(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-25
(45)【発行日】2025-03-05
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/00 20060101AFI20250226BHJP
【FI】
G08G1/00 D
(21)【出願番号】P 2023505000
(86)(22)【出願日】2021-03-10
(86)【国際出願番号】 JP2021009689
(87)【国際公開番号】W WO2022190302
(87)【国際公開日】2022-09-15
【審査請求日】2023-08-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 哲郎
(72)【発明者】
【氏名】網中 洋明
(72)【発明者】
【氏名】尾形 一気
(72)【発明者】
【氏名】柳澤 慶
(72)【発明者】
【氏名】小林 航生
【審査官】櫻田 正紀
(56)【参考文献】
【文献】特許第6833258(JP,B1)
【文献】特開2020-201791(JP,A)
【文献】特開2009-104579(JP,A)
【文献】特開2017-010279(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107067718(CN,A)
【文献】特開2021-039485(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00 - 99/00
G06Q 40/00 - 40/12
G06Q 20/00 - 20/42
G06Q 50/10
B60R 21/00 - 21/0136
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有し、
前記取得手段は、
前記センサに対応付けて設置される基地局を介して送信された、前記センサに基づく情報を取得する
、
情報処理装置。
【請求項2】
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有し、
前記生成手段は、
車両が進行方向を変更する際の交通事故である場合、前記車両の死角の位置の物体に関する情報が前記車両に通知されていたか否かを示す情報を、前記事故状況を示す情報に含める
、
情報処理装置。
【請求項3】
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有し、
前記生成手段は、
車両と歩行者との交通事故である場合、前記センサに対応付けて設置される基地局に在圏している端末の数を示す情報を、前記事故状況を示す情報に含める
、
情報処理装置。
【請求項4】
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有し、
前記生成手段は、
第1交通信号機が赤信号である際に車両が交差点に進入していた場合、前記第1交通信号機に関連付けられた第2交通信号機に対応付けられたセンサの情報に基づいて、前記事故状況を示す情報を生成する
、
情報処理装置。
【請求項5】
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有し、
前記生成手段は、
自動運転中の車両での交通事故である場合、当該車両の自動運転用のプログラムのバージョンを示す情報を、前記事故状況を示す情報に含める
、
情報処理装置。
【請求項6】
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有し、
前記生成手段は、
自動運転が可能な車両での交通事故である場合、当該車両が交通事故の際に自動運転であったか否かを示す情報、及び当該車両がユーザに介入を要求した時刻に関する情報の少なくとも一方を、前記事故状況を示す情報に含める
、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置が、
各手段による処理を実行する、
情報処理方法。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置、基地局、保険事業者装置を含む情報処理システムであって、
前記基地局は、道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を送信
する、
情報処理システム。
【請求項9】
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置の
各手段による処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、交通事故の種類、車両の損傷度、及び乗員の負傷度等の情報を保険会社に提供する技術が開示されている。特許文献1には、車両の車外カメラで撮像された走行画像に基づいて、接触事故及び正面衝突事故等の交通事故の種類を分析することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、例えば、保険事業者に提供される交通事故に関する情報が十分ではない場合があるという問題点があった。その理由は、車両の車外カメラで撮像された走行画像に基づいて、接触事故及び正面衝突事故等の交通事故の種類を分析するためである。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、交通事故に関する情報を適切に提供できるようにするための情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る第1の態様では、情報処理装置が、道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有する。
【0007】
