、アクティブ状態またはスリープ状態にあり得る。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、UEがオン持続時間680中にアクティブ状態にあるのかまたはスリープ状態にあるのかを指示する。UEは、(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリング、L1/L2シグナリング、または他のシグナリングを介して)BSからデフォルト起動構成を受信することができる。この点について、デフォルト起動構成は、静的であり得、半静的であり得、および/または動的に構成され得る。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、DTX動作の部分としてWUS機会中にBSがWUSを送信しないことに続いて1つまたは複数のDRXオン持続時間中にUEがどのようにPDCCH監視を実施するのかを制御する。
【0068】
[0083]
図7Aは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成700を示す。
図7Aは、
図2および
図6のスケジューリング/送信構成と同様のスケジューリング/送信構成700を示すが、(たとえば、DTX動作の部分として)BSがWUS機会中にWUSを送信しないことに続いて1つまたは複数のDRXオン持続時間中にUEがアクティブPDCCH監視を実施することの一例を示す。この点について、スケジューリング/送信構成700のアイテム710、720、722、730、740、742、750、760、770、780、および782は、それぞれ、
図6のスケジューリング/送信構成600のアイテム610、620、622、630、640、642、650、660、670、680、および682に対応する。したがって、簡潔のために、説明は、ここでは繰り返さないことにする。さらなる詳細については、
図2のスケジューリング/送信構成200および/または
図6のスケジューリング/送信構成600の同様のおよび/または対応するアイテムの説明を参照されたい。
【0069】
[0084]
図7Aに示されているように、UEは、WUS機会720中にWUS監視724を実施する。上記で説明されたように、UEは、ネットワークおよび/またはBSから受信されたWUS構成に基づいてWUS監視724を実施することができる。この点について、WUS構成は、WUS機会720、WUSのためのフォーマット情報(たとえば、メッセージ構造)などに関連するリソース(たとえば、時間および周波数リソースを含む探索空間、周期、チャネル、BWP、周波数キャリアなど)をUEに示すことができる。WUS監視724に基づいて、UEは、WUS722を受信することになる。オン持続時間740中に、UEは、アクティブ状態にあり、UL/DL通信ブロック742によって示されるように、BSからのPDCCHもしくは他の信号を監視し、および/またはBSにULデータを送信し得る。この点について、
図7Aの図示の例では、UEは、オン持続時間740中にPDCCH監視744を実施する。UEは、WUS722中で受信された情報に基づいてPDCCH監視744を実行することができる。たとえば、WUS722は、UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数を実行するように命令し得る。さらに、WUS722は、オン持続時間740中にPDCCH監視のためにPDCCH監視持続時間、PDCCH監視周期、PDCCHブラインド復号のためのいくつかの候補などのPDCCH監視パラメータを含み得る。
【0070】
[0085]
図7Aに同じく示されているように、UEは、WUS機会760中にWUS監視764を実施する。これは、WUS機会720中のWUS監視724と同様であり得る。しかしながら、図示のように、WUS760中に、BSは、WUSを送信せず、および/またはUEは、WUSを検出/受信しない。いくつかの例では、BSは、DTX動作の部分としてWUS機会760中にWUSを送信しない。より詳細には、いくつかの例では、BSは、トラフィック負荷(たとえば、重いトラフィック負荷またはまばらなトラフィック負荷)に基づいてWUS機会760中にWUSを送信しない。WUS機会760中にWUSを受信しないにもかかわらず、UEは、オン持続時間780中にアクティブ状態にあり、UL/DL通信ブロック782によって示されるように、BSからのPDCCHもしくは他の信号を監視し、および/またはBSにULデータを送信し得る。この点について、
図7Aの図示の例では、UEは、WUS機会760に関連するオン持続時間780中にPDCCH監視784を実施する。UEは、(たとえば、RRCシグナリング、PDCCHシグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリング、L1/L2シグナリング、または他のシグナリングを介して)BSから受信されたデフォルト起動構成に基づいてPDCCH監視784をアクティブに実施することができる。たとえば、デフォルト起動構成は、UEがWUS機会760中にBSからのWUSを受信および/または検出しないときにWUS機会760に関連する1つまたは複数のオン持続時間中に非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)の起動のうちの1つまたは複数を実行するようにUEに命令し得る。
【0071】
[0086]
図7Bは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法のスケジューリング/送信構成790を示す。
図7Bは、
図2、
図6、および
図7Aのスケジューリング/送信構成と同様のスケジューリング/送信構成790を示すが、(たとえば、DTX動作の部分として)BSがWUS機会中にWUSを送信しないことに続いて1つまたは複数のDRXオン持続時間中にUEがスリープ状態にとどまることによってPDCCH監視をスキップすることの一例を示す。より詳細には、
図7Bの図示の例では、UEは、オン持続時間780中にPDCCH監視を実施せず、代わりに、WUS機会760に関連するオン持続時間780中にスリープ状態786にとどまる。UEは、(たとえば、RRCシグナリング、PDCCHシグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリング、または他のシグナリングを介して)BSから受信されたデフォルト起動構成に基づいてスリープ状態786にとどまり得る。たとえば、デフォルト起動構成は、UEがWUS機会760中にBSからのWUSを受信および/または検出しないときにWUS機会760に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にPDCCH監視をスキップするようにおよび/あるいはスリープ状態を利用するようにUEに命令し得る。
【0072】
[0087]
図8Aは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法800のプロトコル図を示す。より詳細には、
図8Aは、(たとえば、DTX動作の部分として)BSがWUS機会中にWUSを送信しないことに続いて1つまたは複数のDRXオン持続時間中にUEがアクティブPDCCH監視を実施することの一例を示す
図7Aのスケジューリング/送信構成700または同様のスケジューリング/送信構成に対応する方法800を示す。
【0073】
[0088]図示のように、方法800は、BSがアクティブ状態でUEにデフォルト起動構成810を送信することを含む。デフォルト起動構成810は、RRC、PDCCH、MAC CE、L1/L2シグナリング、または他の好適なシグナリングを介してアクティブ状態のUEに送信され得る。
【0074】
[0089]方法800はまた、BSがUE(またはUEのグループ)にWUS820を送信することを含む。この点について、UEは、スリープ状態に続いてWUS820のためのWUS監視を実施する。いくつかの例では、UEは、WUS構成に従ってWUS監視を実施する。
【0075】
[0090]方法800はまた、BSがPDCCHシグナリング830を送信することを含む。オフセット期間の後、UEは、PDCCH監視を実施する。いくつかの例では、UEは、WUS820中の情報に基づいてPDCCHシグナリング830のためのPDCCH監視を実施する。この点について、WUS820は、PDCCHシグナリング830が送信されるオン持続時間中にUEがアクティブPDCCH監視を実施することを示し得る。
【0076】
[0091]方法800はまた、BSが、たとえば、システムリソースを節約するためにWUS機会中に840によって示されるWUSを送信することを控えることを含む。この点に関して、方法800は、UEがそれのWUS監視に基づいてWUS機会中にBSからWUSが受信されなかったと決定することを含む。
【0077】
[0092]方法800はまた、BSがPDCCHシグナリング850を送信することを含む。オフセット期間の後、UEは、PDCCH監視を実施する。いくつかの例では、UEは、BSから受信されたデフォルト起動構成810に基づいてPDCCHシグナリング850のためのPDCCH監視を実施する。この点について、デフォルト起動構成810は、
