(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-05
(45)【発行日】2025-02-14
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20250206BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2024015093
(22)【出願日】2024-02-02
【審査請求日】2024-04-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517001332
【氏名又は名称】dely株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】坪田 朋
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-022305(JP,A)
【文献】特開2013-250698(JP,A)
【文献】特開2015-005277(JP,A)
【文献】特開2004-126686(JP,A)
【文献】特開2013-214194(JP,A)
【文献】特開2020-135721(JP,A)
【文献】特開2022-087952(JP,A)
【文献】特開2015-153392(JP,A)
【文献】特開2018-060335(JP,A)
【文献】国際公開第2017/175354(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
ユーザからレシートの画像を取得する取得部、
前記取得部が取得した画像から前記レシートが示す購入に関する購入情報を抽出する抽出部、
前記購入情報を記憶する記憶部、
前記抽出部が抽出した購入情報が示す商品を材料とする料理のレシピに関するレシピ情報を検索
し、前記記憶部に記憶されている前記ユーザと異なる他ユーザの購入情報のうち、前記ユーザが購入した商品を含んでおりかつ前記商品が購入された店舗が所定の条件を満たしている購入情報を検索する検索部、
前記検索部が検索したレシピ情報を前記ユーザに提案
し、前記検索部が検索した購入情報が示す店舗及び商品に関する情報を前記ユーザに提案する提案部、
として機能させるプログラム。
【請求項2】
前記コンピュータを、前記購入情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、
前記検索部は、前記記憶部に記憶されている過去の購入情報及び前記抽出部が抽出した購入情報に基づいて前記レシピ情報を検索する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記検索部は、検索したレシピ情報が示す料理を含む献立に関する献立情報を検索し、
前記提案部は、前記検索部が検索した献立情報を前記ユーザに提案する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記コンピュータを、
前記レシピ情報を登録する登録部、並びに他ユーザによって登録されたレシピ情報の閲覧履歴を含むユーザ情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、
前記検索部は、前記登録部が登録したレシピ情報及び前記ユーザ情報が含む閲覧履歴に基づいて前記レシピ情報を検索する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記検索部は、前記登録部が登録したレシピ情報及び前記ユーザ情報が含む閲覧履歴が含むレシピ情報と異なるレシピ情報を検索する、
請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記検索部は、検索したレシピ情報が示す料理の材料及び前記購入情報に含まれる商品を比較し、前記料理の材料のうち前記購入情報に含まれていない材料を検索し、
前記提案部は、前記検索部が検索した材料を前記ユーザに提案する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記コンピュータを、前記購入情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、
前記検索部は、前記記憶部に記憶されている購入情報のうち、検索した材料を購入可能な店舗に関する購入情報を検索し、
前記提案部は、前記検索部が検索した購入情報が示す店舗に関する情報を前記ユーザに提案する、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記コンピュータを、店舗に関する広告を前記ユーザに提供する広告部としてさらに機能させ、
前記検索部は、前記レシピのうち前記広告に含まれる材料を含む料理のレシピに関するレシピ情報を検索する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
ユーザからレシートの画像を取得する取得部と、
前記取得部が取得した画像から前記レシートが示す購入に関する購入情報を抽出する抽出部と、
前記購入情報を記憶する記憶部と、
前記抽出部が抽出した購入情報が示す商品を材料とする料理のレシピに関するレシピ情報を検索
し、前記記憶部に記憶されている前記ユーザと異なる他ユーザの購入情報のうち、前記ユーザが購入した商品を含んでおりかつ前記商品が購入された店舗が所定の条件を満たしている購入情報を検索する検索部と、
前記検索部が検索したレシピ情報を前記ユーザに提案
し、前記検索部が検索した購入情報が示す店舗及び商品に関する情報を前記ユーザに提案する提案部と、
を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、料理のレシピを公開するレシピサイトが知られている。
【0003】
