IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キャリムエンジニアリング株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-アウトリガ装置及び車両 図1
  • 特許-アウトリガ装置及び車両 図2
  • 特許-アウトリガ装置及び車両 図3
  • 特許-アウトリガ装置及び車両 図4
  • 特許-アウトリガ装置及び車両 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-27
(45)【発行日】2025-03-07
(54)【発明の名称】アウトリガ装置及び車両
(51)【国際特許分類】
   B60S 9/12 20060101AFI20250228BHJP
   B62D 61/12 20060101ALI20250228BHJP
   B62D 53/00 20060101ALN20250228BHJP
【FI】
B60S9/12
B62D61/12
B62D53/00 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023017372
(22)【出願日】2023-02-08
(65)【公開番号】P2024112401
(43)【公開日】2024-08-21
【審査請求日】2024-07-04
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】599069448
【氏名又は名称】キャリムエンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140442
【弁理士】
【氏名又は名称】柴山 健一
(72)【発明者】
【氏名】草野 勝晴
【審査官】田邉 学
(56)【参考文献】
【文献】特開平04-212681(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0274704(US,A1)
【文献】特開平05-043191(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0367625(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2005/0115746(US,A1)
【文献】特開2001-213592(JP,A)
【文献】特開2005-271753(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60S 9/12
B62D 61/12
B62D 53/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラクタ及びトレーラを含む車両の前記トレーラに取り付けられた状態で前記車両の走行時に用いられる一対のアウトリガユニットを備え、
前記一対のアウトリガユニットのそれぞれは、
車両から前記車両の車幅方向における外側に延在するアームと、
前記アームから下側に延在するポストと、
前記ポストの下端部に取り付けられたキャスタと、を有し、
前記キャスタは、
前記ポストの前記下端部に連結された連結部と、
鉛直方向に沿った第1軸線を中心線として旋回可能となるように前記連結部に取り付けられた旋回部と、
前記第1軸線とねじれの位置にあり且つ水平方向に沿った第2軸線を中心線として回転可能となるように前記旋回部に取り付けられた車輪と、を含む、アウトリガ装置。
【請求項2】
前記連結部は、前記第1軸線が前記鉛直方向に対して前記車両の前後方向に所定の角度範囲内において傾動可能となるように前記ポストの前記下端部に連結されている、請求項1に記載のアウトリガ装置。
【請求項3】
前記ポストは、油圧アクチュエータのシリンダ及びロッドによって構成されている、請求項1又は2に記載のアウトリガ装置。
【請求項4】
前記油圧アクチュエータに駆動用の電力を供給する発電機を更に備える、請求項3に記載のアウトリガ装置。
【請求項5】
トラクタ及びトレーラと、
前記トレーラに取り付けられた一対のアウトリガユニットと、を備え、
前記一対のアウトリガユニットのそれぞれは、
車両から前記車両の車幅方向における外側に延在するアームと、
前記アームから下側に延在するポストと、
前記ポストの下端部に取り付けられたキャスタと、を有し、
前記キャスタは、
前記ポストの前記下端部に連結された連結部と、
鉛直方向に沿った第1軸線を中心線として旋回可能となるように前記連結部に取り付けられた旋回部と、
前記第1軸線とねじれの位置にあり且つ水平方向に沿った第2軸線を中心線として回転可能となるように前記旋回部に取り付けられた車輪と、を含む、車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アウトリガ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
