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特許7642372化粧製品を包装するための再充填可能装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-28
(45)【発行日】2025-03-10
(54)【発明の名称】化粧製品を包装するための再充填可能装置
(51)【国際特許分類】
   A45D 40/00 20060101AFI20250303BHJP
   A45D 33/00 20060101ALI20250303BHJP
   A45D 34/00 20060101ALI20250303BHJP
   B65D 23/00 20060101ALI20250303BHJP
【FI】
A45D40/00 L
A45D40/00 U
A45D40/00 Z
A45D33/00
A45D33/00 615A
A45D33/00 640
A45D34/00 510Z
B65D23/00 M
【請求項の数】 25
(21)【出願番号】P 2020517185
(86)(22)【出願日】2018-09-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-12-03
(86)【国際出願番号】 FR2018052362
(87)【国際公開番号】W WO2019058087
(87)【国際公開日】2019-03-28
【審査請求日】2021-08-16
【審判番号】
【審判請求日】2023-09-08
(31)【優先権主張番号】1758857
(32)【優先日】2017-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】502189579
【氏名又は名称】エルブイエムエイチ レシェルシェ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マルク・シュヴァリエ
【合議体】
【審判長】柿崎 拓
【審判官】関口 哲生
【審判官】米倉 秀明
(56)【参考文献】
【文献】仏国特許出願公開第2745276(FR,A1)
【文献】米国特許第5938016(US,A)
【文献】特開2010-195484(JP,A)
【文献】特開2013-75673(JP,A)
【文献】特開2009-269629(JP,A)
【文献】特開2003-40331(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0088073(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D33/00
A45D34/00
A45D40/00
B65D8/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧製品を包装するための再充填可能包装装置(10; 100)であって、
化粧製品を収容する取り外し可能容器(12)と、
前記取り外し可能容器(12)を受け入れるためのハウジング(20)を定める外側筐体(14)であって、前記取り外し可能容器(12)を受け入れるための前記ハウジング(20)は前記外側筐体(14)における出口(22)において開放しており、前記取り外し可能容器(12)は、相補的な起伏部(52、36)の弾性的な相互係止によって前記外側筐体(14)に取り付けられ、前記取り外し可能容器(12)は前記外側筐体(14)から可逆的に取り外し可能である、外側筐体(14)と、
前記外側筐体(14)における前記ハウジング(20)の前記出口(22)を封止して閉じるように適合される蓋(16)と、
を備え、
前記蓋(16)は、前記取り外し可能容器(12)の側壁が前記外側筐体(14)と前記蓋(16)との間に挟まれて前記取り外し可能容器(12)の前記側壁の変形を制限し、前記相補的な起伏部(52、36)の前記弾性的な相互係止を所定位置で係止するように、前記取り外し可能容器(12)に、直接的に取り付けられるように適合される、再充填可能包装装置。
【請求項2】
前記取り外し可能容器(12)は雄ネジ山(50)を形成しており、前記蓋(16)は、捻じ込みによって前記取り外し可能容器(12)に直接的に取り付けられるように相補的な雌ネジ山(64)を形成している、請求項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項3】
記相補的な起伏部の一つが溝(36)であり、別の前記相補的な起伏部が、前記溝(36)において受け入れられるように適合された滴状部(56)を有する舌部(52)である、請求項1~のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項4】
前記取り外し可能容器(12)は、前記取り外し可能容器(12)および前記外側筐体(14)の相補的な起伏部(52、36)の前記弾性的な相互係止によって、前記外側筐体(14)に直接的に取り付けられる、請求項1からのいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項5】
前記取り外し可能容器(12)は、角度において均等に分配された複数の舌部(52)を有し、前記外側筐体(14)は、前記舌部(52)のそれぞれ一つの滴状部(56)を受け入れるようにそれぞれ適合された複数の溝(36)を有する、請求項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項6】
前記取り外し可能容器(12)は、実質的にU字形の断面を有する周縁部(46)を形成し、前記周縁部(46)は、前記出口(22)の周りの前記外側筐体(14)の縁(24)を覆うように適合されている、請求項又はに記載の再充填可能包装装置。
【請求項7】
前記取り外し可能容器(12)は底部(40)を有し、前記取り外し可能容器(12)の前記底部(40)は、平坦な支持体に置かれるとき、前記取り外し可能容器(12)の不均衡を引き起こすように成形される、請求項1からのいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項8】
前記底部は、突出する起伏の面によって作り出され、前記面の中心は、前記底部が平坦な支持体に置かれるとき、前記中心を前記取り外し可能容器(12)の重心と結ぶ線が前記取り外し可能容器(12)の重心の方向と真っ直ぐでない角度を作り出すようにされる、請求項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項9】
前記外側筐体(14)は底部(28)を有し、平坦な支持体に圧し掛かる前記外側筐体(14)の接触の領域(26)に対して凹まされる、請求項1からのいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項10】
前記外側筐体(14)は、前記取り外し可能容器(12)の前記ハウジング(20)の中へと開く貫通孔(30)を前記外側筐体(14)の前記底部(28)に有する、請求項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項11】
前記蓋(16)は、ネジ留めによって、弾性的な相互係止によって、留め付けによって、または、バヨネット取り付けを用いて、前記取り外し可能容器(12)において取り付けられるように適合される、請求項1から10のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項12】
