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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-28
(45)【発行日】2025-03-10
(54)【発明の名称】コーヒーフィルター
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/02 20060101AFI20250303BHJP
   A47J 31/06 20060101ALI20250303BHJP
【FI】
A47J31/02
A47J31/06 310
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2020558459
(86)(22)【出願日】2020-07-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-14
(86)【国際出願番号】 US2020041283
(87)【国際公開番号】W WO2021007372
(87)【国際公開日】2021-01-14
【審査請求日】2023-04-28
(31)【優先権主張番号】29/697,644
(32)【優先日】2019-07-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/582,876
(32)【優先日】2019-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506295702
【氏名又は名称】パシフィック マーケット インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(72)【発明者】
【氏名】ウォール アンドリュー シー エフ
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05775206(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0112164(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0067221(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0064283(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/00-31/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
貫通チャネルを画定する内側表面を含むレセプタクルであって、前記貫通チャネルが、下部開口部の反対側の上部開口部を含み、前記上部開口部が、液体を受容するように構成され、下部部分、上部部分及びその間の中央テーパー部分を含む、レセプタクルと、
前記貫通チャネルの内側に配置され前記貫通チャネル内で長手方向軸に沿って延びるフィルター部材であって、略円筒形状であり中空内部を有し、前記中空内部は、前記中空内部と流体連通している穿孔または貫通孔を有する側壁によって少なくとも部分的に画定され、前記フィルター部材の前記穿孔または前記貫通孔は、前記中空内部で濾過された液体を生成することができるように前記液体が通過することを可能にするが、コーヒー粉が通過することを防止するように構成される、フィルター部材と、
前記上部開口部と前記下部開口部の間の位置で且つ少なくなとも部分的に前記レセプタクルの前記テーパー部分の内部で、前記フィルター部材を前記レセプタクルに取り外し可能に結合するように構成されたフィルターホルダー部材であって、コーヒー粉保持領域が、前記フィルターホルダー部材の上方で、および前記フィルター部材の前記側壁と前記レセプタクルの前記内側表面の間の前記貫通チャネル内に画定され、前記コーヒー粉保持領域は、前記コーヒー粉を受容するように構成される、フィルターホルダー部材と、を含む、コーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項2】
前記フィルター部材が、前記液体が通過することを可能にするが、前記コーヒー粉が通過することを防止するように構成されたスクリーンを含む、請求項1に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項3】
前記フィルター部材がフランジを含み、
前記フィルターホルダー部材は、前記フランジとバヨネットマウントを形成するように構成された複数のタブを含み、
前記バヨネットマウントは、前記フィルターホルダー部材と前記フィルター部材をともに取り外し可能に結合する、請求項1に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項4】
前記レセプタクルが内側ねじを含み、
前記フィルターホルダー部材が、前記内側ねじに係合するように構成された外側ねじを含み、
前記内側ねじと前記外側ねじの係合により、前記フィルターホルダー部材が前記レセプタクルに結合される、請求項2に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項5】
前記レセプタクルが、ユーザーによって握られるように構成されたハンドルを含む、請求項1に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項6】
前記レセプタクルから外向きに延在し、容器のリムに載るように構成されたフランジをさらに含む、請求項1に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項7】
前記フランジが、前記フランジが前記容器の前記リム上にあるとき、前記容器の内部の可視性を提供する少なくとも1つの開口を含む、請求項6に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項8】
前記貫通チャネルが長手方向軸に沿って延在し、
前記フィルター部材が、前記長手方向軸に沿って前記上部開口部に向かって上向きに延在し、
前記フランジが、前記容器の前記リムに載るように構成された外側部分と、前記外側部分の下方に下向きに延在するオフセット部分とを含み、
