(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-05
(45)【発行日】2025-02-14
(54)【発明の名称】送金サービスのための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/10 20120101AFI20250206BHJP
【FI】
G06Q20/10
(21)【出願番号】P 2023032832
(22)【出願日】2023-03-03
【審査請求日】2023-03-03
(31)【優先権主張番号】10-2022-0031669
(32)【優先日】2022-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ジウォン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヨンミン
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ミンジョン
(72)【発明者】
【氏名】パク,セイン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,スオッ
【審査官】久宗 義明
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-507408(JP,A)
【文献】特開2020-086590(JP,A)
【文献】特開2019-185767(JP,A)
【文献】特表2016-532979(JP,A)
【文献】再公表特許第2018/179805(JP,A1)
【文献】特開2019-204536(JP,A)
【文献】特開2016-095846(JP,A)
【文献】特開2022-012086(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0364690(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0099409(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法であって、
前記メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントの端末から、前記メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントに対する送金要求を受信するステップと、
前記第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップと、
前記家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、前記第1ユーザアカウントの送金許容状態を判断するステップと、
前記送金許容状態に基づいて前記送金サーバに前記送金要求を送信するステップと、
を含む、送金サービスを提供する方法。
【請求項2】
前記家族アカウント加入の有無を判断するステップは、前記送金要求が受信されたチャットルームのタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップを含む、請求項1に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項3】
前記家族アカウント加入の有無を判断するステップは、前記送金要求の受取人として指定された前記第2ユーザアカウントのプロフィールタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップを含む、請求項1に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項4】
前記送金サーバから、前記家族アカウントによって前記第1ユーザアカウントに設定された送金限度に基づいて生成された前記送金要求に対応する送金取引情報を受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項5】
前記送金条件は、前記家族アカウントの管理者アカウントによって前記家族アカウントのメンバーアカウントに設定される、請求項1に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項6】
前記送金許容状態を判断するステップは、
送金許容の有無に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求が発生したチャットルームを通した送金許容の有無を判断するステップと、
送金限度に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求に含まれた送金金額の送金許容の有無を判断するステップと、
のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項7】
前記送金サーバから、前記第2ユーザアカウントを受取人として含む送金取引情報を受信するステップと、
前記送金取引情報に基づいて、前記第2ユーザアカウントに送金通知メッセージを送信するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の送金サービスを提供する方法。
【請求項8】
送金サービスを提供するサーバの動作方法であって、
家族アカウントの生成要求に反応して、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含む家族アカウントを生成するステップと、
前記管理者アカウントの端末から、前記メンバーアカウントに対する送金条件の設定要求を受信するステップと、
前記家族アカウントに加入された前記メンバーアカウントであるものと判断された第1ユーザアカウントの送金要求を受信するステップと、
前記メンバーアカウントに対して設定された前記送金条件に基づいて、前記送金要
求を処理するステップと、
を含み、
前記第1ユーザアカウントが前記家族アカウントに加入された前記メンバーアカウントであるか否かは、
前記送金要求が受信されたチャットルームのタイプ及び前記送金要求の受取人として指定された第2ユーザアカウントのプロフィールタイプのうち少なくとも1つに基づいて判断される、サーバの動作方法。
【請求項9】
前記管理者アカウントは成人認証された保護者アカウントを含み、
前記メンバーアカウントは被保護者アカウントを含む、請求項8に記載のサーバの動作方法。
【請求項10】
前記家族アカウントを生成するステップは、
前記家族アカウントの生成を要求したユーザアカウントの成人の有無を認証するステップと、
成人認証された前記ユーザアカウントを管理者アカウントとして含む前記家族アカウントを生成するステップと、
前記管理者アカウントによって前記家族アカウントのメンバーアカウントとして指定されたユーザアカウントの端末に招待要求を送信するステップと、
前記招待要求を受諾したユーザアカウントを前記家族アカウントのメンバーアカウントに追加するステップと、
を含む、請求項8に記載のサーバの動作方法。
【請求項11】
前記送金条件は、
予め決定されたタイプのチャットルームを通した送金許容の有無と、
前記予め決定されたタイプのチャットルームを通した1日送金限度金額と、
前記予め決定されたタイプのチャットルームを通した1回送金限度金額と、
のうち少なくとも1つを含む、請求項8に記載のサーバの動作方法。
【請求項12】
ハードウェアと結合して請求項1~11のいずれか一項に記載の方法を実行させるために媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項13】
送金サーバと連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバであって、
メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントの端末から、前記メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントに対する送金要求を受信し、
前記第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断し、
