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7634592アップリンク制御情報を送信するための方法および装置

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2025-02-13

(45)【発行日】2025-02-21

(54)【発明の名称】アップリンク制御情報を送信するための方法および装置

(51)【国際特許分類】

H04W 72/02 20090101AFI20250214BHJP

H04W 72/21 20230101ALI20250214BHJP

【ＦＩ】

H04W72/02

H04W72/21

【請求項の数】 32

(21)【出願番号】P 2023084216

(22)【出願日】2023-05-22

(62)【分割の表示】P 2020536564の分割

【原出願日】2018-11-02

(65)【公開番号】P2023101030

(43)【公開日】2023-07-19

【審査請求日】2023-06-09

(31)【優先権主張番号】201711480280.0

(32)【優先日】2017-12-29

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】510065207

【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＤＡＴＡＮＧＭＯＢＩＬＥＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳＥＱＵＩＰＭＥＮＴＣＯ．，ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】１／Ｆ，Ｂｕｉｌｄｉｎｇ１，Ｎｏ．５ＳｈａｎｇｄｉＥａｓｔＲｏａｄ，ＨａｉｄｉａｎＤｉｓｔｒｉｃｔ，Ｂｅｉｊｉｎｇ１０００８５，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】100108453

【弁理士】

【氏名又は名称】村山靖彦

(74)【代理人】

【識別番号】100110364

【弁理士】

【氏名又は名称】実広信哉

(74)【代理人】

【識別番号】100133400

【弁理士】

【氏名又は名称】阿部達彦

(72)【発明者】

【氏名】高雪娟

【審査官】吉村真治▲郎▼

(56)【参考文献】

【文献】OPPO，Short-PUCCH for UCI of up to 2 bits，3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1719991，2017年11月18日

【文献】Samsung，Short PUCCH for UCI of 1 or 2 Bits，3GPP TSG RAN WG1 Meeting 90bis R1-1717648，2017年10月03日

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ７／２４－７／２６

Ｈ０４Ｗ４／００－９９／００

３ＧＰＰＴＳＧＲＡＮＷＧ１－４

ＳＡＷＧ１－４

ＣＴＷＧ１、４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

基地局は、スケジューリング要求（ＳＲ）情報の受信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの受信リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するステップと、
を備え、
前記条件は、条件１または条件２を含み、
条件１：
前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第２のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、
または、前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第１のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、ＳＲ情報の受信タイミングは、第１のＵＣＩの受信タイミングと部分的にオーバーラップし、
条件２：
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の受信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの受信リソースとオーバーラップし、前記第１のＵＣＩは第３のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、前記第３のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマット１または２または３または４であり、
条件１の場合、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なり、前記第１の循環シフト集合および前記第２の循環シフト集合は、前記第１のＵＣＩに対して構成された初期循環シフトおよび所定のオフセットに従って取得され、
条件２の場合、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の受信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の受信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記第１の受信リソースは前記第２の受信リソースとは異なり、前記第１の受信リソースおよび前記第２の受信リソースは、前記第１のＵＣＩのリソースであることを特徴とするアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項2】

前記条件は、前記第１のＵＣＩおよび前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングは同じであり、または、前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングは、前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングより遅れていることをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項3】

前記条件は、
前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングよりも前である場合、
前記ＳＲ情報を受信しないと決定し、または、
基地局は、前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの受信スキームを決定することをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項4】

前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの受信スキームを決定することは、
前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できる場合、前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるかまたはｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかに応じて前記第１のＵＣＩを受信するための受信リソースを決定し、決定された受信リソースで前記第１のＵＣＩを受信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された受信リソースは前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された受信リソースとは異なり、
前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できない場合、前記ＳＲ情報を受信しないと決定することとを備えることを特徴とする請求項３に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項5】

条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することは、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記第１のＵＣＩの受信リソースにおける前記ＳＲ情報の受信リソースとオーバーラップするシンボル上で、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することを備えることを特徴とする請求項１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項6】

条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することは、
前記第１のＵＣＩの受信リソースにおける前記ＳＲ情報の受信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、第１の循環シフト集合に従って、前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することを備えることを特徴とする請求項１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項7】

前記方法ではさらに、前記ＳＲ情報の受信リソースのシンボルのうち前記第１のＵＣＩとオーバーラップしないシンボル上、または前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングより遅れている場合、前記ＳＲ情報の受信リソースにおける前記第１のＵＣＩの受信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する受信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を受信し、
または、前記ＳＲ情報を受信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報の受信リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を受信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する受信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を受信することを特徴とする請求項１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項8】

前記第１のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット０であることと、
前記第２のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマット１であることと、
のうちの少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための方法。

【請求項9】

スケジューリング要求（ＳＲ）情報の受信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの受信リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するように構成された第１のユニットと、
を備え、
前記条件は、条件１又は条件２を含み、
条件１：
前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第２のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、
または、前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第１のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、ＳＲ情報の受信タイミングは、第１のＵＣＩの受信タイミングと部分的にオーバーラップし、
条件２：
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の受信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの受信リソースとオーバーラップし、第１のＵＣＩは第３のチャネルフォーマットを使用して受信されるように構成され、前記第３のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマット１または２または３または４であり、
条件１の場合、
第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なり、前記第１の循環シフト集合および前記第２の循環シフト集合は、前記第１のＵＣＩに対して構成された初期循環シフトおよび所定のオフセットに従って取得され、
条件２の場合、
前記第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の受信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の受信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信し、
前記第１の受信リソースは前記第２の受信リソースとは異なり、前記第１の受信リソースおよび前記第２の受信リソースは、前記第１のＵＣＩのリソースであることを特徴とするアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項10】

前記条件は、前記第１のＵＣＩおよび前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングは同じであり、または、前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングは、前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングより遅れていることをさらに含むことを特徴とする請求項９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項11】

前記第２のユニットはさらに、前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングよりも前である場合、
前記ＳＲ情報を受信しないと決定し、または、
前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの受信スキームを決定することを特徴とする請求項９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項12】

前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの受信スキームを決定することは、
前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できる場合、前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるかまたはｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかに応じて前記第１のＵＣＩを受信するための受信リソースを決定し、決定された受信リソースで前記第１のＵＣＩを受信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された受信リソースは前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された受信リソースとは異なり、
前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できない場合、前記ＳＲ情報を受信しないと決定することとを備えることを特徴とする請求項１１に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項13】

前記条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することは、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記第１のＵＣＩの受信リソースにおける前記ＳＲ情報の受信リソースとオーバーラップするシンボル上で、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することを備えることを特徴とする請求項９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項14】

前記条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの受信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することは、
前記第１のＵＣＩの受信リソースにおける前記ＳＲ情報の受信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、第１の循環シフト集合に従って、前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを受信することを特徴とする請求項９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項15】

前記第２のユニットはさらに、前記ＳＲ情報の受信リソースのシンボルのうち前記第１のＵＣＩとオーバーラップしないシンボル上、または前記第１のＵＣＩの開始の受信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングより遅れている場合、前記ＳＲ情報の受信リソースにおける前記第１のＵＣＩの受信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する受信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を受信し、
または、前記ＳＲ情報を受信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の受信タイミングの前に前記ＳＲ情報の受信リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を受信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する受信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を受信することを特徴とする請求項９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項16】

前記第１のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット０であることと、
前記第２のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマット１であることと、
のうちのすくなくとも１つを含むことを特徴とする請求項９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを受信するための装置。

【請求項17】

端末は、スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの送信リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するステップと、
を備え、
前記条件は、条件１または条件２を含み、
条件１：
前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第２のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、
または、前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、ＳＲ情報の送信タイミングは、第１のＵＣＩの送信タイミングと部分的にオーバーラップし、
条件２：
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの送信リソースとオーバーラップし、前記第１のＵＣＩは第３のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記第３のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマットフォーマット１または２または３または４であり、
条件１の場合、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
条件２の場合、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の送信リソースは前記第２の送信リソースとは異なり、前記第１の送信リソースおよび前記第２の送信リソースは、前記第１のＵＣＩのリソースであることを特徴とするアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項18】

前記条件は、前記第１のＵＣＩおよび前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングは同じであり、または、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングは、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れていることをさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項19】

前記条件は、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングよりも前である場合、
前記アップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置は、前記ＳＲ情報を削除し、または、
前記アップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置は、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定することをさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項20】

前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定することは、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できる場合、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるかまたはｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかに応じて前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なり、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できない場合、前記ＳＲ情報を削除することとを備えることを特徴とする請求項１９に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項21】

条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することは、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記第１のＵＣＩの送信リソースにおける前記ＳＲ情報の送信リソースとオーバーラップするシンボル上で、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することを備えることを特徴とする請求項１７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項22】

