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特許7641974統合アクセスおよびバックホール情報を伝送するための方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-27
(45)【発行日】2025-03-07
(54)【発明の名称】統合アクセスおよびバックホール情報を伝送するための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/32 20090101AFI20250228BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20250228BHJP
【FI】
H04W36/32
H04W92/20 110
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022549161
(86)(22)【出願日】2020-02-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-31
(86)【国際出願番号】 CN2020075564
(87)【国際公開番号】W WO2021098063
(87)【国際公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-10-07
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ファン, イン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, リン
【審査官】玉田 恭子
(56)【参考文献】
【文献】特表2015-502056(JP,A)
【文献】国際公開第2013/140251(WO,A1)
【文献】Intel Corporation,"Parent selection at IAB nodes during initial setup",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #109-e R2-2000469,[online],2020年02月14日,pages 1-7,[retrieved on 2023-11-14], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_109_e/Docs/R2-2000469.zip>
【文献】Huawei, HiSilicon,"[CHANGE REQUEST] Running CR to 36.331 on Integrated Access and Backhaul for NR of NSA",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #108 R2-1915463,[online],2019年11月08日,pages 1,14-16,[retrieved on 2023-11-14], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_108/Docs/R2-1915463.zip>
【文献】ZTE Corporation, Sanechips,"Introduction of IAB-donor indication IE in XnAP MESSAGE",3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #105 R3-194248,[online],2019年08月17日,page 1,[retrieved on 2023-11-14], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_105/Docs/R3-194248.zip>
【文献】Huawei,"(TP for NR_IAB BL CR for TS 38.401):Integration of IAB node",3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #105 R3-194327,[online],2019年08月17日,pages 1-6,[retrieved on 2023-11-14], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_105/Docs/R3-194327.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送方法であって、
第1の基地局が、統合アクセスおよびバックホールノードから、統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を伝送することであって、前記統合アクセスおよびバックホールノードは、複数のモバイル端末と通信し、かつ、前記複数のモバイル端末と共に移動可能であり、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、前記複数のモバイル端末がグループモビリティをサポートすることを示すグループモビリティインジケーションを含み、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報を備える、ことと、
前記第1の基地局から第2の基地局に、前記グループモビリティインジケーションを含む前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を伝送することと、
前記グループモビリティインジケーションを含む前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を用いて、前記複数のモバイル端末のハンドオーバを実行することと
を含む情報伝送方法。
【請求項2】
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、前記統合アクセスおよびバックホールノードが、モバイル統合アクセスおよびバックホールノードであることを示す、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記第2の基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBであり、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、前記統合アクセスおよびバックホールノードによって、または、前記複数のモバイル端末によって伝送される、請求項2に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、RRC設定完了メッセージまたは測定レポートメッセージまたはUE補助情報メッセージを介して伝送される、請求項3に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、前記統合アクセスおよびバックホールノードが、モバイル統合アクセスおよびバックホールノードであること、または、前記統合アクセスおよびバックホールノードが、モバイル統合アクセスおよびバックホールをサポートすることを示す、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージを介して、前記第1の基地局から前記第2の基地局に伝送され、前記第1の基地局および前記第2の基地局のそれぞれは、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBであり、
