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特許7641056情報処理装置、方法、プログラム及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-26
(45)【発行日】2025-03-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、方法、プログラム及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/04 20120101AFI20250227BHJP
【FI】
G06Q40/04
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2024081289
(22)【出願日】2024-05-17
【審査請求日】2024-09-09
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年6月5日、ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000092154.htmlにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年8月1日、ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000092154.htmlにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年9月5日、ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000092154.htmlにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年10月5日、ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000092154.htmlにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年11月6日、ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000092154.htmlにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年12月14日、ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000092154.htmlにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年5月17日以降、ウェブサイトhttps://x.com/woodstockclubにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年5月17日以降、ウェブサイトhttps://www.youtube.com/@woodstockvideosにて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年9月1日以降、ウェブサイトhttps://app.woodstock.club/にて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年5月17日以降、ウェブサイトhttps://apps.apple.com/jp/app/woodstock-club-1-000-%E5%86%86%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E6%A0%AA%E5%8F%96%E5%BC%95/id1581363155、および、https://play.google.com/store/apps/details?id=club.woodstock.app&hl=ja&gl=US&pli=1にて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年6月8日~9日、寺田倉庫において開催されたTakeoff Tokyoで発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年9月4日~7日、ウェスティン都ホテル京都において開催されたICC KYOTO 2023スタートアップカタパルトで発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年11月16日 渋谷ヒカリエ ヒカリエホールにおいて開催された成長産業カンファレンス2023 GRIC PITCHで発表
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522390412
【氏名又は名称】Woodstock株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン ジェフン ユン
(72)【発明者】
【氏名】河本 太輔
(72)【発明者】
【氏名】居 敏
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-175750(JP,A)
【文献】特開2021-144424(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2005-0050516(KR,A)
【文献】特開2008-040563(JP,A)
【文献】特開2018-037058(JP,A)
【文献】特開2016-157418(JP,A)
【文献】クチコミを投稿してみよう|ferci(フェルシー)1株からはじめる簡単投資アプリ,[online],2020年11月09日,[2024年10月17日検索],インターネット <URL:https://note.com/ferci/n/n1a9521576554>
【文献】株の勉強にも使える!クチコミ機能活用術|ferci(フェルシー)1株からはじめる簡単投資アプリ,[online],2020年11月09日,[2024年10月17日検索],インターネット <URL:https://note.com/ferci/n/n96c784050977>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させるプログラムであって、前記プログラムは、前記コンピュータプロセッサに、
各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、
銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、
ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、
を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記記憶部に記憶される前記複数のユーザによる前記銘柄の売買取引の履歴を参照し、複数の前記銘柄それぞれについて、前記銘柄を示すアイコンと、前記銘柄の売買取引を集計した結果とを関連付けてユーザに提示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記銘柄のアイコンをユーザが指定可能に提示しており、前記銘柄のアイコンを指定する操作をユーザから受け付けることに応じて、当該銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面をユーザに提示する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記プログラムは、前記コンピュータプロセッサに、さらに、
各ユーザから投稿の入力を受け付けるステップと、
前記受け付けた投稿をユーザ同士で閲覧可能に提示するステップと、を実行させ、
前記受け付けるステップにおいて、銘柄を特定する情報を含む前記投稿の入力を受け付けており、
前記投稿に前記銘柄を指定する情報が含まれている場合、当該投稿に含まれる前記銘柄を指定可能にユーザ同士で閲覧可能とし、
銘柄を指定する操作をユーザから受け付けることにより、前記指定された銘柄の取引画面と、当該銘柄を特定する情報を含む各ユーザの投稿とを提示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記投稿に前記銘柄を指定する情報が含まれている場合、当該銘柄のリアルタイムの取引価格に関する情報を前記投稿と関連付けてユーザ同士で閲覧可能とする、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記プログラムは、前記コンピュータプロセッサに、さらに、
各ユーザから、各銘柄について投資する可能性の評価の入力を受け付けるステップと、
ユーザが入力した前記銘柄ごとの評価に応じて、ユーザごとに、提示する銘柄の候補を特定するステップと、
特定された前記銘柄の候補を当該ユーザに提示するステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記受け付けるステップにおいて、ユーザに対し、銘柄の情報を画面に表示するとともに、当該銘柄の情報に対するタッチ操作を受け付けており、前記タッチ操作の方向に応じて、前記銘柄の評価の入力を受け付けており、
前記タッチ操作の方向に応じて、買いを検討する旨の評価と、取引することの興味がない旨の評価とを含む評価の入力を受け付ける、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記銘柄の候補をユーザに提示するステップにおいて、
前記ユーザから買いを検討する旨の評価を受け付けている銘柄であること、
市場において取引価格が変動している銘柄であること、
