(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-18
(45)【発行日】2025-02-27
(54)【発明の名称】チケット発券装置、チケット発券プログラム、及びチケット発券システム
(51)【国際特許分類】
G07B 1/00 20060101AFI20250219BHJP
G07C 15/00 20060101ALI20250219BHJP
【FI】
G07B1/00 E
G07C15/00 A
(21)【出願番号】P 2024050794
(22)【出願日】2024-03-27
【審査請求日】2024-08-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】内田 雅也
(72)【発明者】
【氏名】庄司 智美
(72)【発明者】
【氏名】岡部 憂樹
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 龍也
【審査官】永安 真
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-122264(JP,A)
【文献】特開2017-134707(JP,A)
【文献】特開平10-097658(JP,A)
【文献】特開2003-271776(JP,A)
【文献】特許第7408003(JP,B1)
【文献】特開2006-139355(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07B 1/00
G07C 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チケット発券装置であって、
本体部と、
前記本体部に設けられているチケット発券部と、
前記本体部に設けられ、第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能な登録部と、
前記本体部に設けられ、抽選処理を実行可能な抽選処理部と、
前記本体部に設けられている決済手段と、
前記本体部に設けられ、前記決済手段による決済前において、前記登録部で登録されている前記複数の商品情報を提示可能な提示部と、を備え、
前記チケット発券部は、
前記決済手段による決済を条件として実行された前記抽選処理部における前記抽選処理の結果、前記登録部で登録されている前記複数の商品情報の中から選択された
前記商品情報、及び等賞の少なくとも何れかを前記提示部にて提示した後に何れかの商品情報
、及び前記等賞のうち1つの商品が対応付けられている第1種類の等賞と複数の商品が対応付けられている第2種類の等賞との何れかの等賞をチケットに付して発券可能であ
って、
前記第2種類の等賞が選択されたこと、及び前記第2種類の等賞に対応付けられている複数の商品のうちから何れかの商品をユーザが選択したことを条件として、選択した商品の前記商品情報を付した前記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【請求項2】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
前記チケット発券部は、前記登録部で登録されている前記商品情報のみを付した前記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【請求項3】
請求項
1に記載のチケット発券装置であって、
前記チケット発券部は、前記抽選処理部による前記抽選処理の結果、選択された等賞を付した前記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【請求項4】
請求項
1に記載のチケット発券装置であって、
キャラクターシリーズ毎に複数の等賞情報を含み、
前記抽選処理部は、前記商品情報に対応付けられている等賞を選択する前記抽選処理を実行可能である、
チケット発券装置。
【請求項5】
請求項
1に記載のチケット発券装置であって、
前記抽選処理部は、前記第1種類のユーザによるキャラクターシリーズの選択後において、選択された前記キャラクターシリーズの中に含まれている何れかの商品情報を選択する前記抽選処理を実行可能である、
チケット発券装置。
【請求項6】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
前記登録部で登録されている前記複数の商品情報には、各々複数の等賞のうちの何れかの等賞が設定され、
前記チケット発券部は、前記複数の等賞のうちの何れか一つの等賞を付した前記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【請求項7】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
キャラクターシリーズ毎に前記複数の商品情報を含み、
前記登録部は、キャラクターシリーズ情報の登録により、当該キャラクターシリーズに含まれている前記複数の商品情報を登録可能である、
チケット発券装置。
【請求項8】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
前記本体部は、開閉可能な扉部を含み、
前記チケット発券部は、印刷部を含み、
前記印刷部は、前記扉部を開くことで、前記第1種類のユーザとは異なる第2種類のユーザがアクセス可能に構成されている、
チケット発券装置。
【請求項9】
請求項
8に記載のチケット発券装置であって、
前記印刷部は、前記扉部を開くことで、前記チケットを補充可能に構成されている、
チケット発券装置。
【請求項10】
請求項
8に記載のチケット発券装置であって、
前記登録部は、前記本体部の外表面に設けられ、前記第2種類のユーザが前記扉部を開くことなく、登録可能に構成されている、
チケット発券装置。
【請求項11】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
