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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-14
(45)【発行日】2025-02-25
(54)【発明の名称】エンジン駆動型作業機の防音箱
(51)【国際特許分類】
   F02B 77/13 20060101AFI20250217BHJP
   F02B 63/04 20060101ALI20250217BHJP
【FI】
F02B77/13 B
F02B63/04 B
F02B63/04 C
F02B77/13 C
F02B77/13 R
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021031861
(22)【出願日】2021-03-01
(65)【公開番号】P2022133046
(43)【公開日】2022-09-13
【審査請求日】2024-02-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000241795
【氏名又は名称】北越工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002398
【氏名又は名称】弁理士法人小倉特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】米田 和弘
【審査官】家喜 健太
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-201837(JP,A)
【文献】特開2018-131928(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0314451(US,A1)
【文献】西独国特許出願公開第03116528(DE,A1)
【文献】中国特許出願公開第104847488(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02B 63/00
F02B 77/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン及び該エンジンによって駆動される作業機本体を搭載する,上方が開口され,防油堤としての機能を備えた平面視矩形の基台と,前記基台上を覆う防音ケースを備え,前記防音ケース内の空間を,垂直方向に立設された仕切壁によって二室に仕切り,一方の室を前記エンジン及び作業機本体が収容されるエンジン室と成すと共に,他方の室を,排風口を介して機外に開口された排風室としたエンジン駆動型作業機の防音箱において,
前記排風室の形成位置における前記基台の上方開口部を塞ぐ,平面視矩形の部品取付板を設け,
前記部品取付板の各辺のうち,前記基台の幅方向に配置される第1の辺及び第2の辺の長さを,前記基台の長手方向を成す2つの側壁の内面間の間隔よりも長く形成し,
該部品取付板の底面を,前記基台の長手方向それぞれの側壁の上端縁と,幅方向の一方の側壁の上端縁に載置した状態で,前記部品取付板を前記基台に取り付けると共に,
前記基台に,該基台の長手方向の側壁それぞれの上端外面より,水平方向に突出して前記防音ケースの下端縁を載置する板状のブラケットを設け,
前記部品取付板の取り付け位置を除き,前記各ブラケットの機内側端部より上向きに突出する止水板を設け,
前記基台の少なくとも長手方向を成す2辺を,断面L字状を有するアングル材により形成し,各アングル材の一片が垂直に,他片が前記一片の下端より水平に突出するように前記基台を組み立てると共に,
前記アングル材の前記一片の上端縁よりも所定の低い位置に前記ブラケットを取り付け,
前記アングル材の前記一片のうち,前記ブラケットの取り付け位置に対し上方に位置する部分を,前記止水板と成すと共に,その他の部分を前記基台の長手方向の側壁としたことを特徴とするエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項2】
記部品取付板の前記第1の辺に,上向きのフランジを設け,該部品取付板を,前記第1の辺が前記基台の中央側に配置されるように取り付けて,前記上向きのフランジによって前記各止水板の端部間を連結したことを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項3】
前記ブラケットを,前記基台の前記長手方向の側壁の上端の全長にわたり設けると共に,
前記部品取付板を,前記基台に設けた前記ブラケット上に重ねて載置したことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項4】
前記ブラケットと前記部品取付板の重なり部分において,前記ブラケットと前記部品取付板の双方の対応する位置に,位置決め用の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項5】
