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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-06
(45)【発行日】2025-02-17
(54)【発明の名称】ゲーム装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/90 20140101AFI20250207BHJP
   A63F 13/20 20140101ALI20250207BHJP
   A63F 13/95 20140101ALI20250207BHJP
【FI】
A63F13/90
A63F13/20 A
A63F13/95 A
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2024049845
(22)【出願日】2024-03-26
【審査請求日】2024-08-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】武田 理志
(72)【発明者】
【氏名】松高 里奈
(72)【発明者】
【氏名】赤井 雅俊
(72)【発明者】
【氏名】中川 太志
(72)【発明者】
【氏名】衣川 航平
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-158886(JP,A)
【文献】特開2009-165801(JP,A)
【文献】特開2016-101257(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム装置であって、
本体部と、
前記本体部に設けられ、キャラクターが対応付けられているゲーム物品を載置可能な載置部と、
前記本体部に設けられ、前記載置部に載置されている前記ゲーム物品の情報を取得可能な取得部と、
前記本体部に設けられ、前記ゲーム物品から取得された情報に基づくゲームを提示可能な提示部と、
を備え、
前記提示部は、その端部において第1種類の発光部が設けられ
前記第1種類の発光部は、前記本体部の手前側であって当該提示部の外に向けてユーザから遠ざかる方向に発光するように構成されている、
ゲーム装置。
【請求項2】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、ユーザから遠ざかる方向の発光により前記提示部を照らさないように構成されている、ゲーム装置。
【請求項3】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、ゲーム装置手前側に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項4】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、前記ゲーム装置の斜め上方、及び斜め下方に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項5】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、第1方向、及び前記第1方向とは異なる第2方向に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項6】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、さらに第3方向、及び前記第3方向とは異なる第4方向に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項7】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、前記提示部の角部に設けられている、ゲーム装置。
【請求項8】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、前記提示部を挟む位置に設けられている、ゲーム装置。
【請求項9】
請求項1~の何れか一項に記載のゲーム装置であって、
さらに、前記本体部にはゲームの進行に応じて操作可能な操作部が設けられ、
前記本体部は、前記操作部が設けられている面部の端部において、第2種類の発光部が設けられ
前記第2種類の発光部は、前記面部の左右両側に向かって水平方向に発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項10】
請求項に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部と前記第2種類の発光部とは、異なる形態を成し、同一の色にて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項11】
請求項10に記載のゲーム装置であって、
前記第2種類の発光部は、前記面部と一体として構成されている、ゲーム装置。
【請求項12】
請求項11に記載のゲーム装置であって、
前記第2種類の発光部は、水平方向に発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項13】
請求項12に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部、及び前記第2種類の発光部は、ゲームの進行に応じて異なる態様にて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項14】
請求項13に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、その高さ位置が前記第2種類の発光部よりも高い位置に設けられている、ゲーム装置。
【請求項15】
