(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-10
(45)【発行日】2025-02-19
(54)【発明の名称】サイドリンク無線送信/受信ユニット(WTRU)間連携のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20250212BHJP
H04W 72/563 20230101ALI20250212BHJP
H04W 72/54 20230101ALI20250212BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W72/563
H04W72/54 110
(21)【出願番号】P 2022561385
(86)(22)【出願日】2021-04-08
(86)【国際出願番号】 US2021026352
(87)【国際公開番号】W WO2021207473
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2024-04-08
(32)【優先日】2020-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】テン、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、トゥオン
(72)【発明者】
【氏名】フリーダ、マルティーノ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ムンイル
【審査官】桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/060332(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/033088(WO,A1)
【文献】LG Electronics,Discussion on resource allocation mechanism for NR V2X,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900650,2019年01月21日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900650.zip>
【文献】Intel Corporation,Sidelink Resource Allocation Mode-2 Design for NR V2X Communication,3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906796,2019年05月13日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906796.zip>
【文献】Fujitsu,Considerations on Inter-UE Coordination for Mode 2 Enhancements,3GPP TSG RAN WG1 #103-e R1-2007788,2020年10月26日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_103-e/Docs/R1-2007788.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサ及びメモリを備える第1の無線送受信ユニット(WTRU)であって、
前記プロセッサ及びメモリは、
第2のWTRUからリソース情報要求を受信することであって、前記リソース情報要求は、前記第2のWTRUによって実行される送信に関連付けられる優先度のインジケーション、前記第2のWTRUによって実行される前記送信に関連付けられる時間窓の開始及び終了のインジケーション、並びに前記第2のWTRUによって実行される前記送信に関連付けられるサブチャネルの数のインジケーションを含む、ことと、
示された前記優先度、前記時間窓の開始時及び終了時、並びに前記サブチャネルの数に基づいて1つ以上のリソースのセットを判定することであって、前記1つ以上のリソースのセットは、第1のWTRUが前記第2のWTRUによって実行される前記送信のために前記第2のWTRUによって使用可能であると判断した1つ以上のリソースを含む、ことと、
前記第2のWTRUに支援情報を送信するための支援情報リソースを判定することであって、前記支援情報は、前記1つ以上のリソースのセットのインジケーションを含む、ことと、
前記支援情報リソースを使用して、前記支援情報を含む媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)またはサイドリンク制御情報(SCI)を前記第2のWTRUに送信することと、
候補リソースのセットを感知することに基づいて前記1つ以上のリソースのセットの1つ以上のリソースが前記第2のWTRUによって使用可能であると判定することであって、前記感知することは、前記候補リソースのセットの1つ以上の候補リソースについてのRSRP(reference signal received power)測定を判定することを含む、ことと、
前記リソース情報要求に含まれる前記優先度のインジケーションに基づいて閾値を判定することであって、
前記リソース情報要求に含まれる前記優先度のインジケーションは、前記第2のWTRUによって実行される前記送信に関連付けられるレイヤ1(L1)優先度を示し、
前記L1優先度は、最高優先度に設定される、
ことと、
を実行するように構成され、
前記プロセッサ及びメモリは、(1)前記L1優先度に基づいて重み付け係数を判定することと、(2)前記重み付け係数をRSRP値に適用することと、(3)前記重み付け係数に基づいて前記閾値を判定することと、をさらに実行するように構成される、
第1のWTRU。
【請求項2】
前記感知することは、前記RSRP測定を
前記閾値と比較することを含む、請求項1の第1のWTRU。
【請求項3】
前記支援情報は、リソースタイプのインジケーションを含む、請求項1の第1のWTRU。
【請求項4】
前記リソースタイプは、前記1つ以上のリソースのセットの1つ以上のリソースが好ましいリソースであることを示す、請求項3の第1のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、通信の分野に関し、より具体的には、新無線及び/又は新無線(NR)アクセス技術並びに通信システムを使用して実行される通信を含む、高度又は次世代無線通信システムにおける通信のための方法、装置、システム、アーキテクチャ、及びインターフェースに関する。NRアクセス技術及び通信システムは、例えば、車道上の自動車、インフラストラクチャ、歩行者、及び/又はネットワークのうちのいずれかの間の通信のための車両通信(V2X)を含むことができ(例えば、そのために使用することができ)、無線送信/受信ユニット(WTRU)が互いに(例えば、直接)通信し得る。
【0002】
V2Xシナリオは、(1)WTRUが車両通信メッセージの送受信を開始するためにネットワークから支援を受け取ることができるカバレッジ内シナリオと、(2)WTRUが事前に構成されたパラメータを使用して、車両通信メッセージの送受信を開始し得るカバレッジ外シナリオとを含む。V2Xサービスは、以下を含む:(1)車両対車両(V2V):車両WTRUが互いに直接通信し得る;(2)車両対インフラストラクチャ(V2I):車両WTRUは、道路側ユニット(RSU)、又は進化型NodeBs(eNBs)若しくは他のアクセスポイントなどの基地局(BS)のいずれかと通信し得る;(3)車両対ネットワーク(V2N):車両WTRUは、コアネットワークと通信し得る、及び(4)車両対歩行者(V2P):車両WTRUは、特定の及び/又は特別な条件下で、例えば、低バッテリ容量下で歩行者に関連付けられたUEと通信し得る。更に、V2X使用事例は、進化型モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、及び超信頼低遅延通信(URLLC)を含み得る。異なる使用事例は、より高いデータ速度、より高いスペクトル効率、低電力、及びより高いエネルギー効率、より短い遅延、及びより高い信頼性などの異なる要件に焦点を当ててもよい。
【図面の簡単な説明】
【0003】
より詳細な理解は、添付の図面と併せて例として与えられる以下の説明から得られ得、図中の同様の参照番号は、同様の要素を示す。
【
図1A】1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを示すシステム図である。
【
図1B】一実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)を示すシステム図である。
【
図1C】一実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を示すシステム図である。
【
図1D】一実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを示すシステム図である。
【
図2】実施形態による、明示的な要求によってトリガされた支援情報送信を示す図である。
【
図3】実施形態による、半永続的(SP)ベースのリソース予約によってトリガされる支援情報送信を示す図である。
【
図4】実施形態による、HARQACK/NACK送信及びHARQ再送信のいずれかによってトリガされる支援送信を示す図である。
【
図5】実施形態による、リソースセット情報を提供する支援送信を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
実施形態を実施するための例示的なネットワーク
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を採用し得る。
【0005】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、ウォッチ又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0006】
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112など、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(base transceiver station、BTS)、ノードB、eNodeB、ホームノードB、ホームeNodeB、gNB、NR NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
【0007】
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又はライセンス及び未認可スペクトルの組合せであり得る。セルは、比較的固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信及び/又は受信し得る。
【0008】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得るが、このエアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
【0009】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(UMTS Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0010】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、ロングタームエボリューション(LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
【0011】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、この技術は、New Radio(NR)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
【0012】
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、及び/又は複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に送信される/そこから送信される送信によって特徴付けられ得る。
【0013】
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0014】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。
図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0015】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。
図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を採用して別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0016】
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たし得る。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0017】
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0018】
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。
図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組合せを含み得ることが理解されよう。
【0019】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが理解されよう。
【0020】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信及び/又は受信するように構成され得るということが理解されよう。
【0021】
送信/受信要素122は、単一の要素として
図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0022】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えばNR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0023】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。更に、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリの情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
【0024】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得るが、WTRU102における他の構成要素に電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0025】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を判定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得るということが理解されよう。
【0026】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
【0027】
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又はすべての送信及び受信が並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WRTU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のうちのいくつか又は全てのうちのどれかの送信及び受信のための半二重無線機を含み得る。
【0028】
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0029】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNode-Bを含み得るということが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0030】
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。
図1Cに示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
【0031】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0032】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode-B160a、160b、及び160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービス中のゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0033】
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングし、転送し得る。SGW164は、eNode-B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
【0034】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0035】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、又はそれと通信し得る。更に、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0036】
WTRUは、無線端末として
図1A~
図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
【0037】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
【0038】