図8Aに示されているように、PDCCHシグナリング850が送信されるオン持続時間中にUEがアクティブPDCCH監視を実施することを示し得る。
【0078】
[0093]
図8Bは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法860のプロトコル図を示す。より詳細には、
図8Bは、(たとえば、DTX動作の部分として)BSがWUS機会中にWUSを送信しないことに続いて1つまたは複数のDRXオン持続時間中にUEがスリープ状態にとどまることによってPDCCH監視をスキップすることの一例を示す
図7Bのスケジューリング/送信構成790または同様のスケジューリング/送信構成に対応する方法860を示す。この点について、方法860は、ステップ810、820、830、および840を含む方法800に多くの点で同様である。しかしながら、方法860では、BSは、870によって示されるように、UE(またはUEのグループ)にPDCCHシグナリングを送信することを控える。すなわち、BSは、WUS機会中にWUSを送信することを控えた後にUE(またはUEのグループ)にPDCCHシグナリングを送信しない。いくつかの例では、UEはまた、BSから受信されたデフォルト起動構成810に基づいてPDCCH監視をスキップする。この点について、デフォルト起動構成810は、
図8Bに示されているように、BSがWUSを送信することを控えるWUS機会に対応するオン持続時間中にUEがPDCCH監視をスキップすることを示し得る。
【0079】
[0094]
図9は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法900のプロトコル図を示す。より詳細には、
図9は、本開示に従って2つの異なる起動構成を使用して動作するUEの一例を示す方法900を示す。
【0080】
[0095]図示のように、方法900は、BSがアウェイク状態またはアクティブ状態でUEにデフォルト起動構成910を送信することを含む。デフォルト起動構成910は、RRC、PDCCH、MAC CE、または他の好適なシグナリングを介してアクティブ状態のUEに送信され得る。
【0081】
[0096]方法900はまた、BSがWUS機会中に、920によって示されるように、UE(またはUEのグループ)にWUSを送信することを控えることを含む。UEは、WUS監視を実施し、方法900の部分として、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定する。この点について、UEは、スリープ状態に続いてWUS監視を実施する。いくつかの例では、UEは、WUS構成に従ってWUS監視を実施する。
【0082】
[0097]方法900はまた、BSがPDCCHシグナリング930を送信することを含む。オフセット期間の後、UEは、第1の起動構成(たとえば、
図9のPDCCH監視モード1)に従ってPDCCH監視を実施する。いくつかの例では、UEは、BSから受信されたデフォルト起動構成910に基づいてPDCCHシグナリング930のためのPDCCH監視を実施する。この点について、デフォルト起動構成910は、UEが、タイマーが満了するまで、および/または別の変更状態(たとえば、DRXデューティサイクルおよび/またはWUS機会のしきい値数(たとえば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つなど)が発生する、ULまたはDL通信が開始される)が満たされるまである時間量の間第1の起動構成(たとえば、PDCCH監視モード1)を利用して動作し、次いで第2の異なる起動構成(たとえば、
図9のPDCCH監視モード2)で動作することを示し得る。いくつかの例では、第1の起動構成(たとえば、PDCCH監視モード1)は、ある条件が満たされる(たとえば、ある時間量が経過する、タイマーが満了する、WUS機会のしきい値数を超える、UL通信が開始される、DL通信が開始されるなど)までUEが第1の起動構成で動作し、その時点において、UEが、第2の起動構成(たとえば、PDCCH監視モード2)に切り替えることになるようなデフォルトまたはフォールバック起動構成である。他の例では、第2の起動構成(たとえば、PDCCH監視モード2)は、ある条件が満たされる(たとえば、ある時間量が経過する、タイマーが満了する、WUS機会のしきい値数を超える、UL通信が開始される、DL通信が開始されるなど)までUEが第1の起動構成で動作し、その時点において、UEが、デフォルトの第2の起動構成にフォールバックすることになるようなデフォルトまたはフォールバック起動構成である。
【0083】
[0098]
図9の図示の実施形態では、UEがWUS監視を実施することになるUEのスリープ状態の最後およびWUS機会の開始に終了する第1の起動構成(PDCCH監視ノード1)が示されている。しかしながら、タイマー、条件、または他のパラメータに基づいて任意の時間に第1の起動構成(PDCCH監視モード1)が終了し、別の起動構成が開始し得ることを理解されたい。さらに、
図9が、2つの異なる起動構成で動作するUEを示しているが、UEは、任意の数の異なる起動構成で動作し得ることを理解されたい。この点について、いくつかの例では、UEは、メモリ中に2つ以上の起動構成を記憶し得、BSは、記憶された起動構成のうちのどれを(およびどのくらいの時間期間の間)UEが使用することになっているのかに関する指示を与え得る。さらに、BSは、その時々にUEによるローカルストレージのための更新された起動構成をUEに与え得る。このようにして、利用可能な起動構成ならびにUEによって実装されている実際の起動構成の両方が時間にわたって半静的におよび/または動的に更新され得る。
【0084】
[0099]
図10は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法1000のプロトコル図を示す。より詳細には、
図10は、
図8Aの方法800と同様の、
図7Aのスケジューリング/送信構成700または同様のスケジューリング/送信構成に対応するが、UEがWUSの部分としてBSからデフォルト起動構成を受信する一例を示す方法1000を示す。図示のように、ステップ1020において、方法1000は、BSがデフォルト起動構成を含むWUSをUE(またはUEのグループ)に送信することを含む。デフォルト起動構成をもつWUSは、PDCCHまたは他の好適なシグナリングを介して送信され得る。方法1000の残りのステップ(たとえば、1030、1040、および1050)は、方法800のステップ830、840、および850ならびに
図8Aに示されている関連するUEの行為と同様である。しかしながら、他の例では、方法1000の残りのステップ(たとえば、1030、1040、および1050)は、方法860のステップ830、840、および870ならびに
図8Bに示されている関連するUEの行為と同様である。
【0085】
[0100]いくつかの例では、UEは、BSから以外の方式でデフォルト起動構成またはどのデフォルト起動構成を利用することになるのかに関する指示を受信する。たとえば、デフォルト起動構成は、いくつかの例では、仕様によって(すなわち、シグナリングなしに)要求され得る。さらに、UEは、1つまたは複数のデフォルト起動構成と一緒に(たとえば、メモリ404中に)事前プログラムされ得る。いくつかの実装形態では、UEは、動作条件のうちの1つまたは複数(たとえば、接続ステータス、BWP、キャリア、地理的ロケーション、優先度、サービス、サブスクリプションなど)に基づいて事前プログラムされたデフォルト起動構成を利用する。この点について、事前プログラムされたデフォルト起動構成の各々が、動作条件のうちの1つまたは複数に関連付けられ得、UEは、現在の動作条件に基づいて適切なデフォルトウェイク構成を選択する。いくつかの例では、UEは、事前プログラムされたデフォルト起動構成のうちのどれを利用することになるのかに関する指示をBSから受信し得る。さらにまた、いくつかの例では、UEは、(たとえば、ピアツーピア通信を通した)別のUEからのデフォルト起動構成であり得る。たとえば、UEは、(たとえば、BWP、キャリア、地理的ロケーション、優先度、サービス、サブスクリプションなどに基づいて)共通のグループ中の別のUEからデフォルト起動構成を受信し得る。さらに他の例では、UEは、1つまたは複数の他のネットワークデバイスからデフォルト起動構成を受信し得る。
【0086】
[0101]
図11は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信方法1100のプロトコル図を示す。より詳細には、
図11は、本開示に従ってDRX/DTX起動プロシージャの部分としてBSと複数のUEとの間での通信を示す方法1100を示す。
【0087】
[0102]図示のように、方法1100は、BSが、複数のUE(すなわち、
図11のUE1、UE2、およびUE3)に1つまたは複数のデフォルト起動構成1110を送信することを含む。UEは、デフォルト起動構成1100を受信するとアウェイク状態またはアクティブ状態になり得る。デフォルト起動構成1110は、RRC、PDCCH、MAC CE、または他の好適なシグナリングを介してアクティブ状態のUEに送信され得る。いくつかの例では、デフォルト起動構成1110は、WUSの部分としてUEに通信される(たとえば、
