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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-19
(45)【発行日】2025-02-28
(54)【発明の名称】カードトレイアセンブリと電子機器
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20250220BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20250220BHJP
   H01R 12/73 20110101ALI20250220BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20250220BHJP
   H05K 5/03 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
H01R13/52 302E
H04M1/02 C
H01R12/73
H05K5/02 L
H05K5/03 A
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023575587
(86)(22)【出願日】2022-06-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2022097063
(87)【国際公開番号】W WO2022257869
(87)【国際公開日】2022-12-15
【審査請求日】2023-12-07
(31)【優先権主張番号】202110641146.4
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】李 滿林
【審査官】山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-153573(JP,A)
【文献】中国実用新案第210670044(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第104638485(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0093057(US,A1)
【文献】特開2017-022104(JP,A)
【文献】特開2013-055660(JP,A)
【文献】中国実用新案第211320376(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/52
H04M 1/02
H01R 12/73
H05K 5/02
H05K 5/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードトレイアセンブリであって、
回路板と、カードトレイホルダーと、カードトレイと、防水カバーとを含み、
前記カードトレイホルダーは、前記回路板に接続され、前記カードトレイホルダーと前記回路板との間に、前記カードトレイを接続するための通路が形成され、
前記カードトレイは、前記通路内に設置され且つ前記通路に沿ってスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができ、
前記防水カバーは、前記回路板に接続され、且つ前記回路板との間に収容キャビティを形成し、前記収容キャビティは、前記通路と対向し、
ここで、前記カードトレイが前記取り付け状態にある場合に、前記カードトレイの底部は、前記収容キャビティ内に埋設されるように設けられる、カードトレイアセンブリ。
【請求項2】
前記防水カバーは、前記回路板と溶接される、請求項1に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項3】
前記防水カバーにスカートが設けられ、前記スカートは、前記回路板上に溶接される、請求項2に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項4】
前記防水カバーの端面は、前記回路板の端面と面一である、請求項3に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項5】
前記スカートの曲がり角にプロセス開口が設置される、請求項3に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項6】
前記回路板の端面は、前記防水カバーの端面の外に延びて、前記回路板の端面と前記防水カバーの端面との間に予め設定される距離がある、請求項2に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項7】
前記回路板は、プリント回路板とフレキシブル回路板とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のカードトレイアセンブリ。
【請求項8】
前記防水カバーの表面に防錆コーティングがさらに設置される、請求項1に記載のカードトレイアセンブリ