前記蓋(16)は、前記取り外し可能容器(12)において相補的なネジ山(50)と係合するように意図されるネジ山(64)が設けられる径方向内側の壁(62)を有する、請求項11に記載の再充填可能包装装置。
【請求項13】
前記再充填可能包装装置は、前記蓋(16)が前記取り外し可能容器(12)に取り付けられるときに前記開口部(42)を封止して閉じるように適合されたガスケット(18)を備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項14】
前記再充填可能包装装置は、ガスケットを備え、前記ガスケットは、前記蓋(16)が前記取り外し可能容器(12)に取り付けられるとき、前記ガスケットが前記取り外し可能容器(12)の開口部(42)またはその周りに受け入れられるように、実質的に前記取り外し可能容器(12)の前記開口部(42)の縁に沿って延びる、請求項1から12のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項15】
前記蓋(16)は、木材、セラミック材料、金属、磁器、硬い発泡体、天然石、合成石、結合剤と混合された石粉末、射出成型物、皮革、ガラス、クリスタル、プラスチック、天然繊維、または合成繊維が施されたプラスチックのうちの1つのものである、請求項1から14のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項16】
前記外側筐体(14)および前記蓋(16)のうちの少なくとも1つは半透明または透明である、請求項1から15のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項17】
前記外側筐体(14)は、ガラス、金属、セラミック、磁器、クリスタル、プラスチック、天然石、合成石、セラミック、磁器、木材、および尿素ホルムアルデヒドのうちの1つのものである、請求項1から16のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置。
【請求項18】
請求項1から17のいずれか一項に記載の再充填可能包装装置のための化粧製品のための取り外し可能容器であって、前記取り外し可能容器(12)は、底部(40)と、開口部(42)と、前記底部(40)と前記開口部(42)との間の側壁(44)とを有し、前記取り外し可能容器(12)は、相補的な起伏部(52、36)の前記弾性的な相互係止によって前記外側筐体(14)に取り付けられるように適合され、前記取り外し可能容器(12)は前記外側筐体(14)から可逆的に取り外し可能であり、前記取り外し可能容器(12)は、前記開口部(42)を封止して閉じるように蓋(16)の取り付けを可能にするように適合されている、取り外し可能容器。
【請求項19】
前記取り外し可能容器(12)は、ネジ留めによって、前記開口部(42)を封止して閉じるように蓋(16)の取り付けを可能にするように適合される、請求項18に記載の取り外し可能容器。
【請求項20】
化粧製品を備える、請求項18または19に記載の取り外し可能容器。
【請求項21】
前記開口部(42)を封止して閉じる膜シールを備える、請求項18から20のいずれか一項に記載の取り外し可能容器。
【請求項22】
前記取り外し可能容器(12)は、アルミニウム、アルミニウム合金、鋼鉄、ガラス、プラスチック、セラミック、磁器、ボール紙のうちの1つのものである、請求項18から21のいずれか一項に記載の取り外し可能容器。
【請求項23】
請求項18から22のいずれか一項に記載の取り外し可能容器と、蓋(16)とを備える化粧製品再充填品。
【請求項24】
前記取り外し可能容器(12)と前記蓋(16)との間に挟まれるガスケット(18)を備える、請求項23に記載の化粧製品再充填品。
【請求項25】
請求項1から17のいずれか一項に記載の化粧製品を包装するための再充填可能包装装置(10; 100)において取り外し可能容器(12)を交換するための方法であって、
前記蓋(16)を前記再充填可能包装装置(10; 100)から引き離すステップと、
前記取り外し可能容器(12)を前記再充填可能包装装置(10; 100)から取り外すステップと、
新たな取り外し可能容器(12)を提供するステップと、
弾性的に相互係止する前記相補的な起伏部を一体に嵌めることで、前記取り外し可能容器(12)を前記外側筐体(14)に取り付けるステップと、
前記再充填可能包装装置(10; 100)の前記蓋(16)または新たな蓋(16)を、前記取り外し可能容器(12)に直接的に取り付けるステップであって、前記取り外し可能容器(12)への前記蓋(16)のこの取り付けは、弾性的に相互係止する前記相補的な起伏部の前記弾性的な相互係止を所定位置で係止する、ステップと、
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧製品を包装するための再充填可能装置と、このような再充填可能装置において実施されるように意図される取り外し可能容器とに関する。本発明は、化粧製品の再充填品と、このようなデバイスの取り外し可能容器を交換するための方法とにも関する。
【背景技術】
【0002】
特に化粧品分野では、使用者が包装装置の美しさに対して特に敏感である。しかしながら、美しい包装装置のコストは高く、この形態で商業的に販売されている化粧品の価格をさらに上昇させている。
【0003】
美しさでは劣るがより安価な包装を有する別体の容器を含む美しい包装装置を提供することから成る発想が浮かび付いた。好ましくは、容器は、包装装置が取り外し可能容器を交換することで再充填され得るように取り外し可能である。
【0004】
例えば、特許文献1には、それ自体の上縁を定める首部を形成する筐体と、筐体において受け入れられる化粧製品を収容する挿入体とを備える、化粧製品のための入れ物を記載されている。蓋が、首部の外面における雄ネジ山に捩じ込まれ得る。しかしながら、この文献では、挿入体は交換されるように意図されていない。結果として、この入れ物の主な欠点は、入れ物が再充填可能ではないことである。
【0005】
このような挿入体を取り外し可能にするために、特許文献2は、筐体の底部と挿入体を受け入れるハウジングとの間に小さい孔を形成することを提案しており、それによって、細い物体をその孔に通過させ、挿入体を下から押すことができる。
【0006】
しかしながら、挿入体が作られる材料に依存して、下から挿入体を押す動作は、化粧製品を飛び出させる危険性を伴って、挿入体を変形させるだけの可能性がある。また、筐体の底部における孔へと挿入可能である工具を使用することが必要である。
【0007】
また、特許文献3には、ハウジングと相補的な断面の化粧製品再充填品を受け入れる、非円形の断面のハウジングを有する筐体を備える入れ物が記載されている。環体が、環体から突出する再充填品のネジ山の設けられた縁を残して、再充填品の上方で筐体に捩じ込まれる。蓋がこのネジ山の設けられた縁に捩じ込まれる。
【0008】
特許文献3に記載されている入れ物は、あまり美しくないが、環体と再充填品のネジ山の設けられた縁との間に遊びが存在しており、環体によって形成された開口の中へのネジ山の設けられた縁の通過を許容している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】仏国公開特許第2995199号
