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  • -太陽光パネル傾斜装置 図1
  • -太陽光パネル傾斜装置 図2
  • -太陽光パネル傾斜装置 図3
  • -太陽光パネル傾斜装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-05
(45)【発行日】2025-02-14
(54)【発明の名称】太陽光パネル傾斜装置
(51)【国際特許分類】
   F24S 50/20 20180101AFI20250206BHJP
   H02S 20/32 20140101ALI20250206BHJP
   H02S 20/10 20140101ALI20250206BHJP
【FI】
F24S50/20
H02S20/32
H02S20/10 C
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2024067088
(22)【出願日】2024-04-01
【審査請求日】2024-05-09
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512045630
【氏名又は名称】青柳 六雄
(72)【発明者】
【氏名】青柳 六雄
【審査官】土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-040779(JP,A)
【文献】特開2016-213998(JP,A)
【文献】特開2008-270698(JP,A)
【文献】国際公開第2020/100181(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02S 20/00 -20/32
F24S 50/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
減速機付きモーター11によるチェーン駆動にて中心シャフトを中心にして、太陽光パネル1を傾斜して、太陽に追尾する太陽光パネル傾斜装置であって、
前記太陽光パネル傾斜装置は太陽光パネル取り付け板2に太陽光パネル1が設置され太陽光パネル取り付け板2の下に中心シャフト固定ブロック4が取り付けられ、中心シャフト固定ブロック4には中心シャフトが入っており中心シャフトを中心に太陽光パネル1が回転移動し固定ブロック4は中心シャフト固定用支柱5で大地に固定されており、
前記太陽光パネル取り付け板2に半円形状のチェーン取り付け案内板13が取り付けられ、このチェーン取り付け案内板13の外周にチェーンが沿うように取り付けられ3個のスプロケット9を経由して太陽光パネル取り付け板2の両側にチェ-ンたるみ調整付きチェーン固定ブロック6でチェーンを固定し、
前記太陽光パネル傾斜装置のスプロケット9はスプロケット支え支柱14と15で大地に固定されており減速機付きモ-タ-11と電磁ブレ-キ12が付いたモ-タ-11が駆動することによりスプロケット9を回転させることで、チェーン7を経由して中心シャフト3を中心に太陽光パネルを傾斜させ、
前記モーター11の減速機は400分の1位で強風や台風の時は電磁ブレーキも利用し、
前記太陽光パネル傾斜装置に取り付けられたスイッチ格納ボックス16内のスイッチ18を起点にしてコンピュウターによりモーターを回しタイマーで制御して太陽光パネル1を傾斜して使用する太陽光パネル傾斜装置
【請求項2】
前記太陽光パネル傾斜装置のスイッチ18が作動することにより太陽光パネル取り付け板2が、これ以上傾斜しない様にする為の防止用スイッチ18であり、スイッチ18を起点にしてコンピュウターによりモーター11を回し、タイマーで制御して太陽光パネル1を傾斜して使用し、四季によりプログラムを変えておく請求項1に記載の太陽光パネル傾斜装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
現状利用されている太陽光パネルは、固定式が多く発電効率が悪く、太陽の動きに合わせて太陽光パネルが移動する装置が少なく設置コストの安く強風に耐える構造のものが少ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開 2011-243934
【文献】特許 7433691
【文献】実登 3207547
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現状利用されている太陽光パネルは、固定式が多く雪国の積雪の問題などによる発電効率が悪く太陽光パネルが、フルに利用されていない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
チェーン駆動による太陽光パネルを傾ける装置が強固なことにより、太陽光パネルを太陽の方向に傾け移動することにより発電効率が上がり、