トレーラの架台にコンテナを載せたり、トレーラの架台からコンテナを降ろしたりする際に、トレーラの安定性を確保するために、アウトリガ装置が用いられる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-133865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、トラクタ(牽引車)に連結されたトレーラが走行している状態(トレーラが前進している状態及び後退している状態を含む)でも、トレーラの安定性を確保すべき場合がある。例えば、トレーラの架台にコンテナが載置された状態で、トレーラが連結されたトラクタが右又は左に旋回しながら勾配路を走行するような場合である。
【0005】
そこで、本発明は、走行している車両の安定性を確保することができるアウトリガ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のアウトリガ装置は、[1]「一対のアウトリガユニットを備え、前記一対のアウトリガユニットのそれぞれは、車両から前記車両の車幅方向における外側に延在するアームと、前記アームから下側に延在するポストと、前記ポストの下端部に取り付けられたキャスタと、を有し、前記キャスタは、前記ポストの前記下端部に連結された連結部と、鉛直方向に沿った第1軸線を中心線として旋回可能となるように前記連結部に取り付けられた旋回部と、前記第1軸線とねじれの位置にあり且つ水平方向に沿った第2軸線を中心線として回転可能となるように前記旋回部に取り付けられた車輪と、を含む、アウトリガ装置」である。
【0007】
上記[1]に記載のアウトリガ装置では、一対のアウトリガユニットのそれぞれにおいてポストの下端部にキャスタが取り付けられている。これにより、一対のアウトリガユニットのそれぞれのキャスタを接地させた状態で、アウトリガ装置が取り付けられた車両を走行させることができる。よって、上記[1]に記載のアウトリガ装置によれば、走行している車両の安定性を確保することができる。
【0008】
本発明のアウトリガ装置は、[2]「前記連結部は、前記第1軸線が前記鉛直方向に対して前記車両の前後方向に所定の角度範囲内において傾動可能となるように前記ポストの前記下端部に連結されている、上記[1]に記載のアウトリガ装置」であってもよい。当該[2]に記載のアウトリガ装置によれば、車両が前進する際には、車輪の第2軸線が旋回部の第1軸線に対して後側に位置し、且つ旋回部の第1軸線が下側ほど後側に位置するように鉛直方向に対して傾いた状態となり、車両が後退する際には、車輪の第2軸線が旋回部の第1軸線に対して前側に位置し、且つ旋回部の第1軸線が下側ほど前側に位置するように鉛直方向に対して傾いた状態となるため、走行している車両の安定性をより一層向上させることができる。
【0009】
本発明のアウトリガ装置は、[3]「前記ポストは、油圧アクチュエータのシリンダ及びロッドによって構成されている、上記[1]又は[2]に記載のアウトリガ装置」であってもよい。当該[3]に記載のアウトリガ装置によれば、例えば、車両が右又は左に旋回しながら勾配路を走行するような場合にも、一対のアウトリガユニットのそれぞれにおいてポストを伸縮させることにより、一対のアウトリガユニットのそれぞれのキャスタを確実に接地させることができる。
【0010】
本発明のアウトリガ装置は、[4]「前記油圧アクチュエータに駆動用の電力を供給する発電機を更に備える、上記[3]に記載のアウトリガ装置」であってもよい。当該[4]に記載のアウトリガ装置によれば、一対のアウトリガユニットの設置位置によらず、油圧アクチュエータに駆動用の電力を供給することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、走行している車両の安定性を確保することができるアウトリガ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】一実施形態のアウトリガ装置が取り付けられたトレーラの側面図である。
図2図1に示されるアウトリガ装置の正面図である。
図3図2に示されるアウトリガ装置の一部分の分解正面図である。
図4図2に示されるアウトリガ装置の一部分の側面図である。
図5図2に示されるアウトリガ装置の一部分の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
図1に示されるように、トレーラ(車両)100は、トラクタ200に連結されている。トレーラ100には、2セットのアウトリガ装置1が取り付けられている。以下、トラクタ200及びトレーラ100の車幅方向を「車幅方向WD」といい、トラクタ200及びトレーラ100の前後方向を「前後方向LD」という。また、鉛直方向を「鉛直方向VD」といい、水平方向を「水平方向HD」という。なお、トラクタ200及びトレーラ100の走行路が平坦路である場合、車幅方向WD及び前後方向LDは、水平方向HDに含まれる。
【0015】
トレーラ100は、リアホイールハウス110と、架台120と、を備えている。架台120は、床部121、前側連結部122,前側壁部123、後側連結部124及び後側壁部125によって構成されている。床部12は、コンテナが載置される部分である。前側連結部122は、ターンテーブル(図示省略)を介してトラクタ200に連結されている。後側連結部124は、ターンテーブル(図示省略)を介してリアホイールハウス110に連結されている。床部121の前端部は、前側壁部123の下端部に接続されており、前側連結部122の後端部は、前側壁部123の上端部に接続されている。床部121の後端部は、後側壁部125の下端部に接続されており、後側連結部124の前端部は、後側壁部125の上端部に接続されている。