のいずれの条件をも満たす銘柄をユーザに提示する、請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記銘柄の情報を提示するステップにおいて、前記銘柄を指定する操作に応じて、当該銘柄についての取引の収益が上位のユーザの情報を提示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記銘柄の情報を提示するステップにおいて、前記銘柄を指定する操作に応じて、指定された前記銘柄を保有していたが売却済みであるユーザの情報と、指定された前記銘柄を現に保有しているユーザの情報とを提示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
ユーザの情報の指定を受け付けることにより、当該ユーザが保有している銘柄のポートフォリオの情報を表示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項12】
コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させるプログラムであって、
各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、
前記プログラムは、前記コンピュータプロセッサに、
ユーザから、当該ユーザと他のユーザとを関連付ける操作を受け付けて、記憶部に、当該ユーザと前記他のユーザとが関連付けられることを記憶させ、
第1のユーザの情報を第2のユーザに閲覧させることとして、前記第1のユーザに関連づけられる1または複数のユーザの保有資産に応じて特定されるスコアの情報を閲覧させる処理を実行させる、プログラム。
【請求項13】
コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させる方法であって、前記方法は、前記コンピュータプロセッサが、
各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、
銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、
ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、
を実行する、方法。
【請求項14】
情報処理装置であって、前記情報処理装置の制御部が、
各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、
銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、
ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、
を実行する、情報処理装置。
【請求項15】
コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させる方法であって、
各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、
前記方法は、前記コンピュータプロセッサが、
ユーザから、当該ユーザと他のユーザとを関連付ける操作を受け付けて、記憶部に、当該ユーザと前記他のユーザとが関連付けられることを記憶させ、
第1のユーザの情報を第2のユーザに閲覧させることとして、前記第1のユーザに関連づけられる1または複数のユーザの保有資産に応じて特定されるスコアの情報を閲覧させる処理を行う、方法。
【請求項16】
情報処理装置であって、
各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、
前記情報処理装置の制御部が、
ユーザから、当該ユーザと他のユーザとを関連付ける操作を受け付けて、記憶部に、当該ユーザと前記他のユーザとが関連付けられることを記憶させ、
第1のユーザの情報を第2のユーザに閲覧させることとして、前記第1のユーザに関連づけられる1または複数のユーザの保有資産に応じて特定されるスコアの情報を閲覧させる、情報処理装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、方法、プログラム及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
株式投資のように、金融商品の取引を支援するサービスが提供されている。例えば、インターネットにより金融商品の取引をすることができるサービス、スマートフォン向けに用意されたサービスが登場している。
【0003】
特許文献1には、オンライン株式取引において、ネットワークを通じて遠隔的に金融商品の売買取引を行えるようにする技術が記載されている。特許文献1には、「特にユーザの取引指示の仕方を定型的にすることで、ワンタッチ操作でユーザが容易に金融商品の売り指示を証券会社等へ出せるよう」にする技術が記載されている。具体的には、「予め抽出した複数の銘柄に応じたアイコンを同一画面内に含むアイコン画面を表示することで、アイコンを選択するだけで、所望銘柄に応じた取引を行える画面を表示できるようにした金融商品取引システム」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】国際公開第2016/110940号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように、自ら取引をする金融商品を選定できるユーザであれば、投資に関するニュース記事、政府発表による指標といった情報を参照しつつ、所望の銘柄を検索して取引をすることができる。
【0006】
しかしながら、どの銘柄に投資すべきかを判断することは容易ではない。
【0007】
本開示の目的は、金融商品の取引をするか否かの判断をよりいっそう容易にして、取引をよりいっそう促すことである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータプロセッサに、各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、金融商品の取引をするか否かの判断をよりいっそう容易にして、取引をよりいっそう促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、システム1の構成を示す図である。
図2図2は、サーバ20の構成を示す図である。
図3図3は、端末10の構成を示す図である。
図4図4は、ユーザデータベース211のデータ構造を示す図である。
図5図5は、銘柄取引データベース212のデータ構造を示す図である。
図6図6は、投稿履歴データベース213のデータ構造を示す図である。
図7図7は、銘柄評価データベース214のデータ構造を示す図である。
図8図8は、SNSにおいてユーザの投稿を受け付けて他のユーザが閲覧可能とする処理の流れを示す図である。
図9図9は、SNSにおいてユーザの投稿内容を表示して、銘柄を指定する操作に応じて操作画面を提示する処理の流れを示す図である。
図10図10は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける処理の流れを示す図である。
図11図11は、ユーザに対するおすすめの銘柄を特定して、ユーザに提示する処理の流れを示す図である。
図12図12は、SNSのタイムラインに各ユーザの投稿を表示する画面の例である。
図13図13は、検索をする画面を提示しつつ、ユーザが売買している銘柄の情報、ユーザのランキング等を表示する画面の例である。
図14図14は、銘柄を指定するユーザの操作に応じて、銘柄の取引をしたユーザの情報を含む銘柄の情報を表示する画面の例である。
図15図15は、銘柄を指定するユーザの操作に応じて、銘柄の取引をしたユーザの情報を含む銘柄の情報を表示する画面の例である。
図16図16は、銘柄を指定するユーザの操作に応じて、銘柄の取引をしたユーザの情報を含む銘柄の情報を表示する画面の例である。
図17図17は、ユーザを指定する操作に応じて、指定されたユーザの取引実績としてポートフォリオを含む情報を表示する画面の例である。
図18図18は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける場合の画面の例である。
図19図19は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける場合の画面の例である。
図20図20は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける場合の画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0012】
また、以下の説明において、「プロセッサ」は、1以上のプロセッサである。少なくとも1つのプロセッサは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。
【0013】
また、少なくとも1つのプロセッサは、処理の一部又は全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサでもよい。
【0014】
また、以下の説明において、「xxxテーブル」といった表現により、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、この情報は、どのような構造のデータでもよいし、入力に対する出力を発生するニューラルネットワークのような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。
【0015】
また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、1つのテーブルは、2以上のテーブルに分割されてもよいし、2以上のテーブルの全部又は一部が1つのテーブルであってもよい。
【0016】
また、以下の説明において、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶部及び/又はインタフェース部などを用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ(或いは、そのプロセッサを有するコントローラのようなデバイス)とされてもよい。
【0017】