前記チケットは、実商品との引き換えが可能なものである、
チケット発券装置。
【請求項12】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
前記チケットは、紙媒体である、
チケット発券装置。
【請求項13】
請求項1に記載のチケット発券装置であって、
前記本体部には、前記チケットに付された前記商品情報に係る実商品の提供部は設けられていない、
チケット発券装置。
【請求項14】
本体部と、前記本体部に設けられているチケット発券部と、
抽選処理を実行可能な抽選処理部と、決済手段と、を備えるチケット発券装置のチケット発券プログラムであって、
第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能な登録部、
前記決済手段による決済前において、前記登録部で登録されている前記複数の商品情報を提示可能な提示部、
としてコンピュータを機能させ、
前記チケット発券部は、
前記決済手段による決済を条件として実行された前記抽選処理部における前記抽選処理の結果、前記登録部で登録されている前記複数の商品情報の中から選択された
前記商品情報、及び等賞の少なくとも何れかを前記提示部にて提示した後に何れかの商品情報
、及び前記等賞のうち1つの商品が対応付けられている第1種類の等賞と複数の商品が対応付けられている第2種類の等賞との何れかの等賞をチケットに付して発券可能であ
って、
前記第2種類の等賞が選択されたこと、及び前記第2種類の等賞に対応付けられている複数の商品のうちから何れかの商品をユーザが選択したことを条件として、選択した商品の前記商品情報を付した前記チケットを発券可能である、
チケット発券プログラム。
【請求項15】
請求項1から
13のいずれか1項に記載のチケット発券装置と、
前記チケット発券装置と通信可能なサーバと、
を備えるチケット発券システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チケット発券装置、チケット発券プログラム、及びチケット発券システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、消費者が楽しみながらキャンペーンに参加でき、商品のプロモーションを図りながらキャンペーン主催者の負担を軽減できる商品提供システムとして、オンラインによるくじ形式の商品提供システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品を提供するサービス提供者にとっては、提供する商品を効率よく管理できることが望ましく、この点についてはさらなる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、サービス提供者の利便性を向上させることが可能なチケット発券装置、チケット発券プログラム、及びチケット発券システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のチケット発券装置は、本体部と、本体部に設けられているチケット発券部と、本体部に設けられ、第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能な登録部と、を備え、チケット発券部は、登録部で登録されている複数の商品情報の中から選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券可能である。
【0007】
本発明の一態様のチケット発券プログラムは、本体部と、本体部に設けられているチケット発券部と、を備えるチケット発券装置のチケット発券プログラムであって、第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能な登録部、としてコンピュータを機能させ、チケット発券部は、登録部で登録されている複数の商品情報の中から選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券可能である。
【0008】
本発明の一態様のチケット発券システムは、上記のチケット発券装置と、チケット発券装置と通信可能なサーバと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サービス提供者の利便性を向上させることが可能なチケット発券装置、チケット発券プログラム、及びチケット発券システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態におけるチケット発券装置10の正面図である。
【
図2】チケット発券装置10の扉部10Bを開けた状態を示す側面図である。
【
図3】チケット発券装置10の機能構成例を示すブロック図である。
【
図4】チケット発券システム1の構成の一例を示す図である。
【
図5】チケット発券装置10のタッチパネルモニタ12に表示されるゲーム選択画面51の一例を示す図である。
【
図6】「TICKET」ボタン51Aが選択されたときに表示される商品選択画面52の一例を示す図である。
【
図7】「恐竜くじ」の選択肢52Aが選択されたときに表示される購入回数選択画面53の一例を示す図である。
【
図8】「OK」ボタン53Gがタップされたときに表示される決済画面54の一例を示す図である。
【
図9】購入したくじの決済が完了すると表示されるくじ画面55の一例を示す図である。
【
図10】アイテム確認タブ55Dがタップされたときに表示される在庫確認画面56の一例を示す図である。
【
図11】
図9のくじ画面55においてくじの選択肢55Bを選択したときに表示される商品獲得画面57の一例を示す図である。
【
図12】くじの選択肢55Bを選択したときに表示される別の商品獲得画面58を示す図である。
【
図13】購入した回数分のくじの選択が終了したときに表示されるレシート出力画面59の一例を示す図である。
【