前記家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、前記第1ユーザアカウントの送金許容状態を判断し、
前記送金許容状態に基づいて前記送金サーバに前記送金要求を送信する、
少なくとも1つのプロセッサを含む、メッセージングサーバ。
【請求項14】
前記プロセッサは、
前記家族アカウント加入の有無を判断することにおいて、
前記送金要求が受信されたチャットルームのタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断する、請求項13に記載のメッセージングサーバ。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記家族アカウント加入の有無を判断することにおいて、
前記送金要求の受取人として指定された前記第2ユーザアカウントのプロフィールタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断する、請求項13に記載のメッセージングサーバ。
【請求項16】
前記プロセッサは、前記送金サーバから、前記家族アカウントによって前記第1ユーザアカウントに設定された送金限度に基づいて生成された前記送金要求に対応する送金取引情報を受信する、請求項13に記載のメッセージングサーバ。
【請求項17】
前記送金条件は、前記家族アカウントの管理者アカウントによって前記家族アカウントのメンバーアカウントに設定される、請求項13に記載のメッセージングサーバ。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記送金許容状態を判断することにおいて、
送金許容の有無に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求が発生したチャットルームを通した送金許容の有無を判断する動作と、
送金限度に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求に含まれた送金金額の送金許容の有無を判断する動作と、
のうち少なくとも1つを行う、請求項13に記載のメッセージングサーバ。
【請求項19】
前記プロセッサは、
前記送金サーバから、前記第2ユーザアカウントを受取人として含む送金取引情報を受信し、
前記送金取引情報に基づいて、前記第2ユーザアカウントに送金通知メッセージを送信する、請求項13に記載のメッセージングサーバ。
【請求項20】
送金サービスを提供するサーバであって、
家族アカウントの生成要求に反応して、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含む家族アカウントを生成し、
前記管理者アカウントの端末から、前記メンバーアカウントに対する送金条件の設定要求を受信し、
前記家族アカウントに加入された前記メンバーアカウントであるものと判断された第1ユーザアカウントの送金要求を受信し、
前記メンバーアカウントに対して設定された前記送金条件に基づいて、前記送金要
求を処理し、
前記第1ユーザアカウントが前記家族アカウントに加入された前記メンバーアカウントであるか否かは、
前記送金要求が受信されたチャットルームのタイプ及び前記送金要求の受取人として指定された第2ユーザアカウントのプロフィールタイプのうち少なくとも1つに基づいて判断される、
少なくとも1つのプロセッサを含む、サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下、実施形態は送金サービスのための方法及び装置に関し、具体的に、送金サービスを提供するサーバ及び送金サービスを使用するクライアントに関する。
【背景技術】
【0002】
フィンテック(Financial Technology;FinTech)は、金融(Finance)と技術(Technology)の合成語として、モバイル、ビッグデータ、SNSなどの情報技術を基盤にした金融サービス及び産業を指す。フィンテック技術を用いて既存の金融サービスと差別化された様々な金融サービスが登場し、例えば、モバイルバンキングとアプリカードなどが挙げられる。最近、フィンテックサービスが幅広くなり、銀行に訪問することなくコンピュータやモバイルを用いて振り替え又は入金のようなバンキング業務を直接処理することができ、オンライン送金サービスが盛んに利用されている。従来には、オンライン送金サービスを使用するために公認証明書を使用したり、受取人の名前、銀行名及び口座番号などのような個人的な情報に対する交換が必須であったが、最近では認証過程を単純化したり、送金取引に必要な情報を単純化するなど、便利なオンライン送金サービスを提供するための技術が盛んに開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
実施形態によって、ユーザアカウントのグループである家族アカウントに基づいて、保護者アカウントが被保護者アカウントの送金サービス利用を管理する技術を提供することにある。
【0004】
実施形態によって、ユーザアカウントのグループである家族アカウントに基づいて、特定タイプのチャットルームにおける被保護者アカウントの送金サービス利用を保護者アカウントが管理可能な技術を提供することにある。
【0005】
但し、技術的な課題は上述した技術的な課題に限定されず、更なる技術的な課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一側面に係るメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法は、前記メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントの端末から、前記メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントに対する送金要求を受信するステップと、前記第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップと、前記家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、前記第1ユーザアカウントの送金許容状態を判断するステップと、前記送金許容状態に基づいて前記送金サーバに前記送金要求を送信するステップとを含む。
【0007】
前記家族アカウント加入の有無を判断するステップは、前記送金要求が受信されたチャットルームのタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップを含むことができる。
【0008】
前記家族アカウント加入の有無を判断するステップは、前記送金要求の受取人として指定された前記第2ユーザアカウントのプロフィールタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップを含むことができる。
【0009】
前記送金サービスを提供する方法は、前記送金サーバから、前記家族アカウントによって前記第1ユーザアカウントに設定された送金限度に基づいて生成された前記送金要求に対応する送金取引情報を受信するステップをさらに含むことができる。
【0010】
前記送金条件は、前記家族アカウントの管理者アカウントによって前記家族アカウントのメンバーアカウントに設定されることができる。
【0011】
前記送金許容状態を判断するステップは、送金許容の有無に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求が発生したチャットルームを通した送金許容の有無を判断するステップと、送金限度に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求に含まれた送金金額の送金許容の有無を判断するステップのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0012】
前記送金サービスを提供する方法は、前記送金サーバから、前記第2ユーザアカウントを受取人として含む送金取引情報を受信するステップと、前記送金取引情報に基づいて、前記第2ユーザアカウントに送金通知メッセージを送信するステップとをさらに含むことができる。
【0013】