前記ブラケットを,前記部品取付板の取付位置を除く前記基台の前記長手方向の側壁の上端に設けると共に,前記部品取付板の前記取付位置の前記基台の側壁を,他の部分に対しわずかに低く形成し,
前記基台に対する取り付け時,前記部品取付板の前記第1の辺を,前記ブラケットの部品取付板側の端部である形成端に突合させると共に,前記基台の長手方向に配置される前記部品取付板の第3の辺及び第4の辺が,前記ブラケットの端縁の延長上に配置される形状に,前記部品取付板を形成したことを特徴とする請求項記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項6】
前記ブラケットを,前記部品取付板の取付位置を除く前記基台の前記長手方向の側壁の上端に設けると共に,前記部品取付板の前記取付位置の前記基台の側壁を,他の部分に対しわずかに低く形成し,
前記基台に対する取り付け時,前記部品取付板の前記第1の辺を,前記ブラケットの部品取付板側の端部である形成端に突合させると共に,前記基台の長手方向に配置される前記部品取付板の第3の辺及び第4の辺が,前記ブラケットの端縁の延長上に配置される形状に,前記部品取付板を形成したことを特徴とする請求項2記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項7】
前記上向きのフランジを,前記部品取付板の前記第1の辺よりも前記基台の中央側に突出させて設けると共に,前記基台の前記長手方向の側壁の外面間の間隔よりも長く形成し,
前記ブラケットそれぞれの前記形成端に,前記上向きのフランジの端部と嵌合する切欠を設けたことを特徴とする請求項記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【請求項8】
前記ブラケットを,前記基台の前記長手方向の側壁の上端の全長にわたり設けると共に,
前記部品取付板の各辺のうち,前記基台の長手方向に配置される第3の辺及び第4の辺のそれぞれに上向きのフランジを更に設け,
前記部品取付板の取付位置において,前記各ブラケットの前記側壁側の一辺に所定幅で切欠を設けると共に,該位置の前記基台の側壁を他の部分に比較してわずかに低く形成し,
該切欠内に前記部品取付板の前記第3の辺及び第4の辺に設けた前記上向きのフランジの下端部を嵌合させたことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン駆動型作業機の防音箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,圧縮機や発電機等のエンジン駆動型作業機の防音箱に関し,より詳細には,該防音箱のうち,構成機器を載置する基台の構造に特徴を有するエンジン駆動型作業機の防音箱に関する。
【背景技術】
【0002】
圧縮機や発電機等のエンジン駆動型作業機は,通常,作動時の騒音が機外に漏出することを防止すると共に,運搬や設置の便を考慮して,防音箱内にエンジンや作業機本体等の構成機器を収容してパッケージ化された防音型作業機として構成される。
【0003】
このような防音型作業機の防音箱1の構成例を図7図9に示す。
【0004】
図7図9に示す防音箱1は,エンジン50や作業機本体(図示の例では発電機本体)70などのエンジン駆動型作業機の構成機器を載置する平面視矩形の基台10と,構成機器を載置した状態の前記基台10上を覆う防音ケース30によって構成されている。
【0005】
このうちの基台10は,一例として断面コ字状の4本のチャネル材11を,平面視で矩形の枠状となるように溶接,その他の方法で連結して形成されており,チャネル材11のウェブ部分を基台10の側壁13と成すと共に,基台10の上端縁より外周方向に突出したチャネル材11のフランジ11aによって,防音ケース30の下端縁を載置,固定するためのブラケット21が形成されている。
【0006】
一方,前述の防音ケース30は,フロントパネル31,リヤパネル32,サイドパネル33,及びトップパネル34から成る箱型のケースであり,図7に示した例ではサイドパネル33の一部を開口して設けた窓35や,この窓35を開閉する扉36を設け,内部に収容された機器の保守,点検等が行えるように構成されている。
【0007】
このようなエンジン駆動作業機の防音箱1では,エンジン50や作業機本体70等の収容機器から漏出した燃料や潤滑油等を機外に漏出させることがないよう,前述の基台10に防油堤としての機能を持たせたものも提案されている。
【0008】
一例として,後掲の特許文献1に記載の防音箱では,前述の基台10内に上向きに開口する箱型の貯油槽17を収容し(図8参照),漏油をこの貯油槽17内に溜めておくことができるようにすることで基台10に防油堤の機能を持たせている。
【0009】
このように,基台10に防油堤としての機能を持たせた防音箱1では,貯油槽17内に雨水が溜まってしまうと,溜まった雨水が貯油槽17内の漏油と混ざり合って汚染されてしまいそのまま排水処理することができなくなるため,溜まった雨水を廃棄するための廃棄コストを発生させてしまうこととなる。