雪国の積雪の問題では太陽光パネルを垂直近くまで倒して、回避することが出来る。
強風の時や台風などの強風に耐える構造であり太陽光パネルの方向を変えることで回避することが可能です。
【発明の効果】
【0007】
太陽光パネルを太陽の方向に傾けることにより発電効率が上がり、太陽光パネルを傾ける構造がシンプルなことにより、実用性があります。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 外観図 太陽光パネル取り付け板2に太陽光パネル1が設置されており。太陽光パネル取り付け板2の下に中心シャフト固定ブロック4が、取り付けられ中心シャフト固定ブロック4には、中心シャフトが入っており中心シャフトを中心に太陽光パネル1が回転移動します。中心シャフト固定ブロック4が中心シャフト固定用支柱5で大地に固定されている。太陽光パネル取り付け板2にチェーン取り付け案内板13が取り付けられ、このチェーン取り付け案内板13(半円形状なっている)にチェーンが外周上に沿うように取り付けられスプロケット9の3個を、経由してチェーン固定ブロック6でセットされています。スプロケット9はスプロケット支え支柱14と15で固定されておりチェーン固定ブロック6はチェーンたるみ調整付き、減速機10にモーター11と電磁ブレーキ12が付いたモーター11が駆動することにより、スプロケット9を回転させることによりチェーン7を経由して、中心シャフト3を中心に太陽光パネルを傾斜することが出来ます。減速機は400分の1位で強風や台風の時は電磁ブレーキも利用します。スイッチ格納ボックス内のスイッチ18を起点にしてコンピュウターによりモーターを回し、タイマーで制御して太陽光パネル1を傾斜して使用します。
【0009】
図2】 太陽光パネル傾斜図 駆動シャフト8が回転することにより、スプロケット9が回転してチェーン駆動して、太陽光パネルが傾斜した図です。
【0010】
図3】 スイッチ格納ボックス 中心シャフト3にスイッチ取り付け板17が取り付けられており、そのスイッチ取り付け板17にスイッチ18取り付けられている。太陽光パネル取り付け板2にスイッチ格納ボックス16が取り付けられており、スイッチ格納ボックスの1部19にスイッチ用コマ20が、スイッチ用コマ取り付けボルト21で取り付けられている。太陽光パネル取り付け板2が移動することによりスイッチ用コマ20がスイッチ18を作動させることが出来る。スイッチ18は作動することにより太陽光パネル取り付け板2がこれ以上傾斜しない様にする為の、防止用スイッチ18です。スイッチ18を起点にしてコンピュウターによりモーターを回し、タイマーで制御して太陽光パネル1を傾斜して使用します。
【0011】
図4】 太陽光パネルを傾けての設置図 太陽光パネルを設置する場所により傾斜して設置した場合に、効率が上がる時の参考図です。
【発明を実施するための形態】
【0012】
スイッチ18を起点にしてコンピュウターによりモーターを回し、タイマーで制御して太陽光パネル1を傾斜して使用し、四季によりプログラムを変えておきます。
図面1のR寸法は重要で、精度が出ていないと円滑な動きが出来ないこと。定期的にチェーンのたるみの点検が必要です。
【産業上の利用可能性】
【0013】
設置コストが高くなりますが、太陽光パネルが太陽に追尾して効率が良いこと、
台風などの強風に耐える構造であり、積雪などの回避ができることにより、
産業上の利用可能性があります。
【符号の説明】
【0014】
1.太陽光パネル
2.太陽光パネル取り付け板
3.中心シャフト
4.中心シャフト固定ブロック
5.中心シャフト固定用支柱
6.チェーン固定ブロック (チェーンたるみ調整付き)
7.チェーン
8.駆動シャフト
9.スプロケット
10.減速機
11.モーター
12.電磁ブレーキ
13.チェーン取り付け案内板 (半円形状なっている)
14.スプロケット支え支柱
15.スプロケット支え支柱2
16.スイッチ格納ボックス
17.スイッチ取り付け板
18.スイッチ
19.スイッチ格納ボックスの1部
20.スイッチ用コマ
21.スイッチ用コマ取り付けボルト
22.軸受けブッシュ
【要約】      (修正有)
【課題】台風などの強風に耐えることができ、太陽光パネルの方向を変えることができる太陽光パネル傾斜装置を提供する。
【解決手段】減速機付きモーター11によるチェーン駆動にて中心シャフトを中心にして、太陽光パネル1を傾斜して、太陽に追尾する太陽光パネル傾斜装置。前記の太陽光パネル傾斜装置は太陽光パネル取り付け板2に太陽光パネル1が設置され、太陽光パネル取り付け板2の下に中心シャフト固定ブロック4が、取り付けられ中心シャフト固定ブロック4には中心シャフトが入っており中心シャフトを中心に太陽光パネル1が回転移動する。固定ブロック4は中心シャフト固定用支柱5で大地に固定されている太陽光パネル傾斜装置。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4