また、本開示に係る第2の態様では、情報処理装置が、道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得し、取得した情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成し、生成した前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する。
【0008】
また、本開示に係る第3の態様では、情報処理装置、基地局、保険事業者装置を含む情報処理システムであって、前記基地局は、道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を送信し、前記情報処理装置は、前記センサに基づく情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を前記保険事業者装置に送信する送信手段と、を有する。
【0009】
また、本開示に係る第4の態様では、情報処理装置に、道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する処理と、取得した情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する処理と、生成した前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する処理と、を実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体が提供される。
【発明の効果】
【0010】
一側面によれば、交通事故に関する情報を適切に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図2】実施形態に係るサーバ、保険事業者装置、交通情報提供装置、車両のコンピュータ、端末及びDBサーバのハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。
【
図4】実施形態に係る情報処理システムの交通情報を記録する処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図5】実施形態に係る交通情報DBに記録される情報の一例について説明する図である。
【
図6】実施形態に係る交通事故のパターンに応じた事故状況を示す情報を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】実施形態に係る生成項目DBに記録される情報の一例について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<システム構成>
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。なお、以下では、交通信号機30が取り付けられている柱(信号柱)に交通情報提供装置34が取り付けられる例について説明するが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、交通信号機30が取り付けられていない柱(例えば、道路標識等が取り付けられた柱、街路灯、及び電柱など)に交通情報提供装置34が取り付けられてもよい。この場合、交通信号機30、及び信号制御装置33は設けられず、信号機基地局、信号機センサは、それぞれ、「路側基地局」、「路側センサ」等と読み替えられる。
【0013】
図1において、情報処理システム1は、サーバ10、保険事業者装置20、交通信号機30、信号機基地局31、信号機センサ32、信号制御装置33、交通情報提供装置34を有する。また、情報処理システム1は、車両50A、車両50B、車両50C(以下で、区別する必要がない場合は、単に「車両50」と称する)を有する。また、情報処理システム1は、端末60A、端末60B、端末60C、・・・(以下で、区別する必要がない場合は、単に「端末60」と称する)、及びDB(データベース)サーバ70を有する。なお、サーバ10、保険事業者装置20、交通信号機30、信号機基地局31、信号機センサ32、信号制御装置33、交通情報提供装置34、車両50、端末60、DBサーバ70の数は
図1の例に限定されない。なお、サーバ10は、「情報処理装置」の一例である。
【0014】
サーバ10、保険事業者装置20、交通情報提供装置34、及びDBサーバ70は、例えば、インターネット、無線LAN(Local Area Network)、及び携帯電話網等の通信回線Nで通信できるように接続される。
【0015】
交通信号機30、信号機基地局31、信号機センサ32、信号制御装置33、及び交通情報提供装置34は、各種の信号ケーブル、または無線通信により通信できるように接続される。
【0016】
交通信号機30、例えば、道路の交差点等の信号柱に設置され、青、黄、赤、矢印等の表示により、車両50と歩行者の交通を整理する交通信号機である。交通信号機30には、車両用の交通信号機と、歩行者用の交通信号機とが含まれる。
【0017】
信号機基地局31は、信号柱に設置された基地局である。なお、本開示で使用される「基地局」(BS:Base Station)という用語は、車両50または端末60が無線通信できるセルまたはカバレッジを提供またはホストできるデバイスを指す。
信号機基地局31の例には、gNB(NR Node B)、ノードB(NodeBまたはNB)、EvolvedノードB(eNodeBまたはeNB)等が含まれる。また、信号機基地局31の例には、リモート無線ユニット(RRU:Remote Radio Unit)、無線ヘッド(RH:Radio Head)、リモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、及び低電力ノード(例えば、フェムトノード、ピコノード)等が含まれる。
【0018】