条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することは、
前記第１のＵＣＩの送信リソースにおける前記ＳＲ情報の送信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、第１の循環シフト集合に従って、前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することを備えることを特徴とする請求項１７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項23】

前記方法ではさらに、前記ＳＲ情報の送信リソースのシンボルのうち前記第１のＵＣＩとオーバーラップしないシンボル上、または前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れている場合、前記ＳＲ情報の送信リソースにおける前記第１のＵＣＩの送信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信し、
または、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報の送信リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信することを特徴とする請求項１７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項24】

前記第１のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット０であることと、
前記第２のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマットフォーマット１であることと、
のうちの少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法。

【請求項25】

スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの送信リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するように構成された第１のユニットと、
を備え、
前記条件は、条件１又は条件２を含み、
条件１：
前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第２のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、
または、前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、ＳＲ情報の送信タイミングは、第１のＵＣＩの送信タイミングと部分的にオーバーラップし、
条件２：
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信リソースが、時間領域において、第１のＵＣＩの送信リソースとオーバーラップし、第１のＵＣＩは第３のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記第３のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマットフォーマット１または２または３または４であり、
条件１の場合、
第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なり、前記第１の循環シフト集合および前記第２の循環シフト集合は、前記第１のＵＣＩに対して構成された初期循環シフトおよび所定のオフセットに従って取得され、
条件２の場合、
第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
第２のユニットが、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の送信リソースは前記第２の送信リソースとは異なり、前記第１の送信リソースおよび前記第２の送信リソースは、前記第１のＵＣＩのリソースであることを特徴とするアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項26】

前記条件は、前記第１のＵＣＩおよび前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングは同じであり、または、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングは、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れていることをさらに含むことを特徴とする請求項２５に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項27】

前記第２のユニットはさらに、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングよりも前である場合、
前記ＳＲ情報を削除し、または、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定することを特徴とする請求項２５に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項28】

前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定することは、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できる場合、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるかまたはｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかに応じて前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なり、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できない場合、前記ＳＲ情報を削除することとを備えることを特徴とする請求項２７に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項29】

前記条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することは、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記第１のＵＣＩの送信リソースにおける前記ＳＲ情報の送信リソースとオーバーラップするシンボル上で、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することを備えることを特徴とする請求項２５に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項30】

前記条件１の場合、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することは、
前記第１のＵＣＩの送信リソースにおける前記ＳＲ情報の送信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、第１の循環シフト集合に従って、前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することを特徴とする請求項２５に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項31】

前記第２のユニットはさらに、前記ＳＲ情報の送信リソースのシンボルのうち前記第１のＵＣＩとオーバーラップしないシンボル上、または前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れている場合、前記ＳＲ情報の送信リソースにおける前記第１のＵＣＩの送信リソースとオーバーラップしないシンボル上で、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信し、
または、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報の送信リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信することを特徴とする請求項２５に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【請求項32】

前記第１のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット０であることと、
前記第２のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマットフォーマット１であることと、
のうちのすくなくとも１つを含むことを特徴とする請求項２５に記載のアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

［関連出願の相互参照］
本出願は、２０１７年１２月２９日に中国特許局に提出し、出願番号が２０１７１１４８０２８０．０であり、発明の名称が「アップリンク制御情報を送信するための方法および装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。

【0002】

［技術分野］
本発明は、通信技術分野に関し、特にアップリンク制御情報を送信するための方法および装置に関する。

【背景技術】

【0003】

移動通信サービス需要の発展に伴い、国際電気通信連合（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＴｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＵｎｉｏｎ，ＩＴＵ）、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ｒｄＧｅｎｅｒａｔｉｏｎＰａｒｔｎｅｒｓｈｉｐＰｒｏｊｅｃｔ，３ＧＰＰ）および他の組織はすべて、新しい無線通信システム、例えば５世代新ＲＡＴ（５ＧＮＲ）（ＲＡＴ：ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）を開発し始まる。

【0004】

現在の５ＧＮＲでは、アップリンク制御情報（ＵｐｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ，ＵＣＩ）は、ハイブリッド自動再送要求（ＨｙｂｒｉｄＡｕｔｏｍａｔｉｃＲｅｐｅａｔｒｅＱｕｅｓｔ,ＨＡＲＱ）フィードバック情報（すなわち、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報）、スケジューリング要求（ＳｃｈｅｄｕｌｉｎｇＲｅｑｕｅｓｔ，ＳＲ）情報、周期的チャネル状態情報（ＣｈａｎｎｅｌＳｔａｔｅＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ，ＣＳＩ）などを含む。

【先行技術文献】

【非特許文献】

【0005】

【文献】Ericsson，On the Design of Long PUCCH for up to 2 bits[online]，3GPP TSG RAN WG1 #91R1-1721002，2017年11月18日

【文献】Ericsson，Summary of Contributions on PUCCH Structure for ShortDuration[online]，3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1721614，2017年12月01日

【文献】OPPO，Short-PUCCH for UCI of up to 2 bits[online]，3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1719991，2017年11月18日

【文献】NTT DOCOMO, INC.，Resource allocation for PUCCH[online]，3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718214，2017年10月03日（周知技術を示す文献）

【文献】Samsung，Short PUCCH for UCI of 1 or 2 Bits，3GPP TSG RAN WG1 Meeting 90bis R1-1717648，2017年10月3日アップロード，URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717648.zip

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0006】

本発明の実施形態は、ネットワーク側が様々なタイプのＵＣＩ、例えば、ＳＲ情報およびＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報および/または周期ＣＳＩをタイムリー内に確実に取得できるように、アップリンク制御情報を送信するための方法および装置を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0007】

本発明の実施形態によるアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための方法は、
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信時間領域リソースが、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するステップと、
前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信するステップと
を備え、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なる。

【0008】

本発明の実施形態は、ネットワーク側が上述の方法を通じて様々なタイプのＵＣＩ（例えば、ＳＲ情報およびＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報および／または周期ＣＳＩ）をタイムリーに取得できることを保証する。具体的には、たとえば、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とＳＲ情報が異なるＮＲＰＵＣＣＨフォーマットで構成されているか、同じフォーマットであるが送信タイミングが揃っていない場合、および周期ＣＳＩとＳＲ情報の送信時間領域リソースがオーバーラップする場合、ＳＲ情報とＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および/または周期ＣＳＩを同時に送信できるため、ネットワーク側でＳＲ情報とＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報および/または周期ＣＳＩをタイムリーに確実に取得できる。

【0009】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩが第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、前記ＳＲ情報が第２のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、またはＳＲ情報が第１のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成され、ＳＲ情報の送信タイミングは、第１のＵＣＩの送信タイミングと部分的にオーバーラップすることなどをさらに含む。

【0010】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することと、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することとを備え、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なる。

【0011】

オプションとして、前記第１の循環シフト集合および前記第２の循環シフト集合は、前記第１のＵＣＩに対して構成された初期循環シフトおよび所定のオフセットに従って取得される。

【0012】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩが第３のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成されていることをさらに含む。

【0013】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することと、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の送信リソースは前記第２の送信リソースとは異なる。

【0014】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩおよび前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングは同じであり、および/または、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングは、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れていることをさらに含む。

【0015】

オプションとして、前記方法ではさらに、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングよりも前である場合、
前記ＳＲ情報を削除し、または、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定する。

【0016】

オプションとして、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定することは具体的に、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できる場合、前記条件が満たされると決定した後にステップを実行し、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できない場合、前記ＳＲ情報を削除する。

【0017】

オプションとして、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信することは、具他的に、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記第１のＵＣＩの送信時間領域リソースにおける前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップするシンボル上で、前記条件が満たされると決定した後にステップを実行する。

【0018】

オプションとして、前記方法ではさらに、
前記第１のＵＣＩの送信時間領域リソースにおける前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップしないシンボル上で、第１の循環シフト集合に従って、前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信する。

【0019】

オプションとして、前記方法ではさらに、前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースのシンボルのうち前記第１のＵＣＩとオーバーラップしないシンボル上、または前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れている場合、前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースにおける前記第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップしないシンボル上で、次の動作を実行し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信し、
または、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信する。

【0020】

オプションとして、前記第１のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット０であり、および/または、前記第２のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネルＰＵＣＣＨフォーマットフォーマット１である。

【0021】

オプションとして、前記第３のチャネルフォーマットは、新しい無線（ＮＲ）物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）フォーマット１またはフォーマット２またはフォーマット３またはフォーマット４である。

【0022】

オプションとして、前記第１のＵＣＩは、ハイブリッド自動再送要求フィードバック情報（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ），および/または周期チャネル状態情報ＣＳＩである。

