(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-12
(45)【発行日】2025-02-20
(54)【発明の名称】土質材料の含水比の計測方法及び計測用設備
(51)【国際特許分類】
G01N 21/3554 20140101AFI20250213BHJP
G01N 21/3563 20140101ALI20250213BHJP
G01N 21/359 20140101ALI20250213BHJP
【FI】
G01N21/3554
G01N21/3563
G01N21/359
(21)【出願番号】P 2021153892
(22)【出願日】2021-09-22
【審査請求日】2024-03-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000001317
【氏名又は名称】株式会社熊谷組
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【氏名又は名称】松永 宣行
(72)【発明者】
【氏名】高木 秀和
(72)【発明者】
【氏名】沼宮内 雅人
【審査官】小野寺 麻美子
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-191048(JP,A)
【文献】特開2011-064538(JP,A)
【文献】特開2017-109016(JP,A)
【文献】特開昭62-085845(JP,A)
【文献】特開平4-172287(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 1/00 - G01W 1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
土質材料が積み込まれたダンプトラックを前記土質材料の置き場の搬出口に移動すること、
前記搬出口において、近赤外線水分計を
鉛直方向へ伸びる一対の二重管からなる案内装置により案内しつつ鉛直方向へ移動させて所定の高さ位置に置き、二条のレール部材に沿って走行可能に懸架された走行装置により前記近赤外線水分計を水平方向へ移動させつつ、前記近赤外線水分計により、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面の一箇所又は複数個所における含水比の計測を行うことを含む、土質材料の含水比の計測方法。
【請求項2】
前記土質材料は前記置き場において予め含水比が調整されたものからなる、請求項1に記載の計測方法。
【請求項3】
前記含水比の計測を行う前に、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面を水平に均すことを含む、請求項1又は2に記載の計測方法。
【請求項4】
前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の含水比の計測は、前記搬出口において前記ダンプトラックの車輪を洗浄する間に行う、請求項1~3のいずれか1項に記載の計測方法。
【請求項5】
前記近赤外線水分計の鉛直方向への移動は、前記走行装置に吊り下げられたホイストにより行う、請求項1~4のいずれか1項に記載の計測方法。
【請求項6】
土質材料の置き場の搬出口に設置された、前記土質材料が積み込まれたダンプトラックの通過を許す空間を規定するゲートと、
前記ゲートに設けられた支持機構と、
前記支持機構を介して前記ゲートに水平方向及び鉛直方向へそれぞれ移動可能に支持された、下方に向けられた近赤外線放射口を有する近赤外線水分計と、
前記近赤外線水分計に取り付けられ前記近赤外線放射口を除いて前記近赤外線水分計を覆う日除けとを備
え、
前記支持機構は、
水平方向へ伸びる二条のレール部材と、
前記二条のレール部材に沿って走行可能に懸架され、前記近赤外線水分計を水平方向へ移動させる走行装置と、
鉛直方向へ伸びる一対の二重管からなり、前記近赤外線水分計を鉛直方向へ案内する案内装置とを備える、土質材料の含水比の計測用設備。
【請求項7】
さらに、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面と前記近赤外線水分計の近赤外線放射口との間の距離を検出するための距離計を備える、請求項
6に記載の計測用設備。
【請求項8】
前記支持機構は
さらに、
前記走行装置に吊り下げられ、前記近赤外線水分計を鉛直方向へ移動させるホイストを備える、請求項
6又は7に記載の計測用設備。
【請求項9】
さらに、前記ゲート上に設けられた屋根を備える、請求項
6~8のいずれか1項に記載
の計測用設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばロックフィルダムの築造に供される遮水材料のような土質材料(盛立材料)の含水比を計測する方法及び計測用設備に関する。
【背景技術】
【0002】
土質材料は採土場で選別採取され、これをストックするための置き場に運ばれ、置き場においてその含水比が調整される。含水比が調整された土質材料は、その後、ダンプトラックに積み込まれ、置き場から盛立工事現場に向けて搬出される。
【0003】