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入る、かつ/又はBSSから出るトラフィックを搬送する別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先への生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTAどうしの間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ、かつ/又は参照され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTAどうし(例えば、STAの全部)は互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
【0039】
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。一次チャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。いくつかの代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance、CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると感知され/検出され、かつ/又は判定される場合、特定のSTAはバックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
【0040】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組合せを介して形成され得る。
【0041】
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する20MHzチャネルどうしを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作を逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
【0042】
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、かつ/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、限定された能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0043】
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因して一次チャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであるとみなされ得る。
【0044】
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
【0045】
図1Dは、一実施形態によるRAN113及びCN115を示すシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0046】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
【0047】
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、かつ/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0048】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可バンドにおける信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービスするための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0049】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。
図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
【0050】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0051】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などの役割を果たすことができる。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービス、及び/又は同様のものなどの異なる使用事例のために確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0052】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115におけるAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115におけるUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、WTRU IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
【0053】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
【0054】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むか、又はそれと通信し得る。更に、CN115は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(local Data Network、DN)185a、185bに接続され得る。
【0055】
図1A~
図1D、及び
図1A~
図1Dの対応する説明から見て、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関する、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
【0056】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して試験を実行し得る。
【0057】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0058】
(詳細な説明)
車両通信(V2X)の場合、例えば、(例えば、LTE)リリース14(R14)モード3及び4、及びリリース16(R16)モード2などの様々な動作モードが存在し得る。モード2の動作の場合、R16 V2X WTRUは、例えば、いかなる中央スケジューリング及びWTRU間連携なしで、感知に基づいて、リソース(再)選択を実行する。そのような場合、感知機構は、(例えば、特に輻輳したシナリオで)利用可能なリソースが限定されたときに、例えば、RSRP閾値の増加に起因して(例えば、潜在的な)衝突をもたらす可能性がある。更に、そのような場合、(例えば、そのような)衝突が半永続的なリソース予約に対して発生する場合、衝突は永続的になり、連続したパケット損失を引き起こす可能性がある。結果として、R16 NRサイドリンク(SL)は、例えば、チャネルがビジー状態であるときの条件(例えば、輻輳シナリオなど)下で、高信頼低遅延を確保しない(例えば、確保することができない)。
【0059】
リリース17(R17)は、(例えば、高度)動作シナリオにおける超高信頼低遅延通信(URLLC)タイプSL使用事例をサポートする。(例えば、上述のように)特定の送信に対して制限されたサポートを提供するR16を考慮して、モード2の動作におけるWTRU間連携が、例えば、R17について考慮されている。すなわち、R17について、SL送信の信頼性及び遅延を改善するためのUE間連携が考慮される。そのような連携の1つの形態は、別のWTRUに支援情報を提供するWTRUである。支援情報は、WTRUによって判定されたリソースのセットとすることができる。例えば、WTRU間連携は、モード2でリソースのセットを判定し、第2のWTRUにそれらを送信する第1のWTRUを含み、その結果、第2のWTRUは、自身の送信のためのリソース選択においてこれを考慮に入れることができる。
【0060】
しかしながら、モード2の場合、(例えば、従来、関連技術分野で、R17でなど)、WTRU間の連携の不足があり(例えば、連携がなく)、例えば、あるWTRUは、例えば、別のWTRUが送信のためのトラフィックを有するかどうか、又はいつ有するかを知らず、更には、あるWTRUは、別のWTRUがどのタイプのリソースを使用するかを知らない。そのような連携の欠如は、過剰な数の必要な送信をもたらし得る。したがって、過剰な数の必要な送信を回避しながら、WTRU間連携特徴を可能にする必要がある。少なくとも上述の問題(例えば、WTRU間連携の欠如)を考慮に入れて、以下の問題/疑問のうちのいずれかの解決策を提供する(例えば、対応する、解決するなど)必要がある:(1)WTRU(複数可)が支援情報を提供するか。(2)どのWTRU(複数可)が支援情報を要求及び/又は受信するか、(3)そのような連携のトリガ条件は何か、(4)WTRU(複数可)が、例えば、別のWTRU(複数可)のリソース選択に有用な支援情報をどのように取得するか、(5)支援情報が何を含むか、(6)支援情報がどのように送信されるか、(7)別のWTRU(複数可)がそのリソース選択においてどのように支援情報を使用するか。
【0061】
実施形態によれば、WTRUは、支援情報を、例えば、他のWTRU、又は任意の他の類似及び/又は適切なネットワークノードに送信し得る(例えば、支援送信を実行し得る)。実施形態によれば、WTRUは、例えば、他のWTRUによる送信のためのSLリソース選択を支援する支援送信を実行し得る。実施形態によれば、支援送信は、SLリソースのセットを含む情報を搬送し得る(例えば、支援を含む)。実施形態によれば、WTRUは、支援WTRU(例えば、支援側WTRU)であり得る。すなわち、本明細書で論じられる及び/又は言及されるように、WTRUは、例えば、支援送信を実行する場合に、支援側WTRUと称されることがある。実施形態によれば、WTRU(複数可)は、支援送信をトリガするか、又は受信するかのいずれかを行い得る。実施形態によれば、支援送信をトリガする及び/又は受信するWTRU(複数可)は、被支援側WTRUと称されることがある。実施形態によれば、本明細書では、支援側WTRU及び被支援側WTRUは、(例えば、特定の)支援情報送信に関してそのように称されることがある。
【0062】
支援送信のトリガのWTRUの判定
実施形態によれば、WTRUは、支援送信を実行するか、及び支援側WTRUになるかのいずれかを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、任意の数の条件(例えば、トリガ)に従って(例えば、基づいて)、支援送信を実行する、及び/又は支援側WTRUとなると判定し得る。実施形態によれば、(例えば、支援送信を実行する、及び/又は支援側WTRUになるのいずれかを判定するために使用される)そのようなトリガ及び/又は条件には、以下が挙げられ得る:(1)WTRUが、例えば、被支援側WTRUからの支援送信の明示的な要求を受信する;(2)WTRUが、被支援側WTRUによって半永続的リソース予約を受信する;(3)WTRUが、被支援側WTRUからCSI要求を受信する;(4)WTRUが、例えば、被支援側WTRUによる/との、セミ永続的リソース予約に適用可能な(例えば、いくつかの)衝突を検出する;(5)WTRUが、被支援側WTRUからのいくつかのPSSCHを復号化することができず、例えば、対応するHARQ NACK送信を送信する;(6)WTRUが、被支援側WTRUからのリソース予約に対応するいくつかのPSSCHを復号することができない;(7)WTRUが、被支援側WTRUから、(本明細書で言及されるように、構成された、事前に構成された、及び(事前に)構成されたという文言は、互換可能に使用される)閾値を下回る(例えば、超えて延びる)範囲に位置する;(8)WTRUが、(事前に)構成された閾値よりも高い輻輳メトリック(例えば、チャネルビジー比(CBR))を測定(例えば、検出、判定など)する;(9)WTRUが、被支援側WTRUに適用可能なSLリンク確立(例えば、手順)シグナリング中(例えば、間)の支援送信のための構成を受信する、(10)WTRUが、(例えば、(事前に)構成された、特定の、などの)タイプ(例えば、車両WTRU、歩行者ユーザ、交通弱者(VRU)、第一対応者など)である。実施形態によれば、WTRUは、例えば、被支援側WTRUに関連付けられたデータが(例えば、送信のために)利用可能である場合、支援送信をトリガし得る(例えば、実施、実行、送信などを判定し得る)。実施形態によれば、WTRUは、例えば、V2Xアプリケーション、データグループ、WTRUグループ、アプリケーショングループなどのいずれかについて、例えば、周期的支援送信を実行するように(例えば、事前に)構成され得る。
【0063】
図2は、実施形態による、明示的な要求によってトリガされた支援情報送信を示す図である。
【0064】
実施形態によれば、支援情報の送信(例えば、WTRU支援送信)は、(例えば、明示的な、信号で伝達された、判定された、などの)要求によってトリガされ得る。実施形態によれば、支援送信の(例えば、そのような、明示的な、信号で伝達された、判定された、などの)要求(例えば、支援送信要求)の送信は、例えば、(例えば、特定の)条件に従って実行(例えば、トリガ、判定など)され得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、送信ブロック(TB)のリソース(再)選択がより上位の層によってトリガされる場合に、明示的な支援送信要求を送信するか、被支援側WTRUになるかのいずれかを判定し得る。
【0065】
実施形態によれば、WTRUは、以下の条件(例えば、トリガ)のいずれかに従って(例えば、基づいて、満たしてなど)、(例えば、上位層によってトリガされるTBのリソース(再)選択に加えて、及び/又はその代わりに)明示的な支援送信要求を送信する、及び被支援側WTRUになるのいずれかを判定する:(1)(例えば、残りの)パケット遅延バジェットが(事前に)構成された閾値を超える(例えば、残りのパケット遅延バジェットは、支援送信要求及び支援送信に関連付けられた(例えば、それらによって生じた)往復伝搬及びWTRU処理時間を可能にする;(2)信頼性が、(事前に)構成された閾値を超える(例えば、支援送信が、1E-5で/のBLERなどの高信頼TBの送信によってトリガされる);(3)優先度が、(事前に)構成された閾値を超える(例えば、WTRU間支援手順が、高優先度のTBの送信によってトリガされ得る);(4)輸送パケットのサイズが、(事前に)構成された閾値を超える(例えば、支援送信が、多数のサブチャネルを必要とする大きなTBの送信によってトリガされ得る);(5)支援送信要求が送信されるWTRUまでの距離(例えば、意図される)WTRUまでの距離が、(事前に)構成された閾値を下回る。
【0066】
実施形態によれば、支援送信要求の内容は、様々な情報を示し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、支援送信要求において、以下の(例えば、リソース(再)選択)情報のいずれかを含み得る:(1)例えば、PSSCHリソースがそこから報告され得るリソースプール;(2)例えば、被支援側WTRUによる送信のために使用されるTBのL1優先度;(3)例えば、被支援側WTRUによる送信のために使用されるTBの残りのパケット遅延バジェット(PDB)(すなわち、スロット内);(4)T1_TB、例えば、TBが送信され得る送信窓の開始;(5)T2_TB、例えば、送信窓の終了、(6)例えば、TBのPSSCH送信に使用されるためのサブチャネルの数;及び(7)(i)リソースセットで要求されたリソースの数、及び(ii)送信窓内の候補リソースの総数の比など、リソースセット内で必要な(要求される)リソースの数。
【0067】
実施形態によれば、(例えば、被支援側)WTRUは、送信に使用されるTBの残りのPDB、支援送信要求のために予約された時間リソースのうちのいずれかに従って(例えば、基づいて)、例えば、支援送信要求に含まれる(例えば、残りの)PDBを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、以下の式[1]に示されるように、支援送信要求に含まれる残りのPDBを計算し得る:
【0068】
【0069】
実施形態によれば、例えば、WTRUは、WTRUがTBに関連付けられたスロットn内のリソース選択トリガを受信し、WTRUがスロットmで支援送信要求を送信すると判定する場合、式[1]を用いて残りのPDBを算出し得る。実施形態によれば、(例えば、別の場合では)被支援側WTRUは、(事前に)構成されたT2_minに基づいてT2_TBを判定し得る。例えば、実施形態によれば、T2_min≦T2_TB≦PDBTBである場合、被支援側WTRUは、例えば、WTRU実装に従って(例えば、設計された、選択された、など)、T2_TBを選択し得る。また、実施形態によれば、T2_min>PDBTBの場合、T2_DBはPDBTBと等しくてもよい。
【0070】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、TBのQoS要件に従って(例えば、基づいて)、T1_TBを判定し得る。すなわち、実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、高い信頼性及び/又は優先度要件のいずれかを有するTBのリソース選択のためにより多くのリソースを可能にするために、大きな送信窓の初期T1_TBを判定し得る。実施形態によれば、T1_TB及びT2_TBのいずれかは、絶対フレーム、サブフレーム、及びスロット番号のうちのいずれかであり得る。実施形態によれば、T1_TB及びT2_TBのいずれかは、支援送信要求のタイミング(スロット)に対するオフセット(すなわち、スロットの数)であり得る。
【0071】
実施形態によれば、支援送信要求は、様々なリソース、シグナリング、メッセージング、チャネルなどのいずれかを使用して送信され得る。実施形態によれば、支援送信要求は、例えば、PSCCHを使用して、PHYシグナリングを使用して送信され得る(例えば、搬送され得る)。実施形態によれば、支援送信要求は、スタンドアロンPSCCHを使用して送信され得る(例えば、搬送され得る)。実施形態によれば、支援送信要求は、例えば、PSSCH送信を使用して、MAC CE又はRRCシグナリングのいずれかを使用して送信され得る(例えば、搬送され得る)。
【0072】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、複数の構成のうちのいずれかに従って、支援送信要求を送信し得る。例えば、実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、被支援側WTRUが、支援送信要求のみを含むPSSCHを送信する(例えば、送信し得る)場合、1つのサブチャネルを使用してPSSCH/PSCCHを有する構成に従って、支援送信要求を送信し得る。別の例として、実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、被支援側WTRUが支援送信要求とデータTBの両方を含むPSSCHを送信する場合、複数のサブチャネルを使用してPSSCH/PSCCHを有する構成に従って、支援送信要求を送信し得る。