【0023】

本発明の実施形態によるアップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための装置は、
プログラム命令を格納するように構成されたメモリと、
前記メモリに格納されたプログラム命令を呼び出し、取得されたプログラムに従って、以下のプロセスを実行するように構成されたプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信時間領域リソースが、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定し、
前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なる。

【0024】

【0025】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なる。

【0026】

【0027】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩが第３のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成されていることをさらに含む。

【0028】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の送信リソースは前記第２の送信リソースとは異なる。

【0029】

【0030】

オプションとして、前記プロセッサはさらに、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングよりも前である場合、
前記ＳＲ情報を削除し、または、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定する。

【0031】

【0032】

【0033】

オプションとして、前記プロセッサはさらに、
前記第１のＵＣＩの送信時間領域リソースにおける前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップしないシンボル上で、第１の循環シフト集合に従って、前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信する。

【0034】

オプションとして、前記プロセッサはさらに、前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースのシンボルのうち前記第１のＵＣＩとオーバーラップしないシンボル上、または前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングが前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れている場合、前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースにおける前記第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップしないシンボル上で、次の動作を実行し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信し、
または、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信する。

【0035】

【0036】

【0037】

【0038】

本発明の実施形態によって提供される、アップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための別の装置は、
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信時間領域リソースが、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するように構成された第１のユニットと、
前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信するように構成された第２のユニットとを備え、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なる。

【0039】

本発明の別の実施形態は、コンピュータに上述の方法のいずれか１つを実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ記憶媒体を提供する。

【0040】

本発明に係る実施例や従来の技術解決策をより明確に説明するために、以下に実施例を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【0041】

【図1】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図2】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図3】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図4】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図5】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図6】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図7】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図8】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図9】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図10】本発明の実施形態によって提供される、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとの間の関係を示す概略図である。

【図11】本発明の実施形態によるＵＣＩの送信方法のフロー概略図である。

【図12】本発明の実施形態によるＵＣＩを送信するための装置の構造概略図である。

【図13】本発明の実施形態によって提供される、ＵＣＩを送信するための別の装置の構造概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0042】

本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付の図面と組み合わせて、以下に明確かつ完全に説明する。

【0043】

本発明の技術案は多様な通信システムに応用することができる。例えば、ＧＳＭ（ＧｌｏｂａｌＳｙｓｔｅｍｏｆＭｏｂｉｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）システム、ＣＤＭＡ（ＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ）システム、ＷＣＤＭＡ（登録商標）（ＷｉｄｅｂａｎｄＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ）システム、ＧＰＲＳ（ＧｅｎｅｒａｌＰａｃｋｅｔＲａｄｉｏＳｅｒｖｉｃｅ）、ＬＴＥ（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ）システム、ＬＴＥ-Ａ（Ａｄｖａｎｃｅｄｌｏｎｇｔｅｒｍｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）システム、ＵＭＴＳ（ＵｎｉｖｅｒｓａｌＭｏｂｉｌｅＴｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＳｙｓｔｅｍ）新しい無線（Ｎｅｗｒａｄｉｏ，ＮＲ）等に応用できる。

【0044】

また、本発明に係る実施例において、ＵＥ（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ）は、ＭＳ（ＭｏｂｉｌｅＳｔａｔｉｏｎ）、移動端末（ＭｏｂｉｌｅＴｅｒｍｉｎａｌ）、ＭＴ（ＭｏｂｉｌｅＴｅｌｅｐｈｏｎｅ）、携帯（ｈａｎｄｓｅｔ）及び携帯機器（ｐｏｒｔａｂｌｅｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）を含むが、それに限られない。当該ユーザー設備は、ＲＡＮ（ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ，ＲＡＮ）を介して１つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。例えば、ユーザー設備は、ＭＴ（Ｃｅｌｌｕｌａｒｐｈｏｎｅとも呼ばれる）、無線通信機能を有するコンピュータなどを含むこともできる。ユーザー設備は、携帯式、ポケット式、手持ち式、コンピュータに内蔵されるかまたは、車載の移動装置であることもできる。

【0045】

本発明に係る実施例において、基地局（例えば、接続点）は、ＡＮ（ＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ）で無線インターフェースにおいて、１つまたは複数のセクターを介して無線端末と通信する設備であることができる。基地局は、受信した無線フレームとＩＰ組み分けを相互に転換して、無線端末とＡＮの他の部分間のルーターとすることができる。ここで、ＡＮの他の部分は、ＩＰネットワークを含むことができる。基地局は、無線インターフェースに対する属性管理を協調することができる。例えば、基地局は、ＧＳＭまたはＣＤＭＡの基地局（ＢａｓｅＴｒａｎｓｃｅｉｖｅｒＳｔａｔｉｏｎ，ＢＴＳ）であってもよいし、ＷＣＤＭＡ（登録商標）の基地局（ＮｏｄｅＢ）であってもよく、ＬＴＥの進化型基地局（ＮｏｄｅＢまたはｅＮＢまたはｅ-ＮｏｄｅＢ，ｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｌＮｏｄｅＢ）、または５ＧＮＲにおける基地局（ｇＮＢ）であってもよいが、本発明をそれに限定しない。

【0046】

本発明の実施形態は、ネットワーク側がタイムリーに様々なタイプのＵＣＩを確実に取得できるように、アップリンク制御情報を送信するための方法および装置を提供する。たとえば、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報とＳＲ情報に対して異なるＮＲＰＵＣＣＨフォーマットが構成されている場合、または同じフォーマットが構成されているが送信タイミングが揃っていない場合、またはＨＡＲＱ－ＡＣＫおよび/または周期ＣＳＩに対して特定のＮＲＰＵＣＣＨフォーマット画構成されている場合、ＳＲ情報とＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報、および/または周期ＣＳＩの同時送信を実現して、ネットワーク側がさまざまなタイプのＵＣＩをタイムリーに確実に取得できるようにすることができる。

【0047】

５ＧＮＲでは、ハイブリッド自動再送要求（ＨｙｂｒｉｄＡｕｔｏｍａｔｉｃＲｅｐｅａｔｒｅｑｕｅｓｔ,ＨＡＲＱ）肯定応答（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ）情報は、ＮＲ物理アップリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ，ＰｈｙｓｉｃａｌＵｐｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＣＨａｎｎｅｌ）フォーマット０または１または２または３または４を使用して送信され得る。スケジューリング要求（ＳｃｈｅｄｕｌｉｎｇＲｅｑｕｅｓｔ，ＳＲ）情報は、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０または１を使用して送信され得、周期チャネル状態情報（ＣｈａｎｎｅｌＳｔａｔｅＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ，ＣＳＩ）は、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット２または３または４を使用して送信され得る。ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報とＳＲ情報に対して異なるＮＲＰＵＣＣＨフォーマットが構成されている場合、または同じフォーマットが構成されているが送信タイミングが揃っていない場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とＳＲ情報の間に送信時間領域リソースのオーバーラップがある場合、従来技術におけるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報およびＳＲ情報の送信方法に関する解決策はまだいない。周期ＣＳＩとＳＲ情報の間にオーバーラップがある場合、従来技術では周期ＣＳＩとＳＲ情報を送信する方法についての解決策はない。

【0048】

ＮＲシステムでは、合計５つのＰＵＣＣＨフォーマット（すなわち、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０、１、２、３、および４）が定義される。ＰＵＣＣＨフォーマット０または１は、１ビットから２ビットの信用のアップリンク制御情報（ＵｐｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ，ＵＣＩ）を運ぶために使用され得る。送信用の制御情報（ＵＣＩ）、およびＰＵＣＣＨフォーマット２、３、または４を使用して、２ビットを超えるＵＣＩを伝送できる。ＰＵＣＣＨフォーマット０または２は短いＰＵＣＣＨフォーマットであり、1シンボルから２シンボルを占有して送信に用いられる。ＰＵＣＣＨフォーマット1、３または４は長いＰＵＣＣＨフォーマットであり、４から1４シンボルを占有して送信に用いられる。ＰＵＣＣＨフォーマット０はシーケンスに基づいて送信に用いられ、パイロットはない。ＰＵＣＣＨフォーマット1はデータ変調とスペクトラム拡散に基づいて送信に用いられ、パイロットがあるため、チャネル推定はパイロットに基づいて実行する必要がある。ここで、パイロットシンボルは、ＰＵＣＣＨフォーマット1によって占有されたシンボルの偶数位置にあり、ＵＣＩシンボルは奇数位置にある（ＰＵＣＣＨフォーマット1によって占有されたシンボルの最初のシンボルが参照として０として番号付けされていると想定）。