図14】「SKILL」ボタン51Bが選択された場合において、くじの決済が完了したときに表示されるゲーム位置決定画面60の一例を示す図である。
【
図15】ゲーム画面の一例であるカウントアップ画面61を示す図である。
【
図16】ゲーム画面の別の一例である神経衰弱画面62を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一側面を表すチケット発券装置、チケット発券プログラム、及びチケット発券システムの態様について、図を参照して説明する。
図1は、実施形態におけるチケット発券装置10の正面図である。
図2は、チケット発券装置10の扉部10Bを開けた状態を示す側面図である。
【0012】
チケット発券装置10は、例えば箱型状に構成された本体部10Aと、本体部10Aの前面側に取り付けられて、本体部10Aに対して一側部を軸として開閉可能な扉部10Bと、を備える。また、チケット発券装置10は、本体部10Aに、本発明の「提示部」の一例であるタッチパネルモニタ12と、本発明の「チケット発券部」の一例であるサーマルプリンタ13と、本発明の「登録部」の一例であるコードスキャナ14と、スピーカー15と、本発明の「決済手段」の一例である決済端末16と、を備える。
【0013】
チケット発券装置10は、例えば顧客が引くくじに対して或いは顧客が行うゲームの結果に対して、抽選処理を実行し、所定の商品に引き換えることが可能なチケットを発券する装置である。所定の商品とは、特定のタイトルに属する複数の種別の商品である。特定のタイトルとは、例えば複数のキャラクターを含む「キャラクターシリーズ」などである。顧客は、予め用意された複数のキャラクターシリーズの中から任意のキャラクターシリーズを選択し、そのキャラクターシリーズに関連付けられた商品を、顧客が自ら行うくじ方式或いは自ら行うゲーム方式の抽選結果により獲得することが可能である。顧客は、本発明の「第1種類のユーザ」の一例である。
【0014】
図3は、チケット発券装置10の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、チケット発券装置10には、タッチパネルモニタ12、サーマルプリンタ13、コードスキャナ14、スピーカー15、決済端末16の他に、メイン基板11と、通信モジュール17と、が設けられている。タッチパネルモニタ12、サーマルプリンタ13、コードスキャナ14、スピーカー15、決済端末16、及び通信モジュール17は、メイン基板11に電気的に接続されている。メイン基板11は、本発明の「登録部」の一例である。また、メイン基板11は、本発明の「抽選処理部」の一例である。メイン基板11にはCPU(Central Processing Unit)が搭載されている。メイン基板11のCPUは、記憶部(図示省略)に記憶されているチケット発券プログラムに基づいて各部を制御することによりチケット発券等の各制御を行う。
【0015】
タッチパネルモニタ12は、顧客に提供することが可能な商品に関する商品情報を提示するモニタである。顧客に提供することが可能な商品とは、メイン基板11に登録されている商品である。タッチパネルモニタ12は、例えば顧客が決済端末16による決済を行う前の段階において、顧客に提供可能な複数の商品情報を提示可能である。また、タッチパネルモニタ12は、メイン基板11による抽選処理の結果において、選択された商品情報、及びその商品の等賞、の少なくとも何れかを顧客に対して提示可能である。
【0016】
サーマルプリンタ13は、メイン基板11で登録されている複数の商品情報の中から、抽選により選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券可能である。チケットは、紙媒体で構成されている。チケットは、実商品との引き換えが可能な例えば「レシート」である。また、サーマルプリンタ13は、メイン基板11で登録されている商品情報のみを付したチケットを発券可能であり、登録されていない商品についてはチケットを発券しない。
【0017】
また、サーマルプリンタ13は、メイン基板11における抽選処理の結果、選択された商品情報をチケットに付して発券可能である。また、サーマルプリンタ13は、メイン基板11による抽選処理の結果、選択された等賞をチケットに付して発券可能である。等賞は、1つの商品が対応付けられている第1種類の等賞と、複数の商品が対応付けられている第2種類の等賞とを含む。サーマルプリンタ13は、第1種類の等賞、及び第2種類の等賞のうち、何れかの等賞が付されたチケットを発券可能である。例えば、第1種類の等賞を「A賞」とすると、A賞に対しては、1商品が対応付けられている。また、第2種類の等賞を「G賞」とすると、G賞に対しては、ステッカー、マグネットなどの複数の商品が対応付けられていて、これらの複数の商品の中から顧客に選択させる。
【0018】
また、サーマルプリンタ13は、メイン基板11による抽選処理の結果、第2種類の等賞が選択されたこと、及び第2種類の等賞に対応付けられている複数の商品のうちから何れかの商品を顧客が選択したことを条件として、選択した商品の商品情報を付したチケットを発券可能である。
【0019】
また、サーマルプリンタ13は、決済端末16により決済が完了したことを条件としてチケットを発券可能である。また、サーマルプリンタ13は、メイン基板11による抽選処理の結果、選択された商品情報、及び等賞の少なくとも何れかをタッチパネルモニタ12に提示した後にチケットを発券可能である。
【0020】
メイン基板11で登録されている複数の商品情報には、それぞれ複数の等賞のうちの何れかの等賞が設定されている。サーマルプリンタ13は、複数の等賞のうちの何れか一つの等賞を付したチケットを発券可能である。
【0021】
サーマルプリンタ13は、紙媒体に商品情報等を印刷可能な印刷部を備える。サーマルプリンタ13は、本体部10Aの扉部10Bを手前に開くこと(
