(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-10
(45)【発行日】2025-02-19
(54)【発明の名称】切断切開器具
(51)【国際特許分類】
A61B 17/3201 20060101AFI20250212BHJP
B26B 13/00 20060101ALI20250212BHJP
【FI】
A61B17/3201
B26B13/00 A
(21)【出願番号】P 2024087822
(22)【出願日】2024-05-30
【審査請求日】2024-10-16
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】304028346
【氏名又は名称】国立大学法人 香川大学
(73)【特許権者】
【識別番号】524205640
【氏名又は名称】山田鋳造鉄工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001597
【氏名又は名称】弁理士法人アローレインターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】宮下 武憲
(72)【発明者】
【氏名】山田 英登
【審査官】槻木澤 昌司
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3001847(JP,U)
【文献】実公平01-018139(JP,Y2)
【文献】特開2015-146854(JP,A)
【文献】実開昭55-101109(JP,U)
【文献】実開昭56-144509(JP,U)
【文献】実開昭48-051582(JP,U)
【文献】特開2021-132848(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0139616(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/3201
B26B 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに開閉可能となるように回動軸により回動自在に連結された一対の器具本体と、
前記器具本体の先端側に着脱可能に装着される刃体とを備え、
前記器具本体は、閉じたときの対向面に凸状の係合部が設けられ、
前記刃体は、
装着される前記器具本体に対して回転不能且つ移動不能となるように前記係合部が嵌合される長孔状の取付孔が形成されており、
前記係合部に、前記回動軸が挿通される挿通孔が形成されている切断切開器具。
【請求項2】
前記刃体は、メス刃である請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項3】
前記器具本体は、磁性体からなる前記刃体を磁力により吸着する吸着部を備える請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項4】
前記刃体の厚みは、前記係合部の高さよりも大きい請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項5】
前記挿通孔は、前記取付孔の長手方向と交差するように長孔状に形成され、
前記回動軸は、棒状の軸本体と、前記軸本体の両端に固定されて一対の前記器具本体の外面側にそれぞれ係合する係止頭部とを備えており、
前記係止頭部の少なくとも一方は、前記取付孔および前記挿通孔を通過可能な幅を有しており、前記挿通孔に対して相対的に回動させることにより前記挿通孔の縁部に係止される請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項6】
前記挿通孔は、前記係合部に複数形成されている請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項7】
ヒトまたは動物の手術や解剖等の医療用器具として使用される請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項8】
材料の切断や切開を行う加工用器具として使用される請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項9】
実験用または研究用の器具として使用される請求項1に記載の切断切開器具。
【請求項10】
互いに開閉可能となるように回動軸により回動自在に連結され、先端側に刃体が着脱可能に装着されて切断切開器具を構成する一対の器具本体であって、
前記器具本体は、前記刃体に形成された長孔状の取付孔に嵌合する凸状の係合部が、閉じたときの対向面に設けられており、
装着される前記器具本体に対して前記刃体が回転不能且つ移動不能となるように前記係合部が前記取付孔に嵌合し、
前記係合部に、前記回動軸が挿通される挿通孔が形成されている一対の器具本体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切断切開器具に関する。
【背景技術】
【0002】
