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  • 特許-圧縮機設備 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-02-28
(45)【発行日】2025-03-10
(54)【発明の名称】圧縮機設備
(51)【国際特許分類】
   F04B 41/00 20060101AFI20250303BHJP
   B01D 53/26 20060101ALI20250303BHJP
【FI】
F04B41/00 B
B01D53/26 220
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023129101
(22)【出願日】2023-08-08
(65)【公開番号】P2024029754
(43)【公開日】2024-03-06
【審査請求日】2023-11-28
(31)【優先権主張番号】2022/5658
(32)【優先日】2022-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】BE
(73)【特許権者】
【識別番号】593074329
【氏名又は名称】アトラス コプコ エアーパワー,ナームローゼ フェンノートシャップ
【氏名又は名称原語表記】ATLAS COPCO AIRPOWER,naamloze vennootschap
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100196221
【弁理士】
【氏名又は名称】上潟口 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】ピーテル デ ラーマーカー
【審査官】森 秀太
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-522782(JP,A)
【文献】特開2000-279747(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0319371(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 41/00
B01D 53/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
関連するオイル回路(10)を有する少なくとも1つの圧縮機要素(2)を備える圧縮機設備(1)であって、前記圧縮機要素(2)は、出口ライン(8)が接続された出口(9)を備え、前記圧縮機設備(1)は、前記圧縮機要素(2)から発生する圧縮ガスを乾燥させるための乾燥器(3)をさらに備え、前記乾燥器(3)は、乾燥剤又は除湿剤を使用するタイプであり、前記乾燥器(3)は、乾燥セクション(14)及び再生セクション(15)を備え、前記乾燥セクション(14)は、乾燥される圧縮ガスのための第1の入口(16a)及び乾燥した圧縮ガスのための第1の出口(16b)を備え、前記第1の入口(16a)は、乾燥される圧縮ガスの供給のための前記出口ライン(8)に接続されており、前記再生セクション(15)は、再生ガス用の第2の入口(17a)及び第2の出口(17b)を備え、再生ライン(18)が、前記第2の入口(17a)と前記出口ライン(8)の第1の点(19)との間に、前記乾燥される圧縮ガスの一部を分岐するために設けられており、前記第2の出口(17b)には、前記第2の出口(17b)を前記第1の点(19)の下流の前記出口ライン(8)の第2の点(21)に接続する戻りライン(20)が接続され、
前記戻りライン(20)には、前記再生ガスを冷却するための熱交換器(28)の一次側部分(27)が組み込まれており、前記熱交換器(28)の二次側部分(29)が、前記圧縮機要素の前記オイル回路(10)に組み込まれていることを特徴とする、圧縮機設備。
【請求項2】
前記オイル回路(10)は、オイルリザーバ(11)と、前記オイルリザーバ(11)からオイルを循環させるためのオイルポンプ(12)とを備え、前記オイル回路(10)は、前記オイルリザーバ(11)から前記圧縮機要素(2)の冷却ジャケットへ、次に前記熱交換器(28)の前記二次側部分(29)へ達し、次に前記オイルリザーバ(11)へ戻るオイルライン(13)をさらに備える、請求項1に記載の圧縮機設備。
【請求項3】
前記オイル回路(10)は、オイルリザーバ(11)と、前記オイルリザーバ(11)からオイルを循環させるためのオイルポンプ(12)とを備え、前記オイル回路(10)は、前記オイルリザーバ(11)から前記熱交換器(28)の二次側部分(29)へ、次にその潤滑のために前記圧縮機要素(2)へ達し、次に前記オイルリザーバ(11)へ戻るオイルライン(13)をさらに備える、請求項1に記載の圧縮機設備。