図10を参照)。UEは、同じまたは異なる起動構成1110を受信し得る。たとえば、いくつかの実装形態では、UEは、BWP、キャリア、地理的ロケーション、優先度、サービス、サブスクリプション、および/または他のファクタに基づいてグループ化される。共通のグループ中のUEは、同じ起動構成1110を受信することができる。他の例では、起動構成1110はUE固有である。この点について、共通のグループ内のUEは、(たとえば、UEのトラフィック負荷に基づいて)異なるデフォルト起動構成1110を受信することができる。
【0088】
[0103]方法1100はまた、BSがUEにWUS1120を送信することを含む。この点について、共通のグループ中のUEは、同じWUS1120および/またはWUSの部分を受信するように構成され得る(たとえば、メッセージフォーマット300を参照)。たとえば、
図11の図示の例では、グループ化1122は、同じWUS(または部分)がUE1とUE2とに送られていることを示す。この点について、UE1とUE2とは、(たとえば、BWP、キャリア、地理的ロケーション、優先度、サービス、サブスクリプション、および/または他のファクタに基づいて)共通のグループの部分であり得るか、あるいはBSから同じWUS(または部分)を受信するように構成され得る。他の例では、異なるWUSまたは(部分)が各UEに送られる。いくつかの例では、UEは、WUS構成に従ってWUS1120を監視する。WUS構成は、UEのグループに共通であり、および/またはUE固有であり得る。
【0089】
[0104]方法1100はまた、BSがUEにPDCCHシグナリング1130を送信することを含む。UEは、WUS1120中の情報に基づいてPDCCHシグナリング1130のためのPDCCH監視を実施することができる。この点について、WUS1120は、PDCCHシグナリング1130が送信されるDRXオン持続時間中にUEがアクティブPDCCH監視を実施することを示し得る。
【0090】
[0105]方法1100はまた、BSが、たとえば、システムリソースを節約するためにWUS機会中に1140によって示されるWUSを送信することを控えることを含む。この点に関して、方法1100は、UEがWUS監視に基づいてWUS機会中にBSからWUSが受信されなかったと決定することを含むことができる。
【0091】
[0106]方法1100はまた、BSがPDCCHシグナリング1150を送信することを含む。いくつかの例では、UEは、BSから受信されたデフォルト起動構成1110に基づいてPDCCHシグナリング1150のためのPDCCH監視を実施する。この点について、デフォルト起動構成1110は、PDCCHシグナリング1150が送信されるDRXオン持続時間中にアクティブPDCCH監視を実施するようにUEに示し得る。代替的に、デフォルト起動構成1110は、PDCCHシグナリング1150が送信されるDRXオン持続時間中にスリープ状態にとどまるようにUEに示し得る。たとえば、
図11は、別のUEがスリープ状態にとどまる(すなわち、UE3がスリープ状態1156にとどまる)が、アクティブPDCCH監視を実施する2つのUE(すなわち、アクティブPDCCH監視1152を実施するUE1およびアクティブPDCCH監視1154を実施するUE2)を示す。この点について、共通のグループ中のUE(たとえば、
図11のUE1およびUE2)は、WUS信号が起動機会中にBSから受信されないときに共通のグループ中のUEが同じ方式でPDCCH監視を実施するように同じデフォルト起動構成で構成され得る。
図9が3つのUEをもつ一例を示すが、本開示の概念が、任意の数のUE(たとえば、5つ、10個、15個、20個、50個、100個、またはそれ以上)に適用可能であることを理解されたい。
【0092】
[0107]
図12は、本開示のいくつかの態様による、通信方法1200の流れ図を示す。方法1200の態様は、プロセッサ402、メモリ404、WUS処理および制御モジュール408、トランシーバ410、モデム412、1つまたは複数のアンテナ416、およびそれらの様々な組合せなどの1つまたは複数の構成要素を利用するUE115および/または400などのワイヤレス通信デバイスによって実行され得る。図示されるように、方法1200は、いくつかの列挙されるステップを含むが、方法1200は、列挙されるステップの前、後、および列挙されるステップの間に追加のステップを含み得る。たとえば、いくつかの例では、方法800、860、900、1000、および/もしくは1100、スケジューリング/送信構成200、600、700、および/もしくは790、ならびに/またはメッセージ構造300のうちの1つまたは複数の態様は、方法1200の部分として実装され得る。いくつかの例では、列挙されるステップのうちの1つもしくは複数が省略され、または異なる順序で実施され得る。
【0093】
[0108]ステップ1210において、方法1200は、基地局(BS)からユーザ機器(UE)によって、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信することを含む。いくつかの例では、ステップ1210は、BSからUEによって、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介してデフォルト起動構成を受信することを含む。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数を実行するようにとのUEへの指示を含む。
【0094】
[0109]いくつかの例では、受信されたデフォルト起動構成は、第1の起動構成で動作するようにとのまたは第2の異なる起動構成で動作するようにとのUEへの指示を含む。いくつかの例では、方法1200は、UEによって、第1の時間期間の間第1の起動構成を使用して動作し、UEによって、第2の時間期間の間第2の起動構成を使用して動作することを含む。この点について、UEは、1つまたは複数のタイマーに基づいて第1の時間期間および/または第2の時間期間に動作し得る。たとえば、デフォルト起動構成は、UEに、タイマーが満了するか、または他の変化状態(たとえば、DRXデューティサイクルおよび/またはWUS機会のしきい値数(たとえば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つなど)が発生する、ULまたはDL通信が開始されるなど)が満たされるまで第1の起動構成で動作させ、次いで、第2の異なる起動構成で動作させ得る。デフォルト起動構成はまた、UEに、一時的な起動構成で動作させ、次いで、ある程度の時間量の後にまたは何らかの条件が満たされているときにデフォルト構成に復帰して戻させ得る。任意の数の異なる起動構成が時間にわたってBSおよび/またはUEによって実装され得る。この点について、いくつかの例では、UEは、メモリ(たとえば、メモリ404)中に2つ以上の起動構成を記憶し得る。BSは、(たとえば、タイマーおよび/または条件に基づいて)どのくらいの長さの間かを含む起動構成のうちのどれが実装されるのかに関するUEへの指示を与え得る。いくつかの例では、起動構成のうちのどれを実装するべきかとどのくらいの持続時間の間かとに関するUEへの指示は、ステップ1210において受信されたデフォルト起動構成の部分として含まれる。
【0095】
[0110]ステップ1220において、方法1200は、起動信号(WUS)機会中にUEによって、BSからのWUSを監視することを含む。UEは、BSから受信されたWUS構成に基づいてWUSを監視することができる。この点について、方法1200は、BSからWUS構成を受信することを含むことができる。UEまたはUEが属するUEの関連するグループのためのWUS構成は、固定され得、半静的であり得、および/またはBSによって動的に構成され得る。いくつかの例では、WUS構成は、WUS機会中に送信されるWUSの部分としてUEによって受信される。WUS構成は、WUS機会、WUSフォーマットなどに関連するリソース(たとえば、時間および周波数を含む探索空間、周期、チャネル、BWP、周波数キャリアなど)をUEに示すことができる。UEは、WUSを監視、受信、および/または復号するためにWUS構成からの情報を利用することができる。
【0096】
[0111]ステップ1230において、方法1200は、UEによって、WUSがWUS機会中にBSから受信されたのかどうかを決定することを含む。UEは、WUSがBSから受信されたのかどうかを決定するためにWUS構成からの情報を利用し得る。たとえば、UEが、WUS機会に関連するリソースを監視し、WUSを検出しない場合、UEは、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定することができる。さらに、UEは、WUSがBSから受信されたのかどうかを決定するためにUEまたはUEのグループに関連する識別子(たとえば、PS-RNTI、C-RNTIなど)を使用し得る。たとえば、UEが、UE(またはUEが部分であるUEのグループ)に関連する識別子にアドレス指定された起動ダウンリンク制御情報またはWUSを受信しない場合、UEは、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定することができる。
【0097】