組織の切断、切開、剥離等を行うことができる切断切開器具として、交換可能な刃体を備える構成が従来から知られている。例えば、特許文献1には、互いに回動可能な一対の把手の先端に、刃体を着脱可能な着脱機構を備える剪刀が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された剪刀は、把手に装着された刃体の脱落を防止するための着脱機構の構成が煩雑になり易く、製造コストが高くなるおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、交換可能な刃体の脱落を安価な構成により確実に防止することができる切断切開器具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、互いに開閉可能となるように回動軸により回動自在に連結された一対の器具本体と、前記器具本体の先端側に着脱可能に装着される刃体とを備え、前記器具本体は、閉じたときの対向面に凸状の係合部が設けられ、前記刃体は、装着される前記器具本体に対して回転不能且つ移動不能となるように前記係合部が嵌合される長孔状の取付孔が形成されており、前記係合部に、前記回動軸が挿通される挿通孔が形成されている切断切開器具により達成される。
【0007】
この切断切開器具において、前記刃体はメス刃であることが好ましい。
【0008】
前記器具本体は、磁性体からなる前記刃体を磁力により吸着する吸着部を備えることが好ましい。
【0009】
前記刃体の厚みは、前記係合部の高さよりも大きいことが好ましい。
【0010】
前記挿通孔は、前記取付孔の長手方向と交差するように長孔状に形成することができる。この構成において、前記回動軸は、棒状の軸本体と、前記軸本体の両端に固定されて一対の前記器具本体の外面側にそれぞれ係合する係止頭部とを備えることが好ましく、前記係止頭部の少なくとも一方は、前記取付孔および前記挿通孔を通過可能な幅を有しており、前記挿通孔に対して相対的に回動させることにより前記挿通孔の縁部に係止されるように構成することができる。
【0011】
前記挿通孔は、前記係合部に複数形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の切断切開器具によれば、交換可能な刃体の脱落を安価な構成により確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態に係る切断切開器具の斜視図である。
【
図3】
図1の切断切開器具の一部を示す平面図である。
【
図4】
図3の一部を取り外して示す要部拡大図である。
【
図7】本発明の他の実施形態に係る切断切開器具の平面図である。
【
図8】
図7に示す切断切開器具の組み立て方法を説明するための斜視図である。
【
図9】
図8に示す切断切開器具の組み立て後の状態を示す平面図である。
【
図10】本発明の実施例を説明するための図である。
【
図11】本発明の他の実施例を説明するための図である。
【
図12】本発明の更に他の実施例を説明するための図である。
【
図13】本発明の比較例を説明するための図である。
【
図14】本発明の他の比較例を説明するための図である。
【
図15】本発明の更に他の比較例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る切断切開器具の斜視図である。
図1に示すように、切断切開器具1は、一対の器具本体10と、一対の器具本体10のそれぞれに着脱可能に装着される刃体30とを備えている。
【0015】
器具本体10は、指を挿入可能な把持部11を基端側に有しており、刃体30が先端側に装着される。一対の器具本体10は、互いに開閉可能となるように回動軸20により回動自在に連結されており、
図1に示すように一対の器具本体10を閉じた状態で、刃体30同士が重なり合って対向しそれぞれの先端が揃うように構成されている。回動軸20は、ローレットタイプのネジであり、先端部にワッシャを介してナット(図示せず)が螺合されることで、切断切開器具1の分解および組み立てを容易にしている。回動軸20は、一般的なボルト・ナット等により構成してもよい。一対の器具本体10は、本実施形態においては同一形状のものを使用しているが、互いに異なる形状であってもよい。
【0016】
図2は、
図1の要部拡大図である。刃体30は、先端から一方の縁部に沿って刃線31が形成されており、一対の器具本体10を開いたときに刃線31同士が対向するように、器具本体10に装着される。各刃体30は、一対の器具本体10を閉じた状態で刃線31が露出しないように、刃線31の先端側が他の刃体30により保護され、刃線31の基端側が器具本体10の先端部12により保護される。
【0017】
図3は、刃体30が装着された器具本体10の平面図である。
図3に示す刃体30は、外科用メスに使用される交換式のメス刃であり、例えば、JIST2107に規定されたブレード(No.11)を好適に使用することができる。刃体30には、長孔状の取付孔32が形成されている。
【0018】
図4は、
図3に示す器具本体10の要部を、刃体30を取り外した状態で示す拡大図である。