【0049】

ＳＲ情報は、ＰＵＣＣＨフォーマット０または１を使用して送信され得る。ＰＵＣＣＨフォーマット０がＳＲ情報のために構成されるとき、ＳＲ情報送信機会（すなわち、送信時間領域リソース）において、高位層シグナリングに従ってＳＲ情報用に事前構成された循環シフト値を使用して基本シーケンスを循環シフトし、構成されたリソースブロック（ＲｅｓｏｕｒｃｅＢｌｏｃｋ，ＲＢ）で送信するための送信シーケンスを取得する。ＳＲ情報要求（ｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報）がない場合、ＳＲ情報は送信されない。ＰＵＣＣＨフォーマット1がＳＲ情報用に構成されている場合、ＳＲ情報送信機会（つまり、送信時間領域リソース）にｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報がある場合、ＳＲ情報を表す変調シンボルは、循環シフトおよび時間領域スペクトラム拡散された基本シーケンスで運ばれ、ＵＣＩを送信するためにＰＵＣＣＨフォーマット1のシンボルにマッピングされ、パイロットは送信のために残りのシンボルにマッピングされる。ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報である場合、ＳＲ情報は送信されない。

【0050】

これら５つのフォーマットのいずれも、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のために使用され得る。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報にＰＵＣＣＨフォーマット０が設定されている場合、異なるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバック状態は、異なる循環シフト値で示される。1ビットのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の場合、２つのフィードバック状態（確認応答{ＡＣＫ}と非確認応答{ＮＡＣＫ}）がある。２つの循環シフト値が必要であり、異なる循環シフト値は異なるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報フィードバック状態に対応する。以下の表1に示すように、Cinitialは事前構成された初期循環シフト値であり、異なるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報フィードバック状態に対応する循環シフト値は、この値と所定のオフセットを加算することで取得できる。２ビットのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の場合、４つのフィードバック状態{ＡＣＫ、ＡＣＫ}、{ＮＡＣＫ、ＡＣＫ}、{ＡＣＫ、ＮＡＣＫ}、{ＮＡＣＫ、ＮＡＣＫ}がある。以下の表２に示すように、４つの循環シフト値が必要であり、異なる循環シフト値は異なるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報フィードバック状態に対応する。ＨＡＲＱ－ＡＣＫにＰＵＣＣＨフォーマット1が構成されている場合、送信される1ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報はＢＰＳＫによって変調されるか、送信される２ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報はＱＰＳＫによって変調されて変調シンボルが取得される。次に、当該変調シンボルは、循環シフトと時間領域のスペクトラム拡散された基本シーケンスで運ばれ、ＵＣＩを送信するためのＰＵＣＣＨフォーマット1のシンボルにマッピングされる。パイロットは、送信用の残りのシンボルにマッピングされる。

【0051】

ＰＵＣＣＨフォーマット２または３または４がＨＡＲＱ－ＡＣＫおよび／または周期ＣＳＩのために構成されるとき、送信される２ビットを超えるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および／または周期ＣＳＩは、チャネルコーディングおよびレートマッチングされた後、パイロット用以外のＰＵＣＣＨリソースにマッピングされて送信される。

【0052】

【表1】

【0053】

【表2】

【0054】

ＮＲシステムでは、異なるＰＵＣＣＨフォーマットは、異なる送信スキームを有する。第１のＵＣＩとＳＲ情報に対して異なるＮＲＰＵＣＣＨフォーマットが構成されているか、同じフォーマットが構成されているが送信タイミングが揃っていない（つまり、ＳＲ情報の送信時間領域リソースが第１のＵＣＩの送信時間領域リソースと部分的にオーバーラップしている））場合、第１のＵＣＩおよびＳＲ情報の送信時間領域リソースがオーバーラップする場合、本発明の実施形態は、第１のＵＣＩおよびＳＲ情報を送信するための以下の技術的解決策を提供する。ここで、例えば、第１のＵＣＩは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫおよび／または周期ＣＳＩを含み得る。

【0055】

本発明の実施形態において、条件１は、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対して構成され、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット１がＳＲ情報に対して構成されるか、またはＰＵＣＣＨフォーマット０がＳＲ情報に対して構成されおり、ただし、ＳＲ情報の送信時間領域リソースは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースと部分的にオーバーラップしている。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信がＳＲ情報の送信機会に存在する場合、すなわち、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースは、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップし、オーバーラップは部分的にオーバーラップするか、または、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースがＳＲ情報の送信時間領域リソースに含まれている場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は次のように送信される。

【0056】

ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるとき、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、第１の循環シフトセットに従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース上で送信される。

【0057】

ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるとき、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、第２の循環シフトセットに従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース上で送信される。

【0058】

ここで、第１の循環シフト集合は、第２の循環シフト集合とは異なり、両方とも、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のために構成された初期循環シフトおよび所定のオフ集合に従って取得される。異なる循環シフト集合を使用することにより、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲとｎｅｇａｔｉｖｅＳＲの異なる送信リソース（つまり、異なるコード領域リソース）でＨＡＲＱ－ＡＣＫが送信され、ＳＲ情報が暗黙的に表現される。基地局は、異なる循環シフト集合でＰＵＣＣＨに対してブラインド検出を実行し、ＰＵＣＣＨが検出された循環シフトが属する集合に基づいてｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲが存在するかどうかを決定することができる。

【0059】

例えば、ｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報が存在する場合、１ビットのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および２ビットのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報について、第１の循環シフト集合は、表１および表２に従って取得され、現在のＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報フィードバック状態に対応する循環シフト値は、表１および表２に従って第１の循環シフト集合から選択され、ＰＵＣＣＨフォーマット０が使用される。

【0060】

ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在する場合、１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および２ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報について、第２の循環シフト集合は、以下の表３および表４に従って取得され、現在のＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応するフィードバック状態の循環シフト値は、表３および表４に従って第２の循環シフト集合から選択され、ＰＵＣＣＨフォーマット０が使用される。

【0061】

【表3】

【0062】

【表4】

【0063】

本出願の一実施形態では、条件２は、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット１がＨＲＱ－ＡＣＫ情報用に構成されている場合、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０またはＮＲＰＵＣＣＨフォーマット１がＳＲ情報用に構成されているかどうかに関係なく、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信がＳＲ情報の送信機会に存在する場合、すなわち、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースは、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップし、オーバーラップは部分的のオーバーラップであるかまたはＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースがＳＲ情報の送信時間領域リソースに含まれているか、またはＳＲ情報の送信時間領域リソースがＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースに含まれている。このとき、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は次のように送信される。

【0064】

ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報である場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の最初の送信リソース上でＰＵＣＣＨフォーマット１を使用して送信される。

【0065】

ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報である場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の第２の送信リソース上でＰＵＣＣＨフォーマット１を使用して送信される。

【0066】

ここで、第１の送信リソースは、第２の送信リソースとは異なる。前記送信リソースの違いは、少なくとも周波数領域および/またはコード領域リソースであるかにある。たとえば、異なるＰＲＢ位置、異なるＯＣＣシーケンス、異なる循環シフトなどである。異なる送信リソースを使用することにより、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報はｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲとｎｅｇａｔｉｖｅＳＲについて、異なる送信リソースで送信されることにより、暗黙的にＳＲ情報を表現する。基地局は、異なる送信リソースでＰＵＣＣＨに対してブラインド検出を実行し、ＰＵＣＣＨが検出された送信リソースを通じてｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかを決定することができる。たとえば、基地局は端末に対して２つの異なるＰＵＣＣＨフォーマット１リソースを構成する（各ＰＵＣＣＨフォーマット１リソースには、たとえば、時間領域リソース、周波数領域（ＲＢ）位置、ＯＣＣシーケンス、循環シフト値、およびその他のパラメータが含まれる）。２つのＰＵＣＣＨフォーマット１リソースの周波数領域ＲＢ位置、ＯＣＣシーケンス（使用する場合）、および循環シフト値うちの少なくとも１つが異なる。ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在する場合、ＰＵＣＣＨフォーマット１リソースの１つが選択され、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する。そして、ｎｅｇａｔｉｖｅＳＲが存在する場合、他のＰＵＣＣＨフォーマット１リソースが選択され、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信する。たとえば、第１のリソースはＯＣＣ１に対応し、第２のリソースはＯＣＣ２に対応する。つまり、２つのリソースのＲＢが同じであっても、基地局はＨＡＲＱ－ＡＣＫを運ぶＰＵＣＣＨによって使用されるＯＣＣシーケンス検出することにより、ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断する。他の方法で異なるリソースを区別するプロセスはこれと同様であり、ここでは繰り返されない。