【0073】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、支援送信要求のためのリソース選択のために感知を実行し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、以下で論じられるように、様々な感知パターンのうちのいずれかを適用し得る。実施形態によれば、感知パラメータは、例えば、リソースがそこから報告されるリソースプールであり得る。すなわち、実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援送信要求に専用の/のためのリソースプールからリソースを選択し得る。実施形態によれば、感知パラメータは、L1優先度であり得る。すなわち、実施形態によれば、支援送信要求のL1優先度は、例えば、L1優先度が最高/最低優先度に設定されるように、(事前に)構成され得る。実施形態によれば、支援送信要求のL1優先度は、同じ送信で搬送されたTBのものと同じであり得る(例えば、として設定され得る)。実施形態によれば、感知パラメータは、残りのPDBであり得る。すなわち、実施形態によれば、支援送信要求の残りのPDBは、(事前に)構成され得る。例えば、固定値及び小さい値のいずれかが(事前に)構成され得る。実施形態によれば、支援送信要求の残りのPDBは、同じ送信で搬送されたTBのものと同じであり得る(例えば、として設定され得る)。実施形態によれば、感知パラメータは、例えば、支援送信要求に使用されるためのサブチャネルの数であり得る。
【0074】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援送信要求のT1_要求及びT2_要求のうちのいずれかを判定し得る。実施形態によれば、T1_要求は、WTRU処理に従って(例えば、基づいて)判定され得る。実施形態によれば、T2_要求は、(事前)構成に従って(例えば、基づいて)判定され得る。例えば、実施形態によれば、固定T2_要求は、支援送信要求のために(事前に)構成され得る。実施形態によれば、T2_要求は、TBの残りのPDBに従って(例えば、基づいて)判定され得る。すなわち、実施形態によれば、被支援側WTRUは、以下の工程のいずれかが、残りのPDB内で完了し得ることを確実にするためにT2_要求を選択し得る:支援送信要求を送信/伝送する工程;支援送信を受信する工程;支援情報を処理し、TBの送信のためのリソースを選択する工程;及びTBを送信/伝送する工程。
【0075】
実施形態によれば、支援要求送信は、新しい(例えば、上述のものとは異なる)SL物理信号及び/又は物理チャネルであり得る(例えば、それらを介して、それらを用いて、それらに含まれるWTRUによって伝送、送信されるなど)。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、新しいSL PHY信号及び/又はPHYチャネルで支援要求(例えば、送信)を送信し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、支援要求及び支援情報送信のいずれか(の専用の、のみのなど)のためのリソース割り当てで構成され得る(例えば、事前に構成され得る)。実施形態によれば、リソース割り当ては、(1)リソースプール、及び(2)例えば、リソースプール内に割り当てられた時間及び周波数リソースのセットのいずれかであり得る。
【0076】
実施形態によれば、そのようなリソースは、(例えば、上述したような)支援要求送信及び支援情報送信のいずれかのために構成され得る(例えば、事前に構成され得る)。実施形態によれば、そのようなリソースが他のSL送信(例えば、V2Xデータ送信)によって/のために使用され得ない場合がある。実施形態によれば、そのような時間及び周波数リソース(例えば、セット)は、SLスロットのセット、SLシンボルのセット、サブチャネルのセット、PRBのセット、及びサブキャリアのセットのうちのいずれかを含み得る(例えば、それらからなる、それらを備える、など)。実施形態によれば、そのような時間及び周波数リソース(例えば、セット)は、SLデータ送信のためのリソースプールで/に対して構成され得る(例えば、事前に構成され得る)。
【0077】
実施形態によれば、WTRUは、支援要求送信のためのリソースを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、PHY支援要求チャネル及びZCシーケンスインデックスのいずれかの時間リソース及び周波数リソースなどのリソースを、以下のいずれかに従って判定し得る(例えば、選択し得る、事前に構成し得るなど):(1)支援要求が対象とするSLリンクのソースID及び/又は宛先ID;(2)支援要求が対象とするSLリンクのリンクID;(3)支援要求送信のために構成される(例えば、事前に構成される)時間及び周波数リソースの総数;(4)支援要求送信のために構成される(例えば、事前に構成される)ZCシーケンスの総数;及び(5)要求送信のスロットのインデックス/数。実施形態によれば、WTRUが、(例えば、上述の)トリガ条件に従って(例えば、基づいて)、支援要求送信をトリガし得る場合があり得る。実施形態によれば、そのような場合、WTRUは、例えば、支援要求送信のためのリソースが事前に構成されたSLスロットなど、トリガ後の最も早い(例えば、直後の)SLスロットを選択し得る。実施形態によれば、支援要求送信に利用可能なリソース(例えば、利用可能であるリソース)は、例えば、構成された(例えば、事前に構成された)ZCシーケンス及び周波数リソース(例えば、PRB)の総数に従って、インデックス付けされ得る。実施形態によれば、各リソースは、ZCシーケンス及び周波数リソース(例えば、PRB)のうちのいずれかであり得る。
【0078】
実施形態によれば、要求送信リソースのインデックスは、PRB内に設定された、構成された(例えば、事前に構成された)ZCシーケンスの後に増加し得、更に(例えば、ごと、各など、その後に)構成された(例えば、事前に構成された)PRBに対して(例えば、その後に)増加し得る。実施形態によれば、例えば、6つの構成された(例えば、事前に構成された)ZCシーケンスを有する場合、支援要求送信のためのリソースは、第1の構成された(例えば、事前に構成された)PRB内で0から5まで、及び第2のPRB内で6から11までインデックス付けされ得る。すなわち、例えば、インデックスは、最後に構成された(例えば、事前に構成された)PRBまで、各PRBにおいて6だけ増加し得る。実施形態によれば、そのようなインデックス化は、例えば、WTRUが支援要求送信のために選択する各利用可能なリソースのインデックスを提供し得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUID及び/又はリンクID、SLスロットのインデックス、及びリソースの総数のうちのいずれかに従って(例えば、基づいて)、任意の数のそのようなリソースを判定し得る。例えば、WTRUは、ソースID(例えば、小数点形式)及びインデックス付けされたリソースの総数(複数可)を使用して、モジューラ関数に従って、インデックスを選択し得る。
【0079】
図3は、実施形態による、半永続的(SP)ベースのリソース予約によってトリガされた支援情報送信を示す図である。
【0080】
実施形態によれば、WTRUは、受信したSPリソース予約によってトリガされた支援送信を実行し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、WTRUがSPリソース予約と共にデータ送信を受信する場合に、支援送信を実行するか、支援側WTRUになるかいずれかを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、データ(例えば、受信したデータ送信)がそれ自体を対象とし得ると判定することができ、例えば、宛先ID、ソースID、及びグループメンバーIDなどのうちのいずれかの識別子(ID)に従って(例えば、基づいて)、データを受信し続け得る。実施形態によれば、宛先IDは、第2のSCIで搬送されてもよく、WTRUがサブスクライブされ得るブロードキャストリンクを示してもよい。実施形態によれば、ソースID及び宛先IDのいずれかは、第2のSCIで搬送されてもよく、WTRUが確立した可能性のあるユニキャストリンクを示してもよい。実施形態によれば、グループメンバーIDの場合、第2のSCIで搬送される宛先IDは、WTRUがサブスクライブされ得るグループキャストリンクを示し得る。
【0081】
実施形態によれば、支援側WTRUは、任意の(例えば、各)予約期間の支援送信をトリガし得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、スロットnよりも後の支援送信をトリガしなくてもよい。実施形態によれば、支援側WTRUは、スロットnよりも後の支援送信を、以下のうちのいずれかに基づいて支援送信をトリガしなくてもよい:予約された送信に関連付けられた送信窓の開始TxWindow_start;支援送信のT2;及び送信窓の開始と支援送信ToffsetのT2との間の(事前に)構成されたオフセット。例えば、スロットnが、TxWindow_start-Toffset-T2のタイミングに対応するスロットでなくてもよい場合がある。実施形態によれば、そのようなケースの結果(例えば、目的)は、被支援側WTRUが支援送信を受信し、受信したリソースセットを処理して、予約送信のためのリソースを選択するのに十分な時間を可能にすることであり得る。
【0082】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、受信したCSI要求送信によってトリガされ得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、WTRUがCSI要求送信を受信する場合に、支援送信を実行し、例えば、支援側WTRUになることを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、支援情報及びCSIレポートを1回の送信で提供(例えば、送信)し得る。
【0083】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、受信したSPリソース予約の衝突の検出によってトリガされ得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、受信したSPリソース予約についてWTRUが衝突のセットを検出した場合、支援送信を実行し、支援側WTRUになることを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、スタンディング予約と称され得る、別のWTRUから既に受信したリソース予約に固有の衝突を検出し得る。すなわち、実施形態によれば、WTRUは、WTRUが、より高いL1優先度を有する異なるWTRU(複数可)からの重複リソース予約を識別する場合、受信したリソース予約に特有の衝突を検出し得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUが、対応するRSRP閾値よりも大きい他のWTRUからの任意のリソース予約に関連付けられたRSRPを測定する場合、リソース予約に特有の衝突を検出し得る。実施形態によれば、WTRUは、対応するRSRP閾値を、以下のいずれかに従って判定し得る:(1)最新の受信した送信のRSRP値、最近受信したいくつかの送信にわたって平均化されたRSRP値、及び最近受信したいくつかの送信にわたる最大RSRP値など、(例えば、前の)予約期間に受信したリソース内で受信した送信におけるRSRP(複数可)値;(2)XdB(例えば、0dB又は3dB)の(事前に)構成されたオフセット;(3)スタンディング予約(P1)のL1優先度、(4)重複予約(P2)のL1優先度。
【0084】
実施形態によれば、対応するRSRP閾値は、RSRP値とオフセットとの合計であり得る。実施形態によれば、対応するRSRP閾値は、例えば、RSRP値に基づく重み付けRSRP値であり得る。実施形態によれば、重み付け係数は、例えば、(例えば、(事前に)構成された関数(P1、P2)を用いて)重複するリソース予約の両方のL1優先度に基づき得る。
【0085】
実施形態によれば、WTRUは、検出された衝突が(事前に)構成された閾値(例えば、1、5、10など)を超える場合、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、(事前に)構成された期間内の及び/又は閾値までの連続衝突についてのカウンタを維持し得る。実施形態によれば、連続衝突は、スタンディングリソース予約の連続期間中に衝突事象が発生している可能性があることを示し得る。実施形態によれば、衝突を検出する場合、結果(例えば、目的)は、永続的な衝突事象を識別し、(例えば、続いて)、例えば、将来の衝突を回避するために、支援リソースセットを伝送してリソース再選択を開始することであり得る。
【0086】
実施形態によれば、WTRUが、例えば、受信したSPベースのリソース予約(複数可)の送信インスタンス(複数可)で、PSSCH送信の第1の状態SCI及び第2の段階SCIのうちのいずれかを復号し得る場合があり得る。実施形態によれば、そのような場合、WTRUは、(1)第1の段階SCIで予約されたリソース、(2)第1の段階SCIでのWTRUタイプの表示、及び(3)第2の段階SCIのソースID及び/又は宛先(例えば、宛先ID)、のいずれかに従って(基づいて)、衝突を判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、上記に列挙された復号情報のいずれか(例えば、数)がリソースの受信SPベースの予約の対応するパラメータに等しくない場合、衝突を判定し得る。
【0087】
図4は、実施形態による、HARQ ACK/NACK送信及びHARQ再送信のいずれかによってトリガされた支援送信を示す図である。
【0088】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、例えば、
図4を参照すると、HARQ NACK送信によってトリガされ得る。実施形態によれば、WTRUは、支援送信を実行すると判定し、リソース予約に対応するHARQ NACK送信の数が(事前に)構成された閾値を超える場合に、送信支援を実行し、支援側WTRUEになることを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、HARQ再送信のイベント数が(事前に)構成された最大数に達する、及び/又は(事前に)構成された閾値を超える場合に、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、任意の数の(事前に)構成された)閾値の中から閾値を選択し得る。
【0089】
実施形態によれば、WTRUは、固定値(例えば、リソースプールに固有の(事前に)構成された)に従って閾値を選択し得る。実施形態によれば、値は、リソースプールごとにHARQ再送信の(事前に)構成された最大数に等しくてもよい。実施形態によれば、WTRUは、QoSに従って(例えば、基づいて)閾値を選択し得る(例えば、高信頼性及び/又は低遅延に対応する低閾値)。実施形態によれば、WTRUは、CBRに従って(例えば、基づいて)閾値を選択し得る(例えば、CBRが高い場合には低閾値)。実施形態によれば、WTRUは、受信したPSCCH送信のRSRPに従って(例えば、基づいて)閾値を選択し得る(例えば、PSCCH RSRPが(事前に)構成された閾値を下回る場合には低閾値)。実施形態によれば、WTRUは、受信したPSSCH送信のCSIに従って(例えば、基づいて)閾値を選択し得る(例えば、受信したPSSCH送信のサブチャネル(複数可)に適用可能なCQIが(事前に)構成された閾値を下回っている場合には低閾値)。実施形態によれば、WTRUは、WTRU速度(例えば、移動状態)に従って(例えば、基づいて)閾値を選択し得る(例えば、WTRU速度が高く、チャネルが急速に変化する場合には低閾値)。
【0090】
実施形態によれば、動的閾値選択は、例えば、チャネル状態が劣化した場合に、WTRUがより頻繁に支援送信を実行することを可能にし得る。実施形態によれば、WTRUは、全ての初期及び再送信のためにHARQ NACK送信をカウントし得る。実施形態によれば、そのような場合、各予約間隔について、複数のHARQ NACK送信が存在し得る。実施形態によれば、WTRUは、各予約期間に対して1つのHARQ NACK(例えば、最終HARQ再送信に対応するNACK)をカウントし得る。実施形態によれば、WTRUが、HARQ再送信の数が(事前に)構成された最大数に到達した又は超えたと判定した場合、WTRUは、リソース予約の連続期間にわたって発生するイベントを含み得る。
【0091】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、任意の数のTBの受信失敗に従って(例えば、基づいて)トリガされ得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUが受信することができないTBの数が(事前に)構成された閾値を超える場合に、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。実施形態によれば、例えば、HARQが無効になっている場合、WTRUは、(例えば、(事前に)構成された)閾値と比較してWTRUがリソース予約の連続期間にわたって受信することができないTBの数に従って判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、次のうちのいずれかに従って閾値を選択し得る:(1)固定値(例えば、リソースプールに固有の(事前に)構成された値);(2)QoS(例えば、高信頼性及び/又は低遅延に対応する低閾値)、(3)CBR(例えば、CBRが高い場合には低閾値);(4)受信したPSCCH送信のRSRP(例えば、PSCCH RSRPが((事前に)構成された閾値を下回る)場合には低閾値);(5)受信したPSSCH送信のCSI(例えば、受信したPSSCH送信のサブチャネルに適用可能なCQIが((事前に)構成された閾値を下回る)場合には低閾値);(6)WTRU速度(移動度、移動状態など)(例えば、WTRU速度が高く、チャネルが急速に変化する場合には低閾値)。