これに関し、特許文献1には、レシピサイトにおいて、レシピの使用レポートを受け付けた場合にレシピの特徴情報の入力を受け付け、レシピ検索の要求を受け付けた場合にレシピの特徴情報に紐づけられたレシピとレシピの使用レポートのうちいずれかを出力する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザがレシピサイトにおいて料理のレシピを入力及び検索できるものの、ユーザが店舗などで購入した商品については、何ら考慮していなかった。したがって、特許文献1に記載の技術では、ユーザが購入した商品と関係が薄いレシピをユーザに提案する可能性があるという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが購入した商品に応じて料理のレシピをユーザに提案できる情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のプログラムは、コンピュータを、ユーザからレシートの画像を取得する取得部、前記取得部が取得した画像から前記レシートが示す購入に関する購入情報を抽出する抽出部、前記抽出部が抽出した購入情報が示す商品を材料とする料理のレシピに関するレシピ情報を検索する検索部、前記検索部が検索したレシピ情報を前記ユーザに提案する提案部、として機能させる。
【0008】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、前記購入情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、前記検索部は、前記記憶部に記憶されている過去の購入情報及び前記抽出部が抽出した購入情報に基づいて前記レシピ情報を検索する。
【0009】
また、前記検索部は、検索したレシピ情報が示す料理を含む献立に関する献立情報を検索し、前記提案部は、前記検索部が検索した献立情報を前記ユーザに提案する。
【0010】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、前記レシピ情報を登録する登録部、並びに他ユーザによって登録されたレシピ情報の閲覧履歴を含むユーザ情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、前記検索部は、前記登録部が登録したレシピ情報及び前記ユーザ情報が含む閲覧履歴に基づいて前記レシピ情報を検索する。
【0011】
また、前記検索部は、前記登録部が登録したレシピ情報及び前記ユーザ情報が含む閲覧履歴が含むレシピ情報と異なるレシピ情報を検索する。
【0012】
また、前記検索部は、検索したレシピ情報が示す料理の材料及び前記購入情報に含まれる商品を比較し、前記料理の材料のうち前記購入情報に含まれていない材料を検索し、前記提案部は、前記検索部が検索した材料を前記ユーザに提案する。
【0013】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、前記購入情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、前記検索部は、前記記憶部に記憶されている購入情報のうち、検索した材料を購入可能な店舗に関する購入情報を検索し、前記提案部は、前記検索部が検索した購入情報が示す店舗に関する情報を前記ユーザに提案する。
【0014】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、前記購入情報を記憶する記憶部としてさらに機能させ、前記検索部は、前記記憶部に記憶されている前記ユーザと異なる他ユーザの購入情報のうち、前記ユーザが購入した商品を含んでおりかつ前記商品が購入された店舗が所定の条件を満たしている購入情報を検索し、前記提案部は、前記検索部が検索した購入情報が示す店舗及び商品に関する情報を前記ユーザに提案する。
【0015】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、店舗に関する広告を前記ユーザに提供する広告部としてさらに機能させ、前記検索部は、前記レシピのうち前記広告に含まれる材料を含む料理のレシピに関するレシピ情報を検索する。
【0016】
また、本発明の情報処理装置は、ユーザからレシートの画像を取得する取得部と、前記取得部が取得した画像から前記レシートが示す購入に関する購入情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した購入情報が示す商品を材料とする料理のレシピに関するレシピ情報を検索する検索部と、前記検索部が検索したレシピ情報を前記ユーザに提案する提案部と、を備える。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、情報処理装置及びプログラムは、ユーザが購入した商品に応じて料理のレシピをユーザに提案できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本実施形態に係る提案システムの全体構成を示す図である。
【
図2】
図1に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図1に示すサーバ装置の機能的構成の一例を示す図である。
【
図4】
図1に示すサーバ装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図5A】
図1に示すサーバ装置がレシートの画像のアップロードを促す場合における表示コンテンツの一例を示す図である。
【
図5B】
図1に示すサーバ装置がレシートの画像の内容を登録する場合における表示コンテンツの一例を示す図である。
【
図5C】
図1に示すサーバ装置がレシピ及び献立を提案する場合における表示コンテンツの一例を示す図である。
【
図5D】
図1に示すサーバ装置がレシピに関する情報を表示制御する場合における表示コンテンツの一例を示す図である。
【
図5E】
図1に示すサーバ装置が献立に関する情報を表示制御する場合における表示コンテンツの一例を示す図である。
【
図5F】
図1に示すサーバ装置が材料の価格に関する情報を表示制御する場合における表示コンテンツの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0020】
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る管理システム1の全体構成を示す図である。
