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特許7642659光ファイバアライメント構造を備えたチップラスト・ウエハレベル・ファンアウト
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-28
(45)【発行日】2025-03-10
(54)【発明の名称】光ファイバアライメント構造を備えたチップラスト・ウエハレベル・ファンアウト
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20250303BHJP
   H01L 25/04 20230101ALI20250303BHJP
   H01L 25/18 20230101ALI20250303BHJP
   H01L 21/60 20060101ALI20250303BHJP
   H01L 23/28 20060101ALI20250303BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20250303BHJP
   G02B 6/26 20060101ALI20250303BHJP
   G02B 6/42 20060101ALI20250303BHJP
【FI】
H01L23/12 501P
H01L25/04 Z
H01L21/60 311Q
H01L23/28 D
H01L21/304 631
G02B6/26
G02B6/42
【請求項の数】 25
(21)【出願番号】P 2022548100
(86)(22)【出願日】2021-02-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(86)【国際出願番号】 US2021018049
(87)【国際公開番号】W WO2021163636
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2024-02-09
(31)【優先権主張番号】62/976,305
(32)【優先日】2020-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519011669
【氏名又は名称】アヤー・ラブス・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】AYAR LABS INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】弁理士法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】メアド・ロイ・エドワード
【審査官】秋山 直人
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-088569(JP,A)
【文献】特開平11-052198(JP,A)
【文献】特開2001-100062(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0285804(US,A1)
【文献】国際公開第2019/050477(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/12
H01L 25/04
H01L 21/60
H01L 23/28
H01L 21/304
G02B 6/26
G02B 6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気光学ダイをパッケージングするための方法であって、
再配線層をキャリアウエハ上に形成させ、
前記再配線層の領域内に空洞を形成し、
前記電気光学ダイ内に形成されている複数の光ファイバアライメント構造が前記再配線層内の前記空洞の上に配置されると共に前記空洞へ露出されるように、電気光学ダイを前記再配線層にフリップチップ接続し、
前記再配線層の上および前記電気光学ダイの周囲にモールドコンパウンド材料を配置し、前記モールドコンパウンド材料が前記複数の光ファイバアライメント構造および前記空洞の中に入るのを防ぐために、前記電気光学ダイの残留カーフ領域は前記再配線層と接し、
前記再配線層から前記キャリアウエハを除去し、
前記電気光学ダイを含む電気光学チップパッケージを得るために、前記再配線層および前記モールドコンパウンド材料を切断することを備え、前記切断は、前記電気光学ダイから前記残留カーフ領域を除去して、前記電気光学チップパッケージの縁部で前記複数の光ファイバアライメント構造および前記空洞を露出させるために実行される、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記再配線層は、誘電材料層を介在させることによって互いから分離された1または複数の導電ルーティング層を含み、前記1または複数の導電ルーティング層は、前記電気光学ダイの入力/出力パッドの電気接続を前記電気光学ダイよりも大きい領域内のそれぞれの位置に分配する導電トレースを備える、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記空洞は、前記再配線層の厚さ全体を通して伸びるように形成される、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記空洞は、前記電気光学ダイが前記再配線層にフリップチップ接続された時に、前記電気光学ダイ内に形成されている前記複数の光ファイバアライメント構造の少なくとも3つの隣接する側面を側方から包むような形状およびサイズを有する、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記複数の光ファイバアライメント構造は、並列配列で配置されると共に、前記電気光学ダイの縁部と直交する第1方向へ互いに平行に伸びるよう方向付けられている複数のv字溝を含む、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記複数のv字溝は、前記複数のv字溝の各隣接ペアの間で前記第1方向と直交する第2方向で測定した実質的に等しい中心間隔に従って配置されている、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記第2方向で測定した前記空洞のサイズは、前記第2方向で測定した前記複数のv字溝の合計サイズよりも大きい、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記第1方向で測定した前記空洞のサイズは、前記第1方向で測定した前記複数のv字溝のサイズよりも大きい、方法。
【請求項9】
請求項7に記載の方法であって、前記第1方向で測定した前記空洞のサイズは、前記第1方向で測定した前記複数のv字溝のサイズよりも小さい、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法であって、前記複数の光ファイバアライメント構造は、前記残留カーフ領域内に伸びるよう形成され、前記残留カーフ領域は、前記複数の光ファイバアライメント構造を側方から境界する、方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法であって、前記再配線層から前記キャリアウエハを除去することは、前記再配線層内に形成されている前記空洞を露出させる、方法。
【請求項12】
請求項1に記載の方法であって、前記モールドコンパウンド材料は、前記電気光学ダイの上面を覆うように配置され、前記方法は、前記電気光学ダイの上面を露出させるために、前記モールドコンパウンド材料の部分的な厚さの除去を含む、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記再配線層の上および前記電気光学ダイの周囲に前記モールドコンパウンド材料を配置する前に、アンダーフィル材料を前記電気光学ダイと前記再配線層との間に配置することを備える、方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記モールドコンパウンド材料を配置する前に、集積回路ダイを前記再配線層にフリップチップ接続することを備え、
前記モールドコンパウンド材料は、前記集積回路ダイの周囲にも配置され、前記再配線層および前記モールドコンパウンド材料を切断することは、前記電気光学チップパッケージが前記電気光学ダイおよび前記集積回路ダイの両方を含むように行われる、方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法であって、さらに、
前記電気光学ダイをインタクト半導体ウエハ上に加工させ、前記電気光学ダイは、前記インタクト半導体ウエハのカーフ領域によって囲まれ、
前記複数の光ファイバアライメント構造が前記電気光学ダイの縁部に隣接するカーフ領域の部分の中に伸びるように、前記電気光学ダイの前記縁部において前記電気光学ダイ内に前記複数の光ファイバアライメント構造を形成し、
前記電気光学ダイの前記残留カーフ領域を形成する前記カーフ領域の前記部分を備えている個片化形態の前記電気光学ダイを得るために、前記インタクト半導体ウエハを個片化することを備え、前記残留カーフ領域は、前記残留カーフ領域内に存在する前記複数の光ファイバアライメント構造の端部を側方から包むカーフ領域の連続部分を含み、
前記個片化形態の前記電気光学ダイは、前記再配線層にフリップチップ接続されている、方法。
【請求項16】
電気光学チップパッケージであって、
再配線層と、
前記再配線層にフリップチップ接続されている電気光学ダイと、前記電気光学ダイの一部は、前記再配線層の開口部の上で側方に伸び、前記再配線層の前記開口部は、前記電気光学チップパッケージの外側縁部の一部に沿って形成され、前記電気光学ダイの前記一部は、前記電気光学チップパッケージの前記外側縁部の前記一部に対応する前記電気光学ダイの縁部まで伸びている複数の光ファイバアライメント構造を含み、
前記再配線層の上および部分的に前記電気光学ダイの周囲に配置されているモールドコンパウンド材料と、を備え、前記モールドコンパウンド材料は、前記複数の光ファイバアライメント構造内に配置されず、前記モールドコンパウンド材料は、前記再配線層の前記開口部内に配置されていない、電気光学チップパッケージ。