【請求項4】
前記オイルライン(13)は、前記熱交換器(28)の前記二次側部分(29)に達する前に、前記オイルリザーバ(11)から前記圧縮機要素(2)の冷却ジャケットに達する、請求項3に記載の圧縮機設備。
【請求項5】
オイルを冷却するためのオイル冷却器(30)が前記オイル回路(10)に組み込まれており、前記オイル冷却器(30)は、前記オイル回路(10)の前記熱交換器(28)の前記二次側部分(29)の上流で、前記オイルライン(13)に組み込まれている、請求項2から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項6】
前記オイル冷却器(30)の外側にブリッジライン(31)が設けられている、請求項5に記載の圧縮機設備。
【請求項7】
電気ヒータが前記再生ライン(18)の中に組み込まれている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項8】
前記第1の点(19)と前記第2の点(21)との間の前記出口ライン(8)にはアフタークーラ(25)及び液体分離器(26)が組み込まれている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項9】
前記乾燥器(3)は、前記乾燥セクション(14)及び前記再生セクション(15)が配置されたハウジング(23)を備え、前記乾燥剤を収容したドラム(24)が前記ハウジング(23)内に配置され、前記ドラム(24)は、駆動手段に結合されており、前記乾燥剤は、前記乾燥セクション(14)及び前記再生セクション(15)を連続して移動できるようになっている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項10】
前記乾燥器(3)は、前記乾燥剤で満たされた複数の容器を備え、前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器が乾燥セクション(14)を形成し、前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器が再生セクション(15)を形成し、前記乾燥器(3)は、前記出口ライン(8)、前記再生ライン(18)、及び前記戻りライン(20)を前記容器に接続するバルブシステムをさらに備え、前記バルブシステムは、少なくとも1つの容器が常に再生され、一方で、他の容器が前記圧縮ガスを乾燥させるようになっており、前記バルブシステムを制御することにより、前記容器の各々が順番に再生される、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項11】
ベンチュリエジェクタ(22)が、前記第2の点(21)の位置で前記出口ライン(8)に組み込まれている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項12】
ブロワーが、前記第2の点(21)の位置で前記出口ライン(8)に組み込まれている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【請求項13】
前記圧縮機設備(1)は、直列に接続された2つの圧縮機要素(2)を備え、前記圧縮ガスを冷却するために、前記2つの圧縮機要素(2)の間にインタークーラ(4)が組み込まれている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮機設備に関する。
【0002】
より具体的には、本発明は、関連するオイル回路を有する少なくとも1つの圧縮機要素を備える圧縮機設備に関し、圧縮機設備は、圧縮機要素の出口ラインに接続されている、圧縮ガスを乾燥させるための乾燥器を備えている。
【背景技術】
【0003】
オイル回路は、例えば圧縮機要素の軸受の潤滑及び圧縮機要素の冷却のためだけに使用することもできるが、潤滑及び密封のために圧縮機要素にオイルを噴射するために使用することもできる。
【0004】
この乾燥器は、乾燥剤又は防湿剤を使用するタイプであり、乾燥セクション及び再生セクションを備えている。乾燥セクションは、乾燥される圧縮ガスのための第1の入口と、乾燥した圧縮ガスのための第1の出口とを有し、第1の入口は、乾燥される圧縮ガス供給用の出口ラインに接続されている。再生セクションは、再生ガス用の第2の入口及び第2の出口を有する。再生ラインは、乾燥される圧縮ガスの一部を分岐するために、第2の入口と出口ラインの第1の点との間に設けられ、第2の出口は、第2の出口を第1の点よりも下流の出口ラインの第2の点に接続する戻りラインに接続される。