[0112]ステップ1240において、方法1200は、UEによって、デフォルト起動構成とWUSがWUS機会中にBSから受信されたのかどうかとに基づいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施することを含む。UEがWUS機会中にBSからWUSを受信する場合、UEは、WUS中の情報に従ってPDCCH監視を実行することができる。たとえば、WUSは、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)をトリガすること、低減されたPDCCH監視周波数を使用すること、帯域幅部分(BWP)の切替えを実施すること、2次セル(Scell)起動を実施すること、および/または他のPDCCH監視技法を利用することを行うようにUEに示し得る。さらに、WUSは、WUS機会に関連するオン持続時間のうちの1つまたは複数の間PDCCH監視をスキップする(たとえば、スリープ状態にとどまる)ようにUEに示し得る。
【0098】
[0113]デフォルト起動構成は、UEが、ステップ1230において、WUS機会中にBSからWUSを受信しない場合にUEがどのように動作するのかを指示することができる。UEまたはUEが属するUEの関連するグループのためのデフォルト起動構成は、固定され得、半静的であり得、および/またはBSによって動的に構成され得る。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、UEに、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定したことに応答してWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にPDCCH監視をスキップさせることになる。いくつかの実装形態では、UEは、1つまたは複数のオン持続時間中にスリープ状態にとどまることによってPDCCH監視をスキップし、UEに追加の電力節約を与える。他の例では、デフォルト起動構成は、UEに、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定したことに応答してWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にPDCCH監視をアクティブに実施させる。この点について、デフォルト起動構成は、PDCCH監視を実施することに関係する態様をUEに示し得る。たとえば、デフォルト起動構成は、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)をトリガすること、低減されたPDCCH監視周波数を使用すること、帯域幅部分(BWP)の切替えを実施すること、2次セル(Scell)起動を実施すること、および/または他のPDCCH監視技法を利用することを行うようにUEに示し得る。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、(たとえば、UEのグループ、BWP、キャリアなどのための)トラフィック負荷条件に基づいて半静的におよび/または動的に更新される。デフォルト起動構成は、UEが、WUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中に(たとえば、まばらなトラフィック状態中に)スリープ状態にとどまるのかまたはWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中に(たとえば、重いトラフィック状態中に)アクティブにPDCCHを監視するのかを選択するように時間にわたって半静的におよび/または動的に構成され得る。
【0099】
[0114]さらに、いくつかの態様によれば、BSとUEとは、様々な変動する起動構成を利用し得る。たとえば、BSは、BSのセル中の異なるUEまたは他のデバイスに異なる起動構成を与えることを決定し得る。このようにして、様々な態様によれば、異なるタイプのUEは、異なる起動特性をもつ異なるデフォルト起動構成を有する。たとえば、第1のUEは初期/第1の起動構成を有し得、別のUEは、異なる起動構成を有し得る。BSが異なるクラスまたはタイプのいくつかのUEと対話するシナリオでは、多種多様な起動構成を与えることにより、BSは、電力および処理リソースを節約するのを助けるUE固有の起動構成を与えることが可能になる。起動構成を動的に制御することによって、BSは、通信ネットワーク中の1つまたは複数の特定のUEに特定の動作行動を調整することができる。
【0100】
[0115]
図13は、本開示のいくつかの態様による、通信方法1300の流れ図を示す。方法1300の態様は、プロセッサ502、メモリ504、WUS処理および制御モジュール508、トランシーバ510、モデム512、1つまたは複数のアンテナ516、およびそれらの様々な組合せなどの1つまたは複数の構成要素を利用するBS105および/または500などのワイヤレス通信デバイスによって実行され得る。図示されるように、方法1300は、いくつかの列挙されるステップを含むが、方法1300は、列挙されるステップの前、後、および列挙されるステップの間に追加のステップを含み得る。たとえば、いくつかの例では、方法800、860、900、1000、および/もしくは1100、スケジューリング/送信構成200、600、700、および/もしくは790、ならびに/またはメッセージ構造300のうちの1つまたは複数の態様は、方法1300の部分として実装され得る。いくつかの例では、列挙されるステップのうちの1つもしくは複数が省略され、または異なる順序で実施され得る。
【0101】
[0116]ステップ1310において、方法1300は、ユーザ機器(UE)に基地局(BS)によって、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信することを含む。いくつかの例では、ステップ1310は、UEにBSによって、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介してデフォルト起動構成を送信することを含む。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数を実行するようにとのUEへの指示を含む。UEまたはUEが属するUEの関連するグループのためのデフォルト起動構成は、固定され得、半静的であり得、および/またはBSによって動的に構成され得る。この目的で、BSは、時間ごとに更新されたデフォルト起動構成を送信し得る。いくつかの例では、デフォルト起動構成は、(たとえば、UEのグループ、BWP、キャリアなどのための)トラフィック負荷条件に基づいてBSによって半静的におよび/または動的に更新される。デフォルト起動構成は、UEが、WUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中に(たとえば、まばらなトラフィック状態中に)スリープ状態にとどまるのかまたはWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中に(たとえば、重いトラフィック状態中に)アクティブにPDCCHを監視するのかを選択するように半静的におよび/または動的に構成され得る。
【0102】
[0117]ステップ1320において、方法1300は、BSによって、トラフィック負荷に基づいてWUS機会中にUEに起動信号(WUS)を送信すべきかどうかを決定することを含む。まばらなトラフィックシナリオでは、起動グループ中の各UEのために起動が必要とされる(たとえば、同じPDCCH-WUSを共有する)可能性は、極めて小さい。したがって、大部分の時間、WUSの起動インジケータは、すべてゼロになることになり、そうでない場合、WUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にUEはスリープ状態にとどまらなければならないことを示す。一方、重いトラフィックシナリオでは、起動グループ中の各UEのために起動が必要とされる可能性は極めて高い。したがって、大部分の時間、そのような状況では、起動インジケータは、すべて1になることになり、そうでない場合、WUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にUEがPDCCHをアクティブに監視しなければならないことを示す。
【0103】