【請求項17】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、前記再配線層は、誘電材料層を介在させることによって互いから分離された1または複数の導電ルーティング層を含み、前記1または複数の導電ルーティング層は、前記電気光学ダイの入力/出力パッドの電気接続を前記電気光学ダイよりも大きい領域内のそれぞれの位置に分配する導電トレースを備える、電気光学チップパッケージ。
【請求項18】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、前記再配線層の前記開口部は、前記再配線層の厚さ全体を通して伸びている、電気光学チップパッケージ。
【請求項19】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、前記再配線層の前記開口部は、前記電気光学ダイ内に形成されている前記複数の光ファイバアライメント構造の少なくとも3つの隣接する側面を側方から包むような形状およびサイズを有する、電気光学チップパッケージ。
【請求項20】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、前記複数の光ファイバアライメント構造は、並列配列で配置されると共に、前記電気光学チップパッケージの前記外側縁部の前記一部に対応する前記電気光学ダイの前記縁部と直交する第1方向へ互いに平行に伸びるよう方向付けられている複数のv字溝として形成されている、電気光学チップパッケージ。
【請求項21】
請求項20に記載の電気光学チップパッケージであって、前記複数のv字溝は、前記複数のv字溝の各隣接ペアの間で前記第1方向と直交する第2方向で測定した実質的に等しい中心間隔に従って配置されている、電気光学チップパッケージ。
【請求項22】
請求項21に記載の電気光学チップパッケージであって、前記第2方向で測定した前記再配線層の前記開口部のサイズは、前記第2方向で測定した前記複数のv字溝の合計サイズよりも大きい、電気光学チップパッケージ。
【請求項23】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、前記モールドコンパウンド材料は、前記電気光学ダイの上面を露出させるために平坦化されている、電気光学チップパッケージ。
【請求項24】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、さらに、
前記電気光学ダイと前記再配線層との間に配置されているアンダーフィル材料を備える、電気光学チップパッケージ。
【請求項25】
請求項16に記載の電気光学チップパッケージであって、さらに、
前記再配線層にフリップチップ接続されている集積回路ダイを備え、
前記モールドコンパウンド材料は、前記集積回路ダイの周囲にも配置されている、電気光学チップパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
半導体デバイス製造において、集積回路パッケージングは、製造の後期の段階であり、その段階では、1または複数の集積回路ダイが、1または複数の集積回路ダイと1または複数の外部デバイスとの接続を可能にするための電気コンタクトを支持する支持パッケージに取り付けられる。エレクトロニクス産業は、特に、ワイヤボンディング、有機基板およびセラミック基板の両方へのフリップチップ、シリコンインターポーザおよびガラスインターポーザへのフリップチップ、パッケージ・オン・パッケージ、および、ウエハ/パネルレベル・ファンアウトおよびファンインなど、多数のパッケージスタイルを開発してきた。エレクトロニクス産業におけるパッケージスタイルの多様性は、様々なコストおよび性能の要件をサポートするよう意図されている。例えば、低電力用途(例えば、携帯デバイス用途)では、しばしば、ウエハレベル・ファンアウト技術が用いられる。2.5Dシリコンインポーザが、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)用途で用いられる。「2.5D」という用語は、複数のダイが同じパッケージ内に含まれるパッケージング技術を指す。「2.1D」という用語は、2.5Dアプローチなどにおいてシリコンインターポーザを用いる代わりに、基板のチップ側に形成されている高密度配線層がインターポーザとして機能するパッケージング技術を指す。2.1Dパッケージング技術は、2.5Dパッケージング技術よりも潜在的に低コストである。しかしながら、2.1Dおよび2.5Dパッケージング技術の両方には、特に、光データ通信システムで利用するシリコンフォトニックパッケージング実装において、技術的課題がある。本発明は、この文脈で生まれたものである。
【発明の概要】
【0002】
一実施形態例において、電気光学ダイをパッケージングするための方法が開示されている。その方法は、再配線層をキャリアウエハ上に形成させることを備える。方法はさらに、再配線層の領域内に空洞を形成することを備える。方法はさらに、電気光学ダイ内に形成されている複数の光ファイバアライメント構造が再配線層内の空洞の上に配置されると共に空洞へ露出されるように、電気光学ダイを再配線層にフリップチップ接続することを備える。方法はさらに、再配線層の上および電気光学ダイの周囲にモールドコンパウンド材料を配置することを備える。モールドコンパウンド材料が複数の光ファイバアライメント構造および空洞の中に入るのを防ぐために、電気光学ダイの残留カーフ領域は再配線層と接している。方法はさらに、再配線層からキャリアウエハを除去することを備える。方法はさらに、電気光学ダイを含む電気光学チップパッケージを得るために、再配線層およびモールドコンパウンド材料を切断することを備える。切断は電気光学ダイから残留カーフ領域を除去して、電気光学チップパッケージの縁部で複数の光ファイバアライメント構造および空洞を露出させるために実行される。
【0003】
一実施形態例において、電気光学チップパッケージが開示されている。電気光学チップパッケージは、再配線層と、再配線層にフリップチップ接続されている電気光学ダイと、を備える。電気光学ダイの一部が、再配線層の開口部の上で側方に伸びている。再配線層の開口部は、電気光学チップパッケージの外側縁部の一部に沿って形成されている。電気光学ダイの一部は、電気光学チップパッケージの外側縁部の一部に対応する電気光学ダイの縁部まで伸びている複数の光ファイバアライメント構造を備える。電気光学チップパッケージは、さらに、再配線層の上および部分的に電気光学ダイの周囲に配置されているモールドコンパウンド材料を備える。モールドコンパウンド材料は、複数の光ファイバアライメント構造内には配置されていない。モールドコンパウンド材料は、再配線層の開口部内にも配置されていない。
【0004】
本発明のその他の態様および利点については、本発明を例示した添付図面を参照しつつ行う以下の詳細な説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1A】いくつかの実施形態に従って、複数の電気光学ダイを含むウエハを示す上面図。
【0006】
図1B】いくつかの実施形態に従って、図1Aのウエハを示す等角上面図。
【0007】
図1C】いくつかの実施形態に従って、図1Aのウエハを示す斜視底面図。
【0008】
図1D】いくつかの実施形態に従って、矢視線A-Aに対応して図1Aのウエハを示す垂直断面図。
【0009】
図1E】いくつかの実施形態に従って、ウエハのカーフ領域に沿って伸びるカッティングパスを備えている図1Aのウエハを示す上面図。
【0010】
図2A】いくつかの実施形態に従って、図1Eのウエハから個片化されたダイを示す上面図。
【0011】
図2B】いくつかの実施形態に従って、図2Aの個片化ダイを示す等角上面図。
【0012】
図2C】いくつかの実施形態に従って、矢視線A-Aに対応して図2Aの個片化ダイを示す垂直断面図。
【0013】
図3A】いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハを示す等角上面図。
【0014】
図3B】いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ上に加工されたWLFOアセンブリを示す等角上面図。
【0015】
図3C】いくつかの実施形態に従って、WLFOアセンブリを示す上面図。
【0016】
図3D-1】いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ上に配置された剥離層を備えるキャリアウエハを示す図。
【0017】
図3D-2】いくつかの実施形態に従って、剥離層上に配置されたシード層を示す図。
【0018】
図3D-3】いくつかの実施形態に従って、パターニング済みフォトレジスト材料の層内に形成されている開口部に導電材料が蒸着されたパターニング済みフォトレジスト材料の層を示す図。
【0019】
図3D-4】いくつかの実施形態に従って、パターニング済みフォトレジスト材料の層の除去およびシード層のエッチング後の図3D-3の構成を示す図。
【0020】
図3D-5】いくつかの実施形態に従って、誘電材料の層の蒸着後の図3D-4の構成を示す図。
【0021】
図3D-6】いくつかの実施形態に従って、RDL構造内で誘電材料層を介在させることによって互いに分離された複数の導電ルーティング層の積層例を示す図。
【0022】
図3E】いくつかの実施形態に従って、RDL構造を通してエッチングされた空洞(穴)を備えているキャリアウエハ上のRDL構造を示す上面図。
【0023】
図3F】いくつかの実施形態に従って、RDL構造を通してエッチングされた空洞(穴)を備えているキャリアウエハ上のRDL構造を示す等角上面図。
【0024】
図3G】いくつかの実施形態に従って、RDL構造の各々の上面の上に露出されている導電コンタクトパッドを備えている図3Fの等角上面図。
【0025】
図3H】いくつかの実施形態に従って、RDL構造にフリップチップ接続されたダイを備えている図3Gの等角上面図。
【0026】
図3I】いくつかの実施形態に従って、図3Hのダイ対RDL構造の接続の1つを示す拡大図。
【0027】
図3J】いくつかの実施形態に従って、RDL構造の各々へのさらなるダイのフリップチップ接続を提供するためにRDL構造の各々の上面に露出されている導電コンタクトパッドを備えている図3Hの等角上面図。
【0028】
図3K】いくつかの実施形態に従って、上に配置されたモールドコンパウンド材料を備えている図3Jの等角上面図。
【0029】
図3L】いくつかの実施形態に従って、矢視線A-Aに対応して、図3Kの構成を示す垂直断面図。