一側面に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法は、家族アカウントの生成要求に反応して、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含む家族アカウントを生成するステップと、前記管理者アカウントの端末から、前記メンバーアカウントに対する送金条件の設定要求を受信するステップと、前記メンバーアカウントに対して設定された前記送金条件に基づいて、前記メンバーアカウントの送金要請を処理するステップとを含む。
【0014】
前記管理者アカウントは成人認証された保護者アカウントを含み、前記メンバーアカウントは被保護者アカウントを含むことができる。
【0015】
前記家族アカウントを生成するステップは、前記家族アカウントの生成を要求したユーザアカウントの成人の有無を認証するステップと、前記成人認証された前記ユーザアカウントを管理者アカウントとして含む前記家族アカウントを生成するステップと、前記管理者アカウントによって前記家族アカウントのメンバーアカウントとして指定されたユーザアカウントの端末に招待要求を送信するステップと、前記招待要求を受諾したユーザアカウントを前記家族アカウントのメンバーアカウントに追加するステップとを含むことができる。
【0016】
前記送金条件は、予め決定されたタイプのチャットルームを通した送金許容の有無と、前記予め決定されたタイプのチャットルームを通した1日送金限度金額と、前記予め決定されたタイプのチャットルームを通した1回送金限度金額のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0017】
一側面に係る送金サーバと連動して送金サービスを提供するメッセージングサーバは、メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントの端末から、前記メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントに対する送金要求を受信し、前記第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断し、前記家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、前記第1ユーザアカウントの送金許容状態を判断し、前記送金許容状態に基づいて前記送金サーバに前記送金要求を送信する少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0018】
前記プロセッサは、前記家族アカウント加入の有無を判断することにおいて、前記送金要求が受信されたチャットルームのタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断することができる。
【0019】
前記プロセッサは、前記家族アカウント加入の有無を判断することにおいて、前記送金要求の受取人として指定された前記第2ユーザアカウントのプロフィールタイプに基づいて、前記第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断することができる。
【0020】
前記プロセッサは、前記送金サーバから、前記家族アカウントによって前記第1ユーザアカウントに設定された送金限度に基づいて生成された前記送金要求に対応する送金取引情報を受信することができる。
【0021】
前記送金条件は、前記家族アカウントの管理者アカウントによって前記家族アカウントのメンバーアカウントに設定されることができる。
【0022】
前記プロセッサは、前記送金許容状態を判断することにおいて、送金許容の有無に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求が発生したチャットルームを通した送金許容の有無を判断する動作と、送金限度に関する前記送金条件に基づいて、前記送金要求に含まれた送金金額の送金許容の有無を判断する動作のうち少なくとも1つを行うことができる。
【0023】
前記プロセッサは、前記送金サーバから、前記第2ユーザアカウントを受取人として含む送金取引情報を受信し、前記送金取引情報に基づいて、前記第2ユーザアカウントに送金通知メッセージを送信することができる。
【0024】
一側面に係る送金サービスを提供するサーバは、家族アカウントの生成要求に反応して、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含む家族アカウントを生成し、前記管理者アカウントの端末から、前記メンバーアカウントに対する送金条件の設定要求を受信し、前記メンバーアカウントに対し設定された前記送金条件に基づいて、前記メンバーアカウントの送金要求を処理する少なくとも1つのプロセッサを含むサーバを含む。
【発明の効果】
【0025】
本発明によると、実施形態によってユーザアカウントのグループである家族アカウントに基づいて、保護者アカウントが被保護者アカウントの送金サービス利用を管理することができる。
【0026】
本発明によると、実施形態によってユーザアカウントのグループである家族アカウントに基づいて、特定タイプのチャットルームにおける被保護者アカウントの送金サービス利用を保護者アカウントが管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【
図2A】一実施形態に係る家族アカウントの管理者アカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図2B】一実施形態に係る家族アカウントの管理者アカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図2C】一実施形態に係る家族アカウントの管理者アカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図3A】一実施形態に係る家族アカウントのメンバーアカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図3B】一実施形態に係る家族アカウントのメンバーアカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図3C】一実施形態に係る家族アカウントのメンバーアカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図3D】一実施形態に係る家族アカウントのメンバーアカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【
図4】一実施形態に係る送金システムを示す図である。
【
図5】一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法の動作フローチャートである。
【
図6】一実施形態に係る送金要求受信に反応して送金要求を処理するサーバの動作を説明するための図である。
【
図7A】一実施形態に係る送金不可に関する通知メッセージを例示する図である。
【
図7B】一実施形態に係る送金不可に関する通知メッセージを例示する図である。
【
図8】一実施形態に係るサーバの構成の例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0029】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、「第1構成要素」は「第2構成要素」に命名することができ、同様に、「第2構成要素」は「第1構成要素」にも命名することができる。
【0030】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0031】
単数の表現は文脈上、明白に異なる意味を有しない限り複数の表現を含む。本開示において、「含む」又は「有する」などの用語は、説明された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものが存在するものと指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0032】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0033】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0034】