前記オフセット部分が、前記コーヒーフィルターアセンブリーが前記長手方向軸に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、前記コーヒーフィルターアセンブリーが、前記リムから滑り落ちるのを防ぐのに役立つように構成される、請求項6に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
【請求項9】
内部を有する容器とともに使用するためのフィルターアセンブリーであって、
開放端の第1の貫通チャネルを画定する内側表面を含み、下部部分、上部部分及びその間の中央テーパー部分を含む、レセプタクルと、
前記第1の貫通チャネルの内部に配置され前記貫通チャネル内で長手方向軸に沿って延びるフィルターであって、略円筒形状であり中空内部を有し、前記中空内部は、前記中空内部と流体連通している穿孔または貫通孔を有する側壁によって少なくとも部分的に画定され、前記フィルターの前記穿孔または前記貫通孔は出口開口部を含み、それぞれが所定のサイズよりも大きい微粒子を液体から濾過して、前記中空内部で濾過された液体を生成するように構成され、前記濾過された液体が、前記出口開口部を通して前記フィルターを出る、フィルターと、
少なくとも部分的に前記レセプタクルの前記テーパー部分の内部で前記フィルターを前記レセプタクルに取り外し可能に結合するように構成されたフィルターホルダーであって、前記液体を受容するように構成された保持領域が、前記フィルターホルダーの上方で、および前記フィルターの前記側壁と前記レセプタクルの前記内側表面の間の前記第1の貫通チャネルに画定され、前記フィルターホルダーは、前記出口開口部と流体連通し、前記濾過された液体を前記出口開口部から受容するように構成された、開放端の第2の貫通チャネルを含み、前記第2の貫通チャネルは、前記容器の前記内部と流体連通し、前記濾過された液体を前記容器の前記内部に提供するように構成される、フィルターホルダーと、を含む、フィルターアセンブリー。
【請求項10】
それぞれが前記所定のサイズよりも大きい前記微粒子が第1の微粒子であり、
前記フィルターは、前記第1の微粒子がスクリーンを通過するのを防ぎ、第2の微粒子が前記スクリーンを通過することを可能にするように構成された前記スクリーンを含み、
前記第2の微粒子はそれぞれ前記所定のサイズよりも小さい、請求項9に記載のフィルターアセンブリー。
【請求項11】
前記フィルターがフランジを含み、
前記フィルターホルダーが、前記フランジとバヨネットマウントを形成するように構成された複数のL字形ブラケット部材を含み、
前記バヨネットマウントが、前記フィルターホルダーと前記フィルターを取り外し可能に結合する、請求項9に記載のフィルターアセンブリー。
【請求項12】
前記レセプタクルが内側ねじを含み、
前記フィルターホルダーが、前記内側ねじに係合するように構成された外側ねじを含み、
前記内側ねじと前記外側ねじの係合により、前記フィルターホルダーが前記レセプタクルに結合される、請求項11に記載のフィルターアセンブリー。
【請求項13】
前記レセプタクルから外向きに延在し、容器のリムに載るように構成されたフランジをさらに含む、請求項9に記載のフィルターアセンブリー。
【請求項14】
前記フランジが、前記フランジが前記容器の前記リム上にあるとき、前記容器の内部の可視性を提供する少なくとも1つの開口を含む、請求項13に記載のフィルターアセンブリー。
【請求項15】
前記第1の貫通チャネルが長手方向軸に沿って延在し、
前記フランジが、前記容器の前記リムに載るように構成された外側部分と、前記外側部分の下方に下向きに延在するオフセット部分とを含み、
前記オフセット部分が、前記フィルターアセンブリーが前記長手方向軸に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、前記フィルターアセンブリーが前記リムから滑り落ちるのを防ぐのに役立つように構成される、請求項13に記載のフィルターアセンブリー。
【請求項16】
水とコーヒー粉で使用するための注ぎ込み式コーヒーメーカーであって、
開放下端と反対側の開放上端を含む漏斗形状のレセプタクルであって、前記開放上端は、前記水と前記コーヒー粉を前記漏斗形状のレセプタクルに受容するように構成され、下部部分、上部部分及びその間の中央テーパー部分を含む、漏斗形状のレセプタクルと、
少なくなとも部分的に前記レセプタクルの前記テーパー部分の内部で、前記漏斗形状のレセプタクルの前記開放下端に取り外し可能に結合されたフィルターホルダーと、
前記フィルターホルダーに取り外し可能に結合され、貫通チャネル内で前記フィルターホルダーによって前記漏斗形状のレセプタクル内の前記開放上端と前記開放下端の間に配置されたフィルターであって、前記貫通チャネル内で長手方向軸に沿って延び、略円筒形状であり中空内部を有し、前記中空内部は、前記中空内部と流体連通している穿孔または貫通孔を有する側壁によって少なくとも部分的に画定され、前記漏斗形状のレセプタクルが前記水と前記コーヒー粉を含むとき、前記水と前記コーヒー粉が混合して、前記漏斗形状のレセプタクル内にコーヒーを形成し、前記フィルターが、前記コーヒーが前記側壁の前記穿孔又は前記貫通孔を通して且つ前記フィルターの前記中空内部内に通過するときに前記コーヒーから前記コーヒー粉を濾過するように構成されている、フィルターと、を含む、注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【請求項17】
前記フィルターが、バヨネットマウントによって前記フィルターホルダーに取り外し可能に結合される、請求項16に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【請求項18】
前記漏斗形状のレセプタクルが第1のねじを含み、
前記フィルターホルダーが第2のねじを含み、
前記フィルターホルダーが、前記第1のねじおよび前記第2のねじによって前記漏斗形状のレセプタクルの前記開放下端に取り外し可能に結合されている、請求項16に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【請求項19】
前記漏斗形状のレセプタクルから外向きに延在し、容器のリムに載るように構成されたフランジをさらに含む、請求項16に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【請求項20】