【0030】
図3M】いくつかの実施形態に従って、矢視線B-Bに対応して、図3Kの構成を示す等角垂直断面図。
【0031】
図3N】いくつかの実施形態に従って、ダイおよびさらなるダイ321(存在する場合)を露出させるために薄化/平坦化されたモールドコンパウンド材料を備えている図3Kの等角上面図。
【0032】
図3O】いくつかの実施形態に従って、矢視線A-Aに対応して図3Nの構成を示す垂直断面図。
【0033】
図3P】いくつかの実施形態に従って、矢視線B-Bに対応して図3Nの構成を示す等角垂直断面図。
【0034】
図3Q】いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハが再構築ウエハから除去された状態の図3Nの等角上面図。
【0035】
図3R】いくつかの実施形態に従って、矢視線A-Aに対応して図3Qの構成を示す垂直断面図。
【0036】
図3S】いくつかの実施形態に従って、矢視線B-Bに対応して図3Qの構成を示す等角垂直断面図。
【0037】
図3T】いくつかの実施形態に従って、再構築ウエハがRDL構造の各々に対応するSDPおよび/またはMCPを個別形態で取得するために切断される場所にカッティングラインが示されている再構築ウエハの底面図。
【0038】
図4A】いくつかの実施形態に従って、再構築ウエハから得られたMCPを示す等角上面図。
【0039】
図4B】いくつかの実施形態に従って、不透明な形態で図4AのMCPを示す等角上面図。
【0040】
図4C】いくつかの実施形態に従って、MCPを示す底面図である。
【0041】
図4D】いくつかの実施形態に従って、MCPの縁部に向かって見た場合のMCPを示す斜視底面図。
【0042】
図5A】いくつかの実施形態に従って、光ファイバがそれぞれ空洞内の光ファイバアライメント構造内に配置された状態のMCPを示す等角上面図。
【0043】
図5B】いくつかの実施形態に従って、光ファイバがダイに取り付けられたMCPを示す底面図。
【0044】
図5C】いくつかの実施形態に従って、光ファイバがダイに取り付けられたMCPを示す斜視底面図。
【0045】
図6】いくつかの実施形態に従って、電気光学ダイをパッケージングするための方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下では、本発明を理解できるように、多くの具体的な詳細事項について説明する。ただし、当業者にとって明らかなように、本発明は、これらの具体的な詳細事項の一部または全部がなくとも実施可能である。また、本発明が不必要に不明瞭となることを避けるため、周知の処理動作の詳細な説明は省略している。
【0047】
ウエハレベル・ファンアウト(WLFO)は、ダイパッケージアセンブリ処理であり、再配線層(RDL)技術とも呼ばれる。WLFOのための2つのアプローチ、すなわち、チップファーストアプローチおよびチップラストアプローチがある。チップファーストアプローチでは、複数の個片化ダイ/チップを備えている再構築ウエハが生成される。各個片化ダイ/チップは、半導体ウエハの一部としてすでに加工され、ダイシング、カッティング、ブレーキング、エッチング、および/または、別の半導体ウエハ個片化技術によって半導体ウエハから個片化すなわち分離された半導体ダイ/チップに対応することを理解されたい。再構築ウエハにおいて、複数の個片化ダイ/チップは、接着剤(エポキシまたはその他の同様の接着剤など)で共に結合されている。いくつかの実施形態において、接着剤は、モールドコンパウンド材料と呼ばれる。再構築ウエハが、モールドコンパウンド材料を用いて複数の個片化ダイ/チップを接着することによって形成された後、RDL構造が、複数のダイ/チップ上およびモールドコンパウンド材料上に加工される。RDL構造は、誘電体材料を介在させることによって隔てられた導電構造の配列を含む。RDL構造内の導電構造の配列は、少なくとも部分的には、別の電気デバイスに対する所与のダイ/チップの電気接続を可能にするために、所与のダイ/チップの外部に露出した電気端子を所与のダイ/チップの領域よりも広い領域に分配されている対応する電気端子へ電気的にルーティングするよう機能する。また、いくつかの実施形態において、RDL構造は、RDL構造に接続されている複数のダイ/チップの間にRDL構造を通して電気通信を提供するいくつかの電気接続を備える。いくつかの実施形態において、再構築ウエハ内の所与のダイ/チップ上のRDL構造内に加工された導体および誘電体層のパターンが、所与のダイ/チップを含むシングルダイパッケージ(SDP)を規定する。いくつかの実施形態において、再構築ウエハ内の所与の複数のダイ/チップ上のRDL構造内に加工された導体および誘電体層のパターンが、所与の複数のダイ/チップを含むマルチチップパッケージ(MCP)を規定する。SDPおよび/またはMCPが形成された後、再構築ウエハは、個別形態の完成SDPおよび/またはMCPを得るために切断される。
【0048】
チップラストアプローチ(RDLファーストアプローチとも呼ばれる)では、RDL基板が、最初に、RDL構造を含むように加工される。様々な実施形態において、RDL構造は、半導体ウエハまたはパネルまたは別の平面タイプの基板として加工される。RDL構造が加工された後、複数の個片化ダイ/チップは、複数のダイ/チップの各々の電気端子がRDL基板内の適切な導電体に電気接続され、複数のダイ/チップがRDL基板に物理的に取り付けられるように、RDL基板にフリップチップ接続される。ダイ/チップがRDL基板にフリップチップ接続された後、ダイ/チップおよびRDL基板は、モールドコンパウンド材料で被覆され、モールドコンパウンド材料は、RDL基板から得られるパッケージアセンブリ(SDPおよび/またはMCP)を強化、保護、および、具現化するよう機能する。次いで、ダイ/チップをフリップチップ接続され、モールドコンパウンド材料を上に配置されたRDL基板は、個別形態の完成SDPおよび/またはMCPを得るために切断される。WLFOのための従来のチップファーストアプローチおよびチップラストアプローチは、光ファイバが取り付けられ/接続される半導体ダイ/チップのパッケージングに適合していない。様々な実施形態が、WLFOタイプのダイパッケージアセンブリ技術または同様のタイプのダイパッケージアセンブリ技術の範囲内で1または複数のダイ/チップへのエッジ結合型光ファイバの統合を可能にするために、本明細書で開示されている。
【0049】
光データ通信のためのシリコンフォトニクス産業で用いられる様々なシリコンフォトニクスデバイスにおいては、光(連続波(CW)光および/または変調光)が、1または複数の光ファイバから半導体ダイ/チップへ伝送され、ならびに/もしくは、半導体ダイ/チップから1または複数の光ファイバへ伝送されうるように、1または複数の光ファイバが半導体ダイ/チップに接続されている。記載の簡単のために、本明細書で用いられている半導体ダイという用語は、半導体ダイおよび半導体チップの両方を指す。また、様々な実施形態において、本明細書で言及されている半導体ダイは、電気デバイス、光学デバイス、電気光学デバイス、および/または、熱光学デバイス、ならびに、対応する電気回路および光学回路を含む。本明細書で言及されている半導体ダイは、半導体ダイへの光の伝送および/または半導体ダイからの光の伝送を提供するために1または複数の光ファイバが接続されている任意のフォトニック搭載ダイに対応する。半導体ダイへの光ファイバの結合は、ファイバ対チップ結合と呼ばれる。いくつかの実施形態において、半導体ダイは、半導体ダイへの光ファイバの取り付けを容易にするよう構成されている一体的な光ファイバアライメント構造(特に、v字溝および/またはチャネルなど)を備える。いくつかの半導体ダイパッケージング実施形態において、インパッケージ光相互接続は、2.5Dまたは2.1Dのインターポーザタイプのパッケージング技術に依存する。また、いくつかの半導体ダイパッケージング実施形態において、3Dパッケージングアプローチ(例えば、ダイスタッキング)またはワイヤボンディングアプローチのいずれかが利用される。
【0050】
本明細書で用いられている「光」という用語は、光データ通信システムによって利用可能な電磁スペクトルの部分の範囲内の電磁放射を指す。本明細書で用いられている「波長」という用語は、電磁放射の波長を指す。いくつかの実施形態において、電磁スペクトルのその部分は、約1100ナノメートル~約1565ナノメートルの範囲内の波長を有する光を含む(電磁スペクトルのOバンドからCバンドまでを境界も含めて網羅する)。ただし、光が、光の変調/復調を通してデジタルデータの符号化、伝送、および、復号のために光データ通信システムによって利用可能である限りは、本明細書で言及される電磁スペクトルのその部分は、1100ナノメートルより小さくまたは1565ナノメートルより大きい波長を有する光を含んでもよいことを理解されたい。いくつかの実施形態において、光データ通信システムで用いられる光は、電磁スペクトルの近赤外部分の波長を有する。
【0051】
図1Aは、いくつかの実施形態に従って、複数の電気光学ダイ101を含むウエハ100を示す上面図である。図1Bは、いくつかの実施形態に従って、ウエハ100を示す等角上面図である。各ダイ101は、電子集積回路および光学(フォトニック)デバイスを含む。ウエハ100は、上面103および底面105を有する。ウエハ100の上面103は、ウエハ100において、ダイ101を加工する目的で様々な材料を蒸着、除去、改質、および、成形するために半導体加工処理が実行される側に対応することを理解されたい。ウエハ100の底面105は、ベース基板107(例えば、シリコン基板)の底部側に対応し、ダイ101はベース基板107の上部に加工されることを理解されたい。ベース基板107は、底面105からウエハ100内に伸びている。ウエハは、さらに、上面103からウエハ100内に伸びるフロント領域109を備える。図1Cは、いくつかの実施形態に従って、ウエハ100の斜視底面図を示しており、ベース基板107およびフロント領域109は、ダイ101が見えるように透明に示されている。図1Dは、いくつかの実施形態に従って、図1Aで特定されている矢視線A-Aに対応してウエハ100を示す垂直断面図である。フロント領域109は、層間誘電体(二酸化シリコン、窒化シリコン、および/または、二酸化シリコンの置換体(SiCOHなど)など)、電気的相互接続(例えば、バックエンドオブラインのアルミニウム、タングステン、および/または、銅のワイヤ)、ならびに、半導体デバイスおよびトランジスタ(例えば、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)ウエハのためのシリコン体+埋め込み酸化膜(BOX)、および/または、バルク相補型金属酸化膜半導体(CMOS)からバルクCMOSウエハのためのシャロートレンチアイソレーション(STI)に至るまで)を備えるように形成されているダイ101を含む。いくつかの実施形態において、ウエハ100は、SOIウエハであり、フロント領域109の下側部分が、埋め込み酸化膜(BOX)領域を含む。いくつかの実施形態において、ウエハ100は、CMOSウエハであり、フロント領域109の下側部分が、シャロートレンチアイソレーション(STI)領域を含む。いくつかの実施形態において、ウエハ100のベース基板107は、シリコンで形成されている。いくつかの実施形態において、ウエハ100は、SOIウエハであり、ベース基板107は、フロント領域109の下側部分においてBOX材料の下方に配置されたハンドルシリコンである。いくつかの実施形態において、ウエハ100は、CMOSウエハであり、ベース基板107は、フロント領域109の下側部分内でSTI構造の下方に配置されたシリコンである。