【請求項9】
電子機器であって、
ケースと、第一の防水部材と、請求項1から8のいずれか1項に記載のカードトレイアセンブリとを含み、
前記カードトレイアセンブリは、前記ケース内に設置され、
前記第一の防水部材は、前記カードトレイホルダーの両側に周設され、且つ前記防水カバーと接続され、前記第一の防水部材は、前記防水カバーと前記ケースとをシール接続し、及び前記回路板の一方側と前記ケースとをシール接続し、
前記ケースの側壁上に開口が設置され、前記カードトレイアセンブリのカードトレイの少なくとも一部は、前記開口内に埋設されるように設けられ、
前記回路板、前記防水カバー、前記第一の防水部材及び前記ケースの間に防水キャビティが形成され、前記カードトレイは、前記防水キャビティにおいてスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができる、電子機器。
【請求項10】
前記ケースの一部は、防水カバー内に伸び込み、且つ前記第一の防水部材を介して前記防水カバーと接続される、請求項9に記載の電子機器。
【請求項11】
前記電子機器は、第二の防水部材をさらに含み、前記第二の防水部材は、前記カードトレイの外に外嵌され、前記カードトレイが前記防水キャビティ内に挿入される場合に、前記第二の防水部材は、前記ケースの開口と当接する、請求項9に記載の電子機器。
【請求項12】
前記電子機器は、第三の防水部材をさらに含み、前記第三の防水部材は、前記回路板の他方側と前記ケースとの間に埋設されるように設けられる、請求項9に記載の電子機器。
【請求項13】
前記電子機器は、電池と電池緩衝クッションとをさらに含み、前記電池と前記電池緩衝クッションは、いずれも前記ケース内に設けられ、前記電池は、前記防水カバーの前記開口から離れる側に設置され、前記電池緩衝クッションは、前記防水カバーと前記電池との間に設置され得る、請求項9に記載の電子機器。
【請求項14】
前記電池緩衝クッションの材質は、フォームと、シリカゲルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項13に記載の電子機器。
【請求項15】
前記ケースは、相互接続された第一のケースと第二のケースとを含み、前記第一の防水部材の他方側は、前記第一のケースに密着し、
前記電子機器は、第四の防水部材をさらに含んでもよく、前記第四の防水部材は、前記第一のケースと前記第二のケースとの間に埋設されるように設けられる、請求項9に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年06月08日に中国特許庁で提案され、出願番号が202110641146.4であり、名称が「カードトレイアセンブリと電子機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、その内容のすべては、援用により本出願に取り込まれる。
本出願は、通信技術分野に属し、具体的にカードトレイアセンブリ及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴い、携帯電話、タブレットパソコンなどの電子機器の機能は、ますます豊かになる。電子機器におけるユーザ識別カード(Subscriber Identity Module、SIM)の数もそれに応じてますます多くなり、SIMカードの抜き差し操作もますます頻繁になる。しかしながら、SIMカードの抜き差し操作が徐々に頻繁になるのに伴い、SIMカードのカードトレイの防水問題も徐々に目立つようになる。
【0003】
従来の技術では、外部の水、汗などの液体がSIMカードのカードトレイホルダーから電子機器の内部に入ることを防止するために、カードトレイホルダーの奥側上に一般的には防水フォーム、及びこの防水フォームをストッパーするストッパー骨組が設置される。このように、カードトレイホルダーの長さが比較的長く、占有する空間が比較的大きくなりやすく、電子機器内部のデバイスレイアウトに影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願は、従来のカードトレイの間の長さが比較的長く、占有する空間が比較的大きいという問題を解決するためのカードトレイアセンブリ及び電子機器を提供することを意図とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0006】
第一の態様によれば、本出願は、カードトレイアセンブリを開示し、前記カードトレイアセンブリは、回路板と、カードトレイホルダーと、カードトレイと、防水カバーとを含み、
前記カードトレイホルダーは、前記回路板に接続され、前記カードトレイホルダーと前記回路板との間に、前記カードトレイを接続するための通路が形成され、
前記カードトレイは、前記通路内に設置され且つ前記通路に沿ってスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができ、
前記防水カバーは、前記回路板に接続され、且つ前記回路板との間に収容キャビティを形成し、前記収容キャビティは、前記通路と対向し、