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、基地局がモバイル統合アクセスおよびバックホールノードをサポートすることを示し、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、XN SETUP REQUESTまたはXN SETUP RESPONSEまたはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATEまたはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して送信される、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項7】
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージを介して、前記第1の基地局からアクセスモビリティ管理機能(AMF)に、または、前記AMFから前記第1の基地局に伝送され、前記第1の基地局および前記第2の基地局のそれぞれは、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBであり、
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、基地局またはAMFが、モバイル統合アクセスおよびバックホールをサポートすることを示し、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NG SETUP REQUESTまたはNG SETUP RESPONSEまたはRAN CONFIGURATION UPDATEまたはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEまたはAMF CONFIGURATION UPDATEまたはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して、伝送される、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項8】
情報伝送方法であって、
統合アクセスおよびバックホールノードが、統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を第1の基地局に伝送することであって、前記統合アクセスおよびバックホールノードは、複数のモバイル端末と通信し、かつ、前記複数のモバイル端末と共に移動可能であり、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、前記複数のモバイル端末がグループモビリティをサポートすることを示すグループモビリティインジケーションを含む、ことと、
前記第1の基地局と前記第1の基地局から前記グループモビリティインジケーションを含む前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を受信した第2の基地局との間で前記複数のモバイル端末のハンドオーバを実行することと
を含む情報伝送方法。
【請求項9】
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、無線リソース制御(RRC)メッセージまたはRRC設定完了メッセージまたは測定レポートメッセージまたはUE補助情報メッセージを介して伝送され、
前記グループモビリティインジケーションは、複数のモバイル端末がサポートすること、または、複数のモバイル端末がグループモビリティを実行することを意図することを示し、または、前記統合アクセスおよびバックホールノードがグループモビリティを実行す
ることを意図することを示す、請求項8に記載の情報伝送方法。
【請求項10】
前記グループモビリティインジケーションは、前記統合アクセスおよびバックホールノードがグループモビリティをサポートすることを示す、請求項8に記載の情報伝送方法。
【請求項11】
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージを介して、前記第1の基地局から前記第2の基地局に伝送され、
前記第1の基地局および前記第2の基地局のそれぞれは、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBであり、
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、XN SETUP REQUESTまたはXN SETUP RESPONSEまたはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATEまたはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して送信される、請求項8に記載の情報伝送方法。
【請求項12】
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージを介して、前記第1の基地局からアクセスモビリティ管理機能(AMF)に、または、前記AMFから前記第2の基地局に伝送され、
前記第1の基地局および前記第2の基地局のそれぞれは、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBであり、
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NG SETUP REQUESTまたはNG SETUP RESPONSEまたはRAN CONFIGURATION UPDATEまたはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEまたはAMF CONFIGURATION UPDATEまたはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して送信される、請求項8に記載の情報伝送方法。
【請求項13】
前記第2の基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項14】
無線通信デバイスであって、請求項1~7、13のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行するように構成されているプロセッサを備える無線通信デバイス。
【請求項15】
記憶されたコードを有するコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記記憶されたコードは、プロセッサによって実行されると、請求項1~7、13のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行することを前記プロセッサに行わせる、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項16】