【文献】仏国公開特許第2745276号
【文献】台湾特許第M365672号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、前述の欠点の少なくとも一部を有していない化粧製品を包装するための再充填可能装置を提供することである。具体的には、本発明は、特には包装装置の蓋が閉じられるときに取り外し可能容器の十分な取り付けを確保する一方で、取り外し可能容器が容易に交換できる再充填可能包装装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このために、本発明は、化粧製品を包装するための再充填可能装置であって、
- 化粧製品を収容する取り外し可能容器と、
- 取り外し可能容器のための受入ハウジングを定める外側筐体であって、取り外し可能容器のための受入ハウジングは外側筐体における出口において開放しており、取り外し可能容器は、相補的な起伏部の弾性的な相互係止によって外側筐体に取り付けられ、取り外し可能容器は外側筐体から可逆的に取り外し可能である、外側筐体と、
- 外側筐体におけるハウジングの出口を封止して閉じるように適合される蓋と
を備え、
蓋は、相補的な起伏部の弾性的な相互係止を所定位置で係止するように、外側筐体および取り外し可能容器のうちの一方に取り付けられるように適合される、再充填可能装置を提案する。
【0012】
したがって、有利には、蓋が取り外し可能容器に取り付けられると、取り外し可能容器を外側筐体から取り外すことがもはや可能ではない。これは、取り外し可能容器を外側筐体から不用意に取り外してしまう危険性を排除する。
【0013】
それでもなお、具体的には取り外し可能容器を外側筐体から取り外す前に蓋を取ることによって、取り外し可能容器を交換することが可能なままとなっている。
【0014】
有利には、取り外し可能容器のこの取り外しは可逆的であり、取り外された取り外し可能容器は、相補的な起伏部の弾性的な相互係止によって、外側筐体に再び取り付けることができる。
【0015】
好ましい実施形態によれば、本発明による再充填可能包装装置は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を、単独または組み合わせで備える。
- 蓋は、相補的な起伏部の弾性的な相互係止を所定位置で係止するように、外側筐体および取り外し可能容器のうちの一方にであって、好ましくは取り外し可能容器に、直接的に取り付けられるように適合される。
- 取り外し可能容器は雄ネジ山を形成しており、蓋は、捻じ込みによって取り外し可能容器に直接的に取り付けられるように相補的な雌ネジ山を形成している。
- 取り外し可能容器は、口金を用いて外側筐体に取り付けられ、口金は外側筐体に直接的に取り付けられ、取り外し可能容器は、口金および取り外し可能容器の相補的な起伏部の係合によって、口金において弾性的に相互係止される。
- 取り外し可能容器は、取り外し可能容器および外側筐体の相補的な起伏部の弾性的な相互係止によって、外側筐体に直接的に取り付けられる。
- 相補的な起伏部の一方は溝であり、相補的な起伏部の他方は、溝において受け入れられるように適合された滴状部を有する舌部である。
- 取り外し可能容器は底部を有し、取り外し可能容器の底部は、平坦な支持体に置かれるとき、取り外し可能容器の不均衡を引き起こすように成形され、取り外し可能容器の底部は、例えば突出する起伏によって形成され、好ましくは、突出する起伏の頂部によってさらに形成される。
- 底部は、好ましくは平坦である突出する起伏の面によって作り出され、前記面の中心は、底部が平坦な支持体に置かれるとき、前記中心を取り外し可能容器の重心と結ぶ線が前記取り外し可能容器の重心の方向と真っ直ぐでない角度を作り出すようにされる。
- 外側筐体は底部を有し、外側筐体の底部は、平坦な支持体に圧し掛かる外側筐体の接触の領域に対して好ましくは凹まされる。
- 外側筐体は、外側筐体の底部から取り外し可能容器の受入ハウジングの中へと貫通孔を有し、貫通孔の直径は、好ましくは10mm以上である、または、可及的にはさらに15mm以上である。
- 外側筐体は、外側筐体におけるハウジングに対して、出口の反対にある開口を有し、開口は、好ましくは、取り外し可能容器を外側筐体におけるハウジングへと挿入させることができる寸法のものである。
- 口金は、少なくとも1つの舌部を有し、好ましくは少なくとも3つの舌部を有し、より好ましくは、角度において均等に分配された少なくとも3つの舌部を有し、取り外し可能容器は、1つまたは複数の舌部の滴状部を受け入れるように適合される少なくとも1つの溝を有する。
- 取り外し可能容器は、少なくとも1つの舌部を有し、好ましくは少なくとも3つの舌部を有し、より好ましくは、角度において均等に分配された少なくとも3つの舌部を有し、外側筐体は、1つまたは複数の舌部の滴状部を受け入れるように適合される少なくとも1つの溝を有する。
- 取り外し可能容器は、実質的にU字形の断面を有する周縁部を形成し、周縁部は、出口の周りの外側筐体の縁を覆うように適合される。
- 蓋は、ネジ留めによって、弾性的な相互係止によって、留め付けによって、または、バヨネット取り付けを用いて、取り外し可能容器において取り付けられるように適合される。
- 蓋は、取り外し可能容器において相補的なネジ山と係合するように意図されるネジ山が設けられる径方向内側の壁を有する。
- 包装装置は、取り外し可能容器の開口部の断面と実質的に相補的な断面のガスケットを備え、ガスケットは好ましくは蓋に取り付けられ、ガスケットは、蓋が取り外し可能容器に取り付けられるときに開口部を封止して閉じる。
- 包装装置は、好ましくは蓋に取り付けられるガスケットを備え、ガスケットは、蓋が取り外し可能容器に取り付けられるとき、ガスケットが取り外し可能容器の開口部またはその周りに受け入れられるように、実質的に取り外し可能容器の開口部の縁に沿って延びる。
- 蓋は、木材、セラミック材料、金属、磁器、例えばポリウレタンといった硬い発泡体、天然石、合成石、結合剤と混合された石粉末、射出成型物、皮革、ガラス、クリスタル、具体的には熱硬化性プラスチックあるいは熱可塑性プラスチックといったプラスチック、ならびに/または、具体的には、艶消し、および/もしくは艶あり、および/もしくは塗装、および/もしくは金属化、および/もしくは亜鉛メッキ、および/もしくは視覚的効果、天然繊維、あるいは合成繊維が施されたプラスチックのうちの1つのものである。
- 外側筐体および/または蓋は半透明であり、可及的には透明ですらある。
- 外側筐体は、ガラス、金属、セラミック、磁器、クリスタル、具体的には、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、Surlyn(登録商標)の商標によって知られているエチレンビニル共重合体などのイオノマー樹脂といったプラスチック、天然石、合成石、セラミック、磁器、木材、および尿素ホルムアルデヒドのうちの1つのものである。
- 口金は、以下の材料、すなわち、具体的には熱可塑性、共ポリエステル、ポリアミド、例えばポリプロピレンといったポリオレフィン、ポリアセタールといったプラスチック、または、具体的にはステンレス鋼もしくはアルミニウムといった金属のうちの1つのものである。
【0016】