【0052】
様々な実施形態において、ウエハ100は、1または複数のダイ101が加工される基本的に任意のタイプの半導体ウエハまたは半導体パネルである。様々な実施形態において、ウエハ100は、特に、円板形状または長方形スラブ形状など、様々な幾何形状を有する。また、ウエハ100上のダイ101の数および配列は、例として提供されていることを理解されたい。様々な実施形態において、ウエハ100上のダイ101の数および配列は、図1A図1Dの例に示すものとは異なりうる。また、図1A図1Dに示す様々な構造および構成要素は、縮尺通りに描かれておらず、むしろ図解を容易にするようなサイズであることを理解されたい。また、説明のために、図1A図1Dに示すウエハ100は、ウエハ100上のダイ101の加工がすでに完了して、ウエハ100から個々のダイ101を得る/切り離すために個片化(特に、ダイシングおよび/またはカッティングとも呼ばれる)を行う準備がウエハ100にできている状態にある。
【0053】
いくつかの実施形態において、ダイ101の各々は、光学デバイスおよび/または電気光学デバイスおよび/または熱光学デバイスを含むシリコンフォトニクスダイである。いくつかの実施形態において、ダイ101の内の1または複数は、米国特許出願第16/510,821号に記載されているカリフォルニア州サンタクララのAyar Labs社によって提供されるTeraPHY(商標)半導体チップである。ただし、TeraPHY(商標)半導体チップとしてダイ101の各々を実装することは、例として提供されていることを理解されたい。様々な実施形態において、ダイ101の各々は、TeraPHY(商標)半導体チップであっても別のタイプのフォトニクスチップであっても、基本的に任意のタイプのフォトニクスクチップである。ダイ101の各々は、フロント側(または回路側)およびバック側(または基板側)を有する。ダイ101は、集積回路ダイとも呼ばれる。いくつかの実施形態において、ダイ101は、シリコンで製造されており、トランジスタ(例えば、CMOS、NMOS、PMOS、BJT、NPN、PNP、など)、光導波路、および、フォトニック構成要素(例えば、特に、光カプラ、光変調器、光スプリッタ、光検出器)を備える。いくつかの実施形態において、ダイ101のフロント側は、チップシールが1または複数の迂回金属線および隣接金属線として形成されているシール領域を有する。いくつかの実施形態において、チップシールは、バックエンドオブライン(BEOL)金属から形成される。また、いくつかの実施形態において、ダイ101は、複数のチップシールを含む。
【0054】
光が、ダイ101内に形成されている様々な光導波路を通って伝搬するように閉じ込められうることを理解されたい。いくつかの実施形態において、光は偏光される。いくつかの実施形態において、光は偏光されない。いくつかの実施形態において、光は、連続波光(レーザによって生成された光など)である。いくつかの実施形態において、光は、デジタルデータを搬送する変調光である。いくつかの実施形態において、光は、特定の波長を有しており、ここで、特定の波長とは、基本的に1つの波長、または、単一の波長であるかのように光データ通信システムによって識別および処理されうる狭帯域の波長、のいずれかを意味する。
【0055】
様々な実施形態において、ダイ101の各々は、1または複数の光ファイバが、光ファイバからダイ101内の対応する光導波路への、および/または、その逆への光の伝送を提供するために、ダイ101のパッケージングおよび/または設置時に光学的に結合されるよう意図されている、集積回路チップ/ダイ、および/または、基本的に任意のその他の電子ダイ/チップ、および/または、フォトニックチップ/ダイ、および/または、電気光学ダイ、および/または、任意のその他のフォトニック搭載チップ/ダイである。様々な実施形態において、ダイ101の各々は、半導体チップ/ダイのタイプの中でも特に、thin-BOX SOIチップ/ダイ、thick-BOX SOIチップ/ダイ、および/または、バルクCMOSチップ/ダイである。本明細書で用いられているチップおよびダイという用語は交換可能であることを理解されたい。また、様々な実施形態において、ダイ101は、電気デバイス、光学デバイス、電気光学デバイス、および/または、熱光学デバイス、ならびに、対応する電気回路および光学回路を含む。
【0056】
いくつかの実施形態において、ウエハ100上にダイ101を加工するためにフォトリソグラフィ処理で用いられるレチクルフィールド104が、ダイ101の内の1または複数を含むように規定される。いくつかの実施形態において、レチクルフィールド104は、ウエハ100上の複数のダイ101に及んでいる。例えば、いくつかの実施形態において、レチクルフィールド104は、ウエハ100上のダイ101の3×3アレイに及んでおり、その結果、レチクルフィールドは、同時に9個のダイ101をフォトリソグラフィでパターニングする。いくつかの実施形態において、レチクルフィールドは、9個よりも多いまたは少ないダイ101に及ぶように規定される。レチクルフィールドは、ウエハ100にわたってダイ101の加工を提供するために、ウエハ100上の異なる位置に配置/離間されている。
【0057】
いくつかの実施形態において、ダイ101の各々は、光ファイバアレイおよび/またはフォトニクス光導波路への光接続のために構成されている。例えば、いくつかの実施形態において、ダイ101内のシリコンフォトニクス導波路は、ウエハ100のフロント領域109の下側部分の上方に(例えば、SOIウエハとして形成されているウエハ100のフロント領域109の下側部分内のBOX領域の上方に)存在するウエハ100の本体シリコン内に形成されている。ダイ101内のシリコンフォトニクス導波路の一部は、対応する光ファイバをシリコンフォトニクス導波路と光結合することを可能にするために、ダイ101の外面で外に出されている(露出されている)。図1A図1Dの実施形態例において、ダイ101への光ファイバの接続を容易にすると共に、ダイ101内の対応する光導波路(または光回折格子カプラ、または、その他の同様のデバイス)への各光ファイバのコアの適切なアライメントを容易にするために、各ダイ101は、ダイ101の上面内に形成されている1セットの光ファイバアライメント構造を備える。ダイ101の上面(フロント側の面)は、ウエハ100の上面103に対応する。いくつかの実施形態において、所与のダイ101の光ファイバアライメント構造102のセットは、ダイ101の上面内に形成されている複数のv字溝構造を含む。いくつかの実施形態において、光ファイバアライメント構造102のセットは、ダイ101の上面内に形成されている複数のチャネル(長方形チャネルおよび/または多角形チャネルなど)を含む。
【0058】
ダイ101は、カーフ領域106(特に、スクライブライン領域および/またはダイシングチャネルおよび/またはスクライブストリートおよび/またはストリートとも呼ばれる)によってウエハ100内で互いから区切られている。カーフ領域106は、通常は、ウエハがカーフ領域106に沿って切断される時にカーフ領域106に対応するウエハの部分が実質的に取り除かれるように形成される。しかしながら、本明細書で開示されている実施形態においては、カーフ領域106のいくつかは、ウエハ100がカーフ領域106に沿って切断された後にカーフ領域106のいくつかの部分がダイ101に付いたまま残るように拡大されている。ダイ101に付いたまま残るカーフ領域106の部分を、残留カーフ領域と呼ぶ。所与のダイ101内に形成されている光ファイバアライメント構造102の各セットは、所与のダイ101の側面(外周縁部/外側縁部)に隣接して配置された残留カーフ領域の一部に伸びるようなサイズおよび配置を有しており、ここで、所与のダイ101の側面に隣接して配置された残留カーフ領域の部分は、ウエハ100がカーフ領域106に沿って切断された時に所与のダイ101に付いたまま残ることを理解されたい。
【0059】
図1Eは、いくつかの実施形態に従って、ウエハ100のカーフ領域106に沿って伸びるカッティングパス111を備えている図1Aのウエハ100を示す上面図である。図1Eは、ベース基板107がウエハ100にわたって分離/切断されていないインタクトな(完全なままの)状態のウエハ100を表す。記載の簡単のために、インタクトな状態のウエハ100は、インタクトウエハと呼ぶこととする。ダイ101の加工が完了した後、ウエハ100は、ダイ個片化と呼ばれる処理で物理的に離れた構造として個々のダイ101を得るために、カッティングパス111に沿ってダイシングされる。様々な実施形態において、カッティングパス111に沿ったウエハ100のダイシングは、特に、機械的カッティング、プラズマカッティング、エッチング、プラズマエッチング、レーザカッティング、ステルスダイシング、レーザアブレーション、深掘り反応性イオンエッチング、スクライブ・アンド・ブレイク処理など、様々な方法でなされる。現代のウエハ100ダイシング処理は、カッティングパス111に沿ってウエハ100になされる切断のサイズおよび位置に関してマイクロメートルレベルの公差を満たすことができる。したがって、いくつかの実施形態において、少なくともマイクロメートルレベルの精度が、ダイ個片化処理でウエハ100から切り離される個々のダイ101のサイズおよび形状に関して達成可能である。