【0067】

本発明の実施形態では、条件３は、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０またはＮＲＰＵＣＣＨフォーマット１のいずれであるかにかかわらず、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および／または周期ＣＳＩのためにＮＲＰＵＣＣＨフォーマット２または３または４が構成されるとき、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および/または周期ＣＳＩ送信がＳＲ情報の送信機会に存在する場合、つまり、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および/または周期ＣＳＩの送信時間領域リソースＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップし、オーバーラップは部分的なオーバーラップまたは包含関係である場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および/または周期ＣＳＩは次のように送信される。

【0068】

ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報である場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および／または周期ＣＳＩは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および／または周期ＣＳＩの第１の送信リソース上でＰＵＣＣＨフォーマット２または３または４を使用して送信される。

【0069】

ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報である場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および／または周期ＣＳＩは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および／または周期ＣＳＩの第２の送信リソース上でＰＵＣＣＨフォーマット２または３または４を使用して送信される。

【0070】

ここで、第１の送信リソースは、第２の送信リソースとは異なる。前記送信リソースの違いは、少なくとも周波数領域および/またはコード領域（コード領域リソースがある場合）リソースの違いである。たとえば、異なるＰＲＢ位置、異なるＯＣＣシーケンス、異なる循環シフトなどである。異なる送信リソースを使用することにより、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報と/または周期ＣＳＩは、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲとｎｅｇａｔｉｖｅＳＲの異なる送信リソースで送信され、それによって暗黙的にＳＲ情報を表現する。基地局は、異なる送信リソースでＰＵＣＣＨに対してブラインド検出を実行し、ＰＵＣＣＨが検出された送信リソースを通じてｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲが存在するかどうかを決定することができる。例えば、基地局は、端末に対して２つの異なるＰＵＣＣＨフォーマット２リソースを構成する（各ＰＵＣＣＨフォーマット２リソースは、例えば、時間領域リソース、周波数領域ＲＢ位置および他のパラメータを含む）。ここでは、少なくとも、２つのＰＵＣＣＨフォーマット２リソースの周波数領域ＲＢ位置が異なる。ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在する場合、ＰＵＣＣＨフォーマット２リソースの１つが選択され、ＨＡＲＱ－ＡＣＫを送信する。そしてｎｅｇａｔｉｖｅＳＲが存在する場合、他のＰＵＣＣＨフォーマット２リソースが選択されてＨＡＲＱ－ＡＣＫを送信する。たとえば、第１のリソースにはＲＢ１とＲＢ２が含まれ、第２のリソースにはＲＢ３とＲＢ４が含まれる。次に、基地局は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫを運ぶＰＵＣＣＨが配置されているＲＢの位置を検出することによって、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲが存在するかどうかを決定することができる。他の方法で異なるリソースを区別するプロセスはこれと同様であり、ここでは繰り返されない。

【0071】

本発明の実施形態で説明された条件１～３の下では、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースは、ＳＲ情報の送信時間領域リソースと、完全におよび/または部分的にオーバーラップすることに留意されたい。完全なオーバーラップは、第１のＵＣＩとＳＲ情報を送信するための開始シンボルが同じであることを意味する。部分的なオーバーラップとは、第１のＵＣＩとＳＲ情報を送信するための開始シンボルが異なることを意味する。第１のＵＣＩの送信時間領域リソースがＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップするという事実についての別の表現は、次のとおりである。第１のＵＣＩおよびＳＲ情報は、ＳＲの送信機会にＰＵＣＣＨで送信される必要がある。一例において、第１のＵＣＩがＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報であるとき、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報およびＳＲ情報は、ＰＵＣＣＨ上で送信される必要がある。別の例では、第１のＵＣＩが周期ＣＳＩである場合、周期ＣＳＩおよびＳＲ情報をＰＵＣＣＨで送信する必要がある。つまり、周期ＣＳＩの送信機会はＳＲの送信機会とオーバーラップする。さらに別の例では、第１のＵＣＩがＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および周期ＣＳＩである場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報、周期ＣＳＩおよびＳＲ情報をＰＵＣＣＨで送信する必要がある。

【0072】

本発明の実施形態による条件１から３に記載された送信時間領域リソースは、具体的には、送信のために占有されるシンボル、例えば、ＳＣ－ＦＤＭＡシンボルまたはＤＦＴ－Ｓ－ＯＦＤＭシンボルまたはＯＦＤＭシンボルまたはＣＰ－ＯＦＤＭなどとして表されることに留意されたい。
ここで、上記の条件１～３について、上記の操作を行う前に、さらに以下のことが可能である。

【0073】

第１のＵＣＩおよびＳＲ情報のそれぞれの送信開始タイミング（つまり、開始シンボル、以下同様）が揃っているかどうか（つまり、それらが同じであるかどうか）を判断し、それらが揃っていると判断して上記の操作を実行する。

【0074】

および/または、第１のＵＣＩの送信開始タイミングがＳＲ情報の送信開始タイミングを下回っているかどうかを判断し、第１のＵＣＩの送信開始タイミングがＳＲ情報の送信開始タイミングを下回っていると決定したことに応じて、以上の操作を実行する。

【0075】

第１のＵＣＩの送信開始タイミングがＳＲ情報の送信開始タイミングよりも早い場合、ＳＲ情報は削除（ｄｒｏｐ）され、第１のＵＣＩのみが第１のＵＣＩの送信時間領域リソース上で送信される。あるいは、第１のＵＣＩの送信開始タイミングの前にｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかを決定できる場合、上記の動作は、ＳＲ情報に関する決定結果に従って実行される。第１のＵＣＩの送信開始タイミングの前にｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかを判別できない場合、ＳＲ情報は削除（ｄｒｏｐＳＲ）される。

【0076】

上記の行為はｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報の場合の行為である。ｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報として存在する場合、ＳＲ情報の送信時間領域リソース上でのＳＲ送信はない。次に、ＵＥ側は、第１のＵＣＩのみがあり、ＳＲ情報の送信時間領域リソースとのオーバーラップがないと見なす。

【0077】

あるいは、上記の決定（判断）動作は実行されなくてもよく、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が第１のＵＣＩの開始送信タイミングの前に存在するかどうかは、第１のＵＣＩとＳＲ情報の送信開始タイミングの相対位置に関係なく決定できると想定される。これは、次の理由で実現可能である。第１のＵＣＩの送信開始タイミングが遅れているか、ＳＲ情報の送信開始タイミングと一致している場合、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかを確実に判断できる。ケース１の場合、第１のＵＣＩの送信開始タイミングがＳＲ情報の送信開始タイミングよりも早い場合、ケース１では、第１のＵＣＩがＳＲ情報よりも１シンボルだけ進んでおり、ＳＲ情報がＳＲ情報の送信機会においてｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲであるかどうかは、当該送信機会前に判断できるため、ＳＲ情報の送信チャネルの時間を準備する必要がある。ＳＲ情報の送信機会より１つのシンボルだけ早い位置にｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかがわかる場合がある。また、ケース２と３の場合、第１のＵＣＩの特定のシンボル長に従って、ＳＲ情報の前にあるシンボルの数を決定する必要がある。先行シンボルの数が多くない場合、またはＳＲトリガーが前のスロットで事前に送信されている場合、第１のＵＣＩの送信の最初にｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかもわかります。このように、ＳＲ情報やＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報などのＵＣＩの送信方式は、上記のルールに従って決定されてもよい。

【0078】

または、本発明の実施の形態で説明する条件１の場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のリソース送信時間領域のシンボルのうち、ＳＲ情報の送信時間領域リソースのシンボルとオーバーラップするシンボルについてのみ、上記の動作を行ってもよい。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースのシンボルのうち、ＳＲ情報の送信時間領域リソースのシンボルとオーバーラップしないシンボルについては、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報しか存在しないのように送信してもよい。すなわち、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース上に設定された第１の循環シフトに従って、ＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して送信される。

【0079】

本発明の実施形態で説明した条件１～３について、ＳＲ情報に対応する送信時間領域リソースのシンボルのうち、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースのシンボルとオーバーラップしないシンボルについて、または、第１のＵＣＩの送信開始タイミングがＳＲ情報の送信開始タイミングを下回る場合、ＳＲ情報対応する送信時間領域リソースのシンボルのうち、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースのシンボルとオーバーラップしないシンボルでは、次の操作が実行される。

【0080】

ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在する場合、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報は、ＳＲ情報用に構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、ＳＲ情報に対応する送信リソース上で送信される。