[0118]そのようなまばらなトラフィックシナリオおよび重いトラフィックシナリオでは、BSは、WUS機会中にWUSを送信することを控え得る。ネットワークトラフィックと潜在的な干渉とを低減することに加えて、WUSを送信することを控えるBSはまた、BSとUEの両方に電力節約を与えることができる。この目的で、いくつかの例では、BSは、トラフィック負荷が第1のしきい値を下回る場合はWUS機会中にUEにWUSを送信しないことを決定し、トラフィック負荷が第2のしきい値を上回る場合はWUS機会中にUEにWUSを送信することを決定する。第1のしきい値と第2のしきい値とは、同じであることも異なることもある。たとえば、いくつかの例では、トラフィック負荷は、特定のWUSおよび/またはWUS機会に対して同じであることになるWUSの起動インジケータの番号に基づいて評価される。この点について、WUSを送信しないことを決定するためのしきい値対WUSを送信することを決定するためのしきい値は、同じであることも異なることもある。たとえば、起動インジケータのしきい値割合(たとえば、50%、60%、70%、75%、80%、90%など)および/またはしきい値数(たとえば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つなど)を超えるもの(more than a threshold percentage and/or a threshold number)が同じになることになる場合、BSは、共通のインジケータが、UEが起動することを示すのかスリープ状態にとどまることを示すのかにかかわらずWUSを送信するのを控え得る。別の例として、BSがWUSを送信することを控えるために同じになる必要がある起動インジケータのしきい値割合および/またはしきい値数は、共通のインジケータが、UEが起動することを示すのかまたはスリープ状態にとどまることを示すのかに応じて異なり得る。この点について、しきい値割合および/またはしきい値数は、共通のインジケータが、UEがスリープ状態にとどまることを示すときよりも共通のインジケータが、UEが起動することを示すときにより高くなり得、またその逆も同様である。
【0104】
[0119]ステップ1330において、方法1300が、ステップ1320における決定に基づいて、(1)WUS機会中にUEにWUS信号を送信すること、または(2)WUS機会中にUEにWUS信号を送信することを控えることのいずれかを含む。BSがWUSを送信するとき、BSは、
図3のメッセージ構造または(たとえば、すべての起動情報フィールドより前のすべての起動インジケータを含む、すべての起動インジケータ、インターリービング起動インジケータおよび起動情報フィールドより前のすべての起動情報フィールドを含むなどの)任意の他の好適なメッセージ構造を利用することができる。いくつかの例では、WUS機会中にBSによって送信されるWUSは、UE(またはUEのグループ)のためのWUS構成を含む。WUS構成は、WUS機会、WUSフォーマットなどに関連するリソース(たとえば、時間および周波数を含む探索空間、周期、チャネル、BWP、周波数キャリアなど)をUEに示すことができる。いくつかの例では、WUS機会中にBSによって送信されるWUSは、デフォルト起動構成を含む。
【0105】
[0120]BSがステップ1330においてWUSを送信しないとき、UEは、ステップ1310において送信されたデフォルト起動構成に従って動作することができる。いくつかの例では、ステップ1310において送られたデフォルト起動構成は、第1の起動構成または第2の異なる起動構成で動作するようにUEに示す。いくつかの例では、ステップ1310において送られたデフォルト起動構成は、第1の時間期間の間第1の起動構成を使用して動作し、第2の時間期間の間第2の起動構成を使用して動作するようにUEに示す。この点について、UEは、1つまたは複数のタイマーに基づいて第1の時間期間および/または第2の時間期間に動作し得る。たとえば、デフォルト起動構成は、UEに、タイマーが満了するか、または他の変化状態(たとえば、DRXデューティサイクルおよび/またはWUS機会のしきい値数(たとえば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つなど)が発生する、ULまたはDL通信が開始されるなど)が満たされるまで第1の起動構成で動作させ、次いで、第2の異なる起動構成で動作させ得る。すなわち、デフォルト起動構成は、UEに、一時的な起動構成で動作させ、次いで、ある程度の時間量の後にまたは何らかの条件が満たされているときにデフォルト構成に復帰して戻させ得る。任意の数の異なる起動構成が時間にわたってBSおよび/またはUEによって実装され得る。上記で説明されたように、デフォルト起動構成は、WUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にUEがスリープ状態にとどまるのかまたはPDCCHをアクティブに監視するのかを選択するように半静的におよび/または動的に構成され得る。
【0106】
[0121]ステップ1340において、方法1300は、BSによって、WUS機会に関連する持続時間中に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信することを含む。この点について、WUS機会に関連する持続時間は、WUS機会に関連する1つまたは複数の不連続受信(DRX)オン持続時間を含むことができる。上記で説明されたように、ステップ1310として送信されたデフォルト起動構成は、BSがWUS機会中にWUSを送信しない場合にUEがWUS機会に関連する持続時間中にPDCCH監視をどのように実施するのかを指示することができる。いくつかの例では、ステップ1310からのデフォルト起動構成は、UEに、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定したことに応答してWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にPDCCH監視をスキップさせることになる。他の例では、ステップ1310において送信されたデフォルト起動構成は、UEに、WUSがWUS機会中にBSから受信されなかったと決定したことに応答してWUS機会に関連する1つまたは複数のオン持続時間中にPDCCH監視をアクティブに実施させる。すなわち、UEは、そのような場合1340において送信されたPDCCH信号を監視することになる。
【0107】
[0122]情報および信号は、種々の異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0108】
[0123]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0109】
[0124]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。さらに、特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)中で使用される「または」は、たとえば、[A、B、またはCのうちの少なくとも1つ]のリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。
【0110】
[0125]本開示の精神および範囲から逸脱することなく、手元の特定の適用分野に応じて、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用の方法において、ならびにそれに対して、多くの修正、置換、および変形が行われ得ることを当業者は今や理解されよう。このことに照らして、本明細書で例示および説明された特定の実施形態は本開示のいくつかの例にすぎないので、本開示の範囲は、それらの特定の実施形態の範囲に限定されるべきではなく、むしろ、以下に添付された特許請求の範囲およびそれらの機能的等価物の範囲に十分に相応すべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、基地局(BS)から不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信することと、
起動信号(WUS)機会中に、前記UEによって、前記BSからのWUSを監視することと、
前記UEによって、前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかを決定することと、
前記UEによって、前記デフォルト起動構成と前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかとに基づいて、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施することと、
を備える、方法。
[C2]
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかを前記決定することは、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されなかったと決定すること、
を含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記PDCCH監視を前記実施することは、
前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をスキップすること、
を含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記PDCCH監視を前記実施することは、
前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をアクティブに実施すること、
を含む、C2に記載の方法。
[C5]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数のDRXオン持続時間を含む、C3またはC4に記載の方法。
[C6]
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を受信すること、
を含む、C1に記載の方法。
[C7]