【0060】
また、図1Eは、いくつかの実施形態において、ウエハ100の径方向外周におよびその周りに配置された複数の部分的に形成されているダイ101’も存在することを示している。所与のダイ101の下方のベース基板107の部分は、ウエハ100が個別形態のダイ101を切り離すためにカッティングパス111に沿ってダイシングされた時に、所与のダイ101に属することを理解されたい。また、所与の部分的に形成されているダイ101’の下方のベース基板107の部分は、ウエハ100が個別形態のダイ101を切り離すためにカッティングパス111に沿ってダイシングされた時に、所与の部分的に形成されているダイ101’に属する。
【0061】
図2Aは、いくつかの実施形態に従って、個片化されたダイ101を示す上面図である。図2Aの個片化ダイ101は、ウエハ100がカッティングパス111に沿って切断された時に図1Eのウエハ100から切り出されたダイ101の1つに対応する。図2Bは、いくつかの実施形態に従って、個片化ダイ101を示す等角上面図である。図2Cは、いくつかの実施形態に従って、図2Aで特定されている矢視線A-Aに対応して個片化ダイ101を示す垂直断面図である。図2A図2Cに示す様々な構造および構成要素は、縮尺通りに描かれておらず、むしろ図解を容易にするようなサイズであることを理解されたい。ダイ101は、パッケージング構造(RDL構造など)へのダイ101のフリップチップ接続を可能にするよう構成されている露出した導電コンタクトパッド207を備える。カッティングパス111は、残留カーフ領域203が、個片化形態のダイ101の上に存在するように、ウエハ100上に配列されていることを理解されたい。残留カーフ領域203は、ダイ101の縁部に隣接して配置されている。図2A図2Cは、光ファイバアライメント構造102のセット(例として、光ファイバアライメント構造102A~102F)を示している。様々な実施形態において、光ファイバアライメント構造102のセットは、基本的に、任意の数および構成の光ファイバアライメント構造を含んでよいことを理解されたい。したがって、本明細書に記載されている光ファイバアライメント構造102A~102Fの数および構成は、一例として提供されており、様々な実施形態において、任意のその他の数および/または構成の光ファイバアライメント構造に置き換えられもよいことを理解されたい。
【0062】
光ファイバアライメント構造102のセット内の光ファイバアライメント構造102A~102Fの各々は、残留カーフ領域203内に伸びるよう形成されている。ウエハ100は、残留カーフ領域203の一部が光ファイバアライメント構造102A~102Fの各々の外端とダイ101の隣接する外縁部との間に存在するように切断/ダイシングされる。例えば、ダイシングブレードは、光ファイバアライメント構造102A~102Fとの接触を避けつつ、カッティングライン111に沿ってウエハ100を切断するように適用される。このように、残留カーフ領域203は、残留カーフ領域203内に存在する光ファイバアライメント構造102A~102Fの端部を側方から境界し/包む隣接外側部分を備える。後に詳述するように、残留カーフ領域203の隣接外側部分は、ダイ101の後のパッケージング中に、モールドコンパウンド材料が光ファイバアライメント構造102A~102Fに入ることを防止するダム領域として機能する。いくつかの実施形態において、残留カーフ領域203は、図2Aに示すように、x方向に測定すると、ゼロより長く約210マイクロメートル以下のサイズ204を有する。いくつかの実施形態において、x方向に測定した残留カーフ領域203のサイズ204は、約210マイクロメートルよりも長い。例えば、いくつかの実施形態において、残留カーフ領域203のサイズ204は、非ゼロから、約300マイクロメートルまで、または、約400マイクロメートルまで、または、約500マイクロメートルまで、の範囲内にある。いくつかの実施形態において、残留カーフ領域203のサイズ204は、約300マイクロメートルから約500マイクロメートルまでの範囲内にある。また、いくつかの実施形態において、残留カーフ領域203のサイズ204は、約500マイクロメートルより長い。本明細書で用いられている「約」という用語は、所与の値の-10パーセントから所与の値の+10パーセントまでの範囲を表す。
【0063】
図2Cの例に示すように、いくつかの実施形態において、光ファイバアライメント構造102のセットは、並列配列で配置されると共に、残留カーフ領域203が沿っている電気光学ダイ101の縁部と直交する第1方向(図2Aに示すx方向)へ互いに平行に伸びるよう方向付けられている複数のv字溝(例えば、102A~102F)を含む。いくつかの実施形態において、複数のv字溝(例えば、102A~102F)は、複数のv字溝の各隣接ペアの間で第2方向(図2Aに示すy方向)で測定した実質的に等しい中心間隔211(ピッチ)に従って配置されている。いくつかの実施形態において、v字溝(例えば、102A~102F)は、非ゼロの距離206だけ残留カーフ領域203内へx方向に伸びており、したがって、v字溝(102A~102F)の各々の少なくとも或る程度の部分(或る程度の端部)が、残留カーフ領域203内へ伸びている。いくつかの実施形態において、距離206は、約150マイクロメートルから約250マイクロメートルまでの範囲内にある。いくつかの実施形態において、距離206は、約195マイクロメートルである。また、いくつかの実施形態において、残留カーフ領域203のサイズ204と、残留カーフ領域203内へv字溝(例えば、102A~102F)が伸びる距離206は、モールドコンパウンド材料323が図3Kに関して後述するように電気光学ダイ101の上に配置される時など、後続の加工処理中に外圧が電気光学ダイ101に印加された時に、残留カーフ領域203が、ゼロより大きく、残留カーフ領域203の破壊を防ぐのに十分に大きいダム厚さサイズ208を提供するように、集合的に制御される。いくつかの実施形態において、ダム厚さサイズ208は、約150マイクロメートルから約350マイクロメートルまでの範囲内にある。いくつかの実施形態において、ダム厚さサイズ208は、電気光学ダイ101の外側とv字溝(例えば、102A~102F)内のオープンスペースとの間の圧力差に起因する力など、外からの機械力にさらされた時に、ダム厚さサイズ208が残留カーフ領域203の破壊を防ぐのに十分大きいままであることを保証しつつ、可能な限り小さくされる。
【0064】
光ファイバアライメント構造102A~102F(例えば、v字溝)の各々は、光ファイバのコアがダイ101内でそれぞれ対応する光導波路209A~209F(または光回折格子カプラ)と光学的に整列されて結合されるように、対応する光ファイバを受け入れるように形成されている。より具体的には、光ファイバアライメント構造102A~102Fは、光ファイバが光ファイバアライメント構造102A~102Fと適切に位置決めされた時に、光ファイバのコアがそれぞれダイ101内の面内(エッジ)ファイバ対チップ光カプラへ光学的にエッジ結合されるように、ダイ101への光ファイバの位置決め、アライメント、および、接続を行うのを容易にするために形成されている。このように、光が、光ファイバからダイ101の面内(エッジ)ファイバ対チップ光カプラに、および/または、その逆に結合されうる。
【0065】
いくつかの実施形態において、v字溝(例えば、102A~102F)は、ダイ101内にエッチングされる。様々な実施形態において、v字溝(例えば、102A~102F)の数、隣接するv字溝(例えば、102A~102F)の間のピッチ211、および/または、v字溝(例えば、102A~102F)の任意のその他の特性は、応用例に合わせてカスタマイズ可能である。また、記載の簡単のために、ダイ101の例は、ダイ101の片側に沿って配置されたv字溝(例えば、102A~102F)を示している。しかしながら、いくつかの実施形態において、v字溝(例えば、102A~102F)は、ダイ101の2以上の側に沿って配置されることを理解されたい。また、v字溝(例えば、102A~102F)が沿っているダイ101の各側は、上述の残留カーフ領域203のような対応する残留カーフ領域を含むことを理解されたい。また、いくつかの実施形態において、v字溝(例えば、102A~102F)が沿っていないダイ101の各側は、対応する残留カーフ領域を有さなくてよい。
【0066】
本明細書で開示されているチップラストWLFOパッケージング実施形態の一部として、WLFOアセンブリ303が、キャリアウエハ301上に加工される。図3Aは、いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ301を示す等角上面図である。図3Bは、いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ301上に加工されたWLFOアセンブリ303を示す等角上面図である。図3Cは、いくつかの実施形態に従って、WLFOアセンブリ303を示す上面図である。WLFOアセンブリ303は、SDPおよび/またはMCP用に構成されているRDL構造305を備える。いくつかの実施形態において、RDL構造305は、SDPおよび/またはMCPに存在する金属および誘電体の相互接続構造を提供する。図3D-1から図3D-6は、いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ301上のRDL構造305の積層例の一部を示す一連の垂直断面図である。図3D-1は、いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ301上に配置された剥離層307を備えるキャリアウエハ301を示す。図3D-2は、いくつかの実施形態に従って、剥離層307上に配置されたシード層309を示す。図3D-3は、いくつかの実施形態に従って、パターニング済みフォトレジスト材料313の層内に形成されている開口部に導電材料311(銅またはその他の材料など)が蒸着されたパターニング済みフォトレジスト材料313の層を示す。図3D-4は、いくつかの実施形態に従って、パターニング済みフォトレジスト材料313の層の除去およびシード層309のエッチング後の図3D-3の構成を示す。図3D-5は、いくつかの実施形態に従って、誘電材料315(ポリイミドなど)の層の蒸着後の図3D-4の構成を示す。いくつかの実施形態において、図3D-2から図3D-4に示す処理は、誘電材料層を介在させることによって互いに分離された複数の導電ルーティング層を構築するために繰り返され、ここで、1または複数の導電ルーティング層は、電気光学ダイの入力/出力パッドの電気接続を電気光学ダイよりも広い領域内のそれぞれの位置に分配し、および/または、RDL構造305に接続された複数のダイの間の電気接続を提供するよう構成されている導電トレースを備える。図3D-6は、いくつかの実施形態に従って、RDL構造305内で誘電材料層315Aを介在させることによって互いに分離された複数の導電ルーティング層311Aの積層例を示す。導電ルーティング層311Aは、RDL構造305の上面に露出されている対応する導電コンタクトパッド317に電気接続されている。いくつかの実施形態において、RDL構造305内の誘電材料層315Aは、ポリイミドおよび/またはその他のポリマ材料を含む。いくつかの実施形態において、RDL構造305内の導電ルーティング層311Aは、銅(デュアルダマシン加工処理で蒸着されたものなど)で形成されている。ただし、他の実施形態おいて、RDL構造305内の導電ルーティング層311Aは、半導体チップパッケージング技術で用いられる基本的に任意の金属または合金で形成されてもよい。いくつかの実施形態において、RDL構造305は、約12マイクロメートルのスタック厚さを有する。ただし、他の実施形態において、RDL構造305のスタック厚さは、約12マイクロメートルより小さくまたは大きい。