請求項14に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、前記載置部から離間して設けられている、ゲーム装置。
【請求項16】
請求項15に記載のゲーム装置であって、
前記第2種類の発光部は、前記操作部から離間して設けられている、ゲーム装置。
【請求項17】
請求項16に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、第1乃至第4発光部を含み、
前記第1乃至前記第4発光部は、各々略同じ間隔で設けられている、ゲーム装置。
【請求項18】
請求項17に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部は、前記提示部に対し、着脱可能に構成され、
前記第2種類の発光部は、前記面部に対し、着脱不可能に構成されている、ゲーム装置。
【請求項19】
請求項18に記載のゲーム装置であって、
前記第1種類の発光部、又は前記第2種類の発光部は、各々、複数の発光部が積層されて設けられている、ゲーム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1においては、入力装置は、透過性を有する少なくとも2つのプレートと、プレートの間に設けられた透過性を有する仕切り部材とが並べられたパネル部材と、プレートと仕切り部材との間に設けられた反射部材と、プレート及び仕切り部材のそれぞれに対応して設けられた発光部材と、プレートに対応して設けられたタッチセンサとを備える構成、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-101257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、装置の入力部分の発光構造が開示されているが、ユーザにとってゲーム装置を装飾して光演出を行いながら視認性の向上に関する構成については何ら開示されていない。
【0005】
本発明は、光演出ができ且つ視認性を向上させたゲーム装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るゲーム装置は、本体部と、本体部に設けられ、キャラクターが対応付けられているゲーム物品を載置可能な載置部と、本体部に設けられ、載置部に載置されているゲーム物品の情報を取得可能な取得部と、本体部に設けられ、ゲーム物品から取得された情報に基づくゲームを提示可能な提示部と、を備え、提示部は、その端部において第1種類の発光部が設けられている、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様に係るゲーム装置によれば、視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明のゲーム装置の一態様を示す斜視図である。
図2図1に示すゲーム装置の側面図である。
図3図1に示すゲーム装置の正面図である。
図4図1に示すゲーム物品の表側及び裏側を示す平面図である。
図5図1に示す本体部の内部構造を示す垂直断面図である。
図6】ゲーム装置の載置部の拡大斜視図である。
図7図1に示すゲーム装置を上方から見た上面図である。
図8】第1種類の発光部の拡大分解図である。
図9図8のA-A線に沿った部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一態様であるゲーム装置について、図を参照して説明する。
なお、ゲーム装置を示す各図においては、操作するユーザから見た方向で、上下、左右、及び前後(手前側、後方側)を記載し、説明においてこの方向を用いて説明を行う。
図1は、ゲーム装置1の斜視図であり、図2は、ゲーム装置1の側面図である。
【0010】
ゲーム装置1は、キャラクターC(図4参照)が対応付けられているカード状のゲーム物品P(図4参照)を使用してゲームを行うことのできる装置である。ゲーム装置1は、図1及び図2に示すように、箱状の筐体の本体部10と、本体部10の上面側においてゲーム物品Pを載置可能な載置部20と、ゲーム物品Pの情報に基づいてゲームの画像を提示可能な複数のディスプレイからなる提示部30と、を備えている。
【0011】
本体部10は、水平に配置された載置部20の手前側、すなわち、ユーザ80が立って操作する側には、手前側下方に向かって傾斜する傾斜面15が設けられている。傾斜面15は面部を構成する。この傾斜面15には、例えば、3つの第1操作部41、第2操作部42、第3操作部43からなる操作部40が設けられている。また、傾斜面15の下端側の端縁15eには、操作部40の配置範囲(左右方向の長さ)よりも少し長い範囲において後方側に向かって凹む凹部16が設けられている。この凹部16が形成されていると、例えば、ユーザ80がゲーム装置1を使用する際に、図2に示すように、凹部16内に位置することができ、操作部40、及び載置部20に対してユーザ80がより接近できる。また、第1操作部41、第2操作部42、第3操作部43は、その内部に操作部発光源40aが設けられており、各々異なる色にて発光可能に構成されている。
【0012】
傾斜面15は、図2に示すように、その傾斜角度が水平面に対して手前側下方に向かって5度から45度の間の角度(θ)で傾斜するように構成されている。操作部40は、傾斜面15の傾斜に倣って傾斜している。
【0013】
提示部30には、その端部の角部30kにおいて第1種類の発光部51が設けられている。すなわち、提示部30の左右端及び上下端に計4個の第1種類の発光部51が当該提示部30を挟むように設けられている。この第1種類の発光部51は、概ねゲーム装置1の手前側に向けて提示部30の外に向けて発光するように構成されている。より具体的には、第1種類の発光部51は、第1方向(左斜め上方)の第1発光部51a、及び第1方向とは異なる第2方向(左斜め下方)の第2発光部51b、さらに第3方向(右斜め上方)の第3発光部51c、及び第3方向とは異なる第4方向(右斜め下方)の第4発光部51dである。
