(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-17
(45)【発行日】2025-02-26
(54)【発明の名称】ドアハンドル装置
(51)【国際特許分類】
E05B 3/10 20060101AFI20250218BHJP
E05B 1/00 20060101ALI20250218BHJP
【FI】
E05B3/10
E05B1/00 311H
(21)【出願番号】P 2023213974
(22)【出願日】2023-12-19
【審査請求日】2023-12-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000152572
【氏名又は名称】株式会社日中製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110003041
【氏名又は名称】安田岡本弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】後藤 圭祐
【審査官】砂川 充
(56)【参考文献】
【文献】実開平6-32636(JP,U)
【文献】登録実用新案第3005501(JP,U)
【文献】実開平5-89743(JP,U)
【文献】実公昭62-24687(JP,Y2)
【文献】西独国実用新案公開第1927916(DE,U)
【文献】特開2024-61300(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00-1/06
E05B 3/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドア錠(3)を貫通するハンドル軸(4)の一端に第1ハンドル(5)を固定し、ハンドル軸(4)の他端に軸孔(S)が嵌合する第2ハンドル(6)を着脱可能に固定しており、前記ハンドル軸(4)が割り溝(W)を介在して対面する第1半割軸(4A)と第2半割軸(4B)とで形成しており、第2ハンドル(6)にはハンドル軸(4)の割り溝(W)に侵入可能な止め具(7)を設けているドアハンドル装置であって、
前記第2ハンドル(6)の軸孔(S)の奥に、ハンドル軸(4)の他端から割り溝(W)に挿入されて第1半割軸(4A)及び第2半割軸(4B)を軸孔(S)の壁面に押し付ける楔部(6a)が形成されていることを特徴とするドアハンドル装置。
【請求項2】
前記第2ハンドル(6)は軸孔(S)の奥から楔部(6a)が一体成形されており、前記第1半割軸(4A)及び第2半割軸(4B)の割り溝(W)に面する対向面はハンドル軸(4)の中央側から端部に末広がりの導入傾斜面(8)に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアハンドル装置。
【請求項3】
前記第1半割軸(4A)及び第2半割軸(4B)の割り溝(W)に面する対向面には、前記導入傾斜面(8)よりハンドル軸(4)の中央側に止め具(7)の先端が侵入して割り溝(W)を押し広げるV溝凹部(9)が形成されており、このV溝凹部(9)のハンドル軸(4)端部側には、止め具(7)の先端がV溝凹部(9)内からハンドル軸(4)長手方向に外れるのを規制する掛止壁(9a)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のドアハンドル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアの両側に配置するレバー式のドアハンドル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ドア錠のラッチボルトを進退するためにドアの両側にレバー式のドアハンドル装置が配置されている。このドアハンドル装置の従来技術として特許文献1に開示されたレバーハンドル錠がある。
【0003】
この従来技術は、レバーハンドルのハンドル軸をラツチハブのハブ孔とレバーハンドルのハンドル軸取付穴とに嵌挿して、該ハンドル軸の端部にレバーハンドルを固定してなるレバーハンドル錠において、前記ハンドル軸は第1部材と第2部材とで構成すると共に、これら両部材は前記ハブ孔およびレバーハンドルのハンドル軸取付穴に嵌挿した状態において、両部材の対面部に隙間を形成し、この隙間にレバーハンドル外部より止めねじなどの楔体を嵌挿して押し込むことにより、前記両部材をラツチハブのハブ孔内壁面とレバーハンドルのハンドル軸取付穴内壁面とに拡開押圧して圧着固定すべくした(実用新案登録請求の範囲)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来技術は、ハンドル軸の第1部材と第2部材との間の隙間に止めねじなどの楔体を押し込むことにより、前記両部材をラツチハブのハブ孔内壁面とレバーハンドルのハンドル軸取付穴内壁面とに拡開押圧して圧着固定できるが、楔体を押し込むまでは、ハンドル軸とラツチハブのハブ孔との間に隙間があって、両者の位置関係が不安定であり、レバーハンドルをハンドル軸に対して適正位置に固定し難いことがある。即ち、レバーハンドルをハンドル軸に嵌合しただけではハンドル軸にレバーハンドルを仮止めできない構成になっている。