前記フランジが、前記フランジが前記容器の前記リムに載っているとき、前記容器の内部の可視性を提供する少なくとも1つの開口を含む、請求項19に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【請求項21】
前記漏斗形状のレセプタクルが、長手方向軸に沿って延在し、
前記フランジが、前記容器の前記リムに載るように構成された外側部分と、前記外側部分の下方に下向きに延在するオフセット部分とを含み、
前記オフセット部分が、前記注ぎ込み式コーヒーメーカーが前記長手方向軸に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、前記注ぎ込み式コーヒーメーカーが前記リムから滑り落ちるのを防ぐのに役立つように構成される、請求項19に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本出願は、2019年9月25日に提出された米国特許出願第16/582,876号、および2019年7月10日に提出された米国意匠特許出願第29/697,644号の優先権を主張し、それらの全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、一般に、飲料を製造するための濾過装置に関し、特に、コーヒーフィルターに関する。
【背景技術】
【0003】
多くの消費者は、コーヒーや紅茶などの濾過された飲料を飲むことを楽しんでいる。したがって、そのような飲料を濾過するように構成された装置の必要性が存在する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1は、上から見た、容器上にあるフィルターアセンブリーに注がれている液体の斜視図である。
図2図2は、図1の容器の上に示される図1のフィルターアセンブリーの鉛直断面の側面斜視図である。
図3図3は、図1のフィルターアセンブリーの部分分解斜視図である。
図4図4は、図1のフィルターアセンブリーのフィルター部材の分解斜視図である。
図5図5は、図1のフィルターアセンブリーのレセプタクルの底面斜視図である。
図6図6は、図1の容器上に置かれた図1のフィルターアセンブリーの上面図である。
図7図7は、図6の線7-7に沿った、容器上に置かれたフィルターアセンブリーの側面断面図であり、フィルターアセンブリーは微粒子を保持するように示され、液体が微粒子と混合して組成物を形成することを可能にし、組成物の液体部分がフィルター部材を通って流れて濾過された液体を生成することを可能にする。
【0005】
同様の参照番号は、同様の構成要素を識別するために図で使用される。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、容器102(例えば、マグ)上に置かれたフィルターアセンブリー100の斜視図である。フィルターアセンブリー100は、コーヒー粉、お茶などの粒子または微粒子104(図7を参照)を保持するように構成される。ティーケトル105は、液体106(例えば、加熱された水)をフィルターアセンブリー100に注ぐところが示されており、そこで液体106は微粒子104に遭遇する(図7参照)。図7を参照すると、フィルターアセンブリー100は、液体106から微粒子104を濾過して、コーヒー、茶などの濾過された液体107を生成する。次に、濾過された液体107は、容器102の内部108に流入する。図1に戻ると、フィルターアセンブリー100は、1つまたは複数の開口110Aおよび110Bを含み、ユーザーは、それを通して、容器102の内部108(図2および7を参照)の内部の濾過された液体107(図7を参照)の水位を見ることができる。フィルターアセンブリー100は、注ぎ込み式コーヒーメーカーとして使用され得る。あるいは、フィルターアセンブリー100は、自動的にコーヒーを作る機械とともに使用されるか、またはそれに組み込まれてもよい。さらに別の非限定的な例として、フィルターアセンブリー100は、単一サービスのコーヒーフィルターとして実装され得る。
【0007】
図2を参照すると、容器102は、内部108への上部開口部114を画定するリム112を含む。容器102は、内部108を取り囲みかつ画定する内側表面116を有する。リム112は、閉じた底部分118の反対側にある。容器102はマグであるとして図示されるが、フィルターアセンブリー100は、内部108のような内部とリム112のようなリムとを含む任意の容器とともに使用され得る。非限定的な例として、容器102は、ボウル、コーヒーポット、水差し、カップ、マグカップ、調理ポットなどであり得る。
【0008】
図3は、フィルターアセンブリー100の部分分解斜視図である。図3に示されるように、フィルターアセンブリー100は、フィルター部材130と、レセプタクル132と、フランジ134と、フィルターホルダー部材136とを含む。
【0009】
図2を参照すると、フィルター部材130は、中空内部140を有し、略円筒形であり得る。フィルター部材130は、開放下端144の反対側に閉鎖上端142を有する。図4に示す実施形態では、フィルター部材130は、上部キャップ150と、側壁152と、下部アンカー部分154とを含む。閉鎖上端142は、上部キャップ150に形成される。上部キャップ150は、開放下部160を有する。
【0010】
下部アンカー部分154は、開放上部162を有する。開放下端144は、下部アンカー部分154に形成され、出口開口部164を含む。出口開口部164は、フィルター部材130の内部の中空内部140に開いている。下部アンカー部分154は、出口開口部164の周りに円周方向に延び、出口開口部164から外向きに離れて延在する外向きに延在するフランジ170を含む。フランジ170は、開放上部162に対して実質的に垂直であり得る。
【0011】
側壁152は、略円筒形状であり得、上部キャップ150と下部アンカー部分154との間に延在し得る。中空内部140は、側壁152によって少なくとも部分的に画定される。図示の実施形態では、中空内部140の大部分は、側壁152によって画定される。側壁152は、下部開口部174の反対側に上部開口部172を有する。上部キャップ150の開放下部160は、側壁152の上部開口部172の内側に受容されるように構成され、下部アンカー部分154の開放上部162は、側壁152の下部開口部174の内部に受容されるように構成される。