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、前記WUS機会中に前記WUSを受信すること、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を含む、C1に記載の方法。
[C8]
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという指示を有する前記デフォルト起動構成を受信すること、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、C1に記載の方法。
[C9]
前記UEによって、第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作することと、
前記UEによって、第2の時間期間の間前記第2の起動構成を使用して動作することと、
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C10]
前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して前記動作することは、
前記UEによって、タイマーに基づいて前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作すること、
を含む、C9に記載の方法。
[C11]
前記デフォルト起動構成を前記受信することは、
前記UEによって、前記BSから、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を受信すること、
を含む、C1に記載の方法。
[C12]
無線通信の方法であって、
基地局(BS)によって、ユーザ機器(UE)に、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信することと、
前記BSによって、トラフィック負荷に基づいて、WUS機会中に前記UEに起動信号(WUS)を送信すべきかどうかを決定することと、
前記BSによって、前記WUS機会に関連する持続時間中に、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信することと、
を備える、方法。
[C13]
前記トラフィック負荷に基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すべきかどうかを前記決定することは、
前記トラフィック負荷が第1のしきい値を下回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信しないと決定することと、
前記トラフィック負荷が第2のしきい値を上回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すると決定することと、
のうちの少なくとも1つを含む、C12に記載の方法。
[C14]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数の不連続受信(DRX)オン持続時間を含む、C12に記載の方法。
[C15]
前記デフォルト起動構成を前記送信することは、
前記BSによって、前記UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を送信すること、
を含む、C12に記載の方法。
[C16]
前記デフォルト起動構成を前記送信することは、
前記BSによって、前記UEに、前記WUS機会中に前記WUSを送信すること、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を含む、C12に記載の方法。
[C17]
前記デフォルト起動構成を前記送信することは、
前記BSによって、前記UEに、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信すること、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、C12に記載の方法。
[C18]
前記デフォルト起動構成を前記送信することは、
前記BSによって、前記UEに、タイマーに基づいて、前記第1のデフォルト起動構成または前記第2のデフォルト起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信すること、
を含む、C17に記載の方法。
[C19]
前記デフォルト起動構成を前記送信することは、
前記BSによって、帯域幅部分(BWP)または前記UEを含むUEのグループに関連するキャリアのうちの1つまたは複数に基づいて、UEの前記グループに前記デフォルト起動構成を送信すること、
を含む、C12に記載の方法。
[C20]
前記デフォルト起動構成を前記送信することは、
前記BSによって、前記UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信すること、
を含む、C12に記載の方法。
[C21]
ユーザ機器であって、
基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信することと、
起動信号(WUS)機会中に、前記BSからのWUSを監視することと、
を行うように構成されたトランシーバと、
前記トランシーバと通信しているプロセッサと、
を備え、前記プロセッサは、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかを決定することと、
前記デフォルト起動構成と前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかとに基づいて物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施することと、
を行うように構成された、ユーザ機器。
[C22]
前記プロセッサは、前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されなかったと前記プロセッサが決定する場合に、前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をスキップするようにさらに構成された、C21に記載のユーザ機器。
[C23]
前記プロセッサは、前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されなかったと前記プロセッサが決定する場合に、前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をアクティブに実施するようにさらに構成された、C21に記載のユーザ機器。
[C24]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数のDRXオン持続時間を含む、C22またはC23に記載のユーザ機器。
[C25]
前記トランシーバは、
前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を受信すること、
を行うようにさらに構成された、C21に記載のユーザ機器。
[C26]
前記トランシーバは、
前記BSから、前記WUS機会中に前記WUSを受信すること、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を行うようにさらに構成された、C21に記載のユーザ機器。
[C27]
前記トランシーバは、
前記BSから、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという指示を有する前記デフォルト起動構成を受信すること、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を行うようにさらに構成された、C21に記載のユーザ機器。
[C28]
前記プロセッサは、
第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作することと、
第2の時間期間の間前記第2の起動構成を使用して動作することと、
を行うようにさらに構成された、C27に記載のユーザ機器。
[C29]
前記プロセッサは、
タイマーに基づいて前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作すること、
を行うようにさらに構成された、C28に記載のユーザ機器。
[C30]
前記トランシーバは、
前記BSから、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を受信すること、
を行うようにさらに構成された、C21に記載のユーザ機器。
[C31]
基地局であって、
ユーザ機器(UE)に、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信することと、
起動信号(WUS)機会に関連する持続時間中に、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信することと、
を行うように構成されたトランシーバと、
前記トランシーバと通信しているプロセッサと、
を備え、前記プロセッサは、
トラフィック負荷に基づいて、前記WUS機会中に前記UEにWUSを送信すべきかどうかを決定すること、
を行うように構成された、基地局。
