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特許7637243構成リセット方法及びその装置、端末機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-18
(45)【発行日】2025-02-27
(54)【発明の名称】構成リセット方法及びその装置、端末機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/23 20180101AFI20250219BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20250219BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20250219BHJP
   H04W 76/14 20180101ALI20250219BHJP
   H04W 72/25 20230101ALI20250219BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20250219BHJP
【FI】
H04W76/23
H04W4/46
H04W92/18
H04W76/14
H04W72/25
H04W72/231
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023536477
(86)(22)【出願日】2020-12-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 CN2020136726
(87)【国際公開番号】W WO2022126412
(87)【国際公開日】2022-06-23
【審査請求日】2023-11-20
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】トゥー、チョンター
(72)【発明者】
【氏名】ロン、ピンシュエ
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】InterDigital Inc.,Corrections to SUI and RRCReconfigurationSidelink,3GPP TSG RAN WG2 #110-e R2-2005326,フランス,3GPP,2020年05月21日
【文献】InterDigital Communications,DCI contents for SPS and resource allocation in Mode 1,3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-167589,フランス,3GPP,2016年08月12日
【文献】ZTE Corporation, Sanechips,CR on TS 38.331 for miscellaneous issues for NR V2X,3GPP TSG RAN WG2 #111-e R2-2006745,フランス,3GPP,2020年08月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成リセット方法であって、
第1端末機器が、第1構成を使用して第2端末機器とサイドリンク通信を行うことと、
前記第1端末機器が、第2端末機器から送信された第2構成及び構成リセット指示情報を受信することと、
前記第1端末機器が、前記構成リセット指示情報に基づいて前記第1構成を解放し、前記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うことと、を含
前記構成リセット方法は、
前記第1端末機器が第3構成を取得することであって、前記第3構成は、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第2構成は、第1方向におけるサイドリンク通信に使用される、ことと、
前記第2構成及び前記第3構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第1ベアラ及び第2ベアラを確立することであって、前記第1ベアラは、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第2ベアラは、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器から受信する受信方向を指す、ことと、をさらに含む、構成リセット方法。
【請求項2】
記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うことは、
前記第1端末機器が、前記第2構成及び前記第3構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うことを含む、
請求項1に記載の構成リセット方法。
【請求項3】
前記第1端末機器が第3構成を取得することは、
前記第1端末機器が、第1ネットワークから第3構成を取得することを含む、
請求項2に記載の構成リセット方法。
【請求項4】
前記第1端末機器が、第1ネットワークから第3構成を取得することは、
前記第1端末機器が、保存された構成から第3構成を取得することを含み、前記第3構成は、前記第1端末機器が第1ネットワークから取得したものである、
請求項3に記載の構成リセット方法。
【請求項5】
前記第3構成は、サイドリンクリソースグラントの構成情報、サイドリンクベアラの構成情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項2~4のいずれか一項に記載の構成リセット方法。
【請求項6】
前記第1端末機器が、第2端末機器から送信された第2構成及び構成リセット指示情報を受信することは、
前記第1端末機器が、第2端末機器から送信されたPC5-RRCメッセージを受信することを含み、前記PC5-RRCメッセージは、第2構成及び構成リセット指示情報を搬送する、
請求項1~のいずれか一項に記載の構成リセット方法。
【請求項7】
構成リセット方法であって、
第2端末機器が、第1構成を使用して第1端末機器とサイドリンク通信を行うことと、
前記第2端末機器が、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信することと、を含み、
前記構成リセット指示情報は、前記第1端末機器が前記第1構成を解放するように指示するために使用され、前記第2構成は、前記第1端末機器が前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うために使用され、
前記第2構成及び第3構成は、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第1ベアラ及び第2ベアラを確立するために使用され、前記第2構成は、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第3構成は、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、
前記第1ベアラは、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第2ベアラは、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器から受信する受信方向を指す、構成リセット方法。
【請求項8】
前記第2端末機器が、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信する前に、前記構成リセット方法は、前記第2端末機器が、前記第2構成を取得し、前記第1構成及び前記第2構成に基づいて、構成リセットを行うか否かを決定することをさらに含み、
前記第2端末機器が、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信することは、前記第2端末機器が、構成リセットを行うと決定した場合、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信することを含む、
請求項に記載の構成リセット方法。
【請求項9】
前記第2端末機器が前記第2構成を取得することは、
前記第2端末機器が、第2ネットワークから前記第2構成を取得することを含む、
請求項に記載の構成リセット方法。
【請求項10】
前記第2端末機器が、第2ネットワークから前記第2構成を取得することは、
前記第2端末機器が、保存された構成から前記第2構成を取得することを含み、前記第2構成は、前記第2端末機器が第2ネットワークから取得したものである、
請求項に記載の構成リセット方法。
【請求項11】
前記第2端末機器が、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信することは、