図1は、一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法のフローチャートである。
【0035】
図1を参照すると、一実施形態に係る送金サービスを提供するサーバの動作方法は、家族アカウントの生成要求に反応して、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含む家族アカウントを生成するステップS110、管理者アカウントの端末から、メンバーアカウントに対する送金条件の設定要求を受信するステップS120、及びメンバーアカウントに対して設定された送金条件に基づいて、メンバーアカウントの送金要求を処理するステップS130を含む。
【0036】
一実施形態に係るサーバは、送金サービスを提供するサーバであって、加入したユーザの口座を生成及び管理し、口座を用いて一定の金額を送金及び受取するサービスを提供することができる。一例として、口座は銀行口座を意味し、一定の貨幣価値を有する仮想の電子貨幣を格納するオンライン口座を意味してもよい。
【0037】
一実施形態によれば、サーバは、サービスに加入したユーザ間のメッセージを送受信したり、加入したユーザに通知メッセージを送信するメッセージングサービスを提供することができる。サーバは、加入したユーザの端末にインストールされたメッセンジャーアプリケーションを介して送受信されるインスタントメッセージに基づいたメッセージングサービスを提供してもよく、又は、移動通信事業者が提供するSMS(short message service)に基づいてメッセージングサービスを提供してもよい。
【0038】
一実施形態によれば、サーバは、メッセンジャーアプリケーションを介して送金サービスを提供することができる。例えば、サービスに加入したユーザは、メッセンジャーアプリケーションを用いてサーバに他のユーザに対する一定の金額の送金を要求し、サーバは受信された送金要求を処理することができる。
【0039】
一実施形態によれば、サーバで提供する送金サービス及びメッセージングサービスは、区分されるサーバによって提供されることができる。例えば、サーバはメッセージングサービスを提供するためのメッセージングサーバ及び送金サービスを提供するための送金サーバを含んでもよい。送金サーバ及びメッセージングサーバに区分される実施形態については、以下で説明する。
【0040】
一実施形態に係るサーバは、加入を要求したユーザに対応するアカウントを生成し、生成されたアカウントにログインされたクライアントはサーバで提供するサービスを使用することができる。クライアントは、サーバで提供するサービスのアカウントにログインされたユーザの端末(又は、ユーザアカウントの端末)を含んでもよい。
【0041】
一実施形態によれば、サーバは、加入を要求したユーザの実名情報に基づいてアカウントを生成することができる。例えば、サーバは、加入を要求したユーザの認証された実名情報及び/又は加入を要求したユーザの実名の名義の携帯電話番号に基づいてユーザのアカウントを生成してもよい。アカウントは、サーバでサービスに加入したユーザを識別するための単位である。
【0042】
一実施形態によれば、サービスに加入したユーザアカウントは、家族アカウントでグループ化されてもよい。家族アカウントは、任意の関係にある複数のユーザアカウントのグループであって、例えば、両親と子供の関係にある複数のユーザアカウント、保護者と被保護者の関係にある複数のユーザアカウント、及び/又は管理者と管理対象者の関係にある複数のユーザアカウントを含むグループを含んでもよい。
【0043】
一実施形態によれば、家族アカウントは、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含んでもよい。管理者アカウントは、管理者資格が認証されたユーザであって、例えば、成人認証された保護者アカウントを含んでもよい。メンバーアカウントは、家族アカウントに含まれたユーザアカウントのうち管理者アカウントでないユーザアカウントであって、例えば、未成年者、心身微弱者及び/又は制限能力者を含む被保護者アカウントを含んでもよい。保護者アカウントと被保護者アカウントは、未成年者とその両親のように法的に保護者と被保護者の関係にあるユーザアカウントだけでなく、契約により保護者と被保護者の関係を結んだユーザアカウントを含んでもよい。一例として、被保護者アカウントは、未成年者アカウントを含んでもよく、未成年者アカウントは、サービスに加入時に入力される実名情報のうちユーザの実際の年齢に基づいて判断されることができる。家族アカウントの管理者アカウントは、当該の家族アカウントのメンバーアカウントに対する送金条件のようなサービス利用に関する条件を設定することができる。
【0044】
一実施形態に係るステップS110は、サービスに加入した任意のユーザアカウントの端末から受信された家族アカウントの生成要求に反応して家族アカウントを生成するステップを含む。一例として、管理者資格の確認されたユーザアカウントの端末は、サーバに家族アカウントの生成を要求することができる。管理者資格は、成人認証の有無により確認される。家族アカウントの生成を要求した管理者資格が確認されたユーザアカウントは、生成された家族アカウントの管理者アカウントとして指定される。生成された家族アカウントの管理者アカウントの端末は、他のユーザアカウントを家族アカウントのメンバーアカウントに招待することができ、招待を受諾したユーザアカウントは、家族アカウントのメンバーアカウントに追加されてもよい。言い換えれば、一実施形態に係るステップS110は、家族アカウントの生成を要求したユーザアカウントの成人有無を認証するステップ、成人認証されたユーザアカウントを管理者アカウントとして含む家族アカウントを生成するステップ、管理者アカウントによって家族アカウントのメンバーアカウントとして指定されたユーザアカウントの端末に招待要求を送信するステップ、及び招待要求を受諾したユーザアカウントを家族アカウントのメンバーアカウントに追加するステップを含む。
【0045】
一実施形態によれば、管理者資格の認証されていない任意のユーザアカウントは、管理者資格の確認された少なくとも1つのユーザアカウントを家族アカウントの管理者に指定し、家族アカウントの生成を要求することができる。
【0046】
一実施形態に係るステップS120は、生成された家族アカウントの管理者アカウントの端末から、当該家族アカウントのメンバーアカウントそれぞれに対する送金条件の設定要求を受信するステップを含む。例えば、送金条件は、予め決定されたタイプのチャットルームを通した送金許容の有無、予め決定されたタイプのチャットルームを通した1日送金限度金額、及び予め決定されたタイプのチャットルームを通した1回送金限度金額のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0047】
一実施形態によれば、予め決定されたタイプのチャットルームは、匿名チャットルームを含んでもよい。匿名チャットルームは、実名に基づいたアカウントではない臨時プロフィールを介して参加するチャットルームである。一例として、匿名チャットルームサービスは、出願人であるカカオが提供するオープンチャット(株式会社カカオの登録商標)サービス、具体的に、出願人のカカオトークアプリケーションで提供される非知り合い基盤のオープンチャットサービスを含んでもよく、匿名チャットルームは、出願人であるカカオが提供するオープンチャットサービスのチャットルーム(又は、チャットルーム)を意味する。カカオが提供しているオープンチャットサービスは、匿名チャットルームサービスの一例に過ぎず、これに限定されることなく、匿名チャットルームサービスは、実名に基づいたアカウントではない臨時プロフィールを介して参加するチャットルームを提供するサービスを含んでもよい。臨時プロフィールは、ユーザのアカウントに臨時に付与されるプロフィールであって、ユーザの実名情報ではないユーザによって入力された任意の名前又はサーバで任意に生成された名前を識別情報として含んでもよい。言い換えれば、匿名チャットルームは、ユーザの実名情報に基づいたアカウントを露出せず、臨時に生成された臨時プロフィールを介して参加できるチャットルームである。匿名チャットルームは、アカウントの知っている他のユーザとチャットするための一般のチャットルームとは異なり、互いにアカウントを共有しないユーザ間のチャットを行うことのできる手段として使用できる。一実施形態に係る匿名チャットルームは、1:1チャットルーム又は2以上のユーザを参加者として含むグループチャットルームの形態を含んでもよい。