別の態様によれば、本発明は、その組み合わせのうちのいずれかにおける前述したような再充填可能包装装置のための化粧製品のための取り外し可能容器であって、取り外し可能容器は、底部と、開口部と、底部と開口部との間の側壁とを有し、取り外し可能容器は、相補的な起伏部の弾性的な相互係止によって外側筐体に取り付けられるように適合され、取り外し可能容器は外側筐体から可逆的に取り外し可能である、取り外し可能容器に関する。
【0017】
取り外し可能容器は、具体的にはネジ留めによって、開口部を封止して閉じるように蓋の取り付けを可能にするように有利に適合される。
【0018】
好ましくは、取り外し可能容器は、好ましくはクリーム、ペースト、粉末、ゲル、液体、または単体の固体の形態で、化粧製品を備える。
【0019】
好ましくは、取り外し可能容器は、開口部を封止して閉じる膜シールを備える。
【0020】
同じく好ましくは、取り外し可能容器は、アルミニウム、アルミニウム合金、鋼鉄、ガラス、プラスチック、セラミック、磁器、特には被覆されたボール紙といったボール紙、または、金属箔もしくはプラスチックシートなどの他の材料で被覆された多層ボール紙のうちの1つのものである。
【0021】
別の態様によれば、本発明は、その組み合わせのうちのいずれかにおける前述したような取り外し可能容器と、取り外し可能容器に好ましくは取り付けられる蓋とを備える化粧製品再充填品に関する。
【0022】
化粧製品再充填品は、取り外し可能容器と蓋との間に挟まれるガスケットを備え得る。
【0023】
最後に、別の態様によれば、本発明は、その組み合わせのうちのいずれかにおける前述したような化粧製品を包装するための再充填可能装置において取り外し可能容器を交換するための方法であって、
- 蓋を再充填可能装置から引き離すステップと、
- 取り外し可能容器を再充填可能装置から取り外すステップと、
- 新たな取り外し可能容器を提供するステップと、
- 弾性的に相互係止する相補的な起伏部を一体に嵌めることで、取り外し可能容器を外側筐体に取り付けるステップと、
- 再充填可能装置の蓋または新たな蓋を、取り外し可能容器または外側筐体に取り付けるステップであって、取り外し可能容器への蓋のこの取り付けは、弾性的に相互係止する相補的な起伏部の弾性的な相互係止を所定位置で係止する、ステップと
を含む方法に関する。
【0024】
本発明は、添付の図面を参照して提供される以下の記載からより良く理解されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第1の例の分解図である。
図2図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置において使用できる空の取り外し可能容器の下方からの斜視図である。
図3】蓋のない状態での図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置の長手方向の断面図である。
図4図2の取り外し可能容器を図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置において組み立てるステップを示す一部の断面図である。
図5図2の取り外し可能容器を図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置において組み立てるステップを示す一部の断面図である。
図6図2の取り外し可能容器を図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置において組み立てるステップを示す一部の断面図である。
図7図2の取り外し可能容器を図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置において組み立てるステップを示す一部の断面図である。
図8図1の化粧製品を包装するための再充填可能装置の詳細な断面図である。
図9】取り外し可能容器が取り付けられる化粧製品を包装するための再充填可能装置の第2の例の外側筐体の斜視図である。
図10】第2の例による化粧製品を包装するための再充填可能装置において使用できる空の取り外し可能容器の下方からの斜視図である。
図11】外側筐体および図9の取り外し可能容器の長手方向の断面図である。
図12】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第2の例の詳細な長手方向の断面図である。
図13】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第2の例の詳細な断面図である。
図14】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第3の例の分解図である。
図15】蓋のない状態で長手方向の断面で見た、化粧製品を包装するための再充填可能装置の第3の例の図である。
図16】長手方向の断面で見た、化粧製品を包装するための再充填可能装置の第3の例の図である。
図17】断面で見た、化粧製品を包装するための再充填可能装置の第3の例の図である。
図18】長手方向の断面で見た、化粧製品を包装するための再充填可能装置の第3の例の外側筐体における取り外し可能容器の組み立ての詳細の図である。
図19】蓋が化粧製品を包装するための再充填可能装置において組み立てられている状態での図18と同様の図である。
図20】断面で見たときの第3の例による化粧製品を包装するための再充填可能装置の詳細の図である。
図21】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第4の例の分解図である。
図22】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第4の例の前面図である。
図23】化粧製品を包装するための再充填可能装置の第4の例の平面XXIIIに沿って部分的に切り取られての図である。
図24図23の詳細XXIVの図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
この記載の以降において、同一である要素、または、同一の機能のものである要素は、同じ符号を伴っている。簡潔性のために、本記載では、これらの要素は各々の例において詳細に記載されていない。実施形態同士の間の違いだけが詳細に記載されている。
【0027】
図1図8は、化粧製品を包装するための再充填可能装置10(以後において包装装置10)の第1の例を示している。この包装装置10は、基本的に、化粧製品の取り外し可能容器12と、取り外し可能容器12を受け入れる外側筐体14と、蓋16と、ガスケット18とを備える。ガスケット18は、取り外し可能容器12に収容された製品の化粧品が乾燥するのを防止するように意図されている。
【0028】