【0016】
アウトリガ装置1は、前側壁部123及び後側壁部125のそれぞれに取り付けられている。各アウトリガ装置1は、一対のアウトリガユニット2と、発電機3と、を備えている。本実施形態では、前側のアウトリガ装置1の発電機3が床部121上に設置されており、後側のアウトリガ装置1の発電機3が後側連結部124上に設置されているが、各発電機3の設置位置は、トレーラ100上の位置であれば、特に限定されない。後側のアウトリガ装置1の一対のアウトリガユニット2の構成は、前側のアウトリガ装置1の一対のアウトリガユニット2の構成と同様であるため、以下、前側のアウトリガ装置1の一対のアウトリガユニット2の構成について説明し、後側のアウトリガ装置1の一対のアウトリガユニット2の構成についての説明を省略する。
【0017】
図2に示されるように、前側のアウトリガ装置1において、一対のアウトリガユニット2のそれぞれは、ブラケット4と、アーム5と、ポスト6と、キャスタ7と、を有している。一対のアウトリガユニット2は、車幅方向WDにおいて左右対称の構成を有しているため、以下、右側のアウトリガユニット2の構成について説明し、左側のアウトリガユニット2の構成についての説明を省略する。
【0018】
ブラケット4は、前側壁部123に固定されている。ブラケット4は、例えば、車幅方向WDに平行な中心線を有する断面矩形状の筒体である。アーム5は、アーム5の一部分がブラケット4の内側に配置されることにより、トレーラ100から車幅方向WDにおける外側に延在する。アーム5は、例えば、車幅方向WDに平行な中心線を有する断面矩形状の筒体である。ブラケット4及びアーム5には、車幅方向WDに沿って複数の貫通孔が同一ピッチで形成されている。ブラケット4に対してアーム5が車幅方向WDに移動させられ、互いに一致したブラケット4及びアーム5の貫通孔にピン51が挿入されることにより、ブラケット4から外側に突出するアーム5の長さが調整される。なお、車幅方向WDにおける内側のアーム5の基端部5aには、ブラケット4からのアーム5の脱落を防止するためのストッパ52が設けられている。
【0019】
ポスト6は、車幅方向WDにおける外側のアーム5の先端部5bに固定されている。本実施形態では、ポスト6は、アーム5から上側及び下側に延在しているが、少なくともアーム5から下側に延在していればよい。ポスト6は、油圧アクチュエータ60のシリンダ61及びロッド62によって構成されている。アーム5の先端部5bは、シリンダ61の中間部に固定されている。シリンダ61は、例えば、鉛直方向VDに平行な中心線を有する断面矩形状の筒体である。シリンダ61には、発電機3から供給される電力によって動作する油圧ポンプ(図示省略)が接続されている。つまり、油圧アクチュエータ60には、発電機3から駆動用の電力が供給される。ロッド62は、シリンダ61の内側から下側に延在している。ロッド62は、例えば、鉛直方向VDに平行な中心線を有する断面矩形状の筒体である。なお、シリンダ61には、ブラケット4に対してアーム5を車幅方向WDに移動させるための取っ手61aが設けられている。
【0020】
キャスタ7は、ロッド62の下端部であるポスト6の下端部63に取り付けられている。図3及び図4に示されるように、キャスタ7は、連結部8と、旋回部9と、車輪11と、を含んでいる。連結部8は、ポスト6の下端部63に連結されている。旋回部9は、第1軸線A1を中心線として旋回可能となるように連結部8に取り付けられている。第1軸線A1は、鉛直方向VDに沿った直線である。車輪11は、第2軸線A2を中心線として回転可能となるように旋回部9に取り付けられている。第2軸線A2は、第1軸線A1とねじれの位置にあり且つ水平方向HDに沿った直線である。つまり、水平方向HDに沿った第2軸線A2は、鉛直方向VDに沿った第1軸線A1と交わらない。
【0021】
連結部8は、本体部81、一対のプレート82及び一対の弾性部材83によって構成されている。一対のプレート82は、本体部81の上面に固定されている。一対のプレート82は、各プレート82の厚さ方向が車幅方向WDに一致した状態で、車幅方向WDに並んでいる。一対のプレート82は、ポスト6の下端部63において、ロッド62の内側に配置されている。この状態において、一対のプレート82に形成された貫通孔82a、及びロッド62の下端部に形成された貫通孔63aには、車幅方向WDに延在するピン84が配置されている。一対の弾性部材83は、一対のプレート82の前側及び後側に位置するように本体部81の上面に固定されている。
【0022】
以上のように連結部8が構成されていることにより、旋回部9の第1軸線A1は、鉛直方向VDに対して前後方向LDに所定の角度範囲内において傾動可能である。換言すれば、旋回部9の第1軸線A1は、車幅方向WDに延在するピン84を中心線として所定の角度範囲で揺動可能である。所定の角度範囲は、鉛直方向VDに対して-10°~+10°の角度範囲であることが好ましく、鉛直方向VDに対して-5°~+5°の角度範囲であることがより好ましい。一例として、所定の角度範囲は、鉛直方向VDに対して-4.5°~+4.5°の角度範囲である。旋回部9の第1軸線A1が下側ほど前側に位置するように鉛直方向VDに対して傾いた際には、前側の弾性部材83によって、ポスト6の下端部63と連結部8の本体部81との接触が防止され、旋回部9の第1軸線A1が下側ほど後側に位置するように鉛直方向VDに対して傾いた際には、後側の弾性部材83によって、ポスト6の下端部63と連結部8の本体部81との接触が防止される。