ところで、置き場にストックされた土質材料の含水比は周囲の環境の影響を受けて経時的に変化する。このため、土質材料は置き場からの搬出に先立ち、その含水比が計測される。
【0004】
土質材料の含水比については、従来、近赤外線水分計を用いて計測を行う方法及び装置が提案されている。この提案にあっては、土質材料の一部が、試料として、容器に設けられた溝状の収容部に入れられ、近赤外線水分計に対して容器の収容部がその伸長方向である円周又は直線に沿って相対移動される。この相対移動の間、近赤外線水分計が発する近赤外線が容器の収容部内の土質材料の表面に照射され、これにより土質材料の含水比の計測が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記従来の提案に係る土質材料の含水比の計測方法及び装置を参照して、土質材料の含水比の新たな計測方法及び計測用設備を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る土質材料の含水比を計測する方法は、土質材料が積み込まれたダンプトラックを前記土質材料の置き場の搬出口に移動すること、前記搬出口において、近赤外線水分計を鉛直方向へ伸びる一対の二重管からなる案内装置により案内しつつ鉛直方向へ移動させて所定の高さ位置に置き、二条のレール部材に沿って走行可能に懸架された走行装置により前記近赤外線水分計を水平方向へ移動させつつ、近赤外線水分計により、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面の一箇所又は複数個所における含水比の計測を行うことを含む。前記土質材料は、例えば単一種の土砂又は複数種の土砂の混合からなる。本発明において、前記土質材料は、前記置き場において含水比が予め調整された土質材料、及び、含水比が未調整の土質材料のいずれをも含水比の計測対象とする。
【0008】
本発明によれば、土質材料をその置き場から盛立工事現場に搬出するに当たり、搬出される土質材料それ自体についての含水比の計測を行うことができる。得られた計測値が適正な範囲にあるとき、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料を盛立工事現場に向けて、そのまま、したがって迅速に送り出すことが可能である。
【0009】
好ましくは、前記含水比の計測を行う前に、例えば前記ダンプトラックへの土質材料の積み込み後、前記ダンプトラックに積載された土質材料の表面を水平に均すことを含む。これによれば、前記土質材料の表面上の複数個所と、前記近赤外線水分計、より詳細には前記近赤外線水分計の近赤外線放射口との間の間隔(距離)をそれぞれほぼ同一にすることができ、これにより前記複数個所における含水比の計測をより正確にまたより迅速に行うことができる。前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の含水比の計測は、前記搬出口において、前記ダンプトラックの車輪を洗浄する間に行うことができる。前記近赤外線水分計の鉛直方向への移動は、前記走行装置に吊り下げられたホイストにより行うことができる。
【0010】
また、本発明に係る土質材料の含水比の計測用設備は、土質材料の置き場の搬出口に設置された、前記土質材料が積み込まれたダンプトラックの通過を許す空間を規定するゲートと、前記ゲートに設けられた支持機構と、前記支持機構を介して前記ゲートに水平方向及び鉛直方向へそれぞれ移動可能に支持された、下方に向けられた近赤外線放射口を有する近赤外線水分計と、前記近赤外線水分計に取り付けられ前記近赤外線放射口を除いて前記近赤外線水分計を覆う日除けとを備え、前記支持機構は、水平方向へ伸びる二条のレール部材と、前記二条のレール部材に沿って走行可能に懸架され、前記近赤外線水分計を水平方向へ移動させる走行装置と、鉛直方向へ伸びる一対の二重管からなり、前記近赤外線水分計を鉛直方向へ案内する案内装置とを備える。
【0011】
本発明によれば、土質材料の置き場の搬出口に設置されたゲートが規定する空間にダンプトラックを停車させた状態で、前記支持機構を介して前記ゲートに支持された前記近赤外線水分計を前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面上に向けて水平方向及び鉛直方向へ順次に移動させることができる。次いで、前記近赤外線水分計を水平方向に移動させ、この間に、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面に向けて前記近赤外線水分計の近赤外線放射口から近赤外線を放射し、これにより前記土質材料の含水比の計測を行うことができる。また、前記近赤外線水分計はその近赤外線放射口を除いて日除けにより覆われていることから、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の含水比の計測を屋外において行うことができる。
【0012】
前記土質材料の含水比の計測用設備は、好ましくは、さらに、前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の表面と前記近赤外線水分計の近赤外線放射口との間の距離を検出するための距離計を備える。これによれば、前記近赤外線水分計の近赤外線放射口から前記土質材料の表面までの距離を検出し、より適正な距離の下での前記含水比の計測が可能である。