【0005】
再生ラインは、乾燥される圧縮ガスの一部を分岐し、再生ガスとして再生セクションに運び、この再生セクションで乾燥剤を再生することになる。
【0006】
再生後、再生ガスは、戻りラインを介して乾燥される圧縮ガスに戻される前に冷却する必要がある。
【0007】
従って、この戻りラインには、再生ガスを冷却するための冷却器が設けられている。
【0008】
このような圧縮機装置は既に知られており、冷却器は空冷式、すなわち空冷式冷却器(air-air cooler)であるか、又は水冷式、すなわち水冷式冷却器(water-air cooler)である。
【0009】
再生空気を冷却するための空冷式冷却器の欠点は、再生空気を圧縮機装置の冷却器セクションに到達させるために多くの導管が必要になることである。
【0010】
結局のところ、多くの空冷式圧縮機設備では、圧縮機設備の全部又は多くの冷却器、すなわちインタークーラ、アフタークーラ、オイルクーラなどが、冷却構成と呼ばれる設備内の場所に集められ、そこで1又は2以上のファンによって周囲空気で冷却される。
【0011】
追加の導管は、装置がより広範囲になることを保証する。
【0012】
加えて、この冷却器構成では、追加の冷却器を設ける必要があるだけでなく、さらに、冷却器が冷却器構成でグループ化されている場合、この再生ガス冷却器は、インタークーラ及びアフタークーラの前に配置され、結果として、後者はすでに部分的に加熱された周囲空気を受け取っているため、同じ冷却を達成するためには寸法を大きくする必要がある。
【0013】
再生空気を冷却するための水冷式空気冷却器の欠点は、圧縮機装置のユーザからもたらされる水の供給に依存することである。
【0014】
従って、ユーザが十分な量の水を十分に低い温度で供給可能である必要がある。ユーザがこの可能性を保証できなければ、圧縮機装置の適切な機能を保証することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、上記及び他の欠点に対する解決策を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の目的は、関連するオイル回路を有する少なくとも1つの圧縮機要素を備える圧縮機設備であって、圧縮機要素は、出口ラインに接続される出口を備え、圧縮機設備は、圧縮機要素から発生する圧縮ガスを乾燥させるための乾燥器をさらに備え、乾燥器は、乾燥剤又は除湿剤を使用するタイプであり、乾燥器は、乾燥セクション及び再生セクションを備え、乾燥セクションは、乾燥される圧縮ガスのための第1の入口と、乾燥した圧縮ガスのための第1の出口とを備え、第1の入口は、乾燥される圧縮ガスの供給のための出口ラインに接続されており、再生セクションが、再生ガス用の第2の入口及び第2の出口を備え、再生ラインは、第2の入口と出口ラインの第1の点との間に、乾燥される圧縮ガスの一部を分岐させるために設けられており、第2の出口には、第2の出口を第1の点より下流の出口ラインの第2の点に接続する戻りラインが接続され、戻りラインには、再生ガスを冷却するための熱交換器の一次側部分が組み込まれており、熱交換器の二次側部分は、圧縮機要素のオイル回路に組み込まれている。
【0017】
再生ガスを冷却するために空気又は水を使用する代わりに、熱交換器は、圧縮機設備に存在する別の媒体、すなわちオイル回路からのオイルを使用する。
【0018】
換言すれば、戻りラインの熱交換器は、空冷式又は水冷式の冷却器の代わりに、オイル冷式冷却器、又はオイル-空気冷却器である再生ガスの冷却器を形成する。
【0019】
このような圧縮機装置の利点は、必要な導管と共に追加の空冷式冷却器を備える必要がある空冷式圧縮機装置に比べてよりコンパクトになることである。
【0020】
これは熱交換器には当てはまらず、これは装置のオイル回路の中に組み込むことができる。
【0021】
さらに、空冷式圧縮機設備の場合、冷却器は冷却器構成にグループ化されているため、冷却器の寸法を大きくする必要がない。
【0022】
別の利点は、再生ガス用の水冷式冷却器の場合のように、ユーザから供給される冷却媒体に依存する必要がないことである。
【0023】
さらに別の利点は、水で冷却される熱交換器を戻りラインに備えた乾燥器が、オイルで冷却される熱交換器を備えた乾燥器と同じ構造であることである。
【0024】
再生空気は200℃まで設定できることが知られており、熱交換器内のオイルはこの温度にさらされる。