【0012】
側壁152は、中空内部140と流体連通している穿孔または貫通孔176を含む。貫通孔176は、液体106(図1および7を参照)が通過することを可能にするが、所定のサイズよりも大きいサイズの微粒子104(図7を参照)が貫通孔176を通過することを防ぐように構成される。非限定的な例として、所定のサイズは、コーヒーを作るために通常使用されるタイプの挽いたコーヒーの粉砕サイズ(例えば、0.75ミリメートルから1ミリメートル)よりも小さくても(例えば、10%から50%)よい。任意選択で、それぞれが同じフィルター部材130であるが異なるサイズの貫通孔(貫通孔176のような)を有する異なるフィルター部材を、異なる微粒子(例えば、異なる粉砕サイズを有する挽いたコーヒー)とともに使用することができる。例えば、ユーザーは、ユーザーが使用したい特定の微粒子(例えば、挽いたコーヒー)とともに使用するように構成された貫通孔を有するフィルター部材を単に選択して、選択したフィルター部材をレセプタクル132に設置し得る。フィルター部材130は、スクリーンフィルターとして実装され得る。そのような実施形態では、側壁152は、スクリーンまたはスクリーン様構造から構築され得る。フィルター部材130は、金属、プラスチックなどから構成され得る。
【0013】
図5を参照すると、レセプタクル132は、略円錐形または漏斗形であり得るが、これは要件ではない。レセプタクル132は、長手方向軸「L」に沿って延在し、開放下端182の反対側に開放上端180を有する。レセプタクル132は、長手方向軸「L」に沿って開放上端180から開放下端182まで延在する開放端貫通チャネル184を画定する内側表面183(図2を参照)を有する。図2を参照すると、開放下端182(図3および5を参照)は、容器102のリム112によって画定される上部開口部114内に配置可能である。図5に戻ると、レセプタクル132は、開放下端182にまたはその近くに配置された内側ねじ186を有する。
【0014】
図示の実施形態では、レセプタクル132は、上部円筒形部分190および下部円筒形部分192を有する。開放上端180は上部円筒形部分190に形成され、開放下端182は下部円筒形部分192に形成される。上部および下部円筒形部分190および192は、テーパー部分194によって互いに接続される。上部円筒形部分190は、下部円筒形部分192よりも大きな内径を有する。図示の実施形態では、下部円筒形部分192は、縮径部分196を有する。縮径部分196は、圧着部分197が縮径部分196として貫通チャネル184内に延在するまで、下部円筒形部分192の圧着部分197を内側に圧着することによって形成することができる。内側ねじ186は、縮径部分196の下方の下部円筒形部分192に形成される。下部円筒形部分192は、内側表面183の下部198を含む(図2を参照)。レセプタクル132は、金属、プラスチックなどから構築され得る。
【0015】
レセプタクル132は、レセプタクル132の外側表面202から横方向および外向きに延在するハンドル200を含むことができる。図示の実施形態では、ハンドル200は、開放上端180の近くに配置されるが、これは要件ではない。ハンドル200は、締結具204(例えば、リベット、ボルト、ねじなど)によってレセプタクル132に取り付けられてもよい。ハンドル200は、金属、プラスチックなどから構築され得る。
【0016】
図3を参照すると、フランジ134は、レセプタクル132の開放下端182の近くに配置され、少なくとも部分的にフィルターホルダー部材136によって適所に保持され得る。図示した実施形態では、フランジ134は、レセプタクル132の下部円筒形部分192を受容するように構成された貫通孔210を有する。フランジ134は、略円形またはディスク形状であり得、貫通孔210は、フランジ134の中央部分212に配置され得る。
【0017】
図7を参照すると、フランジ134は、容器102のリム112(図2を参照)上に載るように構成された外側部分214を有する。言い換えると、フランジ134は、容器102上でフィルターアセンブリー100を支持するように構成され、フィルターアセンブリー100、微粒子104、および液体106の重量を支えるように構成される。外側部分214は、実質的に平面であり得る。
【0018】
フランジ134は、外側部分214と中央部分212との間に配置されたオフセット部分216を有する。図示の実施形態では、オフセット部分216、外側部分214、および中央部分212はそれぞれ、略リング形状であり、互いに同心である。図1を参照すると、開口110Aおよび110B(例えば、スロット)は、オフセット部分216に形成され、外側部分214が容器102のリム112(図2を参照)の上に載っているときに容器102への可視性を提供する。故に、ユーザーは、容器102を覗き、容器102の内部108(図2および7を参照)の内側の濾過された液体107(図7を参照)の水位を見ることができる。図3を参照すると、図示の実施形態では、開口110Aおよび110Bは、オフセット部分216、外側部分214、および中央部分212と同心の円形経路に沿って湾曲している。図7を参照すると、オフセット部分216は、オフセット部分216が外側部分214よりもさらに下向きに延在するように、外側部分214に対して鉛直方向にオフセットされ得る。したがって、フィルターアセンブリー100が、長手方向軸「L」(図5を参照)に対して横方向にリム112(図2を参照)に沿って摺動する場合、オフセット部分216は、リム112近くで容器102の内側表面116と接触し、およびフィルターアセンブリー100の摺動を制限する。このように、オフセット部分216は、フィルターアセンブリー100が不注意に長手方向軸「L」(図5を参照)に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、フランジ134がリム112(図2を参照)から滑り落ちないようにするのに役立ち得る。
【0019】