【0013】
前記近赤外線水分計の支持機構は、好ましくは、前記走行装置に吊り下げられ、前記近赤外線水分計を鉛直方向へ移動させるホイストを備える。これによれば、前記近赤外線水分計を鉛直方向へ移動させることができる。
【0014】
また、好ましくは、前記ゲート上に設けられた屋根を備える。前記屋根は前記ダンプトラックに積み込まれた土質材料の含水比の計測に有害な日差しや雨滴を遮る働きをなす。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】土質材料の含水比の計測用設備の正面図である。
【
図2】土質材料の含水比の計測用設備の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1及び
図2を参照すると、ロックフィルダムの築造に供される遮水材料のような土質材料(盛立材料)についての含水比の計測方法の実施に供される設備、すなわち土質材料の含水比の計測用設備が全体に符号10で示されている。
【0017】
計測用設備10は、ゲート12と、該ゲートに設けられた支持機構14と、該支持機構を介してゲート12に水平方向及び鉛直方向にそれぞれ移動可能に支持された近赤外線水分計16と、該近赤外線水分計に取り付けられた日除け18とを備える。計測用設備10は、好ましくは、さらに、ダンプトラック24に積み込まれた土質材料22の表面22aと近赤外線水分計16の近赤外線放射口16aとの間の距離を検出するための距離計19を備える。近赤外線水分計16は、
図1で見て、右端の位置に待機した状態におかれ、含水比の計測のために左方へ所定の距離を水平移動され、停止される。次いで、所定の距離を鉛直方向下方へ移動された後、停止され、含水比の計測が行われる。計測後、鉛直方向上方へ移動され、その後、左端の位置へと水平移動され、最後に待機位置である元の右端の位置へと水平移動される。
【0018】
ゲート12は、前記土質材料がストックされた置き場20に設けられた搬出口20aに設置されている。前記土質材料は、採土場(図示せず)で選別採取された単一種の土砂又は複数種の土砂の混合(ブレンド)からなる。前記土質材料は、前記採土場から置き場20に搬入され、その含水比を調整した後、あるいは調整することなく、置き場20にストックされる。
【0019】
土質材料22は、置き場20においてダンプトラック24に積み込まれ、好ましくはその表面22aを水平に均したのち、ダンプトラック24により置き場20の搬出口20aに移動される。ダンプトラック24に積み込まれた土質材料22は、搬出口20aにおいて、近赤外線水分計16を用いて、その表面22aの一箇所又は複数個所における含水比の計測が行われる。なお、土質材料22の含水比の計測を土質材料22の表面22aの前記一箇所において行なう場合、土質材料22の表面22aを平らに均すことは必ずしも必要としない。計測された含水比の値が適正であれば、土質材料22はダンプトラック24により、前記ロックフィルダムの築造現場のような盛立工事現場に向けて搬出される。反対に不適正であれば、置き場20に戻され、含水比の再調整又は調整がなされる。
【0020】
図示のゲート12は、ダンプトラック24の進行方向に関して互いに間隔をおいて配置された一対の門型フレーム26を有する(
図2参照)。各門型フレーム26は一対の支柱26aと、両支柱26aに接続され水平方向へ伸びるビーム26b(
図1参照)とを有する。各門型フレーム26の両支柱26a及びビーム26bはダンプトラック24の通過を許す空間28(
図1)を規定する。両門型フレーム26は、これらの二対の支柱26aの上端部にそれぞれ固定された、互いに相対する一対の細長い接続部材30(
図2)を介して、互いに接続されている。
【0021】
近赤外線水分計16の支持機構14は、互いに間隔をおいて配置され門型フレーム26のビーム26bと平行に伸びる二条のレール部材32と、二条のレール部材32に該レール部材に沿って走行可能に懸架された走行装置34と、走行装置34に吊り下げられた電動のホイスト36であって巻き上げ及び巻き下げがそれぞれ可能であるワイヤ36a(
図2)を有するホイスト36と、ワイヤ36aに吊り下げられ上下方向へ移動可能である支持板38と、走行装置34に固定され支持板38を上下方向へ直線的に案内する案内装置40とからなり、近赤外線水分計16は支持機構14の支持板38の下面に固定され、その近赤外線放射口16aが下方に向けられた状態におかれている。
【0022】
この支持機構14によれば、二条のレール部材32に沿って走行装置34を走行させることにより、支持板38と共に近赤外線水分計16を水平方向へ移動させることができる。また、ホイスト36を操作することによりそのワイヤ36aを巻き上げあるいは巻き下げることができ、これにより、支持板38とこれに支持された近赤外線水分計16とを鉛直方向へ移動させることができる。近赤外線水分計16の移動時、支持板38の案内装置40により、近赤外線水分計16の横振れが規制される。
【0023】