【0048】
予め決定されたタイプのチャットルームは、匿名チャットルームに制限されず、実名に基づいたアカウントが参加するチャットルーム、互いにアカウント情報を知っている友人関係にあるユーザアカウントが参加するチャットルームなど、多様なタイプのチャットルームを含むことができる。
【0049】
一実施形態によれば、チャットルームタイプごとに送金条件が設定されることができる。例えば、家族アカウントの管理者アカウントは、メンバーアカウントに対して送金条件を設定するとき、第1タイプのチャットルームに対応する送金条件及び第2タイプのチャットルームに対応する送金条件を相違に設定することができる。
【0050】
一実施形態によれば、サーバは、ステップS130により、メンバーアカウントから送金要求が受信された場合、当該メンバーアカウントに対して設定された送金条件に基づいて送金要求を処理する。一例として、メンバーアカウントに対して特定のチャットルーム(例えば、匿名チャットルーム)を通した送金を許容しない条件が設定されている場合、サーバは、当該チャットルームを通したメンバーアカウントの送金要求を処理しなくてもよい。また、一例として、メンバーアカウントの送金要求が設定された送金限度を超過する場合、サーバは、メンバーアカウントの当該の送金要求を処理しなくてもよい。送金条件に基づいてメンバーアカウントの送金要求が処理されていない場合、サーバはメンバーアカウントの端末に送金が処理されていないことを通知するためのメッセージを送信する。送金条件に基づいて送金要求を処理するサーバの具体的な動作については、以下で説明する。
【0051】
図2A~
図2Cは、一実施例による家族アカウントの管理者アカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示した図である。
【0052】
図2Aを参照すると、家族アカウントの管理者アカウントの端末(以下、管理者に称する)に家族アカウントの管理のためのインターフェース210が提供される。管理者は、インターフェース210内の家族アカウントのメンバーアカウントを追加するためのインターフェーシングオブジェクト211を介してサーバに家族アカウントのメンバーアカウントの追加を要求することができる。インターフェーシングオブジェクトは、ユーザの入力に反応して予め決定された動作を行うように実現されたオブジェクトとして、例えば、ユーザのクリック入力に反応して他のインターフェースを呼び出すボタンを含んでもよい。サーバは、メンバーアカウントとして指定されたユーザアカウントの端末に家族アカウントの招待要求を送信する。招待を受諾したユーザアカウント212,213は、家族アカウントのメンバーアカウントに追加される。招待要求が送信されたが、まだ招待を受諾していないユーザアカウント214は、メンバーアカウントと区分するために「招待中」という状態に表示されてもよい。
【0053】
一実施形態によれば、管理者は、メンバーアカウントの管理のためのインターフェーシングオブジェクト215を介してメンバーアカウントそれぞれの管理のためのインターフェース(例えば、
図2Bのインターフェース220)に進入することができる。
図2Bを参照すると、管理者アカウントの端末にメンバーアカウントの管理のためのインターフェース220が提供される。インターフェース220は、メンバーアカウントの家族アカウントに加入した日付情報及び送金条件の設定のためのインターフェーシングオブジェクト221を含むことができる。一例として、管理者は、メンバーアカウントを家族アカウントから脱退させるためのインターフェーシングオブジェクト222を介して当該メンバーアカウントを家族アカウントから脱退させてもよく、管理者によって脱退されたアカウントは、これ以上家族アカウントに加入したメンバーアカウントに該当しない。
【0054】
一実施形態によれば、管理者は、メンバーアカウントの送金条件の設定のためのインターフェーシングオブジェクト221を介してメンバーアカウントの送金条件の設定のためのインターフェース(例えば、
図2Cのインターフェース230)に進入することができる。
図2Cを参照すると、管理者アカウントの端末にメンバーアカウントの送金条件の設定のためのインターフェース230が提供されている。管理者は、インターフェース230を介して予め決定されたタイプのチャットルーム(例えば、匿名チャットルーム又はオープンチャットルーム)を通した送金許容の有無を設定し、予め決定されたタイプのチャットルーム(例えば、匿名チャットルーム又はオープンチャットルーム)を通した1回送金限度及び1日送金限度を設定してもよい。
【0055】
図3A~
図3Dは、一実施形態に係る家族アカウントのメンバーアカウントの端末に提供される家族アカウント管理のためのインターフェース画面を例示する図である。
【0056】
図3Aを参照すると、家族アカウントのメンバーアカウントの端末(以下、メンバーに称する)に家族アカウントの管理のためのインターフェース310が提供されることができる。メンバーは、インターフェース310内の家族アカウントのメンバーアカウントを追加するためのインターフェーシングオブジェクト311を介して、サーバに家族アカウントの管理者アカウント又はメンバーアカウントの追加を要求する。サーバは、管理者アカウント又はメンバーアカウントとして指定されたユーザアカウントの端末に家族アカウントの招待要求を送信する。招待を受諾したユーザアカウント312,313は、家族アカウントの管理者アカウント又はメンバーアカウントに追加される。一例として、すでに家族アカウントの管理者アカウントが追加された場合、サーバは管理者アカウントの許容に基づいて、招待対象者ユーザアカウントの端末に招待要求を送信したり、招待を受諾したユーザアカウントをメンバーアカウントに追加してもよい。招待要求が送信されたが、まだ招待を受諾していないユーザアカウント314は、メンバーアカウントと区分するために「招待中」という状態に表示されてもよい。
【0057】
一実施形態によれば、メンバーは、自身のメンバーアカウントの管理のためのインターフェーシングオブジェクト315を介して自身のメンバーアカウントの管理のためのインターフェース(例えば、
図3Bのインターフェース320)に進入することができる。
図3Bを参照すると、メンバーアカウントの端末に自身のメンバーアカウントの管理のためのインターフェース320が提供され得る。インターフェース320は、メンバーアカウントの家族アカウントに加入した日付情報及び設定された送金条件の確認のためのインターフェーシングオブジェクト321を含んでもよい。一例として、メンバーは、家族アカウントから脱退するためのインターフェーシングオブジェクト322を介して加入した家族アカウントから脱退を要求する。脱退要求によってメンバーアカウントは、家族アカウントから脱退し、脱退した場合、これ以上家族アカウントに加入したメンバーアカウントに該当しない。一例として、メンバーアカウントの脱退要求は、管理者アカウントの脱退承認に基づいて脱退処理が完了されてもよい。
【0058】
一実施形態によれば、メンバーは、自身のアカウントの送金条件の確認のためのインターフェーシングオブジェクト321を介して自身のメンバーアカウントの送金条件の確認のためのインターフェース(例えば、
図3Cのインターフェース330)に進入することができる。
図3Cを参照すると、メンバーアカウントの端末に自身のアカウントに設定された送金条件の確認のためのインターフェース330が提供される。メンバーは、インターフェース330を介して予め決定されたタイプのチャットルーム(例えば、匿名チャットルーム又はオープンチャットルーム)を通した送金許容の有無の設定を確認し、予め決定されたタイプのチャットルーム(例えば、匿名チャットルーム又はオープンチャットルーム)を通した1回送金限度及び1日送金限度の設定を確認することができる。
【0059】