より明確には、外側筐体14は、取り外し可能容器12の少なくとも一部を受け入れるように意図されたハウジング20を定めている。ハウジング20は、外側筐体14における出口22において開放している。外側筐体14は、出口22の周りに縁24も形成している。ここで、外側筐体14は、平坦な支持体において外側筐体14を安定して置くことを可能にするように成形されている。図示されているように、外側筐体14は、底部28を包囲する圧し掛かる領域26によってこのような平坦な支持体に位置し、底部28は圧し掛かる領域26に対して凹まされている。変形では、底部28は、圧し掛かる領域26に対して凹まされておらず、対照的に、圧し掛かる領域26の一部である。圧し掛かる領域26は、例えば、具体的には円形もしくは楕円形の輪郭、または任意の他の形態といった、閉じた輪郭を有する。代替で、圧し掛かる領域26は、外側筐体14とは別の足部によって、図示されているように形成されている。外側筐体14の底部28は、可及的に、外側筐体14の外部における底部28からハウジング20へとつながる貫通孔30を有し得る。孔30は、有利には指の通過を許容する。これを許容するために、孔30は、少なくとも10mm、好ましくは少なくとも15mmの直径を有し得る。示されていない実施形態によれば、外側筐体14の平坦な底部28は、ラベルによって少なくとも部分的に覆われ、ラベルは可及的に孔30を覆う。ラベルは、例えば、製品のブランド、製品の成分、製品の適用の方法、および/または製品の可及的な有効期限に関する情報を有することができる。
【0029】
圧し掛かる領域26と出口22の縁24との間では、外側筐体14は、実質的に平行六面体の外形の下方部分32と、首部を形成する管状の形の上方部分34とを基本的に形成している。当然ながら、外側筐体14のこの形は限定ではなく、実質的に任意の形を有することができ、具体的には、包装装置10の美しさを確保するように意図された任意の形を有することができる。実質的に円形の溝36が、外側筐体14の首部34の基部に作られている。鉛直方向の切欠き38も外側筐体14の首部34に作られている。
【0030】
外側筐体14は好ましくは半透明であり、可及的には透明ですらある。これは、外側筐体14および包装装置10に、使用者によって認められる美的効果を与える。外側筐体14は不透明であってもよい。
【0031】
外側筐体14は、具体的には、ガラス、金属、セラミック、磁器、クリスタル、具体的には、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、Surlyn(登録商標)の商標によって知られているエチレンビニル共重合体などのイオノマー樹脂といったプラスチック、天然石、合成石、セラミック、磁器、木材、および尿素ホルムアルデヒドのうちの1つから作られ得る。
【0032】
さらに、取り外し可能容器12は、底部40と、開口部42と、底部40と開口部42との間の側壁44とを有する。ここで、取り外し可能容器12の底部40は、実質的に平坦である乳頭の形を有する。結果として、取り外し可能容器12が平坦な支持体において底部40で置かれるとき、取り外し可能容器12は不平衡となる。これは、取り外し可能容器12が外側筐体14に組み込まれないとき、取り外し可能容器12を使用することをより難しくさせる。これは、取り外し可能容器に収容された化粧製品が、取り外し可能容器12が鉛直に維持されないときに取り外し可能容器12から流出しようとする粉末、液体、またはクリームの形態である場合に、特に難しくなる。
【0033】
さらに、図1図3の例によれば、取り外し可能容器12の側壁44は、開口部42に向けて広げられた実質的に半球状の形を有する。しかしながら、取り外し可能容器12の側壁44の他の形も考えられる。しかしながら、取り外し可能容器12の側壁44は、取り外し可能容器12に収容された化粧製品のすべてへの使用者のアクセスを容易にするため、底部40から開口部42へと広げられた形を好ましくは有する。
【0034】
ここで、取り外し可能容器12の側壁44は、開口部42の周りに周縁部46を形成している。別の言い方をすれば、側壁44は開口部42の周りで折り返されている。周縁部46は、外側筐体14の首部34を受け入れるように成形されている。具体的には、周縁部46の幅は、外側筐体14の首部34の幅と実質的に等しい。また、外側で周縁部46を径方向で包囲する折り返し部48が、外側筐体14の首部34の高さに、首部34の基部に形成された溝36の幅を加えた大きさに実質的に等しい長さのものである。その径方向外側の面において、折り返し部48は雄ネジ山50を有する。
【0035】
折り返し部48は少なくとも1つの舌部52も有する。ここでの場合、折り返し部48は3つの舌部52を有する。舌部52は、ここでは折り返し部48に角度において均等に分配されている。舌部52は、雄ネジ山50と折り返し部48の自由端54との間を意味する雄ネジ山50の下に配置されている。舌部52は折り返し部48において切られている。別の言い方をすれば、舌部52は、各々の舌部52の各々の側方に1つで配置された2つの空間によって、折り返し部48の残りの部分から分離されている。舌部52の下端における径方向内側の面において、各々の舌部52は滴状部56を有し、滴状部56の断面は、外側筐体14の首部の基部における溝36の断面と実質的に相補的である。
【0036】
最後に、停止部58が折り返し部48の径方向内側の面に設けられている。停止部58は、折り返し部48の径方向内側から突出し、化粧製品を包装するための再充填可能装置10の中心線であるX軸の方向において主に延びる起伏の形態で作り出されている。停止部58は、外側筐体14の首部34に形成された切欠き38において受け入れられるように成形されている。したがって、この停止部58は、外側筐体14における取り外し可能容器12の位置出しを可能にすることができる。別の言い方をすれば、切欠き38と係合する停止部58は、X軸の周りでの外側筐体14に対する取り外し可能容器12の相対的な角度位置を固定することを可能にする。
【0037】
取り外し可能容器12は、具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金、鋼鉄、ガラス、プラスチック、セラミック、磁器、特には被覆されたボール紙といったボール紙、または、金属箔もしくはプラスチックシートなどの他の材料で被覆された多層ボール紙から作られ得る。使用される材料に依存して、取り外し可能容器の作成は概ね容易であり、そのため高価である。磁器、セラミック、またはガラスなどのより貴重な材料が、使用者によって認められて望まれる美しい高品質な効果を確保するために選択されてもよい。これらの材料の使用は、特に外側筐体14が半透明または透明であるとき、包装装置10の美的効果にも寄与できる。
【0038】
取り外し可能容器12は、具体的には、クリーム、ペースト、粉末、ゲル、液体、または単体の固体の形態で化粧製品を備え得る。
【0039】
最後に、蓋16は、取り外し可能容器12の開口部42を封止して閉じるように適合されている。
【0040】
蓋16は、具体的には、包装装置10の美的効果を得るために、任意の所望の形を取り得る外壁60を有する。
【0041】
蓋16の内壁62が、開放した空洞を定める。この内壁62にはネジ山64が設けられている。ネジ山64は、取り外し可能容器12の折り返し部48における雄ネジ山50との係合によって、蓋16を取り外し可能容器12に取り付けることを可能にする。好ましくは、蓋16と取り外し可能容器12とは、蓋16が取り外し可能容器12に取り付けられるとき、ガスケット18を締め付けるように成形される。具体的には、図5で見られる例について、蓋16が取り外し可能容器12に取り付けられるとき、ガスケット18は、蓋の底部66と、取り外し可能容器12の周縁部46であって、具体的には取り外し可能容器12の周縁部46の上部との間で、締め付けられる。
【0042】
蓋16は、半透明とでき、可及的に透明とさえでき、または、反対に不透明であってもよい。
【0043】