本開示で説明する無線通信は、例えば、5G(第5世代移動通信システム、NR:New Radio)、4G(第4世代移動通信システム)、3G(第3世代移動通信システム)等の規格に準拠してもよい。なお、4Gには、例えば、LTE(Long Term Evolution)アドバンスト、WiMAX2、LTEが含まれてもよい。また、本開示で説明する無線通信は、例えば、広帯域符号分割多重アクセス(W-CDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、符号分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)、車両通信用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile)、および無線LAN(Local Area Network)等の規格に準拠してもよい。また、本開示の無線通信は、現在知られているか、将来開発されるいずれかの世代の無線通信プロトコルに従って実行されてもよい。
【0019】
信号機センサ32は、信号柱に設置され、道路に関する各種の情報を測定する各種のセンサである。信号機センサ32は、例えば、カメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)、RADAR(radio detection and Ranging)等のセンサでもよい。信号機センサ32は、例えば、車両50、及び歩行者等の位置及び速度を検出してもよい。
【0020】
信号制御装置33は、信号柱に設置され、交通信号機30の制御を行う。信号制御装置33は、例えば、信号機センサ32で検出された交通状況、交通を管理するセンターからの指示、または予め設定されているデータ等に基づいて、交通信号機30の赤、青、黄等の表示を制御する。
【0021】
交通情報提供装置34は、信号機センサ32、及び信号制御装置33等から取得した情報に基づいて、交通信号機30の周囲の交通に関する情報(交通情報)を生成する。そして、交通情報提供装置34は、生成した交通情報を、信号機基地局31を介して、車両50、端末60及びDBサーバ70等の外部装置に送信(提供、通知)する。
【0022】
車両50は、交通信号機30が設置される道路を走行する車両である。車両50は、車両50に搭載されている無線通信装置により、信号機基地局31を介して無線通信を行う。車両50の例には、自動車、自動二輪車、原動機付自転車、および自転車が含まれるが、これらに限定されない。
【0023】
端末60は、歩行者等のユーザが所持し、信号機基地局31を介して無線通信を行う端末である。端末60の例には、スマートフォン、ユーザ端末(UE:User Equipment)、移動電話、セルラー電話、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、ポータブルコンピュータ、ゲームデバイス、音楽ストレージおよび再生機器、ウェアラブルデバイス等が含まれるが、これらに限定されない。
【0024】
DBサーバ70は、交通情報提供装置34から受信した交通情報を記録する。DBサーバ70は、例えば、公的な機関により運用されるサーバでもよい。サーバ10は、交通情報提供装置34から提供される交通情報に基づいて、交通事故のパターン(類型)に応じた事故状況を示す情報を生成して保険事業者装置20に送信する。サーバ10は、例えば、保険事業者と提携する事業者が運用するサーバでもよいし、保険事業者が運用するサーバでもよい。保険事業者装置20は、車両50のユーザが保険の契約を行っている保険事業者のサーバまたは端末等の装置である。
【0025】
<ハードウェア構成>
図2は、実施形態に係るサーバ10、保険事業者装置20、交通情報提供装置34、車両50のコンピュータ、端末60及びDBサーバ70のハードウェア構成例を示す図である。以下では、サーバ10を例として説明する。なお、保険事業者装置20、交通情報提供装置34、車両50のコンピュータ、端末60及びDBサーバ70のハードウェア構成は、
図2のサーバ10のハードウェア構成と同様でもよい。
【0026】
図2の例では、サーバ10(コンピュータ100)は、プロセッサ101、メモリ102、通信インターフェイス103を含む。これら各部は、バス等により接続されてもよい。メモリ102は、プログラム104の少なくとも一部を格納する。通信インターフェイス103は、他のネットワーク要素との通信に必要なインターフェイスを含む。
【0027】
プログラム104が、プロセッサ101及びメモリ102等の協働により実行されると、コンピュータ100により本開示の実施形態の少なくとも一部の処理が行われる。メモリ102は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってもよい。メモリ102は、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体でもよい。また、メモリ102は、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光学メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータストレージ技術を使用して実装されてもよい。コンピュータ100には1つのメモリ102のみが示されているが、コンピュータ100にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ101は、任意のタイプのものであってよい。プロセッサ101は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、および非限定的な例としてマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つ以上を含んでよい。コンピュータ100は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有してもよい。
【0028】