【0010】
また,貯油槽17内に雨水が溜まっていると,燃料や潤滑油等の漏出が起こった際に貯油槽17内に漏油を受け入れるキャパシティがなく漏油が貯油槽17から溢れ出して周辺環境を汚染するおそれもある。
【0011】
そのため,前述のように貯油槽17を設けて基台10に防油堤としての機能を持たせた防音箱1にあっては,この貯油槽17に対する雨水の浸入を防止する構成の採用が必要となる。
【0012】
ここで,エンジン駆動型作業機の防音箱1は,図8に示すように防音カバー30内の空間を垂直方向に立設された仕切壁37によって防音箱1の長手方向の前後に二室に仕切る構成が採用されており,このうちの一方の室をエンジン50や作業機本体(発電機本体)70を収容するエンジン室30aと成すと共に,他方の室を,トップパネル34に設けた排風口38(図7参照)を介して機外に開口する排風室30bとしている。
【0013】
そして,前述の仕切壁37の中央部分に設けた連通口(図示せず)でエンジン室30aと排風室30bとを連通すると共に,この連通口に面してエンジン50のラジエータや,エンジンが過給器付きである場合には過給器のインタークーラ等から成る熱交換器51を配置すると共に,これらの熱交換器51に対し冷却風を導入する冷却ファン53を設け,この冷却ファン53によってエンジン室30aから排風室30bに向かう冷却風を生じさせて,熱交換後の冷却風を排風室30bに導入すると共に,排風室30bのトップパネル34に設けた排風口38を介して機外に排出することができるように構成されている。
【0014】
このようなパッケージ型のエンジン駆動型作業機の構成より,このエンジン駆動型作業機を屋外で使用すると,トップパネル34に設けた排風口38を介して排風室30b内に雨水が入り込む。
【0015】
そのため,前述したように基台10に防油堤の機能を持たせた防音箱1では,排風室30bの形成位置における基台10上面の開口部を部品取付板140で塞ぎ,排風口38を介して排風室30b内に入り込んだ雨水が貯油槽17内に落下しないようにすると共に,この部品取付板140上に前述の仕切壁37やエンジン50の熱交換器51等の部品を載置できるように構成している。
【0016】
このような部品取付板140は,図9(B)に示すように基台10の幅方向に配置される二辺(第1の辺140a及び第2の辺140b)と,基台10の長手方向に配置される二辺(第3の辺140c及び第4の辺140d)によって画成された平面視矩形状を有し,従来の防音箱1では,基台10の長手方向の側壁13aの内面間の間隔Winに対し,基台10の幅方向に配置される前記部品取付板140の二辺(第1の辺140a,第2の辺140b)の長さlをわずかに短く形成して,基台10の側壁13(13a,13b)内に部品取付板140を嵌合させることができるように構成している。
【0017】
このように構成された部品取付板140の第1の辺140aには上向きのフランジ141が,第2の辺140bには下向きのフランジ145がそれぞれ設けられており,このうちの下向きのフランジ145を前記第2の辺140bと同一長さに形成する一方,上向きのフランジ141を,前記第1の辺140aに対してわずかに長尺に形成し,第1の辺140aの両端より上向きのフランジ141の端部141a,141bがそれぞれ突出するように構成されている。
【0018】
そして,前述の第1の辺140aを基台10の中央側に配置すると共に,該第1の辺140aの両端より突出した上向きのフランジ141の端部141a,141bを,基台10の長手方向の側壁13a,13aの上端縁に係止させると共に,下向きのフランジ145を基台10の幅方向の側壁13bの内面と接触させた状態で,部品取付板140の上面が,基台10の側壁13の上端に設けたブラケット21の上面と同一高さとなるように,基台に対し溶接等の方法で部品取付板140を取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0019】
【文献】特開2018-131928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
前述した従来の部品取付板140では,上向きのフランジ141の端部141a,141bが基台10の長手方向の側壁13a,13a上端縁に係止されているものの,第1の辺140aと第2の辺の長さlは,基台10の長手方向の側壁13a,13aの内面間の間隔Winに対しわずかに短く形成されているため,部品取付板140を基台10に溶接等して固定する前の状態では,部品取付板140は,支えていないと図10に示すように基台10内に落下してしまう。
【0021】
そのため,部品取付板140を基台10に取り付ける際には,部品取付板140の上面と,基台10の側壁13の上端縁に設けたブラケット21の上面とが同一高さとなるように位置合わせした状態で,治具等によって部品取付板140を仮止めしておき,この状態で溶接等を行う必要があった。
【0022】
その結果,部品取付板140の取付作業が繁雑であると共に,取付の際に位置ずれなどが生じやすい。