ここで、前記カードトレイが前記取り付け状態にある場合に、前記カードトレイの底部は、前記収容キャビティ内に埋設されるように設けられる。
【0007】
第二の態様によれば、本出願は、電子機器をさらに開示し、前記電子機器は、ケースと、第一の防水部材と、上記カードトレイアセンブリとを含み、
前記カードトレイアセンブリは、前記ケース内に設置され、
前記第一の防水部材は、前記カードトレイホルダーの両側に周設され、且つ前記防水カバーと接続され、前記第一の防水部材は、前記防水カバーと前記ケースとをシール接続し、及び前記回路板の一方側と前記ケースとをシール接続し、
前記ケースの側壁上に開口が設置され、前記カードトレイアセンブリのカードトレイの少なくとも一部は、前記開口内に埋設されるように設けられ、
前記回路板、前記防水カバー、前記第一の防水部材及び前記ケースの間に防水キャビティが形成され、前記カードトレイは、前記防水キャビティにおいてスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができる。
【発明の効果】
【0008】
本出願の実施例では、前記カードトレイアセンブリの回路板上に防水カバーを接続することによって、前記防水カバーは、回路板との間に収容キャビティを形成することができ、カードトレイが取り付け状態にある場合に、前記カードトレイの底部は、前記収容キャビティ内に埋設されるように設けられることができ、前記防水カバーは、前記カードトレイの底部の外に嵌設されることができ、防水の役割を果たし、そして、防水効果が比較的良い。このように、カードトレイの底部に防水フォームとストッパー骨組をさらに余分に設置する操作を回避することができ、前記カードトレイアセンブリの長さと占有する空間を小さくし、前記電子機器内部のデバイスレイアウトに有利である。
【0009】
上記説明は、ただ本出願の技術案の概要であり、本出願の技術手段をより明瞭に理解するために、明細書の内容に従って実施することができ、且つ本出願の上記と他の目的、特徴と利点をより明らかで分かりやすくするために、以下は、特に本出願の具体的な実施の形態を挙げて説明する。
【0010】
本出願の実施例又は従来の技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下は、実施例又は従来の技術記述において使用される必要のある図面を簡単に紹介し、自明なことに、以下の記述における図面は、本出願のいくつかの実施例であり、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本出願の実施例の電子機器の構造概略図である。
図2図1に示す電子機器のA-A断面の構造概略図である。
図3図2に示す電子機器のB-B断面の構造概略図である。
図4図2に示す電子機器のC-C断面の構造概略図である。
図5図2に示す電子機器のD-D断面の構造概略図である。
図6】本出願の実施例に記載の電子機器内部の水入り経路概略図である。
図7】本出願の実施例のカードトレイアセンブリの構造概略図である。
図8】本出願の実施例の防水カバーの構造概略図である。
図9図8に示す防水カバーの別の角度の構造概略図である。
図10図8に示す防水カバーのまた別の角度の構造概略図である。
図11図10に記載の防水カバーのF-F断面の構造概略図である。
図12図10に示す防水カバーのG-G断面の構造概略図である。
図13図8に示す防水カバーを応用するカードトレイアセンブリの構造概略図である。
図14図13に示す防水カバーのH-H断面の構造概略図である。
図15図13に示す防水カバーのI-I断面の構造概略図である。
図16】本出願の実施例の別の防水カバーの構造概略図である。
図17図16に示す防水カバーのJ-J断面の構造概略図である。
図18図1に示す防水カバーのK-K断面の構造概略図である。
図19図16に示す防水カバーを応用するカードトレイアセンブリの構造概略図である。
図20図19に示すカードトレイアセンブリのL-L断面の構造概略図である。
図21図19に示すカードトレイアセンブリのM-M断面の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本出願の実施例の目的、技術案と利点をより明確にするために、以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0013】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」の特徴は、一つ又は複数のこの特徴を明示的又は非明示的に含む。本出願の記述において、特に断りのない限り、「複数」は、二つ以上を意味する。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0014】
本出願の記述において、理解すべきこととして、用語である「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などにより指示される方位又は位置関係は、図面に基づいて示される方位又は位置関係であり、本出願の記述の便宜上及び記述の簡略化のためのものに過ぎず、言及された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成して操作しなければならないことを指示又は暗示するものではないため、本出願に対する制限と理解されるべきではない。