【0025】
このような高温は、オイルの寿命に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0026】
しかしながら、動作時、オイルはオイル回路内で連続的に循環されるため、オイルがこの温度に達することはないことになる。
【0027】
加えて、流量は、オイル回路内の他の構成要素に適切な温度のオイルが供給されるように設定することができる。
【0028】
機械が停止すると、オイルは循環しなくなるが、熱交換器内のガスはまだ高温のままである。
【0029】
しかしながら、引火点と自己発火温度が熱交換器内のガスの温度より高いので、これは問題ではない。
【0030】
熱交換器によって再生ガスを冷却するためにオイルを使用し、そのオイルを例えば周囲の空気で冷却する場合、空冷式冷却器を使用して周囲の空気で再生ガスを冷却する場合と比べて、より低温に又はより大幅に冷却することは決してできない。結局のところ、オイルは、常温まで冷却することはできない。
【0031】
しかしながら、この事実が乾燥器の動作に与える影響は限定的であるように思われる。乾燥器の露点への影響は2℃程度である。
【0032】
オイルフリー圧縮機では常に避けなければならないことであるが、オイルを使用した熱交換器を使用することで、圧縮ガスにオイルが混入する危険性があるのではないかという疑問もあるだろう。
【0033】
しかし、このようなリスクは決して存在しない。実際、再生ガスの冷却に水を使えば、水が圧縮ガスに混入するリスクよりも、オイルが圧縮ガスに混入するリスクの方が少ない。
【0034】
結局のところ、動作時、オイル回路内のオイルの最高圧力は、圧縮機装置の最低動作圧力よりも常に低い。
【0035】
圧縮機装置が停止すると、オイルラインを制御するオイルポンプも停止し、オイルラインの圧力が低下する。そのため、オイルが圧縮ガスに混入することはない。
【0036】
これは、再生ガスが水で冷却される場合とは対照的である。この水はユーザによって供給されるため、圧縮機装置が停止しても水の圧力は自動的に止まらないことになる。換言すれば、水の圧力は圧縮ガスの圧力よりも高くなり、水漏れが発生する可能性がある。
【0037】
実用的な実施形態では、オイル回路は、オイルリザーバと、オイルリザーバからのオイルを循環させるためのオイルポンプとを備え、オイル回路は、オイルリザーバから、圧縮機要素の冷却ジャケット(存在する場合)へ、次に、交換器の二次側部分へ達し、次に、オイルリザーバへ戻るオイルラインをさらに備える。
【0038】
あるいは、オイルラインは、オイルリザーバから熱交換器の二次側部分へ、次に、潤滑のために圧縮機要素へ達し、その後オイルリザーバに戻ることができる。
【0039】
加えて、オイルリザーバからのオイルラインは、熱交換器の二次側部分に達する前に、まず圧縮機要素の冷却ジャケットに達することができる。
【0040】
従って、熱交換器は、オイル回路内の適切な位置で上記の実施形態の各々に組み込まれる。さらに、オイル回路内のこの統合は、圧縮機設備のサイズの増大を伴わない。
【0041】
好ましくは、オイルを冷却するための冷却器がオイル回路に組み込まれており、この冷却器は、オイル回路の熱交換器の二次側部分の上流で、オイルラインに組み込まれている。
【0042】
このようにして、随意的に圧縮機要素を最初に冷却した後、オイルは冷却され、再生ガスの冷却に最適な温度を有することになる。
【0043】
別の実施形態では、圧縮機は、直列に接続された2つの圧縮機要素を備え、2つの圧縮機要素の間には、圧縮ガスを冷却するためのインタークーラが組み込まれている。
【0044】
この乾燥器自体は、さまざまな方法で具体化することができる。
【0045】
第1の方法は、乾燥セクションと再生セクションが配置されたハウジングを備え、乾燥剤を収容したドラムがハウジング内に配置され、このドラムは、乾燥剤が乾燥セクションと再生セクションを通って連続的に移動できるように駆動手段に結合されている。
【0046】
第2の方法は、乾燥器が乾燥剤で満たされた複数の容器を備え、そのうち少なくとも一つの容器が乾燥セクションを形成し、少なくとも一つの容器が再生セクションを形成し、乾燥器は、出口ライン、再生パイプ、及び随意的に戻りラインを容器に接続するバルブシステムをさらに備え、バルブシステムが、少なくとも1つの容器が常に再生され、一方で、他の容器が圧縮ガスを乾燥するようになっており、バルブシステムを制御することによって、容器の各々が順番に再生される。
【0047】