プログラムは、計算機のような装置にインストールされてもよいし、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な(例えば非一時的な)記録媒体にあってもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
【0018】
また、以下の説明において、種々の対象の識別情報として、識別番号が使用されるが、識別番号以外の種類の識別情報(例えば、英字や符号を含んだ識別子)が採用されてもよい。
【0019】
また、以下の説明において、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号(又は、参照符号のうちの共通符号)を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、要素の識別番号(又は参照符号)を使用することがある。
【0020】
また、以下の説明において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
【0021】
<実施の形態の概略>
<1.1 システム全体の構成図>
図1は、システム1の構成を示す図である。
【0022】
図1に示すシステム1は、サーバ20と、トレーダーの端末10と、取引所のサーバ30と、トレーダー向けに投資情報を提供する投資情報サービスのサーバ40と、サーバ20が提供するものとは異なる他のSNSのサーバ50と、を含む。これら各装置は、ネットワーク80を介して通信接続する。
【0023】
サーバ20は、SNS(Social Networking Service)機能及び金融商品取引システムを提供するための装置である。サーバ20は、SNS機能として、各ユーザが投稿した投稿結果を相互に閲覧できるようにする等により、ユーザ同士の交流を促す。
【0024】
取引所のサーバ30は、金融商品の取引をするシステムであり、取引対象となる銘柄の取引価格、注文数量等の情報を配信する装置である。
【0025】
投資情報サービスのサーバ40は、トレーダー向けに、政府が発表する指標、上場企業のIR情報、専門家のコラム等の情報を提供する装置である。
【0026】
他のSNSのサーバ50は、各ユーザが投稿した投稿結果を相互に閲覧できるようにする等により、ユーザ同士の交流を促すサービスである。例えば、端末10のユーザが、他のSNSのサーバ50が提供するSNSのアカウントを有している。
【0027】
図示する例では、サーバ20が提供するSNS機能及び金融商品取引システムを利用するユーザの端末の例として端末10を示している。各ユーザがそれぞれ端末を操作している。
【0028】
本実施形態において、各装置(端末装置、サーバ等)を情報処理装置として把握することもできる。すなわち、各装置の集合体を1つの「情報処理装置」として把握することができ、システム1を複数の装置の集合体として形成してもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るシステム1を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はシステム1に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0029】
端末10は、ユーザが操作する装置である。端末10は、例えば、以下のようにして実現される。
・ スマートフォン、タブレット等のハンドヘルド型の携帯端末
・ 据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC
・ ユーザに装着されるウェアラブル端末(腕時計型、眼鏡型など)
端末10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
【0030】
通信IF12は、端末10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0031】
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
【0032】
出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
【0033】
メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0034】
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
【0035】
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0036】
サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0037】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0038】
入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し、情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0039】
メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0040】
ストレージ26は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
【0041】
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0042】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図2は、サーバ20の構成を示す図である。図2に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0043】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0044】
記憶部202は、ユーザデータベース211、銘柄取引データベース212、投稿履歴データベース213、銘柄評価データベース214等の各種データベースを記憶する。
【0045】
ユーザデータベース211は、各ユーザの情報を管理するデータベースである。詳細は後述する。
【0046】
銘柄取引データベース212は、各ユーザが金融商品を取引した履歴を管理するデータベースである。詳細は後述する。
【0047】
投稿履歴データベース213は、各ユーザがSNS機能において投稿した履歴を管理するデータベースである。詳細は後述する。
【0048】
銘柄評価データベース214は、各ユーザが金融商品について取引可能性を評価した結果を管理するデータベースである。詳細は後述する。
【0049】
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2041、送信制御モジュール2042、ユーザ管理モジュール2043、銘柄提示モジュール2044、投稿処理モジュール2045、銘柄取引モジュール2046、評価処理モジュール2047として示す機能を発揮する。
【0050】
受信制御モジュール2041は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0051】
送信制御モジュール2042は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0052】
ユーザ管理モジュール2043は、システム1を利用する各ユーザの情報を管理するためのモジュールである。具体的には、ユーザ管理モジュール2043は、各ユーザの情報の登録等を受け付けて、ユーザデータベース211を更新する。
【0053】
銘柄提示モジュール2044は、ユーザに対し、銘柄の情報を提示する処理を行うプログラムモジュールである。
【0054】
銘柄提示モジュール2044は、以下のようにして、ユーザに対し、銘柄の情報を提示する。
・ユーザが銘柄のアイコンにタップする等により銘柄を指定する操作に応答して、指定された銘柄の情報(取引価格のチャート、当該銘柄を取引したユーザの情報等)を提示
・ユーザが銘柄のアイコンを指定するのではなく、サーバ20が提供するサービスにアクセスすること等に応答して、おすすめの銘柄のアイコンを提示
投稿処理モジュール2045は、SNS機能においてユーザから投稿を受け付けて投稿履歴データベース213を更新することと、投稿履歴データベース213を参照して各ユーザの投稿をユーザ同士で閲覧させることとを行うプログラムモジュールである。
【0055】
銘柄取引モジュール2046は、ユーザから銘柄を注文する操作を受け付けて、注文内容に応じて銘柄取引データベース212を更新する処理を行うプログラムモジュールである。
【0056】
銘柄取引モジュール2046は、ユーザから受け付けた注文を、取引を仲介する取引所のサーバ30へ送信するか、サーバ20を運営する事業者と相対取引するかにより、当該注文に応じた処理を行う。
【0057】
評価処理モジュール2047は、ユーザから、銘柄を取引する可能性の評価を受け付けて銘柄評価データベース214を更新する処理を行うプログラムモジュールである。
【0058】
評価処理モジュール2047は、以下のような評価をユーザから受け付ける。
・銘柄を買いたい旨の評価
・銘柄に興味がない旨の評価
・銘柄を買うかどうか検討するためウォッチリストに含める旨の評価
<1.3 端末10の構成>
図3は、端末10の構成を示す図である。
【0059】
図3に示すように、端末10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する通信部(第1通信部120、第2通信部121)と、入力装置130(タッチ・センシティブ・デバイス131を含む)と、ディスプレイ132と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、モーションセンサ170と、記憶部180と、制御部190と、を含む。端末10は、図3では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリ、バッテリから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図3に示すように、端末10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