【0023】
また,この部品取付板140の取り付けを,部分的な溶接によって行う場合,排風口38を介して部品取付板140上に落下した雨水は,部品取付板140の第2の辺140b,第3の辺140c,及び第4の辺140dと,基台10の側壁13(13a,13b)の内面間に生じた隙間δ〔図9(B)参照〕を介して貯油槽17内に落下し得る。
【0024】
そのため,部品取付板140上に落下した雨水が貯油槽17内に落下しないようにするためには,この隙間δをシール材の充填等によって埋める作業が必要となり,部品取付板140の取付作業を溶接作業だけで完結させることができず,作業工数が増えると共に,充填したシール材の乾燥や硬化に要する時間も必要となるため作業時間も長くなる。
【0025】
しかも,この構成では,シール材の充填不良によって隙間δが完全に埋まっていない場合,依然として部品取付板140上に落下した雨水が貯油槽17内に入り込むおそれがあり,また,出荷時にはシール材が適切に充填されていたとしても,経時に伴ってシール材の剥離や浮きが生じれば,この部分を介して部品取付板140上に落下した雨水が貯油槽17内に入り込むことになる。
【0026】
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するために成されたものであり,比較的簡単な構造でありながら,前述した部品取付板の取り付け作業を容易に行うことができると共に,シール材の充填等を行わない場合であっても,部品取付板上に落下した雨水が貯油槽に浸入し難い構造としたエンジン駆動型作業機の防音箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0027】
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と,発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
【0028】
また,本明細書において「第1」,「第2」等の用語は,部材や要素を区別するためにのみ使用するものであり,これらの用語は順位や序列等を規定する序数としての意味を持つものではない。
【0029】
上記目的を達成するために,本発明のエンジン駆動型作業機の防音箱1は,
エンジン50及び該エンジン50によって駆動される作業機本体70を搭載する,上方が開口され,防油堤としての機能を備えた平面視矩形の基台10と,前記基台10上を覆う防音ケース30を備え,前記防音ケース30内の空間を,垂直方向に立設された仕切壁37によって二室に仕切り,一方の室を前記エンジン50及び作業機本体70が収容されるエンジン室30aと成すと共に,他方の室を,排風口38を介して機外に開口された排風室30bとしたエンジン駆動型作業機の防音箱1において,
前記排風室30bの形成位置における前記基台10の上方開口部を塞ぐ,平面視矩形の部品取付板40を設け,
前記部品取付板40の各辺40a~40dのうち,前記基台10の幅方向に配置される第1の辺40a及び第2の辺40bの長さlを,前記基台10の長手方向を成す2つの側壁13の内面間の間隔Winよりも長く形成し,
該部品取付板40の底面を,前記基台10の長手方向それぞれの側壁13a,13aの上端縁と,幅方向の一方の側壁13bの上端縁に載置した状態で,前記部品取付板40を前記基台10に取り付けると共に,
前記基台10に,該基台10の長手方向の側壁13a,13aそれぞれの上端外面より,水平方向に突出して前記防音ケース30の下端縁を載置する板状のブラケット21を設け,
前記部品取付板40の取り付け位置を除き,前記各ブラケット21の機内側端部より上向きに突出する止水板22を設け,
前記基台10の少なくとも長手方向を成す2辺を,断面L字状を有するアングル材12,12により形成し,各アングル材12,12の一片12aが垂直に,他片12bが前記一片12aの下端より水平に突出するように前記基台10を組み立てると共に,
前記アングル材12の前記一片12aの上端縁よりも所定の低い位置に前記ブラケット21を取り付け,
前記アングル材12の前記一片12aのうち,前記ブラケット21の取り付け位置に対し上方に位置する部分を,前記止水板22と成すと共に,その他の部分を前記基台10の長手方向の側壁13aとしたことを特徴とする(請求項1)。
【0030】
記部品取付板40の前記第1の辺40aに,上向きのフランジ41を設け,該部品取付板40を,前記第1の辺40aが基台10の中央側に配置されるように取り付けて,前記上向きのフランジ41によって前記各止水板22,22の端部22a,22a間を連結するようにしても良い(請求項2)。
【0033】
前記ブラケット21を,前記基台10の前記長手方向の側壁13aの上端の全長にわたり設けると共に,
前記部品取付板40を,前記基台10に設けた前記ブラケット21上に重ねて載置するものとしても良い(請求項図1参照)。
【0034】