前記第2端末機器が、PC5-RRCメッセージを第1端末機器に送信することを含み、前記PC5-RRCメッセージは、第2構成及び構成リセット指示情報を搬送する、
請求項10のいずれか一項に記載の構成リセット方法。
【請求項12】
第1端末機器であって、
プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリと、トランシーバとを備え、前記プロセッサは、前記トランシーバを制御して、請求項1~のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、第1端末機器。
【請求項13】
第2端末機器であって、
プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されるメモリと、トランシーバとを備え、前記プロセッサは、前記トランシーバを制御して、請求項11のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、第2端末機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願実施例は、モバイル通信技術分野に関し、具体的には、構成リセット方法及び装置、端末機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク通信の送信側及び受信側は、いずれも端末機器である。送信側が異なるカバレッジシーン又は異なる無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)状態間で切り替わるとき、送信側のアクセス層構成が変化する可能性がある。
【0003】
送信側のアクセス層構成の変化は、受信側の正常な通信に影響を与え、どのように受信側の正常な通信を確保するかが課題となっている。
【発明の概要】
【0004】
本願実施例は、構成リセット方法及びその装置、端末機器を提供する。
【0005】
本願実施例によって提供される構成リセット方法は、
第1端末機器が、第1構成を使用して第2端末機器とサイドリンク通信を行うことと、
前記第1端末機器が、第2端末機器から送信された第2構成及び構成リセット指示情報を受信することと、
前記第1端末機器が、前記構成リセット指示情報に基づいて前記第1構成を解放し、前記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うことと、を含む。
【0006】
本願実施例によって提供される構成リセット方法は、
第2端末機器が、第1構成を使用して第1端末機器とサイドリンク通信を行うことと、
前記第2端末機器が、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信することと、を含み、
前記構成リセット指示情報は、前記第1端末機器が前記第1構成を解放するように指示するために使用され、前記第2構成は、前記第1端末機器が前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うために使用される。
【0007】
本願実施例によって提供される端末機器は、プロセッサと、メモリと、を備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の構成リセット方法を実行する。
【0008】
本願実施例によって提供されるチップは、上記の構成リセット方法を実行するように構成される。
【0009】
具体的には、当該チップは、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、当該チップが搭載された機器に、上記の構成リセット方法を実行させる。
【0010】
本願実施例によって提供されるコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、当該コンピュータプログラムはコンピュータに、上記の構成リセット方法を実行させる。
【0011】
本願実施例によって提供されるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム命令を含み、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、上記の構成リセット方法を実行させる。
【0012】
本願実施例によって提供されるコンピュータプログラムは、コンピュータで実行されるとき、コンピュータに、上記の構成リセット方法を実行させる。
【0013】
上記の技術的解決策によれば、第2端末機器のアクセス層構成が第1構成から第2構成に変更されると、第2端末機器は、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信し、第1端末機器は、前記構成リセット指示情報に基づいて前記第1構成を解放し、前記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行う。このようにして、第2端末機器のアクセス層構成が変化した場合でも、第1端末機器の正常な通信を確保することができる。
【0014】
以下で説明する図面は、本願に対する更なる理解を提供するために使用され、本願の一部として構成され、本願の例示的な実施例及びその説明は、本願を解釈するためのものであり、本願を限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願実施例による通信システムのシステムアーキテクチャの概略図である。
図2-1】本願実施例によるモードAを示す概略図である。
図2-2】本願実施例によるモードBを示す概略図である。
図3】本願実施例による構成リセット方法のフローチャート1である。
図4】本願実施例による構成リセット方法のフローチャート2である。
図5】本願実施例による構成リセット方法のフローチャート3である。
図6】本願実施例による構成リセット装置の構成を示す概略図1である。
図7】本願実施例による構成リセット装置の構成を示す概略図2である。
図8】本願実施例による通信機器の例示的な構造図である。
図9】本願実施例によるチップの例示的な構造図である。
図10】本願実施例による通信システムの例示的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、本願実施例における図面を参照して、本願実施例の技術方案について説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願実施例の一部のみであり、全部の実施例ではない。本願実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を払わずに得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれる。
【0017】
本願実施例による技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、5G通信システム又は将来の通信システムなどのシステムに適用することができる。
【0018】
例示的に、本願実施例が適用される通信システム100は、図1に示される通りである。当該通信システム100は、ネットワーク機器110を含み得、ネットワーク機器110は、端末120(又は通信端末、端末と呼ばれる)と通信する機器であり得る。ネットワーク機器110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、当該カバレッジエリア内にある端末と通信することができる。任意選択的に、当該ネットワーク機器110は、LTEシステムの進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional Node B)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラーであってもよく、又は、当該ネットワーク機器は、モバイル交換局、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブルデバイス、ハブ、交換機、ネットワークブリッジ、ルーター、5Gネットワークのネットワーク側機器、又は将来通信システムのネットワーク機器などであってもよい。
【0019】