中央部分212は、中央部分212が外側部分214よりも上向きにさらに延在するように、外側部分214に対して鉛直方向にオフセットされ得る。図3を参照すると、中央部分212は、貫通孔210に沿って終わり、下部円筒形部分192に沿ってぴったりと合うように構成された側壁部分220を含む。側壁部分220と下部円筒形部分192との間の摩擦は、フランジ134が下部円筒形部分192に沿って上向きに摺動するのを防ぐのに役立つ。任意選択で、側壁部分220は、下部円筒形部分192に恒久的に固定(例えば、溶接)され得る。側壁部分220は、下部自由リム222を有する。
【0020】
フィルターホルダー部材136は、上部230、中間部232、および下部グリップ部234を有する。開放端貫通チャネル236は、上部230から中間部232を通って下部グリップ部分234まで延在する。
【0021】
上部230は、フィルター部材130を受容および支持するように構成される。フィルターホルダー部材136は、上部230から上向きに延在するL字形ブラケット部材またはタブ238A~238Cを含む。図2を参照すると、タブ238A~238Cのそれぞれは、直立支持脚240と、直立支持脚240に実質的に直交する上部脚242とを有する。上部脚242は、直立支持脚240から貫通チャネル236に向かって延在する。図6に示されるように、タブ238A~238Cは、上部脚242の下方でフィルター部材130のフランジ170を受容するように構成される(図2を参照)。このようにして、タブ238A~238Cは、上部脚242(図2を参照)と上部230との間にフランジ170を捕捉し、これにより、フィルター部材130が上向きに持ち上げられるのを防ぐ。したがって、フィルターホルダー部材136は、フィルター部材130とバヨネット式接続またはバヨネットマウントを形成するものとして説明され得る。上部230は、フランジ170をタブ238A~238Cと係合した状態に保つのを助けるように構成された隆起またはストップ244を含むことができる。言い換えれば、ストップ244は、フィルター部材130が横方向に摺動してタブ238A~238Cから離れるのを防ぐのに役立つ。したがって、フランジ170を摺動させてタブ238A~238Cと係合させるには、フランジ170を十分な力で横方向に押して、フランジ170をストップ244の上および上部脚242の下に押す必要がある(図2を参照)。同様に、フランジ170を摺動させてタブ238A~238Cとの係合を外すには、フランジ170を十分な力で横方向に引っ張って、フランジ170をストップ244上に引っ張り、上部脚242の下から外に出さなければならない(図2参照)。図2を参照すると、タブ238A~238Cおよびストップ244(図3および6を参照)は、フィルター部材130の出口開口部164(図4を参照)を通って流れる液体が、貫通チャネル236に入り、これにより、容器102(図1、2および7を参照)の内部108(図2および7を参照)に導かれるように、フィルター部材130を位置決めする。したがって、貫通チャネル236は、出口開口部164(図4を参照)と流体連通しており、濾過された液体107(図7を参照)を出口開口部164から受容する。貫通チャネル236はまた、容器102(図1および2および7を参照)の内部108(図2および7を参照)と流体連通し、濾過された液体107を容器102の内部108に提供する。
【0022】
図3を参照すると、中間部232は、レセプタクル132の内側ねじ186(図5を参照)と嵌合するように構成された外側ねじ246を含む。したがって、フィルターホルダー部材136は、レセプタクル132と接合され得、レセプタクル132の貫通チャネル184の内側にフィルター部材130を結合し得る。フィルター部材130は、長手方向軸「L」(図5を参照)に沿ってフィルターホルダー部材136の上部230から上方に延在する。
【0023】
下部グリップ部分234は、ユーザーが握るように構成され、フィルターホルダー部材136をレセプタクル132に対して第1の方向(例えば、時計回り)に回転させて、内側および外側ねじ186(図5参照)および246をともに選択的にねじ込むように使用され、それによってフィルターホルダー部材136をレセプタクル132に取り外し可能に接続する。下部グリップ部分234はまた、ユーザーが握るように構成され、フィルターホルダー部材136をレセプタクル132に対して第2の方向(例えば、反時計回り)に回転させて、外側ねじ246を内側ねじ186(図5参照)から選択的に外すように使用され、それにより、フィルターホルダー部材136をレセプタクル132から分離する。第1および第2の方向は互いに反対である。図示の実施形態では、下部グリップ部分234は、中間部232を越えて半径方向外向きに延在する。そのような実施形態では、フランジ134の側壁部分220の下部自由リム222は、フィルターホルダー部材136がレセプタクル132にねじ込まれるときに、下部グリップ部分234の近くに配置されるか、またはその上に載る。図7を参照すると、貫通チャネル236は、下部グリップ部分234を通って延在する。下部グリップ部分234は、容器102の内部108の内側に少なくとも部分的に配置され得る。
【0024】
フィルターホルダー部材136がレセプタクル132にねじ込まれると、フィルターホルダー部材136の上部230は、テーパー部分194が下部円筒形部分192に接続される位置またはその近くに配置される。したがって、フィルター部材130は、テーパー部分194の底部またはその近くから上部円筒形部分190内に上向きに延在する。これにより、フィルター部材130が容器102のリム112(図2参照)の上に配置される。図示の実施形態では、上部230は、圧着部分197および縮径部分196(図5を参照)に沿って配置される。
【0025】
上部230は、微粒子104(例えば、コーヒー粉、茶など)が、フィルター部材130を介する以外、開放下端182(図3および5を参照)を通って貫通チャネル184から出るのを防ぐように構成される。換言すると、微粒子104(例えば、コーヒー粉)に対しレセプタクル132から出る唯一の経路は、開放上端180およびフィルター部材130を通ることである。しかし、上述のように、所定のサイズよりも小さいサイズを有する微粒子104の粒子のみが、フィルター部材130を通過することができる。
【0026】