図3Aを参照すると、一実施形態に係るメンバーは、家族アカウントの他のメンバーアカウント又は管理者アカウントの参照のためのインターフェーシングオブジェクト316を介して家族アカウントの他のメンバーアカウント又は管理者アカウントの参照のためのインターフェース(例えば、
図3Dのインターフェース340)に進入することができる。
図3Dを参照すると、インターフェース340を介してメンバーは、他のメンバーアカウント又は管理者アカウントに関する情報を参照し、インターフェーシングオブジェクト341を介して当該のアカウントに設定された送金条件を確認するためのインターフェースに進入することができる。
【0060】
図4は、一実施形態に係る送金システムを示す図である。
【0061】
上述したように、
図1を参照して上述した送金サービスを提供するサーバは、メッセージングサーバ410及び送金サーバ420を含む。
図4を参照すると、一実施形態に係る送金システムは、メッセージングサーバ410、送金サーバ420及びクライアント430を含む。メッセージングサーバ410及び送金サーバ420は、互いに連動して送金サービスを提供する装置を含む。クライアント430は、メッセージングサーバ410及び送金サーバ420で提供する送金サービスのユーザの端末を含む。
【0062】
一実施形態に係るメッセージングサーバ410は、メッセージングサービスを提供するサーバであって、メッセージングサーバ410で提供するサービスに加入したユーザ間のメッセージを送受信したり、加入したユーザに通知メッセージを送信するメッセージングサービスを提供することができる。
【0063】
一例として、メッセージングサーバ410において、メッセージは、受信者として指定されたユーザのアカウントに伝達され、ユーザのアカウントに対応してユーザが参加するチャットルームのリスト及びチャットルームで送受信されたメッセージが格納される。クライアント430は、自分のアカウントとは異なるユーザのアカウントを友人関係として設定し、友人関係として設定された他のユーザのアカウントとメッセージングサーバ410を介してメッセージを送受信することができる。
【0064】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ410は、メッセージングサービスに加入したユーザだけでなく、メッセージングサーバ410と連動された他のサービスに加入したユーザにメッセージングサービスを提供することができる。クライアント430は、メッセージングサーバ410と連動された他のサービスのアカウントでログインし、メッセージングサーバ410で提供するサービスを使用できる。一実施形態に係るメッセージングサーバ410は、匿名チャットルームサービスを提供することができる。
【0065】
一実施形態に係る送金サーバ420は、メッセージングサーバ410と連動して送金サービスを提供するサーバであって、加入したユーザの口座を生成及び管理し、口座を用いて一定の金額を送金及び受取するサービスを提供することができる。例えば、送金サーバ420は、銀行のオンラインバンキングサーバ、アプリケーションを介して送金サービスを提供するオンラインバンキングサーバを含んでもよい。
【0066】
一実施形態によれば、送金サーバ420は、加入を要求したユーザに対応するアカウントを生成し、生成されたアカウントにログインされたクライアント430は、送金サーバ110で提供するサービスを使用することができる。一実施形態によれば、同じユーザのメッセージングサーバ410に対応するアカウントと送金サーバ420に対応するアカウントは互いに連動することができ、例えば、メッセージングサーバ410は、送金サーバ420に対応するアカウントからメッセージングサーバ410に対応するアカウントを識別し、送金サーバ420は、メッセージングサーバ410に対応するアカウントから送金サーバ420に対応するアカウントを識別することができる。
【0067】
一実施形態によれば、メッセージングサーバ410は、送金サーバ420と連動して送金サービスを提供することができる。一例として、メッセージングサーバ410は、メッセージングサービスに加入したユーザにメッセージングアプリケーション又はチャットルームインターフェースを介して他のユーザのアカウントで送金を要求し、他のユーザのアカウントから送金された金額の受取を要求する機能を提供できる。送金サーバ420は、メッセージングサーバ410に送金を要求した送金人及び要求された送金の受取人を識別し、送金サーバ420で提供する送金人の口座と受取人の口座との間の送金取引を処理できる。メッセージングサーバ410は、送金サーバ230で処理された送金取引に対するメッセージをユーザのアカウントに伝達する。言い換えれば、メッセージングサーバ410は、生成されたアカウントにログインされたクライアント430に送金サーバ130と連動して送金サービスを提供することができる。一実施形態によれば、メッセージングサーバ410は、送金サーバ420と連動してアカウント情報の分からない匿名チャットルームの他の参加者を受取人として指定し、送金を要求できる送金サービスを提供してもよい。
【0068】
図5は、一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法の動作フローチャートである。
【0069】
一実施形態に係るメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法は、メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントの端末から、メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントに対する送金要求を受信するステップS510、第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップS520、家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、第1ユーザアカウントの送金許容状態を判断するステップS530、及び送金許容状態に基づいて送金サーバに前記送金要求を送信するステップS540を含む。
【0070】
一実施形態に係るステップS510において、第1ユーザアカウントは、送金人、第2ユーザアカウントは受取人である。送金要求は、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントが参加するチャットルームを介して受信される。一例として、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントは、臨時プロフィールを用いて匿名チャットルームに参加でき、第1ユーザアカウントの端末から匿名チャットルームを介して第2ユーザアカウントの臨時プロフィールを受取人として指定した送金要求が受信され得る。また、一例として、実名基盤プロフィールを用いて参加する一般のチャットルームを介して送金要求が受信されてもよく、チャットルームを通じないで第1ユーザアカウントに友人関係として登録された第2ユーザアカウント情報と共に送金要求が受信されてもよい。
【0071】
一実施形態によれば、メッセージングサーバは、第1ユーザアカウントの端末から受信された送金要求に反応して、送金を要求した第1ユーザアカウントが被保護者アカウントであるか否かを判断することができる。被保護者アカウントであるか否かは、加入したアカウントの実名情報に基づいて判断され得る。例えば、加入したアカウントの実名情報に含まれている年齢情報により当該アカウントのユーザが未成年者である場合、当該アカウントは、被保護者アカウントとして判断される。送金を要求したユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、メッセージングサーバは、当該アカウントの家族アカウント加入の有無を判断する。
【0072】