【0023】
旋回部9は、本体部91及び一対のプレート92によって構成されている。本体部91は、第1軸線A1を中心線として旋回可能となるように、ベアリング(図示省略)を介して連結部8の本体部81と接続されている。一対のプレート92は、本体部91の下面に固定されている。一対のプレート92は、各プレート82の厚さ方向が第2軸線A2に平行な方向に一致した状態で、第2軸線A2に平行な方向に並んでいる。車輪11は、一対のプレート92の間に配置されており、第2軸線A2を中心線として回転可能となるように、ベアリング(図示省略)を介して一対のプレート92に取り付けられている。
【0024】
以上説明したように、アウトリガ装置1では、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいてポスト6の下端部63にキャスタ7が取り付けられている。これにより、一対のアウトリガユニット2のそれぞれのキャスタ7を接地させた状態で、アウトリガ装置1が取り付けられたトレーラ100を走行させることができる。よって、アウトリガ装置1によれば、走行しているトレーラ100の安定性を確保することができる。
【0025】
また、アウトリガ装置1では、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、旋回部9の第1軸線A1が鉛直方向VDに対してトレーラ100の前後方向LDに所定の角度範囲内において傾動可能となるように、連結部8がポスト6の下端部63に連結されている。これにより、図5の(a)に示されるように、トレーラ100が後退する際には、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、車輪11の第2軸線A2が旋回部9の第1軸線A1に対して前側に位置し、且つ旋回部9の第1軸線A1が下側ほど前側に位置するように鉛直方向VDに対して傾いた状態となる。また、図5の(b)に示されるように、トレーラ100が前進する際には、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、車輪11の第2軸線A2が旋回部9の第1軸線A1に対して後側に位置し、且つ旋回部9の第1軸線A1が下側ほど後側に位置するように鉛直方向VDに対して傾いた状態となる。よって、アウトリガ装置1によれば、走行しているトレーラ100の安定性をより一層向上させることができる。
【0026】
また、アウトリガ装置1では、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、油圧アクチュエータ60のシリンダ61及びロッド62によってポスト6が構成されている。これにより、例えば、トラクタ200及びトレーラ100が右又は左に旋回しながら勾配路を走行するような場合にも、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいてポスト6を伸縮させることにより、一対のアウトリガユニット2のそれぞれのキャスタ7を確実に接地させることができる。
【0027】
また、アウトリガ装置1では、油圧アクチュエータ60に駆動用の電力が発電機3によって供給される。これにより、一対のアウトリガユニット2の設置位置によらず、油圧アクチュエータ60に駆動用の電力を供給することができる。
【0028】
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、アーム5は、ブラケット4以外の手段によってトレーラ100に取り付けられるように構成されていてもよい。また、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、アーム5は、トレーラ100から車幅方向WDにおける外側に延在するものであれば、車幅方向WDに平行に延在するものでなくてもよい。
【0029】
また、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、ポスト6は、油圧アクチュエータ60のシリンダ61及びロッド62によって構成されたものに限定されず、例えば、手動によって伸縮可能となるように構成されたものであってもよいし、或いは、伸縮可能に構成されたものでなくてもよい。また、一対のアウトリガユニット2のそれぞれにおいて、ポスト6は、アーム5から下側に延在するものであれば、鉛直方向VDに平行に延在するものでなくてもよい。
【0030】
また、アウトリガ装置1は、発電機3を備えていなくてもよい。また、アウトリガ装置1は、トレーラ100以外の車両に取り付けられるものであってもよい。また、トレーラ100を含む車両に取り付けられるアウトリガ装置1の台数は、少なくとも1セットであればよい。
【符号の説明】
【0031】
1…アウトリガ装置、2…アウトリガユニット、3…発電機、5…アーム、6…ポスト、7…キャスタ、8…連結部、9…旋回部、11…車輪、60…油圧アクチュエータ、61…シリンダ、62…ロッド、63…下端部、100…トレーラ(車両)、A1…第1軸線、A2…第2軸線、HD…水平方向、VD…鉛直方向、WD…車幅方向。
図1
図2
図3
図4
図5