【0081】

または、ＳＲ情報の送信は行われない。ＳＲ情報の送信開始タイミングが第１のＵＣＩの送信タイミングよりも早い場合、ＳＲ情報送信前に、ＳＲ情報の後続の送信時間領域リソースのシンボルのうち、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースのシンボルの間にオーバーラップがあるかどうかを判断できる。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報が存在するかどうかの判定およびＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバック状態は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信開始タイミングの前に実行されるのかの判定で、特に、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報が存在するかどうかの判定は、対応するダウンリンク送信が受信されるがに基づいて判定できる。ダウンリンク送信は通常、ＳＲ情報の送信機会の前に実行される。周期ＣＳＩは、構成された周期的な位置で常に送信される必要がある。つまり、周期ＣＳＩの送信機会がわかっている限り、これらの送信機会に周期ＣＳＩ送信があると判断できる。周期ＣＳＩは、高位層のシグナリングによって事前設定されている。したがって、ＳＲ情報の送信開始タイミングの前に第１のＵＣＩが存在するかどうかを決定することができる。したがって、第１のＵＣＩが送信される送信リソースを通じてｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかを暗黙的に示すことができる。これにより、ＳＲ情報は、ＳＲ情報の送信リソースでＳＲ情報を送信せずに暗黙的に送信される。

【0082】

または、ＳＲ情報の送信開始の前に、第１のＵＣＩがＳＲ情報の送信機会に存在すると決定できる場合、ＳＲ情報を送信しないと決定される。そうでなければ、ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報である場合、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報は、ＳＲ情報のために構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、ＳＲ情報に対応する送信リソース上で送信される。

【0083】

または、上記のケースでＳＲ情報が送信されるかどうかはプロトコルで指定されておらず、端末によって決定されるため、基地局は、上記の非オーバーラップシンボルでのＳＲの端末の送信方法を決定しない。端末は、上記の方法でＳＲを送信または削除（ｄｒｏｐＳＲ）することを任意に選択できる。

【0084】

例示のために、特定の実施形態を以下に示す。
実施形態：
ＳＲ情報は、４シンボルの長さを有するＰＵＣＣＨフォーマット１を使用して送信されるように構成され、ＳＲ情報のために構成された初期循環シフト値は、ＣＳ０－ＳＲ情報、直交カバーコード（ＯｒｔｈｏｇｏｎａｌＣｏｖｅｒＣｏｄｅ，ＯＣＣ）シーケンスインデックス（ｉｎｄｅｘ）０であると仮定される。これは以下の表５の最初のＯＣＣシーケンスに対応し、ＲＢは１ＲＢ、たとえば番号１のＲＢである。スロットnの最後の４シンボルは、ＳＲ情報の周期的な構成に応じたＳＲ情報送信機会である。

【0085】

【表5】

【0086】

ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報がＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して送信されるように構成され、２つのシンボルが送信に使用されると仮定する。１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信の場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報用に構成された初期循環シフト値はＣＳ０－ＡＮ（つまり、表１～４のCSinitial）であり、１つのＲＢ（たとえば、番号２のＲＢ）は送信のために占有される。次に、ＳＲ情報の送信機会がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信機会とオーバーラップする場合、次のいずれかの方法が実行される。

【0087】

方法１：以下の異なる場合による処理：
ケース１：図１に示すように、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のために構成された送信時間領域リソース（図では略してリソース）は、スロットｎの最後から３番目および４番目のシンボル、すなわち、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信開始タイミングはＳＲ情報の送信開始タイミングと揃えられる。つまり、開始シンボルが同じである。

【0088】

ＵＥがＳＲ情報の現在の送信機会にＳＲを送信する必要があると判断した場合、つまりＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報（略してP-ＳＲ情報と呼ばれる）である場合、１ビットフィードバックされるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、表３に従って、ＰＵＣＣＨフォーマット０を使用してＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース上で送信される。すなわち、表３は、１ビットのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、フィードバック状態に従って検索される。実際の送信に対応する循環シフト値（たとえばＡＣＫ情報）を取得する。その後、実際の送信の循環シフト値は（ＣＳ０－ＡＮ＋９）ｍｏｄ１２として決定される。当該循環シフト値を使用して基本シーケンスをシフトして、送信するシーケンスを取得する。送信されるシーケンスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、図２に示すように、スロットnの最後から３番目と４番目のシンボルで送信される。

【0089】

ＵＥがＳＲ情報の現在の送信機会でＳＲを送信する必要がないと判断した場合、つまりＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報（略してＮ-ＳＲ情報と呼ばれる）である場合、１ビットＨＡＲＱ-フィードバックされるＡＣＫ情報は、表１に従って、ＰＵＣＣＨフォーマット０を使用してＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース上で送信される。すなわち、表１において、１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、フィードバック状態に従って検索され、実際の送信に対応する循環シフト値、たとえばＡＣＫ情報を取得する。際の送信の循環シフト値をＣＳ０－ＡＮとして決定する。当該循環シフト値をしようして、基本シーケンスを循環シフトして送信されるシーケンスを取得する。図３に示すように、送信されるシーケンスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、スロットnの最後から３番目と４番目のシンボルで送信される。

【0090】

ケース２：図４に示されるように、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のために構成された送信時間領域リソースは、スロットｎの最後からの最初および２番目のシンボル、すなわち、ＨＡＲＱ－の送信開始タイミングは、ＡＣＫ情報はＳＲ情報の送信開始タイミングより遅れる。つまり、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の開始シンボルはＳＲ情報の開始シンボルより遅れる。

【0091】

P-ＳＲ情報がＳＲ情報の現在の送信機会に存在するとＵＥが決定した場合、フィードバックされる１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、表３に従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用してＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースで送信されると、実際の送信の循環シフト値は（ＣＳ０－ＡＮ＋９）ｍｏｄ１２として決定される。これは、送信されるシーケンスを得るために基本シーケンスを循環シフトするために使用され、次に送信されるシーケンスが図５に示されるように、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２を有するＲＢ上にマッピングされ、スロットｎの最後からの最初および２番目のシンボルで送信される。

【0092】

ＳＲ情報の送信時間領域リソース内のシンボル上で、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップしないＳＲ情報シンボルにおいて、たとえば、ＳＲ情報の最初と２番目のシンボル上で、ＵＥが後続の送信中に、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間領域リソースがＳＲ情報の送信時間領域リソースとオーバーラップするかどうかを常に判断できるとデフォルトするため、ＳＲ情報は最初と２番目のシンボルで送信されず、図５に示すように、ＳＲ情報をＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信タイミングまでに遅れして、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とP-ＳＲ情報に対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースを使用してP-ＳＲ情報を暗黙的に表現する。または、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とＳＲ情報との間に送信時間領域リソースの後続のオーバーラップがあると決定できるかどうかに従って、第１および第２のシンボルでＳＲ情報が送信されるかどうかを決定することも可能である。決定できない場合、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報のみが存在するように、ＳＲ情報は、ＳＲ情報の送信リソース上でＰＵＣＣＨフォーマット１を使用して送信され、すなわち、ＳＲ情報の送信時間領域リソースの各シンボルに対応する循環シフト値は、ＳＲ情報の初期循環シフト値CS０-ＳＲ情報に従って取得され、P-ＳＲ情報に対応する変調シンボルは、循環シフトおよび時間領域直交スペクトラム拡散化の後に取得されたシーケンスで運ばれ、ＳＲ情報送信に対応する番号１のＲＢにマッピングされ、スロットnの最後から３番目と４番目のシンボルで送信される。ここで、P-ＳＲ情報は、３番目と４番目のシンボルのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースを介して暗黙的に表現されるため、ＳＲ情報は、図６に示すように、ＳＲ情報に対応する送信リソースで送信する必要はない。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とＳＲ情報の間に送信時間領域リソースの後続のオーバーラップがあると判断できる場合、ＳＲ情報は最初と２番目のシンボルで送信されず、ＳＲ情報の送信を直接にＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信タイミングに遅延される。図５に示すように、対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースを使用することによってＰ－ＳＲ情報が暗黙的に表現される。

【0093】

ＳＲ情報の現在の送信機会にＮ-ＳＲ情報があるとＵＥが判断した場合、フィードバックされる１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、表１に従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用してＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースで送信される、つまり１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、表１においてフィードバック状態に従ってが検索され、たとえばＡＣＫのような実際の送信に対応する循環シフト値が取得される。次に、実際の送信の循環シフト値がＣＳ０－ＡＮとして決定される。当該実際の送信の循環シフト値は、送信されるシーケンスを取得するために基本シーケンスを循環シフトするために使用され、送信されるシーケンスを取得する。送信されるシーケンスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、図７に示すように、スロットｎの最後の最初と２番目のシンボルで送信される。

【0094】

ケース３：図８に示すように、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のために構成された送信時間領域リソースは、スロットｎの最後からの４番目および５番目のシンボル、すなわち、ＨＡＲＱ－ＡＣＫの送信開始タイミングは、ＡＣＫ情報はＳＲ情報の送信開始タイミングより早い。つまり、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の開始シンボルはＳＲ情報の開始シンボルの前にある。