図1に示すように、管理システム1は、例えば、サーバ装置10と、複数のユーザの端末20とを含んで主要部が構成される。
【0021】
サーバ装置10は、例えば、デスクトップパソコンやノートパソコンなどの情報処理装置であり、ユーザの端末20から指示を受け付け、指示に従って表示コンテンツをユーザの端末20に表示制御する。具体的には、サーバ装置10は、通信ネットワークNTを介して、ユーザの端末20からレシートの画像を取得する。また、サーバ装置10は、取得したレシートの画像から購入商品や商品の価格、購入した店舗、購入時刻などに関する購入情報を抽出する。また、サーバ装置10は、抽出した購入情報に従ってレシピや献立を検索し、通信ネットワークNTを介して、検索したレシピや献立をユーザの端末20に提案する。
【0022】
ユーザの端末20は、例えば、携帯電話やスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等であり、ユーザが操作する装置である。ユーザの端末20は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10が記憶している表示コンテンツを利用するための指示をサーバ装置10に伝達する。また、ユーザの端末20は、通信ネットワークNTを介して、表示コンテンツがサーバ装置10によって表示制御される。
【0023】
<ハードウェア構成>
図2は、
図1に示すサーバ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、サーバ装置10は、例えば、記憶装置11と、CPU(Central Processing Unit)12と、メモリ13と、通信装置14とを主に備えて構成される。
【0024】
記憶装置11は、ハードディスク等で構成される。この記憶装置11は、CPU12における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0025】
CPU12は、メモリ13又は記憶装置11等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能的構成として機能する。この機能的構成の詳細については後述する。
【0026】
通信装置14は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置14は、例えば、通信ネットワークNTを介して、ユーザの端末20との間で各種の情報を送受信する。
【0027】
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、
図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えても良い。
【0028】
<機能的構成>
図3は、
図1に示すサーバ装置10の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、サーバ装置10は、機能的構成として、例えば、取得部110と、抽出部120、登録部130と、検索部140と、提案部150と、広告部160と、記憶部190とを備える。記憶部190以外の機能手段は、記憶装置11等に格納されたプログラムをCPU12が実行することにより実現される。なお、上記機能手段の全部又は一部は、サーバ装置10ではなく、ユーザの端末20が備えていてもよい。
【0029】
記憶部190は、表示コンテンツ198や各種情報を記憶する機能的構成である。具体的には、記憶部190は、ユーザ情報191と、購入情報192と、商品情報193と、レシピ情報194と、献立情報195と店舗情報196と、広告情報197と、表示コンテンツ198とを記憶する。
【0030】
ユーザ情報191は、表示コンテンツ198を使用するユーザに関する情報である。ユーザ情報191は、例えば、ユーザの氏名や住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、ログインID、ログインのためのパスワードなどの情報を含む。また、ユーザ情報191は、例えば、ユーザが過去に閲覧したレシピに関するレシピ情報194や過去に閲覧した献立に関する献立情報195などの閲覧履歴を含む。また、ユーザ情報191は、例えば、ユーザが過去に表示コンテンツ198に登録又は投稿したレシピ情報194や過去に登録又は投稿した献立情報195などの投稿履歴を含む。また、ユーザ情報191は、例えば、ユーザが過去に閲覧した広告に関する広告情報197の閲覧履歴を含む。
【0031】
購入情報192は、ユーザが登録したレシートが示す購入に関する情報である。購入情報192は、例えば、ユーザが購入した商品の商品名及び値段と、ユーザが商品を購入した店舗の店舗名と、ユーザが商品を購入した日時とをユーザが登録したレシート毎に含む。
【0032】
商品情報193は、レシピの材料となる商品に関する情報である。商品情報193は、例えば、商品名と、商品が所属するカテゴリとを含む。商品名は、例えば、「▽▽乳業 低脂肪乳」や「▽▽乳業 かおるチーズ」「★★製菓 プレミアムココア」、「人参 1パック」、「たまねぎ 5個」、「ブロッコリー 1本」、「豚バラ 496g」などのレシートに記載されている商品の名前である。なお、商品名のうちの「▽▽乳業」や「★★製菓」は、商品の製造会社の名前の一例である。カテゴリは、商品を分類するための情報であり、商品の製造会社又は生産会社や店舗によって表記方法が異なるレシートに記載されている商品名を分類するために設けられている。カテゴリは、例えば、「ココア」や「牛乳」、「チーズ」、「人参」「たまねぎ」「ブロッコリー」「豚肉 バラ」などである。具体的には、例えば、商品名「★★製菓 プレミアムココア」にはカテゴリ「ココア」が対応付けられ、商品名「▽▽乳業 かおるチーズ」にはカテゴリ「チーズ」が対応付けられ、「豚バラ 496g」には「豚肉 バラ」が対応付けられる。
【0033】