[C32]
前記プロセッサは、
前記トラフィック負荷が第1のしきい値を下回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信しないと決定すること、または、
前記トラフィック負荷が第2のしきい値を上回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すると決定すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の基地局。
[C33]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数の不連続受信(DRX)オン持続時間を含む、C31に記載の基地局。
[C34]
前記トランシーバは、
前記UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を送信すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の基地局。
[C35]
前記トランシーバは、
前記UEに、前記WUS機会中に前記WUSを送信すること、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の基地局。
[C36]
前記トランシーバは、
前記UEに、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信すること、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の基地局。
[C37]
前記トランシーバは、
前記UEに、タイマーに基づいて、前記第1のデフォルト起動構成または前記第2のデフォルト起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信すること、
を行うようにさらに構成された、C36に記載の基地局。
[C38]
前記トランシーバは、
帯域幅部分(BWP)または前記UEを含むUEのグループに関連するキャリアのうちの1つまたは複数に基づいて、UEの前記グループに前記デフォルト起動構成を送信すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の基地局。
[C39]
前記トランシーバは、
前記UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の基地局。
[C40]
プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
ユーザ機器(UE)に、基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信させるためのコードと、
前記UEに、起動信号(WUS)機会中に、前記BSからのWUSを監視させるためのコードと、
前記UEに、前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかを決定させるためのコードと、
前記UEに、前記デフォルト起動構成と前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかとに基づいて、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施させるためのコードと、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C41]
前記UEに、前記PDCCH監視を実施させるための前記コードは、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されなかったと前記UEが決定する場合に、前記UEに、前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をスキップさせるためのコード、
を含む、C41に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C42]
前記UEに、前記PDCCH監視を実施させるための前記コードは、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたと前記UEが決定する場合に、前記UEに、前記WUS機会に関連する前記持続時間の間PDCCH監視をアクティブに実施させるためのコード、
を含む、C41に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C43]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数のDRXオン持続時間を含む、C41またはC42に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C44]
前記UEに、前記デフォルト起動構成を受信させるための前記コードは、
前記UEに、前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を受信させるためのコード、
を含む、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C45]
前記UEに、前記デフォルト起動構成を受信させるための前記コードは、
前記UEに、前記BSから、前記WUS機会中に前記WUSを受信させるためのコード、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を含む、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C46]
前記UEに、前記デフォルト起動構成を受信させるための前記コードは、
前記UEに、前記BSから、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという指示を有する前記デフォルト起動構成を受信させるためのコード、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C47]
前記UEに、第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作させるためのコードと、
前記UEに、第2の時間期間の間前記第2の起動構成を使用して動作させるためのコードと、
をさらに備える、C46に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C48]
前記UEに、前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作させるための前記コードは、
前記UEに、タイマーに基づいて前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作させるためのコード、
を含む、C47に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C49]
前記UEに、前記デフォルト起動構成を受信させるための前記コードは、
前記UEに、前記BSから、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を受信させるためのコード、
を含む、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C50]
プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
基地局(BS)に、ユーザ機器(UE)に、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信させるためのコードと、
前記BSに、トラフィック負荷に基づいて、WUS機会中に前記UEに起動信号(WUS)を送信すべきかどうかを決定させるためのコードと、
前記BSに、前記WUS機会に関連する持続時間中に、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信させるためのコードと、
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C51]
前記トラフィック負荷に基づいて前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すべきかどうかを前記決定することは、
前記BSに、前記トラフィック負荷が第1のしきい値を下回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信しないと決定させるためのコードと、
前記BSに、前記トラフィック負荷が第2のしきい値を上回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すると決定させるためのコードと、
のうちの少なくとも1つを含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C52]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数の不連続受信(DRX)オン持続時間を含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C53]