蓋16は、例えば、木材、セラミック材料、金属、磁器、例えばポリウレタンといった硬い発泡体、天然石、合成石、結合剤と混合された石粉末、射出成型物、皮革、ガラス、クリスタル、具体的には、尿素ホルムアルデヒドなどの熱硬化性プラスチックあるいは熱可塑性プラスチックといったプラスチック、ならびに/または、具体的には、艶消し、および/もしくは艶あり、および/もしくは塗装、および/もしくは金属化、および/もしくは亜鉛メッキ、および/もしくは視覚的効果、天然繊維、あるいは合成繊維が施されたプラスチックのうちの1つから作られる。
【0044】
包装装置10は、完全に組み立てられて販売され得る。代替で、包装装置10はキットとして販売される。その場合、このような包装装置10の組み立ては次のように実行され得る。
【0045】
最初に、図4図6によって示されているように、取り外し可能容器12は、外側筐体14によって形成されたハウジング20へと部分的に挿入される。この部分的な挿入のため、取り外し可能容器12の舌部52の端における滴状部56は、外側筐体14の首部34の基部に形成された相補的な溝36と弾性的に相互係止していない。この位置では、舌部52は弾性的に変形されている。図6に示されているように、滴状部56は、外側筐体14の首部34の基部において、溝36の実質的に反対に配置され得る。したがって、好ましくは、ハウジング20への取り外し可能容器12の挿入は、折り返し部48の内面における停止部58が外側筐体14の首部34に形成された切欠き38に受け入れられるだけの大きな深さまで行われる。
【0046】
次に、取り外し可能容器12は、図6に示されているように、滴状部56が溝36に受け入れられるように外側筐体14に向けて押される。したがって、外側筐体14における取り外し可能容器12の弾性的な相互係止(または、「スナップ留め」)が可能とされる。より具体的には、取り外し可能容器12の舌部52の滴状部56を、外側筐体14の首部34の基部に形成された相補的な溝36と弾性的に相互係止することによって、取り外し可能容器12を外側筐体に固定することが可能である。
【0047】
好ましくは、この位置では、舌部52は弾性的に変形されていない。
【0048】
最後に、図7に示されているように、蓋16は取り外し可能容器12に捩じ込まれる。取り外し可能容器への蓋16の捩じ込みは、外側筐体との取り外し可能容器12の弾性的な相互係止を係止することを可能にする。実際、図7および図8において特に見られるように、取り外し可能容器12に捩じ込まれた蓋16は、舌部52の滴状部56を、外側筐体14の首部34の基部における溝36から引き込ませることができる舌部52の弾性的な変形を防止する。蓋16が取り外し可能容器12に捩じ込まれている位置において、折り返し部48および舌部52は、具体的には、好ましくは実質的に遊びなしで、蓋16の内壁62と外側筐体14の首部34との間に挟まれる。
【0049】
ここで、停止部58が取り外し可能容器の首部34における切欠き38において受け入れられるため、取り外し可能容器12への蓋16の捩じ込みが容易にされることは、留意されるべきである。したがって、この停止部58は、外側筐体14に対する取り外し可能容器12の相対回転を規制する。また、外側筐体14を一方の手で保持する間、蓋16は他方の手で取り外し可能容器12へと捩じ込まれ得る。
【0050】
蓋16が取り外し可能容器12に取り付けられることは特に興味深い。実際には、取り付け起伏部(ここではネジ山であるが、例えば、具体的には弾性的に相互係止する起伏部といった、他の留め付け手段が構想されてもよい)は、化粧製品の堆積物を含む可能性がある。取り外し可能容器12および/または蓋16を交換することで、化粧製品のこれらの堆積物は排除される。さらに、これは、取り外し可能容器12と蓋16とから成る再充填品を市販することを可能にし、これは、蓋16の形を定期的に変えることができ、そのため化粧製品を包装するための再充填可能装置10の形を変えることができる。蓋の形および/または色は、化粧製品再充填品を形成するために、関連する取り外し可能容器12における化粧製品に応じて変えられてもよい。
【0051】
取り外し可能容器12には膜シールが設けられ得る。この膜シールは、外側筐体14への取り外し可能容器12の挿入の前または後に、取り外し可能容器12から除去できる。ガスケットが設けられ得る膜シールは、開けられる前に取り外し可能容器12を封止している。有利には、膜シールは取り外し可能容器12において交換できず、そのため、化粧製品は包装装置10にない場合には開けた後に保存できない。実際、包装装置10だけが、蓋16を用いて開放した取り外し可能容器12を閉じることを許容する一方で、ガスケット18を用いて適切な封止を提供する。
【0052】
取り外し可能容器12の内容物全体が使用されると、使用者は、取り外し可能容器12を包装装置10から取り外すことができる。取り外し可能容器12を取り外すために、使用者は最初に蓋16を取り外さなければならない。その後のみ、使用者は取り外し可能容器12を取り外すことができる。外側筐体14からの取り外し可能容器12の取り外しは、例えば、外側筐体14の底部28における開口30を通じて取り外し可能容器12を押すことで、または、好ましくは、取り外し可能容器を、もしくは、対応する滴状部56を溝36から解放するためにタブ52のうちの1つを引っ張ることで、行われ得る。
【0053】
興味深いことに、外側筐体14からの取り外し可能容器12の取り外しは、可逆的に行われ得る。別の言い方をすれば、この取り外しは、取り外し可能容器12または外側筐体14への損傷なく達成される。具体的には、タブ52は、タブ52がその元の形に戻るのを妨げることになる塑性的な変形がなされず、千切られることもない。したがって、これらのタブ52は、再び滴状部56を溝36へと弾性的に嵌めることを可能にする。したがって、取り外し可能容器12は、再使用できる、または、外側筐体において複数回組み立ておよび分解することができる。
【0054】
古い取り外し可能容器12が取り外されると、使用者は次に、前述したような手順によって、新たな取り外し可能容器12を挿入することができる。
【0055】
図9図13は、記載されている第1の例による化粧製品を包装するための再充填可能装置10の変形100を示している。
【0056】
この変形では、取り外し可能容器12の折り返し部48におけるタブ52は、外側筐体の首部34の基部における溝部36に受け入れられる滴状部56だけでなく、滴状部102も形成している。この滴状部102は、取り外し可能容器12の径方向外向きに配向されている。滴状部102は、蓋の内側のネジ山64との係合によって、特に図13において見られるように、タブ52を蓋16と外側筐体14の首部34との間でさらにより近接して掴ませることを可能にする。実際、径方向外向きに配向されたこの滴状部102は、タブ52の自由端54において、蓋16とタブ52との間の遊びを抑えるかまたはなしにすらする。この縮小した遊びは、図7図12とを比較することで特に見て取れる。
【0057】
最後に、図14図20は、化粧製品を包装するための再充填可能装置の第3の例200を示している。
【0058】
この例によれば、取り外し可能容器12は外側筐体14に直接的に取り付けられない。取り外し可能容器12は外側筐体に取り付けられる。
【0059】
ここで、「直接的に取り付けられる」とは、取り付けが、互いと接触している取り外し可能容器の少なくとも1つの表面と外側筐体14の表面とにおいて行われることを意味すると理解される。別の言い方をすれば、取り外し可能容器12は外側筐体14に直接的に連結される。具体的には、弾性的な相互係止の場合、「直接的に取り付けられる」とは、一方の弾性的に相互係止する起伏が取り外し可能容器12によって作り出される一方で、他方の弾性的に相互係止する起伏が外側筐体14によって形成されることを意味する。