当該通信システム100は、ネットワーク機器110のカバレッジ内の少なくとも1つの端末120をさらに含む。本明細書で使用される「端末」は、有線接続(公衆交換電話ネットワーク(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続など)を介して、及び/又は別のデータ接続/ネットワークを介して、及び/又は無線インターフェース(例えば、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機など)を介して、及び/又は別の通信端末を介して通信信号を送受信するように構成された装置、及びモノのインターネット(IoT:Internet of Things)機器を含み得るが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように構成された端末は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「モバイル端末」と呼ばれることができる。モバイル端末は、例えば、衛星電話又は携帯電話であってもよいし、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス、及びデータ通信機能を組み合わせたパーソナル通信システム(PCS:Personal Communications System)端末であってもよいし、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、又はWebブラウザ、メモパッド、カレンダー、及び/又は全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)受信機を含むPDAであってもよいし、従来のラップトップ型及び/又はパームトップ型の受信機又は無線電話トランシーバを含むその他の電子装置であってもよい。端末は、アクセス端末、ユーザ機器(UE:User Equipment)、ユーザユニット、加入者局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント、又はユーザ装置を指し得る。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えた携帯機器、コンピューティング機器、又はワイヤレスモデムに接続されているその他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、5Gネットワークの端末又は将来進化するPLMNの端末などであってもよい。
【0020】
任意選択的に、端末120間で装置対装置(D2D:Device to Device)通信を行うことができる。
【0021】
任意選択的に、5Gシステム又は5Gネットワークは、ニューラジオ(NR:New Radio)システム又はNRネットワークとも呼ばれ得る。
【0022】
図1は、1つのネットワーク機器及び2つの端末を例示的に示しており、任意選択的に、当該通信システム100は、複数のネットワーク機器を含み得、さらに、各ネットワーク機器のカバレッジは、他の数の端末を含み得るが、本願実施例はこれらを限定しない。
【0023】
任意選択的に、当該通信システム100は、ネットワークコントローラー、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含み得るが、本願実施例はこれらを限定しない。
【0024】
本願実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えた機器は、通信機器と呼ばれ得ることを理解されたい。図1に示す通信システム100を例にとると、通信機器は、通信機能を備えたネットワーク機器110及び端末120を含み得、ネットワーク機器110及び端末120は、上記の特定の機器であり得、ここでは繰り返して説明しない。通信機器は、通信システム100における他の機器、例えば、ネットワークコントローラー、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含み得るが、本願実施例はこれらを限定しない。
【0025】
本明細書における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換可能に使用されることを理解されたい。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連付けられた関係についてのみ説明し、3つの関係が存在し得ることを表示し、例えば、A及び/又はBは、Aが独立で存在する場合、AとBの両方が存在する場合、Bが独立で存在する場合の3つの場合を表示することができる。また、本明細書における記号「/」は、通常、関連付けられた対象間の関係が、「又は」という関係にあることを表示する。
【0026】
本願実施例における技術的解決策の理解を容易にするために、以下では、本願実施例の関連技術について説明する。
【0027】
●装置対装置(D2D:Device to Device)
D2D通信は、サイドリンク(SL:Sidelink)伝送技術に基づいており、基地局を介して通信データを送受信する従来のセルラーシステムとは異なり、車両インターネットシステムは、D2D通信方式(即ち、装置対装置で直接通信する方式)を採用しているため、スペクトル効率が高く、伝送遅延も低い。D2D通信の場合、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)により、AモードとBモードの2つの伝送モードが定義されている。以下では、モードAとモードBについて説明する。
【0028】
モードA:図2-1に示すように、端末機器の伝送リソースは、基地局によって割り当てられ、端末機器は、基地局によって割り当てられたリソースに基づいて、サイドリンクでデータを送信する。基地局は、一回伝送のためのリソースを端末機器に割り当てることができ、又は半静的伝送のためのリソースを端末機器に割り当てることができる。
【0029】
モードB:図2-2に示すように、端末機器は、リソースプールから1つのリソースを選択してデータの送信を行う。具体的には、端末機器は、センシングによりリソースプールから伝送リソースを選択してもよいし、ランダム選択の方式でリソースプールから伝送リソースを選択してもよい。
【0030】
3GPPにおいて、D2D通信は次のような異なる段階に分けて検討されている。
【0031】
ProSe(Proximity based Service)において、D2D通信は、ProSeシーンを対象としており、これは主に、公共セキュリティタイプのサービスを対象としている。
【0032】
車両対もの(V2X:Vehicle to Everything)において、D2D通信は、V2X通信シーンを対象としており、これは主に、比較的高速で移動する車両間の通信や車両対人の通信サービスを対象としている。
【0033】
FeD2D(Further Enhancement Device to Device)において、D2D通信は、ウェアラブル機器が携帯電話を介してネットワークにアクセスするシーンを対象としており、これは主に、低移動速度及び低電力アクセスのシーンを対象としている。
【0034】
●アクセス層構成の変更
アクセス層パラメータの構成(以下、アクセス層構成と略称する)については、送信側UE(即ち、送信側の端末機器)を中心とした方法が採用されている。
【0035】
送信側UEがセルラネットワークのカバレッジのないシーンにある場合、所定構成に基づいてアクセス層の構成を設定する。
【0036】
送信側UEがセルラネットワークのカバレッジ内にあるが、RRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある場合、システムメッセージ内の構成に基づいてアクセス層構成を設定する。
【0037】
送信側UEがセルラネットワークのカバレッジ内にあり、RRC接続状態にある場合、専用RRCシグナリング内の構成に基づいてアクセス層構成を設定する。
【0038】
送信側UEが異なるカバレッジシーン又は異なるRRC状態間で切り替わる場合、送信側UEのアクセス層の構成が変化する可能性があり、これにより、送信側UEのパラメータが変化され、さらに、受信側UEの正常な通信に影響を与える。受信側UEの正常な通信に影響を与えるパラメータは、PDCPシリアル番号サイズ(PDCP SN Size)、最大コンテキストID(MaxCID)、アウトオブオーダー配信(OutOfOrderDelivery)、RLCモード(RLC mode)、RLCシリアル番号ドメイン長(RLC SN field length)、論理チャネルID(LogicalChannelIdentity)を含む。
【0039】
上記のパラメータは、データ伝送中にリアルタイムで変更することができず、変更すると、データ伝送エラーが発生する。ここで、一部のパラメータの構成は、PDCP再構成及び/又はデータ回復に基づいてのみ変更することができ、一部のパラメータの構成は、RLC再構成及び/又はMACリセットに基づいてのみ変更することができ、一部のパラメータの構成は、ベアラ確立時にのみ変更することができる。
【0040】