【0060】
アンテナ111は、端末10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1通信部120へ与える。
【0061】
アンテナ112は、端末10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2通信部121へ与える。
【0062】
第1通信部120は、端末10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2通信部121は、端末10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第1通信部120と第2通信部121とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。第1通信部120と第2通信部121とは、端末10が送受信する無線信号の変復調、周波数変換等を行い、受信信号を制御部190へ与える。
【0063】
入力装置130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、入力装置130は、タッチスクリーンとして構成され、タッチ・センシティブ・デバイス131を含む。タッチ・センシティブ・デバイス131は、端末10のユーザの入力操作を受け付ける。タッチ・センシティブ・デバイス131は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する。タッチ・センシティブ・デバイス131は、タッチパネルにより検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部190へ出力する。
【0064】
ディスプレイ132は、制御部190の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD、有機ELディスプレイ等によって実現される。
【0065】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末10の外部へ出力する。
【0066】
位置情報センサ150は、端末10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末10の現在位置を検出する。
【0067】
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、カメラ160から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
【0068】
モーションセンサ170は、加速度センサ、角速度センサ等を含み、端末10の動きを検出する。
【0069】
記憶部180は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。記憶部180が記憶する各種情報については後述する。
【0070】
制御部190は、記憶部180に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末10の動作を制御する。制御部190は、例えばアプリケーションプロセッサである。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部191と、送受信部192と、データ処理部193と、報知制御部194と、記憶制御部195としての機能を発揮する。
【0071】
操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131に対してユーザが指などを接触させた座標の情報に基づき、ユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ(スワイプ)操作であるか等の操作の種別を判定する。
【0072】
送受信部192は、端末10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0073】
データ処理部193は、端末10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
【0074】
報知制御部194は、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動を発生させる処理を行う。
【0075】
記憶制御部195は、記憶部180に対するデータの記憶を制御する。
【0076】
記憶部180が記憶する各種情報について説明する。ある局面において、記憶部180は、ユーザ情報181、SNSアカウント情報182等の各情報を記憶する。
【0077】
ユーザ情報181は、サーバ20のサービスを利用するユーザの情報である。ユーザ情報181は、例えば、ユーザのログインID等の情報を含む。
【0078】
SNSアカウント情報182は、サーバ20が提供するSNS機能とは異なる他のSNSにおけるユーザのアカウントの情報である。SNSアカウント情報182は、当該他のSNSにおけるユーザのID等の情報を含む。
【0079】
<データ構造>
図4は、ユーザデータベース211のデータ構造を示す図である。ユーザデータベース211は、項目「ユーザID」と、項目「名称」と、項目「プロフィール」と、項目「フォロー数」と、項目「フォロワー数」と、項目「口座残高」と、項目「ポートフォリオ」と、項目「ポートフォリオ公開設定」と、項目「フォロワー資産スコア」と、を含む。
【0080】
項目「ユーザID」は、各ユーザを識別する情報である。
【0081】
項目「名称」は、ユーザの名称を示す情報である。
【0082】
具体的には、項目「名称」は、サーバ20が提供するSNS機能において、ユーザが他のユーザに対して投稿者名として提示するものとして設定された名称の情報を含む。
【0083】
項目「プロフィール」は、ユーザのプロフィールを示す情報である。
【0084】
具体的には、項目「プロフィール」は、サーバ20が提供するSNS機能において、ユーザが他のユーザに対して投稿者のプロフィールとして提示するものとして設定された情報を含む。
【0085】
項目「フォロー数」は、ユーザがフォローしている他のユーザのアカウント数の情報である。
【0086】
具体的には、項目「フォロー数」は、図示していないがユーザが他のユーザをフォローする操作をすることで更新されるフォローリスト(フォローする操作を行ったユーザと、フォローされたユーザと、フォローされた日時の情報とを含む。また、フォローを解除した場合の操作履歴の情報を含む)を参照することで特定される、フォローしているユーザの数を集計した結果の情報を含む)を参照することで集計される、フォローしているユーザのアカウントの数の情報を含む。
【0087】
なお、ユーザが他のユーザをフォローすることで、当該ユーザと当該他のユーザとが関連付けられてフォローリストに登録されることになるが、ユーザ同士が関連付けられるようにする態様は、以下のようにしてもよい。
・承認の有無
ユーザが他のユーザをフォローするにあたり、特段、他のユーザの承認を必要としないもの
ユーザが他のユーザをフォローするに当たり、他のユーザの承認を必要とするもの
・ユーザごとのリストへの登録の態様
ユーザが他のユーザを一方的にフォローすることができ、ユーザがフォローしている他のユーザのリストと、当該ユーザをフォローしているフォロワーのリストとが必ずしも一致しないもの
ユーザ同士が関連付けられると、各ユーザのリストにそれぞれ他のユーザがフレンド等の態様で登録されるもの
項目「フォロワー数」は、フォロワーのアカウント数の情報である。
【0088】
具体的には、項目「フォロワー数」は、図示していないフォローリストを参照することで集計される、ユーザをフォローしている他のユーザのアカウントの数の情報を含む。
【0089】
項目「口座残高」は、ユーザが金融商品の買い注文等に使用することができる残高の情報である。
【0090】
項目「ポートフォリオ」は、ユーザが保有している銘柄の内訳(ポートフォリオ)の情報である。
【0091】
具体的には、項目「ポートフォリオ」は、ユーザが保有している銘柄の情報として、以下を含む。
・銘柄を識別する情報(ティッカー)
・銘柄の平均取引価格(銘柄取引データベース212を参照し、各注文を集計することで平均取引価格を特定できる)
・ユーザが銘柄を保有している数量
サーバ20は、ユーザが保有している銘柄のこれらの情報を集計し、リアルタイムの取引価格と比較することにより、ユーザが保有している金融資産の評価額、損益の額を特定することができる。
【0092】
項目「ポートフォリオ公開設定」は、ユーザが保有している銘柄の情報を他のユーザに対して公開するか否かの設定の情報である。
【0093】
具体的には、項目「ポートフォリオ公開設定」は、ユーザのポートフォリオを、サーバ20が提供するSNS機能において他のユーザに公開するか否かの設定をユーザから受け付けた結果の情報を含む。
【0094】
項目「フォロワー資産スコア」は、ユーザを評価した結果の情報である。
【0095】
具体的には、項目「フォロワー資産スコア」は、ユーザを評価した結果の情報として、以下のようにして特定されるスコアの情報を含む。
・フォロワーとなっているユーザの銘柄の取引をした結果に基づき算出されるスコア。具体的には、フォロワーとなっているユーザの金融資産を合計したスコア
なお、当該スコアは、一定期間ごとに(例えば、週次)算出することとしてもよいし、ユーザの情報を閲覧させるタイミング(例えば、ユーザの投稿内容を他のユーザに閲覧させるタイミング、ユーザを指定する操作を受け付けて指定されたユーザの情報を表示させるタイミング等)で随時算出されることとしてもよい。