【0067】
図3D-1~図3D-6に示す一連の処理は、例として提供されていることを理解されたい。様々な実施形態において、RDL構造305は、半導体チップパッケージング産業において周知の基本的に任意のRDL構造技術/アプローチに従って設計および加工されてよい。また、様々な実施形態において、RDL構造305内での電気ルーティング/RDL構造305を通る電気ルーティングは、所与のSDPおよび/またはMCPを加工するために本明細書に開示のチップラストWLFO実施形態の所与の実装に対して必要に応じて、基本的に任意の構成を有してよい。様々な実施形態において、RDL構造305内の導電ルーティング層311Aは、パッケージ内の電気データ通信および電力分配を提供するよう構成されている。いくつかの実施形態において、RDL構造305内の導電ルーティング層311Aは、半導体チップ設計で利用されるインターフェースの中でも特に、高帯域幅メモリ(HBM:High Bandwidth Memory)インターフェースおよび/またはアドバンストインターフェースバス(AIB:Advanced Interface Bus)インターフェースなど、電気シリアライゼーション/デシリアライゼーション(SerDes)インターフェースの実装を提供するよう構成されている。
【0068】
図3Eは、いくつかの実施形態に従って、RDL構造305を通してエッチングされた空洞307(穴)を備えているキャリアウエハ301上のRDL構造305を示す上面図である。図3Fは、いくつかの実施形態に従って、RDL構造305を通してエッチングされた空洞307(穴)を備えているキャリアウエハ301上のRDL構造305を示す等角上面図である。いくつかの実施形態において、空洞307(穴)は、RDL構造305の厚さ全体を通してキャリアウエハ301の上面まで(またはキャリアウエハ301の上面上に存在する剥離層307の上面まで)エッチングされている。各空洞307は、所与のダイ101が所与のRDL構造305にフリップチップ接続された時に、空洞307が所与のダイ101の光ファイバアライメント構造102の対応するセットを包含するように、サイズを決定され、所与のRDL構造305上に配置されている。このように、いくつかの実施形態において、図2Aを参照すると、RDL構造305を通してエッチングされた所与の空洞307は、ダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットよりもx方向およびy方向に大きいサイズを有する。いくつかの実施形態において、図2Aを参照すると、RDL構造305を通してエッチングされた所与の空洞307は、ダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットよりもx方向に少なくとも約1ミリメートルおよびy方向に少なくとも約1ミリメートル大きいサイズを有する。いくつかの実施形態において、空洞307は、ダイ101とRDL構造305との間に配置されているアンダーフィル材料および/または非導電膜(NCF)材料が光ファイバアライメント構造102のセットから所定の距離(アンダーフィル除外距離)内に侵入しないように、ダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットよりも、x方向に大きくy方向に大きいサイズを有する。様々な実施形態において、光ファイバアライメント構造102のセットから側方外向きに測定されるアンダーフィル除外距離は、ダイ101がRDL構造305に取り付けられた時に、アンダーフィル材料/NCF材料が光ファイバアライメント構造102のセットの中に入らないことを保証するように設定される。いくつかの実施形態において、光ファイバアライメント構造102のセットから側方外向きに測定されるアンダーフィル除外距離は、約20マイクロメートルから約800マイクロメートルまでの範囲内にある。いくつかの実施形態において、金属構造が、空洞307をエッチングされるRDL構造305の領域から除外される。したがって、いくつかの実施形態において、RDL構造305は、RDL構造305内の導電ルーティング層311Aが、空洞307を形成するためにエッチングされる領域を通過しないように構成される。このように、空洞307は、RDL構造305内の誘電材料層315A(RDL構造305のポリイミド材料など)を通してエッチングされている。
【0069】
図3Gは、いくつかの実施形態に従って、RDL構造305の各々の上面の上に露出されている導電コンタクトパッド317を備えている図3Fの等角上面図である。導電コンタクトパッド317の各セットは、RDL構造305へのダイ101のフリップチップ接続を可能にするために、ダイ101上の導電コンタクトパッド207と整列するよう構成されている。図3Hは、いくつかの実施形態に従って、ダイ101の導電コンタクトパッド207が、RDL構造305の上面に露出されている対応する導電コンタクトパッド317へ電気接続されるように、RDL構造305にフリップチップ接続されたダイ101を備えている図3Gの等角上面図である。ダイ101は、RDL構造305内の空洞307に対するダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットの位置決めの図解を円滑にするために透明に示されている。図3Iは、いくつかの実施形態に従って、図3Hのダイ101対RDL構造305の接続の1つを示す拡大図である。ダイ101がRDL構造305にフリップチップ接続された時、ダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットは、ダイ101の背面(ダイ101のベース基板107側)がRDL構造305から上方を向いた状態で、RDL構造305内の空洞307上に配置されることを理解されたい。また、ダイ101が所与のRDL構造305にフリップチップ接続された時、ダイ101は、光ファイバアライメント構造102A~102Fが所与のRDL構造305の外縁部に近接する空洞307の縁部に向かって長さ方向に伸びるように方向付けられることを理解されたい。いくつかの実施形態において、ダイ101は、残留カーフ領域203に対応するダイ101の外縁部が、所与のRDL構造305内に形成されている空洞307に近接する(その隣で伸びる)所与のRDL構造305の外縁部と実質的に平行に配置されるように、所与のRDL構造305に対して方向付けられる。いくつかの実施形態において、ダイ101がRDL構造305にフリップチップ接続された時、ダイ101は、各光ファイバアライメント構造102A~102Fの全体が空洞307の上に配置されるように、RDL構造305に対して配置される。このように、ダイ101の残留カーフ領域203は、WLFOアセンブリ303の上側から光ファイバアライメント構造102A~102Fおよび空洞307への材料の侵入を防止するバリアを形成するように、RDL構造305と接する。いくつかの実施形態において、RDL構造305内の空洞307に対するダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットのアライメントの精度が、応用例によって決定される。例えば、一部の応用例(一部のSDPおよび/またはMCP設計)は、RDL構造305内の空洞307に対するダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットのあまり正確ではないアライメントを許容するが、他の応用例は、ダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットがRDL構造305内の空洞307に対してより正確に整列されることを必要とする。いくつかの実施形態において、ダイ101は、RDL構造305上に±5マイクロメートルの配置精度で配置される。
【0070】