したがって、構成リセット動作を定義する必要があり、具体的には、送信側UEが異なるカバレッジシーン又は異なるRRC状態間で切り替わると、アクセス層構成が変化し、送信側UEは、構成リセット指示を受信側UEに送信して、受信側UEによる関連ベアラの解放をトリガする。しかしながら、受信側UEが関連ベアラを解放した後、受信側UEと送信側UEとの間の正常な通信をどのように確保するかが課題となっている。そのために、本願実施例における以下の技術的解決策を提案する。本願実施例による技術的解決策は、アクセス層構成を変更するためのメカニズムを提案する。
【0041】
図3は、本願実施例による構成リセット方法のフローチャートであり、図3に示すように、前記構成リセット方法は、以下のステップを含む。
【0042】
ステップ301において、第1端末機器は、第1構成を使用して第2端末機器とサイドリンク通信を行い、第2端末機器は、第1構成を使用して第1端末機器とサイドリンク通信を行う。
【0043】
本願実施例では、第1端末機器と第2端末機器との間のサイドリンク通信は、アクセス層構成に基づいて行われる。ここで、制御プレーンの場合、アクセス層構成は、RRC層構成、PDCP層構成、RLC層構成、MAC層構成、PHY層構成のうちの少なくとも1つを含む。ユーザプレーンの場合、アクセス層構成は、SDAP層構成、PDCP層構成、RLC層構成、MAC層構成、PHY層構成のうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
本願実施例では、第1構成は、アクセス層構成であり、第1端末機器及び第2端末機器は、第1構成を使用してサイドリンク通信を行う。
【0045】
1つの可能な実施形態では、第1構成は、第2端末機器によって第1ネットワークから取得されるか、又は所定構成から取得され、第2端末機器は、取得した第1構成を第1端末機器に転送し、それにより、第1端末機器及び第2端末機器は、第1構成を使用してサイドリンク通信を行うことができる。
【0046】
本願実施例では、第2端末機器が異なるカバレッジシーン又は異なるRRC状態間で切り替わるとき、アクセス層構成は変化し、例えば、前記第1構成から第2構成に変化する。この場合、第2端末機器が、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信し、以下のステップ302を参照することができる。
【0047】
ステップ302において、前記第2端末機器は、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信し、前記第1端末機器は、第2端末機器から送信された第2構成及び構成リセット指示情報を受信する。
【0048】
本願実施例では、前記構成リセット指示情報は、前記第1端末機器が前記第1構成を解放するように指示するために使用され、前記第2構成は、前記第1端末機器が前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うために使用される。
【0049】
本願実施例では、前記第2構成及び構成リセット指示情報は、前記第2端末機器と前記第1端末機器との間のPC5-RRCメッセージを介して送信される。具体的には、前記第2端末機器は、PC5-RRCメッセージを第1端末機器に送信し、前記第1端末機器は、第2端末機器から送信されたPC5-RRCメッセージを受信し、前記PC5-RRCメッセージは、第2構成及び構成リセット指示情報を搬送する。
【0050】
本願実施例では、第2端末機器が異なるカバレッジシーン又は異なるRRC状態間で切り替わるとき、アクセス層構成は変化し、例えば、前記第1構成から第2構成に変化し、前記第2端末機器は、前記第2構成を取得し、前記第1構成及び/又は前記第2構成に基づいて、構成リセットを行うか否かを決定し、構成リセットを行うと決定した場合、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信する。
【0051】
ここで、前記第2端末機器は、前記第1構成と前記第2構成とが同じであるか否かを比較することにより、構成リセットを行うか否かを決定することができ、具体的には、前記第2構成のパラメータ値の全部又は一部が前記第1構成と異なる場合、構成リセットを行うと決定し、前記第2構成が前記第1構成と同じである場合、構成リセットを行わないと決定する。又は、前記第2構成が、前記第2端末機器に構成リセットの実行を指示する指示を含む場合、構成リセットを行うと決定する。
【0052】
本願実施例では、前記第2端末機器は、以下のいくつかの方式で前記第2構成を取得することができる。
【0053】
方式1:前記第2端末機器は、第2ネットワークから前記第2構成を取得する。
【0054】
1つの可能な実施形態では、前記第2端末機器がRRC接続状態にある場合、前記第2端末機器は、第2ネットワークから送信された専用シグナリングから前記第2構成を取得する。ここで、専用シグナリングとは、専用RRCシグナリングを指す。
【0055】
1つの可能な実施形態では、前記第2端末機器がRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある場合、前記第2端末機器は、第2ネットワークから送信されたシステムメッセージから前記第2構成を取得する。
【0056】
1つの可能な実施形態では、前記第2端末機器は、保存された構成から第2構成を取得し、前記第2構成は、前記第2端末機器によって以前に第2ネットワークから取得されたものである。
【0057】
方式2:前記第2端末機器は、所定構成から前記第2構成を取得する。
【0058】
1つの可能な実施形態では、第2端末機器が第1構成を取得する方式は、第2構成を取得する方式とは異なる。
【0059】
一例では、第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ内に位置する場合、第2ネットワークから第1構成を取得する。第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ外に移動した場合、所定構成から第2構成を取得する。
【0060】
一例では、第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ外に位置する場合、所定構成から第1構成を取得する。第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ内に移動した場合、第2ネットワークから第2構成を取得する。
【0061】
一例では、第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ内に位置し、且つRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある場合、第2ネットワークから送信されたシステムメッセージから第1構成を取得する。第2端末機器は、RRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態からRRC接続状態に入ると、第2ネットワークから送信された専用シグナリングから第2構成を取得する。
【0062】
一例では、第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ内に位置し且つRRC接続状態にある場合、第2ネットワークから送信された専用シグナリングから第1構成を取得する。第2端末機器は、RRC接続状態からRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態に入ると、第2ネットワークから送信されたシステムメッセージから第2構成を取得する。
【0063】
1つの可能な実施形態では、第2端末機器が第1構成を取得する方式は、第2構成を取得する方式と同じである。
【0064】
一例では、第2端末機器は、第2ネットワークのカバレッジ内に位置し且つRRC接続状態にある場合、第2ネットワークから送信された第1専用シグナリングから第1構成を取得し、その後、第2端末機器は、第2ネットワークから送信された第2専用シグナリングから第2構成を取得する。
【0065】
本願実施例では、第2端末機器は、第2構成を取得した後、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信する。
【0066】
1つの可能な実施形態では、前記第1端末機器が第2端末機器から送信された第2構成及び構成リセット指示情報を受信した後、前記第1端末機器は、第1指示情報を第1ネットワークに送信し、前記第1指示情報は、前記第1端末機器が第2端末機器から送信された構成リセット指示情報を受信したこと、又は、前記第1指示情報が構成リセット指示情報であることを示すために使用される。
【0067】
ここで、任意選択的に、前記第1指示情報は、サイドリンクUE情報(Sidelink UE Information)で搬送される。
【0068】
本願実施例では、前記第1端末機器は、前記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行う。又は、前記第1端末機器は、前記第2構成及び第3構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行う。ここで、任意選択的に、第3構成は、第2構成の互換構成(compatible configuration)とも呼ばれ得る。