【0092】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、範囲(例えば、距離、値、位置など)に従ってトリガされ得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUが、(事前に)構成された)範囲、例えば、それ自体と被支援側WTRUとの間に位置する場合、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、支援送信を実行し、WTRUが被支援側WTRUから半永続的リソース予約を受信する場合、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。実施形態によれば、範囲は、最小通信範囲要件及び(事前に)構成された閾値のいずれかに従って判定され得る。例えば、WTRUは、WTRUがMCR-Xメータの範囲内で移動する場合(ただし、Xは(事前に)構成された閾値であり得る)、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。
【0093】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、CBRによってトリガされ得る。実施形態によれば、WTRUは、支援送信を実行し、(1)WTRUが(事前に)構成された閾値よりも高いCBRを測定する、(2)WTRUが被支援側WTRUから半永続的リソース予約を受信した、のいずれかの場合に、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。
【0094】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、構成に従って(例えば、基づいてなど)実行され得る(例えば、トリガされ得る)。実施形態によれば、WTRUは、WTRUが支援送信のための構成を受信する場合に、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る。実施形態によれば、例えば、WTRUは、ユニキャストリンクのリンク確立中に支援送信のための構成を受信し得る。実施形態によれば、支援送信構成は、支援送信のための/の機会(例えば、送信の周期及び/又は関連付けられたサービスのトラフィック/送信パターン)を判定するための(例えば、使用される、示す、などの)情報を含み得る。
【0095】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、WTRUタイプに従って実行され得る(例えば、トリガされ得る)。実施形態によれば、WTRUは、以下のいずれかの場合に、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る:(1)WTRUがWTRUの(例えば、固有の、特定の、(事前に)構成された)タイプ(例えば、歩行者又はVRUタイプ)である;(2)WTRUは、被支援側WTRUからSPリソース予約を受信する。実施形態によれば、WTRUは、支援送信のための(事前)構成を有し得る。
【0096】
実施形態によれば、WTRUは、以下のいずれか/全ての場合に、支援送信を実行し、支援側WTRUになると判定し得る:(1)WTRUが、(事前に)構成されたタイプ(例えば、車両WTRU、すなわち車両に設置されたV2Xデバイス)である;(2)WTRUは、周期的支援送信(複数可)を実行するように上位層によって構成され得る;(3)測定されたCBRが、(事前に)構成された閾値を超える。
【0097】
実施形態によれば、WTRU支援送信は、リソース予約の変化の表示に従って(例えば、トリガされて、基づいて、など)実行され得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUが、被支援側WTRUからの(例えば、1つ、任意の数の、など)SLプロセス(複数可)のリソース予約の(例えば、暗黙的、明示的な、など)変化の表示を受信する場合、支援送信を実行し、支援側WTRUとなると判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、(1)サイドリンクプロセスのリソース(再)選択カウンタがゼロに達する、(2)周期性、オフセット、TBサイズ、及びパケットサイズのいずれかの変化を含むWTRUのトラフィックパターンが変更される、のいずれかに従って、(例えば、1つの、任意の数の、など)SLプロセス(複数可)のリソース(再)選択を実行し得る(例えば、実行する必要がある)。例えば、被支援側WTRUが、1つのサイドリンクプロセスに対して半永続的に予約された1つのリソースセットを有する場合があり得る。実施形態によれば、そのような場合、支援側WTRUは、予約リソース内の(例えば、任意の数の)送信が、リソースセットに対する更なる半永続的な予約を示さないときに支援送信をトリガし得る。実施形態によれば、(例えば、予約リソース内の送信に含まれる情報の)そのような表示は、SCI、MAC CE、又はRRCのいずれかを使用して伝達され得る。
【0098】
実施形態によれば、被支援側WTRUに関連付けられたデータが利用可能である場合、WTRU支援送信が実行され得る(例えば、トリガされる)。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、被支援側WTRUに関連付けられたデータが利用可能である場合に(例えば、のみ)、1つの被支援側WTRUに対する支援送信をトリガし得る。そのような場合、WTRUは、支援情報のみを含むTBを構築しなくてもよい。
【0099】
実施形態によれば、例えば、WTRUによって送信される周期的支援送信は、アプリケーション(例えば、アプリケーションのグループ、V2Xアプリケーションなど)、WTRUグループ、及びデータグループのいずれかについて構成され得る(例えば、関連付けられ得る)。実施形態によれば、WTRUは、周期的支援送信を実行するように(事前に)構成され得る。実施形態によれば、周期的支援送信は、(1)半永続的ブロードキャスト送信、及び(2)例えば、関連付けられたV2Xアプリケーション、V2Xデータグループ、V2XWTRUグループなどのいずれかについてのグループキャスト送信、のいずれかであり得る。実施形態によれば、車両WTRU(VWTRU)は、例えば、利用可能なリソース情報を(例えば、を示す情報を含むことによって)提供する周期的支援送信を実行(例えば、送信、伝送など)するように、上位層によって(事前に)構成され得る。実施形態によれば、周期的支援送信は、VWTRUによって、(例えば、VWTRUに)近接する任意の数のV2X WTRUに送信(例えば、提供、伝送、誘導など)され得る。実施形態によれば、(例えば、VWTRUに)近接する(例えば、V2X)WTRUは、以下に論じられるWTRUのいずれかであり得る、及び/又はそれを含み得る。しかしながら、本開示は、これに限定されず、本明細書に記載の動作及び特徴に適した任意のタイプのWTRUは、VWTRUに近接したWTRUであり得る。
【0100】
実施形態によれば、近接しているWTRUは、例えば、SL送信を開始するために、非アクティブ/スリープ状態からアクティブ/アウェイク状態に遷移するPWTRU又はVRUのいずれかであり得る。そのようなPWTRU/VRUが、非アクティブ/スリープ期間中に感知を実行しなくてもよい場合、アクティブ/アウェイク状態下のSL送信のためのリソース選択に必要な(例えば、使用される、要求される、など)の情報を有していなくてもよい。実施形態によれば、例えば、そのような場合、PWTRU及びVRUのいずれかは、例えば、受信した支援リソース情報に従って(例えば、基づいて)、すなわち、感知情報が利用可能になるまでリソース選択を実行し得る。
【0101】
実施形態によれば、近接するWTRUは、バッテリ制約(例えば、低利用可能バッテリ量、高バッテリエネルギー消費率など)を有する(例えば、伴う)PWTRU及びVRU(例えば、デバイス)のいずれかであり得る。実施形態によれば、PWTRU及びVRUデバイスのいずれかは、例えば、バッテリレベルが(事前に)構成された閾値を下回る場合、感知を実行しないように(事前に)構成され得る。実施形態によれば、そのような場合、PWTRU及びVRUのいずれかは、例えば、(例えば、受信した)支援リソース情報に従って(例えば、基づいて)、SL送信のためのリソース選択を実行し得る。実施形態によれば、近接するWTRUは、グループメンバー(例えば、WTRU)間の感知情報及びリソース選択情報のいずれかを共有するように(事前に)構成されたグループ送信内の任意の数のWTRUのグループ(例えば、V2X WTRUのグループ)であり得る。例えば、実施形態によれば、(例えば、1つの)グループメンバーWTRUは、感知及びリソース選択を実行し、例えば、他のメンバーWTRUに、(例えば、結果として生じる、及び/又は他の)支援リソース情報を送信し得る。
【0102】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、任意の数のリソースプールに従って(それぞれ、ごとに、など)、支援送信のための任意の数の周期で、(事前に)構成され得る。例えば、実施形態によれば、支援送信の周期は、(例えば、それに基づく、構成されるなど)、(例えば、それに基づく、同一であるなど)、スロットごとビットマップ、例えば、各SLリソースプールについて(事前に)構成された長さに従い得る(例えば、判定され得る、構成され得る、であり得る、など)。実施形態によれば、WTRUは、支援送信窓のセット、例えば、リソースプール内の連続する支援送信窓のセットで(事前に)構成され得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、任意の(例えば、各)構成された期間において、及び/又は任意の(例えば、各)支援送信窓内で支援送信を実行し得る。
【0103】
実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、支援送信期間及び/又は窓内の支援送信のために、タイミングインスタンスをランダムに選択し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、支援送信期間及び/又は窓の開始から(例えば、スロット、窓、フレーム、時間など)のオフセットなどのオフセットに従って、支援送信を実行し得る。例えば、オフセットは、支援送信期間及び/又は窓の開始であるゼロスロットであり得る。実施形態によれば、オフセットは、例えば、リソースプールに従って(例えば、基づいて、ごとに、など)(事前に)構成され得る。
【0104】
実施形態によれば、支援送信の周期は、V2Xデータグループ、WTRUグループ、支援リソース情報に関連付けられたQoS要件、及びCBRのいずれかと関連付けられ得る。実施形態によれば、例えば、V2Xデータ送信に対して低い待ち時間要件を有する場合、小さな周期が適用され得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、(例えば、測定された、判定された、など)CBRが(事前に)構成された閾値を下回る場合に、支援送信の周期を減少させ得る(例えば、支援送信の数を増加させ得る)。実施形態によれば、そのような場合、例えば、チャネルの輻輳を増加させることなく、被支援側WTRUのための(例えば、より利用可能な)支援情報が増加し得る。
【0105】
実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信の周期を示し得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信のSCI内の予約期間表示ビットフィールドにおいて支援送信の周期を示す情報を送信し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、予約期間表示ビットフィールドに基づいて、支援送信で搬送される支援リソースセット情報に関連付けられたV2Xアプリケーション(複数可)、V2Xデータグループ、及びQoS要件のうちのいずれかを判定し得る。実施形態によれば、そのような場合、被支援側WTRUは、予約期間表示ビットフィールドに従って(例えば、基づいて、示されるように、など)、例えば、V2Xアプリケーション、V2Xデータグループ、及びそのSL TBのQoS要件のうちのいずれかについて、SL送信のために支援リソースセットからリソースを選択し得る。
【0106】
図5は、実施形態による、リソースセット情報を提供する支援送信を示す図である。
【0107】
実施形態によれば、例えば、
図5を参照すると、(例えば、WTRUによって送信される)支援送信は、例えば、(例えば、特定の)近接内にある(例えば、他の)WTRUにリソースセット情報を提供し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、支援リソースセットに含まれる候補リソースを選択するために感知を実行し得る。実施形態によれば、支援リソースセット内の候補支援リソースは、(例えば、基準)数のサブチャネルにわたるシングルスロット支援リソースであり得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、以下の感知パラメータのうちのいずれかを判定し得る:(1)リソースプール;(2)感知窓501長;(3)基準送信窓502長;(4)サブチャネルの基準数;(5)基準RSRP閾値;及び(6)リソースセットのための(例えば、必要とされる、要求される、など)リソースの最小数。
【0108】
実施形態によれば、例えば、リソースプールを感知パラメータとする場合、支援リソースセットのリソースプールは、支援送信に使用されるものと同じであり得る。実施形態によれば、支援リソース情報のための(例えば、使用される、関連付けられる、など)リソースプールは、V2Xアプリケーション、データグループ、WTRUグループなどのうちのいずれかについて(事前に)構成され得る。実施形態によれば、例えば、DRX遷移期間中のV2X WTRU及びバッテリ制約を有するWTRUのいずれかに使用されるリソースプールは、そのようなWTRUグループ(例えば、DRX遷移期間中のV2X WTRU及びバッテリ制約を有するWTRU)に専用であるか、(事前に)構成されるのいずれかであり得る。実施形態によれば、例えば、感知窓501長(例えば、感知パラメータとしての感知窓501長)の場合、感知窓長は、例えば、時間値(例えば、100ms、1000msなど)などの任意の値であり得る(例えば、任意の値によって示される)。実施形態によれば、例えば、基準送信窓502の長さ(例えば、感知パラメータとしての基準送信窓502の長さ)の場合、基準送信窓長は、例えば、時間値(例えば、10ms、20ms、100msなど)などの任意の値であり得る(例えば、任意の値によって示される)。実施形態によれば、そのような長さ(例えば、基準送信窓のパラメータ、値など)は、支援リソース情報によってサポートされるV2Xデータグループ、WTRUグループ、及びQoS要件のいずれかに関連付けられ得る(例えば、依存し得る)。例えば、低遅延V2Xデータグループは、小さな送信窓を使用し得る。
【0109】
実施形態によれば、例えば、感知パラメータとしてのサブチャネルの基準数の場合、サブチャネルの基準数は、例えば、1、2、4などを含む(事前に)構成された値であり得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、支援リソース情報のV2Xデータグループ、WTRUグループ、及びQoS要件のいずれかに従って、サブチャネルの基準数を選択し得る。例えば、WTRUは、周期的な小さいパケットサイズを使用して、V2Xデータグループ及びWTRUグループのうちのいずれかのための小さな基準サブチャネル数を選択し得る。実施形態によれば、例えば、感知パラメータとしての基準RSRP閾値の場合、例えば、リソースが支援リソースセットに含まれ得るかどうかを判定するために使用される測定RSRP値であり得る。実施形態によれば、基準RSRP閾値は、測定RSRP、リソース内で復号されたL1優先度、及び基準TX優先度のいずれかに基づき得る。
【0110】
実施形態によれば、基準TX優先度は、(事前に)構成され、支援リソース情報のV2Xデータグループ、WTRUグループ、及びQoSニーズ(例えば、要件)のいずれかと関連付けられ得る。実施形態によれば、例えば、感知パラメータがリソースセット内の必要な(例えば、使用される、要求される、要請される、など)リソースの最小数である場合。実施形態によれば、リソースの最小数は、X%として与えられても(例えば、称されても)よく、式中、Xは、例えば、支援リソースセット情報に関連付けられたV2Xデータグループ、WTRUグループ、及びQoS要件のいずれかに従って(基づいて)判定された、(1)支援リソースセットにおいて要求されたリソースの数と、(2)基準送信窓内の候補リソースの総数との比(例えば、20%、35%、50%など)であり得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、例えば、高信頼V2Xデータ送信及び/又はVRUのいずれかについて、より多くの候補リソース(例えば、支援リソースセット内の50%)を含み得る。
【0111】
実施形態によれば、支援側WTRUは、感知結果に従って(例えば、感知結果から得られた)選択された候補リソースのセットを判定(例えば、選択)し、例えば、支援送信504にそのようなセットを含み得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、支援情報に上述の感知パラメータのいずれかなどの任意の数の感知パラメータを含み得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、候補リソースセットに適用された基準感知構成のインデックスを示し得る(例えば、インデックスを示すメッセージを送信し得る)。例えば、実施形態によれば、基準感知構成は、支援側WTRU及び被支援側WTRUのいずれかのために(事前に)構成され得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、SCIの表示を含んで(例えば、送信して、伝送して、など)、PSSCHで搬送されたデータが、例えば、支援リソースセット及び関連パラメータのいずれかを含む支援情報であり得ることを示すことができる。
【0112】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援送信に含まれる感知構成表示及び感知パラメータのセットのいずれかに従って(例えば、基づいて)基準感知パラメータを判定し得る。実施形態によれば、支援リソースセット情報に関連付けられた参照送信窓は、支援送信が受信されるスロットであり得る。実施形態によれば、基準送信窓の開始は、例えば、支援送信が受信されるスロットからのスロットの数(例えば、それに関して)であり得るオフセットを使用して(事前に)構成され得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、受信した支援リソースセットに関連付けられた送信窓を計算し、例えば、
図4に示されるWTRUの実際の送信窓503の紫色窓に基づいて、(例えば、その)SL送信に使用され得る(例えば、セットの)受信支援リソースのサブセットを判定し得る。実施形態によれば、実際の送信窓503は、送信されるTBのパケット遅延バジェット(PDB)に従って(例えば、基づいて)判定され得る。
【0113】