【0006】
また、ドアには埋設したドア錠の左右に座盤を固定して、座盤の支持孔でハンドル軸に嵌合したレバーハンドルの端部を回動自在に支持しているが、ハンドル軸と座盤のハンドル支持用支持孔との間に大きな隙間があると、レバーハンドルにグラツキが生じ、止めねじで楔体を押し込むのが困難になることがある。
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたドアハンドル装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、第2ハンドルの軸孔の奥に設けた楔部を割り溝に挿入することにより第1半割軸及び第2半割軸を軸孔の壁面に押し付けて、第2ハンドルをハンドル軸に嵌合するだけで仮止めできるようにしたドアハンドル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明における課題解決のための具体的手段は、ドア錠3を貫通するハンドル軸4の一端に第1ハンドル5を固定し、ハンドル軸4の他端に軸孔Sが嵌合する第2ハンドル6を着脱可能に固定しており、前記ハンドル軸4が割り溝Wを介在して対面する第1半割軸4Aと第2半割軸4Bとで形成しており、第2ハンドル6にはハンドル軸4の割り溝Wに侵入可能な止め具7を設けているドアハンドル装置であって、
前記第2ハンドル6の軸孔Sの奥に、ハンドル軸4の他端から割り溝Wに挿入されて第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に押し付ける楔部6aが形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、第2ハンドルをハンドル軸に嵌合するだけで、第2ハンドルをハンドル軸に対して仮止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1~7において、ドアハンドル装置1を示しており、ドアDにはラッチボルト3aを有するドア錠3が埋設され、ラッチボルト3aを出退させるハンドル軸4がドア錠3を貫通しており、このハンドル軸4を回動させるハンドル5、6がドアDの両側面に配置されており、第1ハンドル5はハンドル軸4の一端に固定され、室外側に配置されるアウトハンドルであり、第2ハンドル6はハンドル軸4の他端に着脱可能に固定され、室内側に配置されるインハンドルとなっている。
【0014】
前記ハンドル軸4は、断面長方形の板材を2枚重合して、断面略正方形でかつ中央に割り溝Wが形成された角形軸となっている。即ち、ハンドル軸4は割り溝Wを介在して対面する第1半割軸4Aと第2半割軸4Bとで形成されている。
【0015】
ドアDの第1ハンドル5側には、ドアDに対して固定される第1座盤21と、この第1座盤21を覆う座盤カバー22とが配置されている。第1座盤21の中央に第1ハンドル5のボス部5aを回動自在に支持する支持孔21aが形成され、2本の連結ネジ24を挿通するガイド筒21bが突出形成されている。
【0016】
ドアDの第2ハンドル6側には、ドアDに対して固定される第2座盤25と、この第2座盤25を覆う座盤カバー26とが配置されている。第2座盤25の中央に第2ハンドル6のボス部6bを回動自在に支持する支持孔25aが形成され、2本の連結ネジ24を螺合する雌ネジ筒25bが突出形成されている。
【0017】
第1座盤21と第2座盤25とはドアDを挟んで対向配置し、ドア錠3に挿通配置される第1座盤21のガイド筒21bに2本の連結ネジ25を挿通し、第2座盤25の雌ネジ筒25bに連結ネジ25を螺合することにより挟持固定される。この固定により、第1座盤21の支持孔21aと第2ハンドル6の支持孔25aとは同心となり、第1ハンドル5と第2ハンドル6とを同心で回転自在に支持可能にする。
【0018】
即ち、第1座盤21と第2座盤25とは、ドア錠3をドアD内に埋設固定し、かつ第1ハンドル5と第2ハンドル6とを同心で回転自在に支持するためのハンドル支持用支持孔21a、25aを配置するためのドア構成部材となっている。
【0019】
第1ハンドル5はボス部5aから奥にかけて断面四角形の軸孔Sが形成されており、この軸孔Sをハンドル軸4の一端に嵌合して、ボス部5aの外側から止めロールピン11を貫通して固定されており、第1半割軸4Aと第2半割軸4Bとには、割り溝Wを形成する面に止めロールピン11と係合する半円弧凹部12が形成されている。
【0020】
第2ハンドル6はボス部6bから奥にかけて断面四角形の軸孔Sが形成されており、この軸孔Sをハンドル軸4の他端に嵌合して、止め具7を螺入して固定されている。前記止め具7はネジの先端を円錐の尖端に形成して、ハンドル軸4の割り溝Wに侵入可能になっている。
【0021】