【0060】
「取り付けられる」とは、より大まかには、取り外し可能容器12が外側筐体14と一体に作られ、取り外し可能容器12が外側筐体14に直接的に連結されない可能性があることを意味する。具体的には、取り付けは、接触している外側筐体と取り外し可能容器との表面において行われない可能性がある。しかしながら、取り外し可能容器12と外側筐体14との間に接触がある可能性はあるが、この接触は、取り外し可能容器12と外側筐体14とを一体に固定する種類のものではない。そのため、この一体の固定は、1つまたは複数の中間部品を用いて間接的に行われてもよい。
【0061】
したがって、図13図20による化粧製品の包装のための再充填可能装置200では、取り外し可能容器12は、口金202を用いて外側筐体14に取り付けられる。ここで、口金202は、大きな直径の第1の環状部204と、小さい直径の第2の環状部206と、第1の環状部204と第2の環状部206とを連結する輪形状部分208とを形成している。第2の環状部206は、口金202の実質的に高さ全体にわたって延びている。逆に、第1の環状部204は口金202の高さの一部分の身にわたって延びている。具体的には、第1の環状部204は、口金202の実質的に半分の高さにわたって延びている。したがって、口金202は「h」字形の断面を有する。
【0062】
第1の環状部204は、外側筐体14の首部34に作り出された相補的なハウジング212に受け入れられるように意図された起伏部210を、径方向内側の面に形成している。ここで、外側筐体14が首部34の基部において円形の溝36のないことは、留意されるべきである。ハウジング212は、具体的には、首部34の径方向外側の面において、平坦な領域214または凹部216として形成され得る。第1の環状部204における起伏部210は、具体的には、主に径方向において延びる舌部の形態を取り得る。
【0063】
口金202は、外側筐体の首部34にしっかりと装着されるように成形され得る。第1の環状部204と第2の環状部206との間の径方向の距離は、外側筐体14の首部34の厚さと等しい、または、その厚さよりさらに実質的に小さい。首部34の高さは、口金が首部34にしっかりと装着されるときに首部34の上部が口金の輪形状部分208に圧し掛かる一方で、第1の環状部204の自由端が首部34の基部において外側筐体14の一部分に圧し掛かるように、第1の環状部204の高さに実質的に等しくなっている。
【0064】
第2の環状部206は、外側筐体14に向けて配向されるように意図された下方部分において、起伏部218を形成している。図14においてより具体的に見られるように、これらの起伏部218は実質的に半分の円板の形を有し、その基部は下向きに配向されている。
【0065】
第2の環状部206は、外側筐体14と反対に配向されるように意図された上方部分において、タブ220も形成している。これらのタブ220は、径方向内向きに配向された滴状部222を有する。タブ220は、前述した第1の例および第2の例のタブ52と実質的に同一に実施され得る。
【0066】
最後に、図14図20の実施形態では、取り外し可能容器12は、第1の環状部204の下方部分の径方向内側の壁に形成された起伏部218と実質的に相補的な形のハウジング224を、その径方向外側の面において有する。
【0067】
取り外し可能容器12は、その径方向外側の面において円形の溝226も有し、円形の溝226と取り外し可能容器12の側面44の自由端228との間には、蓋16の相補的なネジ山64と係合するように意図されたネジ山50も有する。
【0068】
図14による化粧製品を包装するための再充填可能装置200の組み立ては次のように実行され得る。
【0069】
最初に、口金202が外側筐体14の首部34に装着される。この組み立ては、外側筐体14の首部34を、第1の環状部204、第2の環状部206、および輪形状部分208によって定められる空間へと強制的に挿入することによって実施され得る。この挿入の間、第1の環状部204の径方向内側の面に形成された起伏部210は、外側筐体14の首部34の径方向外側の面に形成されたハウジング212へと挿入される。したがって、外側筐体に対する口金202の相対回転は規制または防止すらされる。口金202は、有利には外側筐体14から取り外すことができない。
【0070】
次に、図15に示されているように、取り外し可能容器12は、外側筐体14によって形成されたハウジング20へと挿入される。図15において見られるように、この位置では、口金202によって形成されたタブ220の滴状部222は、取り外し可能容器12の側壁44の径方向外側の面に形成された溝226にまだ受け入れられていない。この位置では、タブ220は弾性的に変形されている。
【0071】
次に、取り外し可能容器12は押されて、取り外し可能容器12を口金202において弾性的に相互係止させることができる。別の言い方をすれば、取り外し可能容器12は、口金202に形成されたタブ220の滴状部222が取り外し可能容器12の側壁44における溝226において受け入れられるように押される。同時に、口金202の第2の環状部206の径方向内側の面の半分の円板の形とされた起伏部218は、取り外し可能容器12の側壁44に形成された相補的なハウジング224に受け入れられる。結果として、口金202に対する取り外し可能容器12の相対回転は規制または防止すらされる。具体的には異なるハウジング224および起伏部218を実施することによって、口金に対する取り外し可能容器12の位置出しを許容することも可能である。
【0072】
最後に、蓋16は取り外し可能容器12に捩じ込まれる。口金202は外側筐体14とすでに回転において一体となっているため、外側筐体14を不動に保ったまま蓋16を取り外し可能容器12に捩じ込むことはより容易である。
【0073】
蓋16が取り外し可能容器12へと捩じ込まれると、取り外し可能容器12へのタブ220の弾性的な相互係止は所定位置で係止される。実際、特に図20において見られるように、この位置において、タブ220は、好ましくは、限られた遊びを伴って、または、遊びがまったくない状態で、蓋16と取り外し可能容器12との間に挟まれている。したがって、取り外し可能容器12を分解するために必要とされるタブ220の弾性変形は防止されている。
【0074】
しかしながら、蓋16の取り外しの後、外側筐体14からの取り外し可能容器12の分解は可能である。好ましくは、外側筐体14からの取り外し可能容器12のこの取り外しは可逆的であり、これは、取り外し可能容器が外側筐体に弾性的に再び嵌めることができるようになっていることを意味する。
【0075】
図21図24は、化粧製品のための包装装置の第4の例300を示している。
【0076】
この第4の例300では、取り外し可能容器12は2つの部分302、304を備えており、それらのうちの一方は外側筐体14におけるハウジング20の出口22より大きい寸法を有している。より明確には、取り外し可能容器12は、外側筐体14におけるハウジング20の出口22の断面積より大きい断面積の下方部分302と、外側筐体14におけるハウジング20の出口22の断面積と実質的に同じ断面積の上方部分304とを備える。