【0015】
本出願の記述において、説明すべきこととして、特に明確に規定、限定されていない限り、用語である「取り付け」、「繋がり」、「接続」は、広義に理解されるべきであり、例えば固定的な接続であってもよく、取り外し可能な接続、又は一体的な接続であってもよく、機械的な接続であってもよく、電気的な接続であってもよく、直接的な繋がりであってもよく、中間媒体による間接的な繋がりであってもよく、二つの素子内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本出願における具体的な意味を理解することができる。
【0016】
本出願の実施例は、カードトレイアセンブリを提供し、前記カードトレイアセンブリは、具体的に電子機器に用いられることができ、前記電子機器は、携帯電話と、タブレットパソコンと、ウェアラブルデバイスとのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らず、本出願の実施例は、前記電子機器の具体的なタイプに対して限定しなくてもよい。
【0017】
図1を参照すると、図1は、本出願の実施例の電子機器の構造概略図を示し、図2を参照すると、図2は、図1に示す電子機器のA-A断面の構造概略図を示し、図3を参照すると、図3は、図2に示す電子機器のB-B断面の構造概略図を示し、図4を参照すると、図4は、図2に示す電子機器のC-C断面の構造概略図を示し、図5を参照すると、図5は、図2に示す電子機器のD-D断面の構造概略図を示し、図6を参照すると、図6は、本出願の実施例に記載の電子機器内部の水入り経路概略図を示す。
【0018】
図1から図5に示すように、前記電子機器は、具体的にケース14と、第一の防水部材15と、カードトレイアセンブリとを含んでもよい。
【0019】
前記カードトレイアセンブリは、ケース14内に設置され、前記カードトレイアセンブリのカードトレイホルダー11、カードトレイ12及び防水カバー13は、いずれも回路板10の同一側に接続され、
第一の防水部材15は、カードトレイホルダー11の両側に周設され、且つ防水カバー13と接続され、第一の防水部材15の一方側は、防水カバー13とケース14とをシール接続し、及び回路板10の一方側とケース14とをシール接続し、
ケース14の側壁上に開口143が設置され、前記カードトレイアセンブリのカードトレイ12の少なくとも一部は、開口143内に埋設されるように設けられ、
回路板10、防水カバー13、第一の防水部材15及びケース14の間に防水キャビティSが形成され、カードトレイ12は、防水キャビティSにおいてスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができる。
【0020】
本出願の実施例では、回路板10、防水カバー13、第一の防水部材15及びケース14の間は、防水キャビティSを形成することができるため、カードトレイ12は、防水キャビティSにおいてスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができ、カードトレイ12が取り付け状態にある場合に、カードトレイ12の底部は、防水カバー13と回路板10により形成された収容キャビティ内に埋設されるように設けられることができ、防水カバー13は、カードトレイ12の底部の外に嵌設されることができ、防水の役割を果たし、そして、防水効果が比較的良い。このように、カードトレイ12の底部に防水フォームとストッパー骨組をさらに余分に設置する操作を回避することができ、前記カードトレイアセンブリの長さと占有する空間を小さくし、前記電子機器内部のデバイスレイアウトに有利である。
【0021】
選択的に、前記電子機器は、第二の防水部材16をさらに含んでもよく、第二の防水部材16は、カードトレイ12の外に外嵌されることができ、カードトレイ12が防水キャビティS内に挿入される場合に、第二の防水部材16は、ケース14の開口143と当接できる。第二の防水部材16がケース14の開口143とカードトレイ12との間に埋設されるように設けられるため、第二の防水部材16は、カードトレイ12とケース14の開口143との間の防水を実現するために用いられることができ、カードトレイ12の抜き差し過程において、第二の防水部材16は、外部の水、汗などの液体がカードトレイ12とケース14の開口143との間のスリットから前記電子機器の内部に入ることを回避することができ、前記電子機器の一段階目の防水を実現する。
【0022】
図6に示すように、カードトレイ12の抜き差し過程において、外部の水、汗などの液体は、図における矢印に示す方向に従ってカードトレイ12とケース14の開口143との間のスリットから前記電子機器の内部に入ることができる。回路板10、防水カバー13、第一の防水部材15及びケース14の間は、防水キャビティSを形成することができるため、カードトレイ12の底部は、防水カバー13と回路板10により形成された収容キャビティ内に埋設されるように設けられることができ、防水カバー13は、防水キャビティS内の液体が前記電子機器の電池19までさらに奥へ流れて至ることを防止するために用いられることができ、電池19に水が入って短絡する故障の発生を回避し、前記電子機器の二段階目の防水を実現する。