本発明の特徴をよりよく示すことを意図して、本発明による圧縮機装置のいくつかの好ましい実施形態は、添付の図面を参照しながら、非限定に例示的に以下に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】本発明による圧縮機設備を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0049】
図1の圧縮機設備1は、主に、2つの圧縮機要素2と、圧縮機から発生する圧縮ガスを乾燥させるための乾燥器3とを備える。
【0050】
本発明によれば、圧縮機設備1は、少なくとも1つの圧縮機要素2、図1の場合は2つの圧縮機要素2を備える。
【0051】
図1は、この場合、圧縮機要素2が直列に接続され、圧縮ガスを冷却するためのインタークーラ4が2つの圧縮機要素2の間に組み込まれ、凝縮液分離器又は液体分離器5も設けられていることを示す。
【0052】
両方の圧縮機要素2に対して、1つの共通の駆動装置6が設けられている。もちろん、本発明はこれに限定されるものではない。
【0053】
圧縮機要素2の上流には、入口フィルター7が設けられ、圧縮機要素2の下流には、出口ライン8が第2の又は最後の圧縮機要素2の出口9に設けられている。
【0054】
2つの圧縮機要素2は、関連するオイル回路10を有する。
【0055】
このオイル回路10は、オイルリザーバ11及びオイルリザーバ11からのオイルを循環させるためのオイルポンプ12を備える。
【0056】
オイルポンプ12は、駆動装置6によって駆動される。
【0057】
オイル回路10は、オイルライン13をさらに備え、このオイルライン13によってオイルが圧縮機設備内で循環される。このオイルライン13は、圧縮機設備1全体を通過する。
【0058】
オイル回路10は、圧縮機要素2を冷却するために使用することができ、必要であれば、さらに、オイル噴射式圧縮機要素2に関する場合には、圧縮機要素2の中にオイルを噴射するために使用することができ、必要であれば、さらに、圧縮機要素2の軸受の潤滑のためにオイルを噴射するために使用することができる。
【0059】
この圧縮機設備1の乾燥器3は、乾燥剤又は除湿剤を使用するタイプである。
【0060】
乾燥器3は、乾燥セクション14及び再生セクション15を備える。
【0061】
圧縮機要素2から発生する乾燥される圧縮ガスは、乾燥セクション14に通され、乾燥剤は、乾燥される圧縮ガスから水分を抽出することにより、このガスを乾燥させることになる。
【0062】
再生セクション15は、飽和乾燥剤を含み、乾燥剤から水分を抽出するために再生ガスを通過させることにより再生される。
【0063】
乾燥セクション14は、乾燥される圧縮ガスのための第1の入口16aと、乾燥した圧縮ガスのための第1の出口16bとを備え、第1の入口16aは、乾燥される圧縮ガスを供給するための出口ライン8に接続される。
【0064】
再生セクション15は、再生ガス用の第2の入口17aと第2の出口17bとを備え、第2の入口17aと出口ライン8の第1の点19との間には、乾燥される圧縮ガスの一部を分岐させるための再生ライン18が設けられている。この分岐された乾燥される圧縮ガスは、再生ガスとして使用され、再生ライン18を通って再生セクション15に送られる。図1の例ではそうなっていないが、この再生ライン18に再生ガスを加熱するための電気ヒータを組み込むことも可能である。
【0065】
第2の出口17bには、再生ガスの戻りライン20が接続されており、第2の出口17bは、第1の点19の下流の出口ライン8上の第2の点21に接続されている。
【0066】
乾燥される圧縮ガスに再生ガスを戻すために、ベンチュリエジェクター22は、第2の点21の位置で出口ライン8に組み込まれている。
【0067】
ベンチュリエジェクター22の代わりにブロワーを使用することも可能である。
【0068】
乾燥器3自体の実用的な実施構成は、さまざまな方法で行うことができる。
【0069】
図1の実施例では、乾燥器は、乾燥セクション14及び再生セクション15が配置されたハウジング23を備え、ハウジング23内には、乾燥剤を収容するドラム24が配置され、ドラム24は、乾燥剤が乾燥セクション14及び再生セクション15を通って連続して移動できるように、図示しない駆動手段に結合される。
【0070】
しかしながら、本発明は、乾燥器3のこの実施形態に限定されない。
【0071】
使用可能な別のタイプの乾燥器3は、乾燥剤が充填された複数の容器を備え、そのうち少なくとも1つの容器は乾燥セクション14を形成し、少なくとも1つの容器は再生セクション15を形成し、乾燥器3は、出口ライン8、再生ライン18、及び随意的な戻りライン20を容器に接続するバルブシステムをさらに備え、バルブシステムは、少なくとも1つの容器が常に再生され、他の容器が圧縮ガスを乾燥するようになっており、バルブシステムを制御することにより、容器の各々は、順番に再生される。