図2の状態)で、チケットの提供に係わる業者(顧客とは異なる)がアクセスできるように構成されている。また、サーマルプリンタ13の印刷部は、扉部10Bを開くことで、チケットの用紙を補充することができるように構成されている。業者は、本発明の「第2種類のユーザ」の一例である。
【0022】
コードスキャナ14は、顧客に提供可能な複数の商品情報を含むコードを読み取る。コードには、「複数の商品情報」をサーバから取得するための情報(要求先)が含まれている。「複数の商品情報」は、複数のキャラクターを含むキャラクターシリーズ情報のことである。サーバは、チケット発券装置10と通信可能な例えば外部のサーバ30(
図4で後述する)である。コードスキャナ14は、本体部10Aの外表面に設けられており、扉部10Bを開くことなく、業者が供給する補充商品に関するコードを読み取ることができるように構成されている。
【0023】
スピーカー15は、チケット発券装置10のチケット発券に関する情報を音声出力することが可能である。例えばチケット発券の操作に関する情報を顧客に対して音声案内することが可能である。具体的には、顧客が引くくじ或いは顧客が行うゲームに関する操作手順等を音声案内する。
【0024】
決済端末16は、例えばカードによる決済、コードによる決済が可能な端末である。なお、現金による決済が可能なように、例えばコインセレクタやキャッシュボックス等で構成されるコイン決済モジュールを設けてもよい。
【0025】
通信モジュール17は、商品情報の供給元である外部のサーバ30(
図4で後述する)と通信可能なモジュールである。通信モジュール17は、例えばLTE(Long Term Evolution)により通信可能なLTE端末である。
【0026】
メイン基板11は、顧客に提供可能な複数の商品情報を登録可能である。メイン基板11は、コードスキャナ14によって読み取られたコードで示されるキャラクターシリーズの全商品情報を登録可能である。キャラクターシリーズは、キャラクターシリーズ毎に顧客に提供可能な複数の商品情報(商品グループの情報ともいう)を含む。したがって、メイン基板11は、複数のコードを読み取ることにより、複数のキャラクターシリーズ分の商品情報群を登録することが可能である。メイン基板11は、コードスキャナ14と共に、キャラクターシリーズ情報を登録することにより、キャラクターシリーズに含まれている顧客に提供可能な複数の商品情報を登録可能である。
【0027】
メイン基板11は、顧客によるキャラクターシリーズの選択後において、選択されたキャラクターシリーズの中に含まれている何れかの商品情報を選択する抽選処理を実行可能である。例えば、メイン基板11は、商品情報に対応付けられている等賞を選択する抽選処理を実行可能である。また、メイン基板11は、決済端末16による決済を条件として、抽選処理を実行可能である。
【0028】
なお、チケット発券装置10には、チケットに付された商品情報に係る実商品を提供するための提供部は設けられていない。
【0029】
図4は、チケット発券システム1の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、チケット発券システム1は、チケット発券装置10と、チケット発券装置10と通信可能なサーバ30と、を備える。チケット発券装置10とサーバ30とは、ネットワーク20を介して接続可能である。
【0030】
チケット発券装置10は、ネットワーク20を介して、サーバ30から顧客に提供可能な複数の商品情報を取得する。サーバ30は、チケット発券装置との間で送受信する商品情報に基づいて、チケット発券装置毎の商品の売れ行きを管理することが可能なサーバである。なお、上述した説明では、メイン基板11が抽選処理を行う抽選処理部として機能するように構成されているが、これに限定されない。例えば、サーバ30が抽選処理部として機能するようにしてもよい。
【0031】
以下、チケット発券装置10によるチケットの発券動作について説明する。
【0032】
図5は、チケット発券装置10のタッチパネルモニタ12に表示されるゲーム選択画面51の一例を示す図である。チケットの発券を行う場合、タッチパネルモニタ12に表示されている例えば「発券開始ボタン」(図示省略)をタップするとゲーム選択画面51に遷移する。ゲーム選択画面51は、例えば「TICKET」ボタン51Aと、「SKILL」ボタン51Bと、を含む。「TICKET」ボタン51Aは、顧客によるゲームプレイ操作を要さない第1抽選形式のくじ(抽選)を行うためのボタンである。「SKILL」ボタン51Bは、顧客によるゲームプレイ操作を要する第2抽選形式のくじ(抽選)を行うためのボタンである。チケット発券装置10は、第1抽選形式と第2抽選形式との何れかの抽選形式で抽選を実行可能である。
【0033】
図6は、「TICKET」ボタン51Aが選択されたときに表示される商品選択画面52の一例を示す図である。商品選択画面52には、選択可能に準備されているTICKETくじの選択肢が表示される。
図6に示す商品選択画面52には、選択肢として「恐竜くじ」の選択肢52Aが表示されている。「恐竜くじ」の選択肢52Aには、タイトル(キャラクターシリーズ)を示す「恐竜くじ」と、そのタイトルに含まれる複数のキャラクターの商品情報が表示される。これらの複数のキャラクターは、メイン基板11に登録されている商品情報である。具体的には、「恐竜くじ」の選択肢52Aには、恐竜Aフィギュア、恐竜Bフィギュア、恐竜Cフィギュア、恐竜Dフィギュア、恐竜キーホルダー、恐竜アクリルスタンド、恐竜クリアファイル、恐竜Zフィギュアと、それらの商品に対応付けられている等賞(A賞~G賞、ラストワン賞)が表示されている。また、提供可能な商品の在庫がなくなった等賞には、例えば「SOLD OUT」ラベル52Bが表示される。また、例えばE賞の恐竜キーホルダーの「1/3」は、恐竜くじの中にE賞が3本含まれており、そのうちの1本が選択されているので2本が残っていることを示す。商品選択画面52には、キャラクターシリーズに含まれている商品の在庫の有無が表示される。
【0034】