図5は、銘柄取引データベース212のデータ構造を示す図である。銘柄取引データベース212は、項目「取引ID」と、項目「ユーザID」と、項目「取引日時」と、項目「取引所」と、項目「取引銘柄」と、項目「平均取引価格」と、項目「取引数量」と、項目「買い・売り注文」と、項目「約定金額」と、を含む。
【0096】
項目「取引ID」は、ユーザによって銘柄の取引がされた各取引を識別する情報である。
【0097】
項目「ユーザID」は、ユーザを識別する情報である。
【0098】
具体的には、項目「ユーザID」は、ユーザデータベース211の項目「ユーザID」に対応する。
【0099】
項目「取引日時」は、銘柄の取引がされたタイミングの情報である。
【0100】
具体的には、項目「取引日時」は、買い注文、または、売り注文が約定したタイミングの情報を含む。
【0101】
項目「取引所」は、金融商品の取引所の情報である。
【0102】
項目「取引銘柄」は、取引がされた銘柄を識別する情報である。
【0103】
項目「平均取引価格」は、銘柄の取引が成立した場合の平均の取引価格の情報である。
【0104】
具体的には、項目「平均取引価格」は、ユーザが注文した数量(株数)に応じて取引が成立し、個々の取引の取引価格に基づいて算出される平均の取引価格の情報を含む。
【0105】
項目「取引数量」は、取引がされた数量の情報である。
【0106】
具体的には、項目「取引数量」は、株式取引の場合、取引された株数の情報を含む。
【0107】
項目「買い・売り注文」は、取引が買い注文か売り注文かを示す情報である。
【0108】
項目「約定金額」は、取引によって約定した金額の情報である。
【0109】
図6は、投稿履歴データベース213のデータ構造を示す図である。投稿履歴データベース213は、項目「投稿ID」と、項目「ユーザID」と、項目「投稿日時」と、項目「投稿内容」と、項目「投稿に含まれる銘柄」と、項目「ポートフォリオの添付」と、項目「レスポンス元の投稿」と、項目「リアクション」と、を含む。
【0110】
項目「投稿ID」は、サーバ20が提供するSNS機能において、各ユーザが投稿する各投稿を識別する情報である。
【0111】
項目「ユーザID」は、ユーザを識別する情報である。
【0112】
具体的には、項目「ユーザID」は、ユーザデータベース211の項目「ユーザID」に対応する。
【0113】
項目「投稿日時」は、投稿がされたタイミングの情報である。
【0114】
項目「投稿内容」は、各ユーザが投稿した内容の情報である。
【0115】
具体的には、項目「投稿内容」は、各ユーザが入力したテキストにおいて、株式、為替等の、取引がされる各銘柄を特定する情報(例えば、特定の記号と、銘柄の識別情報(ティッカー等)とを組み合わせたもの)を含む態様で受け付ける投稿の情報を含む。
【0116】
項目「投稿に含まれる銘柄」は、各ユーザが投稿した内容に銘柄を特定する情報が含まれる場合に、当該銘柄の情報である。
【0117】
具体的には、項目「投稿に含まれる銘柄」は、サーバ20が、各ユーザの投稿内容から銘柄を特定する情報が含まれることを判定した結果の情報を含む。
【0118】
項目「ポートフォリオの添付」は、各ユーザが投稿した内容に、ユーザのポートフォリオの情報が含まれるか否かの情報である。
【0119】
具体的には、項目「ポートフォリオの添付」は、以下のようにしてユーザの投稿内容にポートフォリオを指定する情報が含まれていることを判定した結果の情報を含む。
・サーバ20が提供するSNS機能において、ユーザが投稿をする際、ポートフォリオを公開することを指定する情報(例えば、投稿内容に特定の記号を用いる、操作画面においてポートフォリオを投稿に含める操作を受け付けるなど)を受け付けて、ポートフォリオの公開が指定されていることを判定する
項目「レスポンス元の投稿」は、投稿がスレッドの形式となって返信がされる場合の、関連する他の投稿の識別情報である。
【0120】
項目「リアクション」は、投稿に対して他のユーザが行った反応の情報である。
【0121】
具体的には、項目「リアクション」は、以下のようにして、投稿に対して他のユーザが行った反応の情報を含むこととしてもよい。
・表示される投稿と関連付けて、「いいね」等のリアクション用のボタンが押された場合に、リアクションを識別する情報(いいね等)と、各ユーザがリアクションを行った数
図7は、銘柄評価データベース214のデータ構造を示す図である。銘柄評価データベース214は、項目「評価ID」と、項目「ユーザID」と、項目「銘柄提示日時」と、項目「提示銘柄」と、項目「評価結果」と、項目「評価操作日時」と、項目「銘柄詳細情報」と、を含む。
【0122】
項目「評価ID」は、ユーザが各銘柄を評価した各評価を識別する情報である。
【0123】
具体的には、項目「評価ID」は、
項目「ユーザID」は、ユーザを識別する情報である。
【0124】
具体的には、項目「ユーザID」は、ユーザデータベース211の項目「ユーザID」に対応する。
【0125】
項目「銘柄提示日時」は、ユーザに対し、評価対象の銘柄を提示したタイミングの情報である。
【0126】
項目「提示銘柄」は、ユーザに対し、評価対象として提示した銘柄を識別する情報である。
【0127】
具体的には、項目「提示銘柄」は、銘柄取引データベース212の項目「取引銘柄」に示される、各銘柄を識別する情報に対応する。
【0128】
項目「評価結果」は、ユーザが各銘柄を評価した結果の情報である。
【0129】
具体的には、項目「評価結果」は、ユーザが各銘柄を評価した結果の情報として、以下のように複数の段階のいずれかの評価を受け付けた結果を含む。
・買いたい
・興味なし
・ウォッチリスト入り(「買いたい」に至るほどではないが関心ある)
項目「評価操作日時」は、ユーザが銘柄を評価する操作を行ったタイミングの情報である。
【0130】
項目「銘柄詳細情報」は、ユーザに対して評価対象の銘柄を提示する際に、ユーザの判断材料となる銘柄の詳細な情報である。
【0131】
具体的には、項目「銘柄詳細情報」は、以下のように、投資の判断材料となる情報を含む。
・社員数等の会社の組織の情報
・時価評価額
・配当利回り
<フロー>
図8は、SNSにおいてユーザの投稿を受け付けて他のユーザが閲覧可能とする処理の流れを示す図である。
【0132】
例えば、サーバ20は、ユーザからのアクセスに応じて、SNS機能の画面をユーザに提示する。
【0133】
ステップS821において、サーバ20は、ユーザに対し、ユーザの投稿を受け付ける画面を提示する。例えば、サーバ20は、投稿を受け付ける投稿ボタンを画面に表示させ、ユーザから、投稿ボタンへの入力操作を受け付けている。
【0134】
ステップS811において、端末10は、ユーザの投稿の入力を受け付ける。端末10は、銘柄のコードを含めた投稿を受付可能としている。端末10は、ユーザのポートフォリオを投稿内容に含める操作を受付可能としている。端末10は、ユーザの投稿内容を含む情報をサーバ20へ送信する。
【0135】
ステップS823において、サーバ20は、ユーザの投稿内容の情報を受信して、投稿内容の情報をもとに、投稿履歴データベース213を更新する。
【0136】
図9は、SNSにおいてユーザの投稿内容を表示して、銘柄を指定する操作に応じて操作画面を提示する処理の流れを示す図である。
【0137】
ステップS921において、サーバ20は、投稿履歴データベース213を参照し、各ユーザの投稿をユーザ同士で閲覧可能に、操作画面において提示させる。
【0138】
サーバ20は、投稿履歴データベース213を参照し、ユーザの投稿に銘柄を特定する情報が含まれている場合、銘柄のリアルタイムの取引価格の情報と、銘柄のアイコンを指定可能に提示する。サーバ20は、ユーザの投稿に、ユーザのポートフォリオの情報が含まれる場合、ユーザのポートフォリオの詳細を確認可能に提示する。
【0139】
サーバ20は、各ユーザの投稿において、投稿をしたユーザの情報として、ユーザデータベース211の項目「フォロワー資産スコア」の情報を提示する。
【0140】
ステップS911において、端末10は、各ユーザの投稿を表示する。例えば、端末10は、タイムラインとして、各ユーザの投稿のタイミングに応じて、各ユーザの投稿を並べて表示する。端末10は、投稿に銘柄を特定する情報が含まれていればリアルタイムの取引価格を表示して、銘柄のアイコンを指定する操作を受け付ける。
【0141】
ステップS923において、サーバ20は、ユーザが銘柄のアイコンを指定する操作に応じて、銘柄の取引画面と、銘柄取引データベース212を参照して銘柄の取引をしたユーザの情報と、銘柄の売買取引を集計した結果(買い注文と売り注文の割合など)とを表示する画面をユーザに提示する。
【0142】
サーバ20は、銘柄の取引をしたユーザの情報として、以下を表示する。
・当該銘柄についての取引の収益が上位のユーザ
・指定された銘柄を保有していたが売却済みであるユーザの情報
・指定された銘柄を現に保有しているユーザの情報
・指定された銘柄をウォッチリストに登録しているユーザの情報
ステップS913において、端末10は、銘柄を示すアイコンと、銘柄の売買取引を集計した結果と、銘柄について取引をしたユーザの情報とを操作画面に表示する。端末10は、ユーザの情報を指定可能に表示する。
【0143】
サーバ20は、ユーザの情報に対して指定する操作に応じて、当該指定されたユーザの情報として以下のような情報を提示する。
・ユーザのポートフォリオ
・ユーザの保有資産
図10は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける処理の流れを示す図である。
【0144】
ステップS1021において、サーバ20は、銘柄取引データベース212、投稿履歴データベース213、ユーザの操作履歴等を参照し、ユーザに対して投資の可能性の評価を受け付ける候補の銘柄を特定する。サーバ20は、特定した候補の銘柄の情報を、評価を受付可能にユーザに提示する。
【0145】
ステップS1011において、端末10は、候補となる複数の銘柄について、投資する可能性の評価の入力を受け付ける。例えば、端末10は、候補となる複数の銘柄を順に表示して、各銘柄についてタッチ操作の方向に応じて、買いを検討する評価、興味がない旨の評価、ウォッチリストに登録する旨の評価を受け付ける。