【0023】
図2に示すように、カードトレイ12が取り付け状態にある場合に、カードトレイ12の底部と防水カバー13との間のピッチは、比較的小さく、カードトレイ12の底部から電池19までの距離は、それに応じて比較的小さく、このように、カードトレイアセンブリ全体の図2に示す鉛直方向上の長さを減少させ、前記カードトレイアセンブリにより占有される電子機器内部の空間を小さくすることができ、前記電子機器内部のデバイスレイアウトに有利である。
【0024】
実際の応用において、前記電子機器は、電池緩衝クッション20をさらに含んでもよく、電池19と電池緩衝クッション20は、いずれもケース14内に設けられ、電池19は、防水カバー13の開口143から離れる側に設置され、電池緩衝クッション20は、防水カバー13と電池19との間に設置されることができ、電池緩衝クッション20は、防水カバー13と電池19との間の剛性接続が電池19を損害することを回避し、電池19の耐用年数を延長させるために用いられることができる。
【0025】
例示的に、電池緩衝クッション20は、フォーム、シリカゲルなどのフレキシブル材料で製造されてもよく、本出願の実施例は、電池緩衝クッション20の具体的な材質に対して限定しなくてもよい。
【0026】
図6に示すように、ケース14の一部は、防水カバー13内に伸び込み、且つ第一の防水部材15を介して防水カバー13と接続されて、ケース14と防水カバー13との間のシール接続をより良く実現する。このように、防水キャビティS内に液体が入る場合でも、この液体は、ケース14に沿って防水カバー13の内部に流れ込むにほかならず、このように、この液体が前記電子機器内部の電池19側へ流れ続けることを回避することができる。防水カバー13は、前記電子機器の二次防水を実現するために用いられることができ、前記電子機器の防水性能をさらに高める。
【0027】
図3に示すように、前記電子機器は、第三の防水部材17をさらに含んでもよく、第三の防水部材17は、回路板10の他方側とケース14との間に埋設されるように設けられることができる。第三の防水部材17は、外部の液体が回路板10の他方側とケース14との間のスリットから前記電子機器の内部に入ることを防止するために用いられることができ、この液体が回路板10の他方側の機能デバイスと前記電子機器内部のデバイスを損害することを回避し、前記電子機器の防水性能をさらに高める。
【0028】
本出願の一つの選択的な実施例では、ケース14は、相互接続された第一のケース141と第二のケース142とを含んでもよく、第一の防水部材15の他方側は、第一のケース141に密着し、前記電子機器は、第四の防水部材18をさらに含んでもよく、第四の防水部材18は、第一のケース141と第二のケース142との間に埋設されるように設けられることができ、第四の防水部材18は、外部の液体が第一のケース141と第二のケース142との間の隙間から前記電子機器の内部に入ることを防止するために用いられることができ、この液体が前記電子機器内部のデバイスを損害することを回避し、前記電子機器の防水性能をさらに高める。
【0029】
実際の応用において、ケース14を相互接続できる第一のケース141と第二のケース142に分割することで、ケース14の加工を容易にするだけでなく、さらに前記カードトレイアセンブリの各部材、電池19などをケース14の内部に組み立てることを容易にすることもできる。
【0030】
例示的に、第一の防水部材15、第二の防水部材16、第三の防水部材17及び第四の防水部材18は、防水フォーム、防水シリカゲルなどの防水性能を有し且つフレキシブル変形特徴を備える防水材料で製造されてもよく、本出願の実施例は、第一の防水部材15、第二の防水部材16、第三の防水部材17及び第四の防水部材18の具体的な材質に対して限定しなくてもよい。
【0031】
本出願の実施例では、防水カバー13は、鉄、鋼などの金属で製造されてもよく、防水カバー13の表面に防錆コーティングがさらに設置されてもよい。防水カバー13は、溶接のプロセスで回路板10上に接続されてもよく、防水カバー13と回路板10との間に、溶接継目101が形成されてもよい。例示的に、溶接継目101は、隅肉溶接継目、スポット溶接継目などであってもよく、本出願の実施例は、溶接継目101の具体的なタイプに対して限定しなくてもよい。
【0032】
説明すべきこととして、本出願の実施例の図面において、カードトレイ12が第一のカードトレイ121と第二のカードトレイ122とを含む場合、即ちカードトレイ12が二つのSIMカードを収容するために用いられる場合のみを示す。実際の応用において、カードトレイ12は、さらに他の数のSIMカードを収容するために用いられるように設計されてもよい。カードトレイ12が収容できるSIMカードの数は、さらに1つ、3つ又は5つなどであってもよく、本出願の実施例は、カードトレイ12に収容可能なSIMカードの数に対して具体的に限定しない。