一実施形態に係るステップS510は、送金要求が受信されたチャットルームのタイプに基づいて、被保護者アカウントである第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップを含む。一例として、予め決定された特定タイプのチャットルームで送金要求が発生した場合、送金を要求した被保護者アカウントである第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無が判断されてもよい。例えば、メッセージングサーバは、第1タイプのチャットルームで第1ユーザアカウントによる送金要求が発生した場合、第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断し、送金の許容状態を判断する。一方、第2タイプのチャットルームで被保護者アカウントである第1ユーザアカウントによる送金要求が発生した場合、家族アカウント加入の有無に関係なく、送金が許容される。一例として、第1タイプのチャットルームは匿名チャットルームに当該し、第2タイプのチャットルームは匿名チャットルームではない異なるタイプのチャットルーム(例えば、実名基盤プロフィールを介して参加する一般のチャットルーム)であってもよい。
【0073】
一実施形態に係るステップS520は、送金要求の受取人として指定された第2ユーザアカウントのプロフィールタイプに基づいて、被保護者アカウントである第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップを含む。一例として、予め決定された特定タイプのプロフィールを受取人として指定した送金要求が発生した場合、送金を要求した被保護者アカウントである第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無が判断される。例えば、メッセージングサーバは、第1ユーザアカウントによって第1タイプのプロフィールを受取人として指定した送金要求が発生した場合、第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断し、送金の許容状態を判断することができる。一方、第1ユーザアカウントによって第2タイプのプロフィールを受取人として指定した送金要求が発生した場合、家族アカウント加入の有無に関係なく、送金が許容されることができる。一例として、第1タイプのプロフィールは臨時プロフィールに当該し、第2タイプのプロフィールは実名基盤のプロフィールに当該する。
【0074】
一実施形態によれば、家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに送金条件が設定されることができる。送金条件は、家族アカウントの管理者アカウントによって家族アカウントのメンバーアカウントに設定され得る。上述したように、送金条件は、予め決定されたタイプのチャットルームを通した送金許容の有無、予め決定されたタイプのチャットルームを通した1日送金限度金額、及び予め決定されたタイプのチャットルームを通した1回送金限度金額のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0075】
一実施形態に係るステップS530は、家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、送金要求が許容されるか否かを判断するステップを含む。一例として、ステップS530は、送金許容の有無に関する送金条件に基づいて、送金要求が発生したチャットルームを通した送金許容の有無を判断するステップ、及び送金限度に関する送金条件に基づいて、送金要求に含まれた送金金額の送金許容の有無を判断するステップのうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0076】
一例として、送金許容の有無に関する送金条件は、チャットルームのタイプごとに設定された送金許容の有無の条件を含んでもよい。一例として、送金限度に関する送金条件は、1日の限度金額に関する条件及び/又は1回限度に関する条件を含んでもよく、送金限度に関する条件もチャットルームのタイプごとに設定されてもよい。送金要求が発生したチャットルームのタイプに対応する送金許容の有無、送金要求が発生したチャットルームのタイプに対応する1日送金限度金額、及び送金要求が発生したチャットルームのタイプに対応する1回送金限度金額のうち少なくとも1つを含む送金許容状態が判断され得る。
【0077】
一実施形態によれば、被保護者アカウントである第1ユーザアカウントが家族アカウントに加入しない場合、送金条件が設定されず、送金要求は常に許容されてもよく、常に容認されなくてもよい。
【0078】
一実施形態に係るステップS540は、送金が許容されると判断された場合、送金要求を送金サーバに送信するステップ、及び送金が容認されないものと判断された場合、送金要求を送金サーバに送信しないステップを含む。
【0079】
例えば、
図6を参照すると、メッセージングサーバは、第1ユーザアカウントの端末から送金要求の受信(S610)に反応して、送金を要求した第1ユーザアカウントが被保護者アカウントであるか否かを判断(S620)する。メッセージングサーバは、第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断(S640)する。
【0080】
一実施形態によれば、メッセージングサーバは、送金要求が発生したチャットルームのタイプに基づいて、家族アカウント加入の有無を判断する。例えば、送金要求が発生したチャットルームのタイプを判断(S630)する。判断の結果、送金要求が発生したチャットルームのタイプが匿名チャットルームである場合、メッセージングサーバは、第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断(S640)する。送金要求が発生したチャットルームのタイプが匿名チャットルームではない場合(例えば、一般のチャットルームである場合)、メッセージングサーバは、家族アカウント加入の有無及び送金条件に関係なく、送金要求を送金サーバに送信(S660)することができる。
【0081】
一実施形態によれば、第1ユーザアカウントが家族アカウントに加入していない場合、第1ユーザアカウントの送金要求は処理されなくてもよく、メッセージングサーバは、送金不可通知を第1ユーザアカウントの端末に送信(S670)する。
【0082】
一実施形態によれば、第1ユーザアカウントが家族アカウントに加入した場合、設定された送金条件に基づいて送金許容状態を判断(S650)する。一例として、家族アカウントの管理者アカウントが第1ユーザアカウントの送金を許容しないものと設定した場合、送金は許容されない状態として判断され、送金不可通知が第1ユーザアカウントの端末に送信(S670)される。また、一例として、家族アカウントの管理者アカウントが第1ユーザアカウントの送金限度に関する条件を設定した場合、送金要求による送金金額が送金限度に関する条件を超過すると、第1ユーザアカウントの送金は許容されない状態として判断され、送金不可通知が第1ユーザアカウントの端末に送信(S670)される。
【0083】
一実施形態によれば、送金条件に基づいた場合、設定された条件に応じて送金が許容状態として判断される場合、メッセージングサーバは、送金サーバに送金要求を送信(S660)する。一例として、第1ユーザアカウントの送金が許容されるものと設定され、送金要求による送金金額が設定された送金限度に関する条件が満たされる場合、メッセージングサーバは、送金サーバに送金要求を送信(S660)する。また、一例として、送金限度に関する条件が設定されていない場合、送金許容の有無の条件に基づいて送金要求が処理され得る。また、一例として、送金許容の有無に関する条件が設定されていない場合、送金限度に関する条件に基づいて送金要求が処理され得る。
【0084】
一実施形態によれば、送金要求が送金サーバに送信された場合、メッセージングサーバの送金サービス提供方法は、送金サーバから、家族アカウントによって第1ユーザアカウントに設定された送金限度に基づいて生成された送金要求に対応する送金取引情報を受信するステップをさらに含んでもよい。
【0085】
一実施形態によれば、送金限度に関する送金条件は送金サーバに送信され、送金サーバで送金限度に関する条件が判断される。言い換えれば、メッセージングサーバは、送金許容の有無に関する送金条件を判断し、送金が許容される場合、送金金額に関係なく送金要求を送金サーバに送信することができる。送金サーバは、送金要求の送金金額を送金限度に関する条件と比較して限度条件による送金許容の有無を判断することができる。送金サーバは、送金要求された金額が送金限度を超過する場合、送金を処理できないことを第1ユーザアカウントの端末に通知する。送金サーバは、メッセージングサーバに第1ユーザアカウントの端末に送金を処理できないことを通知してもよく、メッセージングサーバで第1ユーザアカウントの端末に送金不可通知を送信してもよい。