【0069】
なお、前記第2構成は、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第3構成は、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器から受信する受信方向を指す。
【0070】
前記第1端末機器が前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うために前記第2構成及び第3構成を使用する必要がある場合、前記第1端末機器はさらに、第3構成を取得する必要がある。
【0071】
本願実施例では、前記第1端末機器は、以下のいくつかの方式で第3構成を取得することができる。
【0072】
方式A:前記第1端末機器は、第1ネットワークから第3構成を取得する。
【0073】
1つの可能な実施形態では、前記第1端末機器がRRC接続状態にある場合、前記第1端末機器は、第1ネットワークから送信された専用シグナリングから第3構成を取得する。
【0074】
1つの可能な実施形態では、前記第1端末機器がRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にある場合、前記第1端末機器は、第1ネットワークから送信されたシステムメッセージから第3構成を取得する。
【0075】
1つの可能な実施形態では、前記第1端末機器は、保存された構成から第3構成を取得し、前記第3構成は、前記第1端末機器によって以前に第1ネットワークから取得されたものである。つまり、前記第1端末機器は、ローカルに保持された内容から、第1ネットワークから取得した第3構成を取得することができる。
【0076】
方式B:前記第1端末機器は、所定構成から第3構成を取得する。
【0077】
なお、所定構成の内容も、前記第1端末機器に保存されている。
【0078】
任意選択的に、上記の解決策における前記第3構成は、サイドリンクリソースグラントの構成情報、サイドリンクベアラの構成情報のうちの少なくとも1つを含む。さらに、任意選択的に、前記第3構成は、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、前記第2端末機器とのベアラを確立するように前記第1端末機器に指示するために使用される。
【0079】
ステップ303において、前記第1端末機器は、前記構成リセット指示情報に基づいて前記第1構成を解放し、前記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行う。
【0080】
本願実施例では、前記第1端末機器は、前記構成リセット指示情報に基づいて前記第1構成を解放し、さらに、前記第1端末機器は、前記構成リセット指示情報に基づいて前記第2端末機器との間のベアラを解放する。なお、前記第1端末機器が、前記第1構成及び関連するサイドリンクベアラを解放するステップは、前記第1端末機器が第1ネットワークに第1指示情報を報告する前に実行されてもよいし、又は前記第1端末機器が第1ネットワークに第1指示情報を報告した後に実行されてもよい。例えば、前記第1端末機器は、構成リセット指示情報を受信した後、前記第1構成及び関連するサイドリンクベアラを解放し、次に、第1ネットワークに第1指示情報を報告する。別の例では、前記第1端末機器は、構成リセット指示情報を受信した後、第1ネットワークに第1指示情報を報告し、次に、前記第1構成及び関連するサイドリンクベアラを解放する。
【0081】
第1端末機器と第2端末機器との間の正常なサイドリンク通信を実現するために、第1端末機器は、第2端末機器とのベアラを確立する必要がある。ここで、ベアラは、以下の方式で確立される。
【0082】
方式I:前記第1端末機器は、前記第3構成を取得した後、前記第2構成及び前記第3構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第1ベアラ及び第2ベアラを確立する。
【0083】
このようにして、第1端末機器は、すべての構成(即ち、第2構成及び第3構成)を取得した後にこそ、第1端末機器と前記第2端末機器との間のベアラ(第1ベアラ及び第2ベアラを含む)を確立する。
【0084】
方式II:前記第1端末機器は、前記第2構成を取得した後、前記第2構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第1ベアラを確立し、前記第1端末機器は、前記第3構成を取得した後、前記第3構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第2ベアラを確立する。
【0085】
なお、第3構成が第1端末機器によりローカルに保存された構成である場合、即ち、第1端末機器が、所定構成から第3構成を取得するか、又はローカルに保存された、第2ネットワークから取得した構成から第3構成を取得する場合、第1端末機器が前記第2端末機器との間のベアラを確立するステップは、前記第1端末機器が第1ネットワークに第1指示情報を報告する前に実行されてもよいし、又は前記第1端末機器が第1ネットワークに第1指示情報を報告した後に実行されてもよい。例えば、前記第1端末機器は、第2構成及び構成リセット指示情報を受信した後、第2構成及びローカルに保存された第3構成に基づいて、第1端末機器と第2端末機器との間のベアラを確立し、次に、第1ネットワークに第1指示情報を報告する。別の例では、前記第1端末機器は、第2構成及び構成リセット指示情報を受信した後、第1ネットワークに第1指示情報を報告し、次に、第2構成及びローカルに保存された第3構成に基づいて、第1端末機器と第2端末機器との間のベアラを確立する。
【0086】
このようにして、第1端末機器は、第2構成を取得した後、第1端末機器と第2端末機器との間の第1ベアラを確立し、そして、第1端末機器は、第3構成を取得した後、第1端末機器と第2端末機器との間の第2ベアラを確立する。
【0087】
なお、前記第1ベアラは、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第2ベアラは、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器から受信する受信方向を指す。
【0088】
本願実施例の上記の技術的解決策は、端末機器が異なるカバレッジ又は異なるRRC状態間で切り替わるとき、構成をスムーズに更新するために使用される、アクセス層構成を変更するためのメカニズムを提供する。
【0089】
以下では、具体的な適用例を参照して、本願実施例による技術的解決策について説明する。なお、以下の適用例におけるUE1は、上記の解決策における第2端末機器に対応し、UE2は、上記の解決策における第1端末機器に対応する。ネットワーク1は、上記の解決策における第2ネットワークに対応し、ネットワーク2は、上記の解決策における第1ネットワークに対応する。
【0090】
適用例1:
図4を参照すると、本適用例の構成リセットのプロセスは、以下のステップを含む。
【0091】
ステップ401において、UE1は、ネットワーク1から送信されたシステムメッセージから構成1(configuration-1)を取得する。
【0092】
ステップ402において、UE1は、構成1をUE2に送信する。
【0093】
ここで、UE1は、PC5-RRCメッセージを介して構成1をUE2に送信する。構成1は、アクセス層構成に属する。具体的には、UE1は、PC5-RRCメッセージを介して構成1の関連パラメータをUE2に送信する。
【0094】
ステップ403において、UE2は、サイドリンクUE情報レポート(SUI report)をネットワーク2に送信する。
【0095】
ステップ404において、ネットワーク2は、構成1の互換構成(conf-1 compatible configuration)をUE2に送信する。
【0096】
ステップ405において、UE1及びUE2は、構成1を使用してサイドリンク通信を行う。
【0097】
ここで、UE2は、構成1に加えて、構成1の互換構成を使用してサイドリンク通信を行う。
【0098】
なお、構成1は、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、構成1の互換構成は、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、UE1がUE2に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、UE1がUE2から受信する受信方向を指す。
【0099】
ステップ406において、UE1は、ネットワーク1のカバレッジ外に移動し、所定構成から構成2(configuration-2)を取得する。