選択可能なTICKETくじの選択肢は、「恐竜くじ」の選択肢52Aの他にも別のくじの選択肢52C,52Dなどが準備されている。これらの選択肢52C,52Dのくじを行いたい場合には、例えばスクロールボタン52Eをタップして左の選択肢52Cを商品選択画面52の中央に移動させるか、スクロールボタン52Fをタップして右の選択肢52Dを商品選択画面52の中央に移動させる。中央に表示されている選択肢をタップすることで、そのTICKETくじ(本例の場合では「恐竜くじ」)が選択されることになる。なお、各選択肢には、商品情報と等賞の他に、商品の画像を表示するようにしてもよい。
【0035】
図7は、「恐竜くじ」の選択肢52Aが選択されたときに表示される購入回数選択画面53の一例を示す図である。購入回数選択画面53には、恐竜くじを購入する回数の入力を促す「購入回数を入れてください。」のような入力メッセージ53Aが表示される。また、購入回数選択画面53には、恐竜くじを行うことが可能な残りのくじ数を示す「残りのくじ数」53Bが表示される。「12/20」の表示は、用意されていた20回のくじのうちの12回が残っていることを示す。また、購入回数選択画面53には、顧客が入力した購入回数(本例では5回)を示す「入力回数」53Cが表示される。入力回数は、増加ボタン53Dと減少ボタン53Eの操作で増減可能である。ただし、くじの購入回数(抽選回数)は、所定回数以下の範囲内で選択可能に制限されている。また、購入回数選択画面53には、購入のために必要となる代金(本例では50$)を示す「合計金額」53Fが表示される。また、購入回数選択画面53には、表示された内容を了承する「OK」ボタン53Gと、表示された内容を取り消す「CANCEL」ボタン53Hが表示される。
【0036】
図8は、「OK」ボタン53Gがタップされたときに表示される決済画面54の一例を示す図である。決済画面54には、恐竜くじ購入の決済を促す「内容を確認して決済をしてください。」のような決済メッセージ54Aが表示される。また、決済画面54には、顧客が購入した恐竜くじの回数(本例では5回)を示す「購入回数」54Bが表示される。また、決済画面54には、購入した恐竜くじの代金(本例では50$)を示す「合計金額」54Cが表示される。この決済画面54を表示すると、チケット発券装置10は、例えば決済端末16によるコード入力のタッチ決済を受け付ける。また、チケット発券装置10は、顧客が購入したくじ数に基づき実行される抽選回数に応じて決済を行うように構成されている。
【0037】
図9は、購入したくじの決済が完了すると表示されるくじ画面55の一例を示す図である。くじ画面55には、くじの選択を促す「好きなくじを選んでタップしてね!」のような選択メッセージ55Aが表示される。また、くじ画面55には、くじの選択肢55B(本例では20個)が表示される。また、このくじにおいて他人又は自分が選択済みのものには、そのくじ結果が表示される。例えば、本例の場合には、C賞が1個、D賞が1個、E賞が1個、F賞が2個、G賞が3個、の合計8個が選択済みであることが表示されている。これらの選択済みの選択肢55Bは選択することができない。したがって、顧客は残りの12個のくじの選択肢55Bの中からくじを選択可能である。
【0038】
一つのくじの選択肢55Bには、そのキャラクターシリーズに含まれている複数の商品の何れかが対応付けられている。チケット発券装置10は、選択されたキャラクターシリーズに含まれている何れかの商品情報を抽選で選択する。また、くじ画面55には、購入した回数分のくじを自動で一挙に選択することが可能な「Open all at once」ボタン55Cが表示される。このボタンをタップすると、顧客が購入したくじの残りの購入回数分だけランダムに自動選択される。また、くじ画面55には、顧客が行っているTICKETくじの在庫商品を確認するアイテム確認タブ55Dが表示される。
【0039】
図10は、アイテム確認タブ55Dがタップされたときに表示される在庫確認画面56の一例を示す図である。在庫確認画面56には、現在行っているくじにおいて、獲得できる商品(キャラクター)の種類と、残っている商品の個数と、を示す商品と在庫の一覧56Aが表示される。現在行っているくじは恐竜くじであるので、商品と在庫の一覧56Aは、
図6で示した「恐竜くじ」の選択肢52Aと同じ内容のものになる。なお、商品と在庫の一覧56Aは、例えば
図9に示すくじ画面55上に表示される。
【0040】
図11は、
図9のくじ画面55においてくじの選択肢55Bを選択したときに表示される商品獲得画面57の一例を示す図である。商品獲得画面57には、くじによって商品を獲得したことを通知する「GET!!」のような獲得メッセージ57Aが表示される。また、商品獲得画面57には、当たった等賞と商品とを通知する「D賞 恐竜Dフィギュア」のような獲得商品情報57Bが表示される。なお、商品獲得画面57には、等賞と商品名の他に、当たった商品の画像(恐竜Dフィギュア)を表示するようにしてもよい。
【0041】
図12は、くじの選択肢55Bを選択したときに表示される別の商品獲得画面58を示す図である。商品獲得画面58は、最後の選択肢55Bが選択されたときに追加で表示される商品獲得画面である。例えば上記のように、20回分のくじが用意されている恐竜くじにおいて、最後(20番目)のくじを購入して、その選択肢55Bを開いた(選択した)場合、20番目のくじの選択肢55Bに対して当たった等賞と商品とが
図11の商品獲得画面57と同様に通知された後、おまけの商品として用意されているラストワン賞の商品がその顧客に付与されることを通知するために商品獲得画面58が表示される。商品獲得画面58には、
図11の場合と同様に、くじによって商品を獲得したことを通知する「GET!!」のような獲得メッセージ58Aが表示される。また、商品獲得画面58には、当たった等賞と商品とを通知する「ラストワン賞 恐竜Zフィギュア」のような獲得商品情報58Bが表示される。なお、商品獲得画面58には、ラストワン賞と商品名の他に、当たった商品(恐竜Zフィギュア)の画像を表示するようにしてもよい。