【0146】
ステップS1023において、サーバ20は、ユーザの評価の結果に応じて、銘柄評価データベース214を更新する。
【0147】
図11は、ユーザに対するおすすめの銘柄を特定して、ユーザに提示する処理の流れを示す図である。
【0148】
ステップS1121において、サーバ20は、データベースを参照し、ユーザに提示する、おすすめの銘柄を特定する。例えば、各ユーザによって取引された回数、頻度、各ユーザが投稿に含めた銘柄であるか等に応じて、おすすめの銘柄を特定することとしてもよい。特定した複数の銘柄について、銘柄のアイコンを指定可能な態様で、売買取引の集計結果を提示する。
【0149】
ステップS1111において、端末10は、特定された複数の銘柄を表示。当該銘柄について売買取引の集計結果を表示する。
<画面構成>
図12は、SNSのタイムラインに各ユーザの投稿を表示する画面の例である。
【0150】
図13は、検索をする画面を提示しつつ、ユーザが売買している銘柄の情報、ユーザのランキング等を表示する画面の例である。
【0151】
図14は、銘柄を指定するユーザの操作に応じて、銘柄の取引をしたユーザの情報を含む銘柄の情報を表示する画面の例である。
【0152】
図15は、銘柄を指定するユーザの操作に応じて、銘柄の取引をしたユーザの情報を含む銘柄の情報を表示する画面の例である。
【0153】
図16は、銘柄を指定するユーザの操作に応じて、銘柄の取引をしたユーザの情報を含む銘柄の情報を表示する画面の例である。
【0154】
図17は、ユーザを指定する操作に応じて、指定されたユーザの取引実績としてポートフォリオを含む情報を表示する画面の例である。
【0155】
図18は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける場合の画面の例である。
【0156】
図19は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける場合の画面の例である。
【0157】
図20は、銘柄に対するユーザの関心の有無をタッチ操作で受け付ける場合の画面の例である。
【0158】
操作画面1000は、サーバ20が提供するサービスにおいてユーザの操作を受け付ける画面である。
【0159】
操作画面1000は、図12の例では、ホーム操作受付部1028が指定されることにより、各ユーザの投稿を並べたタイムラインを表示する例を示している。
【0160】
取引期間表示領域1002は、取引所において金融商品の取引が開始される期間を表示する領域である。
【0161】
取引期間表示領域1002は、図示するように、取引開始前は、取引所がオープンになるまでの残り時間を表示する。取引が開始されると、「オープン中」等の表示により、取引が可能であることを表示する。
【0162】
ユーザアイコン表示領域1004は、各ユーザを表すアイコンを表示する領域である。
【0163】
ユーザアイコン表示領域1004は、ユーザがアイコンを指定する操作を受け付けることにより、後述するように指定されたユーザの詳細の情報を表示させることとしてもよい。
【0164】
ユーザ名表示領域1006は、ユーザの名称を表示する領域である。
【0165】
ユーザ名表示領域1006は、ユーザデータベース211を参照して特定される、ユーザの名称の情報を含む。
【0166】
フォロワー資産スコア表示領域1008は、ユーザのスコアを表示する領域である。
【0167】
フォロワー資産スコア表示領域1008は、ユーザデータベース211を参照して、項目「フォロワー資産スコア」に示される情報を表示する。
【0168】
アカウント名表示領域1010は、ユーザのアカウント名を表示する領域である。
【0169】
投稿日時表示領域1012は、ユーザが投稿したタイミングを表示する領域である。
【0170】
投稿内容表示領域1014は、ユーザが投稿した内容を表示する領域である。
【0171】
投稿内容表示領域1014は、投稿履歴データベース213を参照して、項目「投稿内容」の情報を表示する。
【0172】
銘柄表示領域1016は、ユーザが投稿内容に銘柄を特定する情報を含めた場合に、銘柄の情報を表示する領域である。
【0173】
銘柄表示領域1016は、図示するように、投稿履歴データベース213を参照して、ユーザが投稿内容に銘柄を特定する情報(例えば、特定の記号と、ティッカー等の銘柄の識別情報との組み合わせ)を含めた場合に、その銘柄の取引の状況(例えば、前日と比べた増減を表す情報)をあわせて表示している。図示する例では、端末10は、銘柄表示領域1016へのユーザの操作を受け付けており、当該銘柄表示領域1016へのユーザの操作に応じて、後述する銘柄を取引する画面へと遷移させる。
【0174】
銘柄詳細表示領域1018は、ユーザが投稿内容に銘柄を特定する情報を含めた場合に、銘柄の取引状況の詳細の情報を表示する領域である。
【0175】
銘柄詳細表示領域1018は、図示するように、銘柄に対応する企業の名称と、銘柄のリアルタイムの取引価格の情報とを表示している。図示する例では、端末10は、銘柄詳細表示領域1018へのユーザの操作を受け付けており、当該ユーザの操作に応じて、後述する銘柄を取引する画面へと遷移させる。
【0176】
投稿評価操作受付部1020は、投稿に対する各ユーザからのリアクションの操作を受け付ける操作部材である。
【0177】
投稿評価操作受付部1020は、ユーザが行ったリアクションの種類に対応する情報(アイコン等)と、リアクションの数とを表示している。
【0178】
投稿評価操作受付部1022は、投稿に対する各ユーザからのリアクションの操作を受け付ける操作部材である。
【0179】
返信操作受付部1024は、投稿に対して返信をする操作を受け付ける操作部材である。
【0180】
返信操作受付部1024は、図示する例では、投稿に対して返信がある件数と、返信をする投稿を行ったユーザに対応するアイコンの情報とを表示している。端末10は、返信操作受付部1024へのユーザの入力操作に応じて、返信を投稿するための画面を表示する。また、端末10は、返信操作受付部1024に表示される、返信をしたユーザのアイコンへの操作に応じて、後述するように、当該ユーザの情報を表示させる。
【0181】
投稿操作受付部1026は、SNSへの投稿をする操作を受け付ける操作部材である。
【0182】
投稿操作受付部1026は、ユーザの操作に応じて、投稿を入力するための画面を立ち上げてユーザに提示する。
【0183】
ホーム操作受付部1028は、各ユーザの投稿を表示するタイムラインへと表示内容を切り替える操作を受け付ける操作部材である。
【0184】
ホーム操作受付部1028は、画面の下部にメニューとして表示されており、当該メニューには、他に、検索操作受付部1030、トレンド閲覧操作受付部1032等のアイコンを表示している。端末10は、ユーザが画面をスクロールさせる操作(例えば、各ユーザの投稿内容を順に表示させるべく縦方向のスクロールを行う等)を行ったとしても、下部のメニューのアイコンは下部に固定して表示させることとしてもよい。
【0185】
検索操作受付部1030は、銘柄、ユーザの情報等の検索をする操作を受け付ける操作部材である。
【0186】
トレンド閲覧操作受付部1032は、銘柄のカテゴリごと、また、取引等が多く人気がある銘柄の情報を表示させる操作を受け付ける操作部材である。
【0187】
履歴閲覧操作受付部1034は、ユーザが取引を行った履歴を表示させる操作を受け付ける操作部材である。
【0188】
検索操作受付部1036は、銘柄、ユーザ等の様々な情報の検索をする操作を受け付ける操作部材である。
【0189】
検索操作受付部1036は、図示する例では、フリーテキストで検索の入力を受け付けている。
【0190】
閲覧形式指定受付部1038は、各ユーザが取引をしている銘柄の情報を表示する形式を切り替える指定を受け付ける操作部材である。
【0191】
閲覧形式指定受付部1038は、図示する例では、画面上は各銘柄に対応するアイコンと、取引件数の情報と、増減等の取引価格に関する情報とを並べて横方向にスクロール可能に表示している。端末10は、閲覧形式指定受付部1038へのユーザの操作に応じて、上記の情報をリスト形式で表示することとしてもよい。
【0192】
銘柄表示領域1040は、各銘柄に対応するアイコンを表示する領域である。
【0193】
銘柄表示領域1040は、例えば、各銘柄に対応する事業者のロゴを表示することとしてもよい。
【0194】
取引概要表示領域1042は、各銘柄の取引の状況を表示する領域である。
【0195】
取引概要表示領域1042は、図示する例では、所定の期間(例えば、1週間。または、週の初めから週の終わりに市場がクローズまでの一定期間など)で取引がされた件数の情報を表示している。このように、銘柄に対応するアイコンと、取引の件数とを関連付けて表示することで、どの銘柄が注目されているのかを容易に把握することができ、ユーザの銘柄選択がよりいっそう容易になる。
【0196】
値動き表示領域1044は、各銘柄の価格に関する情報として、値動きの情報を表示する領域である。
【0197】
値動き表示領域1044は、図示する例では、値上がりか値下がりか、また、その程度の情報を表示している。
【0198】
この他、端末10は、値上がり中の銘柄のリストと、値下がり中の銘柄のリストとを、その値上がり率または値下がり率の程度に応じて並べて表示することとしてもよい。
【0199】
閲覧形式操作受付部1046は、ユーザのランキングを表示する形式を切り替える操作を受け付ける操作部材である。
【0200】
閲覧形式操作受付部1046は、ユーザのランキングとして、以下のような形式での表示に切り替え可能であるとしてもよい。
・資産の増減順(一定期間内の増減率の順)
・特定の銘柄について取引回数が多いものとして認定がされた場合に、その銘柄の数(現に取引回数が多いものとして認定されているものに限って表示してもよい)
・取引回数(一定期間内の取引回数)
ユーザ情報表示領域1048は、表示しているランキングに対応するユーザの情報を表示する領域である。
【0201】
ユーザアイコン表示領域1050は、各ユーザを表すアイコンを表示する領域である。
【0202】