このように,部品取付板40をブラケット21上に重ねて載置する構成では,前記ブラケット21と前記部品取付板40の重なり部分において,前記ブラケット21と前記部品取付板40の双方の対応する位置に,位置決め用の貫通孔61,62を設けるものとしても良い(請求項図1参照)。
【0035】
また,前述のブラケット21は,前記部品取付板40の取付位置を除く前記基台10の前記長手方向の側壁13aの上端に設けるものとしても良く,この場合,前記部品取付板40の前記取付位置前記基台10の側壁13(13a,13b)を,他の部分に対し,例えば前記部品取付板40の板厚分,わずかに低く形成し,
前記基台10に対する取り付け時,前記部品取付板40の前記第1の辺40aを,前記ブラケット21の部品取付板40側の端部である形成端21aに突合させると共に,前記基台10の長手方向に配置される前記部品取付板40の第3の辺40c及び第4の辺40dが,前記ブラケット21の端縁の延長上に配置される形状に,前記部品取付板40を形成するものとしても良い(請求項5,6図4参照)。
【0036】
この場合,前記上向きのフランジ41を,前記部品取付板40の前記第1の辺40aよりも前記基台10の中央側に,例えば曲げRの寸法γ分,突出させて設けると共に,前記基台10の前記長手方向の側壁13a,13aの外面間の間隔Wout〔図1(B)参照〕よりも長く形成し,
前記ブラケット21それぞれの前記形成端21aに,前記上向きのフランジ41の端部41aと嵌合する切欠23を設けるものとしても良い(請求項図5参照)。
【0037】
更に,前記ブラケット21を,前記基台10の前記長手方向の側壁13aの上端の全長にわたり設けると共に,
前記部品取付板40の各辺40a~40dのうち,前記基台10の長手方向に配置される第3の辺40c及び第4の辺40dのそれぞれに上向きのフランジ42を更に設け,
前記部品取付板40の取付位置において,前記各ブラケット21の前記側壁13a側の一辺に所定幅で切欠24を設けると共に,該位置の前記基台10の側壁13(13a,13b)を他の部分に比較してわずかに(例えば部品取付板40の板厚分)低く形成し,
該切欠24内に前記部品取付板40の前記第3の辺40c及び第4の辺40dに設けた前記上向きのフランジ42の下端部を嵌合させるように構成しても良い(請求項図6参照)。
【発明の効果】
【0038】
以上で説明した本発明の構成により,本発明のエンジン駆動型作業機の防音箱1では,以下の顕著な効果を得ることができた。
【0039】
基台10の幅方向に配置される部品取付板40の第1の辺40aと第2の辺40bの長さlを,前記基台10の長手方向を成す2つの側壁13aの内面間の間隔Winよりも長く形成し,前記部品取付板40の底面を,前記基台10の長手方向の2つの側壁13a、13aの上端縁と,幅方向の側壁13bの一方の上端縁に載置させた状態で,前記部品取付板40を前記基台10に取り付けたことで,部品取付板40は治具等で固定しなくとも基台10内に落下することがなく,部品取付板40の取付作業を容易とすることができた。
【0040】
また,このように部品取付板40がその底面を基台の側壁13(13a,13b)の上端縁上に載置された状態で取り付けられることで,排風室30b内に位置する基台10の開口部が部品取付板40によって完全に覆われることで,シール材の充填等を省略した場合であっても部品取付板40上に落下した雨水が貯油槽17に入り込み難い構造とすることができた。
【0041】
更に,基台10上の所定位置に部品取付板40を配置するための位置決め用の貫通孔61,62や切欠23,24等を設けた構成では,基台10上の取り付け位置に正確かつ簡単に部品取付板40を配置することができ,部品取付板40を取り付ける際の作業性をさらに向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】部品取付板の取り付け部分の基台の要部斜視図(実施例1)であり,(A)は部品取付板を取り外した状態,(B)は部品取付板を取り付けた状態。
図2】基台の構成例を示す要部分解斜視図(チャネル材による構成例)。
図3】基台の構成例を示す要部分解斜視図(アングル材による構成例)。
図4】部品取付板の取り付け部分の基台の要部斜視図(実施例2)であり,(A)は部品取付板を取り外した状態,(B)は部品取付板を取り付けた状態。
図5図4(A)のV矢示部分の拡大図。
図6】部品取付板の取り付け部分の基台の要部斜視図(実施例3)であり,(A)は部品取付板を取り外した状態,(B)は部品取付板を取り付けた状態。
図7】エンジン駆動型作業機の防音箱の斜視図。
図8】構成機器を収容したエンジン駆動型作業機の防音箱の内部透視図。
図9】部品取付板の取り付け部分の基台の要部斜視図(従来)であり,部品取付板を取り外した状態,(B)は部品取付板を取り付けた状態。
図10】部品取付板(従来)の問題点の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下に,添付図面を参照しながら本発明のエンジン駆動型作業機の防音箱1について説明する。
【0044】