【0014】
また、本体部10は、操作部40が設けられている外面を構成している傾斜面15の左右両端に、第2種類の発光部52が設けられている。
【0015】
傾斜面15の右側寄りの位置には、ゲーム装置1を使用する際に、メダルや硬貨などの遊技媒体を投入するコイン投入口3、或いは通信カード等による対価の支払いを検出する対価検出部4が設けられている。すなわち、ゲーム装置1を使用するときは、コインや硬貨を投入するかは通信カード等による対価の支払いをする。この結果、ゲーム装置1は使用することができる。なお、ゲームを行うときは、ユーザ80の操作部40の操作及びユーザ80によって使用されるゲーム物品Pに基づいて、所定のゲームを実行することができる。
【0016】
また、本体部10の前面側の左下には、開口部9が設けられている。この開口部9は、ゲームの進行や結果、或いは対価の支払いに基づいて、例えばキャラクターCに関連した商品や景品が払い出される提供口である。
【0017】
図3は、ゲーム装置1の正面図である。
提示部30は、図3に示すように、載置部20とは若干の距離を空けて上側に設けられている。また、中央の第2提示部32は、載置部20の後方端部に対応して(図2参照)に位置しており、左右の第1提示部31、及び第3提示部33と同じ高さで且つ横に連続するように設けられている。また、左右の第1提示部31、及び第3提示部33は、所定の角度で左右端側が手前側に傾斜している。更に、第1提示部31、第2提示部32、及び第3提示部33は、縦・横に連続する画面を形成可能となっている。なお、提示部30は、載置部20に対して垂直となるように、本体部10の後部に立設された後方支持部35に支持されている。
【0018】
また、載置部20は、前述のように水平に設けられており、ゲーム進行に際しては、上面にゲーム物品P(図1及び図5参照)が載置される。ゲーム物品Pの所定の情報が読み取られることでゲーム進行が可能となる。また、ゲームの進行形態によっては、ゲーム物品Pを載置部20上においてスライド移動させる場合もある。このようにゲームの進行に際しては、ユーザ80は、操作部40を操作できる位置に立っているときには、前面側の提示部30により前面並びに斜め左右両が囲われるような視界環境となる。
【0019】
第1種類の発光部51は、図3に示すように、載置部20から離間した位置で、第2種類の発光部52よりも高い位置において第1乃至第4発光部(51a,51b,51c,51d)は、各々略同じ間隔で設けられている。また、第2種類の発光部52は、傾斜面15と一体として構成されている。そして、第2種類の発光部52は、傾斜面15の左右両側に向かって水平方向に発光可能に構成されている。
なお、第1種類の発光部51と第2種類の発光部52とは、異なる形態を成し、同一の色にて発光可能に構成されている。
【0020】
図4は、ゲーム物品Pの表側と裏側を示す平面図である。
ゲームにおいて使用するゲーム物品Pは、例えば、図4(a)に示すように長方形のカードである。このゲーム物品Pは、例えば表側には特定のキャラクターCが描かれている。一方、ゲーム物品Pは、その裏側に、図4(b)に示すように、例えば二次元コードPcが印刷されている。この二次元コードPcには、ゲーム物品Pの表側のキャラクターCに対応して、ゲーム進行が可能な適宜情報が書き込まれている。
【0021】
図5は、本体部10の内部構造を示す垂直断面図である。
載置部20は、図5に示すように、その表面ガラス板部20aの内側には、当該表面ガラス板部20aに近接した位置に平行に画像形成可能な載置提示部21が設けられている。載置提示部21は、例えば、透明な支持板ガラス上に、透過液晶、及び導光板を設けた構成となっている。載置提示部21は、表面ガラス板部20a上にゲーム物品Pの載置又は移動を指示する指示画像を表示することができる。
【0022】
また、載置部20は、光が透過できる構造であることで、載置部20上のゲーム物品Pの認識が可能である。例えば、本体部10の下部には、例えば反射ミラー22を介して表面ガラス板部20a上のゲーム物品Pを光学的読み取る撮影カメラの取得部18が設けられている。すなわち、取得部18は、載置部20に載置されているゲーム物品Pの二次元コードPcの情報を取得することができる。また、取得された情報は、本体部10内に設けられた制御部23により処理されて、提示部30の画像制御並びにゲーム進行が実施される。
【0023】
図6は、載置部20の拡大斜視図である。図7は、ゲーム装置1を上方から見た上面図である。
図6に示すように、載置部20は、その表面が透明な表面ガラス板部20aにより覆われて平坦な面として構成され、載置部周縁25が表面ガラス板部20aよりも若干低く構成されている。提示部30において、図7に示すように、左右中央の第2提示部32は、載置部20に対してその直上には位置しておらず、後方端の直上に位置している。また、左右の提示部31,32は、上方から見たときは載置部20の後方の角部分の上に位置してはいるものの、前方側のユーザ80側から見たときには角部分を遮ることなく、載置部20を広く使用できる配置となっている。
【0024】
ユーザ80は、凹部16の近くに立って操作部40、及びゲーム物品Pを操作している際には、図6及び図7に示すように、第1種類の発光部51、及び第2種類の発光部52の光は、操作部40から離間した位置で且つユーザ80から遠ざかる方向に照射されている。これにより、第1種類の発光部51、及び第2種類の発光部52の光は、ユーザ80の視界には殆ど入らず提示部30及び載置部20の視認性が確保される。
【0025】
ここで、第1種類の発光部51、及び第2種類の発光部52は、ゲームの進行に応じて異なる態様にて発光可能に構成されている。すなわち、ユーザ80がゲームを行っている空間を、ゲーム進行に伴って発光演出がされ、この時の発光演出の光はユーザ80の視界に殆ど入らない。