図4に示すように、器具本体10の先端側には、刃体30を収容可能な溝部15が形成されており、溝部15の底面に凸状の係合部13が設けられている。係合部13は、
図3に示す刃体30の取付孔32に着脱可能に嵌合するように、取付孔32と略同じ形状を有しており、器具本体10の基端側から先端側に延びる長手方向両側縁部の直線部13a,13bが、取付孔32の縁部に当接する。これにより刃体30は、刃線31を器具本体10の先端側に突出させた状態で、器具本体10に確実に保持される。係合部13の高さは特に限定されないが、本実施形態においては溝部15を切削加工により形成することで、係合部13の高さが溝部15の深さに一致している。
【0019】
溝部15の底面には、円板状の永久磁石からなる吸着部16が面一になるように埋め込まれている。吸着部16は、磁性体からなる刃体30を磁力により吸着保持することで、切断切開器具1の組み立て作業を容易且つ安全に行うことができる。吸着部16の磁石材料は特に限定されないが、使用時にオートクレープによる加熱、減菌処理が行われることを考慮し、サマコバ磁石、アルニコ磁石、フェライト磁石等の耐熱性および耐食性に優れる磁石であることが好ましい。本実施形態においては、吸着部16をサマコバ(サマリウムコバルト)磁石により構成している。
【0020】
図3に示すように、係合部13には、係合部13の幅と略同径の円形の挿通孔14が、器具本体10の表裏を貫通するように形成されている。器具本体10は、刃体30同士が対向するように一対を重ね合わせて、挿通孔14に回転軸20(
図1参照)を挿通することにより、一対の器具本体10が回動自在に連結される。刃体30の厚みは、例えば0.25~0.4mm程度であり、係合部13の高さよりも若干(例えば、約0.1mm)大きいことが好ましく、対向する刃体30間のギャップをなくして刃体30の対向面同士を開閉時に摺動させることで、一対の器具本体10の開閉操作を、引っ掛かりが生じることなく安定して行うことができる。
【0021】
本実施形態の切断切開器具1によれば、一対の器具本体10の対向面にそれぞれ設けられた凸状の係合部13が、刃体30に形成された長孔状の取付孔32に嵌合することにより、使用時における刃体30の回転やガタツキを抑制して、組織の切開や剥離等を正確に行うことができる。
【0022】
また、挿通孔14が係合部13に形成されることで、回動軸20が刃体30の取付孔32に挿通されるため、器具本体10からの刃体30の脱落を、安価な構成により確実に防止することができる。
【0023】
更に、係合部13は、長孔状の取付孔32に対応した形状を有するため、挿通孔14の形成位置を係合部13の長手方向に沿って変化させることができる。これにより、汎用品等からなる同じ形状の刃体30を使用しつつ、一対の器具本体10の支点(回動中心)から刃体30の先端までの距離を、用途に応じて容易に調整することができる。例えば、刃体30の先端部に大きな力を作用させる場合には、係合部13の基端側に挿通孔14を形成する一方、刃体30の先端部で細かな作業を行う場合には、係合部13の先端側に挿通孔14を形成することができる。
【0024】
図5に示すように、挿通孔14は、係合部13に複数形成して、回動軸20を挿通する挿通孔14を適宜選択できるように構成してもよい。あるいは、、係合部13に対する挿通孔14の形成位置が異なる器具本体10を、予め複数用意しておき、用途等に応じて使い分けてもよい。
【0025】
図6は、
図4に示す器具本体10の変形例を示す下面図であり、器具本体10の要部を
図4とは反対側から示している。
図6に示す器具本体10の基本的な構成は、
図4に示す器具本体10の構成と同様であるが、挿通孔14は、
図4に示す係合部13の長手方向と直交方向に交差する長孔状であり、挿通孔14の長手方向両端部が係合部13からはみ出すように形成されている。
図6に示す器具本体10を備える切断切開器具は、
図7に示すように、挿通孔14と略同じ形状・大きさの係止頭部21を備える回転軸20により連結して構成することができる。
【0026】
図8は、
図7に示す切断切開器具1の組み立て方法を説明するための斜視図である。
図8(a)に示すように、回転軸20は、棒状の軸本体22と、軸本体22の両端に固定された係止頭部21,23とを備えている。係止頭部21,23は、短手方向の幅が取付孔32および挿通孔14の幅よりも小さく、長手方向の長さが取付孔32および挿通孔14の幅よりも大きくなるように形成されており、係止頭部21,23の長手方向を取付孔32および挿通孔14の長手方向に一致させることで、係止頭部21,23が取付孔32および挿通孔14を通過する一方、係止頭部21,23の長手方向を取付孔32および挿通孔14の長手方向に対して交差させることで、係止頭部21,23が取付孔32および挿通孔14を通過不能となるように構成されている。
【0027】
この切断切開器具1を組み立てる際には、まず、一方の係止頭部21を、一の器具本体10の挿通孔14および一の刃体30の取付孔32に挿通した後、一の器具本体10を軸本体22周りに回動させることにより、