【0042】
図13は、購入した回数分のくじの選択が終了したときに表示されるレシート出力画面59の一例を示す図である。レシート出力画面59には、獲得した商品が有ることを知らせる「獲得商品」のような獲得商品メッセージ59Aが表示される。レシート出力画面59には、当たった商品の一覧を示す商品表示欄59Bが含まれる。商品表示欄59Bには、顧客がくじで獲得した商品である、例えば「D賞 恐竜Dフィギュア」1個、「E賞 恐竜キーホルダー」1個、「G賞 恐竜クリアファイル」2個、「ラストワン賞 恐竜Zフィギュア」1個が表示される。また、レシート出力画面59には、レシートが印刷されることを通知する「レシートが印刷されます。商品交換店にレシートを持っていき、商品と交換してください。」のような印刷メッセージ59Cが表示される。レシートは、サーマルプリンタ13によって印刷される。レシートには、くじの抽選で選択された等賞が付される。本例では、獲得した各商品に対応する5枚のレシートが印刷される。なお、商品表示欄59Bには、各レシートと共に、当たった商品の各々の画像を表示するようにしてもよい。
【0043】
次に、
図5のゲーム選択画面51において「SKILL」ボタン51Bが選択された場合について以下に説明する。「SKILL」ボタン51Bが選択された場合も、「商品選択画面52」に遷移し、商品選択画面52で例えば「恐竜くじ」の選択肢52Aが選択された場合に「購入回数選択画面53」に遷移し、購入回数選択画面53で「OK」ボタン53Gがタップされた場合に「決済画面54」に遷移するまでの工程は、上記の「TICKET」ボタン51Aが選択された場合と同様である。
【0044】
図14は、「SKILL」ボタン51Bが選択された場合において、くじの決済が完了したときに表示されるゲーム位置決定画面60の一例を示す図である。ゲーム位置決定画面60には、ゲームプレイを行う際のゲーム画面を選択させる、例えば「ゲーム画面の配置を選択して「OK」ボタンを押してください。」のような案内メッセージ60Aが表示される。また、ゲーム位置決定画面60には、ゲーム画面の配置の選択肢60B,60Cが表示される。選択肢60Bは、上側にゲーム画面が表示され、下側に獲得アイテム画面が表示される画面配置である。選択肢60Cは、上側に獲得アイテム画面が表示され、下側にゲーム画面が表示される画面配置である。選択肢60Bは、例えば背の低い子供向けのゲーム画面である。また、ゲーム位置決定画面60には、ゲーム画面の配置を選択した後にタップして、ゲームプレイに進む「OK」ボタン60Dが表示される。
【0045】
図15は、ゲーム画面の一例であるカウントアップ画面61を示す図である。カウントアップ画面61には、ゲーム内容を説明する、例えば「1~9のボタンを1から順番にタップしてね!」のようなゲーム操作メッセージ61Aが表示される。また、カウントアップ画面61には、ゲームの制限時間を示す、例えば「残り~秒」のような残り時間61Bが表示される。カウントアップ画面61には、タップ操作を行うためのゲーム領域61Cが設けられている。また、カウントアップ画面61には、ゲームで獲得した商品情報を表示する商品表示欄61Dが設けられている。
【0046】
顧客がゲームをクリアすると、クリアするごとにそのゲームに対する抽選が行われ、その抽選で何れかの商品が選択される。抽選で商品が選択されると、例えば
図11に示す商品獲得画面57に遷移して、選択により獲得された商品の情報が表示される。1回のゲームが終了した後、購入したくじの回数が残っている場合には、次のゲーム(種別の異なる他のゲーム)の画面に遷移する。また、最後のゲームをクリアすると、商品獲得画面57に遷移した後、追加で
図12に示す商品獲得画面58に遷移する。そして、購入回数分のゲームが終了したら、
図13のレシート出力画面59に遷移する。
【0047】
図16は、ゲーム画面の別の一例である神経衰弱画面62を示す図である。神経衰弱画面62には、ゲーム内容を説明する、例えば「同じ絵柄のカードを選択してね!」のようなゲーム操作メッセージ62Aが表示される。また、神経衰弱画面62には、ゲームの制限時間を示す、例えば「残り~秒」のような残り時間62Bが表示される。また、神経衰弱画面62には、カードの選択操作を行うためのゲーム領域62Cが設けられている。また、神経衰弱画面62には、ゲームで獲得した商品情報を表示する商品表示欄62Dが設けられている。
【0048】
「SKILL」ボタン51Bが選択された場合、選択された抽選回数と同じ回数分のゲームを顧客がプレイできるように構成されている。また、予め用意された複数種類のゲームのうちの何れかのゲームが顧客に提示されるように構成されている。また、複数種類のゲームのうちの何れかのゲームが無作為に選択されて提示されるように構成されている。また、連続して同一種類のゲームが提示されないように構成されている。
【0049】
図5において第1抽選形式のくじ(抽選)を行う「TICKET」ボタン51Aが選択されてから、
図11において抽選により選択された商品情報が提示されるまでの時間を例えば時間T1とする。また、
図5において第2抽選形式のくじ(抽選)を行う「SKILL」ボタン51Bが選択されてから、
図11において抽選により選択された商品情報が提示されるまでの時間を例えば時間T2とする。この場合、時間T1と時間T2とを比較すると、顧客によるゲームプレイ操作を要する時間の分だけ、あるいは演出的な時間の分だけ、第1抽選方式を選択した場合の時間T1よりも第2抽選方式を選択した場合の時間T2の方が長くなるように構成されている。
【0050】