【0095】

ＳＲ情報は削除（ＤｒｏｐＳＲ）される。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は最後から４番目のシンボルで既に送信されており、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信で使用される循環シフト値は、送信のP-ＳＲ情報に従って最後から５番目のシンボルで変更できないため、ＳＲ情報を削除するしかない。フィードバックされる１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、表１に従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して送信される。つまり、表１は、１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報のフィードバック状態に従って検索され、たとえばＡＣＫのような際の送信に対応する循環シフト値を取得する。実際の送信の循環シフト値はＣＳ０－ＡＮとして決定され、基本シーケンスを循環シフトして送信されるシーケンスを取得するために使用される。送信されるシーケンスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、図９に示すように、スロットｎの最後から４番目と５番目のシンボルで送信される。

【0096】

または、ＵＥがｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信開始タイミングの前に存在するかどうかを判断できる場合：P-ＳＲ情報が存在する場合、フィードバックされる１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は表３に従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して送信される。実際の送信の循環シフト値は（ＣＳ０－ＡＮ＋９）ｍｏｄ１２として決定される。これは、送信されるシーケンスを取得するために基本シーケンスを循環シフトするために使用される。図１０に示すように、送信されるシーケンスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、スロットｎの最後から４番目および５番目のシンボルで送信される。図９と同じであり、Ｎ－ＳＲ情報が存在する場合、ＳＲは送信されない。そうでない場合、ＵＥは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信開始タイミングの前にｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報が存在するかどうかを判断できず、ＳＲ情報は削除され、そのプロセスは、上述のＳＲ情報を削除する場合と同じである。Ｎ－ＳＲ情報が存在する場合、図９のようにＳＲは送信されない。

【0097】

方法２：ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信開始タイミングとＳＲ情報の送信開始タイミングとの間の前後関係を決定する必要はない（すなわち、上記のケース１、２、３に関係なく）。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信のために設定された循環シフトは、ＳＲ情報の状態に従って直接選択される。すなわち、ＵＥは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の開始シンボルの前に、ＳＲ情報の送信機会にＰ－ＳＲ情報が存在するかどうかを判断できると仮定する。ケース１とケース２の場合、これは明らかである。ケース３の場合、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報はＳＲ情報の送信機会の開始シンボルよりも１シンボルだけ先行しているため、ＳＲ情報の送信機会の前にＳＲ情報の送信機会にP-ＳＲ情報が存在するかどうかを判断する必要がある。ＳＲ情報を送信するためのチャネルを準備する時間が必要である。したがって、この仮定は確立され得る。

【0098】

ＳＲがＳＲ情報の現在の送信機会において送信される必要がある（すなわち、Ｐ－ＳＲ情報が存在する）とＵＥが決定した場合、フィードバックされる１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、表３に従ってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用し送信される。実際の送信の循環シフト値は（ＣＳ０－ＡＮ＋９）ｍｏｄ１２として決定される。当該実際の送信の循環シフト値は、送信されるシーケンスを取得するために基本シーケンスを循環シフトするために使用される。そして、送信されるシーケンスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、スロットｎのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応する送信時間領域リソースのシンボルで送信される。図２、５、６、１０を参照する。

【0099】

ＳＲ情報の現在の送信機会においてＳＲ（すなわち、それがＮ－ＳＲ情報である）を送信する必要がないとＵＥが決定した場合、フィードバックされる１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、つまり、表１に従がってＰＵＣＣＨフォーマット０を使用して送信される。表１において、１ビットＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報は、フィードバック状態に従って検索され、たとえば、ＡＣＫのような実際の送信に対応する循環シフト値が取得される。次に実際の送信の循環シフト値はＣＳ０－ＡＮとして決定される。当該実際の送信の循環シフト値は基本シーケンスを循環シフトして送信されるシーケンスを取得するために使用され、送信されるシーケンスはＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報送信に対応する番号２のＲＢにマッピングされ、スロットｎにおけるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対応する送信時間領域リソースのシンボル上で送信される。図３、７、９を参照する。

【0100】

上記の処理において、基地局が検出を行う場合、ＳＲ情報の送信機会にＵＥ向けのＰ－ＳＲ情報送信が存在するか否かが判断されないため、送信にはフォーマット１方式を用いる必要がある。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースには２つの循環シフト集合があるため、ＳＲ情報のリソースにおいてフォーマット０方式はブラインド検出に使用される。基地局が、ＳＲ情報の送信機会とオーバーラップする時間領域の位置で実行されるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報フィードバックを必要とするダウンリンク送信を送信した場合、基地局（ｇＮＢ）は、フィードバック情報がＳＲ情報の送信リソースで受信されているがＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソースでフィードバック情報が受信されない場合、P-ＳＲ情報が存在すると決定し、ＵＥはダウンリンク送信を失い、ダウンリンク送信を再送信する必要がある。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース（ここでは、ＲＢ位置および時間領域位置）上に設定された第１の循環シフトを通じてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報が検出される場合、Ｎ－ＳＲ情報が存在すると決定される。そして、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信リソース（ここでは、ＲＢ位置および時間領域位置）に設定された第２の循環シフト集合を通じてＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報が検出される場合、Ｐ－ＳＲ情報も存在すると決定される。基地局が、ＳＲ情報の送信機会とオーバーラップする時間領域位置でＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報フィードバックを実行する必要があるダウンリンク送信を送信しない場合、ＳＲ情報の送信リソースを検出する必要があるだけである。情報が検出された場合、P-ＳＲ情報が存在する。不連続送信（ＤｉｓｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ，ＤＴＸ）が検出された
場合、Ｎ－ＳＲ情報が存在する。

【0101】

なお、上記実施形態では、１ビットのＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を例示したに過ぎない。２ビットの場合は、表２または表４が使用され、プロセスは類似するため、繰り返されない。

【0102】

上記のプロセスは、例として、ＰＵＣＣＨフォーマット１で構成されたＳＲ情報のみを取る。ＳＲ情報がＰＵＣＣＨフォーマット０で構成されている場合、プロセスは同様である。唯一の違いは、ＳＲ情報（送信される場合）はＳＲ情報の送信時間領域リソースでフォーマット０を使用して送信され、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とP-ＳＲ情報の組み合わせ送信は上記と同じである。繰り返されない。

【0103】

上記のプロセスは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫがＰＵＣＣＨフォーマット１で構成され、ＳＲがＰＵＣＣＨフォーマット０で構成される場合にも適用可能であり、違いは、ＨＡＲＱ－ＡＣＫおよびＳＲのＰＵＣＣＨフォーマットが交換されることである。異なるＰＵＣＣＨフォーマット１リソース（たとえば、異なるリソースは異なるＲＢ位置および/またはCS値および/またはＯＣＣシーケンスなどを持っている）は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫが送信されるときにｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲが存在するかどうかに応じて送信用に選択される。ＨＡＲＱ－ＡＣＫは、ＰＵＣＣＨフォーマット１を使用して送信される。これにより、ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲが異なる送信リソースを通じて存在するかどうかを暗黙的に表現する。具体的な状況は、上記の実施形態と同様であり、繰り返さない。ＳＲのＨＡＲＱ－ＡＣＫとオーバーラップしない部分では、ＳＲ自体に設定されたフォーマット０を使用して送信が実行されるか、ＳＲが削除されることがある。具体的な状況は、上記の実施形態と同様であり、繰り返さない。

【0104】

要約すると、図１１を参照すると、本出願の実施形態によって提供されるＵＣＩを送信するための方法は、以下を含む。
S１０１：以下の条件が満たされていると判断する：ＳＲ情報の送信時間領域リソースは、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップする。
S１０２：前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報（すなわち、ＳＲ情報のタイプに従って）であるかに従って、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なる。ここで、異なる送信リソースは、異なる周波数領域リソースおよび／またはコード領域リソースであり、例えば、異なるＰＲＢ位置、異なるＯＣＣシーケンス、異なる循環シフトなどを少なくとも含む。

【0105】

本発明の実施形態によって提供されるこの方法は、ＵＥ側またはネットワーク側、例えば、基地局側に適用可能であり得る。ＵＥ側では、ＵＣＩの伝送方法は、ＵＣＩを送信するための方法であり、それに対応して、ネットワーク側では、ＵＣＩの伝送方法は、ＵＣＩを受信するための方法である。

【0106】

本発明の実施形態は、ネットワーク側が上述の方法を通じてタイムリーに様々なタイプのＵＣＩ（例えば、ＳＲ情報およびＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報および／または周期ＣＳＩ）を取得できることを保証する。具体的にはたとえば、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とＳＲ情報が異なるＮＲＰＵＣＣＨフォーマットで構成されているか、同じフォーマットであるが送信タイミングが揃っていない場合、および周期ＣＳＩとＳＲ情報の送信時間領域リソースがオーバーラップする場合、ＳＲ情報とＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報および/または周期ＣＳＩを同時に送信できるため、ネットワーク側でＳＲ情報とＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報および/または周期ＣＳＩをタイムリーに確実に取得できる。
フィードバック情報、ＡＣＫ情報またはＮＡＣＫ上報、すなわち、上記のＨＡＲＱ－ＡＣＫであり得る。