無線通信デバイスであって、請求項8~12のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行するように構成されているプロセッサを備える無線通信デバイス。
【請求項17】
記憶されたコードを有するコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記記憶されたコードは、プロセッサによって実行されると、請求項8~12のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行することを前記プロセッサに行わせる、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(技術分野)
本開示は、概して、無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
(背景)
モバイル通信技術は、世界をますます接続およびネットワーク化された社会に向かわせている。モバイル通信の急速な成長および技術の進歩は、容量およびコネクティビティのさらなる需要につながった。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面もまた、種々の通信シナリオの必要性を満たすために重要である。サービスのより高い品質、より長いバッテリ寿命、および改良された性能を提供するための新しい方法を含む、種々の技法が、議論されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(要約)
本特許文書は、とりわけ、新規無線(NR)のための統合アクセスおよびバックホール(IAB)展開において通信するための技法を説明する。IAB展開のために使用可能である、IABインジケーション情報。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下の側面は、好ましくは、種々の実施形態で実装されてもよい。一側面では、IABインジケーション情報は、IAB展開において使用可能である、モバイルIAB情報を含む。一側面では、それに接続される1つ以上のMTまたはUEを有する。
【0005】
別の側面では、IABインジケーション情報は、基地局に伝送され、モバイルIABノード情報は、IABノードが、モバイルIABノードであることを示す。別の側面では、モバイルIABノード情報は、モバイルIABインジケーションが受信された後、モバイルIABがMTまたはUEをサービングすることをサポートする、ネットワーク要素を選択するために使用可能である。
【0006】
別の側面では、IABインジケーション情報は、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、IABノードによって、またはMTもしくはUEによって伝送される。別の側面では、IABインジケーション情報は、RRC設定完了メッセージ、または測定レポートメッセージ、またはUE補助情報メッセージを介して、伝送される。
【0007】
別の側面では、IABインジケーション情報は、システム情報において、IABノードによって伝送され、IABノード情報は、IABノードがモバイルIABノードであること、またはIABノードがモバイル統合アクセスおよびバックホールをサポートすることを示す。
【0008】
別の側面では、IABインジケーション情報は、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージを介して、1つの基地局から別の基地局に伝送され、モバイルIABノード情報は、基地局がモバイルIABノードをサポートすることを示す。
【0009】
さらに別の側面では、基地局は、IABドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである。さらに別の側面では、IABインジケーション情報は、XN SETUP REQUEST、またはXN SETUP RESPONSE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して送信される。
【0010】
別の側面では、IABインジケーション情報は、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージを介して、基地局からアクセスモビリティ管理機能(AMF)に、またはAMFから基地局に伝送され、モバイルIABノード情報は、基地局またはAMFがモバイルIABをサポートすることを示す。
【0011】
さらに別の側面では、基地局は、IABドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである。さらに別の側面では、IABインジケーション情報は、NG SETUP REQUEST、またはNG SETUP RESPONSE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して、伝送される。
【0012】
別の側面では、IABインジケーション情報は、グループモビリティ情報を備え、IABインジケーション情報は、1つ以上のMTまたはUEを有するIABノードが、それに接続されると、使用可能である。別の側面では、IABインジケーション情報は、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、IABノードから、またはMTもしくはUEから伝送され、グループモビリティインジケーションは、MTまたはUEがサポートすること、もしくはMTまたはUEがグループモビリティを実施することを意図することを示し、グループモビリティインジケーションは、基地局によって、IABノードに接続されるデバイスのハンドオーバを開始するために使用可能である。
【0013】
さらに別の側面では、IAB情報は、RRC設定完了メッセージ、測定レポートメッセージ、またはUE補助情報メッセージを介して、伝送される。
【0014】
別の側面では、IABインジケーション情報は、システム情報において、IABノードによって伝送され、グループモビリティインジケーションは、IABノードがグループモビリティをサポートすることを示す。
【0015】
別の側面では、IABインジケーション情報は、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージを介して、1つの基地局から別の基地局に伝送され、グループモビリティインジケーションは、基地局がグループモビリティをサポートすることを示す。
【0016】
別の側面では、基地局は、IABドナー中央ユニット(CU)またはIABドナーgNBである。さらに別の側面では、IABインジケーション情報は、XN SETUP REQUEST、またはXN SETUP RESPONSE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して送信される。別の側面では、IABインジケーション情報は、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージを介して、基地局からアクセスモビリティ管理機能(AMF)に、またはAMFから基地局に伝送し、グループモビリティインジケーションは、基地局またはAMFがグループモビリティをサポートすることを示す。