いくつかの実施形態において、複数のダイが、MCPを形成するために所与のRDL構造305に取り付けられる。図3Jは、いくつかの実施形態に従って、RDL構造305の各々へのさらなるダイ321のフリップチップ接続を提供するためにRDL構造305の各々の上面に露出されている導電コンタクトパッド319を備えている図3Hの等角上面図である。ダイ321は、RDL構造305の上面に露出されている導電コンタクトパッド319の図解を円滑にするために透明に示されている。いくつかの実施形態において、ダイ321は、集積回路ダイである。ただし、様々な実施形態において、ダイ321の各々は、基本的に任意のタイプの電子ダイ、フォトニックダイ、電気光学ダイ、および/または、任意のその他のフォトニック搭載ダイである。様々な実施形態において、ダイ321の各々は、半導体ダイのタイプの中でも特に、thin-BOX SOIダイ、thick-BOX SOIダイ、および/または、バルクCMOSダイである。様々な実施形態において、基本的に任意の数および構成のダイ(例えば、ダイ101および321など)が、半導体産業で利用可能な基本的に任意のチップ接続技術(特に、フリップチップ接続技術および/またはワイヤボンディング接続技術および/またはサーモソニックボンディング接続技術など)を用いてRDL構造305に接続されうることを理解されたい。ダイ101およびさらなるダイ321(存在する場合)がRDL構造305にフリップチップ接続された後、モールドコンパウンド材料323が、WLFOアセンブリ303の露出部分、RDL構造305の上面の露出部分、ダイ101、および、さらなるダイ321(存在する場合)の上に配置される。図3Kは、いくつかの実施形態に従って、上に配置されたモールドコンパウンド材料323を備えている図3Jの等角上面図を示す。図3Lは、いくつかの実施形態に従って、図3Kで特定されている矢視線A-Aに対応して、図3Kの構成を示す垂直断面図である。図3Mは、いくつかの実施形態に従って、図3Kで特定されている矢視線B-Bに対応して、図3Kの構成を示す等角垂直断面図である。モールドコンパウンド材料323は、モールドコンパウンド材料323の中/下に存在するダイ101およびさらなるダイ321の図解を円滑にするために透明に示されている。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、ポリマ材料である。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、WLFOアセンブリ303の露出部分、RDL構造305の上面の露出部分、ダイ101、および、さらなるダイ321(存在する場合)の上に射出成形される。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、液体ポリマ材料のコーティングとして配置され、その後、液体ポリマ材料は、硬化して固体ポリマ材料を形成することを許容される。いくつかの実施形態において、液体ポリマ材料は、液体ポリマ複合材料である。例えば、いくつかの実施形態において、液体ポリマ複合材料は、エポキシマトリクス内にフィル(粒子状)材料が分散されたエポキシマトリクスを含む。図2Aに関して論じた残留カーフ領域203のダム厚さサイズ208は、ダイ101の上にモールドコンパウンド材料323を適用する際に(射出成形処理中などに)外圧がダイ101に印加された時に、残留カーフ領域203の破壊を防ぐようなサイズを有することを理解されたい。
【0071】
いくつかの実施形態において、アンダーフィル材料(誘電体アンダーフィル材料など)が、ダイ101とRDL構造305との間のモールドコンパウンド材料の侵入を防ぐために、ダイ101とRDL構造305との間に配置されている。また、いくつかの実施形態において、さらなるダイ321が存在する場合、アンダーフィル材料(誘電体アンダーフィル材料など)が、ダイ321とRDL構造305との間のモールドコンパウンド材料323の侵入を防ぐために、ダイ321とRDL構造305との間に配置されている。いくつかの実施形態において、誘電体アンダーフィル材料は、キャピラリアンダーフィル(CUF)材料(エポキシ、および/または、エポキシ内に分散されるフィラー材料を有するエポキシなど)である。いくつかの実施形態において、誘電体アンダーフィル材料は、非導電膜(NCF)材料である。いくつかの実施形態において、誘電体アンダーフィル材料は、非導電膜ペースト材料である。また、図2A図2Bに示した残留カーフ領域203は、光ファイバアライメント構造102A~102Fへのモールドコンパウンド材料323の侵入を防ぐと共に、ダイ101の下方のRDL構造305内に存在する空洞307へのモールドコンパウンド材料323の侵入を防ぐダムフィーチャを形成するように、RDL構造305の上面と接することを理解されたい。
【0072】
いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、WLFOアセンブリ303の露出部分、RDL構造305の上面の露出部分、ダイ101、および、さらなるダイ321(存在する場合)の上に配置された後、ダイ101およびさらなるダイ321(存在する場合)の上面を露出させるために薄化(または平坦化)される。図3Nは、いくつかの実施形態に従って、ダイ101およびさらなるダイ321(存在する場合)を露出させるために薄化/平坦化されたモールドコンパウンド材料323を備えている図3Kの等角上面図を示す。図3Oは、いくつかの実施形態に従って、図3Nで特定されている矢視線A-Aに対応して、図3Nの構成を示す垂直断面図である。図3Pは、いくつかの実施形態に従って、図3Nで特定されている矢視線B-Bに対応して、図3Nの構成を示す等角垂直断面図である。様々な実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、様々な半導体加工技術(特に、機械的研削、研磨、化学機械平坦化(CMP)、プラズマベースエッチング、ウェットエッチング、および/または、ドライエッチング技術など)の内の1または複数を用いて薄化/平坦化される。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、モールドコンパウンド材料323の上面がダイ101およびダイ321(存在する場合)の上面と実質的に同一平面(平ら)になるように、薄化/平坦化される。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料323は、ダイ101およびさらなるダイ321(存在する場合)の上面への1または複数の温度管理デバイス/構造の接続を可能にするために薄化/平坦化される。いくつかの実施形態において、温度管理デバイス/構造は、SDPおよび/またはMCP内の半導体ダイの温度を制御するためのヒートシンク、熱電クーラ、ヒートパイプ、もしくは、基本的に任意のその他のタイプの温度管理デバイス/構造、の内の1または複数である。
【0073】
モールドコンパウンド材料323が、WLFOアセンブリ303の露出部分、RDL構造305の上面の露出部分、ダイ101、および、さらなるダイ321(存在する場合)の上に配置された後、かつ、モールドコンパウンド材料323が、ダイ101およびさらなるダイ321(存在する場合)の上面を露出させるために任意選択的に薄化/平坦化された後、WLFOアセンブリ303、RDL構造305、ダイ101、さらなるダイ321(存在する場合)、および、モールドコンパウンド材料323の組み合わせは、再構築ウエハ325を構成する。再構築ウエハ325が形成された後、キャリアウエハ301は、再構築ウエハ325から除去/取り外される。図3Qは、いくつかの実施形態に従って、キャリアウエハ301が再構築ウエハ325から除去された状態の図3Nの等角上面図である。図3Rは、いくつかの実施形態に従って、図3Qで特定されている矢視線A-Aに対応して、図3Qの構成を示す垂直断面図である。図3Sは、いくつかの実施形態に従って、図3Qで特定されている矢視線B-Bに対応して、図3Qの構成を示す等角垂直断面図である。キャリアウエハ301が再構築ウエハ325から除去/取り外された後、RDL構造305内に形成された空洞307は、空洞307上に配置された光配アライメント構造102のセットも露出させるために、露出されることを理解されたい。
【0074】
キャリアウエハ301が除去された後、再構築ウエハ325は、RDL構造305の各々に対応するSDPおよび/またはMCPを個別形態で取得するために切断される。いくつかの実施形態において、再構築ウエハ325は、再構築ウエハ325のカッティング/個片化を容易にするために膜フレーム上に配置されている。図3Tは、いくつかの実施形態に従って、再構築ウエハ325がRDL構造305の各々に対応するSDPおよび/またはMCPを個別形態で取得するために切断される場所にカッティングライン327が示されている再構築ウエハ325の底面図である。RDL構造305は、ダイ321に対するカッティングライン327の位置の図解を円滑にするために図3Tにおいて透明に示されている。カッティングライン327は、残留カーフ領域203の一部が、再構築ウエハ325の切断から得られた個々のSDPおよび/またはMCPの縁部で光ファイバアライメント構造102A~102Fおよび空洞307を露出させるために、再構築ウエハ325の切断中にダイ101から除去されるように、ダイ101上の光ファイバアライメント構造102のセットを横切るよう配置されている。
【0075】
図4Aは、いくつかの実施形態に従って、再構築ウエハ325から得られたMCP401を示す等角上面図である。MCP401は、ダイ101およびダイ321の両方がRDL構造305にフリップチップ接続されているRDL構造305を備える。MCP401は、さらに、RDL構造305の上、かつ、ダイ101およびダイ321の両方の周囲に形成されているモールドコンパウンド材料323を備える。モールドコンパウンド材料323、ダイ101、および、ダイ321は、MCP401の構成と、MCP401の縁部403における光ファイバアライメント構造102A~102Fおよび空洞307の露出とを図解するために図4Aで透明に示されている。図4Bは、いくつかの実施形態に従って、不透明な形態で図4AのMCP401を示す等角上面図である。図4Cは、いくつかの実施形態に従って、MCP401を示す底面図である。図4Dは、いくつかの実施形態に従って、MCP401の縁部403に向かって見た場合のMCP401を示す斜視底面図である。個別形態のMCP401を得るために(MCP401を切り出すために)再構築ウエハ325を切断する際、光ファイバアライメント構造102A~102Fを開き、清浄な状態で、光ファイバの挿入に向けて準備ができた状態にするために、ダイ101内の光ファイバアライメント構造102のセットの端部を側方から境界し/包むダイ101の残留カーフ領域203の隣接外側部分が切り離される。このように、MCP401の縁部403で光ファイバアライメント構造102A~102Fおよび空洞307を露出させるために、MCP401の縁部403が形成される時に残留カーフ領域203の一部が除去される。
【0076】