【0100】
ステップ407において、UE1は、構成2及び構成リセット指示をUE2に送信する。
【0101】
ここで、UE1は、構成1及び構成2の内容に基づいて、構成リセットを行うか否かを決定する。例えば、構成1及び構成2の内容に基づいて、リセットが必要なパラメータがあると決定した場合、構成リセットを行うと決定する。任意選択的に、構成リセット指示は、sl-ResetConfigによって実現することができる。
【0102】
ここで、UE1は、PC5-RRCメッセージを介して構成2及び構成リセット指示をUE2に送信する。構成2は、アクセス層構成に属する。
【0103】
UE2は、構成リセット指示に基づいて、構成1及び構成1の互換構成を解放し、関連するサイドリンクベアラを解放する。
【0104】
ステップ408において、UE2は、サイドリンクUE情報レポート(SUI report)をネットワーク2に送信し、当該サイドリンクUE情報レポートは、第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、UE2が構成リセット指示情報を受信したこと、又は、前記第1指示情報が構成リセット指示であることを示すために使用される。
【0105】
ステップ409において、ネットワーク2は、構成2の互換構成(conf-2 compatible configuration)をUE2に送信する。
【0106】
ここで、構成2の互換構成は、サイドリンクリソースグラントの構成情報及びサイドリンクベアラの構成情報を含む。任意選択的に、構成2の互換構成は、第2指示情報をさらに含み、前記第2指示情報は、関連するサイドリンクベアラを再確立するようにUE2に指示するために使用される。
【0107】
UE2は、構成2及び構成2の互換構成に基づいて、サイドリンクベアラを確立する。又は、UE2は、構成2を取得した後、サイドリンクベアラの一部を先に確立し、構成2の互換構成を取得した後、サイドリンクベアラの他の部分を確立する。
【0108】
ステップ410において、UE1及びUE2は、構成2を使用してサイドリンク通信を行う。
【0109】
ここで、UE2は、構成2に加えて、構成2の互換構成を使用してサイドリンク通信を行う。
【0110】
なお、構成2は、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、構成2の互換構成は、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、UE1がUE2に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、UE1がUE2から受信する受信方向を指す。
【0111】
適用例2:
図5を参照すると、本適用例の構成リセットのプロセスは、以下のステップを含む。
【0112】
ステップ501において、UE1は、ネットワーク1から送信された専用シグナリングから構成1(configuration-1)を取得する。
【0113】
ステップ502において、UE1は、構成1をUE2に送信する。
【0114】
ここで、UE1は、PC5-RRCメッセージを介して構成1をUE2に送信する。構成1は、アクセス層構成に属する。具体的には、UE1は、PC5-RRCメッセージを介して構成1の関連パラメータをUE2に送信する。
【0115】
ステップ503において、UE1及びUE2は、構成1を使用してサイドリンク通信を行う。
【0116】
ステップ504において、UE1は、ネットワーク1から送信された専用シグナリングから構成2(configuration-2)を取得する。
【0117】
ステップ505において、UE1は、構成2及び構成リセット指示をUE2に送信する。
【0118】
ここで、UE1は、構成1及び構成2の内容に基づいて、構成リセットを行うか否かを決定する。例えば、構成1及び構成2の内容に基づいて、リセットが必要なパラメータがあると決定した場合、構成リセットを行うと決定する。任意選択的に、構成リセット指示は、sl-ResetConfigによって実現することができる。
【0119】
ここで、UE1は、PC5-RRCメッセージを介して構成2及び構成リセット指示をUE2に送信する。構成2は、アクセス層構成に属する。
【0120】
UE2は、構成リセット指示に基づいて、構成1を解放し、関連するサイドリンクベアラを解放する。
【0121】
UE2は、構成2に基づいて、関連するサイドリンクベアラを再確立する。
【0122】
ステップ506において、UE1及びUE2は、構成2を使用してサイドリンク通信を行う。
【0123】
図6は、本願実施例による構成リセット装置の構成を示す概略図1であり、前記構成リセット装置は第1端末機器に適用され、図6に示すように、前記構成リセット装置は、
第1構成を使用して第2端末機器とサイドリンク通信を行うように構成される通信ユニット601と、
第2端末機器から送信された第2構成及び構成リセット指示情報を受信するように構成される受信ユニット602と、
前記構成リセット指示情報に基づいて前記第1構成を解放するように構成される解放ユニット603と、を備え、
前記通信ユニット601はさらに、前記第2構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うように構成される。
【0124】
1つの可能な実施形態では、前記構成リセット装置は、
第1指示情報を第1ネットワークに送信するように構成される送信ユニット604をさらに備え、前記第1指示情報は、前記第1端末機器が第2端末機器から送信された構成リセット指示情報を受信したこと、又は、前記第1指示情報が構成リセット指示情報であることを示すために使用される。
【0125】
1つの可能な実施形態では、前記構成リセット装置は、
第3構成を取得するように構成される取得ユニット(未図示)をさらに備え、
前記通信ユニット601は、前記第2構成及び前記第3構成を使用して前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うように構成される。
【0126】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、第1ネットワークから第3構成を取得するように構成される。
【0127】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、所定構成から第3構成を取得するように構成される。
【0128】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、保存された構成から前記第3構成を取得するように構成され、前記第3構成は、前記第1端末機器によって以前に第1ネットワークから取得されたものである。
【0129】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、第1ネットワークから送信された専用シグナリングから第3構成を取得するように構成される。
【0130】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、第1ネットワークから送信されたシステムメッセージから第3構成を取得するように構成される。
【0131】
1つの可能な実施形態では、前記第3構成は、
サイドリンクリソースグラントの構成情報、サイドリンクベアラの構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
1つの可能な実施形態では、前記第2構成は、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第3構成は、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器から受信する受信方向を指す。
【0133】
1つの可能な実施形態では、前記構成リセット装置は、
前記第3構成を取得した後、前記第2構成及び前記第3構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第1ベアラ及び第2ベアラを確立するように構成される確立ユニット605をさらに備える。
【0134】
1つの可能な実施形態では、前記構成リセット装置は、
前記第2構成を取得した後、前記第2構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第1ベアラを確立し、前記第3構成を取得した後、前記第3構成に基づいて、前記第1端末機器と前記第2端末機器との間の第2ベアラを確立するように構成される確立ユニット605をさらに備える。
【0135】