レシピ情報194は、商品を材料とする料理のレシピに関する情報である。レシピ情報194は、例えば、レシピの名前を示すレシピ名と、レシピに必要な材料のカテゴリ名とをレシピ毎に含む。レシピ名は、例えば、「野菜炒め」や「肉じゃが」、「クリームシチューA」、「クリームシチューB」、「寒天ゼリー」、「ブッシュドノエル」などである。レシピ名及びカテゴリ名の組み合わせについて例を挙げると、例えば、レシピ名「野菜炒め」は、カテゴリ名として「ピーマン」「キャベツ」「たまねぎ」、「豚肉 バラ」及び「オイスターソース」が対応付けられている。また、例えば、レシピ名「クリームシチューB」は、カテゴリ名として「牛乳」、「コンソメ」、「じゃがいも」、「ブロッコリー」、「鶏肉 もも」及び「たまねぎ」が対応付けられている。また、例えば、レシピ名「寒天ゼリー」は、カテゴリ名として「寒天粉」及び「みかん(缶詰)」が対応付けられている。
【0034】
献立情報195は、レシピ情報194が示す料理を含む献立に関する情報である。献立情報195は、例えば、献立の名前を示す献立名と、献立が含む料理を示すレシピ名とを献立毎に含む。献立名は、例えば、「朝食(和食A)」や「朝食(和食B)」、「朝食(洋食A)」、「おやつA」、「夕食A」、「夕食B」などである。献立名及びレシピ名の組み合わせについて例を挙げると、例えば、献立名「朝食(和食A)」は、レシピ名として「ごはん」、「味噌汁A」、「納豆」、「焼き鮭」及び「卵焼きC」が対応付けられている。また、例えば、献立名「朝食(洋食)」は、レシピ名として「食パン」、「ハムエッグD」、「コーヒー」及び「ヨーグルト」が対応付けられている。また、例えば、献立名「夕食A」は、レシピ名として「ごはん」、「肉じゃが」、「焼きホッケ」及び「ほうれん草のおひたし」が対応付けられている。
【0035】
店舗情報196は、購入情報192が示す店舗に関する情報である。店舗情報196は、例えば、店舗の名前を示す店舗名と、店舗の住所と、店舗の電話番号とを含む。また、店舗情報196は、店舗で購入可能な商品の商品名と、店舗で購入可能な商品の価格とを商品毎に含む。また、店舗情報196は、店舗で実施されている又は実施予定であるイベントに関する情報を含む。イベントに関する情報は、例えば、イベントの名前と、商品の値引き率や値引き額、イベントのみで販売される限定商品などのイベントの内容と、イベントが開催される期間とを含む。
【0036】
広告情報197は、店舗が告知又は提供している広告に関する情報である。広告情報197は、例えば、広告に記載の内容が適用される店舗と、広告に記載の内容が適用される期間と、商品名と、商品の値段とを含む。なお、広告情報197は、例えば、上述したイベントに関する情報を含んでも良い。
【0037】
表示コンテンツ198は、サーバ装置10が通信ネットワークNTを介してユーザの端末20に提供するコンテンツであり、例えば、スマートフォンなどの携帯端末向けのアプリケーションやウェブページなどである。表示コンテンツ198は、ユーザの操作に従ってレシート画像の登録、レシピの登録及び献立の登録を受け付けるコンテンツを含む。また、表示コンテンツ198は、ユーザが登録したレシピ及び献立、並びに過去の購入情報192が示すユーザの購入履歴を示すコンテンツを含む。また、表示コンテンツ198は、他のユーザが登録したレシピ及び献立、店舗毎の商品の価格に関する情報を示すコンテンツを含む。また、表示コンテンツ198は、店舗が実施している又は実施予定であるイベントや、店舗が提供又は告知している広告を示すコンテンツを含む。
【0038】
取得部110は、通信ネットワークNTを介して、ユーザの端末20からレシートの画像を取得する。また、取得部110は、通信ネットワークNTを介して、ユーザの端末20から料理の画像及び献立の画像を取得する。
【0039】
抽出部120は、取得部110が取得したレシートの画像から、レシートが示す購入に関する購入情報192を抽出する。
【0040】
登録部130は、抽出部120が抽出した購入情報192を新たな購入に関する情報として登録し、当該情報を記憶部190に記憶されている購入情報192に追加して更新する。
【0041】
また、登録部130は、レシピ情報194を登録する。具体的には、登録部130は、通信ネットワークNTを介してユーザの端末20からレシピ名、レシピが含む材料及び材料の分量、並びにレシピが示す料理の調理手順の入力を受け付け、受け付けた内容をレシピ情報194として登録し、記憶部190に記憶する。登録部130は、既に記憶部190にレシピ情報194が記憶されている場合、登録したレシピ情報194の内容を記憶部190に記憶されているレシピ情報194に追加する。
【0042】
また、登録部130は、献立情報195を登録する。具体的には、登録部130は、通信ネットワークNTを介してユーザの端末20から献立名、献立が含むレシピ、並びに献立に関する補足情報の入力を受け付け、受け付けた内容を献立情報195として登録し、記憶部190に記憶する。登録部130は、既に記憶部190に献立情報195が記憶されている場合、登録した献立情報195の内容を記憶部190に記憶されている献立情報195に追加する。
【0043】
検索部140は、抽出部120が抽出した購入情報192が示す商品を材料とする料理のレシピ情報194を検索する。また、検索部140は、レシピ情報194が示す料理を含む献立に関する献立情報195を検索する。また、検索部140は、検索したレシピ情報194が示す料理の材料及び購入情報192に含まれる商品を比較する。さらに、検索部140は、比較を行った後に、レシピ情報194が示す料理の材料のうち購入情報192に含まれていない材料を検索する。さらに、検索部140は、材料を検索した後に、記憶部190に記憶されている購入情報192のうち検索した材料を購入可能な店舗に関する購入情報192を検索する。
【0044】
また、検索部140は、記憶部190に記憶されているユーザと異なる他ユーザの購入情報192のうち、ユーザが購入した商品を含んでおりかつ商品が購入された店舗が所定の条件を満たしている購入情報192を検索する。所定の条件は、例えば、ユーザ情報191が含むユーザの住所や通勤場所、最寄り駅などから所定の距離内にある店舗であることである。また、所定の条件は、例えば、ユーザにより予め定められている店舗であることである。また、所定の条件は、例えば、ユーザが過去に商品を購入したことがある店舗である。
【0045】