実施形態によれば、支援側WTRUは、支援リソースセット情報において各支援リソースに関連付けられた優先度値を含み得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、各リソースに関連付けられた(例えば、それぞれの)受信優先度と、被支援側WTRUの実際のSL送信部505に関連付けられた優先度とに従って、各支援リソースの相対RSRP閾値を計算し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、(例えば、計算された)相対RSRP閾値よりも低いRSRP値を有する(例えば、備えた)支援リソースのサブセットを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、(例えば、実際の)SL送信部505のために、判定された支援リソースサブセットの中からリソースを(例えば、ランダムに)選択し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、(例えば、実際の)SL送信部505のリソース選択のために、受信した支援リソースに関する/のための感知を実行し得る。
【0114】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、被支援側WTRUがアクティブ/ウェイク状態へ遷移するか、感知の実行を開始するかのいずれかの場合、例えば、第1のSL送信のために支援リソースセット送信を受信及び/又は適用し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、感知情報がリソース選択に利用可能である(例えば、利用可能となる)場合、すなわち、被支援側WTRUが、完全な感知窓内又は完全な感知窓のために感知データを蓄積し得る場合、支援送信(複数可)を受信することを停止し得る。
【0115】
実施形態によれば、WTRUは、トリガ(例えば、トリガリング)条件(例えば、発生)の場合に支援送信を実行しないと判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、以下のいずれかの場合にトリガされた支援送信を実行しないと判定し得る:(1)WTRUTX-RX距離が、WTRU間支援のリソースプールのために構成された閾値よりも大きい;(2)WTRUバッテリレベルが、WTRU支援のために構成された閾値未満である、(3)測定されたCBRが、WTRU支援のために構成された閾値よりも高い、(4)WTRUが、別のWTRUからのそのようなトリガ支援送信を受信する。
【0116】
支援送信内及び/又はそのための情報のUE判定
実施形態によれば、WTRUは、(例えば、支援送信の)支援情報に含まれるコンテンツを判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信内のリソースのセット(例えば、を示す情報)を提供し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信の任意の数のトリガ条件に関する表示(例えば、情報)を含み得る。実施形態によれば、そのような表示(例えば、示す情報)は、衝突検出表示、高CBR表示、範囲表示、及び連続するTB復号失敗表示のうちのいずれかであり得る。実施形態によれば、X個のトリガ条件の場合、この表示の(例えば、に必要な、使用される)のビット数は、[log2X]であり得る。
【0117】
実施形態によれば、支援側WTRUは、(例えば、それと共に)支援送信内(例えば、と一緒に)、以下(例えば、情報)のいずれかを送信し得る:(1)混雑制御情報;(2)リソースプール表示;(3)支援リソースに関連付けられたCSI、(4)支援リソースに関連付けられた信号測定値;(5)支援リソースに関連付けられた干渉測定値;(6)グラントフリーリソースの表示;及び(7)支援側WTRUの速度及び/又は位置。実施形態によれば、輻輳制御情報(例えば、CBR情報)を提供する場合、WTRUは、例えば、ゾーンID情報及びCBR値のいずれかに従って(例えば、基づいて)支援送信内にCBR測定値を含み得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、ゾーンID変化及び測定CBR値のいずれかが、(事前に)構成された閾値を超える場合、CBR情報を送信し得る。
【0118】
実施形態によれば、リソースプール表示の場合、WTRUは、支援送信において被支援側WTRUによって使用され得る(例えば、使用される)リソースプール(複数可)のインデックスを含み得る。実施形態によれば、提供された支援リソースに関連付けられたCSI(例えば、サブチャネルベースのCSIレポート)の場合、WTRUは、別のWTRUに提供される支援リソースに関連付けられたCSIレポートを含み得る。実施形態によれば、支援リソースの信号測定値の場合、任意の又は各支援リソースに対するRSRP値であり得る。実施形態によれば、支援リソースの干渉測定値の場合、任意の又は各支援リソースのRSSI値であり得る。実施形態によれば、グラントフリーリソースを示す場合、WTRUは、提供された支援リソースセットのタイプを示し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、支援リソースがグラントフリー様式(例えば、リソース予約なし)で使用され得ることを示すことができる。
【0119】
実施形態によれば、支援情報は、支援送信に関連付けられたリソース予約(例えば、被支援側WTRUの/又は被支援側WTRUによる支援情報に従って再選択され得るリソース予約)の表示を含み得る。実施形態によれば、例えば、そのような表示は、L1宛先ID及び/又はL1ソースID、L2宛先及び/又はL2ソースID、及びリンクIDのうちのいずれかを含み得る。
【0120】
実施形態によれば、例えば、上述のように、支援側WTRUは、支援送信で搬送されるリソースセットに関連付けられた送信窓に関する(例えば、関連付けられた)情報を含み得、例えば、そのような情報は、T1及びT2のいずれかを含み得る。実施形態によれば、(例えば、スロット内の)T1及びT2値のいずれかは、支援送信に対するものであり得る。実施形態によれば、そのようなT1及び/又はT2値は、被支援側WTRUに基準タイミングを提供することができ、例えば、リソースセット(例えば、正しく)を解釈し得る。
【0121】
実施形態によれば、任意の数の支援送信タイプが存在し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、SLチャネル及びシグナリングのいずれかに従って(例えば、基づいて)支援送信を実行し得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、(例えば、チャネルを介して)以下のSLチャネル及び/又はシグナリング:PSCCH(例えば、スタンドアロンPSCCH);PSFCH;物理SL衝突表示チャネル;PSSCH(例えば、MAC CEシグナリング、RRCシグナリングなど)、及び物理SL支援表示チャネルのいずれかに従って(例えば、基づいて)、支援送信を実行し得る。
【0122】
実施形態によれば、支援情報送信は、(例えば、新しい)物理SL支援表示チャネルを介して(例えば、用いて、上を、通って、内でなど)行われ得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、物理SL支援表示チャネルなどの新しいSL PHYチャネル内で支援情報を送信し得る。実施形態によれば、そのような(例えば、新しい)チャネルは、任意の数(例えば、タイプ)の(例えば、異なる)表示(例えば、支援表示)を有し得る(例えば、それらからなる、備える、利用する、関連付けられる、など)。実施形態によれば、そのような表示(複数可)は、(1)支援要求送信、及び各リソースプール(例えば、ごとの)の構成(例えば、事前構成)のいすれかに従って判定され得る。実施形態によれば、支援表示は、(1)衝突表示、(2)半二重表示、(3)PSFCH送信表示、及び(4)UL送信表示のうちのいずれかであり得る(例えば、及び/又はそれらを含み得る)。
【0123】
実施形態によれば、衝突表示は、例えば、支援情報が向けられるWTRUによって検出された、SPベースのリソース予約との衝突(例えば、検出された衝突)の検出を示し得る。例えば、実施形態によれば、表示は、1ビットであり得、衝突検出とリソース予約の次の送信インスタンスとの間で。予約リソースに関連付けられたリソース内で送信され得る。実施形態によれば、そのような情報(例えば、衝突表示)を受信する被支援側WTRUは、プリエンプション及びリソース再選択のうちのいずれかをトリガし得る。実施形態によれば、半二重表示は、到来するSL送信を示すことができ、例えば、非受信スロット(複数可)を示し得る。実施形態によれば、半二重表示は、例えば、非受信スロット(複数可)のスロット(複数可)のインデックスを伝えるためのビットフィールドを含み得る。実施形態によれば、半二重表示を受信する場合、被支援側WTRUは、(例えば、半二重表示に関連付けられた(例えば、表示内に/表示によって示される))スロット(複数可)におけるSL送信を回避し得る。
【0124】
実施形態によれば、PSFCH送信表示は、到来するPSFCH送信を示し得る。実施形態によれば、PSFCH送信表示は、例えば、PSFCH送信がリソースプールの最も近いPSFCHスロット内に予約されているかどうかを示すためのビットフィールドを含み得る。実施形態によれば、PSFCH表示は、全ての予約されたPSFCH送信のPSFCHスロットインデックスを含み得る。実施形態によれば、そのようなPSFCH送信表示を受信する場合、被支援側WTRUは、示されたスロット(複数可)でのPSFCH送信をもたらし得る(例えば、任意の)スロットでのPSSCHの送信を回避し得る。そのような場合、実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、1つのスロットでの複数のPSFCH送信に起因するPSFCHの欠落を回避し得る。実施形態によれば、UL送信表示は、到来するUL送信を示し得る。実施形態によれば、UL送信表示は、例えば、UL送信がスケジュールされたスロットを示すためのビットフィールドを含み得る。実施形態によれば、UL送信表示を受信する場合、被支援側WTRUは、(例えば、そのような)示されたスロット(複数可)でのPSSCHの送信を回避し得る。そのような場合、実施形態によれば、支援側WTRUは、WTRU内干渉、例えば、UL送信からSL受信に対する(影響を及ぼす、への、など)干渉を回避し得る。
【0125】
実施形態によれば、WTRUは、支援送信のための(例えば、支援送信に関連付けられた)リソースを判定(例えば、選択)し得る。実施形態によれば、WTRUは、(例えば、上述したように)PSSCH又は新しいPHY表示チャネルのいずれかで(例えば、介して、使用して、送信されて)発生し得る支援情報送信のための(例えば、専用の、のみの、特に、など)リソース割り当てで構成され得る(例えば、事前に構成され得る)。実施形態によれば、(例えば、そのような)リソース割り当ては、リソースプール、及びリソースプール内に割り当てられた時間及び周波数リソースのセットのいずれかであり得る。実施形態によれば、そのようなリソースは、(例えば、任意の)他のV2Xデータ送信のために、又はそれによって使用され得ない。実施形態によれば、そのような時間及び/又は周波数リソース(例えば、セット)は、SLスロットのセット、SLシンボルのセット、サブチャネルのセット、PRBのセット、及びサブキャリアのセットのうちのいずれかであり得る(例えば、それらからなる、備える、含む、有する、など)。実施形態によれば、そのような時間及び/又は周波数リソースは、SL送信のために構成された(例えば、事前に構成された)リソースプール内/の別個の領域として構成され得る。
【0126】
実施形態によれば、WTRUは、被支援側WTRUによって関連付けられたPSSCH送信に従って支援送信のためのリソースを判定(例えば、選択)し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、表示情報(例えば、上述の表示情報など)に関連付けられたPSSCH送信に使用されるリソースに従って、初期支援表示送信のためのリソースを判定(例えば、選択)し得る。実施形態によれば、例えば、衝突表示を有する(例えば、備えた、含む、など)表示チャネルは、衝突が検出されるPSSCH送信のリソースに関連付けられたリソースを使用し得る。実施形態によれば、PSSCH送信のリソースは、半永続的予約を介して(例えば、用いて、内で、によってなど)予約され得る。実施形態によれば、リソース(例えば、そのような関連リソース)のそのような関連付けは、以下のうちのいずれかに従って判定され得る:(1)PSSCH送信の開始サブチャネル及び/又はPRBインデックス;(2)PSSCH送信のスロットのインデックス、(3)被支援側WTRUのWTRUソースID及び/又は宛先ID;(4)支援情報が対象とするSLリンクのSLID、及び(5)支援送信のために構成された(例えば、事前に構成された)総リソース。
【0127】
実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、PSSCH送信に使用されるサブチャネル及びPRBのいずれか内の初期支援表示送信のための/の周波数リソースを判定し得る。例えば、実施形態によれば、表示チャネルは、PSSCH送信のサブチャネル及び最低インデックスのPRBのうちのいずれかを使用し得る。実施形態によれば、サブチャネル及びPRBのいずれかは、WTRU ID(例えば、10進数フォーマット)、SL ID、及びPSSCH送信で使用されるサブチャネル及び/又はPRBの総数(例えば、上で/を用いて実行される)のいずれかのモジュール関数に従って選択され得る。実施形態によれば、PSSCHサブチャネル及び/又はPRBの(例えば、間のなど)マッピングは、支援表示チャネルのための専用周波数リソースで構成され得る。実施形態によれば、WTRUは、スロットのインデックス、及びPSSCH送信の開始サブチャネル及びPRBインデックスのいずれかに従って、サブチャネル及び/又はPRBのセットを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、WTRUソース/宛先ID及びSL IDのいずれかに従って、サブチャネル及び/又はPRBのセットからサブチャネル及びPRBのうちのいずれかを選択し得る。実施形態によれば、WTRUは、PSSCH送信に従って(例えば、3GPP規格に従って指定されるように)PSFCHリソースを判定することができ、判定されたPSFCHリソース内で初期支援表示チャネルを送信し得る。
【0128】
実施形態によれば、WTRUは、支援要求及び対応する情報送信に使用されるリソース間の関連付けに従って、支援送信のためのリソースを判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、WTRUが支援要求送信を受信する場合に、要求された情報を含む(例えば、搬送する、示す、など)支援送信を実行し得る。実施形態によれば、WTRUは、受信した対応する支援要求のリソースの(例えば、を用いる)構成された関連付けに従って、支援情報送信に使用されるリソースを判定し得る。実施形態によれば、そのような構成された(例えば、事前に構成された)関連付けは、例えば、明示的に又は暗黙的に(例えば、以下で論じられるように)示され得る。
【0129】
実施形態によれば、支援要求と情報送信のリソース間の明示的な関連付けが存在し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えばSL PHY支援要求チャネルなどのSL PHY制御チャネル内の支援情報送信のために予約されたSLリソース割り当てを明示的に示すことができる。実施形態によれば、SL制御情報(SCI)は、支援要求チャネルで搬送され得、以下の情報のいずれかを含み得る:(1)支援要求表示;(2)対応する支援情報送信に割り当てられる時間及び/又は周波数リソース;(3)支援要求が対象とするSLリンクのソースID及び宛先IDのうちのいずれか。
【0130】
実施形態によれば、支援要求表示は、要求された支援情報のタイプ及び要求された支援情報のコンテンツのいずれかを示し得る(例えば、伝達し得る)。例えば、実施形態によれば、WTRUは、衝突表示、CSI、感知結果、中間感知結果などのうちのいずれかを含む支援情報を要求し得る。実施形態によれば、SCIビットフィールドの各コード点は、要求支援情報の構成されたタイプ及び要求された支援情報のコンテンツのいずれかに対応し得る。
【0131】
実施形態によれば、対応する支援情報送信に割り当てられる時間及び/又は周波数リソースの場合、(例えば、時間及び/又は周波数リソースの)割り当ては、初期送信及び再送信のいずれかのための複数のリソースを含み得る。例えば、実施形態によれば、スロットの(例えば、に関する)時間ギャップを適用して、要求チャネルが送信されるスロットに関連付けられた(例えば、参照して、対して、など)時間リソースを示し得る。実施形態によれば、サブチャネル及びPRBのうちのいずれかのインデックスは、周波数リソース割り当てについて示され得る。実施形態によれば、支援情報パラメータの場合、WTRUは、(例えば、上述のように)感知パラメータを提供し得る。実施形態によれば、WTRUは、支援情報が対象とするバッファステータス及びパケットサイズのうちのいずれかを示し得る。
【0132】
実施形態によれば、支援要求と支援情報送信のリソース間に暗黙的な関連付けがあり得る。実施形態によれば、WTRUは、対応する支援情報送信のためのリソース割り当てを含む(例えば、含むことなく)、支援要求送信を実行し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、PHY信号(例えば、ZCベースのシーケンス)に従って、SL PHY支援要求チャネルを介して(例えば、使用して、内で、上で、など)支援要求を送信し得る場合があり得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、対応する支援情報送信のためのリソース割り当てなしに(例えば、除いて)、(例えば、上述の)ビットフィールドのセットを含むSL PHY支援要求チャネル内で支援要求を送信し得る。
【0133】
実施形態によれば、支援側WTRUは、支援要求と対応する情報送信との間のタイミングオフセット(例えば、スロットの数)に従って、初期支援情報送信のためのSLスロットを判定し得る。実施形態によれば、タイミングオフセットは、支援情報のタイプ及び/又はコンテンツごとに構成され得る(例えば、事前に構成され得る)。例えば、衝突表示は、利用可能なリソースセットよりも小さい時間ギャップで構成され得る。実施形態によれば、タイミングオフセット(例えば、時間ギャップ)は、例えば、支援側WTRUが支援情報を生成するのに十分な時間を可能にするスロットの数などの固定値として構成され得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、以下のパラメータのいずれかに従って、初期支援情報送信のための周波数リソースを判定し得る:(1)支援要求が受信されるサブチャネル及びPRBのいずれかのインデックス;(2)支援要求送信に示される支援情報のタイプ;(3)支援情報が対象とするSLリンクのソースID及び宛先IDのいずれか;(4)支援情報が対象とするSLリンクのリンクID;及び(5)支援送信のために構成された総リソース。