さらに、フィルターホルダー部材136は、内側表面183の下部198(図5を参照)と液密シールを形成することができる。そのような実施形態では、液体106に対するレセプタクル132から容器102の内部108への唯一の経路は、フィルター部材130の貫通孔176(図4を参照)を通ることである。非限定的な例として、フィルターホルダー部材136は、レセプタクル132の縮径部分196(図5を参照)と液密シールを形成することができる。図示の実施形態では、フィルター部材130は、開放上端180まで延びておらず、閉鎖上端142は、開放上端180の下方の貫通チャネル184の内側に配置される。
【0027】
貫通チャネル236は、上部230から中間部232を通って下向きに延在し、下部グリップ部分234またはその近くで終端する内側テーパー付き側壁250によって画定され得る。図示の実施形態では、下部グリップ部分234は、内側テーパー付き側壁250と中間部232の内部表面256との間に画定された内部空洞254と連通する下部開口端252を有する。フィルターホルダー部材136は、金属、プラスチックなどから構築され得る。
【0028】
図7を参照すると、フィルターアセンブリー100を使用するために、微粒子104(例えば、コーヒー粉)は、レセプタクル132の開放上端180を通して貫通チャネル184に注がれ得る。微粒子104は、上部230の上方で、かつフィルター部材130とレセプタクル132の内側表面183との間に画定された空間または保持領域に置かれまたは蓄積する。次に、液体106が、レセプタクル132の開放上端180を通って貫通チャネル184に注がれる。液体106および微粒子104(例えば、コーヒー粉)は、保持領域内で混合して、組成物260を形成する。上記で説明したように、フィルター部材130は、長手方向軸「L」(図5を参照)に沿ってレセプタクル132の中心で上方に突出する。フィルター部材130は、組成物260を濾過して、濾過された液体107(例えば、コーヒーまたは紅茶)を生成する。言い換えると、組成物260の少なくとも液体部分は、フィルター部材130に形成された貫通孔176(図4を参照)を通って移動し、濾過された液体107として中空内部140に入る。濾過された液体107は、液体106の大部分と、所定のサイズよりも小さいサイズを有する微粒子104(例えば、コーヒー粉)とを含む。濾過された液体107は、中空内部140を通って下向きに移動し、出口開口部164(図4を参照)を出て、貫通チャネル236に入る。次に、濾過された液体107は、貫通チャネル236を通って下方に移動し、下部グリップ部分234の下部開口端252を出て、容器102の内部108に入る。
【0029】
フィルターアセンブリー100を洗浄するために、フィルターアセンブリー100は上下逆にされ、微粒子104(例えば、コーヒー粉)は、開放上端180を通して捨てられる。次に、フィルターアセンブリー100は、少なくとも部分的に分解される。図3を参照すると、これは、フィルターホルダー部材136をレセプタクル132からねじを外すことによって開始することができる。次に、図6を参照すると、バヨネットマウントを分解するタブ238A~238Cからフランジ170を外すことにより、フィルター部材130をフィルターホルダー部材136から取り外すことができる。図7を参照すると、フィルター部材130は、フィルターホルダー部材136から取り外された後に洗浄(例えば、すすがれる)され得る。任意選択で、フランジ134がレセプタクル132に恒久的に取り付けられていない場合、フランジ134をレセプタクル132から取り外して洗浄することができる。さらに、レセプタクル132および/またはフィルターホルダー部材136は、必要に応じて洗浄され得る。フィルター部材130が洗浄された後、フィルターアセンブリー100は再組立てされ得る。
【0030】
図6を参照すると、バヨネットマウントを再組み立てし、フィルター部材130をフィルターホルダー部材136に取り付けるように、フランジ170をタブ238A~238Cと係合するように押すことにより、フィルターアセンブリー100を再組み立てすることができる。次に、図7を参照すると、フランジ134がレセプタクル132から取り外された場合、下部円筒形部分192が貫通孔210に挿入され、それによりフランジ134をレセプタクル132に再接続する。次に、フィルターホルダー部材136の外側ねじ246は、レセプタクル132の内側ねじ186(図5を参照)にねじ込まれ、長手方向軸「L」(図5を参照)に沿って、レセプタクル132の中心で上方に突起するように、フィルター部材130を位置決めする。この時点で、フィルターアセンブリー100は使用の準備ができている。
【0031】
本開示の実施形態は、以下の節を考慮して説明することができる。
1.貫通チャネルを画定する内側表面を含むレセプタクルであって、貫通チャネルが、下部開口部の反対側の上部開口部を含み、上部開口部が、液体を受容するように構成される、レセプタクルと、
貫通チャネルの内側に配置されるフィルター部材であって、液体が通過することを可能にするが、コーヒー粉が通過することを防止するように構成される、フィルター部材と、
上部開口部と下部開口部の間の位置でフィルター部材をレセプタクルに取り外し可能に結合するように構成されたフィルターホルダー部材であって、コーヒー粉保持領域が、フィルターホルダー部材の上方で、およびフィルター部材とレセプタクルの内側表面の間の貫通チャネル内に画定され、コーヒー粉保持領域は、コーヒー粉を受容するように構成される、フィルターホルダー部材とを含む、コーヒーフィルターアセンブリー。
2.フィルター部材が、液体が通過することを可能にするが、コーヒー粉が通過することを防止するように構成されたスクリーンを含む、上記第1項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
3.フィルター部材がフランジを含み、
フィルターホルダー部材は、フランジとバヨネットマウントを形成するように構成された複数のタブを含み、
バヨネットマウントは、フィルターホルダー部材とフィルター部材をともに取り外し可能に結合する、上記第1項または2項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
4.レセプタクルが内側ねじを含み、
フィルターホルダー部材が、内側ねじに係合するように構成された外側ねじを含み、