前記BSに、前記デフォルト起動構成を送信させるための前記コードは、
前記BSに、前記UEへ、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を送信させるためのコード、
を含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C54]
前記BSに、前記デフォルト起動構成を送信させるための前記コードは、
前記BSに、前記UEへ、前記WUS機会中に前記WUSを送信させるためのコード、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C55]
前記BSに、前記デフォルト起動構成を送信させるための前記コードは、
前記BSに、前記UEへ、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信させるためのコード、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C56]
前記BSに、前記デフォルト起動構成を送信させるための前記コードは、
前記BSに、前記UEへ、タイマーに基づいて、前記第1のデフォルト起動構成または前記第2のデフォルト起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信させるためのコード、
を含む、C55に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C57]
前記BSに、前記デフォルト起動構成を送信させるための前記コードは、
前記BSに、帯域幅部分(BWP)または前記UEを含むUEのグループに関連するキャリアのうちの1つまたは複数に基づいて、UEの前記グループに前記デフォルト起動構成を送信させるためのコード、
を含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C58]
前記BSに、前記デフォルト起動構成を送信させるための前記コードは、
前記BSに、前記UEへ、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信させるためのコード、
を含む、C50に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C59]
装置であって、
基地局(BS)から、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を受信するための手段と、
起動信号(WUS)機会中に、前記BSからのWUSを監視するための手段と、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたのかどうかを決定するための手段と、
前記デフォルト起動構成と前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかとに基づいて、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視を実施するための手段と、
を備える、装置。
[C60]
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されたかどうかを決定するための前記手段は、
前記WUSが前記WUS機会中に前記BSから受信されなかったと決定するための手段、
を含む、C59に記載の装置。
[C61]
前記PDCCH監視を実施するための前記手段は、
前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をスキップするための手段、
を含む、C60に記載の装置。
[C62]
前記PDCCH監視を実施するための前記手段は、
前記WUS機会に関連する持続時間の間PDCCH監視をアクティブに実施するための手段、
を含む、C60に記載の装置。
[C63]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数のDRXオン持続時間を含む、C61またはC62に記載の装置。
[C64]
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を受信するための手段、
を含む、C59に記載の装置。
[C65]
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、前記WUS機会中に前記WUSを受信するための手段、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を含む、C59に記載の装置。
[C66]
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという指示を有する前記デフォルト起動構成を受信するための手段、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、C59に記載の装置。
[C67]
第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作するための手段と、
第2の時間期間の間前記第2の起動構成を使用して動作するための手段と
をさらに備える、C66に記載の装置。
[C68]
前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作するための前記手段は、
タイマーに基づいて前記第1の時間期間の間前記第1の起動構成を使用して動作するための手段、
を含む、C67に記載の装置。
[C69]
前記デフォルト起動構成を受信するための前記手段は、
前記BSから、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を受信するための手段、
を含む、C59に記載の装置。
[C70]
装置であって、
ユーザ機器(UE)に、不連続受信(DRX)動作に関連するデフォルト起動構成を送信するための手段と、
トラフィック負荷に基づいて、WUS機会中に前記UEに起動信号(WUS)を送信すべきかどうかを決定するための手段と、
前記WUS機会に関連する持続時間中に、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)信号を送信するための手段と、
を備える、装置。
[C71]
前記トラフィック負荷に基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すべきかどうかを決定するための前記手段は、
前記トラフィック負荷が第1のしきい値を下回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信しないと決定するための手段と、
前記トラフィック負荷が第2のしきい値を上回ることに基づいて、前記WUS機会中に前記UEに前記WUSを送信すると決定するための手段と、
のうちの少なくとも1つを含む、C70に記載の装置。
[C72]
前記WUS機会に関連する前記持続時間は、前記WUS機会に関連する1つまたは複数の不連続受信(DRX)オン持続時間を含む、C70に記載の装置。
[C73]
前記デフォルト起動構成を送信するための前記手段は、
前記UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PDCCHシグナリング、または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)シグナリングのうちの少なくとも1つを介して前記デフォルト起動構成を送信するための手段、
を含む、C70に記載の装置。
[C74]
前記デフォルト起動構成を送信するための前記手段は、
前記UEに、前記WUS機会中に前記WUSを送信するための手段、前記WUSは、前記デフォルト起動構成を含む、
を含む、C70に記載の装置。
[C75]
前記デフォルト起動構成を送信するための前記手段は、
前記UEに、第1の起動構成で動作するまたは第2の起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信するための手段、前記第2の起動構成は、前記第1の起動構成とは異なる、
を含む、C70に記載の装置。
[C76]
前記デフォルト起動構成を送信するための前記手段は、
前記UEに、タイマーに基づいて、前記第1のデフォルト起動構成または前記第2のデフォルト起動構成で動作するという前記UEのための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信するための手段、
を含む、C75に記載の装置。
[C77]
前記デフォルト起動構成を送信するための前記手段は、
帯域幅部分(BWP)または前記UEを含むUEのグループに関連するキャリアのうちの1つまたは複数に基づいて、UEの前記グループに前記デフォルト起動構成を送信するための手段、
を含む、C70に記載の装置。
[C78]
前記デフォルト起動構成を送信するための前記手段は、
前記UEに、非周期的チャネル状態基準信号(A-CSI-RS)トリガ、PDCCH監視低減、帯域幅部分(BWP)の切替え、または2次セル(Scell)起動のうちの1つまたは複数のための指示を有する前記デフォルト起動構成を送信するための手段、
を含む、C70に記載の装置。