本発明のエンジン駆動型作業機の防音箱1の基本構成は,図7及び図8を参照して説明した従来の防音箱1の構造と同様であり,エンジン駆動型作業機の構成機器を載置する平面視矩形の枠状に構成された基台10と,構成機器を載置した前記基台10の上部を覆う防音ケース30を備えている。
【0045】
この基台10に既知の構成により防油堤としての機能が付与されている点も従来技術として説明した防音箱1の構成と同様であり,このような防油堤としての機能を付与するための構成として,この構成に限定されるものではないが,一例として図8に示すように上向きに開口する箱型の貯油槽17を収容する構成を採用可能である。
【0046】
なお,基台10に対し防油堤の機能を持たせる構成としては,上記のように基台10内に貯油槽17を収容する構成の他,上向きに開口する箱型の貯油槽17上に重ねて基台10を載置する構成,及び,基台10の底部を底板で覆って基台10自体に貯油槽としての機能を持たせるなど,既知の各種の構成を採用可能である。
【0047】
また,防音ケース30内は,垂直方向に立設された仕切壁37によってエンジン室30aと排風室30bの二室に仕切られている点,この排風室30bの位置における基台10上面の開口部を部品取付板によって塞ぐ構成である点も,従来技術として説明した防音箱1の構成と同様であり,従来技術と共通する防音箱1の基本構造の説明は省略する。
【0048】
図1は,このような防音箱1のうち,基台10に対する部品取付板40の取り付け部の構造を示したもので,図1(B)に示すようにこの基台10は,該基台10の長手方向を成す側壁13a,13aそれぞれの上端外面より水平方向に突出する板状のブラケット21,21を備え,このブラケット21,21上に防音ケース30の下端縁を載置することができるように構成されている。
【0049】
また,基台10の上部には,後述する部品取付板40の取り付け位置を除き,前記ブラケット21,21の機内側端部より上向きに突出する止水板22,22が設けられており,この止水板22,22によって,前述のブラケット21の上面と前記防音ケース30の下端縁間の間隔Δ(図7図8参照)を介して浸入した雨水が,更に機内側に浸入することを阻止できるようにしている。
【0050】
このようなブラケット21と止水板22を備えた基台10は,一例として図2に示すように,基台10の少なくとも長手方向を成す2辺を,断面コ字状を有するチャネル材11により形成することにより形成することができる。
【0051】
図2に示す例では,チャネルル材11をフランジ11a,11bが上下に配置されるようにして基台10を組み立てることで,チャネル材11のウェブ11c部分によって基台10の長手方向の側壁13aが形成される。
【0052】
そして,上側に配置された前記チャネル材11のフランジ11aを,前述した防音ケース30下端縁を載置するブラケット21と成すと共に,後述する部品取付板40の取り付け位置を除き,ブラケット21の機内側端部より上向きに突出する前述の止水板22を,ブラケット21の上面や前述の側壁13a上端に金属の帯板を溶接等の方法で取り付けることにより形成している。
【0053】
なお,図2中の符号26は補強用のリブであり,このリブ26の側辺を基台の側壁13aに溶着などの方法で取り付けると共に,該リブ26の上端をブラケット21の底面に,下端をフランジ11bの上面に溶着等の方法で取り付けることで,基台10の補強が図られている。
【0054】
以上,図2を参照して説明した基台10の構造では,基台10の長手方向の2辺をチャネル材11により構成し,このチャネル材11のウェブ11cとフランジ11aを,基台10の長手方向の側壁13aとブラケット21としたことで,基台10の長手方向の側壁13aとブラケット21を一体的に形成する構成と成すと共に,止水板22を後付けで取り付ける構成とした。
【0055】
これとは逆に,止水板22を基台10の長手方向の側壁13aと一体的に形成すると共に,ブラケット21を後付で取り付ける構成としても良い。
【0056】
この場合,一例として図3に示すように,前記基台10の少なくとも長手方向を成す2辺を,断面L字状を有するアングル材12により形成し,各アングル材12の一片12aが垂直に,他片12bが前記一片12aの下端位置より水平に突出するように基台10を組み立てる。
【0057】
そして,アングル材12の前記一片12aの上端縁より所定の低い位置に,該位置より水平方向に突出する金属板を溶接,その他の方法で取り付けて前述のブラケット21と成すと共に,アングル材12の一片12aのうち,ブラケット21の取り付け位置に対して上方(ブラケット21の上面に対し上方)に位置する部分で前述の止水板22を形成すると共に,その他の部分で基台10の長手方向の側壁13aを形成している。
【0058】
この図3に示す構成においても,図2に記載した基台10と同様,部品取付板40の取り付け位置における基台10の上部には止水板22を設けない構成としており,部品取付板40の取付位置となる部分のアングル材12の一片12aの高さが,他の部分よりも止水板22の高さ分,予め低く形成されている。