内側ねじと外側ねじの係合により、フィルターホルダー部材がレセプタクルに結合される、上記第2項または3項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
5.レセプタクルが、ユーザーによって握られるように構成されたハンドルを含む、上記第1~4項のいずれか1項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
6.レセプタクルから外向きに延在し、容器のリムに載るように構成されたフランジをさらに含む、上記第1~5項のいずれか1項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
7.フランジが、フランジが容器のリム上にあるとき、容器の内部の可視性を提供する少なくとも1つの開口を含む、上記第6項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
8.貫通チャネルが長手方向軸に沿って延在し、
フィルター部材が、長手方向軸に沿って上部開口部に向かって上向きに延在し、
フランジが、容器のリムに載るように構成された外側部分と、外側部分の下方に下向きに延在するオフセット部分とを含み、
オフセット部分が、コーヒーフィルターアセンブリーが、長手方向軸に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、コーヒーフィルターアセンブリーが、リムから滑り落ちるのを防ぐのに役立つように構成される、上記第6項または7項に記載のコーヒーフィルターアセンブリー。
9.内部を有する容器とともに使用するためのフィルターアセンブリーであって、
開放端の第1の貫通チャネルを画定する内側表面を含むレセプタクルと、
第1の貫通チャネルの内部に配置されたフィルターであって、出口開口部を含み、それぞれが所定のサイズよりも大きい微粒子を液体から濾過して、濾過された液体を生成するように構成され、濾過された液体が、出口開口部を通してフィルターを出る、フィルターと、
フィルターをレセプタクルに取り外し可能に結合するように構成されたフィルターホルダーであって、液体を受容するように構成された保持領域が、フィルターホルダーの上方で、およびフィルターとレセプタクルの内側表面の間の第1の貫通チャネルに画定され、フィルターホルダーは、出口開口部と流体連通し、濾過された液体を出出口開口部から受容するように構成された、開放端の第2の貫通チャネルを含み、第2の貫通チャネルは、容器の内部と流体連通し、濾過された液体を容器の内部に提供するように構成される、フィルターホルダーとを含む、フィルターアセンブリー。
10.それぞれが所定のサイズよりも大きい微粒子が第1の微粒子であり、
フィルターは、第1の微粒子がスクリーンを通過するのを防ぎ、第2の微粒子がスクリーンを通過することを可能にするように構成されたスクリーンを含み、
第2の微粒子はそれぞれ所定のサイズよりも小さい、上記第9項に記載のフィルターアセンブリー。
11.フィルターがフランジを含み、
フィルターホルダーが、フランジとバヨネットマウントを形成するように構成された複数のL字形ブラケット部材を含み、
バヨネットマウントが、フィルターホルダーとフィルターを取り外し可能に結合する、上記第9項または10項に記載のフィルターアセンブリー。
12.レセプタクルが内側ねじを含み、
フィルターホルダーが、内側ねじに係合するように構成された外側ねじを含み、
内側ねじと外側ねじの係合により、フィルターホルダーがレセプタクルに結合される、上記第11項に記載のフィルターアセンブリー。
13.レセプタクルから外向きに延在し、容器のリムに載るように構成されたフランジをさらに含む、上記第9~12項のいずれか1項に記載のフィルターアセンブリー。
14.フランジが、フランジが容器のリム上にあるとき、容器の内部の可視性を提供する少なくとも1つの開口を含む、上記第13項に記載のフィルターアセンブリー。
15.第1の貫通チャネルが長手方向軸に沿って延在し、
フランジが、容器のリムに載るように構成された外側部分と、外側部分の下方に下向きに延在するオフセット部分とを含み、
オフセット部分が、フィルターアセンブリーが長手方向軸に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、フィルターアセンブリーがリムから滑り落ちるのを防ぐのに役立つように構成される、上記第13項または14項に記載のフィルターアセンブリー。
16.水とコーヒー粉で使用するための注ぎ込み式コーヒーメーカーであって、
開放下端と反対側の開放上端を含む漏斗形状のレセプタクルであって、上部開口端は、水とコーヒー粉を漏斗形状のレセプタクルに受容するように構成される、漏斗形状のレセプタクルと、
漏斗形状のレセプタクルの開放下端に取り外し可能に結合されたフィルターホルダーと、
フィルターホルダーに取り外し可能に結合され、フィルターホルダーによって漏斗形状のレセプタクル内の開放上端と開放下端の間に配置されたフィルターであって、漏斗形状のレセプタクルが水とコーヒー粉を含むとき、水とコーヒー粉が混合して、漏斗形状のレセプタクル内にコーヒーを形成し、フィルターが、コーヒーがフィルターを通過するときにコーヒーからコーヒー粉を濾過するように構成されている、フィルターとを含む、注ぎ込み式コーヒーメーカー。
17.フィルターが、バヨネットマウントによってフィルターホルダーに取り外し可能に結合される、上記第16項に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
18.漏斗形状のレセプタクルが第1のねじを含み、
フィルターホルダーが第2のねじを含み、
フィルターホルダーが、第1のねじおよび第2のねじによって漏斗形状のレセプタクルの開放下端に取り外し可能に結合されている、上記第16項または17項に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
19.漏斗形状のレセプタクルから外向きに延在し、容器のリムに載るように構成されたフランジをさらに含む、上記第16~18項のいずれか1項に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