【0026】
図8は、第1種類の発光部51の拡大分解図である。図9は、図8のA-A線に沿った部分の断面図である。
第1種類の発光部51は、図8に示すように、提示部30に対し、着脱可能に構成されている。例えば、第1種類の発光部51は、左右の側面部材510の間に発光カバー50aが挟持された構造となっており、発光カバー50aの後方側に配置される基板50k上に複数のLEDからなる光源50eが設けられている。第1種類の発光部51は、左右の側面部材510を貫通する取付けねじ8を介してフレーム部34の角部30kに取付け・取り外しが容易に構成されている。
【0027】
光源50eは、図9に示すように、上下方向に列を成して複数列を形成するように配置されている。そして、この列(上下方向に3個並んだ列)が発光カバー50aの上下方向に形成された複数の仕切り板部50acの間に位置するように対応している。また、光源50eは、光を前方側に向かって照射するように向いている。したがって、第1種類の発光部51を前方側から見たときは、仕切り板部50ac並んだ横方向に複数の発光部が積層された状態の発光なる。
【0028】
なお、左右の側面部材510は、光を通さない部材にて構成されている。また、左右の側面部材510のうち内側の物は、発光カバー50aよりも大きく構成されている。これにより、第1種類の発光部51の光がゲーム操作領域に漏れないようにできる。
【0029】
第2種類の発光部52においても、仕切り板部50acについては第1種類の発光部51と同じ構成となっている。第2種類の発光部52の場合は、光源50eが左右方向に向かって光を照射するように配置されている。なお、第2種類の発光部52は、その発光カバー50aが前述のごとく傾斜面15と同じ外面を構成し、傾斜面15に対して着脱不可能に構成されている。
【0030】
以上述べたように、本態様のゲーム装置1は、提示部30には、その端部において提示部30の外に向けて発光可能に構成されている第1種類の発光部51を備えている。これにより、ゲーム装置1の光演出が可能となり、この演出の光は、外に向けられ、提示部30を照らさないように構成されているので、ユーザ80の操作領域に入ることがなく視認性の良い操作領域を形成することができる。また、第1種類の発光部51は、ゲーム装置1の手前側に向けて発光可能に構成されているので、ユーザ80側並びにユーザ80の周囲に発光演出ができ、発光演出効果を高めることができる。
【0031】
本態様のゲーム装置1においては、第1種類の発光部51は、ゲーム装置1の提示部30の角部30kにおいて当該提示部30を挟む位置に設けられ且つ斜め上方、及び斜め下方に向けて発光可能に構成されていることで、提示部30を囲む装飾機能を持たせることができ、さらに、ゲーム空間を大きく見せる光演出が可能である。
【0032】
本態様のゲーム装置1では、操作部40が設けられている傾斜面15と一体の端部において、第1種類の発光部51ものとは異なる形態で水平方向に光る第2種類の発光部52が設けられていることで、発光を多彩にできる。また、第1種類の発光部51、及び第2種類の発光部52は、ゲームの進行に応じて異なる態様にて発光可能に構成されていることで、ゲーム進行状態を光によって効果的な演出が可能である。
【0033】
また、本態様のゲーム装置1においては、第2種類の発光部52は、操作部40から離間して設けられているので、ユーザ80が立った位置(凹部16の近傍)においては視界には入り難くい位置となり操作の邪魔にならない。また、第1種類の発光部51の光も視界に直接的に入らないので、ゲーム操作がしやすい。
【0034】
また、本態様のゲーム装置1では、第1種類の第1乃至第4発光部(51a,51b,51c,51d)は、例えば正面側から見て上下間隔が全く同じで左右間隔も上下間隔に近く若干長い方形に提示部30を囲む角部に配置されているので、提示部30を発光バランスよく囲む装飾演出できる。
【0035】
本態様のゲーム装置1においては、第1種類の発光部51は、提示部30に対し、着脱が可能に構成されているので、例えば、ゲーム内容によって発光色等の変更が容易にでき、また、発光しないように取り外すことも容易にできる。
【0036】
以上、本発明の態様について説明したが、本発明はその技術思想の範囲で適宜変更することができる。例えば、上記態様においては、発光部50として第1種類の発光部51、及び第2種類の発光部52を設けた構成としたが、この構成に限るものではなく、例えば、第3種類の発光部を提示部30の上方側、或いは側面側、更には傾斜面15の下面側等に設けた構成であっても良い。
【0037】
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
【0038】
(1)
ゲーム装置であって、
本体部と、
上記本体部に設けられ、キャラクターが対応付けられているゲーム物品を載置可能な載置部と、
上記本体部に設けられ、上記載置部に載置されている上記ゲーム物品の情報を取得可能な取得部と、
上記本体部に設けられ、上記ゲーム物品から取得された情報に基づくゲームを提示可能な提示部と、
を備え、
上記提示部は、その端部において第1種類の発光部が設けられている、ゲーム装置。
【0039】
(2)
(1)に記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、上記提示部の外に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0040】
(3)
(1)又は(2)に記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、その発光により上記提示部を照らさないように構成されている、ゲーム装置。
【0041】
(4)