【0017】
さらに別の側面では、基地局は、IABドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである。さらに別の側面では、IABインジケーション情報は、NG SETUP REQUEST、またはNG SETUP RESPONSE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して送信される。
【0018】
本開示の側面では、メッセージの伝送および受信は、MT、UE、IABノード、およびIABドナーを含む、種々のデバイスによって実施される。
【0019】
これらおよび他の側面が、本開示において説明される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
情報伝送方法であって、
統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を伝送することを含み、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報を備え、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、モバイル統合アクセスおよびバックホールノードが、それに接続される1つ以上のユーザ機器(UE)を有するとき、使用可能である、情報伝送方法。
(項目2)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、基地局に伝送され、
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、前記統合アクセスおよびバックホールノードが、モバイル統合アクセスおよびバックホールノードであることを示す、項目1に記載の情報伝送方法。
(項目3)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、前記統合アクセスおよびバックホールノードによって、または前記UEによって伝送される、項目2に記載の情報伝送方法。
(項目4)
前記統合アクセスおよびバックホール情報は、RRC設定完了メッセージ、または測定レポートメッセージ、またはUE補助情報メッセージを介して伝送される、項目3に記載の情報伝送方法。
(項目5)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、システム情報において、前記統合アクセスおよびバックホールノードによって伝送され、
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、前記統合アクセスおよびバックホールノードが、モバイル統合アクセスおよびバックホールノードであること、または前記統合アクセスおよびバックホールノードが、モバイル統合アクセスおよびバックホールをサポートすることを示す、項目1に記載の情報伝送方法。
(項目6)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージを介して、1つの基地局から別の基地局に伝送され、
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、前記基地局が前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノードをサポートすることを示す、項目1に記載の情報伝送方法。
(項目7)
前記基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである、項目6に記載の情報伝送方法。
(項目8)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、XN SETUP REQUEST、またはXN SETUP RESPONSE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して送信される、項目6に記載の情報伝送方法。
(項目9)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージを介して、基地局からアクセスモビリティ管理機能(AMF)に、または前記AMFから前記基地局に伝送され、
前記モバイル統合アクセスおよびバックホールノード情報は、前記基地局またはAMFが、モバイル統合アクセスおよびバックホールをサポートすることを示す、項目1に記載の情報伝送方法。
(項目10)
前記基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである、項目9に記載の情報伝送方法。
(項目11)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NG SETUP REQUEST、またはNG SETUP RESPONSE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して、伝送される、項目9に記載の情報伝送方法。
(項目12)
情報伝送方法であって、
統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報を伝送することを含み、前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、グループモビリティインジケーションを備え、
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、モバイル統合アクセスおよびバックホールノードが、それに接続される1つ以上のユーザ機器(UE)を有するとき、使用可能である、情報伝送方法。
(項目13)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、前記統合アクセスおよびバックホールノードから、または前記UEから伝送され、
前記グループモビリティインジケーションは、前記UEがサポートすること、または前記UEがグループモビリティを実施することを意図することを示し、または前記IABノードがサポートすること、または前記IABノードがグループモビリティを実施することを意図することを示す、項目12に記載の情報伝送方法。
(項目14)
前記統合アクセスおよびバックホール情報は、RRC設定完了メッセージ、または測定レポートメッセージ、またはUE補助情報メッセージを介して伝送される、項目13に記載の情報伝送方法。
(項目15)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、システム情報において、前記統合アクセスおよびバックホールノードによって伝送され、
前記グループモビリティインジケーションは、前記統合アクセスおよびバックホールノードが、グループモビリティをサポートすることを示す、項目12に記載の情報伝送方法。