【0134】
実施形態によれば、支援側WTRUは、(1)要求送信に使用されるサブチャネル及びPRBのうちのいずれかと、(2)対応する支援送信と、の間の構成された(例えば、事前に構成された)関連付けに従って、支援送信のためにサブチャネル及びPRBのいずれかを選択し得る。実施形態によれば、(例えば、(1)と(2)の間の)そのような関連付けは、両方の送信に使用されるサブチャネル及び/又はPRB間の1対1のマッピングであり得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、対応する情報送信の支援要求送信に使用される同じサブチャネル及び同じPRBのうちのいずれかを選択し得る。実施形態によれば、WTRUは、関連付けられた要求送信に使用されるPRBを含み得るサブチャネルを選択(例えば、判定)し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、構成された(例えば、事前に構成された)パターンに従って支援情報の再送信を実行し得る。実施形態によれば、そのようなパターンは、例えば、初期送信の判定されたリソースを参照して、時間及び/又は周波数リソースのシーケンスであり得る(例えば、含む、それらからなる、有する、備える、など)。
【0135】
実施形態によれば、WTRUは、支援情報を判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、感知及びリソース選択、CSI測定、及び衝突検出のうちのいずれかに従って、アシスタント情報の(例えば、に含まれる、に示される、など)リソースのセットを判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、(例えば、2つ、任意の数の、など)感知及びリソース選択を実行し得る。実施形態によれば、2つの感知及びリソース選択は、支援送信に使用されるリソースを判定するための感知及びリソース選択、並びに支援送信における報告のためのリソースのセットを判定するための感知及びリソース選択のいずれかを含み得る。
【0136】
実施形態によれば、感知及びリソース選択は、支援送信に使用されるリソースを判定するためのものであってもよい(例えば、WTRUによって使用され得る)。実施形態によれば、支援側WTRUは、感知に従って支援送信のためのリソース選択を実行し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、感知パラメータを適用し得る。実施形態によれば、支援側WTRU(例えば、によって適用される)の感知パラメータは、リソースが報告されるリソースプールであり得る。例えば、支援側WTRUは、支援送信専用のリソースプールからリソースを選択し得る。
【0137】
実施形態によれば、支援側WTRUの感知パラメータ(例えば、それによって適用される)は、L1優先度であり得る。実施形態によれば、支援送信のL1優先度は、(事前に)構成され得る。例えば、L1優先度は、最高優先度に設定され得る。実施形態によれば、支援送信のL1優先度は、同じ送信で搬送されたTBのL1優先度と同じであり得る。実施形態によれば、支援側WTRUの感知パラメータ(例えば、それによって適用される)は、残りのPDBであり得る。実施形態によれば、支援送信の残りのPDBは、(事前に)構成され得る。例えば、固定値及び小さい値のいずれかが、(事前に)構成され得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、残りのPDBに基づいて支援送信向けの待ち時間を判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、残りのPDBに基づいて支援送信向けの待ち時間を判定し得る。実施形態によれば、支援送信要求の残りのPDBは、同じ送信で搬送されたTBのものと同じであり得る。実施形態によれば、支援側WTRUの(例えば、によって適用される)感知パラメータは、支援送信に使用される(例えば、使用されるべき)サブチャネルの数であり得る。
【0138】
実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信要求のためのT1_assist及びT2_assistのいずれかを判定し得る。実施形態によれば、T1_assistは、WTRU処理に従って(例えば、基づいて)判定され得る。実施形態によれば、T2_assistは、(事前)構成に従って判定され得る。すなわち、実施形態によれば、固定値(例えば、a)T2_assistは、支援送信要求のために(事前に)構成され得る。実施形態によれば、T2_assistは、TBの残りのPDBによって判定され得る。実施形態によれば、T2_assistは、関連付けられたリソース予約の期間に従って判定され得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、被支援側WTRUが支援送信を受信し、受信した支援リソースセットに基づいてリソースを再選択するのに十分な時間を有し得るように、T2_assistを選択し得る。実施形態によれば、例えば、
図4に示すように、T1_TBがリソースセットの感知に適用されるとき、支援側WTRUは、T1_TB-Toffsetの前にT2_assistを設定し得る。
【0139】
実施形態によれば、感知及びリソース選択が実行されて、例えば、支援送信で報告するリソースのセットを判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、任意の数の感知パラメータを判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、次のいずれかに従って感知パラメータを判定し得る:(1)リソースプールの(例えば、それに特有の)(事前の)構成;(2)被支援側WTRUから受信した(例えば、前の)送信に示されるL1優先度;(3)被支援側WTRUから受信した(例えば、前の)送信のサブチャネルの数;(4)被支援側WTRUからのリンク確立中に(例えば、受信した、使用された)RRC構成;及び(5)被支援側WTRUから受信した支援要求に含まれるパラメータ。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば上述のように、受信した支援送信要求コンテンツに従って感知パラメータを判定し得る。
【0140】
実施形態によれば、支援側WTRUは、被支援側WTRUから受信した(例えば、前の)送信に従って感知パラメータを判定し得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、前の送信のサブチャネルの数及びL1優先度のいずれかを適用し得る。
【0141】
実施形態によれば、支援リソースセットの支援リソース(例えば、それによって使用された/示されたなどのリソース)は、例えば、WTRUによって判定され得る。実施形態によれば、支援リソースは、例えば、感知手順に従って判定され得る利用可能なリソースのセットを含み得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、感知手順に従って(例えば、その結果として)判定されるセットAに従って(例えば、その中から、基づいて、など)支援リソースのセットを提供し得る。実施形態によれば、そのような場合、各支援リソースは、感知手順に対して指定された候補リソースであり得る。実施形態によれば、支援リソース(例えば、候補リソース)は、単一のスロット、及び対応するリソースプール内及び関連付けられた送信窓内(例えば、そのために)の対応するリソースプールに含まれる感知に使用される(例えば、特定の、いくつかの)連続サブチャネルの任意のセットのいずれかを占める時間/周波数リソースであり得る。
【0142】
実施形態によれば、支援リソースは、送信のための利用不能なリソースのセットを含み得る。例えば、実施形態によれば、ユニキャスト及びグループキャストのいずれかのピアWTRUは、被支援側WTRUにとって利用不能なスロットのセット(例えば、ピアWTRUが使用、要求、必要とし、予約して、送信を実行し得るスロットのセット)を示し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、WTRUを支援することによって示されるスロットのセットに含まれる送信リソースを選択することを回避し得る(例えば、選択しない)。
【0143】
実施形態によれば、WTRUは、支援リソースセットに関連付けられた送信窓を判定し得る。実施形態によれば、支援リソースセット内のリソースは、例えば、関連付けられた送信窓内の候補リソース(例えば、の合計、量)に従ってインデックス付けされ得る。実施形態によれば、(例えば、支援リソースセットをインデックス付けする場合)、支援側WTRU及び被支援側WTRUの両方が、支援リソースセット内のリソースのインデックスに基づいて、時間と周波数リソースの同じ解釈を有し得る(例えば、必要とする、要求する、など)。実施形態によれば、例えば、そのような同じ解釈を有する(例えば、達成する)ために、支援側WTRU及び被支援側WTRUの両方は、送信窓の開始及び終了の同じ理解を有し得る(例えば、有すべきである、有するものとする、有さなければならない、など)。
【0144】
実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信要求において、例えば、T1_TB及びT2_TBのいずれかを含む明示的な表示を受信し得る。実施形態によれば、T1_TB及びT2_TBのいずれかは、絶対フレーム、サブフレーム、又はスロット番号であり得る。実施形態によれば、表示値は、支援送信要求のタイミングに対する(例えば、スロット内の)オフセットであり得る。実施形態によれば、そのようなタイミング(例えば、そのような時間)は、支援側WTRU及び被支援側WTRUの両方に共通であり得、窓開始、窓終了、及びリソースインデックス付けを解釈する際に曖昧さを生じ得ない(例えば、生じることができない、生じない)。実施形態によれば、支援側WTRUは、支援送信要求に含まれる残りのPDBによってT2_TBを判定し得る。
【0145】
実施形態によれば、支援側WTRUは、T2_assistTX(例えば、支援送信のT2);T2_assistTXとT1_TBとの間に(事前に)構成されたオフセット(例えば、スロット);支援送信のタイミング;及び支援送信要求のタイミング、のいずれかに従ってT1_TBを判定し得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、T1_TB=T2_assistTX+offsetを判定し、それによって[n+T1_TB、n+T2_TB]の送信窓を判定することができる(ただし、nは、支援送信要求のタイミング(例えば、スロット)を指し得る)。実施形態によれば、(例えば、(事前に)構成された)オフセットは、被支援側WTRUが支援送信を受信し、受信した支援送信に基づいてリソース選択を実行するためのWTRU処理を実行するのに十分な時間を可能にし得る(例えば、可能にするものとする、可能にしなければならない、可能にする必要がある、など)。
【0146】
実施形態によれば、支援側WTRUは、予約された送信タイミング及び事前に定義された送信窓のいずれかに従って送信窓を判定し得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、スロットXなどのスロット内の支援側WTRUによって次の送信のためのリソースセットを提供する支援送信(例えば、情報を含む)を実行し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、予約時間リソース(例えば、スロットX)、例えば、(事前に)構成された持続時間(例えば、スロット)で、スロットXから開始する送信窓などの予約時間リソースに対する(事前に)構成された送信窓、のいずれかに従って送信窓を判定し得る。実施形態によれば、送信窓は、(事前に)構成された持続時間(例えば、スロット)でスロットXで終了し得る。
【0147】
実施形態によれば、上記の判定及び/又は(例えば、関連付けられた)パラメータ(例えば、のいずれか)は、支援側WTRU及び被支援側WTRUの両方に共通であり得るため、両方のWTRUは、送信窓の開始と終了とについて同じ理解を有し得る。実施形態によれば、例えば、そのような同じ理解を有する結果として、被支援側WTRUは、インデックス付けに従って提供されたリソースセット内のリソースを(例えば、正しく)解釈し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、被支援側WTRUに報告されたリソースのセットに含まれ得る送信の(例えば、内の)(例えば、合計)候補リソースうちのリソースの割合を判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、以下のいずれかに従って、送信窓内の総候補リソース中のリソースの割合を判定し得る:(1)(事前)構成(例えば、割合はX%に固定され得る、ただし、Xは20に等しくてもよい);(2)QoS要件(例えば、割合がX%であり得る、ただし、XはL1優先度に基づく);(3)受信した支援送信要求における表示。
【0148】
実施形態によれば、セットの(例えば、任意の)数の支援リソースは、(例えば、特定の)リソースプールに関連付けられるように(事前に)構成され得る。実施形態によれば、(例えば、セットの支援リソースの)そのような数は、例えば、リンク確立中にRRC構成に含まれ得る(例えば、シグナリングされ得る)。実施形態によれば、そのような数は、被支援側WTRUからの支援要求に示され得る。
【0149】
実施形態によれば、WTRUは、CSIレポートによってトリガされる場合に支援情報を判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、支援送信において、リソースセットと共に、CSI情報(例えば、CQI及びRIのいずれか)を含み得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、(例えば、)リソースのCSI測定に従って支援リソースのセットを判定し得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、測定されたCSI値(例えば、CQI)が(例えば、(事前に)構成された、CQI、など)閾値を超える支援リソースを含み得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、被支援側WTRUから支援要求においてCQI閾値を受信し得る。実施形態によれば、(例えば、上記の特徴に加えて)支援側WTRUは、測定されたCQIが、例えば、判定された送信窓内の全ての測定されたリソースにわたって取得される平均CQI値又は中央CQI値のうちのいずれかを超えるセットリソースを含み得る。実施形態によれば、支援リソースセットのサイズが固定されている場合、支援側WTRUは、例えば、測定されたCQI値が最も高い特定の支援リソースを含み得る。
【0150】
実施形態によれば、WTRUは、衝突検出及びHARQ NACKのいずれかの場合に支援情報を判定し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、HARQが、衝突が検出されるリソース予約に対応する送信(複数可)に対して有効にされる場合に、PSFCH送信における衝突情報を含み得る。実施形態によれば、例えば、PSFCHフォーマットは、PSFCHで搬送されるHARQ ACK/NACKに関連付けられたPSSCHのリソースで検出された衝突を示すビットフィールドを含み得る。実施形態によれば、そのような場合、WTRUは、HARQ ACK/NACK情報及び関連付けられた衝突検出表示のうちのいずれか又は両方をPSFCHに送信し得る。
【0151】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、物理SL衝突表示チャネルが1ビット情報(例えば、衝突表示)を搬送することができるように、SL PHYチャネル(例えば、物理SL衝突表示チャネル)に衝突表示を送信し得る。実施形態によれば、チャネルは、例えば、衝突検出及び/又は未衝突検出のいずれかを示す(例えば、(事前に)定義された)シーケンスに従うシーケンスベースであり得る。実施形態によれば、そのようなシーケンスは、2つの(事前に)定義された周期シフトを有するZCシーケンスに従い得る(例えば、基づく)。実施形態によれば、物理SL衝突表示チャネルのリソースは、PSSCHリソース、例えば、示された衝突が検出されるPSSCHリソースに(例えば、暗黙的に)関連付けられ得る。実施形態によれば、(例えば、上述したように)衝突表示が連続する衝突検出に基づく場合、リソースは、(例えば、暗黙的に)最後のPSSCHリソースと関連付けられ得る。実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、MAC CEシグナリング及びRRCシグナリングのいずれかに従って(例えば、基づいて)、支援送信にリソースセットを有する衝突検出表示を含み得る。実施形態によれば、WTRUは、物理SL衝突表示チャネルを定期的に送信し得る。実施形態によれば、WTRUは、(例えば、上述したように)衝突検出によってトリガされた物理SL衝突表示チャネルを送信し得る。
【0152】
実施形態によれば、VRU送信との衝突の(例えば、衝突についての)の表示が存在し得る。実施形態によれば、WTRUは、例えば、SCIに(例えば、含まれる、搬送される、通知される、示される、など)WTRUタイプの表示に従って、VRU送信との衝突を識別(例えば、検出、判定、感知など)し得る。例えば、実施形態によれば、SCIにおけるWTRUタイプの表示は、VRU送信(例えば、を示す情報)に対応する値を含み得る。実施形態によれば、WTRUがVRU送信との衝突を検出する場合、WTRUは、情報を示す(例えば、伝達する、通知する、含む、など)衝突表示を送信し得る。実施形態によれば、衝突表示は、PHY制御チャネルに含まれ得、衝突表示は、値のセットで構成され得、値のうちの少なくとも1つは、VRU送信との衝突を示し得る(例えば、衝突の表示に対応する、及び/又は関連付けられ得る)。
【0153】
実施形態によれば、被支援側WTRUが(例えば、そのような)衝突表示を受信する場合、被支援側WTRUは、衝突した送信の優先度を考慮しない場合があり、プリエンプション及びリソース再選択のいずれかを実行することを判定し得る。実施形態によれば、プリエンプション及びリソース再選択のうちのいずれかを実行することは、例えば、(例えば、特定の)VRUがハードウェア(例えば、ソフトウェア、物理的、など)制約を有し(例えば、VRUが受信機を有していない可能性がある)、VRUが(例えば、制約の結果として)衝突を検出し得ない(例えば、することができない)場合があるため、例えば、VRU送信を優先し得る(例えば、VRUの優先順位付けを可能にする)。実施形態によれば、被支援側WTRUが、別のVRUとの衝突に関連付けられた(例えば、対応する、示す、など)衝突表示値を受信する場合、被支援側WTRUは、例えば、送信の優先度値に従って(例えば、基づいて)、プリエンプション及びリソース再選択のいずれかを実行することを判定し得る。