【0077】
下方部分302は、化粧製品のための貯留部を形成している。この下方部分302は、外側筐体14におけるハウジング20に適合された任意の形のものであり得る。ここで、下方部分302は上方部分304の近くに肩部306を形成している。取り外し可能容器12の上方部分304は、2つの円形の滴状部310、312によって包囲された円形の溝308と、取り外し可能容器12の出口の近くの雄ネジ山50とが設けられた首部の形を実質的に有する。
【0078】
外側筐体14のハウジング20への取り外し可能容器12の少なくとも部分的な挿入を許容するために、外側筐体14には、外側筐体におけるハウジング20の出口22の反対に開口314が設けられており、その断面は、取り外し可能容器12の下方部分302の断面に適合されている。この開口314は、具体的には、出口22の断面積より大きい断面積のものである。
【0079】
外側筐体14におけるハウジング20の出口22の周りでは、外側筐体14は、弾性的に変形可能なタブ318が設けられたフランジ316を形成している。ここでの場合、フランジ316は、外側筐体14においてハウジング20の出口22の周りに角度において均等に配置された4つのタブ318を備える。タブ318は、径方向内向きに向けられた滴状部320を有する。滴状部320は、取り外し可能容器12の上方部分304における溝308の断面と実質的に相補的である断面を有する。
【0080】
最後に、図示した例では、蓋16は、外側筐体322と内側筐体324との組み立てから形成される。外側筐体322は蓋16の外壁60を定め、内側筐体324は蓋16の内壁62を定める。具体的には、内側筐体324は、蓋16を取り外し可能容器12に捩じ込ませて取り外し可能容器12に取り付けるために、取り外し可能容器12における雄ネジ山50と係合するように適合されるネジ山64を定めている。
【0081】
したがって、この第4の例示の実施形態300は、外側筐体14におけるハウジング20の出口22と反対の開口314を通じて取り外し可能容器12が外側筐体14へと挿入され、取り外し可能容器12が前記出口22の近くで外側筐体14に取り付けられる点において、前述の例示の実施形態と異なる。ここで、取り外し可能容器12は、外側筐体14のタブ318を取り外し可能容器12における溝308へと弾性的に嵌まることで、外側筐体14に取り付けられる。前述したように、具体的には図24において見られるように、蓋16が取り外し可能容器12に取り付けられると、外側筐体のタブ318は蓋16の内側筐体324と取り外し可能容器12との間に挟まれ、タブ318の弾性変形を規制または防止すらする。したがって、外側筐体14への取り外し可能容器12の取り付けが係止される。しかしながら、蓋16の取り外しはタブ318をここでも弾性的に変形させることができ、それによって、これらのタブ318における滴状部320を取り外し可能容器における溝308から引き出せる。したがって、取り外し可能容器12は解放され、外側筐体14から反対の開口314を通じて取り外され得る。
【0082】
この実施形態では、取り外し可能容器12の下方部分302を、外側筐体14におけるハウジング20に適合される任意の所望の形で実施することが可能である。
【0083】
ここで、取り外し可能容器12が回転対称でないため、つまり、下方部分302の断面が楕円形を有し、ハウジング20が取り外し可能容器12の下方部分302に相補的な幾何形状のものであるため、楕円形を有する断面のここでの場合、取り外し可能容器12が外側筐体14に対してX軸の周りで回転するのが防止されていることは、留意されるべきである。別の言い方をすれば、取り外し可能容器12と外側筐体14とはX軸の周りでの回転において一体である。これは、具体的には、外側筐体14を保持する間に取り外し可能容器12において蓋16を容易に捩じるための能力を可能にし、この能力は、X軸の周りでの取り外し可能容器の回転を防止する効果を有する。
【0084】
本発明は、図を参照して先に記載されている実施形態に限定されず、それどころか、当業者にとって利用しやすい多くの変形が可能である。具体的には、記載されている様々な実施形態の特徴が、図に示されていない実施形態において組み合わされてもよい。
【0085】
さらに、取り外し可能容器の側壁は、具体的には、実質的に半楕円形のものであってもよい、または、さらに多面体形状のものであってもよい。
【0086】
この取り外し可能容器の底部40は平坦でなくてもよい。好ましくは、取り外し可能容器の底部40は、平坦な支持体に置かれるとき、取り外し可能容器の不均衡を引き起こすように成形される。底部40は、例えば、平坦でない突出する起伏によって形成される。追加または代替で、取り外し可能容器の底部は、平坦であり得る突出する起伏の面によって、取り外し可能容器の底部が平坦な支持体に置かれるときにその面の中心と取り外し可能容器の重心と結ぶ線が前記取り外し可能容器の重心の方向と真っ直ぐでない角度を作り出すように、作り出される。
【0087】
別の態様によれば、図14図20に示されている例では、口金202は圧入によって外側筐体14に取り付けられる。代替で、口金202は、接着、溶接、または、当業者に知られている任意の他の手段によって、外側筐体14に取り付けられてもよい。好ましくは、口金202は、持続する様態で外側筐体14に取り付けられ、そのため、口金202は、取り外し可能容器12の取り外しの場合に、外側筐体14に装着されたままである。具体的には、外側筐体14からの口金202の分解は工具の使用を必要とする可能性がある。
【0088】
記載した例では、弾性的に相互係止する起伏部が別々であり、別々のタブによって担持される。しかしながら、単一の弾性的に相互係止する起伏部が外側筐体と取り外し可能容器とにそれぞれある例も考えられ、そのため、この弾性的に嵌まる起伏部は不連続とすることができる。
【0089】
最後に、蓋は、前述した例にあるように、ネジ留めによって、または、代替で、弾性的な相互係止によって、留め付けによって、磁化によって、バヨネット取り付けを用いて、または、当業者に利用可能な任意の他の手段によって、取り外し可能容器に取り付けられてもよい。
【0090】
蓋が、蓋のネジ山と相補的である雄ネジ山を有する外側筐体にネジ留めされてもよい。
【符号の説明】
【0091】
10、100、200、300 化粧製品を包装するための再充填可能装置、包装装置
12 取り外し可能容器
14 外側筐体
16 蓋
18 ガスケット
20 ハウジング
22 出口
24 縁
26 圧し掛かる領域
28 底部
30 貫通孔、開口
32 下方部分
34 上方部分、首部
36 溝
38 切欠き
40 底部
42 開口部
44 側壁、側面
46 周縁部
48 折り返し部
50 雄ネジ山
52 舌部、タブ
54 自由端
56 滴状部
58 停止部
60 外壁
62 内壁
64 ネジ山
102 滴状部
204 第1の環状部
206 第2の環状部
208 輪形状部分
210 起伏部
212 ハウジング
214 平坦な領域
216 凹部
218 起伏部
220 タブ
222 滴状部
224 ハウジング
226 溝
228 自由端
302 下方部分
304 上方部分
306 肩部
308 溝
310、312 滴状部
316 フランジ
318 タブ
320 滴状部
322 外側筐体
324 内側筐体
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