【0072】
図示の例では、アフタークーラ25は、圧縮ガスを冷却するために、第1の点19と第2の点21との間の出口ライン8に組み込まれており、この場合、必須ではないが、液体分離器26も組み込まれている。
【0073】
本発明によれば、再生ガスを冷却するために、熱交換器28の一次側部分27は、戻りライン20に組み込まれている。
【0074】
この熱交換器28の二次側部分29は、圧縮機要素2のオイル回路10に組み込まれている。
【0075】
つまり、圧縮機要素2のオイル回路10からのオイルは、再生ガスが乾燥される圧縮ガスに再び加えられる前に冷却するために、この熱交換器28で使用される。
【0076】
図示の例におけるオイル回路10の構成は、以下の通りである。
【0077】
オイル回路10はオイルライン13を備える。
【0078】
このオイルライン13は、オイルリザーバ11から圧縮機要素2の冷却ジャケットに達する。
【0079】
続いて、オイルライン13は、熱交換器28の二次側部分29に達し、その後、潤滑のために圧縮機要素2に達し、その後、オイルリザーバ11に戻る。
【0080】
オイルライン13は、特定の構成要素、例えば軸受に、これらの構成要素の潤滑のためにオイルを噴射することができるが、オイルライン13は、随意的に、追加的又は代替的に、圧縮機要素2自体にオイルを噴射することができる。
【0081】
最後に、この場合、オイル回路10は、オイルを冷却するためのオイル冷却器30を備え、このオイル冷却器30は、オイル回路10の熱交換器28の二次側部分29の上流で、オイルライン13に組み込まれている。
【0082】
オイルの冷却を制御するために、オイル冷却器30の外側にバイパスライン31が設けられ、オイル冷却器30を通過するオイルの量を制御するための制御バルブ32が設けられている。
【0083】
完全を期するために、オイル冷却器30、インタークーラ4及びアフタークーラ25は、空冷式とすること又は水冷式とすることができることが言及される。
【0084】
この場合、オイル回路10は、熱交換器28の二次側部分29の下流でオイルライン13に接続してオイルリザーバ11に達し、付加的なオイルライン13aも備える。
【0085】
図示の例では、オイルライン13及びオイル回路10は、冷却ジャケット及び圧縮機要素2の潤滑の両方を備えるが、2つのうちの一方が存在しない場合もある。
【0086】
圧縮機設備1の動作は非常に簡単で、以下の通りである。
【0087】
圧縮されるガスは、圧縮機要素2によって公知の方法で圧縮され、アフタークーラ25を通過した後、乾燥器3に送られ、乾燥セクション14で乾燥される。
【0088】
このプロセスにおいて、乾燥剤は水分で飽和されることになり、さらに再生されることになる。
【0089】
このため、乾燥される圧縮ガスの一部は、再生ライン18を介して再生ガスとして第1の点19の位置で分岐される。従って、この分岐されたガスは、アフタークーラ25をまだ通過していないことに留意されたい。
【0090】
この再生ガスは再生セクション15を通過し、そこで飽和乾燥剤から水分を抽出する。
【0091】
再生セクション15を通過した再生ガスは、熱交換器28を通って冷却された後、乾燥される圧縮ガスに再び加えられ、乾燥セクション14を通過した後、第1の出口16bを通って圧縮機設備1から出る。
【0092】
動作時、オイルポンプ12は圧縮機設備1内でオイルを循環させ、オイルはまず圧縮機要素2を冷却するために使用される。
【0093】
その後、オイルはオイル冷却器30で冷却され、冷却されたオイルは熱交換器28で再生ガスの冷却に使用される。
【0094】
その後、オイルは圧縮機要素2の構成要素の潤滑に使用され、場合によっては圧縮機要素2自体に噴射される。
【0095】
その後、オイルはオイルライン13を通ってオイルリザーバ11に戻される。
【0096】
本発明は、例示的に説明され、図示された実施形態に限定されるものではなく、本発明による圧縮機設備は、本発明の範囲から逸脱することなく、あらゆる種類の形状及び寸法で実現することができる。
【符号の説明】
【0097】
1 圧縮機設備
2 圧縮機要素
3 乾燥器
8 出口ライン
9 出口
10 オイル回路
14 乾燥セクション
15 再生セクション
16a 第1の入口
16b 第1の出口
17a 第2の入口
17b 第2の出口
19 第1の点
20 戻りライン
21 第2の点
27 一次側部分
28 熱交換器
29 二次側部分
図1