本開示の実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、ロジックまたはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。いくつかの態様はハードウェアで実装されてもよく、一方、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装されてもよい。
【0029】
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能命令を含み、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行され、本開示のプロセスまたは方法を実行する。プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態で望まれるようにプログラムモジュール間で結合または分割されてもよい。プログラムモジュールのマシン実行可能命令は、ローカルまたは分散デバイス内で実行できる。分散デバイスでは、プログラムモジュールはローカルとリモートの両方のストレージメディアに配置できる。
【0030】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供される。プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/または実装するブロック図内の機能/動作が実行される。プログラムコードは、完全にマシン上で実行され、一部はマシン上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、一部はマシン上で、一部はリモートマシン上で、または完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される。
【0031】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例には、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、光ディスク媒体、半導体メモリ等が含まれる。磁気記録媒体には、例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ等が含まれる。光磁気記録媒体には、例えば、光磁気ディスク等が含まれる。光ディスク媒体には、例えば、ブルーレイディスク、CD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)、CD-R(Recordable)、CD-RW(ReWritable)等が含まれる。半導体メモリには、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))等が含まれる。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0032】
<構成>
次に、
図3を参照し、実施形態に係るサーバ10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係るサーバ10の構成の一例を示す図である。サーバ10は、取得部11、生成部12、及び送信部13を有する。これら各部は、サーバ10にインストールされた1以上のプログラムと、サーバ10のプロセッサ101、及びメモリ102等のハードウェアとの協働により実現されてもよい。
【0033】
取得部11は、信号機センサ32に基づく情報を、信号機基地局31及びDBサーバ70を介して取得する。生成部12は、取得部11により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する。送信部13は、生成部12により生成された事故状況を示す情報を保険事業者装置20に送信する。
【0034】
<処理>
<<交通情報を記録する処理>>
図4及び
図5を参照し、実施形態に係る情報処理システム1の交通情報を記録する処理の一例について説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理システム1の交通情報を記録する処理の一例を示すシーケンス図である。
図5は、実施形態に係る交通情報DB701に記録される情報の一例について説明する図である。
【0035】
ステップS101において、交通情報提供装置34は、信号機基地局31、信号機センサ32、信号制御装置33、及び車両50等から取得した情報に基づいて、交通信号機30の周囲の交通に関する情報(交通情報)を生成する。続いて、交通情報提供装置34は、交通情報の少なくとも一部を、信号機基地局31を介して車両50等に通知する(ステップS102)。ここで、交通情報提供装置34は、例えば、道路の陥没及び道路上の落下物等の障害物がある場合、当該障害物の位置及び大きさを示す情報を車両50に通知してもよい。
【0036】
また、交通情報提供装置34は、例えば、各車両50に対して死角となる位置(以下で、適宜、単に「死角位置」とも称する。)の物体に関する情報(以下で、適宜「死角情報」とも称する。)を車両50に通知してもよい。死角位置には、例えば、壁、対向車線での右折待ちの車両、対向車、及び後続車等により車両50のユーザから見て死角となる位置が含まれてもよい。死角情報には、例えば、死角位置が撮影された画像(動画像、または静止画像)、死角位置の物体(例えば、歩行者、他の車両)の位置及び速度等が含まれてもよい。なお、交通情報提供装置34は、車両50の死角位置に歩行者及び他の車両等の物体が存在する場合、その旨を示す情報(死角位置に関する警報)を車両50に通知してもよい。
【0037】
また、交通情報提供装置34は、例えば、交通信号機30の信号の表示内容、及び信号が切り替わるまでの残り時間の情報を車両50に通知してもよい。なお、交通情報提供装置34は、同様に、交通情報の少なくとも一部を、歩行者の端末60に通知してもよい。
【0038】