【0107】

【0108】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なる。

【0109】

【0110】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩが第３のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成されていることをさらに含む。

【0111】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の送信リソースは前記第２の送信リソースとは異なる。

【0112】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩおよび前記ＳＲ情報の開始の送信タ
イミングは同じであり、および/または、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングは、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングより遅れていることをさらに含む。

【0113】

【0114】

オプションとして、前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを決定することにより、ＵＣＩの送信スキームを決定することは具体的に、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳ
Ｒ情報であるかどうかを判断できる場合、前記条件が満たされると決定した後にステップを実行し、
前記第１のＵＣＩの開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかどうかを判断できない場合、前記ＳＲ情報を削除する。

【0115】

【0116】

【0117】

【0118】

前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信し、
または、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、
または、前記ＳＲ情報の開始の送信タイミングの前に前記ＳＲ情報の送信時間領域リソースに前記第１のＵＣＩが存在すると判断された場合、前記ＳＲ情報を送信しないことを決定し、さもないと、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であれば、前記ＳＲ情報に対して構成されたＰＵＣＣＨフォーマットを使用して、前記ＳＲ情報に対応する送信リソース上で前記ｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報を送信する。

【0119】

【0120】

オプションとして、前記第３のチャネルフォーマットは、ＮＲＰＵＣＣＨフォーマット１またはフォーマット２またはフォーマット３またはフォーマット４である。

【0121】

【0122】

図１２を参照すると、本発明の実施形態によって提供されるＵＣＩを送信するための装置は、
プログラム命令を格納するように構成されたメモリ１１と
メモリに格納されたプログラム命令を呼び出し、得られたプログラムに従って、以下のプロセスを実行するように構成されたプロセッサ１２とを備える。

【0123】

前記プロセッサ１２は、スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信時間領域リソースが、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定し、
前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信し、前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なる。

【0124】

【0125】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の循環シフト集合に従って前記第１のＵＣＩの送信リソース上で前記第１のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の循環シフト集合は前記第２の循環シフト集合とは異なる。

【0126】

【0127】

オプションとして、前記条件は、前記第１のＵＣＩが第３のチャネルフォーマットを使用して送信されるように構成されていることをさらに含む。

【0128】

オプションとして、前記ＳＲ情報が否定的な（ｎｅｇａｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるか肯定的な（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信することは、具体的に、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第１の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに、第２の送信リソース上で前記第３のチャネルフォーマットを使用して前記第１のＵＣＩを送信し、
前記第１の送信リソースは前記第２の送信リソースとは異なる。

【0129】

【0130】

【0131】

【0132】

【0133】

【0134】

【0135】

【0136】

【0137】

【0138】

図１３を参照すると、本発明の実施形態によって提供される、アップリンク制御情報ＵＣＩを送信するための別の装置は、
スケジューリング要求（ＳＲ）情報の送信時間領域リソースが、第１のＵＣＩの送信時間領域リソースとオーバーラップするとの条件が満たされることを決定するように構成された第１のユニット２１と、
前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるかｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるかに応じて、前記第１のＵＣＩを送信するための送信リソースを決定し、決定された送信リソースで前記第１のＵＣＩを送信するように構成された第２のユニット２２とを備える。

【0139】

前記ＳＲ情報がｎｅｇａｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースは、前記ＳＲ情報がｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報であるときに決定された送信リソースとは異なる。

【0140】

本発明の実施形態によって提供されるＵＣＩを送信するための装置は、端末側デバイス、例えば、ＵＥであってもよく、またはネットワーク側デバイス、例えば、基地局であってもよい。

【0141】

本発明の実施形態は、上記の装置によって使用されるコンピュータプログラム命令を格納するためのコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、説明される本発明の実施形態によって提供される方法のいずれか１つを実行するためのプログラムを含む。

【0142】

前記コンピュータ記憶媒体は、磁気メモリ（例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、磁気光学ディスク（ＭＯ）など）、光学メモリ（ＣＤ、ＤＶＤ、ＢＤ、ＨＶＤなど）、半導体メモリ（ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、不揮発性メモリ（ＮＡＮＤＦＬＡＳＨ（登録商標））、ソリッドステートディスク（ＳＳＤ））などを含むがこれらに限定されない、コンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体またはデータ記憶装置であり得る。

【0143】

本出願の実施形態によって提供される方法は、端末デバイスに適用することができ、ネットワークデバイスにも適用することができる。

【0144】

【0145】

ネットワーク装置は基地局（例えば、接続点）であってもよく、ＡＮ（ＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ）で無線インターフェースにおいて、１つまたは複数のセクターを介して無線端末と通信する設備であることができる。基地局は、受信した無線フレームとＩＰ組み分けを相互に転換して、無線端末とＡＮの他の部分間のルーターとすることができる。ここで、ＡＮの他の部分は、ＩＰネットワークを含むことができる。基地局は、無線インターフェースに対する属性管理を協調することができる。例えば、基地局は、ＧＳＭまたはＣＤＭＡの基地局（ＢａｓｅＴｒａｎｓｃｅｉｖｅｒＳｔａｔｉｏｎ，ＢＴＳ）であってもよいし、ＷＣＤＭＡ（登録商標）の基地局（ＮｏｄｅＢ）であってもよく、ＬＴＥの進化型基地局（ＮｏｄｅＢまたはｅＮＢまたはｅ-ＮｏｄｅＢ，ｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｌＮｏｄｅＢ）、または５ＧＮＲにおける基地局（ｇＮＢ）であってもよいが、本発明をそれに限定しない。

【0146】

要約すると、本出願の実施形態では、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報に対してフォーマット０が構成され、ＳＲ情報に対してフォーマット１が構成される場合、またはＳＲ情報がフォーマット０で構成され、ＳＲ情報の送信時間は、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間と部分的に同じである場合、異なるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報循環シフト集合を使用してＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信することにより、ＳＲ情報の状態を暗黙的に表す。すなわち、本出願の実施形態は、ＵＣＩ送信方法を提供する。ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報がＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０を使用するように構成され、ＳＲ情報がＮＲＰＵＣＣＨフォーマット１を使用するように構成されているか、またはＳＲ情報がＮＲＰＵＣＣＨフォーマット０を使用するように構成されており、ＳＲ情報の送信時間がＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報の送信時間と部分的にオーバーラップしている場合、異なるＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報循環シフト集合を使用してＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報を送信することにより、ＳＲ情報の状態を暗黙的に表す。それにより、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報とｐｏｓｉｔｉｖｅＳＲ情報の同時送信を実現し、基地局が、ＳＲ情報とＨＡＲＱ－ＡＣＫ情報をタイムリーに取得できることを保証する。

【0147】

本分野の技術者として、本発明の実施本発明に係る実施形態が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがわかるはずである又、本発明は一つ又は複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品は、コンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体（ディスク記憶装置、ＣＤ-ＲＯＭ、光学記憶装置などを含むがそれとは限らない）において実施する。

【0148】

以上は本発明に係る実施形態の方法、装置（システム）、及びコンピュータプログラム製品のフロー及び／又はブロック図により本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラムの指令により、フロー及び／又はブロック図における各フロー及び／又はブロックと、フロー及び／又はブロック図におけるフロー及び／又はブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、又は他のプログラミング可能なデータ処理装置に提供でき、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における１つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現する。

【0149】

それらのコンピュータプログラム指令は、又、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置を特定手法で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これにより、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、又、フロー図における１つまたは複数のフローと／又はブロック図における１つ又は複数のブロックにおいて指定される機能を実現できる。

【0150】

これらのコンピュータプログラム指令は、又、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置に実装できる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ又は他のプログラミング可能な装置は、一連な操作ステップを実行することにより、関連の処理を実現し、コンピュータ又は他のプログラミング可能な装置において実行される指令により、フロー図における一つ又は複数のフローと／又はブロック図における一つ又は複数のブロックに指定される機能を実現する。

【0151】

本発明の好ましい実施形態について記述したが、当業者は、本発明の基本的な技術思想を把握した上、多種多様な変更と変形を行える。そのような全ての変形と変更は本発明に記述された実施形態と共に、付加する請求の範囲の範囲内にあると解釈されるべきである。

【0152】

無論、当業者により、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、又はその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。

【符号の説明】

【0153】

１１メモリ
１２プロセッサ
２１第１のユニット
２２第２のユニット

【図1】