(項目16)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)メッセージを介して、1つの基地局から別の基地局に伝送され、
前記グループモビリティインジケーションは、前記基地局がグループモビリティをサポートすることを示す、項目12に記載の情報伝送方法。
(項目17)
前記基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである、項目16に記載の情報伝送方法。
(項目18)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、XN SETUP REQUEST、またはXN SETUP RESPONSE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して送信される、項目16に記載の情報伝送方法。
(項目19)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージを介して、基地局からアクセスモビリティ管理機能(AMF)に、または前記AMFから前記基地局に伝送され、
前記グループモビリティインジケーションは、前記基地局またはAMFがグループモビリティをサポートすることを示す、項目12に記載の情報伝送方法。
(項目20)
前記基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである、項目19に記載の情報伝送方法。
(項目21)
前記統合アクセスおよびバックホールインジケーション情報は、NG SETUP REQUEST、またはNG SETUP RESPONSE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して送信される、項目20に記載の情報伝送方法。
(項目22)
前記基地局は、統合アクセスおよびバックホールドナー中央ユニット(CU)または統合アクセスおよびバックホールドナーgNBである、項目2に記載の情報伝送方法。
(項目23)
項目1-22のうちの任意の1つ以上に記載の方法を実装するように構成されているプロセッサを備える、無線通信デバイス。
(項目24)
その上に記憶されたコードを有するコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品であって、前記コードは、実行されると、プロセッサに、項目1-22のうちの任意の1つ以上に記載の方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、可動車両におけるIAB展開の実施形態を図示する。
【0021】
図2図2は、IABトポロジの実施形態を図示する。
【0022】
図3図3は、RRCメッセージにおいて伝送される、IABインジケーション情報の実施形態を図示する。
【0023】
図4図4は、システム情報における、IABインジケーション情報の実施形態を図示する。
【0024】
図5図5は、XnAPメッセージを介して、別のIABドナーにIABインジケーション情報を伝送する、IABドナーを図示する。
【0025】
図6図6は、NGAPメッセージを介して伝送されている、IABインジケーション情報を図示する。
【0026】
図7図7は、RRCメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する、MTを図示する、フローチャートである。
【0027】
図8図8は、RRCメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する、IABノードを図示する、フローチャートである。
【0028】
図9図9は、XnAPメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する、IABドナーを図示する、フローチャートである。
【0029】
図10図10は、NGAPメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する、IABドナーを図示する、フローチャートである。
【0030】
図11図11は、NGAPメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する、AMを図示する、フローチャートである。
【0031】
図12図12は、本技術の1つ以上の実施形態による技法が適用され得る、無線通信システムのある実施例を示す。
【0032】
図13図13は、本技術の1つ以上の実施形態による無線局の一部が適用され得る、ブロック図表現である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
(詳細な説明)
本開示は、無線システムに関する。より具体的には、ネットワークが使用し得る、情報の伝送、受信、および識別に関する。実施例として、情報の識別は、ハンドオーバにおいて、またはネットワーク要素の選択において、もしくはモバイルIABをサポートするようなデバイスの識別において、使用されることができる。
【0034】
例えば、統合アクセスおよびバックホール(IAB)システムが、ワイヤライントランスポートインフラストラクチャの必要を低減させるように、新規無線(NR)セルを展開することによって、無線バックホーリングをサポートする。
【0035】
ネットワーク側上のNRバックホールネットワークの終端ノードは、一般に、IABドナーと称され、IABをサポートするための付加的機能を有する論理ノードである、gNBを表す。IABノードが、gNB分散ユニット(gNB-DU)機能をサポートし、これは、ユーザ機器(UE)および次ホップIABノードへのNRアクセスを可能にする。IABノードはまた、IAB-MTに関する機能をサポートし、これは、別のIABノードまたはIABドナーのgNB-DUへの接続を可能にする。
【0036】
一実施例では、図1に示されるように、高速列車101等の可動車両が、1つ以上のモバイル端末(MT)またはユーザ機器(UE)103-106を伴う何人かの乗客を有する。UE103-106は、IABノード102に無線で接続され、IABノード102は、ひいては、ドナーノードまたは親IABノード107または108に接続される。高速列車が、移動するにつれて、親IABノードの間のハンドオーバが、生じる。UE103-106は、IABノード102を介して、ネットワークにアクセスし、IABノード102は、親IABノードを介して、ネットワークにアクセスする。ここでは、UEおよびMTの使用は、相互に排他的ではなく、いずれかの用語は、MTまたはUEのいずれかを指し得ると仮定するべきであることを理解されたい。また、親IABノードが、用語「基地局」によって包含されることになると理解されるべきであることを理解されたい。
【0037】
UE103-106とIABノード102との間の相対的位置は、列車101が横断して進行するにつれて、殆ど変化しないであろう。しかしながら、IABノード102と各IABドナーとの間の相対的位置は、列車101が進行すると、頻繁に変化するであろう。
【0038】