提案部150は、検索部140が検索したレシピ情報194をユーザに提案する。また、提案部150は、検索部140が検索した献立情報195をユーザに提案する。また、提案部150は、検索部140が検索した材料をユーザに提案する。また、提案部150は、検索部140が検索した購入情報192が示す店舗に関する情報をユーザに提案する。店舗に関する情報は、例えば、店舗の名前や店舗の場所、店舗において告知又は開催されているイベントの情報、店舗が告知している広告などである。
【0046】
また、提案部150は、検索部140によって検索された、店舗が所定の条件を満たしている購入情報192が示す店舗及び商品に関する情報をユーザに提案する。商品に関する情報は、例えば、商品名や商品の値段、商品に関する広告などである。
【0047】
広告部160は、記憶部190に記憶されている広告情報197を参照し、店舗に関する広告をユーザに提供する。
【0048】
<一連の動作の流れ>
以上、サーバ装置10の機能的構成について説明した。次に、サーバ装置10における一連の処理の流れについて詳しく説明する。
図4は、
図1に示すサーバ装置10の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0049】
(ステップSP10)
サーバ装置10は、取得部110によって、通信ネットワークNTを介して、ユーザの端末20からレシートの画像を取得する。ここで、
図5Aを参照しつつ、表示コンテンツ198におけるレシートの画像をアップロードする画面について説明する。
図5Aは、
図1に示すサーバ装置10がレシートの画像のアップロードを促す場合における表示コンテンツ198の一例を示す図である。
図5Aに示すように、表示コンテンツ198は、ユーザにレシートの画像のアップロードを促すコンテンツとして、ボタン1981及び1982を含む。
【0050】
ボタン1981は、ユーザの端末20によってレシートの写真を撮影させるためのボタンである。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1981が押下されると、ユーザの端末20における写真撮影の機能を起動させる。サーバ装置10は、取得部110によって、ユーザの端末20が撮影したレシートの画像を取得する。
【0051】
ボタン1982は、ユーザの端末20によってレシートの画像をサーバ装置10にアップロードさせるためのボタンである。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1982が押下されると、ユーザの端末20における画像やファイルを選択させる機能を起動させる。サーバ装置10は、取得部110によって、ユーザの端末20によって選択及びアップロードされたレシートの画像を取得する。
図4に戻って、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
【0052】
(ステップSP12)
サーバ装置10は、抽出部120によって、取得部110が取得したレシートの画像から購入情報192を抽出する。抽出部120は、レシートの画像から購入情報192を抽出するにあたって、レシートの画像に対して画像解析の処理を行う。画像解析の処理は、例えば、画像から文字を検出する文字検出の処理と、検出した文字がいずれの文字であるかを認識する文字認識の処理と、認識した文字の群から購入情報192に必要な情報を抽出する情報抽出の処理とを含む。そして、処理は、ステップSP14の処理に移行する。
【0053】
(ステップSP14)
サーバ装置10は、登録部130によって、抽出部120が抽出した購入情報192の内容を登録し、記憶部190に記憶されている購入情報192に当該情報を追加する。ここで、
図5Bを参照しつつ、表示コンテンツ198におけるレシートの画像の内容を登録する画面について説明する。
図5Bに示すように、表示コンテンツ198は、ユーザにレシートの画像の内容の登録を促すコンテンツとして、抽出部120が抽出した購入情報192の内容と、ボタン1983及び1984とを含む。表示コンテンツ198は、抽出した購入情報192の内容として、例えば、購入日時と、購入した店舗と、購入した商品名及び価格とに関する情報を含む。
【0054】
ボタン1983は、レシートの画像の内容をサーバ装置10に登録せずに中止して、前のコンテンツに戻るためのボタンである。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1983が押下されると、抽出部120によって抽出された購入情報192の登録を中止し、現在より1つ前に表示制御していたコンテンツをユーザの端末20に表示制御する。
【0055】
ボタン1984は、レシートの画像の内容をサーバ装置10に登録するためのボタンである。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1983が押下されると、抽出部120によって抽出された購入情報192を登録する。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
【0056】
(ステップSP16)
サーバ装置10は、検索部140によって、レシピ情報194を検索する。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって、抽出部120が抽出した購入情報192が示す商品を材料とする料理に関するレシピ情報194を検索する。
【0057】
なお、サーバ装置10は、レシピ情報194の検索にあたって、抽出部120が抽出した購入情報192に加えて、記憶部190に記憶されている過去の購入情報192に基づいてレシピ情報194を検索しても良い。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって、過去の購入情報192を参照し、例えば、数日以内の購入情報192に含まれる商品のいずれかと、抽出部120が抽出した購入情報192に含まれる商品とを含むレシピのレシピ情報194を検索する。
【0058】