20.フランジが、フランジが容器のリムに載っているとき、容器の内部の可視性を提供する少なくとも1つの開口を含む、上記第19項に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
21.漏斗形状のレセプタクルが、長手方向軸に沿って延在し、
フランジが、容器のリムに載るように構成された外側部分と、外側部分の下方に下向きに延在するオフセット部分とを含み、
オフセット部分が、注ぎ込み式コーヒーメーカーが長手方向軸に対して横方向にぶつかったり押されたりしたとき、注ぎ込み式コーヒーメーカーがリムから滑り落ちるのを防ぐのに役立つように構成される、上記第19項または20項に記載の注ぎ込み式コーヒーメーカー。
【0032】
前述の実施形態は、異なる他の構成要素内に含まれる、または接続される異なる構成要素を示す。そのような図示されたアーキテクチャーは単なる例示であり、実際には、同じ機能を実現する他の多くのアーキテクチャーを実装できることを理解されたい。概念的な意味では、同じ機能を実現するためのコンポーネントの配置は、目的の機能が実現されるように効果的に「関連付け」られる。したがって、特定の機能を達成するために本明細書で組み合わされた任意の2つのコンポーネントは、アーキテクチャーまたは中間コンポーネントに関係なく、所望の機能が達成されるように互いに「関連付けられている」と見なすことができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つのコンポーネントも、互いに「動作可能に接続」または「動作可能に結合」されると見なして、目的の機能を実現できる。
【0033】
本発明の特定の実施形態を示して説明したが、本明細書の教示に基づいて、本発明およびそのより広い態様から逸脱することなく変更および修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、その範囲内に、本発明の真の精神および範囲内にある全てのそのような変更および修正を包含するものである。さらに、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ画定されることを理解されたい。一般に、本明細書で、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)で使用される用語は、一般に「オープン」用語(例えば、「含む(including)」という用語は「含むがこれに限定されない」と解釈されるべきであり、「有する(having)」という用語は「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は「含むがそれに限定されない」などと解釈されるべきである、等)として一般に意図される。導入されたクレームの記載の特定の数が意図される場合、そのような意図はクレームに明示的に記載され、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが当業者によってさらに理解される。例えば、理解を助けるために、以下の添付の請求項は、請求項の記載を導入するための導入句「少なくとも1つ」および「1つまたは複数」の使用を含み得る。ただし、そのようなフレーズの使用は、不定冠詞「a」または「an」によるクレームの引用の導入が、同じクレームに「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」などの導入句と「a」や「an」(例えば、「a」および/または「an」は通常、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」を意味すると解釈される)などの不定冠詞が含まれている場合でも、そのような導入されたクレームの引用を含む特定のクレームを、そのような引用を1つだけ含む発明に限定すると解釈されるべきではない。クレームの引用を導入するために使用される定冠詞の使用についても同じことが当てはまる。さらに、導入されたクレームの引用の特定の数が明示的に引用される場合でも、当業者は、そのような引用が通常、少なくとも引用された数を意味すると解釈されるべきであることを認識するであろう(例えば、他の修飾語句がない「2つの引用」のあからさまな引用は、通常、少なくとも2つの引用、または2つ以上の引用を意味する。
【0034】
「A、B、Cの少なくとも1つ」または「A、BおよびCの少なくとも1つ」等の連言的言い回し(つまり、オックスフォードのコンマの有無にかかわらず同じフレーズ)は、特に明記しない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、ある項目や用語等が、AまたはBまたはCのいずれか、AとBとCのセットの空でないサブセット、または少なくとも1つのA、少なくとも1つのB、または少なくとも1つのCを含む、文脈に矛盾しない、または除外されていないセットであり得ることを示すために一般的に使用される文脈で別途理解される。例えば、3つのメンバーを持つセットの例では、連言的言い回し「A、B、Cの少なくとも1つ」および「A、BおよびCの少なくとも1つ」は、次のセットのいずれかを指す。{A}、{B}、{C}、{A、B}、{A、C}、{B、C}、{A、B、C}、および明示的または文脈によって矛盾しない場合、{A}、{B}、および/または{C}をサブセットとして有するセット(例えば、複数の「A」を持つセット)。したがって、そのような連言的言い回しは、特定の実施形態が、Aの少なくとも1つ、Bの少なくとも1つ、およびCの少なくとも1つがそれぞれ存在することを必要とすることを示唆することを一般に意図しない。同様に、「A、B、またはCの少なくとも1つ」および「A、BまたはCの少なくとも1つ」などのフレーズは、「A、B、およびCの少なくとも1つ」と同じであることを示し、および異なる意味が明示的に述べられていない限り、または、文脈から明らかでない限り、「A、B、およびCの少なくとも1つ」は、{A}、{B}、{C}、{A、B}、{A、C}、{B、C}、{A、B、C}のいずれかのセットを指す。
【0035】
したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲による場合を除き、限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7