その結果、本開示は、シグナリングを低減させるためのシステムおよび方法を提供する。ある実施形態では、IABノード102のハンドオーバは、単一UE103-106毎のハンドオーバとは対照的に、実施されることができる。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減させ、サービス継続性を改良する。
【0039】
図2は、IABトポロジを図示する。親ノード201および202は、IAB-DU機能性を有し、それらは、NRアクセスをIABノード203に提供する。IABノード203は、IAB MTとIAB DUとしての両方の機能を有する。IABノード203は、IAB MTとして親ノード201および202に接続し、IAB DUとして子ノード204-206へのアクセスを提供することができる。子ノード204-206は、IAB MTの機能性を有する。理解され得るように、トポロジにおける任意のノードは、機能を用いて設計される限り、ドナーまたは終端として機能することができる。
【0040】
ある実施形態では、1つ以上のUE303-306は、無線リソース制御(RRC)メッセージを介して、IABインジケーション情報308をIABドナー中央ユニット(CU)307に送信する、IABノード302に接続される。別の実施形態では、UE303が、RRCメッセージを介して、IABインジケーション情報308をIABドナーCU307に送信する。
【0041】
IABインジケーション情報は、少なくともモバイルIABノードインジケーション情報および/またはグループモビリティインジケーションを有することができる。ある実施形態では、IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報を有し、モバイルIABノードインジケーション情報は、IABノード302がモバイルIABノードであることを示す。ネットワークが、次いで、IABノード302が、図1に描写されるものに類似するシナリオにあることを把握し得、ある実施形態では、グループのハンドオーバが、適宜、行われ得る。
【0042】
別の実施形態では、IABインジケーション情報は、グループモビリティインジケーションを含む。グループモビリティインジケーションは、UE303-306がグループモビリティをサポートすること、またはUEがグループモビリティを実施することを意図することを示す。ある実施形態では、IABドナーCU307は、グループモビリティインジケーションを受信後、ハンドオーバシナリオにおいて、グループモビリティプロシージャを開始する。
【0043】
ある実施形態では、RRCメッセージを介して、送信されるIABインジケーション情報は、RRC設定完了メッセージまたは測定レポートメッセージ、またはUE補助情報メッセージを介して、送信されることができる。
【0044】
別の実施形態では、図4に示されるように、IABノードが、IABインジケーション情報402を、そのシステム情報401内に含む。IABインジケーション情報402は、IABノードが、モバイルIABノード(またはIABノードが、モバイルIABノードをサポートする)またはグループモビリティインジケーションであることを示す、モバイルIABノードインジケーションのうちの少なくとも1つを含み、これは、IABノードがグループモビリティをサポートすることを示す。
【0045】
さらに別の実施形態では、Xnアプリケーションプロトコル(XnAP)は、IABインジケーション情報を伝送するために使用される。図5に示されるように、一連のUE503-506が、IABノード502に接続される。IABノード502は、1つ以上のIABドナー507/508に接続され、1つのIABドナー507は、別のIABドナー508にIABインジケーション情報を含む、XnAPメッセージ509を伝送する。
【0046】
IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーションまたはグループモビリティインジケーションのうちの少なくとも1つを含む。モバイルIABノードインジケーションは、IABドナーがモバイルIABノードをサポートすることを示す。グループモビリティインジケーションは、IABドナーがグループモビリティをサポートすることを示す。
【0047】
図5は、IABノード502に接続されるIABドナー507およびIABドナー508を描写するが、任意の数のIABドナー(またはIABドナーなし)が、IABインジケーション情報が、XnAPメッセージ509に伝送されると、IABノードに接続される必要があることを理解されたい。
【0048】
ある実施形態では、IABドナーは、IABドナーCUまたはIABドナーgNBである。別の実施形態では、IABインジケーション情報は、XN SETUP REQUESTまたはXN SETUP RESPONSEまたはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して、送信され得る。
【0049】
ある実施形態では、図6に示されるように、IABドナー601が、NGアプリケーションプロトコル(NGAP)メッセージ603内のIABインジケーション情報を、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)602に伝送し、これは、任意のデバイス上に位置することができる。注釈604は、NGAPメッセージ603が、IABドナー601からAMF602に伝送されることを図示する。
【0050】
別の実施形態では、AMF602は、NGAPメッセージ603内のIABインジケーション情報を、IABドナー601に伝送する。注釈605は、NGPメッセージ603がAMF602から伝送されることを示す。
【0051】
NGAPメッセージ603内のIABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーションまたはグループモビリティインジケーションのうちの少なくとも1つを有する。モバイルIABノードインジケーション情報は、IABドナーまたはAMFがモバイルIABノードをサポートすることを示す。グループモビリティインジケーションは、IABドナーまたはAMがグループモビリティをサポートすることを示す。
【0052】
ある実施形態では、IABドナーは、IABドナーCUおよび/またはIABドナーgNBである。IABインジケーション情報は、NG SETUP REQUESTまたはNG SETUP RESPONSE、RAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEまたはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して、送信されることができる。
【0053】
図7のフローチャートに示されるように、ある実施形態では、MTが、RRCメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する(702)。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。IABインジケーション情報は、RRC設定完了メッセージ、または測定レポートメッセージ、またはUE補助情報を介して、送信されることができる。IABドナーCUは、RRCメッセージを受信する(704)。ある実施形態では、ハンドオーバが、後に実施される(706)。説明されるMTは、UEであり得ることを理解されたい。