また、サーバ装置10は、レシピ情報194の検索にあたって、抽出部120が抽出した購入情報192に加えて、他ユーザによって登録されたレシピ情報194に対するユーザの閲覧履歴に基づいて、レシピ情報194を検索しても良い。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって、ユーザ情報191のうち他ユーザが登録したレシピ情報194に対する閲覧履歴を参照する。サーバ装置10は、検索部140によって、閲覧履歴のうち過去所定期間内にユーザが閲覧したレシピのうち、抽出部120が抽出した商品を含むレシピのレシピ情報194を検索する。なお、サーバ装置10は、検索部140によって、閲覧履歴に含まれておらず、かつ抽出部120が抽出した商品を含むレシピのレシピ情報194を検索しても良い。また、サーバ装置10は、レシピのうち広告部160によってユーザに提供される広告に含まれる材料を含む料理のレシピに関するレシピ情報194を検索しても良い。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
【0059】
(ステップSP18)
サーバ装置10は、検索部140によって、検索部140が検索したレシピ情報194が示す料理を含む献立に関する献立情報195を検索する。
【0060】
なお、サーバ装置10は、献立情報195の検索にあたって、検索部140が検索したレシピ情報194に加えて、記憶部190に記憶されている過去の購入情報192に基づいて献立情報195を検索しても良い。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって過去の購入情報192を参照し、数日以内の購入情報192に含まれる商品のいずれかを含むレシピと、検索部140が検索したレシピ情報194が示すレシピとを含む献立の献立情報195を検索する。
【0061】
また、サーバ装置10は、献立情報195の検索にあたって、検索部140が検索したレシピ情報194に加えて、他ユーザによって登録された献立情報195に対するユーザの閲覧履歴に基づいて、献立情報195を検索しても良い。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって、ユーザ情報191のうち他ユーザが登録した献立情報195に対する閲覧履歴を参照する。サーバ装置10は、検索部140によって、閲覧履歴のうち過去所定期間内にユーザが閲覧した献立のうち、検索部140が検索したレシピを含む献立の献立情報195を検索する。なお、サーバ装置10は、検索部140によって、閲覧履歴に含まれておらず、かつ検索部140が検索したレシピを含む献立の献立情報195を検索しても良い。そして、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
【0062】
(ステップSP20)
サーバ装置10は、検索部140によって、他ユーザの購入情報192を検索する。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって、過去の所定期間内の他ユーザの購入情報192のうち、抽出部120が抽出した購入情報192に含まれる商品を含む購入情報192を検索する。そして、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
【0063】
(ステップSP22)
サーバ装置10は、提案部150によって、抽出部120によって抽出された購入情報192に含まれる商品を購入可能な店舗と当該商品とに関する情報を検索する。具体的には、サーバ装置10は、検索部140によって店舗情報196及び他ユーザの購入情報192を参照し、現在から所定期間内において、抽出された購入情報192に含まれる商品を購入可能な店舗と、商品の価格及び量を検索する。店舗に関する情報は、例えば、店舗名である。商品に関する情報は、例えば、商品名、商品の価格、及び商品の量である。そして、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
【0064】
(ステップSP24)
サーバ装置10は、提案部150によって、検索部140が検索したレシピ情報194のレシピをユーザに提案する。また、サーバ装置10は、提案部150によって、検索部140が検索した献立情報195の献立をユーザに提案する。また、サーバ装置10は、提案部150によって、検索部140によって検索された店舗及び商品に関する情報をユーザに提案する。
【0065】
ここで、
図5C~
図5Eを参照しつつ、サーバ装置10がユーザにレシピ、献立、店舗及び商品に関する情報を提案する際の画面について説明する。
図5Cは、
図1に示すサーバ装置10がレシピ及び献立を提案する場合における表示コンテンツ198の一例を示す図である。
図5Cに示す表示コンテンツ198は、ユーザに提案するレシピに関する情報及びボタン1985が上段に配置され、ユーザに提案する献立に関する情報及びボタン1986が中段に配置される。また、
図5Cに示す表示コンテンツ198は、購入情報192に含まれる商品に関する情報及びボタン1987が下段に配置される。なお、
図5Cには図示していないが、表示コンテンツ198は、ユーザに応じた広告が所定の箇所に配置されていても良い。
【0066】
ボタン1985は、表示コンテンツ198がユーザに提案しているレシピの詳細を表示制御するためのボタンであり、提案しているレシピ毎に表示コンテンツ198に配置されている。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1985が押下されると、押下されたボタンに対応するレシピの情報を示すコンテンツをユーザの端末20に表示制御する。
【0067】
ここで、
図5Dを参照しつつ、
図5Cにおいてボタン1985がユーザによって押下された場合に表示制御されるコンテンツについて説明する。
図5Dは、
図1に示すサーバ装置10がレシピに関する情報を表示制御する場合における表示コンテンツ198の一例を示す図である。
図5Dに示す表示コンテンツ198は、レシピ情報194のうち、料理に必要な材料の種類及び量と、料理の画像1988と、料理の作り方に関する記載とを含む。また、
図5Dに示す表示コンテンツ198は、レシピに不足している材料に関する情報と当該材料を購入可能な店舗に関する情報とボタン1987とを含む。
【0068】