(1)~(3)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、ゲーム装置手前側に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0042】
(5)
(4)に記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、上記ゲーム装置の斜め上方、及び斜め下方に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0043】
(6)
(1)~(5)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、第1方向、及び上記第1方向とは異なる第2方向に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0044】
(7)
(6)に記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、さらに第3方向、及び上記第3方向とは異なる第4方向に向けて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0045】
(8)
(1)~(7)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、上記提示部の角部に設けられている、ゲーム装置。
【0046】
(9)
(1)~(8)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、上記提示部を挟む位置に設けられている、ゲーム装置。
【0047】
(10)
(1)~(9)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
さらに、上記本体部にはゲームの進行に応じて操作可能な操作部が設けられ、
上記本体部は、上記操作部が設けられている面部の端部において、第2種類の発光部が設けられている、ゲーム装置。
【0048】
(11)
(10)に記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部と上記第2種類の発光部とは、異なる形態を成し、同一の色にて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0049】
(12)
(10)又は(11)に記載のゲーム装置であって、
上記第2種類の発光部は、上記面部と一体として構成されている、ゲーム装置。
【0050】
(13)
(10)~(12)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第2種類の発光部は、水平方向に発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0051】
(14)
(10)~(13)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部、及び上記第2種類の発光部は、ゲームの進行に応じて異なる態様にて発光可能に構成されている、ゲーム装置。
【0052】
(15)
(10)~(14)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、その高さ位置が上記第2種類の発光部よりも高い位置に設けられている、ゲーム装置。
【0053】
(16)
(10)~(15)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、上記載置部から離間して設けられている、ゲーム装置。
【0054】
(17)
(10)~(16)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第2種類の発光部は、上記操作部から離間して設けられている、ゲーム装置。
【0055】
(18)
(10)~(17)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、第1乃至第4発光部を含み、
上記第1乃至上記第4発光部は、各々略同じ間隔で設けられている、ゲーム装置。
【0056】
(19)
(10)~(18)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部は、上記提示部に対し、着脱可能に構成され、
上記第2種類の発光部は、上記面部に対し、着脱不可能に構成されている、ゲーム装置。
【0057】
(20)
(10)~(19)の何れか1つに記載のゲーム装置であって、
上記第1種類の発光部、又は上記第2種類の発光部は、各々、複数の発光部が積層されて設けられている、ゲーム装置。
【符号の説明】
【0058】
1 ゲーム装置
10 本体部
18 取得部
20 載置部
30 提示部
30k 角部
40 操作部
50 発光部
51 第1種類の発光部(発光部)
51a 第1発光部(第1種類の発光部)
51b 第2発光部(第1種類の発光部)
51c 第3発光部(第1種類の発光部)
51d 第4発光部(第1種類の発光部)
52 第2種類の発光部
P ゲーム物品
【要約】
【課題】視認性を向上させたゲーム装置を提供する。
【解決手段】ゲーム装置1であって、本体部10と、本体部10に設けられ、キャラクターが対応付けられているゲーム物品Pを載置可能な載置部20と、本体部10に設けられ、載置部20に載置されているゲーム物品Pの情報を取得可能な取得部18と、本体部10に設けられ、ゲーム物品Pから取得された情報に基づくゲームを提示可能な提示部30と、を備え、提示部30は、その端部において第1種類の発光部51が設けられている、ゲーム装置1である。
【選択図】図1

図1
図2
図3
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図5
図6
図7
図8
図9