【0054】
図8のフローチャートに示されるように、ある実施形態では、IABノードが、RRCメッセージを介して、IABインジケーション情報を伝送する(802)。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。IABインジケーション情報は、RRC設定完了メッセージ、または測定レポートメッセージ、またはUE補助情報を介して、送信されることができる。IABドナーCUは、RRCメッセージを受信する(804)。ある実施形態では、ハンドオーバが、後に実施される(806)。
【0055】
図9のフローチャートに示されるように、ある実施形態では、IABドナーが、XnAPメッセージを介して、IABインジケーション情報を別のIABドナーに伝送する。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。IABドナーは、IABドナーCUまたはIABドナーgNBであり得、IABインジケーション情報は、XN SETUP REQUEST、またはXN SETUP RESPONSE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE、またはNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを介して、送信され得る。XnAPメッセージは、IABドナーにおいて受信される(904)。ある実施形態では、ハンドオーバが、後に実施される(906)。
【0056】
図10のフローチャートに示されるように、ある実施形態では、IABドナーが、NGAPメッセージを介して、IABインジケーション情報を送信する(1002)。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。AMFは、NGAPメッセージを受信する(1004)。ある実施形態では、ハンドオーバが、後に実施される(1006)。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。さらに、IABドナーは、IABドナーCUまたはIABドナーgNBであることができる。IABインジケーション情報は、NG SETUP REQUEST、またはNG SETUP RESPONSE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して、送信されることができる。
【0057】
図11のフローチャートに示されるように、ある実施形態では、AMFが、NGAPメッセージを介して、IABインジケーション情報を送信する(1002)。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。IABドナーは、NGAPメッセージを受信する(1004)。ある実施形態では、ハンドオーバが、後に実施される(1006)。IABインジケーション情報は、モバイルIABノードインジケーション情報またはグループモビリティ情報のうちの少なくとも1つを有する。さらに、IABドナーは、IABドナーCUまたはIABドナーgNBであることができる。IABインジケーション情報は、NG SETUP REQUEST、またはNG SETUP RESPONSE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE、またはRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE、またはAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEを介して、送信されることができる。
【0058】
図12は、本技術の1つ以上の実施形態による技法が、適用され得る、無線通信システム1200の実施例を示す。無線通信システム1200が、1つ以上の基地局(BS)1205a、1205b、1つ以上の無線デバイス1210a、1210b、1210c、1210d、およびコアネットワーク1225を含むことができる。基地局1205a、1205bが、無線サービスを、1つ以上の無線セクタにおいて、無線デバイス1210a、1210b、1210c、および1210dに提供することができる。いくつかの実装では、基地局1205a、1205bが、異なるセクタにおいて無線カバレッジを提供するように、2つ以上の指向性ビームを生産するための指向性アンテナを含む。図1および2を参照して、基地局が一連のIABノードであり得ることを理解されたい。
【0059】
コアネットワーク1225は、1つ以上の基地局1205a、1205bと通信することができる。コアネットワーク1225は、他の無線通信システムと、有線通信システムとのコネクティビティを提供する。コアネットワークは、サブスクライブされた無線デバイス1210a、1210b、1210c、および1210dに関連している情報を記憶するように、1つ以上のサービスサブスクリプションデータベースを含んでもよい。第1の基地局1205aが、第1の無線アクセス技術に基づいて、無線サービスを提供することができる一方、第2の基地局1205bが、第2の無線アクセス技術に基づいて、無線サービスを提供することができる。基地局1205aおよび1205bは、展開シナリオに従って、同一場所に位置する、または別個に地域内に配設されてもよい。無線デバイス1210a、1210b、1210c、および1210dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。本書に説明される技法および実施形態は、本書に説明される無線デバイスの基地局によって、実装されてもよい。
【0060】
図13は、本技術の1つ以上の実施形態による無線局の一部が、適用され得る、ブロック図表現である。基地局または無線デバイス(もしくはUE)等の無線局1305は、本書の中に提示される無線技法のうちの1つ以上を実装する、マイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器1310を含むことができる。無線局1305は、アンテナ1320等の1つ以上の通信インターフェースを経由して無線信号を送信および/または受信するための送受信機電子機器1315を含むことができる。無線局1305は、データを伝送および受信するための他の通信インターフェースを含むことができる。無線局1305は、データおよび/または命令等の情報を記憶するように構成される、1つ以上のメモリ(明示的に示さず)を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器1310は、送受信機電子機器1315の少なくとも一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示される技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかが、無線局1305を使用して実装される。いくつかの実施形態では、無線局1305は、本明細書に説明される方法を実施するように構成されてもよい。
【0061】