【0086】
一実施形態によれば、メッセージングサーバの送金サービス提供方法は、送金サーバから、第2ユーザアカウントを受取人として含む送金取引情報を受信するステップ、及び送金取引情報に基づいて、第2ユーザアカウントに送金通知メッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。送金通知メッセージ及び送金不可通知メッセージについては、以下で説明する。
【0087】
図7A及び
図7Bは、一実施形態に係る送金不可に関する通知メッセージを例示する図である。
【0088】
図7Aを参照すると、一実施形態に係る家族アカウントの管理者アカウントがメンバーアカウントに匿名チャットルームを通した送金を許容しない送金条件を設定した場合、メッセージングサーバは、匿名チャットルームを介して送金を要求したメンバーアカウントの端末に送金不可通知メッセージ710を送信する。送金不可通知メッセージ710は、「匿名チャットの送金が許容されません」という案内メッセージを含んでもよい。
【0089】
一実施形態によれば、送金不可通知メッセージ710は、送金条件を確認するためのインターフェーシングオブジェクト711を含んでもよい。メンバーアカウントの端末は、メッセージ710のインターフェーシングオブジェクト711を介して家族アカウントの管理者アカウントによって自身のアカウントに設定された送金条件を確認するためのインターフェース(例えば、
図3Cのインターフェース330)に進入することができる。
【0090】
一実施形態によれば、送金要求を制限する送金条件に応じて送金不可通知メッセージの案内メッセージは変更され得る。例えば、
図7Bを参照すると、送金1回限度に関する条件に応じて送金要求が処理されない場合、メッセージングサーバは、匿名チャットルームを介して送金を要求したメンバーアカウントの端末に送金不可通知メッセージ720を送信することができる。送金不可通知メッセージ720は、「匿名チャットの送金が1回の限度(50、000ウォン)を超過しました」という案内メッセージを含んでもよい。
【0091】
また、例えば、送金1日の限度に関する条件に応じて送金要求が処理されない場合、メンバーアカウントの端末に送信される送金不可通知メッセージは、「匿名チャットの送金が1日の限度(100、000ウォン)を超過しました」という案内メッセージを含んでもよい。
【0092】
一実施形態によれば、送金不可通知メッセージ720は、送金条件を確認するためのインターフェーシングオブジェクト721を含むことができる。メンバーアカウントの端末は、メッセージ720のインターフェーシングオブジェクト721を介して家族アカウントの管理者アカウントによって自身のアカウントに設定された送金条件を確認するためのインターフェース(例えば、
図3Cのインターフェース330)に進入することができる。
【0093】
図8は、一実施形態に係るサーバの構成の例示図である。
【0094】
図8を参照すると、サーバ800は、プロセッサ801、メモリ803及び通信モジュール805を含む。一実施形態に係るサーバ800は、
図1~
図7を参照して前述したサーバ又はメッセージングサーバを含んでもよい。
【0095】
一実施形態に係るプロセッサ801は、
図1~
図7を参照して前述した少なくとも1つの動作を行うことができる。
【0096】
一例として、プロセッサ801は、
図1を参照して前述した家族アカウントの生成要求に反応して、少なくとも1つの管理者アカウント及び少なくとも1つのメンバーアカウントを含む家族アカウントを生成するステップS110、管理者アカウントの端末から、メンバーアカウントに対する送金条件の設定要求を受信するステップS120、及びメンバーアカウントに対し設定された送金条件に基づいて、メンバーアカウントの送金要求を処理するステップS130を含む送金サービスを提供するサーバの動作方法を行ってもよい。
【0097】
また、一例として、プロセッサ801は、
図5を参照して前述したメッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントの端末から、メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントに対する送金要求を受信するステップS510、第1ユーザアカウントが被保護者アカウントである場合、第1ユーザアカウントの家族アカウント加入の有無を判断するステップS520、家族アカウントに加入した第1ユーザアカウントに設定された送金条件に基づいて、第1ユーザアカウントの送金許容状態を判断するステップS530、及び送金許容状態に基づいて、送金サーバに前記送金要求を送信するステップS540を含む、メッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法を行ってもよい。
【0098】
一実施形態に係るメモリ803は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、
図1~
図7を参照して前述した送金サービスを提供する方法に関するデータを格納することができる。一例として、メモリ803は、送金サービスを提供する過程で発生したデータ又は送金サービスを提供するために必要なデータを格納することができる。例えば、メモリ803は、サービスに加入したアカウント、家族アカウント、及び家族アカウントの管理者アカウントによってメンバーアカウントに設定された送金条件に関するデータを格納してもよい。
【0099】
一実施形態に係る通信モジュール805は、ネットワークを介してサーバ800が他の電子機器又は他のサーバと通信するための機能を提供することができる。言い換えれば、サーバ800は、通信モジュール805を介して外部装置(例えば、ユーザアカウントの端末、サーバ又はネットワーク)に接続され、データを交換できる。例えば、サーバ800は、通信モジュール805を介して送金システム(例えば、
図4の広告システム400)に含まれている他のサーバ及びクライアントとデータを送受信することができる。
【0100】
一実施形態によれば、メモリ803は、
図1~
図7を参照して前述した送金サービスを提供するサーバの動作方法及び/又はメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバで送金サーバと連動して送金サービスを提供する方法が具現されたプログラムを格納することができる。プロセッサ801は、メモリ803に格納されたプログラムを実行し、サーバ800を制御することができる。プロセッサ801によって実行されるプログラムのコードは、メモリ803に格納されることができる。
【0101】
一実施形態に係るサーバ800は、図示されていない他の構成要素をさらに含んでもよい。例えば、サーバ800は、通信モジュール805とのインターフェースのための手段として入力装置及び出力装置を含む入出力インターフェースをさらに含んでもよい。また、例えば、サーバ800は、トランシーバー(transceiver)、各種のセンサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもい。
【0102】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0103】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0104】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0105】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0106】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0107】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。