【0033】
以上をまとめると、本出願の実施例に記載の電子機器は、以下のような利点を少なくとも含んでもよい。
【0034】
本出願の実施例では、回路板、防水カバー、第一の防水部材及びケースの間は、防水キャビティを形成することができるため、前記カードトレイは、前記防水キャビティにおいてスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができ、前記カードトレイが取り付け状態にある場合に、前記カードトレイの底部は、前記防水カバーと前記回路板により形成された収容キャビティ内に埋設されるように設けられることができ、前記防水カバーは、前記カードトレイの底部の外に嵌設されることができ、防水の役割を果たし、そして、防水効果が比較的良い。このように、前記カードトレイの底部に防水フォームとストッパー骨組をさらに余分に設置する操作を回避することができ、前記カードトレイアセンブリの長さと占有する空間を小さくし、前記電子機器内部のデバイスレイアウトに有利である。
【0035】
図7を参照すると、本出願の実施例のカードトレイアセンブリの構造概略図を示し、図7に示すように、前記カードトレイアセンブリは、具体的に回路板10と、カードトレイホルダー11と、カードトレイ12と、防水カバー13とを含んでもよく、カードトレイホルダー11は、回路板10に接続され、カードトレイホルダー11と回路板10との間に、カードトレイ12を接続するための通路が形成され、カードトレイ12は、前記通路内に設置され且つ前記通路に沿ってスライドすることで、イジェクト状態と取り付け状態との間で切り替えることができ、防水カバー13は、回路板10に接続され、且つ回路板10との間に収容キャビティを形成し、前記収容キャビティは、前記通路と対向し、ここで、カードトレイ12が前記取り付け状態にある場合に、前記カードトレイ12の底部は、前記収容キャビティ内に埋設されるように設けられる。
【0036】
本出願の実施例では、前記カードトレイアセンブリの回路板10上に防水カバー13を接続することによって、防水カバー13は、回路板10との間に収容キャビティS1を形成することができ、カードトレイ12が取り付け状態にある場合に、カードトレイ12の底部は、収容キャビティS1内に埋設されるように設けられることができ、防水カバー13は、カードトレイ12の底部の外に嵌設されることができ、防水の役割を果たし、そして、防水効果が比較的良い。このように、カードトレイ12の底部に防水フォームとストッパー骨組をさらに余分に設置する操作を回避することができ、前記カードトレイアセンブリの長さと占有する空間を小さくし、前記電子機器内部のデバイスレイアウトに有利である。
【0037】
具体的には、回路板10は、プリント回路板又はフレキシブル回路板であってもよく、本出願の実施例は、回路板10の具体的なタイプに対して限定しなくてもよい。カードトレイホルダー11は、溶接又は接着の方式で回路板10に接続されてもよい。カードトレイホルダー11は、カードトレイ12のスライドを支持して、カードトレイ12の抜き差しを実現するために用いられることができる。
【0038】
選択的に、防水カバー13は、鉄、鋼などの金属で製造されてもよく、防水カバー13の表面に防錆コーティングがさらに設置されてもよい。防水カバー13は、溶接のプロセスで回路板10上に接続されてもよく、それによって防水カバー13を回路板10に接続し、防水カバー13と回路板10に、溶接継目101が形成されてもよい。例示的に、溶接継目101は、隅肉溶接継目、スポット溶接継目などであってもよく、本出願の実施例は、溶接継目101の具体的なタイプに対して限定しなくてもよい。
【0039】
図7に示すように、前記カードトレイアセンブリを前記電子機器に組み立てる前に、先ず第一の防水部材15を前記カードトレイアセンブリ上に密着させてもよい。具体的には、第一の防水部材15は、それぞれカードトレイホルダー11の両側の回路板10上に密着してもよく、及び、防水カバー13上に密着してもよく、それによって第一の防水部材15は、防水カバー13とケース14を十分にシール接続し、及び、回路板10とケース14とをシール接続することができる。
【0040】
図8を参照すると、図8は、本出願の実施例の防水カバーの構造概略図を示し、図9を参照すると、図9は、図8に示す防水カバーの別の角度の構造概略図を示し、図10を参照すると、図10は、図8に示す防水カバーのまた別の角度の構造概略図を示し、図11を参照すると、図11は、図10に記載の防水カバーのF-F断面の構造概略図を示し、図12を参照すると、図12は、図10に示す防水カバーのG-G断面の構造概略図を示し、図13を参照すると、図13は、図8に示す防水カバーを応用するカードトレイアセンブリの構造概略図を示し、図14を参照すると、図14は、図13に示す防水カバーのH-H断面の構造概略図を示し、図15を参照すると、図15は、図13に示す防水カバーのI-I断面の構造概略図を示す。
【0041】