フォロー操作受付部1052は、表示されているユーザをフォローする操作を受け付ける操作部材である。
【0203】
フォロー操作受付部1052は、図示するように、ランキングに応じたユーザの情報(ユーザのアイコン、保有資産の情報など)と、フォローするための操作部材(フォロー操作受付部1052)とをともに表示することにより、ユーザが他のユーザをフォローするための参考となる情報を提供しつつ、容易にフォローをすることができ、ユーザ同士の交流をよりいっそう促すことができる。
【0204】
取引価格表示領域1054は、指定された銘柄の取引価格の情報を表示する領域である。
【0205】
詳細閲覧操作受付部1056は、指定された銘柄についての詳細な情報を閲覧する操作を受け付ける操作部材である。
【0206】
詳細閲覧操作受付部1056は、ユーザの操作に応じて、銘柄に対応する企業の業績等、投資の参考になる情報を表示する。
【0207】
チャート表示領域1058は、指定された銘柄の取引価格の時系列の推移であるチャートを表示する領域である。
【0208】
表示期間指定受付部1060は、チャートを表示する期間の指定を受け付ける操作部材である。
【0209】
表示期間指定受付部1060は、図示する例では1日の値動きのチャートを表示しているが、この他にも市場がオープンしている間はリアルタイムの取引価格のチャートを表示することとしてもよく、週、月等の期間のチャートを表示するよう指定できることとしてもよい。
【0210】
売り注文操作受付部1062は、ユーザから、銘柄を売る注文の操作を受け付ける操作部材である。
【0211】
売り注文操作受付部1062は、ユーザの操作に応じて、売り注文に必要な情報(売却価格、売却数量等)の指定を受け付ける画面を表示させることとしてもよい。
【0212】
買い注文操作受付部1064は、ユーザから、銘柄を買う注文の操作を受け付ける操作部材である。
【0213】
取引数上位表示領域1066は、銘柄について取引をした回数が多いユーザを表示する領域である。
【0214】
取引数上位表示領域1066は、図示する例では、表示されている銘柄について一定期間内(例えば、1日単位としてもよく、1週間単位等の期間としてもよい)に取引をした回数を各ユーザについて集計し、最も多かったユーザの情報と、その期間の情報とを表示している。
【0215】
ユーザアイコン表示領域1068は、各ユーザを表すアイコンを表示する領域である。
【0216】
ユーザアイコン表示領域1068は、ユーザの操作に応じて、ユーザの情報を表示させる。このように、取引数上位表示領域1066においてユーザの情報を表示させることにより、ユーザをフォローするきっかけを提供することができる。
【0217】
履歴閲覧操作受付部1070は、銘柄について取引をした回数が多いと判定されたユーザの履歴を閲覧する操作を受け付ける操作部材である。
【0218】
保有実績表示領域1072は、銘柄について取引をしたことがあるユーザの情報を表示する領域である。
【0219】
保有実績表示領域1072は、図示する例では、銘柄を過去に保有していたユーザ(現に保有しているわけではない)と、現に保有しているユーザのアイコンを表示しており、各アイコンを指定するユーザの操作に応じて、当該指定されたアイコンのユーザの情報を表示させることとしている。
【0220】
また、保有実績表示領域1072において、現に銘柄を保有しているユーザの人数の情報を表示している。
【0221】
これにより、銘柄に投資するか否かの意思決定を容易にしつつ、ユーザ同士の交流を促すことができる。
【0222】
成績上位表示領域1074は、銘柄について取引をした結果、成績が上位のユーザの情報を表示する領域である。
【0223】
成績上位表示領域1074は、図示する例では、銘柄の取引によりリターンが大きかったユーザの情報を表示している。
【0224】
ユーザアイコン表示領域1076は、各ユーザを表すアイコンを表示する領域である。
【0225】
ユーザアイコン表示領域1076は、ユーザの操作に応じて、ユーザの情報を表示させる。
【0226】
取引状況表示領域1078は、銘柄についての一定期間内での各ユーザの取引状況を表示する領域である。
【0227】
取引状況表示領域1078は、図示する例では、一定期間(週)において、買い注文をしているユーザの数と、売り注文をしているユーザの数とを表示している。これにより、ユーザに対し、買いと売りの内訳、注文をしている人数等から、値上がり期待か値下がり期待が強いのか等、銘柄を選択するための判断材料を提供することができる。
【0228】
取引件数表示領域1080は、銘柄が各ユーザによって取引された件数を表示する領域である。
【0229】
取引件数表示領域1080は、図示する例では、注文が約定して取引が成立した件数を表示している。
【0230】
グラフ表示領域1082は、各ユーザの取引の状況として、買い注文と売り注文の割合のグラフを表示する領域である。
【0231】
買い注文ユーザ表示領域1084は、買い注文をしているユーザの情報を表示する領域である。
【0232】
買い注文ユーザ表示領域1084は、図示する例では、買い注文をしているユーザのアイコンを表示しており、各ユーザのアイコンへの操作に応じて、ユーザの情報の詳細を表示している。また、買い注文ユーザ表示領域1084へのユーザの操作に応じて、該当するユーザのリストを表示する。
【0233】
売り注文ユーザ表示領域1086は、売り注文をしているユーザの情報を表示する領域である。
【0234】
売り注文ユーザ表示領域1086は、図示する例では、売り注文をしているユーザのアイコンを表示しており、各ユーザのアイコンへの操作に応じて、ユーザの情報の詳細を表示している。また、売り注文ユーザ表示領域1086へのユーザの操作に応じて、該当するユーザのリストを表示する。
【0235】
銘柄毎投稿表示領域1088は、銘柄についてなされた各ユーザの投稿を表示する領域である。
【0236】
銘柄毎投稿表示領域1088は、図示する例では、投稿履歴データベース213を参照して、投稿に含まれる銘柄を特定する情報に基づき、各銘柄について投稿された投稿を表示している。
【0237】
画面移行操作受付部1090は、銘柄を取引する画面(図15)へと遷移する操作を受け付ける操作部材である。
【0238】
抽出条件表示領域1092は、銘柄について取引をしたユーザを抽出する条件を表示する領域である。
【0239】
過去取引指定受付部1094は、条件として、過去に銘柄の取引をしたが保有していないユーザとする指定を受け付ける操作部材である。
【0240】
過去取引指定受付部1094は、図示する例では、他の条件とは異なる態様で強調して表示されており、ユーザによって指定されている条件であることを表示している。
【0241】
保有中指定受付部1096は、条件として、現に銘柄を保有しているユーザとする指定を受け付ける操作部材である。
【0242】
ウォッチリスト入り指定受付部1098は、条件として、ウォッチリストに登録しているユーザとする指定を受け付ける操作部材である。
【0243】
全条件指定受付部1100は、条件として、これら全てを含む指定を受け付ける操作部材である。
【0244】
該当ユーザ表示領域1102は、指定された条件に該当するユーザの情報を表示する領域である。
【0245】
ユーザアイコン表示領域1104は、各ユーザを表すアイコンを表示する領域である。
【0246】
ユーザアイコン表示領域1104は、ユーザの操作に応じて、ユーザの情報を表示させる。
【0247】
フォロー操作受付部1106は、表示されているユーザをフォローする操作を受け付ける操作部材である。
【0248】
プロフィール表示領域1108は、ユーザのプロフィールを表示する領域である。
【0249】
投稿確認操作受付部1110は、表示されているユーザの投稿内容を確認する操作を受け付ける操作部材である。
【0250】
フォロワー確認操作受付部1112は、ユーザのフォロワーを確認する操作を受け付ける操作部材である。
【0251】
フォロワー確認操作受付部1112は、図示する例では、フォロワーの数を表示している。
【0252】
フォロー確認操作受付部1114は、ユーザがフォローしているユーザを確認する操作を受け付ける操作部材である。
【0253】
フォロー確認操作受付部1114は、図示する例では、フォローしているユーザの数を表示している。
【0254】
交流確認操作受付部1116は、ユーザが他のユーザとコミュニケーションしている内容を確認する操作を受け付ける操作部材である。
【0255】
交流確認操作受付部1116は、図示する例では、投稿に対するリプライ等によりコミュニケーションがされた数を評価したスコアが表示されている。交流確認操作受付部1116への操作に応じて、ユーザの投稿に対してリプライがついている投稿、ユーザがリプライした投稿等が表示される。
【0256】
成績概要表示領域1118は、ユーザの取引の成績の概要を表示する領域である。
【0257】
成績概要表示領域1118は、図示する例では、資産の増減率を表示している。
【0258】
内訳確認操作受付部1120は、ユーザのポートフォリオに含まれる銘柄を確認する操作を受け付ける操作部材である。
【0259】
ポートフォリオ表示領域1122は、ユーザのポートフォリオを視覚的に描画した画像を表示する領域である。
【0260】
ポートフォリオ表示領域1122は、図示する例では、各銘柄の評価額に応じて各銘柄のアイコンの大きさを変え(評価額が大きいほどアイコンを大きくする)、各銘柄のアイコンを並べて表示している。
【0261】
取引履歴表示領域1124は、ユーザが取引をした履歴を表示する領域である。
【0262】
銘柄カード表示領域1126は、評価を受ける対象となる銘柄の情報を表示する領域である。
【0263】
銘柄カード表示領域1126は、図示するように、取引価格表示領域1054、チャート表示領域1058、グラフ表示領域1082等の情報を表示している。
【0264】