続いて、車両50は、通知された交通情報を車両50のユーザに報知する(ステップS103)。ここで、車両50は、例えば、カーナビゲーション画面等への表示、及び音声により、交通情報を報知してもよい。
【0039】
続いて、サーバ10の取得部11は、交通情報提供装置34により生成された交通情報の少なくとも一部を、信号機基地局31を介して取得する(ステップS104)。ここで、サーバ10は、例えば、DBサーバ70を介して交通情報を取得してもよい。また、サーバ10は、DBサーバ70を介さずに交通情報提供装置34から交通情報を取得してもよい。
【0040】
続いて、サーバ10の生成部12は、受信した交通情報をサーバ10の交通情報DB501に記録する(ステップS105)。
図5の例では、交通情報DB501には、交通信号機ID及び時刻に対応付けて交通情報が記録されている。交通信号機IDは、交通信号機30の識別情報である。時刻は、交通情報に関する時刻である。時刻は、例えば、交通情報が交通情報提供装置34により生成された時刻でもよい。交通情報には、信号機基地局データ、信号機センサデータ、信号制御データ、交通通知データ、及び車両データが含まれている。
【0041】
信号機基地局データは、信号機基地局31から取得した情報である。信号機基地局データには、例えば、信号機基地局31に在圏(位置登録)している各機器(例えば、車両50及び端末60)の識別情報と位置情報とが含まれている。なお、信号機基地局31は、例えば、各機器の現在位置の情報を各機器から取得してもよい。この場合、車両50及び端末60等の各機器は、GPS(Global Positioning System, Global Positioning Satellite)等の衛星測位システムを用いて現在位置を測定してもよい。また、車両50及び端末60等の各機器は、信号機基地局31から受信した電波に基づいて、現在位置を測定してもよい。
【0042】
信号機センサデータは、信号機センサ32に基づいて生成された情報である。信号機センサデータには、例えば、信号機センサ32にて画像等に基づいて測定された各種の情報が含まれてもよい。
【0043】
信号機センサデータには、例えば、交通信号機30が交通整理の対象とする道路(以下で、適宜単に「道路」とも称する。)の車線毎の交通量(例えば、単位時間当たりに通過した車両50の数)、道路の進行方向別毎の交通量の情報が含まれてもよい。また、信号機センサデータには、例えば、道路の右折待ちの車両50の数、道路を通過した各車両50の種別(例えば、自動車等の車種)、道路を通過した車線毎及び進行方向別毎の各車両50の速度及び加速度の情報が含まれてもよい。
【0044】
また、信号機センサデータには、例えば、道路を走行している各車両50の位置、進行方向、速度、及びナンバープレートの自動車登録番号等の情報が含まれてもよい。また、信号機センサデータには、例えば、道路の車線毎の信号待ちの車両50(信号が青になることを待機している車両50)の数及び信号待ちの車両50の待ち行列長の情報が含まれてもよい。また、信号機センサデータには、例えば、道路の横断待ちの歩行者数、道路を横断している歩行者数、道路を横断している各歩行者の速度の情報が含まれてもよい。
【0045】
また、信号機センサデータには、例えば、道路の陥没及び道路上の落下物等の障害物の位置及び大きさを示す情報が含まれてもよい。また、信号機センサデータには、例えば、信号機センサ32のカメラで撮影された動画が含まれてもよい。また、信号機センサデータには、例えば、信号機センサ32の気象センサで測定された降雨量、及び降雪量等の情報が含まれてもよい。
【0046】
信号制御データは、信号制御装置33から取得した情報であり、例えば、信号の表示内容、及び信号が切り替わるまでの残り時間の情報等が含まれてもよい。
【0047】
交通通知データは、交通情報提供装置34から車両50等に通知された交通情報を示す情報である。交通通知データには、通知内容と、通知が成功したか否かを示す情報が含まれてもよい。なお、交通情報提供装置34は、ステップS102の処理で交通情報を車両50等に通知した際に、受信成功を示す応答を車両50等から受信した場合、通知が成功したと判定してもよい。
【0048】
車両データは、例えば、信号機基地局31等を介して各車両50から取得した、車両50に関する各種のデータである。車両データには、例えば、車両50の識別情報、車両50の自動運転用のプログラムのバージョンを示す情報、及び車両50の運転モードを示す情報等が含まれてもよい。この場合、車両50の運転モードには、例えば、車両50が現在自動運転であるか、ユーザの手動運転であるかを示す情報が含まれてもよい。また、車両50の運転モードには、車両50がユーザに介入(手動運転への切り替え)を要求した時刻の情報が含まれてもよい。
【0049】
なお、車両50は、信号機基地局31のセルに在圏(位置登録)した際に、信号機基地局31を介して交通情報提供装置34に車両データを送信してもよい。また、車両50は、信号機基地局31のセルに在圏している間、定期的等の所定のタイミングで、信号機基地局31を介して交通情報提供装置34に車両データを送信してもよい。また、車両50は、加速度センサ等により閾値以上の衝撃を検知した際に、信号機基地局31を介して交通情報提供装置34に車両データを送信してもよい。
【0050】
続いて、サーバ10の生成部12は、交通情報DB501等に記録している情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する(ステップS106)。ここで、交通事故のパターンには、例えば、車両対車両、車両対自転車、車両対歩行者等が含まれてもよい。なお、サーバ10は、事故状況を示す情報を、例えば、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)形式、またはkey-value形式等のデータ形式で生成してもよい。
【0051】