図8から図15に示すように、防水カバー13にスカート131が設けられ、スカート131は、回路板10上に溶接するために用いられることができる。実際の応用において、防水カバー13上にスカート131を設置し、且つスカート131を回路板10上に溶接することによって、防水カバー13と回路板10との接触面積を増大させることができ、さらに、防水カバー13と回路板10との間の溶接信頼性を向上させることができる。
【0042】
図8に示すように、防水カバー13は、カバープレート133を含んでもよく、カバープレート133の三つの側に側壁135が設置されてもよく、側壁135のカバープレート133から離れる側を回路板10上に溶接することによって、カバープレート133、側壁135と回路板10の間に収容キャビティS1を形成することができ、収容キャビティS1の開口側は、カードトレイ12がスライドする通路と対向してもよく、それによってカードトレイ12の底部が収容キャビティS1を出入りすることを容易にする。
【0043】
本出願の実施例では、さらに防水カバー13の側壁135のカバープレート133から離れる側にスカート131を設置してもよく、それによって防水カバー13と回路板10との間の接触面積を増大させる。具体的な応用において、スカート131は、折り曲げ又はプレス成形のプロセスで防水カバー13と一体成形してもよく、それによってスカート131を余分に加工するプロセスを回避し、防水カバー13の加工効率を向上させる。
【0044】
選択的に、スカート131の曲がり角にプロセス開口132が設置され、プロセス開口132は、内へ凹む形状に設計されてもよい。具体的な応用において、防水カバーの材料に対して材料削減処理を行ってプロセス開口132を形成することができる。プロセス開口13は、スカート131の曲がり角位置に設置され、引っ張り過程においてしわになり、凸凹になるという問題を防止する役割を果たすことができる。スカート131を回路板10に溶接する過程において、プロセス開口132は、はんだペーストにより満たされることができ、このように、防水カバー13に漏液が発生するという問題を防止することができる。
【0045】
図15に示すように、防水カバー13の端面は、回路板10の端面と面一であってもよく、防水カバー13の端部の外側壁と回路板10の端面との間の第一の隙間L1を最小にすることができる。このように、前記カードトレイアセンブリの長さをできるだけ小さくし、前記カードトレイアセンブリにより占有される空間を小さくすることができ、前記電子機器内部のデバイスのレイアウトに有利である。
【0046】
図15に示すように、防水カバー13の端部のスカート131は、溶接継目101を介して回路板10上に溶接されることができる。溶接継目101のはんだペーストは、非常に良い密閉シール、連結固定の役割を果たすことができ、防水カバー13と回路板10を一つの全体に形成することで、防水カバー13と回路板10との間の収容キャビティの開口以外の完全シール性を保証する。
【0047】
図16を参照すると、図16は、本出願の実施例の別の防水カバーの構造概略図を示し、図17を参照すると、図17は、図16に示す防水カバーのJ-J断面の構造概略図を示し、図18を参照すると、図18は、図1に示す防水カバーのK-K断面の構造概略図を示し、図19を参照すると、図19は、図16に示す防水カバーを応用するカードトレイアセンブリの構造概略図を示し、図20を参照すると、図20は、図19に示すカードトレイアセンブリのL-L断面の構造概略図を示し、図21を参照すると、図21は、図19に示すカードトレイアセンブリのM-M断面の構造概略図を示す。
【0048】
具体的には、図16から図21に示す防水カバー13において、前述実施例に記載の防水カバー13と比べ、スカートの設計が取り消された。そして、図16から図21に示す防水カバー13は、カバープレート133と側壁135のみを含み、側壁135のカバープレート133から離れる側は、回路板10上に直接に溶接される。本出願の実施例では、スカートの設置が取り消されたため、前記カードトレイアセンブリの高さを比較的低くすることができるため、前記カードトレイアセンブリは、高さが比較的低い応用シナリオに適用できる。
【0049】
図20に示すように、防水カバー13の側壁135は、溶接継目101を介して回路板10上に溶接されることができる。溶接継目101のはんだペーストは、非常に良い密閉シール、連結固定の役割を果たすことができ、防水カバー13と回路板10を一つの全体に形成し、防水カバー13と回路板10との間の収容キャビティの開口以外の完全シール性を保証する。そして、防水カバー13の側壁135と回路板10との接触面積が比較的小さいため、防水カバー13と回路板10との間の溶接信頼性を向上させるために、防水カバー13の側壁135の内外両側にいずれも溶接継目101が設置されることができる。
【0050】
図21に示すように、回路板10の端面は、防水カバー13の端面の外に延びてもよく、それによって回路板10の端面と防水カバー13の端面との間に予め設定される距離があり、溶接継目101の配置を容易にする。
【0051】