以上述べたように、本態様のチケット発券装置10は、コードスキャナ14で読み取ったコードに含まれる複数の商品情報をメイン基板11で登録し、登録した複数の商品情報の中から選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券することが可能である。これにより、チケットを発券する業者は、コードスキャナ14にコードを読み取らせるだけで、顧客に提供する商品情報をチケット発券装置10に容易に補充することができるので、サービス提供者の利便性が向上する。例えば、キャラクターシリーズ情報をコードと対応付けて登録することにより、そのキャラクターシリーズに含まれる複数のキャラクターを商品情報として登録することができるので、サービス提供者の利便性が向上する。
【0051】
また、チケット発券装置10は、コードスキャナ14が本体部10Aの外表面に設けられているので、業者が扉部10Bを開くことなくコードスキャナ14にコードを読み込ませることが可能である。このため、サービス提供者の利便性が向上する。
【0052】
また、チケット発券装置10は、顧客が決済端末16から決済を行ったことを条件として、登録されている商品情報の中から何れかの商品の抽選処理を行い、チケットを発券する。これにより、決済を済ました適切な顧客に対して、抽選で選択した商品の情報を付してチケットを発券することができるので、サービス提供者の利便性が向上する。
【0053】
また、チケット発券装置10は、決済端末16による決済前において、登録されている商品情報を顧客に提示し、顧客が行うくじに基づく抽選処理の結果、選択された商品情報及びその等賞を顧客に提示した後にチケットを発券する。これにより、チケット発券装置10におけるくじ購入から商品獲得までの工程を、くじを購入する顧客が容易に理解することができ、くじ購入に対する顧客の興味を高めることができる。
【0054】
また、チケット発券装置10は、サーマルプリンタ13の印刷部が扉部10Bを開くことで業者がアクセスできるように構成されているので、サービス提供者の利便性がよい。
【0055】
また、チケット発券装置10は、チケットを実商品と引き換え可能な紙媒体として顧客に発券し、本体部10Aにはチケットに付した商品情報に係る実商品の提供部は設けていない。このため、発券されたチケットを顧客が商品交換店に持っていき所定の商品と交換するので、サービス提供者の利便性が向上する。
【0056】
また、チケット発券システム1によれば、チケット発券装置10が、コードに含まれる複数の商品情報を、チケット発券装置10と通信可能なサーバ30から受信し、受信した商品情報を登録することが可能である。これにより、チケットを発券する業者は、チケット発券装置10に読み取らせたコードに基づいて、顧客に提供する商品情報を容易に補充することができるので、サービス提供者の利便性が向上する。
【0057】
以上のように、本明細書には以下の事項が記載されている。
【0058】
(1)
チケット発券装置であって、
本体部と、
上記本体部に設けられているチケット発券部と、
上記本体部に設けられ、第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能な登録部と、を備え、
上記チケット発券部は、上記登録部で登録されている上記複数の商品情報の中から選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券可能である、
チケット発券装置。
【0059】
(2)
(1)に記載のチケット発券装置であって、
上記チケット発券部は、上記登録部で登録されている上記商品情報のみを付した上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0060】
(3)
(1)又は(2)に記載のチケット発券装置であって、
上記本体部には、さらに抽選処理を実行可能な抽選処理部が設けられ、
上記チケット発券部は、上記抽選処理部における上記抽選処理の結果、選択された上記商品情報を上記チケットに付して発券可能である、
チケット発券装置。
【0061】
(4)
(3)に記載のチケット発券装置であって、
上記本体部には、さらに決済手段が設けられ、
上記抽選処理部は、上記決済手段による決済を条件として抽選処理を実行可能である、
チケット発券装置。
【0062】
(5)
(4)に記載のチケット発券装置であって、
上記チケット発券部は、上記決済手段による決済を条件として上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0063】
(6)
(4)又は(5)に記載のチケット発券装置であって、
上記本体部には、上記商品情報を提示可能な提示部が設けられ、
上記提示部は、上記決済手段による決済前において、上記登録部で登録されている上記複数の商品情報を提示可能である、
チケット発券装置。
【0064】
(7)
(6)に記載のチケット発券装置であって、
上記チケット発券部は、上記抽選処理部による上記抽選処理の結果、選択された上記商品情報、及び等賞の少なくとも何れかを上記提示部にて提示した後に上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0065】
(8)
(3)から(7)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記チケット発券部は、上記抽選処理部による上記抽選処理の結果、選択された等賞を付した上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0066】
(9)
(3)から(7)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
キャラクターシリーズ毎に複数の等賞情報を含み、
上記抽選処理部は、上記商品情報に対応付けられている等賞を選択する上記抽選処理を実行可能である、
チケット発券装置。
【0067】
(10)
(7)から(9)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記等賞は、1つの商品が対応付けられている第1種類の等賞と、複数の商品が対応付けられている第2種類の等賞とを含み、