図示の各レール部材32はH形鋼からなり、その両端において、両門型フレーム26の両接続部材30にそれぞれ固定されている。
【0024】
図示の走行装置34は、水平に配置された板体42と、該板体上に配置された2組の車輪組立体44とを備える。各組の車輪組立体44は、一片部及び他片部を有する山形鋼からなる一対の支持部材44aと、両支持部材44a間に配置され互いに相対する一対の車輪44bであって両支持部材44aの前記一片部に回転可能に支持された一対の車輪44bと、両支持部材44aの一方に支持された、各対の車輪44bの1つに回転動力を付与する電動モータ44cとを有する。各組の車輪組立体44は、支持部材44aの他片部において、板体42に固定されている。これによれば、各対の車輪44bは、各条のレール部材32を構成する前記H形鋼のウエブを挟んで前記H形鋼の下フランジ上を転動可能である。
【0025】
また、図示の案内装置40は、両門型フレーム26の接続部材30の伸長方向へ互いに間隔をおいてまたホイスト36を間において配置され上下方向へ伸びる一対の二重管46からなる。各二重管46は外管46aと、該外管内に配置され外管46aに対して上下方向へ滑動可能である内管46bとからなる。
図3に示すように、各二重管46は、山形鋼からなる一対の板部材48及び上下方向へ伸びる溝形鋼からなる板部材50を介して、走行装置34の板体42に固定されている。板部材50はその上端において板体42に固定されている。ここに、二重管46は両板部材48間に配置されかつ外管46aにおいて両板部材48に固定され、両板部材48は板部材50に固定されている。両板部材50は一対の棒状体52により互いに接続されている。これによれば、ホイスト36を作動させ、そのワイヤ36aを巻き下げ、支持板38及び近赤外線水分計16を下降させるとき、外管46a内を内管46bが下降する。反対に、ワイヤ36aを巻き上げ、支持板38及び近赤外線水分計16を上昇させるとき、外管46a内を内管46bが上昇する。これにより、支持板38及び近赤外線水分計16が鉛直方向へ真っ直ぐに案内され、支持板38及び近赤外線水分計16の横振れが防止される。
【0026】
日除け18は近赤外線放射口16aを除いて近赤外線水分計16を覆っている。図示の日除け18は全体にボックス状を呈し、その下端が下方に向けて開放している。日除け18は、屋外に配置される近赤外線水分計16への陽光の入射を遮る働きをなす。これにより、屋外での近赤外線水分計16による土質材料22の含水比のより正確な計測が可能とされている。
【0027】
搬出口20aに移動されたダンプトラック24上(より詳細には荷台上)の土質材料22の含水比の計測のために、ダンプトラック24は土質材料22が二条のレール部材32下に位置するように止められる。その後、支持機構14により、近赤外線水分計16を水平方向へ移動させる。次いで、近赤外線水分計16を鉛直方向へ移動させその近赤外線放射口16aを土質材料22の表面22aの上方の所定の高さ位置に置く。このとき、距離計19により、近赤外線水分計16の近赤外線放射口16aから土質材料22の表面22aまでの距離を検出する。次に、近赤外線水分計16をダンプトラック24の荷台を横切る方向(水平方向)へ移動させる。これにより、近赤外線放射口16aが土質材料22の表面22aの上方を直線的に横切り、この間に近赤外線水分計16が近赤外線放射口16aから表面22aに向けて近赤外線を断続的に放射する。これにより、土質材料22の表面22aの一直線上の複数個所における複数の含水比が計測される。距離計19の使用により、より適正な距離の下での前記含水比の計測が可能である。なお、土質材料22の表面22a上の一箇所において一の含水比の計測を行うことが可能である。
【0028】
ダンプトラック24に積み込まれた土質材料22の含水比の計測は、搬出口20aにおいてダンプトラック24の車輪24aを洗浄する間に行うことができる。ダンプトラック24による土質材料22の運搬は、通常、公道を経由して行われることから、置き場20での走行中に車輪24aに付着した泥は置き場20において予め洗い流される。前記含水比の計測はこの洗浄時間を利用して行うことができる。ダンプトラック24の車輪24aの洗浄時間は、通常、約30秒であり、ダンプトラック24に積み込まれた土質材料22の含水比の計測は例えば3秒ごとに行うことができる。
【0029】
計測用設備10が、さらに、支持機構14の運転、近赤外線水分計16の操作及び前記含水比の計測値の確認が自動的に行われることを可能とする自動制御機構(図示せず)を備えるものとすることができる。これによれば、例えばゲート12の門型フレーム26の支柱26aに、前記運転、操作及び確認を開始しまた終了を指示する、ダンプトラック24の運転手による操作可能の操作ボタン(図示せず)を配置することができる。
【符号の説明】
【0030】
10 計測用設備
12 ゲート
14 支持機構
16 近赤外線水分計
16a 近赤外線放射口
18 日除け
19 距離計
20 置き場
20a 搬出口
22 土質材料
24 ダンプトラック
26 門型フレーム
26a、26b 支柱及びビーム
32 レール部材
34 走行装置
36 ホイスト
38 支持板
40 案内装置
46 二重管