ボタン1987は、表示コンテンツ198がユーザに提案しているレシピを作るにあたって不足している材料を購入可能な店舗に関する情報を表示制御するためのボタンである。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1987が押下されると、押下されたボタンに対応する材料を購入可能な店舗の情報を示すコンテンツをユーザの端末20に表示制御する。
【0069】
図5Cに戻って、ボタン1986は、表示コンテンツ198がユーザに提案している献立の詳細を表示制御するためのボタンであり、提案している献立毎に表示コンテンツ198に配置されている。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1986が押下されると、押下されたボタンに対応する献立の情報を示すコンテンツをユーザの端末20に表示制御する。
【0070】
ここで、
図5Eを参照しつつ、
図5Cにおいてボタン1986がユーザによって押下された場合に表示制御されるコンテンツについて説明する。
図5Eは、
図1に示すサーバ装置10が献立に関する情報を表示制御する場合における表示コンテンツ198の一例を示す図である。
図5Eに示す表示コンテンツ198は、献立情報195のうち、献立名と、献立に含まれる複数のレシピと、献立の画像1990とを含む。また、
図5Eに示す表示コンテンツ198は、献立に含まれるレシピに関する情報を表示制御するためのボタン1989を含む。
【0071】
ボタン1989は、表示コンテンツ198がユーザに提案している献立に含まれるレシピに関する情報を表示制御するためのボタンである。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1989が押下されると、押下されたボタンに対応するレシピの情報を示すコンテンツをユーザの端末20に表示制御する。具体的には、サーバ装置10は、
図5Eに示す表示コンテンツ198のうち「肉じゃが」の右側にあるボタンがユーザによって押下されると、
図5Dに示す「肉じゃが」のレシピを示す表示コンテンツ198をユーザの端末20に表示制御する。
【0072】
図5Cに戻って、ボタン1987は、表示コンテンツ198がユーザに提案している店舗及び商品の詳細を表示制御するためのボタンであり、提案している商品毎に表示コンテンツ198に配置されている。サーバ装置10は、ユーザによってボタン1987が押下されると、押下されたボタンに対応する商品を購入可能な店舗に関する情報を示すコンテンツをユーザの端末20に表示制御する。
【0073】
ここで、
図5Fを参照しつつ、
図5Cにおいてボタン1987がユーザによって押下された場合に表示制御されるコンテンツについて説明する。
図5Fは、
図1に示すサーバ装置10が材料の価格に関する情報を表示制御する場合における表示コンテンツ198の一例を示す図である。
図5Fに示す表示コンテンツ198は、料理に必要な材料や商品に関して、材料又は商品を購入可能な店舗の店舗名と、材料又は商品の価格に関する情報とを含む。
図4に戻って、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
【0074】
(ステップSP26)
サーバ装置10は、検索部140によって、検索部140が検索したレシピ情報194が示すレシピ、及び検索部140が検索した献立情報195が含むレシピに不足している材料があるか否かを判定する。サーバ装置10は、当該判定において、例えば、抽出部120が抽出した購入情報192が示す材料とレシピとを比較し、当該レシピに必要な材料のうち購入情報192に含まれていない材料があるか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP28の処理に移行する。これに対して、当該判定が否定判定である場合、
図4に示す一連の処理は、終了する。
【0075】
(ステップSP28)
サーバ装置10は、検索部140によって、検索部140が検索したレシピ、及び検索部140が検索した献立情報195が含むレシピに不足している材料を購入可能な店舗に関する購入情報192を検索する。そして、処理は、ステップSP30の処理に移行する。
【0076】
(ステップSP30)
サーバ装置10は、提案部150によって、検索部140が検索したレシピ、及び検索部140が検索した献立情報195が含むレシピに不足している材料を提案する。また、サーバ装置10は、提案部150によって、当該材料を購入可能な店舗に関する情報を提案する。そして、
図4に示す一連の処理は、終了する。
【0077】
<効果>
以上、本実施形態では、プログラムは、サーバ装置10(コンピュータ)を、ユーザからレシートの画像を取得する取得部110及び取得部110が取得した画像からレシートが示す購入に関する購入情報192を抽出する抽出部120として機能させる。また、プログラムは、サーバ装置10を、抽出部120が抽出した購入情報192が示す商品を材料とする料理のレシピに関するレシピ情報194を検索する検索部140、及び検索部140が検索したレシピ情報194をユーザに提案する提案部150 として機能させる。したがって、サーバ装置10は、ユーザが購入した商品に応じてユーザに料理のレシピを提案できる。
【0078】
また、本実施形態では、プログラムは、サーバ装置10を、購入情報192を記憶する記憶部190としてさらに機能させる。また、検索部140は、記憶部190に記憶されている過去の購入情報192及び抽出部120が抽出した購入情報192に基づいてレシピ情報194を検索する。したがって、サーバ装置10は、ユーザが今回購入した商品に加えてユーザが過去に購入した商品に応じてユーザに料理のレシピを提案できる。
【0079】
また、本実施形態では、検索部140は、検索したレシピ情報194が示す料理を含む献立に関する献立情報195を検索し、提案部150は、検索部140が検索した献立情報195をユーザに提案する。したがって、サーバ装置10は、ユーザが今回購入した商品に応じてユーザに献立を提案できる。
【0080】