続いて、サーバ10の送信部13は、事故状況を示す情報を保険事業者装置20に送信する(ステップS107)。これにより、保険事業者は、保険契約者である車両50のユーザが関与した交通事故の報告書を作成することができる。また、保険事業者は、交通事故における車両50のユーザの過失の割合等を推定できる。
【0052】
<<交通事故のパターンに応じた事故状況を示す情報を生成する処理>>
次に、
図6及び
図7を参照し、
図4のステップS106における交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する処理の一例について説明する。
図6は、実施形態に係る交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、実施形態に係る生成項目DB701に記録される情報の一例について説明する図である。
【0053】
ステップS201において、サーバ10は、車両50が関与する交通事故のパターンを判定する。ここで、サーバ10は、例えば、保険事業者から指定された情報に基づいて、交通事故の1以上のパターンを判定してもよい。この場合、サーバ10は、保険事業者のオペレータ等により車両50のユーザ等からのヒヤリングに基づいて入力された交通事故のパターンを示す情報を保険事業者装置20から受信してもよい。また、サーバ10は、例えば、信号機センサ32により測定された画像等に基づいて、ディープラーニング等を用いたAI(Artificial Intelligence)により、交通事故のパターンを判定(推定、推論)してもよい。
【0054】
続いて、サーバ10は、生成項目DB701に基づいて、交通事故のパターンに応じて生成する情報の項目(生成対象の項目)を決定する(ステップS202)。
図7の例では、生成項目DB701には、交通事故のパターンに対応付けて、生成する情報の1以上の項目が記録されている。サーバ10は、ステップS201で特定した1以上のパターンのそれぞれに対して、生成項目DB701に対応付けられている項目を、生成する情報の項目として決定する。
図7の例では、サーバ10は、交通事故のパターンがパターンA及びパターンBに合致する場合、項目A1、項目A2、・・・、及び項目Bを、生成する情報の項目として決定する。
【0055】
続いて、サーバ10は、交通情報提供装置34から提供された交通情報に基づいて、ステップS202で決定した項目の情報を生成する(ステップS203)。サーバ10は、車両50が進行方向を変更(例えば、右折、及び左折)する際の交通事故である場合、信号機基地局31から車両50の死角情報、及び死角位置に関する警報が車両50に通知されていたか否かを示す情報を、生成対象の項目として決定してもよい。この場合、サーバ10は、例えば、交通情報提供装置34が、死角情報等の情報を送信し、それに対する肯定応答(ACK、acknowledgement)を車両50から受信していた場合にのみ、死角情報等が車両50に通知されていた(通知が成功した)と判定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、死角情報、及び死角位置に関する警報が車両50に通知されていたにも拘らず交通事故が発生した場合には、車両50のユーザの過失が比較的大きいと推定することができる。
【0056】
また、サーバ10は、車両と歩行者との交通事故である場合、当該交通事故が発生した際に信号機基地局31に在圏している端末60の数を示す情報を、生成対象の項目として決定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、イベント等により信号機センサ32で測定できない範囲にも歩行者等が多数存在している状況であった場合には、車両50のユーザの過失が比較的大きい(または小さい)と推定することができる。
【0057】
また、サーバ10は、車両と歩行者との交通事故である場合、当該歩行者が横断歩道上を歩行していたか否かを示す情報を、生成対象の項目として決定してもよい。この場合、サーバ10は、信号機センサ32で撮影された動画像に基づいて、AI等により当該歩行者が横断歩道上を歩行していたか否かを判定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、当該歩行者が横断歩道上を歩行していなかった場合には、車両50のユーザの過失が比較的小さいと推定することができる。
【0058】
また、サーバ10は、車両と自転車との交通事故である場合、当該自転車に搭乗していた人数を示す情報を、生成対象の項目として決定してもよい。この場合、サーバ10は、信号機センサ32で撮影された動画像に基づいて、AI等により当該自転車に搭乗していた人数を判定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、当該自転車に搭乗していた人数が閾値以上であった場合には、車両50のユーザの過失が比較的小さいと推定することができる。
【0059】
また、サーバ10は、交通信号機30が赤信号である際に車両が交差点に進入していた場合、当該交通信号機30に関連付けられた他の交通信号機に対応付けられた信号機センサの情報に基づいて、事故状況を示す情報を生成してもよい。この場合、当該他の交通信号機として、車両50が走行した道路における一つ手前の交差点での画像等に基づいて、車両50の走行速度及び信号無視の有無等を判定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、車両50が手前の交差点から継続して速度超過や信号無視をして交通事故が発生した場合には、車両50のユーザの過失が比較的大きいと推定することができる。
【0060】