端末10は、ユーザがスワイプする操作に応じて、カード状の図形を、スワイプの操作の方向に移動させるよう、銘柄カード表示領域1126を描画する。具体的には、画面に対して右側にスワイプ(フリック)操作をすることで、「買いたい」旨の評価を受け付けている。また、画面に対して左側にスワイプ、フリック操作をすることで、「興味がない」旨の評価を受け付けている。また、画面に対して上側(または下側)にスワイプ、フリック操作をすることで、「ウォッチリストに登録する」旨の評価を受け付けている。
【0265】
図示する例では、端末10のディスプレイに対して、銘柄カード表示領域1126が表示されない余白となる領域があるように銘柄カード表示領域1126を表示しているが、画面いっぱいに銘柄カード表示領域1126を表示させることとしてもよい。
【0266】
興味なし操作受付部1128は、提示される銘柄について、タップ操作により、「興味がない」旨の評価をする操作を受け付ける操作部材である。
【0267】
ウォッチリスト入り操作受付部1130は、提示される銘柄について、タップ操作により、「ウォッチリストに登録する」旨の評価をする操作を受け付ける操作部材である。
【0268】
買入意思操作受付部1132は、提示される銘柄について、タップ操作により、「買いたい」旨の評価をする操作を受け付ける操作部材である。
【0269】
操作内容表示領域1134は、ユーザがスワイプ操作によりカードを移動させて評価をしようとしている場合に、その操作の内容を表示する領域である。
【0270】
操作内容表示領域1134は、図示する例では、右側にカードをスワイプさせる操作に応じて、「買いたい」旨の評価をしようとしていることを表示している。また、スワイプ操作をしてカードを移動させるよう描画しつつ、次のカードが評価対象として提示されることを示唆するよう、背面側に、別の銘柄に対応するカードを表示している。
【0271】
概要情報表示領域1136は、銘柄についての別の情報を表示する領域である。
【0272】
概要情報表示領域1136は、図示する例では、銘柄の情報を大規模言語モデルによって生成させた結果を表示しており、大規模言語モデルによって生成された旨が表示されている。
【0273】
企業情報表示領域1138は、銘柄の情報を表示する領域である。
【0274】
企業情報表示領域1138は、図示する例では、時価総額等、投資家向けに提供される情報を表示している。
【0275】
<その他>
上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
【0276】
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
【0277】
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
【0278】
本明細書中に記載されている構成要素により実現される機能は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、汎用プロセッサ、特定用途プロセッサ、集積回路、ASICs (Application Specific Integrated Circuits)、CPU (a Central Processing Unit)、従来型の回路、および/又はそれらの組合せを含む、circuitry又はprocessing circuitryにおいて実装されてもよい。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含み、circuitry又はprocessing circuitryとみなされる。プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行する、programmed processorであってもよい。
【0279】
本明細書において、circuitry、ユニット、手段は、記載された機能を実現するようにプログラムされたハードウェア、又は実行するハードウェアである。当該ハードウェアは、本明細書に開示されているあらゆるハードウェア、又は、当該記載された機能を実現するようにプログラムされた、又は、実行するものとして知られているあらゆるハードウェアであってもよい。
【0280】
当該ハードウェアがcircuitryのタイプであるとみなされるプロセッサである場合、当該circuitry、手段、又はユニットは、ハードウェアと、当該ハードウェア及び又はプロセッサを構成する為に用いられるソフトウェアの組合せである。
【0281】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0282】
(付記)
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0283】
(付記1)
コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させるプログラムであって、プログラムは、コンピュータプロセッサに、各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、を実行させる、プログラム。
【0284】
(付記2)
記憶部に記憶される複数のユーザによる銘柄の売買取引の履歴を参照し、複数の銘柄それぞれについて、銘柄を示すアイコンと、銘柄の売買取引を集計した結果とを関連付けてユーザに提示する、付記1に記載のプログラム。
【0285】
(付記3)
銘柄のアイコンをユーザが指定可能に提示しており、銘柄のアイコンを指定する操作をユーザから受け付けることに応じて、当該銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面をユーザに提示する、付記2に記載のプログラム。
【0286】
(付記4)
プログラムは、コンピュータプロセッサに、さらに、各ユーザから投稿の入力を受け付けるステップと、受け付けた投稿をユーザ同士で閲覧可能に提示するステップと、を実行させ、受け付けるステップにおいて、銘柄を特定する情報を含む投稿の入力を受け付けており、投稿に銘柄を指定する情報が含まれている場合、当該投稿に含まれる銘柄を指定可能にユーザ同士で閲覧可能とし、銘柄を指定する操作をユーザから受け付けることにより、指定された銘柄の取引画面と、当該銘柄を特定する情報を含む各ユーザの投稿とを提示する、付記1から3のいずれかに記載のプログラム。
【0287】
(付記5)
投稿に銘柄を指定する情報が含まれている場合、当該銘柄のリアルタイムの取引価格に関する情報を投稿と関連付けてユーザ同士で閲覧可能とする、付記4に記載のプログラム。
【0288】
(付記6)
プログラムは、コンピュータプロセッサに、さらに、各ユーザから、各銘柄について投資する可能性の評価の入力を受け付けるステップと、ユーザが入力した銘柄ごとの評価に応じて、ユーザごとに、提示する銘柄の候補を特定するステップと、特定された銘柄の候補を当該ユーザに提示するステップと、を実行させる、付記1から4のいずれかに記載のプログラム。
【0289】
(付記7)
受け付けるステップにおいて、ユーザに対し、銘柄の情報を画面に表示するとともに、当該銘柄の情報に対するタッチ操作を受け付けており、タッチ操作の方向に応じて、銘柄の評価の入力を受け付けており、タッチ操作の方向に応じて、買いを検討する旨の評価と、取引することの興味がない旨の評価とを含む評価の入力を受け付ける、付記6に記載のプログラム。
【0290】
(付記8)
銘柄の候補をユーザに提示するステップにおいて、ユーザから買いを検討する旨の評価を受け付けている銘柄であること、市場において取引価格が変動している銘柄であること、のいずれの条件をも満たす銘柄をユーザに提示する、付記7に記載のプログラム。
【0291】
(付記9)
銘柄の情報を提示するステップにおいて、銘柄を指定する操作に応じて、当該銘柄についての取引の収益が上位のユーザの情報を提示する、付記1から8のいずれかに記載のプログラム。
【0292】
(付記10)
銘柄の情報を提示するステップにおいて、銘柄を指定する操作に応じて、指定された銘柄を保有していたが売却済みであるユーザの情報と、指定された銘柄を現に保有しているユーザの情報とを提示する、付記1から9のいずれかに記載のプログラム。
【0293】
(付記11)
ユーザの情報の指定を受け付けることにより、当該ユーザが保有している銘柄のポートフォリオの情報を表示する、付記1から10のいずれかに記載のプログラム。
【0294】
(付記12)
ユーザから、当該ユーザと他のユーザとを関連付ける操作を受け付けて、記憶部に、当該ユーザと他のユーザとが関連付けられることを記憶させ、第1のユーザの情報を第2のユーザに閲覧させることとして、第1のユーザに関連づけられる1または複数のユーザの保有資産に応じて特定されるスコアの情報を閲覧させる、付記1から11のいずれかに記載のプログラム。
【0295】
(付記13)
コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させる方法であって、方法は、コンピュータプロセッサが、各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、を実行する、方法。
【0296】
(付記14)
情報処理装置であって、情報処理装置の制御部が、各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、を実行する、情報処理装置。
【要約】
【課題】金融商品の取引をするか否かの判断をよりいっそう容易にして、取引をよりいっそう促す。
【解決手段】コンピュータプロセッサを備えるコンピュータを動作させるプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータプロセッサに、各ユーザがトレードの対象となる銘柄を売買取引した履歴を記憶部に記憶するように構成されており、銘柄の情報を提示して、銘柄を指定する操作を受け付けるステップと、ユーザが銘柄を指定する操作に応じて、複数のユーザによる当該銘柄の売買取引の履歴を参照し、当該指定された銘柄について取引をしたユーザの情報とともに当該指定された銘柄の売買取引の操作を受け付ける画面を提示するステップと、を実行させる。
【選択図】図14
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20