1つの可能な実施形態では、前記第1ベアラは、第1方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第2ベアラは、第2方向におけるサイドリンク通信に使用され、前記第1方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器に送信する送信方向を指し、前記第2方向は、前記第2端末機器が前記第1端末機器から受信する受信方向を指す。
【0136】
1つの可能な実施形態では、前記受信ユニット602は、第2端末機器から送信されたPC5-RRCメッセージを受信するように構成され、前記PC5-RRCメッセージは、第2構成及び構成リセット指示情報を搬送する。
【0137】
当業者であれば、本願実施例における上記の構成リセット装置の関連する説明は、本願実施例における構成リセット方法の関連する説明を参照して理解できることを理解すべきである。
【0138】
図7は、本願実施例による構成リセット装置の構成を示す概略図2であり、前記構成リセット装置は第2端末機器に適用され、図7に示すように、前記構成リセット装置は、
第1構成を使用して第1端末機器とサイドリンク通信を行うように構成される通信ユニット701と、
第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信するように構成される送信ユニット702と、を備え、
前記構成リセット指示情報は、前記第1端末機器が前記第1構成を解放するように指示するために使用され、前記第2構成は、前記第1端末機器が前記第2端末機器とサイドリンク通信を行うために使用される。
【0139】
1つの可能な実施形態では、前記構成リセット装置は、
前記第2構成を取得するように構成される取得ユニット(未図示)と、
前記第1構成及び前記第2構成に基づいて、構成リセットを行うか否かを決定するように構成される決定ユニット(未図示)と、をさらに備え、
前記送信ユニット702は、構成リセットを行うと決定した場合、第2構成及び構成リセット指示情報を第1端末機器に送信するように構成される。
【0140】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、第2ネットワークから前記第2構成を取得するように構成される。
【0141】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、所定構成から前記第2構成を取得するように構成される。
【0142】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、保存された構成から前記第2構成を取得するように構成され、前記第2構成は、前記第2端末機器によって以前に第2ネットワークから取得されたものである。
【0143】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、第2ネットワークから送信された専用シグナリングから前記第2構成を取得するように構成される。
【0144】
1つの可能な実施形態では、前記取得ユニットは、第2ネットワークから送信されたシステムメッセージから前記第2構成を取得するように構成される。
【0145】
1つの可能な実施形態では、前記送信ユニット702は、PC5-RRCメッセージを第1端末機器に送信するように構成され、前記PC5-RRCメッセージは、第2構成及び構成リセット指示情報を搬送する。
【0146】
当業者であれば、本願実施例における上記の構成リセット装置の関連する説明は、本願実施例における構成リセット方法の関連する説明を参照して理解できることを理解すべきである。
【0147】
図8は、本願実施例による通信機器800の例示的な構造図である。当該通信機器は、端末機器又はネットワーク機器であり得る。図8に示す通信機器800は、プロセッサ810を備え、プロセッサ810は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0148】
任意選択的に、図8に示すように、通信機器800は、メモリ820をさらに備える。ここで、プロセッサ810は、メモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0149】
ここで、メモリ820は、プロセッサ810から独立した別個のデバイスであってもよく、又はプロセッサ810に統合されてもよい。
【0150】
任意選択的に、図8に示すように、通信機器800は、トランシーバ830をさらに含み得、プロセッサ810は、他の機器と通信するように当該トランシーバ830を制御することができ、具体的には、情報又はデータを他の機器に送信するか、又は他の機器によって送信される情報又はデータを受信することができる。
【0151】
ここで、トランシーバ830は、送信機及び受信機を含み得る。トランシーバ830は、1つ又は複数のアンテナをさらに含み得る。
【0152】
任意選択的に、当該通信機器800は、具体的には、本願実施例におけるネットワーク機器であってもよく、当該通信機器800は、本願実施例における各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0153】
任意選択的に、当該通信機器800は、具体的には、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器であってもよく、当該通信機器800は、本願実施例における各方法において、モバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0154】
図9は、本願実施例によるチップの例示的な構造図である。図9に示すチップ900は、プロセッサ910を備え、プロセッサ910は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0155】
任意選択的に、図9に示すように、チップ900は、メモリ920をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ910は、メモリ920からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0156】
ここで、メモリ920は、プロセッサ910から独立した別個のデバイスであってもよく、又はプロセッサ910に統合されてもよい。
【0157】
任意選択的に、当該チップ900は、入力インターフェース930をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ910は、他の機器又はチップと通信するように当該入力インターフェース930を制御することができ、具体的には、他の機器又はチップによって送信される情報又はデータを取得することができる。
【0158】
任意選択的に、当該チップ900は、出力インターフェース940をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ910は、他の機器又はチップと通信するように当該出力インターフェース940を制御することができ、具体的には、他の機器又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0159】
任意選択的に、当該チップは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用され得、当該チップは、本願実施例における各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0160】
任意選択的に、当該チップは、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器であってもよいし、当該チップは、本願実施例における各方法において、モバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0161】
本願実施例で言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれることもできることを理解されたい。
【0162】
図10は、本願実施例による通信システム1000の例示的なブロック図である。図10に示すように、当該通信システム1000は、端末機器1010及びネットワーク機器1020を含む。
【0163】
ここで、当該端末機器1010は、上記の方法において、端末機器によって実現される対応する機能を実現するように構成されてもよく、当該ネットワーク機器1020は、上記の方法において、ネットワーク機器よって実現される対応する機能を実現するように構成されてもよく、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0164】