また、サーバ10は、自動運転中の車両50での交通事故である場合、当該車両50の自動運転用のプログラムのバージョンを示す情報を、生成対象の項目として決定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、車両50の自動運転用のプログラムが適切に更新されていない場合には、車両50のユーザの過失が比較的大きいと推定することができる。また、例えば、保険事業者は、車両50の自動運転用のプログラムが所定のバージョンである場合は、車両50のメーカ側等にも過失があるため車両50のユーザの過失が比較的小さいと推定することができる。
【0061】
また、サーバ10は、自動運転(例えば、レベル3以上の自動運転)が可能な車両50での交通事故である場合、当該車両50が交通事故の際に自動運転であったか否かを示す情報を、生成対象の項目として決定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、車両50が交通事故の際に自動運転であった場合には、車両50のユーザの過失が比較的小さい(例えば、過失なし)と推定することができる。
【0062】
また、サーバ10は、自動運転(例えば、レベル3以上の自動運転)が可能な車両50での交通事故である場合、当該車両50がユーザに介入(手動運転への切り替え)を要求した時刻に関する情報を、生成対象の項目として決定してもよい。これにより、例えば、保険事業者は、レベル3等の自動運転から手動運転への切り替えがユーザに要求されてから所定時間(例えば、3秒)内に交通事故が発生した場合には、ユーザの過失が比較的小さい(例えば、過失なし)と推定することができる。
【0063】
<変形例>
サーバ10の各機能部(例えば、生成部12)は、例えば1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、サーバ10とDBサーバ70とを一体のサーバとして構成してもよい。また、サーバ10と保険事業者装置20とを一体のサーバとして構成してもよい。また、サーバ10と交通情報提供装置34とを一体のサーバ(装置)として構成してもよい。
【0064】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0065】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する送信手段と、を有する情報処理装置。
(付記2)
前記取得手段は、
前記センサに対応付けて設置される基地局を介して送信された、前記センサに基づく情報を取得する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記生成手段は、
車両が進行方向を変更する際の交通事故である場合、前記車両の死角の位置の物体に関する情報が前記車両に通知されていたか否かを示す情報を、前記事故状況を示す情報に含める、
付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記生成手段は、
車両と歩行者との交通事故である場合、前記センサに対応付けて設置される基地局に在圏している端末の数を示す情報を、前記事故状況を示す情報に含める、
付記1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記生成手段は、
第1交通信号機が赤信号である際に車両が交差点に進入していた場合、前記第1交通信号機に関連付けられた第2交通信号機に対応付けられたセンサの情報に基づいて、前記事故状況を示す情報を生成する、
付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記生成手段は、
自動運転中の車両での交通事故である場合、当該車両の自動運転用のプログラムのバージョンを示す情報を、前記事故状況を示す情報に含める、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記生成手段は、
自動運転が可能な車両での交通事故である場合、当該車両が交通事故の際に自動運転であったか否かを示す情報、及び当該車両がユーザに介入を要求した時刻に関する情報の少なくとも一方を、前記事故状況を示す情報に含める、
付記1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記8)
情報処理装置が、
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得し、
取得した情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成し、
生成した前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する、
情報処理方法。
(付記9)
情報処理装置、基地局、保険事業者装置を含む情報処理システムであって、
前記基地局は、道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を送信し、
前記情報処理装置は、
前記センサに基づく情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記事故状況を示す情報を前記保険事業者装置に送信する送信手段と、を有する、
情報処理システム。
(付記10)
前記取得手段は、
前記センサに対応付けて設置される基地局を介して送信された、前記センサに基づく情報を取得する、
付記9に記載の情報処理システム。
(付記11)
情報処理装置に、
道路に関する情報を測定するセンサに基づく情報を取得する処理と、
取得した情報に基づいて、交通事故のパターンに応じた、事故状況を示す情報を生成する処理と、
生成した前記事故状況を示す情報を保険事業者の装置に送信する処理と、
を実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0066】
1 情報処理システム
10 サーバ
11 取得部
12 生成部
13 送信部
20 保険事業者装置
30 交通信号機
31 信号機基地局
32 信号機センサ
33 信号制御装置
34 交通情報提供装置
50 車両
60 端末