前記第2ハンドル6の軸孔Sの奥には、軸孔Sの底から開口側に次第に薄くなる薄板楔形状の楔部6aが一体成形されている。この楔部6aは、第2ハンドル6をハンドル軸4の他端から嵌合していくと、楔部6aの先端から割り溝Wに挿入されて、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを押し広げながら軸孔Sの壁面に押し付ける。
【0022】
第2ハンドル6の軸孔Sとハンドル軸4とのはめ合い公差は隙間のある緩いものであるが、楔部6aが割り溝Wに食い込んで、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを押し広げると、隙間は無くなり、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に押し付けることができる。
【0023】
楔部6aの肉厚、突出寸法、割り溝Wへの食い込量等は、ハンドル軸4の一端の第1ハンドル5をドアDの室外面に当接した状態で、ハンドル軸4の他端から第2ハンドル6を嵌合してドアDの室内面に当接したときに、楔部6aが割り溝Wに食い込んで第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に押し付けるように設定されている。
【0024】
前記楔部6aによる第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの軸孔Sの壁面への押し付けは、ハンドル軸4の他端への第2ハンドル6の仮止めであり、作業者は左手で第1ハンドル5を持ちながら右手で第2ハンドル6を嵌合していけるので、第2ハンドル6を適正位置まで嵌合して固定することができ、止め具7による本止めの際に第2ハンドル6が揺らいだり、ハンドル軸4から抜けたりするのを防止できる。
【0025】
ハンドル軸4の第1半割軸4A及び第2半割軸4Bは、両者の割り溝Wに面する対向面には、ハンドル軸4の中央側から端部に末広がりの導入傾斜面8に形成されている。この導入傾斜面8は割り溝Wの端部幅を末広がりに形成して、楔部6aを割り溝W内に確実かつ容易に導入できるようにするものである。また、導入傾斜面8を形成することにより、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの間の割り溝Wは幅が広くなるので、楔部6aの肉厚を確保できるようになる。
【0026】
図2~7において、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの割り溝Wに面する対向面には、前記導入傾斜面8よりハンドル軸4の中央側に止め具7の先端が侵入して割り溝Wを押し広げるV溝凹部9が形成されている。
【0027】
前記V溝凹部9は、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの一辺から内部側へ傾斜した傾斜面9bがV形状の2辺を形成しており、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの一辺から内部側へ深さが浅くなるV溝を形成しており、この傾斜面9bはハンドル軸4の中央側から導入傾斜面8側へ行くに従って浅くなっており、その終端に掛止壁9aが形成されている。
【0028】
第2ハンドル6をハンドル軸4の他端から離脱するときには止め具7が弛められるが、その止め具7の弛めを少しにすると、V溝凹部9のハンドル軸4端部側に掛止壁9aが存在することにより、少し弛めた止め具7の先端が掛止壁9aに掛合し、V溝凹部9内からハンドル軸4長手方向に一度に外れるのを規制することになる。
【0029】
また、傾斜面9bはハンドル軸4の中央側から導入傾斜面8側へ行くに従って浅くなっているので、止め具7の少し弛めの度合いによっては、その先端が掛止壁9aに当接する前に傾斜面9bに接することがあり、それでも第2ハンドル6がハンドル軸4から一度に外れるのを防止できる。
【0030】
第2ハンドル6をハンドル軸4の他端から離脱するときは、止め具7を一旦少し弛めて本止めを解消し、次に第2ハンドル6を引っ張って止め具7の先端が掛止壁9aに当たるまで移動して、楔部6aが割り溝Wに食い込んでいる仮止め状態を解消し、その後に止め具7をさらに弛めて、第2ハンドル6をハンドル軸4から完全離脱する。
【0031】
第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの割り溝Wに面する対向面は、ハンドル軸4の全長に亘って傾斜面9bを形成することが可能であり、そのような傾斜面9bでも、止め具7の先端が侵入して割り溝Wを押し広げる作用をすることができるが、傾斜面9bが全長でない、部分的であるV溝凹部9のほうが、加工が簡単であり、掛止壁9aを形成することも可能になる。
【0032】
ドアハンドル装置1において、第2ハンドル6に楔部6aを設け、ハンドル軸4に止め具7が食い込むV溝凹部9を形成することは、第2ハンドル6をハンドル軸4に本止めする前に仮止めを行い、第2ハンドル6をハンドル軸4から離脱するときに仮止めを解消するのに利用できるものである。
【0033】