【0154】
実施形態によれば、WTRUは、支援送信を受信する場合に動作及び/又は特徴を実行し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、(例えば、任意の数の)支援送信(複数可)に関連付けられて使用(例えば、処理など)するための(例えば、任意の数の、任意のタイプの、など)支援メッセージを選択(例えば、判定)し得る。
【0155】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、任意の数の(例えば、異なる)WTRUから任意の数の(例えば、複数の)支援メッセージを受信し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、任意の数の受信した支援メッセージを使用する(例えば、処理する、それに従ってリソースを選択するなど)ことを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援メッセージのソースID、支援メッセージの宛先ID、及びTBの宛先IDのいずれかに従って、どの受信した支援メッセージを使用するかを判定し得る(例えば、任意の数の支援メッセージを選択し得る)。すなわち、実施形態によれば、1つのユニキャストリンクの場合、被支援側WTRUは、ピアWTRUとのユニキャスト送信のためにピアWTRUから支援メッセージを選択し得る。実施形態によれば、グループキャスト送信の場合、被支援側WTRUは、そのグループ内のWTRUから支援メッセージを選択し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援メッセージのタイミングに従って、どの(例えば、任意の数の)受信した支援メッセージを使用するかを判定(例えば、選択)し得る。例えば、実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援メッセージとTB到着との間の時間ギャップが、例えば、TBのPDBによって判定され得る閾値よりも小さい場合、支援メッセージを使用し得る。
【0156】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、リソース選択を実行し得る(例えば、支援リソースを選択し得る)。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、ランダムな選択及びCSIレポートのいずれかに従って、支援リソースのセットの中から(例えば、支援)リソースを選択し得る。
【0157】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、支援側WTRUから利用可能なリソースのセット(を示す/識別する情報)を受信し得る。実施形態によれば、支援側WTRUから利用可能なリソースのセットを受信する場合、被支援側WTRUは、例えば、(例えば、感知手順中/後に)利用可能なリソースのセットを判定するための感知を実行し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、感知手順からの利用可能なリソースと、支援情報に従って判定された(例えば、信号で伝達された、示された、受信された、など)利用可能なリソースのセットとの組合せに従って、利用可能なリソースのセットを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、その感知に従って判定された利用可能なリソースのセットと支援情報に従って判定された利用可能なリソースのセットとの間の交差に従って利用可能なリソースのセットを判定し得る。
【0158】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、支援側WTRUからの利用不能なリソースのセットを受信し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、利用不能なリソースのセットを受信する場合に、感知手順及びリソース(再)選択手順のいずれかの間に、全ての(例えば、示された、受信された、など)利用不能なリソースを除外し得る。実施形態によれば、利用不能なリソースのセットは、支援側WTRUに関連付けられた(例えば、によって使用された、など)送信スロットのセットとして判定され得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援側WTRUに関連付けられたTBの送信に利用不能なリソースのいずれかを除外することを判定し得る。
【0159】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援側WTRUからの衝突表示を受信し得る。実施形態によれば、(例えば、支援側WTRUから受信した)リソース衝突表示は、任意の数の(例えば、予約された)リソースの(例えば、潜在的な)衝突を示し得る。実施形態によれば、例えば、リソース衝突表示を受信する場合、(例えば、被支援側)WTRUは、リソース選択/再選択をトリガすることを判定し得る。
【0160】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、任意の数(例えば、複数、2つ以上の、など)の支援側WTRUから支援情報を受信し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、任意の数の支援側WTRUから支援情報を受信し得る。実施形態によれば、WTRUは、受信した支援情報及びWTRU(例えば、独自)感知結果を同時に(例えば、共に、一緒に、並行して)処理することができ、合成支援情報のスーパーセットを判定し得る。実施形態によれば、(例えば、組み合わされた支援情報のスーパーセットに関連付けられた)リソースのスーパーセットは、SL TBの構成された処理時間及びPDBによって判定された送信窓内の全リソースの値(例えば、特定のパーセンテージ、X、X%、など)であり得る。実施形態によれば、そのような値(例えば、特定のパーセンテージ、X)は、QoSごとに(例えば、優先度ごとに、リソースプールごとに、など)に従って構成され得る(例えば、事前に構成され得る)。
【0161】
実施形態によれば、WTRUは、利用可能なリソース及び好ましいリソースのいずれかのスーパーセットに従って(例えば、基づいて)候補リソースセットを判定し得る。実施形態によれば、(例えば、利用可能及び/又は好ましいリソースの)(例えば、そのような)スーパーセットは、(1)支援リソースが含まれるリソースセットの数、及び(2)支援情報に含まれる候補リソースの平均RSRP及びL1優先度のうちのいずれか、のいずれかに従って(例えば、基づいて)判定され得る。
【0162】
実施形態によれば、支援リソースが含まれるリソースセットの数に従って判定されたスーパーセットの場合、そのようなリソースセットは、受信した支援リソースセット及び感知によって判定されたリソースセット(例えば、セットA)のいずれかを含み得る。実施形態によれば、(例えば、各)支援リソースセットは、例えば、任意の(例えば、各)支援側WTRUによって判定された利用可能なリソース及び好ましいリソースのいずれかを含み得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、候補リソースが含まれるリソースセットの数をカウントし得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、カウントに従って(例えば、基づいて)全てのリソースを下降順にランク付けし得、TB送信のための候補リソースのスーパーセット内のリソースの第1のパーセンテージ(例えば、X%)を含み得る。実施形態によれば、スーパーセットは、(例えば、それに従って)大半のWTRUが利用可能である及び/又は好ましいと識別するリソースを含み得る。
【0163】
実施形態によれば、支援情報に含まれる候補リソースの平均RSRP及びL1優先度のいずれかに従って判定されたスーパーセットの場合、被支援側WTRUは、自身の感知と共に(例えば、同時に)受信した全ての支援リソースセット内の利用可能なリソース及び好ましいリソースのいずれかの全てを処理し得る。例えば、実施形態によれば、被支援側WTRUは、同じリソースについて報告されたRSRPに従って(例えば、基づいて)候補リソースの平均RSRPを計算し、特定の値(例えば、構成された/事前に構成された閾値)よりも高い平均RSRPを有する(例えば、備えた)リソースを除外し得る。実施形態によれば、そのような値(例えば、閾値)は、L1優先度対ごとに構成され得、それにより、例えば、TBの優先度が被支援側UEによって送信され、復号された優先度が候補リソース(例えば、内で復号された優先度)に関連付けられる。実施形態によれば、WTRUは、例えば、受信した支援リソースセットに含まれる(例えば、によって示される)利用不能なリソースのスーパーセットと、セットAなどのWTRU自身の感知結果とに従って(例えば、基づいて)候補リソースセットを判定(例えば、選択、通知、など)し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、セットAから受信した利用不能リソースのいずれか又は全てを除外し得る。
【0164】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、リソース(再)評価を実行する(例えば、実行するかどうか、必要性、要件、など)ことを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、以下のいずれかに応じて、リソース(再)評価(例えば、又は)を実行する必要があるかどうか(例えば、あるかないか)を判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援情報メッセージのタイミング及びTBの残りのPDBのいずれかに従ってリソース(再)評価を実行すること(例えば、実行するかどうか、必要性、要件など)を判定し得る。実施形態によれば、例えば、WTRUは、支援情報メッセージを受信した後に、TBの残りのPDBが閾値よりも小さい場合に、リソース(再)評価を実行しないことを判定し得る。実施形態によれば、PDBの残りのTBが閾値を超えない場合、被支援側WTRUは、リソース(再)評価を実行し得る。
【0165】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援リソースの量(例えば、送信リソース及びスロットのいずれかの総数)及び支援リソースの窓のいずれかに従って、リソース(再)評価を実行すること(例えば、実行するかどうか、必要性、要件など)を判定し得る。例えば、実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援リソースの数及び支援リソース窓サイズのいずれかが(例えば、それぞれの)閾値よりも小さい場合に、リソース(再)評価を実行しないと判定し得る。実施形態によれば、そのような閾値を超えない場合、被支援側WTRUは、リソース(再)評価を実行し得る。実施形態によれば、リソース(再)評価のためのそのようなアプローチにより、WTRUは選択のために(例えば、十分な)リソースを有することができる。実施形態によれば、被支援側WTRUは、TBのQoS及びリソースプールのCBRのうちのいずれかに従って、リソース(再)評価を実行するために(例えば、実行するかどうか、必要性、要件など)を判定し得る)。例えば、実施形態によれば、被支援側WTRUは、高優先度TB及び高測定CBRのいずれかのリソース(再)評価を実行すると判定し、被支援側WTRUは、低優先度TB及び低測定CBRのうちのいずれかのリソース(再)評価を実行しないと判定し得る。
【0166】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、支援側WTRUから支援情報を使用すること(例えば、使用するかどうか)を判定し得る。実施形態によれば、被支援側WRTUは、支援側WTRUと被支援側WTRUとの間の距離に従って、支援情報(例えば、被支援側WTRUから送信された利用可能なリソースのセット)を使用するかどうかを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WRTUは、例えば、支援側WTRUからの受信信号強度に従って、支援情報(例えば、支援側WTRUから送信された利用可能なリソースのセット)を使用するかどうかを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WRTUは、リソースプールのCBRに従って、支援情報(例えば、支援側WTRUから送信された利用可能なリソースのセット)を使用するかどうかを判定し得る。実施形態によれば、例えば、WTRUは、例えば、CBRが閾値よりも小さい場合、支援情報を使用するか復号するかのいずれかを判定しなくてもよい。実施形態によれば、そのような被支援側WRTUは、CBRが閾値よりも大きい場合に支援情報を使用することを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WRTUは、TBのQoSに従って、支援情報(例えば、支援側WTRUから送信された利用可能なリソースのセット)を使用するかどうかを判定し得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、TBの優先度が閾値よりも大きい場合、支援情報を使用及び/又は復号すると判定し、そうでなければ、支援情報を使用しないと判定し得る。実施形態によれば、支援側WRTUは、支援情報を受信するタイミングに従って、支援情報(例えば、支援側WTRUから送信された利用可能なリソースのセット)を使用するかどうかを判定し得る。
【0167】
実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援側WTRUとそれ自体との間の距離、及び支援側WTRUからの受信信号強度のいずれかを判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援側WTRUと被支援側WTRUとの間の距離に従って、支援側WTRUから送信された支援情報を使用するかどうかを判定し得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUと被支援側WTRUとの間の距離が(例えば、距離)閾値よりも小さい場合、被支援側WTRUは、支援側WTRUから受信した支援情報を使用することができ、そうでなければ被支援側WTRUは、支援情報を使用しなくてもよい。
【0168】
実施形態によれば、(例えば、距離)閾値は、例えば、以下で論じられるように、以下のうちの1つ又は任意の組合せなどの、様々な方法パラメータ、及び/又は特徴のいずれかに従って判定され得る。実施形態によれば、(例えば、距離)閾値は、例えば、支援メッセージに示される最小通信範囲(MCR)に従って判定され得る。例えば、実施形態によれば、支援側WTRUは、例えば、その支援情報において使用するMCRを示し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援側WTRUによって示されるMCRに従って(例えば、として)距離閾値を判定し得る。実施形態によれば、(例えば、距離)閾値は、TBのQoSによって判定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、TBの(例えば、任意の数の)距離閾値と(例えば、任意の数の)優先度との間のマッピングで構成され得る。実施形態によれば、そのようなWTRUは(例えば、次いで)TBのQoS(例えば、TBの優先度、遅延、及び/又は信頼性のうちのいずれか)の(例えば、マッチング)に従って距離閾値を判定し得る。実施形態によれば、(例えば、距離)閾値は、リソースプールのCBRに従って判定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、(例えば、任意の、それぞれの)CBR範囲と(例えば、1つ、任意の、それぞれの)距離閾値との間のマッピングで構成され得る。実施形態によれば、そのようなWTRUは、(例えば、次いで)リソースプールの測定されたCBRに従って距離閾値を判定し得る。
【0169】
実施形態によれば、WTRUは、例えば、支援側WTRUから受信した信号についての受信信号強度を判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、支援情報に関連付けられたメッセージ(例えば、信号)の受信信号強度(例えば、RSSI及びRSRPのうちのいずれか)に従って支援情報を(例えば、使用するかどうか)を判定し得る。例えば、実施形態によれば、受信信号強度が閾値よりも小さい場合、被支援側WTRUは、(例えば、支援側WTRUからの)支援情報を使用し得る。そうでない場合、受信信号強度が閾値を超えない場合、被支援側WTRUはそのような支援情報を使用しなくてもよい。
【0170】
実施形態によれば、受信信号強度閾値は、支援側WTRUによって示される送信電力及び最小受信信号強度閾値のいずれかに従って判定され得る。実施形態によれば、受信信号強度閾値は、TBのQoSによって判定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、(例えば、1つ、各々の、任意の、など)最小受信信号強度閾値と、(例えば、1つ、各々の、任意の、など)優先度及びTBの信頼性値とのマッピングで(事前に)構成され得る。実施形態によれば、そのようなWTRUは、(例えば、次いで)送信TB及びその測定された受信信号強度のいずれかに従って、支援情報を使用すること(例えば、使用するかどうか)を判定し得る。実施形態によれば、受信信号強度閾値は、リソースプールのCBRに従って判定され得る。例えば、実施形態によれば、WTRUは、各CBR範囲と受信信号強度閾値との間のマッピングで構成され得る。実施形態によれば、そのようなWTRUは、(例えば、次いで)、例えば、リソースプールの測定されたCBRに従って、受信信号強度閾値を判定し得る。
【0171】
実施形態によれば、WTRUは、支援情報の(例えば、ための)送信時間を判定し得る。実施形態によれば、被支援側WTRUは、例えば、支援情報の送信時間に従って、支援情報を復号するか、及び使用するかのいずれか(例えばするかどうか)を判定し得る。例えば、実施形態によれば、被支援側WTRUは、送信リソースの前に、時間T(例えば、期間、Tスロットなど)の間、支援情報を復号しないか、及び使用しないかのいずれかを判定し得る。実施形態によれば、Tの値は、リソースプール(例えば、その(事前)構成の)、WTRUの容量、TBのQoS、及び/又はリソースプールのCBRのうちのいずれかに従って判定され得る。
【0172】
結論