21に示すように、防水カバー13の側壁135の厚さは、側壁厚さL2で表されることができ、溶接継目101の幅は、溶接継目の幅L3で表されることができ、溶接継目101のエッジと回路板10の端面との間の距離は、第二の隙間L4で表されることができる。

【0052】
実際の応用において、側壁厚さL2が比較的小さいため、側壁135と回路板10との接触面積は、比較的小さく、防水カバー13と回路板10との間の溶接信頼性を向上させるために、防水カバー13の側壁135の内外両側にいずれも溶接継目の幅がL3である溶接継目101を設置する必要がある。また、回路板10の剪断過程において溶接継目101を配置するためのパッドを切ることを防止するために、溶接継目101と回路板10の端面との間に一定幅の安全隙間L4を残す必要がある。
【0053】
以上をまとめると、本出願の実施例に記載のカードトレイアセンブリは、以下のような利点を少なくとも含んでもよい。
【0054】
本出願の実施例では、前記カードトレイアセンブリの回路板上に防水カバーを接続することによって、前記防水カバーは、回路板との間に収容キャビティを形成することができ、カードトレイが取り付け状態にある場合に、前記カードトレイの底部は、前記収容キャビティ内に埋設されるように設けられることができ、前記防水カバーは、前記カードトレイの底部の外に嵌設されることができ、防水の役割を果たし、そして、防水効果が比較的良い。このように、カードトレイの底部に防水フォームとストッパー骨組をさらに余分に設置する操作を回避することができ、前記カードトレイアセンブリの長さと占有する空間を小さくし、前記電子機器内部のデバイスレイアウトに有利である。
【0055】
以上に記述された装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、ここで、前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよく、又は分離されなくてもよく、ユニットとして表示された部材は、物理的ユニットであってもよく、又はそうではなくてもよく、一つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又はすべてのモジュールを選択して本実施例の方案の目的を実現することができる。当業者が創造的な労力を払わない場合に、理解且つ実施することができる。
【0056】
本明細書に言及された「一つの実施例」、「実施例」又は「一つ又は複数の実施例」は、実施例を結び付けて記述された特定の特徴、構造又は特性が本出願の少なくとも一つの実施例に含まれることを意味する。なお、注意すべきこととして、ここで「一つの実施例では」の言葉の例は、必ずしもいずれも同一の実施例を指すことではない。
【0057】
ここで提供された明細書において、大量の具体的な詳細を説明する。しかしながら、理解できるように、本出願の実施例は、これらの具体的な詳細がない場合に実践されることができる。いくつかの実施例では、公知の方法、構造と技術を詳細に示さないことで、本明細書への理解を曖昧にしない。
【0058】
請求項では、括弧の間に位置する任意の参照符号で請求項への限定を構成すべきではない。単語である「包含」は、請求項に列挙されていない素子又はステップの存在を排除するものではない。素子の前に位置する単語である「一」又は「一つ」は、このような素子が複数あることを排除するものではない。本出願は、いくつかの異なる素子が含まれるハードウェア及び適切にプログラミングされたコンピュータに頼って実現することができる。いくつかの装置が列挙されたユニット請求項では、これらの装置のうちのいくつかは、同一のハードウェア項によって具体的に体現されることができる。単語の第一、第二、及び第三などの使用は、任意の順序を表すものではない。これらの単語を名称として解釈することができる。
【0059】
最後に説明すべきこととして、以上の実施例は、本出願の技術案を説明するためのものに過ぎず、それを限定するものではない。前述実施例を参照しながら、本出願について詳細に説明したが、当業者は、依然として前述各実施例に記載された技術案に対して修正したり、そのうちの一部の技術的特徴に対して同等の置き換えを行ったりすることができることを理解するであろう。これらの修正又は置き換えは、該当する技術案の本質を本出願の各実施例の技術案の精神と範囲から逸脱するものではない。
【符号の説明】
【0060】
10-回路板、101-溶接継目、11-カードトレイホルダー、12-カードトレイ、121-第一のカードトレイ、122-第二のカードトレイ、13-防水カバー、131-スカート、132-プロセス開口、133-カバープレート、134-材料連通口、135-側壁、14-ケース、141-第一のケース、142-第二のケース、143-開口、15-第一の防水部材、16-第二の防水部材、17-第三の防水部材、18-第四の防水部材、19-電池、20-電池緩衝クッション、S-防水キャビティ、L1-第一の隙間、L2-側壁厚さ、L3-溶接継目の幅、L4-第二の隙間、S1-収容キャビティ。
図1
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