図5Aは、いくつかの実施形態に従って、光ファイバ501A~501Fがそれぞれ空洞307内の光ファイバアライメント構造102A~102F内に配置された状態のMCP401を示す等角上面図である。光ファイバアライメント構造102A~102Fおよび空洞307は、光ファイバ501A~501Fのコアがダイ101内の対応する光導波路209A~209F(図2C参照)へ光学的に結合されるように、MCP401内のダイ101へ光ファイバ501A~501Fを取り付けることを可能にするよう構成されていることを理解されたい。図5Bは、いくつかの実施形態に従って、光ファイバ501A~501Fがダイ101に取り付けられたMCP401を示す底面図である。図5Cは、いくつかの実施形態に従って、光ファイバ501A~501Fがダイ101に取り付けられたMCP401を示す斜視底面図である。いくつかの実施形態において、接着剤(特に、光エポキシなど)が、ダイ101およびMCP401に光ファイバ501A~501Fを固定するために用いられる。いくつかの実施形態において、カバー構造が、ダイ101への光ファイバ501A~501Fの固定を支援すると共に光ファイバ501A~501Fを保護するために、空洞307内で光ファイバ501A~501F上に配置される。
【0077】
図6は、いくつかの実施形態に従って、電気光学ダイをパッケージングするための方法を示すフローチャートである。方法は、再配線層(例えば、RDL構造305)をキャリアウエハ(キャリアウエハ301など)上に形成させる工程601を備える。いくつかの実施形態において、再配線層は、誘電材料層を介在させることによって互いから分離された1または複数の導電ルーティング層を含む。いくつかの実施形態において、再配線層の1または複数の導電ルーティング層は、電気光学ダイの入力/出力パッドの電気接続を電気光学ダイよりも大きい領域内のそれぞれの位置に分配する導電トレースを備える。方法は、さらに、再配線層の領域内に空洞(例えば、空洞307)を形成する工程603を備える。いくつかの実施形態において、空洞は、再配線層の厚さ全体を通して伸びるように形成される。
【0078】
方法は、さらに、電気光学ダイ内に形成されている複数の光ファイバアライメント構造(例えば、光ファイバアライメント構造102A~102F)が再配線層内の空洞の上に配置されると共に空洞へ露出されるように、電気光学ダイ(例えば、ダイ101)を再配線層にフリップチップ接続する工程605を備える。いくつかの実施形態において、再配線層内に形成されている空洞は、電気光学ダイが再配線層にフリップチップ接続された時に、電気光学ダイ内に形成されている複数の光ファイバアライメント構造の少なくとも3つの隣接する側面を側方から包むような形状およびサイズを有する。
【0079】
方法は、さらに、再配線層の上および電気光学ダイの周囲にモールドコンパウンド材料(例えば、モールドコンパウンド材料323)を配置する工程607を備える。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料は、電気光学ダイの上面を覆うように配置される。いくつかの実施形態において、方法は、電気光学ダイの上面を露出させるために、モールドコンパウンド材料の部分的な厚さの除去を含む。いくつかの実施形態において、アンダーフィル材料が、再配線層の上および電気光学ダイの周囲にモールドコンパウンド材料を配置する前に、電気光学ダイと再配線層との間に配置される。モールドコンパウンド材料が複数の光ファイバアライメント構造および空洞の中に入るのを防ぐために、電気光学ダイの残留カーフ領域(例えば、残留カーフ領域203)が、再配線層と接している。いくつかの実施形態において、電気光学ダイ上の複数の光ファイバアライメント構造は、残留カーフ領域内に伸びるように形成される。いくつかの実施形態において、残留カーフ領域は、電気光学ダイ上の複数の光ファイバアライメント構造を側方から境界する。
【0080】
いくつかの実施形態において、複数の光ファイバアライメント構造は、並列配列で配置されると共に、電気光学ダイの縁部と直交する第1方向(例えば、x方向)へ互いに平行に伸びるよう方向付けられている複数のv字溝を含む。いくつかの実施形態において、複数のv字溝は、複数のv字溝の各隣接ペアの間で第1方向と直交する第2方向(例えば、y方向)で測定した実質的に等しい中心間隔(例えば、間隔211)に従って配置されている。いくつかの実施形態において、第2方向で測定した空洞のサイズは、第2方向で測定した複数のv字溝の合計サイズよりも大きい。いくつかの実施形態において、第1方向で測定した空洞のサイズは、第1方向で測定した複数のv字溝のサイズよりも大きい。いくつかの実施形態において、第1方向で測定した空洞のサイズは、第1方向で測定した複数のv字溝のサイズよりも小さい。
【0081】
方法は、さらに、再配線層からキャリアウエハを除去する工程609を備える。いくつかの実施形態において、再配線層からキャリアウエハを除去する工程は、再配線層内に形成されている空洞を露出させる。方法は、さらに、電気光学ダイを含む電気光学チップパッケージ(例えば、MCP401)を得るために、再配線層およびモールドコンパウンド材料を切断する工程611を備える。切断工程は、電気光学ダイから残留カーフ領域を除去して、電気光学チップパッケージの縁部で複数の光ファイバアライメント構造および空洞を露出させるために実行される。
【0082】
いくつかの実施形態において、方法は、さらに、モールドコンパウンド材料を配置する前に、集積回路ダイ(例えば、ダイ321)を再配線層にフリップチップ接続する工程を備える。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料は、集積回路ダイの周囲にも配置される。いくつかの実施形態において、再配線層およびモールドコンパウンド材料を切断する工程は、電気光学チップパッケージが電気光学ダイおよび集積回路ダイの両方を含むようになされる。
【0083】
いくつかの実施形態において、方法は、さらに、電気光学ダイがインタクト半導体ウエハのカーフ領域(例えば、カーフ領域106)によって囲まれるように、電気光学ダイをインタクト半導体ウエハ(例えば、ウエハ100)上に加工させる工程を備える。方法は、さらに、複数の光ファイバアライメント構造が電気光学ダイの縁部に隣接するカーフ領域の部分の中に伸びるように、電気光学ダイの縁部において電気光学ダイ内に複数の光ファイバアライメント構造を形成する工程を備える。方法は、さらに、電気光学ダイの残留カーフ領域を形成するカーフ領域の部分を備えている個片化形態の電気光学ダイを得るために、インタクト半導体ウエハを個片化する工程を備える。いくつかの実施形態において、残留カーフ領域は、残留カーフ領域内に存在する複数の光ファイバアライメント構造の端部を側方から包むカーフ領域の連続部分を含む。これらの実施形態において、個片化形態の電気光学ダイは、再配線層にフリップチップ接続されている。
【0084】
いくつかの実施形態において、電気光学チップパッケージ(MCP401など)は、再配線層(RDL構造305など)を備える。電気光学ダイ(ダイ101など)が、再配線層にフリップチップ接続されている。いくつかの実施形態において、アンダーフィル材料が、電気光学ダイと再配線層との間に配置されている。電気光学ダイの一部が、再配線層の開口部(空洞307など)の上で側方に伸びている。再配線層の開口部は、電気光学チップパッケージの外側縁部の一部に沿って形成されている。いくつかの実施形態において、再配線層の開口部は、再配線層の厚さ全体を通して伸びている。再配線層の開口部の上で側方に伸びている電気光学ダイの部分は、複数の光ファイバアライメント構造(光ファイバアライメント構造102A~102Fなど)を備える。再配線層の開口部は、電気光学ダイ内に形成されている複数の光ファイバアライメント構造の少なくとも3つの隣接する側面を側方から包むような形状およびサイズを有する。複数の光ファイバアライメント構造は、電気光学チップパッケージの外側縁部の一部に対応する電気光学ダイの縁部まで伸びている。モールドコンパウンド材料(モールドコンパウンド材料323など)が、再配線層の上および部分的に電気光学ダイの周囲に配置されている。モールドコンパウンド材料は、複数の光ファイバアライメント構造内には配置されない。モールドコンパウンド材料は、再配線層の開口部内にも配置されない。いくつかの実施形態において、モールドコンパウンド材料は、電気光学ダイの上面を露出させるために平坦化される。いくつかの実施形態において、電気光学チップパッケージは、さらに、再配線層にフリップチップ接続された集積回路ダイ(ダイ321など)を備える。これらの実施形態において、モールドコンパウンド材料は、集積回路ダイの周囲にも配置される。
【0085】
いくつかの実施形態において、複数の光ファイバアライメント構造は、並列配列で配置されると共に、電気光学チップパッケージの外側縁部の一部に対応する電気光学ダイの縁部と直交する第1方向へ互いに平行に伸びるよう方向付けられている複数のv字溝として形成される。いくつかの実施形態において、複数のv字溝は、複数のv字溝の各隣接ペアの間で第1方向と直交する第2方向で測定した実質的に等しい中心間隔に従って配置される。いくつかの実施形態において、第2方向で測定した再配線層の開口部のサイズは、第2方向で測定した複数のv字溝の合計サイズよりも大きい。
【0086】
以上の実施形態の記載は、例示および説明を目的としたものである。包括的であることも本発明を限定することも意図していない。特定の実施形態の個々の要素または特徴は、一般に、その特定の実施形態に限定されず、適用可能であれば、置き換え可能であり、特に図示も記載もない限りは、選択された実施形態で利用できる。同じものが、多くの方法で変形されてもよい。かかる変形は、本発明からの逸脱と見なされず、すべてのかかる変形は、本発明の範囲内に含まれると意図される。
【0087】
本開示は、理解しやすいように、或る程度の詳細事項を含むが、添付の特許請求の範囲内でいくらかの変更および変形を行ってもよいことは明らかである。例えば、本明細書で開示されている任意の実施形態からの1または複数の特徴が、本明細書で開示されている任意の他の実施形態の1または複数の特徴と組み合わせられてもよいことを理解されたい。したがって、これらの実施形態は、例示的なものであって、限定的なものではないとみなされ、特許請求の範囲は、本明細書に示した詳細に限定されず、記載された実施形態の範囲および等価物の範囲内で変形されてもよい。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図3D-1】
図3D-2】
図3D-3】
図3D-4】
図3D-5】
図3D-6】
図3E
図3F
図3G
図3H
図3I
図3J
図3K
図3L
図3M
図3N
図3O
図3P
図3Q
図3R
図3S
図3T
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図6