即ち、第2ハンドル6を取り付けるときは、作業者は右手で第1ハンドル5を持ちながら左手で第2ハンドル6を嵌合してゆき、楔部6aを割り溝Wに食い込ませて、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に押し付け、第2ハンドル6を適正位置まで嵌合して仮止めし、その後に止め具7をドライバ等の操作具で回動して、V溝凹部9に侵入させて本止めする。
【0034】
第2ハンドル6を取り外すときは、止め具7を弛めて第1半割軸4A及び第2半割軸4
Bの押し広げを解消する。このとき止め具7の先端を傾斜面9bから離隔してもV溝凹部9内に残っていると、第2ハンドル6をハンドル軸4から外す方向にズレ動かすことができ、第2ハンドル6をズレ動かすと、止め具7の先端が掛止壁9aに当接してハンドル軸4長手方向に離脱途中で止め、仮止め状態は解消するが、第2ハンドル6が一度に外れるという事態を防止する。
【0035】
前述した実施形態においては、ドア錠3を貫通するハンドル軸4の一端に第1ハンドル5を固定し、ハンドル軸4の他端に軸孔Sが嵌合する第2ハンドル6を着脱可能に固定しており、前記ハンドル軸4が割り溝Wを介在して対面する第1半割軸4Aと第2半割軸4Bとで形成しており、第2ハンドル6にはハンドル軸4の割り溝Wに侵入可能な止め具7を設けているドアハンドル装置であって、前記第2ハンドル6の軸孔Sの奥に、ハンドル軸4の他端から割り溝Wに挿入されて第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に押し付ける楔部6aが形成されている。
【0036】
この構成によって、第2ハンドル6をハンドル軸4に嵌合するだけで、第2ハンドル6をハンドル軸4に対して仮止めすることができる。そして、第2ハンドル6をハンドル軸4に対して仮止めすることは、ドア(特にハンドル支持用用座盤)とこれを挟む第1ハンドル5と第2ハンドル6との間にグラツキがなくなり、止め具7の侵入操作が確実かつ容易にできるようになる。
【0037】
また、前記実施形態においては、第2ハンドル6は軸孔Sの奥から楔部6aが一体成形されており、前記第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの割り溝Wに面する対向面はハンドル軸4の中央側から端部に末広がりの導入傾斜面8に形成されている。
【0038】
この構成によって、第2ハンドル6の軸孔Sの奥に設けた楔部6aは、ハンドル軸4の割り溝Wに確実かつ容易に挿入でき、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に確実に押し付けることができる。
【0039】
さらに、前記実施形態においては、第1半割軸4A及び第2半割軸4Bの割り溝Wに面する対向面には、前記導入傾斜面8よりハンドル軸4の中央側に止め具7の先端が侵入して割り溝Wを押し広げるV溝凹部9が形成されており、このV溝凹部9のハンドル軸4端部側には、止め具7の先端がV溝凹部9内からハンドル軸4長手方向に外れるのを規制する掛止壁9aが形成されている。
【0040】
この構成によって、止め具7を弛めてハンドル軸4に対する第2ハンドル6の固定を解除しても、止め具7の先端がV溝凹部9内に位置しておれば、第2ハンドル6がハンドル軸4から長手方向に一度に外れることを規制できる。
【0041】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、部材の形状、構成及び組み合わせ等を変更したりすることもできる。
【0042】
例えば、楔部6aは第2ハンドル6とは別体で形成して、軸孔Sの奥に取り付けてもよい。
【0043】
また、割り溝Wはハンドル軸4の他端から一端近くまで、細い切れ目を入れて形成してもよい。
【符号の説明】
【0044】
1 ドアハンドル装置
3 ドア錠
3a ラッチボルト
4 ハンドル軸
4A 第1半割軸
4B 第2半割軸
5 第1ハンドル
5a ボス部
6 第2ハンドル
6a 楔部
6b ボス部
7 止め具
8 導入傾斜面
9 溝凹部
9a 掛止壁
9b 傾斜面
11 止めロールピン
12 半円弧凹部
21 第1座盤
21a 支持孔
21b ガイド筒
22 座盤カバー
24 連結ネジ
25 第2座盤
25 連結ネジ
25a 支持孔
25b 雌ネジ筒
26 座盤カバー
D ドア
S 軸孔
W 割り溝
【要約】
【課題】 第2ハンドルをハンドル軸に嵌合するだけで、第2ハンドルをハンドル軸に対して仮止めできるようにする。
【解決手段】 ドア錠3を貫通するハンドル軸4の一端に第1ハンドル5を固定し、ハンドル軸4の他端に軸孔Sが嵌合する第2ハンドル6を着脱可能に固定しており、前記ハンドル軸4が割り溝Wを介在して対面する第1半割軸4Aと第2半割軸4Bとで形成しており、第2ハンドル6にはハンドル軸4の割り溝Wに侵入可能な止め具7を設けている。前記第2ハンドル6の軸孔Sの奥に、ハンドル軸4の他端から割り溝Wに挿入されて第1半割軸4A及び第2半割軸4Bを軸孔Sの壁面に押し付ける楔部6aを形成している。
【選択図】
図1