なお,図3中の符号26が補強用のリブである点は,図2を参照して説明した基台10の構成と同様である。
【0059】
以上のように構成された基台10の,排風室30bの形成位置における上面を覆う前述の部品取付板40は,部品取付板40の各辺40a~40dのうち,基台10の幅方向に配置される二辺(第1の辺40aと第2の辺40b)の長さlが,前記基台10の長手方向を成す側壁13a,13aの内面間の間隔Winよりも長く形成されており,基台10の上面に載置した際に,部品取付板40の底面を,基台10の長手方向を成す2つの側壁13a,13aの上端縁と,幅方向を成す側壁13bの一方の上端縁上に載置させることができるように構成されている。
【0060】
図1に示す実施例(実施例1)では,前述のブラケット21を,基台10の長手方向の側壁13a,13a上端の全長に渡って設けると共に,部品取付板40の第1の辺40aと第2の辺40bの長さlを,基台10の長手方向の側壁13a,13aの上端に設けたブラケット22,22の端縁間の間隔Wbrと同一の長さに形成した。
【0061】
これにより,基台10上に部品取付板40を載置した際に,基台10の長手方向の側壁13a,13aの上端に設けたブラケット21上に,部品取付板40を重ねた状態に載置することができるように構成されている。
【0062】
この部品取付板40の各辺40a~40dのうち,基台10の中央側に配置される第1の辺40aには,上向きのフランジ41が設けられており,基台10に対して部品取付板40を取り付けた際,この上向きのフランジ41が基台10の長手方向の側壁13a,13a上に設けた止水板22,22の端部22a,22a間を連結して,排風口38を介して部品取付板40上に落下した雨水がこの上向きのフランジ41を越えて基台10内に設けた貯油槽17内に落下することができないように構成している。
【0063】
図1に示す構成では,基台10の幅方向の側壁13bの上端にはブラケット21を設けない構成としたが,基台10の幅方向の側壁13bの上端にも長手方向の側壁13aの上端と同様のブラケット21を設け,部品取付板40の第2の辺40bから所定幅の部品取付板40の底面がこのブラケット上に載置されるように構成しても良い。
【0064】
なお,図1(A)中の符号61,62は位置決め用の貫通孔であり,基台10のブラケット21に設けた貫通孔62と,部品取付板40に設けた貫通孔61が対応する位置に設けられている。
【0065】
このように,部品取付板40の底面を,基台10の側壁13(13a,13b)の上端縁やブラケット21上に載置させることができるように構成したことで,部品取付板40は溶接等によって基台10に取り付ける前の状態においても,治具による仮止めを行うことなしに基台10上の取付位置に保持することができ,部品取付板40の取り付け作業を容易なものとしている。
【0066】
特に,前述した位置決め用の貫通孔61,62を設けた構成では,貫通孔61,62を位置合わせすることで,基台10上の正確な取り付け位置に部品取付板40を容易に位置合わせすることができ,部品取付板40の取付時の作業性がより一層向上されている。
【0067】
しかも,部品取付板40を上記のようにして基台10に取り付けたことで,基台10の側壁13(13a,13b)の上端縁より部品取付板40が庇(ひさし)のように外周方向に張り出していることから,部品取付板40上に落下した雨水は,図1(B)中に矢印で示したように基台10の側壁13(13a,13b)の上端縁から離れた位置に誘導されて機外に排出されように構成されている。
【0068】
その結果,部品取付板40上に落下した雨水が基台10内に設けた貯油槽17内に入り込み難い構造となっている。
【0069】
以上,図1を参照して説明した部品取付板40の取付部構造では,基台10の長手方向の側壁13a,13aの上端の全長にわたりブラケット21を設け,このブラケット21上に部品取付板40を重ねて載置する構成について説明した。
【0070】
これに対し,図4に示す実施例(実施例2)の部品取付板40の取付部では,部品取付板40の取付位置の基台10上には前述のブラケット21を設けない構成と成すと共に,この部分の側壁13(13a,13b)の高さを,他の部分に対しわずかに低く,例えば部品取付板40の板厚分低く形成している。
【0071】
そして,部品取付板40の第1の辺40aと第2の辺40bの長さlを,基台10の長手方向の側壁13a,13aの上端縁に設けたブラケット21,21の端縁間の間隔Wbr図1(B)参照〕と同一長さに形成し,部品取付板40の各辺40a~40dのうち,基台10の中央側に配置される第1の辺40aを,ブラケット21の部品取付板40側の端部である形成端21aと突合させて基台10上に載置することで,部品取付板40の上面とブラケット21が同一高さとなると共に,基台10の長手方向に配置される部品取付板40の第3の辺40c及び第4の辺40dが,ブラケット21の端縁の延長上に配置されるように構成した。
【0072】