本願実施例におけるプロセッサは、信号処理機能を備えた集積回路チップであり得ることを理解されたい。実現プロセスでは、上記の方法実施例の各ステップは、プロセッサ内のハードウェア形態の統合論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完了できる。上記のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポ―ネットなどであってもよく、本願実施例で開示される各方法、ステップ及び論理ブロックを実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は当該プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願実施例で開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されてもよいし、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなどの従来の記憶媒体に配置することができる。当該記憶媒体は、メモリに配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完成する。
【0165】
本願実施例のメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であり得る。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などが利用可能である。本明細書で説明されるシステム及び方法におけるメモリは、これら及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図していることを留意されたい。
【0166】
上記メモリは、例示的なものであるが限定的なものではない。例えば、本願実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよいことを理解されたい。つまり、本願実施例におけるメモリは、これら及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図している。
【0167】
本願実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0168】
任意選択的に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本願実施例におけるネットワー機器に適用されてもよく、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例における各方法においてネットワーク機器によって実施される対応するプロセスを実行させるように構成でき、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0169】
任意選択的に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例における各方法において、モバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0170】
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0171】
任意選択的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されてもよく、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願実施例の各方法におけるネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0172】
任意選択的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例における各方法においてモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0173】
本願実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0174】
任意選択的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されてもよく、当該コンピュータプログラムは、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願実施例における各方法においてネットワーク機器によって実施される対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0175】
任意選択的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、当該コンピュータプログラムは、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願実施例における各方法においてモバイル端末/端末機器によって実施される対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0176】
当業者なら、本明細書で開示される実施例を参照しながら説明された各例示のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現されてもよいことを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定の応用及び設計の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の用途に応じて異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0177】
当業者なら、説明の便宜及び簡潔のために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照できることを明確に理解することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0178】
本願で提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現できることを理解されたい。例えば、以上で説明された装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際の実現では、他の分割方法を採用することができ、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせたり、別のシステムに統合したり、又は一部の特徴を無視するか実行しないことができる。なお、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかの通信インターフェースを使用して実現することができ、装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態であり得る。
【0179】
前記個別のパーツとして説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示されるパーツは、物理ユニットである場合とそうでない場合があり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際の需要に応じて、その中のユニットの一部又は全部を選択して本実施形態における技術的解決策の目的を達成することができる。
【0180】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、又は各ユニットが物理的に別々に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0181】
前記機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質的な部分、即ち、従来技術に貢献のある部分、又は当該技術の解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、前記コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであり得る)に、本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0182】
上記の内容は、本願の特定の実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されない。本願で開示された技術的範囲内で、当業者が容易に想到し得る変形又は置換はすべて、本願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の保護範囲に従うものとする。
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図2-1】
図2-2】
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