上記チケット発券部は、上記第1種類の等賞、及び上記第2種類の等賞のうち、何れかの等賞が付された上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0068】
(11)
(10)に記載のチケット発券装置であって、
上記チケット発券部は、上記抽選処理部による上記抽選処理の結果、上記第2種類の等賞が選択されたこと、及び上記第2種類の等賞に対応付けられている複数の商品のうちから何れかの商品をユーザが選択したことを条件として、選択した商品の上記商品情報を付した上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0069】
(12)
(3)から(11)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記抽選処理部は、上記第1種類のユーザによるキャラクターシリーズの選択後において、選択された上記キャラクターシリーズの中に含まれている何れかの商品情報を選択する上記抽選処理を実行可能である、
チケット発券装置。
【0070】
(13)
(1)から(12)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記登録部で登録されている上記複数の商品情報には、各々複数の等賞のうちの何れかの等賞が設定され、
上記チケット発券部は、上記複数の等賞のうちの何れか一つの等賞を付した上記チケットを発券可能である、
チケット発券装置。
【0071】
(14)
(1)から(13)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
キャラクターシリーズ毎に上記複数の商品情報を含み、
上記登録部は、キャラクターシリーズ情報の登録により、そのキャラクターシリーズに含まれている上記複数の商品情報を登録可能である、
チケット発券装置。
【0072】
(15)
(1)から(14)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記本体部は、開閉可能な扉部を含み、
上記チケット発券部は、印刷部を含み、
上記印刷部は、上記扉部を開くことで、上記第1種類のユーザとは異なる第2種類のユーザがアクセス可能に構成されている、
チケット発券装置。
【0073】
(16)
(15)に記載のチケット発券装置であって、
上記印刷部は、上記扉部を開くことで、上記チケットを補充可能に構成されている、
チケット発券装置。
【0074】
(17)
(15)又は(16)に記載のチケット発券装置であって、
上記登録部は、上記本体部の外表面に設けられ、上記第2種類のユーザが上記扉部を開くことなく、登録可能に構成されている、
チケット発券装置。
【0075】
(18)
(1)から(17)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記チケットは、実商品との引き換えが可能なものである、
チケット発券装置。
【0076】
(19)
(1)から(18)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記チケットは、紙媒体である、
チケット発券装置。
【0077】
(20)
(1)から(19)のいずれか1つに記載のチケット発券装置であって、
上記本体部には、上記チケットに付された上記商品情報に係る実商品の提供部は設けられていない、
チケット発券装置。
【0078】
(21)
本体部と、上記本体部に設けられているチケット発券部と、を備えるチケット発券装置のチケット発券プログラムであって、
第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能な登録部、
としてコンピュータを機能させ、
上記チケット発券部は、上記登録部で登録されている上記複数の商品情報の中から選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券可能である、
チケット発券プログラム。
【0079】
(22)
(1)から(20)のいずれか1つに記載のチケット発券装置と、
上記チケット発券装置と通信可能なサーバと、
を備えるチケット発券システム。
【符号の説明】
【0080】
1 チケット発券システム
10 チケット発券装置
10A 本体部
10B 扉部
11 メイン基板
12 タッチパネルモニタ
13 サーマルプリンタ
14 コードスキャナ
15 スピーカー
16 決済端末
17 通信モジュール
20 ネットワーク
30 サーバ
51 ゲーム選択画面
51A,51B,53G,53H,55C,60D ボタン
52 商品選択画面
52A,52C,52D,55B,60B,60C 選択肢
52B ラベル
52D 選択肢52C
52E,52F スクロールボタン
53 購入回数選択画面
53A 入力メッセージ
53D 増加ボタン
53E 減少ボタン
54 決済画面
54A 決済メッセージ
55 画面
55A 選択メッセージ
55D アイテム確認タブ
56 在庫確認画面
56A 一覧
57,58 商品獲得画面
57A,58A 獲得メッセージ
57B,58B 獲得商品情報
59 レシート出力画面
59A 獲得商品メッセージ
59B,61D,62D 商品表示欄
59C 印刷メッセージ
60 ゲーム位置決定画面
60A 案内メッセージ
60C 選択肢60B
61 カウントアップ画面
61A,62A ゲーム操作メッセージ
61B,62B 時間
61C,62C ゲーム領域
62 神経衰弱画面
【要約】
【課題】サービス提供者の利便性を向上させること。
【解決手段】チケット発券装置10は、本体部10Aと、サーマルプリンタ13と、コードスキャナ14と、を備える。サーマルプリンタ13は、本体部10Aに設けられている。コードスキャナ14は、本体部10Aに設けられ、第1種類のユーザに提供可能な複数の商品情報を登録可能である。サーマルプリンタ13は、コードスキャナ14で登録されている複数の商品情報の中から選択された何れかの商品情報をチケットに付して発券可能である。
【選択図】
図1