この構成では,部品取付板40の取付位置では,基台10の側壁13(13a,13b)の上端外面より機外方向に突出した部分の部品取付板40で防音カバー30の下端縁を載置するように構成した。
【0073】
このように,基台10の中央側に配置される部品取付板40の第1の辺40aを,ブラケット21の形成端21aと突合させて部品取付板40を基台に取り付ける構成では,図5に示すように,前述の上向きのフランジ41を,基台10の長手方向の側壁13a,13aの外面間の間隔Wout図1(B)参照〕よりもわずかに長く形成すると共に,部品取付板40の第1の辺40aより基台10の中央側に,例えば曲げRの寸法γ分,わずかに突出させて設ける。
【0074】
そして,前記ブラケット21の前記形成端21aの側壁13a側の角部に,前記上向きのフランジ41の端部41aのそれぞれと嵌合する切欠23を設け,これにより基台10上の正確な位置に部品取付板40を位置決めすることができるよう構成した。
【0075】
なお,部品取付板40の位置決め構造としては,上記構成に代え,又は上記構成と共に,前記ブラケット21の前記形成端21aに,位置決め用の切欠又は突起を設けると共に,該切欠又は突起と嵌合する突起又は切欠を,部品取付板40の第1の辺40aに設けるものとしても良い。
【0076】
以上,図4を参照して説明した構成では,部品取付板40の取り付け位置にブラケット21を設けない構成となすと共に,ブラケット21の形成端21aにおける基台10の長手方向の側壁13a側の角部に,部品取付板40に設けた上向きのフランジ41の端部41bが嵌合される切欠23を設けて位置決めできるように構成した。
【0077】
これに対し,図6に示す実施例(実施例3)では,基台10の長手方向の2つの側壁13aの全長にわたりブラケット21を設ける構成を採用すると共に,部品取付板40の取付位置において,前記各ブラケット21の側壁13a側の一辺に所定幅の切欠24を設けると共に,該部品取付板40の取り付け位置における前記基台10の側壁13(13a,13b)の高さを他の部分に比較して,わずかに,例えば部品取付板40の板厚分,低く形成した。
【0078】
そして,部品取付板40には,第1の辺40aに上向きのフランジ41を設けるだけでなく,基台10の長手方向に配置される第3の辺40cと第4の辺40dにも上向きのフランジ42を設けて3つのフランジ41,42を連結させた。
【0079】
このように構成された部品取付板40を,前述の切欠24内に第3の辺40cと第4の辺40dに設けた上向きのフランジ42の下端部が嵌合されるように基台10の上面に取り付けている。
【0080】
このように構成することで,部品取付板40を基台10上の所定位置に載置するだけで,正確な取り付け位置に位置決めすることが可能である。
【0081】
また,このような部品取付板40の構成より,部品取付板40上に落下した雨水は,図6(B)中に矢印で示したように,上向きのフランジ41,42が設けられていない第2の辺40b側より排出されることで,部品取付板40の第3の辺40cと第4の辺40dに設けた上向きのフランジ42,43の下端部と,切欠24部分のブラケット21間の隙間から基台10内に設けた貯油槽17内に浸入することができないように構成されている。
【符号の説明】
【0082】
1 防音箱
10 基台
11 チャネル材
11a,11b フランジ(チャネル材の)
11c ウェブ(チャネル材の)
12 アングル材
12a 一片(アングル材の)
12b 他片(アングル材の)
13 側壁(基台の)
13a 長手方向の側壁
13b 幅方向の側壁
17 貯油槽
21 ブラケット
21a 形成端(ブラケットの)
22 止水板
22a 端部(止水板の)
23,24 切欠
26 リブ
30 防音ケース
30a エンジン室
30b 排風室
31 フロントパネル
32 リヤパネル
33 サイドパネル
34 トップパネル
35 窓
36 扉
37 仕切壁
38 排風口
40 部品取付板
40a 第1の辺(部品取付板の)
40b 第2の辺(部品取付板の)
40c 第3の辺(部品取付板の)
40d 第4の辺(部品取付板の)
41 上向きのフランジ(第1の辺に設けた)
41a,41b 端部(上向きのフランジ41の)
42 上向きのフランジ(第3の辺及び第4の辺に設けた)
50 エンジン
51 熱交換器
53 冷却ファン
61,62 貫通孔
70 作業機本体(発電機本体)
140 部品取付板
140a 第1の辺(部品取付板の)
140b 第2の辺(部品取付板の)
140c 第3の辺(部品取付板の)
140d 第4の辺(部品取付板の)
141 上向きのフランジ(第1の辺に設けた)
141a,141b 端部(上向きフランジの)
145 下向きのフランジ(第2の辺に設けた)
l 部品取付板の第1の辺と第2の辺の長さ
in 基台の長手方向の側壁の内面間の間隔
Wout 基台の長手方向の側壁の外面間の間隔
br 基台の長手方向の側壁上端縁に設けたブラケットの端縁間の間隔
γ 曲げRの寸法

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10