図8(a)に示すように、一の刃体30が一の器具本体10に装着可能になると共に、他方の係止頭部23が一の器具本体10の外面側に係止される。他方の係止頭部23は、本実施形態では一方の係止頭部21と同じ形状を有しているが、一の器具本体10の挿通孔14の縁部に確実に係止可能であれば、他の形状であってもよい。
【0028】
ついで、
図8(b)に示すように、一方の係止頭部21を、他の刃体30の取付孔32および他の器具本体10の挿通孔14に挿通する。この後、他の器具本体10を、一の器具本体10に対して閉じるように軸本体22周りに回動させることにより、他の刃体30が他の器具本体10に装着可能になり、
図9に平面図で示すように、一方の係止頭部21が、他の器具本体10の外面側で挿通孔14の縁部に係止される。
【0029】
この切断切開器具1は、係止頭部21,23が軸本体22に対して分離不能に一体化された回転軸20を使用することができ、且つ、通常の使用時には回転軸20が一対の器具本体10から脱落するおそれがないため、回転軸20による一対の器具本体10の連結状態を確実に維持して刃体30の脱落を防止することができる。
【0030】
上記各実施形態の切断切開器具1は、刃厚が薄いメス刃からなる刃体30を使用することで、てこの原理を利用してスムーズな切開や剥離等を行うことが可能であり、各器具本体10の操作を組み合わせることで、施術を効率良く行うことができる。また、一対の器具本体10を閉じることにより、刃体30の刃線31が露出しないように保護されるため、施術中における組織の不要な切断、切開、剥離等を確実に防止することができる。使用後は、刃体30を取り外して一対の器具本体10の滅菌処理を行い、新たな刃体30を装着することで、繰り返し使用することができる。
【0031】
上記各実施形態の切断切開器具1は、ヒトの組織の切断、切開、切離、剥離等により手術や解剖等を行うことができる医療用器具として使用することを想定したものであるが、本発明の切断切開器具は、必ずしもこの用途に限定されるものではなく、例えば、ヒト以外の動物の医療用器具として使用することもできる。また、良好な切れ味が得られるため、医療用以外に、食材等の材料の切断や切開を行う加工用器具や、バイオ系の基礎研究等に用いられる実験用または研究用の器具として、本発明の切断切開器具を使用することもできる。
【0032】
以下、実施例および比較例に基づき、本発明を更に詳細に説明する。但し、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
【0033】
(実施例1)
図1に示す切断切開器具1を用いて、鶏肉(皮つきもも肉)の切開を行ったところ、
図10(a)および(b)に示すように、刃体でスムーズに押し切ることが可能であり、最終的には
図10(c)に示すように、ぶれずに鋭的に切開することができた。切開成功率(n=5)は、100%であった。
【0034】
(実施例2)
図1に示す切断切開器具1を用いて発泡スチロールを2か所切開したところ、
図11(a)および(b)に矢印で示すように、いずれの箇所においてもスムーズで鋭的な切開が可能であった。
【0035】
(実施例3)
図1に示す切断切開器具1を用いて、ラットの頭蓋骨(頭頂骨)の切開を行った。
図12(a)に示すように、各刃体を開いた状態で刃先を頭蓋骨に突き刺して貫通させた後、
図12(b)に示すように各刃体を閉じることにより、ぶれずに骨を鋭的に切ることが可能であった。この状態を裏から見ると、
図12(c)に示すように刃先が頭蓋骨を貫通した状態が維持されていた。
【0036】
(比較例1)
従来の眼科用剪刀を用いて実施例1と同様の試験を行ったところ、
図13(a)および(b)に示すように、皮膚が単に寄せられるだけで押し切ることができず、最終的には
図13(c)に示すように、皮膚が左右にブレる「逃げ」が生じて切開することができなかった。切開成功率(n=5)は、0%であった。
【0037】
(比較例2)
従来の眼科用剪刀を用いて実施例2と同様の試験を行ったところ、切開部分に沿って鈍なブレードが刺さるため、
図14(a)および(b)に矢印で示すように、いずれの箇所においても断面がギザギザで不整になった。
【0038】
(比較例3)
従来の眼科用剪刀を用いて実施例3と同様の試験を行ったところ、
図15(a)に示すように、刃先を頭蓋骨に貫通させることができないだけでなく、刃先を頭蓋骨に突き刺すこともできなかった。この状態から無理に切断しようとすると、
図15(b)に示すように骨が不規則に割れて粉砕する結果になった。
【符号の説明】
【0039】
1 切断切開器具
10 器具本体
13 係合部
14 挿通孔
16 吸着部
20 回動軸
21,23 係止頭部
22 軸本体
30 刃体
32 取付孔
【要約】
【課題】 交換可能な刃体の脱落を安価な構成により確実に防止することができる切断切開器具を提供する。
【解決手段】 互いに開閉可能となるように回動軸20により回動自在に連結された一対の器具本体10と、器具本体10の先端側に着脱可能に装着される刃体30とを備え、器具本体10は、閉じたときの対向面に凸状の係合部13が設けられ、刃体30は、係合部13が嵌合される長孔状の取付孔32が形成されており、係合部13に、回動軸20が挿通される挿通孔14が形成されている切断切開器具1である。
【選択図】
図8