本書は、IAB展開の種々の実施形態において具現化され得る技法を開示することを理解されたい。本書に説明される、開示される他の実施形態、モジュール、および機能的動作は、デジタル電子回路で、または本書に開示される構造およびそれらの構造均等物を含む、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアで、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせで、実装されることができる。開示される他の実施形態は、1つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、コンピュータ可読媒体上にエンコードされるコンピュータプログラム命令の1つ以上のモジュールとして、実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号を生じさせる組成物、または1つ以上のそれらの組み合わせであり得る。用語「データ処理装置」は、一例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサもしくはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を包含する。本装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせを構成するコードを含むことができる。伝搬される信号は、人工的に発生される信号、例えば、好適な受信機装置への伝送のための情報をエンコードするように発生される、機械発生型電気、光学、または電磁信号である。
【0062】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である)は、コンパイラ型またはインタープリタ型言語を含む、プログラミング言語の任意の形態で書かれることができ、これは、独立型プログラムとして、またはコンピュータ環境で使用するために好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくは他のユニットとしてのものを含む、任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応しない。プログラムが、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書内に記憶された1つ以上のスクリプト)を保持するファイルの一部内に、当該プログラム専用の単一のファイル内に、または複数の協調的ファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、もしくはコードの一部を記憶するファイル)内に記憶されることができる。コンピュータプログラムが、1つのコンピュータ上で、または1つの場所に位置する、もしくは複数の場所を横断して分配され、通信ネットワークによって相互接続される複数のコンピュータ上で実行されるように、展開されることができる。
【0063】
本書に説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データに作用し、出力を発生させることによって機能を実施するように、1つ以上のコンピュータプログラム上で実行される、1つ以上のプログラマブルプロセッサによって、実施されることができる。プロセスおよび論理フローはまた、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実施されることもでき、装置もまた、それとして実装されることができる。
【0064】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、一例として、汎用および専用マイクロプロセッサの両方、および任意の種類のデジタルコンピュータのいずれか1つ以上のプロセッサを含む。概して、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、もしくは両方から、命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの不可欠な要素は、命令を実施するためのプロセッサ、および命令ならびにデータを記憶するための1つ以上のメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための1つ以上の大容量記憶デバイス、例えば、磁気、磁気光学ディスク、または光学ディスクを含む、もしくはそこからデータを受信する、またはそこにデータを転送する、もしくは両方を行うように動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを必要としない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ可読媒体は、一例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、磁気光学ディスク、ならびにCD ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、全ての形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補足される、またはそれに組み込まれることができる。
【0065】
本特許文書は、多くの詳細を含有するが、これらは、任意の発明または請求され得るものの範囲に対する限定としてではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本特許文書に説明されるある特徴もまた、単一の実施形態において組み合わせて実装されることもできる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明される種々の特徴もまた、複数の実施形態では、別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることもできる。さらに、特徴が、ある組み合わせにおいて作用するものとして上記に説明され、さらに最初にそのように請求され得るが、請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、ある場合には、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象としてもよい。
【0066】
同様に、動作が、特定の順序で図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、または連続順序で実施される、もしくは全ての図示される動作が実施されることを要求するものとして理解されるべきではない。さらに、本特許文書に説明される実施形態における種々のシステムコンポーネントの分離は、全ての実施形態においてそのような分離を要求するものとして理解されるべきではない。
【0067】
いくつかの実装および実施例のみが、説明され、他の実装、強化、および変形例も、本特許文書に説明および例証される内容に基づいて行われることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13