特徴及び要素は、特定の組合せにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組合せで使用され得ることを理解されよう。更に、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、UE、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。
【0173】
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、並びに制約サーバ及びプロセッサを含む集合点/サーバを含む他のデバイスが記載されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって実行され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行」、「コンピュータ実行」、又は「CPU実行」されることと呼ばれ得る。
【0174】
当該技術分野における通常の技術を有する者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されるであろう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は減少を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによってCPUの動作及び他の信号の処理を再構成又は別の方法で変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。例示的な実施形態は、上述したプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
【0175】
データビットはまた、磁気ディスク、光学ディスク、及び任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))又はCPUによって読み取り可能な不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(「ROM」))大容量記憶システムを含む、コンピュータ可読媒体上に維持され得る。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでもよい。代表的な実施形態は、上述のメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、記載された方法をサポートし得るということが理解される。
【0176】
例示的な実施形態において、本明細書に記載されている動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実装されてもよい。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
【0177】
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェア又はソフトウェアの使用は、一般に(常にではないが、特定の状況では、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択が大きな意味を持ち得る)、コスト対効率のトレードオフを意味する設計上の選択事項である。本明細書に記載されているプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が効果的であり得る様々なビークル(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得、好ましいビークルは、プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が配備される状況によって変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると判断した場合、実装者は、主にハードウェア及び/又はファームウェアのビークルを選択することができる。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択することができる。あるいは、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組合せを選択してもよい。
【0178】
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は例の使用を通じて、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、又は例の中の各機能及び/又は各動作は、広範なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの実質的に任意の組合せによって、個別にかつ/又は集合的に実装されてよいことが当業者には理解されるであろう。好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、アプリケーション特定用途向け標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意のその他のタイプの集積回路IC)、及び/又は状態機械が挙げられる。
【0179】
上記では特徴及び要素が特定の組合せにおいて提供されているが、当該技術分野の通常の技術を有する者には、各特徴若しくは各要素を単独で使用する、又は他の特徴及び要素との任意の組合せにおいて使用できることが理解されるであろう。本開示は、本出願に記載されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例示として意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形を行うことができる。本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、上述した説明から、当業者には明らかであろう。そのような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが意図されている。本開示は、添付の請求項の条項によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する等価物の完全な範囲と共に、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを理解されたい。
【0180】
また、本明細書で使用されている用語は、特定の実施形態(例えば、のみ)を説明することを目的としており、本発明を制限することを意図していないことを理解されたい。本明細書で使用される場合、本明細書で言及される場合、「ユーザ機器」、及びその略語「UE」は、(1)記載されたインフラストラクチャなどの無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)、(2)記載されたインフラストラクチャのような、WTRUのいくつかの実施形態の任意のもの、(3)例示されるようなWTRU(例えば記載されたインフラストラクチャなど)の一部又は全ての構造及び機能を有して構成された無線可能及び/又は有線可能な(例えば、テザー可能な)デバイス、(4)記載されるようなWTRU(例えば記載されたインフラストラクチャなど)の、全てよりも少ない構造及び機能を有して構成された無線可能及び/又は有線可能デバイス、又は(5)同様のものを意味し得る。本明細書に列挙される任意のWTRUを表すことができる例示的なWTRUの詳細。
【0181】
特定の代表的な実施形態では、本明細書に記載の主題のいくつかの部分は、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又は他の統合フォーマットを介して実装され得る。しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組合せとして、集積回路において等価的に実施され得ること、並びに、回路を設計すること、及び/又は、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、この開示に照らして当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されるであろう。更に、本明細書に記載されている主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び、本明細書に記載されている主題の例示的な実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号担持媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されるであろう。信号担持媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの伝送型媒体が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
【0182】
本明細書に記載されている主題は、場合によっては、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は、異なる他の構成要素に接続されている、異なる構成要素を示していることがある。そのような図示されたアーキテクチャは単なる例であり、実際には、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャが実施され得ることを理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために本明細書において組み合わされた、任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は中間構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられた」として見ることができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続されている」、又は「動作可能に結合されている」とみなすこともでき、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であるとみなすこともできる。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能かつ/若しくは物理的に相互作用する構成要素、及び/又は、無線で相互作用可能かつ/若しくは無線で相互作用する構成要素、及び/又は、論理的に相互作用するかつ/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
【0183】
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、かつ/又は単数形から複数形に変換することができる。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが明示的に記載され得る。
【0184】
一般に、本明細書、特に添付の請求項(例えば添付の請求項の本体)において使用されている用語は、一般に「非限定」用語として意図されることが当業者には理解されるであろう(例えば、用語「含んでいる」は、「含んでいるがそれらに限定されない」と解釈するべきであり、用語「有する」は、「を少なくとも有する」と解釈するべきであり、用語「含む」は、「含むがそれらに限定されない」と解釈するべきである)。更に、導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は請求項に明示的に記載されており、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者には理解されるであろう。例えば、1つの項目のみが意図される場合、「単一」という用語又は類似する言葉が使用され得る。理解を助けるために、以下の添付の請求項及び/又は本明細書の説明は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つの」及び「1つ以上の」という導入句の使用を含み得る。しかしながら、このような句の使用は、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入が、そのような導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、1つのそのような記載のみを含む実施形態に制限することを意味するものと解釈すべきではなく、たとえ同じ請求項に、導入句「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」及び「a」又は「an」などの不定冠詞が含まれていても同様である(例えば「a」及び/又は「an」は「少なくとも1つの」又は「1つ以上」を意味するものと解釈すべきである)。請求項の記載を導入するために使用される定冠詞の使用も同様である。更に、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合でも、かかる記載は少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されるであろう(例えば、他の修飾語なしの「2つの記載」という単純な記載は、少なくとも2つの記載、又は2つ以上の記載を意味する)。更に、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」に類似する表記が使用される場合、一般に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味として意図される(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、並びに/又は、A、B、及びCを一緒に、有するシステムを含み、ただしこれらに限定されない)。説明、請求項、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替的な用語を提示する実質的に任意の離接的な語及び/又は句は、用語の一方、用語のいずれか、又は両方の用語を含む可能性を企図するものと理解されるべきであることが、当業者には更に理解されるであろう。例えば、「A又はB」という句は、「A」若しくは「B」又は「A及びB」の可能性を含むものと理解されたい。更に、本明細書で使用される、複数の項目のリスト及び/又は複数の項目のカテゴリのリストが後ろに続く用語「~のいずれか」は、項目及び/又は項目のカテゴリの、「のいずれか」、「の任意の組合せ」、「の任意の複数」、及び/又は「の任意の複数の組合せ」を、個別に、又は他の項目及び/又は他の項目のカテゴリとの組合せにおいて、含むことを意図している。更に、本明細書で使用される場合、「セット/組」又は「グループ/群」という用語は、ゼロを含む任意の数のアイテムを含むことが意図される。更に、本明細書で使用される、用語「数」は、ゼロを含む任意の数を含むことを意図している。
【0185】
更に、本開示の特徴又は態様がMarkush群の観点から説明されている場合、当業者には、本開示がそれによってMarkush群の任意の個々のメンバー又はメンバーのサブグループの観点からも説明されることが認識されるであろう。
【0186】
当業者には理解されるように、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる目的のために、本明細書に開示されるすべての範囲は、その任意の可能な部分範囲及び部分範囲の組合せも包含している。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識することができる。非限定的な例として、本明細書に記載されている各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解され得る。また、当業者には理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「より大きい」、「より小さい」等のすべての言葉は、言及された数を含み、かつ、上述したように更に部分範囲に分解され得る範囲を意味する。最後に、当業者には理解されるように、範囲は個々の要素を含む。したがって、例えば、1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、又は3個のセルを有するグループを指す。同様に、1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、又は5個のセルを有するグループを指し、以下同様である。
【0187】
更に、請求項は、特にそのように記載されない限り、提供された順序又は提供された要素に限定されるものとして読まれるべきではない。更に、いかなる請求項においても、「ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条、第6項、又はミーンズプラスファンクションの請求項形式に訴えることを意図しており、「ための手段」という用語を有さないいかなる請求項もそのようには意図されていない。
【0188】
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)若しくは進化型パケットコア(EPC)、又は任意のホストコンピュータで使用するための、無線周波数トランシーバを実装し得る。WTRUは、例えば、ソフトウェア無線(SDR)などのハードウェア及び/又はソフトウェアに実装されたモジュールと併せて使用されてもよく、また、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリー式ヘッドセット、キーボード、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、近距離無線通信(NFC)モジュール、LCDディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、及び/又は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又は超広帯域(UWB)モジュールなどの他のコンポーネントに実装されてもよい。
【0189】
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアに実装され得ることが企図される。特定の実施形態では、様々な構成要素の機能のうちの1つ以上は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアに実装され得る。
【0190】
更に、本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書に例示及び説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図していない。むしろ、請求項の範囲及びその等価物の範囲内にいて、しかも本発明から逸脱することなく、詳細に様々な修正を行うことができる。