また、本実施形態では、プログラムは、サーバ装置10を、レシピ情報194を登録する登録部130、並びに他ユーザによって登録されたレシピ情報194の閲覧履歴を含むユーザ情報191を記憶する記憶部190としてさらに機能させる。また、検索部140は、登録部130が登録したレシピ情報194及びユーザ情報191が含む閲覧履歴に基づいてレシピ情報194を検索する。したがって、サーバ装置10は、ユーザが今回購入した商品に加えて、ユーザが過去に閲覧した他ユーザによって登録されたレシピに応じてユーザに料理のレシピを提案できる。
【0081】
また、本実施形態では、検索部140は、登録部130が登録したレシピ情報194及びユーザ情報191が含む閲覧履歴が含むレシピ情報194と異なるレシピ情報194を検索する。したがって、サーバ装置10は、ユーザが閲覧済の他ユーザによって登録されたレシピを避けてユーザに料理のレシピを提案するため、ユーザが過去に作成していない可能性が高い料理のレシピをユーザに提案できる。
【0082】
また、本実施形態では、検索部140は、検索したレシピ情報194が示す料理の材料及び購入情報192に含まれる商品を比較し、料理の材料のうち購入情報192に含まれていない材料を検索する。また、提案部150は、検索部140が検索した材料をユーザに提案する。したがって、サーバ装置10は、ユーザに提案する料理のレシピに不足している材料の購入をユーザに提案できる。
【0083】
また、本実施形態では、プログラムは、サーバ装置10を、購入情報192を記憶する記憶部190としてさらに機能させる。また、検索部140は、記憶部190に記憶されている購入情報192のうち、検索した材料を購入可能な店舗に関する購入情報192を検索し、提案部150は、検索部140が検索した購入情報192が示す店舗に関する情報をユーザに提案する。したがって、サーバ装置10は、ユーザが次回以降に材料を購入する際に、ユーザに提案した店舗に訪れる動機付けを与えることができる。
【0084】
また、本実施形態では、プログラムは、サーバ装置10を、購入情報192を記憶する記憶部190としてさらに機能させる。また、検索部140は、記憶部190に記憶されているユーザと異なる他ユーザの購入情報192のうち、ユーザが購入した商品を含んでおりかつ商品が購入された店舗が所定の条件を満たしている購入情報192を検索する。また、提案部150は、検索部140が検索した購入情報192が示す店舗及び商品に関する情報をユーザに提案する。したがって、サーバ装置10は、他ユーザの購入情報192を用いることによってよりユーザに適した店舗及び商品をユーザに提案するため、ユーザが次回以降に材料を購入する際にユーザに提案した店舗に訪れる動機付けをより与えることができる。
【0085】
また、本実施形態では、プログラムは、サーバ装置10を、店舗に関する広告をユーザに提供する広告部160としてさらに機能させる。また、検索部140は、レシピのうち広告に含まれる材料を含む料理のレシピに関するレシピ情報194を検索する。したがって、サーバ装置10は、ユーザが次回以降に材料を購入する際に、ユーザに提案した店舗に訪れる動機付けをより与えることができる。
【0086】
<変形例>
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0087】
例えば、本実施形態では、サーバ装置10は、他ユーザによって登録されたレシピ情報194の閲覧履歴に基づいてレシピ情報194を検索するが、これに限られるものではない。サーバ装置10は、検索部140によって、登録部130によってユーザが自身で登録したレシピ情報194と抽出部120が抽出した購入情報192に基づいてレシピ情報194を検索しても良い。具体的には、サーバ装置10は、例えば、ユーザが自身で登録したレシピ情報194のレシピであり、かつ抽出部120が抽出した購入情報192が示す商品又は材料を含むレシピを検索しても良い。また、サーバ装置10は、例えば、抽出部120が抽出した購入情報192が示す商品又は材料を含んでおり、かつユーザが自身で登録したレシピ情報194以外のレシピを検索しても良い。この構成によれば、サーバ装置10は、ユーザが今回購入した商品に加えて、ユーザが登録したレシピ情報194を考慮してユーザに料理のレシピを提案できる。
【0088】
また、サーバ装置10は、登録部130によって、レシピ情報194が示す料理をユーザが採用したことを示す入力を受け付け、当該入力に従ってレシピの採用をレシピ情報194に登録しても良い。なお、サーバ装置10は、登録部130によるレシピの採用のレシピ情報194への登録にあたって、レシピ情報194にレシピの採用回数を記録及び更新する。この構成によれば、サーバ装置10は、ユーザが購入した商品に応じてユーザに料理のレシピを提案しつつ、ユーザにレシピが採用された回数を記録できる。
【0089】
また、サーバ装置10は、登録部130によって、献立情報195が示す献立をユーザが採用したことを示す入力を受け付け、当該入力に従って献立の採用を献立情報195に登録しても良い。なお、サーバ装置10は、登録部130によるレシピの採用の献立情報195への登録にあたって、献立情報195に献立の採用回数を記録及び更新する。この構成によれば、サーバ装置10は、ユーザが購入した商品に応じてユーザに献立を提案しつつ、ユーザに献立が採用された回数を記録できる。
【0090】
さらに、サーバ装置10は、検索部140によって、抽出部120が抽出した購入情報192が示す材料を含んでおり、かつレシピ情報194が示すレシピ又は献立情報195が示す献立のうち採用回数が所定回数以上のレシピ又は献立を検索しても良い。この構成によれば、サーバ装置10は、ユーザが購入した商品に応じて、採用回数が多い人気のレシピ又は献立をユーザに提案できる。
【符号の説明】
【0091】
10…サーバ装置(情報処理装置)、110…取得部、120…抽出部、140…検索部、150…提案部
【要約】
【課題】ユーザが購入した商品に応じて料理のレシピをユーザに提案できるプログラムを提供する。
【解決手段】プログラムは、コンピュータを、ユーザからレシートの画像を取得する取得部、取得部が取得した画像からレシートが示す購入に関する購入情報を抽出する抽出部、抽出部が抽出した購入情報が示す商品を材料とする料理のレシピに関するレシピ情報を検索する検索部、及び検索部が検索したレシピ情報をユーザに提案する提案部として機能させる。
【選択図】
図4